1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:09:23.47 ID:4CdnviLu0

P「本日、二月三日は皆大好き節分の日です」

P「節分には豆撒きだけでなく、恵方巻という縁起ものの習慣も存在しています」

P「起源は諸説あるものの、二百年前に遡る説もあるそうです」

P「まあ、前フリはその辺りにしておいて、今日の俺の任務は他でもありません」

P「隙を見て、アイドルの口に無理矢理、この極太の○○○を突っ込む、簡単なお仕事です」

小鳥「ぼかしましたね、プロデューサーさん。今、意図的にぼかしましたね」

P「悪意なき自主規制です、悪しからず」

小鳥「そうですか。あ、得物はこちらに」

P「物凄い量の恵方巻ですね・・どこから仕入れてきたんですか?」」

小鳥「企業秘密です。あ、領収書もこちらに」

P「はい。それは社長の机にでも置いておきましょう。詫びの恵方巻一つでも置いて」

小鳥「そうですね」

P「あ、録画の方、宜しくお願いします」

小鳥「合点承知之助」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:12:58.00 ID:4CdnviLu0

P「あと、ダビングも後でお願いします」

小鳥「お任せを」

P「それでは、アイドルが来てしまう前に」

小鳥「とりあえず、戦闘の準備ですね」

P「はい。それじゃ恵方巻をポケットやら鞄やらに仕込ん・・、


春香「おっはようございまーすっ!」ガチャッ


小鳥「春香ちゃんっ」

P「しまった、予想以上に来るのが早いッ!」

春香「あれ、プロデューサーさん、小鳥さん、何やって・・うわあ、何ですか、この海苔巻きの山」

P「えええいっ!!!強硬手段じゃあああああっ!!!」

春香「え、うひゃあ!?・・む。もがっ!」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:15:21.23 ID:4CdnviLu0

春香「む、んぐっ・・!」

P「どうだ、春香・・朝一番で○○○を喰らった感想は」

春香「ん・・ぐ、ぉ・・あ・・は、っ・・んむ」

P「ククク・・太さ6センチ、長さ20センチの○○○だ。さぞかし苦痛だろう?」

春香「ぁ、くっ、こほっ・・っは、んぐっ、ぐ、ゃ」

P「その明るくて元気な声を出す春香の可愛いお口を」

春香「む、ぐぅ・・む、んっ!」

P「俺の極太○○○が、蹂躙しているッ・・!」

春香「ん、っけっほ・・はっ、ほご」

P「・・・」

春香「っひ、ぁ・・んぐむっ、ぅ」

P「すまん・・春香」

春香「っ・・ぷはぁっ、けっほ、けほっ!」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:18:30.14 ID:4CdnviLu0

小鳥「え、どうして途中で止めたんですか?」

P「・・いや、何か可哀想で」

小鳥「一人目からそれですか」

P「春香・・ほら、水。大丈夫か?」

春香「んくっ、んっ・・はぁっ、びっくりしちゃいました」

P「何か、すまん」

春香「何かと思えば恵方巻・・あ、そういえば今日は節分の日ですもんね」

P「ああ。・・あの、春香、怒ってない?」

春香「全然、怒ってないですよ!ちょっと苦しかったですけど、」

P「けど?」

春香「プロデューサーさんの・・とっても美味しかったです」

P「・・残り半分、食べるか?」

春香「あ、はい。いただきまーすっ」

小鳥「・・・」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:21:31.48 ID:4CdnviLu0

P「っしゃあ、二人目来いっ!」

小鳥「ヘタレからの復活が早いですね、プロデューサーさん」

P「切り替えが上手いと言ってください」


やよい「おはようございまーすっ!」ガチャッ


小鳥「やよいちゃん・・!」

P「っしゃぁぁぁ!!先手必しょ、」

やよい「あっ、恵方巻ですねっ」

P「あ、うん」

やよい「うっうー!今年の方角は南南東ですよ、プロデューサー!」

P「ああ、そうらしいな」

やよい「あぅ・・でも、どこを向いたら南南東なんでしょう?」

P「南南東はあっちだったかな」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:28:27.27 ID:4CdnviLu0

やよい「あっちを向いて食べれば良いんですねっ」

P「そうだな」

やよい「はい、プロデューサーも恵方巻を持って・・一緒に食べましょう!」

P「ああ」

やよい「南南東を向きながら、願い事を思い浮かべるんですよっ」

P「なるほど」

やよい「あっ、食べてる最中は喋っちゃダメですよー?そういう決まりなんですっ」

P「そうなのか」

やよい「それでは、いっただきまーすっ」

P「・・・」

やよい「ん、ふぐ・・むぐ、もぐ」

P「・・・」

やよい「もぐ、もぐ・・っは、ごちそうさまでしたぁっ」

P「ご馳走様でした」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:31:04.23 ID:4CdnviLu0

