呼称適当、キャラ崩壊あり

まったりとかちょいシリアス




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2: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 12:48:14.51 ID:UU7hTfMN0

提督「今日からこちらに着任した提督だ。
みんなには暫く迷惑をかけると思うがよろしく頼むぞ」


金剛「提督さん、よろしくデース」

龍驤「よろしゅうなー」

電「よろしくなのです」

長門「よろしく頼むぞ」

愛宕「うふふ、よろしくお願いしますね」

不知火「よろしくお願いします」



3: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 12:48:53.32 ID:UU7hTfMN0

提督「さて、早速で悪いが今日の任務へ向かう。
目標は南西諸島沖へ敵艦隊及び重要資源の調査にいく」


提督「各自最適な状態でマルフタマルマルに集合してくれ」

艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」

龍驤「みんなどうや?新しい提督さんは」

金剛「見た目は軍人らしい男って感じがしマスね」

電「真面目そうなのです」

長門「まぁ軟弱そうでないのはいいな」

愛宕「なんだかちょっと硬い感じがするわね~」

不知火「しっかり仕事さえこなしてくれれば不知火はそれでいいです」

龍驤「せやなぁ、たしかにノリは悪そうなやっちゃな」

長門「ん、時間になるぞ。話は終わりだ」




4: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 12:50:39.49 ID:UU7hTfMN0

提督「集まったか。点呼確認次第、出発する」


・・・・・・



提督「よし。では出撃する。
長門が先行、その後ろから金剛、愛宕、不知火、電、龍驤の順で進め」

提督「私語は慎め!常に集中しろ!報告は怠るな!危険だと思ったらすぐ退避しろ!
わかったか?」


艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」




5: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 12:51:48.56 ID:UU7hTfMN0

^^^^^^^海域上




龍驤「(ななーやっぱ真面目すぎやんあの提督)」


金剛「(たしかに前の指令と比較すると少し厳しい感じがしマスね)」


電「(さっきはすごく大きい声でちょっと怖かったのです)」


愛宕「(もっと柔らかくいって欲しいわよねぇ)」


長門「(いや、ここは戦場だ。あれぐらい厳しくなくてはな)」


不知火「(……私語厳禁です)」



提督「こらぁ!私語は慎めといっただろ!」


艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」


不知火「(うぅ、不知火まで……」




6: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 12:54:10.03 ID:UU7hTfMN0

------南西諸島沖


提督「マルヨンマルマル、南西諸島沖、到着」


提督「索敵班、辺りの様子はどうか?」


龍驤「今の所問題なしや」


提督「ふむ。引き続き周囲を警戒しながら進行せよ。
敵艦の気配がないと判断次第、資源の調査及び収集を行う」


金剛「提督!」


提督「なんだ、金剛」


金剛「少しだけティータイムに入りませんか?長時間の運航でみんな疲れてるデース」


提督「ならん。いつ敵がでてくるか分からんのだ。やるべき事を迅速にこなし、颯爽と鎮守府に帰還するのだ」


金剛「ほんのちょっとだけでも……」


提督「却下する」


金剛「りょ、了解デース.....」


提督「私は今から妖精達と収集できそうな資源について確認してくる。何かあればすぐに報告するように」




7: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 12:55:53.97 ID:UU7hTfMN0

------少し経って


龍驤「さっきは随分きつーいわれたなぁ金剛」


金剛「まぁ提督のいってる事は正しいデス」


電「でも言い方もあるかと思うのです」


愛宕「仲良くなるのはむずかしそうねぇ~」


長門「しかし見た目が若い割にしっかりしてるというか。なにか貫禄を感じるな」

不知火「たしかに。実践経験が豊富そうにみえます」

龍驤「せやな~、でもウチら提督が前どこにいてどういう立場とかそういうの全くしらんしなぁ」

愛宕「まぁ今日ここにきたばっかなんだししょうがないわよ」

電「あの司令官さんから色々聞くのはちょっと怖いのです」

ピー

提督「各自へ、資源についてある程度見積もりができた。これからこちらで収集を行う。
サルベージ中の艦を護衛してくれ。頼むぞ」

艦娘達「「了解(デース)(なのです)!」」



9: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 13:01:04.29 ID:UU7hTfMN0


-------数時間後



提督「資源の収集が完了した。速やかに帰還するぞ」

龍驤「ん、なんや。あれは」

提督「どうした龍驤」

龍驤「……! 敵艦発見!数4、うち戦艦級1確認!」

提督「くっ、もう帰還しようという時に……」

金剛「どどどドウスルンデスか?!」

電「あわわわ、ぎょ、魚雷のじゅん……あれ…数が足りないのです?!」

不知火「・・・・!」

長門「ま、まて不知火前へでるな」

不知火「し、不知火に落ち度は……」

龍驤「ウ、ウチにまかせろ!艦載機を……ってあれ?
ああ!偵察にとばしてるんやった!」

愛宕「み、みんな落ち着くのよ。私に任せなさい。私が前へでて……」


提督「喝っ!!!!!!!!」


艦娘達「?!」

提督「みんな落ち着け。長門と金剛は前方で敵の戦艦級を主に交戦、愛宕と不知火はそれ以外をカバーしろ。
電は雷撃戦にそなえ魚雷の準備をしろ。魚雷はこちらの艦に予備がある。龍驤は後方で周囲をうかがいつつ艦載機で爆撃しろ」

艦娘達「」ポカーン

提督「返事は!」

艦娘達「「りょ、了解(デース)(なのです)!」」

提督「みんな大丈夫だ。戦力はこちらが上だ。
俺を信じろ。俺もお前らを信じる。信じて戦ってくれ。絶対に守るから」ニコッ

金剛「分かりました。提督を信じて戦うのデース」

龍驤「ウチにまかせれば万事OKや!」

電「まかせてくださいなのです」

長門「私とした事が慌ててしまった。ビッグ7の力、しっかりと見とくがいい」

不知火「不知火は別に驚いたりなんかしていません。いつもどおりやるだけです」

愛宕「うふふ、私たちがしっかりしなきゃだめよねぇ~」

提督「うむ、頼んだぞみんな」



10: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 13:04:04.70 ID:UU7hTfMN0


^^^^^^^戦いが終わり


提督「ふう、なんとか大きな被害をださず倒せたか。みんな、よくやったぞ」

金剛「一時はどうなるかと思ったデース」

龍驤「ウチらってよく考えたら実戦経験すくないもんなぁ」

長門「うむ。前の提督は演習ばっかりしてたしな」

愛宕「実戦は緊張感が全然ちがうわねぇ」

不知火「私はいつも通り平常心でしたよ」

長門「何を言う焦って前に急発進した癖に」

不知火「あ、あれは不知火の考え的に!」

提督「はいはい、話はこれくらいにしてくれ。続きは帰還してからだ。
行きと同じように注意しながら進行しろ」

艦娘達「はーい」



11: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 13:08:20.62 ID:UU7hTfMN0


------帰還中海上


金剛「(さっきの提督、かっこよかったデスネ)」

龍驤「(ああかっこいいかどうかはともかく、あの場面でああいう風に冷静に指示したのはすごいと思うたわ)」

愛宕「(そうねぇ。安心させる為か笑顔だったのはすごくキュンときたわ)」

電「(笑うとすごくかっこいいのです)」

長門「(私たちの司令官なのだ。あれぐらいの指示はだせないと困る)」

不知火「(私語厳禁ですよみなさ・・・)」

提督「こらぁ!私語は慎めと何回言わせるんだ!」

艦娘達「「りょ、了解(デース)(なのです)!」」

不知火「(……うぅ)」




12: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 13:17:21.50 ID:UU7hTfMN0

-----鎮守府

提督「ヒトナナマルマル、鎮守府帰還。みんな無事だな。各自武装解除後、部屋に戻り報告書を作成し提出せよ」

金剛「提督、質問があるデース」

提督「なんだ言ってみろ」

金剛「秘書艦はどうするんデスか」

提督「秘書艦か……特に考えてなかったな」

金剛「なら私……」

提督「ふむ、こうしよう。週で交代制にする」

金剛「がやって、え?」

提督「なに、一人にしぼる事もなかろう。
各々の価値観や考え方を知り性格を把握する事も今後の作戦に重要となる。
秘書艦といった立場から俺とコミュニケーションを取れればと思う」

提督「もちろん執務業の手伝いもしっかり行ってもらうからな」

長門「なるほど、賛成だな。一度秘書というものをやってみたかったのだ」

龍驤「なんやめんどくさそうやな~」

電「秘書!なんか大人な感じがするのです!」

愛宕「秘書ねぇ。なんか燃えるわねぇ」

不知火「不知火は興味ありません。やれと言われればやるというだけです」

提督「概ね賛同のようだな。明日から頼む事にする。詳細はまた追って告知するから今日は休んでくれ」

金剛「ワタシガ……」

提督「俺は部屋にもどる。何かあれば報告してくれ。解散」

金剛「」







15: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 14:47:30.54 ID:UU7hTfMN0

^^^^^^^^次の日

提督「みんなおはよう」

艦娘達「「おはようございます」」

提督「昨日はお疲れ様。着任一日目から慌ただしい日となり、
みんなには非常に不安な気持ちをさせてしまった事を申し訳なく思う。すまなかった」

金剛「いえいえ、提督のせいではないデース」

電「そうなのです。司令官さんはしっかりがんばっていました!」

長門「うむ、別に提督が謝る事はなかろう」

龍驤「せやせや」

愛宕「うふふ、ホントお堅いわねぇ」

不知火「不知火は私語していません」


提督「いや……少し厳しく言い、嫌な思いをさせてしまった部分もあるだろう
でも、決してふざけていってる訳ではない。戦場とは一つのミスで多くの被害をだしてしまう事があるのだ。
皆にはそこを十分理解してもらい、今後の作戦で生かしてもらいという思いだ。これからもよろしく頼む」

艦娘達「「提督……」」

提督「ま、まぁ堅い話はこれくらいにして昨日話ていた秘書艦の話だが」

提督「とりあえず、金剛から順に従事してもらいたいと思う」

金剛「おおお!提督の初めてはワタシですか!ヤッタネ!」

提督「言い方に誤解を生む可能性がある事には触れないが、とりあえず今週はよろしくたのむぞ」

金剛「よろしくデース!!」

提督「さて、今日は特にこれといって任務はない。
割り振られてる作業を各々のペースでこなしてもらえば良い」

電「なにか作業があるです?」

提督「ああ、金剛この紙を頼む」

金剛「ハイデス!えっと、掃除係、洗濯係、買い物係・・・これは?」

提督「各自で分担して作業してもらう」

金剛「分担て、家事手伝いの作業者さんはどうしたんデスか?!」

提督「ああ、経費削減の為一旦契約を解除した」

艦娘達「「ええーーーー!?」」

提督「そ、そんなに驚く事もなかろう。ここは規模が大きい鎮守府ではないし、しっかり分担を行えば
対応できるはずだ」

長門「だからといって軍人である私たちが……」

提督「軍人である前に人間だ。俺達はここで生活をし、ここで共に極力していきていくのだ。
最低限の事は自分達でやっていこう。
もちろん戦況が著しくなかったり、何か事情ができれば元に戻すさ」

電「家事とかあまりした事ないのです……」

龍驤「掃除とかめんどうやわ~」

不知火「私達は軍人です。戦う事以外にやらなければいけないのでしょうか」

長門「うむ、私達は戦いにきているのだ。もっと強くなる為にそんな事に時間を要していてはな」

提督「浮いた経費で極上のアイスを買うことができる。もっといい装備を新調できるぞ」


艦娘達「「やりましょう」」




18: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 15:42:33.73 ID:UU7hTfMN0

------提督の部屋

金剛「金剛デース、提督いますか?」コンコン

提督「ああ、入ってくれ」

金剛「失礼しマース」

提督「さて、今日からしばらくの間、金剛には秘書としてここで従事してもらう事になる訳だが」

金剛「ハイ!」

提督「実はまだそんなに割り振れる仕事がなくてな。今日は特に何もしなくていい」

金剛「アララー、それは残念デス」

提督「こちらに着任したばかりだからな。
今の所、契約書類と鎮守府周辺資料に目を通すくらいの業務しかないのだ」

金剛「なるほどデス。あ、よければなんですが……」

提督「なんだ?」

金剛「ティータイムにしませんか?」

提督「……」

金剛「アハハ、やっぱりなんでもないデス」

提督「お菓子……あったかな」

金剛「ハイ?」

提督「いや、お茶に合うお菓子あったかなと思ってな」

金剛「ティータイムいいんですか?!」

提督「丁度休憩したかった所だ」

金剛「す、すぐ用意してくるデース。とびっきりの紅茶をいれてあげマス!」ドタドタガチャ

提督「お、おい!あんまり急ぐなよ危ないから」




19: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 15:44:10.62 ID:UU7hTfMN0

-----数分後

金剛「さぁ、じっくり味わってくだサーイ」

提督「ふむ…」ズズズ

金剛「……」ドキドキ

提督「こ、これは……」

金剛「これは?」

提督「旨いぞ。いつもコーヒーばかりのんでいるが紅茶もいいものだな。
香りがすごく良い。甘すぎず苦すぎずのあたりもすごく好みだ」

金剛「ほ、本当デスか!?

提督「ああ、俺はこういうのに関してははっきり言うタイプだ。
まずければまずい、とな」

金剛「(たしかに)」

提督「しかし随分本格的なティーセットを持っているのだな」

金剛「ハイ!イギリスにいた頃にティータイムの習慣があったので、その影響デース」

提督「なるほどな。…あの時は無下に断って悪かった」

金剛「……昨日の事デスか?」

提督「ああ」

金剛「気にしなくていいのデース。提督の判断は間違っていないデス。
実際昨日だってちょっとの気の緩みが混乱を招いていますから」

提督「……そういってもらえると助かる」

金剛「……」

提督「……」

金剛「……あ、よければおかわりありマスヨ提督!」

提督「ん、じゃあもらおうかな」

金剛「ハイ!……あ、ちょっとお茶ッ葉とってくるデース」スタ

提督「……金剛」

金剛「ハイ?」

提督「ありがとう」ニコッ

金剛「え」////

金剛「え、あ、あ、あ」////

金剛「ハイ……デス」///

提督「ん?なんか顔赤いぞ。だいじょうぶか?」

金剛「ナンデモナイデス!イッテキマス!」//// ガチャッドタドタドタ

提督「お、おい!あんま走るなよー!」





20: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 17:05:02.17 ID:UU7hTfMN0



------調理場・食堂

電「ムムム」

提督「(ん、あれは電だな。料理担当になったのか)」

電「一体なにを作ればいいのです……)」

提督「おい、何を悩んでいる」

電「はぅっ!て、司令官さん!び、びっくりしたのです」

提督「すまない。何か悩んでいる様に見えたので声をかけてみた」

電「は、はい。実はお夕飯の担当になったのですが、何を作ればいいか悩んでいるのです」

提督「なるほど」

電「皆さんが満足するような料理はどうすればいいのかなと……」

提督「味覚というのは人それぞれだ。全員が満足するというのはとても難儀だと思うぞ。
そうだなぁ。各々の好きな食べ物を聞いて参考にするのはどうだ」

電「は、はい。実は聞いてみたんですが……」


金剛「ケーキ」
龍驤「ピザ」
長門「カツ丼」
愛宕「お肌にいいフカヒレのスープ」
不知火「ご飯」


電「こんな感じだったのです」

提督「めんどくせぇ」







21: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/29(水) 17:06:18.91 ID:UU7hTfMN0



提督「ふーむ。俺から提案していいか?」

電「はい?」

提督「カレーなんてどうだ?」

電「カレーですか?」

提督「ああ、嫌いな人は少ないし野菜も多く照れて栄養価が高い
。ボリュームも調整しやすいし、よほど下手くそでなければ失敗もしづらい料理だ」

電「……!」

提督「どうだろう?」

電「カ、カレーにするのです!」

提督「そうか。早速とりかかろう」

電「司令官さんも手伝ってくれるのです?」

提督「時間も時間だしな。一緒に作ってさっさと終わらせよう」

電「ありがとうなのです!正直心細くて……」

提督「気にするな。当番制にしたのは俺だからな。
元からある程度はフォローするつもりだったさ」


--------1時間後


提督「ふう下ごしらえは終わりだな。あとは煮込むだけだ」


電「なんかほとんど司令官さんにやってもらっちゃいました……
ごめんなさいなのです」

提督「電!」

電「はいっ!」ビクッ

提督「そういう時は、ありがとうっていうんだ」

提督「言っただろう。俺たちはここで一緒に強力して生きていくんだ。頼るのも頼られるのも当たりまえだ。
限度はあるがな。いちいちそんな時に謝っていたら気が滅入ってしまうだろう」

電「わ、わかりました!司令官さんありがとうなのです!」

提督「うむ、それでいい。これからもよろしく頼むぞ」ナデナデ

電「はわわっ!こ、こちらこそなのです」////

提督「さて、俺は別の当番も見てくる。じゃあな」

電「は、はい!」

電「(司令官さん……最初は怖い人と思いましたが、なんだか印象が変わったのです)」///







28: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 09:42:27.72 ID:zCYBcpud0



--------武器弾薬庫

龍驤「……」スヤァ

提督「龍驤、起きろ」

龍驤「……ンー…」

提督「ふむ」スー

提督「敵襲だぁああああああああああ!!!!」

龍驤「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
どこや!ウチはまだやられないでぇぇ!」ガバァ

提督「おはよう」

龍驤「て、提督!敵襲やて今……あ……もしかして……」

提督「うん」

龍驤「えっと……これは違いましてですね。決して掃除をサボって寝てた訳ではなくて、
まぁいわゆるイメージトレーニングという」

提督「龍驤」

龍驤「はい」

提督「正座」

龍驤「はい」




29: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 09:43:34.78 ID:zCYBcpud0



------説教中

提督「サボるにしても、軍人にとって命とも言える武器や弾薬がある場所で昼寝など」ガミガミ

龍驤「すんまへんすんまへん……」

提督「それにな、お前に何かあっては困る。ここには火薬関係の物もあるのだ。
管理はしっかりしているつもりだが、もし爆発でもしてみろ。大けが所ではすまんぞ」

龍驤「……ウチの事大事に思っていってくれてんのか」

提督「当たり前だろ。まだ日は浅いかもしれんが俺は艦娘のみんなを家族の様に大事にするつもりだ。
分かったら立て。掃除の続きをするぞ」

龍驤「……最初はお堅いやっちゃな思ったけど、そんなクサい事までいうんやな」

提督「ん?正座したりないのか?」

龍驤「か、堪忍や!さっさやりましょ!」イソイソ

龍驤「(まぁ……心配されるのはちょっちうれしいやん)」




30: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 09:46:37.73 ID:zCYBcpud0

--------掃除後

提督「ふぅ……思ったより時間がかかったな」

龍驤「疲れた~。もう動けへん~」

提督「お疲れさん。ほらこれ」スッ

龍驤「これは!間宮店特性極上アイス!食ってええんか!」

提督「ああもちろんだ。他の奴らには内緒だぞ」

龍驤「おおきに!返せいわれても返さへんで!」

提督「はいはい。ちゃんと自分の部屋で食えよ」

龍驤「いや~ラッキーやな~♪毎回もらえるんやったら喜んで掃除でもなんでもしたるのに」

提督「さすがに毎回は無理だな。というかアイスそんな好きなのか」

龍驤「当たり前やん!口にいれた瞬間とろける感覚!ほんのりとした甘さ!絶品や~!」

提督「ふむ」ジー

龍驤「アイス~♪アイス~♪」

提督「……」ジー


龍驤「アイ……なんやジーっとウチの事みて。やっぱ返せっていうんか。
一度もらったもんは変えさへんで」

提督「いや、なんか可愛いなと思って」

龍驤「ヘ……か、可愛い?!」

提督「うむ。アイスでそこまで喜んでもらえるとは思ってなくてな。
純粋に喜んでる姿をみて可愛いと思ったのだ(子供みたいで)」

龍驤「は、ハァ?!何言うてんのキミ!めったな事いうもんじゃないで!」////

提督「なんだ。可愛いものに可愛いといってはいけないのか」

龍驤「~~~っ!し、知らん!掃除も終わったし部屋帰るで!」////


提督「ああ。あんまりがっつくなよ」

龍驤「余計なお世話や」


龍驤「(なんや調子狂うな~。真面目な顔でしょうもない事いいおって……)」

龍驤「(ま、まぁ悪い気はせんけど……)」////







33: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:42:49.60 ID:zCYBcpud0


--------鎮守府玄関

提督「(ふぅ、煙草でもかってくるか)」

提督「(ん?向かい側からくるのは長門か?)」

提督「長門、買い物の帰りか?」

長門「提督か。良かった丁度聞きたい事があるのだ」

提督「どうした?」

長門「スーパー北上という店に行きたいのだが、一向にたどりつかん。
この地図が間違っているのではないかと思ってな」

提督「ふむ。最新の地図を用意したつもりだし見る限り間違ってもいないな」

長門「そうなのか?うーんどうしてだろうか。
北は上で右が東で地図なりにあるけばつくはずだろう」

提督「……長門……お前もしかして、地図みれないのか」

長門「何を言っている!軍人ともあろうものが地図を見れない筈がない」

提督「じゃあ一緒にいこうか。俺も煙草ついでにいくぞ」




34: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:44:49.80 ID:zCYBcpud0



-----数十分後


長門「やはり着かんな」

提督「当たり前だ。進んでる方向全部北で解釈してるじゃないか」

長門「???どういうことだ?」

提督「あのな……」



----説明中



長門「なるほど。地図を回転せず考えていたからそうなるのか」

提督「まぁ厳密にいうと回転する必要もないが……そう覚えとけ」

長門「よし!もう大丈夫だ!問題ない!」



提督「(こいつ思ったよりダメなやつかもしれん)」





35: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:47:25.45 ID:zCYBcpud0



-----スーパー北上店 


長門「ここがスーパー北上か。随分派手だな」

提督「見た目はあれだが、価格は周辺より安く、品揃えも豊富だ
鎮守府から距離歩くが来る価値はある」

長門「なるほど。ゲテモノはうまいという事と一緒だな」

提督「一緒だなと言われると困るが、まぁそんなもんだ。
そいえば何を買うか決まっているのか」

長門「ああみんなと話合った結果、生活必需品をまず買い込む事にした」

提督「ふむ。例えば?」


長門「まずクマのぬいぐるみだな」

提督「まて」

長門「?」

提督「それは生活において、必須ではない」

長門「そうなのか?電と私は必要だと強く賛同したが」

提督「(お前もかよ)理由は?」

長門「やはり日々厳しい訓練や常に命の危険にさらされている戦場が
身近にあるという事は精神的に負担がくる。
そこでくまのぬいぐるみだ。
ぬいぐるみの愛らしさと一緒に寝たり話しかけたりと色々できる。
個人的にはクマじゃなくてもいいが、とりあえず定番という事でまずは基本からせめ」


提督「わかった!わーかった!そうだな、まぁお前らも女の子だもんな。
俺も人間だ。そういう部分に理解をしたい。今回はとりあえず許可する。
んで他にはどんなものがある?」

