1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 12:36:57.23 ID:bVDlTkZ10
ただただ、雪歩が美希を羨ましがるSSです
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 12:40:10.48 ID:bVDlTkZ10
――――765プロ前
真「それで、ハッピーエンドになったんだよ」
雪歩「へ~素敵だね」
真「こんど雪歩にも貸してあげるからね」
雪歩「うん、ありがとう真ちゃん」
ガチャ
真「おはようございまーす」
雪歩「おはようございますぅ」
P「おっ!おはよう」
真「あっプロデューサー、おはようございます」
雪歩「プロデューサー、おはようございます」
P「今日は二人とも早いな」
真「へへへ、新曲のダンスレッスンをしようと思って」
雪歩「私も真ちゃんと一緒にレッスンをしに」
P「そうか二人とも頑張ってるな」
真「へへへ、褒められた!やーりぃー」
雪歩「えへへ」///
ガチャ
美希「あふぅ、おはようなの」
雪歩「あっおはよう美希ちゃん」
真「おはよう美希」
P「どうした美希?今日は早いな」
美希「む~ハニーが打ち合わせがあるから早く来てくれって言ったの」
P「あ~そうだったな、悪い悪い」
美希「ハニーには慰謝料払ってもらうの」
P「慰謝料?」
とてとて
美希「ハニーには体で慰謝料を貰うの」ぎゅー
P「こら、美希離れろ」
美希「嫌なの、昨日はぎゅって出来なかったから、昨日の分もぎゅっとするの」ぎゅぎゅー
真「こら美希!プロデューサーが困ってるだろ早く離れろよ」
美希「ハニーは困ってないの、嬉しいはずなの」
真「その自信はどこからくるんだよ」
雪歩「あうあう」わたわた
P「あ~もう、抱きついたままでもいいから、美希打ち合わせるすぞ」
美希「やった~」
バタバタ
雪歩「・・・・・」
雪歩「いいな美希ちゃんが羨ましい・・・」ボソ
真「ん?何か言った雪歩」
雪歩「な、なんでもないよ」ぶんぶん
真「じゃあ、レッスンに行こうか」
雪歩「うん・・・」
――――― 雪歩宅
「はぁ・・・真ちゃんにはなんでもないって言ったけど」
「やっぱり美希ちゃんが羨ましいな・・・」
「あんなに簡単にプロデューサーに抱きついたりできるし」
「私なんてメールで精一杯なのに・・・」
「それに歌もダンスもうまくて」
「胸も大きくて・・・」
「すごく可愛いし・・」
「ひんそーでちんちくりんな私とは大違いだよ」
「はぁ・・・・・そうだ!」
「美希ちゃんをよく観察すれば、私も美希ちゃんみたいになれるかもしれない」
「よし!そうと決まれば、明日から実行だよ。頑張れわたし!」
――――― 翌日765プロ
ジーー
雪歩(朝から美希ちゃんをずっと観察してるけど)
美希「むにゃ・・・なの・・・」zzzzz
雪歩「ずっと寝てるだけだよ」
雪歩「時々、寝言を言うくらいで、何の変化もないし」
雪歩「本当に、観察してるだけで美希ちゃんみたいになれるのかな・・・」
雪歩「うんん、なんでもはじめの一歩が肝心なんだよね、コレぐらいでへこたれたら駄目だよね」
ガチャ
P「おはよー」
雪歩「あっおはようございますプロデューサー」
P「おう、今日は雪歩と・・・美希だけか」
雪歩「はい、他のみんなはレッスンに行ってます」
P「そうか・・・ちなみに美希はどれ位寝てるんだ」
雪歩「えっと、私が来たときには寝てたらか、二時間以上は寝てると思います」
P「まったく、毎度の事ながらよくこんだけ寝られるな」
雪歩「ふふ、ホントそうですね」
P「おい!美希そろそろ起きろ」ゆさゆさ
雪歩(あっ事務所で寝るとプロデューサーが起こしてくれるんだ)
P「美希!美希!」
美希「むにゃ、・・・・あふぅ~」
P「やっと起きたか」
美希「ん~~ハニーだ!」ダキ
P「わわ、こら美希!」
美希「えへへ、お目覚めのハグなの」
P「分かったから、離れろ!」
雪歩(そうか、私もああすればプロデューサーに・・・)
―――――翌日 765プロ
雪歩「えへへ、事務所に一番乗りしちゃった」
雪歩「今日はプロデューサーが朝早く来るってリサーチ済みだし」
雪歩「私も、事務所で寝てれば、昨日の美希ちゃんみたいに・・・」///
雪歩「早く寝たふりをしてプロデューサーを待とう」
――――10分後
雪歩(プロデューサー早く来ないかな~)ワクワク
トントントン
雪歩(あ、足音が)
ガチャ
雪歩(わわわ、早く寝たふりしないと)
雪歩「スースー」
P「・・・・・あれ!?何で雪歩が」
雪歩(きた!プロデューサーだ)
雪歩「スースー」
P「・・・・・なんでこんな早くに」
雪歩「スースー」
P「・・・・・・」
テクテク
雪歩(こっちに来た!)ドキドキ
P「・・・・・・」
テクテク
ファサ
P「・・・・・・」
テクテク
雪歩(あれ!?起こしてくれない!?毛布かけられちゃったよ)
カタカタカタ
雪歩(あぁ、お仕事始めちゃったよ)
雪歩(ふえ~ん。プロデューサー起こして下さい~!)
