過去作
【モバマスSS】泰葉「乃々さんにも協力してもらいます」乃々「むーりぃ・・・」
【モバマスss】悠貴「遊園地で!」まゆ「お仕事ですよお」
【モバマスSS】周子「家出と客と和菓子屋と」
【モバマスSS】泰葉「自覚と一転攻勢」
【モバマスSS】泰葉「デート大作戦」
1: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:38:13 ID:BU7
【事務所】
モバP(以下P)「お疲れさまでーす」
紗南「.........」
いつもより少し遅い時間に事務所に入ると、自分の担当アイドルである三好紗南が直立不動で立っていた、
P「紗南?...おはよう」
紗南「......」
返事がない。とりあえず近づいてみる。
紗南「ピッ」▼
目の錯覚かな?なんか...アイコンがみえるんだけど。
P「紗南、おはよう」
紗南「おはよう!」
P「あ、よかった。別に問題はないか...どうした?ゲームごっこか?」
紗南「ここはじむしょだよ!」
P「紗南?」
紗南「おはよう!ここはじむしょだよ!」
P「え?何があったんだ?」
紗南「おはよう!ここはじむしょだよ!」
P「晶葉!どこにいるんだ晶葉!なにしやがったあきはぁ!」
2: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:39:42 ID:BU7
【ラボ】
晶葉「...すまん」
P「言い訳と謝罪は良い。...何をした?」
晶葉「このスイッチを見てくれ」
P「なにこれ」
晶葉「助手は【ゲーム脳】という言葉を知っているか?いまや完全に死語だが...」
P「ああ、ゲームと現実の区別がつかなくなって暴力的になるとかいうやつだろ?...でもあれ眉唾じゃなかったか?」
晶葉「厳密には少し違う。ゲームやPCを使っている人間は認知症老人と同じ脳になってしまうという理論だった」
P「え、そうなの?」
晶葉「しかし、言い出した学者の測定器は自作。そもそも提唱者は脳ではなく筋肉の研究科で、測定は不可能だと証明されている」
P「...それは知らんかったなあ」
晶葉「しかもそのとき実験に使ったゲームは家の有名なテトリスだ。暴力的な表現は一切ない」
P「えぇ...」
晶葉「一時期マスメディアが頑張ろうとはしていたが...結局は証明できなかった代物だ」
P「実際ゲームだけで犯罪起こすようになったら今の時代犯罪まみれだからな」
晶葉「犯罪者は全員水を飲んでいる...というほどではないが、まあそれでも実際どうなるかははっきりしていない...そこでだ」
P「そこで?」
晶葉「うちの事務所で一番ゲーム脳になりそうなのは誰だと思う?」
P「...まあ、そういうふうに言い出したら...紗南になるんかなあ?」
晶葉「そんなわけで紗南のゲーム脳を加速させるスイッチを作ってみたのだ!」
P「何してくれてんのお前?」
晶葉「だた...思ったよりおかしな方向に行ってしまったんだ...」
P「何故かゲームのキャラクターになりきってるのか?」
晶葉「わかるのか!?」
P「どうみてもさっきの事務所の人Aだったもん...やべぇよやべぇよ...」
晶葉「しかしおかしいんだ。これではまるでゲームキャラそのものじゃないか」
P「確かに」
晶葉「ちなみに紗南の予定は?」
P「今日はレッスンだけだな...治る予定は?」
晶葉「...何故か今紗南に対しての言語に漢字とアルファベットがなくなっているんだ」
P「...初期のファミコンかな?」
晶葉「インタビューの開始時間までにはなんとか...漢字をつかえるようにはしてみせる」
