1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 00:49:22.87 ID:43PRvHEW0

~ごらく部~

京子「前にあかりがいたと思ったら違ったってことあったじゃん?」

結衣「ああ…あったねそんなこと」

ちなつ「正直あの時はぞっとしましたね……」

京子「今後こんなことがまた起きたら怖いからさ、ちょっと除霊でもしてみない?」

結衣「そうだな…ちょっと大げさかも知れないけど、それぐらいはした方がいいかもね」

ちなつ「私も賛成です、もうあんな思いこりごりです……」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 00:53:22.62 ID:43PRvHEW0

あかり「遅くなってごめんねー」ガラッ

京子「おっ、あかり丁度良い所に」

あかり「え、あかり何かした?」

結衣「今、この部屋を除霊しようって話してたんだ」

あかり「ええっ!?この部屋、出るの!?」

ちなつ「あかりちゃん以外の皆見たんだよね…あの時は本当に怖かった……」

あかり「そ、そうなんだ……」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 00:57:01.08 ID:43PRvHEW0

京子「そんなわけで、どうやったら除霊が出来るのか色々調べてみよう」

結衣「そうだな、ちょっと図書館に行って調べてみるか」

あかり「じゃあこの部屋には鍵をかけておかないとね、多分戻ってこないし」

ちなつ「荷物も全部持っていこうか」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:01:09.98 ID:43PRvHEW0

あかり「遅くなってごめんねー」ガラッ

あかり「……あれ、鍵が開いてるのに誰もいない」

あかり「皆どこに行っちゃったのかな?」

あかり「……まっ、多分そのうち戻って来るし、本でも読んで待ってよっと」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:05:12.21 ID:43PRvHEW0

あかり「………」

??「ねえ、聞こえる?」

あかり「……えっ?」

あかり「今、誰かに呼ばれたような……」

??「良かった、聞こえてるみたいで安心したよ」

あかり「えっ?誰もいないのに声がする!?」

??「今からそっちに姿を見せるね」

あかり「えっ!?何これ、幻聴!?」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:09:38.06 ID:43PRvHEW0

ガラッ

おんねん「………」

あかり「!?」

あかり「……ど、ドッペルゲンガー!?」

おんねん「違うよ……」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:12:48.29 ID:43PRvHEW0

あかり「じ、じゃあ何!?」

おんねん「私はこの部屋に住んでる幽霊だよ、皆は私のことおんねんって呼んでる」

あかり「ゆ、幽霊!?」

おんねん「大丈夫、取って食べたりしないから」

あかり「で、でも何であかりそっくりの格好なの?」

おんねん「偶然じゃないかな?」

あかり「そ、そうなんだ……」

あかり「で、でも幽霊って夜中とかに出るんじゃ……」

おんねん「誰がそんなこと決めたの?」

あかり「……確かに」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:16:40.01 ID:43PRvHEW0

あかり「それで、おんねんちゃんはあかりに何か用があるの?」

おんねん「そう、ちょっとお願いがあるんだ」

あかり「お願いって?」

おんねん「もうすぐこの部屋、除霊されちゃうかも知れないんだ」

あかり「ええっ!?そ、そうするとおんねんちゃんはどうなっちゃうの?」

おんねん「そうだなあ……しばらく部屋に入れなくなっちゃうかな」

あかり「あ、成仏されるとかしないんだ」

おんねん「うん、あくまで部屋に入れなくなるだけ」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:20:12.51 ID:43PRvHEW0

あかり「それで、部屋に入れない間はどうするの?」

おんねん「ちょっと泊めてくれると嬉しいかなー、なんて……」

あかり「あかりの家に?」

おんねん「そう、大体三日ぐらいでいいかな……ご飯もいらないし、姿も自由に消せるし、良いでしょ?」

あかり「なるほど……いいよ、あかりの家にお泊りして」

おんねん「やったあ!それじゃあ今日からよろしくね!」ニコッ

あかり「うん、よろしく!」ニコッ



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:23:23.35 ID:43PRvHEW0

京子「うわあああああああああああああああああああ」ガラッ

結衣「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

ちなつ「きゃああああああああああああああああああああ」ピシャッ

あかり「み、皆どうしたの!?」ビクッ

あかり(あ、おんねんちゃんいつの間にか消えてる…)