P「・・・・・・」
カタカタカタ
雪歩(全然、起こしてくれる気配がないよ)
雪歩(ど、どうしよう、突然起きるわけにもいかないし・・・)
雪歩(しばらく、待つしかないよね)
――――30分後
雪歩「すーすー」zzzzz
??「雪歩、雪歩」ゆさゆさ
雪歩「ん~むにゃ」
??「起きなさい、雪歩」
雪歩「ふにゃ、ぷ、プロデューサー」ダキ
??「ちょっと雪歩!」
雪歩「ふえ」
律子「ちょっと離れなさい雪歩」
雪歩「え!はわわわ、律子さん!ご、ごめんなさい!」
律子「どうしたの雪歩こんな所で寝て」
雪歩「えっと、その、あの私・・・」
律子「はぁ、もういいわよ。とりあえずレッスンの時間だから早く行きなさいよ」
雪歩「あ、あの律子さん、プロデューサーは?」
律子「プロデューサー?もう営業に行ったわよ」
雪歩「そ、そうですか」
雪歩(うぅぅ、寝たふりしてたら、本当に寝ちゃったよ)
雪歩(作戦失敗だよ~)
――――夜 雪歩宅
「はぁ、今日はアレからレッスンもダメダメだったし、全然うまくいかなかったよ」
「どうしたら、美希ちゃんみたいになれるのかな」
「いきなり美希ちゃんみたいに可愛くなれないし」
「・・・髪を美希ちゃんみたいに染めてみようかな」
「でも、お父さんに怒られちゃうよね」
「う~ん、すぐ私でも出来ること・・・・」
「そうだ、美希ちゃんのファッションならすぐ真似できる」
「明日、美希ちゃんにどこで、服買ってるかきいてみよう」
――――翌日 765プロ
ガチャ
雪歩「おはようございます」
P「おう、雪歩おはよう」
雪歩「あっプロデューサー、昨日はすみません」
P「昨日?」
雪歩「あの私、事務所で寝てて。その毛布かけてもらったみたいで」
P「そういやそうだったな、でもどうしたんだあんな朝早くから」
雪歩「えっとあのその、あっ。レ、レッスンです。ダンスのレッスンしようと思って」
P「あんな朝早くから?」
雪歩「うぅぅ、そのもっとダンスうまくなりたくて・・・」
P「そうか、それで疲れて寝ちゃったのか」
雪歩「は、はいそうですぅ」
P「雪歩も頑張ってるな」なでなで
雪歩「あっえへへ」///
雪歩(つい嘘ついちゃったけど、なでなでしてもらっちゃったよ)///
ガチャ
美希「あふぅ、おはようなの」
P「お~美希、おはよう」
美希「あっハニーおはようなの」
雪歩「お、おはよう美希ちゃん」
雪歩(うぅ、美希ちゃん今日もオシャレだな、小物も可愛いよ)
美希「ハニーみてみて、新しい服買ったの」
クルルッ
美希「ハニー、ミキ可愛いでしょ」
P「おう、よく似合ってるぞ」
美希「ぶ~、可愛いって言って欲しいの」
P「そうだな可愛いぞ」
美希「もー、そうだなもよけいなの」
雪歩(いいな、美希ちゃん可愛いって言ってもらってる)
雪歩「み、美希ちゃん、ちょっと聞いてもいいかな?」
美希「ん?なに?」
雪歩「そ、その、えっと。ちょっとこっちに来て」
美希「?」とてとて
雪歩「あのね美希ちゃんが今日着てる服って、どこで買ってきたのか教えて欲しいの」
美希「服?」
雪歩「うん、わ、私も美希ちゃんみたいな服着てみたくて」
美希「う~んいいけど」
雪歩「けど?」
美希「ミキね雪歩は私みたいな服、似合わないなーって思うの」
雪歩「えぇ!」ガーン
美希「雪歩は、今のままで可愛いの、だから大丈夫なの」
雪歩「そ、そんな、でも私、美希ちゃんみたいな服が着てみたくて・・・」
美希「う~ん、じゃあ教えるけど、ミキはそのままのほうがいいと思うの・・・」
―――― 服屋
雪歩「ここだよね、美希ちゃんが言っていたお店」
雪歩「なんだか、お店自体がすごくオシャレに見えるよ」ビクビク
雪歩「私みたいなちんちくりんが、入っても怒られないかな」
雪歩「でもでも、ここまで来たんだし、勇気をださないと」
雪歩「頑張れわたし!」グッ
ウィーン
店員「「「しゃぁやせー」」」
雪歩「・・・」
雪歩(店員さんなんで幸せって言ってるのかな?)
