SS速報R:【五等分の花嫁】風太郎「俺は二乃と幸せになりたい」【安価SS】
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1: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 20:18:40.60 ID:IQ/I3zo/O


あの期末試験の後の告白から数ヶ月後。

波乱の修学旅行から帰ってきた後、俺は二乃の告白の返事をする事にした。

最初は二乃の言う通り最悪の出会いだった。性格がひねくれていて、俺はこいつに何度も煮え湯を飲まされていた。

お洒落にばかり気を使って、中身のないすっからかんの今どきの馬鹿。

そう思っていたが、告白されてから二乃を意識して見ると今まで二乃のわかりやすい外見しか見ていなかったのは馬鹿な俺の方だと気が付かされた。

社交的で料理上手、姉妹思いの二乃にどこか惹かれていく自分がいた。

最初はきっぱり断るつもりだったが、修学旅行を経て、二乃の魅力に気が付き、どう返事していいのかわからなくなっていた。

二乃の事が好き?いや、好きかと問われるとわからない。

でも、日が立つにつれ、俺の中で二乃が嫌な奴からちょっと気になる奴に変わっていたのは事実だ。

そんな二乃にいつまでも返事をせず、キープしておくような真似をするのは不誠実だと思った。

そんなわけで、バイト中に二人っきりで皿を洗っている時、俺は二乃に告白の返事をした。

風太郎「なあ、俺たち付き合ってみないか?」




2: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 20:22:11.88 ID:IQ/I3zo/O


二乃「え?」

皿を洗う二乃の手が止まった。

風太郎「この前の返事のつもりだったのだが」

二乃「それって、あんたも私の事、好きってことよね?」

風太郎「すまんがそれはわからない。でも、嫌いじゃない。むしろ気になる」

二乃「うん……」

二乃が恥ずかしそうに顔を耳まで真っ赤にしている。

風太郎「だから、お前の好きという気持ちに答えられていないかもしれないが」

風太郎「もっと二乃の事を知りたい。その気持に偽りはない。だから、付き合ってみようぜ」

二乃「いいわよ」

そんな中途半端な返事だったが、二乃はOKしてくれた。

何も結婚を前提に付き合うって訳じゃない。軽い気持ちでお互い合っているかどうか試してみようってだけだ。

そんなノリのつもりだったが、ふと隣で皿を洗う二乃を見ると、その横顔、そのうなじが……俺の原意識の奥にある花嫁姿とダブって見えて、俺は慌てて二乃から目をそむけた。





3: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 20:24:13.64 ID:IQ/I3zo/O


・ 五等分の花嫁の主人公、上杉風太郎がヒロインの二乃とお付き合いするSSです。

・ 基本的に風太郎が安価で行動していきます。コンマ判定もあります。

・ 風太郎の(一応の)目標は、二乃とハッピーエンドを迎えることです。

・ パラメーターは①二乃の好感度 ②二乃への愛情 ③幸せカップルポイント の3つです。

・ ①二乃の好感度が高いほど、二乃が積極的に仲良くなろうとしてきます。

・ ②二乃への愛情が高いほど、他の姉妹からの攻撃に対する防御力が高くなります。

・ ③このポイントをマックスにすることが目標です。①と②が高いほど上がりやすいです。




5: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 20:27:39.86 ID:IQ/I3zo/O


バイトを終えて……

二乃「それじゃあ私達、カップルになったってことでいいのよね?」

風太郎「改めて確認されると、照れるな」

二乃「光栄に思いなさいよ、私のはじめての彼氏になるんだから」

風太郎「ああ、よろしく頼むぜ!」

二乃「それじゃあ、お付き合いにするにあたって、色々確認しないとね」

二乃「私達の関係だけど、他の子達にはどうしましょうか?」

二乃「私以外から告白されていたとかないわよね?薄々気がついているかもしれないけど、あんたの事好きな子だっているんだから」

風太郎「告白は……されていないな」

二乃「ならいいけど。でも、あの子達にどう報告しましょうか……傷つけなきゃいいけど」

二乃は姉妹の事を心配しているみたいだ。

二乃「みんなに報告する?それとも隠す?」

初期パラメーター
二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■□□□□□□□□□


最初の方針は重要だ。
↓1
① 全員に一斉に報告する
② 個別に根回しする
③ 秘密にする



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/21(日) 20:34:15.56 ID:AHn0oaPoo

1



8: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 20:49:52.25 ID:IQ/I3zo/O


風太郎「次の勉強会の時、全員に報告しよう」

隠してもいつかはわかることだ。それに、こういうことは最初にしっかりしておくのが大事だ。

二乃「大丈夫かしら……」

二乃は心配そうにしている。

風太郎「まあ、あいつら驚くだろうな」

なんたって俺と二乃は水と油だった。そんな二人が付き合うとなったら驚きだろう。

風太郎「心配するな。きっと祝福してくれるさ」

二乃「わかった。信じるわ」

二乃は真っ直ぐ俺を見つめた。この信頼に応えるには、誠実である必要がある。

二乃「でも、付き合えるなんて、夢みたいだわっ」

二乃「私の事、しっかり幸せにしなさいよ、フー君♡」

これまで適当に聞き流していたが、付き合った途端、二乃のフー君呼びが気恥ずかしくなる。

二乃「あと、大事な事、最初に伝えておくわね」

二乃「浮気したら絶対許さないから」

二乃「私と付き合う時、守って欲しいのはそれだけ。それじゃ、今日は一緒に帰りましょ!」

こうして俺たちは晴れてカップルとなった。


だがこの時俺は甘く見ていた。幸せになるためには乗り越えなければならない試練が多いということを。

そして俺たちは試練を乗り越えれば乗り越えるほど、固い絆で結ばれていく関係なのだ。






9: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 21:56:30.61 ID:IQ/I3zo/O

一花「おっはー、フータロー君♪」

通学路のいつもの場所で一花とばったり遭遇した。

一花「ん?なんかいいことあった?顔がにやけているぞ」

風太郎「なんでもない」

一花に覗き込むように顔を見られて、思わず目をそむけてしまう。

開いた制服の胸元が視界の端に見えて目に毒だ。

昨日、俺は二乃と付き合う事になった。夜は二乃とのこれからの関係を想像して、なかなか寝付けなかったが……

今日の放課後の勉強会で、俺達の関係をみんなに報告する。そう決めたが……

一花「怪しいなー……そうそう、フータロー君にプレゼントがあったんだ」

そう言って一花はカバンから何かを取り出した。

一花「はい。これ。映画の試写会のチケット。私がちょい役で出てる奴」

映画……二乃と最初のデートにはいいかもしれない。そんな事をいちいち考えてしまう。

一花「これあげる」

風太郎「おお、サンキュー」

一花はチケットを1枚俺に渡した。

一花「それじゃあ今週末、一緒に私の勇姿を見に行こー!」

風太郎「ちょ、ちょっと待て!」



10: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 21:57:26.20 ID:IQ/I3zo/O


一花「ん?」

しまった。これは一花からのデートの誘いだったのか……!そういえば、一花も俺の事を……

三玖の姿での、遠回しな告白姿を思い出してしまう。

風太郎「これは……受け取れない」

今の俺は二乃と付き合っているんだ。一花と二人っきりで映画に行く訳にはいかない……

一花「え?なんで?」

一花は顔色を変えない。「女優の私のお誘い、当然受けるよね?」と自信満々だ。

一花に好意を寄せられていること。それは光栄だ。でも、俺は二乃と……

↓1 どうやって一花の誘いを断りますか?





11: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/21(日) 22:05:33.67 ID:JiOZMWvko

週末は私用があって行けなくてな



12: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 22:28:57.26 ID:IQ/I3zo/O


風太郎「週末は私用があって行けなくてな」

一花「ふーん、私用って何?」

今日の一花はぐいぐい来る。真っ直ぐ目を見つめられると、俺はタジタジになった。

風太郎「とにかく!週末は映画、行けないから!」

一花「そっか」

そう言って一花は後ろを向いた。

なんとか一花の誘いを無難に断った。

一花と一緒に登校する間、彼女は不気味な程無言だった。

誘いを断って拗ねてるのか……

風太郎「おっ。あそこにみんないるぞ」

遠くに二乃、三玖、四葉、五月が仲良さそうに並んで歩いている。

俺は一花と二人きりでいるのに耐えられなくなり、彼女たちの方へ駆け出そうとした。

一花「待って」ギュッ



13: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 22:34:48.72 ID:IQ/I3zo/O


一花に制服の袖を掴まれた。

一花「あのねっ、フータロー君、大事な話、していいかなっ」

一花「実は私……」

嫌な予感がした。この先の話を聞くと、面倒な事になる。

四葉「あれ?上杉さんに一花!」

遠くでそんなやり取りをしていると、目のいい四葉が俺たちの姿を発見した。

風太郎「その話は、放課後の勉強会が終わったあと……よければ聞くから」

風太郎「とりあえず、今はあいつらと合流しようぜ」

一花「……」

なんとか上手いこと逃げ切った。




14: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 22:36:41.70 ID:IQ/I3zo/O


四葉「二人はよく一緒に登校していますねっ」

五月「一花はいつも買い物していますが……そんなに買い食いしていたら太りますよ」

一花「あはは、五月ちゃんに言われたくないなぁ」

二乃「……」

風太郎「……」

二乃と一瞬目があって、俺は慌てて顔をそむけた。

三玖「?」

なんだか気恥ずかしくなる。昨日までただの家庭教師と生徒の関係だったが、今日から俺たちは恋人なんだ。

恋人らしいことはまともにしていないが……俺たちが本当の意味で恋人になるのは、おそらく今日の勉強会で全員に報告して祝福を受けてからになるんだろう。







15: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 22:37:55.28 ID:IQ/I3zo/O


午前の授業中も、遠くに座る二乃を気がついたら目で追っていて、勉強に集中出来なかった。

やはり恋は勉強の天敵なのだろうか。学生時代に恋愛にうつつを抜かすやつはそこが人生のピーク。その説は事実なのかもしれない。

三玖「フータロー」

風太郎「んあ?」

三玖「朝から変だよ、今日の君」

気がついたら授業は終わっていて、昼休み前だった。

学生たちは皆、仲のいい友達と食堂に出かけたり、机を並べて飯をくったりしている。

三玖「フータロー。今日のお昼はどうするの?」

風太郎「食堂かな。いつもの焼肉定食焼き肉抜きだ」

俺は背伸びをして、椅子から立ち上がった。

三玖「そんな貧乏なフータローに。はい、これ」

そう言って三玖が紙袋を差し出してきた。

風太郎「なんだ?これ?」

三玖「パン。焼いてきたんだけど」

風太郎「パン……ああ、お前パン屋で働いていたな」

三玖「まだ、お店に出せるレベルじゃないんだけどね、練習で……結構、いいのが焼けたから」

三玖「味見、して欲しい」

三玖「よければ、一緒にお昼食べない?」

↓1 三玖のパンを受け取りますか?





16: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/21(日) 22:39:15.23 ID:AHn0oaPoo

貰えるもんは貰っておこう
受け取る



17: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 23:02:23.95 ID:IQ/I3zo/O


風太郎(貰えるもんは貰っておこう)

風太郎(別にパン貰うくらいいいだろ。昼食代浮くし)

風太郎「サンキュ、三玖」

三玖の焼いてくれたのはクロワッサンだ。三玖は俺の隣に座ってパン袋を広げた。

風太郎「それじゃあ頂きます。んっ」モグモグ

風太郎「うまいっ!こりゃあうまいっ!貧乏舌な俺にもわかるが、焼き立てのパンは違うぜ!」

風太郎「本物の竈で焼いたパンだな、こりゃ!それに、おこげがいい塩梅でカリッとしているっ!」

風太郎「こりゃー、何個でも食えるぞ!」モグモグ

三玖「よかった。フータローに喜んでもらえてっ」

三玖の満面の笑みに、少しドキッとした。

三玖「一応、気に入ってくれたときのために……たくさん焼いてきた」

そう言って三玖はカバンからもっとおおきな紙袋を取り出した。

三玖「賞味期限は今日中。お家でらいはちゃんにも食べてもらってね」

風太郎「うん、これはらいはも喜ぶなぁ」



18: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 23:05:05.77 ID:IQ/I3zo/O


二乃「あら。美味しそうなパンの香りね」クンクン

五月「三玖!私の分はないのですか!」

三玖「げっ」

香りにつられて五月と二乃がやってきた。

三玖「みんなの分もちゃんと作ったから……今日の勉強会で振る舞おうと思って」

二乃「そうそう実は今日、私もお弁当作ってきたんだけど」

そう言って二乃はカバンから弁当箱を2個取り出した。

おそろいの弁当箱だ……

二乃「材料が余っちゃっただけよっ!勘違いしないでっ、あんたのためにって訳じゃなくて、食材がもったいなかったからなんだから…!」

クロワッサンを食ったせいでお腹が膨れてしまっている。

二乃「無理に食べなくてもいいわよ。三玖のパンでお腹いっぱいならね」

二乃「余ったお弁当は五月にでもあげるから」

↓1 二乃のお弁当を受け取りますか?





19: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/21(日) 23:13:15.00 ID:JiOZMWvko

そりゃ受け取るよ



20: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 23:34:55.45 ID:IQ/I3zo/O


風太郎「いや、ありがたく頂戴するぜ!」

そんな事言われて受け取らない男がいるか?

いくら三玖のクロワッサンでお腹が膨れていても、二乃が作ってくれた弁当は食う。

それが筋ってもんだろ?

二乃「……♡」

二乃は嬉しそうにしていた。

弁当箱を開けると、可愛らしいタコさんウインナーに卵焼き、ほうれん草のおひたしにご飯。

よくあるお弁当だ……ご飯にトッピングでハートマークが描かれている事以外は……

五月「うわっ(ドン引き)」

二乃「何よ、いいじゃない、これくらい……」

三玖「……」

風太郎「……///」

俺は急いで二乃の弁当を食った。

午後の授業は腹が重たくて、まともに内容が入ってこなかった。

やはり恋愛は勉学の敵のようだ……




21: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 23:40:53.09 ID:IQ/I3zo/O



今日の放課後は中野家での勉強会だ。

このアルバイトをしてから、上杉家の生活もずいぶんと楽になった。

勉強を教えるだけじゃなく、五つ子共のメンタルケアもしないと行けないのが面倒だが……

最近はなんだか彼女たちの関係もぎくしゃくしているみたいだ。

その原因は自惚れているように聞こえるかもしれないが、俺にあるのだろう。

年頃の5人の女の子に男が1人。嫌われたままであれば問題なかったかもしれないが、彼女たちの信頼はそれはいつの間にか恋心に変わっていった。

全く、頭がお花畑な連中だ。信頼と友情は全く別の感情であるのに、いつの間にか恋心に収斂していく。

そして、俺もいつしかその馬鹿な感情に飲み込まれていた。

あの二乃と付き合うだなんて。我ながら、どうしてあの日、そんな提案をしたのか、わからなくなる。

四葉「それじゃあ、今日も勉強会、始めましょー!」

風太郎「待ってくれ、四葉。勉強会の前に、大事な話がある」

五月「大事な話って……また父がなにかあなたに言ったのですか?」

風太郎「いや、そういう話は特にないが……勉強とは関係のない、全くの私事なんだが」

二乃と目が合った。二乃は強く頷いて俺の決断を後押しした。



22: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日) 23:48:17.69 ID:IQ/I3zo/O


一花は何やら不穏な気配を感じ取ったのか、眉をひそめている。

三玖は不安そうに俺の顔を見つめていた。

四葉はキョトンとしていた。

風太郎「実は、俺……!二乃と付き合う事にしたっ!」

場が静まり返った。

風太郎「ずっと前に、二乃から告白されていて、返事は保留していたんだが」

風太郎「昨日、二乃にその返事をした結果」

風太郎「付き合う事になったんだ」

五月「二乃、本当ですか?」

二乃「ええ。彼の言っていることは事実よ」

四葉「そんな……二乃と上杉さんが……」チラッ

一花「……」

三玖「……」

二乃「悪びれるつもりはない。私は正々堂々、戦ったんだから」

二乃「だからこそ、私はあなた達に認めて欲しい。祝福して欲しい……!」

そう言って二乃は深々と姉妹に頭を下げた。

二乃「私と彼、付き合う事になったけど、みんなに認められて、初めて私は幸せになれるわっ」

二乃「お願い、祝福を」

二乃はどんな時も真っ直ぐだ。そんな姿勢に、俺は惹かれていたのかもしれない。


↓1
コンマ50以上 姉妹全員からの祝福を手に入れる カップルポイント 1+
コンマ50未満 祝福は手に入れられず 





23: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/21(日) 23:49:02.05 ID:9Fg0/lKV0





27: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月) 00:09:50.32 ID:HDylQj85O


爆弾が落ちた後のように長い長い沈黙だった。

姉妹全員の顔がこわばっている。

時期尚早だったか。しっかり根回しする必要があったのか。それとも秘密にしていればよかったのか。

そう後悔してしまうほど、重苦しい沈黙だ。

沈黙を破ったのは三玖の涙だった。

三玖「うっ……ううっ……」ポロポロ

勉強会のテーブルに供された、少し焦げたパンを俺はじっと見た。

三玖の想い。三玖の好意。三玖の気持ち。

俺はそれに気がついていた。それなのに、こんな乱暴な報告をしてしまったことを少し悔いた。

でも、仕方がないことだ。どこかで言わないといけない。どこかで、区切りを付けないといけない。

俺は二乃を選んだ。その気持に後悔はない。しかし、何かを選ぶということは、何かを選ばないという決断だ。

選ばれなかった彼女の気持ちから俺は逃げようとしていたんじゃないか。



28: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月) 00:18:11.74 ID:HDylQj85O


本気で、三玖の気持ちに向き合っていたか?三玖だけじゃない。一花もだ。

一花が俺の事を好きだったのは、間違いない。

三玖に扮した姉妹の誰かが、一花の気持ちを代弁していた。

あのときの三玖……俺は……

わかっていた。でも、その気持から逃げたかった。

それで、最後に、直接、告白してくれた二乃を選んだんじゃあないのか?

