1: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 00:41:57.54 ID:nrJGbSIr.net
絵里「今度一緒に行こうって行ったじゃない😢」
海未「え😥忘れてました……」
絵里「わたしも食べたかった😭」
2: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 00:44:58.14 ID:nrJGbSIr.net
絵里「パンチョってあそこでしょ?ナポリタンの看板のところ」
海未「ミートソースもありましたよ」
絵里「知ってるわ。券売機のところまでいったもの」
絵里「ナポナポナポナポ……」
海未「券売機まで行ったら入ればよかったじゃないですか」
絵里「女ひとりで入ってる人いなかったわ」
海未「……たしかに」
絵里「海未は抵抗なく入れるタイプ?」
海未「入ってから🤭ってなったタイプです」
絵里「うふふ」
絵里「ね、やっぱり今度一緒に行かない?」
海未「いいですよ」
絵里「やったわ」
絵里「ナポナポナポナポ……」
海未「すきですねこれ」
絵里「そこそこ並んでるわね」
海未「お昼時ですからね。券売機までは並んでいないので助かりました」
絵里「ね、なに食べるの?」
海未「この前はナポリタンだったので、ミートソースを食べたいですね」
絵里「私は……ちょっ、1kgとかあるわよ海未www」
海未「……」
絵里「流石にこんなに食べる人はいないわよねえ」
海未「そうです、ね」
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
絵里「2名です」
絵里「……なんか、古いポスターがいっぱいね」
海未「子供の頃にみた映画のポスターもありますよ」
「グラムはいくらになさいますか?」
絵里「あら、選べるのね」
絵里「300,400,600g……全部同じ料金なの!?大盛り選んだ方がおトクじゃない!」
海未「300で」
絵里「ちょっとちょっとちょっとー?無理に女の子アピールしなくていいのよ?」
絵里「600で」ドヤ
海未「絵里、ほんとにそれでいいのですか?」
絵里「私、意外と食べるのよ」
絵里「私、専門店に憧れあるのよ」
海未「おいしいイメージがありますよね」
絵里「しかもここはナポリタンとミートソースに絞ってるのよ!?おいしくないわけがないわ!」
絵里「しかも大盛り無料なんて懐の深いことをしてくれるだなんて……繁盛するのも頷けるわね」
「ミートソース300のお客様」
海未「はい」
絵里「ミートソースおいしそうね……」
海未「エプロンエプロン……」
絵里「海未、あとで食べさせてくれない?」
海未「いいですよ。ですが……自分で頼まれた分は自分できちんと食べてくださいね」
絵里「?🤔」
「おまたせしました。オムナポの600です」
絵里「来たき……っ!!」ギョッ
絵里「ふ、ふーん。結構迫力あるのね」
海未(オムナポで600……しんどい戦いになりそうですね)
海未「いただきます」
絵里「いただきます」
絵里「んっ……おいしい!」
海未「ミートソースも優しい味でいいですね」
絵里「見てこれ海未!卵がプルプルよ!」
海未「綺麗な黄色とデミグラスソースが食欲を湧かせますね……おいしそうです」
絵里「海未にあげる分なくなっちゃうかもしれないわね」
海未(そうだと嬉しいのですが)
海未「ふぅ……」
絵里「ちょっとちょっとー?もうお腹いっぱいなの?海未ったら女の子みたいな胃袋してるわね」
海未「もともと少食ですので。それに休んでいるわけじゃありません」サッサ
絵里「なにそれ」
海未「粉チーズです」
絵里(ずっと砂糖だと思ってたわ……)
絵里「はぁっ……うめ、うめ……」
絵里(あ、あら……?結構食べてるつもりなのに減ってない気が……)
海未「汗出てますよ」
海未「ふぅ……やはり300でもボリュームはありましたね。ごちそうさまでした」
絵里「……」カチャカチャ
海未「あの、絵里……まだ半分上に盛られていたのがなくなってきた程度では……」
絵里「だ、大丈夫……箸休めしてるだけ……」
海未(フォークをぐるぐる巻き続けている……よくないですね)
海未「絵里、卓上のあらゆるものを使ってください」
海未「粉チーズ意外にも、タバスコ、マヨネーズ……いっぱい味を変えられるものがありますよ」
海未「胃袋は味が変わると急に受け付けたりするものですから」
絵里「!!!ナイスよ海未!!」
絵里「これで完食よぉーーーっ!!」
絵里「ぐっ……う、ぅぅ……」
海未(私たちより2グループ後に来た客が帰りましたね)
絵里「あじが……よくわからない……」
絵里「……ごちそうさ」
海未「ダメです」
絵里「も、もうこれ以上は……破裂しそうなのぉ……産まれちゃう……」
海未「あのですね、自分で頼んだんじゃないですか。食べきってください、お店に迷惑ですよ」
絵里「で、でもぉ……」
絵里「……」ジーッ
海未
絵里「……」ジーッ
海未「…………」
絵里「……ぅみー」
絵里「食べてくれませんか……」
海未「……それもダメです」
絵里「ケチーーーーー!!!!!」
海未「店員さんに怒られるので大声出さないでください」
海未「……『食べさせる』くらいならしますよ」
絵里「……?」
海未「順調にいけば、あと10口ほどで食べられそうでしょうか」クルクルクル
海未「はい、あーん」
絵里「…………え?😅」
絵里「えっと……つまり……」
海未「口を開けてください。早く食べてしまいましょう」
絵里「え、えぇ」パク
絵里(あぁ……もう飽きてしまった味……)
絵里(でも、不思議と喉を通る……)
海未「席をいつまでも占有しているわけにも行きませんからね」
