1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:08:21.95 ID:g9n/k0J20

プルルルル…プルルルル…

向日葵「……もしもし古た…何だあなたですの」

向日葵「……ええ、向日葵ですわ、あと用が無ければ電話なんてしませんわ」

向日葵「明日は時間空いてます?良かったらどこか行きませんこと?」

向日葵「……な、何ですのその口の聞き方は!」

向日葵「と、とにかく、明日の朝に駅前ですわ!いいですわね!」

ガチャッ

向日葵「ふぅ……無事に電話できましたわ」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:13:22.22 ID:g9n/k0J20

~当日朝~

向日葵「……櫻子」

櫻子「はい」

向日葵「何で遅刻したのか説明してもらいますわ」

櫻子「昨日徹夜でゲームしてました」

向日葵「このアホ!」ペシッ

櫻子「痛っ!何もぶつことないじゃん!」

向日葵「少しは反省の色を…はぁ、とにかく行きますわよ」

櫻子「はいはい……」

櫻子(見てろよ…絶対後で見返してやる!)



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:18:22.07 ID:g9n/k0J20

~回想~

櫻子「さて、明日は向日葵と遊びに行くわけだけど……」

櫻子「どうにかしてあいつを見返してやりたい!」

櫻子「何だかんだでいっつもあいつに負けてばっかりだからなあ……」

櫻子「うーん、あいつと勝負して勝てそうなもの……」

櫻子「……そうだ、ゲーム!」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:23:22.18 ID:g9n/k0J20

櫻子「いやー、結構身近にあるもんだね!何で気付かなかったんだろう!」

櫻子「音ゲーなら向日葵にも絶対勝てる!明日ゲーセンでぎゃふんと言わせてやるぞ!」

櫻子「そうと決まれば特訓だ!寝てなんかいられるかー!!」

デュクシッ

櫻子「痛ァッ!?」

撫子「うるさい、さっさと寝ろ」

バタンッ

櫻子「……イヤホン付けてやるか」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:28:22.60 ID:g9n/k0J20

~回想終わり~

向日葵「それじゃあまずは……」

櫻子「ゲーセン!ゲーセン行きたい!」

向日葵「あなた…それが遅刻して来た人の態度?」

櫻子「ビートナモリで勝負だ!向日葵!」

向日葵「……勝負?」

櫻子「そう!負けた人は今日のお昼おごりな!」

向日葵「……上等ですわ、受けて立ちますわよ!」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:33:22.02 ID:g9n/k0J20

~ゲームセンター~

向日葵「これがビートナモリ……」

櫻子「ルールは三本勝負、曲は毎回ランダム、先に二勝した方が勝ちな!」

向日葵「なるほど…画面を見て、曲に合わせてボタンを押すんですのね」

櫻子「そう、それじゃあ行くぞ!決して手加減しないからな!!」

向日葵「それはこっちのセリフですわ、櫻子!」

Ready Go!



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:38:22.02 ID:g9n/k0J20

櫻子「はああああああああっ!!」ガガガガガ

向日葵「えいっ、えいっ」トントントン

京子「おーい、おっぱいちゃん、ちっぱいちゃ」

櫻子「静かにしてください!」ガガガガガ

向日葵「今勝負してて……え、ちょ、これ無理……」トントントン

綾乃「二人ともここに来てたのね……歳納京子、このゲーム何?」

京子「ビートナモリだよ、画面の動きと曲に合わせてボタンを押すゲームなんだ」

綾乃「へー……聞くだけだと簡単そうだけど」

京子「ところがどっこい……見てみなよ」

1P Rank AA  2P Rank C



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:43:22.24 ID:g9n/k0J20

綾乃「えっ!?いくら何でも差がつきすぎじゃない?」

京子「経験者じゃないとかなり難しいゲームなんだよ……ひまっちゃんは初心者かな?」

向日葵「は、はい」

京子「初心者でもこの曲でランクC取れれば上出来だよ、素質があるね」

向日葵「そ、そうですか……」

京子「櫻子ちゃんは見たところ経験者か」

櫻子「はい、かなり自信がありますよ」フフン

京子「さすがに初心者に本気出すのは大人気ないな、いくら相手がひまっちゃんでも」

櫻子「うっ…」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:48:22.10 ID:g9n/k0J20

京子「仕方ないな、ひまっちゃん代わって」

向日葵「え?」

京子「今から櫻子ちゃんに私の本気を見せてあげるよ……よく見てて」

向日葵(歳納先輩の目つきが変わった……?)