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:26:39.04 ID:43PRvHEW0

京子「あかり!お前何でここに入れた!?」ゼエゼエ

あかり「えっ?鍵が開いてたから……」

結衣「ここに来るまで何してた?」ハアハア

あかり「生徒会のお仕事の手伝い……」

ちなつ「放課後は一切私たちと会ってないよね!?」コーホー

あかり「う、うん……」

あかり(絶対おんねんちゃんのイタズラだ……)



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:29:51.62 ID:43PRvHEW0

京子「やっぱりグズグズしてる暇なんて無い!さっさと除霊しよう!!」

結衣「ああ、早く追い出さないとえらい目に遭いそうな気がする……」

ちなつ「急ぎましょう!悪霊退散ー!!」

あかり(除霊しようとしてるのって京子ちゃん達だったんだ……)



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:33:06.90 ID:43PRvHEW0

~赤座家~

おんねん「うわあ、久しぶりのベッド……ふっかふかー」ボインボイン

あかり「それで、除霊の効果はどれくらい続くの?」

おんねん「大分慌ててやってるように見えたから……明後日にはもう入れるかな」

あかり「そっか、良かったね」

あかり(京子ちゃん達には悪いけど……)



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:36:03.87 ID:43PRvHEW0

あかり「それじゃああかりはもう寝るね」

おんねん「ええっ!?まだ九時だよ?」

あかり「いつもこの時間には眠くなっちゃうんだ……」フアァ

おんねん「そっか…じゃあ私も寝ようかな、一緒の布団で良い?」

あかり「いいよ、入ってきても……」

あかね「あかり、誰と話してるの?」ガチャッ



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:39:54.86 ID:43PRvHEW0

あかり「お、お姉ちゃん!?」

あかり(おんねんちゃんまた消えてる…)

あかり「だ、誰もいないよ」

あかね「そう…なら良いんだけど」バタン

あかり「……出てきても良いよ」

おんねん「うぅ…あの人怖い…」ガクガク

あかり「そんな、あかりのお姉ちゃんだよー」

おんねん「幽霊になって初めて怖いものに出くわしたよ…」

あかり「お姉ちゃんそんなに怖いかな……?」

おんねん「うん、怖い」ガクガク



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:42:47.87 ID:43PRvHEW0

~二日後朝~

あかり「今日からまた茶室に入れるんだよね?」

おんねん「うん、多分大丈夫だと思う」

あかり「そっか、安心だね」

おんねん「……ねえ、あかりちゃん」

あかり「何?」

おんねん「もう一つ頼みがあるんだけど、いいかな?」

あかり「……?」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:46:01.44 ID:43PRvHEW0

~ごらく部~

京子「除霊したはいいけど、効果があったのか目に見えないから何とも言えないなー」

結衣「どうやって目に見えるんだよ」

京子「私はもっとこう、悪霊が出てきて『うぎゃあああああ浄化されるううううううう』ってのを見たかったわけで」

ちなつ「そんなもの見たくないです!結衣先輩に直視してって頼まれても悩むレベルです!!」

京子「悩むんだちなつちゃん…」

おんねん「そこまで幽霊とかダメなんだ…」

ちなつ「うん、本当に無理」




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:50:00.19 ID:43PRvHEW0

~今朝~

あかり「しばらくごらく部に行きたい?」

おんねん「お願い!二、三日ぐらいでいいから!」

あかり「うーん…でもバレないかなあ…」

おんねん「大丈夫!あかりちゃんのことはずっと見てたから真似は出来るって!」

あかり「……分かったよ、くれぐれも気をつけてね?」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:53:09.71 ID:43PRvHEW0

~ごらく部~

おんねん(あかりちゃんにはしばらくごらく部を抜けてもらって…)

おんねん(その間に結衣ちゃんとキャッキャウフフ!)

