SS速報VIP:妹「好きですよ、姉さん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359822838/



1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:34:20.90 ID:m4HW4v3i0

妹「…」ペラ

姉「…」ジー

妹「…」

姉「…」ジー

妹「……何です、さっきからジロジロと」

姉「え? あ、いや、別に妹を見てたわけじゃないよ?」

妹「…そうですか」

姉「…」

妹「…」ペラ

姉「…」

妹「…」

姉「…」

妹「………そんなに私の太ももが良いのですか?」

姉「うん、白くて、柔らかそうで、触ってみたくなるんだよね」

妹「見てたのですね」

姉「見てないよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359822838




2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:35:22.68 ID:m4HW4v3i0

妹「先ほどから太ももに強烈な視線を感じるのです」

姉「気のせいじゃないかな?」

妹「…明日はスカートは止めておきましょうか」

姉「ええっ!? それじゃあ妹の太ももが……」

妹「見てたのですね」

姉「見てないよ」

妹「…」フトモモフニフニ

姉「ごふっ」ダラダラ

妹「姉さんはヘンタイですね」

姉「……否定はしないよ」

妹「妹の、女の子の足を見て、何が嬉しいのですか?」

姉「妹の足だから良いんだよ?」

妹「……私には理解できそうもないですね」

姉「じゃあ見てみる?」ヒラヒラ

妹「いえ、止めておきます」



3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:36:29.06 ID:m4HW4v3i0

姉「もー、妹は冷たいなぁ」ギュウ

妹「読書の邪魔です、離れてください」

姉「こんなにあったかいのに……」ギュー

妹「人の話を聞いてください」

姉「んー………いい匂い」

妹「離れてください」

姉「やだ」

妹「邪魔なのですが」

姉「いーじゃん、そのまま読めるでしょ?」

妹「読めますが……」

姉「読めるなら、いいよね?」

妹「………まったく、しょうがないですね」

姉「やったー♪」ギュー



4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:37:45.08 ID:m4HW4v3i0

姉「んー♪」スリスリ

妹「頬ずりはやめてください、読みにくいです」

姉「妹のほっぺ、すべすべだね」

妹「人の話を聞いてください」

母「ほらほら二人共、夕飯の時間よ」

姉「んー、もうちょっとー」ギュー

妹「私は早く食べたいのですが」

姉「ダメ、まだ妹分の補給が完了してないから」

妹「なんですかその意味のわからないエネルギーは」

姉「私の動力源」

妹「その補給方法は……」

姉「んー♪ こうやってくっついてることー」スリスリ

妹「はた迷惑な話ですね」

姉「嫌かな?」

妹「邪魔ですね」

姉「ひどい……」



5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:38:54.11 ID:m4HW4v3i0

~翌日~

姉「今日もいい天気だね~」

妹「寒いのですが」

姉「でも空は青いよ、ほらほら!」ピョンピョン

妹「姉さんはもっと落ち着きを持ってください、下着が見えますよ」

姉「見たい?」

妹「見たくありません」

姉「じゃあ見せて!」

妹「見せません」

姉「いーじゃん減るもんじゃなしー」

妹「あのですね………そういう問題ではないと思うのです」ハァ

姉「ぶー……」

妹「あ……姉友さんたちがいますよ、姉友さんに見せてもらえばいいじゃないですか」

姉「だから、私は妹のが見たいんだってば! それにそんなこと言ったら私死んじゃうよ」

妹「それじゃあ諦めるしかないですね」

姉「むぅ………まあいいや、姉友たちのところまで走るよっ!」グイッ

妹「ちょっとまってくださ────うわわわわああぁっ!」



6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:40:01.50 ID:m4HW4v3i0

姉「やっほー、お二人さん! 姉妹で仲良く………」

妹友「だから、お姉ちゃんは少しの事で突っかかりすぎだってば」

姉友「別に突っかかってないわよ」

妹友「だから大きくなるところも大きくならないんじゃない?」

姉友「ぐっ………別に私は『乳牛』なんかになりたくないし?」

妹友「むっ、わたしは乳牛なんかじゃないもんっ!」

姉友「ふんっ、使い道もないくせに!」

妹友「うるさいうるさいっ!!」

姉「………仲良く、ないねぇ……」

妹「毎日毎日、喧嘩をするために登下校を共にしているのでしょうか」



7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:41:17.53 ID:m4HW4v3i0

姉友「あら、おはよう二人共」

姉「おはよー」

妹友「おはよ」

妹「おはようございます」

姉「朝から元気だね、二人は」

姉友「コイツがふっかけてきたのよ」フン

妹友「…わたしは注意しただけだし」

妹「…」

姉「な、仲良くしようよ」ドウドウ

姉友「グルルルルル……」

妹友「ガルルルルル……」

姉「い、妹も何か言ってよっ」

妹「無駄ですよ、放っておけばいいじゃないですか」

姉「う、うぅ………確かに無駄かもしれないけど……」



8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:42:12.13 ID:m4HW4v3i0

~学校~

姉「それじゃ、妹、また帰りね」

妹「はい」

妹友「…」

妹「…どうかしましたか?」

妹友「妹ちゃんは、お姉さんと仲良いよね」

妹「普通だと思いますが」

妹友「…普通、かぁ」

妹「…どうして、あそこまで突っかかるのです?」

妹友「………」