やよい「って、あ!勝手に食べちゃいましたけど、食べて大丈夫だったんですか?」

小鳥「大丈夫よ、それはやよいちゃんの分だし、他の皆の分もちゃんと取ってあるから」

やよい「そうですか、良かったですー」

P「・・・」

やよい「実は、朝も家族みーんなで恵方巻を食べてきたんですけど、二回もお願い事しちゃったらズルになっちゃうかもしれません・・」

小鳥「あはは、そんなことないんじゃないかしら・・ところで、やよいちゃんは何をお願いしたの?」

やよい「えーと、一ヶ月過ぎちゃいましたけど・・今年もみんな仲良く健康でいられますようにって、お願いしました!」

小鳥「まあ、嬉しいわ。私もやよいちゃんの為に恵方巻、何本も食べちゃおうかしら」

やよい「あ、そんなっ、良いですよ!小鳥さんは自分のためにお願いしてくださいっ」

小鳥「・・な、何て良い子なの、やよいちゃんっ!」

やよい「えへへ・・恵方巻、とっても美味しかったです!」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:33:25.70 ID:4CdnviLu0

P「・・・」

小鳥「どうしたんですか、さっきから押し黙ったままで」

P「あ、いや。何か途中から、やよいの気にあてられてたというか・・」

小鳥「要するに、またヘタレたわけですね・・」

P「違う!断じて違う!ヘタレたんじゃないっ!・・ただ、」

小鳥「ただ?」

P「やよいの苦しそうな顔だけは・・見たくないって思っただけです」

小鳥「・・・」

P「・・・」

小鳥「次、来ますよ」

P「はい」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:35:37.57 ID:4CdnviLu0

亜美「おっはよ→」

真美「はよっ→」


P「来たな、亜美真美!先手必勝ォォォッ!!!」

小鳥「(奇襲のレパートリーが貧弱すぎます、プロデューサーさん)」


亜美「ふっ」

真美「とぉっ!」


P「何っ、二手に分かれただと!」

亜美「イベント好きな兄ちゃんのことだから、そういうことをしてくると思ったよ!」

真美「真美たちに恵方巻を食べさせたければ、よく考えることだねっ」


小鳥「(二人とも食べたくないのかしら、恵方巻)」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:37:30.99 ID:4CdnviLu0

P「くっ、やはり一筋縄ではいかないか、双海姉妹!」

亜美「んっふっふ~!」

P「フッ、だが、武器(恵方巻)を持っているのは俺だけだ。手ぶらの貴様らを屈服させるなど、時間の問題よ!」

真美「・・・」

P「どうした、そのちっちゃなお口が塞がれるのを恐れ、閉口したか?」


亜美「いつから亜美たちが、」スッ

真美「恵方巻を持っていない、と錯覚していた?」スッ


P「なん・・だと」

亜美「ミイラ獲りがミイラに、とはよく言ったもんだよね」

真美「年貢の納め時でござるよ、兄ちゃん」

P「バカな・・二人とも恵方巻持参で来やがったのか、しかも!」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:40:35.37 ID:4CdnviLu0

亜美「左手と右手・・」

真美「恵方巻、二本を装備!」

P「二刀流が二人・・つまり、俺は四刀を相手にしなければならないということか!」

亜美「んっふっふ~!今のうちにお願い事を決めておくんだね、兄ちゃん」

真美「いくよ兄ちゃん――――恵方巻の貯蔵は充分か」

P「く・・これしきで怯むはプロデューサーの恥ッ」

亜美「良い心がけだね、兄ちゃん」

P「俺はすべての太刀を捌ききり、貴様らの口に突っ込んでみせる!」

亜美「双海流恵方斬りィィィィッ!!」

真美「双海流恵方突の舞ィィィィッ!!」


P「うおおおおっ!!!負けるかああああっ!!!!南南東ォォォォォォッ!!!!!」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:43:13.40 ID:4CdnviLu0

P「ふご、ふがぉ・・」

亜美「ウィナー!双海亜美、双海真美ぃー!」

真美「たいしたことなかったにぇー、兄ちゃん」

P「むぐ、ふごごぉーっ!」

小鳥「(食べ物で遊んではいけません)」

亜美「それにしても、真美の動きは機敏俊敏だったね→」

真美「亜美だって、兄ちゃんの口に二本とも突っ込むとは思わなかったよ→」

P「・・油断大敵だ、お嬢さん方」

亜美「!?」

真美「!?」


P「ツイン・エホウッ!」


亜美「むぐぅっ!?」

真美「もがぁっ!?」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:45:19.11 ID:4CdnviLu0

