1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:44:28 ID:/ZL/HX8c



キョン「いってーなこんちく……カシャコン?」

朝倉「カシャコン?」

カシャコン

カシャコン

朝倉「……何これ」

カシャコン

カシャコン

カシャコン

朝倉「ナイフが引っ込むやつになってる?」



2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:45:49 ID:/ZL/HX8c



朝倉「どういう事?何故こんなエラーが……」

キョン「何だかよく分からんが……助かったのか?」

朝倉「安心するには早いんじゃない?」チャキン

キョン「!?」

朝倉「エラーが起きたんなら作り直せばいいだけだもの」ギラン

キョン「ひっ……」

朝倉「じゃあ死んで?キョン君♪」ダッ!

キョン「うわぁぁぁぁぁ!」

カシャコン

朝倉「……」

キョン「……」



3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:46:49 ID:/ZL/HX8c



朝倉「また?」カシャコン、カシャコン

キョン「良かった……助かった……」

朝倉「どうしてこんなエラーが二度も……」カシャコン

長門「エラーではない」

キョン「長門!?」

朝倉「あら、見つかっちゃった」

長門「ひとつひとつのプログラムが甘い、側面の情報封鎖も甘い、だから私に発見される」

長門「だから私にナイフをへっこむやつに変えられる」

朝倉「!?」



4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:47:50 ID:/ZL/HX8c



朝倉「私と戦う気?ここでは私の方が強いと思うけど?」フワリ

先端の尖った鉄パイプが数本宙に浮き

長門に直撃した。

長門「……」

キョン「長門!?」

朝倉「ふふ、それだけ肉体が損傷すれば情報に干渉できないでしょう?」

キョン「長門ぉ!」

長門「心配ない、へっこむやつだから」

キョン「あ、ホントだ」カシャコン

カシャコンカシャコン!

長門「その触手みたいなやつもへっこむやつに変えといた」



5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:48:26 ID:/ZL/HX8c



朝倉「そんな……」

長門「あなたはとても優秀、でもへっこむやつに変えてしまえば問題はない」

朝倉「悔しいなぁ……しょせん私はバックアップか……」

朝倉「私をどうするつもり?情報結合を解除する?」

長門「私としてはそうするのが最適な選択と考える、でも情報統合思念体に拒否されてしまった」

朝倉「ふふ、残念だったわね」

長門「情報統合思念体は胸囲で贔屓するのを少しは控えるべき」

キョン「な、なあ……何が一体どうなって……」

朝倉「良かったね、延命できて」

朝倉「でも気をつけてね?私はまだあなたの周りに存在し続けるから?」ニコッ

キョン「うっ……」



6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:51:48 ID:/ZL/HX8c



帰り道

キョン「はぁ……災難だったな……」

キョン「ん?」

朝倉「遅いよ、キョン君」チャキン

キョン「朝倉!?お、おい危ねえって!」

朝倉「死になさい」ダッ!

キョン「!?」

カシャコン

キョン「……」

朝倉「……」

朝倉「……」グニグニ

キョン「ちょっと痛いからやめてくれ」



7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:52:53 ID:/ZL/HX8c



朝倉「まいったなぁ、私が作成するナイフはへっこむやつになるよう情報操作されているみたい」グニグニ

キョン「そうか……なあ出っ張ってる所が地味に痛いからやめてくれないか?」

朝倉「この分なら他の形状の刃物でも駄目ね……」グニグニ

キョン「痛い、痛いって朝倉」

朝倉「むぅ……」グニグニ

キョン(……あれ?何だこの感情、気持ちイイ?気持ちイイぞ?)

朝倉「良かったね、またまた延命できて」

朝倉「でも気をつけてね、あなたを殺す方法なんて、他にもたくさんあるんだから」ニコッ

去っていく朝倉

キョン「いったか……」

キョン「……ふぅ、危なかった」



8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:53:23 ID:/ZL/HX8c



長門のマンション

朝倉「……」ガチャッ

長門「……」

朝倉「わっ!?」

長門「遅い」

朝倉「びっくりしたぁ……どうしたの?そんな所で突っ立って」

長門「あなたは早急に食事を作るべき」

朝倉「はいはい今作りますよっと……あら?」

朝倉「長門さん?」

テレビを正座して見てる長門。

朝倉「包丁は?」

長門「捨てた」



9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:53:52 ID:/ZL/HX8c



朝倉「え?」

長門「あなたは危険、想定される事象を考慮してこのような手段をとらせてもらった」

朝倉「包丁なしじゃ料理できないじゃない」

長門「手でちぎればいい」

朝倉「手でちぎれって……形がいびつになっちゃうよ?」

長門「味に問題がなければいい」

朝倉「はぁ……時間もいつもよりかかるけど文句言わないでね?」

長門「可能な限り急ぐべき」

テレビ『なんでやねーん!』

長門「……」

朝倉「もう……」ブチブチ



10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:54:28 ID:/ZL/HX8c



翌日 学校

キョン「……」

廊下を歩くキョン

朝倉「キョーンくん♪」チャキン

キョン「朝倉!?(包丁!?)」

朝倉「今度は以前みたいにならないよ?だってこの包丁はホームセンターで買ったものだから」

キョン「くっ!」

朝倉「じゃ、死んでくれる?」ダッ!