店員「しゃぁやせー、なんかおさがしっすか~」
雪歩(あっ!幸せじゃなくて、いらっしゃいませか)
雪歩「え、えとその・・・」
店員「こちらなんて今オススメッですよ~」べらべら
雪歩「わ、わたし」
店員「こっちは今一番いちおしで~」べらべら
雪歩(どうしよう、この人しゃべりっぱなしで、全然話し聞いてくれないよ)
店員「これなんて、似合うとおもうんすけど~」べらべら
雪歩「えっと・・・あっ!」
雪歩(あそこに飾ってるの、美希ちゃんが着てた服にそっくり)
雪歩「す、すみませんあれ下さい」
店員「ありあとやんした~~」
雪歩「はぁ~やっと買えたよ」
――――雪歩宅
「・・・・・全然似合わない」
「なんで?美希ちゃんが着てたらあんなに可愛いのに、私だと全然可愛くないよ」
「胸のところとかぶかぶかだし・・・」
「ぐすん、この服結構高かったのに」
「でもでも、せっかく買ったんだし」
「明日は着ていってみよう・・・」
――――翌日 765プロ
雪歩(うぅ、この服でホントに大丈夫かな~)
雪歩(プロデューサー可愛いって言ってくれるといいけど)
ガチャ
雪歩「お、おはようございますぅ」
P「おう、おはよう。今日も早いな雪歩」
雪歩「は、はい」
P「今日もレッスンか?」
雪歩「えっと、その・・・み、見ててください」
雪歩(頑張れわたし!今日は服を見てもらいに来たんだから!)
クルッ
P「・・・・」
雪歩「あ、あのどうですかプロデューサー?」
P「・・・雪歩、素直な感想言ってもいいか」
雪歩「は、はいお願いします」
P「正直言って、全然駄目だ」
雪歩「えぇ!」ガーン
雪歩(あんまり、似合って無いと思ってたけど、そんなに!)
P「ターンするときに足が揃ってるから、綺麗に回れないんだ」
雪歩「ほえ?」
P「もっと、ターンするときには足を開いて、足が揃わないようにしないと」
雪歩「あ、あのプロデューサー・・・」
P「どうした?」
雪歩「そ、その何の話をしてるんですか」
P「ん?だからダンスレッスンの話だろ?だから俺の前で回ったんだろ?」
雪歩「あう、えっとその・・」
P「レッスンの話じゃなかったのか?」
雪歩「そ、そうです・・・レッスンの話ですぅ」
P「うん、じゃあみんなが来るまで雪歩のレッスンにつきあってやるよ」
雪歩「あ、ありがとうございますぅ」///
雪歩(目的とは違うけど、なんだかうまくいったよぉ)
――――翌日 765プロ
雪歩「プロデューサーどうぞお茶です」
P「おっ、ありがとう丁度飲みたいと思ったんだ」
律子「ありがと雪歩」
雪歩「えへへ、よかったですぅ」///
ガチャ
美希「あふぅ、おはようなの」
雪歩(来た!)
律子「こら、美希!遅いじゃない」
美希「はーい、ごめんなさいなの」
律子「も~しっかりしてよね」
雪歩「お、おはよう美希ちゃん」
美希「うん、おはようなの雪歩」
P「ははは、あいかわらずだな美希は」
美希「あっハニー」ダダダッ
律子「こら、待ちなさい美希」ガシッ
美希「も~なに?律子」
律子「律子さんでしょ!それより早く打ち合わせに行くわよ」
美希「え~ハニーにぎゅっとして貰いたいなの」
律子「何言ってるの、もう時間がないのよ」
美希「昨日からハニーにぎゅっとして貰ってないから、ミキ、ハニー分が足りてないの」
律子「そんなもん足りなくったっていいのよ。先方を待たせる訳にはいかないんだから、さっさとしなさい」ぐい
美希「イヤ~ハニー!帰ったら絶対にぎゅっとしてなの~~~~」ズルズル
ガチャ
バタン
P「まったく、来て早々騒がしい奴だな」
雪歩(ハニー分が足りてない・・・)
P「ん?どうした雪歩?」
雪歩「な、なんでもないですぅ」
雪歩(ど、ど、どうしよう、美希ちゃんの真似って、プロデューサーにぎゅっとして貰わないといけないの!)