長門「麻雀セット」

提督「ぶっとばすぞ」

長門「なんだ急に暴言を」

提督「あのな、それ買うの経費つかってるんだぞ。
てか生活必需品勘違いしてないか?」

長門「何をいう!麻雀というゲームをして日々の精神的な負担を」


提督「ダメ」


長門「はい」






36: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:49:57.38 ID:zCYBcpud0


提督「他には何を買う予定だ?」

長門「トイレットペーパーやティッシュ等だな」


提督「まともなのがあってすごい安心した」


-------買い物後



提督「持って帰れるものは持ち、かさばる物は宅配に任せればいい」


長門「わかった。しかし思ったんだが、
徒歩ではなく車できた方がよかったのではないか?」

提督「そうなのだが、軍人が事故ると色々面倒だからな。
リスク回避の為、なるべく外では徒歩で移動してもらいたいのだ」

長門「そんなものか」

提督「ああ、面倒なんだよ。色々とな」



長門「……提督、一つ聞きたい事がある」



提督「どうした」


長門「……提督はなぜこの鎮守府にきたのだ」




37: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:54:55.42 ID:zCYBcpud0



提督「なんだよ急に」

長門「おかしいと思ってな」

提督「……」

長門「まず時期がめずらしい、事前情報も遅かった。
そして何よりおかしいのは着任1日目からの調査任務だ。
普通に考えて実戦の可能性がある場所へとなんの段取りもなく
行われたのはおかしい事だ。
よっぽど上から信頼されているか何か緊急的な時でしかありえん」

提督「……」

長門「恐らく前者だろう。昨日の指揮をみる限り、
提督はかなりの実戦経験があるように思える」

長門「そんな人間が何故、この小さい鎮守府に来たのか。
気にならない筈がない」


提督「長門」


長門「提督は俺を信じろと言った。今後共に戦う仲間として私は勿論信じたい。
背中を任せたい。でも素性の知らぬ人間を」


提督「長門!」


長門「!」


提督「いつか、必ず話す」



提督「すまん」


長門「……わかった。熱くなってこちらもすまなかった」


提督「いや、いいんだ。
ただ俺にまだ心の準備ができていないだけだ」


長門「……待っているぞ」


提督「……うむ」


提督「帰ろうか、俺達の鎮守府に」




38: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 11:55:36.84 ID:zCYBcpud0



--------鎮守府 調理場


長門提督「「ただいま」」

電「おかえりなさいなのです」

長門「調味料とか諸々買ってきた」

電「わぁ!今日のカレーに使えるといいのです!」

長門「あと非常に申し訳ないのだが……」

電「?」

長門「クマのぬいぐるみは買えなかった……」

電「う……残念なのです……」

提督「(まぁスーパーにはないだろうな)」





40: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 14:44:52.40 ID:zCYBcpud0


-------提督の部屋


提督「(ふぅ…まさかあのタイミングで聞かれるとは…)」

提督「(いずれ話さなければいけない事。逃げてばかりでは駄目だ)」

提督「(……風呂でもはいってさっぱりするか)」



------大浴場 

提督「いつも思うが、ここの風呂場はでかい。
鎮守府の大きさに対して不釣り合いだ」カポーン

提督「でも風呂がでかいと開放的な気分になる。癒されるな」

愛宕「そうでしょう?この鎮守府の自慢ですもの」チャポーン


提督「……あぁ、自慢できるな・。
ただし人が風呂はいってるのに堂々と中に入ってくる不届きものがいなければな」

愛宕「あらあら酷い言い方ね」

提督「で、なんだ。できれば風呂は一人で入りたいのだが」

愛宕「折角素敵なレディーが豊満な水着姿でいるっていうのに何もないの~?」

提督「ああ、素晴らしいな。でてけ」

愛宕「うふふ少しは驚いてくれてもいいのにいけずねぇ。
一応お風呂掃除という用事があってきたのだけどまた後にするわね」

提督「いや、待て。そういう事ならもう出る。
こんな昼の時間に風呂はいってる俺も悪いからな」スクッ

愛宕「あら、いいのよ。ゆっくりはいって」ガシッ

提督「あっ、おい!腕を引っ張るとあぶな」

ザッパーン

提督「……プハッ!だ、大丈夫か?」

愛宕「ええ大丈夫よ。ただそんなに強く掴まれると」////

提督「あ」モミモミ

愛宕「キャッ//」

提督「こ、これはちが////」

金剛「愛宕~!お風呂掃除手伝いにきましたヨー、レッツクリーニン…」

金剛「お邪魔だったネーゴメンナサイ」

提督「待て金剛!誤解だ!」




41: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 14:46:31.91 ID:zCYBcpud0



-----脱衣所 誤解説き中


金剛「ビックリさせないでくだサーイ」

提督「俺は悪くない」

愛宕「ごめんなさいね驚かせちゃって」

金剛「気にしないでくだサーイ。提督もきっと心の中でラッキーって思ってマース」

愛宕「キャーセクハラー」

提督「ハァ、なんとでも言え」

愛宕「にしても」

金剛愛宕「……」ジー

提督「なんだ人の体をジロジロと見て」

金剛「すごい傷だらけデスね」

愛宕「湯船に浸かってみえなかったけど」

提督「別におかしいもんじゃない。敵との戦いで火傷や裂傷などよくある話だ」

愛宕「そうね、前の鎮守府で何があったかはまだ聞かないわよ~」

金剛「私も聞きまセーン」

提督「…長門か?」

愛宕「何の事かしら~」

金剛「何の事デスか~」

提督「全く……さぁ着替えるから出て行ってくれ」

愛宕「あら別に目の前で着替えてくれてもいいのよ~。立派な魚雷を見せつ」

提督「いいからでてけぇえええええええええええ!」

愛宕金剛「「ハーイ」」ドラドラ







44: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 16:46:18.17 ID:zCYBcpud0


-----鎮守府外周辺 海岸

ザザーン

提督「(ゆっくりと煙草を吸いに海に来てみたが…)」

提督「(…こうやってゆったりと海を眺めるのも久しぶりだな)」

提督「(……)」」


提督「(……大和)」

不知火「泣いているんですか?」

提督「ここのやつらは無神経な奴が多いと思わないか?」

不知火「不知火に落ち度はありません」

提督「お前に落ち度がなければ、誰にあたればいいんだ」

不知火「そこにいるカモメはどうでしょうか?」

提督「お前……なんでここにいる」

不知火「鎮守府外周辺を見回る担当についたもので」

提督「忘れてたな。そんな担当も作った」

不知火「中ばかりでなく、外へも目を向ける。すごく重要な事だと思います」

提督「ああ、どんなものもそうだ。主観的にも客観的にも目を向けないと
正しく判断できない事が多い」



45: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/30(木) 16:47:57.25 ID:zCYBcpud0



不知火「…なんで泣いていましたか?」

提督「なんでだと思う?」

不知火「質問を質問で返すのは畜生のやる事です」

提督「それは言いすぎだろ。俺の今の立場や性格、外見、そういうものから予測してみろよ」

不知火「…めんどくさいのでいいです」

提督「お前な……」

不知火「すみません。戦う事以外に興味がないもので」

提督「……お前の履歴書をみたよ」

不知火「深海棲艦。不知火は……私は絶対に駆逐してやります。
1匹残らずこの倒して見せます」

提督「親を殺されたからか?」

不知火「親だけじゃありません。私が住んでいた漁村のみんなの無念を晴らして見せます」

提督「…あいつらを倒した所で救われるものがあるのか」

不知火「わかりません。でもそれしか考え付かないのです」

提督「……」

不知火「提督、私はここで仲良しごっこをするつもりはありません。
とにかく一匹でも多く深海棲艦を倒したいのです。前線に私をもっとだしてください。
お願いします」

提督「ああ」

不知火「……不知火は鎮守府に戻ります」

提督「不知火」

不知火「はい」

提督「仲良しごっこもたまにはいいものだぞ」

不知火「……失礼します」スタスタスタ







57: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 10:28:32.20 ID:e+h4NWU10


鎮守府 食堂 夕食

提督「…」

金剛「…」

龍驤「…」

長門「…」

電「…」

愛宕「…」

不知火「…」

妖精A「すげー色なん」

妖精B「ヤバイなこれヤバイな」

妖精C「食ったら負けかなと思っている」






58: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 10:29:35.53 ID:e+h4NWU10


長門「提督」

提督「なんだ」

長門「3つ程聞きたい事がある」

提督「ああ分かっている。一つずつ言ってみろ」

長門「なぜ全員集合しているのだ」

提督「理由は複数あるが、一番の理由は団結力を高める為だ。
良く言うだろう。同じ釜の飯を食う仲間と」

長門「別に一緒に食う必要はないと思うが……。まぁわかった」


提督「うむ。仲良く談笑でもしながら旨い飯を食おうじゃないか。
今後は可能な限り皆で夕食をとることにするぞ」





59: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 10:31:00.32 ID:e+h4NWU10



長門「次の質問だ。そこにいるのは妖精か」

提督「ああ、普段は提督以外の者と余計なコンタクトができないよう
目視確認不可能な我が鎮守府の妖精さんだ」

長門「…一緒にご飯を食べようとしているのは気のせいか?」

提督「気のせいではないぞ。彼女達は現在透明化を解いている。
そして彼女達は俺達と同じ様な食物を摂取し、エネルギーを確保する事もできる。
今食卓を囲んでいてもなんら問題はない」

長門「なるほど。まだ聞きたりない部分はあるが、後程聞く事にする」

提督「わかった。是非、この機会に妖精さんとコミュニケーションをとってくれ」




60: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 10:33:35.40 ID:e+h4NWU10


長門「そして最後の質問だ。この食べ物はなんだ」

提督「カレーだ。
といいたい所だが一般的にカレーと連想されるものから
少し遠い色をしているな。とてもカラフルだ。電、これはカレーか?」

電「カレーなのです」

提督「そうか。俺はどうしてもやらなければいけない仕事があるのを忘れていた。
みんなで先に食っていてくれ」ガタッ

長門「待て」ガシッ

提督「離せ」

金剛「駄目デスよ提督。みんなで仲良く食べましょう」

龍驤「せやで。誰が担当制にしたんや」

愛宕「まさか電ちゃんが一生懸命作ったカレーを食べない訳ないわよね~」

不知火「…どうすればこの色を再現できるのでしょうか」

提督「待て。お前ら艦娘は一般的な人間より恐ろしく丈夫で身体能力が高いだろう。
しかし俺は妖精達に指示をだせる以外は普通の人間だ。そしてこの鎮守府の最高責任者だ。
この意味が分からない訳ではないだろう?」

電「司令官は、電の作ったご飯が食べたくないのです?」ウルッ

提督「あ、いや、えっと」

電「ないのです?」ウルウルッ

提督「あーお腹へったな。さぁみんなで食べようか」ニコッ

長金愛龍白「(あの顔には勝てないんだな提督も…)」

提督「し、しかし途中まで一緒に作ってた時はこんな色してなかったが…。
電、あれから何か入れたりしたのか」

電「はい!長門さんが買ってきた物の中から調味料や
何か良く分からない物を入れたりしたのです!」

提督「何か良く分からない物を入れちゃう子なんだなお前は」

電「実は長門さんが
「折角なんだから少しインパクトのある味付けでもいいかもな」
ってアドバイスくれたのです」

長門「インパクトに関しては大成功だぞ電」

提督「お前かよ原因。質問してた癖に」

長門「まさかこんな事になるとはな。ビッグ7もビックリだ」

不知火「それダジャレですか」

全員「……」


提督「……まぁ食べるか」」



全員「「いただきます」」




-----------数時間後 提督の部屋


提督「うぅ…なんでカレーがあんなに甘いんだ…辛いけど甘くて
後から酸味がきて、それでいてしつこい……胃がムカムカする…」

金剛「提督、ここに胃薬置いときマスね」

提督「……スマン」




61: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 11:43:52.75 ID:e+h4NWU10


次の日 鎮守府 会議室

提督「おはよう」

艦娘達「「おはようございます」」

提督「今日は任務や外での訓練はない。金剛、まずはこの紙を配ってくれ」

金剛「はい!」

提督「この紙は実戦時の細かい作戦指示の詳細、
鎮守府の最終目標対象とそれに行き着くまでの過程、
各艦娘の能力をグラフ化し俺なりにまとめた物だ。
今日はこの紙を見ながら会議していきたいと思うので、全員集中して聞くように」



艦娘達「「了解(デース)(なのです)」」






62: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 11:45:25.00 ID:e+h4NWU10


-----数時間後


提督「…というわけで、
近いウチ発生すると思われる沖ノ島海域での戦闘を
想定して今後は訓練を行っていく。何か質問はあるか?」

長門「それに関しては特にないな」

金剛「戦況が思ったより良くないのデスね」

龍驤「ウチらも実戦にバンバンでなあかん日がくるんやな……」

不知火「…望むところです」

電「ちょっぴり怖いのです…」

愛宕「今までは演習メインだったものねぇ~…
遠征も安全と思われる場所しかいってないし」

提督「しょうがないさ。前の提督どうこうの話ではなく恐らく上からの指示だ。
設立若く規模の小さい鎮守府に無理をさせる訳がない。
だが戦況を見る限り、この先俺達にもどんどん前線での任務がくるだろう」


艦娘達「「……」」


提督「安心しろ。この前の戦闘をみる限り、個々の力は中々のものだ。
後は連携力を付けながら艦隊としての力を磨いていけば良い」

金剛「そ、そうデス!私達がビシっとやってガシっと倒せば問題ないんデース!」

龍驤「せやせや!この前の戦いだって圧勝やったしな!」

電「そうなのです!何も問題はありません!」

長門「問題が無いという事はないだろう。資源の問題がある」

不知火「潜水艦への対策も不十分です」

愛宕「武装も古いものしかないわねぇ~」


金剛「あ…」

龍驤「い…」

電「う…」

艦娘達「「……」」


提督「ま、まぁこうやって話合う事は重要だ。
問題があるなら一つずつ解決策を考えていけば良い。
一番いけないのは考えるのを辞める事だからな」

提督「さて、今日の会議はこんなもんにしよう。
何か質問はあるか?」

龍驤「提督」

提督「なんだ龍驤」

龍驤「この前夕飯にいた妖精の事について聞きたいんやけど」





63: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 14:55:16.12 ID:e+h4NWU10



提督「ふむ」

龍驤「ウチらはあんまり妖精の事理解してないんや。
前の提督も大ぴらにしてへんし……。
聞いても最低限の事しか教えてくれへん」

長門「そうだな。昨日説明足らずな部分をぜひ聞きたい。妖精とはなんなのだ」

提督「分かった。じゃあ最初から説明するか」

提督「お前達の様な艦娘を指揮するには、ある条件がないといけない事は知ってるな?」

龍驤「妖精を見れる、そして触れる事のできる人間やな」

提督「その通りだ。
この条件に準ずる人間というのはこの世界に数える程しかいない。
そして俺はそれが可能で提督としてお前らを指揮している」

金剛「選ばれし存在という事デスネー」

提督「そういわれると聞こえはいいがな。
実際他の人間に見えない物が見えるというのは不気味なものだ。
初めて俺が見た時は何の病気かと思ったからな」

電「あんなに可愛いのにです?」

提督「可愛いかどうか問題じゃないさ。彼女らには失礼だがな。
話を戻そう。とにかく俺は今この鎮守府で
彼女達の様な妖精達を仕える事ができるのだ」

愛宕「仕える?」

提督「ああ、なぜだか分からんが彼女達は
俺達の様な見える人間には基本的に従順なのだ。
理由はまったくわからん。聞いても理解できない答えしか返ってこない」

長門「知れば知るほど分からんな……」

提督「うむ。今後も分かる事は一切ないだろうな。
ただ一つ分かっている事は、彼女達が不思議な力を持ち、
そして艦娘を作ったという事だ」




64: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 14:58:02.14 ID:e+h4NWU10



不知火「…艦娘を作った?」

提督「ああ、定義したといってもいいな。
特定のDNAを持った女性に妖精さん達の作る武装をリンクし、
人間兵器「艦娘」を誕生させたんだ」

提督「非力で平凡な女性でも艦娘になる事で、恐ろしい戦闘力を持つ。
そして妖精さんも目視できるようになるんだ」


長門「……今までの話は私達が聞いてよかったのか。
軍としてはあまり知られたくないよう事ではないのか?」


提督「大分昔はそうだったようだ。
最近はそういう意向ではないらしい。
なぜなら妖精という存在があまりにも規格外すぎて
世間に知られた所でどうしようもできないからだ」

長門「なるほど。そもそも特定の人間にしか見えない訳だしな」

提督「そして妖精さん達を、普段お前らには見えない様にしていた訳だが…」

提督「妖精さん、きてくれ」

妖精A「アウアウアー」

妖精B「ヤバい漏れそう」

妖精C「魚雷打ったら負けかなと思っている」


提督「この通り面倒くさいので関わらせたくなかったのだ」

艦娘達「「え?」」





65: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 15:02:27.94 ID:e+h4NWU10


提督「まぁ、先程いった通り彼女達は規格外の存在。
思考や考え方が違うようでコミュニケーションがとりづらい。
わざわざ、多くの者に関わらせる必要がないというのが多くの提督の見解だ」

提督「ここらへんの艦娘に公表するかしないかの判断は
艦娘を指揮する提督に任せられている。そして昨日の食事でお披露目したわけだ」

提督「大体の話は以上だ。どうだ?理解できたか?」

龍驤「うーん、大体は分かったんやけど…」

愛宕「なんかこう」

電「話がふわふわしてるのです…」

提督「まぁそうなるだろうな。
かれこれ100年以上研究されていても分からない事だらけなのだ。
無理もないさ」

提督「さて妖精さんに関する話はこんなもんだ。まだ何かあるか」

金剛「なんとなく気になったんデスけど、なんで妖精「さん」付けなんデスか?」」

提督「ああ。見た目や言動はともかく、
彼女達は恐ろしい科学力と技術力、そして謎の力をもっているからな。
敬意を込めてそう呼んでいる」

妖精A「あ」

妖精B「い」

妖精C「う」

金剛「(……)」

金剛「……そうデスか」


提督「さて今日の会議はこれで終わりだ。
あとは昨日と同じで鎮守府担当業務に勤しんでくれ。解散」



70: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/31(金) 16:44:23.24 ID:e+h4NWU10



鎮守府 本館 中央通路

金剛「……」

龍驤「なんや金剛。元気ないやん」

金剛「え、えぇ」

長門「なんだ。気になる事があるならいってみろ」

愛宕「そうよ~金剛ちゃん。言うだけでスッキリするかもしれないわよ?」

金剛「ワ、分かりました。さっきの妖精の話聞いてどう思ったデスか皆さん」

龍驤「変な話やなぁ思うたで。
あんなちっこいのがそんなすごい事してるんやなぁて」

不知火「たしかに驚きましたが、感謝しなければいけません。
深海棲艦と戦う力を与えてくれた妖精達に」

長門「うむ。驚きはしたが、これからもやる事は変わらん。
逆に妖精達の存在を正しく認識できたおかげで
動きやすくなるかもしれんしな」

電「今度話かけてみるのです!」

愛宕「最新の武器の作成も頼んでみよかしら」

不知火「愛宕。それは不知火も考えていました。
もっと強い武装が不知火には必要です」

龍驤「おいおい!何抜け駆けしよう考えてんねん!
ウチもまぜてやー」

長門「お前ら好き勝手いうんじゃない。資源の事も考えろ」

アーダコーダアーダコーダ


金剛「…(私はすこし怖いと思いマシた)」

金剛「(艦娘を作った?100年も研究されて未だほとんど解明されていない生命体?)」

金剛「(何かひっかかるのデス)」

金剛「(それに提督の妖精に対する振る舞い。何かまだ隠しているような……)」


妖精A「ね~ね~」

金剛「エ?」ビクッ

妖精A「…」ニタァ

金剛「エ……」

電「あ!妖精さんなのです!」

愛宕「あら可愛いわね~。触っちゃおうかしら」

不知火「すみません話があります。不知火にもっと強い武装を」

龍驤「あ!マテやぁ!ウチもウチも!」

妖精A「ワ~~ニ~ゲ~ロ~」

マテー
ニゲルナー
シラヌイニー

金剛「(……)」





78: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 10:17:43.76 ID:8qqbbCS40


鎮守府 食堂 夕飯

提督「(しまった。すっかり失念していた)」

提督「(会議し終わって煙草吸いにいった時になにか忘れているなと思ったんだが……)」

提督「(今日の食事当番のフォローするのを)」

提督「(昨日のような惨事はごめんだ。頼むからまともな料理がでてきてくれ)」

龍驤「さっきから提督はなんでお祈りしている様にうつむいてるんや」

金剛「きっと提督の事デス。明日の訓練内容で悩んだりしてるんじゃないデスか」

愛宕「あららホントお真面目さんね~」

長門「それより夕飯はまだか。腹と背中がくっつきそうだ」

電「今日の夕飯担当は不知火さんなのです」

提督「(なに!不知火が担当?!戦いにしか興味がないとか言ってたような奴だ。
この流れはどうみてもまずい……)」

龍驤「な、なんや提督。そんな怖い顔して。飯時なんやから仕事の事を忘れてや」

不知火「おまたせしました。料理運ぶの手伝っていただけますか」

艦娘達「「はーい」」





79: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 10:21:18.20 ID:8qqbbCS40

~~数分後



提督「(焼き魚に味噌汁。卵焼きにキンピラゴボウ。見た目は素晴らしいが味は果たして……)」

愛宕「うふふ、和を感じる献立ね~」

電「美味しそうなのです」

長門「うむ、食欲をそそるな。さぁ食べようじゃないか」

みんな「「いただきます」」





80: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 10:23:52.51 ID:8qqbbCS40


提督「(ええい!ままよ!不知火がせっかく作った料理。しっかりと味わってやる)」

提督「(まずは焼き魚から)」ヒョイパクッ

提督「……!」モグモグ

長門「んむんむっ。これは……」

電「美味しいのです!」

龍驤「うわ!これ!めっちゃうまいわ!」モグモグ

金剛「卵焼きは上手い具合に中が半熟ですネー」モグモグ

愛宕「味噌汁もしっかりダシがとれてて、美味しいわ~」ズズー

長門「魚の焼き加減も完璧じゃないか」モグモグ




81: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 10:24:57.97 ID:8qqbbCS40



