1: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 21:49:00.80 ID:Kk+8+cFH.net
ー希家ー
チクシケンッテwww ソンナオモシロクナイッスヨ
希「アハハッ!」
にこ「遅い」
希「アハ・・・え?」
にこ「発起人の絵里が遅いんだけど」
希「んーせやな、約束の時間30分遅刻って所や」
にこ「せっかく練習休みなんだし、時間を無駄にはしたくないんだけど」
希「まあまあ、その内ひょっこり顔出すよ」
にこ「急に三年生で集まりたいって言うもんだから驚いたわ」
希「えりちは意外と突拍子も無いこと言い出すからなー、合宿然り」
ピーンポーン
にこ「やっとか」
希「はいはーい」
ガチャ
絵里「ごめんなさい、遅れちゃって!」
2: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 21:56:08.54 ID:Kk+8+cFH.net
にこ「遅いわよ、何してたのよ」
希「それにそのおっきいバッグは何なん?」
絵里「順を追って説明するわ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー30分前ー
絵里「・・・」ドキドキ・・・
先輩警察「じゃ、ちょっとそこのコンビニでトイレをお借りしてくるから待ってろよ」
新米警察「は、はい!」
絵里「・・・」ソローッ・・・
新米警察「・・・(なんだ、あの怪しい動きをしてる人・・・?)」
絵里「・・・」ドキドキ・・・
新米警察「(よし、ここは先輩に、俺一人でも仕事出来るって所を見せ付けるんだ!)」
新米警察「あのー、ちょっと良いですか?」
絵里「はひぇっ!?」
新米警察「どうも、失礼しました」
新米警察「私、音ノ木坂警察署の者ですが」
新米警察「お時間は取らせませんので、幾つかお聞きしても宜しいですか?」
絵里「は、はひ・・・」
新米警察「これからどこか行かれるんですか?」
絵里「え、ええ友達の家に」
新米警察「成程、随分大きい荷物ですが・・・」
絵里「あ、ああ泊まりなんで、はい」
新米警察「成程、良いですね・・・」
絵里「・・・」ドキドキ
新米警察「(どう見ても怪しいんだけど・・・)」
新米警察「最近この辺で覚せい剤の売人が逮捕されてまして、知ってました?」
絵里「し、知らないですね」
新米警察「ですよね・・・大丈夫ですか?危ない物、入ってないですよね?」
絵里「ななな無いですよ!」
新米警察「(分かりやすっ、こりゃ薬じゃなくてもなんかあるな・・・)」
新米警察「宜しければバッグの中身、軽く見せてもらっても大丈夫ですか?」
絵里「えぇ!?な、中身を!?」
新米警察「は、はい」
絵里「(不味い不味い不味い・・・!!)」
新米警察「どうしました?(よし、この人には確実に何かあるぞ!これで先輩に褒められる・・・!)」
絵里「(どうしようどうしようどうしよう・・・!!)」
新米警察「お見せすることが出来ないんですか?お姉さん?(さあボロを出せ!)」
絵里「・・・」
新米警察「もし不都合があるなら署でーーー」
ダァン!!
新米警察「・・・え?」
カベドン
絵里「嬉しいわ、私みたいなのをお姉さんって呼んでくれて」
新米警察「え、ええ!?///」
絵里「坊やもお仕事頑張ってるのね、カッコイイわよ」
新米警察「!?!?///」
絵里「悪いけど急ぎなの、また今度会ったら・・・」
新米警察「(か、顔がちけぇ!!///)」
絵里「・・・お茶でも行きましょ♪」
新米警察「は、はひ・・・」ガクン
絵里「ふふ、じゃあね♪」
新米警察「で、では・・・」
スタスタ
新米警察「・・・///」ポケーッ
先輩警察「何してんだ・・・お前」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー現在 希家ー
絵里「という訳でですね・・・」
希「け、警察をwww色仕掛けでwwww」
にこ「いや笑い事じゃないわよ!何してんの!?」
絵里「いや、あれはのっぴきならない事情が・・・」
希「っwwwっwww」
にこ「アンタは笑い過ぎ!!」
絵里「・・・」
にこ「で、その事情ってのは、そのバッグでしょ?何が入ってんのよ中に・・・」
絵里「・・・私達、来年で卒業でしょ?」
にこ「・・・何よ急に」
絵里「大学に行って、連絡を取り合うとはいえ、そう簡単に会えなくなるかもしれないじゃない?」
絵里「なら今の内に、一生忘れられない位の楽しい思い出を作りたいの」
にこ「でも、前にμ'sメンバー全員と海に行ったじゃない」
希「ゲーセンもな?」
絵里「勿論あの時も本当に楽しかったわ、あんなに遊んだのも初めてだし・・・」
絵里「でも私は、貴女達二人と、三人だけで思い出を作りたいの」
にこ「・・・」
希「・・・」
絵里「だって、二人は初めて出来た友達だから・・・///」
にこ「・・・」ハァ
希「こんなんがさっき警察を色仕掛けしたんやで?信じられる?」
絵里「な、何よ!///」
にこ「はい、でまとめると?」
絵里「えっ、あの」
絵里「・・・大学に行っても、大人になっても、私と仲良くして欲しいなって・・・」
希「・・・」コクッ
にこ「・・・」コクッ
絵里「・・・?」
ペシッ ペシッ
絵里「いっ、痛っ、なんでデコピン!?」
にこ「いや、余りにも当たり前の事を言ってるから」
希「話長い上に、当たり前の事やったから」
絵里「ちょ、ちょっと!」
にこ「私達μ'sは・・・いや」
希「ウチら三人は、これからもずっと一緒やろ?」
絵里「希・・・にこ・・・」
絵里「ありがとう・・・」グスッ
にこ「ちょっと、泣かないでよ!」
希「せやで、ところで水さして悪いんだけど、ひとつ聞いてええ?」
絵里「ぐすっ、何?」
希「結局バッグの中身なんやねん」
にこ「あっ」
絵里「あっ」
希「当人が忘れてどうすんねん」
絵里「いやちょっと・・・出すのに勇気が・・・///」
にこ「何言ってんの、ここまで引っ張ってんだからさっさと出しなさいよ」
希「せやせや」
絵里「ま、まずお気に入りの面白い映画のDVD」ガサゴソ
にこ「普通ね」
希「普通やな」
絵里「ゲーム機 カセット」スッ
にこ「普通ね」
希「普通やな」
絵里「・・・おつまみ」スッ
にこ「・・・ふっ、つうね?」
希「普通や、な」
絵里「・・・」ガシャン
にこ「・・・アンタまさか」
希「・・・これ、お酒やん!」
絵里「・・・お祖母様が、友達と仲良くなりたければ、これが必要だって言うから・・・///」
にこ「あー・・・だからわざわざ希の家にしたのね・・・」
希「にこっち家はこころちゃんとかいるもんね」
絵里「さ、最初は断ったのよ?」
希「んー・・・あのえりちがなぁ?」
絵里「でもよく考えてみれば、学生なんだし1度位ハメ外すのも良いかなーって・・・」
希「ワルやんな」
絵里「・・・どう?希」
希「・・・ま、ええんやない?」
にこ「希・・・」
希「このまま学生生活終わるってのも何か味気ないしな」
希「明日も休みやし、わざわざえりちが色仕掛けしてまで持って来てくれたんやし」
絵里「ちょ」
希「・・・飲もう!いや、飲んでみたい!」
絵里「の、希ぃ!」
にこ「バカじゃないの!?にこ達は学生なのよ?お酒なんて・・・!」
にこ「絶対ダメよ!」
絵里「にこ・・・」
希「・・・の、割になんでニヤケとるん?」ニヤニヤ
にこ「・・・え?」ニヘラ
絵里「・・・ほんとは飲んでみたいんじゃない?にこも」
にこ「そ、そんな訳ないじゃない、マm・・・お母さんの飲むビールに憧れた事なんて無いし!」
希「・・・」ニヤニヤ
絵里「・・・」ニヤニヤ
にこ「・・・~~っ!!///もう、分かったわよ!飲むわ!!」
希「そうこなくちゃ♪」
絵里「ありがとう、にこ」
にこ「何ガチでお礼言ってんのよ・・・」
希「そうと決まれば飲む奴を決めよか」ガサッ
絵里「色々と沢山あるわよ、ビールも」
にこ「ほんとね・・・これ全部絵里のおばあさんから?」
絵里「・・・事情を聞いたお母さんからも」
希「Oh、パワフルロシアンファミリー」
にこ「じゃあ、にこは・・・」
絵里「私は・・・」
希「ウチは・・・」
安価下 三人の酒(ハブ酒とかネズミ酒とかは辞めて!)