9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:44:08.93 ID:m4HW4v3i0

妹「…」

妹友「……なんでかな、分かんない」

妹「…私は、姉友さんも、妹友も、好きですよ」

妹友「え」

妹「ですから、仲良くなって欲しいと思っています」

妹友「………」

妹「だって妹友、辛そうじゃないですか」

妹友「…っ」ギュウッ

妹「わ」

妹友「……わかん、ないの」

妹「…妹友」

妹友「わたし……わたし……っ」ギュウ

妹「…場所、移しましょうか」



10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:45:12.67 ID:m4HW4v3i0

~W.C~

妹「…」

妹友「…」

妹「…あの」

妹友「ごめん……もうちょっとだけ、このままでいさせて……」ギュ

妹「………ん」ギュ

妹友「ねぇ……妹ちゃん」

妹「はい」

妹友「…………ん、やっぱり、いいや」

妹「? そうですか」

キーンコーンカーンコーン

妹友「あっ、やばっ!」

妹「もう、大丈夫なのですか?」

妹友「うん……ごめんね、その……」モジモジ

妹「…構いませんよ、それで元気になってくれたのでしたら」ニコ

妹友「あ……うん、えへへ……///」

妹「急ぎましょう、先生が来てしまいます」

妹友「うんっ」



11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:46:22.88 ID:m4HW4v3i0

~帰り道~

姉「んーーっ…………はぁっ、今日も辛かったぁ~」

妹「そうですね」

姉「え? 妹も辛かったの?」

妹「ええ、『授業は』やはり辛いものです」

姉「………私に会えないことは?」

妹「? 家で毎日会ってるじゃないですか」

姉「………」

妹「なんですかその『こいつ分かってねぇな』と言いたげな顔は」

姉「ばか」

妹「は?」

姉「ばーかっ」

妹「何ですか突然……って、ちょっと待ってくださいよ」

姉「ふーんだっ」スタスタ

妹「ふう………姉さんの相手も楽じゃありませんね」



12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:47:27.19 ID:m4HW4v3i0

姉「ただいまー」

母「おかえり、妹はどうしたの?」

姉「知らなーい」スタスタ

母「? 珍しいこともあるのね」

妹「ただいまです」カチャ

母「あら、おかえり」

妹「姉さんは帰ってきてますか?」

母「ええ、さっき自分の部屋に行ったけど……何かあったの?」

妹「気にしないでください、どうせまた自分から寄ってきますから」

母「貴女は寂しくないの?」

妹「読みたい本があったので」

母「本がなければ?」

妹「どうでしょうか、その時が来たことが無いのでわかりません」

母「貴女は姉と対照的で、とことんクールね……」



13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:48:23.33 ID:m4HW4v3i0

妹「…」ペラ

姉「妹~♪」ギュー

母「本当に貴女の言う通りになったわね……」

妹「そうですね」

母「ちょっとお買い物に行ってくるけど、何か買ってきて欲しいもの、ある?」

妹「ありません」

姉「ないよ~」

母「そう、じゃあ行ってくるから」

姉「いってらっしゃーい」



14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:50:03.31 ID:m4HW4v3i0

妹「…」ペラ

姉「~♪」ギュー

妹「よくもまあ、毎日毎日飽きもせず抱きついてきますね」

姉「飽きるわけ無いでしょ?」

妹「そうなのですか?」

姉「妹も、毎日本読んでるけど、飽きてないでしょ?」

妹「……ふむ」ペラ

姉「それに、私は妹が大好きだから」

妹「…」

姉「あ、今ちょっと赤くなってるでしょ?」

妹「なっていません」

姉「だって、耳ちょっと赤いよ?」

妹「風邪をひいてしまったのかもしれません」

姉「それは大変だね………はむ」

妹「っ!?」ビクッ



15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:51:35.41 ID:m4HW4v3i0

姉「びくってなった?」

妹「…なってません」

姉「うそ、じゃあもう一回やってあげるね?」

妹「ちょっ、やめ───~~~っ!」ビクッ

姉「れろ………ほら、びくってした」

妹「いえ、今のは……」

姉「違わないよね? じゃあ、もういっかいやってあげよっか?」

妹「しなくていいです、やめてください」

姉「そう言いながらも、振りほどこうとはしてないよね」

妹「…それは」

姉「はむ」

妹「~~っ!」ビクッ

姉「ね………わかってるでしょ?」

妹「…何がです」

姉「私が……妹のことが、好きだってコト」

妹「…」

姉「姉妹としてって意味だけじゃ、ないよ?」

妹「…」



16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:52:44.22 ID:m4HW4v3i0

姉「だから……こうやって……」

妹「ねえさっ……んむ……」

姉「ん、ちゅ……はぁ……」

妹「………ん」

姉「キスしたくなるくらい、好きなんだよ?」

妹「…姉さん」

姉「…どうして、拒まなかったのかな?」

妹「…流されやすいタイプなのです」

姉「へえ、それは初耳かも」

妹「…」

姉「…でも今は、自分から流されに行ってるでしょ?」

妹「…違います」

姉「え?」

妹「信じているのですよ」



17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:53:28.95 ID:m4HW4v3i0

姉「信じてる……?」

妹「姉さんが、これ以上のことはしない、と」

姉「…」

妹「…」

姉「…ずるいなぁ、妹は」

妹「…すみません」

姉「でも……もういっかいだけ……」

妹「ん………」

姉「ちゅ………」

タダイマー!