P「駄目じゃねえか!」
晶葉「いや、なんかおかしいんだよ...これ、紗南の脳内データなんだが」
P「ふむ」
晶葉「赤と青と黄色のウィルスが妨害してくるんだ...」
P「うわあ、すっげえみたことある...」
晶葉「どうすればいいんだ...おそらく一番上のゲージを上げれば良いんだと思うんだが」
P「晶葉、菜々さんに連絡取れ、俺はこの...ドクターサナ?をクリアするから...コントローラーあるか?」
晶葉「キーボードなら」
P「右回転と左回転は...よし!いくぞ!」
晶葉「2等身の紗南がカプセルをなげたらウィルスが消えていく...どういうことだ!?」
P「多分これ...ファミコンのレトロゲームが元なんだよ。クリアするだけなら割と楽だしなんとかなるだろう」
晶葉「そ、そうか...」
P「晶葉はこういうのどうだ?」
晶葉「うーん...興味はなくもないが...なんというかのんびりしているきがする」
P「元ネタをやってる女の子は結構いた気がするからどうかなと思ったんだけどな...まあいいや、よしクリア」
晶葉「しかし菜々でわかるのか?」
P「...リメイクめっちゃあるからありすとかでも知ってるかも」
晶葉「なるほど...」
晶葉「よし!これで少しは進んだぞ!」
P「何ができるようになった?」
晶葉「これを見ろ!」パッ
P「これは...ドット絵?...事務所だ、これは...もしかして紗南か?」
晶葉「紗南を操作できるようになったぞ!」
P「...そうか。もうつっこまないからコントローラーよこせ」
晶葉「どうするんだ?」
P「まず紗南をここに連れてくる」
晶葉「そうだな」
【事務所】
紗南「......」
泰葉「あ、紗南ちゃんおはようございます」
紗南「......おはよう」
泰葉「お、おはよう」
紗南「......」
泰葉「さ、紗南ちゃん?だ、大丈夫ですか?」
紗南「ピッ→とびら」テロリン♪
泰葉「????????」
~~~~
【ラボ】
晶葉「おい」
P「便利ボタンなんてものは存在しないからな...このドット絵時代だと...」
晶葉「...ん?階段前で立ち止まったな」
P「......かいだんコマンドとか懐かしすぎるだろ...」ピッ→かいだん
晶葉「??」
紗南「......」
P「よし、紗南が来たな」
泰葉「あの...」
晶葉「...なんで泰葉まで?」
泰葉「いや、あれみて心配にならないほうがおかしいですよ!」
晶葉「確かに」
P「一理ある」
~~事情説明中~~
泰葉「事情はわかりました...私はお役に立てなさそうですね」
P「ゲーム経験ないもんなあ泰葉は」
泰葉「ごめんなさい...」
P「いや普通だから、紗南がすげーだけだから」
紗南「...( ・´ー・`)」
晶葉「心なしか誇らしげだな」
泰葉「......私はなにかできることとかありますか?」
晶葉「私は今頑張って解除スイッチ作ってるから...」
泰葉「あ、細かい作業なら得意ですよ?このパーツを順番通りにつなげればいいんですよね」
晶葉「本当か?それなら手伝ってくれると助かる」
泰葉「はい、がんばります」
P「さて...次の俺がやるべきゲームはなんだろうか」
紗南「......ながいたびが はじまる…」
紗南「......」
泰葉「あの」
P「ん?」ガチャガチャ
泰葉「何故画面の中の紗南ちゃんはチャイナ服なんですか?」
P「春麗苦手なんだけどなあ...」
晶葉「言ってることがよくわからんな」
P「スト2なら春麗よりケンだよなー」ガチャガチャ
泰葉「すいません。わかりません」
P「てか菜々さんはまだかな...?こういうの得意な人筆頭なんだけど」ユーウィン!