提督「ご飯の炊き具合も素晴らしいな。
不知火、お前がこんなに料理上手だとは思わなかったぞ」

不知火「小さい頃から家事をしてましたので。
特に魚を使った料理はある程度作れます」

提督「いやぁそうかそうか。よかったよかった(ちゃんと食べれて)」ウルウル

龍驤「泣くほど旨かったんか提督……」

金剛「ク~、提督を泣かせる程とは!悔しいデス!」

長門「いやぁしかし箸がとまらんな。おかわり!」

電「卵焼きもう少し食べたいのです」

愛宕「私もお味噌汁もう少しいただこうかしら~」

龍驤「ウチもウチも!もっと食べるで!」

不知火「少し多めに作っていますから各自かってによそってください。早いもの勝ちですが」

艦娘「「はーい」」

ウチガサキダー
オイ、アワテルナ
タマゴヤキハワタシノデス
ウフフ
ソ、ソレネラッテタノデース


不知火「……」ジー

提督「不知火、ボーっと見てないで座ってお前も食べろ」

不知火「……はい」

提督「本当においしいな。正直びっくりした」

不知火「戦いの事しか考えてない料理の一つもできない女とでも思っていましたか?」

提督「そ、そんなことは……(おもってたーーー!)」

不知火「ふふ、冗談です」

提督「困らせる事を言うなまったく」

不知火「……いいものですね。みんなで食卓を囲んで食べるというのは」

提督「昔を思い出したか」

不知火「……はい」

提督「そうか」

提督「(口数少なく大人びたやつかと思っていたが、本当は誰よりさびしがり屋なのかもしれんな。
少しずつこうやってみんなとの距離を縮めて欲しいものだ)」

提督「さて、俺もおかわりいただこうか」

金剛「あ、もう残ってないデス提督」

提督「……」ガーン



82: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 11:30:31.50 ID:8qqbbCS40


鎮守府 中央通路 夜 鎮守府内見回り中

提督「(今日も無事終わりだな。明日から本格的な訓練が始まる。
しっかり睡眠をとって備えねばな)」テクテク

提督「(ん…就寝時間だというのにまだ電気がついているな。長門の部屋か)」




83: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 11:34:00.09 ID:8qqbbCS40



~~長門の部屋前



提督「(夜更かしは疲労の原因になるというのに。しっかりしてもらわなければ困るな)」

提督「おい、長門。もう寝る時間だ。消灯後寝る準備をしろ」コンコン

シーン

提督「(反応がないな。中にいないのか。それはそれで問題だな)」

提督「おい!開けるぞ!」ガチャ

提督「(ほう、これが長門の部屋か。ぬいぐるみだらけだな。
壁はピンクでファンシーだ。思ってたのとだいぶ違う)」

提督「(ん……あそこにくるまって震えている毛布の塊が……)」

提督「長門!そんな隅に居ないでしっかりベッドに入れ!」バッ

長門「ヒぃ!……って提督か。お、驚かせるな」

提督「外から声をかけたのだ。聞こえんかったのか」

長門「あ、今耳栓を外す。これで問題ない」

提督「いったい何があった。こんな時間に電気をつけて耳栓までして」



84: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 11:36:14.10 ID:8qqbbCS40


長門「……笑わないか?」

提督「ん?ああ笑わん」

長門「実はこれを見たのだ……」

提督「これは、DVDか。なになに【恐怖!呪いのアイドル 解体されても何度でもよみがえる那珂】だと」

長門「これを見て怖くて寝れんのだ」

提督「は、はぁ」

長門「あ!バカにしただろ!呆れただろ!だから言いたくなかったのだ!」グスッ

提督「し、してない!そうだな。怖くて寝れないのは仕方のない事だな!」

長門「うむ……」

提督「しかしどうしたもんか。明日から訓練が始まるから今日はしっかりと睡眠をとって欲しいのだが」



86: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 11:42:05.34 ID:8qqbbCS40


長門「……寝ろ」ボソッ

提督「ん?」

長門「一緒に寝ろ!!」

提督「はぁ!?」

長門「しょうがないだろ!他の奴らはもう寝てるし!怖いんだから!寝ろ!一緒に寝ろーーーー!」ダダコネ

提督「変に開き直るな!落ち着け!俺は男だぞ!」

長門「かまわん!怖くなければいいのだ!それに提督はそんな無粋な男ではないだろう!?」

提督「ま、まぁそうだが……わかったよ。寝てやる。近くで寝ればいいのだろう」

長門「本当か!良かった!じゃあそこのベッドに入ってくれ」

提督「え?いや、あの同じベッドじゃなくても……」

長門「やっぱり寝てくれないのか……私が怖くて寝れなくて明日の訓練に
まともな状態で参加できなくてもいいのか」グスッ

提督「……ハァ。わかった。寝るから待っててくれ。寝間着をとってくる」


長門「頼んだぞ!」




87: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 11:43:55.60 ID:8qqbbCS40


---10分後

提督「(さて、ベッドで一緒に寝る事になったのだが)」

長門「……」スヤァ

提督「(がっちり腕を抱きしめられ動けん)」

提督「(そして胸の柔らかな弾力。意識したくなくても男の本能が反応してしまう)」

提督「(たまに耳にかかる吐息がこそばゆい。そしてなんでこいつこんな寝るの早いんだ)」




88: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 11:45:34.06 ID:8qqbbCS40



提督「(……うむ)」



提督「(寝れん!!!)」バーン


提督「(くそ……寝てる内に離れようと心みても…まったく解けない。なんで力だ)」


提督「(……ハァ)」





89: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/03(月) 11:48:34.55 ID:8qqbbCS40


そして朝

チュン チュン


長門「……ん~良く寝たな…」

提督「おはよう、長門」ゲッソリ

長門「ああ、おはよう提督。昨日はみっともない姿をみせてすまなかった。お陰でぐっすり寝れた」


提督「そうか、良かったな」ゲッソリ

長門「ん?なんかすごい疲れている様にみえるが大丈夫か」

提督「だ、大丈夫さ。ほんと大丈夫、ホントにな。俺はいったん部屋に戻るぞ」スクッ

長門「わかった」

提督「それじゃあな」ガチャ

長門「おい」

提督「ん?」

長門「あ……あの…また一緒に寝て欲しい時頼んでいいか?///」

提督「……たまにならいい。ホントたまになら」

長門「そ、そうか……ありがとう///」


提督「……」バタン

提督「(なんかシャキッとするドリンク買ってくるか…)」






100: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 00:31:53.74 ID:IeCdttmQ0


鎮守府 提督の部屋 朝 執務中

提督「ふぁ~」

金剛「今日は随分眠そうですネ提督」

提督「ん、ああ失礼。ちょっと色々あってな」

金剛「そうデスか。ハイ、コーヒーデス」コト

提督「すまんな。いやぁ体にしみる」ゴクリ

金剛「今日の朝長門の部屋からでてきた事と関係あるんデスか?」

提督「ブッ、ケホッケホッ。……み、見てたのか」

金剛「艦娘の索敵能力を舐めない方がいいデース」

提督「ハハ、トイレにいってこようかな」スタッ

金剛「何してたんデスか」ガシッ

提督「お前には関係ない」

金剛「ナニしてたんデスか」

提督「ちょっと発音を変えるな。やましい事はしてない。離してくれ」


金剛「離しませン」ジー


提督「……」ジー

金剛「……」ジー


提督「……分かった。俺の負けだ」

金剛「さぁ話してくだサイ」


提督「実はな……」





101: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 00:34:28.97 ID:IeCdttmQ0

~~説明後


金剛「一緒に寝た上、腕枕デスか」ピシピシ

提督「お、おい。持ってるカップにヒビがはいってるぞ」

金剛「おかしいと思ったんデス。長門が随分機嫌良くニコニコしてるもんだから」パリーン

提督「良い事でもあったんじゃないか。鉄のカップってそんな簡単に割れるんだな」

金剛「……」ズカズカドシン

提督「なんだ急にソファに座って」

金剛「ココ」

提督「え?」

金剛「いいからココきてくだサイ!」

提督「ああ、横に座りゃいいのか」

金剛「そのまま横に倒れてくだサイ」

提督「え?」

金剛「いいから!」

提督「あ、ああ」

金剛「ハイ、OKデス♪」

提督「なんだこれは」

金剛「膝枕です」

提督「それは分かるが……」

金剛「あんまり寝てないんですよネ?」

提督「ああまったくな」

金剛「じゃあ寝てくだサイ」

提督「いやしかし仕事が……」

金剛「私が後で手伝いますから!今はゆっくり休んでください!」

提督「しかしなぁ…」

金剛「私は今提督の秘書艦です。提督の体調管理も仕事の内デス」

提督「…うん。そうだな」

金剛「時間になったら起こしますし、
今日の事務作業もそこまで多くない事は把握してますカラ。
安心して寝てください」

提督「分かった。……あのさ」

金剛「?」

提督「膝枕って柔らかくていい匂いがするな」

金剛「い、いいから黙って寝てくだサイ!///」



102: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 00:35:04.38 ID:IeCdttmQ0

----数分後


提督「……」スピー

金剛「(すごく疲れてたんですネ。ぐっすり寝てまス)」


金剛「(……最初は怖くて真面目で堅い人なんてみんなの印象は良くなかったけど)」クスッ

金剛「(短い時間であっという間に溶け込んでみんなの信頼を得て……)
金剛「(本当に不思議な人ですネ)」ナデナデ

金剛「(……不思議なのは私もですよネ…)」

金剛「(なんでこんなムキになって……)」

金剛「(あげくに膝枕なんテ///)」カーッ

金剛「(……いえ、本当は気づいてまス)」

金剛「(きっと一番最初にあの笑顔を見た時から惹かれてたのかもしれませン)」

金剛「(でも私は軍人、提督も。この思いは胸にしまっているのが一番デス)」

金剛「(だから今だけでも……)」ナデナデ

提督「ン……」

金剛「好きですよ、提督」ボソッ



103: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 00:37:52.90 ID:IeCdttmQ0


---数時間後


金剛「起きてくだサーイ提督!」

提督「…ん、あぁ時間か……」ムクッ

金剛「もう、涎垂れてますヨ」フキフキ

提督「すまん。なんかすっかりお母さんみたいだな」

金剛「ええホントですネ。世話のかかる息子がいて大変デース」

提督「そうか」クスッ

金剛「ハイ」クスッ


提督「よし、しっかり寝れたし訓練の準備をする。金剛も一度部屋に戻れ」

金剛「分かりましタ。あとで会いまショウ」ガチャ

提督「あ、金剛」

金剛「ハイ?」

提督「ありがとうな」ニコッ




金剛「……ッ!///」バタン



110: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:08:20.86 ID:Pk3bVxm50

鎮守府周辺海域 母艦 甲板

提督「おはよう」

艦娘「「おはようございます」」

提督「今日は予告してた通り、海上での訓練を行う」

長門「良い天気だな。訓練日和だ」ニコニコ

龍驤「なんや長門。めっちゃ機嫌がええな」

長門「目覚めがいいとテンションが上がるものだ」

金剛「……」ムスー

提督「ピクニックじゃないんだ。気は引き締めろよ」



111: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:09:59.17 ID:Pk3bVxm50


提督「んで訓練の内容だが、基本的な陣形【単縦陣】による連携を確認し、各自の動き査定するものとする」

提督「今日の評価次第では今後の作戦での役割を変更するので、皆心して訓練に挑んでもらいたい」

提督「まず陣形の説明をする前に基本的な事について、確認したいと思う」

提督「基本的に編成は、ここにいる艦娘6艦、そして俺と妖精さんが乗艦している母艦の計7艦での、出撃を想定している。
お前ら艦娘は、母艦の護衛及び敵艦の撃破に努めてもらう事になる」

提督「言わなくても分かっているとは思うが、俺達が今乗っているのが母艦だ」

長門「中々に高性能と聞いている」

電「とっても大きいのです」




112: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:12:13.59 ID:Pk3bVxm50


提督「ああ、お前らの様な艦娘がまだ対して浸透していなかった時は、
こんな感じの戦艦を主力として戦っていた。徐々に艦娘での戦闘へとシフトする際、
旧艦は徐々に使用されなくなった」


提督「だが、艦娘を運用していく上で俺の様な司令官や妖精さん達の存在が必要不可欠だ。
その為に旧艦は妖精さんの手により改造され、こんな風に母艦となって活用されている事があるのだ」


龍驤「妖精はホンマに天才でなんでもできるんやな」


妖精A[ピロリロリリーン」

妖精B「ああ今日もお尻がボンバーパワフル」

妖精C「寝るか出すか、問題はそれである」


龍驤「……やっぱそうでもないんかな」

提督「妖精さんの言葉はあってないようなものだ。
あんまり気にするな」


妖精A「提督って偉そうにウルせーな」

妖精B「提督って口くせーな」

妖精C「提督って一番なりたい職業だよな」


提督「……気にするな…」ピキピキ

艦娘達「「すごい気にしてる……」」



114: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:16:17.42 ID:Pk3bVxm50



提督「基本のおさらいはこれで終わりだ。今からお前らに
単縦陣の陣形を組んでもらい、動きを指示する。とりあえず、海上に降りてくれ」


艦娘達「「はーい」」


妖精さん達「「はーい」」


提督「いや、妖精さんはここいてね……」




115: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:17:57.85 ID:Pk3bVxm50


~~数時間後



提督「電!なんだ今の動きは!遅いぞ!」

電「ご、ごめんなさいなのです」

提督「龍驤!艦載機発進の準備を怠るなといったろ!」

龍驤「う、動きはようて難しいんや」

提督「不知火!前へですぎるなといってるだろ!長門や金剛の射線上に入るな!」

不知火「し、不知火に落ち度は……」


金剛「……厳しいですネ、提督」

長門「ああ、しかしどれも的確な事をいっている。
大したものだ。まるで動きが全部頭にはいってるかのようだな」

愛宕「あたし達はあまり注意されないわねぇ~」

提督「おい、そこの三人。あいつら程ではないがお前らも修正すべき点は山ほどある。
こっちが終わったらお前らも厳しくいくぞ」

愛宕「……が、ガンバリマース」





116: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:19:56.05 ID:Pk3bVxm50



~~母艦 甲板 訓練後


艦娘達「」グッタリ


提督「今日はこれぐらいにしとくか」


電「つ、疲れたのです…」ボロッ

龍驤「あかん、動けへん」ボロッ

不知火「…み、みなさん…だらしないですね…不知火はこれくらいよ、余裕です…」ボロッ

長門「不知火……その姿でいっても説得力がないぞ……」ボロッ

愛宕「…こ、こんなに疲れたのひさしぶりだわ…」ボロッ

金剛「デース……」ボロッ

提督「情けないな…。沖ノ島海域攻略に必要な半分の運動量で想定した訓練だぞ。
これで音をあげていたらいつまでたっても攻略不可能だな」

艦娘達「「(半分……)」」ガーン




117: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:20:35.37 ID:Pk3bVxm50


提督「……まぁ、久しぶりの激しい運動だし仕方ないか。
……妖精さん!例のものをもってきてくれ」

妖精達「「アイアイサー」」

金剛「例のモノ……?」

提督「ああ、中々手に入らない代物だ」

妖精A[もって」

妖精B「まいり」

妖精C「ました」


提督「ありがとう。さぁみんな食え。【妖精印の間宮特製 スーパーアイス】だ」




118: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:22:41.43 ID:Pk3bVxm50



艦娘達「「!?」」


提督「あの有名な老舗店間宮の限定アイスだ。
このアイスは妖精さんと間宮のオーナーが共同開発したというアイス。
完全予約制で1年先まで予約が埋まっているくらい人気だ。
ちなみにいうと間宮のオーナーは艦娘でもあり、妖精が見えるんだ」


金剛「て、提督。ご用意してくれたのは山々デスが……」

長門「うむ……疲れすぎて喉を通らなそうだ」

電「なのです……」


提督「なんだ情けないな。龍驤、食べるか?」

龍驤「ウチか……アイス好きやし、甘い物は疲労に効くっていうし…
一つもろたろ…」



119: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:25:25.60 ID:Pk3bVxm50


提督「待ってろ……よし…ほら、口あけろ」

龍驤「え?」

提督「ほら疲れてるんだろ、あーん」

龍驤「ええ!なんや急に……///」

提督「いらんのか?」

龍驤「え、あ……い、いるわ!食べるわ!食べたる!///」

提督「あーん」

龍驤「アーン///」パク


不知火「な、なんです……か、この二人」

長門「疲れすぎてつっこむ気すらおきんな……」

金剛「提督ってたまに恥ずかしい事を平気な顔でしマス……」

愛宕「ほ、ほんとよね~……」

電「余計に疲れたのです…」




120: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:29:00.72 ID:Pk3bVxm50



龍驤「……」モグモグ

龍驤「……う、うまい、めっちゃうまい!なんて上品で繊細な味なんや
そこらへんのアイスとは違う!口で感じるアイス自体のきめ細やかさ。
口に広がるバニラの香りが体をつきぬけていくでーーーー!!!!」
」ギャーン


電「な、なんか変なキャラになったのです……」


提督「旨いにきまってるさ。んで、どうだ身体の方は」

龍驤「ん?身体……なんやさっきまでクタクタだったのに!疲れが吹っ飛んでるで!!」

提督「ああ、実はこのアイス、艦娘達が食べると疲労を除去する作用があるんだ。
さっきも言った通り、間宮さんが妖精さんと試行錯誤して作ったもので効果は折り紙つきだ」

長門「まさかアイス如きでそんな……一つもらおうか」

金剛「私も食べマス……」

不知火「そこまでいうなら不知火にもください……」

提督「うむ、みんな一つずつだぞ。味わって食べろよ」




121: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 15:31:40.68 ID:Pk3bVxm50


~数分後~


艦娘達「「元気100倍だーーーー!!」」


提督「うぉっ!ビックリさせるな」ビクッ



長門「すごいな。泥に浸かっていた様な身体が……」

金剛「身体が軽いデーーーース!」ジャキーン

愛宕「うふふ、味も素晴らしかったわ」ジュルリ

電「もっと食べたいのです!」ガルーン

龍驤「ほんまやで。いくらでも食べれそうやわ」

不知火「虜になりそうです」


提督「元気になったか。用意して良かったよ。さぁ今日の訓練はこれで終わりだ。
各自武装解除後、日報を提出してから休養に努めろ。解散」


艦娘達「「エヘヘ、アイス……」」


提督「……(あのアイス、中毒性があるようだな)」





128: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:07:00.43 ID:9/CkQO9j0



鎮守府 食堂 夕食

長門「腹がへったな」

愛宕「今日はいっぱい動いたものね~」

電「当番は誰なのです?」

金剛「なんと今日は提督が料理当番デース!」

龍驤「なんやて!」

不知火「司令が料理ですか。不安ですね」

電「そんな事ないのです。この前一緒に作った時はとても手際よくてびっくりしたのです」

龍驤「あの仏頂面がエプロンして料理とかなんか笑えるわ」



129: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:08:45.59 ID:9/CkQO9j0


提督「仏頂面で悪かったな」

龍驤「ゲ」

提督「今日はお前らが訓練だったからな。特別に俺が担当したんだよ。
今出来たから運ぶの手伝え。龍驤だけでいい」

龍驤「ウチだけ?!なんでや!」

不知火「さっさと運んでください」

長門「転んだりして台無しにするなよ」

金剛「自業自得ってやつですネ」

愛宕「龍驤ちゃんいってらっしゃい♪」

龍驤「そんな~、電は手伝ってくれるやろ?」

電「口は災いの元なのです」

龍驤「電まで……トホホ」





130: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:09:11.42 ID:9/CkQO9j0




10分後

ズラーン

長門「おおこれは」

金剛「イタリア料理デスか」

不知火「パスタ、ピザ、リゾット……中々手間のかかる物もありますね」

電「見た目もなんか豪華なのです」

提督「学生の頃イタリア料理店で働いてた頃があってな。
それから結構料理をする様になったんだよ」

龍驤「さぁ頑張って運んだんや!みんな味わって食べたってくれ!」

長門「運んだだけでなぜ偉そうなんだ」

提督「ほら、冷めない内に食おう。いただきます」

艦娘達「「いただきます」」





131: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:10:00.09 ID:9/CkQO9j0



長門「ほう…これは」モグモグ

電「とっても美味しいのです!」モグモク

不知火「驚きですね。かなり本格的な味がします」モグモク

金剛「さすが、提督!料理ができちゃうなんて素敵デス!」

龍驤「くーーー、悔しいけどめっちゃうまいわーーーーー!」モグモク

愛宕「確かにこれだけ作れると女性として嫉妬するわねぇ」モグモグ

提督「それほどでもないさ。上にたつ者としてしっかりやっただけだ」ニマニマ


艦娘「「(めっちゃ嬉しそう)」」





133: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:11:04.49 ID:9/CkQO9j0


不知火「まぁ私の作る料理の方が美味しいですが」

提督「ん……なんかいったか不知火」

不知火「ええ、私の方が料理の腕前は上だといいました」

提督「ほう、聞き捨てならんな」


龍驤「なんであいつ喧嘩売るような事いってるんや」ヒソヒソ

長門「不知火は昨日、結構喜んで料理してたからな。
なんかプライドがあるんじゃないか」ヒソヒソ

金剛「波乱の予感が……・」ヒソヒソ

愛宕「めんどくさい事にならない内に食べて戻りましょ~」ヒソヒソ

電「なのです」ヒソヒソ

提督「なぁそこの5人」ゴゴゴ

5人「」ビクッ

不知火「ちょっと聞きたい事があるんですが」ゴゴゴ


提督不知火「「どっちの料理の方が美味しかった?」」

5人「「」」タラーン





134: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:12:59.58 ID:9/CkQO9j0


長門「み、味覚は人ぞれぞれだ。
好みがあるのだからそんな勝負する様な真似は」

不知火「そうですか。では提督の料理の方が美味しかったのですか?」ズイッ

長門「(ち、近い)あ、いや……私は和食のが好きだし不知火のが……」

不知火「だ、そうですよ司令?」ドヤァ

提督「おいおい一人の意見だけじゃ参考にならんだろう。もう一人聞いてみようじゃないか」ピキピキ

提督「金剛」

金剛「ハイィッ!ビクッ

提督「金剛はどっちのが好きなんだ?正直に言っていいんだぞ」ニコッ

金剛「(笑顔が逆に怖いデス)ワ、私は外国に居ましたしもちろん提督の方が好みでシタ」

提督「っていっているぞ不知火」

不知火「そうですか」ギロリ

提督「そうなんだよ」ジロリ


バチバチ


5人「「(不毛な争いが……)」」





135: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:14:13.90 ID:9/CkQO9j0



愛宕「みんな、今の内に逃げましょう?」スクッ

長門「そうだな。面倒事はごめんだ」スクッ

金剛「ですネ。さっさとお風呂はいって寝まス」スクッ

龍驤「は~余計に疲れたわ、しんどー」スクッ

電「あ、そいえば明日は休みだし、みんなでお出かけしませんか?」スクッ

オ、イイナ
ウフフ、フクヲカイニイキタイワ
アタラシイティーカップホシイデース
ウチハアイスメグリシタイナー
ナノデス



提督「……」

不知火「……」

バチバチ






136: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:16:13.08 ID:9/CkQO9j0




-----次の日 鎮守府 食堂 朝 

チュン チュン


龍驤「みんなおっはよーさん」

長門「おはよう」

電「おはようなのです」

愛宕「ウフフ、おはよう」

金剛「おはようございマース」


愛宕「結局あの二人はどうなったのかしら?」

長門「そいえば不知火の姿がないな」

龍驤「まぁええやん。さっさと飯食ってでかける準備せなー」

電「なのです♪…ん、床になんか倒れてるのです」





137: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:17:06.52 ID:9/CkQO9j0



妖精A「もう食べれん……」
妖精B「マンプク以上のマンプク」
妖精C「これは何かがでてしまいそうだ」


龍驤「妖精やないか!」

愛宕「どうしたのかしら。すごいお腹がふくれてるようだけど」

長門「ん、……調理場に不知火と提督がいるぞ」


提督「これで50勝50敗か……・」

不知火「なかなかやりますね……」





138: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:18:14.44 ID:9/CkQO9j0


金剛「て、提督」

提督「ん?みんなか。おはよう」

金剛「おはようございます。そこで何をしているんデスか?」


提督「ああ、料理対決さ。作った料理を妖精さんに試食してもらい
どっちがうまいかで不知火と勝負していた」

不知火「結局妖精が倒れ勝負はつきませんでしたが……」

長門「(こいつら、寝ずにそんな事してたのか)」

金剛「(えぇー……)」ドンビキ





139: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:21:55.93 ID:9/CkQO9j0



提督「だが、勝負なんてどうでもよくなった。
料理を愛しここまで戦える相手が俺の艦隊にいる事を誇りに思うよ不知火」

不知火「ええ、不知火も司令と同じ気持ちです」

ガシィッ

龍驤「(急に握手しおったで)」

金剛「(河原で喧嘩した後仲良くなる感じに似てますネ……)」

愛宕「(なんていうかこの二人……)」

電「((似たもの同士なのです……)」


龍驤「朝から変な気分にさせんといてぇな……。
まぁええわ。さっさと朝食くうたろー……ん?」

愛宕「あら、食パンがないわね~」

電「ご飯もないのです」

長門「あんなに買っといた食材がほとんどないぞ」

金剛「もしかして……」




140: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/05(水) 16:22:42.73 ID:9/CkQO9j0