一花「三玖、泣かないで……」

そうやって慰める一花も目に涙を溜めていた。

五月「二乃。その返事をするには、私達、時間が必要です」

四葉「わ、私は……!」

四葉「二乃が幸せになるなら嬉しいっ」

四葉「でも……みんなが幸せになれないなら……」

二乃「四葉、あんたの言うみんなの幸せって何?」

四葉「え?」

二乃「もし、ここで彼が私じゃなくて三玖と付き合うって報告していたら」

二乃「あんた、どうしたの?」




29: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月) 00:19:14.18 ID:HDylQj85O


二乃「三玖の幸せは祝福できるけど、私の幸せは祝福出来ないって訳!?」

風太郎「二乃、落ち着けって」

四葉「そんなこと、ないよ……」

二乃「いい加減、八方美人はやめなさい。それならまだ、一花みたいに自分が付き合えないから祝福できないって、はっきり顔に書いてる方が、マシよ」

五月「言い過ぎです!二乃!」ボコッ

五月が思いっきり二乃の頬を叩いた。

二乃「何よっ!このっ!」バコッ

デジャブだ。二乃は思いっきり五月の頬を叩き返した。

二乃「なんであんたは祝福できないのよっ!」

五月「それは私も彼の事が好きだから!」

二乃「なっ……!」

風太郎「え?」



30: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月) 00:21:48.29 ID:HDylQj85O


五月「あっ……」

五月の思わぬ告白に、場がまた静まった。

五月「ううっ……と、とにかく、好きになってしまったものは、仕方ないんですっ!」

五月「こんな家、もういられませんっ。さよならっ」

四葉「ま、待って!五月!」

五月はまた財布なしで家を飛び出した。

一花「二乃。私達、一旦距離を置こうよ。私も、全部飲み込むには時間が必要」

三玖「うっ、ううっ……なんで、二乃……二乃じゃなければっ、姉妹じゃなければっ、祝福できたかもしれないのにっ……」

他の3人は五月を追って家を出ていった。

中野家のリビングには俺と二乃だけが取り残された。

さきほどまで賑やかだった、その空間はがらんとしていて、俺達の船出は前途多難なものとなったのである。


プロローグ 終わり

続く



36: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月) 22:50:37.68 ID:xWjYPMVG0


二乃「おまたせっ。ごめん、待った?」

風太郎「いや、時間ぴったりだ」

週末、俺は二乃と駅前の広場で待ち合わせてデートをすることにした。

あんな悲しい事があったが、別に喪に服しても始まらない。

デートは二乃の提案だった。

二乃「せっかくお付き合いするんだから恋人っぽいことしましょうよ」

二乃はどこまでも前向きだ。

祝福が得られなかったからと言ってそれを引きずることはせず、あくまで楽しくお付き合いしようとしていた。

お洒落な洋服にばっちり気合の入ったメイクで現れた二乃にドキッとしたのは秘密だ。

一方の俺はというと、ヨレヨレのシャツにズボン。少し釣り合わない感じもする……

二乃「それじゃあフー君、エスコートしてよねっ」ギュッ

そう言って二乃が腕を組んできた。

ここはなんとかデートで二乃を喜ばせてやりたい。


↓1 最初のデートはどこに行きますか?



37: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/22(月) 22:51:47.70 ID:+dg4g9bJo

ウィンドウショッピング



38: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月) 23:14:26.90 ID:xWjYPMVG0

風太郎「とりあえずショッピングモールの中を徘徊するぞ」

二乃「ふーん、ウィンドウショッピングってわけね。いいじゃない」

風太郎(実際デートなんてどうすりゃいいかわからんが……)

風太郎(らいはの持っている少女向け漫画雑誌の大人のデートプラン特集を参考にしたぞ!)

風太郎(中でもこのウィンドウショッピングは金がかからないのが俺好みだ)

風太郎(さあ、これで二乃を喜ばせて男を上げる事が出来るか……!)


二乃「ねえねえ、見てよ。あれ、最近流行りのアロマグッズ!」

二乃「これは面白い形の美肌ローラーねぇ。ほら、グリグリ」

二乃「ねぇねぇ、このピアス、一花が欲しがってた奴だわ。ちょっと背伸びしすぎじゃない?私達、まだ高校生よ」

二乃「あの服は四葉がいつも着てるやつね。いつまでたってもお子様なんだから」

二乃「ほら、このボーダーのシャツとか似合ってるんじゃない?カッコイイわよ?」

二乃「え?値段が高すぎる?はぁー……お洒落にお金かけなさいよ、たまには」


↓1 成功判定
コンマ 50以上 二乃、満足 
コンマ 50未満 二乃、不満 (二乃の好感度 -1)





39: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/22(月) 23:15:43.75 ID:lZ6MAMkf0

はい



41: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月) 23:44:59.17 ID:xWjYPMVG0


風太郎(二乃に引っ張られるようにして色々な店を回った)

風太郎(正直、ものなんて安くて長持ちすれば何でもいいという価値観の俺には、二乃のお洒落で消費主義的な価値観は理解が出来ない)

風太郎(まずこんなに買い物に時間をかける必要はあるか?)

二乃のテンションが空回りした後、、俺の憮然とした表情に気がついたのか、二乃の元気が少しなくなっていた頃……

風太郎「なあ二乃。お前がトイレ行ってる間にこれ買ったんだけど」

二乃「ん?」

風太郎「さっきの店でお前が欲しがっていたミサンガ。……ほら、プレゼントだ」

風太郎「一応、お揃いで俺も同じの買ったから」

風太郎「安物かもしれないが……もしよければ」

二乃「ありがとっ。宝ものにするわっ」ギュッ

二乃「ほら、あっちの服屋で服選ぶわよ」

風太郎「おいおい、また服選びかよ……」

二乃「お礼に、絶対フーくんに似合う今日1番の服、見つけるんだからっ」

ウィンドウショッピングの間にささやかなプレゼントをしたら、二乃は笑顔になった。

なんてちょろい奴だ。


……

二乃はウィンドウショッピングに満足した!好感度が高い状態をキープした。



42: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/23(火) 00:01:52.00 ID:HvJTJ8TZ0


午前中一杯、ウィンドウショッピングをして、俺達はショッピングモール内のレストランでランチをした。

風太郎「そういえば、あいつらの事聞いてもいいか?」

結局あの後のことはよくわからない。

五月は俺の家に来なかったので、野垂れ死にしていないか少し心配だった(学校には来ていたので大丈夫だとは思っていたが)。

二乃「とりあえず、一旦戻ってきたみんなと話し合ったわ」

二乃「で、色々あって……みんな、昔のマンションに戻ったの」

二乃「とりあえず私だけ、みんなで借りたボロアパートで暮らしている状態」

風太郎「おい、大丈夫なのか?」

二乃「私の心配はしなくて大丈夫よ。家事洗濯料理全部自分で出来るから。心配なのはあの子達の方」

二乃「絶対栄養バランス崩れてるわよ」

だが、年頃の女子高生が一人暮らしは色々大変だろう。もちろん、五人暮らしももっと大変だっただろうが。

二乃「今はせいせいしてるわ!部屋狭かったのよね、プライベート空間もなかったし」

二乃「だから、フーくんは心配しないで。姉妹の問題は私がなんとか解決するから」

二乃は気丈に振る舞っていた。だが、これは俺の責任でもあるのだ。なんとか、手助けはしてやりたいが……



43: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/23(火) 00:03:15.58 ID:HvJTJ8TZ0


ランチを食べて、午後も何件かお店を回った後、日が暮れる前に俺たちは別れた。

最初のデートとしては上々の出来だったと思う。

後半のウィンドウショッピングは、俺もそこそこ楽しめた。世の中には色々おもしろいものがある。

ジョークグッズを見たり、最近のゲーム機を見たり、参考書を選んだり(これが1番楽しかった)、二乃といい感じにウィンドウショッピングを満喫した。

まさに初々しい高校生カップルのデート。

二乃の笑顔が見れたのが、今日の1番の収穫だった。


初デートを成功させて、カップルポイントが1アップした!

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■□□□□□□□□



44: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/23(火) 00:12:30.70 ID:HvJTJ8TZ0


風太郎(来週末もデートの約束をしたけど)

風太郎(二乃と遊んでばかりじゃ駄目だ)

風太郎(俺のせいで、姉妹がばらばらになってしまったのだから……なんとか、俺に出来ることはないだろうか)

風太郎(個別に相談して、二乃との仲を取り持つべきか)

風太郎(いや、今は何もしないほうがいいのか?俺が下手に動くと事態がややこしくなる気もする)

風太郎(どうしよう……このままだと、五つ子の家庭教師の仕事もクビになっちまう)

風太郎(いや、あくまで俺は仲良しな五つ子に戻って欲しい。純粋にそう思うからこそ、行動するべきか?しないべきか?)

↓1 どうしますか?

① 姉妹の誰かと接触する (指定)
② 今は姉妹の問題に対して何もしない 



45: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/23(火) 00:13:36.28 ID:oytTi5tl0

三玖



52: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/27(土) 00:56:09.36 ID:4K+q+6WU0

三玖「あっ」

風太郎「三玖。話がある」

まずは三玖を味方につけよう。家庭教師を始めたばかりの頃、最初に俺の事を信頼して授業を受けてくれたのが三玖だ。

今回の問題も三玖が解決の突破口になるかもしれない。

俺はパン屋のバイトを終えて帰路につく三玖を出待ちし、話しかけたのだが……

三玖「ト、トイレ!急いでいるからっ」トタトタ

三玖は俺を避けるように駆け出した。

風太郎「待て!三玖!話だけでも聞いてくれ!」

俺は三玖を追いかけた。


……



53: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/27(土) 00:59:12.50 ID:4K+q+6WU0


三玖「ハァハァ……」

風太郎「フーッ……ずいぶんと走ったな、ハァ、ハァ」

俺も三玖も汗だくだ。

三玖と追いかけっこをした昔の事を思い出した。

三玖「話しって何?」

風太郎「お前たち姉妹のことだ」

三玖「フータローには関係ない」

風太郎「いや、関係ある」

三玖「それは二乃と付き合っているから?」

風太郎「違う。俺は二乃のことだけじゃなくて、お前らのことも心配だ」

三玖「なんで?」

風太郎「それは、お前らは俺の生徒で……友達だから」

三玖「……」



54: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/27(土) 01:03:13.79 ID:4K+q+6WU0


風太郎「友達を心配しないやつはいないだろ」

風太郎「一花も三玖も四葉も五月も、俺の大事な友人だ。その友人達が、俺のせいで大切な家族の1人と仲違いしている」

風太郎「俺に出来ることなら何でもする!その上でお願いだ」

風太郎「俺と二乃の仲を祝福しろとまでは言わない」

風太郎「二乃に寄り添ってやってほしい。二乃の奴、今は気丈に振る舞ってるけど、根っこは寂しがり屋だ」

風太郎「姉妹から拒絶されたままだと、きっとあいつは駄目になる。そうならないよう、お前が側にいてやってほしい」

風太郎「二乃が五月と喧嘩して家出した事があったよな?あの時も1番二乃の事を思って、1番二乃の側に寄り添っていたのはお前だった」

風太郎「そんな三玖が側にいてくれたら、きっと二乃は救われる」

風太郎「頼む」

俺は深々と三玖に頭を下げた。




55: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/27(土) 01:10:01.41 ID:4K+q+6WU0


三玖「フータローって私の想い知ってたよね?」

三玖は俺の事を……

俺は何も答えることは出来なかった。三玖の気持ちには返事をしないまま、二乃と付き合った。

三玖との関係は、曖昧のまま。告白されていないんだから、返事をする必要もない。そう思っていた。そうやって逃げていた。

三玖「私の想いに気が付きながら、幸せを掴んだ二乃と寄り添えだなんて。仲良くしろだなんて」

三玖「すごい残酷なこと言うんだね、フータローは」

返す言葉もない。顔から嫌な汗が流れる。

三玖「もちろん、二乃のことは大事に思っているよ。でも、今は、二乃をみると、ドロドロとした気持ちがふつふつ湧いてくる」

三玖「だから、そっとしておいて欲しかった」

三玖「……顔あげて、フータロー」

俺は三玖の顔を直視できなかった。

三玖「そのお願いには見返りが必要」

三玖「あなたのこと、忘れさせて」

三玖「最後の思い出に、キスして欲しい」

三玖「キスしてくれたら、忘れてあげるから……フータローへの気持ち。そうしたら、きっと、私は二乃のこと、祝福できると思う」

そう言って三玖は目を瞑った。

あの時の、あの誓いの鐘の前でのあの子との……この時の三玖がダブって見えた。


↓1 三玖にキスしますか?

コンマゾロ目で二乃に目撃される



56: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/27(土) 01:17:51.35 ID:xs9CQkJ50

するな



59: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/27(土) 12:04:33.12 ID:4K+q+6WU0


風太郎「すまないがそれはできない」

三玖「!」

風太郎「お前の気持ちに気がついていないと言ったら嘘になる」

風太郎「だが今の俺は二乃と付き合っている身だ」

風太郎「二乃を裏切るようなことは出来ない」

風太郎「その上ではっきり伝えておく」

風太郎「俺はお前のことは」

三玖「いやっ聞きたくないっ!」

三玖はヘッドホンを耳に付けて、駆け出した。

今の俺に彼女を追いかける体力は残っていなかった。

彼女との捩れた関係を修復する術を、今の俺は持ち合わせていない。




60: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/27(土) 12:05:06.81 ID:4K+q+6WU0


週末。二乃との2回目のデート。

風太郎(この前はウィンドウショッピングだったな)

風太郎(今週はどこにしよう)

↓1 どこでデートしますか?



61: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/27(土) 12:13:47.01 ID:qyxngCnio

動物園



64: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/28(日) 12:29:43.55 ID:zNKWyAkG0


二乃「動物園とはなかなかいいチョイスじゃない、フー君」

風太郎(ウィンドウショッピングと違って金かかるが……デートの定番だ)

風太郎(これで二乃も楽しんでくれればいいが)

二乃「みてみて、ウサちゃんとふれあいコーナーもあるわよ!」

風太郎「二乃はうさぎが好きなのか……意外だ」

二乃「意外って何よ」

風太郎「あ、いや……女の子っぽい一面もあるんだなーと」

二乃「私のこと何だと思ってたわけ……まあいいわ。ほら、フー君も抱いてみなさいよ」

風太郎「うおっ。意外と重いんだな、うさぎって」

二乃「『人参あげると喜びます。人参スティック一本100円』。高っ!アコギな商売ねっ!でも買っちゃう!」

二乃「はい、大好物な人参ですよ~はい、あーん」

俺の腕の中に収まっていたうさぎに二乃は餌付けしていた。

二乃「ふふふっ、すごい勢いで食べてるわ」

風太郎「まるで五月みたいな奴だな……」




65: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/28(日) 12:35:39.77 ID:zNKWyAkG0


二乃「知ってる?三玖はハリネズミが好きなのよ」

二乃「まあ可愛いけど、うさちゃんみたいに抱きしめられないのは残念よね」

風太郎(三玖……あの後、大丈夫だったかな)

二乃「ねえ、話聞いてる?」

風太郎「ああ、ハリネズミが俺の事を好きなんだろ?」

二乃「何も聞いてないじゃない……フー君の好きな動物のとこ行きましょ」

風太郎「この動物園にゴリラいるかな」

二乃「へー、ゴリラのどこが好きなの?」

風太郎「賢いとこ。マップを見るとアッチの方にサルの仲間たちの檻があるらしい」

二乃「結構混んでるわね」

風太郎「はぐれないように手、つなごう」ギュッ

二乃「……うん」

そんな流れで俺は二乃と手を繋いで一緒に動物園をデートした。

2回目のデートしては上々だ。カップルポイントがアップした!

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■■□□□□□□□



……




66: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/28(日) 12:36:42.20 ID:zNKWyAkG0


動物園を夕方まで満喫した帰り道

……

二乃「今日は楽しかったわね」

風太郎「たまには外で動物をみるってのもいいもんだな」

二乃「そういえば、先週三玖となにかあった?」

風太郎「いや、何もなかったぞ」

二乃「ならいいけど」

これも女の勘というやつだろうか……

二乃「はぁ……」

風太郎「ため息多いな、どうした?」

デート中も二乃は楽しみながらもふと見るとため息をついていることが多かった。




67: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/28(日) 12:39:50.16 ID:zNKWyAkG0


二乃「ご、ごめんなさいっ!せっかくの楽しい時間に、心配かけちゃって!」

風太郎「教えてくれよ、俺と二乃の仲だろ」

二乃「……今まで、こんなに姉妹喧嘩が長引いたこと、なかったのよ」

二乃「一花が四葉のおやつを勝手に食べた時も、私と五月があなたの件で仲違いした時も、姉妹みんなが仲を取り持って、仲直りできた」

二乃「今回のは、今までの喧嘩と違う」

二乃「姉妹みんなが私の敵。もしかしたら、このまま私達、バラバラになっちゃうんじゃないかって」

二乃「だんだん不安になってくるの」

二乃「って、私らしくないわね、こんな弱音吐くなんて。フー君は気にしないでっ。私もなんとか他の子と仲良く出来るよう、頑張ってるからっ」

風太郎「二乃……」

喧嘩が長期化して、仲直りの糸口がつかめず、二乃の精神はダメージを受けているようだ。

弱った二乃は簡単に口説けそうだ……だが、2回目のデートの後ではまだ早い気がする。

それに二乃の心の傷に付け入るような真似は正義に反する気がする……

↓1 二乃を口説いてみますか?(成功率 30% 失敗すると二乃の好感度-1)




68: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/28(日) 12:59:34.39 ID:roeO/y8go

まだやめとく



69: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/28(日) 13:26:37.59 ID:zNKWyAkG0


二乃を家の近くまで送って、そのまま俺は家に帰った。

少しずつ二乃と心の距離は近くなってきている気がするが、姉妹問題が俺たちの関係に重くのしかかっていた。

……

風太郎(先週は三玖と接触を試みて失敗した)

風太郎(今週こそはなんとかしないと)

風太郎(まずは誰か1人、こっちの味方に引き込むべきだ)

風太郎(4人の中で、俺の事を好きではなくて、姉妹仲を大切にしていて、二乃と俺の仲を応援して味方になってくれそうな奴)

風太郎(あー、そんな都合のいい奴はいねーかなぁ)

↓1 誰と接触しますか?



70: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/28(日) 13:30:52.41 ID:TtHVbSTQO

三玖



72: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/28(日) 13:48:13.24 ID:zNKWyAkG0


風太郎(そんな都合のいいヤツいないか……)

風太郎(なら、まずは三玖の問題から解決しないと)

俺は放課後、三玖を帰り道で待ち伏せした……

風太郎「三玖!」

三玖「ひゃっ」

風太郎「話がある、聞いてくれ!」

三玖「っ!」

三玖は俺をみるなり、脱兎の如く駆け出した。

この前の一件で、相当嫌われてしまったのだろうか。それはある意味で望むところだが……三玖と二乃は仲良くして欲しい。

全力疾走する三玖を俺は追いかけた。

……

↓1 コンマ 50以上で三玖に追いつける



73: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/28(日) 13:54:22.63 ID:s+G6Dtuxo

えい



80: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 13:59:20.38 ID:qehlkgh40

三玖「ハァ、ハァ……ハァ、ハァ」

風太郎「うおおおぉぉぉ!」

俺は全力疾走で三玖を追いかけた。

風太郎「話を聞いてくれ、三玖!」ガシッ

三玖をなんとか捕まえることに成功した。

三玖「ううっ……なんで……そっとしておいてくれないの……」

風太郎「あっ」

三玖は今にも泣き出しそうだった。

事実上振られた相手に追いかけ回され、姉妹との仲を祝福するようお願いされる……

三玖の立場を考えると辛いものがある。

三玖「で、フータロー……話って何?」

風太郎「いや、その……」

三玖の泣き顔を見たい訳じゃない。俺は二乃と幸せになりたいが、三玖にも幸せになってほしい。

どうやったら、三玖に、二乃と仲良くして貰えるのだろう。どうやったら三玖が俺と二乃の仲を祝福してくれるのだろう。

どうやったら、三玖が納得して幸せになれるんだろう。

風太郎「二乃と仲良く……できねーか?」

三玖「仲良くはもちろんしたいよっ!そんなこと、フータローに言われるまでもない!」




81: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 14:02:23.51 ID:qehlkgh40



三玖は少し怒っていた。

三玖「でも、仲良くするには……私達の関係を規定しないと」

三玖「フータロー、今度ははっきり言うね」

三玖「私はあなたが好き。二乃よりも、他のどの姉妹よりも早くあなたの事を好きになったのは私」

風太郎「!」

三玖「演技じゃないよ。本気だよ」

三玖から真っ直ぐ告白されて……俺の心拍数は一気に跳ね上がっていた。

もし最初に告白されたのが二乃じゃなければ。二乃に返事をする前に三玖から告白されていたら。

俺は三玖を選んでいたかもしれない。

三玖「この想いはもう止められない」

三玖「ねえ、フータロー……二乃と別れて、私と付き合って」

三玖は俺の耳元で囁いた。

二乃をとるか、三玖を取るか。究極の選択だ……

↓1 なんて答えますか?