泰葉「...一つしか違わないのに菜々さんはすごいですねえ」
P「...ああ、そうだな」
泰葉「あ、画面の中の紗南ちゃんが青いレオタードになってますね」
紗南「オレサマ オマエ マルカジリ」
P「それはその格好で言うべきやつじゃないぞ?」
泰葉「あ、そうなんですか」
P「だけど少し時代が進んだな!コンゴトモヨロシクだったら戻ったかと誤解するところだった」
泰葉「...すごい、全く意味がわからない。」
P「交渉するだけで次に進めるとは...凄い楽だなこれ」
泰葉「そうなんですか?」
P「マッカでいけるのか...サナはいいこだなあ」
紗南「悪魔を殺して平気なの?」
紗南「サナは大きいおにぎりを食べた。おなかがいっぱいになった」
P「ふぅ...久しぶりのテーブルマウンテンはかなりきついな...あれ、泰葉は?」
晶葉「さっきレッスンに向かったぞ...泰葉のおかげでかなり進みが早くなった。助かるよ」
P「そうか...レッスンまでもう少しなんだよなあ...」
晶葉「少し時間をかせいでくれるかもしれないが...」
P「せめてPS1まで行ければ...菜々さんに送ったメールが役に立つといいんだが」
菜々「おまたせしましたっ!紗南ちゃんは大丈夫ですか!?」
晶葉「待っていたぞ菜々さん!」
P「救世主だ...!」
菜々「え?え?え?」
紗南「ナナ が 仲間になった」
~~事情説明中~~
菜々「なるほど...つまりレトロゲームの世界に放り込まれていると」
P「クリアしまくれば上のゲージが進むみたいなんですよ、一部分だけなので言うほどきつくはないかと」
晶葉「さっきのテーブルマウンテン?とやらはかなり時間がかかっていたようだったが」
P「もし紗南がやられたらどうなるかわからないからな...かなり安全を期したよ」
菜々「だからゲームのコントローラーをいっぱい持ってきてくれって言ってたんですね...これでいいですか?」
P「うわ、デュアルショックがついてないPSコントローラーとか久しぶりに見た」
菜々「結構探したんですよ?」
P「菜々さんこれもってるってほんま...」
菜々「菜々は!17歳です!」
泰葉「あのー...」
P「あ、お帰り泰葉」
菜々「お疲れ様です!」キャハッ
P「...泰葉が戻ってきたってことは」
泰葉「はい、紗南ちゃんの番だからトレーナーさんが呼んでこいって...すいません」
P「時間を稼ごうとしてくれたんだろう?ありがとうな」
泰葉「いえ、大丈夫です」
P「しょうがないな...晶葉、画面を二つにしてくれ」
晶葉「まかせろ、すでに準備済みだ」
菜々「え、菜々もやっていいんですか?」
P「菜々さんは攻略をお願いします...」
菜々「今どのあたりで?」
P「PS1です」
菜々「あ~懐かしいですねぇ~!当時は起動画面がちょっと怖くって~」
晶葉「泰葉は私を手伝ってくれ」
泰葉「は、はい」
P「さて、予想通りなら...」
~~~
【レッスンルーム】
トレーナー(以下トレ)「今日は体調が悪そうだと岡崎が言っていたが、大丈夫か?」
紗南「余裕だよ!」
トレ「...そうか、じゃあ私の後に続いてやってみろ...!」
紗南「オッケー!」
トレ「ステップステップターン!」
紗南「ステップステップターン!」
トレ「ステップターンターン!」
紗南「ステップターンターン!」
トレ「ステップターンポーズ!」
紗南「ステップターンポーズ!」
トレ「何だ、完璧じゃないか!ドンドン行くぞ!」
トレ「ステップターンポーズ!ステップターンポーズ!」!」
紗南「ステップターンポーズ!ステップターンポーズ!」!」
トレ「ステップターンターンステップステップターンポーズ!」
紗南「ステップターンターンステップステップターンポーズ!」
トレ「よし!パーフェクト」
紗南「余裕だよ!」
~~~
【ラボ】
泰葉「あの...」
P「ダンレボじゃなくてパラッパラッパーでよかった...」
菜々「コントローラーないですからねえ」
P「もしあれなら泰葉にやってもらってましたよ...おっさんにはきついです」