エールビール
ストロングゼロ
シロック
にこ「何か名前が可愛いからこれにするわ」ーよなよなエールー
絵里「名前で言うならこれ、カッコイイわ!」ーストロングゼロー
希「なんや偉い高そうなボトルやな・・・これにしよ」ーシロックー
にこ「何かお酒って、冷やした方が良いんじゃなかったっけ?」
絵里「メモがあるわ、どれどれ・・・」
絵里へ
シロックというお酒はキンキンに冷凍庫で冷やすといいですよ
絵里「・・・だって」
希「じゃ、折角やし皆で決めた奴も冷やしとこか」
にこ「冷蔵庫借りるわね」
ガチャン
絵里「待ってる間はゲームをしましょう!」
にこ「真面目な生徒会長様がねぇ・・・」
希「お酒とかゲームとか・・・昔じゃ考えられんよな」
絵里「もう、たまには良いじゃない!さあやりましょう!」
絵里「龍が如く6と行きましょう」
希「なんで?(純粋な疑問)」
にこ「いやホントになんで?」
絵里「あんまりカセット持ってなくて・・・」
希「なんで持ってきたんや!」
絵里「でも最近のゲームはゲーム内でゲームが出来るのよ!」
にこ「何言ってんの?」
希「要はあれやろ、ゲーム中に他のゲームが出来るって意味や」
絵里「そうそれ」
にこ「説明下手か」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
希「桐生ちゃん老けたなー・・・」
絵里「確かこっちにゲームセンターがあるのよ」
にこ「ゲームセンター?」
絵里「UFOキャッチャーとか、ぷよぷよとかも出来るのよ!」
にこ「へえ、最近のゲームは凄いのね」
希「えりち、前前」
絵里「え?」
ナニミテンダコノヤロー!
にこ「なんか絡まれてるわよ」
希「そういうゲームなんよ」
絵里「ごめん、ちょっと待っててね」
ドカァッベキィッ
にこ「・・・こう、昔の絵里を知ってるから」
希「今なんか凄いシュールやな・・・」
にこ「ゲームとは言え人をフルボッコ・・・」
絵里「外野うるさいわよ」
絵里「ここよ!さあぷよぷよやりましょ!」
にこ「どんだけぷよぷよやりたいのよ」
希「ウチとやろうや」
絵里「あら、私に勝てるかしら?」
希「言ってな、ウチぷよぷよで負けた事ないんやで?」
絵里「へー、お手並み拝見ね」
にこ「ねえ、にこは?」
希「おつまみでも食べてて」
にこ「ぞんざい!扱いがぞんざいよ!」
絵里「さ、やりましょうか」オアイテイタシマス
希「後で泣いても知らんでー?」イッキマース!
READY GO!
希「・・・」ムゴンノガッツポーズ
絵里「」
にこ「よっわ・・・」モグモグ
絵里「うるさーい!」
希「はー、あれだけ言っといて、最終的に自滅したやんな」
絵里「・・・///」
にこ「にこもなんかやりたーい」
絵里「じ、じゃあバーチャファイターやりましょ!」
にこ「えー、にこ格ゲーとか出来なーい!」
希「キモチワルイ」
にこ「ぬわぁんでよ!」
絵里「はいはい、じゃあダーツはどう?」
にこ「ダーツ!にこの大人っぽさにピッタリね!」
希「キモチワルイ」
にこ「いい加減殴るわよ」
希「すいません」
絵里「じゃ、301のゼロワンね、ルールは?」
にこ「点数をゼロにすればいいんでしょ?確か」
絵里「そうよ、じゃあ始めましょうか」
Player 1 START・・・
希「ねぇえりち、ゼロワンって知ってる?」
絵里「し、知ってるわよ!」
希「じゃなんで三回連続バーストしてるの?」
絵里「・・・///」
にこ「絵里ってゲーム下手なのね・・・」
希「ほら、初心者にまで言われとるで」
絵里「」
にこ「残念でした、また練習してかかって来なさい」
絵里「・・・そ、そろそろお酒を見て来るわ・・・」
希「あ、逃げた」
絵里「・・・いい感じよ、キンキンに冷えてるわ」
にこ「そう、持って来てくれる?」
希「コースター敷いとくわ」
絵里「おつまみ、広げといてね」
ソソクサ・・・
(未成年の飲酒は、やめようね!)
にこ「おおう・・・つめたい」
絵里「はい、希」
トクトクトク・・・
希「おっとっと」
絵里「・・・えーでは、乾杯の音頭を・・・希さん」
希「は!?ウ、ウチ!?」
にこ「希は周りをからかう癖に自分はこういうの慣れてないからね、グッジョブよ絵里」グッ
絵里「何年の付き合いだと思ってるのよ」グッ
希「急に結託しおってからに・・・///」
希「えーで、では改めまして、我々三年生組の益々の発展を願いまして・・・」
絵里「よっ、副生徒会長!」
にこ「会社の飲み会か」
希「・・・かんぱーい!!」
にこえり「「かんぱーい!!」」
キン・・・!!