提督「……さ、さて眠くなってきたしちょっと仮眠してくる。じゃあな」

長門「待て」ガシ

不知火「し、不知火も今日はやらなければいけない事があるので一旦もど」

龍驤「待てやコラ」ガシ

金剛「ちょっとそこに正座してくだサイ」

提督不知火「「ハイ……」」

金剛「……」ジー

提督不知火「「あの……」」


金剛「全部使ったんデスか?」

提督不知火「「ハイ……」」

5人「「何か言う事は?」」

提督不知火「「ごめんなさい」」





150: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:04:31.77 ID:pvGSKgXb0


鎮守府 提督の部屋

提督「ショッピングモールに出かける?」

金剛「ハイ!みんなでワイワイ買い物でもしようかと思ってマス」

提督「まぁ今日はオフだし問題はないが。ただ軍人としての意識を忘れるなよ。
何かあった時はすぐ連絡とれるように携帯はもっていてくれ」

金剛「もちろんOkデース!てわけで提督も早く準備してくださいネ」

提督「え?俺は行かないぞ。お前らだけで楽しんで来い」

金剛「ノンノン!みんなで行くって決めたんデース!提督も来てくれないと困りマース」

提督「あのな。俺は鎮守府の責任者だぞ。誰もいなくなったらもしもの時困るだろ」



151: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:06:03.69 ID:pvGSKgXb0



長門「その事に関しては問題ない!」バターン

提督「な、長門。入ってくる時はノックしろ!あとドアは優しく開けろ!」

長門「堅い事をいうな。今の話だがこいつらに鎮守府を任せれば良い」


妖精A「ナガトサマ」

妖精B「ワタクシタチニ」

妖精C「オマカセアレ」

提督「……長門、妖精さん達になんかしたのか」

長門「何も危害は加えていないさ。
妖精達が自分達から進んで協力したいと言っているのだ。なぁ、妖精」

妖精A「ソウデス」

妖精B「チンジュフノコトハマカセテクダサイ」

妖精C「ナガトサマコワイ」


提督「おい。さっきから片言なのもあれだし、妖精Cさんが本音漏らしてるぞ」



152: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:08:12.50 ID:pvGSKgXb0



長門「グダグダ言わず付いてこい。
そこまで遠い場所に行く訳じゃないから何かあればすぐ戻れる」

提督「し、しかし…」

金剛「どっかの誰かさんが食材全部使ったりしましたよネー」

提督「ぐ……」

長門「いやぁ久しぶりにみんなで出かけるし、
ハメはずして軍人らしからぬ行動をしてしまうかもな~?
誰かしっかりフォローしてくれる奴がいないかなー?」


提督「ぐぐ……」


妖精A「チンジュフハマカセロ」

妖精B「ナニカアッタラレンラクスル」

妖精C「ナガトコワイ」




153: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:09:10.18 ID:pvGSKgXb0



提督「わーかった!分かったよ!行けばいいんだろ!行けば!」

長門「そうこなくてはな」

金剛「さっすが提督!いい男ネー!」


提督「だが何か少しでも異変があれば俺は鎮守府に戻るからな。
あと俺が行くからには軍人らしく規律正しくしっかりとだな」グチグチ

金剛「ハイハイ。分かりました。では準備してきますので提督も遅れないようにしてくださいネ」バタン

長門「失礼する」バタン


提督「お、おい話はまだ……まったく……」


提督「ハァ……なんか最近俺の威厳が損なわれているような気がするんだが……」


妖精達「「ドンマイ」」


提督「……」ズシーン





154: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:12:39.68 ID:pvGSKgXb0


鎮守府 本館 玄関外


電「いい天気なのです」

愛宕「うふふ、お出かけ日和で良かったわね~」

不知火「なんで不知火まで……」

龍驤「朝の罰やと諦めるんや」

長門「そろそろ出発時間だな」

金剛「あとは提督だけですネ」

電「司令官さんは来てくれないかと思ってたのです」

愛宕「そういえば提督の性格上、
鎮守府にいなきゃ駄目だーなんていいそうだけど……どうやって説得したのかしら」

長門「まぁ色々と…な」

金剛「ふふ、色々ですネ。……あ、提督が来たみたいですね」

提督「すまん、遅くなった」ガチャ



155: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:14:26.48 ID:pvGSKgXb0



艦娘達「「……え?」」


提督「なんだみんな固まって」キラーン

長門「どうしたんだ提督!見た目というか雰囲気というか……///」

電「イケメンさんなのです///」

金剛「いつもと違ってオールバックじゃないんですね。
帽子外して前髪おろすと雰囲気が随分違うんデスね///」

龍驤「自分そんなオシャレだったんか!///」

愛宕「なんかモデルみたいねぇ///」

不知火「不知火は別に普通だと思いますけど///」




156: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:15:07.79 ID:pvGSKgXb0


提督「ん、ああ。せっかく出かけるというからそれなりの格好してきたんだが。
変だったか?」


艦娘達「「全然Okです!」」グワッ


提督「お、おう。そうか」ビクッ





157: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:18:38.83 ID:pvGSKgXb0


提督「……しかし、あれだな」キョロキョロ


金剛「ハイ?」

提督「いつも戦闘服か寝間着しか見ないから皆の私服姿が新鮮だよ」

金剛「ははーん?あまりにも可愛くて欲情しちゃいマスかー?」

提督「欲情とまではいわんがな。とても魅力的に見えるよ。
……金剛は白のワンピースか。お前の綺麗なロングヘアーが良く映えて似合っているな」ニコッ

金剛「……え…ア、アリガトゴザ……イマス……///」カァー

提督「長門は、デニムのミニスカと上には黒のセーターか。
足が長く背が高いからモデルの様で美しいな」ニコッ

長門「きゅ、急に何を言うんだバカめ!///」カァー
提督「愛宕は薄いブル-のロングスカートに白のシャツか。青のバッグもセンスが良い。
包容力のある愛宕にぴったりな落ち着いた服装だ」ニコッ

愛宕「ウフフ、お世辞いってもなにもでないわよ~///」カァー

提督「龍驤はボーイッシュに赤茶の短パンと上にはパーカーか。
健康的でなんか少しエロすを感じる」ニコッ

龍驤「エロ……セクハラや!!///」カァー

提督「電は白のセーターと黒のキュロットスカートか。
普段から妹の様に愛らしい電の可愛さが更に増しているな」

電「はわわっ!恥ずかしいのです///」カァー

提督「不知火……俺はお前がちゃんと女の子で安心した。
黒のジャケットと白のスカート。シンプルだからこそ本人の可愛さが良く目立つ」ニコッ


不知火「…ば、バカにしてるんですか!ぜ、全然うれしくありません!///」カァー





158: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 13:20:33.63 ID:pvGSKgXb0



提督「ハハハ、すまんすまん。折角だしみんなの私服を目に焼き付けてこうと思ってな。
可愛い異性とでかけれるというのは役得だな」ニコニコ


金剛「(恐ろしいですね提督)」ヒソヒソ

長門「(ああ、危うく全艦轟沈だな。ある意味)」ヒソヒソ

電「(司令官さんてああいう事恥ずかしげもなくいう節があるのです)」ヒソヒソ

龍驤「(普段は無神経な事いう癖にどないなっとんねん)」

不知火「(逆に無神経だから言える芸当なのでしょう)」

愛宕「(あの様子だと女性関係とか大変だったじゃないかしら)」



提督「なんだお前ら、ヒソヒソと喋って」


艦娘達「「なんでもないです」」ジトー


提督「お、俺なんかしたか……褒めてたはずなんだが」ガーン





163: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:37:58.95 ID:pvGSKgXb0



提督「……ところで現地へは何で行くんだ?

長門「ああ、私が手配した。そろそろ来るぞ」

ブロロロ- キッー

長門「ほら、あれだ」

提督「り、リムジン!?」

長門「うむ、10人くらい乗れるから余裕だと思う」

金剛「初めて見まシタ!」

愛宕「話には聞いてたけど大きいわねぇ~」

電「なんか緊張するのです」

龍驤「ウチもなんか変な汗掻いてきおった!」

不知火「派手なのは好きじゃないです」

提督「(ふむ、長門は軍上層部の娘と聞いていたが……)」

提督「すごいな。長門の家は金持ちなんだな」

長門「……そうだな。一般の家庭よりは金を持っている。それだけの事だ…」」

提督「(……?)」

長門「さぁ、みんな遠慮せず乗ってくつろいでくれ」



164: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/06(木) 16:40:23.70 ID:pvGSKgXb0



1時間後

ショッピングモール駐車場



龍驤「いやーーー快適やったな!」

電「なのです!」

金剛「あっという間に着きましたネ」

愛宕「中が広いからゆったりできたわね~」

不知火「高級車だけあって何か感慨深い物を感じました」

提督「正直な所下品な車という印象もあったが、
乗ったら乗ったで素晴らしいと思わせられたな」

長門「気に入ってもらえて良かった。
さて、これからどうする?」


金剛「ティーカップを見に行きたいですネ」

龍驤「ウチはなんか食べ歩きとかしながらぶらつきたいわ」

電「ペットショップに行きたいのです」

愛宕「うふふ、私は新しい服が欲しいのよね~」」

不知火「本屋で戦術関係の本を探したいと思います」

提督「み、見事にバラバラだな」

長門「流石にみんなで全部を見回る時間はないな」


提督「とりあえず各自好きな所へ行けばいいんじゃないか?
時間決めて途中からみんなで合流しよう」

長門「うむ、それがいい」

金剛「分かりました。時間はどうしマスか?」

提督「えっと今がヒトサンマルマルか。
じゃあヒトゴーマルマルに1Fのエントランスでどうだ?」


艦娘達「「はーい」」






173: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:04:51.27 ID:/H3NIEk90


食品売り場

提督「はい、領収書は鎮守府でお願いします。……どうも」

店員「ありがとうございました」

提督「(よし、これで食材は確保できたか。明日の昼には鎮守府に届くはずだ)」

提督「(……暇になったし煙草でも吸いに行くかな。喫煙所はどこだ)」キョロキョロ

龍驤「」テクテク

提督「(あれは……龍驤か。惣菜コーナーで何やってんだ。
……物陰に隠れて観察してみるか)」コソコソ




174: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:09:43.11 ID:/H3NIEk90


龍驤「ん~このウインナー旨いわ~」

提督「」ズルッ

龍驤「こっちの肉痛めもうまいわ~」

提督「(あいつ……まさか試食巡りしてんのか?!)」

龍驤「うーん肉関係は食べたし、次は果物がええな~」

提督「(しかも選り好みしてやがるっ……)」

龍驤「フルーツ♪フルーツ♪」スタスタ

提督「(はぁ、試食を悪いとは思わんがさすがになぁ。
声かけてなんか飯でも食いにつれてくか……)」スクッ




175: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:10:42.39 ID:/H3NIEk90


子供「ビエーーン」

提督「(ん…子供?迷子か?)」

龍驤「どうした?何泣いてるんや?」

提督「(……俺がいかなくても良さそうだな)」

子供「ビエーン」


龍驤「泣いてちゃわからんやろ~。せや面白いもんみせたる」


提督「(なんだあいつ。顔を変な風に変形させて)」



176: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:14:20.39 ID:/H3NIEk90


龍驤「提督の物調面」ムッ

提督「(ブッ!あいつ!身内ネタを知らん子供にすんじゃねぇ。てか俺あんな顔なのか!?)」

子供「……」

龍驤「うーん、微妙か。鎮守府では結構ウケたのに」

提督「(そりゃ俺の事知らんからな……子供黙っちゃったぞ)」

龍驤「次!電がめっちゃテンションあがって噛んだ時のモノマネ」

龍驤「な、なのでしゅーーーー!」

子供「……」

提督「(あいつ心臓強いな)」


龍驤「これもダメなんか。じゃあこれはどうや。
金剛が提督のコートを洗濯機からだしてニオイを嗅いでいた時のモノマネ」

提督「(ん?)」

龍驤「ああ……これが…なるほど……デース!」クンカ クンカ スーハースーハー ペロッ

提督「(金剛何やってんだ!てかいつまで身内ネタやってんだよ!)」

子供「……オネエチャンオモシロイネ」

提督「(ウケてるし)」ガクッ



177: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:15:07.72 ID:/H3NIEk90


龍驤「せやろー。鎮守府でも笑いに関しては負けへんねん。
んで、どうしたんや?お母さんとはぐれたんか?」

子供「ウン…」

龍驤「おーけー、ウチに任せてや。あっちに確か迷子センターがあったんや」スタスタ

子供「……ワカッタ」スタスタ


ンジャイコカー
ウン、オネエチャンアリガトウ
アイヨ、ドイタマシテ

提督「(……)」





178: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:17:13.26 ID:/H3NIEk90


10分後 迷子センター


子供の母「本当にすいませんでした。ありがとうございました」ペコペコ

龍驤「ええねんええねん。困った時はお互い様や」

子供「バイバイオネエチャン」

龍驤「うん、バイバイ」

龍驤「ふぅ……良かった見つかって……」

提督「おい、龍驤」

龍驤「ん、提督やん。どしたん?」

提督「ほら」

龍驤「おお。アイスクリームやん!しかも3段の!」

提督「溶けない内に食えよ」

龍驤「ええの?返せって言われても返さへんで?」

提督「はいはい。あそこのベンチで座って食べよう」




179: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:18:07.29 ID:/H3NIEk90


ショッピングモール ベンチ

龍驤「うまいわー♪」ペロペロ

提督「美味しそうに食うなぁ」

龍驤「だってうまいんやもーん♪」



提督「……龍驤はなんで艦娘になったんだ?」




180: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:21:23.40 ID:/H3NIEk90



龍驤「なんや急に」ペロペロ

提督「ちょっと気になってな。別に言いたくないなら言わんでいい」

龍驤「……罰にええけど」

龍驤「ウチの家はそこそこ貧乏でさ。小さい頃からそこそこ苦労してたんや」

龍驤「一人娘のウチは大して勉強もできず……というよりバカやしな。要領も悪いし
自分でも将来しょうもない感じになるんやろなーって感じてた」

龍驤「そんな時、艦娘の適正検査にひっかかってさ。これはいくしかない思って……給料ええしな」

提督「怖くなかったのか?軍人になる事や深海棲艦と戦う事が」

龍驤「そういう事はあまり考えんかったわ。とにかく今の自分が変われれば思ってさ」

龍驤「艦娘になった時はスゲーー思ったわ。すごい力がでるし、海の上をスイスイ移動できるし」

龍驤「でも初めて敵と戦った時はめっちゃ後悔した。あんな化け物とこれからも戦わなあかんのかって……」



181: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:22:48.74 ID:/H3NIEk90



提督「……普通の人間に戻らないのか?」

龍驤「戻りたくないって言えばウソになるんやけど……」

提督「けど?」

龍驤「い、今はなんていうか……ここがウチの居場所なんじゃないかなって……
ここでみんなと鎮守府を守っていきたい……そう思うんや」

提督「……そっか」

龍驤「うん……」

提督「ありがとうな龍驤」ナデナデ

龍驤「な、なんや!急になでるな!髪が崩れるやろ!///」

提督「ハハ、すまんすまん。さて、俺は他のやつらの様子でもみてくるよ」スクッ

龍驤「……提督」



182: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 10:24:32.19 ID:/H3NIEk90



提督「ん?」


龍驤「提督はなんで軍人になったんや?」


提督「……守りたいものがあってな」


龍驤「守りたいもの?」


提督「ああ……命より大事な」


龍驤「ふーん……」


提督「じゃあいくな。またあとで」







189: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:14:46.66 ID:/H3NIEk90


ショッピングモール 婦人服売場

提督「(愛宕は服が買いたいと言っていたから、婦人服売場に来てみたが……)」

提督「(男一人じゃ居づらい!)」ズーン

提督「(……女性ばかりの空間というのはなんかこう独特な
空気があるよな)」

提督「(きっと女性達は大して意識してないんだろうが……
汚いものを見るような目で見られてるような…そんな疑心暗鬼に……)」

愛宕「提督~、なにやってるの?」

提督「お!愛宕!助かった!」

愛宕「何かあったの?」

提督「いや、こっちの話だ。
どうだ、いい服は見つかったか?」



190: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:16:10.27 ID:/H3NIEk90



愛宕「そうね~、色々迷ってるの~」

提督「ふむ」

愛宕「……あ。提督、良ければ付き合って欲しいわ」

提督「ん?」

愛宕「服選びを」

提督「俺が?」

愛宕「ええ。ここ来る前に服ほめてくれたでしょ~。
提督が今着てる服もオシャレだし、参考にしたいのよ~」

提督「別にいいが、大した事はいえんぞ」

愛宕「いいのよ~、提督の好みも知りたいし
私を提督色に染めていいのよ?」


提督「はいはい、茶化すんじゃない。まぁ一緒に見るくらいなら構わん」


愛宕「うふふ、そうこなくっちゃ♪」






191: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:18:43.48 ID:/H3NIEk90



試着室 

愛宕「じゃあちょっと試着するからここでまっててね~」

提督「おう」

提督「(試着室の前で待たされるのってなんか妙な気分だな)」

シュルシュル パサッ

提督「( ?! )」

パサッ シュルッ

提督「(……服が脱げていく音が妙に艶めかしい……
なんか恥ずかしいな…)」

愛宕「ん……胸がちょっとキツイわね」

提督「(……だろうな。そりゃあんだけ立派であれば、色々大変だろうな)」

愛宕「着れたわ。提督~開けるわね~」



192: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:20:38.27 ID:/H3NIEk90



提督「お、おう。いいぞ(なんか一人で悶々としてしまった)」


バッ


提督「」

愛宕「どうかしらこの下着?」

提督「く、黒!じゃなくて!
バカヤロー!なんで服じゃなくて下着姿なんだよ!///」

愛宕「ついでに下着の好みも聞いておこうと思ったのよ。
どうかしら?少し大胆なの選んだのよ~?」

提督「わ、分かったから!いいから早く閉めて服を着ろ///」

愛宕「あらあら、そんなに真っ赤にならなくてもいいじゃない。
お風呂で水着みたでしょ~?」

提督「水着と下着を一緒にするな!
あの時とは場所も違うだろ///」

愛宕「ウフフ、提督もウブな所があるのね~。可愛いわ~」


シャッ


提督「(やっと閉めたか)……まったく何考えてるんだ。
こんな公の場で」

愛宕「うふふ、提督の可愛い所が見れて良かったわ~。
次の着たから開けるわよ~」


バッ


提督「」

愛宕「次は赤の下着なんだけど~」



提督「愛宕ーーーー!///」




193: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:22:16.71 ID:/H3NIEk90


10分後 休憩室


提督「(偉い目にあった)」

愛宕「お疲れ様、提督」

提督「お前……俺を弄って楽しいか」

愛宕「ええ、とっても」

提督「だろうな、ハハ」



194: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:24:58.80 ID:/H3NIEk90



愛宕「うふふ……いつまでもこんな風にバカやってたいわ~」

提督「……そうだな」

愛宕「こうしてると忘れられるのよね、自分が軍人で艦娘だって事」

提督「……」

愛宕「わかってるわ。いつかこの平穏も崩れる時がくるのよね。
私達は軍人。敵を殺して、そして殺されるかもしれないんだもの」


提督「……ああ」



195: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:26:08.63 ID:/H3NIEk90



愛宕「私ね、姉がいたの。だけど亡くなったわ。半年前に」

提督「……艦娘だろ?」

愛宕「ええ……」

提督「兄弟で艦娘は珍しくないからな。むしろそういうケースは多い。
近いDNAを持つのだから当たり前といえばそうなのだが」

愛宕「私は姉に憧れて、艦娘になったの。
姉は私と違ってすごくしっかりしてて、面倒見が良くて……」

提督「……」

愛宕「姉の死を聞いた時、悲しかった……でもそれ以上に怖かったわ」

提督「自分もいつかは、って事か」

愛宕「ええ……今まで特に意識してなかった現実が押し寄せてきて……」

提督「愛宕……」

愛宕「提督が来て気づいたわ。
この鎮守府もそろそろ本格的な戦いが始まるって事」

提督「……」




196: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:28:01.83 ID:/H3NIEk90



愛宕「だから不安で夜も眠れないの……提督と一緒のベッドで抱きしめらながら
じゃないと寝れないの……」

提督「……ん?」

愛宕「明日から提督の部屋で提督と寝るわ。こんな愛宕ちゃんかわいそうでしょ?
提督がしたいっていうなら夜戦も…」

提督「やめろ。俺はひとりでグッスリ派だ。
……ったく、人が真面目に聞いてたってのに」


愛宕「ノリが悪いわね~。そんなんじゃ女の子にモテないわよ~」




197: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/07(金) 16:30:02.24 ID:/H3NIEk90


提督「ほっとけ……愛宕、こっちこい」

愛宕「なにかしら?熱い抱擁でもしてくれるの?」トコトコ

提督「ああ、その通りだ」ギュッ

愛宕「え?///」


提督「……やられてばかりは癪だからな」ギュー


愛宕「……///」


提督「……これから、頑張ろうな」


愛宕「……はい」



提督愛宕「「……」」



提督「……うし、仕返し終了」バッ

愛宕「え~もう終わりなの?こっからキスしてゴールインじゃないのかしら~?」

提督「するわけないだろ。
さぁ、俺は一人でまたブラブラしてくるよ」

愛宕「いけずね~」

提督「また、あとでな」スタスタ


愛宕「……」

愛宕「……ありがとう」ボソッ




211: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:14:18.93 ID:lXoWJryG0



ショッピングモール内 ペットショップ


提督「(電はペットショップに行くと言っていたので)」

提督「(電らしいなと思いつつペットショップを覗くと……)

