1: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:29:33.15 ID:J8xD3meI.net

善子「」グー

曜「」チュー ズルルッ

果南「ふわあ……暇だねえ」

果南「ねえ」

曜「んー……?」

果南「何か話題無い?」



2: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:30:10.01 ID:J8xD3meI.net

曜「あー……そういえばさ」

曜「今日の朝髪整えてたらさ」

果南「うん」

曜「枝毛が見つかったよ」



3: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:30:35.10 ID:J8xD3meI.net

果南「おっ、でどうしたの?」

曜「え?そのまま切ったけど……」

果南「そっか」

善子「」グー



4: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:31:17.12 ID:J8xD3meI.net

曜「果南ちゃんはさ」

果南「うん」

曜「枝毛見つかったらどうしてんの?」

果南「そうだね……まず見つかった事無い」

曜「そうなんだ……」

果南「うん……」



5: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:31:52.46 ID:J8xD3meI.net

善子「ん、んん……」

果南「あ、善子」

善子「んん~……何よ果南」

果南「善子は枝毛とか見つかった事ある?」

善子「そうね……あっ」サワサワ



6: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:32:42.71 ID:J8xD3meI.net

曜「どうしたの?」

善子「髪にガム付いてる……」

果南「……」

曜「……どんまい」

善子「はあ……不幸だわ……」



7: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:35:40.41 ID:J8xD3meI.net

善子「こんばんは」

曜「善子ちゃんこっちこっち!」

善子「あれ、果南は?」

曜「ちょっと遅れてくるって」

善子「ふーん」



8: ・2 いつもの 2019/01/11(金) 23:38:06.24 ID:J8xD3meI.net

善子「うーん、何頼もうかしら……」

曜「ふふ。私はこれ!」

善子「ハンバーグ定食……飽きないわね」

曜「いつものってやつだよ」

善子「それファミレスで通用するのかしら」



9: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:41:35.37 ID:J8xD3meI.net

曜「いつもので!」

店員「はい、ハンバーグ定食ですね」

善子「通じた!」

曜「へへー」

善子「私はこれで」

善子「あ、果南の分は」

曜「そうだった、お刺身定食も下さい!」

店員「はい。少々お待ち下さい」



10: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:43:41.24 ID:J8xD3meI.net

善子「ここそんなのあるの?」

曜「あるよー、果南ちゃんのいつものだよ」

善子「へえ……」

果南「ごめんごめんお待たせー」

善子「あ、いつもの格好だ」

曜「また泳いで来たんだね」

果南「バレちゃったか」



11: ・3 つまようじ 2019/01/11(金) 23:46:15.06 ID:J8xD3meI.net

善子「ご馳走さまでした」

曜「善子ちゃんってちゃんと挨拶するよね」

善子「そうやって教えられたもの」

果南「真面目だねー」チッチッ



12: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:48:19.15 ID:J8xD3meI.net

善子「あら、果南つまようじなんて使うの?」

曜「ぷ。タバコみたい」

果南「そうかな……どう?」スパー

曜「あはははは!それっぽいそれっぽい!」バンバン

善子「ちょ、他の人に迷惑だから……」



13: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:52:05.22 ID:J8xD3meI.net

曜「いひひ……ごめんごめん」プルプル

善子「ウケすぎでしょ……」

果南「へへっ。曜は笑い上戸だから笑わせがいあるよ」

善子「いや、今のは自爆しただけでしょ」



14: ・おしゃれ 2019/01/11(金) 23:55:56.11 ID:J8xD3meI.net

善子「曜、アンタそのズボンどこで買ったの?」

曜「お、気が付いた?」

曜「実は給料出たから買っちゃったんだ~♪」

果南「凄い穴空いてるけど」

曜「そういうおしゃれなんだって」



15: 名無しで叶える物語 2019/01/11(金) 23:58:11.48 ID:J8xD3meI.net

善子「これぐらいならわざわざ金出して買うまでも無いわね」

曜「えー?善子ちゃんには分かんないよこのおしゃれ感は」

善子「万年地味ファッションのアンタがおしゃれ気取ってんじゃないわよ……」

果南「うーん」ググッ

曜「ちょ、果南ちゃん!?」



16: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 00:00:48.65 ID:+y1krTxd.net

果南「ダメだあ。意外とジーンズって固いねえ」

曜「いや、それ破ってもおしゃれには遠いから」

果南「そうなの?一緒じゃない?」

善子「急に自分の破ろうとするからビックリしたじゃない!」

果南「だって私もおしゃれしたいし」

善子「アンタってたまにとんでもない事するわよね……」

果南「へへー」

善子「褒めてないから」



17: ・ネクタイ 2019/01/12(土) 00:03:13.20 ID:+y1krTxd.net

果南「ねー」

曜「んー?」

果南「ネクタイって付けてみたくない?」

善子「は?」

果南「ネクタイだよー、あのネクタイ」



18: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 00:04:34.83 ID:+y1krTxd.net