https://youtu.be/hTwVpzkgXPQ
にこ「・・・」グイッ
絵里「・・・!」グビッ
希「・・・」グッ
にこ「ぷはぁ・・・!成程、これはイケるわ!」
絵里「これがお酒なのね・・・中々来るわ・・・」
希「ウチのもやな、これ何度なん?」
にこ「・・・40度あるわよこれ」
希「えぇ!?初飲みにしては強すぎへんか!?」
にこ「若い頃から飲んで、限界を知っとくのが良いって聞いた事あるわ」
希「まあ、まだまだイケるけどそれにしたって強いやろ・・・まあ美味しいからええけど」クイッ
絵里「これ、あんまり甘くないのね、勝手に甘いの想像してたわ」
希「確かそれ、結構ヤバいやつじゃなかったっけ?」
にこ「度数が普通のに比べて高いんだっけ?にこのは5%ね」
絵里「あぁー・・・確かに何かふわっとするけどね」
希「あかんあかん、はいくんさき」
絵里「・・・」モグモグ
絵里「・・・」グイッ
にこ「・・・」グビッ
希「なんやろう、この2人のくたびれたOL感・・・」
にこ「・・・ねぇ絵里、最近仕事どう?」
希「えふっwwなんか始まった・・・ww」
絵里「ふっw・・・そうね、大きい仕事を任されたの、責任重大ってとこね」
にこ「そう・・・いいわね、やりたい事があるって・・・」
絵里「・・・にこ」
にこ「はぁ・・・仕事、やめよっかな・・・」トオイメ
希「えへぁwww」
絵里「ぶふぅっ!ww」
希「何のコントやねんwwwここは場末の居酒屋か!!www」
絵里「アハハハッwww」
にこ「たっwたまには乗っかるのも良いかなってww」
絵里「はー・・・楽しいわねこれ・・・」グイッ
希「せやなー、新しい楽しさが見えたわ」トクトクトク・・・
にこ「大人はずるいわね、こんな楽しいのを教えてくんないから・・・」グイッ
絵里「そういう希は、逆に飲み屋さんの女将って感じよね」
にこ「分かるわ、「あらあんさん、今日も来てくれはったの?」みたいな?」
希「何でウチ京都の女になっとるん!?ww」
にこ「あ、お猪口あるじゃない、それ注いでよ」
絵里「・・・」ワクワク
希「も、もう・・・///」
にこ「ガラッ、女将さん、空いてる?」
絵里「口で擬音言ったわよこの子・・・ww」
希「えふっw・・・あら、お仕事帰りどすか?お待ちしてましたわ」
にこ「あっwありがとう、冷をくれるかしら」
希「はい、ちょっと待っとってな・・・」
トクトクトク・・・
絵里「あ、シロック」
にこ「おとと・・・」
希「今日は、マグロの良いのが入ってますよ」
にこ「じゃあそれ、刺身で」
希「おおきに」ニコッ
絵里「・・・」ウズウズ
絵里「ガラッ、女将、空いてるかい?」
にこ「あふぁっww何か入ってきたww」
希「おっwあ、絢瀬はん!お久しぶりどすなぁ!」
絵里「いやぁロシアに出張でね、とんぼ返りして来たんだ」
希「あら、そうだったんどすか、だから最近顔見せてくれはらなかったんどすな?」
絵里「仕事だったんだ、しょうがないじゃないか」
希「全く、男はいつも仕事仕事で・・・女は待つばかりどすえ」
にこ「ふふぉっ!!www」
絵里「あっははははwwww」
にこ「待って!待って!逆に合いすぎてて怖いwww」
希「そうどすか?」シャナリ
絵里「どすえやめて!!wwww」
にこ「大体アンタもよ!w誰なのよそのキャラ!ww」
絵里「課長 島耕作を目指しました」
希「あっw何かイメージ的には合ってたww」
にこ「わざわざ何で島耕作選んだのよ・・・w」
絵里「ほら、あの人よく料亭に行って、粋に食べて帰るのよ」
希「いや知らんがなwwえりち島耕作ファンなの!?w」
絵里「ドラマで見てね・・・」グイッ
にこ「ああ、やってたわねそう言えば」
希「ほんと、えりちは突拍子も無い事するから・・・」グビッ
にこ「・・・あら、空いちゃった」
絵里「私も、にこ顔赤いわよ」
希「えりちもやで・・・ウチも空いたわ」
絵里「・・・アナタうわばみってやつ?」
希「んーどうやろなー?」
にこ「じゃ、次はどれにしようかしら」
絵里「色々あるからね」
希「ウチはー・・・」
安価下 お代わりで三人の酒
マッカラン
スコッチ
(ウイスキー縛りで行くわ)
にこ「私、ウイスキーっての気になってるのよね」
希「奇遇やな、ウチもこの白州っての気になってたわ」
絵里「私はマッカランかしら」
にこ「じゃあにこはフォアローゼズにするわ」
希「はいにこっち」トクトクトク・・・
にこ「あらありがと、絵里も」トクトクトク・・・
絵里「ありがとう、はい希」トクトクトク・・・
希「うし、では第二回戦乾杯の音頭を・・・にこっち」
にこ「そんな気がしてたわ・・・」
絵里「よっ、リーダー!」
希「さっきから語彙力無しか」
にこ「えー、では良い感じにほろ酔いになって来ておりますが・・・」
にこ「まだまだ行くわよっ!!かんぱーい!!」
のぞえり「「かんぱーい!!」」
キン・・・!!
絵里「・・・ん、飲みやすいわね」グイッ
にこ「花の香りがするわ・・・にこにぴったり」グッ
希「日本のも中々侮れんな・・・微かにスモーキーや」グビッ
のぞえりにこ「ふう・・・」
のぞえりにこ「・・・」
希「いやなんやねんこの空気」
にこ「もうコントって感じじゃないしね・・・」
絵里「あ、じゃあ提案があるんだけど」
のぞにこ「お?」
絵里「愚痴を言うってのはどうかしら」
希「愚痴って、あの愚痴?」
絵里「その愚痴よ、今だからこそ自分を棚に上げて言わしてもらうけど」
絵里「貴女達って、不平不満を自分の中に溜め込んで話さないタイプでしょ」
希「」グサッ
にこ「」グサッ
絵里「ほらね」グイッ
にこ「そりゃ、三年生だし・・・そうそう愚痴なんて言ってられないわよ」
希「まあな・・・」グビッ
絵里「だからこそ、もうすぐ学生生活が終わるこんな時だから、言いたい事は言ってスッキリ卒業して行くのよ」
希「んー・・・一理ある」
にこ「でもねぇ・・・あんまりそういうの無いのよね・・・」トクトクトク・・・
絵里「ほんま?」
希「んふっwキャラ!」
にこ「ほんまよ、あんないい子達中々いないでしょ?」
にこ「穂乃果もことりも海未も、何だかんだリーダーや生徒会として生徒も、μ'sもまとめ上げてくれてたし」グイッ
にこ「まきりんぱなも本当に可愛い妹達よ、しっかり私たちの背中を見て、越えようとしてくれてる」
にこ「言いたい事なんて無いわ」
絵里「にこ・・・良い事言うわね」
希「本音は?」
にこ「真姫ちゃんのキャラが妬ましい」
絵里「えへぁッ!!www」
希「ほらやっぱりwwほらやっぱりww」
にこ「何よあのツンデレキャラ、あれでキャラ作ってんじゃなくて素なのよ?妬みもするわよ」トクトクトク・・・!
にこ「こちとら元の性格がこんなんだからさぁ、あの境地にはもう至れないのよ、作らない限り!」グビッ!