京子「櫻子ちゃん、勝負の途中なんだっけ?」

櫻子「は、はい…三回勝負の一回戦目でした」

京子「じゃあ二回戦目だけはひまっちゃんの代わりに私がプレイするよ、ハンデとして」

櫻子「……わ、分かりました」

京子「久々に腕が鳴るな……それじゃあ行くぞっ!」パキポキ

Ready Go!



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:53:22.10 ID:g9n/k0J20

京子「まっ、ざっとこんなもんよ」

櫻子「フ、フルコンボ……!?」

向日葵「指の動きが見えなかったですわ……」

向日葵(でも…今のプレイを見ていて、何となくコツは見えたような気がする…)

京子「それじゃあ私はこのへんで」テクテク

綾乃「ああっ、待ちなさい!」タッタッ



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 21:58:22.02 ID:g9n/k0J20

櫻子「………」ポカーン

向日葵「……櫻子、勝負はまだついていませんわ」

櫻子「そ、そうだった!お前には絶対負けないからな!!」

向日葵「こっちこそ、今度は勝たせてもらいますわよ!」

Ready Go!



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:03:22.13 ID:g9n/k0J20

~和風料理店~

イラッシャーセー

櫻子「結局最後の勝負は二人とも同スコア……」

向日葵「引き分けでよろしいですわね、昼食はそれぞれ自腹ですわ」

櫻子「くっそー、次は絶対に勝ってやるからな!」

向日葵「こっちこそ、今度はこてんぱんにしてあげますわ!」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:08:22.16 ID:g9n/k0J20

あかり「櫻子ちゃん、向日葵ちゃん」

櫻子「あれ、あかりちゃんじゃん」

向日葵「千歳先輩も…お二方ともお食事ですか?」

千歳「そうやで、ここのお蕎麦は美味しいんや」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:13:21.97 ID:g9n/k0J20

櫻子「へえー、とりあえず目に付いた店に入ったから……知らなかったです」

千歳「何度も来たくなること間違いなしやで」

向日葵「覚えておきますわ…ありがとうございます」

千歳「おおきにー」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:18:22.13 ID:g9n/k0J20

店員「ご注文はお決まりですか?」

櫻子「肉そばとミニいくら丼!」

向日葵「それじゃあ…天ぷらそばと白玉あんみつで」

店員「かしこまりました、しばらくお掛けになってお待ちください」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:23:22.10 ID:g9n/k0J20

~店外~

櫻子「ふいー、食った食ったー」

向日葵「よくそんなに食べれますわね……」

櫻子「向日葵も結構食べてたじゃん」

向日葵「甘いものは別腹ですわ」

櫻子「ふーん……で、次どこ行くの?」

向日葵「洋服でも見に行きませんこと?」

櫻子「そうだね……良いものあるといいけど」

向日葵「まあ、行ってみないことには分かりませんけどね」



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:28:21.98 ID:g9n/k0J20

~ブティック~

櫻子「………」キョロキョロ

向日葵「……どうしたんですの、周りを見渡して」

櫻子「……私、普段こういう店入らないからさ」

向日葵「えっ、じゃあ普段着はどこで買ってるんですの?」

櫻子「母さんが適当にユニ○ロで買ってくる」

向日葵「そうですの……」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:33:22.09 ID:g9n/k0J20