おんねん(はぁ…結衣ちゃんかわいいなぁ……)ウットリ

結衣「……どうしたの、あかりこっちばっかり見て」

おんねん「な、何でもないよ」ビクッ



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 01:56:16.07 ID:43PRvHEW0

おんねん「ところで、今日一緒に帰ってもいい?」

結衣「いいよ、私も色々話したいことあったし」

おんねん(やった…!結衣ちゃんと帰れるっ!)グッ

結衣(何だろう…この違和感)

京子「それじゃあ今日は終わりにしようかー」

結衣「そうだな…もう時間も遅いし」

おんねん「じゃあ一緒に帰ろうか、結衣ちゃん」

結衣「うん」

おんねん(はぁ…やっぱりかわいいなぁ…)



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 02:00:14.28 ID:43PRvHEW0

~帰り道~

結衣「それでその時京子がさー」ワイワイ

おんねん「流石にそれはないかなー」キャッキャ

おんねん(念願の結衣ちゃんと二人っきり!)

おんねん(この日を何度待ち望んだことか!)

結衣「……あ、ところでさ」

おんねん「ん?何結衣ちゃん?」

結衣「ちょっと相談に乗って欲しいことがあるんだ」

おんねん「相談?」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 02:03:43.58 ID:43PRvHEW0

結衣「そう…京子のことなんだけどさ」

結衣「私、京子のこと好きじゃないかって思うんだよね」

おんねん「!」

結衣「いや、去年からずっとなんだけど、どうしても京子のことずっと気にかけちゃうっていうか」

結衣「何だかよく分からないけど……多分あいつのこと好きなんだと思う」

結衣「どうしたらいいのか分からないけど…あかりはどう思う?」

おんねん「………」ダッ

結衣「ちょ、あかり!?」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 02:05:23.96 ID:43PRvHEW0

~赤座家~

おんねん「………」

あかり「あっ、おんねんちゃん帰ってたんだ」

おんねん「……あかりちゃん」

あかり「何?」

おんねん「明日から普通に部活に行っていいよ」

あかり「何かあったの……?」

おんねん「私は元の生活に戻るからさ……」

あかり「……教えて、何があったの?」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 02:08:48.68 ID:43PRvHEW0

おんねん「……私さ、結衣ちゃんのこと好きだったんだ」

おんねん「でも結衣ちゃん、京子ちゃんのことが好きなんだって」

あかり「……そうだったんだ」

おんねん「ごめんね、私のわがままに付き合わせちゃって」

おんねん「もう私はあなたと会うことはないと思う……」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 02:13:20.05 ID:43PRvHEW0

おんねん「今までどおり、普通の幽霊として過ごすことにするよ」

あかり「……よ」

おんねん「えっ?」

あかり「やだよ…」

あかり「折角会えたのに…もうお別れなんてやだよ…」

おんねん「あかりちゃん……」

あかり「あかり、もうちょっとおんねんちゃんと一緒に居られると思ってたのに…」

あかり「お別れしたくないよ……ねえ、まだあかりと一緒にいよう?」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 02:16:04.98 ID:43PRvHEW0

おんねん「………」

おんねん「……分かったよ、まだお別れしないであげる」

あかり「本当に?」

おんねん「うん、本当だよ」

あかり「良かった……おんねんちゃん、大好きっ!」ギュッ

おんねん「わわっ!?」ドキッ

あかり「ふふっ、ひんやりして気持ちいい~♪」

おんねん「ち、ちょっと…」アセッ

おんねん(…でも、イヤじゃないかも)


おわり



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/06(日) 02:21:38.94 ID:43PRvHEW0

ちょっと駆け足になっちゃったけど読んでくれてありがとう
よくスレでおんねんちゃんがネタにされてるから書いてしまった次第


元スレ
あかり「おんねんが」 おんねん「おんねん」