1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:13:23.76 ID:D7Wqh2PR0
生徒会室
京子「歳納京子参上ーーーっ」バーン
綾乃「?!」
京子「あれ、みんなは?」
綾乃「千歳は用事があるって帰ったわ。一年生はまだ授業中」
京子「あー、だからあかりたちも遅いのかー」
京子「結衣も親戚の子が来るからって実家に帰っちゃったしさー」
綾乃「そういえば明日お休みだものね」
京子「だから遊びに来た!」
綾乃「まったく……ここは遊びに来る場所じゃないのよ?」
京子「じゃあ何か手伝おっか?」
綾乃「い……いいわよ、悪いわ」
京子「いいっていいって♪」
綾乃「じゃあ……この資料整理してもらっていいかしら?」
京子「ほいほーい」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:15:02.31 ID:D7Wqh2PR0
京子「あやのー」
綾乃「なに?」
京子「終わった」
綾乃「えっ?!」(早すぎる!)
京子「はい」
綾乃「……」パラパラ
綾乃(か……、完璧にまとまってるわ)
京子「もしかして駄目だった?」
綾乃「い、いや違うのよ。すごいわね、あんなに量あったのに」
京子「そう?ま、この京子さまにかかればちょろいもんよー」
京子「そっちも手伝ってあげるよ」
綾乃「え、ちょ、ちょっと」
京子「~♪」
綾乃(飲み込み早いわね……)
綾乃(……歳納京子が頭いい意味、なんとなくわかった気がする)
綾乃「ねえ……」
京子「ん?」
綾乃「テストのとき一夜漬けって言ってたわよね」
京子「うん、そだよー」
綾乃「すごい集中力ね」
京子「そうかな?」
綾乃「そうよ。だって今も……」
京子「……」セッセセッセ
京子「いやー、一回集中するとのめりこむタイプなんだ」
京子「綾乃は毎日勉強してるんだっけ?」
綾乃「そ、そうだけど……」
京子「すげー」キラキラ
京子「そうだ!」
京子「じゃあ明日一緒に勉強しよーぜ」グッ
綾乃「ええっ、明日?!」
京子「あ、何か用事あった?」
綾乃「ななななな何もないけど……」
綾乃(と、歳納京子と一緒に勉強……//)
綾乃「で、でも場所はどうするのよ」
京子「私の家」
綾乃「ええええええええええええぇっ?!」
京子「あ、でも綾乃って私ん家知らないか」
京子「綾乃の家でもいいよ」
綾乃「ええええええええええええぇっ?!」
京子「ほら、一回お見舞いにいったから覚えてるし」
京子「私はどっちでもいいよ」
綾乃(そ、そうね……)
綾乃(来てもらっても嬉しいけど……)
綾乃(やっぱり歳納京子の部屋も見てみたいわ)
綾乃「と、歳納京子っ!」
京子「は、はいっ!」
綾乃「明日は……その……と、歳納京子の家に行ってみたい……//」ゴニョゴニョ
京子「よし!じゃあ決まりー!」
綾乃「……でもどうして急に勉強なんて?」
京子「あ、それはねー」
京子「今日の数学、宿題出たじゃん」
綾乃「あー、あれ結構難しそうだったわよね」
京子「やっぱり?」
綾乃「歳納京子でもそう思ったの?」
京子「だって起きたら授業ほとんど終わってたし」
綾乃「……問題外ね」
京子「でも綾乃が言うんだからやっぱ難しいんだな!」
京子「まあ明日一緒にやれば問題ないっしょ」
京子「ねー」ニコニコ
綾乃(……)ドキッ
綾乃「ま……まあそうよねっ!//私は生徒会副会長だし//」
京子「それ関係あるの?」
帰り道
京子「じゃあ私の家の下見がてら帰りますか!」
綾乃「そ、そうね……//」
綾乃(歳納京子と帰るなんて初めてだわ)ドキドキ
京子「そうだ、あかりとちなつちゃんに連絡しとこ。『今日の部活は休み!』っと」メルメル