曜「あのネクタイって言われても……」

善子「もう一度学生に戻れっての?」

果南「違う違うー!あのスーツ着てネクタイ締めてってやつ」

善子「社会人!?絶対ヤダ!」

果南「えー」



19: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 00:07:15.99 ID:+y1krTxd.net

善子「そんなの絶対お断りよ!」

曜「そんなに怒る事?」

善子「だって、一般的な社会人って言ったら……」

善子「朝6時に起きてなんやかやあって夜の10時まで会社勤めするあの社会人でしょ……!」

善子「そんな地獄は絶対やだー!!」

曜「あー、また始まったよ」

果南「でもその分お給料良いし安定してるよ?」



21: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 00:09:29.54 ID:+y1krTxd.net

善子「だから!そんなに働けないって言ってるの!」

善子「週5でしょ?休日一歩も動けないわよ!」

曜「でも善子ちゃんって普段集い来るかスマホかPC弄ってるぐらいでしょ」

善子「ば、バイトもしてるわっ!」

果南「週2ね」

善子「うぐっ」



22: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 00:10:49.71 ID:+y1krTxd.net

善子「週2でも夜勤よ夜勤!次の朝フラフラよっ!」

曜「じゃあ昼は?」

善子「日中動くなんて無理っ!」

果南「こりゃ重症だあ」



23: ・バイト探し 2019/01/12(土) 00:13:05.08 ID:+y1krTxd.net

曜「と言うわけで善子ちゃん!」

果南「これを見てよ」バッ

善子「いや、やめなさいよ……!」

善子「今の私にそんなブラックノートを見せるなんて……2人とも悪魔だわ!」

曜「良いから見てみて!」

果南「とりあえず求人だけでもさ!」

善子「無理ー!今のバイトが精一杯ー!」



24: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 00:18:46.18 ID:+y1krTxd.net

曜「何でそんなに今のに拘るの?」

善子「だって……ワンオペだから」

果南「あちゃー……善子に最適な条件だ」

曜「でも一人でやるなんて大変じゃないの?」

善子「日中の騒がしさを避けられるなら何でも良いわ」

果南「そっかー……」

曜「うん、この件は保留だね」



35: ・氷 2019/01/12(土) 14:34:18.64 ID:+y1krTxd.net

善子「」チュー

曜「そういえばさ」

果南「ん?」

曜「氷って食べるタイプ?」



36: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:35:22.63 ID:+y1krTxd.net

果南「うん」チュー ズズッ

曜「じゃあドライアイスは?」

果南「絶対食べられないでしょ」

曜「だよねー」



37: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:37:46.04 ID:+y1krTxd.net

善子「何でそんな質問したのよ……」ズズッ

曜「深夜テンションかな」

果南「うん……曜はたまに変な事言うから」ガリッガリッ

曜「失礼な」

曜「善子ちゃんは氷食べるの?」

善子「そもそも氷入れない派」

曜「斬新だね」

善子「まあね」



38: ・堕天使 2019/01/12(土) 14:39:38.98 ID:+y1krTxd.net

善子「~♪」ペラッ

曜「善子ちゃん何読んでるの?」

善子「今月のオカルト雑誌よ」

曜「へー、どこで買ったの」

善子「普通にコンビニだけど」

曜「凄い勇気だね」

善子「売ってるなら買っても良いでしょ」

曜「確かに!」



39: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:41:26.87 ID:+y1krTxd.net

果南「オカルトって言えば善子って堕天使あんまり出さなくなったね」

善子「堕天使は出すもんじゃないわよ」

曜「でも学生の頃は結構言ってたよね」

善子「もう20過ぎてるし……そういうのは卒業よ」



41: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:44:31.74 ID:+y1krTxd.net

果南「……ギラン!」ドヤッ

曜「ぶっほ!」

善子「なあっ!?」

果南「クククッ……なんとかかんとか……」

善子「全然覚えてないじゃない!」

曜「あっははははは!!」バンバン

果南「結果的に曜にウケたら良しだ」

善子「何その基準……」

曜「うひひひ!」プルプル



42: ・ピザ 2019/01/12(土) 14:46:26.58 ID:+y1krTxd.net

店員「トリプルチーズのLお持ちしましたー」

善子「ありがとうございます」

曜「来た来た!」

果南「よーし、切り分けよ」

善子「ちょっと待って!」

曜「え?」



43: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:47:56.67 ID:+y1krTxd.net

善子「この店タバスコ持ってきてないじゃない!」

曜「えー?あ、本当だ」

果南「良いでしょ。切るよー」

善子「ダメよ!ピザにはタバスコなんだから!」

曜「拘るねー」



44: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:49:48.83 ID:+y1krTxd.net

