1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:22:14.88 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「どうしたの?」

女騎士「相談があるんだけど」

女エルフ「?」

女騎士「私ね」

女エルフ「うん」

女騎士「騎士やめようと思う」

女エルフ「えっ」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:23:36.58 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「やめるの?」

女騎士「うん」

女エルフ「なんで?」

女騎士「いや」

女騎士「ほら」

女騎士「私たちってさ」

女エルフ「うん」

女騎士「よくひどい目に会うでしょ」

女エルフ「まあな」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:25:11.41 ID:kJHs6FqDO

女騎士「マワされるなんてしょっちゅうというか」

女騎士「日常茶飯事」

女エルフ「うむ」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:26:40.20 ID:kJHs6FqDO

女騎士「人間だけならまだしも」

女騎士「オークとか触手とかガーゴイルにゴブリンやオーガ、トロル」

女騎士「サキュバスなどなどになぶられいじくられ」

女騎士「犬や豚、馬やら虫やらに凌辱され」

女騎士「あげく」

女騎士「針や蝋燭を基本とした拷問から始まり」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:28:12.14 ID:kJHs6FqDO

女騎士「浣腸によるスカ○ロを軸にしたア○ル開発の数々」

女騎士「肉体改造によるふたなり化、超乳化、ニプルファック」

女騎士「媚薬なども用いた調教の果てのトロ顔、アヘ顔、失禁失神」

女エルフ「そら」

女エルフ「やめたくも」

女エルフ「なるな」

女騎士「わかってくれて嬉しい」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:29:36.08 ID:kJHs6FqDO

女騎士「だからね」

女エルフ「うん」

女騎士「騎士をやめようと思う」

女エルフ「ずるい」

女騎士「えっ」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:30:43.42 ID:kJHs6FqDO

女騎士「ずるい?」

女エルフ「ずるいよ」

女エルフ「だって騎士はやめれるけど」

女エルフ「エルフやめられないもん」

女騎士「あー」

女エルフ「生まれつきだもん」

女騎士「ごめん。でももう決めたから」

女騎士「今から隊長のとこいってやめてくる」

女エルフ「う~…」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:32:09.44 ID:kJHs6FqDO

女騎士「今日から普通の女になる」

女騎士「もうあんな凄惨な目にはあわない」

女騎士「普通の女の子」

女エルフ「いいなぁ…」

女騎士「行ってくる」

女エルフ「行ってらっしゃい……」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:33:22.40 ID:kJHs6FqDO

―――
――

女騎士「隊長。第三騎馬隊女騎士です」

隊長「ん?……ああ、お前か。どうしたんだ?今日は非番だろう」

女騎士「…申し訳ありません。実は……騎士を、やめたいと思っています」

隊長「……ふむ」

隊長「理由を聞こうか」

隊長「ワケもなく、そんなことを言い出すお前でないことぐらいは知っている」

女騎士「……」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:34:43.68 ID:kJHs6FqDO

女騎士「……恥ずかしながら」

女騎士「度重なる凌辱を受けたこの身……もはや限界なのです」

女騎士「一頃の純粋な想いすら、いまはもう思い出すこと叶いません」

女騎士「騎士の誇りが我が唯一の拠り所と自覚はしても、寝床につくたび、悪夢に魘される」

女騎士「女人の道は捨てた身なれど……つろうございます…」ジワッ

女騎士「ただただ辛いのです…」ポロポロ

女騎士「うぅ……う」

隊長「………」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:36:02.88 ID:kJHs6FqDO

隊長「わかった。すまないな……お前にはいつも過酷な任務を与えた」

隊長「わかった。やめたいのならばとめない」

隊長「だが……女騎士よ。もし何か思うところがあればいつでも帰ってこい」

隊長「私たち騎士団はいつでもお前を歓迎しよう」ニコッ

女騎士「隊長……」

女騎士「隊長……!ぅう……ありがとう、ございます…………」ポロポロ


―――
――

女エルフ「どうだった」

女「やめたった」

女エルフ「あー……本当にやめてる……」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:37:12.49 ID:kJHs6FqDO

