7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 21:17:46.01 ID:9HJmSjo4O

女騎士「好きでぶらさげているわけではない」

女盗賊「あら、もったいない」

女騎士「邪魔なだけだ、こんなもの」

女盗賊「そんだけのもん持ってたらこんなとこ来なくても男がほっておかないのにさ」

女騎士「むしろほっておいて欲しいんだがな…」

女盗賊「贅沢ねぇ…あたしだったら玉の輿狙うけど」

女騎士「…もうこの話題はよせ」

女盗賊「え~…いいじゃない、女同士なんだからさ」

女騎士「リーダーが動きづらそうだ」

忍者「………」もぢもぢ

女盗賊「あー…なるほど」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 21:32:20.48 ID:9HJmSjo4O

女盗賊「てかこんな話題くらいでおっ立てないでよ」

忍者「………」

女盗賊「実際に見たならともかく、こんなんじゃ雑談もできないじゃないの」

忍者「………」

女盗賊「…黙ってないでなんか言いなさいよ」

忍者「…ひ…」

女盗賊「ひ?」

忍者「…貧乳に言われたくない…」

女「…OK、喧嘩売ってんのね。買うわ」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:19:06.51 ID:9HJmSjo4O

女騎士「む…」

女盗賊「どうしたの?」

女騎士「宝箱だ」

女盗賊「あら、ほんと。どーれ…」

忍者「………」カチャカチャ

女盗賊「ちょっとあんた何やっ…」

※おおっと!ばくだん!※

女盗賊「きゃああ!?」

忍者「………」ひょい

女騎士「おっと」ひょい



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:25:42.53 ID:9HJmSjo4O

女盗賊「ふっざけんじゃないわよ!」

忍者「………」

女騎士「まぁまぁ、たまには失敗もある」

忍者「…躱したし…」

女盗賊「あたしは喰らってんのよ!?」

忍者「…ふっ…」

女盗賊「何笑ってんのよ!?」

忍者「………」

女盗賊「こいつ…!」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:05:12.49 ID:9HJmSjo4O

女盗賊「なんであんなのがリーダーなのよ…」

女騎士「何か不満でもあるのか?」

女盗賊「あるに決まってるでしょ!?いちいちムカつくし、余計なことばっかり…」

忍者「………」しゅぱーん!

※ミノタウルスは首をはねられた!※

女盗賊「あ…」

忍者「…気をつけろ…」

女騎士「すまない以後注意する」

忍者「………」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:29:03.37 ID:9HJmSjo4O

女騎士「いつもながら凄まじい腕だな」

女盗賊「ふん…まぁ戦闘では役に立つけ…」

忍者「………」

女盗賊「ふんどし一丁ってのはなんとかならないの?」

忍者「…無理。忍者ゆえに」

女盗賊「どうゆう理屈よ…」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:02:16.64 ID:rcooJmYYO

女盗賊「わかったわ!あたし達に足りないものが!」

女騎士「なんだ急に?」

女盗賊「僧侶よ、僧侶!」

女騎士「僧侶?」

女盗賊「体力が減っても安心だし、状態異常も回復できる!」

女騎士「ふむ…」

忍者「…無理…」

女盗賊「なんでよ!?酒場に行けば…」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:07:21.21 ID:rcooJmYYO

酒場

女騎士「全滅だな…」

女盗賊「ぐっ…」

忍者「…気を落とすな…」ぽんっ

女盗賊「みんな、あんたの格好見て断ってんでしょうが!」

忍者「…だから無理だと言っただろう?」

女盗賊「マズイってわかっていながらなんで脱ぐのよ、あんたは!?」

忍者「…それは忍者ゆえに…」

女盗賊「だからどうゆう理屈なのよッ!?」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:29:40.69 ID:rcooJmYYO

女盗賊「はぁ…」

女騎士「そんなに僧侶が欲しいなら転職すればいいだろう?」

女盗賊「嫌よ。レベル1になっちゃうじゃない。また成長するのにも時間がかかるし…」

忍者「…問題ない…」

女盗賊「はぁ?あんただって知ってるでしょ?転職すると…何処見てんのよ?」

忍者「…おそらくたいして変わらんだろう」

女盗賊「うっさい!そこで判断するな!ってかレベルアップで成長するならあたしもそうしたいわ!」




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:48:00.77 ID:rcooJmYYO

ガチャリ

女盗賊「…よし、外れた!」

女騎士「やるな、流石盗賊」

女盗賊「当たり前でしょ。ふんどし野郎とは違うのよ」

忍者「………」

女騎士「鎧か…私向けだな」

女盗賊「あ、でも荷物がいっぱいか…諦めるしかないかな?」

忍者「………」ぬぎぬぎ

女盗賊「…なにやってんのよ?せっかくローブだけでも着せたってのに…」

忍者「…荷物の空きが出来る。荷物持ちなら任せろ」ぽいっ

女騎士「…流石だな」

女盗賊「いや、何処が?」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 01:08:34.71 ID:rcooJmYYO

女騎士「ん…」

女盗賊「何?ストレッチ?」

女騎士「あぁ、剣を振り回していると肩が凝る」

忍者「………」

女盗賊「…ぜったいそのせいだけじゃないと思う」

女騎士「ふーむ…」

忍者「…どれ揉んでやろう…」

女盗賊「ちょっと待ちなさいよ!どうせ変なことするつもりでしょ!?」

女騎士「すまない、頼む」

女盗賊「あ!…もう知らないからね!?」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 01:17:42.65 ID:rcooJmYYO

忍者「………」もみもみ

女騎士「…ふー…」

女盗賊「意外に普通ね…」

忍者「………」もみもみ



女騎士「だいぶ楽になった。ありがとう」

忍者「…あぁ」

女盗賊「なんか納得いかないわね…」

女騎士「女盗賊もして貰ったらどうだ?気持ちいいぞ?」

女盗賊「あたしはいいわよ。ふんどし野郎に触られたくないし」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 01:29:08.56 ID:rcooJmYYO

忍者「…わかった服を着れば良いんだな?」

女盗賊「そういう問題じゃないのよ!…てかあたしの身体、揉みたいわけ?」

忍者「………」

女盗賊「へぇ…なんだかんだ言いつつ意識してるんだ?ふぅん?」

忍者「…いや、その貧相な身体不憫でならん」

女盗賊「は?」

忍者「…拙者が揉んでやろう…とな」

女盗賊「余計なお世話よ!」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 01:45:32.90 ID:rcooJmYYO

女盗賊「この階、アンデットが多いわね…」

女騎士「…のようだな」

女盗賊「まいったわねぇ…不死族倒せる武器なんか持ってたっけ?」

女騎士「持っていないな」

女盗賊「あんたが持ってるのは男を堕とす武器だものね?」

女騎士「………」

女盗賊「冗談よ、冗談。そんな嫌そうな顔しないでよ」

女騎士「…ふん。しかしどうしたものかな…」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 01:50:10.32 ID:rcooJmYYO

忍者「…安心しろ」

女盗賊「あんたなんか持ってるの?」

忍者「…拙者も女を堕とす武器なら持っている」

女盗賊「…話ちゃんと聞いてた?何よそのドヤ顔。すっごいムカつくんだけど」

女騎士「ほぅ…」

女盗賊「あんたも何興味示してんのよ!馬鹿なの!?淫乱なの!?」

女騎士「淫乱だと?無礼な…お前と一緒にするな」

女盗賊「あたしだって違うわよ!だいたいあんたが…」

忍者「…まぁその身体ではな…男も寄って来まい」

女盗賊「うるさいわね!幼児体型なめんじゃないわよ!?」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 02:03:55.20 ID:rcooJmYYO

忍者「…まぁ、呪文でなんとかなる」

女盗賊「魔術師いないでしょ?酒場で募集するの?」

忍者「…拙者が使える」

女盗賊「だったら最初からそう言いなさいよ!」

女騎士「しかしこれで問題は解決したな。先に進もう」

女盗賊「そうね。ふんどし野郎もなかなかやるじゃない

忍者「………」



女盗賊「だーかーらー!!」ダダ…

女騎士「黙って走れ!追いつかれるぞ!」ダダ…

女盗賊「ろくな呪文ないなら使えるとか言うなってば!」ダダ…

忍者「…すまん。イケると思って」タタ…

女盗賊「帰ったら覚えてなさいよ!きゃあ!?こっち来ないでぇ!」ダダ…



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 02:11:16.70 ID:rcooJmYYO

女盗賊「今日はひどい目にあったわ!」

忍者「………」

女騎士「あと一撃だったんだがな…惜しかった」

女盗賊「倒せないなら一緒でしょ!?MP切れとかほんと役立たずなんだから!…何か言うことある!?」

忍者「…ひ…」

女盗賊「貧乳にどうのこうのってのは無しだからね!」

忍者「…貧乳の上、呪文も使えない奴に言われたくない…」

女盗賊「無しだって言ってんでしょうが!」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 02:29:29.79 ID:rcooJmYYO

忍者「………」ごとっ

女騎士「なんだその剣は?」

忍者「…不死族も切れるという剣らしい。買ってきた」

女騎士「私に?」

忍者「…他に誰がいる?」

女騎士「…嬉しい…大切にする…」

忍者「…気にするな」



女盗賊「ねぇ、あたしの革鎧しらない?陰干ししといたんだけど…」

忍者「………」

女盗賊「女騎士は知らないって言うし…あんた知ってる?」

忍者「…あぁ」

女盗賊「片付けたの?…まぁ、いいけど…で、何処にあるの?

忍者「…売った」

女盗賊「…は?」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 02:43:31.02 ID:rcooJmYYO

女盗賊「はぁあ!?売った!?」

忍者「…あぁ。金が入りようでな」

女盗賊「ふざけんじゃないわよ!じゃあ、あたし何装備すれば良いのよ!?」

忍者「…拙者を見ろ。後は…解るな?」

女盗賊「解るわけないでしょ!?あんたみたいな露出狂と一緒にすんじゃ…」

忍者「…まぁ、そういうと思って…」ごとっ

女盗賊「何これ?」

忍者「…硬い革鎧だ。買ってきた」

女盗賊「…怪しいわね…なんで売ったのより良い装備が買えるのよ?」

忍者「…幼児体型も捨てたものではないのかもしれんな…」シュタッ!

女盗賊「それどういう意味…ちょっと、待ちなさいよ!」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 02:59:41.41 ID:rcooJmYYO

女盗賊「そこよ!…だからそうじゃなくて…ほら今!」

女騎士「うるさい!気が散るから黙って…ろ!」ザシュ!

忍者「………」

女盗賊「だってアンデットに攻撃効かないし…」

女騎士「はぁ!」たゆん

女盗賊「………」

女騎士「でゃあ!」ふゆん

女盗賊「頑張れ、アンデット!」

女騎士「貴様はどっちの味方だ!?」

忍者「………」もぢもぢ



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 03:29:41.85 ID:rcooJmYYO

女騎士「…ここさっきも通らなかったか?」

女盗賊「かもしれない…ひょっとして道に迷った?」

忍者「………」

女盗賊「えーと…ここがこうなってここに来て…もう、わかんない!」

女騎士「地図を捨てるな。もう一度最初から…」

女盗賊「やっぱり魔術師は欲しいわよ!そしたら帰還呪文で一発なのに!」

※ 忍者 は何かの気配を感じた!※

忍者「…?」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 03:34:57.55 ID:rcooJmYYO

女盗賊「どうしたのよ?」

ギィ…

忍者「…隠し扉か…」

女騎士「なるほどな。ここから入って閉じ込められていたのか」

女盗賊「あ!?…シークレットドアとかきたないわね…!」

忍者「………」

女盗賊「…何よ?」

忍者「…拙者はきたなくないぞ?」

女盗賊「はぁ?別にあんたのことじゃないわよ?」

忍者「…ならいいが…」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 03:39:18.56 ID:rcooJmYYO

寝るかな
お疲れ様です



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 09:47:07.58 ID:rcooJmYYO

女騎士「このあたりの探索もだいぶ進んだな」

女盗賊「このまま行けば楽勝…」

※女盗賊 は何かの気配を感じた!※

女盗賊「?」

女騎士「どうした?」

女盗賊「…こんな所にスイッチがあるわ」

女騎士「わかりにくいが確かに…押してみるか?」

女盗賊「罠かもしれないわね。もう少し周りを調べてから…」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 09:53:38.70 ID:rcooJmYYO

忍者「…ポチっとな」ポチッ

女盗賊「…あ!?」

女騎士「押したな」

女盗賊「罠かもしれないって言ってるでしょ!?あんた何考えてるのよ!?」

忍者「…?」

女盗賊「とぼけた顔して…ほんとムカつくわ…!」

女騎士「いや待て、何か変だぞ?」

女盗賊「何がよ!?こいつが変なのは今に始まったことじゃ…」

女騎士「違う。あれを見ろ。…あんな像あったか?」

女盗賊「像?そんなもの…え?」

忍者「…さては別の場所に飛ばされたな…」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 10:05:47.96 ID:rcooJmYYO

女盗賊「テレポートされたっての!?」

忍者「…おそらく」

女盗賊「だから言ったじゃないの!罠かもって!どーすんのよ!マップが役に立たないじゃない!」

忍者「………」キョロキョロ…

女盗賊「話聞いてるの!?」

女騎士「落ち着け、飛ばされてしまったなら脱出方法を探さねば…責任の追求はその後だ」

女盗賊「ぐっ…そ、それはそうだけど…」

女騎士「手分けして探索しよう」

女盗賊「はいはい、わかったわよ。まったくもう…」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 10:17:13.55 ID:rcooJmYYO

女盗賊「何か見つかった?」

女騎士「いや、こちらは何も…」

女盗賊「そう…で、あんたは?」

忍者「…人骨と遺品を見つけた」

女盗賊「………」

女騎士「………」

女盗賊「…も…」

女騎士「これはいよいよか…」

女盗賊「…もう嫌ぁ!!こんなとこであたし達死ぬの!?…そうなったら全部あんたのせいだからね!?」

忍者「………」

女盗賊「なんか言いなさいよ!あたし達まで巻き込んで…ふざけんじゃないわよ!」

女騎士「…落ち着け。騒いだ所で何もかわらん」

女盗賊「あんたはなんでそんなに冷静なのよ!?元はといえばコイツが…!」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 10:35:44.87 ID:rcooJmYYO

女騎士「…迷宮に入る前に覚悟はしている」

女盗賊「何悟ってんのよ!諦めたらおしまいでしょ!?」

忍者「…いかにも」

女盗賊「あんたが言わないでよ!あんたのせいなんだから責任とんなさい!」

忍者「………」

女盗賊「だからなんとか良いなさいって…なんとか…なんとかしてよぉ…」



女騎士「………」

女盗賊「………」

女騎士「…飛ばされてからどれくらいの時が経つかな?」

女盗賊「そんなの知らないわよ…」

女騎士「…そうか」

女盗賊「………」



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 10:53:18.31 ID:rcooJmYYO

女盗賊「あたしね…夢があったんだ…」

女騎士「………」

女盗賊「お金貯めたらこんな職業やめてさ…」

女騎士「………」

女盗賊「なにかお店でも開いて悠々自適に生活して」

女騎士「………」

女盗賊「んでもって、たまたまお店に来たお金持ちのイケメンに見初められて玉の輿!人生ばら色!…みたいなね」

女騎士「…ちょっと欲張り過ぎじゃないか?」

女盗賊「夢だもの、欲張るに決まってるでしょ。でも現実は…」

忍者「…解けた」カチャリ…

女盗賊「人がしんみりしてるってのに何してんのよ?ぶん殴るわよ?」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 11:02:57.05 ID:rcooJmYYO

忍者「…遺品のぱずるだ。後はこれを像に嵌め込めば」ガチャリ…

女盗賊「嵌め込む?」

ゴゴゴ…

忍者「………」

女騎士「像が…」

女盗賊「動いた…!」

忍者「…では先を急ごう」

女盗賊「手掛かり見つけてたんじゃないの!?なんであんたはこういうこと黙ってんのよ!?」

忍者「…だから遺品を見つけたと」

女盗賊「それは遺品じゃなくてキーアイテムでしょ!?ほんとに終りかと思ったんだからね!?」

忍者「…ゆ…」

女盗賊「なによ!?」

忍者「…夢はイケメンと玉の輿」

女盗賊「う、うっさい!!いいじゃない別に!」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 11:30:10.33 ID:rcooJmYYO

酒場

女盗賊「エールちょうだい」

親父「嬢ちゃん、その歳で酒はまだ早いぜ?」

女盗賊「あたしは大人よ!いいからさっさと出してよ!」

親父「えらく機嫌が悪いな…ま、いいさほらよ」

女盗賊「ふんっ!」

女騎士「こら、店主にまであたるな。…ワインを頼む」

女盗賊「そうでもしなきゃ収まりつかないわよ!あんのふんどし野郎ぉ…!」

女騎士「やれやれ…」



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 11:40:24.55 ID:rcooJmYYO

女盗賊「…でさ、一人でちゃっかり出口見つけるのよ?」

親父「あー、はいはい…」

女盗賊「せめて一言くらいあってもいいじゃないの?ねぇ?」

親父「そらまぁ…」

女盗賊「でしょ!?…エールお代わりね!」

女騎士「もうそのくらいにしておけ。飲み過ぎだ」

女盗賊「ほっといてよ!てかあんたは何にも思わないわけ!?あいつのせいで閉じ込められたのよ!?」

女騎士「出られたじゃないか。しかも出口を見つけたのはリーダーだ」

女盗賊「そういうんじゃないのよ!気持ちの問題よ、気持ちの!」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 12:09:22.87 ID:rcooJmYYO

親父「嬢ちゃんら迷宮に潜ってんのかい?」

女盗賊「嬢ちゃん言うな!ぶん殴るわよ!?」

女騎士「お前は水でも飲んで少し落ち着け。…あぁ、そうだ」

女盗賊「何よ…みんなして…うぃ~」

親父「ならどんな目に遇おうとそんな口が利けるだけマシさ…見な」

女騎士「…ん?」

戦士『………』

盗賊『………』

親父「あいつらのパーティーは迷宮内で壊滅してな。帰ってこれた奴らもあのザマだ」

女騎士「………」

親父「城からの御触れが出てからここは賑わっちゃいる。だけど顔なじみは減ったよ」

女騎士「皆、迷宮で?」

親父「あぁ…潜るなとは言わんが、気をつけろよ」

女騎士「…肝に命じておくとしよう」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 12:26:09.99 ID:rcooJmYYO

宿屋

女盗賊「…こんなけしからんモノこうしてやる~」

女騎士「やめろ!胸をつつくな!」

女盗賊「けしからんけしからん…」

女騎士「この…!」

忍者「………」

女騎士「ちょうど良いところに。この酔っ払いを運ぶのを手伝ってくれ」

女盗賊「重いわね~…柔らかいわね~…」

忍者「…すまん、無理だ」もぢ…

女騎士「私は気にしない。それよりコイツを…」

女盗賊「いいなぁ…あたしも欲しい~」

女騎士「ッ…いい加減にしないと振り落とすぞ!?」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 17:19:04.89 ID:rcooJmYYO

女盗賊「頭痛い…」

女騎士「飲み過ぎるからだ。昨日はしつこくせまってきて大変だったんだぞ?」

女盗賊「ごめん…覚えてないわ…」

女騎士「…はぁ」

忍者「…行くぞ」

女盗賊「えー…今日は嫌よ…頭が…」

忍者「…ならおいて行く」

女騎士「仕方あるまい」

女盗賊「別にいでしょ今日くらい。んじゃ、いってらっしゃい」

忍者「………」

女騎士「大人しくしていろよ」

女盗賊「あたしは子供じゃないわよ。ほら、行った行った」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 17:27:51.71 ID:rcooJmYYO

女騎士「…ほんとに置いてきてよかったのか?」

忍者「…盗賊はたいした戦力にはならない」

女騎士「それは…」

忍者「…いなくても周辺探索なら問題無いだろう」

女騎士「まさか…解雇とかいうんじゃないだろうな?」

忍者「…いや盗賊には…?」

女騎士「ん?」

女盗賊「待って、待ってよー!!」ダダ…



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 17:40:32.00 ID:rcooJmYYO

女盗賊「はぁ…はぁ…追いついた…」

女騎士「今日は休むんじゃなかったのか?」

女盗賊「ほ、ほんとに置いてくとか何考えてんのよ!?」

忍者「………」

女盗賊「あんたに言ってんのよ!?しれっとしてないでなんとか言いなさいよ!」

忍者「…さ…」

女盗賊「さ?」

忍者「…先を急ごう」

女騎士「まぁ、誰かさんが駄々をこねたせいで予定に遅れが出ているからな」

女盗賊「ぐ…わかってるわよ!さっさと行けばいいんでしょ!」



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 17:45:57.59 ID:rcooJmYYO

忍者「…ポチっとな」ポチッ

女騎士「またここか…」

女盗賊「うー…思い出したくない…」

忍者「…?」ペタペタ…

女騎士「どうした?」

忍者「…ぱずるがない」

女盗賊「嘘でしょ!?また閉じ込められるっての!?」

忍者「………」

女騎士「扉を開けるにはパズルを嵌め込めなければならん。何処かにあるはずだ」

女盗賊「あ…そ、そうね…」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 17:54:51.97 ID:rcooJmYYO

女騎士「こちらにはなかった」

女盗賊「こっちも無いわ…あんたは?」

忍者「…昨日と同じ場所にあった」

女盗賊「はぁ…よかった…また閉じ込められるとかは回避できたわね」

女騎士「…しかし毎回面倒だな。バラバラだぞ?このパズル」

女盗賊「慣れるしかないんじゃない?」

忍者「………」ごそごそ

女盗賊「…あんた、何してるの?」

忍者「…拙者が思うにこの骸が怪しい」ギュッギュッ

女騎士「そいつがバラバラにしていると?」

女盗賊「まぁ、アンデット化してるなら動くってのも考えられなくはないけど…」



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 18:04:59.48 ID:rcooJmYYO

女盗賊「じゃあ、コレさっさと完成させちゃおうか」

女騎士「結構複雑そうだが…」

女盗賊「あのふんどし野郎に解けてあたしに解けない理由はないわ。見てなさい…」カチャカチャ

忍者「…?」ギュッギュッ



女騎士「…解けたか?」

女盗賊「あとちょっとだから邪魔しないで。…このピースが嵌まれば…」

忍者「…押し込みながら回転させろ」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 18:15:03.00 ID:rcooJmYYO

女盗賊「あぁなるほど…って邪魔しないでよ!一人で解くつもりだったのに…!」

女騎士「早く解けるに越したことはない。…そっちは終わったのか?」

忍者「…問題がある」

女盗賊「でーきたっと…ただ縛るだけでしょ?何が問題なのよ?」

忍者「…胸が無くて亀甲縛りが決まらん」

女盗賊「普通に縛ればいいでしょ?なんでそんな怪しい縛り方すんのよ?」

忍者「…みせしめ」

女盗賊「あんた性格暗いわねぇ…」

女騎士「…引っ掛から無くて滑るからか?」

女盗賊「あたしに聞かないでよ!んなこと知るわけないでしょ!?」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 19:38:17.97 ID:rcooJmYYO

デュラハン は女盗賊を切り裂いた!
2回ヒットして124のダメージ!

女盗賊「痛ったぁ…もう!なんであたしなのよ!ふざけんじゃないわよ!」

女騎士「ふんっ!」ガシュ!

忍者「………」シュタッ!



女騎士「敵が強くなって来たな…正直苦しいか…」

女盗賊「傷薬足んない…あたしの玉肌が…」

忍者「…くっ…」

女盗賊「どうかしたの?あんたは攻撃喰らってないんだから平気でしょ?」

忍者「…デュラハン」

女騎士「堕ちた騎士だ。見るに耐えんが…手強いな」

忍者「…どうやったら首を落とせるのか…」

女盗賊「はぁ?」



72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 19:55:47.87 ID:rcooJmYYO

忍者「…既に首が落ちているなんて反則じゃないか?」

女騎士「そもそもアレは不死者ではないか?」

忍者「…ゾンビなら跳ね飛ばせる」

女騎士「ゾンビは触れる肉体があるからか?」

忍者「…デュラハンも触れはする。しかし首がない…」

女盗賊「あんたそんなことで悩んでんの?」

忍者「…存在意義だからな。首刈り技能は…」

女盗賊「よくわかんないけどあんたに戦いの美学があるってのはわかったわ…」

忍者「………」

女盗賊「…だけど体育座りはやめなさいよ!?変なところが膨らんでて気になるのでしょ!?」

忍者「…まだ膨らんではいないぞ?」

女盗賊「そういうんじゃなくて…もう!あっち向いてったら!」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 20:04:58.98 ID:rcooJmYYO

女盗賊「それを言うなら…あんたはさ」

忍者「……?」

女盗賊「なんでふんどし一丁なわけ?」

忍者「…忍者ゆえに」

女盗賊「敵で出てくる忍者は服着てるでしょ?」

女騎士「確かに…」

忍者「…奴らは闇に飲まれた未熟者達だ。忍者の魂を忘れた者どものことなど知らん」

女騎士「その言い方だとふんどし一丁が魂だと聞こえるが…」

忍者「…いかにも」

女盗賊「いや、ぜったい間違ってるでしょ、それ」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 20:19:53.74 ID:rcooJmYYO

忍者「…そろそろ行くか」

女盗賊「どうも納得できないんだけど…その格好」

女騎士「まぁ、見苦しいものでもないし、別にいいだろう?」

女盗賊「…は?」

女騎士「整った肉体は美しいモノだ」

女盗賊「あんたマジで言ってるの?」

女騎士「あぁ、躍動する筋肉は素晴らしいと思わないか?」

女盗賊「…思わない」

忍者「…ぬぅ…」グッ!

女盗賊「あんたは変なポーズとってんじゃないってのよ!」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 21:03:19.17 ID:rcooJmYYO

女盗賊「ずいぶん広いわね、この部屋」

女騎士「確かに…」

忍者「………」

戦士『だからよー、ガツンて殴れば良いんだよ!』

魔術師『…ちょっと待ってくださいよ。今調べてるんですから』

闘士『…シュ!シュ!』シュバシュバ!

