1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:15:12.58 ID:D9upkxsf0

卯月「まあいいか。ガラガラ鳴らそーっと♪」



春香「卯月ちゃんが誰かと話してる」の続き的な?リメイクのような?
別に前作見なくてもまったく問題無いです。まったく。
相手がいるので繰り返す必要の無い卯月の台詞がなくなったりしてます。



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:18:32.90 ID:D9upkxsf0

卯月「何円ぐらいお賽銭した方がいいかなー?」

友A『5円でいいんじゃない?』

卯月「御縁がありますようにってこと? うーん、でも少なすぎじゃない?」

卯月「どうせなら五重に縁があるように50円、とかにしようかな! それ!」ポーイ

卯月「えっと、お願い事お願い事……アレにコレに…………あ、ト、トップアイドルになれますようにー!」

卯月「これ忘れちゃダメだよね♪」

友A『ただの普通な女の子のアンタじゃ無理だよ』

卯月「そ、そういうこと言わないでよー!」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:22:03.53 ID:D9upkxsf0

卯月「でも、さすがに50円じゃトップアイドルは無理かな……? むむむ……えーい、500円もプラスだー!」ポーイ

卯月「願いが叶いますようにー! えへへ、これなら大丈夫だよね!」

友A『あんま変わらんだろ』

友A『お、彼氏来た! 悪い、卯月! もう相手してらんねーわ!』

卯月「あっ、ゴメンね」

友A『なんでアンタが謝るの。私がドタキャンしたんだから卯月が謝る必要なし!』

友A『アンタには感謝してるんだから! 今年もよろしくな!』

卯月「うん、それじゃ、今年もよろしくー!」

卯月「ふう……」ピッ



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:26:01.01 ID:D9upkxsf0

卯月「うーんと、次は誰にしようかなー」ピッピッ

卯月「そうだなー……キミに決めたー!」ピッ

卯月「………………」トゥルルルル……ピッ

友B『もしもし? 卯月?』

卯月「あっ、あけましておめでとー! 今なにしてたー?」

友B『おめでとー。今は……何もしてない、かな?』

友B『卯月は何してるの? なんだか騒がしいけど……外?』

卯月「うんうん、私は初詣に来てるとこなのー」

友B『寒そう……私、無理』

卯月「今ねー、お賽銭入れたところ! お願い事いっぱいしちゃった!」

友B『金ぶん投げた程度で願いが叶うわけないでしょ』

卯月「た、たぶん叶えてくれるよ! 奮発して550円もお賽銭したんだから!」

友B『微妙』



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:29:50.50 ID:D9upkxsf0

卯月「おみくじ引こーっと! えへへ、今年の運勢はどうかなー♪」

友B『お金勿体無いから引く必要ないよ。どうせ吉でしょ?』

卯月「もー、そういうこと言わないで! 今年は吉以外を狙うんだから!」

卯月「むむむむ~………………大凶でもいいから、でろっ!」

卯月「………………吉……」

友B『ほら来た』

卯月「ああーん、これで17年連続だよー!」

友B『それよりも大凶狙う変人なんて初めて見たよ。さすがの私もドン引き』

卯月「そ、そんなことないよ、変じゃないよー!」

卯月「うう~……今年は……ううん、去年はいっぱい良いことあったし、今年も良いことありますように!」ムスビムスビ

友B『眠くなって来た。また後で相手するから寝ていい?』

卯月「あ、うんうん、また今度ね! 今年もよろしくー!」ピッ



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:33:32.61 ID:D9upkxsf0

卯月「ぜんざい振る舞ってるー。太っ腹ー♪ くーださい!」

卯月「もぐもぐ……ふー、おいしーい♪」

かな子『うん、ぜんざい美味しいよね♪ 私もついいっぱい食べちゃう』

卯月「そっちもぜんざい食べてるの? あはは、偶然だねー! 美味しいよねー♪」

かな子『あとお餅とー、おせちとー、お汁粉とー、お雑煮とー……』

卯月「!? ちょ、ちょっと食べすぎじゃないかな……?」

かな子『だってお正月は美味しい物がいっぱいだから……。卯月ちゃんもそう思うでしょ?』