果南「じゃー、持ってきて貰う?」

曜「そうだね。善子ちゃん押しなよ」

善子「それは……無理」

曜「あー、善子ちゃんの人見知りが始まった」

果南「1日に10回出るうちの1回がここで来たね」

善子「……ほんとに無理」カァー



45: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:51:50.38 ID:+y1krTxd.net

善子「ごめん、2人のどっちか頼んでくれる?」

曜「えー、じゃこれ追加で」

善子「高級ハンバーグ?却下」

果南「じゃあ筋トレ付き合ってくれるなら」

善子「それでも良いわ」

曜「おお……あの運動嫌いの善子ちゃんが!」

果南「本当に嫌なんだね」



46: ・眠気 2019/01/12(土) 14:54:14.19 ID:+y1krTxd.net

曜「でさ~」ペラペラ

善子「うん……うん……」ウトウト

曜「善子ちゃん?」トントン

善子「んっ、ああ……ん?」

曜「眠たいなら寝て良いよー」

善子「だって曜が喋ってるし……」ウトウト

果南「あー、もう船漕ぎ始めちゃった」



47: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:55:36.75 ID:+y1krTxd.net

曜「無理しなくて良いのに」

善子「無理なんてしてないから……」グゥー

果南「あ、寝ちゃった」

曜「仕方ないね。じゃあ果南ちゃん」

果南「ぐぅ……」スー

曜「嘘ぉっ!?」



48: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 14:56:53.77 ID:+y1krTxd.net

曜「眠気とか無かったのに……すぐ寝れるって凄いな」

果南「」グゥー

善子「」スヤスヤ

曜「…………あれ、また私だけ朝起きコースだ」

曜「……ジュース飲も」カラン



49: ・寝言 2019/01/12(土) 14:59:47.55 ID:+y1krTxd.net

曜「…………」チュー

果南「ううぅー……」

曜「お、うなされてる」

果南「砂漠だぁー……内浦が砂漠の国にー!!」

果南「ぐぅ……」

曜「ぶふふふ……」プルプル

曜「どんな夢見てんの果南ちゃん……!!」プクク



50: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 15:03:25.14 ID:+y1krTxd.net

善子「えぇ……?本当に良いんですかぁ……!?」

曜「あれ、こっちもだ」

善子「うへへへ……」

曜「ひひっ。果南ちゃんと違って幸せそうだね」

善子「広告収入が月100万ですか……!?」

曜「わあ凄いリアル」

善子「時給1500円……?良い条件ですねー……スゥ……」

曜「リアル過ぎて悲しくなるよ!」



51: 名無しで叶える物語 2019/01/12(土) 15:05:38.29 ID:+y1krTxd.net

果南「善子ぉ……どこに行ったのぉ……」

曜「あ、砂漠の旅人」

善子「果南……私はここよぉ……」

曜「寝言が繋がった!?」

善子「このお金で海外へ高飛びしましょう……」スー

果南「ほんとに!嬉しいよぉ……」グー

曜「……これ寝言だよね?」



59: ・アイス 2019/01/14(月) 15:44:49.67 ID:flfnK6RT.net

店員「チョコアイスのお客様ー」

曜「はーい」

善子「良くこんな寒い日にアイスなんて食べれるわね」

果南「ねー」

曜「ファミレスで暖まってる時に食べるアイスは一番美味しいよ!」

善子「ふうん」



60: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 15:45:55.19 ID:flfnK6RT.net

曜「善子ちゃんあーん」

善子「いらないわよ!」

曜「美味しいのにー」パクッ

果南「一口もーらい」ヒョイ

曜「あっ!」



61: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 15:47:50.97 ID:flfnK6RT.net

曜「うう、一番美味しい所食べられた」グス

善子「アイスの一番美味しい所ってどこよ……」

果南「あれだよ、メロンソーダとかでシャリシャリな所」

善子「成る程」

曜「こうなったら果南ちゃんのお刺身いただきっ!」ヒョイ

果南「なあん!?」

善子「何やってるのよ……」



62: ・ドラマ 2019/01/14(月) 15:49:43.88 ID:flfnK6RT.net

曜「もうさあ……本当にかっこいいんだよお!」ドンドン

果南「へー」

善子「凄い熱ね」

曜「いや、2人とも全編通して見たら分かるって!」

曜「本当にあの主人公がかっこよかったんだからー!」



63: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 15:53:04.00 ID:flfnK6RT.net

果南「曜って昔からアクション系のドラマとか好きだよねえ」

善子「昔から?」

果南「うん。映画とかでもハリウッド系とか絶対見るし」

曜「果南ちゃんも船でハイジャック犯と闘うやつハマってたじゃーん!」

果南「あれは私の中で史上最高の作品だし」

善子「何それ、凄い気になる!」ガタッ



64: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 15:55:54.25 ID:flfnK6RT.net