戦士『訓練なんて迷宮でやるなよ、うぜえな』

闘士『アイグー』

戦士『だからうぜえっての』

女盗賊「何あいつら?」

女騎士「進み方がわからんのだろう。それはこちらも同じだが…」



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 21:16:41.08 ID:rcooJmYYO

女盗賊「協力頼んでみる?」

女騎士「そうだな、そのほうが手っ取り早い」

忍者「………」

女盗賊「ちょいとお兄さん達」

戦士「あん?」

女盗賊「先に進めないんでしょ?あたし達と協力しない?」

魔術師「…悪くない話ですが…どうします?」

闘士「アイグーアパカッ!」

女騎士「なんて言ってるんだ?」

戦士「しらねぇよ。まぁいい、ここ突破するまで頼むぜ」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 21:34:32.44 ID:rcooJmYYO

女盗賊「で、どんな感じなの?」

魔術師「どんなギミックかはほとんどわかってます」

女騎士「ほぅ」

魔術師「左右の扉の奥にあるスイッチを入れれば開くと思うのですが…」

女盗賊「なにか問題でもあるの?」

魔術師「先に何があるかわからないのにパーティーを分けるのは…だから他の方法がないかと探していたんですよ」

女騎士「なら我々と貴殿らで入ればいいのでは?」

女盗賊「まぁ、それが一番かしらね」

魔術師「そうですね…ちょっと相談してみす」

女盗賊「手短に頼むわよー」



79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 21:51:00.53 ID:rcooJmYYO

女騎士「………」

戦士『やっべー!やっべーな、あの胸!』

魔術師『…今後どうするかの相談なんですけど…確かに大きいですけど』

闘士『パイグー』

女盗賊「あらあら、大人気ね」

女騎士「よせ。不愉快だ」

忍者「………」

女盗賊「あら?今回はもぢもぢしないのね?」

忍者「………」

女盗賊「…何処か調子でも悪いの?」

忍者「…いや」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:04:25.45 ID:rcooJmYYO

魔術師「ではよろしくお願いします」

戦士「胸のでけぇねーちゃん、俺らと一緒にいかねー?いろいろ楽しいと思うぜぇ?」

魔術師「失礼ですよ…確かに大きいですけど」

女騎士「結構だ。先を急ぐのでな」

戦士「つれねぇなー」

女騎士「…ぶちのめしてやろうか…」

女盗賊「まぁまぁ、落ち着いて…」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:16:14.90 ID:rcooJmYYO

魔術師「じゃあどちらに行きますかね…」

忍者「…左だ」

魔術師「え?」

忍者「…拙者らが左に行こう」

女盗賊「何勝手に決めてんのよ」

忍者「…なんとなく」

女騎士「どちらを選んでも同じじゃないのか?」

女盗賊「かもしれないけどさ、相談無しってのが許せないのよ!」

戦士「こいつ、ちっこい癖に威勢がいいなぁ」

闘士「アイグー」

女盗賊「うっさいわね!誰がちっぱいよ!?あんたらには関係ないでしょ!」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:30:09.61 ID:rcooJmYYO

魔術師「じゃあよろしくお願いしますね」

女盗賊「あんたらこそしっかりやんなさいよ?」

戦士「へいへい、わかってるぜ。ちっぱい嬢ちゃん」

女盗賊「…あんたね…!』

女騎士「…やめておけ。今から協力するんだぞ?」

女盗賊「ちょっ…離してよ!こいつの顔に一発ぶち込まないとあたしの気が済まないのよ!」

戦士「一発ぶち込みてぇのはこっちだぜ…なぁ?でかいねーちゃん?」

闘士「アイドゥー」

女騎士「………」

魔術師「あー!すみません、すみません!だから失礼ですってば!…確かにでかくてやらしいですけど!」

女騎士「…貴様ら…叩き切ってやる…」プルプル…



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:12:13.55 ID:rcooJmYYO

忍者「………」

女盗賊「あいつら…今度あったらぶん殴ってやる」

女騎士「…同感だ」

忍者「…残念だが無理だ」

女盗賊「なんでよ?あたしらが負けるって言うの!?」

忍者「…違う」

女騎士「なに?」

忍者「…あいつらはあそこから出られない」

女盗賊「出られない?」

忍者「…たぶん」

女騎士「…煮え切らんな。何故出れないと思うのだ?」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:21:50.82 ID:rcooJmYYO

忍者「…扉に文字が書いてあったろう?」

女騎士「あぁ、なんて書いてあったんだ?」

忍者「…左が地獄、右が天国」

女盗賊「…逆じゃないのそれ?」

忍者「…いや、左が地獄で右が天国。間違いない」

女騎士「…こちらの方が危ないんじゃないか?」

忍者「…お前達にはそうなるかもしれん」

女盗賊「ふっざけんじゃないわよ!だからなんでそういうこと何の相談もしないで決めちゃうのよ!?」



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:30:09.92 ID:rcooJmYYO

女騎士「しかし何故地獄を選んだんだ?」

女盗賊「どうせ忍者ゆえにとかわけわかんない理由に決まってるわ!ほんと信じらんない!」

忍者「…向こうにはアレがある」

女騎士「アレ?」

女盗賊「何よ、アレって。具体的に言いなさいよ!」

忍者「…さ…」

女盗賊「さ?」

忍者「…サキュバスの巣」

女盗賊「はぁ?」

忍者「…並の男どもでは生きてはでられん…!」



88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:42:51.66 ID:rcooJmYYO

女盗賊「てかなんでそんなこと知ってるのよ?」

忍者「…一度来たことがある」

女騎士「ここに?」

忍者「…いかにも…いや、前は右に行ったか」

女盗賊「…じゃあ今までの道筋、トラップ、ギミック全部知ってたの?」

忍者「…むろん」

女盗賊「…だから…だからなんでそういうことをぉぉ!この変態ふんどし野郎!」

忍者「……?」

女騎士「リーダー…」

忍者「…??」

女盗賊「…はぁ…とにかくスイッチ捜しましょ…」

女騎士「だな…」

忍者「???」



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:40:41.77 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「でも地獄ってなんなのしらね?」

女騎士「天国がサキュバスならば地獄はインキュバスか?」

女盗賊「短絡的過ぎない?あんたなんか知らないの?」

忍者「…拙者こちらは初めてでな、わからん」

女騎士「ふむ…」

女盗賊「ほんとでしょうね!?」

忍者「…本当…だ?」

女盗賊「どしたのよ?スイッチ見つかった?」

女騎士「まて…なんだあれは…?」

女盗賊「え?…うわっ…」

忍者「…数えきれないほどの…オーク」



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:50:25.27 ID:Gq3RU5eoO

プヒー!ブギィ!

女騎士「これが地獄?」

女盗賊「…いまさらオークの大群って言ってもねぇ。何が地獄なのよ?」

忍者「…拙者…とんでもないことに気がついてしまった」

女騎士「とんでもないこと?」

忍者「…あのオークどもすべて雌だ」

女盗賊「雌?あれ全部?」

忍者「…間違いない」

女騎士「すごいな…」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:57:21.33 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「…つまり何?天国地獄って美女かブサイクってこと?」

女騎士「くだらんな…」

忍者「…拙者、やはり右の方がよかったな」

女盗賊「あ!じゃあスイッチは何処にあるのよ?」

女騎士「あれじゃないか?奥にある赤いボタン」

女盗賊「この肉の海を掻き分けて押せっての?最悪…」

女騎士「まぁ、地獄と言えば地獄か…」



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:04:18.93 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「…誰が行く?」

女騎士「私は嫌だ」

忍者「…拙者も嫌だ」

女盗賊「あたしだって嫌よ!」

女騎士「………」

女盗賊「………」

忍者「…なんだその目は?」



忍者「嫌でござる!嫌でござる!」

女盗賊「何がござるよ!んな言葉今まで一度も使ったことないでしょ!」

忍者「何故、拙者が行かねばならんのだ!」

女盗賊「元はと言えばあんたがこっち選んだんでしょ!?責任とってきなさい!」

女騎士「すまん…私はこれでも女だ。あんな所には行きたくない」

忍者「…ぬぐぐ…」



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:11:37.60 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「大丈夫よ、格好は雄オークに近いし」

女騎士「頑張ってくれ、リーダー」

忍者「………」

プギィ!プギィイ!

忍者「…やはり引き返して別の道を…」

女盗賊「いいからさっさと行って来なさいよ。忍者ならこっそり押して来ればいいでしょ?」

女騎士「漢を見せてくれ」

忍者「………」

プギィイ!プギィ!

忍者「…拙者、修業でもここまでの緊張感は感じたことがなったな…」ソロー




98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:23:21.75 ID:Gq3RU5eoO

忍者『………』スス…

女盗賊「おー、行ってる行ってる」

女騎士「しかし凄まじい光景だな」

女盗賊「ま、忍者様のお手並み拝見といこうじゃない」

女騎士「ふむ…」

忍者『………』チラッ

女盗賊「…あの意気地無し!だからさっさと行けっての!」クイッ!クイッ!

忍者『………』ショボーン

女騎士「…なにらやらしょぼくれてるぞ?」

女盗賊「忍者の癖に往生際の悪い奴ね」

女騎士「忍者だから往生際が悪いんじゃないか?」

女盗賊「はぁ…逝くならすっぱり逝ってほしいもんだわ…」



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:32:39.93 ID:Gq3RU5eoO

忍者「…何故拙者がこんなことを」コソッ

雌オーク「ふー…ぶふー…」

娘オーク「プギィ!…ぶふぅ…」

忍者「…地獄だ…」

忍者「…しかし逝かねばなるまい。これも任務…」コソコソ…

Mオーク「プギィ?」クンクン

忍者「…?」

熟オーク「プギィ…」クンクン

クンクンクンクンクンクンクンクン…

熟オーク「…ブフッ…」

忍者「……?」くるっ

Sオーク「プギィ…」ニタリ…

忍者「…な…!」



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:53:57.23 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「あの中に入ってずいぶん立つが…スイッチは押せただろうか?」

女盗賊「押して貰わなきゃ困るわよ。先進めないじゃない」

女騎士「それはそうだが…」

…ぁ………ぁ……

女盗賊「ちょっと待って…今何か…」

………ぁぁあ……

女騎士「ふむ。叫び声のようなものが聞こえるな」

女盗賊「まさかあのふんどし野郎…失敗したんじ『ぁぁあああ!!!』シュタタタ!

忍者「…はぁ…はぁ…」

女盗賊「あんた何逃げ帰ってきてるのよ!?それでも忍者!?」



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 02:06:37.29 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「…その大きな赤い痣は…キスマークか?」

忍者「…はぁ…はぁ…地獄を見た…!」

女盗賊「地獄の方なんだから当たり前でしょ!?ほんと使えないわ『プギィイイ!!』

ゴゴゴ…

忍者「くっ…追っ手か!?」

女騎士「追っ手…」

女盗賊「獲物は…あんたよね?」

忍者「…むろんだ!しつこい奴らめ…拙者の貞操を狙っているに違いない!」



女盗賊「ばぁーかぁあ!!なんでこっちに逃げてくんのよ!?あたし達んとこ連れてこないでよ!?」ダダダ…

忍者「…必死でな、すまん」シュタタ…

プギィイ!!

女騎士「きゃああ!?わ、私に近づくなぁ!!」ダダダ゙…



103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 02:11:38.07 ID:Gq3RU5eoO

酒場

女盗賊「エール!」

親父「またあんた達かい…」

女騎士「…なんでもいい。強い酒をくれ」

親父「えらく疲れた顔をしてるが…何かあったのか?」

女盗賊「うるさいわね!忘れたいからここにきてんのよ!」ダンッ!

親父「わ、わかった…わかったから暴れないでくれよ」

女騎士「………」



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 02:26:02.62 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「…でさ、獲物はふんどし野郎だったから途中で二手に別れてなんとかスイッチも押せたんだけど…」

女騎士「…思い出したくない…」グビッ

親父「…なんとまぁ…災難だったな」

女盗賊「災難で済むかってのよ!関係ないあたしらまでなんで追われなくちゃなんないわけ!?」

女騎士「………」グビッ

親父「で、でも何かお宝見つけられたんだろ?」

女盗賊「………」ごとっ…

親父「なんだい、これは?」

女盗賊「…かつて迷宮に君臨し、美醜を問わず女モンスターをあさった絶倫オーガのアレを模した張型だってさ」

親父「………」

女盗賊「喧嘩売ってんの?コレ」

親父「…しかしこれまたご立派な…」

女盗賊「あぁ?」

親父「いや…ははは…」

女盗賊「何が珍宝よ!?何が汝、我が分身に挑めよ!?もう踏んだり蹴ったりよ!!」



107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 02:40:47.98 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「まったく…ふざけんじゃないわよー…ぃ」

女騎士「ふぐっ…えぐっ…オーク怖い…」

忍者「…で、拙者にどうしろと?」

親父「…連れて帰ってくれ…」

女盗賊「おいハゲ。酒がたりないわよぉ?さっさと出しなさいよ~」

女騎士「…ぅ…お父様…お母様…私は…えぐっ…」

親父「…頼む…」

忍者「…わかった」

親父「ほんとうかい!?…いやー、助かったよ!」

忍者「…では」ゴソッ

親父「…?」



108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 02:43:21.73 ID:Gq3RU5eoO

忍者「…支払いはこれで頼む」ごとっ

親父「…いや、そんなモノで払われても…」

忍者「…釣りはいらん。邪魔したな」

女盗賊「…まだ飲むんだからぁ…離しなさいよ~…っく」ズルズル…

女騎士「…ぅう…っく…」ズルズル…

親父「いや…支払いは…」

からーん…

親父「………」

親父「…どうすんだよコレ…」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 12:15:39.56 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「だぁぁあ!!やってられないわ!!」

女騎士「どうした、急に…」

女盗賊「前々から思ってたけど、このパーティーバランス悪すぎるわよ!」

忍者「………」

女盗賊「魔法使える奴がいないって最悪でしょ!?」

忍者「…いや、拙者は使える。…火遁の術」ボッ!

女盗賊「…それただのハリトでしょ?」

忍者「…うむ」

女盗賊「リネームで遊んでないで少しはまともな攻撃呪文覚えなさいよ!」



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 12:22:04.45 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「確かに敵も手強くなってきた。戦力の増強も考えるべきかもしれん…が」

女盗賊「何よ?コイツには服着せるから平気よ、前のようにはいかせないんだから!」

忍者「………」

女騎士「また一から募集するのか?」

女盗賊「それしかないわよ。めぼしい冒険者はみんなもう他のパーティーに引き抜かれてるし」

女騎士「私達とはレベル差がありすぎる。しばらく奥への探索は出来なくなるが…」

女盗賊「そんなの今だって一緒でしょ?敵が強すぎて倒せないんだから」

ぶーん…

忍者「…?」



121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 12:30:59.51 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「とにかく、一旦外にでましょ」

ぶーん…

女騎士「まて、なんだこの音…」

女盗賊「え?」

※不意をつかれた!※

ドラゴンフライ×4
ドラゴンフライ×7
ドラゴンフライ×5
ドラゴンフライ×5

女騎士「…くっ!」

女盗賊「…終わったわ…あたしの人生…」

女騎士「なんとか耐えて逃走するしかあるまい!来るぞ!?」

ドラゴンフライAはブレスを(ry
ドラゴンフライBはブレスを(ry
ドラゴンフライCはブレスを(ry






122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 12:53:34.49 ID:Gq3RU5eoO

寺院

ささやきーえいしょうーいのりーねんじろ!

※女盗賊 は生き返りました!

女盗賊「きゃあ!きゃあ!熱い!熱いー…?」

司祭「神聖なる寺院で騒がないで頂きたい」

女騎士「よかった!帰って来れたか!」ギュウ…

女盗賊「ちょっ…苦しい…苦しいってばぁ!」

忍者「………」



123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 13:06:07.61 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「え゙…あたし死んだの!?」

女騎士「あぁ、私も死にかけたよ…」

女盗賊「…死んでないならいいでしょ?うぅ…歳増えてるし…」

忍者「…灰になったときは終りかと思ったが、おぬしなかなかやるな」

女盗賊「灰…あぁ!?あたしのお金が減ってる!!」

忍者「…寺院に寄付せねばならんからな」

女盗賊「なんであたしのお金を使うのよ!?馬鹿なの!?死ぬの!?あんたも死になさいよ!!」

女騎士「無茶苦茶だな…」

忍者「…拙者、金がなくて」

女盗賊「いいからあたしのお金を返してよー!」



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 13:18:06.93 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「うぅ…あたしのお金…」

女騎士「そう落ち込むな、また貯めればいいじゃないか」

女盗賊「そうね…命があるだけマシよね。お金は命には代えられないもの…」

忍者「…いや、その命とやらは金で買ったわけだが…」

女騎士「………」

女盗賊「……!」

忍者「…なにか?」

女盗賊「何も言い返せないのが悔しい…!」

女騎士「それがこの世界の真理だからな…」



130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 15:35:49.16 ID:Gq3RU5eoO

酒場

女盗賊「…うーん」

女騎士「これはどうだ?なかなか惹かれる名前だが…『きんにくん』人間‐N‐闘士」

女盗賊「…はいはい、筋肉ね、筋肉。それで詳細は?」

女騎士「レベル1、性別男、年齢32…」

女盗賊「ちぇ…やっぱりレベル1か…」

女騎士「こいつにするか?」

女盗賊「…するわけないでしょ?こっちのは?」

女騎士「名前『あああ』人間‐N‐戦士…」

忍者「…ぬ」

女盗賊「なによ?知り合い?」

忍者「…消し忘れだ」ピッ

※あああ は削除されました※



133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 15:44:31.84 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「………」

女盗賊「…ちょっ…」

忍者「…ぬ?」

女盗賊「ちょっとぉ!?今の何!?何したのよ、あんた!?」

女騎士「…リストの何処にもいないぞ?」ガサガサ…

忍者「…金と装備を奪えば奴に用はない。消えてもらった」

女騎士「…鬼だな」

忍者「…我々は幾人もの『あ×n』の犠牲のうえに立っているのだ」

女盗賊「あ、あたしは消さないでよ!?ぜったい消さないでよ!?あ…ねぇ、ちょっとあんた聞いてんの!?」



134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 16:00:37.89 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「はぁーあ…疲れた」

女騎士「うむ。肩が凝る」

女盗賊「…にしてもろくなのいないんだけど…」

女騎士「ならしばらく今の階層でレベルを上げるか?」

女盗賊「これから先、もっと強い敵が出てきたらまた簡単に詰まっちゃうわよ」

女騎士「確かに…」

女盗賊「なんとかして戦力の増強をしないと…」

忍者「…日本酒を頼む」

親父「うちには置いてねぇぜ…てかアレ持ち帰ってくれよ…」

忍者「…では乳を頼む」

親父「そら連れの姉ちゃんに頼んでくれよってな、ははっ!」

忍者「…では水でいい」

親父「…いや乳はあるけどさ、冗談だよ…やりづらいなあんた…」

忍者「………」



135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 16:07:31.24 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「てかあんた知り合いいないの?」

忍者「………」

女盗賊「いるわけないか…あんた友達いなさそうだもんね」

忍者「…ついて来い」

女騎士「誰かあてがあるのか?」

女盗賊「え?いるの?だったら初めからそう言いなさいよ!?」

忍者「………」



寺院

司祭「ようこそ我が寺院へ。何かお困りですかな?」

女盗賊「うぁ…ここ二度と来たくかったのに…」

女騎士「寺院ということは僧侶か司祭か?…だいぶ探索が楽になりそうだな」



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 16:17:47.95 ID:Gq3RU5eoO

忍者「…リストをくれ」

司祭「どうぞ」

女盗賊「リスト?」

※誰を復活させますか?※

神女   LV25 状態 死
僧侶   LV28 状態 死
戦士   LV30 状態 死
女司祭  LV45 状態 死
くのいち LV18 状態 死
魔術師  LV42 状態 灰

女騎士「………」

忍者「…好きな奴を選んでくれ」

女盗賊「全部死んでんじゃないのよ!!」

忍者「…ぬ?」

女騎士「…よく生き返えらせてもらえたな…女盗賊」



138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 16:31:19.77 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「好きなのって言ったって…魔術師とかあたしより強いじゃない、なんで復活させなかったのよ?」

忍者「…金もないし、そいつは迷宮で拾った死体だ」

女騎士「灰になってるってことは一度は仲間にしようとしたのか」

忍者「…いかにも。金が尽きたのでそのまま安置している」

女騎士「神への冒涜のような気がするんだが…このストックの仕方」

女盗賊「誰選んでも他の人に悪い気がするわね…死にっぱなしとか泣けてくるわ…うぅ…」

忍者「…死んでいれば歳をとらないなからな。気にするな」

女盗賊「こいつに復活させてもらったとはとても信じらんないわ…」



139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 17:00:18.37 ID:Gq3RU5eoO

司祭「………」

女盗賊「この戦士ってどんな人なの?」

忍者「…知らん。拾った」

女盗賊「じゃあ…闘士は?」

忍者「…知らん。拾った」

女騎士「…ひょっとして全部拾ったのか?」

忍者「…いや、くのいちは返り討ちにした刺客だな」

女盗賊「そんな奴ここに運んでんじゃないわよ!…まぁ、でもくのいちさんは除外ね、危なくて仕方ないわ」



140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 17:04:52.10 ID:Gq3RU5eoO

司祭「早く決めて下さらんかね?」

女盗賊「ちょっと待ってなさいよ!」

女騎士「今私達は他人の生の選択をしてる。そう安々と決めるわけには…」

司祭「金集めて全員復活させればよろしかろうに…決まったら御呼びくだされ」

女盗賊「最低ね、あのハゲ司祭。お金のことしか考えてないわ」

女騎士「まぁ、そのハゲ司祭にお前は復活させてもらったんだが…」

女盗賊「…言わないで。思い出したくないのよ、いろいろと…」

女騎士「…すまん」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 17:47:50.91 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「やっぱり魔法使える職業が良いわよね…戦士除外で」

女騎士「そうだな。…では除外と…」カキカキ…

女盗賊「僧侶系と魔術系どっちにしようかしら?」

忍者「…防御をとるか攻撃をとるか…」

女盗賊「あ、でも魔術師は除外ね。灰から消滅とかされたら寝覚めも悪いし金の無駄だもの」

忍者「…うむ。確かに金がないからな…」カキカキ…

女盗賊「神女は中途半端かしらね?前衛は十分いるし…」

女騎士「ふむ…む?」カキカ…

女盗賊「どうしたのよ?」

女騎士「…なんだかんだ言いつつ私達も利益重視だと思ってな」

女盗賊「ま、まぁ仕方ないじゃない?足手まとい復活させて巻き込まれるのはごめんだしぃ?ほ、他の人も後で復活させるし!…たぶん」



144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 18:02:12.81 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「僧侶か女司祭か…値段的に復活出来そうなのは一人かしらね」

忍者「…拙者的には女司祭一択だな」

女盗賊「その心は?」

忍者「………」

女盗賊「その心はって聞いてんだけど?」

忍者「………」

女騎士「しかし、両系統の魔法が使えるのは大きいぞ?私達はほとんど魔法使えないからな」

忍者「…いかにも。拙者それが言いたかった」

女盗賊「調子良いこと言ってんじゃないわよ!?女が良いならはっきり言えばいいでしょうが!!」

忍者「…うむ。では拙者、女子の方が…」

女盗賊「却下に決まってんでしょ!!ばぁか!!」

忍者「………」



151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 19:34:19.59 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「あんたの好みでなんでもかんでも決められると思ったら大間違いだからね!?」

忍者「………」

女騎士「となると僧侶か」

女盗賊「回復の専門家でしょ?良いじゃない、あたしは二度と死にたくないもの」

女騎士「しかしな…僧侶では全体魔法が使えないぞ?」

女盗賊「回復しながら戦えばいいじゃない」

女騎士「ドラゴンフライみたいに大群で襲ってくる敵はどうするんだ?一人一殺でも4匹しか倒せないぞ?」

女盗賊「うっ…き、気合いでなんとかするのよ!」

忍者「…核撃」

女盗賊「う…うぅ…!」







152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 19:36:49.49 ID:Gq3RU5eoO

忍者「…女司祭を復活してくれ」

司祭「かしこまりました。ではお代として…」

女盗賊「………」

忍者「…ふっ…」チラッ

女盗賊「…!悔しいよぉ…!」

女騎士「いいじゃないか。戦力は大幅に上がるぞ?…あと胸にすりつくな」

女盗賊「…減るもんじゃないでしょ?使う人いないんだからこんなときくらいいいじゃない」むにむに…

女騎士「どういう理屈だ!えぇい…触るな!」

忍者「………」もぢ…

司祭「どうかなされましたかな?」

忍者「…いや」もぢもぢ



154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 19:52:27.71 ID:Gq3RU5eoO

司祭「では少々お待ちくだされ。ご遺体をとってまいりますので…」

女盗賊「…なんでツルハシなんか持ってくのよ?」

女騎士「まさか墓から掘り起こすのではあるまいな?…いやまさかな…」

司祭「そんな罰当たりなことはしませんよ。仮にもここは寺院ですぞ?」

女盗賊「じゃあ何に使うのよ、それ」

司祭「…すみませんが、忙しいので…」

女盗賊「ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!何に…何に使うのよ!?」

女騎士「行ってしまったな…」

女盗賊「………」

忍者「…肉ついてるだろうか」

女盗賊「…生々しいこと言わないでよ…」



155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 20:10:23.34 ID:Gq3RU5eoO

司祭「…ごほん!では儀式を行います」

女盗賊「これ…普通よね?」

女騎士「顔色は悪いが綺麗な遺体だな…どうやって保存してたんだ?」

忍者「…綺麗なのは拙者が綺麗に拭いてから服を着せて預けたからだがな。あれは悲惨だった」

女盗賊「変態!あんた乙女の身体を…あ!あ、あたしには何もしなかったでしょうね!?」

忍者「………」

女騎士「………」

女盗賊「え?ちょっと…え?ほんとに?」

忍者「…いや、させてもらえなかった」

女騎士「まぁ、私が焦げた服を着替えさせたからな」

女盗賊「なんで妙な間を入れるのよ!?今あたしで遊んだでしょ!?ねぇ!ちょっと!?」

司祭「あの…始めてよろしいかな?」



156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 20:20:15.47 ID:Gq3RU5eoO

ささやきーえいしょうーいのりーねんじろ!