P「クハハハハッ、ほらほら、膝をつけっ!」

亜美「ん、んぐぅ・・あ、も、うぐっ・・あ!」ガクンッ

真美「むぐ、も、んぐっ・・は、ゃ、むぐ!」ガクンッ

P「この恵方巻を、貴様らの墓標としてやろう・・!」

亜美「ん、んぐっ・・けほっ、もぐっあ、かはっ」

真美「もぐ、ぅ、もぐまっ・・っけほっ、けほ」

P「・・ほう、よく食べきったな、あれだけの太さと長さのものを」

亜美「うぐっ・・兄ちゃん如きに背後を取られるなんて」

真美「屈辱の極みだYO・・」

P「おいおい、どうした、そんなへたり込んで」スッ

亜美「あ・・ま、まだ」

真美「ひっ」

P「音無さんがたくさん買ってきてくれたからな・・たっぷり味わわせてやるよ、亜美、真美」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:47:25.74 ID:4CdnviLu0

小鳥「やっとヘタレ脱却しましたね、プロデューサーさん」

P「まあ、今回は相手もノリノリだったので」

小鳥「亜美ちゃんと真美ちゃん、お腹が膨らんでましたよ」

P「はは、この後の仕事に影響がないと良いですけどね」

小鳥「あっ、もう次の子が来ましたよっ」

P「うお、しまった!亜美真美との戦いでもう予備がないっ、早く冷蔵庫から補給しなければ!」


美希「美希なのーっ!」ガチャッ


小鳥「あら、美希ちゃん、おはよう」

美希「おはようなの。ハニーは居る?」

P「おうっ・・美希、ちょっと待ってくれ、まだ補給が、」

美希「ほら見て、ハニー。恵方巻っ」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:49:39.87 ID:4CdnviLu0

P「あれ、美希も持ってきたのか?」

美希「うん。自分で作ってきたんだよっ」

P「お姉さんに教わりながら?」

美希「ちーがーうーのーっ、おにぎり作るついでに作ってきたのーっ」

P「ほほーう。もしかして、俺にくれるのか?」

美希「うんっ、ハニーに食べてほしくて」

P「へぇ、ありがとう。じゃあ、早速いただくかな」

美希「うん・・はい、もごっ」

P「え?」

美希「もごもご」

P「どうして、俺にくれるはずの恵方巻を自分の口に突っ込むんだ、美希?」

小鳥「ポッキーゲーム」ボソッ

P「!?」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:51:29.40 ID:4CdnviLu0

小鳥「くーわえろっ くーわえろっ」

P「なっ、ちょ・・待ってください!これは・・これだけはやっちゃダメでしょう!?」

小鳥「ーわえろっ ーわえろっ」

P「う、く、く・・っ」

小鳥「えーろっ えーろっ」

美希「・・・」

P「み、美希も何か目閉じてるし・・く、くそっ、ええい、ままよ!!むぐっ」

美希「むぐ、むぐ・・」

P「もぐ、もぐ・・」

美希「んぐ、んぐ・・」

P「もぐ、もぐ・・」

美希「んっ」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 22:56:53.49 ID:4CdnviLu0

P「ふぅ、次は誰かな」

小鳥「あれ?」

P「どうしたんですか、音無さん」

小鳥「いや、何か場面が唐突に切り替わって・・」

P「何言ってるんですか・・ほら、次のアイドルが来ますよ。階段を上がる音がしています」

小鳥「え、あのっ、せめて結果がどうなったかだけでも」


あずさ「おはようございます~っ」


P「おはようございますっ、あずささん!」

小鳥「・・何でちょっと気合入ってるんですか」

P「いや、そろそろ気が緩んでくる頃かと思って、自分を奮い立たせたんです」

小鳥「さいですか・・」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:00:14.52 ID:4CdnviLu0

あずさ「あら~、恵方巻ですか~・・しかもこんなにいっぱい」

P「(しまった、音無さんと喋ってたせいで機を逸したか・・!)」

あずさ「せっかくですから、ひとつ頂こうかしら~」

P「ええい・・ごめんなさい、あずささん、無理矢理いかせてもらいますっ!!」

あずさ「えっ?」

P「ウオオおおおっ!!プラグインッッッッ!!」


コケッ


P「おわあああ、ズッコケたぁぁぁぁっ!!!???」

小鳥「プロデューサーさんっ!?」

P「うぉう!!」

ズモッ



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:02:17.31 ID:4CdnviLu0

あずさ「あ、」

P「・・!」

あずさ「あら~?」

小鳥「(あずささんの谷間に、)」

P「(恵方巻がっ!!??)」

あずさ「え、あの・・プロデューサーさん?」

P「(何でそんなドンピシャで入るんだとか、まだ肌寒いのにどうしてそんな胸元の開いた服を着てるんだとか疑問はあるが!)」

あずさ「プロデューサーさん・・これ、どうしましょう?」

P「あずささん」

あずさ「は、はい?」

P「それ、いただいても良いですか」

あずさ「え、あ、はい・・どうぞ?」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:04:57.55 ID:4CdnviLu0