卯月「いや、えっと……うん、たしかにどれも美味しいけど……」

かな子『だよね! えへへ、美味しい物いっぱい、嬉しいなー♪』

卯月「そ、そう……お話聞いてるだけでお腹いっぱいになりそう……」

かな子『あ、そうだ。卯月ちゃん、ケーキ作ったんだけど食べる? 1ホール』

卯月「ホール!?」

かな子『作り過ぎちゃって。少しずつ食べてるんだけど、なかなか減らないの』

卯月「ま、まだ食べるんだ……うっぷ、わ、私はもうお腹いっぱいになっちゃったよ……」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:37:25.07 ID:D9upkxsf0

卯月「あっ、生姜湯まである! 胸焼けも収まったし、貰おうかなー♪」

楓『正月に生姜湯……ふふっ』

卯月「そ、そういう意味で用意してるわけじゃないと思うんですけど……たぶん」

卯月「……ふー、生姜湯あったかーい……」

楓『神社でジンジャーの飲み物……』

卯月「それも違いますよ!」

卯月「そうだ、そっちは今何をやってるんですか?」

楓『温泉に来てるのよ。……生姜の温泉も良さそう』

卯月「へー、お正月に温泉ってなんだか贅沢ですねー♪ 気持ちよさそー」

楓『あら、じゃあ今度一緒に行きましょうか?』

卯月「はい、ご一緒させてくださいね♪」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:41:26.84 ID:D9upkxsf0

菜々『あら卯月ちゃん! ハッピーニューイヤー!』

卯月「はい、ハッピーニューイヤーです!」

卯月「新年ですねぇ、また新しい年の始まりですよ!」

菜々『うんうん、最近は年が明けるのが早く感じますねぇ!』

卯月「今年は私たちも18歳になって色々大変になると思いますけど、どうですか?」

菜々『え? あ、ああー、ナナは17歳のままですけど……そうですねぇ、18歳といえば高校三年生!』

菜々『そして高校三年生と言えばセンター試験ですよね! 思い返すと大変だったあの頃……』

卯月「……受けたことあるんですか?」

菜々『はっ!? い、いえいえ! そ、そんなワケあるワケないワケじゃないですかー!』

卯月「どうしてそんなに焦ってるんですか?」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:45:37.35 ID:D9upkxsf0

菜々『え、あ、えっと、あの、その……そう! 新聞!』

菜々『センター試験の次の日の新聞って問題が載ってるから、それやってたんです! うん! 大丈夫!』

卯月「はー、ちゃんと受験対策してるんですねー。すごいです!」

菜々『そ、そうなんです! ナナはエライんですよぉ!』

卯月「えへへ、お恥ずかしい話ですけど、私そういうのほとんどしてなくって……」

卯月「だけどそれを聞いたら頑張ろうという気持ちがわいてきました! 卯月、頑張りますよ!」

菜々『目的意識を持つことはとても良いことですよ!』

卯月「でもアイドルとして、まずは今年のセンター試験を受ける人と……あ、あと、準備する方々にもエールを送りますよ!」

菜々(ハッ、ウサミン星から入電! ……卯月ちゃんがセンター試験でやらかす……? どういうことだろ?)

卯月「私たちも来年頑張りましょうね!』

菜々『ら、らいねん……ナナは……○×さい……ウーサミンなんて……やれる歳……?』

卯月「……あれ!? どうしてそんなに元気がないんですか!?」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:50:34.09 ID:D9upkxsf0

早苗『今アルバイト中なのよー』

卯月「え!? す、すみません、電話なんてしてしまって!」

早苗『あはは、いいのいいの気にしないで! お話しましょ?』

卯月「へ? で、でも、アルバイト中なんですよね? 電話してていいんですか?」

早苗『大丈夫大丈夫! ほら、上と連絡取ってるように見えるから!』

卯月「……? はあ……よくわからないけど、いいんですか」

卯月「ところで、何のアルバイトしてるんですか?」

早苗『警備よ。お正月だからどこに潜んでいたのよ、っていうぐらい人がいっぱいでねー』

卯月「あ、そういえばここにも何人かいますねー。大変ですね」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 22:55:14.68 ID:D9upkxsf0