姉妹「 「!!」 」



18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:55:10.17 ID:m4HW4v3i0

姉「お、おかえりー」

妹「おかえりなさい」

母「ただいま。 まだくっついてたのね、姉は」

姉「えへへー」ギュー

妹「…」ペラ

母「それじゃ、夕飯作るから待っててね」

姉「はーい」

妹「…」ペラ

姉「…」ギュ



19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:56:34.51 ID:m4HW4v3i0

~翌日~

姉「ふわあぁ………おはよお、お母さん」

母「おはよう」

姉「お父さん、おはよー」

父「おはよう」

姉「ん? 妹は?」

母「今日は日直よ」

姉「…そっか」

母「はい、朝ごはん」

姉「うん、ありがとう」



20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:58:00.49 ID:m4HW4v3i0

~学校~

妹「…」

妹友「やっほー、妹! 今日は日直?」ガラガラ

妹「…」

妹友「…あれ、妹? おーい?」フリフリ

妹「…あ、おはようございます」

妹友「うん、おはようだけど……なんかあったの?」

妹「いえ、何もありませんが」

妹友「う、うん………だといいんだけどさ」

妹「?」

妹友「その……本、逆さまだよ?」

妹「………」

妹友「………なんか、あったよね?」

妹「………」フルフル

妹友「…わたしにも、言えないの?」

妹「………ごめんなさい」

妹友「あっ、いやっ、責めてるわけじゃないよ?」

妹友「でも、辛かったら相談してね」

妹友「何かできるってわけじゃないけど………言えば楽になるかもしれないし」

妹「…はい、ありがとうございます」



21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 01:58:55.38 ID:m4HW4v3i0

~昼休み~

妹友「妹ちゃん、お弁当食べよー!」

妹「はい」

クラスメート「おーい、二人共ー! 姉友先輩が呼んでるよー!」

妹友「お姉ちゃんが? 何の用かな」

妹「何でしょうね」



22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 02:00:18.47 ID:m4HW4v3i0

妹友「どうかしたの? お姉ちゃん」

妹「なんでしょうか」

姉友「ああ、えっと……妹ちゃん、昨日か今朝、姉になんかあった?」

妹「………さあ、なにも無いと思いますが」

妹友「…どうして?」

姉友「いや……なんか、姉の様子が変なのよ」

妹友「変?」

姉友「ぼーっとしてる時が多いし、話してる時もどことなく上の空だし……」

妹友「…」

姉友「まあ、なにも無いならいいんだけど……ごめんね、呼び出して」

妹「いえ、お気になさらず」

姉友「うん、それだけだから、じゃね」

妹友「待って」

姉友「え?」

妹友「ちょうどお姉ちゃんに用があったの。 ごめんね妹ちゃん、先食べてて」

妹「? 分かりました」



23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 02:01:35.82 ID:m4HW4v3i0

姉友「…それで、何の用?」

妹友「…実はさ、今朝、妹ちゃんの様子もおかしかったんだよね」

姉友「妹ちゃんも?」

妹友「うん……今朝教室に入ったら、妹ちゃんが本を読んでたんだけど……」

姉友「? 別に普段通りじゃない」

妹友「…逆さまに読んでたんだよね」

姉友「…」

妹友「…」

姉友「…………妹ちゃんにしては、珍しいドジね」

妹友「…絶対、何かあったよね」

姉友「そうね……妹ちゃんが動揺するぐらいの、何かが」

妹友「…」

姉友「…まあ、私たちが考えたって無駄よ」

妹友「でも……」

姉友「もう少し、様子を見てみるわ。 幼馴染として、放っておけないし」

妹友「…そうだね」



24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 02:03:06.82 ID:m4HW4v3i0

────────────