女「これでわたしはもう」

女「無理やりおっぱい揉まれることもなくなる」

女「街娘Aになった」

女エルフ「いいなあ」

女「うむ。ところで」

女エルフ「うん?」

女「後輩連れてきた」

女騎士(B)「えっと…あ、あの」

女騎士「はじむまして」

女エルフ(噛んだ)
女(可愛い)



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:38:56.15 ID:kJHs6FqDO

女騎士「あの!」

女騎士「女エルフさんのご活躍!先輩から聞いております!」

エルフ「お?」

女「お」

女騎士「ときには悪略巡らす人間たちや」

女騎士「オーガやトロル、オークやルーパーに魔族や妖魔」

女騎士「あらゆる悪鬼に立ち向かってきた偉大な魔法使いだと!」

女エルフ「あながち間違ってはいないな」

女「穴だけにな」

女エルフ「なにが(笑」

女騎士(下ネタかな///)カァッ



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:40:38.80 ID:kJHs6FqDO

女騎士「しかし先輩」

女「ん~?」

女騎士「なぜ急に騎士をおやめになったのですか」

女騎士「わたしは先輩ほど美しく気高く…」

女騎士「天賦の才に満ちた剣技を見たことがありません」

女エルフ「えらい言われようだな」

女「よせやい照れるぜ」

女騎士(軽い)



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:44:15.67 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「そんな強かったのか」

女「まあな」

女エルフ「なんですぐ捕まるん?」

女「こっちが聞きたい」

女エルフ「そうか」

女「お前もなんですぐ捕まるん?」

女エルフ「こっちが聞きたい」

女「だろ」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:45:08.05 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「それにしても、なんだ」

女騎士「?」たゆんっ

女エルフ「おっぱいデカいなオマエ」

女「わたしに負けず劣らずだな」

女騎士「っ///」

女エルフ「む」

女「どうした?」

女エルフ「女騎士」

女騎士「はいっ」

女エルフ「いまの反応」

女エルフ「キサマ」

女エルフ「…処女だな」

女騎士「なっ///」カァッ



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:46:36.67 ID:kJHs6FqDO

女「ほう。生娘か」

女騎士「や、やめてください!!」

女「どうなんだ」

女騎士「け、剣の道一筋なわたしには男など不要でゴニョゴニョ」

女「まじかー」

女エルフ「初々しいな」

女「わたしも以前こんなんだった気がするわ」

女エルフ「まじか」

女「以前はな」

女エルフ「わたしもだな」

女「でもこいつあした森に魔物退治に行くらしい」

女エルフ「初めは痛いけど慣れるから頑張ってな」

女騎士「え?」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:48:32.19 ID:kJHs6FqDO

女「ところでさ」

女エルフ「どうした」

女騎士(今のどういう意味なんだろ(´・ω・))

女「騎士やめたはいいんだけど」

女エルフ「うん?」

女「なにすればいいんだ」

女「なんだかんださ」

女「騎士道一筋だったせいかな」

女「普通の女がするようなこととか」

女「わからない」

女エルフ「うーん」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:50:10.52 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「やっぱ」

女エルフ「まずは」

女「恋人?」

女エルフ「いや」

女エルフ「仕事(笑」

女「確かに(笑」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:51:03.18 ID:kJHs6FqDO

女「ていうか今まで」

女「宿舎も騎士団のだったから、家もないわ」

女エルフ「後先考えて行動しなよ」

女「住み込みで働けるとこでも探すとするかな」

女エルフ「うむ」

女「とりあえず城下町で探してくる」

女エルフ「いてらー」
女騎士「お気をつけて」

女「うい~」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:53:09.05 ID:kJHs6FqDO