早苗『何人か不届きな連中もいて、もう鉛ぶち込んでワッパかけてやりたかったわ』

早苗『というか持ってたらやってたわね』

卯月「あはは、いくら元本職でもそれはさすがに無理ですよー」

早苗『うふふ、警察官と警備員はちょっと違うわよ』

卯月「あ、そっか。すみません」

早苗『ううん、いいわよ。交通課だったから似たようなモノだしね』

卯月「そういえば、どこでアルバイトを? ……って、これは聞いちゃいけないですよね! すみません!」

早苗『んー? ……うふふ、かまわないわよ? えっとね……哀升神社っていうの』

卯月「……え? そ、それって今私がいる神社じゃないですか! ど、どこに……」

早苗『卯月ちゃん慌てふためいてる♪ かわいいー♪』

卯月「私が見えてる!? えぇー!? どこにいるんですか! ううー……自分だけ楽しんで何かずるいですー!」



18: 自分で書いておいてなんだけど、なんか早苗さんとこ変な感じだな 2013/01/26(土) 22:59:26.00 ID:D9upkxsf0

卯月「巫女さん可愛いー♪ 私もお仕事で巫女服を着るお仕事あったりするかな?」

幸子『そうですね……卯月さんならとても似合うと思いますよ』

卯月「えへへ、そう言ってくれると嬉しいなー♪ 卯月、頑張りますよ!」

幸子『まあボクが着ればもっと似合うと思いますけど! ボクはカワイイですからね!』

卯月「うん、そうだね、とっても似合うと思うよ! うんうん、かわいい!」

幸子『ふふん、当たり前です!』

卯月「あ、半被着てる人がいる。何か演技みたいなのやったりするのかな?」

幸子『半被ですか? そういえば、子供の頃に着たっきりですね』

幸子『あのときのボクの写真ありますけど、カワイイですよ! ま、当然ですけれど!』

幸子『今のボクが半被を着たらどうだと思います?』

卯月「半被もかわいいよねー。半被も似合うと思うよ!」

幸子『そうでしょう、そうでしょう! 卯月さんはよくわかってますね!』



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:03:31.95 ID:D9upkxsf0

卯月「やっぱり半被を着る人って踊ったり太鼓叩いたりするのかな?」

幸子『ボクは着てるだけでカワイイので、わざわざそんなことする必要ありませんね!』

卯月「あはは、そんなこと言ってると何かやらされるんじゃ……」

幸子『きゃっ!? プロデューサー!? ちょ、なんなんですか! や、やめ……!』

卯月「あれ? もしもし?」

P『お、卯月か? なかなか良いアイディア出してくれたな』

卯月「え!?」

P『幸子はこれからその神社に半袖+褌の半被姿で太鼓叩かせに行くから。面白いモン見れるぞー』

卯月「正月ってそんなことするんですか!?」

幸子『ちょ、ちょっとふざけないでくださいプロデューサー! ボクはそんなことしませんよ!』

P『大丈夫、幸子だけじゃないからな。それにカワイイ幸子用のカワイイカワイイ半被だぞー二の腕とふともも見えるぞー』

幸子『冬ですよ、今!?』

卯月「ちょ、そんなことしたら凍死しちゃいますよ!? や、止めてあげてください!」プツッ

卯月「……切れた……」ツーツーツー



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:07:35.46 ID:D9upkxsf0

仁奈『神社特製のキグルミを探してくだせー!』

卯月「う、うーん、さすがにキグルミは売ってないかな……ごめんね」

仁奈『そうですか……残念でごぜーます』

卯月「正月で着るとしたらどんなのかな。やっぱりお餅を突くウサギさん?」

仁奈『新年でごぜーますから。干支のキグルミを選ぶです』

卯月「……あ、そっか。そうなると今年は巳年だから……蛇のキグルミってどんなのなんだろ?」

卯月「あ、でも蛇のキグルミは着ないんだっけ?」

仁奈『実は今着てやがります! ヘビの気持ちはわかったのですよ!』

卯月「へ? どんな感じなの?」

仁奈『そうでごぜーますね……卯月お姉ちゃんに伝わるように言いますと……』

仁奈『ニョロニョロした感じでごぜーますよ!』

卯月「う、うーん……よくわからないかな……ごめんね」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:11:46.04 ID:D9upkxsf0