雪歩(わ、私には、出来ないよぅ)
雪歩「うぅぅぅ」///
P「さっきから変だぞ雪歩?ホントに大丈夫か?」
雪歩「ほ、ホントに何でもないです。そ、そうだ、プロデューサーお茶入れてきますぅ」
P「そうか、それならお願いするよ」
雪歩「はい」
ばたばた
雪歩「あぅ~、なんか大変な事になっちゃったよ・・・」
雪歩「でもでも、美希ちゃんみたいになるには」
雪歩「プロデューサーにぎゅっとして貰わないと・・・」///
雪歩「うぅ、恥ずかしいよぉ」///
カチャカチャ
雪歩「お、お待たせしましたぁ」
P「おっ!ありがとう」
ズズッ
P「うん、うまいよ」
雪歩「よかったですぅ」
P「しかし、いつも雪歩にはお茶を入れてもらって申し訳ないな」
雪歩「いえ、そんな好きでやってることですから・・・」
P「じゃあ、雪歩。雪歩のしたい事とかないか?」
雪歩「えっ!」
P「いつも、して貰ってるばかりだからな、たまにはお返しがしたいんだ」
雪歩「えっで、でも」
P「でも、難しいのは駄目だぞ」
雪歩「そ、それなら・・・」
P「なんだ?」
雪歩(こんなに早くチャンスが来るなんて、ここで頑張らないと)
雪歩「あ、あの・・・」///
雪歩「あぅ、そのえっと、うぅぅぅ」///
P「ほら、雪歩遠慮しなくていいから」
雪歩「・・・ぎゅっとして貰いたいなの」ぼそ
P「えっ!」
雪歩「・・・・・・・・・」////// カーー
雪歩「な、な、な、なんでもないですぅー。わ、わ、わ、忘れてくださいぃ」///
雪歩(あうぅ、私なに言ってるんだろ、プロデューサーに嫌われちゃうよ)
P「・・・・雪歩」
P「・・・・これでいいか」ぎゅ
雪歩「ひゃうぅ」/////////
P「イヤか?」
雪歩「しょ、しょんなこと、にゃいでしゅぅ」/////////
P「・・・・・・・」
雪歩「・・・・・」/////////
P「もう、いいか?」
雪歩「は、はい」///
P「・・・・・・・」
雪歩「・・・・・・」////// ぽー
P「雪歩なにかあったのか?」
雪歩「ほぇ」///
P「雪歩がこんな事言うなんて初めてだから」
雪歩「えっとその、わ、私自分を変えたくて・・・」
P「うん」
雪歩「私、美希ちゃんみたいになりたくて、だから美希ちゃんみたいにプロデューサーに・・・」
P「ぎゅっとしてもらいたいと」
雪歩「はぅ、そうです」
P「そうだったのか・・・。雪歩これで変われたか?」
雪歩「えっと、その、前のままです・・・」
P「だろうな・・・雪歩、俺は雪歩は前のままで良いと思ってる」
雪歩「でも、私ダメダメでひんそーでちんちくりんだし」
P「変わろうとすることは悪い事じゃない、雪歩が美希にあこがれるのも分かるよ」
P「でもな、おっとりしてても、いつも笑顔でお茶を入れてくれる、そんな雪歩が俺は好きだぞ」
雪歩「はひ」///
P「雪歩は誰かになりたいと思うより、もっと自分に自信を持てばそれでいいんだよ」
雪歩「プロデューサー」ぐすっ
P「ほら、泣くな」
雪歩「うぅぅ、プロデューサーわ、私、プロデューサーのことが・・・」
ガチャ
春香「あっおはよーございます!」
千早「おはようございます」
雪歩「きゃう!」
春香「えっなに雪歩!」
雪歩「な、な、なんでもないですぅ」
春香(あやしい・・・)
千早(あやしいわね・・・)
P「ほら二人とも、今日はTV局で打ち合わせだろ、送ってやるから、行くぞ」
春香・千早「はーい」
P「じゃあ、雪歩行ってくるから」
雪歩「は、はい」
ガチャ
バタン
雪歩「・・・・・・」
雪歩(はうぅ、勢いに任せて私、プロデューサーに告白しようとしちゃったよぉ)
雪歩(でも、プロデューサー私のことす、好きって・・・)///
雪歩(でもでも、きっとプロデューサーそんな意味で言ったんじゃないよね。ラブじゃなくてライクの事だよね)
雪歩「それでも・・・好きって言われたら嬉しいよぉ」///
雪歩「それにプロデューサー美希ちゃんみたいにならなくてもいいって、私は私のままもっと自信を持てって・・・」
雪歩「うん、本当にそうだよね。もっと私自身頑張らないと駄目って事だよね」
雪歩「よし、頑張れわたし」
――――数ヵ月後
スタッフ「はいOKでーす」
雪歩「お疲れ様でした」ペコペコ
P「雪歩、お疲れ」
雪歩「あ、プロデューサーお疲れ様ですぅ」
P「すごいじゃないか、一発OKだなんて」
雪歩「そんな、私なんて、周りの皆さんが助けてくれたから・・・」
P「そんなことないさ、ここ最近は雪歩も自信を持って演技してるように見えるよ」
雪歩「えへへ、ありがとうございます」
あの日以来、なんだか自分に自信が持てるようになって、なんでも頑張ってこれた。
美希ちゃんみたいにはなれないけど、私自身少しだけど変わった気がする
でも、やっぱり美希ちゃんには憧れちゃう。綺麗だし歌もうまいし
それに、プロデューサーにも積極的だし・・・
P「今度、ドラマも決まったし。なにかご褒美やらないとな」
雪歩「ご褒美ですか?」
P「うん、もっと雪歩がやる気になれるなら、何でもするぞ」
雪歩「うーん・・・じゃ、じゃあ、ひ、ひとつだけいいですか」///
P「おう、なんだ」
雪歩「プロデューサーぎゅっとしてほしいなの」
終
――――765プロ前
真「それで、ハッピーエンドになったんだよ」
雪歩「へ~素敵だね」
真「こんど雪歩にも貸してあげるからね」
雪歩「うん、ありがとう真ちゃん」
ガチャ
真「おはようございまーす」
雪歩「おはようございますぅ」
P「おっ!おはよう」
真「あっプロデューサー、おはようございます」
雪歩「プロデューサー、おはようございます」
P「今日は二人とも早いな」