82: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/29(月) 14:06:13.25 ID:a7kKoRAoo

それは出来ない
二乃のことが好きだから



83: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 14:17:09.38 ID:qehlkgh40


三玖の事が嫌いな訳じゃない。三玖に俺は何度も救われた。恩もある。

三玖の好意に気がついてから、三玖とお付き合いした後の事を想像して布団の中でニヤニヤしていたこともある。

そんな俺でも、通すべき筋はある。

三玖のことは好き。それを曲げずに答えるには、もうこの答えをはっきり言うしかない。

風太郎「それは出来ない」

風太郎「二乃のことが好きだから」

三玖の目を見てはっきりと伝えられた。

何かを選ぶという選択はとても楽だ。幸せに向かって真っ直ぐ進むだけでいい。

でも、それは同時に何かを捨てるという選択であり、捨てるという行為には痛みを伴う。

俺は今、激しい痛みを必死に堪えていた。

そして、その俺の痛み以上に、捨てられるという痛み、拒絶されるという苦しみを三玖は味わっている。

↓1 コンマ
50以上 三玖は風太郎の選択を受け入れる
50未満 三玖、風太郎の選択を拒否する



84: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/29(月) 14:18:58.18 ID:fyg/Ije4o

うい



86: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 14:35:49.19 ID:qehlkgh40


三玖の瞳が深く暗く沈んでいくのを俺は見逃さなかった。

三玖「わかった」

そう答えると三玖は立ち上がって、スカートについた土埃を払った。

三玖「なら私もはっきり言うね」

三玖「二乃とはもう仲良く出来ない」

風太郎「あっ……」

三玖「最初に好きだったのは私なのに。二乃なんて、最初はフータローのこと馬鹿にしていたよ」

三玖「フータローのこと好きな私の気持を知った上で、何度もからかってきたし、馬鹿にしてきた」

三玖「それなのに、後から強引に告白して……私の気持ち、知っているくせに!」

三玖「フー君呼びだって、私が最初に考えたんだよ?それを当てこするように、二乃は私の前で…!」

三玖「いくら姉妹でも、泥棒猫とは仲良く出来ない」

三玖「ごめんね、フータロー。……私にだってプライドはあるもん」


そう言って三玖はまた駆け出した。

風太郎「待ってくれ!三玖!俺はお前の事を……!」

好きだった。

でも今の俺に、三玖を追いかける資格はなかった。

遠くに消えていく三玖をただ、ぼんやりと眺めることしか出来なかった。

俺のせいで、三玖と二乃の関係に深い亀裂が入ってしまった……




88: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 14:57:19.76 ID:qehlkgh40


四葉「上杉さん、上杉さん!」

風太郎「あ?」

四葉「ここのところお疲れですか?今も目を開けて寝てましたよ?」

風太郎「ああ、すまない……」

週末は二乃とデートの予定だ。

だが、デートを前に、三玖の問題をなんとかしないと……

放課後、学級長としての仕事を四葉と一緒にしながら、考え事に耽ってすっかり居眠りをこいてしまった。

気がつけば四葉が大半の書類整理をしてくれていた。

四葉「そういえば最近、アッチの方はどうなんです?」

風太郎「アッチ?」

四葉「二乃とはうまくいってるんですか?」

風太郎「ああ、まあ、ぼちぼちな」

四葉「わおっ!それは良かった!で、どこまで進んだんです?お二人の関係♡」ししし

風太郎「う、うるせー……作業に集中するぞ///」

一花や五月とも気まずくなって会話が出来ない中、四葉だけが俺の癒やしだ。

四葉「忘れないでくださいね。上杉さんが誰を好きになってどんな恋をしたとしても……私は全力で応援します」

風太郎「!」

そうだ。四葉なら。頼るのは癪だが、四葉ならなんとかしてくれるかもしれない……!

風太郎「実は……」

四葉「でも、上杉さん。応援はしますが、上杉さんが姉妹の誰かを傷つけるようなことしたら」

四葉「絶対に許しませんから」

風太郎「お、おう……」

そこで話はそれっきりになってしまった……




91: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 23:15:04.44 ID:qehlkgh40


二乃「あ~~映画のラスト、ロマンチックだったわね~」

二乃「恋のサマーバケーションの続編、間違いなかったわ」

二乃「最後に沈みゆく豪華客船の甲板で永遠の愛を誓い合うシーン。そして無言のキス!」

二乃「ねえねえ、フー君はどうだった?」

風太郎「前作観てないが、なぜラブロマンスが途中から豪華客船を舞台にしたミステリーになったのかわからなかった」

二乃「細かいこと気にしすぎよぉ。ドキドキハラハラしてキュンキュンできればいいのよっ、映画なんて」

二乃「あと、沈没する際に、海に落ちる乗客の中に一花いるらしいけど見つけた?」

風太郎「人がゴミのように海に落ちるあのシーンか……ウォーリーを探せより難しそうだな」

今週のデートは映画館。映画を見終わった後、近くの喫茶店に入って適当に二乃とお茶を楽しんだ。





92: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 23:17:05.18 ID:qehlkgh40


風太郎「なあ、三玖、なにか言ってたか?」

二乃「三玖?さあ?あんた、三玖となにかあったの?」

風太郎「いや、何もないならいいんだが」

俺は、三玖の「二乃とはもう仲良く出来ない」という一言がずっと心に棘のように刺さっていた。

こいつらが元の仲良し五つ子に戻る日は来るのだろうか。

その一方、俺はというと二乃と3回目のデートでずいぶんと距離も近くなってきた。

喫茶店でお茶した後は、ショッピングモール内をぶらぶら歩いて、ゲーセンで時間を潰し、陽が暮れる頃にはデート終了。

俺たちは手をつなぎ、家路についた。

二乃「最近思うのよ。もう私達姉妹は元に戻れないんじゃないかって」

二乃はそんな事をポツリと言った。




93: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 23:18:44.14 ID:qehlkgh40


二乃「高校を卒業したら、どのみちみんな別々な道へ進まないといけない」

二乃「きっとその新しい場所で新しい出会いがあって、私達姉妹は今までのように5人一緒って訳にはいかない」

二乃「その別れが少し早く訪れたっていうだけ。だから、フー君は気にしなくていいから」

二乃は、俺が姉妹仲をバラバラに引き裂いてしまって心を痛めているということを察してか慰めるようにそう言った。

二乃は、一見あたりがきつくて誤解されるけど、心の芯には誰よりも姉妹を、他人を思いやれる優しい気持ちがある。

俺はそこに惹かれたのかもしれない……

二乃「ねえ、フー君。好きよ」

風太郎「俺も好きだ」

夕闇の中で二乃と目があった。

二乃が目を瞑った。

ここまで二乃との関係は順調だ。でも、目を瞑る二乃の顔を見ると、ふとあの日の五月の顔がフラッシュバックしてきた。

みんなをこのままにして、二乃と幸せになっていいんだろうか。

↓1 二乃と幸せなキスをしますか?



94: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/29(月) 23:19:46.76 ID:XR/uSc7ko

します



97: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 23:37:01.70 ID:qehlkgh40


そこから先、俺達に言葉はいらなかった。

唇と唇を重ね、愛を確かめあうような長いキス。

二乃「ぷはっ。……フー君、上手じゃない?初めてじゃないの?」

風太郎「初めてだ、こんなキス」

お互い顔は真っ赤だ。あの時、五月(の格好をした誰か)とした時は、交通事故みたいなもんだ。

相手が二乃とわかっていて、お互い好きという気持ちを確認するようなキスは……

二乃の唇はやけどするくらいに熱かった。


キスをしてカップルポイントが1アップした!
二乃への愛情が1アップした!

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■□□□□□□


二乃をアパートまで送る間、俺達は無言で手を繋いでいた。

二乃の手も汗ばんでいるのがわかる。まだ、キスの衝撃が冷めやらぬまま、気がついたらアパートの前に到着していた。

二乃「どうする?フー君」

風太郎「あ?」

二乃「……ウチで晩御飯でも食べていく?」

風太郎「え?」

二乃「……」

家の前で二乃に誘われた。何度かお邪魔したことのある中野家の五つ子のアパートには今、二乃しかいない。


↓1 中野家にお邪魔しますか?




98: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/29(月) 23:38:14.25 ID:agypG4aqo

する



99: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/29(月) 23:56:03.38 ID:qehlkgh40


二乃「らいはちゃん、大丈夫?ちゃんとメールした?」

風太郎「ああ、今日は晩飯いらないって送ったら、了解だとさ。夜は親父も帰ってきているから大丈夫だろ」

お言葉に甘えて二乃の家にお邪魔する事にした。

太陽は西に沈み、すっかり夜になっている。

台所から、二乃が何かを炒めている音が聞こえる。五人で暮らしていただけあって、そこそこ広いアパートだ。

前に来た時はとても手狭に感じたが、二乃1人では持て余すだろう。

台所からする芳ばしい香りを堪能しながら、俺は居間でキョロキョロしていた。

机の下にアルバムを見つけた。

俺はそれを開いた……




100: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/30(火) 00:12:37.59 ID:kiM7pzzN0



赤ん坊の頃の5人の写真だ。今でも変装されると誰が誰だかわからないのに、なおのことわからない。

小さい頃の5人。みんな笑顔で楽しそうだ。

お母さん?の後ろ姿。亡くなったと聞いた。

少し成長した五つ子。京都のあの子にそっくりだ。

リボンをした子がいる。これが四葉だろうか?

この頃になると、次第に面影が見えてきた。この元気なのは一花。後ろで引っ込んでる人見知りそうなのが三玖。

美味しそうにカレー食べているのが五月。そして、ちょっと色気づいているのが二乃……

黒ずくめの衣装。葬式の写真だ。

中野父がいる。姉妹の顔は見えない。

うって変わって、南国の写真。姉妹の水着姿がしっかりと収められている……




101: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/30(火) 00:15:23.95 ID:kiM7pzzN0


二乃「こら!勝手に見るんじゃないわよ!」ポコッ

風太郎「ああ、すまん」

二乃「人の水着姿でニヤニヤしちゃって!代わりに今度、あんたも昔のアルバム見せないさいっ」

風太郎「俺のアルバムはないが、らいはのでよければ」

二乃「らいはちゃんの!?それはすごい価値じゃないっ!四葉に高く売れそう」

風太郎「人の大切な妹の写真を売らないでくれ」

二乃「はい、今日は気合いれてみたわよっ。四川風チキンライスと、ブルゴーニュ風白身魚のカルパッチョ、旬の夏野菜で作ったパトゥルジャン・イマム・バユルドゥ」

風太郎「なんだかわからんがすげーっ!」

二乃「世界三大料理である中華、フレンチ、トルコ料理のコラボレーション、おあがりよっ」

貧乏舌な俺にも、二乃が料理が上手だというのは伝わってくる。

だが、らいはの料理と比べてどうだ……!?

↓1 判定
コンマ 50以上 悔しいけど二乃の料理の方がうまいな 二乃への愛情1アップ
コンマ 50未満 やっぱ1番はらいはの貧乏飯だわ 二乃への愛情1ダウン





102: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/30(火) 00:16:20.24 ID:a8I/ut5/0





106: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/30(火) 00:35:13.06 ID:kiM7pzzN0

風太郎(確かに上手い。このチキンライスなんて、カラッと炒められて香辛料がよく混じり合っている)

風太郎(それにこの白身魚。らいはは間違ってもカルパッチョなんて作らないし、舌でシャッキリポンと踊るこの新鮮な味わいは料理屋で出てきても恥ずかしくないだろう)

風太郎(そして最後のよくわからんトルコ料理!茄子の中に冷えた野菜が詰まっただけで、ここまで鮮烈な『夏』を感じさせる味わい!)

風太郎(まるで夏野菜の爆弾!それがチキンライスとカルパッチョと喧嘩せず、絶妙なハーモニーを卓上で演出しているッ!)

風太郎(二乃の料理の腕は確かだ)

風太郎(しかし、俺が食いたかったのは余所行きの上手い料理じゃなくて、毎日食いたくなるような美味い家庭の味だ)

風太郎(らいはの料理のレパートリーは10個もないが、毎日食っていても飽きない何かがある)

風太郎(それに比べて二乃の料理は……時々食うには確かにいいだろう。でも、毎日、こんな料理が出てきたらうんざりしちまう)

風太郎(この料理は『上手い』んであって、『美味い』じゃあない)

風太郎(フッ。二乃もまだまだらいはには及ばないみたいだな)

二乃「どう?美味しかった?」ワクワク

風太郎「ああ。上手かったよ。ごちそうさん」


決して口には出さないが、彼女の料理をおふくろの味と比べてしまうのは男のサガ……

心の中で二乃の料理をダメ出しして、愛情が相対的に1下がってしまった。

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■■■□□□□□□




107: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/30(火) 01:06:56.28 ID:kiM7pzzN0


そんなこんなで二乃に夕食をご馳走になり、一緒に皿洗いをした後……

がらんと広い中野家のリビングで俺たちは二人っきりになった。

嫌でも先程のキスを意識してしまう。

恋人になって、デートして、手を繋いでキスをした。

問題はその後だ。二乃の奴、突然大胆に俺を誘うからホイホイ家に上がってしまったが。

その後の事を考えていたのだろうか。

二乃は落ち着きなく髪を弄りながら、時々俺の方をチラチラみている。

時刻はすでに20時を回っていた……

二乃「夕方の話の続きだけどね」

二乃はそう言って俺の手をぎゅっと握ってきた。

二乃「正直、あなたとお付き合いしたこと、少し後悔しているのよ」

風太郎「え?」



108: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/30(火) 01:14:02.57 ID:kiM7pzzN0


二乃「時折、教室で三玖と目が合うの。じっと私の方をみて、何かをいいたそうにしている」

二乃「その目に最近、怨みの籠もった炎が宿っているようにみえるの」

二乃「あんな目でみられたことなかったから、怖いのよ」

二乃「一花も、五月も、私と目を合わせようとしてくれない」

二乃「どうしようもなくって、四葉を頼ったりしているんだけどっ、四葉も『応援するよ』って言ってくれるだけで」

二乃「最近、四葉とも喧嘩しちゃったの。『応援するって言うけど、あんたがなにかすると悪い方向に行くのよ!』って怒鳴っちゃって」

二乃「そしたら、四葉、凄い悲しそうな顔で『ごめんね』って」

二乃「ねえ、フー君。私、どうしたらいいのかしら?」

二乃「このまま、姉妹バラバラで、祝福も得られず……私って幸せになれるの?」

二乃「私は、ただ正々堂々と戦っていただけなのに」


そうか。二乃は二人っきりになって、俺に弱音をぶちまけたかっただけなんだ。

気がついたら、二乃は俺の胸の中で泣いていた。

俺はそんな二乃が愛おしくて、でも、姉妹仲を引き裂いてしまったことの罪悪感でいっぱいになりながら、精一杯、胸の中で泣く二乃を慰めた。

二乃の俺に対する好意。そして姉妹を大切に想う気持ち。どちらも二乃の魅力だ。

俺は、せめて姉妹仲に関して、なにかしてやりたかった。でも、俺がやったことは三玖との関係をこじらせただけ。

今の俺に、二乃を幸せにする資格はあるのだろうか?

二乃「ねえ、フー君……1人の夜は寂しいわ」

涙目になった二乃と目が合った。

弱った二乃は簡単に口説けそうだ。

↓1 二乃を口説いてみますか? (成功率 40% コンマ 60以上で成功!)




109: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/04/30(火) 01:22:44.36 ID:gTvpbpak0

やめとく



110: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/30(火) 01:32:53.84 ID:kiM7pzzN0

後日に続く。

二乃の飯がらいはより美味ければ安価なしで風太郎は二乃を口説いていました。
失敗した場合、好感度が下がるわけではなく、マルオお父さんが出現して風太郎の胃に穴が空いていました。



116: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 14:35:34.64 ID:usKlEzcuO

風太郎「結局あの後はなんとか二乃を慰めて家に帰った」

風太郎「一気に家族を4人失った二乃の悲しみを俺は癒せてあげることが出来たのだろうか」

風太郎「二乃をなんとしても幸せにしたい」

風太郎「だが、同時に他の姉妹の事も気になってしまう」

風太郎「俺にはもう彼女たちを幸せにする資格はない」

風太郎「でも、姉妹が幸せじゃないと二乃だって笑って幸せになれないんじゃないか」

……

一花「やっほー、学級委員長クン」

放課後、図書館へ向かう途中、一花に話しかけられた。

一花「最近どう?二乃とはうまくいってる?」

先日五つ子で大喧嘩した後、一花とは気まずくて会話すらしていなかった。

そんな時に突然二乃の話をふっかけられて、面を食らってしまった。

一花は祝福には時間が必要と言っていた。もう吹っ切れたのだろうか。そうだとしたらありがたいことこの上ないのだが。

一花「それで……先週はどうだった?お家でデートしたんでしょ?」

風太郎「なっ……!なぜそれを!何もなかった!二乃の飯食っただけだっ」

一花「ってことは本当にお家に遊びに来たのか。それなのに何もなかったって本当~?ちゃんと清く正しい男女交際してる~?」

一花のカマかけに引っかかるとは。俺も余裕がなくなっているのかもしれない。

一花「あ、そうそう。君に手伝ってほしいことがあって話しかけたんだ」

一花「美術の先生から明日の授業で使う画材を倉庫から取ってきて欲しいって頼まれたんだけど」

一花「結構な重さがありそうで、男手を探してたの」

一花「手伝ってくれるよね?彼女のお姉さんの頼みだぞっ」


↓1 一花を手伝いますか?