曜「よし。そうと決まったら明日私のアパートで観覧会だよ!」

善子「え、マジで!」

果南「やりー。じゃあお泊りの準備して良い?」

曜「勿論でありますっ!」

善子「……ふふ、やっとリア充らしい事が出来るわね」

曜「善子ちゃんかーわいいー」ツンツン

善子「や、やめなさいよ///」



65: ・ポテト 2019/01/14(月) 15:57:25.59 ID:flfnK6RT.net

店員「山盛りポテトになりまーす」

曜「はい!」

善子「ありがとうございます」

果南「じゃあ食べよー」

曜「ケチャップかける?」

果南「おっけ」

善子「良いわよー」



66: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 15:59:14.13 ID:flfnK6RT.net

ヒョイ パクパク

果南「おいし」

曜「でもさー」

善子「ん?」

曜「ポテトって料理思い付いた人最強だよね」

善子「何の話?」

果南「ポテトって料理なのかな」



67: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:02:57.65 ID:flfnK6RT.net

曜「だって皆ファミレスとか居酒屋とかで大体頼むし」

曜「何だかんだでシェア率高くて人気だよねーって」

善子「ああ、そういう意味では最強かもね」

曜「作業の片手間とかで食べるのにも最適だよねー」

果南「……シェア?」

善子「果南が全く話題に追いついてないけど」

曜「嘘、どんだけ英語弱いんだろ」



68: ・ハンバーガー 2019/01/14(月) 16:06:56.93 ID:flfnK6RT.net

善子「このまえさ、ポテト最強って話したじゃない?」

曜「うん」

善子「私はハンバーガーこそ最強だと思うのよ」

果南「?」モグモグ

曜「今果南ちゃんがフィッシュバーガー食べてるから?」

善子「それはあんまり関係ないけど……とにかく私はハンバーガー最強説を唱えるわ」



69: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:13:18.68 ID:flfnK6RT.net

善子「まずポテト同様手軽に食べられる、そしてそれなりに満足感もあるわよね」

曜「確かに!片手で食べられるのに結構お腹いっぱいになるよね」

善子「味もメインの肉や魚、野菜やソースとかで色々楽しめるし」

善子「更にバランスも取り易いしね」

曜「おおー!そう言われるとポテトって油とジャガイモだけだよね!」

善子「やっぱりハンバーガーが最強なのよね」

果南「ゴクン……2人とも色々考えてるんだねえ」ホワー

善子「……果南の暢気さには憧れるわ」

果南「えへー」



70: ・海外 2019/01/14(月) 16:17:07.48 ID:flfnK6RT.net

果南「曜!戦線の状況はどうだ!」

曜「イエス、果南隊長!本体の半数が壊滅。敵襲に対処しきれないかと!」

果南「クソ……善子の無線が通じれば……!」

ビービー!

果南「っ、こちら果南」ピッ



71: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:20:13.93 ID:flfnK6RT.net

善子『慌てんぼうの隊長さん……待たせて悪かったわね』

果南「善子!無事だったのか!」

善子『もう心配無用。敵さんを殲滅する準備はバッチリよ!』

果南「善子……やっぱりお前は最高の部下だ!」

曜「隊長!まさか善子ちゃんが……!」

果南「ああ!これで我々の勝利が……!」

ドカーン!

善子『きゃああああー!!流れ弾がー!!』

果南「善子ー!!」

曜「善子ちゃあああああん!!」



72: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:23:43.17 ID:flfnK6RT.net

曜「……ってさ、やっぱり海外移住は諦めた方が良いね」

果南「そだねー」

善子「……って!私そんな状況でもそういう立ち位置なの!?」

曜「でも善子ちゃん自身ある?」

善子「…………無い」

果南「よし、日本でまったりしよう」

『さんせー』



73: ・家 2019/01/14(月) 16:26:22.97 ID:flfnK6RT.net

善子「うーん……」ペラッ

曜「あれ、善子ちゃん家の雑誌なんて見てどうしたの?」

善子「そろそろ家出なきゃまずいなーって思ってね」

善子「お母さんにも早く自立しろって日々言われてるし」

果南「日々言われてるの?きついねー」

善子「フン。果南が羨ましいわ」



74: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:29:11.82 ID:flfnK6RT.net

果南「そう?」

善子「だって実家がダイバーだから実質家と仕事両方持って育ってるでしょ」

果南「あー、確かに」

曜「なるほど。果南ちゃん良いねー」

善子「そういう曜もアパート借りて一人暮らし出来てるじゃない」

曜「善子ちゃんもすれば良いのに」



75: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:33:30.97 ID:flfnK6RT.net