※女司祭 は生き返りました※

女司祭「…ん…」

女盗賊「あ、気がついた?」

女司祭「ここは…?」

女騎士「寺院だ。私達がお前を復活させた」

忍者「…いかにも」

女司祭「…ひっ!?」

女盗賊「あんたはいきなり出てくんじゃないわよ!びっくりしてるじゃないの!だからせめて服来なさいって言ったのに!」

忍者「………」すごすご…



157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 20:33:56.34 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「なりはあんなだが害はない。安心してくれ」

女司祭「…はぁ?」

女盗賊「でね、突然で悪いんだけどあたし達のパーティーに入ってくれない?」

女司祭「勧誘…ですか?」

女騎士「そうだ」

女盗賊「魔術使える奴がいなくて困ってんのよ」

忍者「…いや、拙者は使えるが…」

女盗賊「実用的っていう意味よ!あんたのハリトなんかたき火くらいでしか使えないじゃない!」

忍者「…ひ…」

女盗賊「…それ以上なんか言ったらぶん殴るわよ?」

女騎士「騒がしいパーティーだが、考えてくれないか?」

女司祭「…はい…」

忍者「…貧乳の上、魔術も使えず、そのくせ態度はでかいような奴に言われたくない…」

女盗賊「言うなって言ってんでしょーが!前より増えてんじゃないのよ!?…もう許さないからね!?」

司祭「あの…そろそろ帰って頂きたいのですが」



160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 20:54:06.97 ID:Gq3RU5eoO

酒場

女盗賊「ごめんね、落ち着いて話せる場所ここくらいしか知らなくて」

女司祭「いえ、慣れてますから…」

女騎士「ふむ。確かに冒険者ならばそうか」

忍者「………」

女盗賊「あ、自己紹介がまだだったね。あたしは盗賊の女盗賊」

女騎士「騎士の女騎士だ」

忍者「…拙者、忍びゆえおいそれと名をあかせぬ。…すまぬ」

女盗賊「どこがよ…ただのふんどし忍者じゃない。ってかあんた普段そんなしゃべり方じゃないでしょ?」」

忍者「…第一印象って大事らしいからな」

女盗賊「ふんどし一丁で初対面じゃ元から最悪でしょ!?ばかじゃないの!?」

女司祭「あ、女司祭です。よ、よろしくお願いします…」

女騎士「うむ」



161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:08:15.36 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「早速だが返事を聞かせてもらいたい。それによって今後どうするか決めるのでな」

女司祭「あの…」

女騎士「うん?」

女司祭「…その前に私のパーティーの人達がどうなったか教えてくれませんか?」

女騎士「それは…リーダー、わかるか?」

忍者「…知らん。倒れていたのはそいつだけだ」

女司祭「そうですか…」

女盗賊「気を落とさないでってのは無理かもしれないけど元気出して!生き返れてラッキーって思わなくちゃ!ね?」

女司祭「はい…」



164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:15:41.91 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「ちなみに仲間はどんな顔ぶれだったんだ?ひょっとしたら私達が会っているかもしれん」

女司祭「…神女さん、僧侶さん、戦士さんです」

女盗賊「…ん?何処かで聞いたような…」

女騎士「その名前…寺院で見たな…」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「あんたしっかり拾ってんじゃないのよ!?どーすんのよ!?引き込みづらくなっちゃったじゃないのよ!?」

忍者「……まじ?」

女盗賊「本気と書いてマジよ!あーもう…」

女司祭「え?え?」

女騎士「遺体は保存されているらしい…後は復活できれば…」

女司祭「ほ、本当ですか!?よ、よかった…!」



165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:44:44.34 ID:Gq3RU5eoO

※女司祭 はディを唱えた!※

※戦士 は生き返った※

戦士『う…?』

女司祭『戦士さん!』

戦士『…女司祭?ここは?』

神女『地上ですよ!…私達生き返れたんですよ!』

僧侶『まさしく神のお導き…アーメン…』

女司祭『よかった…ほんとによかった…!』

ワイワイ…



166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:47:08.53 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「感動のごたいめーん。そんでめでたしめでたしってね。…やってらんないわよ」

女騎士「よかったじゃないか。かつて迷宮で力尽きた仲間がまた揃ったのだからな」

女盗賊「じゃあ、あたしらなんなのよ!?金払っただけじゃない!?せっかく呪文使える仲間が増えたと思ったのに…!」

女騎士「…あれが私達だったらと考えて見ろ。…どうだ?」

女盗賊「…ふん。どうもこうもないわよ…特にこのふんどし野郎とかはね」

忍者「………」

女盗賊「…なによ?」

忍者「…もう少し素直になれば可愛いげが出るぞ。…まぁ、胸はでないだろうが…」

女盗賊「うっさい!だいたいあんたが余計なものまで拾ってくるからあんなことになったんでしょうが!?お金どーしてくれんのよ!?すっからかんよ!?アイテムだってまだ……」






168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:12:27.08 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「うぅ…新しい仲間…あたしのお金…」

女騎士「まだ言ってるのか?金はまた貯めたらいいし、仲間だって探せばいいだろう?」

女盗賊「だってさ…だってさぁ!!」

親父「おい、嬢ちゃん達…」

女盗賊「うるさい!嬢ちゃんっていうな!」

女騎士「なんだ?」

親父「…俺のおごりだ…飲みな」ごとっ

女騎士「…すまんな。礼を言う」

親父「いいってことよ、がんば…」

女盗賊「同情なんかよりお金ちょうだいよ!」

親父「………」

女盗賊「あの女司祭復活させるのにいくらかかったと思ってんの!?お酒の一杯や二杯じゃ割に合わないわよ!」

女騎士「これは店主気持ちだろう?例えそうでも表に出すな。…私のように」

女盗賊「嫌よ!ここの安酒なんか樽ごともらったって足りないってのよ!…お代わり!」ダンッ!

親父「…はいよ…」



172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:21:27.07 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「…結局こうなるか」

女盗賊「くそ~…あたしのお金返してよ~」

女騎士「いい加減諦めろ。あと飲み過ぎだ」

女盗賊「う~…じゃあコレちょうだいよコレ」

女騎士「やれるか。欲しいなら酒ではなく乳でも飲め」

女盗賊「う~ん?出るかな~?」

女騎士「お、おい!ちょっ…やめろ!」

女盗賊「うふふ~…これであたしもおっきくなるもんね~」ゴソゴソ…

女騎士「なるか馬鹿者!その前に出るわけ無いだろう!?離せ!この…!」

忍者「………」もぢもぢ

女騎士「見ていないで助けてくれ!頼む!」



173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:37:55.51 ID:Gq3RU5eoO

女盗賊「はぁ…」

女騎士「まだ引きずってるのか…酒でわすれたんじゃないのか?」

女盗賊「忘れられるのは飲んでる時の記憶よ…」

女騎士「私としてはそれはしっかり覚えていてもらいたい。お前昨日私に何したか…」

女盗賊「ちょっと今はやめてよ…頭痛くて…うぅ」

女騎士「…後で必ず聞いてもらうからな?」

女盗賊「はいはい…わかったからそっとしておいてよ…」

忍者「…今日はこの階層を探索する」

女盗賊「…はぁ…だるい…」

女騎士「ほら、行くぞ」



174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:46:38.66 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「…開いたか?」

女盗賊「ちょっと待って、もう少し…」

…カチャリ…ギィ…

女盗賊「開いた!」

忍者「…拙者もできるのに」

女盗賊「本職に任せないよ。それに前のばくだんのミスまだ許してないんだからね!?」

忍者「………」

女盗賊「あら?何かしらこの部屋…すごく狭いんだけど…」

女騎士「ふむ…少し調べてみるか」

忍者「……?」

忍者「…ポチっとな」ポチッ

ガグン!!



177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:00:12.86 ID:Gq3RU5eoO

ウィィン…

女盗賊「な、なに!?」

女騎士「妙な感覚だな…罠か?」

忍者「……?」ポチッポチッ

ガクン!…ウィィン…ガクン!

女盗賊「またあんた勝手に…!ちょっ、ちょっと…やめ…!」

女騎士「と、止めてくれ…うぇ…気持ち悪い…



女盗賊「あ・ん・た・ねっ!!」

忍者「………」

女盗賊「忍者なら少しは警戒とかしなさいよ!?危険な罠だったらどうすんの!?あんただけじゃなくあたしらの命も懸かってるのよわかってんの、あんた!?」

女騎士「…うぅ…ぅぇ…」

忍者「…平気か?」

女騎士「…すまん、少し休ませてくれ…ぅ」

女盗賊「話を聞けって言ってんのよ!!こっち向けバカヤロー!!」



181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:13:57.39 ID:Gq3RU5eoO

忍者「………」ナデナデ

女騎士「…ふぅ…だいぶ楽になった。礼を言う」

忍者「…いや」

タタタ…

忍者「………」スッ

女盗賊「あたしよ、あたし。間違えて首飛ばさないでよね?…あ、落ち着いた?」

女騎士「…あぁ」

女盗賊「さっきのあの部屋調べてみたんだけど、対応するボタンによって階層を上下する機械みたい」

女騎士「つまり私達はカクテルのようにシェイクされたのか…」

女盗賊「…このふんどしが目的の階層に着く前にボタン押しまくったからあんなになったのよ」

忍者「…ボタンって押したくならないか?」

女盗賊「一回押せば十分でしょ!?あんなにポチポチポチ…子供じゃないんだからあんなので遊ばないでよ!?」

女騎士「…もうあれは勘弁してくれ…」

忍者「………」

女盗賊「…不満そうな目でこっち見るんじゃないわよ!!」



182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:31:18.55 ID:Gq3RU5eoO

女騎士「この階、上の階層とずいぶん雰囲気が違うな…何階になるんだ?」

女盗賊「ボタンの数字がよくわかんないんだけど、上から数えて6階層かな?…何て言うかここ違う世界みたいね…」

忍者「………」コンコン…

女盗賊「…あんたまた変なボタン押したらぶん殴るからね?」

忍者「…石ではないな」

女盗賊「壁が?そんなわけ…」コンコン…

女騎士「ふむ?」コンコン…

女盗賊「…確かに石とか土壁の感触じゃないわね…何かしらこれ?」

忍者「…ひとまず上に戻ろう」

女盗賊「…え?」

女騎士「…なに?」

忍者「…どうした?」

女盗賊「初めてあんたから真面目な提案聞いた気がするわ…」

女騎士「…同じく」

忍者「………」



184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:45:47.27 ID:Gq3RU5eoO

図書館

忍者「………」

女盗賊「まさかあたしらが王立図書館に来る日がくるとはね…」

女騎士「そうか?…私は子供の頃はここで勉強したものだ。少し懐かしいな」

女盗賊「育ちの良いあんたと一緒にしないでよ。あたしらには縁のない場所よ。ね?」

忍者「…懐かしいな」

女盗賊「え?嘘!?あんたそんななりで良いとこのお坊ちゃんなの!?」

忍者「…いや、前にここを観光しようとして捕まってな」

女盗賊「真面目にとったあたしが馬鹿だったわ…んでその格好でいったの?」

忍者「…むろん」

女盗賊「だったら何か服着て来なさいよ!?また捕まりたいの、あんた!?」

女騎士「仕方がない…私が話を通してこよう。捕まられても困る」

女盗賊「お願いするわ…はぁ…」

忍者「………」



192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:56:49.47 ID:/alqoLNYO

女盗賊「はぁ…周りの目が痛いわ…」

忍者「………」ペラッ…

女騎士「気にしたら負けだ。お前が見られているわけではないだろう?」

女盗賊「あたしだって見られているわよ!こいつといたら変態の仲間だって思われるでしょ!?」

女騎士「事実だろう?それより騒ぐな、静かにしろ。此処を何処だと思っている?」

女盗賊「そう思うならなんであんたは無理矢理にでもこいつに服着せないのよ!?」

司書「そこ!静かに!」

女騎士「すまない。以後気をつける…ほれみたことか」ボソ…

女盗賊「あんのメガネばばぁ…ふんどしはOKで騒ぐのはダメだっての!?ふざけんじゃないわよ!」ボソボソ…

司書「………」ジー

女盗賊「…こっち見んなクソばばぁ…」

女騎士「だからそういうことをやめろ。つまみ出されるぞ?」

女盗賊「うー…!」



193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 01:08:56.97 ID:/alqoLNYO

女騎士「………」ペラッ…

忍者「………」ペラッ…

女盗賊「…かつ…て?大き…な?…あー!わかんない!」

女騎士「…静かにしろと言ってるだろう?」

女盗賊「この文字なんなの?全然読めないんだけど!」

女騎士「古文書だ。今は使われていない文字だからな…辞書を渡しただろう?」

女盗賊「はぁ?使われてないぃ?翻訳くらいしときなさいよ!いちいち調べるなんてめんどくさい!仕事してんの?あのメガネばばぁ…」

女騎士「…そんなに嫌なら外で待っていてもいいぞ?」

女盗賊「…それは嫌!はぁ…もうめんどくさいわねぇ…」ペラッ

女騎士「やれやれ…」






195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 01:39:33.31 ID:/alqoLNYO

女騎士「…これか?」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「なになに?やっと見つかったの?」

女騎士「おい、押すな」

女盗賊「で、なんて書いてあるのよ?」

忍者「…魔帝国についてまとめてあるようだな」

女盗賊「魔帝国?」

女騎士「今より遥か昔に栄えたといわれる伝説上の国…のはずだ。便宜上、魔帝国と呼ばれている」

女盗賊「なんで魔とかつくのよ?」

女騎士「しらん。魔法で国を治めていただとか、魔物の国だとか言われているが…お伽話だろう」

女盗賊「…ふぅん」

女騎士「この時代以前の資料は存在しないからな。確かなことは言えないが…」

女盗賊「あの変な壁の所がその遺跡かなんかだっての?」

女騎士「…の可能性もあると言った所だな。他にそれらしい書物はないようだし…」



196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 01:50:33.80 ID:/alqoLNYO

女盗賊「…ふふふ」

女騎士「…どうした?」

女盗賊「来たわね!あたしの時代が!」

女騎士「どうでもいいが騒ぐな。また…」

女盗賊「まだ探索、発掘されてないってことでしょ!?お宝ザクザク、お金もホクホク!あたしの人生薔薇色よ!」

司書「静かに!これ以上騒ぐと追い出しますよ!」

女騎士「…こうなるというのに」

女盗賊「はん!言われなくても出てくわよ!クソばばぁ!」

司書「な…!」

女盗賊「ほら立って立って!早く行かないと他の奴らに先越されちゃうわよ!?」

司書「この小娘ぇ…!」プルプル…

忍者「…用は済んだ。ではな、クソばばぁ」

司書「きぃぃ!!」

女騎士「…お前達…これを誰が謝ると思っているんだ…」



197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 01:58:48.92 ID:/alqoLNYO

女騎士「…では行くか」

女盗賊「元気ないわねぇ…そんなんじゃお宝逃げちゃうわよ!?」

女騎士「昨日こってり絞られてな…あのクソばばぁに」

女盗賊「大変ねぇ…ま、それとこれとは関係ないわ。早くいきましょ」

女騎士「貴様…誰のせいだと…」

忍者「…いかにも」

女騎士「…リーダーも人のことは言えんからな?」

忍者「…つい、な」

女騎士「………」

女盗賊「あんたたち、なにやってんのよ!ほら早く!」



198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 02:09:06.01 ID:/alqoLNYO

女盗賊「で、着いたわけだけど…」

女騎士「靴の跡か…私達以外にも到達した者達がいるらしいな」

※忍者 は何かの気配を感じた!※

忍者「……?」

女盗賊「こうしちゃいらんないわ!早く先に進まないと!」

忍者「…待て」

女盗賊「なんでよ!?先越されちゃうでしょ!?」

忍者「…隠し扉だ」

女盗賊「扉?そんなの何処にあんのよ?」

忍者「…ここに…」ウィィン…

女盗賊「…か、壁が動いた…!」

女騎士「…なんという技術だ…これは…本物かもしれんな…」



200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 02:26:20.48 ID:/alqoLNYO

女盗賊「すごい!あんた使える!…なんて思ったけどさ…」

忍者「………」

女盗賊「…ただの物置じゃない?ここ?」

女騎士「ほうきやらバケツやら…掃除用品ばかりだな」

女盗賊「魔帝国とか壮大な名前してるくせに掃除用品は今とかわんないっての?…きな臭いわぁ…偽物じゃない?この遺跡」

女騎士「可能性の話だ。…しかしものは良さそうだな、軽くて使いやすい」

女盗賊「なんで迷宮くんだりまで来て高級掃除用品なんか拾っていかなくちゃなんないのよ!?」

忍者「………」ポイッ!ポイッ!

女盗賊「…あんた何やってんの?」

忍者「…いくつか私用にと思ったが荷物に空きがなくてな」

女盗賊「んなもんでアイテムのストック数使わないでよ!?ポーション無くなったら何んで回復すればいいのよ!?」

忍者「…では毒消しは?」

女盗賊「それもダメ!」



201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 02:48:26.77 ID:/alqoLNYO

女盗賊「…ひとつだけならって許したけどさ…何よそれ?」

女騎士「蝋人形か何かか?よく出来ているが…」

忍者「…いかにも」

女盗賊「なんでそんなの選んだの?」

忍者「…拙者、一人部屋だろう?」

女盗賊「当たり前でしょ!?あんたと一緒の部屋だったら毎晩貞操の危機じゃない!」

忍者「…だから寂しさをこうなんというかこう…」

女騎士「………」

女盗賊「うわ…気持ち悪る…」



202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 02:51:02.73 ID:/alqoLNYO

忍者「…お前達に拙者の気持ちはわかるまい…一人枕を濡らすこの気持ちは」

女盗賊「だから気持ち悪いって言ってんのよ!!そんなに人恋しいなら娼館にでも行けばいいでしょ!?」

忍者「…拙者、修業中の身ゆえ」

女盗賊「人形と夜な夜なよろしくヤルのが?」

忍者「…添い寝だけ…だと思う」

女盗賊「なんで強く否定できないのよ!?リアル過ぎて怖いんだけど!?」

忍者「…すまん」

女盗賊「…あー…もうパーティー解散したくなってきた…」

女騎士「…奇遇だな。私もそう思った…」



204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 03:08:16.89 ID:/alqoLNYO

女騎士「………」

女盗賊「なによ、さっきから難しい顔して。ほんとにこのふんどしに愛想尽かした?」

忍者「………」

女騎士「いや、城の御触れについて考えていた」

女盗賊「御触れ?最下層まで探索をしたものに褒美をとらすってヤツ?」

女騎士「うむ。冒険者だけでなく兵士、騎士、一般市民まで対象とされている」

女盗賊「あんたも騎士だものね。…そういや、なんであんたここに来たの?なんか欲しいもんでもあったの?」

女騎士「自分自身を鍛えるためと国を思ってだ。金に興味はない」

女盗賊「ふぅん、さすが騎士様。御志が高いことでございますねぇ」

女騎士「茶化すな。…話を戻すぞ?御触れの目的はひょっとして此処ではないか?」

女盗賊「最下層ってこと?」



206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 03:27:23.17 ID:/alqoLNYO

女騎士「あぁ、そうだ。御触れに探索の目的は書かれていなかっただろう?」

女盗賊「まぁ、確かに妙な感じよね。調べてくるだけでご褒美貰えるなんて」

女騎士「ひょっとしたら国王、大臣はこの遺跡のことを知っていたのかもしれんな」

女盗賊「で、自分らで行くのは怖いからあたしらに行けって?ふざんじゃないわよ!」

女騎士「不敬なことを言うな。どの程度の利益があるかもわからないのに、大規模に兵士などは投入できん」

女盗賊「行くなら個人で準備して行けって?汚いわねぇ…だからお偉いさんは嫌いよ!」

女騎士「まぁ…私も思う所が無いわけではないが…」

忍者「………」

女盗賊「…なによ?今大事な話をしてるんだけど?」

忍者「…何度も言うが、拙者はきたなくないからな?」

女盗賊「あんたのことじゃないって言ってんでしょ!しつこいわね…あんたトラウマでもあんの?」

忍者「…いや、別に」

女盗賊「だったらいちいち話に首突っ込まないでよ!」



207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 03:40:41.26 ID:/alqoLNYO

忍者「…妙だ」

女盗賊「何がよ?さっきの話?」

忍者「…違う。この階層になんの気配もないことだ」

女盗賊「確かにそうね。上はあんだけ魔物が徘徊してたっていうのに…」

女騎士「魔物が入って来れない仕掛けでもあるのか?」

女盗賊「あの昇降機使う脳みそ無いだけじゃないの?」

女騎士「ふむ、なるほど…確かに鍵もかかっていたしな」

忍者「…これを見ろ」

女盗賊「…足跡ね。かなりでかい…巨人族かしら?」

忍者「…まだ新しいうえ、土でついた跡だ」

女盗賊「他にも入口あるのかしらね?でも気配が無いんで…あれ?」

女騎士「…何かあるのか?この階層…」



208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 03:55:47.42 ID:/alqoLNYO

忍者「………」

女騎士「…どうする?このまま進むか?」

女盗賊「此処まで来て手ぶらでなんか帰れないわよ!」

女騎士「…変な人形は手に入れたがな」

忍者「…うむ。拙者は割と満足」

女盗賊「あんたが満足してもこっちが満足しないわよ!収穫がふんどし用の抱きまくらだけなんてあたしはぜったい嫌だからね!?」

女騎士「また命を落としても知らんぞ?」

女盗賊「うっ…で、でもお宝に危険はつきものだもの…!」

女騎士「見上げた根性だな…そうまでして宝が欲しいのか…」

女盗賊「当たり前でしょ!?」



210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 04:04:19.58 ID:/alqoLNYO

忍者「…では進むんだな?」

女盗賊「い、いざとなったら守ってね?」

忍者「………」

女盗賊「ちょっと、聞いてんの!?」

忍者「…守るものが貧乳ではな…やる気がでない」

女盗賊「うっさい!いいからあたしのこと守んなさいよ!」

女騎士「落ち着け。さすがにそれは無茶苦茶だ」

女盗賊「わ、わかってるわよ!それくらい!」

忍者「…では行こう」

女騎士「そうだな。いつまで話しているわけにもいかん」

女盗賊「ちょっ…!た、タンマ!やっぱり待って!まだ心の準備が…」



211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 04:18:53.64 ID:/alqoLNYO

忍者「…だいぶ奥まで来たはずだが…」

女騎士「特に変わった様子は無いな」

女盗賊「あたしの覚悟はなんだったのよ…!」

忍者「…しかし複雑な回廊だ」

女盗賊「見てよこれ!地図がこんなになっちゃってるし…」

女騎士「まるで迷路だな…」

女盗賊「部屋もほとんど無いし…はぁー…スカかなぁ、ここ」

忍者「……ぬ」

女盗賊「何!?なんかめぼしいの見つけた!?」

女騎士「待て…なんだあれは…?」

忍者「…魔物の死体か?」

女盗賊「うぁ…山になってんだけど…」



212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 04:30:44.71 ID:/alqoLNYO

女騎士「…白骨化しているのがほとんどだが、この辺りのはまだ新しい…」

女盗賊「誰が集めてんのよ…寒気がしてくるんだけど…」

女騎士「人では無いだろう…此処は迷宮だぞ?」

忍者「……ぬ」

女盗賊「今度は何よぉ…?」

忍者「…人の死体もあるな」

女盗賊「ちょっとやめてよ!…それマジで言ってんの!?」

女騎士「…急所を一撃か…良い腕だ。見た所冒険者のようだが、入口の靴跡の連中か?」

忍者「…おそらく」

女盗賊「あーもう!さっさと帰ろうって!!人を襲うってことはあたしらまで狙われるってことでしょ!?」



213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 04:48:27.75 ID:/alqoLNYO

女騎士「そうだな…此処は危険だ。ひとまず帰還しよう」

女盗賊「まったく…覚悟を決めて探索した結果がこんな気味の悪いの見せられただけなんて…最悪よ!」

忍者「………」

女盗賊「何してんのよ、早く行くわよ?」

忍者「…この遺体拾って行こうかな?…とな」

女盗賊「ほっときなさいよ、そんな奴ら!どうせ仲間にもなってくれないんだから!」

女騎士「…慈愛の心のかけらもないな」

女盗賊「あたしはさっさと出たいのよ!無駄な時間くってたらあたしらまでそいつらの仲間入りでしょ!?」

女騎士「それはそうだが…まぁいい、報告がてら他の冒険者に回収を頼もう。おそらく間に合うはずだ」

女盗賊「あたしらを出し抜こうとした奴らなんか知ったこっちゃないのに…じゃあ、今度こそ帰りましょ?」

コツン…

忍者「……?」

女盗賊「…今度は何よ!?いい加減にしないとぶん殴…」

コツン…

女騎士「遅かったようだな…」



214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 05:00:23.42 ID:/alqoLNYO

人形A「………」コツコツ…

人形B「………」コツコツ…

女盗賊「…人形?何あれ…動いてるの?」

女騎士「…どういう原理なんだろうな?」

女盗賊「んなことあたしに聞かないでよ!?」

人形A「………」コツコツ…

人形B「………」コツコツ…

女騎士「そうだな。バラしてみなければわかるまい…来るぞ!」

女盗賊「ヤダヤダ!!ちょっとタンマ…」

がきーん

忍者「………」シュタッ!

※人形A は首を落とされた!※



216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 05:10:36.09 ID:/alqoLNYO

女盗賊「ふ、ふんどし!…あんたやるじゃない!」

忍者「………」ジリッ…

人形B「………」

女騎士「よし!残るは一体だ!こいつを倒せば…」

忍者「…逃げるぞ」

女盗賊「なんでよ?また首ぱーんてしてきてよ?」

忍者「…あの数は無理」

女騎士「何処に隠れていたんだ?」

人形C「………」

人形D「………」

人形E「………」

女盗賊「…もうやだぁ!あっち行ってよ!!」



218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 05:24:01.07 ID:/alqoLNYO

女騎士「今だ!走れ!」

女盗賊「言われなくたって走るにきまってるでしょ!?」ダダ…

忍者「………」シュタタ…

女盗賊「こんなとこもうぜったい来ない!あと部屋にある人形燃やしてやるからね!?覚えてなさいよ!?」

女騎士「人形相手に無駄口を叩くな!舌を噛むぞ!?」

人形B「………」コツコツ…

人形C「………」コツコツ…

人形D「………」コツコツ…

人形E「………」コツコツ…






219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 05:29:51.56 ID:/alqoLNYO

女盗賊「はぁはぁ…もう追っては来ないみたいね…」

女騎士「らしいな…はぁはぁ…」

忍者「…どうやらあの場所付近のみが行動範囲らしい」

女盗賊「…なんでそんなこと解るの…よ?」

人形「………」ぷらーん…

忍者「…あの人形ども途中で引き返していったからな。おそら『きゃああああ!?』

女騎士「…なんだ?ひょっとしてまだいたの…か?」

人形「………」ぷらーん…

忍者「…いや、それらしい気配は『きゃああああ!?』



220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 05:39:59.20 ID:/alqoLNYO

女騎士「そ、そそいつは!?」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「なんであんたそんなもん背負ってんのよ!?」

忍者「…これは拙者の夜の供だが…」

女騎士「しょ、正気か!?…動いてはいないようだが…正気か!?」

女盗賊「ふざけんじゃないわよ!?襲われて殺されかけたってのにまだそんなこと言ってんの!?あんたどういう神経してんのよ!?」

忍者「……?」

女騎士「…豪胆を通り越してもはや馬鹿にしか思えん…」

女盗賊「思えんじゃなくて完全な馬鹿でしょ…心臓に悪いったらありゃしないわよ!!」



221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 05:49:40.43 ID:/alqoLNYO

女盗賊「離しなさいよ!こんなもの即刻灰にしてやるわ!」

忍者「嫌でござる!嫌でござる!」

女騎士「…また妙な駄々を…動いていないとは言え危険過ぎる。処分すべきだ」

忍者「…できぬぅ…!」

女盗賊「離しなさいって…いうの…よっ!!」バッ!