泰葉「すごい、全然わからない...」
晶葉「うむ、言葉の意味はわからないが...とにかくレッスンをパーフェクトで追えたようだな」
P「状況にある程度そってゲームが出ると思ってたからな。PS1までいけば音ゲーがあるしなんとかなるだろうと思ってた」
晶葉「しかしパーフェクトまで行ったおかげで大分ゲージが進んだぞ!」
菜々「しかしサルゲッチュはどこまで行けば良いんでしょうか...デュアルショック使いたい放題ですねえ」
~~~
泰葉「わ、すごいグラフィックが綺麗になりました!」
菜々「PS2が来ましたよ!」
晶葉「...そこまででもないようなきがするけどなあ」
P「お前当時はすごかったんだぞー、皆鬼武者やってたんだぞ」
菜々「ドラフ島も楽しかったですよねえ」
P「てか、次の俺のゲームってこれ...」
泰葉「ひぃっ!」
晶葉「な、なんだこれ...助手!これはなんだ!ホラーじゃないか!」
P「あー...三角様から逃げろってか...」
菜々「菜々はホラー全然だめだったんでやったことないんですよねえそれ」
P「独白がなー怖いんだよなー」
紗南「私は弱かった だからおまえの 存在を望んでいた」
~~~~~~
晶葉「ゲージが後少しになったぞ!」
P「SIREN、SIREN2...サイレントヒルを4までとかなんだよ...ホラゲーしかねえじゃねえか...オールクリアじゃないとは言えかなりきつかった」
泰葉「キコエナイキコエナイ...」
P「泰葉、終わったから...もう、大丈夫だから...」
菜々「...さすがにドラフ島クリアの後サンタ服きて地下都市から脱出してバルバトス倒して...疲れました」
晶葉「すごいバリエーションに富んでたな」
P「そろそろPS3にならないかな...」
菜々「Wiiでもいいですよ...?」
晶葉「これ、みたことあるな」
泰葉「あ、これ知ってます!ピクミンですよね!」
P「ゲームキューブかよ...」
菜々「ハードもゲームも出来は良かったんですけどねえ...なんで売れなかったんでしょうねえ...?」
泰葉「あ、これ楽しそうですね」
P「エアライドか...泰葉、やってみるか?」
泰葉「いいんですか?」
P「やり方教えてやるからやってみ?」
晶葉「いいのか?」
菜々「大丈夫ですよ。操作方法はそこまでじゃありませんから...上に行くとあれなだけで」
~~~2時間後~~~
紗南「帰ってこれた!」
泰葉「お疲れ様です紗南ちゃん」
晶葉「ああ、なんとかなった」
紗南「いやーなんとなくやってることはわかったけど...自分が操作されてるのは変な気分だったよ」
晶葉「すまなかった、これは封印だな」
紗南「うまいこと使えば仮想現実みたいで楽しそうだけどねー」
泰葉「で、あっちは...」
P「...年取ると、ゲームって長時間できなくなるんだな」
菜々「17歳ですけど...結構きつかったです...」
紗南「死屍累々だね」
泰葉「長時間のゲームはあまりよくないらしいですからね」
紗南「ゲームは一日(最低)一時間って言葉もあったもんね!」
晶葉「しかし...このスイッチをどうしようかな?」
紗南「強化版VRで残しておけば?」
晶葉「む、それはいいかもしれないな」
泰葉「いや、反省してくださいよ...」
こうして、ふざけたレトロゲーム騒動は幕を閉じた。だがこれでゲームの歴史が終わったわけじゃない。
これからも続いていくのだろう...その時まで三好紗南の戦いは終わらないのだ!
...続く
紗南「ま。あたし達もね?ゲームの中みたいなもんだし...」
P「メタ発言やめい」
以上です。ありがとうございました。
なんか速報がRに飛んでしまうのでこっちにまたお世話になりに来ました。
直近のやつ
泰葉「部屋に戻ったら加湿器が設置されていた」※R版ではありますが18禁ではありません
【モバマスSS】比奈センセ、耳かきをする※誤字修正したのが渋にあります
もぐもぐやすはシリーズ
以上です。ありがとうございました
一回でいいからスイッチSSをやってみたかったんです。
ゲームネタとか多いんで見づらかったらごめんね?