117: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/01(水) 14:50:09.76 ID:pbEJ96f+o

罠っぽいけど手伝ったほうがいいかな



118: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 15:22:30.09 ID:usKlEzcuO


断る理由も特にない。

風太郎「わかった、手伝おう」

一花「やった!それじゃあついてきて。倉庫はアッチだから」

……

普通の学生は通りもしない離れにその倉庫はあった。こんな場所に倉庫があるとは3年間ここに通っていて知らなかった。

一花「昔の部活棟だって。今は新しくて綺麗なのが出来たから、全部引っ越して、物置になっているみたい」

掃除もおざなりなのか、やけに埃っぽい。

一花「ここだよ」

一花がお使いを頼まれたという倉庫は、その部室棟の1番奥にあった。

一花が鍵を開けたが、建付けが悪いのか、長らく開けてないせいで蝶番が錆びついているのか、扉はなかなか開かなかった。

一花「結構汚いなぁ」

倉庫の中は意外と広かった。外から陽がうっすらと差し込み、中の様子が見える……

床にいつの時代のかわからない雑誌が転がっている……GTOが載っていた頃のマガジンだ……

運動部が使っていたであろう、筋トレマシーンや使われなくなった野球道具などが転がっている。

古びたマットが敷いてあった。年月を経て、黄ばんでいるようだ。

風太郎「はやく見つけて出ようぜ、こんなとこ。で、美術の画材はどこだ?」

一花「先生はダンボール箱に入ったキャンバスって言ってたけど。どこだろう」

俺は棚を手当たり次第探した。

一花「ねぇ、フータロー君」

気がついたら一花が隣にいた。

一花「あったよ、ダンボール箱」

風太郎「でかした!」





119: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 15:52:57.59 ID:usKlEzcuO


たしかにキャンバスが詰まったダンボール箱は重かった。これは女子1人に頼む仕事ではないだろう。

俺たち二人で持ってなんとか持ち上がるくらいだ。

一花「なんだか林間学校を思い出すね」

風太郎「あの時みたいに閉じ込められてずぶ濡れにならなきゃいいがな」

一花「ふふふっ」

ダンボールを扉の前まで運び、ドアノブに手をかけた。

風太郎「ん?」ガチャガチャ

一花「あれ?どうしたの?」

風太郎「建付けが悪いのかっ、ドアが開かないっ」ガッチャガチャ

必死にドアを引いてみたが、蝶番が馬鹿になっているのか、ドアが開かなくなっていた。

一花「引いて駄目なら押してみろだよっ、フータロー君っ」

風太郎「うおおおっ!」ガチャガチャ

力任せにドアを引いたり押したりしたが、開く気配はない。

風太郎「くそっ、お前といるとよく閉じ込められるな」

どうやって脱出したものか。


↓1 どうしますか?




120: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/01(水) 15:55:28.68 ID:qP0LRGHn0

携帯で助けを呼ぶ



121: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 20:31:12.88 ID:usKlEzcuO


風太郎「ここは携帯で助けを呼ぶぞ!」

一花「任せた」

風太郎「おい、お前ケータイは」

一花「あはは、教室に忘れちゃった。取ってすぐ戻る予定だったから」

風太郎「じゃあ頼みの綱は俺のケータイだけってことか」

俺はカバンから携帯電話を取り出した。

風太郎(まずい、充電が赤マークだ……全然使ってなくて充電習慣がない上に、最近二乃とよくチャットするから、減少が思ったより早い)

風太郎(ギリギリ、1人に連絡出来るかどうか、というところか)

さて、誰に連絡しよう……

↓1 誰に助けを呼びますか?



122: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/01(水) 20:37:32.61 ID:ZNMbx9VsO

三玖



127: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 21:23:25.37 ID:usKlEzcuO

風太郎(こんな時頼れるのは……)

風太郎(二乃は友達と遊びに行くって言ってたな)

風太郎(四葉はさっき校庭を走っている姿を見かけた)

風太郎(となると五月か三玖の二択。三玖はこの時間も図書館で勉強している可能性が比較的高い)

風太郎(気まずい……が、助けを求めないとこのまま一花と倉庫に閉じ込められっぱなしだ)

風太郎「頼むぞ、三玖」

俺は意を決して三玖に電話をかけた……

三玖は3コールで電話に出た。

三玖「もしもし」

風太郎「三玖、今学校にいるか?」

三玖「今忙しいんだけど……何?」

風太郎「大至急、お前の助けが欲しいんだ。実は今、倉庫に閉じ込められていて」

三玖「……」

風太郎「離れにある倉庫だ、職員室を右に曲がって、渡り廊下を超えた、昔の部室棟!場所わかる?」

風太郎「その忙しい用事終わったら、助けに来て欲しい!頼む、三玖だけが頼りだ!」

風太郎「実は一花も一緒に」ブツッ……


一花の名前をいい終わらない内に、ケータイの電源が切れた。

今度買い換える時はバッテリーが長持ちするやつにしないと。

三玖にとりあえずピンチは伝わったはずだ。

しかし二乃とのことで一悶着あって、三玖との関係は俺の中で出会ったばかりの時期を除くと過去最低水準まで冷え込んでいるから心配だが……




128: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 21:38:52.00 ID:usKlEzcuO


一花「三玖来てくれるの?」

風太郎「返事は聞けなかったが、多分大丈夫だ。何度も俺のピンチを救ってくれた三玖だからな」

一花「信頼してるんだね、三玖のこと」

風太郎「まあな」

一花「でも三玖助けに来てくれるまで暇だねー」

風太郎「勉強道具はカバンに入ってるが、勉強するか?」

一花「もーっ、こんな時まで勉強、勉強……もう私には関係ないからいいや」

風太郎「え?」

一花「今度、大きな映画のオーディションが東京であるの。それ受けようかなーと思ってて」

一花「一応、全国の映画館で上映されるやつで、役はヒロインの姉。結構セリフもあるし、見せ場もある重要なポジション」

一花「受かったら、仕事忙しくなるよー。今までみたいに、学業と二足のわらじじゃ出来ない」

一花「社長さんからは東京の芸能系の高校に一応転校って形で上京を提案されたんだ」

一花「もちろんオーディションは落ちるかもしれない。でも、落ちても結局、それはいいきっかけだと思うんだ」

一花「女優の夢、叶えるなら本気で取り組まないとね。恋が叶わなかった分、夢は叶えなくっちゃ」



129: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 21:49:47.89 ID:usKlEzcuO


風太郎「そうか」

内心、一花の話に衝撃を受けながらも、俺は想像以上に感情を込めずにそう答える事が出来た。

五人全員卒業させるのが俺の仕事だと思っていた。だが、夢を本気で追う一花を引き止める資格は……

ここまで6人で頑張ってきたのに、突然一抜け宣言をされて、俺も思うところはある。

だが、夢へ挑戦する彼女の人生に対して何かを言えるほど、俺は無責任じゃないはずだ。


一花「でね、フータロー君。そのお姉さん役なんだけど、実はキスシーンもあるちょっと大人な役なんだ」

一花「せめて、ファースト・キスは、好きな男の子としたかったな」

一花「ねえ、フータロー君……私の気持ち、わかるよね?頭いいんだから」

そういいながら一花はぐっと距離を詰めてきた。

一花「キス、しようよ」

薄暗い放課後の倉庫の中には俺と一花しかいない。

一花の心臓の音も聞こえてしまいそうな距離感だ……


↓1 どうしますか?



130: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/01(水) 21:51:03.71 ID:pbEJ96f+o

しないよ



135: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 22:03:22.94 ID:usKlEzcuO


一花が目を閉じてゆっくり顔を近づけてきた。

一花にこんなに迫られて、求められて嬉しくない男なんているはずがない。

でも、俺の脳裏に過ぎったのは、二乃だった。二乃とキスをした時の、あの甘い一時を思い出す。

ここで一花とキスしたら、これからどんな顔して二乃とキスをすればいいんだ?

風太郎「待て、一花」

俺はなんとか一花を押し留めた。

風太郎「それは出来ない」

一花「……」

風太郎「俺には、二乃がいるから。すまん」

一花「お願い」

そう言って一花は俺の手を取って自分の胸に押し当てた。

風太郎「お、おい!」

一花「こんなこと頼まず、すっぱり忘れようと思っても、鳴り止まないんだよっ!胸のセンサーがっ!」

一花「聞こえる!?感じる!?この胸の音っ!」

一花「お願いだよ、フータロー君……キスして……忘れさせて……」

風太郎「……すまん」

俺はゆっくりと一花の胸から手を引いた。

やけどしそうなくらい、一花の体は熱かった。





136: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 22:19:24.20 ID:usKlEzcuO


それから居心地の悪い、長い長い沈黙。

一花は体育座りで微動だにせずうずくまっている。

俺は、何が正しくて何が正解なのか、テストと違って答えの無い難問と延々と格闘していた。

一花も上京してこれから新しい出会いが待っているだろう。

いろんな男とも出会うだろう。その中には俺なんかよりずっといい男はいっぱいいるはずだ。

そんな中から素敵な出会いをすればいい。初恋なんて甘酸っぱい思い出で十分だ。

俺はふと、竹林の事を思い出していた。

きっと、10年もしたら、一花にとって俺とは、俺にとっての竹林程度の存在。

俺も盗撮したりしたが、今となっちゃ笑い話。

そんな竹林ごときに今の俺の幸せや不幸を押し付けることは責任転嫁が過ぎるという話だ。

悲しいが、俺は一花の幸せに関して責任は持てない。俺が責任を持つのは二乃だけなんだ。

そう、必死に自分に言い聞かせて、うずくまって泣いている一花から目を背けていた。

……

風太郎(しかし、死ぬほど気まずい……三玖、はよ来い!)

↓1 コンマ 50以上で三玖が到着 




137: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/01(水) 22:20:09.30 ID:NJcbmdzPo

はよこい



140: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 22:33:51.67 ID:usKlEzcuO


風太郎(何をもたもたしているんだ、三玖ぅ~~!)

風太郎(よく思い出せば、電話の向こう側から、パンが焼ける音がしていたな)

風太郎(あいつ、バイト中だったのかも……となると、バイト終わるのは夜か……)

風太郎(こりゃ、本格的に、自力で脱出する方法を考えねーと)

風太郎(最悪、前みたいに火をつけてスプリンクラーと火災報知器鳴らすってのもありだが)

風太郎(この点検されていないような天井の装置がきちんと働くかは……賭けってところか)

風太郎(最悪、大火事になって中から焼死体2つ発見ってシナリオも……)

風太郎(そういえば倉庫内の高いところに天窓があるな)

風太郎(あれを開けて脱出?だが、また肩車作戦しないといけない)

風太郎(あとは倉庫には比較的なんでも揃ってそうだが)

風太郎(さて、どうするかな……)

↓1 どうしますか?(諦めて助けを待ったり、一花を慰める方向もありです)





141: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/01(水) 22:35:37.69 ID:y20FnT/BO

一花とセックスする



149: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 23:08:51.25 ID:usKlEzcuO


※自由安価を出す以上、織り込み済みですが、ゲームの根幹に関わる行動は二乃への愛情が防御因子になります※

風太郎(駄目だ。脱出の方法が思いつかない)

換気の悪い倉庫の中は蒸し暑い。

暑さで思考力が奪われる。ここは待つしかないか……

それとも一花とセックスするか。

風太郎(ん?今、俺は何を考えたんだ)

頭の中で、異質な思考がノイズのように走った。それは、太古の昔に預言者が得たという天啓というモノに近いのかもしれない。

暑さのために頭がいかれたのか。極限状況に追い詰められ、俺の本能が刺激されたのか。

一花「暑い……」

そう言って一花は制服の上を脱いだ。

汗ばんだYシャツの下に下着が見える。

一花「ハァ……ハァ……」

閉鎖空間に一花の艶めかしい息遣いが響く。

一花「退屈だね、フータロー君」

一花の甘い声がした。泣き腫らした顔が、やけに扇情的だった。

一花「三玖、まだ来ないんだよね?今日、バイトのはずだよ」

知ってたのか。

一花「誰も来ない密室に若い男女が二人っきり」

一花「せっかくだし大人の真似事、してみようよ」

そう言って一花は倉庫の中のマットの上で仰向けに横になった。

一花とセックス……一花とセックス……一花とセックス

頭の中で響く絶対者の命令に俺は必死に抗った。

↓1 二乃の愛情 5/10
コンマ 50以上で 理性が本能に打ち克つ
コンマ 50未満で 勃起してしまう (二乃への愛情-1 次の判定へ進む)



150: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/01(水) 23:09:17.98 ID:pbEJ96f+o

はぁ



156: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/01(水) 23:35:10.12 ID:usKlEzcuO


風太郎「いや、ダメっしょ」

二乃への愛情の勝利! 愛情がさらに1深まった!

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■□□□□□□

一花「えー、ケチ」

風太郎「ほら、お前も馬鹿やってないで服着ろ」

一花「……本気なんだね、二乃のこと」

風太郎「ああ。俺はあいつの事が好きなんだ」

一花「ふー……完敗かな」

そう言って一花は乱れた服を整えて、扉の方へ向かった。

一花が何度か扉をガチャガチャしたら、ドアはあっさり開いた。

風太郎「お前ッ!」

一花「ごめんごめん、内側から鍵閉めてたの忘れてた」

一花「二乃への愛、本物なんだね。悔しいけど二乃の姉として祝福するよ、二人のこと」

一花の笑顔に俺は呆れて怒る気も失せてしまった。

やれやれ、とんだいたずらだ。

俺は一花の頭に軽く拳骨を浴びせた後、一緒にダンボール箱を職員室まで運び、一花と一緒に下校した。

一花にお詫びとしてジュースもおごってもらい、俺たちの間にあったわだかまりがすっと溶け、元の鞘に戻ったような感じがあった。

雨降って地固まる。試練を乗り越えた後の、絆は格別なものだ。

しかし、同時に少し寂しくもあった。俺と一花の間にはっきりと境界線が引かれ、俺達はもうこれ以上近づくことはないのだから。


風太郎「あと、なにか忘れているような……」


三玖「バイト切り上げて、倉庫に来たけど誰もいない件」

一花編 終わり

後日へ続く。



161: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/02(木) 15:46:36.33 ID:tzCe4adGO


二乃「聞いて聞いて!昨日、一花と一緒に買物して映画みちゃった!」

二乃「さらに三ツ星レストランでお洒落なディナーも食べちゃったのよっ」

二乃「なんだか、久しぶりに一花と二人で遊んでとっても楽しかった」

二乃「ご飯食べた後、これからのこと、色々話し合ったわ」

二乃「一花、私達のこと祝福してくれるって」

二乃「フー君が、私のために一花を説得してくれたのよね?」

二乃「……ありがと」

週末のデート。二乃は何時になく上機嫌だった。

姉妹から祝福を得た意味は大きい。

二乃の孤独が癒やされてとてもいきいきしている。

一花との命がけの倉庫での戦いは無駄じゃなかったみたいだ。

姉妹の問題を1/4解決したことで、二乃の好感度が1アップした。カップルポイントが1アップした。

二乃の好感度  ■■■■■■■■■□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■□□□□□


二乃「それで、お礼といったらあれだけど」

二乃「なんでも1個、この二乃様がフー君のお願い叶えてあげるわっ」

二乃「彼女として、私が出来ることなら……なんでもしてあげるわよ」

一花から祝福を手に入れたご褒美をくれるらしい。


↓1 二乃に何をしてもらいますか?



162: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/02(木) 15:50:59.54 ID:Hxc7LyJNO

軽く唇が触れるくらいのキスはしてもいいんじゃね?
もちろん無理強いはせずやんわりと頼む感じで



163: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/02(木) 16:24:26.86 ID:tzCe4adGO


風太郎「それじゃあ二乃には体で褒美を払ってもらう事にするか」

二乃「体で……」ゴクッ

俺はそう言って二乃の肩を掴んだ。

風太郎「もちろん無理強いはしない。あくまでご褒美だからな。嫌だったら逃げてもいいんだぞ」

二乃「あ、あううぅ……///」カァ

二乃は顔を真っ赤にしていた。

二乃「フ、フーくんが……望むなら……覚悟は、してきたわ」

二乃「初めて、だから、満足させられるかわからないけどっ」

二乃「一花と仲直りさせてくれたんだもの……お礼に……いいわよっ」

風太郎「何いってるんだ?ご褒美といえば……キッスだろ///」

二乃「え?」

風太郎「軽く唇が触れる感じでいいからな。舌とか入れなくていいから。」

風太郎「もちろん、無理強いではない。安価でなんでも出来るからと言って、二乃を傷つけるような非紳士的なふるまいはNGだぜ」

風太郎「嫌だったら嫌と言ってくれ。こういうのはカップル同士の合意が大事だからな」

二乃「……目、つぶりなさい」

風太郎「おう」ドキドキ

二乃「一花のこと、ありがとう」チュッ

二乃の唇が俺の唇に軽く触れた。

二乃とのキスは特別だ。一花の誘惑を振り切って、二乃からご褒美のキスを貰った。


↓1 
コンマ 50以上 キスで満足する
コンマ 50未満 キスのみでは満足出来ず



164: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/02(木) 16:27:03.58 ID:ngdgTuKso

あい



169: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/03(金) 21:57:09.96 ID:6A1TRgn/O

二乃の唇の柔らかい感触がまだ残っている。

デートの後、俺ははたから見ると引かれるほど顔をほころばせ、家に帰った。

二乃は少し不機嫌になっていたが、俺は満足だ。

これ以上望むとバチがあたる。何事も程々が1番だ。

風太郎「ただいまー」

玄関を開けるとらいは謹製のカレーのにおいがする。

そうそう、デートを早めに切り上げたのもこれが目的なのだ。今日はローテーション的に晩御飯はカレーライス。

らいはの作るカレーは至高の一品だ。二乃に晩ごはんを誘われたが当然断らせて頂いた。

らいは「お兄ちゃんおかえりーお風呂にする?ご飯にする?それとも勉強する?」

風太郎「今日はカレーライスの気分だぜ!大盛りで頼む!」

らいは「ごきげんだね、なにかいいことあった?」

風太郎「晩御飯がカレーってだけで俺のテンションはマックスだぜ!」HAHAHA

らいは「でも、大盛りは難しい、かな……」

風太郎「え?なんでや!?コスパ的にたくさん作って取り置きした方がいいから多めに作るやろ?それに出張で親父いないから絶対余るやんけ!」

らいは「それはそうなんだけど」

風太郎「今日は俺、腹いっぱい食べたい気分だっちゅーの!お兄ちゃん、らいはのカレー大盛りじゃなきゃやだぁやだやだぁ!」

らいは「あの、実は……お客さんがいて」

五月「す、すみません、お邪魔してます」

風太郎「……」



173: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/03(金) 22:11:18.96 ID:6A1TRgn/O


風太郎「また家出か」

五月「察しが良くて助かります」

風太郎「はぁ……今度は誰と喧嘩したんだ?」

五月「実は一花と」

風太郎「! 珍しいな、お前らが喧嘩するの」

五月「方向性の違いという奴です」モグモグ

何で喧嘩をしたのかはあえて触れないでおこう。

それより問題は我がもの顔で貧乏な俺の家に転がり込んでカレーを俺の1.5倍は多く食べるこいつのメンタルだ。

らいは「五月さん、おかわりあるよー?お兄ちゃん、五月さん優先でいいよね?」

風太郎「ああ」

五月「それではお言葉に甘えて……あ、でも、らいはちゃんの分、足りなくないですか?」

らいは「私は大丈夫!」

五月「しっかり食べないと育ちませんよっ。ほら、私の肉あげますから。はい、らいはちゃん、あーん」

らいは「わわ~~ありがとう、五月さんっ、あーん。もぐっ」

五月「上杉君にも……人参でいいですか?はい、あーんして」

風太郎「いや、おかしないか?」

五月「さ、流石にあーんはやりすぎですね、忘れてくださいっ」

とりあえず言いたいことを色々抑え、俺は黙々とらいはのカレーを食った。

らいはが楽しそうにしている手前、俺は五月に強く言えないのだ……



175: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/03(金) 22:35:37.18 ID:6A1TRgn/O


五月「ぷふー、お腹いっぱいいただきましたー」

らいは「五月さん、五月さん、トランプで遊ぼっ」

五月「いいですよっ。ババ抜きで勝負です!」

らいは「わーいっ。お兄ちゃん勉強ばっかりで遊んでくれないから、トランプ新品同然だよ」

五月「たまには上杉君も一緒にどうです?」

風太郎「断る。俺は来週の授業の宿題が……そういえばお前、宿題は終わったか?」

五月「ギクッ」

風太郎「馬鹿野郎!トランプ中止!勉強だ!」

らいは「五月さんと遊べないの……?」

風太郎「ううっ……くそっ、風呂湧くまでだぞ」

らいは「やったー!」

五月「負けませんよ、らいはちゃん!」

小学生と同じレベルで遊べるこいつの将来が心配になるぜ。

……

らいは「お風呂湧いたみたい、一緒に入ろー?」

五月「うぐぐ……2勝7敗……もう一戦!もう一戦!」

らいは「えー、五月さんの癖わかっちゃったからもういいよー」

五月「じゃあ次は7並べで勝負です!戦略性中心のゲームなら……高校生の私が負けるはずないです」

風太郎「らいは先風呂入ってこい。俺はこいつとサシで話がある」

らいは「それじゃあお先ー」

らいはを追い払って、俺は五月と話し合うことにした。



176: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/03(金) 22:54:24.17 ID:6A1TRgn/O


風太郎「さて。五月。早速だが、一花にごめんなさいして家帰れ」

五月「それはできません」

風太郎「あのなあ……そうだ、一花のマンションがダメなら二乃の暮らす昔のボロアパートに行けよ」

五月「二乃とも喧嘩中ですから」

風太郎「そういやそうだったな……というか、二乃とも早く仲直りしろよ……」

五月「お願いします。ほとぼりが冷めるまでここに……おいていただけないでしょうか?」

風太郎「お前、金はあるか?昔の二乃みたく、ホテル行けよ。ホテルの飯の方が美味いぞ」

五月「お財布、また忘れちゃったんですよ……」

風太郎「俺の家も余裕ないんだ。お前をおいて置けるほど、広くもない。エンゲル係数もこれ以上増やせない」

五月「お願いしますっ。家事掃除洗濯、なんでもします。なんなら、らいはちゃんに勉強だって教えちゃいますよ」

風太郎「それは……らいはも困ると思うぞ」

五月「お願いします。お礼はしっかりしますから」

五月はそう言って頭を深く下げた。

前も同じことがあった時は仏心を出して居候を許した。

まあ、あの時は五月はらいはの遊び相手としてそこそこ役にたっていたし、親父にも気に入られてなんだが第二の妹として馴染んでいた気もする。

ゴミ捨てもしてくれるし、食費くらいは払うから結局のところさほど迷惑ではなかったのだが……

あの頃と違うのは、俺が二乃と付き合っているということ。

そして、五月も俺の事を……

そう考えると、こいつと同居するのはなんだか危険な気もするが、俺の自意識過剰だろうか。

五月をどうするか……

↓1 どうしますか?