真「へへへ、新曲のダンスレッスンをしようと思って」
雪歩「私も真ちゃんと一緒にレッスンをしに」
P「そうか二人とも頑張ってるな」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 12:45:40.61 ID:bVDlTkZ10
真「へへへ、褒められた!やーりぃー」
雪歩「えへへ」///
ガチャ
美希「あふぅ、おはようなの」
雪歩「あっおはよう美希ちゃん」
真「おはよう美希」
P「どうした美希?今日は早いな」
美希「む~ハニーが打ち合わせがあるから早く来てくれって言ったの」
P「あ~そうだったな、悪い悪い」
美希「ハニーには慰謝料払ってもらうの」
P「慰謝料?」
とてとて
美希「ハニーには体で慰謝料を貰うの」ぎゅー
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 12:48:52.94 ID:bVDlTkZ10
P「こら、美希離れろ」
美希「嫌なの、昨日はぎゅって出来なかったから、昨日の分もぎゅっとするの」ぎゅぎゅー
真「こら美希!プロデューサーが困ってるだろ早く離れろよ」
美希「ハニーは困ってないの、嬉しいはずなの」
真「その自信はどこからくるんだよ」
雪歩「あうあう」わたわた
P「あ~もう、抱きついたままでもいいから、美希打ち合わせるすぞ」
美希「やった~」
バタバタ
雪歩「・・・・・」
雪歩「いいな美希ちゃんが羨ましい・・・」ボソ
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 12:54:38.66 ID:bVDlTkZ10
真「ん?何か言った雪歩」
雪歩「な、なんでもないよ」ぶんぶん
真「じゃあ、レッスンに行こうか」
雪歩「うん・・・」
――――― 雪歩宅
「はぁ・・・真ちゃんにはなんでもないって言ったけど」
「やっぱり美希ちゃんが羨ましいな・・・」
「あんなに簡単にプロデューサーに抱きついたりできるし」
「私なんてメールで精一杯なのに・・・」
「それに歌もダンスもうまくて」
「胸も大きくて・・・」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 12:58:54.11 ID:bVDlTkZ10
「すごく可愛いし・・」
「ひんそーでちんちくりんな私とは大違いだよ」
「はぁ・・・・・そうだ!」
「美希ちゃんをよく観察すれば、私も美希ちゃんみたいになれるかもしれない」
「よし!そうと決まれば、明日から実行だよ。頑張れわたし!」
――――― 翌日765プロ
ジーー
雪歩(朝から美希ちゃんをずっと観察してるけど)
美希「むにゃ・・・なの・・・」zzzzz
雪歩「ずっと寝てるだけだよ」
雪歩「時々、寝言を言うくらいで、何の変化もないし」
雪歩「本当に、観察してるだけで美希ちゃんみたいになれるのかな・・・」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:01:03.74 ID:bVDlTkZ10
雪歩「うんん、なんでもはじめの一歩が肝心なんだよね、コレぐらいでへこたれたら駄目だよね」
ガチャ
P「おはよー」
雪歩「あっおはようございますプロデューサー」
P「おう、今日は雪歩と・・・美希だけか」
雪歩「はい、他のみんなはレッスンに行ってます」
P「そうか・・・ちなみに美希はどれ位寝てるんだ」
雪歩「えっと、私が来たときには寝てたらか、二時間以上は寝てると思います」
P「まったく、毎度の事ながらよくこんだけ寝られるな」
雪歩「ふふ、ホントそうですね」
P「おい!美希そろそろ起きろ」ゆさゆさ
雪歩(あっ事務所で寝るとプロデューサーが起こしてくれるんだ)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:03:02.91 ID:bVDlTkZ10
P「美希!美希!」
美希「むにゃ、・・・・あふぅ~」
P「やっと起きたか」
美希「ん~~ハニーだ!」ダキ
P「わわ、こら美希!」
美希「えへへ、お目覚めのハグなの」
P「分かったから、離れろ!」
雪歩(そうか、私もああすればプロデューサーに・・・)
―――――翌日 765プロ
雪歩「えへへ、事務所に一番乗りしちゃった」
雪歩「今日はプロデューサーが朝早く来るってリサーチ済みだし」
雪歩「私も、事務所で寝てれば、昨日の美希ちゃんみたいに・・・」///
雪歩「早く寝たふりをしてプロデューサーを待とう」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:06:12.30 ID:bVDlTkZ10
――――10分後
雪歩(プロデューサー早く来ないかな~)ワクワク
トントントン
雪歩(あ、足音が)
ガチャ
雪歩(わわわ、早く寝たふりしないと)
雪歩「スースー」
P「・・・・・あれ!?何で雪歩が」
雪歩(きた!プロデューサーだ)
雪歩「スースー」
P「・・・・・なんでこんな早くに」
雪歩「スースー」
P「・・・・・・」
テクテク
雪歩(こっちに来た!)ドキドキ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:09:05.37 ID:bVDlTkZ10
P「・・・・・・」
テクテク
ファサ
P「・・・・・・」
テクテク
雪歩(あれ!?起こしてくれない!?毛布かけられちゃったよ)
カタカタカタ
雪歩(あぁ、お仕事始めちゃったよ)
雪歩(ふえ~ん。プロデューサー起こして下さい~!)