電「えへへ、かわいいのです」

提督「(すごい喜んでる電がいたのだが……)」





212: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:16:07.29 ID:lXoWJryG0


大きな蛇「シャー!!」

提督「なんか思ってたのと違う」

電「司令官さんも見てください。すごく可愛いのです」

提督「(爬虫類苦手なんだが)わーかわいい」

電「舌をチロチロする所がとてもキュートなのです」

提督「(舌をチロチロする所がとても悍ましいです)」

提督「なぁ、電。あっちに犬とか猫もいるぞ~。可愛いぞ~」

電「この蛇さんも可愛いのですよ」

提督「ハハ、だよな。俺もそう思う(チキショー)」

ペットショップ店員「お客さん随分この子が気に入ったようですね」

電「はい!すごく気に入りました!司令官さんも大絶賛なのです」

提督「いやぁすごくなんかこう、でかくて長くてなんかザラザラしてそうで
いい感じがするようなしないような」



213: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:17:14.06 ID:lXoWJryG0



店員「良ければ首に巻いたりしますか?」

電「いいのですか?!」

提督「え……いやぁそれは危ないだろ。蛇の巻きつきはすごい力ってきくぞ」

店員「大丈夫ですよ~。この子は大人しいですし。もしもの時は離す術もありますから」

提督「しかし……」

電「司令官さん、電はこの蛇さんと触れ合いたいのです」

提督「え……で、でも」

電「触れ合いたいのです」ウルウル

提督「よっしゃ!触れ合っちゃおうぜ!もうどうにでもなれ!」

電「わーい!さすが司令官さんなのです!」

店員「そうですか。じゃあ水槽から出すので少々お待ちください」





214: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:18:12.63 ID:lXoWJryG0



数分後

電「えへへ、首に巻きつかれると冷んやりして気持ちいいのです」

提督「へぇ、それは大発見だな。良かったなあ」

電「司令官さん、そんな遠くに離れないでもっと近くでみてください」

提督「大丈夫だ。この距離で見るのが好きなんだよ」

電「怖いのです?」

提督「怖いわけないだろ。やっぱり近くで見るのが一番だな」テクテク

電「せっかくなので司令官さんも巻きつかれませんか」

提督「あ、いや俺はいいよ。最近あの肩こりとかもあるし、
やっぱり巻きつかれたりとかそういうのは良くないかもだし、
ホントは蛇ともっと戯れたいんだが今回はちょっと」

電「やっぱり怖いのですか……」

提督「よーし、じゃあ首にどんどん巻いてくれ。怖くなんかないぞー」

電「さすが司令官さんなのです。店員さんお願いするのです」

店員「はーい」




216: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:20:14.15 ID:lXoWJryG0





提督「」

大きな蛇「シャー」チロチロ

電「はわわ、蛇さんがしっかりと司令官さんの首に巻きついて這いずり回っているのです」

提督「スゴイダロ。ヘビトトモダチ。ズットトモダチ」

電「片言なのが気になる所ですが、司令官さんも嬉しそうでなによりなのです」

提督「そ、そろそろいいだろう。たっぷり官能し……な、なんだ!?」

電「ああ!蛇さんが服の中にはいっていくのです!」

提督「ひぃぃぃぃぃ!ヒンヤリするーーー!」

店員「お客さん落ち着いてください!暴れるともっと服の中にはいっちゃいますよ!」

提督「うわぁぁぁ!」

電「あ、蛇さんが司令官さんのズボンの中にはいったのです!」



提督「え」


大きな蛇「シャー」チロチロ





提督「」ガクッ




電「し、司令官さん!」





217: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:25:42.71 ID:lXoWJryG0



10分後 ショッピングモール ペットショップ内 ベンチ

提督「……ん…んん」

電「大丈夫ですか司令官さん」

提督「う……ここは?」

電「ペットショップのベンチなのです。
司令官さんが気絶したのでここで休ませってもらってたのです」

提督「そ、そうか……。みっともない所を見せてしまったな。膝枕までさせて……
今起きるよ」ムクッ

電「そんな事ないのです。司令官さんに無理をさせた電が悪いですから」

提督「電は悪くないよ。……はぁ、なんか情けないな俺。
上官としての威厳がまた損なわれてしまった」ガクーン

電「はわわっ。そんな落ち込まないでください」

提督「いいんだ。ほっといてくれ……」ズーン




電「……司令官さん、こっち向いてください」



218: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:28:53.00 ID:lXoWJryG0



提督「なんだよ……」ガクーン


電「元気になーれ元気になーれ」ナデナデ

提督「な、何してるんだ電」

電「頭をなでてるのです」ナデナデ

提督「そ、それは分かるが……」


電「昔よくお姉ちゃんがやってくれたのです。
落ち込んだ時とかにこうやって頭をなでながら励ましてくれたのです」





219: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:31:57.47 ID:lXoWJryG0



提督「……そっか、仲良かったんだな」

電「はい、とっても仲良しなのです。電が気づいた頃には親がいなかったのでお姉ちゃんが
可愛がってくれました。孤児院の時からずっと仲良しなのです。


提督「孤児院育ち……苦労したんだな」

電「嫌な事はなかったと言えば嘘になります。
でもお姉ちゃんが居たから……それでもがんばれたのです」


提督「今は連絡とったりしてるのか?」

電「はい。今は皆、艦娘として軍人になったのでバラバラですが、
電話で定期的に連絡とってるのです」





220: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:33:01.07 ID:lXoWJryG0



提督「(……孤児院育ちからの艦娘か。
身寄りのない人間であればたしかに適職だからな……)」


提督「(艦娘は色々訳ありの人間が多いと聞いていたが、
その認識は間違っていないようだ)」


提督「(考えてみればそうか。
命を張る戦場に……いくら艦娘になれるからといって、
進んでくる奴は少ないだろうしな)」






221: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:35:51.75 ID:lXoWJryG0



提督「電はさ、艦娘になってどうだ?辛くないか?」


電「……」


提督「いいんだぞ、はっきりいって」



電「……戦いは怖いです。傷つけるのも傷つけられるのも嫌なのです。
訓練も大変です。ついてくのがやっとなのです……」

提督「……うむ」

電「だけど、お姉ちゃん……姉も頑張っているので……
鎮守府のみんなだって同じように苦しい思いをして……」



電「だから電も負けずにがんばります!!」


提督「……」





222: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/10(月) 14:37:11.54 ID:lXoWJryG0




提督「……お前の姉の様には、できないが」スッ


電「?」

提督「これからも一緒に頑張ろうな、電」ナデナデ


電「(暖かくて大きなの手のひら……安心する…)」


電「司令官さん……よろしくなのです」




提督「っと、こんな時間か。俺はちょっと他の連中も見てくるからいくよ」

電「はいなのです!……あと司令官さん、お願いがあるのです」


提督「なんだ?」



電「あの蛇さん飼いた 提督「だめ」






236: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 12:45:50.37 ID:lJ+hLDDb0


ショッピングモール 大型書店


不知火「……」ペラッ

提督「(……)」コソコソ

不知火「……」ペラッ

提督「(不知火を本屋で見つけたので……)」コソコソ

不知火「……」ペラッ



提督「(ちょっと本棚の死角から様子を見ているのだが)」




237: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 12:47:29.43 ID:lJ+hLDDb0



不知火「……」ペラッ

提督「(読んでいる本が【可愛い動物シリーズ うさぎだピョン編】と書かれた本)」

不知火「……」ペラッ

提督「(戦術関係の本を探したいと思います(キリッ っとか言ってた癖に…
あんなファンシーな表紙の本を読みやがって)」

不知火「……」ニヤッ

提督「(しかもちょっとニヤついてる…普段あまり顔を崩さないクールな不知火が)」

不知火「……」ニヤニヤ

提督「(我慢できず自然とニヤニヤする姿)」


提督「可愛いな」


不知火「(ん……今司令の声がした様な)」キョロキョロ




238: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 12:49:39.33 ID:lJ+hLDDb0




提督「よう、不知火」テクテク


不知火「(こ、この本を見られる訳には)し、司令!何か御用ですか」バッ

提督「(あ、本隠した)いやぁたまたま、本屋を覗いてさ。んで不知火がいたから声をかけたんだ。
どうだ?いい戦術関係の本は見つかったか?」」

不知火「そ、そうですね。思ったより参考になりそうな物が多くて嬉しい限りです」

提督「ほーそうかそうか。良ければその後ろの手に持ってる本を見せてくれないか?
ぜひ俺も参考にしたいんだ」



不知火「え……」



239: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 12:51:47.71 ID:lJ+hLDDb0



提督「(すげぇ焦ってる)戦術関係の本なのだろう?
良ければ俺にも見せてくれ。参考にしたいのでな」

不知火「は、はい。わわわかりました」

提督「(ク……笑うな俺)うむ」

不知火「……」タラタラ

提督「……」



不知火「あ!!!あそこで妖精が万引きしようとしてます!!!」バッ





240: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/12(水) 12:53:58.29 ID:lJ+hLDDb0



提督「なに!?どこだ?」キョロキョロ


不知火「(よし!今の内に本をすり替えれば!)」バババ

提督「おい、妖精さんの姿がないのだが。というかそもそも彼女達は留守番してる筈だぞ」

不知火「すいません。どうやら見間違えだったようですね。失礼いたしました」シラー

提督「……ならいいんだが。んで、本を見せてもらう話だが」

不知火「はい、こちらの本です」

提督「これは……【提督と艦娘の夜戦を徹底攻略 ~提督の主砲を轟沈編】と書いてあるが……」

不知火「はい。夜戦の経験が少ない私達の艦隊にぴったりだと思います」


提督「し、不知火」




241: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 12:55:30.05 ID:lJ+hLDDb0



提督「し、不知火」

不知火「はい?」


提督「これ……ヤラシイ本だぞ。夜戦て違う意味の夜戦だ」


不知火「あ……」

提督「ほら、中もなんかすごい濃密な内容だ」ペラッ


不知火「」




242: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 12:56:37.96 ID:lJ+hLDDb0



提督「そういうお年頃なのも分かるが、上官にみせるものではないなぁ」

不知火「ちちちち、違うんです!誤解でしてそれはえっと///!アタフタ

提督「へぇ~、誤解ねぇ」

不知火「し、司令!これは間違って手にしたものでホントは」

提督「うさぎの写真集?」

不知火「そうです!尻尾がフワフワなウサギさんの写真集でし……」

提督「ほう、戦術関係の本ではなくうさぎさんの写真集だったか~。
可愛いのだろうな~」ニヤニヤ



不知火「」




243: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 12:58:23.12 ID:lJ+hLDDb0


数分後


不知火「酷いです……司令……来世まで恨みます……」シクシク

提督「す、すまん。ちょっとおふざけが過ぎた。
あまりにも楽しそうに見てるもんだからさ。不知火の意外な一面をみてつい、な」

不知火「つい知らないフリをして不知火に恥をかかせたんですか」

提督「うむ!すまん!この通りだ!」ペコ

不知火「……まぁ……不知火も見栄をはった部分ありますし」

提督「許してくれるか?」

不知火「……はい。そのかわり絶対に誰にも言わないでください」

提督「あぁ、他言はしない。まかせろ」


不知火「……分かりました。信じます」


提督「うむ」ホッ




245: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 13:00:08.82 ID:lJ+hLDDb0


不知火「……」クンクン

提督「ん?どうした?」

不知火「いえ、何か甘い匂いがするなと思いまして」

提督「ああ、近くにフードコードがあるからな。
時間的にお客さんが増えてくるしその匂いだろ」

不知火「そうですか。いい匂いですね」

提督「……お詫びと言っては何だが、あそこのクレープ食べにいかないか?」

不知火「……」

提督「無理にとはいわんが。俺もちょっと小腹空いたし、
だからといって男一人で並ぶのもあれだし……」




不知火「……そうですね。分かりました。付き合います」




246: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 13:03:50.21 ID:lJ+hLDDb0


フードコード


提督「中々いけるな」パクパク

不知火「……」モグモグ

提督「……口に合わないか?」

不知火「いえ、とても美味しいです」

提督「良かった。あまり旨そうに食べないから心配した」

不知火「そんな風に見えますか?もう一個食べたいくらい美味しいですよ」



提督「ハハ、さすがにもう一個はダメだ。夕飯が食べれなくなるからな」




247: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 13:06:47.24 ID:lJ+hLDDb0



不知火「……」ジー

提督「ん……そんな見つめても駄目だぞ」

不知火「いえ、昔同じ様なことを父に言われたので……
少し懐かしくなりました」

提督「……俺親父さんに似てる?」


不知火「見た目や言葉使いは似てませんが、
頑固でプライドが高くて意地悪な所は似てますね」


提督「おい」




248: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 13:15:01.99 ID:lJ+hLDDb0



不知火「責任感が強くて、誰にでも平等に接する優しさも似てます」

提督「……」

不知火「……すいません。変な事を」


提督「いや、嬉しいよ。あのさ…良ければなんだが……」

不知火「?」


提督「昔何があったか……詳しく、教えてくれないか?」


不知火「……」


提督「あ……すまん。もっと皆の事……
不知火の事も知りたくて聞いてしまった。忘れてくれ」


不知火「少し長くなりますよ」


提督「……いいのか?」



不知火「はい……



私は知っての通り、小さな漁村で生まれました」





249: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 13:30:18.66 ID:lJ+hLDDb0



~ 回 想 ~


 数年前 ある小さな漁村 不知火家



不知火(幼少期)「ねーねー、お菓子食べていい?」

不知火父「ダメだ!そろそろ夕飯だぞ!お母さんの手伝いでもしてろ!」

不知火「はーい」スタスタ

不知火母「あら、ありがとう。洗い物手伝ってね」

不知火「うん、まかせて!」

不知火父「偉いぞ不知火。さて、新聞でもみるか」



不知火父「……ん、なんだと……海域進行制限の拡大!?
ここらへんの海域も入ってるじゃねぇか!」


不知火母「そうね。TVで見たけど深海棲艦が
漁村周辺の海域まで来る可能性があるみたいだわ」

不知火父「なーーにが深海棲艦だ。
本当にいるかわからん様な化け物に俺達の漁を邪魔されちゃ困るぜ!」

不知火(幼少期)「おとーさんもうお仕事できない?」


不知火父「ばっきゃろーー!ガキの癖に心配してんじゃねぇぞ!
とーちゃんがたっぷり海で稼いできてやるから安心しろ!
なんなら深海棲艦とかいうのも刺身にして売りさばいてやるよ!」


不知母「あら、まずそうなお刺身ね」

不知火「まずそー」


3人「「ハハハ」」ドッ




250: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 13:35:53.56 ID:lJ+hLDDb0


数日後


不知火母「あなた、不知火に艦娘適性検査の受付書類がきていますよ」

不知火父「そんなもん捨てとけ。軍人に不知火を関わらせるな」

不知火母「ダメよ。義務化されてるんだから。
受けたからといって別に入らないといけない訳じゃないし……
それに受けるだけで報酬をもらえるのよ?」

不知火父「ああ?じゃあ適当に受けさせてこい」

不知火母「不知火~」

不知火「なに~?」

不知火母「出掛ける準備をして、
この書類の場所に行って検査を受けてきなさい」

不知火「痛いのいや……」

不知火母「大丈夫よ。書類を見る限り飲み薬を飲んでスキャンするだけみたいだし」

不知火父「不知火!検査如きにびびってんじゃねーぞ!」


不知火「こ、怖くないもん!準備してくる!」トテトテ





251: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 13:38:25.59 ID:lJ+hLDDb0



不知火母「それより貴方、平気なの?」


不知火父「なにが?」


不知火母「軍が制限してる海域にでるんでしょう?」

不知火父「ああ、漁村の皆と話合って決めた事だ。
安全だって事を証明する為にな」

不知火母「本当に大丈夫かしら……」

不知火父「なーにビビってんだよ。
どうせ軍が利益の為に嘘っぱちついてるだけだ。安全に決まってる」

不知火「準備できたよ、おかーさん」


不知火母「あら、早いわね。……っと、はいこれ交通費。
近いとはいえ気を付けていきなさいよ」


不知火「はーい」





252: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 14:29:15.25 ID:lJ+hLDDb0


 漁村 住民区 


近所のおじさん「おお、不知火ちゃん。一人でおでかけかい?」


不知火「うん。艦娘っていうのの検査してくる」

おじさん「おー偉いなぁ。
内の娘なんか怖い怖い言うもんだから一緒に行ったってのに」

近所の子供「不知火おねえちゃんいってらっしゃい!
帰ってきたら遊んでね!」

不知火の同級生「不知火ー、あとで宿題うつさせてねー」


オオ、シラヌイチャンダ
キヲツケロヨー
イッテラッシャイ
オミヤゲヨロシク




不知火「うん!いってきまーす!」



253: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 14:30:20.02 ID:lJ+hLDDb0


数時間後 帰宅中


不知火「(なんの検査かよく分からなかったけど、簡単で良かった)」テクテク

不知火「(薬を飲んだ時、小っちゃい人みたいなのがいた様な気がしたけど…)」テクテク

不知火「(まぁ気のせいかな)」テクテク

不知火「(そんな事より早く帰って遊んで宿題して……)」テクテク


不知火「(いつも通り過ごそう)」テクテク



不知火「(……ん、なんだろうあの人だかり……軍の人達?)」





254: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:27:51.09 ID:lJ+hLDDb0


不知火「すいません。ここ通りたいんですけど」

軍人A「駄目だ。ここは通行禁止だ」

不知火「でもここを通らないと帰れないんです」

軍人A「しかしな、この先は非常に危」

ドカーーーーーーン

不知火「キャァ」

軍人B「おい!漁村周辺海域で深海棲艦の攻撃が再び始まったぞ!
艦娘が出撃するみたいだから俺達は一旦退避だ!」

軍人A「お、おう!わかった!……あれ、あの女の子はどこだ?」

軍人B「おい!はやく退避行動に移れ」

軍人A「りょ、了解!」






255: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:29:26.56 ID:lJ+hLDDb0



漁村への道 


不知火「(…お父さん、お母さん、漁村の皆……)タッタッタッ


不知火「(無事でいて!)タッタッタッ





256: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:32:36.46 ID:lJ+hLDDb0


漁村


不知火「そ……そんな……」


不知火「村が……家が……」

不知火「まるで……爆撃されたみたいに……」



不知火「……皆は…?」


不知火「……どっかに隠れてるかもしれない」タッタッタッ



不知火「キャッ!」ドタッ

不知火「……なんかに引っかかっ……」


おじさん「……」


不知火「おじさ……あうっ…下半身が……」




不知火「うっ……うっ……うぁあぁぁぁぁぁぁ!!!」ボロボロ





257: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:35:17.96 ID:lJ+hLDDb0


不知火「……うっ…ひっく…」


不知火「……だめよ、不知火。落ち着いて……」


不知火「他に生きてる人を探すの……」


不知火「………」タッタッタッタッタッタッタッタッタッ



同級生「……」



不知火「………」タッタッタッタッタッタッ



子供「……」



不知火「………」タッタッタッ





258: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:36:51.63 ID:lJ+hLDDb0


漁村 小さな漁港


不知火「……もしかしたら船に乗って逃げているかも…」キョロキョロ

不知火「う……」

不知火「死体がいっぱい浮かんでる……」


ゴーーーーーー

不知火「っ!あれは!……お父さんの船!お、お母さんも乗ってる?!」

不知火「何かに追いかけられてる……あの黒いのは何……?」

不知火「もしかして……あれが……深海棲艦?」



不知火「お父さん!!!お母さん!!!逃げて!!!!」




259: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:39:17.87 ID:lJ+hLDDb0




ドカーン


不知火「あ……」ペタッ


不知火「……」


不知火「み……みんな……」


不知火「し……しんだ……?」


高雄「何やってるの!」


不知火「……」ビクッ


高雄「こんな所にいたら爆破に巻き込まれて死ぬわよ!!
さっさと逃げなさい!」



不知火「……う…あ」


高雄「くっ、ショックで体が動ないのね。
仕方ないわ。このままあいつらを倒す」スタッ





260: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:46:28.96 ID:lJ+hLDDb0


不知火「(もう死んだっていい……)」

不知火「(どうなってもいい……放っておいて…)」



不知火「(……あの女の人何してるんだろう……なんか武器みたいなの一杯つけて……)」


不知火「(……あの人、海の上で浮いた…?)」


不知火「(すごい速さで進んでる…………)」


不知火「(腰についてる武器で……あの黒いのを……深海棲艦を……)」


不知火「(倒した……?)」




不知火「……あれが艦娘」




261: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:48:47.50 ID:lJ+hLDDb0



  回想終了


不知火「その後、艦娘の適性があった私はそのまま軍に所属して
そしてあの鎮守府に着任しました」


提督「……」

不知火「事件以来、感情を思うようにだす事ができないんです。
自分でも分かってるんです。無愛想な奴だって」

不知火「だけど、楽しかったり嬉しい事があると事件を思い出して……
自分だけこんな良い思いをしていいのかと考えてしまって……」



不知火「深海棲艦が憎くて仕方ないんです……」




262: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:50:34.69 ID:lJ+hLDDb0


提督「……不知火」

不知火「……はい」

提督「鼻にクリームついてるぞ」

不知火「え、あ」

提督「まったく……」フキフキ


不知火「す、すいません」




263: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:51:56.95 ID:lJ+hLDDb0


提督「別に俺は不知火がどうあろうと構わんよ」

提督「お前がすごく嫌なやつで最低な人間だとしても」

提督「俺は勝手に仲間だと思ってるし」

提督「これからもこき使って叱ってやる」

提督「こんな風にクレープ奢ったりもしてやる」

提督「それだけだ」

不知火「……はい」

提督「それと」


提督「深海棲艦を憎んでるのはお前だけじゃない」





264: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:54:30.43 ID:lJ+hLDDb0



不知火「…え?」


提督「……さて、俺はもういくよ。まだ寄りたい所があるんだ。またな」


不知火「あ、はい。分かりました。クレープごちそう様でした」




不知火「(金剛さんも言っていましたが……)」

不知火「(司令のたまに見せる悲しい表情や言動……)」

不知火「(もしかして司令も……)」



265: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/12(水) 15:57:59.85 ID:lJ+hLDDb0


以上です。なんかすごい分かりづらい感じになりました。

不知火は「私」と「不知火」で一人称変えてます。
口調も幼少期と変わってる感じにしてます。



回想は結構蛇足なので読まない方がいいかもです。

お目汚し失礼いたしました。



272: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:22:44.32 ID:Y25g5iIF0


ショッピングモール 中央通路


提督「(煙草を吸いたい……)」テクテク

提督「(喫煙所はどこかな…)」キョロキョロ


提督「(ん?……あれは金剛か?男性と一緒にいるみたいだが……」」



ナンパ男「君かわいーねー。良ければちょっと遊びに行かない?」

金剛「ごめんなさい。興味がないのでお断りさせていただきマス」

ナンパ男「いいじゃん。堅い事言わずにさ。お願い一生のお願い」

金剛「しつこいデス。用があるので失礼しマス」スッ

ナンパ男「ちょっとまてよ」ガシッ

金剛「離してくだサイ」

ナンパ男「やだね~」



273: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:23:54.28 ID:Y25g5iIF0



提督「おい、その手をはなせ」


金剛「提督!]