P「いただきます・・もぐっ」

あずさ「プロデューサーさん・・?」

P「もぐ、もぐ・・」

あずさ「・・・」

P「むぐ・・」

あずさ「・・・」

P「・・・」

あずさ「・・・」

P「・・美味い」

あずさ「あらあら、良かったです~」


小鳥「何だろうこれ」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:09:08.38 ID:4CdnviLu0

P「俺、生まれて初めてあんなに美味しい海苔巻きを食べました」

小鳥「ご感想は?」

P「・・少しだけ、あったたかったです」

小鳥「Wow...」

P「何ですか、そのリアクション」

小鳥「まあでも、ある意味、願い事が叶った結果って感じでしたね、あのラッキースケベぶりは」

P「べ、別にあれは狙ってやったわけではありません!」

小鳥「だからそれをラッキースケベって言うんですよ!」

P「まあまあ、別に音無さんが害を被ったわけではありませんし」

小鳥「むぅ・・あ、また声が聞こえてきましたよ」

P「お、この声は」


響「はいさーい!」


P「おー、おはよう、響」

小鳥「あれ、響ちゃんに対しては普通に接するんですね」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:12:32.74 ID:4CdnviLu0

P「ええ、そうです」ニヤ

小鳥「(あ、また何か企んでる)」

響「あっ、これ恵方巻だよね。自分、知ってるんだからね!」

P「はは、別に馬鹿にしてないだろ」

響「あと、今年は南南東だから・・えーと、あっちか」

P「ちょっと待った。響、これ食べないか?」

響「え・・うわぁ、すごい長いぞ、この恵方巻」

P「ざっと2メートルはあるんだ・・作ったはいいんだけど、誰も食べてくれなくてさ」

響「プロデューサーの手作り?」

P「ああ・・誰も食べてくれなくて、あーあ、寂しいなぁ。誰か食べてくれないかな・・」

響「む、むぅ・・じ、自分が食べるぞ!」

P「ニヤリ」

小鳥「(あ、また悪い顔してる)」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:15:05.65 ID:4CdnviLu0

P「ありがとう、響。ほら、早速召し上がれ」

響「う、うん。いただきまーす」

P「・・・」

響「もぐもぐ・・」

P「響は可愛いなぁ・・」

響「ごっふ!?」

P「やっぱり、アイドルの中で、一番可愛いんじゃないかな」

響「もぐ、げふっ・・ぷ、ぷろでゅ、」

P「おっと、響。食べてる最中に喋ると、お願い事が叶わないぞ?」

響「!!・・も、もぐもぐ」


小鳥「(こう来たか・・)」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:17:11.92 ID:4CdnviLu0

響「・・んぐ、むぐ」

P「響は可愛いなあ・・」

響「もぐ・・、え、今、」

P「おっと、喋ると願い事が・・」

響「う、ぐ・・もぐもぐ」

P「響って、すごいよな・・他の追随を許さぬ抜群の運動神経、その才能を上回る飽くなき努力の積み重ね」

響「う、むぐっ・・げほっ、げほ!?」

P「その黒くて綺麗な髪を敢えて束ねたポニーテール、沖縄の日に照らされた健康的な肌の色、聞く者に元気を与える快活な声」

響「・・ちょ、プロデュ、」

P「まだ一メートルも食べてないじゃないか。それに、喋ったらダメだろ?」

響「ふ、ふぐぅゅっ・・!?」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:20:49.82 ID:4CdnviLu0

P「いやあ、響の奴、可愛かったですね」

小鳥「まさか、ああいう趣向に出るとは・・恐れ入りました、プロデューサーさん」

P「いえいえ、あの時間を共有できたのであれば、これ以上ない幸せですよ」

小鳥「ぐふふ、プロデューサーさんも悪ですのぅ」

P「ぐへへ、音無さんほどでは・・さて、あと誰が残ってるんですか?」

小鳥「雪歩ちゃん、真ちゃん、伊織ちゃん、千早ちゃんに貴音ちゃん・・律子さんもですよね?」

P「除く理由がありますか?」

小鳥「ご尤も」

P「しかし・・ようやく折り返しですか」

小鳥「しかも、その全員が今日は事務所には来ませんよ」

P「え、マジですか?」

小鳥「はい、全員仕事先に直行、そして直帰ですね・・どうします?」

P「うーむ、律子でさえ戻って来ないのか・・」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:22:56.57 ID:4CdnviLu0