卯月「今大丈夫ー?」

歌鈴『は、はい、大丈夫です! 卯月さんは……』

卯月「神社に来てるんだ」

歌鈴『ああ、お正月ですからね! 初詣ですか!』

卯月「お参りしたりー、おみくじ引いたりー……そうそう、トップアイドルになれるようにお願いしたんだよ! えへへ♪」

卯月「そっちはどう? お仕事忙しくない?」

歌鈴『え? 今は帰省してますからアイドルのお仕事は無いんですけど……なんでですか?』

卯月「元旦だし、色々神社のお仕事あるんだと思ってたんだけど……」

歌鈴『………………………………どうしよう……忘れてた……』



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:15:56.63 ID:D9upkxsf0

卯月「ええっ!? だ、大丈夫なの!?」

歌鈴『はわわ……! だ、大丈夫じゃありません! こっぴどく叱られます……ってきゃ~っ!!』

卯月「ひゃっ? ど、どうしたの? すごい音したけど大丈夫!?」

歌鈴『あ、あいたたた……だ、大丈夫です……転んだだけです』

卯月「それなら良かったけど……」

歌鈴『あ、そ、それよりも卯月さん! すみませんが、私急ぐんでよろしいでしょうか!?』

卯月「あ、うん。ごめんね、こんなときに電話なんかして!」

歌鈴『いえいえ! むしろ電話してくださってありがとうございました! お礼を言わせてください!』

卯月「そう? それなら嬉しいけど……うん、それじゃあ今年もよろしく! 頑張ってね!」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:20:11.82 ID:D9upkxsf0

杏『……卯月? なーにー……?』

卯月「あ、寝てた? ゴメンね、起こしちゃって」

杏『そう思うなら寝かせろー……』

卯月「でも寝正月はダメだよ。食べて寝てなんて繰り返してたらすぐ太って……あ、その心配はないか……」

杏『で、何の用? なんか騒がしいけど……どっか行ってんの?』

卯月「うん、神社にいるの。今はね、お守り何にしようかなって悩んでて」

杏『お守りぃ? そんなんなんでもいいじゃん。というかなんで私にかけてくるのさ……』

卯月「やっぱり学業成就かなぁ……あ、金運上昇で間接的にアイドル活動が上手く行くようにっていうのはアリかな?」

杏『聞けよ』



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:25:11.65 ID:D9upkxsf0

卯月「商売繁盛……は、ちょっと違うし、うーん……あ、昇格昇進! これだよ!」

卯月「卯月、今年はトップアイドルを目指しますよー! 頑張ります!」

卯月「あ、何か買って欲しいのとかある? 持って行ってあげるよ!」

杏『んー……? んー……安眠祈願』

卯月「安眠祈願!? そんなのないよー! ……うーん、健康祈願とかかなぁ……?」

杏『あー……じゃあ、厄除けと家内安全で』

卯月「厄除けと家内安全? どうして……」

杏『きらりによる私の平穏なホームライフを守るため』

卯月「あー……悪い子じゃないんだけどね……」

杏『お守り程度でどうにかなるモンじゃないけど……まあ、まさに神頼みってヤツだね』

卯月「平和な一年になるといいね」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:29:15.47 ID:D9upkxsf0