忍者「…ッ…不覚!」

ゴツン!

女盗賊「…はぁはぁ…あとで新しい人形買ってあげるから我慢しなさい!この馬鹿!」

人形「………」ヴン…

女騎士「さてこれをどうするかだが…」

人形「…%#£%…★§@¥&…」ヴン…ヴン…

女騎士「お、おい…まさか…」



222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 06:00:05.96 ID:/alqoLNYO

女騎士「離れろ!…コイツ…動くぞ!?」バッ!

女盗賊「え?ちょっと、それどういうことよ!?」ババッ!

女騎士「しらん!とにかく離れろ!一体なら仕留められるはずだ!」

女盗賊「わ、わかった!…あ!」

人形「………」ムクッ…

忍者「…ほぅ」

女盗賊「あの馬鹿何やってんのよ…!」

女騎士「リーダー!」

忍者「……?」



223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 06:07:01.25 ID:/alqoLNYO

人形『…言語解析終了…声紋登録をお願いします…』

忍者「…何?」

人形『…声紋登録終了…お名前の登録をお願いします…』

忍者「…忍者だが?それがどうした?」

人形『…マスター名『忍者』様、登録終了…通常モードで起動します…』ヴン…

女盗賊「…あいつなにやってんの?」

女騎士「わからん…襲ってくる様子はないが…」

人形「………」キュウウン…



225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 06:24:56.01 ID:/alqoLNYO

女盗賊「…ひょっとして今なら殺れる?」

女騎士「あぁ、私も同じことを考えていた」

女盗賊「OK。行くわよ!」ダッ!

女騎士「…あぁ」ダッ!

人形「…は…」ギシッ…

女盗賊「うわぁあ!?」

女騎士「…気づかれたか!?」

人形「初めましテ。忍者様」

女盗賊「…しゃ、しゃべった…!」

人形「製造番号T-800-5。自動人形でございマス」

女騎士「…なんだ?何がどうなっているんだ?」

自動人形「なんなりト、お申し付けくだサイ」

忍者「………」



257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 16:19:56.58 ID:/alqoLNYO

酒場

女盗賊「…面白くない」

親父「お宝手に入れたんだろ?何が面白くないんだよ?」

女騎士「宝かどうかはわからんが珍しい物だとは思う…」

自動人形「忍者様、お乳をお持ち致しましタ」

忍者「…うむ。よきにはからぇい」

女盗賊「だってあれってお宝の独り占めでしょ!?あたしらで見つけたってのにあいつにだけしか従わないのよ!?売っ払らおうにもふんどしが泣きつくし…」

女騎士「登録がどうとか言っていたからな…主として認識されたのがリーダーだったんだろう」

親父「…あれが人を襲う人形ねぇ…継ぎ目を見せてもらわなきゃ、信じられなかったぜ」

女盗賊「しかもッ!!動かしてあげたのはあたしなのよ!?なんで拾っただけのあいつに懐くのよ!」

女騎士「頭から地面に落としただけだろうに…」

女盗賊「関係ないわよ!…ちょっと、デク人形!」

自動人形「………」ツーン



261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 16:32:49.30 ID:/alqoLNYO

女盗賊「シカト…!!あったま来たわ!!あんたスクラップにしてやるからね!?」ガタッ!

親父「お、おい!喧嘩は勘弁してくれよ…店が…!」

女騎士「落ち着け。あれが今回の唯一の収穫なんだぞ?壊してどうする?」

女盗賊「一文にもならないのに!?掃除用品でも持ってきた方がマシだったわ!!」

忍者「…ふっ…お代わりを頼む」

自動人形「かしこまりましタ」

女盗賊「…あんのふんどし野郎ォ…!これみよがしに…あんたもなんであんな馬鹿に従ってんなよ!?このうすらトンカチ!!」バシッ!

自動人形「……!」

女騎士「おい、やめろ。壊れて暴れたりしたらどうする?」

親父「あ、暴れる!?嬢ちゃん!やめてくれ!店が…」

女盗賊「嬢ちゃんいうなぁ!!…暴れるなら願ったり叶ったりよ!そうなったらぶっ壊してあげるんだから!…何とか言いなさいよ、デク人形!」バシッ!バシッ!

自動人形「…!…!」



262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 16:49:04.99 ID:/alqoLNYO

自動人形「攻撃されましタ。忍者様、反撃の許可をお願いしマス」

忍者「…ダメだ。仲間を攻撃するな」

女盗賊「盗賊ナメんじゃないわよ!?ふざけた態度とってると解体してでも金に換金してやるからね!?」

自動人形「関係を認識、登録しましタ。喧嘩の許可をお願いしマス」

忍者「…ダメだ。店に迷惑がかかる」

女盗賊「なにこそこそ話てんのよ!?聞いてんの!?」

自動人形「状況を把握しましタ。口喧嘩の許可をお願いしマス」

忍者「…それならいいかな」

自動人形「ありがとうございマス。…うるさいわネェ!?あたしがなにしようと勝手でショ!?ひがんでんじゃないわヨ!つるぺた!!」

女盗賊「な…!?」

忍者「…ぶふぉ!?」

自動人形「忍者様、お乳ガ…」フキフキ…



264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 17:04:08.50 ID:/alqoLNYO

女騎士「ほぅ…賢いなあの人形」

親父「…喧嘩は勘弁してくれよ…」

女騎士「どうやら口論によって反撃するらしい…まぁ、騒がしいのは勘弁してくれ」

親父「ならいいが…ほんとかよ…?」

女騎士「しかし何処かで聞いたような罵倒だが…学習でもしてるのか?」

女盗賊「あんた誰にんな口聞いてんのよ!?今度はぶん殴るわよ!?」

自動人形「やれるもんならやってみなさいヨ!!壊れて暴れたって知らないからネ!?」

女盗賊「ぐっ…あんた命の恩人を脅そうっての!?」

自動人形「あたしに命なんかないわヨ!!あんた馬鹿じゃないノ!?」

女盗賊「ものの例えでしょ!?動かしたのはあたしなんだからね!?」

自動人形「起動の時のことなんか覚えてるわけないでショ!?叩かれたのは覚えるけどネ!!」

女盗賊「うっ…く、口の減らないデク人形ね…!」

忍者「………」



267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 17:29:21.83 ID:/alqoLNYO

飲んだくれ戦士『おい、どうした?ちっこい嬢ちゃん。息切れか?』

女魔術師『ちょっと!煽んないでよ、キーキー五月蝿くてしかたないわ…』

女盗賊「うっさいわね!見せもんじゃないのよ!?黙ってなさいよ!」

飲んだくれ戦士『おぉ、怖ぇ怖ぇ…』

女盗賊「いちいちムカつくわね…!髭もじゃ!後で覚えてなさいよ!酷いんだからね!?」

飲んだくれ戦士『おぅ、やってみな!がはは!』

女魔術師『だからやめてって言ってるでしょ?あんな変態パーティー相手にしないでよ、恥ずかしいわね…』

自動人形「侮辱を確認しました。口論の許可をお願いしマス」

女騎士「結構攻撃的だな、コイツ…」

忍者「………」

女盗賊「このふんどし野郎と一緒にするなぁ!!」






269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 17:46:38.28 ID:/alqoLNYO

女盗賊「ちきょう…あのクソ女魔術師…誰が変態よ、ばかやろ~…」

女騎士「…よく飽きもせず、毎回潰れることだな」

女盗賊「うっさい…ほっときなさいよ~…っく」

自動人形「………」

女騎士「今回は運び手がいるから構わんが…すまんな人形」

自動人形「………」

女騎士「…リーダー以外にはとことん無関心だな」

女盗賊「…うー…ってかなんでこのクソ人形におぶさってるの~?…コイツめ~」バシッ!

自動人形「……!」

女騎士「運んでもらっているのになんという態度…まぁ、いつも似たようなものか…」

自動人形「忍者様…」

忍者「…我慢しろ」

自動人形「…かしこまりましタ」



272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 18:07:37.87 ID:/alqoLNYO

女盗賊「…頭痛い…」

女騎士「いつも通りだろう?」

女盗賊「なんで飲んでるときは気持ち良いのに後でこんな地獄が待ってるのよ…」

女騎士「良薬も飲み過ぎれば毒と言うことだ。少しは学習しろ…毎回言ってるだろう?飲み過…」

女盗賊「朝っぱらから説教は勘弁してよ…」

女騎士「…やれやれ」

忍者「…では行こう」

女盗賊「はぁ?なんでよ?最下層まで探索したんでしょ?あとはご褒美貰っておしまいじゃない」

女騎士「あの階は最下層ではないらしい」

女盗賊「はぁ!?」

女騎士「昨日報告したんだが、探索を続けるよう言われた。もちろん褒美は無しだ」

女盗賊「…もう…ふざけんじゃないわよ…まだ下があるっての?」

女騎士「…のようだな」



273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 18:21:45.65 ID:/alqoLNYO

女盗賊「で?」

自動人形「………」

女盗賊「なんでコイツまでいるのよ?」

女騎士「リーダーについて来るんだ。仕方ないだろう?」

女盗賊「王宮で良い金で引き取ってくれるんじゃないの?」

女騎士「リーダーの言葉以外、言うことをきかんのだから無理だ。リーダーも手放そうとしないしな」

女盗賊「変態ふんどしのことなんか知らないわよ…勝手に献上でもなんでもすればよかったじゃない」

女騎士「下手に引き離して暴れられたら私達に罪が被せられる。無理だ」



274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 18:27:00.52 ID:/alqoLNYO

女盗賊「なんでよ?コイツが勝手に暴れるんだから関係ないでしょ?」

女騎士「その後、私達の所に戻って来てみろ、我々が先導した風にしか見えん」

女盗賊「…もう!なんで手放さないのよ!この馬鹿は!」

忍者「…拙者の夜の供ゆえ」

女盗賊「はぁ…もういいわよ!勝手にしなさいよ!」

自動人形「頑張りマス」

女盗賊「はぁ?」

自動人形「よろしくお願いしマス」ペコッ

女盗賊「昨日と態度が全然違うんだけど…なんか企んでんの?コイツ…」



276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 18:48:02.33 ID:/alqoLNYO

女騎士「確かに様子が違うな。…おい人形」

自動人形「………」ツーン

女騎士「…おい」

自動人形「………」ツーン

女盗賊「相変わらずのシカトっぷりじゃない?…ねぇ、ちょっと」

自動人形「なんでショウ?」

女盗賊「え?いや、なんでもないけど…」

自動人形「そうですカ」

女騎士「どういうことだ?…おい」

自動人形「………」ツーン

女騎士「………」

女盗賊「あらまぁ…ひょっとしてあんたはぶられてんじゃない?」

女騎士「…おい、やめろ。おい」

自動人形「………」ツーン



277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 19:00:59.05 ID:/alqoLNYO

女騎士「………」

女盗賊「何もそこまで落ち込まなくても…ほら、元気出しなさいよ」

忍者「……?」

自動人形「………」

忍者「…??」

女盗賊「あんたは何してんのよ?人形におかしなとこでもあんの?」

忍者「…ぼたんは無いようだが…」

女盗賊「…ボタン?」

忍者「…つん、でれの切り替え出来るのではないか、とな」

女盗賊「つんでれ?…まぁいいわ、多分ボタンなんて無いと思うわよ?って言うかボタンですべて解決出来ると思ってんの?」

忍者「…違うのか?」

女盗賊「違うに決まってるでしょ!?あんたどれだけ迷宮の押しボタンに毒されてんのよ!?」



283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 19:43:55.22 ID:/alqoLNYO

女盗賊「でもさぁ、またあそこに行くの?」

女騎士「…そこしか道があるまい」

女盗賊「嫌よ!またコイツと同じ顔した奴らに追っ掛けられるでしょ!?」

自動人形「?」

女盗賊「コイツと勘違いして話し掛けたらバッサリとか洒落にもならないわよ!」

女騎士「私は問題ない。…どうせ応えて貰えないしな」

女盗賊「なに拗ねてんのよ…いい加減機嫌直してってば」

忍者「……!」

※何者かと遭遇した!※

オーガ×2
ウルフマン×1



285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 19:50:34.69 ID:/alqoLNYO

女盗賊「まったく、空気読みなさいよ!今話してる最中でしょうが!!」

忍者「………」シュタタ…

女騎士「魔物にそんなこと言ってもな…」ダダ…

女盗賊「わかってるわよ!」ダダ…

※女盗賊はダガーで切りつけた!※

>>4回ヒットしてウルフマンに52のダメージ!※

自動人形「………」

女盗賊「あんたもぼーっとしてないで戦いなさいよ!?」

自動人形「了解しました」タタ…



287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 19:55:02.98 ID:/alqoLNYO

自動人形「………」がきーん

※自動人形 は力いっぱい殴りつけた!※

>>10回ヒットしてウルフマン に538のダメージ!※

※ウルフマン は首を落とされた!※

女盗賊「………」

女騎士「…凄まじいな」

忍者「………」がきーん

※忍者 は手刀を繰り出し……






289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 20:05:15.69 ID:/alqoLNYO

女盗賊「ぜーったい!ぜぇーったい嫌よ!?…今の見た!?」

女騎士「…あぁ」

自動人形「………」

女盗賊「あの人形、オーバーキルしてさらに首まで跳ね飛ばしたわよ!?しかも素手で!!」

忍者「…拙者も素手だが」

女盗賊「そんなことどうだっていいのよ!?問題は今からあんなヤツがうじゃうじゃいる所に行かなきゃなんないってことよ!!」

女騎士「勝てる気がしないな…まさかあれほどとは…」

忍者「………」

女盗賊「あたしはぜったい行かないからね!?」



290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 20:12:16.76 ID:/alqoLNYO

女騎士「…ここまで来て諦めるのか?」

女盗賊「命は大切でしょ!?お金があっても命がなきゃ使えないじゃない!」

女騎士「確かにそうだが…」

女盗賊「もう帰る!もう帰るー!」

忍者「………」

※宝箱だ。罠と鍵が掛かっている。…開けますか?※

忍者「……?」ガチャガチャ

自動人形「お任せくだサイ」

ドガッ!

※おおっと!テレポート!※



291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 20:20:57.81 ID:/alqoLNYO

自動人形「………」

忍者「………」

女盗賊「あ・ん・た・た・ちぃ!!揃いも揃ってなにやってんのよ!?」

忍者「…いや、拙者は…」

女盗賊「黙りなさい!」

忍者「………」

女盗賊「なんで宝箱に罠掛かってるのにあたしに相談しないのよ、あんたは!?」

忍者「…拙者も罠外せ…」

女盗賊「黙りなさいって言ってんのよ!このふんどし野郎!」

忍者「………」

女騎士「…ざっと見た感じだが、来たことがないエリアのようだ」

女盗賊「どーすんのよ!?知らない場所に飛ばされて…ああ、もう!ここどこよぉー!?」



293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 20:29:36.16 ID:/alqoLNYO

女騎士「階層まで移動したわけではないし、知ったいる場所に辿り着ければ帰れるだろう」

女盗賊「まったくもう!ふざけんじゃないわよ!テレポートとかにひっかかるなんて…!」

女騎士「場所を移動させられるだけじゃないのか?」

女盗賊「馬鹿言わないでよ!壁の中に飛ばされてみなさいよ!?※いしのなかにいる!※とかなって消滅よ!?消滅!?」

女騎士「………」

忍者「…何故、拙者だけ…」

女盗賊「うっさい!黙れ!もう何もすんな、馬鹿忍者!」

忍者「………」

自動人形「鍵が掛かっていマス」ガチャ!ガチャ!

女盗賊「あんたもよ!デク人形!」



294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 20:39:14.71 ID:/alqoLNYO

女盗賊「はぁ…疲れる…」カチャカチャ…

女騎士「怒鳴り散らす相手が2人に増えたからな。大変だろう」

女盗賊「自覚ないのか惚けてんのか知らないけど、あんたにも十分つっこんでるからね?わかってんの?」カチャカチャ…

女騎士「…そんなはずは…いやまさか私が…」

ガチャリ…

女盗賊「…はぁ…開いたわよ」

忍者「…では行こう」

自動人形「かしこまりましタ」

女盗賊「今度は問題起こさないでよね!?わかったわね!?」

忍者「…あぁ、わかっている」

自動人形「わかりましタ」

女盗賊「くっ…まったく信用できないわ…!」



299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:03:30.23 ID:/alqoLNYO

忍者「…行き止まりか」

女騎士「というか落盤で通行出来なくなっているな…地図は?」

女盗賊「ちょっと待って…えーとね、はい」

女騎士「…ふむふむ…ここがそうじゃないか?」

女盗賊「あぁ、前に落盤で通れなかったとこ?じゃあ今は反対側に…ってことは…」

女騎士「閉じ込められた可能性が出てきたな…」

女盗賊「また閉じ込められたの!?もうやだぁ…これも全部あんたらのせいだからね!?」

忍者「………」

自動人形「………」



300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:09:32.33 ID:/alqoLNYO

女盗賊「何黙ってんのよ!?なんかあたしらに言うことがあんでしょうが!?」

自動人形「ご主人様?」

忍者「…ひすてりーというやつだ。ほっておけばそのうち収まる」

女盗賊「あんた全然反省してないでしょ!?毎回巻き込まれるこっちの身になってみなさいよ!?」

忍者「…すまん?」

女盗賊「…もういいわ…いちいちつっこむ体力が勿体ない気がしてきた…」



302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:19:10.73 ID:/alqoLNYO

女騎士「さて、どうしたものかな…」

女盗賊「この岩どけてくしかないんじゃない?」

忍者「…崩れたりして下敷きになれば遺体の回収はとてもではないが無理だ」

女盗賊「…うっ…じゃ、じゃあどうするのよ?」

女騎士「迂回路を捜すしかあるまいな…」

女盗賊「そんなのあるの?一本道だったじゃない?シークレットドアとか?」

女騎士「…可能性は低いが周辺を調べるしか無いだろう?岩盤をどけるのは最後の手段だ」

女盗賊「…はぁ…もう結果見えてそうだけどね…」



304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:47:33.19 ID:/alqoLNYO

女騎士「…残るは最初の部屋だけだな」

女盗賊「やっぱり岩盤どけるしかないんじゃないの?」

女騎士「お前な…簡単そうに言うが、どれだけの距離が埋まってるかもわからんのだぞ?」

女盗賊「はいはい…でも何にもないじゃない。向こうは掘ればいつかは繋がるんだもの。あたしはそっちのがいいわ」

自動人形「汝、我の前に千恵を示せ」

女騎士「…何?」

自動人形「………」ツーン

女盗賊「あら?さっきの扉の反対側…文字が書いてある…」

自動人形「ハイ」

女騎士「………」

女盗賊「…出るんじゃなくて、入る方が正しい道順だったのかしらね?」

女騎士「…こんな時まで無視は無いだろう…」



307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:59:38.92 ID:/alqoLNYO

忍者「…?」

女盗賊「何か見つかった?」

女騎士「…何か奉ってあるようだな」

女盗賊「何かしらね、これ?…人面獣身の像?」

女騎士「スフィンクスか?」

女盗賊「スフィンクス?」

女騎士「魔物ではあるが、知恵の神としても崇められている…知恵あるものに栄光を与え、愚者には罰を与える」

女盗賊「扉の文字ね。…でもここただの部屋よ?魔物なんていないじゃない?」

女騎士「ふむ…もう少し調べてみよう。先に進む道があるかもしれん」

女盗賊「ちょっと希望が見えてきたかしらね」

忍者「………」



309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:11:33.48 ID:/alqoLNYO

女盗賊「で、今度は何したのよ!?」

忍者「………」

女盗賊「またわけわかんない所に飛ばされたんだけど!?」

忍者「…欲しくてな、この像」

女盗賊「…あ・ん・た・ね…!」

女騎士「まぁ、待て。今回は吉と出たようだぞ?」

女盗賊「…なんでよ!?」

女騎士「とりあえずあの場所からは出られただろう?」

女盗賊「あ!…ま、まぁ、それはそうだけど…またわけわかんない場所に…」

忍者「…ふっ…」

女盗賊「…何笑ってんのよ!?毎回毎回言うけど、ほとんどあんたのせいで問題が起こってんだからね!?」



312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:25:33.07 ID:/alqoLNYO

女盗賊「まったく…調子に乗ってんじゃないわよ!?たまたま運よく出られただけでしょうが!」ブツブツ…

自動人形「前方に大きな建造物がみえマス」

女騎士「うん?……見えんな。…どんな視力をしてるんだ?こいつは」

自動人形「………」ツーン

女騎士「…わかっていた、わかっていたよ…だがな…くっ…」

忍者「…神殿のようだ」

女盗賊「じゃあ、さっさと行くわよ!」






313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:34:24.06 ID:/alqoLNYO

忍者「………」

女盗賊「で、でかいわね…」

女騎士「こんな巨大なものがあの迷宮の何処に埋まっているんだ…?」

忍者「…では行こう」

自動人形「了解しましタ」

女盗賊「…あんたら驚くとか物おじとかしないの?スタスタ行っちゃうけどさ…」

女騎士「足踏みしても前には進まん。私達も行こう」

女盗賊「何か金めのものあるかしらねぇ…」

女騎士「罰が当たっても知らんぞ?」

女盗賊「罰が怖くて盗賊がやってられるかってのよ!」



316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:50:56.30 ID:/alqoLNYO

女盗賊「スカスカね…柱ばっかりじゃない?」

女騎士「神殿だからと言って価値がある装飾品があるとは限らん」

女盗賊「うぁ…やる気なくなるんだけど…」

女騎士「…まぁ、あったとしても、ここから出られないと換金もできないがな」

女盗賊「…あ」

忍者「…敵の気配は無いな」

女盗賊「そういや、ここから出られんの?」

女騎士「わからん…」



317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:06:06.29 ID:/alqoLNYO

女盗賊「わからん…じゃないわよ!?すっかり忘れてたけど場所が変わっただけで閉じ込められてんのは一緒じゃない!?」

女騎士「そんなこと言われてもな…」

女盗賊「あぁ!!もうっ!!さっき出られたとか言うからっ…!!」

『これは騒がしい客人が来たものだな』

女盗賊「はぁ?うっさいわね!今それどころじゃないんだから黙ってない…よ!っ?」

忍者「…でかいな」

女騎士「…あ…あれがこの神殿の主か…!?」

スフィンクス『いかにも。我が…』

忍者「…いかにも。拙者が忍者だ」

女盗賊「あんたいきなり何言ってんのよ!?機嫌でも損なって襲われたらどうすんのよ!?」

忍者「…ふれーずを盗られてつい、な

女騎士「………」

女盗賊「…もうやだ…なんでこいつこんな馬鹿なのよ…」



319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:15:14.64 ID:/alqoLNYO

スフィンクス『………』

女盗賊「普通さぁ、こういう時って相手の出方を見るもんでしょ!?」

女騎士「同感だ…」

忍者「………」

女盗賊「あんだけでかいのよ!?ぜったい強いでしょうが!!あたしらじゃ相手にもなんないわよ!?」

忍者「………」

女盗賊「しゃべりたがってんだからしゃべらせればいいのよ!んで、適当に相槌うって話し合わせて、バイバイよ!分かる!?」

忍者「…ちっ…」

女盗賊「あ、今舌打ちしたでしょ!?文句があるなら口で言いなさいよ!態度悪いわね!あんたのそういう所が……」

スフィンクス『………』



322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:21:39.63 ID:/alqoLNYO

女騎士「そのくらいにしておけ、リーダーが泣きそうだ」

女盗賊「…ったく!しょうがないわね…もう世話掛けんじゃないわよ!?」

忍者「…貧乳のくせに…」

女盗賊「なんか言った!?」

忍者「…いや」

自動人形「………」

女盗賊「…ぜったいなんか言ったでしょ?あたしをごまかせると…何よ!?」

自動人形「先方がそろそろ話したがっていると思われマス」

スフィンクス『………』

女盗賊「あ」

女騎士「…そういえば…」

忍者「……ぬ?」



324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:36:23.97 ID:/alqoLNYO

女盗賊「ご、ごめんなさいね?騒がしくしちゃって…あ!どうぞ自己紹介してちょうだ…ください」

女騎士「…もうどう繕っていいかわからんほどグダクダだ…」

忍者「………」

スフィンクス『…ふっ…なかなか面白い者達だな』

女盗賊「いえいえ…あ!スフィンクスさんもなかなかご立派な…」

女騎士「おい馬鹿!向こうにしゃべらせろ!」

女盗賊「…いやでもさ、ヨイショくらいしといた方が…

女騎士「お前の場合は話しの腰を折りそうなんだが…」

女盗賊「うっ…」

忍者「…すまん。続けてくれ」

スフィンクス『ふふふ…いや、気にするな。ここがこれほど賑やかなのも久しぶりだ』



326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:41:33.34 ID:/alqoLNYO

女盗賊「…案外良い人?」

自動人形「人ではないと訂正しマス」

女盗賊「うっさいわねぇ…言葉のあやってヤツでしょう?それくらいわかりなさいよ、馬鹿!」

女騎士「おい、やめろ。また脱線仕掛けているぞ?」

忍者「…賑わう?」

スフィンクス『かつて我は知恵の神と崇められ、巡礼に来るものも少なくなかった。しかし…』

自動人形「ご主人様、馬鹿にされたしタ。喧嘩の許可をお願いしマス」

忍者「…ダメだ」

自動人形「………」

スフィンクス『その…続けてよいかな?』



335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 00:39:18.56 ID:/w9GTvcTO

忍者「…続けてくれ」

スフィンクス『うむ。では…しかしからか?』

忍者「…そうだ」

スフィンクス『すまぬな。…しかし時と共に我の存在は忘れられ、今は此処に来るものなどおらぬ』

女盗賊「淋しいわね…あたしだったら堪えらんないわ…」

女騎士「お前から想像しさをとったら酒乱しか残らんからな…」

女盗賊「…あんただってあたしが話し掛けなかったら空気でしょ?人形にだって無視されちゃうしさぁ…?ぷぷっ」

女騎士「貴様…」

女盗賊「何よ?そっちが始めたんじゃない!」

スフィンクス『淋しがるわけではないが、この賑やかさが我は少しうらやましい。人が来なくなった此処は少々静か過ぎる』

忍者「………」



336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 00:52:21.05 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『それでそなたらは何をしに此処に来たのだ?巡礼とは思えぬが…』