あと最後に、この流れを知っている人は間違いなくおじさんです。諦めよう
乙
どうせなら携帯ゲームも辿ってほしかった
元スレ
【ラボ】
晶葉「...すまん」
P「言い訳と謝罪は良い。...何をした?」
晶葉「このスイッチを見てくれ」
P「なにこれ」
晶葉「助手は【ゲーム脳】という言葉を知っているか?いまや完全に死語だが...」
P「ああ、ゲームと現実の区別がつかなくなって暴力的になるとかいうやつだろ?...でもあれ眉唾じゃなかったか?」
晶葉「厳密には少し違う。ゲームやPCを使っている人間は認知症老人と同じ脳になってしまうという理論だった」
P「え、そうなの?」
晶葉「しかし、言い出した学者の測定器は自作。そもそも提唱者は脳ではなく筋肉の研究科で、測定は不可能だと証明されている」
P「...それは知らんかったなあ」
晶葉「しかもそのとき実験に使ったゲームは家の有名なテトリスだ。暴力的な表現は一切ない」
P「えぇ...」
晶葉「一時期マスメディアが頑張ろうとはしていたが...結局は証明できなかった代物だ」
P「実際ゲームだけで犯罪起こすようになったら今の時代犯罪まみれだからな」
晶葉「犯罪者は全員水を飲んでいる...というほどではないが、まあそれでも実際どうなるかははっきりしていない...そこでだ」
3: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:41:16 ID:BU7
P「そこで?」
晶葉「うちの事務所で一番ゲーム脳になりそうなのは誰だと思う?」
P「...まあ、そういうふうに言い出したら...紗南になるんかなあ?」
晶葉「そんなわけで紗南のゲーム脳を加速させるスイッチを作ってみたのだ!」
P「何してくれてんのお前?」
晶葉「だた...思ったよりおかしな方向に行ってしまったんだ...」
P「何故かゲームのキャラクターになりきってるのか?」
晶葉「わかるのか!?」
4: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:42:02 ID:BU7
P「どうみてもさっきの事務所の人Aだったもん...やべぇよやべぇよ...」
晶葉「しかしおかしいんだ。これではまるでゲームキャラそのものじゃないか」
P「確かに」
晶葉「ちなみに紗南の予定は?」
P「今日はレッスンだけだな...治る予定は?」
晶葉「...何故か今紗南に対しての言語に漢字とアルファベットがなくなっているんだ」
P「...初期のファミコンかな?」
晶葉「インタビューの開始時間までにはなんとか...漢字をつかえるようにはしてみせる」
P「駄目じゃねえか!」
晶葉「いや、なんかおかしいんだよ...これ、紗南の脳内データなんだが」
P「ふむ」
晶葉「赤と青と黄色のウィルスが妨害してくるんだ...」
P「うわあ、すっげえみたことある...」
晶葉「どうすればいいんだ...おそらく一番上のゲージを上げれば良いんだと思うんだが」
P「晶葉、菜々さんに連絡取れ、俺はこの...ドクターサナ?をクリアするから...コントローラーあるか?」
晶葉「キーボードなら」
P「右回転と左回転は...よし!いくぞ!」
5: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:42:43 ID:BU7
晶葉「2等身の紗南がカプセルをなげたらウィルスが消えていく...どういうことだ!?」
P「多分これ...ファミコンのレトロゲームが元なんだよ。クリアするだけなら割と楽だしなんとかなるだろう」
晶葉「そ、そうか...」
P「晶葉はこういうのどうだ?」
晶葉「うーん...興味はなくもないが...なんというかのんびりしているきがする」
P「元ネタをやってる女の子は結構いた気がするからどうかなと思ったんだけどな...まあいいや、よしクリア」
晶葉「しかし菜々でわかるのか?」
P「...リメイクめっちゃあるからありすとかでも知ってるかも」
晶葉「なるほど...」
6: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:43:11 ID:BU7
晶葉「よし!これで少しは進んだぞ!」
P「何ができるようになった?」
晶葉「これを見ろ!」パッ
P「これは...ドット絵?...事務所だ、これは...もしかして紗南か?」
晶葉「紗南を操作できるようになったぞ!」
P「...そうか。もうつっこまないからコントローラーよこせ」