にこ「ぷっはぁ・・・アイツの頭捌いて、あたしに植え替えてやろうかしら」
絵里「にこぉ!!www」
希「あかんウチとんでもない本音引き出してしもたwww」
にこ「そういうアンタはどうなのよ!自分の事もはぐらかしたりする癖に!!」
希「ひい飛び火してきたぁ!!ww」
絵里「そうよ!希もこの際なんだから言いたい事全部言いなさい!」
希「言いたい事て・・・ww」トクトクトク・・・
にこ「・・・」カラン
絵里「・・・」グイッ
希「・・・私はさ、昔から親が転勤族だから、色んなとこ転々としてたでしょ?」
希「だから本当に仲良くなった友達って言えるのは、本気で1人も居ないの」
絵里「・・・」
希「音ノ木坂に来て、同じ事の繰り返しなんだろうなーって思ってたから、半ば諦めてたんだけど」
希「そこにえりちの登場!」グイッ
希「私と同じで、さっき言ってたみたいに不平不満を溜め込んで誰にも頼らない、頼れないタイプの人」
希「私と似てて、本気で友達になって欲しいって思ったのは、えりちが初めてだったんだ」
希「なんとかえりちに爪痕残そうと、慣れない関西弁使ったりね・・・」トクトクトク・・・
絵里「・・・」グイッ
希「生徒会に入るって言ってたから私も入ったね」
希「ものぐさの私だから続くか不安だったけど、案外続いたよ」
希「大好きな親友と一緒に過ごせるだけで、その時は幸せだった」
希「そしたら大変、にこっちを見つけちゃった」
にこ「・・・ふん」
希「これまた変な奇跡だよね、私達と全く同じタイプだった」
希「μ'sを作るって息巻いてた穂乃果ちゃん達と張り合ってたしねぇ」
絵里「ふふ・・・」
希「・・・結局ね?私がμ'sに入れたのは、えりちとにこっちが、私と仲良くしてくれてたから」
希「二人はそんなつもり無いだろうけど、あの時ウチも背中押されてたんやで?」
絵里「・・・」
にこ「・・・」
希「・・・ウチが言いたい事はそれだけ、これまでも、これからも、ありがとうな」
にこ「・・・」プルプル
絵里「・・・」ダバー
希「えりちィ!!ww涙の量がえげつないで!?www」
にこ「アンタもアンタなりに考えがあったのよね・・・」グスッ
希「にこっちまでシリアスにならんといてwwwウチめっちゃ恥ずかしいからwww」
希「・・・ま、皆とだけは、離れたくないだけやから」グイッ
絵里「・・・希、いつもありがとう」
希「急にやめやー照れるやんな///」
にこ「ほれ、お注ぎしますぜ」トクトクトク・・・
希「あらこりゃ失礼、おとと」
絵里「二人ともホントに皆のことが大好きなのね・・・」
にこ「そりゃそうでしょ、あんな良い奴ら何処にもいないわよ」
絵里「というか、希は愚痴無いの?」
希「ないよぉ、皆いい子達なんやもん」
にこ「本音は?」
希「ことりちゃんと花陽ちゃんに囲まれたい」
絵里「おふぁっwww」
にこ「た、ただの願望じゃないのwww」
希「想像してみてよ!!両耳からあの声が同時に聞こえてくるのを!!」
希「絶対ヤバいでしょ!?新手の拷問になるよあんなの!!」
絵里「ひょ、標準語で力説しないでwww」
希「絶対ヤバいから!!私絶対その場で失神するわ!!」
にこ「本気じゃない!!www本気の目じゃない!!www」
希「ウチの学説だと、あの二人の声の振動は恐らく脳を溶かすと出てるんや」
絵里「いやそこはタロットカード使いなさいよ!!www」
にこ「な、何が学説よwww」
絵里「と、とりあえず希はただの願望なのね・・・w」グビッ
希「まあな、ホンマに愚痴とかウチは無いなぁ」トクトクトク・・・
にこ「アンタはどうなのよ」
絵里「私も、希と全く同じなのよ」
絵里「μ'sに、そして二人に出会えなかったら私は今頃・・・」
絵里「・・・考えたくないわね」
にこ「超怖い生徒会長でギネス記録とれそうね」
絵里「取れるかぁ!ww」
希「丸くなったよなぁえりちは」グビッ
絵里「ふふ、そこだけは希とにこのお陰よ、ありがとね」
希「・・・おっしゃ、今日は飲むよ!!えりちとにこっちに乾杯や!!」
にこ「私だってまだまだイケるわよー!?さあ絵里、希!もっと持って来なさい!!」
絵里「当たり前じゃない!!夜は長いわ、まだまだ沢山話すわよ!!」
カンパーイ・・・!!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「あー・・・」
希「これが飲み過ぎって奴なんやな・・・」
絵里「」
にこ「えりー、いきてるー?」ペシペシ
絵里「なんとかね・・・」
にこ「よかった、じゃあわたしはトイレに・・・」
希「にこっちー、そっちはベランダやんなー」
にこ「・・・二人とも、来て」
絵里「へ・・・?」
希「どうしたん・・・?」
ガラッ・・・
ーそこには、満天の星空があったー
絵里「わあ・・・!!」
希「おお、東京でここまで見えるんか・・・」
にこ「綺麗ね・・・」
絵里「・・・ねえ、にこ、希」
にこのぞ「ん?」
絵里「・・・これからもずっと一緒にいてくれる?」
にこ「だーかーら、当たり前でしょ、最初にも言ったじゃない」
希「寧ろウチが離れさせへんで、一生二人にしがみついたるから!」
絵里「・・・ふふ、ありがとう」
にこ「私だって、アンタらを背に前を歩いてくわ、見失うんじゃないわよ!」
絵里「勿論です、にこ様」
希「いつまでだってついてきますよ!」
にこ「・・・でも、たまには」
のぞえり「ん?」
にこ「・・・アンタらが、私の手、引いて行ってよね」
絵里「・・・ええ!」
希「じゃあ皆で今のうちに、手繋いでおけばええやんな」ギュッ
にこ「あら、名案じゃない」ギュッ
絵里「ナイスアイディアね!」ギュッ
空には三度、流れ星が流れていった・・・
絵里「雨の日のコーヒー」
穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」
絵里「青に」にこ「落ちていく」
にこ「絵里って」希「映画の影響」ことり「受け過ぎだよね」
絵里「ゲームセンターに行きましょう!」にこ「拒否」希「話を聞こう」
絵里「ノッキンオン」にこ「ヘブンズドア」
絵里「予告編」
穂乃果&ツバサ「聖♡おねえさん」
前作です、宜しければ
三年組素晴らしいなぁ…おつおつでした
元スレ
にこ「遅いわよ、何してたのよ」
希「それにそのおっきいバッグは何なん?」
絵里「順を追って説明するわ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー30分前ー
絵里「・・・」ドキドキ・・・
先輩警察「じゃ、ちょっとそこのコンビニでトイレをお借りしてくるから待ってろよ」
新米警察「は、はい!」
絵里「・・・」ソローッ・・・
新米警察「・・・(なんだ、あの怪しい動きをしてる人・・・?)」
絵里「・・・」ドキドキ・・・
新米警察「(よし、ここは先輩に、俺一人でも仕事出来るって所を見せ付けるんだ!)」
新米警察「あのー、ちょっと良いですか?」
絵里「はひぇっ!?」
新米警察「どうも、失礼しました」
新米警察「私、音ノ木坂警察署の者ですが」
新米警察「お時間は取らせませんので、幾つかお聞きしても宜しいですか?」
絵里「は、はひ・・・」
3: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:03:12.06 ID:Kk+8+cFH.net
新米警察「これからどこか行かれるんですか?」
絵里「え、ええ友達の家に」
新米警察「成程、随分大きい荷物ですが・・・」
絵里「あ、ああ泊まりなんで、はい」
新米警察「成程、良いですね・・・」
絵里「・・・」ドキドキ
新米警察「(どう見ても怪しいんだけど・・・)」
新米警察「最近この辺で覚せい剤の売人が逮捕されてまして、知ってました?」
絵里「し、知らないですね」
新米警察「ですよね・・・大丈夫ですか?危ない物、入ってないですよね?」
絵里「ななな無いですよ!」
新米警察「(分かりやすっ、こりゃ薬じゃなくてもなんかあるな・・・)」
新米警察「宜しければバッグの中身、軽く見せてもらっても大丈夫ですか?」
絵里「えぇ!?な、中身を!?」
新米警察「は、はい」
絵里「(不味い不味い不味い・・・!!)」
新米警察「どうしました?(よし、この人には確実に何かあるぞ!これで先輩に褒められる・・・!)」
絵里「(どうしようどうしようどうしよう・・・!!)」
新米警察「お見せすることが出来ないんですか?お姉さん?(さあボロを出せ!)」
絵里「・・・」
新米警察「もし不都合があるなら署でーーー」
4: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:07:48.61 ID:Kk+8+cFH.net
ダァン!!