―――
――

女「というわけで就いたるは宿屋のウェイトレス」

女「日常に欲望が交わる、この世の光と影…」

主人「おーい、バイト」

女「あ、はい」

主人「三番テーブルに食事運んで」

女「承知しました」



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:55:01.22 ID:kJHs6FqDO

女「……」トテトテ

女「お待たせしました」ニコッ

青年「ありがとうございま――」ッ

女「ごゆっくりお召し上がりくださいませ」

青年「!ま、待ってください!」

女「はい?」

青年「あ、あの……」

―――
――



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:55:58.20 ID:kJHs6FqDO

―――
――

女「やっほ」

女エルフ「お」

女「お待たせ」

女エルフ「一人?」

女「女騎士B」

女「誘おうとしたけど」

女「こないだ魔物退治にいってから行方不明らしい」

女エルフ「なる(笑

女「しばらくしたら帰ってくるだろ」

女エルフ「うむ」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 21:58:32.75 ID:kJHs6FqDO

女「ところでさ」

女エルフ「ん?」

女「デートに誘われた」

女エルフ「え?」

女「デートに誘われた」

女エルフ「ごめんもっかいお願い」

女「デートに誘われた」

女エルフ「ごめんもっかいお願い」

女「デートに誘われた」

女エルフ「FUCK」

女「優越感」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:00:13.87 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「いいな」

女「やはりこのあふれでる美貌は」

女「すぐ男を虜にしてしまうらしい」

女エルフ「おっぱい大きいと得だな」

女「よせやい恥ずかしい」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:01:57.11 ID:kJHs6FqDO

女「…思えば騎士としての誇りを胸に生きた日々」

女「デートとかまじ初めてなんでドキドキです」

女「普通の恋愛まで、あと一歩」

女エルフ「いいないいな」

女「では、これから」

女「デート行ってくる」

女エルフ「いてらー」

女「いってくる!」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:03:44.59 ID:kJHs6FqDO

~レストラン~

青年「……で、その騎士がまた…」

女「へえ……素敵。兵隊さんなんですね」

青年「……つまらないですよね」

女「?ふふっ、そんなことありませんよ」

女「こうして男性のかたとお話したりすること自体、あまりなかったので…」

女「楽しいです」ニコッ

青年「そうなんですか?」

青年「その……実はお誘い自体、迷惑でなかったかと心配してたんです」

女「いえいえ」

青年「……」ジッ

女「……?どうかされました?

青年「…本当にお綺麗だなと」

女「あ…」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:05:22.92 ID:kJHs6FqDO

女「あ、ありがとう…ございます……///」

青年「あ、あはは…」

女「えへへ…」

青年「あ、話の続きなんですが!」

女「はい……」

―――
――

女「みたいなデートを早くも数回」

女エルフ「告白は?」

女「された」

女エルフ「おお」

女「二つ返事だな」

女エルフ「素敵だ素敵。いいないいな」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:06:37.50 ID:kJHs6FqDO

女「しかし悩みがある」

女エルフ「ん?」

女「いまだキスすらないのだよ」

女エルフ「誠実でいいじゃない」

女「しかしだね。そろそろ何か進展があってもいい頃ではないか」

女エルフ「恋愛ぽくていいじゃない」

女「しかしやきもきです」

女エルフ「やきもきか」

女「オークなら出会って数秒で襲ってくるのに…」

女エルフ「基準がおかしいけどね…」



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:08:55.37 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「…じゃあ」

女エルフ「今度、部屋に誘ってみたらいいじゃない」

女「恥ずかしい」

女エルフ「気にするな」

女エルフ「いまどきの男なんて軽いもんだ」

女「でも私、心は処女だし……///」

女エルフ「心は処女(笑

女「笑うなー!」



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:11:09.39 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「御馳走様」

女エルフ「……あ」

女エルフ「もうこんな時間だ」

女「ん?」

女「用事?」

女エルフ「うん」

女エルフ「最近」

女エルフ「エルフ狩りが流行ってるらしくて警備に」

女「ほう」

女「一方」

女「わたしは」

女「またデートです」

女エルフ「平和だー」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:14:54.35 ID:kJHs6FqDO