妹友「お姉ちゃんたち、遅いね」

妹「何かあったのでしょうか」

妹友「もしかしたら掃除かも」

妹「ありそうですね……」

妹友「あ、来たよ!」

姉「ごめんごめん、今日掃除だったよー」タタタ

姉友「楽な場所で助かったわね」

妹友「やっぱり掃除だったんだ」

妹「………」

姉「………」

妹友(な、なんでこの二人は目を合わせようとしないのかな、喧嘩かな?)ヒソヒソ

姉友(まさか……この二人が喧嘩って有り得なくない?)ヒソヒソ

妹友(でも、もしかしたらもしかするかも……)ヒソヒソ

姉「…か、帰ろっか?」

妹「…はい」




25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 02:04:21.89 ID:m4HW4v3i0

~帰り道~

姉「………」

妹「………」

姉友(ちょ、ちょっとちょっと、ほんとに会話が無いじゃない!)ヒソヒソ

妹友(き、昨日はどうだった?)ヒソヒソ

姉友(いや、昨日一緒に帰ってないからわかんないんだけど……アンタは?)ヒソヒソ

妹友(わたしも一緒に帰ってない……)ヒソヒソ

姉友(はあっ!? こういう時に使えないわねっ!)ヒソヒソ

妹友(お姉ちゃんだってそうじゃんっ!)ヒソヒソ

姉友(…と、とにかく、今は喧嘩なんかしてる場合じゃないわよっ)ヒソヒソ

妹友(そ、そうだね)ヒソヒソ

姉「あ、あのー……」

姉友「え?」

姉「なんかすっごい静かだけど………二人共、何かあった?」

姉友&妹友「 「へっ??」 」



26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 02:05:50.94 ID:m4HW4v3i0

姉「いやだって、いつもなら喧嘩してわあわあ賑やかなのに……」

姉友「あ、いや………無いわけじゃ、ないんだけど」

妹友「う、うん……」

姉「? 相談に乗るよ?」

姉友「…………アンタ達のことよ」

姉「え? 私たち?」

妹「?」

姉友「今朝から様子がおかしいのよ、二人共」

姉「え」

妹友「何かあったのかなーって思って、いろいろ考えてたの」

妹「…それは」

姉友「ねえ、何かあったんでしょ?」

姉「………えっと」

妹「………」

姉友「……まさか」

姉「え」ギクッ

姉友「まさか、アンタたち、本当に……」

姉「えっ、いやっ、なっ、何もないよっ?」アセアセ

















姉友「喧嘩、したの?」

姉妹 ズルッ



27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/02/03(日) 02:06:52.37 ID:m4HW4v3i0

姉友「え?」

妹友「あ、あれ?」

姉「すっ、するわけないでしょっ!!」

姉友「え? だってなんか余所余所しい感じが……」

姉「な、何でもないから心配しないで、ね?」

姉友「……私たちに、隠し事ができると思ってるの?」

姉「ん、と………」

妹友「…お姉ちゃん」クイクイ

姉友「………一人で抱え込んじゃ、ダメよ?」

姉「……うん、ごめんね」

妹「………」



33: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:50:49.55 ID:m4HW4v3i0

~家~

妹「…」ペラ

姉「…」

妹「………姉さん」

姉 ビクッ

妹「何をそんなに驚いているのですか」

姉「い、いや、あの……」シドロモドロ

妹「……昨日の、ことなのですが───」

姉「忘れてっ!!!」ガタッ

妹「は?」

姉「昨日のことは、忘れてっ!!」

妹「あ、あの……?」

姉「そ、その、昨日のは、その……なんか、流れというか、雰囲気に流されてというか……」

姉「とっ、とにかく、昨日のはナシ! はいおしまいっ!!」ズダダダバタンッ

妹「……猛烈なスピードで去っていってしまいました」



34: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:52:01.45 ID:m4HW4v3i0

~姉の部屋~

姉「はふぅ、びっくりしたぁ……」ズルズル ペタン

姉「ううう……なんで逃げちゃったんだろう……」

姉(妹の返事が聞けるチャンスだったかもしれないのに……)

