1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:05:30.95 ID:aPpLKthHP
P「ほらほら、おいでっ」ポンポン
幸子「なんですか?」
P「ほら、膝の上、座って」ポンポン
幸子「なんでボクが膝の上に……」
P「座りたくない?」
幸子「ま、まあプロデューサーさんがボクのことを膝の上に乗せたくるなるのもしょうがないですよね!」
幸子「何しろボクは可愛――」
P「いいから」
幸子「えっ?」
P「そういうのいいから」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:08:32.46 ID:aPpLKthHP
幸子「えーっと、その……」
P「ほらほら、おいで?」
幸子「あぁ~…」
P「どうしたの?」
幸子「ボクは……」
P「幸子」
幸子「はい…」
P「今、事務所には誰も居ないから…」
幸子「はい…」
P「甘えていいよ?」
幸子「……はい」
幸子「それじゃ、失礼します」ズシッ
P「はい、どうぞ」ギュッ
幸子「あの、プロデューサー…?」
P「ん?」
幸子「ボクの頭…撫でてもいいですよ?」
P「幸子は嫌じゃないの?」
幸子「ボクは……別に……」
P「幸子がしてほしいこと、言ってごらん?」
幸子「……」
P「……」
幸子「……あたま」
P「ん?」
幸子「あたま……撫でてほしいです……」
P「うん、わかった」ナデナデ
輿水家
幸子「…このボクとしたことが風邪を引いてしまうなんて……」
幸子「今日はプロデューサーさんと大事なお仕事の予定も入っていたのに」
幸子「家族は用事で出掛けちゃってるし……」
幸子「寂しいなぁ……」
ハイルゾー ガチャ
P「おはよう。幸子」
幸子「っ!どうしたんですか、プロデューサー!」
P「幸子が風邪で寝込んでいると聞いて来たんだよ」
幸子「な、なんで来たんですか!他の子とか、お、お仕事とかはっ!」
P「今日付いててあげなきゃいけないのって幸子くらいだったし、他に仕事もなかったからね」
幸子「だったら代わりに他の子に付いててあげれば良かったじゃないですか!なんでボクにとこなんかにっ!」
P「まあまあとりあえず何かしてほしいこととか、ない」
幸子「ありません!それよりちゃんと自分の仕事してください!」
P「幸子?」
幸子「なんですか?」
P「家族の人、用事で今一人なんだよね?」
幸子「そうですけど…?」
P「ねえ?」
幸子「はい」
P「甘えていいよ?」
幸子「でも……」
P「風邪、辛いでしょ?」
幸子「それは、まあ……」
P「だから、ね?」
幸子「ごめんなさい……」
P「謝ること、ないんだよ?」
幸子「はい……」
幸子「あの……お水……」
P「ん?」
幸子「喉乾いたので……お水……持ってきてほしいです……」
P「うん、ちょっと待っててね」
…………
P「はい、おまたせ」コトッ
幸子「ありがとう……ございます……んっ……ふぅ……」
P「他にしてほしいこと、ある?」
幸子「ええと……その……ボク、ちょっと眠くなってきたので……」
P「うん?」
幸子「そばに居てもらって……いいですか……?」
P「うん、いいよ」
幸子「すみません……手、握ってもいいですよ?」
P「握ってほしいの?」
幸子「……はい」
イベント終了後
P「お疲れ様、幸子。とても良かったよ」
幸子「ふふん、これくらい当然です!だってボクは可愛いですから!」
P「そうだね」
幸子「こんなに優秀なボクとお仕事できるプロデューサーさんは世界一の幸せ者ですよ!」
P「そうかもしれないね」
幸子「そうに決まってます!」
P「そうだといいね」
幸子「こんなボクにプロデューサーさんからご褒美くれたって構わないんですよ?」
幸子「そうですね……このボクと二人っきりで旅行に行く、とかでもいいんですよ?」
P「幸子は、俺と旅行に行きたいの?」
幸子「そうですね……ボクと旅行に行ったら旅先でファンが集まって大変なことなるかもしれませんね!」
幸子「でもそれくらいなら我慢しちゃいます!ボクは心も広いので!」
P「そっか、じゃあ行かない」
幸子「えっ?」
P「幸子が我慢して行かなきゃいけないなら、行かない」
幸子「そ、そんな!いいんですか?このボクが我慢して行ってあげるって言っているんですよ!」
P「うん、行かない」
幸子「……」
P「ねえ、幸子?」
幸子「はい?」
P「甘えていいよ?」
幸子「……はぁ……」
P「幸子はさ、どんなご褒美がほしいのかな?」