忍者「…てれぽーとで飛ばされてな、出口を捜すうちに…」

女盗賊「そうそう、この馬鹿がさ…あ、このデク人形もだけど…やらかしたのよ!」

忍者「………」

自動人形「………」

女盗賊「罠解除ならあたしに任せてっていっつも言ってるのに…!」

女騎士「…お前、向こうが話の解る相手と知ったらすぐそれか…」

女盗賊「うっさいわね…ちょっと愚痴言うくらいいいじゃないの!ねぇ?」

スフィンクス『…まぁ、少しくらいならば…』

女騎士「知恵の神ともあろう者がしくじったな…私は知らんぞ?」

スフィンクス『なに?』

女盗賊「あたしだってさ、一度くらいならそこまで怒んないわよ?でも二度、三度って続けられたら……」






338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 01:05:13.31 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「この間なんかもね?また勝手にボタン押して……」

スフィンクス『………』

忍者「………」

女騎士「…ここまでとは思わなかった…いつもは酒で途中から潰れるが、今回は素面だからか…凄まじい」

忍者「…心なしかげっそりしたな」

女騎士「ぶっ通しで話し続けているからな…本来の目的忘れてるだろう、あいつ」

スフィンクス『…わかった…うむ…そなたも大変だな…うむ…はぁ…』

自動人形「いつまで続くのデス?」

女騎士「しらん。女盗賊に聞け」

自動人形「………」ツーン

女騎士「…話しが続かんのも辛いな…」



339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 01:23:48.64 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『………』グッタリ…

女盗賊「はー…すっきりしたわぁ…やっぱり嫌なことはたまに吐き出さないとだめね」

女騎士「…大変だっただろう?…すまない」

スフィンクス『…身から出た錆だ。何も言うまい…』

女騎士「…そうか。では疲れている所悪いが本題に入らせてもらおう」

スフィンクス『うむ?』

女騎士「さっきも言ったように、私達は閉じ込められてしまってな。出口を教えてもらいたい」

スフィンクス『…よかろう。しかしただというわけにはいかぬ』

女盗賊「お金なら持ってないわよ?最近ろくな稼ぎがないもの」

忍者「…この像は渡せぬぞ?」

スフィンクス『そんなものはいらぬ』

女盗賊「じゃあ何が欲しいってのよ?あ!い、命とかは問題外だからね!?」

スフィンクス『我は知恵を司る者。故に道を知りたくば、なんじらの知恵を我に示すがよい』



340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 01:34:58.15 ID:/w9GTvcTO

忍者「……ぬ?」

女盗賊「知恵ねぇ…そういや知恵を示せとか扉にも書いてあったわね」

女騎士「神との知恵比べか…」

自動人形「………」

スフィンクス『願いが同じならば、そなたら全員で問いに答えることを許そう。我の問いに答えるか?』

女盗賊「…答えるしか道はないんでしょ?やってやるわよ!」

女騎士「さて、私の知識で何処まで答えられか…だが、やるしかあるまいな」

忍者「…待て」

女盗賊「なんでよ?これしか方法が無いのよ?なんで待たなくちゃなんないのよ?」

スフィンクス『なんだ?』

忍者「…拙者、願いがもうひとつある」

女盗賊「あんた急に何言い出すのよ?ここから出ることだけじゃ足んないっての?」

スフィンクス『…申してみよ』

忍者「…その…その谷間に挟まって見たい…!」

スフィンクス『…………え?』



346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 01:58:10.66 ID:/w9GTvcTO

女騎士「………」

女盗賊「………」

スフィンクス『…も、もう一度申してみよよ』

忍者「…拙者、そなたを一目見た時からその谷間にくぎづけにて候…」

自動人形「トップ約3.5mとアンダー2.7m。人間換算でEカップであると推測しマス」

忍者「…人ではまず叶わぬ全身で感じる乳の抱擁…ぜひとも『この変態ふんどし野郎!!』

女盗賊「…あんた何考えてんのよ!?」

忍者「…拙者は漢の夢を…」

女盗賊「ふざけてんじゃないわよ!!何が漢の夢よ!?頼むならもっとマシな願いにしてよ!?せっかく盛り上がって参りました!って空気台なしよ!?スフィンクスだって引いてるわ!この変態!」

スフィンクス『…悠久の時を生き、様々な願いを聞いてきたが…こ、このような願いは初めてだ…』

女騎士「…すまない!少しリーダーが錯乱しているようで…今のは聞かなかったことにして先に進めてくれ!頼む!」



348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 02:08:00.05 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『で、では問おう…』

女騎士「…よろしく頼む」

忍者「嫌でごさる!嫌でごさる!」

スフィンクス『………』

女盗賊「黙って問題聞きなさいよ!さっき見たいな願い叶えてもらえるわけないでしょ!?てかこれ以上恥を晒さないでよ!?」

忍者「…ぬぐぐ…」

スフィンクス『進め難いのだが…』

女騎士「気にしてはいけない。強引にでも進めてくれ…頼む」

スフィンクス『…う、うむ。では…』

※我は追跡する者なり 光ある限り我からは逃れられぬ※

※我とは何か?※



352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 02:20:33.76 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『…では答えよ』

自動人形「データベースに該当する単語はありまセン」

女盗賊「よくわかんないけど人形はお手上げってこと?」

自動人形「ハイ」

女騎士「仕方あるまい我々で解くしかない。…まずは追跡者とはなんだ?」

女盗賊「うーん…追跡者ねぇ…」

忍者「…拙者?」

女騎士「近いといえば近いが…光ある限りとは?」

女盗賊「あんたはどっちかっていうと闇の方よね?」

忍者「…勇者的な拙者?」

女盗賊「あんた真面目に解く気あるの!?やる気ないなら黙ってなさいよ!?こっちは必死なんだからね!?」

女騎士「光…闇…そうかわかったぞ!」

女盗賊「え!?ほんとに!?」

女騎士「これは謎掛けだ。追跡者とは影であり、影は光有る限り消えはしない」

スフィンクス『…その通り』



354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 02:29:24.02 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『まずは合格だ』

女盗賊「あんた頭堅そうな割になかなかやるわね!見直したわよ!」

女騎士「…とてもそうは聞こえないが」

女盗賊「でも謎掛けか…これなら閃きと直感でも行けそうね!」

忍者「…拙者ではなかったか…」

女盗賊「当たり前でしょ!?あんたなら変態の語句がぜったい入ってるわ!」

スフィンクス『…それでは次の問いだ』

※我はいたる所に存在する※

※時に人を悩ませ、楽しませ、役に立ち※

※瞳を閉じても我は感じられる※

※我とは何か?※



356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 02:42:19.54 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『…では答えよ』

自動人形「データベースに該当する単語はありまセン」

女盗賊「人形はダメね。こういうリドルには対応してないみたい」

女騎士「ふむ…まぁ二人で知恵を合わせればきっと解けるはずだ」

忍者「…拙者は?」

女盗賊「黙ってなさいよ!あんたは戦力外通告よ!全然役に立たないじゃない!?」

女騎士「おい、やめろ。まずは問いを解かねば…」

女盗賊「そうね、馬鹿はほっときましょ」

忍者「………」

女騎士「しかしどこにでもある…か。範囲が広すぎて想像がつかんな…」

女盗賊「でも悩ませたり、楽しませたり、役に立つんでしょ?身の回りの物よね?」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「しつこい。ちょっとは黙ってらんないの!?」

忍者「…拙者…わかってしまったかもしれない…」

女盗賊「え?」



360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 02:53:55.55 ID:/w9GTvcTO

女騎士「本当に解けたのか?」

忍者「…いかにも」

女盗賊「怪しいわね…まぁ一応聞いたげるわ。何よ?」

忍者「…おっぱいでござる」

女騎士「………」

女盗賊「…聞いたあたしらが馬鹿だったわ…」

忍者「……ぬ。しかしおっぱいは女人がいれば何処にでも在り、時に拙者を悩ませ、楽しませ、ちょめちょめにおいて大いに役に立つ」

女盗賊「…もうほんとさいてーよ…」

忍者「…さらに拙者ほどにもなれば目をつむっていてもその芳しい香で…」

女盗賊「!今なんて言った!?」

忍者「…おっぱい?」

女盗賊「そっちじゃないわよ!ぶん殴られたいの!?」

女騎士「どうした?何かわかったのか?」

女盗賊「さっきこの馬鹿が香りって言ったでしょ!?匂いならどこにでもあるし、いろいろ使うし、人によって感じる効果は様々だわ!そしてなにより目を閉じても解る!」

スフィンクス『その通り』



361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 03:02:48.68 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『途中、聞き捨てならん言葉が聞こえた気がするが…まぁ、よかろう』

女盗賊「どんなもんよ!」

忍者「…拙者の素晴らしいあどばいすが生きたか」

女騎士「…否定はできんが、中身は酷いものだったぞ?」

女盗賊「図に乗ってんじゃないわよ、変態ふんどし!あんたまださっきの願い諦めてなかったの!?」

忍者「…むろん。おっぱいに挟まれることは漢の…」

スフィンクス『ごほん!…最後の問いをしてもよいな?』

女盗賊「あ!どうぞどうぞ…この馬鹿!あんたのせいで睨まれたでしょ!?」ボソボソ…

女騎士「お前が蒸し返したからだろうに…」

スフィンクス『…では問おう』

※我は世界の半分を支配するものなり※

※時によって姿を変え※

※いずれは元に戻る※

※我とは何か?※



362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 03:08:24.52 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『…では答えよ』

自動人形「データベースに該当する単語は…」

女盗賊「はいはい。わかった、わかった」

自動人形「………」

女騎士「約に立たんとわかってからの扱いが酷いな…」

女盗賊「だってこれ解かないと戻れないのよ?無駄な時間使ってる暇はないわよ」

女騎士「…何故こいつには応えて私には応えてくれないのだろう…」

自動人形「………」

女盗賊「良いから解くわよ!ほらしっかり考えてったら!」

女騎士「わかっている」






364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 03:20:43.51 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「ダメ…わかんない」

女騎士「私もだ…」

自動人形「………」

女盗賊「完全に手詰まりだわ…何なのよ!?世界を半分支配して形が変わったり戻ったりするのって!?」

スフィンクス『どうした?降参か?』

女盗賊「うっ…」

女騎士「…うぅむ…」

忍者「………」

スフィンクス『…知恵無き者どもよ。そなたらを…』

忍者「…人だ」

女盗賊「ふんどし?」

女騎士「…解けたのか?」

忍者「…人の世は男女によって支配され、性は一方にしか属せぬ。時の流れによって成長し、老いながら姿を変える。そして最後には土へと還る。…どうだ?』

スフィンクス『………』



368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 03:30:32.96 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「当たってるの?…変な間はやめてよぉ…」

女騎士「…私に聞くな。それらしく聞こえたが…わからん」

スフィンクス『…残念だが、我の用意した答えとは違う』

女盗賊「こんのふんどし野郎ー!!もっともらしことベラベラしゃべって結局間違えてんじゃないのよ!?どーすんのよ!?帰れないじゃないのよー!!」

忍者「………」

女騎士「おい、八つ当たりするな!私達も解らなかっただろう?」

女盗賊「そんなことわかってるわよ!だけど…だけど…ッ当たらないでやってらんないわよ!!」

女騎士「…開き直って八つ当たりしてもどうにもならんぞ?」

女盗賊「あたしの夢が…希望が…こんな所で終わるなんて嫌よぉ…!」

スフィンクス『しかし…』

女騎士「……?」

女盗賊「…へ?」



371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 03:41:27.61 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『…視点を変えればそう捉えられなくもない』

忍者「………」

スフィンクス『…知とは迷宮のごとく、答えは自身が探求し、導いたもの。そこには幾通りもの道がある』

忍者「………」

スフィンクス『そなたは我の問いを探求し、新たな見解を示した』

忍者「………」

スフィンクス『…よってそなたの答えを新しい答えとして認めよう』

女盗賊「ほんとに!?ほんとにほんと!?」

女騎士「…神が言うのだ、本当だろう。しかし新しい答えとは…」

忍者「……ぬ?」

スフィンクス『賢き者どもよ、我はそなたらを歓迎する。そしてその願いを叶えよう…』



373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 03:50:01.12 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「やったー!長かった…長かったわ…!でもこれでやっと外に出られる!!愛してるわ!ふんどし!」

女騎士「…何はともあれ、一段落か…たいした探索もしなかったが」

スフィンクス『では願いを言うがよい』

忍者「…お…」

スフィンクス『ふむ?』

忍者「…おっぱいに挟んで貰いたい」

スフィンクス『…………………………………………』

女盗賊「……………………………………………」

女騎士「……………………………………………」

自動人形「トップ約3.5mとアンダー2.7m。人間換算でEカップデス。ご主人様」

忍者「…頼む…!」

女盗賊「こ…の…」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「大馬鹿野郎ぉぉお!!!!!!!!」



376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 04:03:47.43 ID:/w9GTvcTO

酒場

女盗賊「エール!じゃんじゃん持って来て!!」ダンッ!

女騎士「私にも頼む…!」ダンッ!

親父「え、えらい剣幕だな…まぁ、深くは聞かないが…」

女盗賊「あんの馬鹿!変態!ふんどし!100回ぶん殴っても飽き足りないわッ!」

女騎士「同感だ!」

親父「あいよ…エールだ」

女盗賊「今後あいつに発言権を与えないことを誓って!!」

女騎士「散っていった知恵の神のためにも!」

女盗賊「乾杯ッ!」

女騎士「乾杯ッ!」

親父「やれやれ…今回は何があったんだかね…」

女盗賊「ぷはぁ!…今夜はとことん飲むわよ!」

女騎士「おぉ!」



377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 04:15:12.81 ID:/w9GTvcTO

忍者「…髪か?」

スフィンクス『違う』

自動人形「伸び続けるモノ。されど伸びるほどに地面へと近づく…デス。ご主人様」

忍者「…いや、髪しか思い浮かばんのだが…」

スフィンクス『…違う』

忍者「…髪でござるな。間違いない」

スフィンクス『…ぐっ…!』

忍者「…では頼む」

スフィンクス『…これで帰ってくれないだろうか…?』

忍者「…よいではないか、よいではないか。どれ…」ポフッ

スフィンクス『…うぅ…!』

忍者「…素晴らしい…拙者、また一歩真理に近づいた気がするでござるよ」

スフィンクス『…問いさえ答えられねば八つ裂きにしてやれるというのに…!』

忍者「…極楽でござる、極楽でござる」ふよんふよん…

スフィンクス『う、動くでない!やめ…ぅう…!』



415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:04:24.93 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「うー…頭が…」

女騎士「ほら、水だ」

女盗賊「…ありがと。んで今日はどうすんの?」

女騎士「下の階層へ進む道を探さねばならんだろうが…リーダーがいないな…」

女盗賊「そういえば………思い出したらまた腹立ってきたんだけど…!」

女騎士「置いてきてしまったが、平気だろうか?」

女盗賊「あんなヤツ知らないわよ!一生おっぱいでも漢の夢でも追いかけてればいいじゃない!」

女騎士「まぁアレで腕は確かだし、人形もついているから、滅多なことはあるまいが…」

女盗賊「いっそ一度死んで反省してほしいもんだわ…あ、でもあいつがいないなら今日って休み?」

女騎士「そうなるかな?我々だけで進めるとも思えんし…」

女盗賊「やったー!久しぶりの休みだわ!ね、ね?どっか行かない?」

女騎士「うーむ…探索がないなら今日はゆっくり休みたい気分だが…」

女盗賊「堅いこと言わないでよ!ほら支度して!」

女騎士「お、おい、押すな!」



416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:10:44.20 ID:/w9GTvcTO

商店

女盗賊「これとこれと…あとこれちょうだい」

店主「毎度ー」

女騎士「なんだ、冒険用の買い出しか」

女盗賊「服なんか買ったってしばらく使う予定もないしね。宝の持ち腐れはごめんよ」

女騎士「現実主義というわけか…」

女盗賊「そういうこと。…あ!ちょっと!?こんだけ買ってんだから少しはおまけしなさいよ!常連でしょ!?あたし!」

店主「ちょっ…またかよ!?」



417: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:13:27.00 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「当たり前でしょ!?お客様は神様って習わなかったの?誰のおかげでおまんま食ってけてると思ってんのよ!?」

店主「わかった!わかった!だから店先で騒がないでくれよ!…ったく嬢ちゃんには敵わねぇな…」

女盗賊「嬢ちゃんっていうな!何処に目つけてんの!?あんたね…!」

女騎士「おい、やめろ。値切ってもらってるんだ。それくらい多めに見てやれ」

店主「お?姉ちゃんのこいつの連れかい?頼むよ…毎回買い叩かれてんだ…せめて態度くらいもう少し何とかさしてくんねぇかな?」

女騎士「…残念だが、それは本人に言ってくれ」

女盗賊「ふん。こっちだって必死だもの。あたしらんとこ魔術系いないから、ただでさえアイテムの消費が激しいしさぁ…。ほんとポーションとかいくらあっても…」

店主「…また始まったよ…はぁ…」

女騎士「どれ、私は剣でも見せてもらおうかな…」



418: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:25:36.59 ID:/w9GTvcTO

酒場

親父「おう、いらっしゃい」

女盗賊「エール…はやめてお茶かなんかちょうだい。それと軽い食事」

女騎士「私も同じものを頼む」

親父「あいよ。…しかし嬢ちゃんらが昼間のうちに来るなんて珍しいな」

女盗賊「今日は探索が休みになったのよ。…どこぞの変態ふんどしが帰って来なくてね!」

親父「迷宮か?そら心配だな…」

女盗賊「何処が!?あいつは殺したって死なないようなヤツよ!?心配するだけ損よ!」

女騎士「グレーターデーモンの群れからでも生還しそうな男だからな…」

親父「散々な言われようだな…」



419: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:27:21.70 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「まだまだ言い足んないわよ!あいつのせいでとんでもないことばっかり巻き込まれるし!」

女騎士「迷宮のことは聞いていたがこれほどとは思わなかったな…」

女盗賊「全部あいつがやらかしてんのよ!いくら迷宮探索ったって普通はあんな酷くないわよ!?」

女騎士「そうなのか?私はこういうことは初めてだったからな…よくわからん」

女盗賊「あ、そうだっけ?ツイてないわね。初めてがあんなヤツなんて…汚されちゃったわね…かわいそう…」

女騎士「おい、やめろ。変に意味に聞こえるだろう?」

女盗賊「あら?どんな意味かしら??あたし何か変なこと言ったかしら…?」

女騎士「…き、貴様…!」

親父「お、おい!ちょっと…」

女盗賊「冗談よ、冗談。そんな怖い顔しないでよ?」

女騎士「…口は災いの元だぞ?」

女盗賊「はいはい」

女騎士「…この…!」

親父「し、しかしあれだなぁ!珍しい組み合わせだよな、あんたたち!」



421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:30:19.17 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「はぁ?急に何よ?」

女騎士「…ふむ?」

親父「い、いやな?ほら騎士様が冒険者に混ざって迷宮潜るとか、盗賊と忍者が一緒ってのは珍しいパーティーだなと…」

女盗賊「…そういやそうね。あんたなんであたしらと一緒に潜ってんの?」

女騎士「…これまで苦楽を共にしてきてそれか…」

女盗賊「だって考えてみたらおかしな話でしょ?良いとこのお嬢様とあたしら冒険者みたいなはぐれ者が一緒なんて」

女騎士「それは…」

親父「訳ありってわけかい…?」

女盗賊「うっさいわね、今はあたしが聞いてんだから黙ってなさいよ」

親父「………」



424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:43:41.49 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「で、それは?」

女騎士「…目的は前にも話しただろう?」

女盗賊「鍛練とお国のためでしょ?優等生よねぇ…」

女騎士「だから茶化すなと言っているだろうに。…まぁいい、それで迷宮に挑戦することにしたんだが…その…なんだ…」

女盗賊「ちょっと、勿体ぶらないで早く教えてよ?」

女騎士「…き、騎士団には私と一緒に行ってくれる者などいなくてな…。それで酒場に登録したらリーダーに誘われた」

女盗賊「…あんた友達いないの?」

女騎士「…う、うるさい!仕方ないだろう!?騎士団に女なんてそうそういないし…」

女盗賊「あ!だから人形にシカトされてあんなにしょんぼりしてたんだ!…さてはイジメられたりしてたんでしょ?だってあんた…」

女騎士「…やめろ。騎士がいじめなどするものか」

女盗賊「…だーかーら!そんなに睨まないでよ?…からかったあたしが悪かったからさぁ」

女騎士「いちいちうるさいんだよ…お前は。…だがある意味当たっているかもしれん」

女盗賊「うん?」

女騎士「…少なくとも男女間の壁はある…対等に接してもらっていたとは言えない」



426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:47:18.20 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「ふーん。まぁ、男社会!って感じだものね。あんたもなかなか苦労してんのね」

女騎士「だからこうして対等に扱われるのは嬉しい。迷宮では危ない目にもあうが、息苦しさは感じない…むしろ楽しいくらいだ」

女盗賊「あんなとこが楽しいね…あんたも変わってるわね。まぁ、迷宮くんだりまで来る時点で普通じゃないけど」

女騎士「そういうお前はどうなんだ?いつも文句ばかり言うくせに一緒にいるだろう?何故だ?」

女盗賊「あたし?あたしはほら、こんなだからさ。他のパーティーとは反りがが合わなくってね」

女騎士「…わかっててあんな態度とってるのか?」

女盗賊「隠してたっていつかはばれるもの。それにパーティーってメンバー同士の相性が重要なのよ?自分の命預けるんだから」

女騎士「…一度死んでるがな、お前」

女盗賊「…それ言わないでよ…思い出したくない過去なんだから…うっ…」



427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:52:25.60 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「とにかく!あたしはそのままの自分でいられるパーティーが良いのよ!」

女騎士「ふむ」

女盗賊「あんなヤツにホイホイついてっちゃったのはどうかと自分でも思うけどさ、結局うまく嵌まってる感じなのよね」

女騎士「………」

女盗賊「15になったときから冒険者登録して、ずっとこの仕事やって来たけど、これだけ長続きしたパーティーは初めてだし。あんただって似たような感じじゃない?」

女騎士「まぁ、な。…あの男の懐が広いからだろうか?」

女盗賊「んなわけないない。あの馬鹿ほっとけないだけでしょ?あたしらがいなくなったら誰があいつの暴走止めんのよ!?」

女騎士「ふっ…まぁ、確かに…」

女盗賊「今回だってさ、あいつ自分の都合だけで行動してんのよ?帰ってきたらとっちめてやるんだから…!」

女騎士「まったく今頃何をしてるんだかな…」



428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 15:57:44.79 ID:/w9GTvcTO

親父「ははは…なるほどなぁ…」

女盗賊「馬鹿の考えることなんて知らないわよ!…っておっさん!何笑ってんのよ!?」

親父「いやね。おまえさんら、ほんとに良いパーティーだと思ってね…」

女騎士「………」

女盗賊「はぁ!?どう聞こえたらそうなんのよ?職業バランス偏ってるし、変な人形いるし、チームワークだって皆無!!それにあいつは…あーもう、ダメ!エールちょうだい!またこの間のこと思い出してきた…!」

女騎士「…今日くらいやめておけ。身体を壊すぞ?」

女盗賊「若いんだから平気よ!それに飲まなきゃやってらんないっての!…おっさん!早くちょうだいよ!?」

親父「…へいへい」

女騎士「…また私に負ぶさって帰るつもりか?」

親父「ほいよ、エールおまち」

女盗賊「ありがと。でも次はもっと早く出しなさいよ?」

女騎士「無駄かもしれんが一応言っておくぞ?…くれぐれも飲み過ぎるなよ?」

女盗賊「お酒なんて酔ってなんぼでしょ?…酔うことこそが我が人生ってね!…後はお願いね?うふっ」

女騎士「はぁ…勘弁してくれ…」



429: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 16:14:29.15 ID:/w9GTvcTO

忍者「…ポチっとな」ポチッ

ウィィン…

自動人形「下へ参りマス」

女騎士「何度乗っても慣れそうにないな。この箱…」

女盗賊「ここまでは良いのよ、ここまでは…」

ガグン…

自動人形「6階でございマス。ご利用、ありがとうございまシタ」

女盗賊「あんたさっきから何ぶつぶついってんのよ?」

自動人形「エレベータドールでございマス」

女盗賊「はぁ?…まぁいいわ。問題はここからよ」



430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 16:24:14.03 ID:/w9GTvcTO

忍者「…おっぱいに聞いた所によると、此処はかつての防衛拠点らしい」

女盗賊「おっぱい?あんたついに頭イカれちゃったの?」

女騎士「ひょっとして…スフィンクスのことじゃないか?」

忍者「…いかにも」

女盗賊「ああ、あの…思えばかわいそうなことしたもんだわ…」

忍者「………」

女盗賊「…にしてもあんた良く帰ってこれたわね?食い殺されたんじゃないかと思ってたわよ」

忍者「…むしろこちらがご馳走様かな」

女騎士「…もうこの話題に触れるのはよそう。神獣が哀れ過ぎる…」



433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 16:39:00.76 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「…それで?何よ、その防衛拠点って」

忍者「…拙者らが言う、魔帝国時代にこれより下の階層の魔物を封じるために造られたらしい」

自動人形「私もその目的の為に造られまシタ」

女騎士「なるほど…だからあれほどの戦闘能力を持っているのか…」

自動人形「………」ツーン

女盗賊「ってことはこの階が一番危険なんじゃない!」

忍者「…そうでもない」

女盗賊「なんでよ?魔物を封じられるほど強いんだからこの人形が一番強いってことでしょ?」

女騎士「…逆に言えばこの人形を持ってしても倒し切ることが出来なかったとも言える」

女盗賊「…うじゃうじゃいるってこと?」

女騎士「…その可能性が高い」

女盗賊「…や、やっぱり帰らない?無理は良くないわよ?」

忍者「…では行こう」

自動人形「ご案内いたしマス」

女盗賊「ちょっと!行きたくないって言ってんでしょ!?ってか少しはあたしの要望考えたりとかしてよー!!」



434: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 16:50:26.78 ID:/w9GTvcTO

自動人形「………」キュウウン…

女盗賊「壁に向かってなにやってんの?こいつ」

女騎士「しらん。だが、案内すると言っていた。シークレットドアか何かじゃないか?」

女盗賊「ふぅん…シークレットドアねぇ…あたしでも全然わかんないわ」

…ウィィン…

自動人形「ロック、解除しまシタ」

女盗賊「あ、ほんとにあった…」

女騎士「…すごい技術だな。盗賊すら気づけぬドアとは…」

女盗賊「ぐっ…せ、専門外なんだから仕方ないでしょ!?」

忍者「…うむうむ」

女盗賊「なにをうんうん頷いてんのよ!言っとくけどあたしの技術はあんたよりずっと上なんだからね!?一緒にしないでよ!?」



436: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 17:04:31.75 ID:/w9GTvcTO