姉「…昨日のことは忘れて、か」

姉「………ヘタレだなあ、私」



35: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:53:20.27 ID:m4HW4v3i0

────────────

母「ただいまー」カチャ

姉「あ、おかえりー」

妹「おかえりなさい」

母「ごめんね、ちょっと知り合いとばったり会っちゃって、話し込んじゃった」

姉「ううん、気にしないで」

母「すぐ夕飯作るから」

姉「うん」ギュ

妹「…」ペラ



36: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:54:22.03 ID:m4HW4v3i0

姉「…んー」

妹「…」

姉「…」

妹「…」ペラ

姉「あっ……」

妹「…」

姉「…」

妹「…」ペラ

姉「あう……」

妹「…」

姉「…」

妹「………」

姉「…」

妹「…」ペ

姉「ぁ……」

妹「………」



37: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:55:46.26 ID:m4HW4v3i0

姉「…あ、あの、えと、いいよ? 先進んでも」

妹「…そうですか」ペラ

姉「ん……」ギュ

妹「…」

姉「…」

妹「…」ペラ

姉「…」

妹「…昨日のキスですが」

姉「………え、あ、あの」

妹「初めてでした」ペラ

姉「………えと」

妹「それだけです」

姉「……どうだった?」

妹「……柔らかかった、です」ペラ

姉「…そっか」ギュ



38: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:57:06.31 ID:m4HW4v3i0

姉「…ね、妹」

妹「はい」

姉「私ね……今、すっごくドキドキしてるんだけど、分かる?」

妹「…………わかりません」

姉「え」

妹「その胸の所為ではないかと」ペラ

姉「………やっぱり、大きいって邪魔だね」ムニュ

妹「今、全国の胸が小さい女の子を敵に回しましたよ」

姉「妹も?」

妹「私は気にしません」ペラ

姉「大きくならなくていいの?」

妹「なりたい、とは思いません」

姉「ふうん……こんなにちっちゃいのに、気にしないんだ」ボソ

妹 ゴスッ

姉「はうっ!?」

妹「…」ペラ

姉「ううぅ………本の角はだめだよ、痛いよ……」ズキズキ



39: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:58:05.02 ID:m4HW4v3i0

妹「…」ペラ

姉「ね、ねぇ、怒ってる?」

妹「…怒ってません」ペラ

姉「絶対怒ってるよ……だって読むペースが早いもん……」

妹「ですから、怒っていません」ペラ

姉「うぅ……ごめんね、気にしてないって言ってたから、調子に乗っちゃって……」

妹「怒っていませんから」

姉「だって声怖いもん……」ギュウ

妹「怖いくせに抱きしめないでください」

姉「それとこれとは話が別だよ」

妹「何が別なのですか」

姉「んー♪」ギュー

妹「ごまかさないでください」



40: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 11:59:35.55 ID:m4HW4v3i0

~翌日~

姉「寒いっ!!」

妹「冬ですからね」

姉「う~~、こういう時は妹に限るよ……あったかい」ギュー

妹「私はカイロじゃありませんし、歩きづらいです」

姉「じゃあ、ずっとこうしてよっか」

妹「ここにいると、いつまでも寒いままですよ」

姉「妹があったかいから大丈夫」

妹「ですが、体が冷えて、だんだん体温が下がって、最終的には………」

姉「よしっ、今日も元気に学校へ行こーう!」グイッ

妹「わあっ、ちょっ、いちいち急に引っ張らないでくださいいぃっ!!」ズルズルズル



41: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:35:50.32 ID:m4HW4v3i0

────────────

姉友「…姉と妹ちゃん、何があったのかな」

妹友「…わかんない」

姉友「喧嘩ではない、のよね……」

妹友(いつも相談に乗ってくれて、迷惑ばっかりかけてるのに……)

妹友(……こういう時、何にも妹ちゃんの力になれないなんて……)