京子「でさー、結衣が綾乃のギャグ気にいってるみたいでね」
京子「ブツブツ言いながら笑ってやんの。もーおかしくてしょうがないよ」クスクス
綾乃(だけど……歳納京子といると何話せばいいか考えなくていいから助かるのよね)
綾乃(なんだかんだで助けられてるわ)
綾乃「……」クスッ
京子「あ、ごめん。喋ってばっかで」アセアセ
綾乃「ううん、違うのよ。ただ、よく喋るなーと思って」
京子「全然違わなくないじゃん!」ガーン
京子「あ、そうか。綾乃って普段は大人しいもんね」
綾乃「その“は”っていうのが気になるんだけど」
京子「だってさー、いつも私ばっか怒るじゃん」ブーブー
京子「それにいつまでたっても名前で呼んでくれないし……」ブーブー
綾乃「そそそそそそれは……//」
京子「んー、まあいっか。愛情の裏返しってことにしとく!」
綾乃(愛情って……)カアッ
京子「歳納邸に到着っ!」
綾乃(ど……どうしよう、話に夢中になってて道なんて覚えてないわ)
京子「あ、ひょっとして道忘れたとか?」
綾乃「……そのひょっとして、よ」
京子「あちゃー、私が喋りすぎたせいだな」
綾乃「ちちち違うわよ、別に歳納京子のせいじゃ……」
京子「お詫びに明日迎えに行くよ」
綾乃「ええっ?!」
京子「また連絡するから!」
綾乃「えっ、でも……」
京子「さー、行くか」
綾乃「え、行くってどこに」
京子「綾乃の家に決まってんだろー、送ってくよ」
綾乃「そ、そんな……いいわよ別に……//」
京子「だって結構暗くなってるし心配じゃん?はい、しゅっぱーつ」
綾乃「も、もう……//」
綾乃(変なところで優しいんだから//)
綾乃「あ、もうここでいいわ。家見えるし」
京子「りょうかーい」
京子「じゃあ綾乃、また明日なー」バイバイ
綾乃「え……ええ、また……明日//」
綾乃(……)ドキドキ
翌日
綾乃(朝……)ボケー
綾乃(昨日はドキドキしすぎてあんまり眠れなかった……)
綾乃(あ、メール……歳納京子からだわ)
綾乃(……えっ?!)
窓の外
京子「おっはよーーー!!!」
綾乃「ととととと歳納京子っ!来る前に連絡入れなさいよっ//」
京子「来ちゃった♪」テヘペロ
綾乃「ちょっともう……まだ準備してないからとりあえず上がって」
綾乃の部屋
京子「おっじゃましまーす♪」
綾乃「適当に座ってて。何か飲む?」
京子「お気遣いなく♪」
京子「それより早くパジャマ着替えなよー」
綾乃「い、言われなくても着替えるわよっ//」ガチャバタンッ
京子「?」
京子(ここで着替えればいいのに)
京子「あやのー、部屋で着替えれば……」ガチャ
京子「?!」
綾乃「ちょ、ちょっと歳納京子//早く閉めなさいよっ!!!」
京子「―――――!!!」バタンッ
京子(……あれ?)
京子(なんで私焦ったんだろ)
京子(下着姿!たかが下着姿でっ!)
京子(あ、わかった!)
京子(アングルが絶妙だったんだ!)
京子(そうに決まってる!)
綾乃「もう、着替えてるのわかってるのにどうして開けるのよ//びっくりしたじゃない」ガチャ
京子(あ、私服)ドキッ
京子「な、なんかお姉さんって感じ」
綾乃「そ、そう?//」
京子「……」ボケー
綾乃「どうしたの?」
京子「え?」
綾乃「今日の歳納京子、変よ?」
京子「そ、そうかなー」
綾乃「まあいいわ。まだ少し準備あるからゆっくりしてて」ガチャバタン
京子「はーい」
京子(綾乃の部屋……)
京子(前来たときとあんまり変わってないな)
京子「はぁ……」ドサッ
京子(あ……このベッドまだ少し温かい)
京子(綾乃、本当にさっきまで寝てたんだ)
京子(……)
京子(……何か眠くなってきた)ウトウト
綾乃「歳納京子、準備終わったわよ――――って、ええっ?!」
綾乃(な、なんで私のベッドで寝てるの?!)