キョン「!?」

カシャコン

キョン「……」

カシャコン カシャコン

朝倉「……もう」



11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:55:41 ID:/ZL/HX8c



朝倉「長門さんったら……」グニグニ

キョン「押しつけるのやめてくれ、刺さりはしないけど少しだけ痛いから」

朝倉「自分で作った刃物以外でもへっこんじゃうのか……」

キョン「残念だったな、俺を殺せなくて、じゃ、俺は行くから」スタスタ

朝倉「ちぇ」

朝倉(待てよ?刃物では駄目でも……)

朝倉は近くにあった花瓶を持ちあげると

朝倉「ちぇいっ!」

キョンの後頭部に思いっきし叩きつけた。

パリーン!

キョン「いってー!……くない?思ったよりずっと痛くないぞ?」

朝倉「ジェッキーチェンに使われるやつになってる……」パリパリ



12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 07:59:49 ID:/ZL/HX8c



長門「無駄」

キョン「長門!」

朝倉「そうみたいね、私が触れた凶器は全て無害化される、そうでしょ?」

長門「そう、刃物はへっこむやつに、鈍器はジェッキーチェンに使われるやつになる」

キョン「まったく無害ってわけでもないがな……破片が服の中に入って不愉快なんだが」

朝倉「あーあ、また失敗しちゃったか、良かったね、延命できて」

キョン「いい加減諦めてくれると助かるんだがな」

朝倉「そうするわ」

キョン「嫌に聞きわけがいいな」

朝倉「涼宮さんとお幸せにね?キョン君♪」スタスタ



13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:00:39 ID:/ZL/HX8c



昼休み SOS団部室

朝倉(なーんてね、諦めるわけないじゃない)

朝倉(キョン君は必ず朝比奈さんの淹れたお茶を飲む……)

朝倉(そのお茶を淹れるポッドの中に一滴で人を死に至らしめる劇薬を入れとけば♪)ポトポト

朝倉(これでよしっと)

ガチャッ

ハルヒ「何やってんのよ!?ふほーしんにゅーよふほーしんにゅー!」

朝倉「何も、ここにいるキョン君楽しそうだなって思って、ねえ涼宮さん、私もSOS団に入れてくれない?」

ハルヒ「ノー!」

朝倉「残念、じゃあね」スタスタ

ハルヒ「ふんだ」



14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:01:27 ID:/ZL/HX8c



ガチャッ

ハルヒ「遅いわよキョン!」

キョン「お前が早過ぎるんだ、授業終わってすぐダッシュで部室に向ったお前と一緒にするな」

ハルヒ「今度の草野球大会のミーティングをするから昼休みになったらすぐ部室に来るよう言ってたじゃない!」

キョン「やれやれ……」

古泉「また楽しめそうですね」

長門「……」モグモグ

みくる「お茶淹れますね」コポコポ





その頃

朝倉「~♪」



15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:02:06 ID:/ZL/HX8c



昼休み終了後

先生「で、あるからして~」

朝倉「……」チラッ

キョン「……」カキカキ

朝倉(変ね……何で死んでないのかしら……お昼は部室で過ごしたはずなのに……)

朝倉(まだお茶を飲んでなのかな?)

キョン「……」

キョン(……む……これは……まずいな……だが……)

ガタタンッ

キョン&ハルヒ「「先生トイレ!!!」」



16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:02:49 ID:/ZL/HX8c



キョン「!?」

ハルヒ「!?」

谷口「おいおい連れションか~?」

『わはははははは!』

キョン(うっ……)

ハルヒ「バ、バカキョン!パクんじゃないわよ!」タタタ

キョン「俺は別に……ああもう何でもいい!」タタタ

キョン(クソ!何で急に大便がしたくなるんだよ!?)

『仲いいよねー、あのふたりー』

『付き合ってるのかな?』

わいわい

朝倉「?」キョトン



17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:03:31 ID:/ZL/HX8c



放課後 SOS団部室

キョン(はぁ……さっきはまいったな……まだ腹の具合が悪いぞ……)

ガチャッ

キョン(ん?)