晶葉「どうするんだ?」
P「まず紗南をここに連れてくる」
晶葉「そうだな」
7: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:44:16 ID:BU7
【事務所】
紗南「......」
泰葉「あ、紗南ちゃんおはようございます」
紗南「......おはよう」
泰葉「お、おはよう」
紗南「......」
泰葉「さ、紗南ちゃん?だ、大丈夫ですか?」
紗南「ピッ→とびら」テロリン♪
泰葉「????????」
~~~~
【ラボ】
晶葉「おい」
P「便利ボタンなんてものは存在しないからな...このドット絵時代だと...」
晶葉「...ん?階段前で立ち止まったな」
P「......かいだんコマンドとか懐かしすぎるだろ...」ピッ→かいだん
晶葉「??」
8: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:46:23 ID:BU7
紗南「......」
P「よし、紗南が来たな」
泰葉「あの...」
晶葉「...なんで泰葉まで?」
泰葉「いや、あれみて心配にならないほうがおかしいですよ!」
晶葉「確かに」
P「一理ある」
~~事情説明中~~
泰葉「事情はわかりました...私はお役に立てなさそうですね」
P「ゲーム経験ないもんなあ泰葉は」
泰葉「ごめんなさい...」
P「いや普通だから、紗南がすげーだけだから」
紗南「...( ・´ー・`)」
晶葉「心なしか誇らしげだな」
泰葉「......私はなにかできることとかありますか?」
晶葉「私は今頑張って解除スイッチ作ってるから...」
泰葉「あ、細かい作業なら得意ですよ?このパーツを順番通りにつなげればいいんですよね」
晶葉「本当か?それなら手伝ってくれると助かる」
泰葉「はい、がんばります」
P「さて...次の俺がやるべきゲームはなんだろうか」
紗南「......ながいたびが はじまる…」
9: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:46:59 ID:BU7
紗南「......」
泰葉「あの」
P「ん?」ガチャガチャ
泰葉「何故画面の中の紗南ちゃんはチャイナ服なんですか?」
P「春麗苦手なんだけどなあ...」
晶葉「言ってることがよくわからんな」
P「スト2なら春麗よりケンだよなー」ガチャガチャ
泰葉「すいません。わかりません」
P「てか菜々さんはまだかな...?こういうの得意な人筆頭なんだけど」ユーウィン!
泰葉「...一つしか違わないのに菜々さんはすごいですねえ」
P「...ああ、そうだな」
10: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:47:25 ID:BU7
泰葉「あ、画面の中の紗南ちゃんが青いレオタードになってますね」
紗南「オレサマ オマエ マルカジリ」
P「それはその格好で言うべきやつじゃないぞ?」
泰葉「あ、そうなんですか」
P「だけど少し時代が進んだな!コンゴトモヨロシクだったら戻ったかと誤解するところだった」
泰葉「...すごい、全く意味がわからない。」
P「交渉するだけで次に進めるとは...凄い楽だなこれ」
泰葉「そうなんですか?」
P「マッカでいけるのか...サナはいいこだなあ」
紗南「悪魔を殺して平気なの?」
11: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:48:05 ID:BU7
紗南「サナは大きいおにぎりを食べた。おなかがいっぱいになった」
P「ふぅ...久しぶりのテーブルマウンテンはかなりきついな...あれ、泰葉は?」
晶葉「さっきレッスンに向かったぞ...泰葉のおかげでかなり進みが早くなった。助かるよ」
P「そうか...レッスンまでもう少しなんだよなあ...」
晶葉「少し時間をかせいでくれるかもしれないが...」
P「せめてPS1まで行ければ...菜々さんに送ったメールが役に立つといいんだが」
菜々「おまたせしましたっ!紗南ちゃんは大丈夫ですか!?」
晶葉「待っていたぞ菜々さん!」
P「救世主だ...!」
菜々「え?え?え?」
紗南「ナナ が 仲間になった」
12: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:49:10 ID:BU7
~~事情説明中~~