京子「……Zzz」スヤスヤ
綾乃(……もう)
綾乃(ほんっとにマイペースなんだから)
綾乃「……」ナデナデ
京子「……ん、うーん……あやのぉ……」
綾乃「?!」ドキッ
京子「……罰金……バッキンガム……」ムニャムニャ
綾乃(……)
綾乃(……どんな夢見てるのかしら)
京子「……あれ?」
京子「ここはどこ、私は誰……」
京子「と冗談はさておき、よく寝たー」フアァ
京子(今何時……って、あああああああぁぁっ!?)
京子「あ、あ、あやのー!!!!!」バタバタ
綾乃「あ、ちょうどよかった。これ一緒に運んで」つオムライス
京子「へ?」
綾乃「もうお昼だし、何か食べといたほうがいいでしょ」
京子「綾乃……」ジーン
京子「……」モグモグ
京子「うめぇ!!」
綾乃(よかった)ホッ
京子「綾乃、料理もできるんだなー」
綾乃「か、簡単なものしか作れないわよ」
京子「私は簡単なものも作らないよ」ドヤッ
綾乃「……」
綾乃「でも、歳納京子のことだもの」
綾乃「いざとなれば作れるようになるんじゃない?」ニコ
京子(……あ)ドキッ
京子(なんか久し振りに見たかも。綾乃の笑顔)
京子(いつも怒ってるところか照れてるところしか見ないし)
京子(~♪)
京子「さて、お腹いっぱいになったしそろそろ行くか」
綾乃「そうね。今日の目的を忘れるところだったわ」
京子「起こしてくれてもよかったのに」
綾乃「お、起こせるわけないでしょっ」
綾乃(あんな気持ちよさそうに寝てたら//)
京子の部屋
京子「どーぞ」ガチャ
綾乃「お邪魔します」ドキドキ
綾乃(と、歳納京子の部屋……)
綾乃「へぇ……結構きれいに片付いてるわね」
京子「昨日がんばって掃除したんだー!」ブイ
京子「さて、じゃあいっちょやりますか」つプリント
綾乃「そうね。さっさと終わらせましょ」
綾乃「……」カキカキ
京子「……」カキカキ
京子「……うーん」
綾乃「どうしたの?」
京子「ここだけ何度やっても解けないんだよな……」
京子「ここの角度から先に求めたんだけどさ……」ジリジリ
綾乃「ええと、そこは……」
ズイッ
京子(?!)
綾乃「これはここを先に求めて――」ヒソヒソ
京子(ち、近いよ綾乃!)
京子(あ、いい匂いする……)ドキドキ
綾乃「――これで求められるんだけど……わかった?」
京子「え……//」
綾乃「あ……//」
京子「き、聞いてなかった。ごめん//」
綾乃「べ、べつにいいわよ//」
京子「……」
綾乃「……」
京子・綾乃(……気まずい)
綾乃「……ちょっと休憩する?」
京子「そ、そだね。結構疲れたし」
京子「あ、ラムレーズン持ってくる!」ガチャバタンッ
京子(ほんとに私どうしたんだろ)
京子(なんか恥ずかしくなるし、どきどきするし……)
京子(今まではこんなことなかったのに)
京子(……綾乃のこと好きなのかな)
京子(…………)
京子(いやもちろん好きなんだけど、なんか別の好きっていうか)
京子(……よくわかんないや)
京子「持ってきたよ。綾乃も食べる?」つラムレーズン
綾乃「あ、ありがと」
綾乃「それとさっきの問題の解き方なんだけど、書いたほうがわかりやすいと思って」
綾乃「はい、これ」
京子「マジ?!ありがとー!」
京子「……なるほど」
京子(やっぱすごいな綾乃は)
京子「よし、もう一回やってみる!」
綾乃「私もまだ残ってる問題あるから後で解くわ」
京子「じゃあラムレーズン食べようぜ♪」
綾乃「そうね」
京子「……」モグモグ
京子「んー、やっぱうめぇ♪」
綾乃(歳納京子の好きなアイス……)
綾乃「……」モグモグ
京子「どう?」
綾乃「……結構美味しいわね」
京子「だろー?」ニコニコ