新米警察「・・・え?」
カベドン
絵里「嬉しいわ、私みたいなのをお姉さんって呼んでくれて」
新米警察「え、ええ!?///」
絵里「坊やもお仕事頑張ってるのね、カッコイイわよ」
新米警察「!?!?///」
絵里「悪いけど急ぎなの、また今度会ったら・・・」
新米警察「(か、顔がちけぇ!!///)」
絵里「・・・お茶でも行きましょ♪」
新米警察「は、はひ・・・」ガクン
絵里「ふふ、じゃあね♪」
新米警察「で、では・・・」
スタスタ
新米警察「・・・///」ポケーッ
先輩警察「何してんだ・・・お前」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
7: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:10:58.72 ID:Kk+8+cFH.net
ー現在 希家ー
絵里「という訳でですね・・・」
希「け、警察をwww色仕掛けでwwww」
にこ「いや笑い事じゃないわよ!何してんの!?」
絵里「いや、あれはのっぴきならない事情が・・・」
希「っwwwっwww」
にこ「アンタは笑い過ぎ!!」
絵里「・・・」
にこ「で、その事情ってのは、そのバッグでしょ?何が入ってんのよ中に・・・」
絵里「・・・私達、来年で卒業でしょ?」
にこ「・・・何よ急に」
8: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:21:57.81 ID:Kk+8+cFH.net
絵里「大学に行って、連絡を取り合うとはいえ、そう簡単に会えなくなるかもしれないじゃない?」
絵里「なら今の内に、一生忘れられない位の楽しい思い出を作りたいの」
にこ「でも、前にμ'sメンバー全員と海に行ったじゃない」
希「ゲーセンもな?」
絵里「勿論あの時も本当に楽しかったわ、あんなに遊んだのも初めてだし・・・」
絵里「でも私は、貴女達二人と、三人だけで思い出を作りたいの」
にこ「・・・」
希「・・・」
絵里「だって、二人は初めて出来た友達だから・・・///」
にこ「・・・」ハァ
希「こんなんがさっき警察を色仕掛けしたんやで?信じられる?」
絵里「な、何よ!///」
にこ「はい、でまとめると?」
絵里「えっ、あの」
絵里「・・・大学に行っても、大人になっても、私と仲良くして欲しいなって・・・」
希「・・・」コクッ
にこ「・・・」コクッ
絵里「・・・?」
9: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:23:40.65 ID:Kk+8+cFH.net
ペシッ ペシッ
絵里「いっ、痛っ、なんでデコピン!?」
にこ「いや、余りにも当たり前の事を言ってるから」
希「話長い上に、当たり前の事やったから」
絵里「ちょ、ちょっと!」
にこ「私達μ'sは・・・いや」
希「ウチら三人は、これからもずっと一緒やろ?」
絵里「希・・・にこ・・・」
絵里「ありがとう・・・」グスッ
にこ「ちょっと、泣かないでよ!」
希「せやで、ところで水さして悪いんだけど、ひとつ聞いてええ?」
絵里「ぐすっ、何?」
希「結局バッグの中身なんやねん」
にこ「あっ」
絵里「あっ」
希「当人が忘れてどうすんねん」
10: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:28:21.58 ID:Kk+8+cFH.net
絵里「いやちょっと・・・出すのに勇気が・・・///」
にこ「何言ってんの、ここまで引っ張ってんだからさっさと出しなさいよ」
希「せやせや」
絵里「ま、まずお気に入りの面白い映画のDVD」ガサゴソ
にこ「普通ね」
希「普通やな」
絵里「ゲーム機 カセット」スッ
にこ「普通ね」
希「普通やな」
絵里「・・・おつまみ」スッ
にこ「・・・ふっ、つうね?」
希「普通や、な」
絵里「・・・」ガシャン
にこ「・・・アンタまさか」
希「・・・これ、お酒やん!」
絵里「・・・お祖母様が、友達と仲良くなりたければ、これが必要だって言うから・・・///」
11: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:35:02.99 ID:Kk+8+cFH.net
にこ「あー・・・だからわざわざ希の家にしたのね・・・」
希「にこっち家はこころちゃんとかいるもんね」
絵里「さ、最初は断ったのよ?」
希「んー・・・あのえりちがなぁ?」
絵里「でもよく考えてみれば、学生なんだし1度位ハメ外すのも良いかなーって・・・」
希「ワルやんな」
絵里「・・・どう?希」
希「・・・ま、ええんやない?」
にこ「希・・・」
希「このまま学生生活終わるってのも何か味気ないしな」
希「明日も休みやし、わざわざえりちが色仕掛けしてまで持って来てくれたんやし」
絵里「ちょ」
希「・・・飲もう!いや、飲んでみたい!」
絵里「の、希ぃ!」
12: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:39:45.37 ID:Kk+8+cFH.net
にこ「バカじゃないの!?にこ達は学生なのよ?お酒なんて・・・!」
にこ「絶対ダメよ!」
絵里「にこ・・・」
希「・・・の、割になんでニヤケとるん?」ニヤニヤ
にこ「・・・え?」ニヘラ
絵里「・・・ほんとは飲んでみたいんじゃない?にこも」
にこ「そ、そんな訳ないじゃない、マm・・・お母さんの飲むビールに憧れた事なんて無いし!」
希「・・・」ニヤニヤ
絵里「・・・」ニヤニヤ
にこ「・・・~~っ!!///もう、分かったわよ!飲むわ!!」
希「そうこなくちゃ♪」
絵里「ありがとう、にこ」
にこ「何ガチでお礼言ってんのよ・・・」
13: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:43:05.67 ID:Kk+8+cFH.net
希「そうと決まれば飲む奴を決めよか」ガサッ
絵里「色々と沢山あるわよ、ビールも」
にこ「ほんとね・・・これ全部絵里のおばあさんから?」
絵里「・・・事情を聞いたお母さんからも」
希「Oh、パワフルロシアンファミリー」
にこ「じゃあ、にこは・・・」
絵里「私は・・・」
希「ウチは・・・」
安価下 三人の酒(ハブ酒とかネズミ酒とかは辞めて!)