P「と、いうわけで、現場まで出向いてきたわけですが」

小鳥「はい」

P「どうして、小鳥さんが同伴してるんですか」

小鳥「え、それはもうプロデューサーさんのサポートですよ」

P「仕事してください」

小鳥「ぷ、プロデューサーさんこそっ」

P「俺はアイドルの仕事の様子を見に来ただけですっ、そして、小腹が減ってると思うから、この恵方巻を、」

小鳥「を?」

P「アイドルの可愛い○○○に突っ込む!」

小鳥「何か余計卑猥になりましたね、規制箇所が」

P「っていうか、事務所は今、もぬけの殻ですか?」

小鳥「いえ。社長が居ます」

P「あれ、社長、今日お休みじゃありませんでしたっけ」

小鳥「・・社長は良い方ですよね、本当に」

P「・・・」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:25:20.99 ID:4CdnviLu0

P「さて、まずは雪歩と真か」

小鳥「ここ、神社みたいですけど・・」

P「ええ。節分の豆撒きにお呼ばれしてるんです」

小鳥「なるほど。あ、でも、もう豆撒き始まっちゃいましたね・・この人ごみに混じるのは酷ですし、少し待ちますか?」

P「何を言ってるんですか、音無さん」

小鳥「はい?」

P「任務っていうのはですね、困難であればあるほど実行者は燃えるものなんですよ」

小鳥「一人目、二人目のときあれだけヘタレてた人がよく言いますね」

P「お黙りなさい、俺は日々進化している」

小鳥「威勢だけは良いんですよね、この人」

P「聞かなかったことにしておきます」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:27:09.31 ID:4CdnviLu0

小鳥「で、この人ごみの中心の高台に居る二人にどうやって恵方巻を?」

P「至難の業ですよねぇ・・しかし、俺に良い考えがあります」

小鳥「まさか、この離れた場所から二人の口に投げ込む、とか?」

P「さすがにそれは不可能ですよ。変なところに当たるなり落ちるなりするのが関の山です」

小鳥「そもそも食べ物を投げちゃいけませんよね」

P「ですから、こうします」

小鳥「・・何ですか、それ」

P「鬼のお面と紙製の金棒です・・あと、腰蓑ですね」

小鳥「・・まさか、プロデューサーさん」

P「ええ。ちょっとなりきってきます」

小鳥「通報されないように気をつけてくださいね」

P「大丈夫です。ポロリしないよう細心の注意を払いますから」

小鳥「いえ、そういう問題ではなくて」



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:29:21.63 ID:4CdnviLu0

雪歩「お、鬼はぁー、そとっ」

真「福はー、うちィっ!」

雪歩「ふぅ・・それにしても、凄い人だね、真ちゃん」

真「そうだね。豆を撒く側としても、やりがいがあるってもんだよ」

雪歩「あ、ほら。あそこ、真ちゃんの名前が書かれた団扇を持ってる人が居るっ」

真「あはは、ありがたいなぁ・・あっ、あそこには、鬼のお面被った人が居るよ、狙っちゃおうかなぁ~」

雪歩「本当だ、金棒と腰蓑まで付けて・・って、あれ、あの人、何か」

真「・・す、凄い勢いで人ごみを掻き分けてくる!?」


P「うおおおおおおおおおっ、雪歩ぉぉぉぉぉっ、真ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」


雪歩「い、ひゃあああっ!?」

真「うわああああああ!?」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:31:06.41 ID:4CdnviLu0

P「とぉう!!」ズダンッ

真「な、何だ、誰だおまえ!ボクたちのところにまで上ってきて!」

P「ククク、おまえたちの可愛いお口に・・この極太恵方巻を」

雪歩「恵方巻を・・?」

P「突っ込むためさ!!」

真「なっ・・」

雪歩「・・え?」

P「・・・」

雪歩「・・・」

真「・・・」

雪歩「お、鬼はそとーっ!!」ビュッ

P「いてぇっ!?」

真「福はうちーっ!!」ビュッ

P「あたぁっ!?」



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:34:08.08 ID:4CdnviLu0

P「雪歩と真に散々豆をぶつけられ、近くに居た豆撒き中の力士の尻に敷かれた挙句、警備の人に連行されて、一時間お説教されました」

小鳥「どうしてその作戦が上手くいくと思ったんですか」

P「いや、豆撒きの最中なら鬼が出てきても自然じゃないですか」

小鳥「あの、問題はその先じゃないんですか」

P「そうですね、まさか真どころか雪歩もあんなに良い球(豆)を放ってくるとは思わなくて」

小鳥「えーと・・結局、二人に恵方巻を炸裂させてこれたんですか?」

P「連行されるときにお面が外れてさ・・そのときに俺だって分かってもらえたらしくて」

小鳥「・・はぁ」

P「腰蓑の裏に備え付けておいた恵方巻を二本、手渡してきました」

小鳥「そ、それはまた香り立つ恵方巻をあげてきましたね・・」

P「二人とも美味しそうに食べてましたよ。俺は連れて行かれたので完食には立ち会えませんでしたけど」

小鳥「・・プロデューサーさんって、面白いですね」

P「お褒めに預かり、光栄です」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:36:12.03 ID:4CdnviLu0