京子「……」カリカリ
京子「……できたーーーっ!!!」
綾乃「え?!もう全部解いたの?」
京子「うん」
綾乃「ま、負けた……」ガーン
京子「え?でもあと一問じゃん」
京子「……あ、もしかしてグラフ苦手?」
綾乃「そ、そうよ!悪かったわね//」
京子「んもう、しょうがないなぁ」
京子「さっきのお礼に教えてあげるよ」
京子「まずここが切片でしょ――」ヒソヒソ
綾乃(まさか歳納京子に教えられる日がくるなんて……)カキカキ
京子「――で、この交点を通るから、こうなって」ヒソヒソ
綾乃(……あ、でも結構わかりやすい)カキカキ
綾乃「これでいいのかしら」ペラ
京子「さすが綾乃。完璧じゃん」グッ
綾乃「と、歳納京子」
京子「ん?」
綾乃「あ……ありがと。一応感謝しておくわ//」
京子(……お、デレた?)ニヤリ
綾乃「全部終わったわね」
京子「でも何かあっという間だったよ。もっと時間かかるかと思ってた」
綾乃「お互いに解けない部分がかぶってなかったものね」
京子「それに何といっても綾乃と私はいつもツートップだからな!」
綾乃「つ、次は負けないわよ!」
京子「よっし、受けて立とう!」
綾乃「……」
綾乃「じゃあ、そろそろ帰るわ。あんまり長居しても悪いし」
京子「え?」
綾乃「え?」
京子(あれ、なんで私「え?」なんて言ったんだろう。綾乃も困ってるし……)
京子(もしかして……私、綾乃に帰ってほしくないのかな)
綾乃「あ、まさかまだやってない宿題があるとか?」
京子「ち、違うよ。違うんだけど……何かよくわかんなくてさ」
綾乃「?」
京子「もう少し綾乃と喋りたいというか、一緒にいたいというか何というか……」
綾乃(?!)
京子「だめかな?」
綾乃(これは……予想外の展開だわ//)
綾乃「い、いいわよ。いいに決まってるじゃない//」
京子「ほんと?!」キラキラ
京子「……とは言ったものの」
京子「何しよう?」
綾乃「私に聞かないでよ」
京子「ゲームとか興味ある?」
綾乃「ないわ」
京子「うーん」
京子「よし!」
京子「寝よう!」
京子「勉強終わったし、ラムレーズン食べたし」
京子「あとはもう寝るだけ!」
綾乃「寝てもいいけど、もう夕方よ?昼寝の時間じゃないわ」
京子「まーまー堅いことは言いっこなしさ」
京子「というわけで」モゾモゾ
京子「綾乃もおいでー」パサ
綾乃「なっ……//と、歳納京子一人で寝ればいいでしょ」
京子「ううっ……そっか、綾乃わたしのこと嫌いなんだ……」メソメソ
綾乃「そ、そういうわけじゃ……ない、けど……//」モジモジ
京子「こうなったら、おりゃー」グイッ
綾乃「えっ……きゃあっ!//」
綾乃「ちょっ、歳納京子……//」
京子「綾乃あったかーい」
綾乃「も、もう……離れなさいよっ……//」クルッ
京子(!)
京子(やばいっ!//)
京子(上目づかいは反則!上目づかいは反則!)
京子「……」ドキドキ
綾乃「……」ドキドキ
綾乃「ちょっと……」
綾乃「……何か喋りなさいよ//」
京子「……おおう、ごめんごめん」
京子(何でこんなにドキドキするんだろう)
京子(……よし、いっちょ確かめてみるか)
京子「ねえ、綾乃……」
綾乃「な、なに……」
京子「……」
京子「……ちゅーしていい?」
京子「あ、綾乃?」
綾乃「」
京子「?」ジー
綾乃「」
京子(……き、気絶してる)
京子「もう、仕方ないなあ」
京子「この歳納京子さまが起きるまで一緒にいてあげよう」ギュ
京子「……」
京子(眠ってる綾乃、可愛い)
京子(~♪)ギュー
小一時間後
綾乃(……んん、あれ、私知らないうちに寝てた)
綾乃(何か温かいというか……苦しい……)
綾乃(――?!)