P「・・・・・・」
カタカタカタ
雪歩(全然、起こしてくれる気配がないよ)
雪歩(ど、どうしよう、突然起きるわけにもいかないし・・・)
雪歩(しばらく、待つしかないよね)
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:11:34.02 ID:bVDlTkZ10
――――30分後
雪歩「すーすー」zzzzz
??「雪歩、雪歩」ゆさゆさ
雪歩「ん~むにゃ」
??「起きなさい、雪歩」
雪歩「ふにゃ、ぷ、プロデューサー」ダキ
??「ちょっと雪歩!」
雪歩「ふえ」
律子「ちょっと離れなさい雪歩」
雪歩「え!はわわわ、律子さん!ご、ごめんなさい!」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:13:41.98 ID:bVDlTkZ10
律子「どうしたの雪歩こんな所で寝て」
雪歩「えっと、その、あの私・・・」
律子「はぁ、もういいわよ。とりあえずレッスンの時間だから早く行きなさいよ」
雪歩「あ、あの律子さん、プロデューサーは?」
律子「プロデューサー?もう営業に行ったわよ」
雪歩「そ、そうですか」
雪歩(うぅぅ、寝たふりしてたら、本当に寝ちゃったよ)
雪歩(作戦失敗だよ~)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:15:40.70 ID:bVDlTkZ10
――――夜 雪歩宅
「はぁ、今日はアレからレッスンもダメダメだったし、全然うまくいかなかったよ」
「どうしたら、美希ちゃんみたいになれるのかな」
「いきなり美希ちゃんみたいに可愛くなれないし」
「・・・髪を美希ちゃんみたいに染めてみようかな」
「でも、お父さんに怒られちゃうよね」
「う~ん、すぐ私でも出来ること・・・・」
「そうだ、美希ちゃんのファッションならすぐ真似できる」
「明日、美希ちゃんにどこで、服買ってるかきいてみよう」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:18:08.80 ID:bVDlTkZ10
――――翌日 765プロ
ガチャ
雪歩「おはようございます」
P「おう、雪歩おはよう」
雪歩「あっプロデューサー、昨日はすみません」
P「昨日?」
雪歩「あの私、事務所で寝てて。その毛布かけてもらったみたいで」
P「そういやそうだったな、でもどうしたんだあんな朝早くから」
雪歩「えっとあのその、あっ。レ、レッスンです。ダンスのレッスンしようと思って」
P「あんな朝早くから?」
雪歩「うぅぅ、そのもっとダンスうまくなりたくて・・・」
P「そうか、それで疲れて寝ちゃったのか」
雪歩「は、はいそうですぅ」
P「雪歩も頑張ってるな」なでなで
雪歩「あっえへへ」///
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:20:35.68 ID:bVDlTkZ10
雪歩(つい嘘ついちゃったけど、なでなでしてもらっちゃったよ)///
ガチャ
美希「あふぅ、おはようなの」
P「お~美希、おはよう」
美希「あっハニーおはようなの」
雪歩「お、おはよう美希ちゃん」
雪歩(うぅ、美希ちゃん今日もオシャレだな、小物も可愛いよ)
美希「ハニーみてみて、新しい服買ったの」
クルルッ
美希「ハニー、ミキ可愛いでしょ」
P「おう、よく似合ってるぞ」
美希「ぶ~、可愛いって言って欲しいの」
P「そうだな可愛いぞ」
美希「もー、そうだなもよけいなの」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:23:03.04 ID:bVDlTkZ10
雪歩(いいな、美希ちゃん可愛いって言ってもらってる)
雪歩「み、美希ちゃん、ちょっと聞いてもいいかな?」
美希「ん?なに?」
雪歩「そ、その、えっと。ちょっとこっちに来て」
美希「?」とてとて
雪歩「あのね美希ちゃんが今日着てる服って、どこで買ってきたのか教えて欲しいの」
美希「服?」
雪歩「うん、わ、私も美希ちゃんみたいな服着てみたくて」
美希「う~んいいけど」
雪歩「けど?」
美希「ミキね雪歩は私みたいな服、似合わないなーって思うの」
雪歩「えぇ!」ガーン
美希「雪歩は、今のままで可愛いの、だから大丈夫なの」
雪歩「そ、そんな、でも私、美希ちゃんみたいな服が着てみたくて・・・」
美希「う~ん、じゃあ教えるけど、ミキはそのままのほうがいいと思うの・・・」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:25:36.31 ID:bVDlTkZ10
―――― 服屋
雪歩「ここだよね、美希ちゃんが言っていたお店」
雪歩「なんだか、お店自体がすごくオシャレに見えるよ」ビクビク
雪歩「私みたいなちんちくりんが、入っても怒られないかな」
雪歩「でもでも、ここまで来たんだし、勇気をださないと」
雪歩「頑張れわたし!」グッ
ウィーン
店員「「「しゃぁやせー」」」
雪歩「・・・」
雪歩(店員さんなんで幸せって言ってるのかな?)