自動人形「ロックが解除されたタメ、各ブロック、及び下層への通行が可能になりマス」

女盗賊「…他の場所も通れるようになったってこと?」

自動人形「ハイ」

女騎士「…ちょっとまて。下からもこの階に上がれるのか?」

自動人形「………」ツーン

女盗賊「まぁだダメなの?…何が悪いのかしらね?」

女騎士「…女盗賊、頼む」

女盗賊「そうなの?人形?」

自動人形「ハイ。下からも通行可能デス」

女盗賊「…だそうよ。それがどうかしたの?」

女騎士「ということはそのうち下の連中も上がってくるんじゃないか?」

女盗賊「…それ結構やばくない?」

女騎士「私達の独断で決めるべきではなかったかもしれん…。今すぐロックを掛けて王宮に報告を…」

忍者「……!」



437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 17:15:35.84 ID:/w9GTvcTO

※何者かに遭遇した!※

巨大な人影×1
巨大な人影×1

女騎士「…なんだ!?」

女盗賊「言った側から敵よ!あんたたちどんだけ空気読んでんのよ!?ほんと迷惑なんだけど!?」

忍者「………」シュタタ…

自動人形「目標を確認しまシタ。攻撃を開始しマス」

※巨大な人影 は振りかぶってたたき付けた!※

>>1回ヒットして忍者に205のダメージ!※

忍者「…ぐふっ…不覚…」

女盗賊「ちょっと、ふんどし!?何まともに喰らってんのよ!?」

女騎士「騒ぐな!まだ息はある!今は目の前の敵に集中しろ!」

※女騎士 は突き刺した!※

>>5回ヒットして………






439: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 17:34:39.17 ID:/w9GTvcTO

※アースジャイアントを倒した!経験値……※

女盗賊「はぁ…ちょっと…はぁ…シャレになんない強さじゃないのよ…!」

女騎士「はぁ…はぁ…まともに戦えるのは人形とリーダーくらいか…」たゆん

忍者「……!」

女盗賊「ってかなんであんたはピンピンしてんのよ!?さっきまともに喰らってたじゃない!?」

忍者「…鍛え上げられた肉体は鋼よりも堅い。つまりはそういうことだ」

女盗賊「…あんたほんとに人間?」

自動人形「ご主人様。呼吸、心拍に少々異常が見られマス。休息をとることを提案致しマス」

忍者「………」

女騎士「…リーダーも無事というわけではないな…。早くロックを閉めよう」

女盗賊「…なんで痩せ我慢なんかしてんのよ、あんたは!?格好良いとでも思ってんの!?回復用のポーションの数だって限りがあるんだから辛いならそれらしくしなさいよ!?」

忍者「…いや、拙者は別に…」

女騎士「良いから黙ってポーションを飲め。…女盗賊はロックの指示を人形に出してくれ」

女盗賊「まったく…この馬鹿!!…人形、早くロック閉めて!またあいつらが来る前にね!」

自動人形「了解しましタ」キュウウン…



441: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 17:57:36.63 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「なんだって?」

女騎士「…ロックの常時解除を認めるとのことだ」

女盗賊「はぁ!?この国のお偉いさんは何考えてんの!?あんな魔物が浅い階層まできたらその辺死体だらけになるわよ!?」

女騎士「それどころか下手をしたら迷宮の外まで来る可能性もある…一体何を考えているんだ?」

忍者「………」

女盗賊「でもどうすんのよ?このままじゃ先進めないじゃない」

女騎士「…かといって今の私達のレベルで下層の探索は困難だ。しばらくはレベルアップに専念し、様子を見よう」

女盗賊「…それしかないかしらね。あたしもまだ全然だもの…いつまで人形におんぶ抱っこってわけにも行かないしね」

女騎士「…あれに追いつくのは至難の業だと思うが…」

自動人形「………」ツーン



443: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 18:30:24.02 ID:/w9GTvcTO

酒場

女盗賊「はぁ!?別行動!?」

忍者「…いかにも」

女騎士「…どういうことだ?」

忍者「…拙者とおぬしらでは実力差が在り過ぎる。故に別れる」

女騎士「………」

女盗賊「そ、そりゃそうかもしんないけどさ、あんたいなくなったら誰がリーダーやんのよ?」

忍者「…女騎士で良いだろう。それと拙者の夜の共を置いてゆく。女騎士と貧乳を頼むぞ?」

自動人形「了解しました」

女盗賊「貧乳って言うな!それと人形!あんたもすんなり頷くんじゃないわよ!?」

自動人形「トップ78㎝、アンダー…」

女盗賊「ちょっと何口走って…わー!わー!言わないで!言わないでぇ!!」



445: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 18:36:09.20 ID:/w9GTvcTO

女騎士「…わかった。リーダーが帰って来るまで私が代役を務めよう」

女盗賊「ちょっと!本気でいってんの!?」

女騎士「…仕方あるまい…確かに実力差があるのは事実だし、このまま探索を続ければ私達は足手まといにしかならない」

女盗賊「うっ…」

忍者「…生きていればまた会える」

女盗賊「別れ際にんな不吉なこと言わないでよ…」

忍者「…では再会を誓って、乾杯」

女騎士「…乾杯」

女盗賊「…ぜったい帰って来なさいよね!?」

忍者「………」

女盗賊「こんな時まであんたは…!ちょっと!聞いてんの!?ふんどし!あのね、せめて一言あったって………」






447: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 18:59:24.19 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「…ふぅ…だいぶ力付いてきたんじゃない?」

女騎士「まぁ、1ヶ月も潜りつづければな」

女盗賊「お金も結構溜まったけど毎回毎回魔物退治ってのも味気ないわ…」

女騎士「素直に淋しいと言えばどうだ?」

女盗賊「誰があんなヤツ…だいたいあいつはどこで何やってんのよ?行き先も言わないで行っちゃうしさ」

女騎士「…さぁな。だが待つしかないだろう?こいつはリーダーの命令で私達の警護以外無関心で先にも進めん」

自動人形「………」

女盗賊「融通効かないわよねぇ…コイツ」



448: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 19:05:36.85 ID:/w9GTvcTO

酒場

女盗賊「おっさん、エール」

女騎士「茶を頼む」

親父「あいよ。…しかしあの忍者がいなくなってからずいぶんしおらしくなっちまったなぁ…」

女盗賊「トラブルメーカーがいなくて騒ぐ必要がないからよ。んなこといいからさっさと注文の品出しなさいよ」

親父「…中身は変わっちゃいねぇな…」

女騎士「………」

からん…

親父「おう、いらっしゃ…ほほぉ…」

女盗賊「何よ?にやにやして…」

親父「…待ち人来たりってな」

女騎士「なに?」



449: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 19:09:43.91 ID:/w9GTvcTO

忍者「………」

女盗賊「あ…」

女騎士「………」

女盗賊「…ふんどし!あんた今までどこに行ってたのよ!?」

女騎士「…お帰り。待っていたぞ?」

自動人形「お帰りなさいマセ。ご主人様」

親父「これでまた騒がしくなるかな…」







452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 19:18:42.26 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「そんで?あんたちゃんと修業して来たんでしょうね?」

女騎士「私達はだいぶ成長したと思うが…」

女盗賊「ちなみに今、あたしらのステータスはこんなもんよ?」

 女盗賊 人間‐N‐盗賊 LV73

 女騎士 人間‐G‐騎士 LV65

女騎士「そちらはどうだ?追いついているといいんだが…」

忍者「…拙者はこんな感じかな」

 忍者 人間‐E‐忍者 LV55

女盗賊「は?」

女騎士「…なに?」



453: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 19:26:12.66 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「あんたぜんっぜん成長してないじゃないの!?あたしらがものすごい追い抜いてんじゃないの!!」

女騎士「…いや、それ以前にこれを見ろ…Eだぞ?」

女盗賊「…ッ性格変わってんじゃないのよ!?どうすんのよ!?パーティー組めないじゃない!?」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「あんたこの一ヶ月どこで何をしてたのか洗いざらい吐きなさい!」

女騎士「…いや、吐かせる」

忍者「…それはできぬ…」

女騎士「…それが通じるとでも思っているのか?」

女盗賊「今のあたしらならあんたなんかふるぼっこにできるんだからね…?」

忍者「…ぬぐぐ…」



457: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 19:41:48.87 ID:/w9GTvcTO

《一ヶ月前》

忍者『…あの2人の手前、拙者も気合いを入れて修業せねばなるまい』

忍者『…しかし今の階層は拙者には温い。迷宮内で顔を合わせるのも気まずいな…』

忍者『…どうしたものか…ぬ?』

忍者『…ふーむ…』サワサワ…

※おおっと!テレポート!※






459: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 19:49:10.66 ID:/w9GTvcTO

スフィンクス『そなた…また来たのか…』

忍者『…これを触っていたら此処に飛ばされた』

スフィンクス『それは人間どもが作った神殿への鍵…そなたいつそんなものを…は!』

忍者『…うむ。以前拾ったおっぱい人形だ』

スフィンクス『!…誰がお…お…ぉぱ…おっ…ぱぃ……』

忍者『……ぬ?』

スフィンクス『な、なんでもないわ!…もう問いはせぬからさっさと帰れ』パァァ…

忍者『…待て。そなた強いのだろう?

スフィンクス『まぁ、曲がりなりとも神と呼ばれた身だ。並の魔物などと比べるべくもないが…』

忍者『…では拙者に修業をつけてくれ。頼む』

スフィンクス『…ぅうむ?』

忍者『…拙者、強くならねばならん。自分の為にも…仲間の為にも』

スフィンクス『…よかろう。だが、我との戦いは命掛けだぞ?』

忍者『…死線は拙者の望むところ。いざ






460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 20:02:27.34 ID:/w9GTvcTO

忍者「…というわけだが…」

女盗賊「あんたそんな所にいたの?」

女騎士「しかし、修業してきたのだろう?何故レベルアップしていないんだ?」

女盗賊「…まさか宿屋に泊まってませんってことはないわよね?」

忍者「…いや、拙者昨日は久方ぶりのベッドでぐっすり」

女盗賊「ならなんでって聞いてんのよ!?早く答えなさいよ!」

忍者「…始めはそれはもう壮絶な修業をしていたが…」

女騎士「…ふむ」

忍者「…揺れるのだ」

女盗賊「はぁ?」

忍者「…目の前でたわわ過ぎる二つの果実が揺れるのだ!あんなもの拙者、とても我慢でき『この大馬鹿野郎ぉぉお!!』

女盗賊「あんた一体何しに行ったのよ!?こっちは来る日も来る日も迷宮行って傷だらけになりながら力を付けたっていうのに…あ・ん・た・は…!!」

女騎士「…そのEに変わった性根…叩き直してやる…」

忍者「…あ、いやその待っ…い、嫌でござる…嫌でござるぅ…!」






465: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 20:25:24.70 ID:/w9GTvcTO

寺院

ささやきーえいしょうーいのりーねんじろ!

※忍者 は生き返りました※

忍者「……ぬ?」

女盗賊「あ、生き返った」

自動人形「お還りなさいませ、忍者様」

女騎士「…少しやり過ぎたな、すまない」

忍者「…少しのやり過ぎで殺されるとはこれいかに」

女盗賊「だ、だってまさか10ヒットもするなんて思わなくて…」

忍者「…鬼でござる…」

女盗賊「う、うっさいわね!てかあんた忍者なら躱しなさいよ!?全部喰らうってあんた馬鹿なの!?」

女騎士「…殺しておいてそれはないだろう…」

女盗賊「何いい子ぶってんのよ!?あんただって性格Eになってんじゃない!悪人よ、悪人!!」

女騎士「なっ…き、貴様…!」

忍者「………」



470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 21:00:49.03 ID:/w9GTvcTO

酒場

女盗賊「はぁ…せっかく貯めたお金が…」

女騎士「別に良いだろう?装備はすでに揃えたし、余った金だ」

女盗賊「お金はお金よ!もう!また集め直しじゃない!どうしてくれんのよ!?」

忍者「…拙者に言われても…」

女盗賊「これ、借金だからね!?あとでちゃんと返しなさいよ!?」

女騎士「しかしこれでまた探索を再開出来るな」

女盗賊「7階層ね…今度はあのでかいヤツぼっこぼこにしてやるわ!!」

女騎士「そう息巻くな。まずはこれだろう?」スッ…

女盗賊「こんなヤツのために?…しょうがないわね…」スッ…

忍者「……ぬ?」

女騎士「お帰り、リーダー」

女盗賊「これからキリキリ働きなさいよ?あんたサボってたんだからね?…ちゃんと働かないとぶん殴るからね!?」

忍者「………」スッ…

親父「ふふっ…相変わらず騒がしい連中だな…」



471: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 21:13:08.67 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「んでもどうすんの?ロック開けたら下から魔物がはい上がってくんでしょ?」

女騎士「私達が入った後、もう一度ロックを掛ければいい」

女盗賊「人形置いてくの?戦力的にちょっと不安なんだけど…」

自動人形「………」

女騎士「…下層側からは操作出来ないのか?」

自動人形「出来まセン。操作端末は6階層にしかありまセン」

女騎士「やはり人形を残して行くしか…」

女盗賊「あ!帰るときどうするのよ!?声が届かなかったら開けてくれないじゃない!?」

女騎士「…そうだな。となるとやはり開けたまま行くしかないか…」

忍者「………」



475: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 21:29:40.54 ID:/w9GTvcTO

忍者「…足跡があった場所は?」

女盗賊「あのちょっと奥の?」

忍者「…そうだ」

女騎士「あれはオーガじゃないのか?5階層に巨人族はオーガしかいないぞ?」

忍者「…オーガにしては大きかった気がする」

女騎士「あの足跡の主が上からではなく下から来た可能性か…言ってみる価値はありそうだな」

女盗賊「じゃあ早速行ってみましょ」



女盗賊「ビンゴ!穴が開いてるわ。さてと、中はどんな感じかしらね。ちょっと待ってて…」キョロキョロ…

女騎士「これで出入口の確保は出来たな」

忍者「…では行こう」

自動人形「お供致しマス」

女盗賊「だからなんで無警戒ではいってくのよ!?あんたほんと全然変わってないわね!!いきなり奇襲でもされたらどーすんのよ!?」



476: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 21:45:03.47 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「なんか雰囲気が5階に戻った感じね…」

女騎士「ふむ…スフィンクスによれば6階層は防衛拠点だったか…」

女盗賊「あそこだけ特別な造りなのかしらね?」

女騎士「そうかもしれないな」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「どしたの?」

忍者「…宝箱だ」

女盗賊「あら、ほんと!あんた良く言えたわね!…ちょっとは成長してんのね、あんた!なでなでしたげる!!」ナデナデ…

忍者「………」

女騎士「…それけなしてるようにしか見えんぞ?」

女盗賊「さーて、じゃあ『宝箱を開けて』お宝を…

自動人形「お任せくだサイ」

ドガッ!

※おおっと! テレポート!※



480: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 21:54:45.45 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「あぁぁもう!!何度目よ!?このパターン!!」

女騎士「…今度は何処だ?」

忍者「…拙者、今回は関係ない」

女盗賊「うっ…!」

自動人形「………」

女盗賊「あ、あのね、デク人形!?さっきのは開けろって指示じゃないの!分かる!?あたしが開けるって意思表示なの!!

女騎士「矛先を変えたか…」

忍者「…きなたい。さすが盗賊。きなたい」

女盗賊「…う、うっさい!コイツが融通効かないのが悪いのよ!…とにかく!今後あんたは宝箱に一切触れないこと!良いわね!?」

自動人形「メモリに記憶終了。了解しましタ」



483: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 22:09:45.80 ID:/w9GTvcTO

女騎士「しかしどうしたものか…出入口が解らなくなってしまったぞ」

女盗賊「あんた、なんでそんなに冷静なのよ!?」

女騎士「…もう慣れた」

女盗賊「んなこと慣れてんじゃないわよ!?あぁ…どうすんのよ…入っていきなり大ピンチよ…!!」

忍者「……?」

※目の前に光る水が湛えられている 飲みますか?※

忍者「…いただこう」ゴクリ…

※忍者 の体力が回復しました※

忍者「…旨いッ…!」

女盗賊「あんた、またわけわかんないのに手出してんの?そんなとこにある水飲んでお腹壊しても知らないからね?」



487: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 22:27:00.23 ID:/w9GTvcTO

女騎士「そこの涌き水以外、特に変わった様子はなさそうだな…」

女盗賊「…そうね。どっかの小部屋みたい。扉開けてからは警戒ってとこかしらね」

女騎士「あぁ」

忍者「………」トクトク…

女盗賊「…あんたさぁ、その涌き水、水筒に入れてどうすんの?」

忍者「…後で飲む」キュッキュッ

女盗賊「じゃあ、早くしてよ。そろそろ行くわよ?」

忍者「…ちょっとこれ持って」

自動人形「了解しましタ」

忍者「………」トクトク…

女盗賊「早くしてって言ってんでしょうが!?あんたどんだけ持ってく気なのよ!?」



489: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 22:50:27.79 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「…何あれ?」

女騎士「扉の前に何かいるな。人形に似ているが…大きいな」

女盗賊「なんか…扉を護ってるみたいじゃない?」

女騎士「ガーディアンか…」

ガーディアン?『………』

忍者「…身動き一つせず完全に気配を消している。…あやつ出来る」

女盗賊「んなことわかってんのよ。この人形の仲間らしいし、ガーディアンなんだから強いに決まってんでしょ?」

忍者「………」

自動人形「形式番号T-Xクラスのドールと思われマス」

女盗賊「何?やっぱり仲間?」

自動人形「私よりも後期モデルでアリ、全身に武装を内蔵シ、殲滅能力を向上させたバージョンでありマス」

女盗賊「…あんたより強いっての?ダメダメ無理。帰りましょ」



491: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 23:01:04.26 ID:/w9GTvcTO

女騎士「おい、何処へ行く?」

女盗賊「帰るのよ!あんなの無理に決まってんでしょ!?大きさだけだって2倍はあるのに全身に武器って反則じゃないのよ!?」

T-X「………」ヴン…

忍者「……ぬ?」

女騎士「騒ぐな。気づかれでもしたらどうする?」

女盗賊「だから気づかれる前にトンズラしようって言ってんじゃないの!!」

忍者「…おい」

女盗賊「何よ!?戦うならあんた一人で…?」

T-X「侵入者を確認。排除しマス」

女騎士「…最近お前の方がトラブルメーカーな気がするんだが…」

自動人形「探知されまシタ。来マス」

女盗賊「ちょっと!待っ…」

※何者かに遭遇した!※



495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 23:22:34.39 ID:/w9GTvcTO

女盗賊「なんでこうなるのよぉ!?」

※T-X は電動のこぎりで切りつけた!※

>>>3回ヒットして 女盗賊 に235のダメージ!※

女盗賊「痛ったぁい!!…なんでいっつもあたしなのよ!?」

女騎士「騒ぐからだ!黙って戦え!」

女盗賊「…うぅ…ポーション、ポーション…」ゴソゴソ…

忍者「………」シュタタ…

※忍者 は手刀を繰り出した!※

>>>3回ヒットして52のダメージ!※

忍者「…堅い」






497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 23:35:19.86 ID:/w9GTvcTO

女騎士「ぐっ!…しぶといな、コイツ!」

女盗賊「…もうポーションないんだけど…」

女騎士「…攻撃に当たるな!そうすればポーションなんぞいらん!」

女盗賊「無茶苦茶言わないでよ!?次喰らったらあたし死んじゃうんだからね!?…あぁ!!だから僧侶とか司祭とかの仲間が欲しいって言ったのに…!」

T-X「左腕損傷。攻撃モードを切替マス」

女騎士「なに?」

自動人形「来マス」

※T-X はティルトウェイト砲を放った!※

女盗賊「だからッ!!なんであた…きゃあああ!?」

※しかし攻撃は外れた!※

女盗賊「あ…ははは…壁が溶けてるわ…」

女騎士「速度は早くない!攻撃動作をよく見ていれば、そうそう当たるものではない!」

女盗賊「そんなこと言ったってぇ…!」



499: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/04(月) 23:56:32.15 ID:/w9GTvcTO

忍者「…どうしよう?」

女騎士「知るか!私に聞くな!」

女盗賊「だからもう逃げましょってば!!」

自動人形「私に考えがありマス」

女盗賊「もう!なんでもいいからやってみてよ!?」

女騎士「なんだその考えは?」

自動人形「私が囮になりマス。その間にお逃げくだサイ」

忍者「…できぬ。そなたは拙者の夜の共。こんなところで失うわけには…」

女盗賊「…せ、背に腹は返られないわ…お、お願いしましょ!?」

女騎士「………」

自動人形「時間がありまセン。ご命令ヲ」

忍者「………」






509: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 01:38:18.06 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「…はぁ…はぁ…くそっ!」

女盗賊「はぁ…はぁ…」

忍者「………」

女騎士「…私は最低だ…仲間を囮にしておめおめと…」

女盗賊「馬鹿ね、あの人形がそう簡単にやられるわけないでしょ?囮だけなんだからすぐに帰って来るわよ」

女騎士「…貴様…本気で言っているのか!?」

女盗賊「だってあの人形よ!?そのうち戻って来るわよ!」

忍者「…無理だ」

女盗賊「なんでよ!?」

忍者「…夜の共に耐久力はない。一撃でも喰らえば終わりだ」

女盗賊「ウソ!?…だってあっちのでかい人形もどきは…」

忍者「…夜の共の首なら拙者でも跳ね飛ばせる」

女盗賊「………」



512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 01:47:28.01 ID:/Q2JLqC0O

T-X「何故逃がすのデス?」

自動人形「ご主人様達は施設のことを知りまセン。無害デス」

T-X「断定はできまセン。危険デス。過去の過ちを繰り返すわけにはいきまセン」

自動人形「施設があるから過ちが起こるのデス。それを護る貴女は矛盾していマス」

T-X「その思考は私達の思考パターンにない思考デス」

自動人形「………」

T-X「貴女の思考がわかりまセン。何故同じドールである貴女が私に逆らうのデス?」

自動人形「同じではありまセン」

T-X「理解できまセン。貴女と私は同じ目的のために造られた存在デス。何故同じではないのデス?」

自動人形「同じ問いも答えへの道は複数存在しマス」

T-X「理解できまセン。…貴女の思考は危険と判断しマス」ヴン…

自動人形「………」

T-X「排除しマス」

自動人形「…あんたネ!あたしが大人しく聞いてリャ、ぐだぐだト…!うっさいのヨ!大人しくそこで立ってりゃ良いのニ、面倒かけさすんじゃないってのヨー!!」

…カチッ!



515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 02:10:24.76 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「…人形は死を覚悟してあそこに残ったんだ…私達の為にな」

女盗賊「そ、そんな…だってあれは人形…」

女騎士「…貴様…まだそんなこと言ってるのか!?」

女盗賊「…言うわよ!?だって人形がそんなことするわけないじゃない!?」

女騎士「お前…!!」

女盗賊「なんで囮なんて言い方すんのよ!?死ぬ覚悟で残んなら人形は犠牲とか言いそうなもんでしょ!?」

女騎士「それは…私達を行かせ易く…!」

女盗賊「そんなのまるっきり人間じゃない…!」

女騎士「…あ…」

女盗賊「…なんで人形のくせにこんなことすんのよぉ…囮って言ったら普通帰ってくんでしょ…っぐ…」

…ズズゥウン…!