綾乃「な、ななななななな//」
京子「Zzz」
綾乃(なんで私に抱き着いたまま寝てるの?!)
京子「……」スヤスヤ
綾乃(朝も私の部屋で寝てたのに……)
綾乃(まあ、起こすのも可哀想だし……このまま寝かせとこう)
京子「……」スヤスヤ
綾乃(……)
綾乃(ほんとにもう……)クスッ
京子「んん……あやのぉ……」
綾乃(?!)
京子「……ちゅー……」
綾乃(……そ、そういえば)
綾乃(私、寝たんじゃなくて気絶したんだわ……//)
京子「……」ムニャムニャ
綾乃(……)
綾乃(……ほ、ほっぺたならセーフよね//)
綾乃(……)ドキドキ
京子「……」スヤスヤ
綾乃(……)ドキドキ
京子「……」クルッ
綾乃(――?!)
翌朝
千歳「あ、おはよう。綾乃ちゃん」
綾乃「ち、千歳っ、ど、どうしよう」
千歳「どうしたん?えらい慌てて」
綾乃「き、昨日……」
千歳「昨日?」
綾乃「……歳納京子にき、き、き」
千歳「き?」
京子「あー、いたいた!」
結衣「お、おい京子、急に走るなって……」ゼエゼエ
京子「綾乃ーっ!」
綾乃「と、歳納京子っ?!」
京子「なんで昨日だまって帰っちゃうんだよー」ブーブー
綾乃「だ、だって眠ってたじゃない//」
京子「私は綾乃が起きるまで一緒にいたのにー」
綾乃「//」
千歳「……なあ、船見さん」ヒソヒソ
結衣「な、なに?」ヒソヒソ
千歳「……二人の間に何があったん?」
結衣「うーん、私もよくわからないよ……」
京子「でもまあ、いっか」
京子「……ちゅーしてくれたし//」ポッ
千歳「?!」
結衣「?!」
綾乃「」
千歳「ど、どういうことなん?!」ダラー
結衣「ち、千歳、とにかく落ち着け!」
京子「綾乃に夜這いされたんだ」ニヤニヤ
綾乃「ちょ、誤解を招くような言い方しないで//」
京子「でもね、綾乃」
京子「私、嬉しかったよ」
綾乃「え?」
京子「だから、責任とって私と付き合ってね」
綾乃「と、歳納京子……」ジーン
千歳「よ、良かったな綾乃ちゃん……うちも幸せや……」バタン
結衣「千歳ーーーーー!!!!!」
京子「あ、でも綾乃に謝らなくちゃいけないことがあるんだ」
綾乃「なに?」
京子「……数学の宿題、持ってくるの忘れちゃった♪」
綾乃「」
おしまい
途中でどっちがどっちの家にいるのかわからなくなったスマソ
とりあえず京綾が大好きなんです本当です
さるよけしてくれた人サンクス
元スレ
京子「あやのー」
綾乃「なに?」
京子「終わった」
綾乃「えっ?!」(早すぎる!)