店員「しゃぁやせー、なんかおさがしっすか~」
雪歩(あっ!幸せじゃなくて、いらっしゃいませか)
雪歩「え、えとその・・・」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:27:46.33 ID:bVDlTkZ10
店員「こちらなんて今オススメッですよ~」べらべら
雪歩「わ、わたし」
店員「こっちは今一番いちおしで~」べらべら
雪歩(どうしよう、この人しゃべりっぱなしで、全然話し聞いてくれないよ)
店員「これなんて、似合うとおもうんすけど~」べらべら
雪歩「えっと・・・あっ!」
雪歩(あそこに飾ってるの、美希ちゃんが着てた服にそっくり)
雪歩「す、すみませんあれ下さい」
店員「ありあとやんした~~」
雪歩「はぁ~やっと買えたよ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:30:05.77 ID:bVDlTkZ10
――――雪歩宅
「・・・・・全然似合わない」
「なんで?美希ちゃんが着てたらあんなに可愛いのに、私だと全然可愛くないよ」
「胸のところとかぶかぶかだし・・・」
「ぐすん、この服結構高かったのに」
「でもでも、せっかく買ったんだし」
「明日は着ていってみよう・・・」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:32:10.14 ID:bVDlTkZ10
――――翌日 765プロ
雪歩(うぅ、この服でホントに大丈夫かな~)
雪歩(プロデューサー可愛いって言ってくれるといいけど)
ガチャ
雪歩「お、おはようございますぅ」
P「おう、おはよう。今日も早いな雪歩」
雪歩「は、はい」
P「今日もレッスンか?」
雪歩「えっと、その・・・み、見ててください」
雪歩(頑張れわたし!今日は服を見てもらいに来たんだから!)
クルッ
P「・・・・」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:34:30.70 ID:bVDlTkZ10
雪歩「あ、あのどうですかプロデューサー?」
P「・・・雪歩、素直な感想言ってもいいか」
雪歩「は、はいお願いします」
P「正直言って、全然駄目だ」
雪歩「えぇ!」ガーン
雪歩(あんまり、似合って無いと思ってたけど、そんなに!)
P「ターンするときに足が揃ってるから、綺麗に回れないんだ」
雪歩「ほえ?」
P「もっと、ターンするときには足を開いて、足が揃わないようにしないと」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:36:38.27 ID:bVDlTkZ10
雪歩「あ、あのプロデューサー・・・」
P「どうした?」
雪歩「そ、その何の話をしてるんですか」
P「ん?だからダンスレッスンの話だろ?だから俺の前で回ったんだろ?」
雪歩「あう、えっとその・・」
P「レッスンの話じゃなかったのか?」
雪歩「そ、そうです・・・レッスンの話ですぅ」
P「うん、じゃあみんなが来るまで雪歩のレッスンにつきあってやるよ」
雪歩「あ、ありがとうございますぅ」///
雪歩(目的とは違うけど、なんだかうまくいったよぉ)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:38:54.82 ID:bVDlTkZ10
――――翌日 765プロ
雪歩「プロデューサーどうぞお茶です」
P「おっ、ありがとう丁度飲みたいと思ったんだ」
律子「ありがと雪歩」
雪歩「えへへ、よかったですぅ」///
ガチャ
美希「あふぅ、おはようなの」
雪歩(来た!)
律子「こら、美希!遅いじゃない」
美希「はーい、ごめんなさいなの」
律子「も~しっかりしてよね」
雪歩「お、おはよう美希ちゃん」
美希「うん、おはようなの雪歩」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:41:39.73 ID:bVDlTkZ10
P「ははは、あいかわらずだな美希は」
美希「あっハニー」ダダダッ
律子「こら、待ちなさい美希」ガシッ
美希「も~なに?律子」
律子「律子さんでしょ!それより早く打ち合わせに行くわよ」
美希「え~ハニーにぎゅっとして貰いたいなの」
律子「何言ってるの、もう時間がないのよ」
美希「昨日からハニーにぎゅっとして貰ってないから、ミキ、ハニー分が足りてないの」
律子「そんなもん足りなくったっていいのよ。先方を待たせる訳にはいかないんだから、さっさとしなさい」ぐい
美希「イヤ~ハニー!帰ったら絶対にぎゅっとしてなの~~~~」ズルズル
ガチャ
バタン
P「まったく、来て早々騒がしい奴だな」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:43:08.66 ID:bVDlTkZ10
雪歩(ハニー分が足りてない・・・)
P「ん?どうした雪歩?」
雪歩「な、なんでもないですぅ」
雪歩(ど、ど、どうしよう、美希ちゃんの真似って、プロデューサーにぎゅっとして貰わないといけないの!)