絵里(海未が食べさせることで味に変化はなにもない。たけど……)
絵里(海未が手を添えて次にフォークを咥えるのを待ってくれてるから、自然と早く飲み込んでしまう……)パクッ
後に店員は語る、その空間だけ、昼下がりのオシャレな喫茶店内の様子であったのだと
絵里「うぼぇ、げふっ……ごほっ!!」
海未「よく食べきりましたね。偉いですよ」
絵里「んふっ……ごほっ、ごほっ!!」
海未「……また来ましょうね」
絵里「……!!」ブンブンブン
海未「絵里。食べ方さえ間違わなければとても美味しい店なんです。どうか嫌いにならずに、次は300を食べましょう」
絵里「ごめっ、ちょっと歩かせて……んぶっ!」
海未「……マザー牧場で口直しして帰りましょうか」
おしまい
元スレ
絵里「パンチョってあそこでしょ?ナポリタンの看板のところ」
海未「ミートソースもありましたよ」
絵里「知ってるわ。券売機のところまでいったもの」
絵里「ナポナポナポナポ……」
4: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 00:49:17.13 ID:nrJGbSIr.net
海未「券売機まで行ったら入ればよかったじゃないですか」
絵里「女ひとりで入ってる人いなかったわ」
海未「……たしかに」
5: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 00:55:28.76 ID:nrJGbSIr.net
絵里「海未は抵抗なく入れるタイプ?」
海未「入ってから🤭ってなったタイプです」
絵里「うふふ」
6: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 01:01:06.65 ID:nrJGbSIr.net
絵里「ね、やっぱり今度一緒に行かない?」
海未「いいですよ」
絵里「やったわ」
7: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 01:07:46.58 ID:nrJGbSIr.net
絵里「ナポナポナポナポ……」
海未「すきですねこれ」
絵里「そこそこ並んでるわね」
海未「お昼時ですからね。券売機までは並んでいないので助かりました」
9: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 01:25:17.21 ID:nrJGbSIr.net
絵里「ね、なに食べるの?」
海未「この前はナポリタンだったので、ミートソースを食べたいですね」
絵里「私は……ちょっ、1kgとかあるわよ海未www」
海未「……」
絵里「流石にこんなに食べる人はいないわよねえ」
海未「そうです、ね」
11: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 01:35:43.51 ID:nrJGbSIr.net
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
絵里「2名です」
絵里「……なんか、古いポスターがいっぱいね」
海未「子供の頃にみた映画のポスターもありますよ」
12: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 01:45:09.44 ID:nrJGbSIr.net
「グラムはいくらになさいますか?」
絵里「あら、選べるのね」
絵里「300,400,600g……全部同じ料金なの!?大盛り選んだ方がおトクじゃない!」
海未「300で」
絵里「ちょっとちょっとちょっとー?無理に女の子アピールしなくていいのよ?」
絵里「600で」ドヤ
海未「絵里、ほんとにそれでいいのですか?」
絵里「私、意外と食べるのよ」
14: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 01:58:44.36 ID:nrJGbSIr.net
絵里「私、専門店に憧れあるのよ」
海未「おいしいイメージがありますよね」
絵里「しかもここはナポリタンとミートソースに絞ってるのよ!?おいしくないわけがないわ!」
絵里「しかも大盛り無料なんて懐の深いことをしてくれるだなんて……繁盛するのも頷けるわね」
15: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:06:21.64 ID:lR1qM04y.net
「ミートソース300のお客様」
海未「はい」
絵里「ミートソースおいしそうね……」
海未「エプロンエプロン……」
絵里「海未、あとで食べさせてくれない?」
海未「いいですよ。ですが……自分で頼まれた分は自分できちんと食べてくださいね」
絵里「?🤔」
16: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:13:40.57 ID:lR1qM04y.net
「おまたせしました。オムナポの600です」
絵里「来たき……っ!!」ギョッ
絵里「ふ、ふーん。結構迫力あるのね」
海未(オムナポで600……しんどい戦いになりそうですね)
17: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:17:39.25 ID:lR1qM04y.net
海未「いただきます」
絵里「いただきます」
絵里「んっ……おいしい!」
海未「ミートソースも優しい味でいいですね」
18: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:19:56.29 ID:lR1qM04y.net