蘭子『悠久の劫火を灯す禁戒の居城に?(訳:神社にいるんですか)』

卯月「そんな禍々しい場所に行ってないよ! 神社だってば!」

卯月「今はお守りとか見て回ってるんだけど……ん、破魔矢? ……これってどんな効果があるのかな?」

蘭子『災厄の渦中に産まれし邪気を滅す鎮魂の矢!(訳:名前の通り、魔をやっつける効果があります)』

卯月「な、なんだか随分すごいモノなんだね……。私には必要ないかな?」

蘭子『魔戒の矢よ、堕ちた乙女に炎の洗礼を!(訳:持っていると嫌なことに遭いにくいですよ)』

卯月「不穏な単語がいっぱい……。や、やっぱり私はいいかなぁ……」


蘭子『恋焦がれし楽園……(訳:それは残念です)』



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:33:29.95 ID:D9upkxsf0

きらり『うきゃー! 卯月ちゃん、おっすおっす! はぴはぴにゅ~いやー!』

卯月「えへへ、はぴはぴにゅ~いや~♪ うん、今年もよろしくー♪」

卯月「今なにしてるの? 私は初詣に来てるんだけど」

きらり『走ってるにぃ』

卯月「なんで!?」

きらり『さっきね、ぐいーんってきらりの中にキラキラしたカワイーのが入って来たのね』

きらり『そのキラキラしたカワイーのがね、呼んでる気がしたの』

きらり『だからキラキラしててカワイー杏ちゃんの家に行くんだにぃ』

卯月「何を受信したの!? たぶん気のせいだよ!」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:37:51.29 ID:D9upkxsf0

卯月「えっと……ほら、帰省してるかもしれないしさ! 行っても無駄かもしれないよ!」

きらり『そのときは飛行機に乗って行くよ? きらりんまっくすぱわー☆』

卯月「何がそこまであなたを突き動かすの!?」

きらり『それじゃー卯月ちゃんごめんにぃ。きらり急ぐの。ばいばーい☆』

卯月「ちょ、ちょっと待っ」ツーツーツー

卯月「…………………………」ピッ

卯月「なんという溢れ出るパッション……。ごめんね……私には止められなかったよ……」

卯月「このお守り、早く持って行ってあげた方がいいかなぁ?」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:42:04.02 ID:D9upkxsf0

卯月「初夢見たんですよー。どんなのか忘れちゃったんですけど……富士と鷹と茄子が出てたような気がします!」

茄子『あら、それは縁起がいいわね。私も扇と煙草と座頭まで見たの~♪』

卯月「でもおみくじの結果はやっぱり吉でして……あはは、17年連続なんですよー」

茄子『ふふっ、それもすごいと思うわよ?』

茄子『でも気持ちはわかるわ。私もおみくじを引くと、大吉しか出ないもの』

卯月「わぁ、凄いですね! その運気、あやかりたいですー!」

茄子『いいわよ? 卯月ちゃんに貸してあげるわ~』

卯月「おおっ、いいんですか? 貰っちゃいますよー? ありがとうございます!」

茄子『うふふ、行くわよ~? それー!』

卯月「ううーん……運気が電話越しに伝わってきます! 今の私なら吉以外を出せる気が……! ええーい!」

卯月「……吉……だと……?」

茄子『あらまあ……』

卯月「……ごめんなさい……やっぱり私はダメみたいです……」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:46:15.73 ID:D9upkxsf0

卯月「ふあー、今日も散歩してるんだ?」

凛『犬は散歩大好きだからね。毎日しないと運動不足にもなっちゃうし』

卯月「大変なんだね、犬の散歩って」

凛『そうでもないよ。ハナコは良い子だし、なにより楽しいしね』

卯月「そうだ、今度私も一緒に付いて行ってもいいかな?」

凛『散歩に? 別にいいよ』

卯月「本当? うん、約束だよ! えへへ、楽しみだな~♪」

凛『そういえば卯月は今何してるの?』

卯月「神社だよ。初詣!」

凛『初詣……。私、まだ行ってないな。私も行っていいかな?』

卯月「本当? うんうん、待ってるよ! わーい、嬉しいなー!」

凛『そんなに喜ぶことじゃないでしょ。それじゃあ準備したら行くから』

卯月「うん、それじゃあまた後でね。ばいばい!」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:50:27.12 ID:D9upkxsf0