櫻子「うーん、何がいいのかな……」

向日葵「大分目移りしますわね」

櫻子「……あれ、今そこにいるの、ちなつちゃんじゃない?」

向日葵「あっ、本当ですわ」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:38:21.96 ID:g9n/k0J20

櫻子「……ねえ、ちなつちゃん」

ちなつ「あれ、櫻子ちゃんに向日葵ちゃん」

向日葵「どうも」

ちなつ「二人ともここで何してるの?」

櫻子「ちょっとショッピング」

ちなつ「ふぅん……」

向日葵「吉川さんは何を?」

ちなつ「結衣先輩とデートなんだ、今先輩は試着室にいるけど」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:43:22.00 ID:g9n/k0J20

結衣「お待たせ……って大室さんに古谷さん」

櫻子「どうもー」

向日葵「ご無沙汰してます」

結衣「二人とも今日はお出かけ?」

向日葵「ええ、ちょっと」

ちなつ「ゆ、結衣先輩……凄く似合ってます!」

結衣「そうかな……ちなつちゃんも着てみる?」

ちなつ「はい、じゃあちょっと待っててくださいね」

櫻子(……何でちなつちゃんセーターの匂いなんて嗅いでるんだろ)



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:48:22.19 ID:g9n/k0J20

ちなつ「お待たせしましたー」

櫻子「おおっ」

向日葵「とても可愛らしいですわ」

結衣「うん、私もそう思う」

ちなつ「ほ、本当ですか!?」

櫻子「船見先輩も似合ってたけどちなつちゃんも似合うよ」

ちなつ「そっか、ありがと」

結衣「じゃあ、これ二着買っちゃおうか」

ちなつ「あっ、いいですねそれ!」

向日葵(吉川さんが嬉しそうな顔をしていますわ)



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:53:22.06 ID:g9n/k0J20

ちなつ「じゃあ私が会計を…」

結衣「いや、午前中髪留め買ってもらったことだし、私が払うよ」

ちなつ「すみません…ありがとうございます」

向日葵「髪留め、と言うと?」

ちなつ「これだよ、ほら」ゴソゴソ

櫻子「おお、綺麗」

ちなつ「でしょー?高かったんだから、これ」

櫻子(いくらしたのかな……?)



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 22:58:22.00 ID:g9n/k0J20

~帰り道~

向日葵「ふぅ……今日はかなり長い一日でしたわね」

櫻子「そうだなー、お前と一緒だった割には楽しかったけど」

向日葵「私の存在はあなたにとって何なんですの……」

櫻子「……何なんだろうね」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 23:03:22.23 ID:g9n/k0J20

向日葵「まっ、私も楽しかったことですし、良しとしますわ」

櫻子「何だよその上から目線」

向日葵「誘ったのは私ですわよ」

櫻子「そうだったね」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 23:08:22.02 ID:g9n/k0J20

向日葵(……さて)

向日葵(今日、もうちょっと素直になっても良かったのかしら)

向日葵(よくよく考えると、いつも通りの付き合いをしていただけだったけど……)

向日葵(……もしかしたら、この距離感が一番いいのかも知れませんわね)




56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 23:13:22.08 ID:g9n/k0J20

櫻子(私にとっての向日葵の存在、か……)

櫻子(小さい頃からの腐れ縁、だけじゃ言い表せないのも確かだな……)

櫻子(じゃあ一体何なんだよ、って言われても答えられない……)

櫻子(……親友?それは無いか)

櫻子(……カップル?もっと無いな)



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/08(火) 23:18:22.13 ID:g9n/k0J20

向日葵「……ねえ」

櫻子「ん?」

向日葵「また、一緒にどこかに行きませんこと?」

櫻子「そうだね…ビナモの勝負、まだついてないし」

向日葵「そうですわね、次は絶対に勝ってみせますわよ!」

櫻子「こっちだって!もっと練習積んで圧勝してやる!!」

向日葵「……ふふっ」

櫻子「……へへっ」


おわり


元スレ
向日葵「櫻子とデートですわ!」