幸子「そうですね……やっぱりプロデューサーさんと旅行に行きたいですね!」
幸子「プロデューサーさんもボクと旅行できるなんて幸せですね!」
P「そうかもしれないね、それじゃあ有給とってみようかな」
幸子「えっ……」
P「旅行だからね、まとまったお休み取らないと。後他の子の代理のプロデューサー探ししなきゃ……」
幸子「……」
幸子「……や、やっぱりダメです!」ガバッ
P「?、どうしたの?」
幸子「ボ、ボクのためにプロデューサーさん、有給とるんですか?」
P「うん」
幸子「代理の人に頭、下げるんですか?」
P「しばらく代わってもらうからね」
幸子「ダ、ダメです……そんなこと……」
P「えっ、でも……」
幸子「ボクのせいでプロデューサーに負担になるようなこと、したくありません……!」
P「いいんだよ?幸子はそんなこと気にしなくて」
幸子「ダメです……ダメ……」
幸子「あの……お茶買ってきてください……ご褒美に……」
P「そんなことでいいの?」
幸子「今日のトークショー……たくさん、喋ったから……」
P「うん、わかった」
ライブ前夜の宿泊先
P「とうとう明日は初の野外ライブだね、幸子」
幸子「ふふん!ボクのライブ、プロデューサーもちゃんと見ててくださいね!見逃したら一生損しちゃいますから!」
P「空からの登場だなんてびっくりするだろうね」
幸子「みんな天使なボクが舞い降りる姿に圧倒されちゃうかもしれませんね!」
P「ねえ、幸子?」
幸子「なんですか?」
P「本番、大丈夫?」
幸子「当たり前じゃないですか!人前で歌うのは慣れてますから!」
P「そうじゃなくて、登場の方」
幸子「空からですよね、任せてください!ボクは何でもできますから!」
P「スカイダイビング、たくさん練習したもんね」
幸子「……はい!インストラクターの方にもしっかり教えてもらいましたよ!」
P「本番は一人だけど、大丈夫?」
幸子「……大丈夫です……!いつも通り……いつも通りやれば……いいんですから……!」
P「ねえ、幸子?」
幸子「はい……?」
P「今のうちにさ……」
幸子「……?」
P「甘えて、いいよ?」
幸子「……」
P「……ねっ?」
幸子「……」プルプル
幸子「ぷ、プロデューサー……」
P「んっ?」
幸子「や、やっぱり、ボク……怖いです……」ポロポロ
P「うん」
幸子「本当は……もう……逃げちゃいたいです……」
幸子「一人で飛ぶ時のこと考えると……もしかしたら、失敗しちゃうんじゃないかって……」
幸子「……し、しし死んじゃうんじゃないかって……そんなこと考えちゃって……昨日から……ずっと……眠れなくて……」
幸子「プロデューサーさんとも……お別れなんだって……思うと……」
幸子「やだよぉ……こわいよぉ……」エグッエグッ
P「うん、大丈夫……大丈夫だから……」
P「幸子は頑張ったもんね……」
P「きっとうまくいくよ……」
P「失敗しても……付いて行ってあげるから……」
P「だから今日は、一緒にいてあげるね……?」
ライブ終了後
P「大成功だったね、幸子」
幸子「どうです?どうです?どうですか!?みましたか?みましたよね?ボクの華麗なる登場シーン!素晴らしかったでしょう!」
P「うん、本当に良くできてたよ」
幸子「当たり前じゃないですか!ボクは天使ですから!あんなところちょちょいっと飛び降りてビシっとライブしちゃいますよ!」
P「やっぱり幸子はすごいなあ」
幸子「っふふ~ん!どんどん褒め称えてください!褒めた分だけプロデューサーにも箔が付きますよ!」
P「その理屈はよくわかんないけどすごいねぇ」
幸子「あっ、そろそろ今日のライブのインタビューの時間ですね!行ってきます、プロデューサーさん!」
P「うん、インタビューも頑張ってきなよ」
幸子「はい!」
書きたいこと書いたからおしまい
元スレ
幸子「えーっと、その……」
P「ほらほら、おいで?」
幸子「あぁ~…」
P「どうしたの?」
幸子「ボクは……」
P「幸子」
幸子「はい…」
P「今、事務所には誰も居ないから…」
幸子「はい…」
P「甘えていいよ?」
幸子「……はい」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:12:36.24 ID:aPpLKthHP
幸子「それじゃ、失礼します」ズシッ
P「はい、どうぞ」ギュッ
幸子「あの、プロデューサー…?」
P「ん?」
幸子「ボクの頭…撫でてもいいですよ?」
P「幸子は嫌じゃないの?」
幸子「ボクは……別に……」