14: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:47:07.75 ID:9RpEFajL.net
エールビール
16: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:49:00.54 ID:YCZlmPNI.net
ストロングゼロ
18: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:50:04.94 ID:8Jz6TuRI.net
シロック
19: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 22:57:43.10 ID:Kk+8+cFH.net
にこ「何か名前が可愛いからこれにするわ」ーよなよなエールー
絵里「名前で言うならこれ、カッコイイわ!」ーストロングゼロー
希「なんや偉い高そうなボトルやな・・・これにしよ」ーシロックー
にこ「何かお酒って、冷やした方が良いんじゃなかったっけ?」
絵里「メモがあるわ、どれどれ・・・」
絵里へ
シロックというお酒はキンキンに冷凍庫で冷やすといいですよ
絵里「・・・だって」
希「じゃ、折角やし皆で決めた奴も冷やしとこか」
にこ「冷蔵庫借りるわね」
ガチャン
絵里「待ってる間はゲームをしましょう!」
にこ「真面目な生徒会長様がねぇ・・・」
希「お酒とかゲームとか・・・昔じゃ考えられんよな」
絵里「もう、たまには良いじゃない!さあやりましょう!」
20: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:05:22.25 ID:Kk+8+cFH.net
絵里「龍が如く6と行きましょう」
希「なんで?(純粋な疑問)」
にこ「いやホントになんで?」
絵里「あんまりカセット持ってなくて・・・」
希「なんで持ってきたんや!」
絵里「でも最近のゲームはゲーム内でゲームが出来るのよ!」
にこ「何言ってんの?」
希「要はあれやろ、ゲーム中に他のゲームが出来るって意味や」
絵里「そうそれ」
にこ「説明下手か」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
希「桐生ちゃん老けたなー・・・」
絵里「確かこっちにゲームセンターがあるのよ」
にこ「ゲームセンター?」
絵里「UFOキャッチャーとか、ぷよぷよとかも出来るのよ!」
にこ「へえ、最近のゲームは凄いのね」
希「えりち、前前」
絵里「え?」
ナニミテンダコノヤロー!
にこ「なんか絡まれてるわよ」
希「そういうゲームなんよ」
絵里「ごめん、ちょっと待っててね」
ドカァッベキィッ
にこ「・・・こう、昔の絵里を知ってるから」
希「今なんか凄いシュールやな・・・」
にこ「ゲームとは言え人をフルボッコ・・・」
絵里「外野うるさいわよ」
21: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:08:30.65 ID:Kk+8+cFH.net
絵里「ここよ!さあぷよぷよやりましょ!」
にこ「どんだけぷよぷよやりたいのよ」
希「ウチとやろうや」
絵里「あら、私に勝てるかしら?」
希「言ってな、ウチぷよぷよで負けた事ないんやで?」
絵里「へー、お手並み拝見ね」
にこ「ねえ、にこは?」
希「おつまみでも食べてて」
にこ「ぞんざい!扱いがぞんざいよ!」
絵里「さ、やりましょうか」オアイテイタシマス
希「後で泣いても知らんでー?」イッキマース!
READY GO!
22: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:15:04.22 ID:Kk+8+cFH.net
希「・・・」ムゴンノガッツポーズ
絵里「」
にこ「よっわ・・・」モグモグ
絵里「うるさーい!」
希「はー、あれだけ言っといて、最終的に自滅したやんな」
絵里「・・・///」
にこ「にこもなんかやりたーい」
絵里「じ、じゃあバーチャファイターやりましょ!」
にこ「えー、にこ格ゲーとか出来なーい!」
希「キモチワルイ」
にこ「ぬわぁんでよ!」
絵里「はいはい、じゃあダーツはどう?」
にこ「ダーツ!にこの大人っぽさにピッタリね!」
希「キモチワルイ」
にこ「いい加減殴るわよ」
希「すいません」
絵里「じゃ、301のゼロワンね、ルールは?」
にこ「点数をゼロにすればいいんでしょ?確か」
絵里「そうよ、じゃあ始めましょうか」
Player 1 START・・・
23: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:18:06.64 ID:Kk+8+cFH.net
希「ねぇえりち、ゼロワンって知ってる?」
絵里「し、知ってるわよ!」
希「じゃなんで三回連続バーストしてるの?」
絵里「・・・///」
にこ「絵里ってゲーム下手なのね・・・」
希「ほら、初心者にまで言われとるで」
絵里「」
にこ「残念でした、また練習してかかって来なさい」
絵里「・・・そ、そろそろお酒を見て来るわ・・・」
希「あ、逃げた」
絵里「・・・いい感じよ、キンキンに冷えてるわ」
にこ「そう、持って来てくれる?」
希「コースター敷いとくわ」
絵里「おつまみ、広げといてね」
ソソクサ・・・
24: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:23:20.74 ID:Kk+8+cFH.net
(未成年の飲酒は、やめようね!)
にこ「おおう・・・つめたい」
絵里「はい、希」
トクトクトク・・・
希「おっとっと」
絵里「・・・えーでは、乾杯の音頭を・・・希さん」
希「は!?ウ、ウチ!?」
にこ「希は周りをからかう癖に自分はこういうの慣れてないからね、グッジョブよ絵里」グッ
絵里「何年の付き合いだと思ってるのよ」グッ
希「急に結託しおってからに・・・///」
希「えーで、では改めまして、我々三年生組の益々の発展を願いまして・・・」
絵里「よっ、副生徒会長!」
にこ「会社の飲み会か」
希「・・・かんぱーい!!」
にこえり「「かんぱーい!!」」
キン・・・!!