菜々「なるほど...つまりレトロゲームの世界に放り込まれていると」
P「クリアしまくれば上のゲージが進むみたいなんですよ、一部分だけなので言うほどきつくはないかと」
晶葉「さっきのテーブルマウンテン?とやらはかなり時間がかかっていたようだったが」
P「もし紗南がやられたらどうなるかわからないからな...かなり安全を期したよ」
菜々「だからゲームのコントローラーをいっぱい持ってきてくれって言ってたんですね...これでいいですか?」
P「うわ、デュアルショックがついてないPSコントローラーとか久しぶりに見た」
菜々「結構探したんですよ?」
P「菜々さんこれもってるってほんま...」
菜々「菜々は!17歳です!」
泰葉「あのー...」
P「あ、お帰り泰葉」
菜々「お疲れ様です!」キャハッ
13: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:50:13 ID:BU7
P「...泰葉が戻ってきたってことは」
泰葉「はい、紗南ちゃんの番だからトレーナーさんが呼んでこいって...すいません」
P「時間を稼ごうとしてくれたんだろう?ありがとうな」
泰葉「いえ、大丈夫です」
P「しょうがないな...晶葉、画面を二つにしてくれ」
晶葉「まかせろ、すでに準備済みだ」
菜々「え、菜々もやっていいんですか?」
P「菜々さんは攻略をお願いします...」
菜々「今どのあたりで?」
P「PS1です」
菜々「あ~懐かしいですねぇ~!当時は起動画面がちょっと怖くって~」
晶葉「泰葉は私を手伝ってくれ」
泰葉「は、はい」
P「さて、予想通りなら...」
~~~
14: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:51:14 ID:BU7
【レッスンルーム】
トレーナー(以下トレ)「今日は体調が悪そうだと岡崎が言っていたが、大丈夫か?」
紗南「余裕だよ!」
トレ「...そうか、じゃあ私の後に続いてやってみろ...!」
紗南「オッケー!」
トレ「ステップステップターン!」
紗南「ステップステップターン!」
トレ「ステップターンターン!」
紗南「ステップターンターン!」
トレ「ステップターンポーズ!」
紗南「ステップターンポーズ!」
トレ「何だ、完璧じゃないか!ドンドン行くぞ!」
トレ「ステップターンポーズ!ステップターンポーズ!」!」
紗南「ステップターンポーズ!ステップターンポーズ!」!」
トレ「ステップターンターンステップステップターンポーズ!」
紗南「ステップターンターンステップステップターンポーズ!」
トレ「よし!パーフェクト」
紗南「余裕だよ!」
15: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:51:50 ID:BU7
~~~
【ラボ】
泰葉「あの...」
P「ダンレボじゃなくてパラッパラッパーでよかった...」
菜々「コントローラーないですからねえ」
P「もしあれなら泰葉にやってもらってましたよ...おっさんにはきついです」
泰葉「すごい、全然わからない...」
晶葉「うむ、言葉の意味はわからないが...とにかくレッスンをパーフェクトで追えたようだな」
P「状況にある程度そってゲームが出ると思ってたからな。PS1までいけば音ゲーがあるしなんとかなるだろうと思ってた」
晶葉「しかしパーフェクトまで行ったおかげで大分ゲージが進んだぞ!」
菜々「しかしサルゲッチュはどこまで行けば良いんでしょうか...デュアルショック使いたい放題ですねえ」
16: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:52:38 ID:BU7
~~~
泰葉「わ、すごいグラフィックが綺麗になりました!」
菜々「PS2が来ましたよ!」
晶葉「...そこまででもないようなきがするけどなあ」
P「お前当時はすごかったんだぞー、皆鬼武者やってたんだぞ」
菜々「ドラフ島も楽しかったですよねえ」
P「てか、次の俺のゲームってこれ...」
泰葉「ひぃっ!」
晶葉「な、なんだこれ...助手!これはなんだ!ホラーじゃないか!」
P「あー...三角様から逃げろってか...」
菜々「菜々はホラー全然だめだったんでやったことないんですよねえそれ」
P「独白がなー怖いんだよなー」
紗南「私は弱かった だからおまえの 存在を望んでいた」