P「幸子がしてほしいこと、言ってごらん?」
幸子「……」
P「……」
幸子「……あたま」
P「ん?」
幸子「あたま……撫でてほしいです……」
P「うん、わかった」ナデナデ
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:23:30.48 ID:aPpLKthHP
輿水家
幸子「…このボクとしたことが風邪を引いてしまうなんて……」
幸子「今日はプロデューサーさんと大事なお仕事の予定も入っていたのに」
幸子「家族は用事で出掛けちゃってるし……」
幸子「寂しいなぁ……」
ハイルゾー ガチャ
P「おはよう。幸子」
幸子「っ!どうしたんですか、プロデューサー!」
P「幸子が風邪で寝込んでいると聞いて来たんだよ」
幸子「な、なんで来たんですか!他の子とか、お、お仕事とかはっ!」
P「今日付いててあげなきゃいけないのって幸子くらいだったし、他に仕事もなかったからね」
幸子「だったら代わりに他の子に付いててあげれば良かったじゃないですか!なんでボクにとこなんかにっ!」
P「まあまあとりあえず何かしてほしいこととか、ない」
幸子「ありません!それよりちゃんと自分の仕事してください!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:27:02.00 ID:aPpLKthHP
P「幸子?」
幸子「なんですか?」
P「家族の人、用事で今一人なんだよね?」
幸子「そうですけど…?」
P「ねえ?」
幸子「はい」
P「甘えていいよ?」
幸子「でも……」
P「風邪、辛いでしょ?」
幸子「それは、まあ……」
P「だから、ね?」
幸子「ごめんなさい……」
P「謝ること、ないんだよ?」
幸子「はい……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:33:10.68 ID:aPpLKthHP
幸子「あの……お水……」
P「ん?」
幸子「喉乾いたので……お水……持ってきてほしいです……」
P「うん、ちょっと待っててね」
…………
P「はい、おまたせ」コトッ
幸子「ありがとう……ございます……んっ……ふぅ……」
P「他にしてほしいこと、ある?」
幸子「ええと……その……ボク、ちょっと眠くなってきたので……」
P「うん?」
幸子「そばに居てもらって……いいですか……?」
P「うん、いいよ」
幸子「すみません……手、握ってもいいですよ?」
P「握ってほしいの?」
幸子「……はい」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:42:17.72 ID:aPpLKthHP
イベント終了後
P「お疲れ様、幸子。とても良かったよ」
幸子「ふふん、これくらい当然です!だってボクは可愛いですから!」
P「そうだね」
幸子「こんなに優秀なボクとお仕事できるプロデューサーさんは世界一の幸せ者ですよ!」
P「そうかもしれないね」
幸子「そうに決まってます!」
P「そうだといいね」
幸子「こんなボクにプロデューサーさんからご褒美くれたって構わないんですよ?」
幸子「そうですね……このボクと二人っきりで旅行に行く、とかでもいいんですよ?」
P「幸子は、俺と旅行に行きたいの?」
幸子「そうですね……ボクと旅行に行ったら旅先でファンが集まって大変なことなるかもしれませんね!」
幸子「でもそれくらいなら我慢しちゃいます!ボクは心も広いので!」
P「そっか、じゃあ行かない」
幸子「えっ?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:51:52.30 ID:aPpLKthHP
P「幸子が我慢して行かなきゃいけないなら、行かない」
幸子「そ、そんな!いいんですか?このボクが我慢して行ってあげるって言っているんですよ!」
P「うん、行かない」
幸子「……」
P「ねえ、幸子?」
幸子「はい?」
P「甘えていいよ?」
幸子「……はぁ……」
P「幸子はさ、どんなご褒美がほしいのかな?」
幸子「そうですね……やっぱりプロデューサーさんと旅行に行きたいですね!」
幸子「プロデューサーさんもボクと旅行できるなんて幸せですね!」
P「そうかもしれないね、それじゃあ有給とってみようかな」
幸子「えっ……」
P「旅行だからね、まとまったお休み取らないと。後他の子の代理のプロデューサー探ししなきゃ……」