女「気をつけてな」

女エルフ「へーき」

女エルフ「じゃ、また」

女「またなー」

―――
――

女エルフ「くっ!!まさかこの私が捕まるなど!」

兵士A「へっへっへ。こいつはたまんねえな」

兵士B「エルフの中でもこりゃあ上玉だぜ!」
兵士C「たっぷり可愛がってやるから覚悟しろよ」

女エルフ「や、やめろ…そんなもの近づけるな、い、いやああああ!!」

―――
――



103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:20:08.55 ID:kJHs6FqDO

女「ん?」

青年「どうかしました?」

女「いえ…友人の悲鳴が聞こえた気がしたので」

青年「悲鳴ですか?」

女「気のせいだと思います、ふふっ」



108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:25:05.74 ID:kJHs6FqDO

~夜~

女「今日もありがとうございました。楽しかったです」ペコリ

青年「いえ、こちらこそいつも…はは」

女「……」

青年「……」

女「そ、それじゃあ帰りますね…」

青年「あ、は、はい…」

女「……」

青年「……」

女「………」ペコリ

青年「っ、あ、あの!」

女「!」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:30:33.28 ID:kJHs6FqDO

女「は、はいっ」

青年「その……」

女「…」ドキドキ

青年「……実は、ぼくはそろそろこの国を離れることになったんです」

女「……え…」

青年「その…それで……無理を承知でお願いがあるのです」

女「……」

青年「ぼくと一緒に、国に帰ってはいただけないでしょうか」

女「!」

青年「……すみません、急にこんな…」

女「い、いえ…」



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:36:44.44 ID:kJHs6FqDO

青年「ぼくは帝国の人間なんです」

女「!」

青年「…この王国とは、敵対関係にありますね」

青年「最初にお話したときに、騎士をしていると言いましたが…」

青年「ぼくは帝国騎士の隊長をしています」

女「そ、そうだったのですか…てっきり、王国の方……かと」

青年「……」



117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:41:52.02 ID:kJHs6FqDO

女「……」

青年「急な申し出とはわかっています。しかし、ぼくは…」

女「…ごめんなさい」

青年「!」

女「…貴方と一緒に行くことは出来ません」

青年「女さん…」

女「……わたしも黙っていたことがあるんです」

女「わたしは、この王国の騎士です」

青年「……!?」

女「…」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:46:13.86 ID:kJHs6FqDO

女「元、ですが。……しかし騎士をやめた身の上だからとて」

女「我が誇りと忠誠は我が王に。……帝国に行くことは出来ません」

青年「………」

女「……どうかわたしのことはお忘れください」

青年「女さん!」

女「……サヨナラっ!」タッ

青年「女さん――女さーーん!」

―――
――



121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:47:43.59 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「久しぶり~」

女「……久しぶり」

女エルフ「どうした?テンション低いぞ」

女エルフ「例の男とはどうなった?」

女「それについては」

女「話したくない…」

女エルフ「そうか…」



123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:54:48.46 ID:kJHs6FqDO

女「そっちは?」

女エルフ「調教されてた」

女「おおう…」

女エルフ「ほんと奴ら、容赦ないわ」

女エルフ「久しぶりに」

女エルフ「おなか」

女エルフ・女「「ボコォッ!!」」

女エルフ「ないない(笑」

女「ないか…」

女エルフ「ノリは悪くないがテンション低いよ……元気だせよ…」

女「ごめん…」



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:57:41.79 ID:kJHs6FqDO

―――

女エルフ「そうか……そんなことが」

女エルフ「あったのか……」

女「悲しい」

女エルフ「だね…」

女エルフ「ただ、悲しいとこ悪いけど」

女「?」

女エルフ「わたし」

女エルフ「彼氏できたわ」

女「は?」



125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 22:59:35.94 ID:kJHs6FqDO

女「ごめん」

女「ちょっと」

女「なに言ってるのか」

女「わからない」

女エルフ「いやさ」

女エルフ「わたし」

女エルフ「捕まってたじゃん?」

女「うん」



128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:03:28.13 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「エルフ狩りしてたの」