善子「金が無いのよ……ていうか一人暮らしのイメージ無いし」

曜「意外となんとかなるよ?」

善子「でもしばらくは無理ー。というわけで家賃だけ調べて設計ぐらいしとこうってね」

果南「おー、善子偉いねー!」ナデナデ

善子「な、撫でるなあ///!」



76: ・家賃2 2019/01/14(月) 16:35:38.13 ID:flfnK6RT.net

善子「んー、何か良い所無いかしら」

曜「じゃあここは?」

善子「家賃4万2千円……収入的には問題ないわね」

果南「嘘、そんなに掛かるの?」

善子「いや、むしろ安い方じゃないの」

曜「実家勢の果南ちゃんには分かんないってー」

善子「そうだったわね」

果南「えー、何か寂しいな」



77: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:38:45.52 ID:flfnK6RT.net

果南「じゃあここ!ここはどう?」

善子「家賃2万3千円……めちゃめちゃボロアパートじゃない!」

果南「安いよー?」

善子「安いだけじゃきついわよ……」

曜「駅から2時間かー、これは車が必要だねえ」

善子「無理無理。他の所にしましょ」



78: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:40:22.39 ID:flfnK6RT.net

曜「ていうか善子ちゃんが求める条件って何?」

善子「家賃5万台で駅から15分以内」

曜「おおー、穴場だね!」

果南「確かに穴場だ」

善子「穴場って意味分かってるのかしら……」



79: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 16:42:29.12 ID:flfnK6RT.net

善子「んー……これには載ってないっぽいわね」

曜「あれ、無いの?」

善子「……ふう、今回は縁が無かった様ね」

果南「一人暮らしはどうするのさ」

善子「とりあえず貯金50万してから考える」

曜「やっぱり善子ちゃんしっかり者だねー!」

善子「ふふん、まあね」



84: ・腕相撲 2019/01/14(月) 21:21:32.73 ID:flfnK6RT.net

果南「ねー」

曜「ん?」

果南「腕相撲してみない?」

曜「良いよー!」スッ

果南「じゃあ善子審判してー」

善子「やっぱね……じゃあ始め!」



85: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:24:54.74 ID:flfnK6RT.net

曜「そりゃー!」ググッ

果南「んんっ!」グッ

善子「すご……ほぼ互角じゃない」

曜「やっぱ果南ちゃん鍛えてるね!」

果南「それは引越しの仕事してる曜もだよ……!」

曜「でも今回は勝たせてもらうよー!」グググ

果南「こっちも負けてられないよ!」ググッ

善子「気迫が見える……」ブルブル



86: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:27:05.36 ID:flfnK6RT.net

曜「……うおりゃああ!!」グン

果南「うあっ!」ドン

善子「はっ、曜の勝ちよ!」

曜「いやったー!」

果南「くそー、負けちゃった」

曜「ハンバーグ奢りねー!」

果南「しょうがないなあ」

善子「良いんだ……」



87: ・深夜テンション 2019/01/14(月) 21:30:52.70 ID:flfnK6RT.net

果南「ふわ……」

善子「んー」スマホチラッ

善子「うわ、もう1時なのね」

曜「暇だねー」ズズズッ



88: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:35:14.17 ID:flfnK6RT.net

果南「そういえばさ」

曜「うん」

果南「昼から何か頭に違和感あるなーって思ってたんだよね」

曜「大丈夫だったの?」

果南「うん、で触ってみたらさ」

果南「ワカメが乗っかってたの」

曜「……ぶふふっ!」



89: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:37:38.01 ID:flfnK6RT.net

曜「くひひひひ……!」プルプル

果南「ふふ、ウケてるウケてる」

曜「くくく……あはははは!」

善子「バカウケしてるじゃない……」

果南「こんな時間だもんねー」



90: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:44:33.00 ID:flfnK6RT.net

曜「だって……果南ちゃんの頭にワカメが……あははは!」バンバン

果南「へへ、そんなにウケられると何か自信付くね」

善子「そうなの……?」

果南「善子も何かやってみなよ」

善子「ええ……えーっと」



91: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:51:25.40 ID:flfnK6RT.net

善子「ギランッ!」

曜「あーっはははは!!」バンバン

善子「そんなに面白いの……?」

果南「曜、曜」

果南「ポテトをアーン……と見せかけて食べる!」パクッ

曜「食べるの!あははは、食いしん坊じゃん!」

善子「曜……こちょこちょこちょ!」

曜「よ、善子ちゃんやめて。いひゃはっはははは!」



92: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:53:26.83 ID:flfnK6RT.net

善子「よーし、こちょこちょこちょ!」

曜「あはははは!……もうやめてよっ!!」

善子「ひっ!?」

曜「はーっはーっ……これ以上笑ったら死んじゃうよっ!」

果南「いや、死なないでしょ……」

善子「ご、ごめんなさい……」

曜「はー……はー……疲れた……」



93: ・お刺身 2019/01/14(月) 21:55:10.17 ID:flfnK6RT.net

果南「……うーん、これは……」

曜「どきどき……どきどき……」

善子「はあ……後は果南だけなんだけど」

果南「ごめんごめん、もうちょっとだけ考えさせてよ」



94: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 21:58:23.20 ID:flfnK6RT.net