雪歩(わ、私には、出来ないよぅ)
雪歩「うぅぅぅ」///
P「さっきから変だぞ雪歩?ホントに大丈夫か?」
雪歩「ほ、ホントに何でもないです。そ、そうだ、プロデューサーお茶入れてきますぅ」
P「そうか、それならお願いするよ」
雪歩「はい」
ばたばた
雪歩「あぅ~、なんか大変な事になっちゃったよ・・・」
雪歩「でもでも、美希ちゃんみたいになるには」
雪歩「プロデューサーにぎゅっとして貰わないと・・・」///
雪歩「うぅ、恥ずかしいよぉ」///
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:47:04.72 ID:bVDlTkZ10
カチャカチャ
雪歩「お、お待たせしましたぁ」
P「おっ!ありがとう」
ズズッ
P「うん、うまいよ」
雪歩「よかったですぅ」
P「しかし、いつも雪歩にはお茶を入れてもらって申し訳ないな」
雪歩「いえ、そんな好きでやってることですから・・・」
P「じゃあ、雪歩。雪歩のしたい事とかないか?」
雪歩「えっ!」
P「いつも、して貰ってるばかりだからな、たまにはお返しがしたいんだ」
雪歩「えっで、でも」
P「でも、難しいのは駄目だぞ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:51:31.79 ID:bVDlTkZ10
雪歩「そ、それなら・・・」
P「なんだ?」
雪歩(こんなに早くチャンスが来るなんて、ここで頑張らないと)
雪歩「あ、あの・・・」///
雪歩「あぅ、そのえっと、うぅぅぅ」///
P「ほら、雪歩遠慮しなくていいから」
雪歩「・・・ぎゅっとして貰いたいなの」ぼそ
P「えっ!」
雪歩「・・・・・・・・・」////// カーー
雪歩「な、な、な、なんでもないですぅー。わ、わ、わ、忘れてくださいぃ」///
雪歩(あうぅ、私なに言ってるんだろ、プロデューサーに嫌われちゃうよ)
P「・・・・雪歩」
P「・・・・これでいいか」ぎゅ
雪歩「ひゃうぅ」/////////
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:53:16.82 ID:bVDlTkZ10
P「イヤか?」
雪歩「しょ、しょんなこと、にゃいでしゅぅ」/////////
P「・・・・・・・」
雪歩「・・・・・」/////////
P「もう、いいか?」
雪歩「は、はい」///
P「・・・・・・・」
雪歩「・・・・・・」////// ぽー
P「雪歩なにかあったのか?」
雪歩「ほぇ」///
P「雪歩がこんな事言うなんて初めてだから」
雪歩「えっとその、わ、私自分を変えたくて・・・」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:55:11.05 ID:bVDlTkZ10
P「うん」
雪歩「私、美希ちゃんみたいになりたくて、だから美希ちゃんみたいにプロデューサーに・・・」
P「ぎゅっとしてもらいたいと」
雪歩「はぅ、そうです」
P「そうだったのか・・・。雪歩これで変われたか?」
雪歩「えっと、その、前のままです・・・」
P「だろうな・・・雪歩、俺は雪歩は前のままで良いと思ってる」
雪歩「でも、私ダメダメでひんそーでちんちくりんだし」
P「変わろうとすることは悪い事じゃない、雪歩が美希にあこがれるのも分かるよ」
P「でもな、おっとりしてても、いつも笑顔でお茶を入れてくれる、そんな雪歩が俺は好きだぞ」
雪歩「はひ」///
P「雪歩は誰かになりたいと思うより、もっと自分に自信を持てばそれでいいんだよ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 13:57:38.64 ID:bVDlTkZ10
雪歩「プロデューサー」ぐすっ
P「ほら、泣くな」
雪歩「うぅぅ、プロデューサーわ、私、プロデューサーのことが・・・」
ガチャ
春香「あっおはよーございます!」
千早「おはようございます」
雪歩「きゃう!」
春香「えっなに雪歩!」
雪歩「な、な、なんでもないですぅ」
春香(あやしい・・・)
千早(あやしいわね・・・)
P「ほら二人とも、今日はTV局で打ち合わせだろ、送ってやるから、行くぞ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 14:00:23.22 ID:bVDlTkZ10
春香・千早「はーい」
P「じゃあ、雪歩行ってくるから」
雪歩「は、はい」
ガチャ
バタン
雪歩「・・・・・・」
雪歩(はうぅ、勢いに任せて私、プロデューサーに告白しようとしちゃったよぉ)
雪歩(でも、プロデューサー私のことす、好きって・・・)///
雪歩(でもでも、きっとプロデューサーそんな意味で言ったんじゃないよね。ラブじゃなくてライクの事だよね)
雪歩「それでも・・・好きって言われたら嬉しいよぉ」///
雪歩「それにプロデューサー美希ちゃんみたいにならなくてもいいって、私は私のままもっと自信を持てって・・・」
雪歩「うん、本当にそうだよね。もっと私自身頑張らないと駄目って事だよね」
雪歩「よし、頑張れわたし」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 14:02:30.32 ID:bVDlTkZ10
――――数ヵ月後
スタッフ「はいOKでーす」
雪歩「お疲れ様でした」ペコペコ
P「雪歩、お疲れ」
雪歩「あ、プロデューサーお疲れ様ですぅ」
P「すごいじゃないか、一発OKだなんて」
雪歩「そんな、私なんて、周りの皆さんが助けてくれたから・・・」
P「そんなことないさ、ここ最近は雪歩も自信を持って演技してるように見えるよ」
雪歩「えへへ、ありがとうございます」
あの日以来、なんだか自分に自信が持てるようになって、なんでも頑張ってこれた。
美希ちゃんみたいにはなれないけど、私自身少しだけど変わった気がする
でも、やっぱり美希ちゃんには憧れちゃう。綺麗だし歌もうまいし
それに、プロデューサーにも積極的だし・・・
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 14:04:41.41 ID:bVDlTkZ10
P「今度、ドラマも決まったし。なにかご褒美やらないとな」
雪歩「ご褒美ですか?」
P「うん、もっと雪歩がやる気になれるなら、何でもするぞ」
雪歩「うーん・・・じゃ、じゃあ、ひ、ひとつだけいいですか」///
P「おう、なんだ」
雪歩「プロデューサーぎゅっとしてほしいなの」
終
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 14:16:34.60 ID:bVDlTkZ10
元スレ雪歩「いいな美希ちゃんが羨ましい・・・」