小鳥「さて、気を取り直して・・ここが千早ちゃんの今日の現場ですね」

P「歌番組の収録か・・今はトーク中みたいだな」

小鳥「うーん、収録が終わるまで、待ちますか?」

P「いや・・俺に考えがあります」

小鳥「またですか、ろくでもない」

P「そもそも恵方巻を食べさせるには、相手の口を開けさせることから始めなくてはなりません」

小鳥「そうですね。鼻や耳、ましてや尻に突っ込むわけにもいきませんし」

P「しかし、端っから相手が口を開けている状態だったら?」

小鳥「え、まさか、プロデューサーさん・・」

P「はい、止めないでくださいね」

小鳥「止めません。面白そうですから」

P「ただし、屍は拾ってください」

小鳥「イヤですよ」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:38:16.64 ID:4CdnviLu0

「では、如月千早さんで『蒼い鳥』、お願いします」

♪~

千早「(あら、あれはプロデューサー・・今日、同伴の予定だったかしら?)」

P「・・・」

千早「(きっと時間が空いたのね・・プロデューサーが見てるんだから、一層気を引き締めないと)」

♪~

千早「泣くことなら~♪」

P「(そう、常に口を大きく開けている歌唱中であれば)」

千早「群れを離れた~♪」

P「(だが、Aサビも、Bサビでさえも・・見逃す)」

♪~

P「(狙うのは)」

千早「・・っ」

P「(最後の大サビだっ!)」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:39:47.12 ID:4CdnviLu0

P「(今だっ!)」

千早「蒼い~っ、」

P「(俺の正確無比なコントロールは!千早の口をピンポイントで捉える!!)」ビュンッ

千早「!?」

P「(ぐ、しまった!)」

小鳥「(プロデューサーさんの投げた恵方巻がズレて・・千早ちゃんの持ったマイクを弾いた!)」

千早「鳥~っ♪」

小鳥「(でも、代わりに掴んだ恵方巻で・・千早ちゃんが歌を歌い続けている!?)」

千早「もし幸せ~っ♪」

P「(な、なんてことだ・・)」

千早「・・でも前だけを見つめてく~♪」

小鳥「(恵方巻が飛んでくるアクシデントにも怯まず、歌いきった・・)」

P「Woo...Perfect」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:41:14.35 ID:4CdnviLu0

千早「それで、どういうことか、説明してもらいたいんですが」

P「えっと、あの・・千早に恵方巻を食べてもらいたいなって思って」

千早「はい。そのご好意は分かっています。私が聞きたいのは、なぜあのタイミングで、ということです」

P「・・あの、」

千早「正直に。お願いします」

小鳥「(さすがに歌を邪魔されたとあっては、千早ちゃんも容赦がないわ・・握り締めた恵方巻の中身が飛び出そう)」

P「歌を・・」

千早「歌を?」

P「歌を歌ってるときのように、感傷的に恵方巻を食べてる千早の姿が見たかったからですっ!!」

千早「・・・」

P「・・・」

千早「・・えっと、音無さん?」

小鳥「私に聞かないでください・・」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:43:00.50 ID:4CdnviLu0

P「やっぱり、食べ物を投げるのは良くなかったな」

小鳥「反省点、そこですか?」

P「まあ良いじゃないか。あの後、千早も美味しそうに恵方巻食べてくれたし」

小鳥「そもそも趣旨が変わってきてません?」

P「え?」

小鳥「・・もう良いです、次、行きましょう」

P「次は伊織ですね・・って、スタジオ、すぐ隣なのか、偶然だな」

小鳥「それで、伊織ちゃんに対してはどんなアグレッシヴな手法を?」

P「うーん、そうですね・・ちょっとここらで、原点回帰しておこうかなって」

小鳥「原点回帰?」

P「はい」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:44:52.57 ID:4CdnviLu0

伊織「あら、プロデューサーに・・小鳥まで?」

小鳥「お疲れ様、伊織ちゃん」

伊織「ええ、ありがとう。・・それにしても、どうしたのよ、伊織ちゃんに会いたくなったのかしら、にひひっ」

P「・・・」

伊織「プロデューサー?」

P「なぁ、伊織」

伊織「な、何よ・・」

P「恵方巻、しようや・・」スッ

伊織「は?」

P「しようや」

伊織「何言ってんの、あんた・・最近疲れてるって聞いてたけど、とうとう本当に壊れちゃったの?」

P「しようや」

伊織「え、むぐっ」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:47:42.43 ID:4CdnviLu0