善子「もう先に頼んじゃうわよ?」

果南「うん、それでも良いや」

善子「じゃあ曜押して」

曜「うん!」ピンポーン

店員「お決まりでしょうかー」

善子「私はスパイシードリア」

曜「私はいつものチーズハンバーグで!」

店員「そちらのお連れ様は?」

果南「はい……いや、後で注文して良いですか」

曜「あ、ドリンクバー3つ下さい!」

店員「かしこまりましたー、ごゆっくりどうぞー」



95: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 22:06:29.08 ID:flfnK6RT.net

果南「んー……どうしよ」

善子「ていうかお金は足りるの?」

果南「うん」

曜「じゃあ頼んじゃおうよー、私も食べてみたいし」

果南「……そうだね!」


店員「お料理お持ちしましたー」

果南「すいません、この期間限定の舟盛り定食で!」

店員「かしこまりましたー」



96: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 22:10:05.32 ID:flfnK6RT.net

果南「た、頼んじゃった……!」

曜「やったね……やったよ果南ちゃん!」

果南「ありがとう……2人にもあげるからね……!」

曜「うん……うん!」

善子「何か達成感あるけどただ注文しただけじゃない」



97: 名無しで叶える物語 2019/01/14(月) 22:11:02.64 ID:flfnK6RT.net

善子「ていうか曜って刺身苦手だった筈よね?」

曜「え、だって前は飽きるほど食べてたけど最近刺身なんてまともに食べれなかったし」

善子「ああ……そういう事」

果南「……2500円か……一週間分の食費が」

善子「……マジ?」

果南「うん」



104: ・やりたい事は 2019/01/16(水) 11:39:18.78 ID:LLv1nYeO.net

曜「ギャーン」

善子「ガムシロとシュガースティックで何してんのよ」

曜「省エネ野球だよ、テーブルの上で出来るから」

善子「省エネってそういう事なの……?」

果南「省エネって何?」

善子「後で説明するわ」



105: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 11:42:03.90 ID:LLv1nYeO.net

曜「でもさ、こうして3人でファミレスでまったりするだけってのも手持ち豚さんでしょ」

善子「豚さんじゃなくて無沙汰ね」

果南「善子詳しいねー」

善子「これくらい常識だから」

曜「というわけでさ、皆やりたい事とか無いの?」

善子「ああ、今日のトークテーマそれね」



106: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:19:56.95 ID:LLv1nYeO.net

果南「ズズッ……やりたい事ね……海に住みたい」

曜「海底ドリーマー?」

果南「海底どりーまーだね」

善子「海底ドリーマーって何よ……」

曜「私は1億稼ぎながらスポーツしたい」

善子「オリンピック出なさい」



107: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:22:31.19 ID:LLv1nYeO.net

曜「そういう善子ちゃんは?」

善子「広告収入で月1000千万」

果南「うわあ……どりーまーだ」

曜「ユーチューブドリーマーだね」

善子「だからドリーマーって何なのよ」



108: ・実は…… 2019/01/16(水) 13:24:08.27 ID:LLv1nYeO.net

善子「ねえ」

曜「何ー?」

善子「実は私の口座に1億円入ってるのよ」

曜「ええーー!?!?」

果南「マジで?」

善子「ええ……」



109: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:26:48.68 ID:LLv1nYeO.net

果南「でもそんな事言っちゃったら……」

曜「そうだよ!善子ちゃん狙われちゃうよ!」

善子「誰に?」

曜「いや……私達に」

善子「そんな訳無いじゃない」



110: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:28:03.62 ID:LLv1nYeO.net

果南「いやいや、一億なんて大金持ってるんでしょ?」

善子「2人がそんな事する様に見えないし」

善子「それに……2人の事は信用してるもの」

曜「……グスッ……善子ちゃん……」

果南「そんな風に思ってくれてたなんて……」

善子「……言わせないでよ、恥ずかしいでしょ……こんな事///」

曜「ううー……!!善子ちゃーん!!」ギュー



111: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:30:22.82 ID:LLv1nYeO.net

善子「……っていうのは嘘だけどね」

果南「だよねー」

曜「知ってたよー」ギュー

善子「あー……」

善子「お金欲しい」


果南「あ、私達の事信用してるのは本当だよね?」

善子「当然じゃない」



112: ・時給 2019/01/16(水) 13:33:19.72 ID:LLv1nYeO.net

曜「」カラン

果南「ねー」

曜「んー?」

果南「バイトしてみようかな」

曜「ええー!?!?!?」ガタッ



113: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:34:44.36 ID:LLv1nYeO.net