ナンパ男「はぁ?なんなのお前。俺はこの子と用があるからあっちいってくんね?」

提督「俺はこいつの保護者だ。放っておく事はできん」

ナンパ男「保護者?意味わかんねーし。彼氏でもないんだろ」


提督「彼氏という立場ではない。ただ一つだけ忠告したい。。
怪我したくなければさっさと逃げろ」


ナンパ男「へー、いい度胸じゃん。
まぁ……お前が失せろ!!!」


提督「うっ」バキッ




274: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:25:19.34 ID:Y25g5iIF0


金剛「提督!」


ナンパ男「へっ、なんだよかっこつけやがって。
さぁ行こうよ。こんな弱い奴ほっといてさ」

金剛「……」

ナンパ男「何々うつむいちゃって。ひょっとしてコワイの?
大丈夫、夜の作業はやさしいよ俺」

金剛「よくも……」

ナンパ男「ん?」



金剛「提督を殴りましたネ!」





275: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:28:06.64 ID:Y25g5iIF0


ナンパ男「ゲフ」ドゴォ


金剛「許さない!」ガシ


ナンパ男「…あ……が…」


提督「やめろ金剛!それ以上やったらまずい!」

金剛「け、けど」

提督「俺は大丈夫だから、な?」ギュッ

金剛「提督……」

提督「落ち着いたみたいだな」

金剛「す、すいません。頭に血が上って……」

提督「うむ、良かった。
さっきのはこちらから先に手を出したらまずいんで、
ワザと一発もらっただけだ。身構えてたので軽傷だ」


金剛「そうですか……良かったデス」ホッ




276: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:29:38.21 ID:Y25g5iIF0



提督「にしても……」チラッ


ナンパ男「」キュー


提督「こいつも災難だな。怪我するぞっていったのに」

提督「見た目に騙されて、馬鹿力を持ったこいつに手を出すなんて」



金剛「……えっと、提督は私を心配して声をかけたのですヨネ?」



提督「ん?なに言ってんだ。この男が、
大怪我しないかの心配をして声をかけたんだ」

提督「まぁこいつも見た目だけで声をかけないという
教訓を学べて良かったな。綺麗なバラにはトゲがあるとはよく言ったものだな」

金剛「……」フルフル




提督「どうした?そんなに震えて。
トイレでも行きたいのか?」




277: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:30:36.78 ID:Y25g5iIF0



金剛「提督の……」プチッ

提督「?」



金剛「バカーーーーー!!!」



提督「ヒデブ」ドカァ




278: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:33:16.60 ID:Y25g5iIF0



  数分後


提督「イハイ(痛い)」

金剛「もう!提督はデリカシーがなさすぎデス!」

提督「俺が一体何をしたというんだ……」

金剛「自分で考えてくだサイ!」

提督「そ、そんな起こるなよ」

金剛「フン!」


提督「機嫌直してくれ、なんでもするからさ」


金剛「……なんでもするんデスか?」

提督「え、まぁ今できる範囲なら」

金剛「それじゃあ……」



279: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:35:41.23 ID:Y25g5iIF0


  ショッピングモール 洋食器屋


提督「金剛」


金剛「なんデスか」

提督「そんなにくっつくと歩きづらい」

金剛「いいじゃないデスか。なんでもするっていったのは提督デスよ」

提督「(腕組みしながら、ティーカップ選びに付き合え……と言われたのだが)」

提督「(かなり密着してくるので良い匂いやら腕に胸がビシバシ当たるわけで)」

金剛「あれ~、提督。顔赤いデスよ~?恥ずかしいんデスか?」」

提督「う、うるさい!あんまりくっつき過ぎるな!」


金剛「ハーイ、分かりました。んじゃもっとくっついちゃいマス」ギュー

提督「こ、こら///」



店員「(なにあのイチャイチャカップル……)」シラー






280: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:37:27.62 ID:Y25g5iIF0



金剛「見てください提督、このティーカップ」


提督「ん?ハートの欠片がついてるのか?」

金剛「そうなんデス。同じカップをこうやって合わせると……
ほら!ハートができるんデース!」


提督「おお、凝ってるな。
でもこれ離す時ハート割れるみたいで縁起良くないな」


金剛「じゃあ今の私と提督みたいにずっとくっつけさせとけばいいんデスよ」

提督「や、やめろ///」


金剛「えへへ、提督可愛いデス」


提督「お前、割とSな所あるのな……」



281: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:38:29.37 ID:Y25g5iIF0


金剛「提督」

提督「ん?」

金剛「……本当にこうやってずっと一緒に居れたらいいいいですね」

提督「そうだな……」


金剛「提督や鎮守府の皆とずっと一緒に、離れずに……」




282: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:39:33.37 ID:Y25g5iIF0



提督「……ずっとは、無理だよ」


金剛「……」

提督「いつかは離れる時がくる」



金剛「嫌です……」

金剛「イギリスに居た時、イッパイ仲間がいました」

金剛「今の鎮守府と同じ様にみんな仲良くて」

金剛「ずっと一緒だと思ってました」



金剛「だけど……」


提督「金剛……」ギュッ




283: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:42:46.34 ID:Y25g5iIF0



提督「(たしか今のイギリスは事実上、壊滅状態……)」

提督「(アジア付近の海域に比べて、
深海棲艦の猛攻が激しいヨーロッパの海域)」

提督「(イギリスでは艦娘の適正がある者は
強制的に艦娘にされると聞いた事がある)」

提督「(金剛もきっとその内の一人なのかな)」

提督「(そして、艦隊でもっとも練度が高いのは金剛だ)」

提督「(きっと多くの実戦を体験してきたのだろう)」



提督「(いつも明るく振る舞っているが……」)

提督「(苦労してきたんだな)」






284: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:43:43.22 ID:Y25g5iIF0



提督「……金剛はなんで日本に?」


金剛「親が日本人デスから……妹達と一緒にこちらに来ましタ」


提督「そっか。妹達もお前に似て可愛いんだろうな」ナデナデ


金剛「……」ジー

提督「な、なんだ。まずい事言ったか?」

金剛「いえ、なんでもないデス///」



285: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:45:29.69 ID:Y25g5iIF0


提督「ふむ?……あ、そうだ。
さっきのカップ買うよ。俺からプレゼントさせてくれ」


金剛「え、気にしなくていいデスよ」


提督「いや秘書艦としてがんばってるお礼も前からしたかったからさ。
毎回おいしい紅茶もいれてくれてるし。プレゼントさせてくれ」ニコッ


金剛「……」ジー

提督「金剛?」

金剛「え、はい。わかりました。ぜひお願いしマス」

提督「なんださっきからボーっとして
じゃあ、買ってくるからここで待っててくれ」




286: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 12:48:41.61 ID:Y25g5iIF0



金剛「(なんなのでショウかホントにあの人は)」


金剛「(人の事を馬鹿力だのトイレ行くかだの失礼な事を言う癖に」)」


金剛「(ちょっと弱ってる所を見せたらとことん優しくしてくる)」


金剛「(そんな事されたら……ホントに……)}


金剛「諦められないデス……」ボソッ






288: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/13(木) 14:31:30.73 ID:Y25g5iIF0


ショッピングモール 喫煙所

提督「フー」スパー

提督「(金剛にティーカップを渡して、離れた後)」

提督「(喫煙所を見つけてやっと煙草が吸えた)」

提督「(……吸い終わったら長門の様子を見に行きたいのだが…)」

提督「(あいつは特にどこへ行くとか言ってなかったしな)」

提督「(探すのに苦労しそうだ)」


提督「(……そういえば…あいつの部屋、ぬいぐるみがたくさんあったな)」


提督「……まさかな)」





299: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/14(金) 06:47:39.32 ID:VNOxpKz1o

今更なんですがどういう時代設定?
ストパンみたいに余所の国だけ壊滅状態?



301: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 09:07:44.63 ID:xUjEzmo00

>>299
質問ありがとうございます。長文でレスさせていただきます。

時代背景は、現代設定の日本。文明レベルも同じです。
ただし、妖精が関わっている部分に関してはオーバーテクノロジーというか
ご都合設定な感じでかなり進んでいます(兵器関連など)

敵と互角に渡り合っているのは、中国・米国・日本と一部の先進国のみ。
その他の国は深海棲艦に対抗できずかなり悲惨な生活を送っています。
深海棲艦は陸上にあまり進行せず、内陸部に行くほど平和ですが、
そういう国は食料問題などのせいで治安が悪いです。

今後は他の国にあまり触れる事はないので簡単にこちらで説明させていただきました。

地の文が無いのと私の説明不足で謎な部分多いと思いますが、
お気軽にご質問いただければと思います。


長文駄文失礼いたしました。

ちょい書き溜めます。



306: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:32:18.03 ID:xUjEzmo00



 ショッピングモール メルヘンショップ


提督「(ここが一番多くのぬいぐるみや可愛いものが手に入ると聞いた)」

提督「(長門の部屋にぬいぐるみやら
可愛い物がたくさん置いてあったからという簡単な憶測で来てみたのだが……))」



提督「(すっごい入りづらい!)」バーン



提督「(入口からTHE 可愛い!みたいな感じのヌイグルミがずらーっと並び)」

提督「(店内の配色はピンクと赤、極めつけはこの耳がトロけるようなBGM)」

提督「(とてもじゃないが入店したくない)」



提督「(まぁ、長門がここにいるとも限らんし他を探すか)」キョロキョロ




307: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:34:38.00 ID:xUjEzmo00



提督「(……ん、今チラッと店内に見た事ある奴が……)」


提督「(しかもでかいクマのぬいぐるみを背中に背負って……)」


提督「(……あれは一緒に居たら恥ずかしいぞすごく……)」



提督「……きっと見間違えだな。他へ行こう」




308: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:39:07.00 ID:xUjEzmo00



長門「おーい!提督ー!」トテトテ


提督「(やはり長門だったか!)」ビクッ


長門「入口でなにしてるんだ?」



提督「……」ダッ

長門「お、おい!なぜ逃げる!」ダッ

提督「追いかけてくんな!」タッタッタッ

長門「なんだ!私が何かしたか!?」タッタッタッ

提督「そんなでかいクマ背負ってくるんじゃねぇ!!」タッタッタッ

長門「これは見た目より軽いのだぞ!そしてでかくても可愛い!」タッタッタッ

提督「そんな事聞いてねぇ!恥ずかしいからついてくんな!」タッタッタッ

長門「何が恥ずかしいのだ!何も恥ずかしい事はないぞ!」タッタッタッ

提督「まぁそうだろうな!恥ずかしいという感覚がないからこんな感じだもんな!!」タッタッタッ

長門「セイッ!」ガシッ

提督「うわ!」ドタッ


長門「提督、艦娘の足の速さを甘くみたな?」

提督「くそ……」

長門「さぁ、逃げた罰だ。このぬいぐるみを持って買い物手伝え」

提督「拒否権を発動する」

長門「却下だ」


提督「」




309: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:42:03.94 ID:xUjEzmo00


 数分後 メルヘンショップ内


長門「うーむ、これも可愛い」

提督「(結局同行するハメに……)」シクシク

長門「提督、これも持て」グイッ

提督「お、おい。これ以上持つのはちょっと」パシッ


長門「さーて次は新しい抱き枕か」

提督「(聞いてねぇ……)




310: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:45:26.31 ID:xUjEzmo00



長門「いやぁこれもいいな。しかしこれも捨てがたい」


提督「(……しかしあれだな)」

提督「(長門の第一印象として
見た目の凛々しさや言葉遣い、負けず嫌いで男勝りな性格……)」

提督「(そういう印象が強いから
女の子らしいものを好んでいる姿はギャップを感じる)」

提督「(割とバカっぽい所もあるし)」

長門「ん?提督、今失礼な事考えてなかったか?」

提督「カンガエテナイゾ」

長門「……まぁいい。次はあっちだ」スタスタ


提督「へいへい」トボトボ




311: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:47:10.73 ID:xUjEzmo00


 数分後


提督「も、もう持てない……」ググググ

長門「……このくらいで良いか。そこの店員、これ全部宅配して欲しいのだが」

店員「かしこまりました。ご用意致しますので少々お待ちください」

提督「(……結局宅配させるなら俺が持つ必要あったのか……?)」ガーン



提督「しっかし、お前は昔からあんなにぬいぐみやらを集めていたのか?」


長門「いや、そんな事は無い。ぬいぐるみ集めはこの鎮守府に来てからだな」





312: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:49:49.40 ID:xUjEzmo00


提督「急にああいうものに興味がわいたのか?」

長門「……提督は私がどんな生まれかしっているだろう」

提督「生まれ?んー、親が上層部の軍関係者ってのは知ってるな」

長門「うむ、私の親だけでなく祖父の代から軍に関わる仕事をしている」

提督「それが関係あるのか」


長門「私に恥をかかせるような事はするな」


長門「それが父の口癖だ」



313: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:52:40.62 ID:xUjEzmo00


提督「…ふむ」

長門「父は厳格でプライドが高くてな。私は3歳ぐらいの頃から
英才教育をうけてきた。世間にでても恥のないようにと」

長門「それから一切外で遊ぶ事も禁じられた。友人もいなかった。
母は父のいいなりだったし誰も私を子供扱いせず厳しく接してきた」

長門「常に一番でいろ、他人に負けるな……耳にこびりつく程言われた」

長門「私はとにかく頑張った。いつか認めてもらえる日がくると……」

提督「……大変だったんだな」

長門「ああ、その内艦娘の適性検査を受ける事のできる年齢になった。
結果は勿論今の通りだ」

提督「うむ」




314: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:54:33.90 ID:xUjEzmo00



長門「……艦娘の適性判断をもらった私に、父はこう言ったよ」



長門父「よくやった長門。軍人として誇らしいぞ」




長門「嬉しかったよ。初めて褒められたんだ」

提督「……」




315: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:55:31.32 ID:xUjEzmo00


長門「それから少したった時だ」

長門「父の部屋から話声が聞こえた」

長門「どうやらお偉いさん方がきていて
談笑しているようだった」


長門「私はお茶運びと挨拶をする為、
父の部屋に入ろうとした」



長門「そしたらこんな会話が聞こえた」






316: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 13:56:51.22 ID:xUjEzmo00


~回想 長門父の部屋


お偉いさん「いやぁ、おめでとう」

長門父「ありがとうございます」

お偉いさん「まさか君の娘が艦娘になるとはね」

長門父「はい、あいつが生まれた時は正直困りましたが」

お偉いさん「女では色々と……なぁ?」

長門父「ええ、この世界に女性では不都合ですから……」

お偉いさん「しかし艦娘となったら別だ。
無条件での特別階級、死しても尚名誉として語り継がれる」

長門父「はい、おっしゃる通りです。
あいつの事はどんどん前線に出していただいてかまいません。
その代わりといいますが……」

お偉いさん「ああ、分かっている。周りに良いように言っとくよ」ニヤッ

長門父「……ありがとうございます」ニヤッ

 


~回想 終了




317: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 14:02:04.51 ID:xUjEzmo00



長門「私は……理解した。父にとって……アイツにとって私は只の道具だと」

長門「悔しかった。褒められた事を嬉しく思った事を」

長門「そして今まで機械の様に従ってきた自分が何より憎かった」


長門「そこからの私はもうふっきれていた」

長門「あいつの目から離れ好きな事をしようと」


提督「……吹っ切れた結果があのぬいぐるみの量か」




318: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 14:02:45.19 ID:xUjEzmo00


長門「私はこんな成りだが可愛いものがとても好きだ。
今まで好きな物を手に入れる事ができなかった反動がいっきにきたようで……」

提督「そして今回もこんなに買ったのか」

長門「ホントはもう少し自重しようとしたんだが……」


提督「別にいいさ。鎮守府にはまだ空きの部屋があるし、
溢れたらそこに置けば良い」


長門「……すまない」





319: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 14:05:39.16 ID:xUjEzmo00



提督「(こいつのやけに子供っぽい部分は
家庭環境の影響で生成された訳か……)」

提督「(誰にも甘えられず、ただひたすらに信じていた物から裏切られた)」

提督「(意地っ張りで不器用な部分はきっと自分に厳しくしていた証拠)」

提督「(たまにみせる甘えたがりな部分……)」

提督「(……はぁ)」





320: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 14:06:18.96 ID:xUjEzmo00



提督「もういらんのか?」

長門「え?」

提督「買い物に満足したかと聞いたんだよ」

長門「……じ、実はあっちの店も気になって……」モジモジ

提督「……待ってろ」タッタッタッ



長門「ど、どこへ行く?」



321: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/14(金) 14:08:32.18 ID:xUjEzmo00


 数分後


提督「よし、いくぞ」カラカラカラ

長門「なんだそのでかいショッピングカートは」

提督「あの店いくんだろ。また素手で持たされたらたまらん。
これに入れながら買い物すりゃいいだろ」」

長門「いいのか……?」

提督「早くしろ」

長門「う、うん!」


テイトクモイイトコアルンダナ
ウルサイ、クッツクナ
ナンダ、ハズカシイノカ
チャカスンダッタラヤメルゾ
ウソダウソ、フフ



333: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:41:04.22 ID:2ODMuGye0


ショッピングモール エントランス 時刻:ヒトゴーマルマル


金剛「皆サーン!集まりましたネ!」

龍驤「提督がまだおらんで」

長門「自分で時間指定しておいて遅れるとは……」

愛宕「レディーを待たせるなんていけない人ね~」

不知火「煙草でも吸ってるんじゃないですか」

電「司令官さんはたまに煙草くさいのです」


金剛「うーん、提督が集合時間を疎かにするようなタイプとは思えませんし……
何かあったんでショウか……」






334: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:42:52.40 ID:2ODMuGye0


ショッピングモール 喫煙所 30分前

提督「フーー」スパー

提督「(あの後長門の買い物に付き合って散々振り回されて疲れた……)

提督「(……ちょっと甘やかしすぎか……?)」

提督「(いや、これから始まる戦いの事を考えれば……)」ブツブツ




提督「っと、そろそろ集合時間じゃないか」


提督「向かうか」スクッ





335: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:47:41.08 ID:2ODMuGye0


 ショッピングモール 中央通路


提督「(今日の夕飯は何にするかな。
折角だから豪勢に)」スタスタ

???「おい!そこの男!」

提督「ん?」クルッ

???「アーハッーハッハッ!相変わらず間抜けな顔をしているわね!」

提督「お前は!」



女提督「久しぶりね!提督!」バーン



336: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:54:51.42 ID:2ODMuGye0


提督「……さて、今日の夕飯は何に」スタスタ

女提督「って!無視するんじゃないわよ!」

提督「……どちら様ですか?」キョトン


女提督「ふ、ふざけるな!アンタと一緒の時期に士官学校に入学し、何度も試験や
訓練で競いあったライバル、女提督よ!忘れたとはいわせないわよ!」


提督「ああ、あまりに出来が悪く学校始まって以来の3回留年という伝説を残し、
軍部から白い目で見られていた女提督か」

女提督「ムキーーーー!!余計な事は覚えてるじゃない!
私はアンタが急に軍を辞めたという噂を聞いて心配してたんだぞ!」ダン!ダン!



337: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:56:30.88 ID:2ODMuGye0


提督「そうか、すまん」

女提督「すごい淡々としてるわね!」

提督「……お前は相変わらずやかましいな。元気だったか?」

女提督「フンッ。元気じゃないわよ!去年から鎮守府を任されて
忙しくて大変なのよ!」

提督「おお、まさかお前が鎮守府を……世も末だな。
そこらへんの野良犬に任せた方がマシな気がするが」


女提督「……ホント失礼だよねアンタ」




338: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:57:37.91 ID:2ODMuGye0


提督「……んで、何か用か?」

女提督「何か用か?じゃないわよ。連絡もずっとよこさずいなくなったと思ったら
全く知らない鎮守府に着任してるっていうじゃない」

提督「ああ」

女提督「……大和の事、まだ引きずってる?」

提督「ん……」

女提督「フン……黙ってたらわからないじゃない。
アンタはいつだってそうよ。肝心な事はいつも言葉に出さず
自分で背負いこむんだから」



提督「……」




339: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:58:08.21 ID:2ODMuGye0



女提督「こ、こうみえてもア、アタシはあんたの事心配してるの!」

女提督「元気だせとはいわないわよ!ただ少しくらい周りを頼りなさい!」


提督「……頼っているさ。あの時だって……」ボソッ


女提督「な、なによ。聞こえないわよ」



340: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:58:47.65 ID:2ODMuGye0


提督「なぁ女提督」ズイッ


女提督「(顔近い///)は、はい?!」


提督「見ない内に太ったか?」


女提督「ぶっ殺す」

提督「ヘブッ」バチーン




341: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 10:59:47.72 ID:2ODMuGye0


提督「なぁ女提督」ズイッ


女提督「(顔近い///)は、はい?!」


提督「見ない内に太ったか?」


女提督「ぶっ殺す」

提督「ヘブッ」バチーン




342: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:01:57.26 ID:2ODMuGye0


女提督「ったく……すぐはぐらかして。
心配して損したわ……ほんとデリカシーが無いわね」

提督「本気でビンタしやがったな……」ヒリヒリ

女提督「アンタが悪いんでしょ!」



提督「……どうでもいいが鎮守府を任されたといっていたけど」

女提督「何よ」




343: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:03:23.17 ID:2ODMuGye0


提督「艦娘達も居るって事だよな?」


女提督「ええそうよ。アタシに相応しい素晴らしい子達がいるわ」

提督「ほう」

女提督「ふふん。興味深々みたいね。しょうがないわ紹介してあげる」

提督「いや別にいいけど」



女提督「みんなきて!このアホにアンタ達の素晴らしさを見せてやるのよ」

提督「聞けよ」



女提督「この子達が最強のアタシの最強の艦娘達よ!」クルッ




344: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:05:44.28 ID:2ODMuGye0


鳳翔「?」ポツーン

提督「おい、一人しかいないぞ」

女提督「鳳翔しかいないじゃない!
ど、どこいったのよ他の子達は!さっきまで後ろついてきたでしょ?!」

鳳翔「ええ、いました」

女提督「いましたじゃないわよ!どこいったのよ!」


鳳翔「先程皆さんそれぞれ興味のある場所へ行きました」



345: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:11:12.13 ID:2ODMuGye0


女提督「はぁ!?どういう事よ!天龍はどこよ!?」

鳳翔「天龍さんは、屋上のイベント広場でやっている
【艦こレンジャー】の舞台を観に行きました。
艦こレッドのファンらしくかっこいいセリフの参考にしているそうです」


女提督「なによそれ!たまにブツブツ言ってるダサいセリフはそれが元凶か!
ウチの主力の赤城はどこいったのよ?!」

鳳翔「赤城さんは、あそこにある【ボーキサイト丼食べ邦題1500円】のお店に
入っていきましたよ。おやつが食べたいとい言っていたので」

女提督「さっきご飯食べたばっかじゃない!じゃあ青葉はどこよ?!」


鳳翔「青葉さんなら、電気屋にカメラを物色しにいっています。
そういえば、青葉さんがこの写真を提督に渡しといてくださいと言っていました」ピラッ

提督「え……なによこれ!なんでアタシの恥ずかしい写真撮ってるのよ///」

鳳翔「趣味らしいです」

女提督「あいつ……後で〆たる……あいつはどこよ。大井は……」


鳳翔「大井さんなら、アニ○イトにいきました。何やらいい百合ものが」


女提督「もういいわ、その先は言わなくて……扶桑はどうしたの……」

鳳翔「扶桑さんならあそこのベンチに貧血で倒れてますよ」



女提督「そう……」




346: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:11:41.82 ID:2ODMuGye0


提督「……」


女提督「ほ、本当はすごいんだから……ホント訓練とかではすごいのよ……」グスッ


提督「お、おう」




347: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:13:53.68 ID:2ODMuGye0


女提督「……し、信じてないわね!分かったわ!今度演習で勝負よ!
アンタよりアタシの方がすごいって事を証明してあげる」


提督「いや、勝手に決めるなよ」


女提督「よし!じゃあ今から一ヶ月後、演習海域で勝負よ!
時間はヒトゴーマルマル。ビビッて逃げるんじゃないわよ!」


提督「まだ受けるって言ってないんだが」


女提督「フン!いくわよ鳳翔!」スタスタ


提督「お、おい!……はぁ……丁度良い機会だしいいか…」



348: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:15:35.29 ID:2ODMuGye0


鳳翔「……」ジー


提督「ん?何かようか?鳳翔さん……で良かったかな」

鳳翔「呼び捨てでかまいません。うちの提督がご迷惑をかけてすみませんでした」

提督「いや、いいんだ。君が誤る必要はない。あいつは昔からあんなだしな。
君たちも苦労しているだろう」

鳳翔「そうですね。落ち着きがなくて口うるさくてみっともないですね。
ツバとんできますし」



提督「(涼しい顔して結構言うなぁ)」タラー



349: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:17:05.16 ID:2ODMuGye0



鳳翔「でも純粋でいつも一生懸命で……素敵な方だと私は思っています。
他の皆もなんだかんだ女提督さんの事好きですし」

提督「ふむ」


鳳翔「それと貴方の話をよくするんですよ」


提督「俺の?」



350: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 11:18:37.30 ID:2ODMuGye0