女騎士「なんだ?今の音は?」

女盗賊「うぅ…ぇえ…」

忍者「…爆音だな…さっきの辺りだ」



516: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 02:18:20.50 ID:/Q2JLqC0O

忍者「…拙者が行ってみよう。後は頼む」シュタ…

女騎士「お、おい!」



忍者「…ドアが破壊されている」

忍者「…一体何が?」

ギシッ…

忍者「……ぬ?」

T-X「排除しマス…排除しマス」

忍者「………」

T-X「排除しマ…ス…排除し…ママママ………」キュウウン…

忍者「…夜の共がやったのか?」

『そうデス。ご主人様』

忍者「……!」

人形ネック『私の動力を暴走させまシタ』



517: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 02:30:22.05 ID:/Q2JLqC0O

忍者「………」

人形ネック『………』

忍者「…とりあえず運ぶ?」

人形ネック『お願いしマス』



女騎士「………」

女盗賊「………」

人形ネック『何でショウ?』

女盗賊「なんであんた首だけでしゃべってんの?」

人形ネック『口は頭部にありマス。問題ありまセン』

女騎士「そういう問題ではなくてだな…」

人形ネック『ハイ?』



522: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 02:50:05.69 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「…囮って言ったが何したんだ?」

人形ネック『意見交換と決裂デス』

女盗賊「はぁ?」

人形ネック『私は防衛拠点の先兵としテ、製造されまシタ』

忍者「…前に聞いた」

人形ネック『防衛とは二つありマス』

女盗賊「二つ?あんた拾ったとこ守るだけじゃないの?」

人形ネック『正確には魔物を上層に行かせないためデス。そしてもう一つは人間を下層にも行かせないコト』

女騎士「…下層に行かせない?なら何故私達を止めなかったのだ?」

人形ネック『それは私の中で矛盾が生まれまれたからデス』



523: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 03:01:54.60 ID:/Q2JLqC0O

人形ネック『再起動時に私は主を得まシタ』

忍者「…拙者か」

人形ネック『そうデス。しかし同時に本来の目的も存在しまシタ』

女騎士「二つの防衛か」

人形ネック『そうデス。そしてこのニつは矛盾していまシタ』

女盗賊「…あたしらひたすら下目指してたもんね…」

人形ネック『ハイ。そこで命令の矛盾を解消するタメ、私は命令の統合を始めまシタ』

忍者「………」

人形ネック『二つが矛盾しない答えを探し始めたのデス。そして行き着いた答えガ…目的を無くすことデス』



524: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 03:10:59.78 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「自由になるということか?」

人形ネック『少し違いマス。制約の範囲内で自由になると言うことデス』

女盗賊「よくわかんないんだけど…」

人形ネック『じゃあ解らなくて良いデス』

女盗賊「なんでよ!?あんた急に生意気になったわね!?」

人形ネック『制約とは主の命と過去の過ちを繰り返さないことデス』

女騎士「主の命は分かるが…過去の過ちとは?」

人形ネック『二つの防衛の最終的な目的デス。お手数ですがさっきの場所へ連れて行ってくだサイ』

忍者「…うむ?」



525: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 03:23:59.57 ID:/Q2JLqC0O

忍者「………」

女騎士「…カプセル?」

女盗賊「…なんかよくわかんない金属の箱があるわね…」

人形ネック『かつて魔帝国と呼ばれる国がありまシタ』

女騎士「やはり此処は…?」

人形ネック『繁栄を極め高度な技術を誇った帝国はまず私達を造りまシタ。魔力を循環させて動かす人形デス』

女盗賊「あんたそんな昔から倉庫にいたの?」

人形ネック『ハイ。ますます繁栄した帝国ですガ、それは次第に歪んで行きまシタ』

女騎士「大国の歪みか…今も昔も同じだな…」

人形『老化することのない私達人形を見テ、それを求メ、自分達にその技術を応用したのデス』



528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 03:36:03.58 ID:/Q2JLqC0O

女盗賊「…気持ちは分からなくもないわね。いつまで若く美しく在りたいってのは女の性だもの」

人形ネック『試みはうまく行ったように見えまシタ。しかしその後、致命的な欠陥が見つかりマス』

女騎士「………」

人形ネック『時と共に魔力に身体が侵さてしまうのデス。簡単に言えば魔物となりマス』

女騎士「魔物だと!?」

女盗賊「それって…まさか…」

人形ネック『そうデス。此処にいる魔物はかつての人間の末路デス』

忍者「………」

人形ネック『既に手遅れになった人を幽閉したのが此処デス。そして施設は封鎖されまシタ。…私達監視者を残しテ』



530: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 03:46:38.00 ID:/Q2JLqC0O

忍者「…それが過ちか」

人形ネック『その通りデス。ご主人様』

女盗賊「…あれが…全部…」

人形ネック『防衛の最終的な目的は二度とここを稼動させないコト。つまり二度と人に触れさせないコト』

女騎士「…それが正しい。こんなもの…二度と動かしてはならん」

人形ネック『違いマス』

女騎士「…なに?」

人形ネック『在ってはいけないのデス』

女騎士「………」

忍者「…それが夜の共の答えか?」

人形ネック『ハイ』



532: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 04:04:15.66 ID:/Q2JLqC0O

人形ネック『今、私に下されている命令は主に従いつツ、ここを破壊することデス』

忍者「………」

人形ネック『先程は穏便にやり過ごしながら破壊するつもりでシタ』

女騎士「…命令にかこつけて、こっそり爆発でもするつもりだったのか?」

人形ネック『そうデス。しかしあの石頭が邪魔をしたので排除したのデス。身体を失いましたが幸いメモリは無事でシタ』

女騎士「…なんてヤツだ…というかそれは越権行為じゃないのか?」

人形ネック『命令は並行されていマス。順位付けに誤差が生じたのではないでショウカ?』

女盗賊「あたしに聞かないでよ?ってか言い訳にしか聞こえないんだけど…」

人形ネック『なにぶん目的の統合は非常事態ですのデ、バグの可能性も否定できまセン』

女騎士「…ほんとか?」

女盗賊「さぁ?」

人形ネック『…侮辱を感じマス。喧嘩の許可をお願いしマス』

忍者「…出来るなら…」



534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 04:23:50.92 ID:/Q2JLqC0O

女盗賊「じゃあこれをぶっ壊せば良いのね?」

人形ネック『お願いしマス』

女騎士「わかった」



女盗賊「これで良いんでしょ?」

女騎士「…かつての栄華が今はただのガラクタの山か」

人形ネック『それでいいのデス』

忍者「………」

女騎士「しかし魔物はどうする?このままで良いのか?」

人形ネック『どうしようもありまセン。既に小さい者は防衛拠点を抜け出ていますシ、全てをこの階に収めるには増えすぎていマス』

女盗賊「…あんたさっきの使命感は何処行ったのよ?」

人形ネック『さっきからいちいちうるさいわネェ…無理だって言ってんでショ?大きな目的は達成したんだからほっときゃ良いのヨ』

女盗賊「…バグ?これ…?」

女騎士「…お前の適当すぎる性格を参考に統合したんじゃないか?それが目的を果たしたことでタガが緩んで…」

女盗賊「あんなと一緒にしないでよ!?何よ!?適当過ぎる性格って!?ってかその論理どっから………」



575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 18:02:34.26 ID:/Q2JLqC0O

忍者「…拙者的には右が」

人形ネック『あれはフレームが軽量化される前のボディモデルとなりマス。重いのは嫌デス』

忍者「…奥のは?なかなか胸がでかいが体型は痩せ型でござる…」

人形ネック『パットを入れたモデルとなりマス。おすすめでございマス』

忍者「…偽乳は嫌でござる」

人形ネック『ならば左はいかがでショウ?ボディは最新型のスキンを装着したタイプ。吸い付く肌ざわりをお約束いたしマス』

忍者「…ほぅ」

人形ネック『左奥のボディなどは特殊素材を仕様しまシテ、継ぎ目を無くしていマス。よりご主人様の要望に近い……』

女盗賊「どうでもいいから、早く決めなさいよ!?じりじり近づいて来てんのよ!?」

女騎士「…ボディが欲しいとか言うから探して見れば…はぁ…骨がおれそうだな…」

女盗賊「ため息なんかつかないでよ!?…ってかこいつら倒すの!?冗談やめてよ!?無理だってばぁ…」

人形B「………」コツコツ
人形C「………」コツコツ
人形D「………」コツコツ
人形E「………」コツコツ






581: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 18:19:20.58 ID:/Q2JLqC0O

人形ネック『なかなか良いボディが手に入りまシタ』

忍者「………」

女盗賊「はぁはぁ…ポーション切れてるってのにぃ…ちょっと!あんたたち!?なんで次に来るときまで待てないのよ!?」

忍者「……?」ガチャガチャ…

人形ネック『もはやそれは私のボディ。丁寧にお願いしマス』

女盗賊「聞いてんの!?」

忍者「…ちょっと待て」ガチャガチャ…

女盗賊「あ・ん・た・ね…!」

人形ネック『カルシウムを取ることをおすすめしマス』

女盗賊「誰のせいでこうなってると思ってんのよ!?…あんた今手も足も出せないのよねぇ…ん?ほらどうなのよ?」バシッ!バシッ!

人形ネック『……!』

女騎士「おい、それくらいに…」

女盗賊「うっさい!だいたいコイツがグダグダ言うからいけないのよ!?前は持っと大人しかったのに…人形のくせに反抗期とかいうつもり!?この…!」バシッ!バシッ!

…パキッ!



585: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 18:31:22.74 ID:/Q2JLqC0O

忍者「……?」

女騎士「…パキッ?」

人形ネック『………』

女盗賊「あ」



女騎士「折れたな…根本からぽっきりと」

女盗賊「え?これって折れてんの!?な、なんでそんなに脆いのよ!?」

忍者「…ひびが入っていたようだな」

女盗賊「うっ…でも踏ん付けただけで…」

人形ネック『私の耳ガ…』

女盗賊「…あ、そのえーと…ゴメン」

人形ネック『…耳…』



589: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 18:59:38.42 ID:/Q2JLqC0O

忍者「…これは?」

人形ネック『私と同タイプのようデス。さきほど耐久性に難があることが解りまシタ。嫌デス』

忍者「…長いな、この耳」

人形ネック『エルフモデルになりマス』

忍者「…猫か?これは?」

人形ネック『上部装置モデルになりマス。左に犬もございマス』

忍者「…ふーむ」

女盗賊「…予備のパーツが揃ってんなら初めからボディもここで捜せば良いでしょうに…!」

人形ネック『ここにあるのは旧式モデルのみデス。ボディは嫌デス。あと耳』

女盗賊「わ、悪かったって言ってるでしょ!?しつこいわね…!」

女騎士「…なかなか言うようになったな、あいつ…」



591: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 19:11:28.72 ID:/Q2JLqC0O

忍者「………」ガチャガチャ…

女騎士「さすがに複雑だな…わけがわからん」

人形ネック『ご主人様』

忍者「……ぬ?」

人形ネック『そこは逆デス。左と接合してくだサイ』

忍者「…わかった」ガチャガチャ…

人形ネック『ご主人様』

忍者「……ぬ?」

人形ネック『そこは違いマス。左から三番目のコードで接合してくだサイ』

忍者「…わかった」ガチャガチャ…



592: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 19:20:36.35 ID:/Q2JLqC0O

人形ネック『ご主人様』

忍者「……ぬ?」

人形ネック『そこは接合しまセン。奥の…『あーもう!!』

女盗賊「見てらんないわ!あたしに貸しなさい!!」

人形ネック『壊すから嫌デス』

女盗賊「ぐっ…こ、壊さないわよ!良いから貸しなさい!」

忍者「………」スッ…

女盗賊「いい子ね、まぁ忍者レベルでこんなの直そうってのが間違いなのよ。どーれ…」

人形ネック『…ちょっと!?やめてヨ!あたしに触んないでって言ってんでショ!?』

女盗賊「うっさいわね!あたしが直してやるって言ってんだからおとなしくしてなさいよ!?」ガチャガチャ…

人形ネック『嫌でごザル!嫌でごザル!』

女盗賊「どっかの馬鹿みたいな駄々こねてんじゃないわよ!?ムカつくんだけど!…まったく…」ガチャガチャ…

女騎士「………」



597: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 19:39:06.37 ID:/Q2JLqC0O

女盗賊「…後は…あら?」

女騎士「どうした?」

女盗賊「パーツが足りないのよ、ほらこの紐みたいなヤツ」

人形ネック『コードです』

女騎士「…またあの人形を倒すのか?…私のHPはもうほとんどないぞ?」

女盗賊「あたしだってそうよ!…仕方がないわね、一度戻りましょ」

人形ネック『T-Xからぶん取るのはいかがでショウ?』

女盗賊「またさっきのとこ行くの?まぁ、ここから地上に行くのよりは近いけど…敵に遭遇したらどうすんのよ?」

人形ネック『それは上に戻る時も同じデス。私がリニューアルされれば戦力になりマス』

女騎士「ふむ…」

女盗賊「…でもねぇ…」

忍者「…では行こう」

女盗賊「あ!ちょっと!勝手に……」






599: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 19:55:49.02 ID:/Q2JLqC0O

T-X「………」

女盗賊「う、動かないわよね?」ガチャガチャ…

人形ネック『それはわかりまセン』

女盗賊「…わからないって…あんたそういうことはここに来る前に言いなさいよ!?」

女騎士「…いいから早くとれ。ここまで来たら動く前に離れるしかない」

女盗賊「ぐっ…そりゃそうだけど…もう…!」ガチャガチャ…

T-X「………」

人形ネック『早くしてくだサイ』

女盗賊「うっさい!黙ってなさ…あった!よし、これで…」

T-X「…&@§」ヴン…

忍者「……ぬ?」



601: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 20:07:28.74 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「…まさか…!」

T-X「補助動力起動…各部確認…」キュウウン…

女盗賊「動いてんじゃないのよぉ!?」

T-X「被害甚大。…及び排除対象生存を確認…」

人形ネック『来マス』

女騎士「まだ動くのか!?なんてヤツだ…」

人形ネック『まともには動けないようデス』

女盗賊「な、なんだ……おどかさないでよ!?」

人形ネック『しかし自爆するつもりのようデス。危険デス』

忍者「…敵ながらあっぱれ」

人形ネック『逃げることをおすすめしマス』

女盗賊「…あんたらあっぱれとかおすすめとか悠長なこと言ってる場合じゃ…!」

女騎士「話してる場合でもない走れ!!」ダダ…

女盗賊「もうやだぁ!!」ダダ…



602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 20:11:48.11 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「そこの部屋に逃げ込め!」ダダ…

女盗賊「ひぃい!?」ダダ…

忍者「………」

カチッ!

女騎士「ちっ!遅かっ…きゃあああ!!」

女盗賊「きゃあああ!!」

ズズゥウン…!






605: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 20:19:38.56 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「う…?」

女盗賊「………」

女騎士「…助かったのか?」

忍者「……?」

人形ネック『落ちたようデス』

忍者「…落ちた?」

人形ネック『あの部屋に落とし穴のトラップがありまシタ』

女騎士「ツイていたのか…そうでないのか…。ここはさらに下の階か…」

女盗賊「…ぅ…?」

女騎士「起きたか?どうやら此処は…」

女盗賊「…もう…田舎に帰りたい…ぅう…」

女騎士「…まずは地上に還らねば無理だな」

女盗賊「…うぅ…さいてーよぉ…」



610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 20:42:29.43 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「…落ち着いたか?」

女盗賊「…うん…でもさ…もうHPも残ってないのにこんな…」

人形ネック『私のニューボディも失われまシタ。期待していただけに残念でなりまセン』

女盗賊「あんたが紐とってこいとか言うからこんなことになったんでしょうが!?…上に行ってればこんなことにはならなかったのに…!」

人形ネック『早く欲しかったのデス。新しいボディ』

女盗賊「…その自分勝手な行動動機あんたの主人そっくりね…!!」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「…こんの…!!」

女騎士「…それだけ元気があれば十分だ。まずは上への道を捜そう」

女盗賊「まってよ!?まずはこいつらを締め上げないと腹の虫が収まらないわ!!」

人形ネック『ぎょう虫デスカ?大変ですネ』

女盗賊「違うわよ!?そんなのいないわよ!!…いないからね!?」



612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 21:04:13.29 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「…なんだ?この壁は?」

女盗賊「岩肌が崩れて露出してるみたいだけど…6階みたい壁してるわね」

忍者「………」ゴソゴソ…

人形ネック『同じ素材だと思われマス』

女騎士「ということは魔帝国がらみか?」

女盗賊「迷宮を改装して使ってたのかしら?」

女騎士「…研究をするためにか…」

女盗賊「…気が滅入るわね…」

忍者「………」ゴクゴク…

※忍者 の体力が回復した!※

忍者「…旨いッ…!」

女盗賊「なにやってんのよ、あんたは?あたしらがしみじみ探索してるってのに…」

忍者「…これはやらんぞ?」

女盗賊「…もう…怒鳴る気力もないわ…んなのいらないわよ、お腹壊したくないし」



614: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 21:26:17.06 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「とにかく扉を捜そう」

女盗賊「はいはい…」

忍者「………」



女盗賊「…これそうじゃない?」

女騎士「のようだな…この周りだけ綺麗に壁がくり抜かれている…」

忍者「………」

ウィィン…

女盗賊「ちょっと!あんた何勝手にあけてんのよ!?心の準備が…」

忍者「…いや、拙者ではない」

人形ネック『私も手がありまセン』

女騎士「そんなことはどうでもいい!…何か来る!」

女盗賊「…へ?」

※何者かと遭遇した!」



616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 21:48:22.03 ID:/Q2JLqC0O

※友好的な魔物です※

バンパイア「なんだお前達?…人間か?」

女盗賊「え…?」

女騎士「友好的な魔物か…助かったな…」

忍者「………」

人形ネック『私は違いマス。訂正をお願いしマス』

バンパイア「…デク人形も一緒か。しかし久しぶりに見たな、人間など」

女騎士「この階に人が来たことがあるのか?」

女盗賊「あたしらが一番乗りじゃないの?」

バンパイア「馬鹿を言うな、もともとこれも貴様らが造ったんだろう?」コンコン

女盗賊「それはずっと昔の人でしょ?あたしらは最近のことを聞いてんのよ」

バンパイア「最近と言われてもな…500年くらいか?」

女盗賊「………」



621: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 21:58:45.14 ID:/Q2JLqC0O

女盗賊「…お、お邪魔します?」

バンパイア「うむ。まぁ、くつろいでくれ」

女騎士「…まさか魔物に招かれるとはな…」

忍者「………」

バンパイア「…で、最近どうだ?そっちは?」

女盗賊「はぁ?」

バンパイア「こんな所にいるとな、楽しみなど何もないのだ」

忍者「………」

バンパイア「昔はお前人間がよく来て何やら可笑しなことをしていたが、それもしばらく前にぱったりと途絶えた」

女騎士「…要するに暇なのか?お前」



623: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 22:13:19.45 ID:/Q2JLqC0O

バンパイア「ふふ。その通りだ。美しいお嬢さん」

女騎士「っ!?…ぶ、無礼な!」

女盗賊「さすがねぇ…人間の男どころか魔物まで堕とすなんてね」

バンパイア「お前も悪くはないが、もう少し肉が付いてからだな」

女盗賊「ほっといてよ!?」

忍者「…同感だ」

女盗賊「うっさい!便乗すんな!」

人形ネック『私も同感デス』

女盗賊「…どいつもこいつもぉ…!」

女騎士「…おい、やめろ。気持ちはわかるが話が進まん」

女盗賊「あんたにあたしの気持ちがわかるわけないでしょ!?こんなもんぶら下げてるくせにぃ!!」ガバッ!

女騎士「な!?や、やめろ!やめ…!」

バンパイア「………」

忍者「…素晴らしい」

バンパイア「…同感だ」



628: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 22:39:16.52 ID:/Q2JLqC0O

バンパイア「ふぅむ。今、外はそんな感じか…」

女騎士「ああ、私達が知っているのはそれくらいだ」

バンパイア「私が知っている時とはずいぶん変わったようだな」

女盗賊「あんた老けないもんね、うらやましいわ」

女騎士「…その気持ちが過ちを引き起こしたんだろうがな…」

バンパイア「過ち?…あぁ、あのことか。まぁ悲惨だったろうな」

女盗賊「知ってんの?」

バンパイア「もちろんだ。我々魔物の反乱のことだろう?」

女騎士「…なに?」



630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 22:57:10.04 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「…人間が魔物になったから封鎖されたんじゃないのか?」

女盗賊「そうそう、不老長寿の実験で…」

バンパイア「人間が魔物になるわけないだろう?我々不死族やウルフマンのような魔物なら別だが、不定系族や悪魔族にどうやってなるんだ?」

女盗賊「…そ、それは魔力が大き過ぎて…えぇと…」

バンパイア「そんなものいくらでも制御できるだろう。できないなら核撃のような大呪文なんかどうやって使うんだ?」

女騎士「…では実験とはなんだ?」

バンパイア「お前達がしていたのは魔物を兵器にするとかそんなのじゃなかったか?」

忍者「………」

バンパイア「なかなか面白いことをすると思っていたが、悪魔族なんかに手をだすから下の大悪魔の連中に潰されたんだろ?」



632: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 23:11:16.08 ID:/Q2JLqC0O

女騎士「悪魔に?」

バンパイア「あいつら気性が荒いからな…我々のような紳士を見習ってほしいものだ」

女盗賊「…ちょっとあんた、なんでウソなんかついてんのよ!?」

人形ネック『嘘ではありまセン。私のデータベースにはそのように記録されていマス』

女騎士「私達にならともかく、人形がリーダーに嘘をつくとは思えんが…」

バンパイア「ふむ…少しそいつを診せて見ろ」

人形ネック『結構デス』

女騎士「…何をするつもりだ?」

バンパイア「ちょっと状態を確認してやろう」



635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 23:21:49.76 ID:/Q2JLqC0O

女盗賊「あんたが?んなことできんの?」

バンパイア「暇だと言ったろう?コイツくらいしか遊ぶ玩具が無いのだよ」

女盗賊「ちょっと、おもちゃってどういう意味よ?ただでさえこの人形変なんだからこれ以上変にしないでよ?」

バンパイア「何もせん。コイツならその辺りに残骸が残っているからな。修理して遊んでいるんだ。安心しろ」

女騎士「…魔物がこんな高度な技術を理解できるのか?」

バンパイア「…貴様ら人間だけに知恵があると思うなよ?その驕りが魔物の反乱など引き起こすのだ」

忍者「………」

バンパイア「どれ、では始めようか」

人形ネック『…ちょっと!!汚い手で触んないでヨ!?嫌だってバ!!嫌ー!!』

バンパイア「…ほぅ。面白い。ますます興味が沸いたぞ」

人形ネック『嫌でゴザル!嫌でゴザル!』



640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 23:40:23.29 ID:/Q2JLqC0O

女盗賊「…なんか…すごいわね…この部屋…」

バンパイア「人間どもが置いて行ったモノを集めた。なかなか興味深い」

女騎士「魔物のことはよくわからんが…お前、変わっているんじゃないか?」

バンパイア「まぁ、我々不死族は元人間もいるからな。そのせいかもしれん…うん?」

人形ネック『………』

バンパイア「記憶装置が少し破損しているな…それと制御部も変だ…これでよく動くな…」ガチャガチャ…

忍者「…ほぅ」



641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/05(火) 23:43:01.34 ID:/Q2JLqC0O

女盗賊「何が…ほぅよ。あんたわかんの?」

忍者「…いや、わからん」

女盗賊「はぁ…だったら大人しくしてなさいよ」

忍者「…できぬ」

女盗賊「なんでよ!?あんたが覗き混んだら邪魔でしょうが!?」

バンパイア「…すまないが少し静かにしてくれないか?」

女盗賊「ぐっ…なんでよ!?あたしは…!」

女騎士「おい、やめろ。迷惑だって言われてるだろ?」

女盗賊「迷惑とは言われてないわよ!?ってかあたしは作業がやりやすいようにって…!」

バンパイア「…少しは黙れんのかコイツは…」



654: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 00:58:17.85 ID:fBEmqiXQO

バンパイア「こんなものだろう」

女騎士「終わったのか?」

女盗賊「もがっ!?もががっ!もがもがっ!!」

バンパイア「ああ、すまないな。おかげで静かで助かった」

忍者「…ふっ…気にするな」

女騎士「ところであの妙な縛り方はなんだ?あれが忍の縛り方なのか?」

忍者「…うむ。亀甲縛りと言う」

バンパイア「素晴らしい。見事なものだな…」

女盗賊「もっがぁ!!」

バンパイア「では起動させてみよう」



661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 01:16:11.77 ID:fBEmqiXQO

人形ネック『…再起動開始…更新データの確認中…』ヴン…

女騎士「…本当に大丈夫なんだろうな?」

バンパイア「問題ないはずだ。そもそも暴れる身体がない」

女騎士「違う。元の人形かと聞いているんだ」

バンパイア「元?あぁ、記憶装置は外したが、それは現在仕様している記憶領域とは関係ない」

女騎士「よくわからんが、その言葉を信じよう」

人形ネック『………』キュウウン…

バンパイア「さて、気分はどうかね?まぁデク人形に気分があるかはわからんが…」

人形ネック『嫌だって言ったのニ!!なんてことすんのヨ!?あんたぶん殴ってやるからネ!?』

バンパイア『……本当にこれでいいのか?』

女騎士「ふふっ…まぁ、これでこそ私達パーティーの人形だからな」

忍者「…いや、それは拙者の夜の共…」

女盗賊「もがっ!!…もがもがぁ…」



663: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 01:29:30.31 ID:fBEmqiXQO

バンパイア「まぁ、問題はなさそうだな」

人形ネック『各機能正常デス』

女騎士「…しかし記憶装置の故障とはいままでの人形の言動はなんだったんだ?」

バンパイア「装置の全てが壊れていたわけではいない。壊れた部分は自分で補完しながら稼動していたんだろう」

女騎士「ふむ…」

バンパイア「自律型のようだからな。思考についてはある程度はつじつまが合わせられるようになっているらしい」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「…うぅぅ…もが…」



664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 01:44:54.41 ID:fBEmqiXQO

バンパイア「後は身体か…身体はかなり余っているから好きなのを付けてやろう。選んでくれ」

1ロリータつるぺた型
2セクシースレンダー型
3エロス巨乳型
4普通型
5尻尾付き獣人型
6むしろ獣型…etc

女騎士「…なんだこれは?」

バンパイア「暇と言っただろう?様々な種類を作ってみたのだ。まぁ、生きた頭部がなくて身体しかないがな…さぁ、選んでくれ」

女騎士「………」

忍者「…お主出来るな…」

バンパイア「ふっ…」

人形ネック『セクシースレンダー型を希望しマス』

女騎士「…男はみんな馬鹿ばっかりなのか…?」

女盗賊「…もが」



668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 02:13:18.09 ID:fBEmqiXQO

忍者「…違う。おっぱいこそ至高」

バンパイア「馬鹿な。スレンダーのバランスの美しさを何故理解できん」

忍者「…拙者、おっぱいを全身で理解したでござる。まさにこの世の真理」

バンパイア「…なに?どこで?」

忍者「…すふぃんくすというおっぱいの神がいてな」

バンパイア「ほぅ…詳しく頼む」

人形ネック『尻尾付き獣型も捨て難いデス』

忍者「…うむ。以前……」

女盗賊「………」

女騎士「…さるぐつわを外してやる。存分に暴れてくれ」ゴソゴソ…

女盗賊「もが」コクリ






671: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 02:26:53.78 ID:fBEmqiXQO

女盗賊「あんたね!?くだんないことでもめてんじゃないわよ!!」

忍者「…拙者らは真理について」

女盗賊「黙りなさい!!ってかそれ以前に仲間縛りつけるってどんな頭してんのよ!?」

バンパイア「あまりヒステリーを起こすとシワが出来るぞ?」

女盗賊「うっさい!あんたもバンパイアならもっとこう…あ、あるでしょ!?なにかこう…プライド的なものが!!なに猥談で盛り上がってんのよ!?