姉友「何しょんぼりしてるのよ」

妹友「ん……いつも迷惑ばっかりかけてるし、妹ちゃんたちの力になってあげられないかな、って」

姉友「…そうね」

妹友「本人も話したがらないから……どうしようもないのかもしれないけど」

姉友「本当に困ったときには、相談に来るわよ」

妹友「そうかな」

姉友「まあ、迷惑かけたくない、って言って相談してこない可能性もあるけど」

妹友「………」

姉友「………」

妹友「………じゃあ、絶対に来ないね」

姉友「………そうね」



42: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:37:12.49 ID:m4HW4v3i0

姉友「ったく、メンドくさい性格ね……」

妹友「いい人たちなんだけどね……」

姉「はっ、はっ、やっほー二人共!」タタタ

姉友「あ、おはよう」

姉「おはよう」

妹「はぁっ……はぁっ……」グッタリ

妹友「い、妹ちゃん、大丈夫?」サスサス

妹「はぁっ……おはよう、ございます……」

妹友「どうしてわざわざ走ってきたの?」

妹「わかりませんが……姉さんが突然、走り出しまして……ふう」

姉「あったまったでしょ?」

妹「そういう意図だったのですか……」

姉「それじゃあ、これでまた再開できるねー♪」ギュー

妹「もうどうでもいいです……」グッタリ

姉友「………」

妹友「………」

姉「ん? 二人共、頭抱えてどうかしたの?」

姉友「……ああ、何でもないわ……」ガックリ

妹友「さっきまでの心配を返して欲しいよ……」ガックリ



43: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:38:28.04 ID:m4HW4v3i0

~教室~

妹「朝から疲れました」グデーン

妹友「あはは……」

妹「姉さんは何を考えているのかまったく読めません……」

妹友「…ところでさ、昨日の件はどうなったの?」

妹「…」

妹友「…」

妹「……未解決、です」

妹友「ん、そっか………でも良かった、ほんとに喧嘩じゃなかったんだね」

妹「はい」

妹友「ほんとに相談しなくて大丈夫? わたし、頼りになるよ?」

妹「自分で言うのですね……」

妹友「こうでも言わないと、相談してくれないでしょ?」

妹「……迷惑は、かけたくありませんから」

妹友「………お姉ちゃんの言う通りかぁ……」



44: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:39:32.91 ID:m4HW4v3i0

~帰り~

妹友「……うっわー……」

妹「………」

妹友「土砂降りだね……」ザーザー

妹「姉さんたちは先に帰ったようですね」

妹友「さすがに掃除が長引きすぎちゃったもん、しょうがないよ」

妹「ええ……私たちは、どうしましょうか」

妹友「帰んなきゃ……だめだもんね……」

妹「……行きましょうか」

妹友「うん……」



45: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:40:57.59 ID:m4HW4v3i0

ザアアアァァァァァ

妹友「はっ、はっ、はっ……」バシャバシャ

妹「教科書が大変なことになりそうです」バシャバシャ

妹友「うぐうぅぅ……言わないで……」バシャバシャ

妹「ここまで家までの道のりが長いと感じたのは初めてですよ」バシャバシャ

妹友「まだ半分ぐらいだよ……」

妹「長いですね……」

妹友「あ、あそこの停留所で雨宿りしようよ!」

妹「そうですね……すぐに止むといいのですが」



46: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:42:38.22 ID:m4HW4v3i0

~停留所~

妹友「うへぇ、びしょびしょ」ギュー

妹「絞れます」ギュー ポタポタ

妹友「…っくしゅん!」

妹「大丈夫ですか?」

妹友「ちょっと寒いかも……」

妹「まあ、冬ですからね……」

妹友「へくちっ! うぅ~」

妹「…すみません」ギュ

妹友「ふぇっ!?///」

妹「こうすれば、多少は暖を取れます」

妹友「あ……」

妹「雨足が弱まるまでは、どうか我慢してください」

妹友「…ん」



47: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:43:31.15 ID:m4HW4v3i0

ザアアァァァ…

妹友「…なかなか収まらないね」

妹「天気予報は大ハズレですね」

妹友「うん……」

妹「…」

妹友「………」

妹「…」

妹友「ん……」モゾモゾ

妹「…寒いですか?」

妹友「え、あ、いや……その、恥ずかしくて……」

妹「すみません……風邪を引いてしまっては、大変ですから」

妹友「うん……妹ちゃんは、寒くない?」

妹「私も暖かいです」

妹友「そっか……」



48: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:46:14.99 ID:m4HW4v3i0

妹友「…あの、さ、こんな時にあれなんだけど」

妹「はい」

妹友「どうしたら、お姉ちゃんと仲良くなれるのかな?」

妹「昔は仲良かったじゃないですか」

妹友「…なんで、あんなふうに当たっちゃうのかな」

妹「…」

妹友「わざとやってるわけじゃないの」

妹友「ただ……ただ、なんか、つい……」

妹「…妹友は、もっと素直にならなければなりません」

妹友「…うん」

妹「姉友さんだって、仲良くなりたいと思ってるはずです」

妹友「そうかな?」

妹「ええ、きっとそうですよ」

妹友「……よし、頑張ってみるよ」

妹「ふふ、頑張ってください」

妹友「うんっ」



49: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:47:11.03 ID:m4HW4v3i0

妹「…妹友にも、悩みがあったのですね」

妹友「それは、どういう意味かな?」

妹「いえ、決して悪い意味では無いです」

妹友「わたし的には、妹ちゃんに悩みがあることにびっくりだよ」

妹「………私は」

妹友「あるでしょ? 悩み」

妹「………はい」

妹友「やっと認めてくれたね」

妹「………すみません」

妹友「…それで、その悩みは?」

妹「………」

妹友「………」

妹「………好きな人が、いるのです」



50: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:48:21.78 ID:m4HW4v3i0

妹友「…好きな、人」

妹「……引かないで、聞いてください」

妹友「え?」

妹「同性なんです」

妹友「…ドウセイ?」

妹「……相手は、女の子なのです」

妹友「………」

妹「…変、ですよね……自分でもわかっています」

妹「ですから……きっと、叶えてはならない恋なのだ、と」

妹友「変じゃないよ」

妹「え?」

妹友「全然、変なことじゃない」

妹「え、で、ですが、同性なんですよ?」

妹友「わたしは………妹ちゃんのこと、好きだよ?」

妹「え?」



51: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:49:27.11 ID:m4HW4v3i0

妹「………え?」

妹友「ずっと……ずっと前から、好きだったんだよ?」

妹「………え」

妹友「女の子が女の子を好きになるのは、妹ちゃんだけじゃないよ」

妹友「…だから、安心して、その人に気持ちを伝えてあげて……ね?」

妹「妹友………」

妹友「うん、また明日ね」

妹「妹友………ごめんなさい」ペコリ

妹友「…うん」

タタタタタ……

妹友「……ふう」

妹友(やっぱり、わたしじゃなかったか……)