女エルフ「帝国の兵士だったんだけどさ」

女「うむ…」

女エルフ「そこにね」

女エルフ「帝国の騎士さんが助けに来てくれたわけだ」

女「ほー」



135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:06:54.25 ID:kJHs6FqDO

女エルフ「それがまあ、なかなか素敵な男で」

女「ふむ」

女エルフ「ぐっちょんぐっちょんでグッタリしてたわたしを介抱して」

女エルフ「温かいスープをくれたりな…」

女エルフ「そりゃもう」

女エルフ「落ちるよ」

女「ロマンス」

女エルフ「ロマンス」



138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:11:02.07 ID:kJHs6FqDO

女「だいたい」

女「読めたぞ」

女エルフ「ふふふ」

女「そいつか」

女エルフ「そいつだ」

女「アプローチは」

女エルフ「お礼と称して」

女エルフ「逆レイプ」

女「積極的」

女エルフ「童貞なんてチョロいもんですよ」

女「童貞だったのか…」



140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:18:08.52 ID:kJHs6FqDO

女「名前」

女「なんていうの?」

女エルフ「青年」

女「うん?」

女エルフ「青年だよ」

女「……うん?」

女エルフ「帝国騎士の青年くん」

女「またまた」

女「ご冗談を」カタカタカタカタ

女エルフ「手が震えてるけどどうした」



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:22:26.33 ID:kJHs6FqDO

女「…なんでもない…」

女エルフ「?」

女「そうか…童貞だったのか……」

女エルフ「うむ」

女「そうか……」グスッ

女エルフ「な、な、なんで泣いてるの?」

女「なんでだろうな…」グスグスッ

女「ごめん」

女「今日は」

女「帰るよ…」グスッ

女エルフ「う、うん」

女「またね……」

女エルフ「ま、またね……」

女「うん…」グスッ



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:27:54.28 ID:kJHs6FqDO

~自室~

女「……」ゴロゴロ

女「………はぁ」

女「なんか急に疲れちゃったな……」

女「……」

女「………」グスンッ

女「ふぅ…」

――コンコン

女「ん?」

女「ノック」

女「誰だ……?」



145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:31:07.71 ID:kJHs6FqDO

女「はーい」トテトテ

女「どなたですか?」

女騎士「わたしです、先輩!」

女「女騎士B?」ガチャッ

女騎士「先輩……!お久しぶりです!」

女「おお、ほんとにお前か。久しぶりだな、元気にしてたか」



149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:35:32.23 ID:kJHs6FqDO

女「よくここがわかったな」

女騎士「えへへ…隊長さんから聞きました」

女「隊長かー」

女騎士「?なんだか元気がないですね?」

女「色々あってな」

女騎士「そうなんですか…」

女「まあ、立ち話もなんだ。あがっていけ」

女騎士「え、いいんですか?」

女「いいさ。ちょうど誰かと話したいなと思ってたとこだ」



151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:41:38.66 ID:kJHs6FqDO

―――
――

女「……まあ、実らない恋だったというわけさ」

女騎士「そうだったんですか……それは」

女騎士「おつらかったですね…」

女「ふふっ。お前に話したら少し楽になったよ」

女騎士「そんな…わたしなんかでよければ、いつでも」

女「そう言ってくれると助かるよ」



153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 23:47:42.48 ID:kJHs6FqDO

女「ところでお前は今までどうしていた?」

女騎士「はい?」

女「魔物退治に行ってから行方不明だと聞いていたんだが」

女騎士「ああ……はい、まあ、そうですね」

女騎士「……色々ありました」

女「そうか…お前も色々あったんだな」

女騎士「はい……先輩に捧げる前に危うく貞操を失うところでした…」

女「そうか…」

女「……」


女「ん?」



165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/20(火) 00:04:47.50 ID:PAx8CHJbO