https://youtu.be/hTwVpzkgXPQ
29: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:46:33.02 ID:64owNgvf.net
にこ「・・・」グイッ
絵里「・・・!」グビッ
希「・・・」グッ
にこ「ぷはぁ・・・!成程、これはイケるわ!」
絵里「これがお酒なのね・・・中々来るわ・・・」
希「ウチのもやな、これ何度なん?」
にこ「・・・40度あるわよこれ」
希「えぇ!?初飲みにしては強すぎへんか!?」
にこ「若い頃から飲んで、限界を知っとくのが良いって聞いた事あるわ」
希「まあ、まだまだイケるけどそれにしたって強いやろ・・・まあ美味しいからええけど」クイッ
絵里「これ、あんまり甘くないのね、勝手に甘いの想像してたわ」
希「確かそれ、結構ヤバいやつじゃなかったっけ?」
にこ「度数が普通のに比べて高いんだっけ?にこのは5%ね」
絵里「あぁー・・・確かに何かふわっとするけどね」
希「あかんあかん、はいくんさき」
絵里「・・・」モグモグ
30: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:51:43.27 ID:Kk+8+cFH.net
絵里「・・・」グイッ
にこ「・・・」グビッ
希「なんやろう、この2人のくたびれたOL感・・・」
にこ「・・・ねぇ絵里、最近仕事どう?」
希「えふっwwなんか始まった・・・ww」
絵里「ふっw・・・そうね、大きい仕事を任されたの、責任重大ってとこね」
にこ「そう・・・いいわね、やりたい事があるって・・・」
絵里「・・・にこ」
にこ「はぁ・・・仕事、やめよっかな・・・」トオイメ
希「えへぁwww」
絵里「ぶふぅっ!ww」
希「何のコントやねんwwwここは場末の居酒屋か!!www」
絵里「アハハハッwww」
にこ「たっwたまには乗っかるのも良いかなってww」
絵里「はー・・・楽しいわねこれ・・・」グイッ
希「せやなー、新しい楽しさが見えたわ」トクトクトク・・・
にこ「大人はずるいわね、こんな楽しいのを教えてくんないから・・・」グイッ
32: 名無しで叶える物語 2018/10/08(月) 23:58:00.80 ID:Kk+8+cFH.net
絵里「そういう希は、逆に飲み屋さんの女将って感じよね」
にこ「分かるわ、「あらあんさん、今日も来てくれはったの?」みたいな?」
希「何でウチ京都の女になっとるん!?ww」
にこ「あ、お猪口あるじゃない、それ注いでよ」
絵里「・・・」ワクワク
希「も、もう・・・///」
にこ「ガラッ、女将さん、空いてる?」
絵里「口で擬音言ったわよこの子・・・ww」
希「えふっw・・・あら、お仕事帰りどすか?お待ちしてましたわ」
にこ「あっwありがとう、冷をくれるかしら」
希「はい、ちょっと待っとってな・・・」
トクトクトク・・・
絵里「あ、シロック」
にこ「おとと・・・」
希「今日は、マグロの良いのが入ってますよ」
にこ「じゃあそれ、刺身で」
希「おおきに」ニコッ
絵里「・・・」ウズウズ
33: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:02:43.60 ID:cJD/nkUj.net
絵里「ガラッ、女将、空いてるかい?」
にこ「あふぁっww何か入ってきたww」
希「おっwあ、絢瀬はん!お久しぶりどすなぁ!」
絵里「いやぁロシアに出張でね、とんぼ返りして来たんだ」
希「あら、そうだったんどすか、だから最近顔見せてくれはらなかったんどすな?」
絵里「仕事だったんだ、しょうがないじゃないか」
希「全く、男はいつも仕事仕事で・・・女は待つばかりどすえ」
にこ「ふふぉっ!!www」
絵里「あっははははwwww」
にこ「待って!待って!逆に合いすぎてて怖いwww」
希「そうどすか?」シャナリ
絵里「どすえやめて!!wwww」
34: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:06:43.57 ID:cJD/nkUj.net
にこ「大体アンタもよ!w誰なのよそのキャラ!ww」
絵里「課長 島耕作を目指しました」
希「あっw何かイメージ的には合ってたww」
にこ「わざわざ何で島耕作選んだのよ・・・w」
絵里「ほら、あの人よく料亭に行って、粋に食べて帰るのよ」
希「いや知らんがなwwえりち島耕作ファンなの!?w」
絵里「ドラマで見てね・・・」グイッ
にこ「ああ、やってたわねそう言えば」
希「ほんと、えりちは突拍子も無い事するから・・・」グビッ
35: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:10:45.56 ID:cJD/nkUj.net
にこ「・・・あら、空いちゃった」
絵里「私も、にこ顔赤いわよ」
希「えりちもやで・・・ウチも空いたわ」
絵里「・・・アナタうわばみってやつ?」
希「んーどうやろなー?」
にこ「じゃ、次はどれにしようかしら」
絵里「色々あるからね」
希「ウチはー・・・」
安価下 お代わりで三人の酒
36: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:15:34.01 ID:SBUhnPPv.net
マッカラン
37: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:16:15.91 ID:UY0zALrw.net
スコッチ
39: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:41:10.75 ID:cJD/nkUj.net
(ウイスキー縛りで行くわ)
にこ「私、ウイスキーっての気になってるのよね」
希「奇遇やな、ウチもこの白州っての気になってたわ」
絵里「私はマッカランかしら」
にこ「じゃあにこはフォアローゼズにするわ」
希「はいにこっち」トクトクトク・・・
にこ「あらありがと、絵里も」トクトクトク・・・
絵里「ありがとう、はい希」トクトクトク・・・
希「うし、では第二回戦乾杯の音頭を・・・にこっち」
にこ「そんな気がしてたわ・・・」
絵里「よっ、リーダー!」
希「さっきから語彙力無しか」
にこ「えー、では良い感じにほろ酔いになって来ておりますが・・・」
にこ「まだまだ行くわよっ!!かんぱーい!!」
のぞえり「「かんぱーい!!」」
キン・・・!!
40: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:44:51.77 ID:cJD/nkUj.net
絵里「・・・ん、飲みやすいわね」グイッ
にこ「花の香りがするわ・・・にこにぴったり」グッ
希「日本のも中々侮れんな・・・微かにスモーキーや」グビッ
のぞえりにこ「ふう・・・」
のぞえりにこ「・・・」
希「いやなんやねんこの空気」
にこ「もうコントって感じじゃないしね・・・」
絵里「あ、じゃあ提案があるんだけど」
のぞにこ「お?」
絵里「愚痴を言うってのはどうかしら」
41: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:49:02.40 ID:cJD/nkUj.net
希「愚痴って、あの愚痴?」
絵里「その愚痴よ、今だからこそ自分を棚に上げて言わしてもらうけど」
絵里「貴女達って、不平不満を自分の中に溜め込んで話さないタイプでしょ」
希「」グサッ
にこ「」グサッ
絵里「ほらね」グイッ
にこ「そりゃ、三年生だし・・・そうそう愚痴なんて言ってられないわよ」
希「まあな・・・」グビッ
絵里「だからこそ、もうすぐ学生生活が終わるこんな時だから、言いたい事は言ってスッキリ卒業して行くのよ」
希「んー・・・一理ある」
にこ「でもねぇ・・・あんまりそういうの無いのよね・・・」トクトクトク・・・
絵里「ほんま?」
希「んふっwキャラ!」
42: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:55:11.13 ID:cJD/nkUj.net
にこ「ほんまよ、あんないい子達中々いないでしょ?」
にこ「穂乃果もことりも海未も、何だかんだリーダーや生徒会として生徒も、μ'sもまとめ上げてくれてたし」グイッ
にこ「まきりんぱなも本当に可愛い妹達よ、しっかり私たちの背中を見て、越えようとしてくれてる」
にこ「言いたい事なんて無いわ」
絵里「にこ・・・良い事言うわね」
希「本音は?」
にこ「真姫ちゃんのキャラが妬ましい」
絵里「えへぁッ!!www」
希「ほらやっぱりwwほらやっぱりww」
にこ「何よあのツンデレキャラ、あれでキャラ作ってんじゃなくて素なのよ?妬みもするわよ」トクトクトク・・・!
にこ「こちとら元の性格がこんなんだからさぁ、あの境地にはもう至れないのよ、作らない限り!」グビッ!