177: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/03(金) 22:59:06.17 ID:7eEJwdCw0

泊める



182: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 00:08:42.26 ID:vCUXGE/PO


風太郎(まあらいはも一緒にいるし、さほど問題になる行動にはでないだろう)

風太郎「はぁ……仕方ない。今日一泊だけだぞ」

五月「!」

風太郎「明日には一花と仲直りしてマンション帰れよ」

五月「ありがとうございます!」パァ

らいは「お風呂上がったよー」ホカホカ

五月「らいはちゃん!なんと今日、お泊りの許可が出ました!」

らいは「やったね、五月さん!今日も川の字で一緒に寝られるよっ」

らいはと五月はピョンピョン飛び跳ねて喜んでいた。

やれやれ、騒がしいことこの上ない。

……




183: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 00:10:25.82 ID:vCUXGE/PO


夜。

結局、前のように俺たち3人は川の字で寝た。

真ん中のらいはさすがお子様という感じで、30分もしない内に寝息をたてて眠ってしまった。

俺はというと、落ち着かなかった。

五月の方に背を向け、布団にくるまって二乃の事を考えていた。

今日は色々あった。二乃とデートして、お礼にキスまでしてもらって……るんるん気分で帰ったら五月がいた。

二乃とデートをしたあとの悶々とした気持ちを、らいはにバレないよう、こっそりトイレで処理しようと思っていたのだが、五月がいたら流石にできない。

それで俺はやけにイライラしていたわけだ。

興奮して目が爛々としてなかなか寝付けない。五月はもう寝たか?寝てくれていたら、トイレにこっそり行こうか……

五月「上杉君」

風太郎「うわっ」

耳元で五月の声がした。

五月は音をたてず、俺の布団に近づき、静かに入り込んできた。



184: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 00:15:55.79 ID:vCUXGE/PO


風太郎「お前……!」

五月「静かに。らいはちゃんが起きます」

風太郎「どういうつもりだ」

五月の息遣いも感じてしまう距離だ。俺は小声で冷たく五月に問いただした。

五月「お礼をさせて下さい」

五月「お金のない私に出来る精一杯のお礼です。寝付きをよくするか、疲労回復か、選んで下さい」

風太郎「はあ?」

五月「寝付きをよくするを選ぶなら私が添い寝してあげます。私の経験上、誰かと同じ布団で寝ると安心してぐっすり眠れるものですよ」

五月「疲労回復を選ぶなら私が布団の中でマッサージしてあげます。」

五月「選んで下さい。さあ! ↓1 にしましょう!」ハァハァ


二乃への愛情 6/10
コンマ 40以上で五月の提案拒絶可能




185: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/04(土) 00:17:14.64 ID:dIBORFuGO

とりあえず添い寝
これって40以上で強制で断るってことか?



188: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 00:41:17.42 ID:vCUXGE/PO


五月は前から少しずれている。

混浴の温泉にも友達だからという理由で裸で侵入してくるし、いくらお礼をしたいからとはいえ、男の布団にパジャマ姿で潜り込んでくる。

隣にらいはがいるとはいえ、五月は襲われるリスクを考慮しているのか?

少しこいつの将来が心配になった。

風太郎「……」

五月「や、やっぱりマッサージは……忘れて下さい」

五月「そ、添い寝で……お願いします」

どんなマッサージをするつもりだったんだ。

俺は無言で五月に圧力をかけた。

頭に二乃の事が過ぎった。姉妹とはいえ、他の女と同じ布団の中で一晩過ごすのは、彼女に対する裏切りじゃないのか。

いや、ただ添い寝するくらいなら許されるか……

五月から風呂上がりの石鹸のいい匂いがする。

五月「……ごめんなさい、お礼と言うのは嘘です」

俺の無言の圧力に耐えかね、五月は告白した。



189: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 00:45:17.50 ID:vCUXGE/PO


五月「私自身が寂しかったんです。無茶を言ってあなたの家に押しかけて、同じ屋根の下で寝れるだけでも安心出来ると思っていたんですが」

五月「あなたが二乃と付き合ってから、姉妹がバラバラになって」

五月「マンションで4人で暮らしてますけど、実はほとんど会話がないんです」

五月「三玖はふさぎ込んでるし、四葉も家だと静かで、一花もこの前まで目すら合わせてくれませんでした」

五月「そんな一花が、みんなの前で突然、あんな提案して」

五月「仲良し姉妹に戻ろう。二乃のこと、祝福しよう。このままじゃお母さん悲しむよって一花が言ったんです」

五月「そうしたら三玖は癇癪起こして一花と取っ組み合いの喧嘩をはじめて」

五月「四葉は我関せずという感じで、その喧嘩を止めようともしないで」

五月「わ、私は……そんな家にいるのが嫌で、飛び出して来たんです」

五月「寂しくて寝付けないのは私なんですよ、上杉君」

五月「今夜だけでいいですから。添い寝、してくれますか?」


↓1 五月と添い寝しますか?





190: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/04(土) 00:46:41.78 ID:ngCkd7Gt0

しない



199: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 21:41:42.11 ID:+NkuMNUN0


風太郎「駄目だ、出てけ」

五月「あっ……」

俺は五月を布団から押し出した。

思い浮かぶのは二乃の顔だ。二乃と同じ顔をした女。それでも二乃じゃない女。

そんな彼女と同衾などして、俺の理性は耐えられる自信がなかった。

五月「……わかりました」

五月は泣きそうな顔をして布団から出た。

俺の良心がズキッと締め付けられる。彼女の心の隙間を埋めてやることは俺にはできなかった。

五月「さよなら、上杉君」

五月「二乃と幸せに」


誘惑を振り切って二乃への操を守り、二乃への愛情が1アップした!

二乃の好感度  ■■■■■■■■■□
二乃への愛情  ■■■■■■■□□□
カップルポイント ■■■■■□□□□□


……




200: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 21:44:29.66 ID:+NkuMNUN0



朝。

らいは「えーっ、五月さん、もう帰っちゃうの?」

五月「昨夜はありがとうございました。いつまでも甘える訳にはいきませんから、私は私で頑張ってみます」

五月はらいはの頭を優しくなでた。

五月「らいはちゃん、体には気をつけるんですよ。あと、お兄ちゃんのこと。どんな時でも家族は大事です。彼の事を大切に」

らいは「うんっ」

五月「それじゃあお世話になりました」

そう言って朝、五月は玄関から出ていった。

らいは「五月さん、またカレー食べに来てくれる?」

そのらいはの問に、五月は微笑むだけで何も答えなかった。

家へ帰る五月の後ろ姿は少し寂しそうだ。

らいはは俺のズボンをギュッと握った。何かを聞きたそうに、それでもらいはは何も尋ねなかった。

俺と五月は一度すれ違い、そのまま離れ離れになっていく星と星のようだ。

いつか時間が、この感情すら風化させるだろう。

さよなら、五月。






201: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 22:07:42.10 ID:+NkuMNUN0


二乃「ねえ、聞いてよフー君」

二乃「先日ね、五月と仲直りしたわ」

二乃「お互い、感情的になって殴り合った事を謝りあったの」

二乃「でも、悔しい」

風太郎「え?」

二乃「私、ずっと五月に謝りたかった。でも、どうやって声をかけていいのかわからなかったのに」

二乃「今回は五月からごめんなさいって言って来たわ。先手を取られた敗北感、わかる?」

二乃「あの子に何があったのかしら?すごく大人びてて……まるでお母さんみたいだったわ」

風太郎「そうか……」

二乃「何ニヤニヤしてるのよ?五月となにかあったの?」ギロッ

風太郎「いや、何もなかった。だからこそ、じゃあないか?」

俺は五月の幸せを願った。それくらい許されるだろう。


姉妹の問題を2/4解決したことで、カップルポイントが1アップした。

二乃の好感度  ■■■■■■■■■□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■■□□□□




202: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 22:16:15.29 ID:+NkuMNUN0


二乃「でも、五月は言っていたわ。フー君のおかげで、吹っ切れたって」

二乃「私のために、しっかり彼女を振ってくれたのよね?」

二乃「ありがとう。いつも辛い役ばかりさせてごめんなさい」

二乃「それでね、今日のデートなんだけどっ」

二乃「このあと私の家、来ない?晩御飯も用意しているわよ」

二乃「それでね、フー君の家族が問題ないならなんだけど……」

二乃「今夜は泊まっていきなさいよ」

風太郎「!」

二乃「五月と仲直りさせてくれたお礼をしたいわ」

二乃「どう……かしら?」


↓1 お泊りしますか?どうしますか?



203: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/04(土) 22:16:29.01 ID:QyxACkdkO

しない



208: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 22:49:58.69 ID:+NkuMNUN0


風太郎「いや、ダメっしょ」

二乃「え……」

風太郎「お前の家、他に誰もいないんだろ?それなのに男をほいほい家にあげるのは、どうかなって前から思ってたんだよ」

風太郎「一応、俺たちまだ高校生で未成年なわけだし」

風太郎「流石に泊まるまでしちまったら、俺も男だ……お前を傷つけるようなことしてしまうかも」

風太郎「だから、そういうのは、大人になるまで、我慢だな」

二乃「……」プルプル

風太郎「とりあえず今日はもう夕暮れだし帰るか?そろそろ模試も近いし勉強もしないと」

俺の目標は二乃を幸せにすることだ。

欲に溺れて堕落してしまえばそこが人生のピークとなってしまう。

性欲に流され、無責任に交尾をするなど、人間の在り様ではない。

せめて責任が取れる大人になって、夫婦の契を交わしてからだ。

お泊りデートなど、俺たちには分が過ぎる。

彼女の事を大事に思うからこそ、俺は断ったのだ。二乃にも堕落はして欲しくない。


……

人生は選択の連続だが、「あの時こうしていればよかったな」と思い返して後悔するような選択はそれほど多くはないだろう。

そして、重要な選択程、選んでいる時にはわからない。そして、選んで失敗したあとで後悔するのだ。

後悔のない人生などない。だが、望むなら、一生後悔するような選択は選びたくないものだ。

↓1 コンマ 
50以上 二乃「へー、五月とは一晩過ごせるのに、私とは過ごせないって訳ね」 二乃の好感度 1ダウン
50未満 二乃「勇気出して誘ったのに!バイバイ!」 二乃の好感度 コンマ1桁分ダウン 0=10です 好感度0になるとしにます



209: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/04(土) 22:50:33.15 ID:w1MaWHogo

そんな訳では



218: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 23:20:48.49 ID:+NkuMNUN0

二乃「……」ワナワナ

風太郎「ん?」

二乃が拳を握りしめて震えていた。

二乃「勇気出して誘ったのに!バイバイ!」

風太郎「お、おい!ちょっと待てよ!」

二乃「フンッ!知らないわよ、あんたみたいな唐変木!せっかくこの私が、誘ったのに!」

二乃「何がお前を傷つけたくない?」

二乃「ふざけんじゃないわよ!」

二乃「何するかわかった上で誘ったんじゃない!私だって馬鹿じゃないわよっ」

二乃「あんたの事が好きで好きでたまらなくて、愛し合いたい、もっとあなたのこと知りたいって思ってたのにっ」

二乃「確かにまだ未成年かもしれないけど、体はすっかり大人なのっ!あんただって性欲くらいあるんでしょ!?私だってあるわよっ!」

二乃「デートも何回もして、あんたから誘いやすいように努力もしたのにっ!」

二乃「しびれ切らして、私の方から誘ったらこれ?馬鹿みたいだわっ」

二乃「好きになればなるほど、欲しくなるの!これじゃあ、大好きだったのは私だけってこと?私達が付き合う意味って何?」

二乃「冷めちゃうわよ、こんなことされたら」



二乃は激怒した。好感度が一気に5ダウンした。

二乃の好感度  ■■■■□□□□□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■■□□□□



224: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 23:30:34.60 ID:+NkuMNUN0


二乃の好感度が高すぎたのが仇となったようだ……

期待が高ければ高いほど、それが外れた時の失望も大きくなる……

怒って帰ろうとする二乃の腕を掴んで俺は引き止めた。

このまま返すと大変だ。俺は二乃が好き。その前提は変わらない。

二乃の好感度がゼロになったとき、俺の身にとてつもない不幸がおきる。ここまで好感度は常に高かったので、意識していなかったが。

予感がするのだ……身の毛もよだつ不幸が、俺の身を襲うと。これは【ルール】だ。二乃と幸せになれなければ、俺は不幸になる。

鉄は熱い打ちに叩き直した方がいい。このまま二乃を返すと、今後の二乃のご機嫌取りが大変だ。

二乃「何よ。手を離しなさいよ。早く帰って勉強でもしたら?フンッ」

風太郎(さて、どうしたもんかね……)

風太郎(ここは家庭教師初期の頃、脳内に作っておいた二乃取扱マニュアル参照だ!)

風太郎(ふむふむ、一花が昔なにか言っていた気もするぞ……確か、二乃には負けないくらい強く云々)

風太郎(でもこの状況でも強く出ていいのか?火に油を注ぐだけな気もするが……)

風太郎(優しく宥めて口説くべきか?……答えはない。結局、運だ!ええい、ままよ!)

↓1 どうしますか?





225: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/04(土) 23:31:26.60 ID:gTKAVRBoo

誠心誠意謝る



229: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/04(土) 23:52:10.48 ID:+NkuMNUN0


風太郎「悪かった。お前の気持ちを考えず、俺の考えだけ押し付けてしまった」

風太郎「その点はしっかり話し合うべきだったな」

風太郎「お前が俺のことをそんなに想っていてくれたのは嬉しい」

風太郎「そんなお前の好意に甘えていたんだ」

風太郎「ごめん」

風太郎「勇気を出して誘ってくれた、お前の想いを踏みにじった事を謝る」

風太郎「信じてくれ。俺はお前の事が好きだ。その思いに嘘はない」

二乃「……」

俺は頭を深く下げ、二乃に謝罪した。

俺の考えが正しいかどうかは置いておいて、彼女の誘いを断って二乃を傷つけて恥をかかせたのは事実だ。

そのことに対して、今の俺に出来るのは誠心誠意謝ることだった。


↓1 二乃の反応は……
コンマ 50以上 謝罪を受け入れてくれる 好感度 +1
コンマ 50未満 二乃の怒り、収まらず



230: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/04(土) 23:52:50.34 ID:P32B+/92o





238: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/05(日) 00:24:40.59 ID:PRVbxU290

二乃「謝ってすむ問題じゃないわ!」

二乃「私達が付き合う意味。それがわからなくなったんだから」

二乃「私はあなたと幸せになりたい」

二乃「でも、その方法がわからない」

二乃「言葉でいくら謝られて、言葉でいくら説明されても信じられないっ」

風太郎「……」

俺は頭を下げ続けた。二乃の怒りは謝罪程度では収まらないらしい。

やはり強く出るべきだったか……いや、堪えろ。まだチャンスはあるはずだ。

二乃の好感度がゼロになったわけじゃない。二乃だって、俺と仲直りする方法を、怒りながらも模索しているわけだ。

二乃「今日はもう、帰るわ。私も少し時間がほしいわ」

二乃「ねえ、頭あげなさいよ。みっともないわよ」

二乃「……」

風太郎「……」

二乃「はぁ……誠意は言葉じゃなくて行動で示すべきじゃないかしら」

二乃「私は行動を伴わない謝罪は認めないわよ」

風太郎「!」

二乃は怒りながらも俺にチャンスをくれた。これが最後だ。

謝罪の言葉ではなく、行動で誠意を示す。ただし、それにはリスクが伴う。

また二乃を怒らせてしまうかもしれない。これ以上好感度が下がると考えると、胸が痛くなる。

だが、行動しなければ打開できない局面もある。今は耐えるべきか、それとも動くべきか。

↓1-3 二乃のために何をしますか?
・ コンマが最も高いのを採用
・ 内容次第で適当に判定つけます(お怒りモード継続なので好感度さらにダウンもありえますが、元に戻る可能性もあります)
・ ここは行動しないという選択もあり(その場合好感度変化なし)




241: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/05(日) 00:26:46.62 ID:Kp6wr2WgO

困ったときの三玖に相談



249: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/05(日) 00:38:25.20 ID:PRVbxU290

風太郎(答えがみつからねえ)