幸子「……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 05:58:45.26 ID:aPpLKthHP
幸子「……や、やっぱりダメです!」ガバッ
P「?、どうしたの?」
幸子「ボ、ボクのためにプロデューサーさん、有給とるんですか?」
P「うん」
幸子「代理の人に頭、下げるんですか?」
P「しばらく代わってもらうからね」
幸子「ダ、ダメです……そんなこと……」
P「えっ、でも……」
幸子「ボクのせいでプロデューサーに負担になるようなこと、したくありません……!」
P「いいんだよ?幸子はそんなこと気にしなくて」
幸子「ダメです……ダメ……」
幸子「あの……お茶買ってきてください……ご褒美に……」
P「そんなことでいいの?」
幸子「今日のトークショー……たくさん、喋ったから……」
P「うん、わかった」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 06:06:35.64 ID:aPpLKthHP
ライブ前夜の宿泊先
P「とうとう明日は初の野外ライブだね、幸子」
幸子「ふふん!ボクのライブ、プロデューサーもちゃんと見ててくださいね!見逃したら一生損しちゃいますから!」
P「空からの登場だなんてびっくりするだろうね」
幸子「みんな天使なボクが舞い降りる姿に圧倒されちゃうかもしれませんね!」
P「ねえ、幸子?」
幸子「なんですか?」
P「本番、大丈夫?」
幸子「当たり前じゃないですか!人前で歌うのは慣れてますから!」
P「そうじゃなくて、登場の方」
幸子「空からですよね、任せてください!ボクは何でもできますから!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 06:11:52.69 ID:aPpLKthHP
P「スカイダイビング、たくさん練習したもんね」
幸子「……はい!インストラクターの方にもしっかり教えてもらいましたよ!」
P「本番は一人だけど、大丈夫?」
幸子「……大丈夫です……!いつも通り……いつも通りやれば……いいんですから……!」
P「ねえ、幸子?」
幸子「はい……?」
P「今のうちにさ……」
幸子「……?」
P「甘えて、いいよ?」
幸子「……」
P「……ねっ?」
幸子「……」プルプル
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 06:19:17.15 ID:aPpLKthHP
幸子「ぷ、プロデューサー……」
P「んっ?」
幸子「や、やっぱり、ボク……怖いです……」ポロポロ
P「うん」
幸子「本当は……もう……逃げちゃいたいです……」
幸子「一人で飛ぶ時のこと考えると……もしかしたら、失敗しちゃうんじゃないかって……」
幸子「……し、しし死んじゃうんじゃないかって……そんなこと考えちゃって……昨日から……ずっと……眠れなくて……」
幸子「プロデューサーさんとも……お別れなんだって……思うと……」
幸子「やだよぉ……こわいよぉ……」エグッエグッ
P「うん、大丈夫……大丈夫だから……」
P「幸子は頑張ったもんね……」
P「きっとうまくいくよ……」
P「失敗しても……付いて行ってあげるから……」
P「だから今日は、一緒にいてあげるね……?」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 06:27:06.34 ID:aPpLKthHP
ライブ終了後
P「大成功だったね、幸子」
幸子「どうです?どうです?どうですか!?みましたか?みましたよね?ボクの華麗なる登場シーン!素晴らしかったでしょう!」
P「うん、本当に良くできてたよ」
幸子「当たり前じゃないですか!ボクは天使ですから!あんなところちょちょいっと飛び降りてビシっとライブしちゃいますよ!」
P「やっぱり幸子はすごいなあ」
幸子「っふふ~ん!どんどん褒め称えてください!褒めた分だけプロデューサーにも箔が付きますよ!」
P「その理屈はよくわかんないけどすごいねぇ」
幸子「あっ、そろそろ今日のライブのインタビューの時間ですね!行ってきます、プロデューサーさん!」
P「うん、インタビューも頑張ってきなよ」
幸子「はい!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 06:28:04.39 ID:aPpLKthHP
書きたいこと書いたからおしまい
モバP「甘えていいよ」 幸子「えっ?」