絵里「見てこれ海未!卵がプルプルよ!」
海未「綺麗な黄色とデミグラスソースが食欲を湧かせますね……おいしそうです」
絵里「海未にあげる分なくなっちゃうかもしれないわね」
海未(そうだと嬉しいのですが)
19: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:24:36.90 ID:lR1qM04y.net
海未「ふぅ……」
絵里「ちょっとちょっとー?もうお腹いっぱいなの?海未ったら女の子みたいな胃袋してるわね」
海未「もともと少食ですので。それに休んでいるわけじゃありません」サッサ
絵里「なにそれ」
海未「粉チーズです」
絵里(ずっと砂糖だと思ってたわ……)
20: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:27:45.73 ID:lR1qM04y.net
絵里「はぁっ……うめ、うめ……」
絵里(あ、あら……?結構食べてるつもりなのに減ってない気が……)
海未「汗出てますよ」
21: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:43:24.33 ID:lR1qM04y.net
海未「ふぅ……やはり300でもボリュームはありましたね。ごちそうさまでした」
絵里「……」カチャカチャ
海未「あの、絵里……まだ半分上に盛られていたのがなくなってきた程度では……」
絵里「だ、大丈夫……箸休めしてるだけ……」
海未(フォークをぐるぐる巻き続けている……よくないですね)
25: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 02:56:11.66 ID:lR1qM04y.net
海未「絵里、卓上のあらゆるものを使ってください」
海未「粉チーズ意外にも、タバスコ、マヨネーズ……いっぱい味を変えられるものがありますよ」
海未「胃袋は味が変わると急に受け付けたりするものですから」
絵里「!!!ナイスよ海未!!」
絵里「これで完食よぉーーーっ!!」
28: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:06:51.98 ID:lR1qM04y.net
絵里「ぐっ……う、ぅぅ……」
海未(私たちより2グループ後に来た客が帰りましたね)
絵里「あじが……よくわからない……」
絵里「……ごちそうさ」
海未「ダメです」
29: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:08:26.99 ID:lR1qM04y.net
絵里「も、もうこれ以上は……破裂しそうなのぉ……産まれちゃう……」
海未「あのですね、自分で頼んだんじゃないですか。食べきってください、お店に迷惑ですよ」
絵里「で、でもぉ……」
30: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:08:41.36 ID:lR1qM04y.net
絵里「……」ジーッ
海未
31: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:10:08.44 ID:lR1qM04y.net
絵里「……」ジーッ
海未「…………」
絵里「……ぅみー」
絵里「食べてくれませんか……」
海未「……それもダメです」
絵里「ケチーーーーー!!!!!」
32: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:18:22.38 ID:lR1qM04y.net
海未「店員さんに怒られるので大声出さないでください」
海未「……『食べさせる』くらいならしますよ」
絵里「……?」
海未「順調にいけば、あと10口ほどで食べられそうでしょうか」クルクルクル
海未「はい、あーん」
絵里「…………え?😅」
33: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:21:02.73 ID:lR1qM04y.net
絵里「えっと……つまり……」
海未「口を開けてください。早く食べてしまいましょう」
絵里「え、えぇ」パク
絵里(あぁ……もう飽きてしまった味……)
絵里(でも、不思議と喉を通る……)
34: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:23:19.46 ID:lR1qM04y.net
海未「席をいつまでも占有しているわけにも行きませんからね」
絵里(海未が食べさせることで味に変化はなにもない。たけど……)
絵里(海未が手を添えて次にフォークを咥えるのを待ってくれてるから、自然と早く飲み込んでしまう……)パクッ
後に店員は語る、その空間だけ、昼下がりのオシャレな喫茶店内の様子であったのだと
35: 名無しで叶える物語 2018/10/30(火) 03:27:31.11 ID:lR1qM04y.net
絵里「うぼぇ、げふっ……ごほっ!!」
海未「よく食べきりましたね。偉いですよ」
絵里「んふっ……ごほっ、ごほっ!!」
海未「……また来ましょうね」
絵里「……!!」ブンブンブン
海未「絵里。食べ方さえ間違わなければとても美味しい店なんです。どうか嫌いにならずに、次は300を食べましょう」
絵里「ごめっ、ちょっと歩かせて……んぶっ!」
海未「……マザー牧場で口直しして帰りましょうか」
おしまい
海未「パンチョ食べに行きました」絵里「えっ😢」