俺は何かをしようとしたのだが、困り果てて動くことができなかった……

二乃「もう帰るっ」

二乃は怒って帰ってしまった。

五月からの祝福を得て、二乃との関係も上々だったのに、一転俺たちの関係は暗礁に乗り上げてしまった。

二乃と幸せになる方法。それを俺はあまり考えていなかった気がする。

他の姉妹との関係を整理する事に夢中になりすぎて、二乃自身と向き合えていなかった。

だが、俺は女心というのがわからず、途方にくれてしまった。

こんな時相談できるのは……

なぜか三玖の顔が浮かんだ。

風太郎(困った時はやっぱりあいつだな)

二乃の好感度  ■■■■□□□□□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■■□□□□

三玖編へ続く。



260: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 12:57:28.70 ID:yk05Yw0X0


風太郎(とは言ったものの、三玖とも気まずいんだよなぁ)

俺は途方に暮れて家で引きこもっていたところ、らいはに喝を入れられ、近くのスーパーマーケットに買い物に出かけた。

風太郎(二乃との関係どうしよう。もう一歩踏み込むべきか)

風太郎(とはいえ、キス以上となると……)

風太郎(想像するとやばいな……二乃とか……)

三玖「……」

風太郎「!」

三玖「フータロー…ぐ…偶然… べ、別にフータローに逢いたくて以前偶然遭遇(という名の待ち伏せ)したフータローの家の近くを朝から徘徊していたというわけじゃなくて、福引の景品がいい店がいいなと思って、以前旅行券をあてたスーパーマーケットがいいなあと思って探し回っていたらうまく見つからなくて、記憶を頼りにフータローの家の近くに来ただけであって」

風太郎「……」

三玖「……」

風太郎「いや、俺もお前に相談したいことあったからちょうど良かったわ」

三玖「!」

……




261: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 13:07:21.11 ID:yk05Yw0X0


風太郎「あくまでこれは俺の知り合いの話なんだが」

風太郎「付き合っている彼女と喧嘩をしてしまって」

風太郎「その喧嘩の理由が傍から見たらただの痴話喧嘩なんだが」

風太郎「彼氏の方は、彼女と一緒にいるだけで幸せを感じているんだが」

風太郎「彼女の方は、彼氏ともっと深い関係を望んでいる。まあ具体的には体の関係を望んでいるみたいなんだ」

風太郎「そこら辺のお付き合いする時の認識の違いが、喧嘩に発展してしまったんだ」

風太郎「で、俺はどうしていいのかわからなくて、戸惑っている」

三玖「プププ」

風太郎「なんだよ…」

三玖「それ、普通、彼氏と彼女逆じゃん」

風太郎「あくまで知り合いの話だぞ!」

風太郎「それで、お前にどうしたらいいかアドバイスを賜りたくてだなぁ」

三玖「フータローはそういうの一蹴してわが道を行くタイプじゃないの?」

風太郎「俺は……俺の知り合いは、昔はそういうタイプだったと思うが、彼女たちと出会って変わってしまったみたいだ」

風太郎「自分だけが幸せだと感じても、相手に幸せを感じてもらわないと幸せになれない弱い性格になっちまったらしい」

三玖「優しいんだね」

風太郎「で、そういう時、三玖はどうしたらいいと思う?」

三玖「↓1」

コンマ
50以上 三玖「多分、彼女と合っていないんだから別れた方がいいよ」 二乃への愛情 -1
50未満 三玖「私が練習台になってあげようか?」 ???



262: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 13:08:07.78 ID:inoEUhDko

ほい



265: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 14:24:17.88 ID:yk05Yw0X0

三玖「多分、彼女と合ってないんだから別れた方がいいよ」

風太郎「えっ」

三玖「なんとなく。そんな気がする」

三玖「一緒にいるだけで幸せであるべきなのに、もっともっと求めるなんて強欲だよ」

三玖「そんな彼女に振り回されて、彼氏の方はきっと疲れちゃうと思う」

三玖「それに、その彼女はとっても魅力的で素敵な女性なんだよね?なら、多分、今の彼氏がいなくてもきっと幸せは見つけられる」

三玖「……だから別れた方がお互い幸せになれると思わない?」

三玖のアドバイス……内心、否定したい気持ちもある。

でも、二乃は、俺がいなくてもきっと幸せになれるだろう。

なら、俺は二乃を幸せにしてやれる力があるのか……三玖のアドバイスで少し自信がなくなった。


二乃への愛情が削られた。 7→6 /10。 (ありがとうございます。修正しました。>>264)

二乃の好感度  ■■■■□□□□□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■■□□□□





266: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 15:27:05.45 ID:yk05Yw0X0


三玖「私の知り合いの話も聞いて欲しい」

三玖「私の知り合いは高校2年生の時、生まれて初めて好きな人ができた」

三玖「それまで仲良し姉妹の中で暮らしていれば満足だった知り合いは」

三玖「引っ込み思案で、姉妹以外に気を許して話せる友達もいない」

三玖「自分に自信がなくて、もたもたしていると」

三玖「友達もたくさんいて料理上手で元気で姉妹想いのお姉ちゃんが全部持っていっちゃいました」

三玖「遅まきながら急いで告白したりアピールしてももう後の祭り」

三玖「仲良しだった姉妹の関係はドロドロの女の戦いでめちゃくちゃになって、知り合いの女の子は一人ぼっちになりましたとさ」

三玖「ねえ、フータロー。こういう時、その知り合いの子はどうしたらいいと思う?」

風太郎「……」

三玖「私は……どうしたらいいのかわからなくて」

三玖「私……いや、その知り合いの子は、もうその男の子のことしか考えられないのに」

三玖「その知り合いの男の子と一緒になれるだけで幸せになれるのに」

三玖「どうしたらいいと思う?」

↓1 なんて答えますか?



267: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 15:35:51.84 ID:inoEUhDko

まずは気軽に話せる友だちを作る 世界を広げる
俺はお前ら姉妹と関わるようになって変われたと思う、と実体験を含めて語る



268: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 15:59:37.65 ID:yk05Yw0X0

風太郎「三玖の知り合いによく似た奴を1人俺は知っているな」

三玖「!」

風太郎「まるで昔の俺だ」

三玖「昔の……フータロー…?」

風太郎「小学生の頃、ずいぶんとマセたガキだった俺は、京都で1人の女の子に出会った」

風太郎「その子は俺の人生観を変えてくれるような素敵な女の子で」

風太郎「バイバイしたあともずっと俺の心に彼女がいた」

風太郎「それから、俺はその子のことしか見えなくなった。中学校、高校とろくに人間関係を作ろうともせず一人ぼっちで勉強ばかりしている俺は、周りからみたらさぞ気持ちの悪い奴だったろうさ」

風太郎「当時の俺は、そうやって勉強していれば京都の女の子に認められるような、誰かの役に立つ人間になれると思っていたのだからお笑い話だ」

風太郎「勉強ばかりしていた凡人以下の俺を凡人にしてくれたのは、三玖、お前たち姉妹なんだ」

三玖「!」

風太郎「はじめは無理やりだったし、全然気乗りがしなかったが」

風太郎「お前たちに教え、お前たちに教えられ、お前ら姉妹と関わるようになって俺は変われたと思う」

風太郎「自分の殻に閉じこもってばかりじゃ、見えないものがある」

風太郎「自分の事を理解してくれるのは家族だけじゃないし、理解しようと思って初めて理解されるってこともある」

風太郎「……今度の週末、クラスの同級生……武田と前田……って男を誘って、遅まきながら修学旅行の打ち上げに行こうと思ってるんだ」

風太郎「正直、キャラが濃すぎてクラスでも浮いているアイツらとうまくやっていける気がしないんだが」

風太郎「俺も少しずつ、お前ら姉妹の外側にも世界を作ろうと頑張ってるから」

風太郎「お前も、まずは気軽に話せる友達を作れ!世界を広げろ!」

風太郎「……と、知り合いに伝えて欲しい」


↓1 三玖の心に……
コンマ 50以上 響く
コンマ 50未満 響かない



269: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 16:01:04.94 ID:cJbkmhJro

ユーフォニアム



270: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 16:25:41.65 ID:yk05Yw0X0


三玖「!」

三玖はハッと目を見開いた。

三玖「フータローの言葉……その子に伝えるね。きっと、届くと思う」

三玖「わ、私も……」

三玖「勇気を出してみるからっ。姉妹だけじゃなくて、フータローだけじゃなくて、他の人達とも……仲良くするっ!」

三玖「でも、まずは、一花とからかな。あの子に私、ひどいこと言っちゃった。大喧嘩しちゃったから」

三玖「ふふふっ、ありがとう、フータロー」

三玖は笑っていた。

三玖「今までごめん。色々意地悪もしちゃって」

三玖「一花と仲直りしたら、次は二乃と。そして、クラスの他の人にも」

三玖「私が中野三玖だって覚えて貰うんだ!フータローだけじゃなくて、他の人にも見分けてもらわないとっ」

風太郎「三玖……」

三玖「今までありがとう、フータロー。あなたのおかげで、きっと私も成長できていたんだと思う」

三玖「そして祝福するよ」

風太郎「え?」

三玖「……二度は言わないから。二乃と別れて、やっぱり三玖ってなった時、私がもっと素敵な男の子と付き合ってても知らないんだから」

風太郎「その時は、俺も頑張ってもう一度お前を振り返らせてやる」

三玖「期待してるよ、フータロー」

三玖「さよなら、私の初恋」


……



271: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 16:40:41.74 ID:yk05Yw0X0


三玖の祝福は得た。

少しだけもったいない気持ちもあるが、これで良かったんだと思う。二乃と三玖に二股かけるなぞ、贅沢すぎて殺されても文句は言えない。

これで大方姉妹の問題は解決しつつある。あとは、四葉……その前に、まずは二乃と話し合おう。

俺は、三玖の祝福を手土産に二乃と話し合う事にした。


二乃「……この前、久しぶりに三玖と話したわ」

二乃「まさかあの三玖が、あんたとの関係を祝福してくれるなんて……すごく嬉しかった」

二乃「で、この前の週末、久しぶりに5人全員で集まってご飯食べたの」

二乃「そこで、みんな私達の関係を応援してくれるって言ってくれて……」

二乃「そ、そんなこと言われたら喧嘩中だなんて言える訳ないじゃない。最高の姉妹会だったのに、居心地が悪かったのよっ」

二乃「こ、この前のことは……悪かったわね」

二乃「私、焦りすぎちゃってたみたい。あんたの気持ちや、あんたのペースに合わせようとせず、一方的に拗ねちゃって」

二乃「ごめんっ!」


三玖との関係をスマートに解決したことで、二乃の好感度が初期値(8/10)まで回復した!

姉妹の問題を3/4解決し、カップルポイントが1アップした!


二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■■■□□□



274: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 17:06:38.43 ID:yk05Yw0X0


ランチの席上、二乃から謝罪の言葉もあり俺たちはわだかまりなく週末デートを楽しんだ。

午後はウィンドウショッピングに興じて、ゲームセンターをめぐり、駅前のテーマパークで遊んでなんだか久しぶりに新鮮なデートになった。

破局の危機を乗り越え、なんだかこのまま二乃と安定期に入りそうな予感がある。

二乃「フーくん、大学どうするの?」

風太郎「うーん、医学部にしようかな」

二乃「お医者さんの妻!いい響きだわ~それに、パパも喜びそうっ。これで中野医院は安泰だって」

風太郎「おいおい、気が早いって……」

二乃「そういえば、パパへの挨拶も考えないとね」

風太郎「!」

二乃「冗談冗談、そんな嫌な顔しないでよ」

二乃と付き合ったはいいが、あの堅物の親父に挨拶に行くのは気が重い……

二乃「それで、私の方は挨拶しなくていいのかしら?あなたのお父さんと妹ちゃんに」

この前の喧嘩の反省がまるで活かされていないが……二乃の気の早さには困ったものだ。

そんなこんなで日が暮れるまでデートを楽しんだ。

風太郎「ときに二乃。今夜、予定空いてる?」

二乃「え……え!?あ、空いてるわよ!?」

風太郎「そうか……」

デート終盤、一応確認はしてみたが……二乃の予定は空いているようだ……

この前の反省を活かして、たまには二乃を男らしくリードしてみるか……どうするか。

↓1 どうしますか?
① 上杉家に誘う
② 二乃の家にお邪魔する
③ 特に何もせず家に帰る
④ その他自由



275: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 17:07:14.71 ID:jsPR3wLBo





276: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 17:21:18.12 ID:yk05Yw0X0


風太郎「ならこれから俺の家来ないか?」

二乃「!!」

風太郎「一応、親は仕事で今晩いないんだが……それでも、お前がよければ、だが」

二乃「……///」

二乃の顔が赤くなっていた。

二乃「……行く、わ」

そして決心したように、頷いて、二乃は俺の腕を掴んで身を預けてきた。

……

家に向かう道中、二乃の奴、柄にもなく緊張しているのか、終始無言だった。

だが、心地のよい沈黙だ。夕暮れの街並みを歩き、俺は彼女を自分の家につれてきた。

正直、貧乏で何もない家だから、見栄えに拘る二乃を連れてきたくはなかったのだが。

この前のお誘いを断った手前、仲直りのための返事としてはこれしか思いつかなかった。

二乃「フーくんの家……外から見ると……噂で聞いてたより……ずっとボロいわ」

風太郎「こらこら、言ってくれるじゃあねえか。1LDKで家賃1万円台の奇跡の物件だぞ」

二乃「でも……こういうのも悪くないわね。ドラマみたいっ」

握りしめた二乃の手は熱くなっていた。

風太郎「ただいまー」ガチャッ

俺は家の扉を開けた……


↓1 コンマ
50以上 らいは「おかえりー!」
50未満 らいはは友達の家にお泊りにでかけていたようだ…



277: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 17:21:34.02 ID:XwZ6MH2Co

はい



278: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 17:58:07.81 ID:yk05Yw0X0


二乃「あれ?らいはちゃんいるの?」

風太郎「あ、つい癖で…あいつ、今日、友達の家にお泊りだ」

二乃「そう……つまり、二人っきりってことね……」

俺は部屋の電気をつけ、中に入った。

ものがない家だったから掃除は楽だったが……あまりにも質素なので、二乃にドン引きされないか心配だ。

二乃「ここが、フーくんの家…」

風太郎「とりあえず、飯、だな」

二乃「うんっ」

とはいえ、いつも食事はらいは頼りだったから、俺に作れるメニューは少ない。

これでも飲食店でバイトを数多くこなした経験はあるのだが、味音痴のせいで厨房には入れてもらえなかったからな。

二乃を満足させられる味を作れるか……

風太郎「とりあえず今日はカレーでも作るか」

風太郎「じゃがいも、人参、玉ねぎ、豚肉、カレー粉にお味噌……」

二乃「ちょっと、味噌入れるつもり!?」

風太郎「?カレーの隠し味に味噌は常識だろ?」

二乃「常識じゃないわっ!どいて、私が作るからっ」

餅は餅屋だ。料理は二乃にまかせておこう。




279: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 18:22:34.20 ID:yk05Yw0X0


キッチンから、カレーのいい匂いがしてきた。

二乃は鼻歌を歌いながら料理に勤しんでいる。エプロンをして髪を後ろに束ねた二乃の姿は、まるで新妻だ。

俺は暇な時間を用いて、居間で教科書を広げて勉強を開始したが、まるで集中できない。

勢いに任せて二乃を家に誘ったが……食事が終わった後の事を考えると緊張で胸が破裂しそうだ。

二乃「できたわよっ。はい、二乃特製カレーライス」

そうこうしている内に、二乃がカレーライスを持ってきた。

しかし、カレーライスか……

我ながら、最も難しいお題を二乃に出してしまったことを少し後悔した。

カレーライスは誰が作っても美味い(隠し味に味噌を入れても正直食える味にはなる)。

昭和の頃からこの料理が日本人のソウル・フードとして不動の地位を得ていたのは美味い・安い・簡単の三拍子揃っているからだ。

だがシンプル故に、奥が深いのもまたカレーライス。

そして人は誰しも心の中に『人生のフルコース』を持っている。

俺の人生のフルコースのメインを張るのは、らいはシェフの上杉家特製カレー。

この前、二乃の家で頂いた料理は、確かにうまかった。認めよう。料理が得意で、将来の料理系の仕事を目指すだけある。

しかし、らいはのレパートリーの中でも最強・無敵のこの上杉家特製カレーを、同じカレーライスでの真っ向勝負で上回ることが出来るのか?

二乃「早く食べなさいよ」

風太郎「それじゃあ……食べるぞ……」ゴクッ

二乃「?」

風太郎「いただきます!」

↓1 コンマ判定
コンマ 50以上 う、美味い…! 二乃への愛情 1アップ
コンマ 50未満 うーん、味は上品なんだけどな…… 二乃への愛情 1ダウン



280: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 18:25:39.16 ID:Nku6tqAvO

まかせぃ!



284: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 19:21:10.74 ID:yk05Yw0X0


風太郎(材料はウチのを使っているからこれは純粋な勝負だ)

風太郎(うーん、味は上品なんだけどな……)モグモグ

風太郎(いい感じに豚肉を下ごしらえして、油っこさが抑えられているが……らいはのカレーにある、あのガツンと胃袋に響くパワーがない)モグモグ

風太郎(俺は……舌には嘘はつけねぇ!らいはのカレーの方が美味い!悔しいが……それだけは曲げられねぇ……)ポロポロ


上杉家特製カレーの味を思い出し、二乃への愛情が1ダウンした。

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■■■■■■□□□


二乃「泣くほど美味いってこと?私のカレーライス♪」

風太郎「この際だ、はっきり言おう」

風太郎「このカレーは出来損ないだ」

二乃「!」

風太郎「……すまない。適当に嘘を付いて褒めようかとも思ったが」

風太郎「このまずいカレーライスの中に、お前の真剣さだけは汲み取れたから、俺も真剣に答えよう」

風太郎「まず、俺はカレーは脂っこいほうが好みだ」

風太郎「この人参も、小さく切りすぎ!これじゃあ食べごたえがないよ。玉ねぎも溶けてしまっていて、シャキシャキしていない……これじゃあしなびたバナナの皮だ」

風太郎「それに、この米!カレーライスの米は、もう少し硬いほうがいい。結局、ルーと絡めて食べるんだからな、多少硬くてもいいんだ」

風太郎「あと、カレーは辛口より、甘いほうがいい。これ、唐辛子が隠し味で入ってるだろ?隠し味ははちみつがベストだろ。もっとも、高級品だかららいはも滅多に入れないんだがな」

風太郎「とりあえず、ごちそうさま。余ったカレーは冷蔵して、明日らいはと食うから」

二乃「……」プルプル

風太郎「ん?」

↓1 コンマ
50以上 二乃、激怒 好感度-1
50未満 二乃、我慢する




285: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 19:22:59.86 ID:XwZ6MH2Co

はぁ



288: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 20:17:02.06 ID:yk05Yw0X0


二乃「このっ……シスコン!」

風太郎「なっ!」

二乃「せっかく彼女が初めてお家に来て料理作ってくれたのに、その言い方は何よっ!」

二乃「ダメ出しばかりで、らいはちゃんの料理と勝手に比べないで!」

二乃「そりゃ、まだあんたの味の好みなんてわからないんだから、らいはちゃんのに比べたら違和感あるのは認めるわよっ!」

二乃「それをしっかり教えてくれたのは感謝するけど、何その言い方!」

二乃「私だって、精一杯つくたんだから、褒めなさいよ……」グスッ


二乃の料理を強めに批判したら好感度が1下がってしまった。

二乃の好感度  ■■■■■■■□□□
二乃への愛情  ■■■■■□□□□□
カップルポイント ■■■■■■■□□□

風太郎(め、めんどくせー!二乃には強めに当たればいいんじゃあないのか??)