鳳翔「はい。暇があればよくあの男はあの男は……
と文句いいながら嬉しそうに語ってきます。
今日だってわざわざ提督さんのいる鎮守府に近いからって理由で
この場所にきてる筈ですから」

提督「俺によっぽど文句言いたいんだな」


鳳翔「私も一度拝見したいなと思っていたのですが」ジー

提督「?」

鳳翔「思った通りステキな方でした」ニコッ

提督「ん?ああ、ありがとう」



女提督「鳳翔~!!!何やってんのよ!行くわよ!!!!」」

鳳翔「では、提督さん。ありがとうございました。またお会いしましょう」

提督「うむ。じゃあな」





355: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 22:52:56.14 ID:JfcvGuwy0


ショッピングモール エントランス


電「あ、司令官さんなのです」

提督「すまん、遅くなった」

龍驤「ホンマやで!自分でいうた癖に」

長門「何してたんだ?」

提督「ちょっと知り合いに会ってな。
それで、ちょっとみんなに聞いてもらいたい事がある」


~説明中~





356: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 22:54:31.33 ID:JfcvGuwy0



艦娘「「艦隊戦の演習?!」」


提督「ああ、そうだ」


長門「艦隊戦……」ゴクリ

電「私達が……」

愛宕「ウフフ、緊張するわねぇ」

提督「なんだお前ら。演習は初めてじゃないんだろ?」

金剛「まぁ、そうなんデスが……」

長門「前やった時は名ばかりのものでな……」

不知火「そうですね。台本のようなものがあって
それに沿って行動してましたから」

愛宕「前の提督はお偉いさんが見てるからこれでいいんだっていってたわねぇ」

金剛「今度のはそういうのじゃないんデスよね?」

提督「ああ、恐らく本気でぶつかってくるさ」

電「こ、怖いのです」




357: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 22:58:40.49 ID:JfcvGuwy0



提督「何を言ってるんだ。演習では実弾を使用するが、
死ぬことがないように妖精さんが用意した特別な場所で行うんだぞ。
何も怖がる事はなかろう」



愛宕「そうはいってもねぇ~」

長門「あれはあれで特別な緊張感があるからな……」

龍驤「弾が当たれば痛いし……」

電「なのです……」

不知火「強くなる為なら……」

金剛「な、なんとかなりマスよ!皆さん!」



提督「(うーむ、皆すっかり萎縮している。
今月は演習に備えて簡単な模擬戦を行って自信を付けさせる必要があるな)」


提督「まぁ皆の気持ちはわからんでもない。とりあえず一ヶ月という猶予もあるのだから
今日は忘れてオフを満喫しろ」



艦娘達「「はーい」」






358: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:08:20.76 ID:JfcvGuwy0



・・・・・・


帰宅後 鎮守府 提督の部屋


提督「ふぅ~、オフだったというのに休んだ気がせん」ゴロン



提督「(今日も色々あったな)」

提督「(久しぶりに会った女提督も元気そうだったし)」

提督「(……艦娘達の生い立ちや心境も聞けたし……)」

提督「(みんな苦労して……頑張ってるんだな)」

提督「(俺も頑張らんと……)」ウトウト


提督「(もうあんな事は二度と……)」

提督「(おやすみ……大和……)」





359: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:09:58.66 ID:JfcvGuwy0



数日後 鎮守府 会議室


提督「みんなおはよう」

艦娘達「「おはようございます」」



提督「今日は、今までの訓練を見た結果から各艦娘の役割や戦術を考えていきたいと思う」

提督「えーと今週から秘書艦は電だったか」

電「はいなのです!」ビシッ

提督「いい返事だ。この資料を皆に配ってくれ」サッ

提督「というわけで資料を見ながら説明する前にまず基本的な
事を確認したいと思う」





360: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:24:39.06 ID:JfcvGuwy0



提督「お前ら艦娘は、簡単に表現すれば人間型軍艦。
海上で高速船の様に早く、コンパクトでありながら通常の軍艦と同等の火力を発揮できる兵器だ。
まぁ中には潜水艦の様なタイプもあるがな」


提督「そしてその艦娘は装備で種類分けする事が可能だ。一般的に艦種と呼ばれる。
艦種は艦娘になった時点で決定され、変更は不可能だ」


提督「艦種によって装備も大分変わるので、戦術ではとても重要な要素となる」





361: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:34:06.27 ID:JfcvGuwy0



提督「たとえば電、お前はなんと呼ばれている」

電「駆逐艦なのです」

提督「そうだ。長門、お前は?」

長門「戦艦だ。かつてビッグ7と呼ばれた戦艦と近い装備をしている筈だ」


提督「うむ。そのように各艦娘にはかならず艦種を区別できるようになっている。
そしてその上で向き不向きがある」


提督「たとえば龍驤。お前は軽空母だが一般的に夜戦と呼ばれる
暗い中での戦いはどうだ?」


龍驤「あまり得意じゃないなぁ。艦載機による攻撃は夜戦に向いてないんや。
基本的に目視による照準やし、爆撃の幅広い攻撃は味方を巻き込む可能性があるからやな」

提督「そういう事だ。逆にホーミング性能がある魚雷やソナー能力に長けている
電や不知火の様な駆逐艦は夜戦に向いているといえる」

提督「さぁ艦娘にはそういった特徴があるという事を理解した上で話を進めて…」ペラペラ




362: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:35:31.38 ID:JfcvGuwy0



  数時間後


提督「…であるからして、こういう場合はこの陣形で戦う事を推奨するわけだ」


提督「……っと、もうこんな時間か。一旦休憩を入れよう」


金剛「ハーイ!ティータイムですね!
私が皆さんに素晴らしい紅茶をご用意しマスよ~」

長門「おお、助かるな」

愛宕「うふふ、金剛ちゃんの紅茶は美味しいわよね~」

電「甘い物を用意してくるのです」

龍驤「おお!電も気がきくやん」

不知火「不知火も手伝います」





363: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:37:03.78 ID:JfcvGuwy0


  数分後


長門「うまいな」ズズズ

愛宕「電ちゃんの用意したチョコレートとも合うわね~」モグモグ

電「スーパーで特価だったのです!」エッヘン

龍驤「うーーん!うまい!」モグモグ

不知火「龍驤さんはいつも美味しそうに食べますね」モグモグ

金剛「喜んでいただいて嬉しいデスネー。提督はどうデスか?」


提督「ん~」ポリポリ


金剛「書類見ながら何か考え事のようデスね」


提督「ん……ああ、すまん。紅茶美味しいよ」ズズズ





364: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:39:04.09 ID:JfcvGuwy0



長門「なになに?艦娘データベース?」ヒョイ

提督「こら長門。勝手に見るな」パシッ

長門「正規空母 赤城?なんか聞いた事あるな」


提督「ああ、空母の中ではかなり有名な艦娘だ。
数々の重要拠点を攻め落とした艦隊のメンバーだった事もある」


長門「なぜその艦娘のデータを見ながら悩んでいるのだ」


提督「それがな。前言っただろ、演習するって」


長門「うむ」




365: ◆vLyL7y0Zk. 2014/02/17(月) 23:40:57.44 ID:JfcvGuwy0



金剛「ドジな女提督さんの所デスね」

提督「その鎮守府にいるんだよ」

長門「ほう」

提督「ほうってお前……しかも演習で出撃してくる可能性は高い」


長門「そんなに不味いのか?」


提督「ああ、不味いよ」


長門「もったいぶらずに言え。どう不味いんだ!」



提督「下手したら……お前らが射程距離に入る前に全艦落とされる」



艦娘達「「え?」」



377: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/03(月) 11:37:05.89 ID:MxbE4rg60


愛宕「ど、どういう事かしら~?

電「司令官さん、急に何を言っているのです?」


提督「直接的に言うとお前らが演習でボコボコにされるっていう事を言いたかったんだが」


長門「いや、それは分かるが……まぁたしかに私達はまだまだ未熟だ。
だからといって空母1艦にヤられるような事はありえないだろう」

不知火「長門さんのいう通りです。空母の火力は戦場で随一のものですが、
当たるか当たらないかという問題です」


提督「ふむ」」



378: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/03(月) 11:38:53.74 ID:MxbE4rg60


龍驤「提督、同じ空母として言わせてもらうんやけどそれは無理があるで」

龍驤「艦載機の攻撃は場合にもよるけど命中力は決して高くないんや。、
射程は長いけど長くなればなるほどコントロールが大変や」

龍驤「ウチラの射程外ともなると当てるのは相当なもんやで」

提督「うんうん。お前らの分析は一般的には正しい」

龍驤「やろ?無理やで無理」



379: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/03(月) 11:42:23.10 ID:MxbE4rg60


電「司令官さん驚かさないで欲しいのです」

不知火「話を盛って不安を煽る司令。最低ですね」

龍驤「ホンマやで。冗談は顔だけにしといてや」

長門「まったくだ。緊張感を持たせるつもりで言ったのかもしれないが逆効果だぞ」



提督「……そういう態度になるかなるほどな」カチーン





380: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/03(月) 11:50:34.36 ID:MxbE4rg60


提督「……しょうがない。自信を無くされるのが嫌だったから」

提督「あまり気が進まなかったのだが……」

提督「そういう慢心な態度を見せられたら黙ってられんな」

提督「というわけでこの映像を見てもらおうか」

提督「赤城が過去に所属していた艦隊の演習ビデオだ」

長門「なんだ。そんなものがあるなら早く言え」

愛宕「あら、艦隊戦の演習なんて自分達の以外見たことないから楽しみだわ~」

電「皆で楽みながら見るのです!」

龍驤「せやせや。旨い茶でも飲みながら鑑賞したるで」

金剛「ポップコーンとかも欲しい所デスね」


提督「……呑気なもんだな」


提督「…後悔するなよ」ボソッ



385: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:34:01.95 ID:OH8jwnGf0



カチャ ピッ

TV「コレヨリカイシスル!」ガヤガヤ

提督「これは開幕式みたいだな。艦娘達が編成別に並んでいるだろ」

電「はわわ!艦娘の方達がいっぱいなのです」

提督「うむ。ここの鎮守府はうちと違って艦隊が4編成の上、
それをカバーする為の艦娘達も配属されているからな」

長門「ざっと30人はいるな」

提督「実際はもっといるだろうが、今回は演習に関係する艦娘達しか収集されていないようだ」

提督「さて、こんな開幕式なんて見てる場合じゃない。
赤城がでてる所まで早送りしよう」ピー

電「ああ!もっと見たかったのです……」



386: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:34:57.54 ID:OH8jwnGf0



提督「っとここかな」ピッ

提督「この真ん中に移ってるのがそうかな」

不知火「この方が……」

電「赤木さんなのです?」

提督「そうだな」

金剛「黒紙が綺麗な日本人らしい方デスね。ビューティフルデース」

長門「ふむ。思ってより普通だな。おっとりしてる感じだ」

電「あ、コケたのです」

愛宕「ドジなのかしら?」

不知火「何もない所でつまずきましたね」

提督「……」


長門「あまりすごい奴には見えん」




387: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:35:46.42 ID:OH8jwnGf0




提督「さぁ演習がそろそろ始まるぞ」


不知火「装備を換装し始めましたね」

電「見た事ないようなすごい装備があるのです」

愛宕「あの駆逐艦の子、5連奏魚雷なんて装備してるわね」

電「うらやましいのです」




388: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:37:23.92 ID:OH8jwnGf0


龍驤「ん……」


愛宕「どうしたの龍驤ちゃん?」

龍驤「赤城ってやつの……飛行甲板がで、でかい!」

長門「肩から手にかけてかなりの大きさがあるな」

龍驤「飛行甲板の大きさは艦載機の運用力に比例すると言われてるんや
あれだけの大きさは初めてみたで」

金剛「私もデス。それともう一つ気になりましたが……」




389: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:39:14.65 ID:OH8jwnGf0


金剛「彩雲を装備してますネ」

電「彩雲です?」

金剛「ええ、偵察機というと分かりやすいと思いマスが」

金剛「索敵能力と速さに優れ戦場の状況を把握するのにとても便利なんデス」

金剛「只、非常に脆く攻撃ができない点と
速すぎるせいで逆にコントロールしにくい理由から運用が難しいんデス」

愛宕「よく知ってるのね~金剛ちゃん」

金剛「昔一緒に戦ってた仲間が使用していましたから」


金剛「あの彩雲のおかげで何度も不利な状況を
回避できた事を覚えていマス」





390: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:41:10.11 ID:OH8jwnGf0


提督「彩雲はその性質上、火力にそのまま繋がらない点から軽視されていたが」

提督「最近は危機回避の事例が多くある事から運用が見直されているんだ」

龍驤「まぁうちにはない装備やけど……」ジー

提督「お、俺を見るな。しょうがないだろ!
上にいっても中々配給されないんだから」

不知火「この人達みたいにすごい装備が欲しいです司令」ジー

電「なのです」ジー


提督「う、うるさいな!……ほら、そろそろ始まるぞ。集中して観ろ」




391: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:46:54.95 ID:OH8jwnGf0


龍驤「おお!なんか戦う雰囲気がでてきたで」

長門「色んな視点から演習場がみれるのだな」

提督「うむ。この映像自体は艦載機と駆逐艦、潜水艦の撮影班が撮っているようだ」

長門「ずいぶん凝っているんだな」

提督「元々は演習の見本として使われる予定だったらしいからな」

提督「(あまりにもレベルが高く参考にならず、結局使用されなかったが……)」


提督「っといよいよだな」


提督「開始の砲撃が鳴ったら始まるぞ」



ドーーーーーーーーン



提督「(さて……こいつらはどんな反応を見せるかな)」






392: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:48:32.06 ID:OH8jwnGf0



・・・・・・1時間後



提督「どうだ、これが最前線で戦う艦娘の力だ」



艦娘「「……」」シーン



提督「そして正規空母 赤城」



提督「俺が言ってた事はあながち間違っていないだろう」




393: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 10:51:01.83 ID:OH8jwnGf0


龍驤「なんの合成CGやねん……こんなんありえへん」

長門「あの的確な爆撃……命中率6割はあるんじゃないか……
威力もおかしい。戦艦級の装甲があっという間に大破してたぞ……」

不知火「艦載機の運用数も恐ろしいですね……
しかもあんな距離から……」

金剛「それだけじゃないです。
彩雲による索敵から周囲に完璧な情報を伝達していマス」

愛宕「そのお陰で味方も的確に動いてたわね」

電「レベルが違うのです……」ガタガタ




394: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 11:20:24.73 ID:OH8jwnGf0



提督「まぁこの艦隊は赤城だけじゃなく周りも優秀だからな。
参考にするにはでき過ぎだがな」


金剛「射程外でやられるとはいかなくても……」

不知火「近づく事が非常に困難ですね。
回避に専念すれば恐らくこちらに当たる事はありませんが」

長門「回避に専念しつつ他の奴にも気を配るのか……」

龍驤「上ばっか気にしてたら下からの魚雷もドカーンやで……」

電「自信なくなってきたのです……」

愛宕「そうね。あたし達まともに戦えるのかしら?」


金剛「提督が悩んでいた理由も今なら分かってきまシタ……」



395: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 11:21:10.73 ID:OH8jwnGf0



提督「分かってもらえて幸いだ」


提督「俺もそこそこ艦娘を見てきたが、
あの赤城はその中でも上位の腕を持つと思う」


艦娘達「「……」」





396: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/04(火) 11:25:19.25 ID:OH8jwnGf0



提督「だからと言って今度の演習はいいようにはやらせんぞ」


提督「演習とはいえやるからにはみんなで協力して、勝つ前提で挑む」



長門「ああ。やる前から諦める訳ないだろう。
先程は少しばかり驚いたが、私達だって遊んできた訳じゃない」

金剛「そうデス!皆で協力して頑張りまショウ!」

不知火「不知火が打破してみます」

電「えっと……がんばるのです!」

龍驤「せ、せやな。気持ちから負けてたらアカン!」

愛宕「パンパカパーンって言えるようにがんばりましょ~」


提督「その意気だ。こちらとしても何か対策を考えとくよ」


提督「さて集中が切れてしまったし、今日はこれで終わりにしよう。
日報を提出後、各自担当作業に従事してくれ。解散」





404: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:23:41.91 ID:UXgmnevV0


鎮守府 提督の部屋 夜


提督「(今度の演習ほんとにどうするかなぁ……)」

提督「(これといって良い案が浮かばない)」

提督「(艦載機への対策に三式弾での対応までは考えたが……)」

提督「(それだけでどうにかなるとも思えんし)」

提督「(皆には黙っていたが問題は赤城だけじゃない)」

提督「(天龍、扶桑、大井、青葉、鳳翔……)」

提督「(赤城以外の艦娘をデータベースで調べてみた所、
実戦経験がそれなりにあるようで……)」

提督「(全体的な戦力という意味でも完全に負けている……)」



405: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:25:54.57 ID:UXgmnevV0



提督「(しょうがないか……、金剛と不知火以外は
艦娘として配属されてから短いしな)」

提督「(実戦の経験が少なく練度は発展途上)」

提督「(装備もまだ旧式のものしか揃っていない)」

提督「(考えれば考えるほど勝算が見えなくなってくる)」


提督「(……だが、女提督に負けたくない)」

提督「(あいつが俺に勝ったら末代まで語りそうなほど自慢してきそうだし)」




406: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:27:00.68 ID:UXgmnevV0



女提督「アーハッハッハッ!提督に勝ったわ!やっぱり私の方が優秀じゃない!」


女提督「さすがあたし!可愛くて賢くて最強!さ・す・が・あ・た・し♪」





407: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:28:11.83 ID:UXgmnevV0



提督「とか言いそうでめっちゃ腹立つ」


提督「(あいつには何とかして勝ちたい)」


提督「(何か良い対策はないものか……)」ハー


コンコン



提督「ん?誰だ」


電「電なのです!」

提督「電か。入っていいぞ」

電「失礼するのです」ガチャ




408: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:29:23.84 ID:UXgmnevV0


提督「こんな時間にどうした?」

電「日報を集めて届けにきました」バサッ

提督「ほう、明日でも良かったのだが……ありがとう」パシッ

電「秘書艦としてしっかりやるべき事をこなしたのです」


提督「ハハ、そんなに気張らならなくてもいいんだ」


提督「ある程度のサポートさえしてもらえればそれでいい」

提督「いつもの様に振る舞ってくれ」


電「……はい」




409: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:30:17.60 ID:UXgmnevV0



提督「うむ。どれどれ日報をチェックさせてもらうかな」


電「……」


提督「……」ペラッ


電「……」


提督「……」ペラッ


電「……」






410: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:31:16.51 ID:UXgmnevV0



提督「……電、別に部屋に戻ってもいいのだぞ」

電「何か他にお手伝いできる事はないのですか?」

提督「ん~。今は特にないが」

電「そうなのですか」シュン

提督「なぜ落ち込む」

電「秘書艦になってから、秘書らしい事をあまりしていないのです」

提督「ふむ」

電「金剛さんが秘書艦の時はずっと提督の部屋で手伝っていたのです」



提督「(……ほとんど紅茶飲んでた様な気がするが)」






411: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:34:05.68 ID:UXgmnevV0


電「電も司令官さんの役に立ちたいのです」

提督「気持ちは非常に嬉しいが、特にこれといって任せたい作業が……」

電「電はどうせ使えない子なのです……だから頼まないのですね……」

提督「お、おい。ネガティブに捉えるんじゃない」

提督「電はしっかり秘書艦として頑張ってくれているし助かっているぞ!」


電「優しいウソはいらないのです……」ドヨーン


提督「(困ったな。完全に落ち込んでいるぞ)」

提督「(何か仕事をやればいいのだが……今はこれといってなぁ)