善子「驚きすぎでしょ……」

曜「だってあの果南ちゃんがバイトするって……」

曜「何、募金でもするの?」

果南「何でなのさ。ちょっとお小遣い稼ごうって思っただけだよ」



114: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:43:31.43 ID:LLv1nYeO.net

果南「ダイビングのインストラクターって夏ぐらいしか稼げないからさ」

果南「それ以外の季節は本当に暇なんだよね」

曜「でも果南ちゃんゴミ拾いしてるじゃん」

果南「それはお金にならないし」

善子「じゃあこれでも見る?」

果南「お、タウンワークじゃん。サンキュー」



115: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:46:22.87 ID:LLv1nYeO.net

果南「んー、飲食店ばっかりだね」

善子「仕方ないわよ。田舎だもの」

曜「こういう時に都会の便利さが響いてくるよねー」

果南「時給は……800円ぐらいが目安かな」



116: 名無しで叶える物語 2019/01/16(水) 13:48:48.00 ID:LLv1nYeO.net

善子「どうせ稼ぐなら高めの所探しなさいよ」

果南「そうだね……おっ、時給1000円?」

曜「あ、そこ良いかも!」

善子「やめときなさい。そこの会社ブラックだから」

果南「ブラック?」

善子「超肉体労働で体育会系が集まる職場だって」

曜「それ果南ちゃんにぴったりじゃん」

果南「確かに」

善子「……そうだった、私基準で考えてたわ」

果南「よし、明日面接行ってこよ」



123: ・贅沢 2019/01/17(木) 22:55:10.61 ID:0b8Mwy21.net

果南「へへ~♪」

曜「で、で、果南ちゃん面接はどうだったの?」

果南「勿論合格だよ~♪それで昨日から早速働いたんだ!」

善子「早いわね……」

果南「やっぱり力仕事は良いよ。それに……ほら!」ポン

曜「おお……!」

善子「こ、これって……!」



124: 名無しで叶える物語 2019/01/17(木) 22:57:38.84 ID:0b8Mwy21.net

果南「昨日の仕事終わりに監督さんから貰ったんだ~♪」

曜「6、7、8……8000円だー!」

善子「神だわ……神のチケットだわ……!」

果南「ふふふ、今日は久し振りに贅沢しちゃおうかな」

果南「何頼もうかな~♪」ウキウキ

曜「果南ちゃん嬉しそうだね」

善子「やりがい感じてるんでしょうね……羨ましいわ」



125: 名無しで叶える物語 2019/01/17(木) 23:01:17.55 ID:0b8Mwy21.net

果南「うーん……とりあえずこのステーキと刺身の盛り合わせいっちゃうか」

善子「す、ステーキ……!」

曜「うわあ~!私も食べたーい!」

果南「ふっふっふ……勿論2人にも分けちゃう!」

曜「よっ、流石果南ちゃん!」

善子「よっ、慈愛の神!」

果南「それ褒めてるの?」



126: ・レイアウト 2019/01/17(木) 23:06:59.70 ID:0b8Mwy21.net

善子「……うーん、何か良い所無いかしら」

曜「あ、また部屋探し?」

果南「真剣だねー」

善子「家での風当たりの強さと、友人2人がバリバリ働いている状況から来る危機感でね」

曜「うわあ、正に八方塞だあ」

果南「善子ってメンタルは強いよね」



127: 名無しで叶える物語 2019/01/17(木) 23:10:12.55 ID:0b8Mwy21.net

善子「でもさ、一人暮らしするにはある程度拘りたい訳よ」

曜「じゃああれだ。レイアウトとか考えてる?」

果南「れ、レイアウ……ト?」

曜「内装だよ内装」

果南「ああ成る程」

善子「そりゃ勿論よ、孤高の私にぴったり合う様な部屋作りをね」

曜「かっこいい……!」



128: 名無しで叶える物語 2019/01/17(木) 23:12:45.49 ID:0b8Mwy21.net

善子「でも月に5万も払えない今の状況じゃレイアウトとか言ってられないのよね」

曜「じゃあさ……3人でルームシェアとかしちゃう?」

果南「あ、良いね」

善子「この辺にそんな物件とかある?」

曜「ほら……月1万5千円だって」

善子「安すぎでしょ」



129: 名無しで叶える物語 2019/01/17(木) 23:14:01.12 ID:0b8Mwy21.net

曜「風呂なし、トイレなし、玄関なし」

果南「玄関無いと流石にきついよね」

曜「駅……下」

善子「どこに家作ってんの!?」

曜「屋根高め」

果南「逆に住みたいよそこ」



130: ・ダメ人間 2019/01/17(木) 23:15:20.08 ID:0b8Mwy21.net

善子「ねえ……」

曜「んー?」

善子「私ってダメ人間なのかしら……」

曜「どうしたの?」

果南「いつにもまして暗いね」

善子「そりゃあね……」



131: 名無しで叶える物語 2019/01/17(木) 23:18:02.12 ID:0b8Mwy21.net

善子「コンビニの夜勤っていう最悪の労働をしている中、イラついた先輩にそんな文句言われてみなさいよ」

善子「一日中引き摺るわよ」

曜「え、ワンオペじゃないの?」

善子「夜勤明けの疲れた体で引継ぎしている時に言われましたー」