にこ「ぷっはぁ・・・アイツの頭捌いて、あたしに植え替えてやろうかしら」
絵里「にこぉ!!www」
希「あかんウチとんでもない本音引き出してしもたwww」
43: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 00:59:28.95 ID:cJD/nkUj.net
にこ「そういうアンタはどうなのよ!自分の事もはぐらかしたりする癖に!!」
希「ひい飛び火してきたぁ!!ww」
絵里「そうよ!希もこの際なんだから言いたい事全部言いなさい!」
希「言いたい事て・・・ww」トクトクトク・・・
にこ「・・・」カラン
絵里「・・・」グイッ
希「・・・私はさ、昔から親が転勤族だから、色んなとこ転々としてたでしょ?」
希「だから本当に仲良くなった友達って言えるのは、本気で1人も居ないの」
絵里「・・・」
希「音ノ木坂に来て、同じ事の繰り返しなんだろうなーって思ってたから、半ば諦めてたんだけど」
44: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 01:09:53.81 ID:cJD/nkUj.net
希「そこにえりちの登場!」グイッ
希「私と同じで、さっき言ってたみたいに不平不満を溜め込んで誰にも頼らない、頼れないタイプの人」
希「私と似てて、本気で友達になって欲しいって思ったのは、えりちが初めてだったんだ」
希「なんとかえりちに爪痕残そうと、慣れない関西弁使ったりね・・・」トクトクトク・・・
絵里「・・・」グイッ
希「生徒会に入るって言ってたから私も入ったね」
希「ものぐさの私だから続くか不安だったけど、案外続いたよ」
希「大好きな親友と一緒に過ごせるだけで、その時は幸せだった」
希「そしたら大変、にこっちを見つけちゃった」
にこ「・・・ふん」
希「これまた変な奇跡だよね、私達と全く同じタイプだった」
希「μ'sを作るって息巻いてた穂乃果ちゃん達と張り合ってたしねぇ」
絵里「ふふ・・・」
希「・・・結局ね?私がμ'sに入れたのは、えりちとにこっちが、私と仲良くしてくれてたから」
希「二人はそんなつもり無いだろうけど、あの時ウチも背中押されてたんやで?」
絵里「・・・」
にこ「・・・」
希「・・・ウチが言いたい事はそれだけ、これまでも、これからも、ありがとうな」
45: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 01:17:27.60 ID:cJD/nkUj.net
にこ「・・・」プルプル
絵里「・・・」ダバー
希「えりちィ!!ww涙の量がえげつないで!?www」
にこ「アンタもアンタなりに考えがあったのよね・・・」グスッ
希「にこっちまでシリアスにならんといてwwwウチめっちゃ恥ずかしいからwww」
希「・・・ま、皆とだけは、離れたくないだけやから」グイッ
絵里「・・・希、いつもありがとう」
希「急にやめやー照れるやんな///」
にこ「ほれ、お注ぎしますぜ」トクトクトク・・・
希「あらこりゃ失礼、おとと」
絵里「二人ともホントに皆のことが大好きなのね・・・」
にこ「そりゃそうでしょ、あんな良い奴ら何処にもいないわよ」
絵里「というか、希は愚痴無いの?」
希「ないよぉ、皆いい子達なんやもん」
にこ「本音は?」
希「ことりちゃんと花陽ちゃんに囲まれたい」
絵里「おふぁっwww」
にこ「た、ただの願望じゃないのwww」
46: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 01:25:31.10 ID:cJD/nkUj.net
希「想像してみてよ!!両耳からあの声が同時に聞こえてくるのを!!」
希「絶対ヤバいでしょ!?新手の拷問になるよあんなの!!」
絵里「ひょ、標準語で力説しないでwww」
希「絶対ヤバいから!!私絶対その場で失神するわ!!」
にこ「本気じゃない!!www本気の目じゃない!!www」
希「ウチの学説だと、あの二人の声の振動は恐らく脳を溶かすと出てるんや」
絵里「いやそこはタロットカード使いなさいよ!!www」
にこ「な、何が学説よwww」
絵里「と、とりあえず希はただの願望なのね・・・w」グビッ
希「まあな、ホンマに愚痴とかウチは無いなぁ」トクトクトク・・・
47: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 01:26:08.20 ID:cJD/nkUj.net
にこ「アンタはどうなのよ」
絵里「私も、希と全く同じなのよ」
絵里「μ'sに、そして二人に出会えなかったら私は今頃・・・」
絵里「・・・考えたくないわね」
にこ「超怖い生徒会長でギネス記録とれそうね」
絵里「取れるかぁ!ww」
希「丸くなったよなぁえりちは」グビッ
絵里「ふふ、そこだけは希とにこのお陰よ、ありがとね」
希「・・・おっしゃ、今日は飲むよ!!えりちとにこっちに乾杯や!!」
にこ「私だってまだまだイケるわよー!?さあ絵里、希!もっと持って来なさい!!」
絵里「当たり前じゃない!!夜は長いわ、まだまだ沢山話すわよ!!」
カンパーイ・・・!!
48: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 01:35:44.95 ID:cJD/nkUj.net
ーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「あー・・・」
希「これが飲み過ぎって奴なんやな・・・」
絵里「」
にこ「えりー、いきてるー?」ペシペシ
絵里「なんとかね・・・」
にこ「よかった、じゃあわたしはトイレに・・・」
希「にこっちー、そっちはベランダやんなー」
にこ「・・・二人とも、来て」
絵里「へ・・・?」
希「どうしたん・・・?」
ガラッ・・・
ーそこには、満天の星空があったー
絵里「わあ・・・!!」
希「おお、東京でここまで見えるんか・・・」
にこ「綺麗ね・・・」
絵里「・・・ねえ、にこ、希」
にこのぞ「ん?」
絵里「・・・これからもずっと一緒にいてくれる?」
49: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 01:39:20.60 ID:cJD/nkUj.net
にこ「だーかーら、当たり前でしょ、最初にも言ったじゃない」
希「寧ろウチが離れさせへんで、一生二人にしがみついたるから!」
絵里「・・・ふふ、ありがとう」
にこ「私だって、アンタらを背に前を歩いてくわ、見失うんじゃないわよ!」
絵里「勿論です、にこ様」
希「いつまでだってついてきますよ!」
にこ「・・・でも、たまには」
のぞえり「ん?」
にこ「・・・アンタらが、私の手、引いて行ってよね」
絵里「・・・ええ!」
希「じゃあ皆で今のうちに、手繋いでおけばええやんな」ギュッ
にこ「あら、名案じゃない」ギュッ
絵里「ナイスアイディアね!」ギュッ
空には三度、流れ星が流れていった・・・
50: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 01:43:25.82 ID:cJD/nkUj.net
絵里「雨の日のコーヒー」
穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」
絵里「青に」にこ「落ちていく」
にこ「絵里って」希「映画の影響」ことり「受け過ぎだよね」
絵里「ゲームセンターに行きましょう!」にこ「拒否」希「話を聞こう」
絵里「ノッキンオン」にこ「ヘブンズドア」
絵里「予告編」
穂乃果&ツバサ「聖♡おねえさん」
前作です、宜しければ
52: 名無しで叶える物語 2018/10/09(火) 02:35:54.79 ID:hcDmWql/.net
三年組素晴らしいなぁ…おつおつでした
絵里「真夜中に」にこ「愚痴を肴に」希「姦しく」