女騎士「先輩…」ズイッ

女「え、なにやだ怖い。なんで顔近づけるの」

女騎士「私…わかったんです」

女「えっ」

女騎士「魔物に操を奪われそうになったとき」

女騎士「誰より何より」

女騎士「先輩の顔が浮かびました」

女「えっ」

女騎士「そこで確信したんです!わたしは…先輩が…先輩のことが…」グイグイッ

女「え、待ってわたしそっち方面はあんまり経験ないっていうか興味な、んぐっ!?」チュッ

女騎士「ちゅ……ちゅぱ…ちゅ…」
女「んっ、ふあ…」チュプッ

女「ま、待って…ん」チュッ
女騎士「…ぷあっ。………うふふ。先輩……か、可愛い。どっちが処女かわかりませんね」ハァハァ

女「待て待て待て待て、お前最初とキャラちが」
<センパイッ!<キャアアアアア



171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/20(火) 00:13:09.31 ID:PAx8CHJbO

―――
――

女騎士(A)「はい」

女エルフ「はいじゃないが」

女エルフ「え、なに?騎士に戻ったの?」

女騎士(A)「うん」

女エルフ「なんで?」

女騎士(A)「……ちょっと、守るべき相手が出来てしまってな…」

女エルフ「ほう」

女エルフ「よくわかんないけど」

女エルフ「ちょっと元気出たみたいで何より」

女騎士(A)「うむ。普通の恋愛は諦めた」

女エルフ「そうなのか。……はあ」

女騎士(A)「そっちはどう?」

女エルフ「ん?」



174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/20(火) 00:23:02.73 ID:PAx8CHJbO

女エルフ「なにが?」

女騎士(A)「青年さん」

女エルフ「あ」

女騎士(A)「浮かない顔してるな」

女エルフ「いや、うん」

女エルフ「…」

女エルフ「あのさ…」

女騎士(A)「ん?」

女エルフ「いや……そのさ、えとね」

女エルフ「なんか、知らなかったとはいえ」

女エルフ「ごめんね」

女騎士(A)「あれ、もしかして」

女エルフ「ん。聞いた」



175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/20(火) 00:29:26.39 ID:PAx8CHJbO

女騎士(A)「よせやい気にするな照れるぜ」

女エルフ「とはいえ、ねえ?」

女騎士(A)「後悔はしてないさ」

女騎士(A)「わたしには国を捨てられなかった。そういう意味では」

女騎士(A)「国のしがらみがないエルフが羨ましいな。ふふっ」

女エルフ「むう…」

女騎士(A)「まあ騎士もエルフも大変だけど」

女エルフ「うん」

女騎士(A)「……やめることはないなと判っただけで、良かったよ」

女エルフ「……うん」

女騎士(A)「ふふっ」

女エルフ「あはっ」



178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/20(火) 00:34:06.18 ID:PAx8CHJbO

女騎士(A)「さて……そろそろ任務に戻るかな」

女エルフ「あ」

女エルフ「もうこんな時間か」

女騎士(A)「お前も何かあるのか?」

女エルフ「うん」

女エルフ「ちょっと」

女エルフ「侵入してくるトロル退治に」ニコッ

女騎士(A)「そうか」

女騎士(A)「わたしは」

女騎士(A)「北の山をねぐらにしている山賊を退治に行くところさ」

女エルフ「気をつけてね」

女騎士(A)「お互いね」

女エルフ「じゃあ」

女騎士(A)「またー」

女エルフ「またねー」



185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/20(火) 00:43:18.66 ID:PAx8CHJbO

――こうして彼女たちはそれぞれの道に戻っていった――

――行く先々に待ち受ける困難と恥辱は――

――しかし彼女たちをより強く成長させてくれるであろう

女エルフ「くっ!離せ!わ、わたしがこんな奴らに!!」

――なぜなら、彼女たちは――

女騎士A「や、やめろ!そいつに手を出すな!……わ、わたしが代わりになる!」

――誇り高き

女騎士B「先輩!いけません――ひぃ、んっ!」

――騎士とエルフなのだから!――


Fin☆ミ


元スレ
女騎士「ねえ」女エルフ「ん~?」