果南「わあ、何か大変そうだ」

善子「はあ……そもそも真面目に仕事しているのにダメ人間ってどういう事なのかしら……」



132: 名無しで叶える物語 2019/01/17(木) 23:23:04.05 ID:0b8Mwy21.net

曜「ほら、大体仕事って言ったらサラリーマンとかそういう人達の事を言うんじゃないかな」

善子「それって私等の存在全否定してるわよね」

曜「うーん……」

果南「あれでしょ、そういう人に限ってコンビニ無くなったら困るって人だよ」

善子「……確かに。先輩だってコンビニで働いてるんだし」

曜「うんうん!善子ちゃんに言える立場じゃないって!」

善子「え、ちょっと待って。それって私がダメ人間って事認めてる?」

曜「んー……」

果南「さー……」

善子「はあ……」カラン



138: ・最後の夜 2019/01/18(金) 22:23:08.55 ID:ieKzxGKC.net

曜「ねえ……」

果南「ん?」

善子「どうしたのよ、深刻な顔して」

曜「私さ。社員にならないかって言われたんだ」

果南「え!?」

善子「嘘でしょ……」



139: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:25:02.91 ID:ieKzxGKC.net

果南「曜って確か引越しのバイトやってたよね」

善子「それが社員って……何でよ?」

曜「働きぶりが評価されたっていうのかなあ……とにかくすぐにでもなろうかって思ってるんだけど」

果南「そうなんだ」



140: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:27:07.20 ID:ieKzxGKC.net

善子「良いんじゃない?曜の好きにやれば」

曜「そうなんだけど……」

果南「どうしたのさ」

曜「もうこうやって3人で集まるなんて事出来ないのかなあって」

善子「曜……」

曜「そりゃ私だって今まで通り3人で夜を明かしたいよ。でも社員になる以上責任も付いて回るしさ」

果南「…………」



141: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:33:24.50 ID:ieKzxGKC.net

曜「だから……今日が最後の夜って事になるかな、あははは……」

果南「何迷ってんの」

曜「え?」

果南「だから、何で私達に気を使ってるの?」

曜「それは」

善子「そうよ。あんたが社員になったからって縁を切らそうってつもりは更々無いんだから」

曜「善子ちゃん……」



142: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:35:16.87 ID:ieKzxGKC.net

果南「確かに曜は新しい道に進むよ。でもさ!」

果南「もしダメになったって時は……」

果南「……また3人で集まれる様に席は空けておくからさ」

果南「ね、善子」

善子「……当然よ」

善子「あんたは胸張って仕事頑張れば良いんだから……」

曜「……うん」



143: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:38:16.27 ID:ieKzxGKC.net

曜「じゃあ……早いけど私は帰るね」ガタッ

善子「……っ」

果南「うん」

曜「……3人で過ごした時間、忘れないから」

タッタッタ……

果南「善子……良く泣かなかったね」

善子「……我慢してるだけよ」

善子「曜のやつ絶対成功しなきゃ呪い掛けてやるんだから」

果南「はは、強力そうだ……」

果南「……私達も頑張らないとね」

善子「……分かってるわよ」

カラン



144: ・新しい未来 2019/01/18(金) 22:46:47.93 ID:ieKzxGKC.net

曜「……で、2人はどうなったの?」

果南「うん。船の資格取って漁業にも手を伸ばしてみたよ」

善子「教員免許取ったわ。公務員で安定よ!」

曜「良かった良かった!」

曜「いやー、フリーターで集まっていた時はどうなるかと思ってたよ」

果南「それを言うなら曜が真っ先に脱フリーターした事が驚きだよ」



145: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:49:18.68 ID:ieKzxGKC.net

善子「私も。まさか2人より後に決まるなんて思わなかったわ」

果南「だねー。善子はやっと人見知り直したから」

善子「それは言わないで!」

曜「まあまあ、本当に久し振りに3人で集まれたんだからさ」

果南「だね。まずはドリンクバーで乾杯だ!」

善子「ふふ、3人とも酒飲める筈なのにね」



146: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:51:10.81 ID:ieKzxGKC.net

曜「良いじゃん、これが私達のフォーマットだよ!」

果南「ふぉ、ふぉーまっと?」

善子「やっぱり分かんないのね……」

曜「ふふ。とにかくコップを持って!」

果南「はい」

善子「ええ」

曜「じゃあ……」


『乾杯!』



147: 名無しで叶える物語 2019/01/18(金) 22:52:17.59 ID:ieKzxGKC.net

終わり


元スレ
曜「フリーターの集い」