提督「(んー何も仕事の事だけじゃなくてもいいか)」

提督「電、そういえば頼みたい事があるのを忘れていた」



電「!」



提督「少しばかりその体を使ってもらうのだが」

電「体、なのです?」

提督「実はな……」





412: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:35:30.43 ID:UXgmnevV0



提督の部屋前 廊下 夜


金剛「(新しい紅茶が手に入ったので、早速提督に飲んでもらうのデース)」テクテク

金剛「(あわよくば二人きりでいい感じになったりして……ムフフ)」テクテク


金剛「(さぁ部屋の前につきマシた)」


金剛「(ノックしていざラブラ……ん、中から声がしますネ)」





413: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:37:22.56 ID:UXgmnevV0



提督「ああ…いい……ぞ」

電「この……らいでい……のです?」


金剛「(ムム、提督と電が何やらしてるみたいデスね)」

金剛「(よく聞こえないので、耳をくっつけて聞いてみましょう……)」ピタ



電「司令官さんのココすごく硬くなってるのです」

電「どうですか?気持ちいいです?」

提督「うん……あぁ……気持ちいい……」


電「良かったのです。
あまりした事がないので上手くできるか不安だったのですが」」



金剛「(なななななな)」



金剛「(ナニしてるんデスかぁああああ!!!!)」グワァ





414: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:39:05.28 ID:UXgmnevV0



提督「……最近たまってるのかな?と思う時があってな
思いつきで電に頼んでみたがこれ程とは」

電「えへへ、司令官さんは大きいですからね。もっとしてあげます」

提督「う……そこだ。そこが弱いんだ……」

金剛「(何がたまってて、ナニが大きいんデスか?!!!!)」

電「司令官さんもそんな顔するんですね。ちょっと可愛いのです」

提督「ハハ、からかうんじゃない」

金剛「(しかもなんかいい雰囲気!)」ガーン

電「そろそろ違うとこもやるのです?」

提督「ああ、そうだな……せっかくだしこっちの方でも楽しませてもらおうか」

電「了解なのです。頑張るのです!」





415: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:40:18.29 ID:UXgmnevV0



金剛「(違うとこで楽しむ?!ま、まさか……)」


金剛「(本番……)」ゴクリ


金剛「(なんてうらや……いえいえ、いけませんよ)」

金剛「(提督という立場を利用しいたいけな女の子を
性欲の吐け口にするなんて許せまセン!)」




金剛「(ここは私がしっかりしなくては!!)」






417: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:45:12.54 ID:UXgmnevV0




金剛「コラー!!!ナニしてるんデスかーー!私もまぜてくだサーーイ!!」ガチャーーーン



提督「な、なんだ!急に開けるな」ビクkツ

電「金剛さん!?」ビクッ


金剛「二人だけでナニをにしようとしてたんですか!ナニを!」

提督「ん、ああ。電にマッサージをしてもらってたんだが……」

電「なのです」


金剛「やっぱりそうなんですね!マッサージなんてヤラシイことを!」



金剛「……へ?」






418: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:47:32.61 ID:UXgmnevV0


電「今は肩をもんでいたのです」

金剛「か、肩もみ?で、でも溜まってるとかなんとか」

提督「なんだ会話聞いてたのか。疲れがたまってるって話をしてたんだよ」

電「司令官さんの肩がすごくこってた様で硬かったのです」

提督「電がちょうど良い力でもんでくれたからすごい気持ちよかった」

電「肩幅が大きくてすごく揉みがいがあったのです」ンフー

提督「そんで肩はやってもらったから今度は腰もやってもらおうと思ってな」


提督「いやぁ今度から電はマッサージ担当になってもらおうかな~冗談だが」ハハハ





419: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/05(水) 11:49:46.85 ID:UXgmnevV0



金剛「……」


提督「どうしたんだ金剛。何か用があってきたんだろ」


金剛「いえ、今日はもういいです……失礼しました……」ガチャ


提督「ん、ああ。ゆっくり休めよ。おやすみ」


電「なんだったんでしょうか?」


提督「さぁ?」





429: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 10:48:06.50 ID:uQDiCEbT0


────────
──────
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──

30分後


提督「いや~、ありがとう電。マッサージのおかげで身体が軽いよ」ナデナデ


電「えへへ、お役に立てて嬉しいのです///」

提督「──さて、俺はまた演習関連の作業でもしてるよ」

電「まだ寝ないのですか?」

提督「ああ、上に資材の手配をする為、書類を用意せんといかんしな」

提督「演習するにもそれなりの手続きが必要だし色々面倒だよ」

電「そうですか……」



430: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 10:49:38.97 ID:uQDiCEbT0



提督「何より赤城達への対策も考えないとな」

提督「今のままでは目もあてられない結果になる」

電「もう少し期限を延ばしたり、断るのは駄目なのですか?」

提督「そんな事したらアイツ(女提督)に舐められてしまう」

提督「それだけは絶対嫌だ」

電「なのですか…」





431: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 10:50:34.27 ID:uQDiCEbT0



提督「……電は何か対抗策とか思いつかないか?」

電「えっと、電は難しい事はよく分からないのです」

電「戦略など学校で習いましたが、チンプンカンプンなのです」

提督「ふむ」

電「ご、ごめんなさいなのです。お役に立てなくて……」シュン

提督「いやいや、謝る必要はない」

提督「そもそも俺だって今回に限ってはお手上げだ」

提督「考えうる手段は考えたが、やはり今一歩確定的なものがなくてな」

電「……」


提督「困ったもんだ」





432: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 10:51:18.74 ID:uQDiCEbT0



電「でも少し変と思った事はあるのです」

提督「ん、なんだ?」

電「あれだけすごい方がなぜあの鎮守府にいる事が……なのです」

提督「ふむ?」

電「はわわ、関係ない事を言ってしまってごめんなさい」


提督「いや、どういう事だ?」





433: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 10:54:10.32 ID:uQDiCEbT0


電「えっと……失礼かもしれないですが」

電「赤城さんの様な方だったらもっと有名な鎮守府に着任されててもおかしくないかなと思ったのです」

提督「まぁたしかにビデオに映っていたでかい鎮守府ではなくあのバカの所にいるわけだしな」

提督「ビデオの鎮守府及び周辺基地は最重要拠点でもあるから赤城の様なやつがいても不思議ではないと思ったが……」

提督「逆にあのしょうもない女提督の下に居る事は確かに違和感を感じるな」

電「そ、そこまでは言ってないのです!ほんのちょっと気になったから言ってみただけなのです」




434: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 10:55:12.80 ID:uQDiCEbT0



提督「……いや、まてよ」

提督「今思えば、あのショッピングモールでの出来事……」

提督「たしか加賀も同じ様な……」

電「加賀?」

提督「いや、すまんこっちの話だ」

提督「もしかしたら……そうか」




435: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 10:56:49.70 ID:uQDiCEbT0



提督「電!お前の意見……勝利へのカギになるかもしれん!」

電「きゅ、急にどうしたのです?」

提督「只これを確認するには……ふむ」

提督「来週あたり女提督の鎮守府に行く事にしよう」

電「し、司令官さん!訳が分からないのです」


提督「よし!早速連絡するぞ」






436: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:00:08.35 ID:uQDiCEbT0


その頃


東鎮守府 女提督の部屋


女提督「明日も訓練?だるいわね~」

鳳翔「しっかりしてください。今度演習があるんですから」

女提督「え~?平気よ平気。なんたってこっちには赤城がいるんだから」

女提督「万が一にも負ける事はないわ」

女提督「そしてあのバカの悔しがる顔を見て……クククク」


鳳翔「そんな風に慢心していると足元をすくわれますよ?」

女提督「うるさいわねぇ」

女提督「面倒だから明日の訓練はアンタが指揮しなさい」

鳳翔「ダメです。私が何の為にここへ従事し」


プルルルル プルルル




437: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:01:24.93 ID:uQDiCEbT0


鳳翔「あら、電話ですね」

女提督「鳳翔でてよ。どうせ上からの定期連絡でしょ」

鳳翔「分かっているなら自分でとってください。まったく……」

カチャ

鳳翔「はい、こちら東鎮守府です」

提督『もしもし、西鎮守府の提督と申しますが』


鳳翔「あら提督さん。何か御用ですか?」


女提督「ん、提督?!」




438: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:05:46.05 ID:uQDiCEbT0


提督『実は折り入って相談がありまして』

鳳翔「はいはいなんでしょうか?」

提督『今度の週末そちらに伺いたいのですが』

鳳翔「はぁ、随分急ですね」

提督『いやぁ女提督が任されている鎮守府がどんなもんか気になりまして』

提督『良ければですね……』

鳳翔「えっと少々お待ちください」





439: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:06:55.51 ID:uQDiCEbT0


※ここから女提督側の艦娘は自分たちの提督を「女提督」と表記致します。
違和感ありますが脳内でご変換ください





440: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:09:23.20 ID:uQDiCEbT0


鳳翔「女提督、こちらの件どうしましょう?」


女提督「な、何よアイツ……興味なさそうなフリして
実は私に興味深々だったのね」ブツブt

女提督「まったくホント素直じゃないわ……ムフフ」ニマニマ

鳳翔「女提督?」

女提督「ハッ!……コホン。いいわよ」

女提督「しっかりと貢ぎ物でも持ってくれば」

女提督「それなりにモテナシてあげると伝えときなさい」


鳳翔「分かりました。そのようにお伝えしときます」



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441: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:13:04.02 ID:uQDiCEbT0



西鎮守府 提督の部屋 夜
 
提督「よし、今週末に東鎮守府に行くことに決まった」

電「すごい急な話なのです……」

電「でも一体どうしてそんな事を?」

提督「うむ。理由はみんな集めて話す事にするよ」

提督「今日はもう寝よう」

電「わかったのです」

電「じゃあ電は失礼するのです。おやすみなさい司令官さん」ガチャ

提督「ああ、おやすみ」

提督「(─── 予想が当たってくれるといいな)」


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442: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:16:39.00 ID:uQDiCEbT0


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数日後 


東鎮守部(女提督の鎮守府) 駐車場


提督「すまないな。また車をださせてしまって」

長門「気にするな。こんな時ぐらいにしか使わんのだ」

電「またリムジンに乗れて良かったのです」

龍驤「なんや電。こういう車が好きなんか?」

電「なのです。美味しいジュースが飲めるのです」

龍驤「車じゃなくてそっちかい……まったくまだまだガキやな」

愛宕「龍驤ちゃんそんな事いって車内のフルーツ盛り全部一人で食べてたわよね?」

龍驤「あ、愛宕。気づいてたんかい」

愛宕「食いしん坊ね~」


提督「ほらほらお前ら。もう少し緊張感をもて」

提督「一応、見学研修という名目できてるんだ。遊びじゃないんだぞ」




443: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:19:49.29 ID:uQDiCEbT0


長門「──しかしあれだな」

金剛「ここの鎮守府……」

不知火「年代を感じますね」

龍驤「というかボッロ!」

電「なのです……」

提督「どうやら使っていなかった基地を無理やり直して運用し始めたようだな」

長門「何かこう幽霊屋敷のようだな」

金剛「夜中には見たくないデスね……」

提督「──っと。あれが玄関かな」



提督「さぁみんな会議で話した通り……頼むぞ」


艦娘「「はーい!」」




444: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:21:27.17 ID:uQDiCEbT0



 東鎮守府 応接広間


提督「西鎮守府より参りました、提督と申します」

提督「本日は女提督さんのご好意に甘え
こちらを見学させていただきたく」

女提督「ヤメヤメ。そんな挨拶はいらないわよ」

提督「しかし……」

女提督「あんたのホントそういう堅苦しい所が嫌いなのよ」


女提督「気持ち悪い言葉づかいを止めて、いつもどおり接しなさいよ」


提督「そうか。じゃあいつもどおりにする」

提督「のどが乾いた。茶をだせ」

女提督「……ホントあんたのそういう所嫌いだわ……」






445: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:22:33.46 ID:uQDiCEbT0




女提督「まぁいいわ。よく遠い所から来てくれたわね。歓迎するわ」

女提督「あたしが女提督。こいつとは士官学校からの付き合いよ」

女提督「今日はまぁ……交流という意味でお互いの親交を深めれればと思うわ」

女提督「よろしくね」

電「(あれ……なんか想像してたのと違うのです)」

長門「(気が良さそうな人じゃないか)」

金剛「(見た目も可愛らしいデスし)」

龍驤「(提督の話を聞く限りもっとアホ面かと思ってたんやけど)」

愛宕「(うふふ、仲良くなれそうね~)」





446: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:23:30.04 ID:uQDiCEbT0



提督「うむ──では」

提督「内に所属している艦娘の自己紹介をさせてもらおうかな」

提督「ほら、一人ずつやってくれ」

金剛「ハーイ!英国で産まれた帰国子女の金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」

長門「私が、戦艦長門だ。よろしく頼むぞ」

愛宕「私は愛宕。よければ覚えてくださいね」

龍驤「軽空母、龍驤や。よろしゅーな」

不知火「不知火です。ご指導ご鞭撻、よろしくです」

電「電です。 どうか、よろしくお願いいたします」





447: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:24:41.11 ID:uQDiCEbT0



女提督「へぇ、良さそうな子達じゃない。こちらこそよろしくね」

女提督「じゃぁこちらも紹介させてもらうわ」

女提督「鳳翔から一人ずつお願いね」

鳳翔「分かりました」


鳳翔「航空母艦、鳳翔です。不束者ですが、よろしくお願い致します」

大井「私は軽巡洋艦、大井です。どうぞ、よろしくお願い致しますね」

赤城「航空母艦、赤城です。よろしくお願いします」

扶桑「戦艦、扶桑と申します。よろしくお願い致します」

青葉「ども、恐縮です、青葉です!よろしくどうぞーー!」



天龍「オレの名は天龍。フフフ、怖いか?」






448: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:26:59.87 ID:uQDiCEbT0


女提督「天龍!変な事言うなってあれほど言ったでしょ!」

天龍「な、なんだよ!いいじゃねーか!かっこよかっただろ!」

女提督「微塵もかっこよくないわよ!あんた別に怖くないし」

女提督「今日だってどうせクマさんパンツ履いてるんでしょ」

天龍「な、なんでそれを!」

女提督「はい、これ。青葉が撮った写真」

天龍「ななな、なんでこんなM字開脚してる写真が///」

青葉「青葉みちゃいました!朝廊下で滑ってころんでる所!」

天龍「てめぇ青葉!だからって撮ってんじゃねーよ!フィルム全部よこせ!」ダッ

青葉「嫌です!」ダッ

女提督「こら!あんた達どこいくのよ!」



449: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:29:24.46 ID:uQDiCEbT0



赤城「女提督さん」チョンチョン

女提督「な、なによ赤城」

赤城「お腹空いてきたので食堂にいってきます」

女提督「はぁ!?さっき食べたわよね?!」

女提督「あんた一人でご飯5合は食べてたでしょ!」

赤城「あれは前菜です」

女提督「前菜の考え方間違えてるわよ!駄目よ、食費だって無料じゃないのよ!」

赤城「えへへへ。そこまで言われると照れますね」

女提督「褒めてないわよ!注意してんのよ」

赤城「では食堂の方にいってきますね」

女提督「話聞きなさいよ!それにいま冷蔵庫は南京錠で固く閉ざしてるから無駄よ」

赤城「ああ、これの事ですね」ジャラジャラ

女提督「そうそうそれ……ってなんでそこにあるのよ!」

赤城「これは食べれないのでお返ししますね」ジャララ

女提督「ちょ……く、くさりが引きちぎられてる……」ゴクリ

女提督「って赤城!待ちなさい!」タッタッタッ





450: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:32:04.57 ID:uQDiCEbT0



電「な、なんだか大変そうなのえです」

大井「……」ジー

電「?」キョトン

大井「……」ジー

電「……」

電「(なんかずっと見られてるのです……)」


大井「……」ニタァ

電「(!?)」

大井「貴方、駆逐艦よね?」

電「そ、そうなのです」ビクビク

大井「そう………可愛いわね」


電「あ、ありがとうございます」






451: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:32:40.51 ID:uQDiCEbT0



大井「ほんとにね……食べちゃいたいくらいに」ガシッ

電「ひぃ!」ビクゥ

大井「ほら!ちょっと私の部屋でお話しましょう!」ググググ

電「い、嫌なのです。離してください!」グググ


大井「さきっちょだけ!さきっちょだけだから!」







453: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:36:11.59 ID:uQDiCEbT0



鳳翔「やめなさい」シュッ


大井「あ……」ストン

電「(一撃で気絶させたのです!?)」

鳳翔「ごめんなさいね、電さん」

鳳翔「怖い思いさせてしまって」

電「いえ……大丈夫なのです」

鳳翔「大井さんは私が責任もってお仕置き部屋に連れて行きますのでご安心を」


電「(お、お仕置き部屋ってなんなのです!?)」






454: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:37:16.37 ID:uQDiCEbT0



扶桑「……」

扶桑「みんな今日も元気そうね……」

扶桑「でも、私は……」

扶桑「うぷ……吐きそう」





455: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:39:00.35 ID:uQDiCEbT0



提督「だ、大丈夫か?」サスサス

扶桑「ありがとうございます……うぷっ」

提督「待て待て!」ダッ

提督「ほ、ほらバケツもってきたぞ」

扶洋「すいません……」オロロロ

提督「……」サスサス

鳳翔「提督さん」タッタッタッ

鳳翔「申し訳ございません。扶桑は身体が弱いもので……」サスサス

提督「いや、気にするな。どっか横になれる場所があれば連れていってあげてくれ」

鳳翔「承りました」スタッ

鳳翔「行きますよ、扶桑さん」

扶桑「……はい」






456: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/07(金) 11:50:38.56 ID:uQDiCEbT0



提督「……」

金剛「すごく顔色悪かったデスね」

提督「ああ、病弱の艦娘なんて聞いた事ないぞ……」


長門「しかし──会議の内容はますます信憑性が上がってきたな」

龍驤「なんかウチもわかってきたわ。ここがボロイ理由もそれな気がするで」

不知火「不知火はもう確信しました」


提督「うむ。あとは女提督に色々聞きこんでみるとするか……」






462: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 15:31:02.03 ID:Ub+Dpp5A0


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 東鎮守府 女提督の部屋


提督「中々個性的な艦娘達だな」

女提督「ふんっ、それは褒めてるつもりかしら?」

提督「賑やかでいいじゃないか」

女提督「人の苦労も知らずに……」ブツブツ

提督「ハハ、でも驚いたぞ。あの赤城がまさかお前の所にいるとはな」

女提督「フフン。すごいでしょ」

女提督「軍上層部のやつらからこの鎮守府を請負う際直々に頼まれたのよ」

提督「頼まれた?」



463: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 15:32:26.13 ID:Ub+Dpp5A0


女提督「ええ。『我々では彼女と上手く付き合う事ができない』とかなんとか言ってね」

女提督「きっとあたしの様な実力者じゃないとエース空母を扱えないって判断ね」

女提督「上層部の奴らもやっとあたしの凄さが分かったみたいだわ」ドヤァ

提督「あの堅物達がそんな事をなぁ……」

女提督「あたしってやっぱすごいわ!」フフン

提督「(すぐ調子のりやがって)」





464: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 15:34:12.97 ID:Ub+Dpp5A0



女提督「あ、そうだ。今度の演習は赤城を旗艦として出撃させてもらうわ」

女提督「申し訳ないけどアンタには痛い目みてもらうわよ」

提督「おいおい。お手柔らかに頼むよ」

女提督「嫌よ。今回は全力でいかせてもらうわ」

女提督「中央鎮守府で指揮をとっていたアンタを負かしたとなれば」

女提督「あたしの評価もうなぎ上りだわ!」

提督「そんなもんかね」

女提督「ええ。何よりあたし自身がアンタに勝ちたいし!」


提督「……まぁいいけどさ」





465: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 15:36:05.52 ID:Ub+Dpp5A0



提督「なぁ───急で悪いんだけど」

女提督「なによ?」

提督「使用している資材とかの出費記録をみせてくれないか?」

女提督「んー、そんなもの見てどうするのよ」

提督「いやぁウチと比較してどのくらい使用してるかとか」

提督「そういう運用面も管理せんといかんし参考にさせてもらおうかなってな」

女提督「ふーん。まぁいいわ」

女提督「そこの棚のファイルに入れてある筈だから勝手に見てちょうだい」

提督「すまんな。助かるよ」カタッ

提督「(随分、分厚いな……)」

提督「……」ペラ

提督「……おい」

女提督「ん?」

提督「これ、お前が管理してるのか?」

女提督「んー厳密には秘書艦の鳳翔が作成してそれに私が判を押してる感じね」


提督「ふーん……」ペラッ





466: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 15:37:29.40 ID:Ub+Dpp5A0


提督「───うん。参考になった。ありがとな」カタッ

女提督「そう。この後はどうするの?」

提督「うーん……そうだなぁ」

提督「母艦の見学をさせてもらおうかな」

女提督「分かったわ。案内してあげる」スクッ

提督「うむ」


提督「(───概ね予想通りといった所か)」





467: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 16:08:16.85 ID:Ub+Dpp5A0


  その頃 大広間


龍驤「────って感じでウチらの提督はホント無神経やで」

天龍「たしかに見た感じは真面目で融通きかなそうに見えるな」

龍驤「やろー?しかも訓練になるとめっちゃ怖いんやで」

赤城「まぁそれは仕方ないんじゃないですか」モグモグ

鳳翔「赤城さん。食べながら喋るのは、はしたないですよ」

電「(大きいおにぎりなのです……)」

龍驤「(というか何個目だよ、あのおにぎり)」





468: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 16:11:50.53 ID:Ub+Dpp5A0


金剛「でも提督は優しくて素敵な所があるんデスよ」

長門「そうだな。気遣いの仕方は中々真似できないものがある」

龍驤「まぁたまーにアイスくれたりするし」

電「家族の様に親身に話も聞いてくれるのです」

愛宕「結構ウブで可愛い所もあるのよね」

不知火「なんだかんだ不知火達の事を大切に思ってくれているのは評価できます」


鳳翔「あらあらまぁまぁ。皆さん、提督さんの事が好きなんですねぇ」

金剛「Yes!大好きデスよー」

長門「べ、別に好きって程では……ま、まぁいい男とは思うぞ//」

電「電にお父さんがいたらあんな感じなのかなって思うのです」


鳳翔「うふふ、微笑ましいですねぇ」







469: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 16:15:06.92 ID:Ub+Dpp5A0


金剛「───逆に聞きますが女提督さんはどんな方デスか?」


鳳翔「そうですねぇ」

扶桑「悪い人ではないのですが……」

青葉「青葉的には変わった人だなと……」

天龍「そうだな。簡単にいうと、とにかくドジでアホだぜ」

天龍「母艦の主砲を間違えて誤発させて鎮守府の海岸を半壊させてたしな」

赤城「修理が大変でしたね」モグモグ

大井「この前は訓練中に母艦から海に落ちてました」

天龍「ハハ、あれは笑ったな。打ち所が悪かったら死んでたって妖精に怒られてたもんな」

青葉「青葉は元帥にタメ口聞いて12時間説教されてたのがおもしろいと思いました」

天龍「あれはすごかったな。うるせーハゲって言ってたもんな」

金剛「(なんかドジで済まされる領域じゃない気がするんデスが……)」

不知火「(下手したら軍法会議です)」

電「(笑えないのです……)」





471: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 16:24:14.26 ID:Ub+Dpp5A0


長門「───話は変わるが今度の演習、よろしく頼むぞ」

鳳翔「はい。こちらこそよろしくお願い致します」

青葉「楽しみですね。青葉、張り切って撮っちゃいますよ~」

龍驤「な、何を撮るんや……」

扶桑「体調管理しっかりしとかないと……ウプッ」

電「だ、大丈夫なのです?!」ビクッ


天龍「フフフ、まぁ手加減はしてやるさ」

不知火「む……」カチーン



472: ◆vLyL7y0Zk. 2014/03/10(月) 16:26:17.47 ID:Ub+Dpp5A0


天龍「お前らあんまり実戦経験ないんだろ?」

天龍「演習で俺達が直々に指導してやるから安心しな」

不知火「お言葉ですがっ」ズンッ

天龍「ん?」

不知火「不知火たちはまだ未熟かもしれませんが」

不知火「手加減などと舐められた事をされる程弱くはないですよ」

天龍「へーどうだかなぁ?」

不知火「……」ギロッ

天龍「……」ジロッ

バチバチ

鳳翔「天龍さん!ごめんなさい皆さん、失礼な事を……」

愛宕「し、不知火ちゃん。落ち着いてね」


天龍不知火「「フンッ!」」プイッ












元スレ
SS速報VIP:提督「よろしく頼む」