17: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:53:26 ID:BU7
~~~~~~
晶葉「ゲージが後少しになったぞ!」
P「SIREN、SIREN2...サイレントヒルを4までとかなんだよ...ホラゲーしかねえじゃねえか...オールクリアじゃないとは言えかなりきつかった」
泰葉「キコエナイキコエナイ...」
P「泰葉、終わったから...もう、大丈夫だから...」
菜々「...さすがにドラフ島クリアの後サンタ服きて地下都市から脱出してバルバトス倒して...疲れました」
晶葉「すごいバリエーションに富んでたな」
P「そろそろPS3にならないかな...」
菜々「Wiiでもいいですよ...?」
晶葉「これ、みたことあるな」
泰葉「あ、これ知ってます!ピクミンですよね!」
P「ゲームキューブかよ...」
菜々「ハードもゲームも出来は良かったんですけどねえ...なんで売れなかったんでしょうねえ...?」
泰葉「あ、これ楽しそうですね」
P「エアライドか...泰葉、やってみるか?」
泰葉「いいんですか?」
P「やり方教えてやるからやってみ?」
晶葉「いいのか?」
菜々「大丈夫ですよ。操作方法はそこまでじゃありませんから...上に行くとあれなだけで」
18: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:53:46 ID:BU7
~~~2時間後~~~
紗南「帰ってこれた!」
泰葉「お疲れ様です紗南ちゃん」
晶葉「ああ、なんとかなった」
紗南「いやーなんとなくやってることはわかったけど...自分が操作されてるのは変な気分だったよ」
晶葉「すまなかった、これは封印だな」
紗南「うまいこと使えば仮想現実みたいで楽しそうだけどねー」
泰葉「で、あっちは...」
19: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:54:01 ID:BU7
P「...年取ると、ゲームって長時間できなくなるんだな」
菜々「17歳ですけど...結構きつかったです...」
紗南「死屍累々だね」
泰葉「長時間のゲームはあまりよくないらしいですからね」
紗南「ゲームは一日(最低)一時間って言葉もあったもんね!」
晶葉「しかし...このスイッチをどうしようかな?」
紗南「強化版VRで残しておけば?」
晶葉「む、それはいいかもしれないな」
泰葉「いや、反省してくださいよ...」
20: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:54:25 ID:BU7
こうして、ふざけたレトロゲーム騒動は幕を閉じた。だがこれでゲームの歴史が終わったわけじゃない。
これからも続いていくのだろう...その時まで三好紗南の戦いは終わらないのだ!
...続く
21: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:56:39 ID:BU7
紗南「ま。あたし達もね?ゲームの中みたいなもんだし...」
P「メタ発言やめい」
22: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)01:59:38 ID:BU7
以上です。ありがとうございました。
なんか速報がRに飛んでしまうのでこっちにまたお世話になりに来ました。
直近のやつ
泰葉「部屋に戻ったら加湿器が設置されていた」※R版ではありますが18禁ではありません
【モバマスSS】比奈センセ、耳かきをする※誤字修正したのが渋にあります
もぐもぐやすはシリーズ
以上です。ありがとうございました
23: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)02:00:21 ID:BU7
一回でいいからスイッチSSをやってみたかったんです。
ゲームネタとか多いんで見づらかったらごめんね?
24: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)02:14:16 ID:BU7
あと最後に、この流れを知っている人は間違いなくおじさんです。諦めよう
25: 名無しさん@おーぷん 2018/10/31(水)02:38:45 ID:5gt
乙
どうせなら携帯ゲームも辿ってほしかった
晶葉「出来たぞ!ゲーム脳を加速するスイッチだ!」