風太郎「す、すまん、代わりに皿洗うから許して……」

二乃「フンッ」プイッ

皿洗いの後、居間に戻ると、二乃はふてくされていた。

風太郎(……)

風太郎(やべっ、ムードが最悪だ……)

風太郎(テレビとかあればなんとかやり過ごせるかもしれないけど……俺の家、本当に娯楽がないからな)

風太郎「二乃~~暇なら勉強でもするかぁ?勉強道具なら一通り揃ってるぞー!」

二乃「はぁ?なんで勉強しなきゃいけないのよ、こんなときに」イライラ

風太郎(まあこれには流石に二乃が一理あるか)

風太郎(どうしよう……二乃は正座して居間に座ってるが……こんな気まずい状態でどうやって……)

↓1 どうやって二乃と仲直りしますか?



289: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 20:18:25.73 ID:eyF+OL8eo

負けた方が言うこと聞く条件でトランプ



291: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 20:42:27.31 ID:yk05Yw0X0


風太郎(こんな時は……俺の家での唯一の娯楽!トランプ!)

風太郎「二乃……やろうぜ」

二乃「!!!」

風太郎「トランプがあったよ!やろうぜ!」

二乃「やろうって……そっちのね……で、何やるの?」

風太郎「こういう時は上杉家では七並べと決まっているのだ」

二乃「あんたも好きねぇ」

風太郎「で。今回は上杉家特別ルールを採用したい」

二乃「?」

風太郎「一発勝負。負けた方が勝った方の言うことを今晩なんでも聞くこと」

二乃「!!」

二乃「なかなかヘヴィな条件じゃない……いいわっ!乗った!」

風太郎「ふっ。それでこそ中野二乃。覚悟はいいか?」

二乃「あんたこそ、吠え面かかせてあげるわ」

二乃には悪いが、この俺は七並べ最強の男。七並べは数学だ。確率と数字のロジックが導き出す必勝法がある……!

高校の成績は2年間連続学年1位、勉強を愛し、勉強に愛された男、自分の勉強の傍ら、赤点常連の五つ子の家庭教師もこなし、それでもなお全国模試3位の成績を叩き出すこの俺が

負けるはずがないのだ!!

↓1 トランプの結果は
コンマ 50以上 風太郎勝利
コンマ 50未満 風太郎敗北



292: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 20:45:12.33 ID:a09TI3Zc0

二人で七並べ、、、?



296: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 21:06:49.12 ID:yk05Yw0X0


二乃「はい、上がりー。私の勝ちみたいね」

風太郎「ひ、卑怯だぞ!ハートの8より上が全部俺の所持だからって、全て封鎖するなんてっ!」

二乃「二人七並べなんて結局運ゲーじゃない……」

風太郎「この俺が、負けた……」ガックリ

二乃「それじゃあ負けた方は何でも言うこと聞くのよね?」

風太郎「俺も男だ。約束は守る」

七並べに負けた俺に、勝者の二乃が出した命令とは……!

二乃「私が出す命令はたった1つよ。たった1つのシンプルな命令」

二乃「私を幸せにしなさい」

二乃「あとは任せるわ……」






297: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 21:20:28.49 ID:yk05Yw0X0


風太郎「二乃……愛している」

俺たちは熱い口づけを交わした。

二乃を家に呼んだ時点で腹は括っている。二乃を、俺の彼女を、俺の最愛の女を、幸せにする。

二乃の不安や期待、それらを全部受け止め、男として二乃を満足させてやるしかない。

二乃「ぷはっ……キス、上手いわね……んっ」チュッ

この前のように軽いキスじゃなく、お互いをもっと深く知ろうとする熱くて長いキスだ。

俺は勇気を出して、二乃の口の中に舌を入れた。二乃は戸惑いながらも、受け入れるように口を開いた。

二乃「んっ……ちゅぷっ……んちゅっ……ちゅっ」

風太郎(あったかいな、二乃の口の中……)

二乃「んっ……ぷはっ……フー君……いいの?この前は、嫌がってたじゃない……」

風太郎「ああ。でも、お前を幸せにできないなら、あんなクソみたいな貞操観念捨ててやらぁ」

風太郎「俺はお前と幸せになれるなら、それが人生のピークで構わない。二乃、愛しているぞ」

二乃「フー君…!」ギュッ

二乃が力いっぱい抱きついてきて、俺は床に押し倒されるような形になった。

風太郎「んっ」

二乃「私も上杉風太郎の事が世界で1番好き」

二乃は耳元で愛を囁いてきた。これまで人間関係のすべてを拒絶し、孤独であったこの俺が……誰かに認められ、誰かに愛され、愛し合うことで救われる日が来るなんて。

風太郎「……///」

二乃「あーっ、耳まで真っ赤にしてるわっ」

風太郎「こら、からかうんじゃない!」

二乃「ひゃうっ」

お返しに耳に息を吹きかけると、二乃は可愛らしい声を出した。



298: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 21:29:11.81 ID:yk05Yw0X0


二乃「もーっ、お返しよっ。あむっ」

風太郎「耳はやめろ、耳はっ」

二乃に熱くなった耳を甘噛された。

二乃「フー君、ここ弱いんだ」

風太郎「黙れ、口塞いでやる。んっ」チュッ

二乃「あんっ、んっ……」チュッチュ

俺たちは居間の畳の上で、口や耳、おでこやほっぺたにキスをし合った。

抱き合い、密着しながら、二乃と体が触れ合っている。

当然、二乃の柔らかいところが俺の体に当たる。

そのたびに、俺はビクビクしていた。

二乃「あーっ、これ、楽しいわねっ」

風太郎「お、おう……」

二乃は顔を真赤に火照らせていた。

二乃「ちょっと暑くなってきたわ……」

二乃と目と目があった。

風太郎「……暑いなら、脱ぐか」

二乃「!」



299: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 21:52:41.63 ID:yk05Yw0X0


二乃「……」

風太郎「……」

俺たちは少し距離を取った。

二乃「ぬ、脱ぐって……ど、どこまで!?」

風太郎「あ、そうだな、まずはクーラーでも着けて部屋を涼しく……」

風太郎「ってすまん。俺の家、クーラーなかったわ」

二乃「もー、通りで暑いわけね……あんたら夏はどうしてるのよ……」

風太郎「そうだなー、扇風機はあるし、風鈴着けたりとか色々工夫してるんだぜ。あと日中は冷房のよく聞いた図書館に避難だな」ヌギヌギ

二乃「え?ちょっと、フー君、何脱いでるのよっ」

風太郎「あ、いや。暑いから……」

俺はシャツとパンツ一枚になった。

風太郎「上杉家で暑い時はいつもこれだ!俺の親父もいつもこの格好だしな!ガハハ!」

二乃「郷に入りては郷に従えって訳ね」ヌギヌギ

風太郎「……」

二乃はお洒落なブラウスとスカートを脱ぎ、ちょっぴり大人な蝶々柄のブラジャーとショーツの下着姿になった。

二乃「これで少しは涼しくなるかしら……」

二乃の下着姿をみて、俺の体の中の熱が更に上がっていく。

二乃「は、恥ずかしいからジロジロみるの禁止!」ビシッ

風太郎「……」

風太郎(さて、とりあえずここまで持ってきたが……ここから先はどうする?)

風太郎(まずは二乃を気持ちよくしてやらないと……)

↓1-3 二乃との前戯方法大募集! (各々、コンマ 50以上で二乃を感じさせることができます)



300: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 21:54:45.05 ID:XwZ6MH2Co

胸を揉む



301: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 21:54:56.92 ID:a09TI3Zc0

全身に口づけ



302: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 21:58:53.52 ID:d3D9B7cMo

お腹をさする



304: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 22:35:33.03 ID:yk05Yw0X0


風太郎「触るぞ、二乃」

二乃「ひゃっ」

風太郎(最初はもちろん……男ならズバリ、オッパイでしょう!)

風太郎「やはり……でかいっ!両手で収まり切らぬ程のボリューム、そしてこの若さ故の張り!こ、これが夢にまでみた……おっぱいか!」モミモミ

風太郎(この胸には並々ならぬ迫力がある。五人もいるからごく平均的な大きさに見えてしまうが、他の同級生と比べると、二回りは大きい。)モニュモニュ

風太郎(しかし、五人とも巨乳である必要はあったのか?)モミッ

風太郎(1人くらい貧乳という設定でもいいし、なんらなら5人共貧乳という選択肢すらあったはずだ)モミモミ

風太郎(その安易な逃げを選択せず、神は全員巨乳という道を選択した)モミモミモミッ!

風太郎(その覚悟に敬意を表するッ!であるから、当然、この上杉風太郎、でかいほうが好きだッ!)モミモミモミッ!!

二乃「ちょっと、あんたっ、乱暴!」バシッ

風太郎「す、すまん……つい夢中になってしまった……」

二乃「もうっ。触るなら優しくしなさいよ……慌てなくても逃げないんだから」

風太郎「二乃っ……!」チュッ

二乃「あっ♡」




305: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 22:37:20.03 ID:yk05Yw0X0



俺は二乃を押し倒し、まず唇にキスをした。

それから、頬、顎、耳、首筋、うなじ……二乃の体を頭から食べていくように、二乃の体の事をもっとよく識るために、優しく口づけをした。

二乃「ううっ……んっ♡」ビクッ

風太郎「ブラジャー、外すぞ……」

ブラを外し、現れいでた二乃の胸に、丹念に口づけする。

二乃「あっ♡」

淡いピンク色、二乃の髪の色のような乳首にも挨拶するように口づけした。二乃は小さく声をあげた。どうやら性感帯みたいだ。

それから体中ゆっくり撫でるように口づけしていく。

二乃「んっ……はぁ、あ、んっ♡」ビクンッ

おへそのあたりが弱いのか。

二乃の体からじっとり汗が出てきた。

二乃「はぁ、はぁ……んんっ♡」

太ももの内側に優しくキスして、俺はショーツに手をかけた。

二乃「ま、待って……」

二乃「も、もう少し……覚悟するのに、時間、ちょうだいっ……」

風太郎「わかった」



306: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/06(月) 22:39:40.85 ID:yk05Yw0X0


二乃「んっ……ちゅっ……んっ、あむっ、ちゅぷっ」

二乃とキスをし、彼女の覚悟を待ちながら、彼女のお腹をゆっくりさすった。

二乃「はぁ……はぁ……んっ」

風太郎「二乃……愛している」スリスリ

二乃「もうっ……調子いいわねっ……あうっ……」ブルッ

二乃が軽く身震いした。お腹がどうにも弱いみたい。

風太郎「二乃、お前が1番だ。一花や、三玖や、四葉や五月でも駄目だ。俺の1番は二乃だから」スリスリ

二乃「そんなっ……姉妹と比べるのは嫌よ……」

風太郎「でも、俺は比べて選んだんだよ。お前が1番、綺麗で、気立てが良くて、料理が上手で、姉妹想い。で、1番かわいい」スリスリ

お腹をさすりながら、愛の言葉を耳元で囁いた。

二乃「フー君……」

お腹をゆっくりさすり、10分もすると二乃の目がすっかりとろけてきた。

風太郎「二乃はどうだ?俺のこと、好きか?」

二乃「うんっ……あなたしか、いないわ……愛してる……幸せにしてちょうだい」

お腹を擦っていた手をゆっくり、二乃のショーツの中にゆっくり入れた。

奥が湿っているのがわかる。

しっかり、感じさせられたようだ。

後は俺の方の準備だが……二乃にも前戯してもらおうかな。

↓1-2 2/3感じせられたので2個命令できます 二乃に何をしてもらいますか?




307: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 22:46:05.15 ID:a09TI3Zc0

巨乳好きなんだからここはパイズリでしょ



308: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/06(月) 22:51:58.40 ID:CxneMoSB0

なぜかあった女王様コスでSM



313: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/09(木) 22:50:50.22 ID:B9ikKNdI0


風太郎「それじゃあ二乃、俺のも元気にしてくれよ」ボロン

二乃「ひゃっ」

俺はパンツを下ろし、二乃への前戯で程々に硬くなった陰茎を二乃の前に突き出した。

二乃「これがフー君の…」ゴクッ

二乃は顔を赤らめながらも興味津々のようだ。

二乃「私は何すればいいの?」

俺は二乃の耳元で、パイズリをするように囁いた。

二乃「こ、こうかしら…」

二乃は跪き、俺のをその大きな胸で包み込んだ。

風太郎「ほら、もっとこすって」

二乃「んっ、んっ」パフパフ

オッパイを自分の手で持ち上げるようにして、二乃は俺のを挟み、絞り出すような刺激を胸で与えてきた。

二乃に奉仕される気分は悪くない。

二乃「どう?気持ちいいかしら?」

風太郎「ああ、二乃、気持ちいいぞ」

頭を撫でると二乃は照れ笑いを浮かべていた。



314: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/09(木) 22:52:47.88 ID:B9ikKNdI0


二乃のパイズリで俺のも準備が整った。

風太郎「もういいぞ」

二乃「うん……」

これ以上刺激されると危ないかもしれない。一旦、俺は二乃を引き離した。

あとは……するだけだ。

二乃と目があうと、二乃も軽くうなずいた。

風太郎「用意するからちょっと待っててくれ」

布団の上に仰向けになった二乃から荒い息遣いがする。

風太郎「……」ゴクッ

これから二乃と結ばれるんだ。初めてだ。うまくやれるのか。二乃を気持ちよくさせてやれるのか。二乃を幸せに出来るのか?

マルオ『君はあくまで家庭教師 娘たちには紳士的に接してくれると信じているよ』

な、なぜここで思い出す……これは間違いなく、一線超えてるよな……

俺は震える手で、用意していたコンドームを取り出した。



315: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/09(木) 22:54:57.55 ID:B9ikKNdI0


風太郎(これ、どっちが裏でどっちが表だ?)マゴマゴ

二乃「まだ?フーくん?」

風太郎「もうすぐだ、待ってろ!あっ、いてっ!」

急いで装着したら陰毛を巻き込んでしまった……

お父さんからのプレッシャーを思い出してしまい、さらに緊張も相まって、俺のはすでに萎びつつあったのだ。

風太郎「二乃、すまん。今日は、もう駄目かもしれん」

二乃「…あっ(察し)」

すでに半分程度まで縮んだ俺のをみて、二乃の表情も凍りついた。

二乃が悪いわけじゃない。悪いのはお前の親父だ……すっかり、俺のは元気をなくしてしまった。




316: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/09(木) 22:59:01.21 ID:B9ikKNdI0


俺たちの間に気まずい空気が流れる。今日はこのままお開き?こんな初体験、トラウマになっちまうだろ……

風太郎「ん?なんだ、この紙袋」

そんな時、二乃の手荷物から、大きめの紙袋が飛び出しているのに気がついた。

『お困りでしたら お使い下さい』

紙袋にはそう書いてある。まさに今の俺達にぴったりだ。

二乃「ん?なにかしらこれ」

二乃も心当たりがないみたいだ。

二乃が中身を取り出すとそれは……

二乃「な、な、なにこれ!」

紙袋の中には、黒いレザーの本格的なベルト付きのボンテージに革手袋、黒革のブーツ、そして鞭……

まさに女王様のコスプレセット一式が入っていた。

俺たちは顔を見合わせた。

誰だかわからないが、なんて差し入れをしやがる。

二乃「フーくんってこういうの、興味あったりする?」

二乃は手にした鞭で床を軽く叩いた。

風太郎「……」

そして気がつくと、自信を失い萎びていた俺のがゆっくりと勃ち上がっていたのだ。


女王様コスでのSM編に続く。



319: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 16:46:12.28 ID:4QQ/G9Le0


二乃「ほら、這いつくばって舐めなさい。上手に舐められたらご褒美あげるわよ」

風太郎「ペロペロ」

二乃「やる気あんの!?これからあんたの事を気持ちよくしてあげる私の足よ…しっかり指の間の垢までしゃぶりなさい」バシッ

鞭で背中を叩かれ、電気が流れるような痛みが走った。

風太郎「うおっ、痛っ、結構、痛いぞ、二乃」

二乃「二乃ぉ?何呼び捨てしてんのよ、雇われ家庭教師の分際で!」ピシャッ

風太郎「す、すみませんっ、二乃様っ」レロレロ

二乃「あぁ~~そうそう、いいわよぉ、もっと口の中で舌使って舐めなさい」ピシャッ

風太郎「んっ、れろれろ、ちゅぷちゅぷ」

女王様姿の二乃は椅子に腰掛け、俺に足を舐めさせた…

俺は裸で跪き、二乃の足を舐めた…ペディキュアが施された綺麗な足だが、わずかに饐えた香りがする。

二乃「フンッ、一丁前に舐めるじゃない。ほら、ご褒美欲しかったら足の裏まで丹念に舐めるのよ」

風太郎「むぐっ、んっ、れろれろ」

まさか二乃の足を舐めるなんて…二乃に背中を見下され、鞭を振るわれながら、俺は彼女の足を唾液でベトベトにするまで舐めた。

二乃「必死ねぇ、そんなに私の足に気持ちよくしてほしいんだ?」

風太郎「お願いしますっ、二乃様」

二乃「布団の上で足を広げて仰向けになりなさい」

風太郎「はい」




320: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 16:47:11.19 ID:4QQ/G9Le0


二乃「ほら、這いつくばって舐めなさい。上手に舐められたらご褒美あげるわよ」

風太郎「ペロペロ」

二乃「やる気あんの!?これからあんたの事を気持ちよくしてあげる私の足よ…しっかり指の間の垢までしゃぶりなさい」バシッ

鞭で背中を叩かれ、電気が流れるような痛みが走った。

風太郎「うおっ、痛っ、結構、痛いぞ、二乃」

二乃「二乃ぉ?何呼び捨てしてんのよ、雇われ家庭教師の分際で!」ピシャッ

風太郎「す、すみませんっ、二乃様っ」レロレロ

二乃「あぁ~~そうそう、いいわよぉ、もっと口の中で舌使って舐めなさい」ピシャッ

風太郎「んっ、れろれろ、ちゅぷちゅぷ」

女王様姿の二乃は椅子に腰掛け、俺に足を舐めさせた…

俺は裸で跪き、二乃の足を舐めた…ペディキュアが施された綺麗な足だが、わずかに饐えた香りがする。

二乃「フンッ、一丁前に舐めるじゃない。ほら、ご褒美欲しかったら足の裏まで丹念に舐めるのよ」

風太郎「むぐっ、んっ、れろれろ」

まさか二乃の足を舐めるなんて…二乃に背中を見下され、鞭を振るわれながら、俺は彼女の足を唾液でベトベトにするまで舐めた。

二乃「必[ピーーー]ぇ、そんなに私の足に気持ちよくしてほしいんだ?」

風太郎「お願いしますっ、二乃様」

二乃「布団の上で足を広げて仰向けになりなさい」

風太郎「はい」




321: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 16:48:26.21 ID:4QQ/G9Le0