52: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:50:25.19 ID:m4HW4v3i0

~我が家~

妹「ただいまです……」ビッショリ

姉「あ、お帰りー」

妹「………」

姉「ほらほら、早くお風呂に入らないと、風邪ひいちゃうよ?」

妹「…はい」

姉「どうかしたの?」

妹「いえ……なにも」

姉「そう?」



53: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:52:09.97 ID:m4HW4v3i0

~風呂~

妹「…」ゴシゴシ

妹(いけません、怖気づいては……妹友の、ためにも)

妹(ですが、なぜ今更になってこう、ヘタレになってしまうのでしょうか)

妹(決心したはずなのに……)

妹「…」

妹(姉さんも、こういう気持ちだったのでしょうか)

妹「…考えていても、無駄ですね」ザパー



54: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:53:55.70 ID:m4HW4v3i0

────────────

姉「………」

妹「………」

姉「………」

妹「………」

姉「……あ、あの、妹?」

妹「…はい」

姉「あ、えと、あの……」

妹「なんでしょうか」

姉「えっと……自分から近づいてくるなんて、珍しいなーって思って……」

妹「嫌、でした?」

姉「そ、そうじゃないけど……どうしたのかな、って」

妹「こうしないと、落ち着いて本が読めないのです」

姉「…今も読めてないよ?」

妹「………」ペラ




55: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:56:44.11 ID:m4HW4v3i0

姉「な、なんか、妹、変だよ?」

妹「…」

姉「どうかしたの? 何かあったの?」

妹「…この本によると、積極的になる方が良いとあります」

姉「へ?」

妹「この女の子のセリフを読んでみてください」パラ

姉「えーと……『相手の気を引くにはね、積極的になるのが一番だと思うよ』?」

妹「それを実践してみようと思ったのです」

姉「………え、えっと………?」

妹「……ですから」

妹「好きなんです、姉さん」



56: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:57:49.40 ID:m4HW4v3i0

姉「………え、え? えっ!?///」

妹「はぁ……自分のことともなると、とことん鈍感なんですね、姉さんは」

姉「え、だ、だって、今までそんな素振り、見せてなかったしっ、それにっ……」

妹「…それも、そうですね」

姉「…」

妹「…」

姉「…ねえ、ほんとに?」

妹「…本気です」

姉「………~~~~~っ///」ギュウッ

妹「うぐっ、い、いきなりどうしたのですか」

姉「ごめん、ごめんね……嬉しいのと、恥ずかしいのとで……あぅ///」

妹「…まったく」クイ

姉「ふえ? んぐ」チュ



57: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 12:59:18.51 ID:m4HW4v3i0

妹「……………んっ、ぷは……」

姉「……なっ、ななっ、ななななななっ!?///」

妹「今までは、ずっと我慢してきたのです」

姉「え?」

妹「…姉さんと私は、同性ですし、姉妹です」

姉「…」

妹「ですから……それはいけないことだと思い、我慢してきました」

妹「それなのに、姉さんはベタベタとくっついてきて……」

姉「うぅ、ごめんなさい……」



58: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:01:19.71 ID:m4HW4v3i0

妹「必死になって引き剥がそうとしましたが、無理でした」

妹「今ままでの姉さんへの冷たい言葉は、すべて私の心にも無い言葉です」

姉「あ、あの」

妹「すみませんでした」ペコリ

姉「い、いや、気にしなくていいよ?」

妹「ですが……」

姉「ううん、だって、こうして気持ちを伝えてくれたでしょ?」

姉「だから、これでイーブンだよ」

妹「…はい、ありがとうございます」



59: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:03:41.82 ID:m4HW4v3i0

姉「えへへ……」ギュウ

妹「どうかしましたか?」

姉「好きだよ、妹」

妹「……………はい」

姉「えへへ、すきー」ギュー

妹「そんなに連呼されると恥ずかしいです」

姉「だって、今まで言えなかった分も言わなきゃだめだもん」

妹「何ですかその変なルールは」

タダイマー!