ハルヒ「みくるちゃん!元気出しなさいよ!」

みくる「……」ズーン

キョン「(朝比奈さんが机に突っ伏してる……)どうしたんですか?また涼宮に何かされたんですか?」

ハルヒ「失礼ね!私は何もやってないわよ!」

古泉「その顔色からして、あなたもお腹の調子が悪いようですね」

キョン「ああ、急に腹が痛くなってな……俺もって……古泉もそうなのか?」

古泉「ええ、そして朝比奈さんも……」



18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:04:59 ID:/ZL/HX8c



みくる「言わないで!言わないで古泉くぅ~ん!」

ハルヒ「みくるちゃん……みんなの前で漏らしちゃったみたいなのよ……」

キョン「!?」

みくる「やぁぁぁぁぁぁっぁぁん!!!」

ガチャッ

鶴屋「みくる~、服乾いたよ~」

キョン「鶴屋さん……その……本当なんですか?」

鶴屋「何が?」

キョン「朝比奈さんが……何というか……粗相を?」

みくる「確認しないで!やめてキョンくぅ~ん!」

鶴屋「マジ、でっかい音立てながらぶりぶり~ってさ、すげー臭いだったよ」

みくる「やぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁ!!!」ガン!ガン!ガン!

ハルヒ「ちょっとみくるちゃん!テーブルに頭叩きつけるのやめなさい!」



19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:08:58 ID:/ZL/HX8c



みくる「うう……ひっく……ひっく……」

キョン「だ、大丈夫ですよ朝比奈さん!人の噂も何とやらって言うじゃないですか!」

ハルヒ「そうよみくるちゃん!せいぜい同窓会でネタにされるぐらいよ!」

キョン「バカ!」

ハルヒ「あっ……」

みくる「……」ガン!ガン!ガン!

ハルヒ「みくるちゃーん!」

鶴屋「そう落ち込む事ないよみくる、ピンチはチャンスって言うじゃん?」

鶴屋「これを機会にウンコキャラになればいーじゃん!1日に1回は漏らすキャラになればいーじゃないか!」

ガン!ガン!ガン!

ハルヒ「みくるちゃーん!」



20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:09:30 ID:/ZL/HX8c



キョン「なあ長門、何とかできないのか?」

長門「まかせて、情報操作は得意」

キョン「よかった……」

長門「噴出されたのは薔薇の香りのするイチゴみるくという事にする」

キョン「改ざんじゃなくて削除してやってくれないか……」







朝倉(……また失敗しちゃったか)

朝倉(毒でも駄目か……どうしたら……)

朝倉「……そーだ♪」ニヤリ



21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:10:27 ID:/ZL/HX8c



深夜 キョンの部屋

キョン「ぐぅ……」

もぞもぞ

キョン「ん……おい、何潜り込んで……」

朝倉「やほ♪」

キョン「朝倉!?な、何で俺の部屋に!?」

朝倉「じゃあ、死んでね?」ギュッ

キョン「!?」

朝倉「凶器を使わずにこうして直接キョン君の首を絞めて殺せばいいのよ、最初からこうしておけばよかった」グググ

キョン「や、やめ……く、くる……」

キョン「苦しくない?」

朝倉「!?」



22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:11:26 ID:/ZL/HX8c



朝倉「まったく手に力が入らない……何故?」グググ

キョン(よく分からんがまた長門が助けてくれたみたいだな……)

朝倉「くっ……!」グググ

キョン「な、なあ……朝倉……そんなとこに跨られると困るんだが……」

キョン「その……場所がさ?できればもう少し上の方にしてくれないか?」

朝倉「えいっ!」ガキン

キョン「ぐえっ!?」

朝倉「手で駄目なら足で絞めればいいのよ」グググ

キョン「ぐお……くる……しくない!」

朝倉「!?」

キョン(むしろ幸せだぞこの状況!)



23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2012/12/03(月) 08:12:58 ID:/ZL/HX8c



朝倉「足にも力が入らないなんて……困ったなぁ……」グググ

キョン「朝倉……頼むから離れてくれないか?」

朝倉「死ぬのは怖い?有機生命体の死の概念は分からないな」グググ

キョン「い、いや……別の意味で昇天しかねないからやめ……」

朝倉「ていっ」バフッ

キョン「!?」

朝倉「締め上げるのが駄目ならこうして直接口と鼻を塞いだらどうだろう」グニグニ

キョン「もがぁぁぁーーー!!?」ジタバタ

朝倉「あ、すごい苦しんでる、いけるかも」グニグニ

キョン「もがもがぁ!!!(鼻が!鼻先が朝倉のぉー!朝倉のぉー!)」ジタバタ



24: ◆MutIeDmrIg 2012/12/03(月) 08:14:26 ID:/ZL/HX8c



キョン「」

朝倉「動かなくなった、死んでくれたかな?」

キョン「エヘエヘ…」

朝倉「死んでない……よだれを垂らして痙攣してるけど……」

キョン「ハヘェ…」

朝倉「あーあ、どうすればキョン君死んでくれるんだろ?」

朝倉「そうだ、今度は入浴時を狙おうかな♪」

おわり


元スレ
SS深夜VIP:朝倉「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る!」カシャコン