二乃「うわっ、何おっ勃ててるのよ、ギンギンじゃない」

風太郎「すみませんっ」

二乃「私の足舐めながら、ずっと勃起してたんだ。へぇ~~」

風太郎「…」

二乃「そこは『二乃様の足を舐めて勃起する変態ですみませんっ』よ」

風太郎「二乃様の足を舐めて勃起する変態ですみませんっ」

二乃「キモっ!サイテーだわ」グリグリ

風太郎「おふっ」

二乃の足が俺のペニスを踏みつけた時、俺は変な声をあげてしまった…これは新しい刺激だ…

二乃「何変な声あげてんのよっ、ほら、情けなくおねだりしてみなさいよ」

風太郎「二乃…様…俺のを…踏んで下さい…」

二乃「あはっ。本当に踏まれたいんだ。この変態」グニグニ



322: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 16:50:02.20 ID:4QQ/G9Le0


二乃は優しく俺のを足で踏みつけた後、俺の唾液で汚れた足を使って俺のを扱き始めた。

二乃「ご褒美あげるわよ、ほら、気持ちいでしょ、私の足」スリスリ

風太郎「はいっ」

二乃「私がいいって言うまで出すんじゃないわよ。許可なくイッたら今日はもう終わりだからねっ」スリスリ

二乃の足が俺のペニスと金玉を強く刺激する。さっき前で萎えていた俺のペニスは、二乃の足の刺激で信じられないくらい硬くなっていた。

二乃「はぁっ、はぁっ、彼女1人満足に抱けない情けない男の癖にっ……大きさだけは一人前じゃないっ、んっ」スリスリ

風太郎「に、二乃、俺、もうっ……」

二乃「1人でイッたら許さないわよっ、許可あるまで我慢しなさいっ、んっ」クチュクチュ

二乃を見ると、手で自分の秘所を弄りながら、足で器用に俺のを扱いていた…

女王様は、従僕が快楽で苦悶するのを見下ろしながら、恍惚の表情を浮かべている。

↓1 コンマ
ゾロ目 風太郎 我慢できずに放出する
それ以外 我慢できる



323: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/11(土) 16:52:01.69 ID:CwkZR2Vko

がまんしろぉ



325: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 17:55:06.41 ID:4QQ/G9Le0

風太郎「はぁーっ、はーっ、はーっ」

二乃の足扱きを必死にこらえた。

二乃「やるじゃない…もう、準備はいいみたいね…」

すでに俺のはバッキバキに硬くなっていた。金玉への血流により血管痛がする。精嚢に濃いのが溜まって、パンパンに腫れているのがわかる。

二乃「それじゃあ次は私を満足させなさい」

仰向けに横になった俺の頭の方に二乃が近づいてきた。

二乃は俺の顔の上に立った。

薄暗くてよく見えないが、女王様コスのボンテージの下には何も履いていないようだ。

二乃「私を満足させたら、ご褒美あげるわよ。私の初めての男になる権利。欲しいでしょ?」

そう言って二乃はゆっくりしゃがんできた。

眼前に、二乃の股が迫ってくる。

すでに濡れそぼって、二乃のあそこはぬらぬらしていた。

二乃「舌だけで私をイかせなさい。できなかったらわかってるわよね?」ピシャッ

そういいながら二乃は鞭を振るった。

二乃も興奮している。鼻先から、二乃の女の香りがする。

俺は、言われるがまま、ゆっくり舌を突き出した…


↓1 コンマ

50以上 二乃、腰を抜かす程絶頂する
50未満 二乃、軽く絶頂する



326: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/11(土) 18:00:22.30 ID:xZi/+TYRO

(別世界では)いとこ同士なのにナニやってんだこいつらww



327: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 18:16:20.94 ID:4QQ/G9Le0


二乃「ああっ、ああぁ~~♡」

風太郎「うっ、うっ」レロレロ…

二乃「あんっ、いいわっ、そこよっ、そこっ」

俺は無我夢中で舌を突き出し、二乃の感じるところを突いて舐めて攻めた。

舌が攣りそうだ。でも、舐めるたびに二乃の奥から、ドロッとして苦い饐えたベトベトの粘液が溢れてくる。

二乃「ああんっ♡上手じゃないっ、フー君っ♡」ビクッ

二乃「はぁーっ、んっ♡」ビクンッ

二乃が軽く震え、達したようだ。

ゆっくり腰をあげ、俺の隣に寝っ転がってきた。

二乃「どうだった?女王様コスでのSM♡」

風太郎「はぁ、はぁ…鞭が意外と痛かったぞ……」

二乃「でもフー君興奮してたじゃない。そっちの素質ありね」

風太郎「そんな素質は認めん!」

二乃「キャッ」

二乃を布団に組みしき、ボンテージを剥ぎ取った。

お互い裸だ。もう準備はできている…




328: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 18:45:16.26 ID:vphQTz5TO


俺はゆっくりお腹をさすりながら、耳元で二乃に再度愛の言葉を囁いた。

二乃「わかったわ……幸せにしなさいよ……約束だからね」

二乃は顔を真赤にして、足を広げた。

二乃「やっぱり私、女王様の従順なペットより、ワイルドな男の人の方が好きだわっ。フー君、今夜はめちゃくちゃにして頂戴……」

俺は二乃の上に覆いかぶさって、熱いキスをした。

そしてゆっくり腰を前に進めた。


……


風太郎「ううっ……頭が痛い……」

二乃「もう朝よ、起きた起きた」

風太郎「あれ?なんで二乃が?らいはは?」

二乃「なーに、寝ぼけてんのよ。朝ご飯できてるわよ」

頭がぐらぐらする。俺は昨日の夜……まさか、二乃と……

二乃「昨夜は激しかったわねっ、あなたっ♡」ツヤツヤ



329: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/11(土) 19:01:02.80 ID:vphQTz5TO


徐々に記憶が戻ってきた。

二乃を家に誘って、飯食って喧嘩して、仲直りのためにイチャイチャした後、二乃女王の足を舐めて、ちんこ踏まれて、顔面騎乗でクンニさせられて……

当然、エッチする流れになって、俺は二乃を抱いた。

風太郎「いててっ…」

腰が痛くて布団からなんとか這いずるように出た。

一回した後、布団の中でイチャイチャしていたら二乃がもう一回とか言って、空が白むまで付き合わされたんだ。体中の筋肉が痛いのはそれが原因だ。

二乃「はい、卵焼きと味噌汁と白いご飯よ。私も眠くてこれしか作れなかったわ。ふあぁ」

風太郎「いただきます。んっ、これうまいな」パクパク

二乃「あっ、味付け!濃すぎないかしら?あと、卵焼きも、甘さ控えめにしてみたんだけど…」

風太郎「まあ、らいはのに比べたらちょっと濃い。卵焼きの甘みはあまりないな」

二乃「ごめんなさい。失敗作よね、私の料理」

風太郎「ん?だけどうまいからいいだろ、別に」モグモグ

二乃「!」

風太郎「味音痴の俺が言っても信じられんかもしれないが、この朝ごはんはうまい。俺にはそれしかわからんが、それでいいだろ」モグモグ

二乃「フー君…!愛してるわよっ」ダキッ

風太郎「わっ、味噌汁啜ってるんだからひっつくな、馬鹿!」


一夜を過ごして、すべてのポイントが1アップした!

二乃の好感度  ■■■■■■■■□□
二乃への愛情  ■■■■■■□□□□
カップルポイント ■■■■■■■■□□



338: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/12(日) 22:05:52.18 ID:HM1iuIOR0


~~中野家~~

あれから少し時間が流れて……結局、家出していた4人が、二乃の暮らすボロアパートに戻ってきて、今は元通り五つ子全員で暮らしている。

あのまま二乃が元のマンションに戻る話もあったようだが、彼女たちは高校卒業までこのアパートで暮らす決断をしたようだ。

一花「久しぶりだね~この6人で集まるの」

三玖「誰かさんのせいで、大変だったんだから」

二乃「うっ…その節は悪かったわ」

三玖「もういい。こっちも悪かった」

一花「で、二乃とフータロー君はどこまでいったの?ABCで言うと」

風太郎「……///」

二乃「言うわけ無いじゃん馬鹿」

一花「私達がもとのマンションに家出してた時、この家でヤッちゃった?ひょっとして」

五月「いつも私達が寝てる寝室で……うわぁ」

二乃「下品な言い方やめなさい!や、ヤッてないわよ!こ、この家では…」モジモジ

三玖「あ」

一花「若い二人だもんね~フータロー君、妹のことを頼んだぞっ。避妊はしっかりねっ」

五月「不純!不純ですよ!高校生の身分で男女交際はまだしも……セ、セッ……なんて…ああっ!言えません!」

一花「で、週何回ヤッてるの?時々、二乃の帰りが遅くてツヤツヤしてるのって、あれだよね?」

二乃「ちょっと、もう弄らないでよっ!恥ずかしいわっ///」

風太郎「///」



339: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/12(日) 22:07:14.72 ID:HM1iuIOR0



風太郎「無駄話はいいから勉強しようぜ!勉強!今日は久しぶりの家庭教師だ!」

三玖「フータローの授業、久しぶりで楽しみ」

五月「お二人が盛んに励んでいる間、私は勉強していたんですから。負けませんよ」

一花「次の期末試験が卒業試験だからね、赤点は回避しなくちゃ」

風太郎「あれ?一花、お前女優になるため東京行くんじゃないの?」

一花「結局、お父さんに反対されて、社長とお父さんと学校の先生と四者面談したんだけど、卒業までは学業に専念するってことになったの」エヘヘ

一花「だから最後までしっかり教えてほしいなっ、センセ♪」

風太郎「やれやれ仕方のない奴だ……」

俺の家庭教師としての目標は次の道を見つけてこその卒業。一花はもうすでに立派な嘘つきへの道を見つけて歩きだしている。




340: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/12(日) 22:09:54.79 ID:HM1iuIOR0


三玖「私達は一花と違って成績も上げなきゃね、五月」

五月「そうですね」

風太郎「お前らは?」

五月「私達、大学受験しようと思うんです」

二乃「えっ……本気で言ってんの?」

五月「失礼ですよっ。私の夢は学校教員ですから。教育大学に合格して、まずは教員免許を手に入れないといけませんので」

三玖「私はまだ……何になりたいか、ぼんやりしているけど、夢を見つけるために大学でしっかり学びたいと思う」

五月「三玖の志望校は私の教育大学より偏差値高いですね」

三玖「まだE判定だから…勉強もっと頑張らなきゃ。ねえフータロー。学校の問題だけじゃなくて、大学の過去問でもわからないところ教えてもらっていい?」

五月「私も!小論文とか、面接もあるからその対策も……」

風太郎「おいおい…そこまでは契約してないが……いいだろう!俺の志望校も小論文・面接あるから対策しないといけないからなっ。一緒に受験勉強だ!」

まさか100点満点で30点も取れないような馬鹿達が、大学を受験するレベルまでたどり着くとは。

俺の1年間の家庭教師は無駄じゃなかった。内心、こみ上げてくるものがある。



341: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/12(日) 22:12:23.59 ID:HM1iuIOR0


一花「そういえばフータロー君はどこの大学受けるの?やっぱり東京大学?なら私と一緒に上京だねっ」ニヤッ

二乃「ちょっと一花、手だしたら許さないわよ」ギロッ

一花「もー、冗談だよぉ」

風太郎「俺は……家から通える地元の国立大学かな」

三玖「もったいない!全国3位ならどこでもいけるのに」

五月「そうですよ!高みを目指さないで何が受験勉強ですか!」

風太郎「いや、一人暮らしは金かかるし」

一花「まだらいはちゃん離れできないの?フータロー君の成績なら、奨学金とかあるじゃん」

風太郎「そうじゃねぇ!だが……」

二乃「こいつ、妙にお金関係に堅いのよ。私がパパに頼んでお金出すって何回も言ってるのに。誰かからお金の借りは作りたくないって」

風太郎(金の問題もあるが、1番の理由は地元の調理学校受ける二乃と離れ離れになりたくないからとは口が裂けても言えねーな……)




343: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/12(日) 22:13:39.21 ID:HM1iuIOR0


五月「さて、無駄話ばかりしてないで手動かして勉強しましょう」

風太郎「そういえば四葉は?」

四葉「!」

風太郎「お前はどうするんだ、卒業の後」

四葉「わ、私は……」グルグル

四葉「と、とりあえずまずは卒業して……そのあとは……」

四葉「考えてませんでした……」

三玖「四葉…」

一花「四葉の小さい頃の夢は素敵なお嫁さんだもんね」

四葉「ちょっと一花!勝手にバラさないで!」

一花「あ、ごめん……」





344: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/12(日) 22:15:49.38 ID:HM1iuIOR0


五月「よ、四葉は運動得意なんですから!ほ、ほら!スポーツ選手とか!体育系で推薦あるんじゃないですか?」

四葉「得意だけど別に部活やって大会で成績残したわけじゃないし」

五月「そうですね……」

四葉の事をすっかり忘れていた。こいつの卒業後の次の道。それを見つけてやるのが俺の仕事だったはずだ。

しかし、今の四葉の成績では、大学進学は正直難しいだろう。それに、四葉の言う通り、今からスポーツ推薦も厳しいものがある。

他人の応援ばかりして、自分の事をあまり大事にしていなかったのが四葉だ。

だからこそ、俺はこいつに幸せになってほしい。でも、俺に四葉の事を幸せにする責任は……

四葉「上杉さん、私……どうしたらいいですかね?」

↓1 なんと答えますか?





345: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/12(日) 22:19:11.07 ID:jF6rVPH60

・・・将来を他人に任せれば自分を無くすぞ



349: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/12(日) 23:13:26.93 ID:Tf7agCNOO


風太郎「・・・将来を他人に任せれば自分を無くすぞ」

ここははっきり言うしかない。卒業後の次の道を見つける手伝いはできるが、次の道を決める資格は俺にはないのだ。

これは四葉の問題だ。

四葉「……」

重苦しい沈黙が流れた。

四葉のリボンがしんなり垂れて、俯いている。

三玖「ちょっとフータロー、言い方」

五月「三玖、はっきり言うのも優しさですよ」

一花「大丈夫?四葉」

四葉「……」

二乃「四葉。あんたにはあんたの魅力があるんだから。まずは自分が何をしたいのか考えなさい」

二乃「それでどうやったらなれるのか考えてみなさいよ」

五月「そうですよ!今度は私達が四葉を応援する番です」

三玖「うん。五月の言う通り。私達、みんな四葉に大きな借りがあるんだ」

一花「四葉、たまにはお姉ちゃんを頼ってみてよ」

四葉「……」

姉妹の熱いサポートがあった。あとはこれで四葉が自分を取り戻してくれればいいんだが……

風太郎「なあ、四葉。わかっていると思うが、俺たちはお前の夢を全力でサポートする。たまには自分に素直になれよ」

四葉「私の夢……小さい頃の……」

四葉「母の死んだ日 京都 リボン 京都 五月ちゃん 雨 五つ子 8月14日 忌み子 京都 運命の出会い 夏 京都 花嫁 お守り リボン」ブツブツ

四葉「私の夢は……」

↓1
コンマ 50以上 四葉「さよなら、上杉さん」
コンマ 50未満 四葉「私の夢が叶うなんて、もうありえませんから」





350: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/05/12(日) 23:13:57.74 ID:8lH6S4h7O

えい



354: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/13(月) 00:08:50.58 ID:0FzIBMl6O


四葉「ごめんなさいっ」

長い沈黙の後、それだけ言うと四葉は立ち上がって、家を飛び出した。

二乃「ちょ、四葉!」

風太郎「あっ……」

その瞬間、四葉は泣いていた。

俺は自分の言葉を悔やんだ。四葉は最初から最後まで俺の味方だったんだ。

その四葉を突き放してしまうような物言いをしてしまって……

三玖「フータローのせいじゃないよ」

五月「上杉君、実は四葉は……」

一花「五月ちゃん。昔は昔、今は今だよ」

二乃「フー君。追いかけなさい、四葉を」

風太郎「二乃……」

二乃「信じてるわよ。私を連れ戻したように、四葉のことも頼むわ」

二乃はまっすぐ俺の方を見つめていた。

風太郎「!ああっ!任せろ!」

俺は急いで玄関を出て、四葉を追いかけた……



355: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/13(月) 00:10:55.77 ID:0FzIBMl6O


すっかり日は暮れていた。

風太郎「やっぱりここに居たか」

四葉を追いかけ回し、街中を探し回った末、俺はいつか四葉に連れてきてもらった公園に来た。

四葉は1人ブランコを漕いでいた。

風太郎「隣、いいか?」

四葉「……」ギコギコ

風太郎「悪かったな、さっきは。厳しいこと言っちまって」

四葉「……」ギコギコ

風太郎「ここには俺たちしかいない。なあ、四葉。俺たち、昔会ったことあるか?」

四葉は何も答えなかった。

四葉「……」ギコギコ

ブランコが軋む音がする。



356: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/13(月) 00:12:59.15 ID:0FzIBMl6O


風太郎「街の灯り。お前、好きだったよな」

風太郎「灯りの数だけ、街に幸せがある。四葉、俺はお前を幸せにすることは出来ない」

風太郎「だが、お前の気持ちを聞いてやることくらいなら……出来るから」

四葉「上杉さん……私、好きでした。あなたのことが、ずっと好きでした。今度は嘘じゃないですよ」

風太郎「ああ、知ってた」

そう答えると、四葉は思いっきりブランコを漕いだ。

四葉「ありがとう、上杉さん。二乃と幸せにっ!」

四葉「とうっ!」

そう言って四葉はブランコから大きくジャンプした。

四葉「ここまで来れますか?」

風太郎「ああ!俺だって成長してるんだぜ!どりゃあ!!」パッ

思いっきりジャンプすると、あの時の四葉の記録を大きく塗り替え、四葉よりも遠くに飛べた。

風太郎「!みたか、四葉!ハッハハハハ!俺、飛べたぞ!お前より遠くに!」

振り返ると、ブランコが大きく弧を描いて回っていた。

そして四葉がぐっと近い距離にたっていた。

四葉「さよなら、上杉さん」チュッ

頬に優しい四葉のキス……

風太郎「四葉……」

四葉「ブランコのご褒美ですっ。さあ、日が暮れる前に帰りましょう。私は私で、なんとか幸せになってみますから」





358: ◆NjOgVWN4E2 2019/05/13(月) 00:15:59.06 ID:0FzIBMl6O


五月「三玖、早く早く!」

三玖「はぁ、はぁ、階段、多い……」

一花「おーい、四葉にフータローくーん!」

二乃「素敵な公園じゃない」

四葉「みんな……」

風太郎「大丈夫か、四葉」

四葉「もう大丈夫です。おーい、みんなー!家出してごめーん!!」

公園で、五つ子達が子供のようにはしゃいでいた。

俺はそんな彼女たちを遠巻きに眺めていたんだ。

二乃も、楽しそうに笑っていた。もし運命がほんの少しだけずれていたら。

俺の相手は二乃じゃなかったかもしれない。それでも、ふと思うんだ。そうだとしても、きっと俺は幸せになれていた。


二乃「フー君、帰りましょうか、お家に」

風太郎「ああ」

俺は二乃と手をつないだ。俺達は今、最高に幸せだ。願わくば、この幸せが永遠に続きますように。


風太郎「俺は二乃と幸せになりたい」

終劇





元スレ
SS速報R:【五等分の花嫁】風太郎「俺は二乃と幸せになりたい」【安価SS】