姉「あ」

妹「帰ってきましたね」



60: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:05:46.70 ID:m4HW4v3i0

姉「おかえりー」

妹「おかえりなさい」

母「ただいま。 二人共、濡れなかった?」

姉「ビショビショだったよ」

妹「急に降り始めましたから」

母「天気予報って、たまに外れるとひどいのよねぇ」

姉「折りたたみ傘ぐらいは持ってってけばよかったなぁ」

母「そうね、常備しておいた方がいいかも」

妹「そうですね」

母「それじゃ、夕飯にするから」

姉「はーい」



61: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:08:16.26 ID:m4HW4v3i0

妹「………ん」

姉「うん? なぁに、妹?」

妹「…あ、いえ」

姉「え?」

妹「何でもありません、気のせいでした」

姉「ふーん……?」

妹「………」

姉「……妹、さ」

妹「はい」

姉「なんか、顔、赤くなってるよ」

妹「えっ、そ、そうでしょうか」ペタペタ

姉「うーん……?」ピト

妹「わっ……ちょっ、姉さん、顔近いですっ」

姉「……………妹、熱」ピッ

妹「はい?」

姉「計って」

妹「いえいえ、大丈夫ですよ」

姉「計って」

妹「………はい」



62: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:11:02.03 ID:m4HW4v3i0

ピピピッ

妹「………」

姉「何度?」

妹「何でもありませんでしたよ」

姉「見せて」

妹「見せる必要も……あっ」バッ

姉「………三十七度超」

妹「………」

姉「調子悪いんなら、どうして黙ってたのかな」

妹「………気のせいかと」

姉「あんなにビッショリ濡れてたのに、気のせいはないでしょっ!」ポカッ

妹「いたぁっ………くしゅんっ」

姉「……! お母さーん!」バタバタ

妹「うー……なんだか、本格的にだるくなってきました……」グテー



63: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:11:55.99 ID:m4HW4v3i0

~妹の部屋~

妹(まさか風邪をひいてしまうとは……迂闊でした)

妹(明日は休むことになるでしょうし……妹友に、結果報告しないと)ピポパ

プルルルルル…

妹友『はい』

妹「妹友……」

妹友『妹ちゃん、どうしたの?』

妹「明日、学校を休むことになりそうです」

妹友『どうして?』

妹「風邪をひいてしまいまして」

妹友『え、妹ちゃんも?』

妹「え……も、とは?」

妹友『いやあ、わたしも風邪ひいちゃって……へくちっ!』

妹「うわ……お大事に」

妹友『あはは……妹ちゃんもね』



64: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:13:31.65 ID:m4HW4v3i0

妹「それで、結果報告なのですが」

妹友『……うん』

妹「とりあえず、大丈夫でした」

妹友『そっか……うん、良かったね』

妹「それもこれも、妹友のお陰です」

妹友『わたしは何もしてないよ?』

妹「いえ、妹友のお陰で、告白する勇気が出たんです」

妹「ありがとうございました」

妹友『………』

妹「…妹友?」

妹友『……あんまり、優しくしないでよ』

妹「え?」

妹友『諦めきれなくなっちゃうじゃん……』

妹「…」



65: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:15:23.76 ID:m4HW4v3i0

妹友『………決めた』

妹「え?」

妹友『わたし、諦めない』

妹「……えっ?」

妹友『今でもチャンスはあるもん、わたしの初恋を、ここで終わらせるわけにはいかないからね』

妹「………妹友」

妹友『ふふっ、なんか、楽しくなってきたかも』

妹「楽しまないでくださいよ……」

妹友『その人に、月のない夜には気をつけろって言っといてね!』

妹「何をするつもりですか!?」

妹友『あははははっ、じゃあ、また学校で、ね?』

妹「ええ……ありがとうございました」

妹友『うん、またね』

妹「はい」

プツッ



66: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:16:30.88 ID:m4HW4v3i0

妹(……まさか、板挟み状態に陥ることになろうとは)

妹(これから苦労しそうです……ああ、頭が痛い)

コンコン

妹「はい?」

姉「…起きてた?」カチャ

妹「ええ、起きてました」

姉「そっか……具合はどう?」

妹「少し楽になりました」

姉「ん、そっか……リンゴ、食べる?」ギシ

妹「いただきます」



67: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:19:13.44 ID:m4HW4v3i0

妹「……姉さん」シャクシャク

姉「うん?」

妹「気をつけてくださいね」

姉「何に?」

妹「妹友に、です」

姉「…どういうこと?」

妹「……闇討ちされるかもしれませんよ」

姉「闇討ち……?」

妹「はい」

姉「……ふうん、なるほどね」

妹「分かりました?」

姉「うん、なんとなく、ね」



68: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:22:07.47 ID:m4HW4v3i0

姉「でも、気をつけろって言われてもねぇ」

妹「なんです?」

姉「結局は、妹の気持ち次第でしょ?」

妹「……まあ、そうですね」

姉「妹に、妹友ちゃんが好きだって言われたら、私には何もできないもん」

妹「………」

姉「で、妹は、どっちなのかな?」

妹「……さっき、言ったじゃないですか」

姉「えー? 言ったっけ?」

妹「……姉さん、意地悪ですよ」

姉「ふふー、だってもう一回言って欲しいんだもん」

妹「………しょうがないですね」



69: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:23:12.34 ID:m4HW4v3i0















妹「好きですよ、姉さん」

姉「……えへへっ、私も好きだよ、妹っ」ダキッ

妹「風邪、感染りますよ」

姉「妹のなら、伝染ったってへーき!」

妹「まったく、姉さんは……」





おわり



70: ◆a/kVfvST9o 2013/02/03(日) 13:25:59.86 ID:m4HW4v3i0

終わりです。
深夜のテンションで書き上げたのでメチャクチャでした、すいません。



姉妹百合最高
ですので皆さんも姉妹百合ss書いてください読みます


元スレ
SS速報VIP:妹「好きですよ、姉さん」