P「しようや」

伊織「え、ゃ・・むぐ、も、んぐ、ぁ・・んん」

P「しようや」

伊織「ぷはっ・・ちょ、あんた、いきなり何す、むぐぅっ!?」

小鳥「(二本目・・!)」

P「し」

伊織「ぐ、ほぐ、む・・にぅ・・んみぃっ!」

P「よ」

伊織「む、もぐ、ぅ、ぁぉ・・ん、んんっ!」

P「う」

伊織「も、ぃゃ・・むぐ、むぅっぁ・・!!」

P「や」

伊織「ぷはっ・・むぐぅ!?」

小鳥「(三本目・・!)」



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:51:37.47 ID:4CdnviLu0

伊織「はぁ、はぁ・・はぁ」

小鳥「伊織ちゃん、大丈夫?」

P「・・・」

伊織「あ、あんたね・・今日が節分だからって、何本食べさせる気なのよ!!」

P「・・・」

伊織「ちょっと!聞いてるの!?」

P「なぁ、伊織」

伊織「・・え、ちょ」

P「恵方巻、しようや・・!」スッ

伊織「ひっ、あ」


P「しようや」



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:53:31.54 ID:4CdnviLu0

P「ちょっとやり過ぎましたかね」

小鳥「悲鳴をあげて駆けていきましたよ・・後が怖いですね、あれ」

律子「ちょっと、プロデューサー!!」

P「うわっ、律子!?」

律子「伊織に何かしましたねっ、あの子、今までに見たことないような顔で走っていきましたよ!?」

P「あーいや、その・・恵方巻、食べるか?」

律子「ふざけないでくださいっ!そもそも、今日のこの現場の担当は私のはずで・・」


ぐ~・・


P「・・何だ?」

小鳥「お腹の・・音?」

律子「・・私じゃないです」

P「律子か」

小鳥「律子さんね」

律子「何で分かるんですか・・」



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:55:00.29 ID:4CdnviLu0

律子「い、いつもはちゃんと朝ごはんを食べてくるんですけど・・今日はたまたま寝坊しちゃって」

小鳥「律子さんでもそんなことがあるんですねぇ」

P「どうせだから、ほら。恵方巻、食べろよ」

律子「甘んじて・・頂きます」

P「召し上がれ」

律子「もぐ・・あれ、これ美味しいですね」

P「無言で食べないと、願い事叶わないぞ」

律子「別に願い事なんてしてません・・今はただお腹を満たせれば良いんです」

P「はいはい」

律子「何ですか、その顔は」

P「いや、何でも」

小鳥「律子さん、可愛いですね」

P「ええ。お腹の音が鳴っちゃうとか、願い事なんてするほど私は子供じゃないんですっみたいなとこがもう、本当に、」

律子「・・そういうことは本人に聞こえないように言ってくださいっ!!」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/03(日) 23:58:26.19 ID:4CdnviLu0

小鳥「最後は貴音ちゃんですね」

P「食べ放題番組の収録直後か・・胃袋はパンパンだろうけど、大丈夫かな」

小鳥「食の権化を相手に食べ物で抗うわけですから、難敵になりますね」

P「まあ、最善を尽くすさ」

小鳥「あ、居ましたよ。貴音ちゃん」

P「本当だ。おーい、貴音っ」

貴音「もご?」

P「なっ・・!」

小鳥「す、既に恵方巻を食べている!?」

貴音「むぐむぐ」

P「く・・まさか自分から口を塞いでおくとは、やるな貴音!」

貴音「ごくん・・これは、プロデューサーに、小鳥嬢」

P「(あれ、あっさり飲み込んだ)」

小鳥「(まあ、貴音ちゃんからすればいつまでも塞いでおく理由なんてありませんしね)」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:00:12.19 ID:sNbwqG8j0

貴音「今日はプロデューサーとご一緒する・・予定でしたか?」

P「ああ。そうなんだけど、貴音は今日事務所に顔を出さないって聞いてさ」

貴音「そうですが、それが・・何か?」

P「特製の恵方巻を作ったんだ、節分が終わらないうちに貴音にも食べてもらいたくてさ」

貴音「まあ・・あなた様の手作りで?」

P「ああ、腕によりをかけて作ったつもりだ。食べてみてくれ」

貴音「何と・・今日は収録で山ほど恵方巻を食べたのですが、あなた様お手製とあっては、これは食べないわけには参りません」

小鳥「(手作りって・・いつ作ったんですか?)」

P「(出掛けにちょろっとな)」

貴音「では、頂きます」

P「おう、召し上がれ」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:01:18.96 ID:sNbwqG8j0