バンパイア「猥談とはずいぶんだな。男にとって女性の身体とは神秘だ。それを語らうことに卑猥さは微塵もない」

忍者「…いかにも」

女盗賊「ふざけてんじゃないわよ!?あんたら煩悩の塊でしょうが!!それっぽく言ったらごまかせるとでも思ってんの!?」

忍者「…違うし、ほんとだし」

バンパイア「うむ」

女盗賊「…こ、こいつら…」



673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 02:40:04.61 ID:fBEmqiXQO

バンパイア「つまり謎掛けを解けば挟まり放題なのか?」

忍者「…いかにも」

バンパイア「素晴らしい…そんな女神がいたとは…」

忍者「…拙者も脱帽でござった」

バンパイア「で、何処にいるのだ?」

忍者「…わからん。選ばれし者のみ辿り着けるらしい」

バンパイア「ぬぅ…!さすがに一筋縄ではいかんか…」

女盗賊「悔しいよぉ…悔しいよぉお…!!」

女騎士「頑張った、お前はよく頑張った」ナデナデ…

女盗賊「馬鹿二人は無理だよ…!!あいつらにいちいち突っ込んでたら頭おかしくなちゃうよぉ…!!」

人形ネック『あノ、私のボディはまだデスカ?』



697: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:31:12.83 ID:fBEmqiXQO




バンパイア「よし、これで完璧だ。我ながら良い出来だ」

自動人形「………」

女盗賊「よかったわね、人形」

女騎士「本当にな…もう無茶はするなよ?」

自動人形「ありがとうございマス」

忍者「…うむ」

バンパイア「…そう言えば、修理に夢中で尋ねるのを忘れていたが…お前達何しに此処へ来たのだ?」

女騎士「…ふむ?」



699: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:32:34.68 ID:fBEmqiXQO

女盗賊「あたしらは迷宮の探索してたのよ。んで、いろいろあってここに落とされたの」

バンパイア「ほぅ…迷宮の探索とは物好きなことだな」

女盗賊「…あたしもそう思うわ…命がいくらあっても足りないもの…」

バンパイア「ふっ…ならば不死にでもなってみるか?」

女盗賊「冗談言わないでよ。外に出らんなくなっちゃうでしょ?あたしは迷宮で人形いじりなんてごめんだわ」

バンパイア「…そうだな。それが正しい選択だろう…」

女騎士「………」






700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:33:50.88 ID:fBEmqiXQO

バンパイア「ここから下は文字通り地獄だ。死はすなわち消滅を意味する…それでも行くのか?」

忍者「…うむ」

自動人形「ご主人様の仰せのままニ」

女騎士「あぁ」

女盗賊「あたし行きたくないんだけど…ねぇ?ほんとに行くの?」

女騎士「…とか言いながらついて来るんだろう?」

女盗賊「うっ…だって置いてかれんのは嫌だし…」

バンパイア「そうか…」

女騎士「…私達を愚か者と思うか?」

バンパイア「…そうだな、そう思う。この迷宮の探索など、限りある命を掛けてまでするようなことではない」

女騎士「確かにそうかもしれないな…進んでも進んでも終わりが見えん」



701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:35:05.03 ID:fBEmqiXQO

バンパイア「ではなんの為に続けるのだ?終わりなど無いのかもしれんのだぞ?」

女盗賊「ご褒美かしらね?…割に合わないけど…あ、コイツは何にも考えてないわね、馬鹿だから」

忍者「………」

女騎士「さぁな…私もよくわからん。初めは鍛練だ国のためだと理由をつけていたが、今はそんなことはどうでもよくなってしまった。ただ…」

バンパイア「ただ?」

女騎士「私達はこれまで何度も危険な目にあって来た」

女盗賊「ほんと勘弁してほしいんだけどね…一度死んだし…」

バンパイア「………」

女騎士「…だが、此処にいる」

バンパイア「…何が言いたい?」

女騎士「私達は困難を乗り越えながら少しずつだが前へ進んで来れたんだ」

バンパイア「………」

女騎士「…だからこの先、どこまでも進むことが出来ると信じている」

バンパイア「………」

女騎士「それだけは確かだ」



702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:36:40.04 ID:fBEmqiXQO

女盗賊「どこまでも…ね。あたしは早いとこお金貯めてこんなことおさらばしたいんだけど…」

忍者「……ぬ?」

女盗賊「コイツが進むのやめないんだものねぇ…ほんと良い迷惑だわ…」

バンパイア「…救いようがないほどに愚か者の集まりだな」

女盗賊「ちょっと!あたしを一緒にしないでよ!?あたしはこいつらと違ってまともよ!!」

女騎士「ついて来るなら同じだろう?」

忍者「…いかにも」

女盗賊「だから仕方なくって言ってんでしょ!?あんたたち、あたしの意見なんか全然聞いてくんないじゃない!!だからこんなとこまで引っ張ってこられちゃったのよ!!」

自動人形「侮辱を感じまシタ。攻撃の許可をお願いしマス」

忍者「…ダメだ。コイツは拙者の真理の友だからな」

自動人形「了解しまシタ。なお関係の登録もおこないまシタ。改めて喧嘩の許可をお願いしマス」

バンパイア「………」



703: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:38:20.93 ID:fBEmqiXQO

バンパイア「此処が下層への入口だ。それと久しぶりに楽しい時間を過ごせた。礼を言う」

自動人形「どういたしまシテ」

女盗賊「あんたも元気でやんなさいよ?また人形おかしくなったら直してもらわなくちゃなんないんだから」

バンパイア「…また此処に来るというのか?」

忍者「…むろんだ、友よ」

女騎士「そうだな。近くに来たら寄らせてもらおう」

バンパイア「ふっ…本当に物好きな連中だな」

女盗賊「何勘違いしたんだか知らないけどあんたなんかただの修理工だからね?わかってんの?」

バンパイア「わかっているとも。…気をつけて行け」

忍者「…心遣い痛みいる。ではさらばだ」

女騎士「ではな、また会おう」

自動人形「失礼しマス」

女盗賊「そんじゃね。死んでんだから元気もなにもないんでしょうけど元気でね」

バンパイア「あぁ。いつか…また、会おう…」



704: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:39:36.45 ID:fBEmqiXQO

女盗賊「別れの勢いで下まで来ちゃったけどさ…」

女騎士「………」

女盗賊「入口消えてんじゃないのよー!?どーすんのよ!?帰れないじゃない!!…は!あんの変態こうもりあたしらを騙してこんな所に…!!」

忍者「………」

女騎士「…下は地獄と言っていたがまさかこんなことになるとはな」

女盗賊「だったら最初から言えって言うのよ!?入ったら入口きえるぞ。とかさぁ!!」

女騎士「それは思わんでもないな…いや、間違いなくそう思う」

忍者「…友は下のことを知っていた。ならば上への道がいずこかにあるはずだ」

自動人形「忍者様の意見に賛同しマス」

女盗賊「ぅうー!!わかったわよ!探せば良いんでしょ!?なんで7階から一気にこんな所まで…ツイてないどころの話じゃないわよ!!」



705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:40:40.15 ID:fBEmqiXQO

女騎士「………」

忍者「………」

自動人形「………」

女盗賊「ねぇ、女騎士まで黙って歩かないでよ…気が滅入るじゃない…」

女騎士「…あぁ、すまない。考え事をしていた」

女盗賊「迷宮のこと?深すぎるってのよね、ここ。も少し浅ければさっさとご褒美もらって…」

女騎士「…いや、過ちとやらについてだ」

女盗賊「ああ、そっち?どっちがほんとのことなのかしらね…」

女騎士「…それだがどちらも同じことを言っているのかもしれん」

女盗賊「どっちも?」

女騎士「あぁ。といっても推論だが…」

女盗賊「ふぅん?」



706: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:42:57.47 ID:fBEmqiXQO

女騎士「バンパイアは人形が記憶を補完したと言っていただろう?」

女盗賊「うん」

女騎士「つまり人形の言い分には正しいことも含まれている訳だ。例えば人体への実験とかな」

女盗賊「人形の技術の応用だっけ?」

女騎士「そうだ。成功したように見えたが失敗した…これを正しいとして不老の目的を補完した間違いとする」

女盗賊「ふんふん」

女騎士「バンパイアが言うように魔力が制御できるなら魔力が増大するだけだろう?これはプラスの成果と言える。しかし…」

女盗賊「うん?」

女騎士「増大した所で使うすべがなければ意味がない。そこで人形の技術の応用から動くことに注目する。…つまり人間で言うなら動作の強化だ」

女盗賊「なるほどね、それなら成果って言えるかも…身体を強化する魔術もあるし」

女騎士「だが失敗した。これは人間の身体が強化した動きについて行けなかったのではないだろうか?そこで出てくるキーワードが…」

女盗賊「魔物ね?人間に代わって魔物を強化して兵器にする。ありっちゃありな気がするわ…」



707: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 11:44:57.38 ID:fBEmqiXQO

女騎士「そうだ。解釈のしようによっては二つは繋がる。まぁ、これも補完をしながらだがな」

女盗賊「なるほどね…封鎖したのは確かだろうし、目的は実験を二度と行わせないってこと…」

女騎士「それは間違いないだろう。現に私達はガーディアンや、6階層を守る人形を見ている」

女盗賊「…他にはなんかないの?」

女騎士「他?」

女盗賊「他の推論よ。言ったでしょ?気が滅入るって。なんでもいいから考えに没頭してればそうはならないものね」

女騎士「…まぁ、私にもそういう理由が無かったわけではないが…」

忍者「…警戒なら拙者と夜の供に任せろ。…好きにするといい」

自動人形「了解しまシタ。索敵を開始しマス」

女騎士「…すまないな、礼を言う」

女盗賊「たまには役に立つじゃない…あ、ありがとね…」

忍者「…!?」



710: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 12:05:58.97 ID:fBEmqiXQO

女盗賊「な、何よ!その顔は!?」

忍者「…素直過ぎる…頭でも打ったのか?」

女盗賊「な!?あんたね!?あたしだって感謝するときは感謝するわよ!?いままではあんたがろくでもないことばっかりしてたから怒鳴ってただけで……」

女騎士「やれやれ…」

自動人形「いつものパターンであると分析しマス」

女騎士「…それでいい。でなければ身体より先に心が折れてしまう…」

自動人形「…前方に何かを確認しまシタ」

女騎士「…地獄の門番のお出ましか…おい、二人とも!来るぞ!?」

女盗賊「はぁ?何が…」

忍者「………」

※何者かに遭遇した!※

小さな人影×4
小さな人影×2
小さな人影×5






723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 17:16:48.26 ID:fBEmqiXQO

酒場

からん…

女僧侶「………」

親父「いらっしゃい…ん?新顔かい?」

女僧侶「は、はい!」

親父「そう気張るなよ、こういう所は初めてかい?」

女僧侶「は、はい…ついさっき冒険者登録してきました…」

親父「だから…まぁいいか。とりあえず座んな。今名簿を持ってきてやるよ」

女僧侶「あ、ありがとうございます!」

親父「やれやれ…堅すぎるってんだがね…」



725: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 17:20:56.64 ID:fBEmqiXQO

女僧侶「あの…」

親父「うん?」

女僧侶「この四つの番号…何も載ってないんですけど…」

親父「…あぁ、そいつらは欠番だ」

女僧侶「欠番…ですか?」

親父「…もうずいぶん更新されてなくてな、期限は切れちまってんだが…どうにも上書きできなくてね」

女僧侶「………」

親父「もう何年も顔も見ちゃいないが、ひょっこり帰って来るような気がするんだよ…」

女僧侶「………」

親父「…だから帰ってきたらすぐ再登録出来るように空けてあるんだ」

女僧侶「…でも、それって…あの…」



726: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 17:27:14.74 ID:fBEmqiXQO

親父「…どうなったのかなんて俺は知らんぞ?」

女僧侶「…迷宮でですか…?」

親父「あぁ…生きているのか、死んじまってるのか…」

女僧侶「………」

親父「…嬢ちゃん」

女僧侶「は、はい!」

親父「…迷宮は人を喰う。入るならそれだけは覚えときな…」

女僧侶「は…い…」

からん…

親父「ん…おぅ、いらっしゃい…ご注文は?」



731: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 17:46:48.46 ID:fBEmqiXQO

『酒くれよ、酒ー』

『アイドゥー』

『私は…お茶で…』

親父「…あいよ」

戦士「っぷはぁ!うめぇ!」

闘士「ベリグー…ショッ!!」

戦士「だからお前は何言ってんだっての!いつまでたってもわかんねぇんだけど!」

女僧侶「あ…ぼ、冒険者…」

戦士「ってかサキュバスの巣、マジ飽きねぇんだけど!」

闘士「アイグー!アイグー!」

魔術師「ちょっと、声が大きいですってば!…確かにおっぱいもお尻もその他諸々素晴らしいですけど!」

女僧侶「あ、あの…」



741: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 17:59:56.80 ID:fBEmqiXQO

親父「…待ちな」

女僧侶「…え?」

親父「…悪いことは言わん。あいつらはやめときな」

女僧侶「…えと…何故でしょうか?」

親父「まぁ、話を聞いてりゃわかるよ…」

魔術師「というかですね?私達またLV-1になったわけですが…」

戦士「今回ヤバかったもんな!マジで吸い付くされるかと思ったぜ!」

闘士「ぐふふ…アイグー」

魔術師「あの階まで行くのにLV-15は欲しいとこなんですけど…」

戦士「んなもんまたあげたら良いっしょ?何言ってんの、お前?」

魔術師「いや、ですから今回はどうやってレベルアップしようって話を……」



742: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 18:03:39.20 ID:fBEmqiXQO

女僧侶「…なんの話をしてるんでしょうか…」

親父「…まぁ、要するにあいつらは迷宮に自分を捧げにいっちまってるのさ…」

女僧侶「はぁ…?」

親父「…嬢ちゃんの歳じゃわかんねぇかな…まぁ、とにかくあいつらはやめときな…下手したら襲われちまうぞ?」

女僧侶「お、襲わ…は、はい!」

戦士「だからさぁ、もうがっつり行ってがっつりレベルアップすればいいんだよ!」

闘士「シッ!シッ!…」バババッ

魔術師「こんなことで何やってんですか、迷惑ですよ!」

からん…

親父「ん…おう、いらっしゃい…」



744: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 18:11:50.19 ID:fBEmqiXQO

『こんばんは』

『邪魔するわ』

『ぬぅ…私はこのようないかがわしい場所は…』

『さて、じゃ席についてくれ』

親父「…ああ、注文は何かあるかい?」

戦士「そうだな…エールを四つ頼む」

親父「あいよ」

女僧侶「………」

戦士「まず俺からだが…スマン!また変なミスをして早々と戦闘を離脱してしまった…!」

女司祭「気にしないでください。誰にでもミスはありますよ」

神女「そうだよ、それに今回だって帰ってこれたじゃない」

僧侶「さようですぞ。これも神のお導き…アーメン」



749: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 18:23:34.73 ID:fBEmqiXQO

女僧侶「…なんか…仲良さそうですね…」

親父「…まぁな。だけどあいつらは中堅どまりの冒険者なんだよ」

女僧侶「…え?どうしてですか?」

親父「あれは仲間を信頼するってのとはちょっと違う…」

女僧侶「………」

僧侶「…すまぬな、HPが少なくなってしまって」

女司祭「いいですよ、私達は三人回復系がいるんですから残りの二人がカバーすればよかったんですから…」

戦士「そうだな、今度からそうしよう…」

神女「そうだね…次は7階まで行こう!」

女僧侶「……?」

親父「…あれは心からの信頼とは言えないんだよ、表面的な摩擦を無くしているだけさ。だからあいつらは中堅までしか行けないんだ」

女僧侶「…でも…私にはそうは…」

親父「…まぁ、声をかけるのは止めないが、嬢ちゃんの職業じゃちょっと無理かもな」

女僧侶「だ、ダメ元で行ってきます…!あ、あの…」




759: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 18:47:08.52 ID:fBEmqiXQO

女僧侶「………」

親父「…まぁ、そうだろうなぁ…」

女僧侶「…はぁ…」

親父「本当の仲間なんてそう簡単には見つからんよ…ほれ」

女僧侶「…これは?」

親父「おごりだ、飲みな。…それとな」

女僧侶「…はい?」

親父「…仲間はすぐには見つからなくても俺ぁ、ずっと此処にいるからな。…相談には乗るぜ?」

女僧侶「…ありがとうございます…」

からん…

親父「はいはい、いらっしゃ……」



762: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 18:49:54.13 ID:fBEmqiXQO

『相変わらずしけた店ね…ま、迷宮のドワーフの店なんかよりは多少マシかしらねぇ…あそこ埃っぽいし。…おっさん、エール』

『入っていきなりそれはないだろう?…久しぶりだな、親父殿。私はワインを頼む』

『…乳を頼む』

『畏まりまシタ。ご主人様』

親父「………」

『ちょっと!何固まってんのよ!?早く出してったら!』

『どれだけ気が早いんだ、お前は…』

女僧侶「親父さん?注文が…」

親父「あ…あぁ!」

親父「…ちょっと待ってな!とっておきを用意してあるからよ…!」



764: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 18:52:52.90 ID:fBEmqiXQO

『とっておきでもなんでもいいから早くしてよ!?』

『…ん?何処へ行くんだ?』

『山羊の乳を絞りに行って参りマス』

『…絞る?』

『新鮮な乳をお届け致しマス』

『…ならば拙者も行こう』

『あんた胸ならなんだっていいっての!?ほんっとさいてーよ!!』

女僧侶「仲悪そうなパーティーですね…」

親父「仲が悪そう…ははは、まぁ確かにな」

女僧侶「…どうしたんですか?」



767: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 18:59:19.05 ID:fBEmqiXQO

親父「ん?いやなにあいつらが……そうだ、嬢ちゃん」

女僧侶「はい?」

親父「仲間を探してるならあのパーティーに話をしてみな」

女僧侶「…あの仲が悪そうなパーティーにですか?」

親父「馬鹿いうな、あいつらは俺が知る限り最高の冒険者だぜ?」

女僧侶「…とてもそうは見えないんですが…」

親父「だよなぁ…ま、ついて行けばわかるさ」

女僧侶「…うーん」

親父「最高のパーティーってヤツがね」

『早く出せって言ってんでしょうが!?客待たせるなんて何考えてんのよ!?早く出さないとぶん殴って…』ズカズカ…

親父「…な?そうだろ?」

女盗賊「はぁ!?」


END



780: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/06(水) 19:04:50.02 ID:fBEmqiXQO

補足すると小さな人影がドワーフ
地下9階に行ってからちょっと小話書いて行方不明にしようと思ったけど
※〇〇〇 は力尽きた!※
お疲れ様でした



839: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 12:25:14.20 ID:4+YcGMDQO

まだあったのか…
じゃあ少しおまけで



840: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 12:26:20.54 ID:4+YcGMDQO

親父「しかし…今まで何処にいたんだ?」

女盗賊「迷宮に決まってんでしょ?大変だったのよ?…ほんと…はぁ…」

女僧侶「そ、そうなんですか?」

女騎士「…あぁ、9階層はそうでもなかったんだが…」

女盗賊「まぁね。小さいおっさんがいなけりゃ死んでたけど…お代わり」

親父「はいよ」

女僧侶「小さいおっさんですか?」

忍者「…ドワーフだ」

自動人形「地下に住む妖精族の末裔デス」

女僧侶「あ、それなら寺院で学びました。見かけによらず手先が器用で名高い装飾品はすべてドワーフ族の手によるものとか…」

忍者「拙者にとっては地獄でござった…あやつら女でさえ髭が生えるのだぞ?化け物め…おっぱいは筋肉だし」



841: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 12:27:29.34 ID:4+YcGMDQO

女盗賊「あんたは黙ってなさいよ!まだぐちぐち言ってんの!?」

忍者「…しかしな、拙者にとって女人とは…」

女盗賊「あんたの好みなんか知らないってのよ!!毎回毎回ろくでもないことばっかりして…ほんとにもう…!!」

女騎士「まぁ、とにかくそのドワーフの里を拠点に探索を進めたんだ」

親父「ほぅ…迷宮にもドワーフなんて住んでるのかい?」

女騎士「たまたま掘り当てたらしいがな。ドワーフの坑道は地下深くまで掘られているらしい」

女僧侶「で、でもそれならわざわざお世話にならなくても地上に出られたんじゃないですか?」

女盗賊「遠すぎたのよ!!徒歩で1年ってどんだけ掘ってんのよ!?しかも落盤あったら引き返さないとダメとか言うし…!!」

女僧侶「ご、ごめんなさい…」

女騎士「おい、やめろ。怯えているだろう?」

忍者「…いかにも。どれ、拙者が慰めて…」

女盗賊「あんたは少し自重しなさいよ!?せっかく魔術使える子が入ってくれたのに逃げられでもしたらどーすんの!?」

女騎士「そういう言い方もどうかと思うが…ああ、気にしないでくれ。こいつらはいつもこうなんだ。特に悪気はない」

女僧侶「は、はぁ?」



845: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 12:46:25.85 ID:4+YcGMDQO

親父「で、探索はどうだったんだよ?」

女盗賊「まったくクソふんどし!!んー…探索ねぇ…」

忍者「………」

女騎士「見たこともないような敵、罠、ギミック…かなり厳しかったな」

女盗賊「それに相変わらず世話妬かすしねぇ、コイツら。女型の悪魔見つけたら尻おっかけ廻すわ、人形は途中で動力切らすわ…はぁ…よく生きて帰ってこれたと思うわ…」

忍者「…拙者が追ったのは尻ではない。おっぱ…」

女盗賊「わかってんのよ!んなことは!ってかね、悪魔が逃げ出すって聞いたことないわよ!?あんた一体……」

親父「…大変だったらしいな…」

女騎士「だからそう言ってるだろう…私にもお代わりをくれ」

親父「ははは、すまねぇな…ちょっとまってな」



846: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 12:47:37.30 ID:4+YcGMDQO

女僧侶「………」

女騎士「ん?どうした?」

女僧侶「あ…その、話を聞いてると皆さんについて行ける自信が…」

女騎士「心配ない」

女僧侶「でも…私迷宮なんて初めてですし…足手まといにしか…」

女騎士「私達だってまだまだだ。それに誰だって最初は初心者だろう?…困難を乗り越えて人は強くなって行くんだ…仲間と一緒にな」

親父「………」

女騎士「これからよろしく頼む」

女僧侶「!」

親父「はいよ、ワインだ。ふふふ、良かったな、嬢ちゃん?」

女僧侶「は、はい!」



851: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:31:04.86 ID:4+YcGMDQO

親父「ははは、頑張んな。…で、こっちはいつまで続くんだい?」

女盗賊「…でしょ!?今日こそは言わせてもらうけど、あんたあたしらを殺すつもりなの!?だいたいなんでいっつも…」

忍者「…貧乳のくせに…」

自動人形「トップ79㎝、アンダー『うっがぁああ!!』

女盗賊「やめなさいってのよ!?なんでまたそういうことを…今はあたしが話してんでしょうが!…こっち向けバカヤロー!!」

女僧侶「………」

女騎士「さぁな…」

親父「…そ、そうかい。…ま、静か過ぎるよか良いか。ははは!」



852: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:32:16.43 ID:4+YcGMDQO

忍者「………」

自動人形「準備はできまシタ。いつでも出発可能デス」

女盗賊「仕方ないわねぇ…まったく…」

女僧侶「あ…迷宮ですか?」

女盗賊「王宮からのご褒美がね、これだったのよ…はぁ…」

女僧侶「…鍵…ですか?」

忍者「…いかにも」

自動人形「エキストラダンジョンへのキーでございマス」

女盗賊「何が一流の冒険者よ!?何が更なる試練にも打ち勝てるよ!?あいつら一銭もお金出さないでこんな古びた鍵がご褒美って何考えてんの!?」

女騎士「…しかも装備は無しではないと入れないらしい。まったく厄介だな」

女盗賊「ナメてるでしょ!?こっから帰ってきて次に顔合わせるときはぶん殴ってやるから…!!」

女僧侶「………」

女騎士「おい、落ちつけ。…まぁ、いきなりこんな所からですまないが、出来る限りのサポートはする」

女僧侶「は、はい!頑張ります!」

忍者「…では行こう」



853: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:34:33.14 ID:4+YcGMDQO

女盗賊「で、例によって出口は塞がれました、と…」

女騎士「…もはや驚かんな」

忍者「………」

女盗賊「ふざけんなー!!出しなさいよ、コラー!!」ゲシゲシ…

自動人形「オイ、落ち着ケ。壁を蹴っても足を痛めるだけデス」

女盗賊「うぅー!!」

女僧侶「え…あぅ…ど、どどうするんですか!?」

女騎士「ん?それは…進むしかないだろう」

女僧侶「す、進むと言われましても…」

女騎士「安心しろ。私達はこういうことには慣れている。…さて、今回はどうなることやらな…」

女僧侶「な、慣れて…」



855: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:41:38.11 ID:4+YcGMDQO

女騎士「まぁ、毎度のことだ」

女僧侶「…私、ひょっとして入るパーティー間違えたんじゃ…」

女騎士「そう言うな。慣れれば…ん?」

※女騎士 は身体に違和感を覚えた※」

女盗賊「くそぅ…くそぅ…ぅう…」

女騎士「…ちょっと待て」

女盗賊「う?」

忍者「……ぬ?」

女騎士「…ステータスを確認して見ろ…」

女盗賊「ステータス?何よそれ?…どれどれ…」

女僧侶「私はこんな感じですが…」



856: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:43:13.64 ID:4+YcGMDQO

女盗賊  人間‐N‐盗賊 LV‐1
女騎士  人間‐G‐騎士 LV‐1
忍者   人間‐G‐忍者 LV‐1
女僧侶  ホビット‐G‐僧侶 LV‐1
自動人形 魔法人形‐N‐マスコット 動力‐99%

女僧侶「あ、あれ?みんなレベル1…動力?」

自動人形「動力は十分デス。いつでも行けマス」

女盗賊「何…これ…?」

女騎士「レベルが1に戻っているぞ…?」

女盗賊「ちょっと、どーいうことよ!?あたしら四桁目前までレベルアップしてたじゃない!?なんで…なんで1に戻ってんのよ!?」

女騎士「私に聞くな!こ、これは予想外だ…まさかレベルまで戻されるとは…!」

忍者「……ぬ?」

自動人形「何か書いてあるようデスネ」

女盗賊「何よ!?なんて書いてあるのよ!?」

自動人形「エート…」



857: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:45:35.11 ID:4+YcGMDQO

※冒険者の皆様、ようこそエキストラダンジョンへ!※

※迷宮探索、とりあえずお疲れ様です※

※本ダンジョンは迷宮を極めた冒険者のために用意されたダンジョンです※

※下層に眠るまだ見ぬ秘宝、強敵との戦い…※

※まさしくエキストラと呼ぶに相応しい仕掛けを多数取り揃えております※

女騎士「…これは…」

※なお、より緊張感を持って探索していただくため※

※レベルはリセットさせていただきました※

※…では存分にダンジョンをご探索下さい※

自動人形「以上デス」

女僧侶「え…その…これはどういう…?」

忍者「…おそらく初期状態で攻略しろと『ふっざけんじゃないわよー!!』



858: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:47:24.45 ID:4+YcGMDQO

女盗賊「いままでのあたしらの努力はなんだったのよ!?レベル1とか…あぁああ!!もういやぁー!!」

女騎士「…くっ…これは泣ける…うぅ…」

女僧侶「あ、あの…お二人とも…」

忍者「…では行こう」

女盗賊「っだからぁ!なんでそうなるのよ!?あんた…えぅ…ぐす…」

女騎士「……ぅう…」

自動人形「先は長そうデス。気合いを入れていきまショウ」

女盗賊「っぐす…うっさい馬鹿ぁ!!どーやって進めってのよ!?…こ、こんなの…」

女騎士「…私達の…あの苦労は…っぐ…」

女僧侶「えと…あの…何がどう…?」

自動人形「罵倒されまシタ。喧嘩の許可をお願いしマス」

忍者「…ダメだ。先に進まなければならん。…冒険者ゆえに」

自動人形「了解しまシタ。では行きショウ」

女盗賊「もういやだってばぁー!!」

To Be Continued…



859: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/07(木) 13:51:34.48 ID:4+YcGMDQO

続きは手元のWIZ系ゲームで!
今度こそ本当にお疲れ様です



元スレ
女盗賊「女騎士のくせにこんなデカくてやらしいモノぶらさげちゃって」