未央『凛行くんだ?』

卯月「うん、そう。来てくれるんだって! だからさ、一緒に初詣しない?」

未央『別にいいけど……卯月はもう全部終わったんでしょ?』

卯月「う、まあ私は一通り回ったけど……もう一度、いろいろやり直す機会が欲しい! おみくじとか!」

卯月「まだ初詣来てないんでしょー? いいじゃない、楽しいよ! おぜんざいタダだよ!」

未央『いや、ぜんざいはどうでもいいけど』

卯月「……あ、もう無くなってる……」

未央『え?』



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:54:40.88 ID:D9upkxsf0

巫女「すみません、ショートと銀髪の女の子二人組がすべて食べてしまって……」

未央『………………』

卯月「………………あ、あはは……」

未央『はぁ、まあ別に食べたかったわけじゃないしね。いいよ、私も行く』

卯月「……えっ、ほんと!? 来てくれるの!? わぁい、やったー!」

未央『子供かアンタは。じゃあ、すぐ行くからー』

卯月「うんうん、早く来てねー! 待ってるから!」ピッ

卯月「えへへ、何か温かい飲み物、買っておこうかな!」


――数分前――

幸子「さ、さむさむさむ……!」ガチガチガチ

貴音「輿水幸子、これを食べなさい。あったまりますよ」

幸子「ああああ、ありがとうございますすすす」

貴音「ぜんざい……まこと、美味ですね。あ、おかわりをいただけますか?」

幸子(四条さん、寒くないのかなぁ? ……というかいくらなんでも食べすぎじゃないですか?)



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/26(土) 23:59:03.34 ID:D9upkxsf0

卯月「フンフフーン♪ 嬉しいなー♪ えーっと、次はっと……」チラッ


春香(………………)ジー


卯月(……春香さんにかけてみようかな? ふふ、どんな反応するのかなー?)

卯月(え~っと、番号は………………ん?)

春香「卯月ちゃああああああん!!! なんで私には電話かけてくれないのーーー!? 寂しいよーーー!!!」

卯月「きゃあああああ!? な、何事ですか一体ーーー!?」

おわり



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 00:02:51.60 ID:WrtrabDn0

もうちょっとつづき

卯月「春香さんはどうして一人だったんですか?」

春香「」

卯月「あ、あれ?」

春香「」

春香「」(´;ω;`)ブワッ

卯月「!?」

春香「ぢ、ぢばやぢゃんがぁ……うぐっえぐっ、ドタキャンじだのおおおお!!!」

卯月「えっ、如月さんがですか!?」

卯月(よく知らないけど、あんまりそういうタイプに見えなかったんだけどなぁ)



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 00:06:50.31 ID:WrtrabDn0

春香「待ち合わせの時間になっても来ないし、電話かけても出ないし!」

卯月「泣き止むの早いですね?」

春香「悲しくなった春香さんは、この寒空の下で一人寂しく卯月ちゃんを眺めていたわけですよ!」

卯月(声をかけてくれればいいのに……)

春香「うう……千早ちゃんのバーカ! 妖怪歌唱コンクール! えぐれろ!」

千早「ほう」

春香「」

卯月「あ、如月さん」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 00:10:46.86 ID:WrtrabDn0

春香「え、雪の上でですか?」

千早「文句ある?」

春香「いえ、ありません」

卯月(正座……こんな往来で、私の目指すトップアイドルが……)

千早「たしかに私が悪いわ。電車のトラブルとはいえ遅くなったのは事実ですもの」

卯月「携帯電話はどうしたんですか?」

千早「触ってたら壊れたわ」

卯月(機械オンチってレベルじゃない)

千早「でもね、春香。たとえ相手が悪かったとしても、その相手を傷付ける言葉を言って良いってことにはならないと思うの」

春香「はい、その通りです」

千早「だいたい春香は――」クドクド

卯月「あ、春香さん。凛ちゃんと未央ちゃんが来たので私行きますね。さようならー」

春香「えええええ!」

ほんとうにおわり



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 00:12:50.64 ID:9k5Irfay0

おつおつ


元スレ
卯月「春香さんがこっち見てる」