貴音「今年は確か南南東でしたね」

小鳥「(見た目は普通の恵方巻ですけど・・)」

P「(ああ、見た目はな)」

貴音「むぐ・・もぐ、・・っ!?」

小鳥「た、貴音ちゃん!?」

P「中身の八割がわさび塗れの特製恵方巻だ」

小鳥「(最後に普通に酷いことしてる、この人・・)」

貴音「・・む、むぐ、。んぐ」

P「(くく、さすがの貴音といっても、苦しげな)」

貴音「むぐ・・もぐ、もぐ・・ごくん」

P「・・な、食べきった、だと」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:04:02.24 ID:4CdnviLu0

貴音「・・美味しゅうございました」

P「お、おう・・どうだった?」

貴音「はい。舌の根まで痺れさせるような辛味の効いた、目の覚めるような味でした」

P「そうか・・」

貴音「ですが・・」

P「?」

貴音「少しだけ・・辛すぎた気もします」グスッ

P「・・あ」

貴音「・・それでも、あなた様が作った恵方巻であるゆえ、残したり吐き出してしまうのは無礼と思い、」

P「・・・」

貴音「休みなく、私の胃に収めさせていただきました・・けほっ、けほ」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:06:48.03 ID:sNbwqG8j0

P「・・・」

貴音「あなた様?」

P「す、」

貴音「?」

P「すまなかった貴音ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」

貴音「ど、どうなさったのですか?」

P「すまん!すまん!俺は最低だ!貴音、おまえが食べ物からどれだけの幸福を得ているか、俺は知っているのに」!」

貴音「あ、あなた様?」

P「それなのに、俺はそれを貶めるような真似を・・本当にすまん、貴音!!!」

貴音「あ、あの・・」

小鳥「プロデューサーさんはわざとわさび多めの恵方巻を貴音ちゃんに食べさせて、」

貴音「はあ・・?」

小鳥「その辛さで涙目になる貴音ちゃんが見たかったらしいの」

貴音「まあ、何と・・」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:08:18.44 ID:KPwq/WXy0

P「うぅ・・う」

貴音「・・顔を上げてください、あなた様」

P「た、貴音?」

貴音「まったく、あなた様という人は・・悪戯好きな子供のようなことをなさるのですね」

P「・・貴音」

貴音「私は怒ってはおりません・・ですが、償いはしてもらいたいと思っております」

P「償い・・?」

貴音「はい。今度、私とくるくる回る、あの、回転寿司という店に連れて行ってほしいのです」

P「回転寿司?」

貴音「はい。一度だけ行ったことがあるのですが・・私、あの店にもう一度、足を運んでみたいのです」

P「それで・・許してくれるのか」

貴音「勿論です。そして、あなた様とともに海苔巻きを頬張れれば・・と、そう願っております」

P「・・た、貴音えぇぇぇぇっ!!!」

貴音「ふふ、今度はあなた様が涙で頬を濡らしておりますよ」

小鳥「貴音ちゃんマジ女神」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:10:15.94 ID:sNbwqG8j0

P「あー、疲れた」

小鳥「やっと事務所に戻ってきましたけど・・もう夜ですよ」

P「社長、入れ替わりで出て行きましたけど、上機嫌でしたね」

小鳥「恵方巻を二十本も包んでお渡ししましたから」

P「休みを一日潰されたのにそれくらいで許してくれるなんて、すごい寛容ですね・・」

小鳥「・・あ、一本だけ残ってますよ、恵方巻」

P「本当ですね。・・小鳥さん、どうぞ召し上がってください、確かまだ食べてませんよね」

小鳥「え、良いんですか?」

P「はい。俺は亜美と真美に食わされてますし、あずささんの恵方パイ・・もとい、恵方巻も食べてますから」

小鳥「そうですか・・それじゃ、遠慮なく、」

P「南南東ですよ」

小鳥「分かってますよー。・・それでは、いただきます」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/04(月) 00:12:40.12 ID:sNbwqG8j0

P「音無さん、何をお願いしてるんですか?」

小鳥「むぐむぐ・・ふふ、秘密ですよーだ」

P「えー、教えてくれたって良いじゃないですか」

小鳥「ダメですー。もぐもぐ、乙女の秘密です」

P「誰が乙女ですか、誰が」

小鳥「んぐんぐ・・私に決まってるじゃないですか!」

P「あはは、すみません。音無さんは乙女ですよ」

小鳥「もう・・って、あっ!?」

P「どうしたんですか?」

小鳥「恵方巻を食べてるときは無言じゃないとお願い事が・・」

P「そういえば・・ダダ喋りですね」

小鳥「もうっ、プロデューサーさんが話しかけるからですっ!」

P「す、すみませんっ、でも応じるほうも応じるほうですよ!」

小鳥「許しませんっ!罰として、IDの数だけ腹筋です、きっちり食べた恵方巻を消化してくださいっ!」


終わり


元スレ
P「アイドルの口に恵方巻を突っ込む任務を開始する」