京子「はい」
綾乃「……」パラパラ
綾乃(か……、完璧にまとまってるわ)
京子「もしかして駄目だった?」
綾乃「い、いや違うのよ。すごいわね、あんなに量あったのに」
京子「そう?ま、この京子さまにかかればちょろいもんよー」
京子「そっちも手伝ってあげるよ」
綾乃「え、ちょ、ちょっと」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:16:23.24 ID:D7Wqh2PR0
京子「~♪」
綾乃(飲み込み早いわね……)
綾乃(……歳納京子が頭いい意味、なんとなくわかった気がする)
綾乃「ねえ……」
京子「ん?」
綾乃「テストのとき一夜漬けって言ってたわよね」
京子「うん、そだよー」
綾乃「すごい集中力ね」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:17:02.75 ID:D7Wqh2PR0
京子「そうかな?」
綾乃「そうよ。だって今も……」
京子「……」セッセセッセ
京子「いやー、一回集中するとのめりこむタイプなんだ」
京子「綾乃は毎日勉強してるんだっけ?」
綾乃「そ、そうだけど……」
京子「すげー」キラキラ
京子「そうだ!」
京子「じゃあ明日一緒に勉強しよーぜ」グッ
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:18:00.79 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「ええっ、明日?!」
京子「あ、何か用事あった?」
綾乃「ななななな何もないけど……」
綾乃(と、歳納京子と一緒に勉強……//)
綾乃「で、でも場所はどうするのよ」
京子「私の家」
綾乃「ええええええええええええぇっ?!」
京子「あ、でも綾乃って私ん家知らないか」
京子「綾乃の家でもいいよ」
綾乃「ええええええええええええぇっ?!」
京子「ほら、一回お見舞いにいったから覚えてるし」
京子「私はどっちでもいいよ」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:19:11.14 ID:D7Wqh2PR0
綾乃(そ、そうね……)
綾乃(来てもらっても嬉しいけど……)
綾乃(やっぱり歳納京子の部屋も見てみたいわ)
綾乃「と、歳納京子っ!」
京子「は、はいっ!」
綾乃「明日は……その……と、歳納京子の家に行ってみたい……//」ゴニョゴニョ
京子「よし!じゃあ決まりー!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:20:23.42 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「……でもどうして急に勉強なんて?」
京子「あ、それはねー」
京子「今日の数学、宿題出たじゃん」
綾乃「あー、あれ結構難しそうだったわよね」
京子「やっぱり?」
綾乃「歳納京子でもそう思ったの?」
京子「だって起きたら授業ほとんど終わってたし」
綾乃「……問題外ね」
京子「でも綾乃が言うんだからやっぱ難しいんだな!」
京子「まあ明日一緒にやれば問題ないっしょ」
京子「ねー」ニコニコ
綾乃(……)ドキッ
綾乃「ま……まあそうよねっ!//私は生徒会副会長だし//」
京子「それ関係あるの?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:21:27.84 ID:D7Wqh2PR0
帰り道
京子「じゃあ私の家の下見がてら帰りますか!」
綾乃「そ、そうね……//」
綾乃(歳納京子と帰るなんて初めてだわ)ドキドキ
京子「そうだ、あかりとちなつちゃんに連絡しとこ。『今日の部活は休み!』っと」メルメル
京子「でさー、結衣が綾乃のギャグ気にいってるみたいでね」
京子「ブツブツ言いながら笑ってやんの。もーおかしくてしょうがないよ」クスクス
綾乃(だけど……歳納京子といると何話せばいいか考えなくていいから助かるのよね)
綾乃(なんだかんだで助けられてるわ)
綾乃「……」クスッ
京子「あ、ごめん。喋ってばっかで」アセアセ
綾乃「ううん、違うのよ。ただ、よく喋るなーと思って」
京子「全然違わなくないじゃん!」ガーン
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:22:25.55 ID:D7Wqh2PR0
京子「あ、そうか。綾乃って普段は大人しいもんね」
綾乃「その“は”っていうのが気になるんだけど」
京子「だってさー、いつも私ばっか怒るじゃん」ブーブー
京子「それにいつまでたっても名前で呼んでくれないし……」ブーブー
綾乃「そそそそそそれは……//」
京子「んー、まあいっか。愛情の裏返しってことにしとく!」
綾乃(愛情って……)カアッ
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:23:48.08 ID:D7Wqh2PR0
京子「歳納邸に到着っ!」
綾乃(ど……どうしよう、話に夢中になってて道なんて覚えてないわ)
京子「あ、ひょっとして道忘れたとか?」
綾乃「……そのひょっとして、よ」
京子「あちゃー、私が喋りすぎたせいだな」
綾乃「ちちち違うわよ、別に歳納京子のせいじゃ……」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:24:21.75 ID:D7Wqh2PR0
京子「お詫びに明日迎えに行くよ」
綾乃「ええっ?!」
京子「また連絡するから!」
綾乃「えっ、でも……」
京子「さー、行くか」
綾乃「え、行くってどこに」
京子「綾乃の家に決まってんだろー、送ってくよ」
綾乃「そ、そんな……いいわよ別に……//」
京子「だって結構暗くなってるし心配じゃん?はい、しゅっぱーつ」
綾乃「も、もう……//」
綾乃(変なところで優しいんだから//)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:25:10.09 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「あ、もうここでいいわ。家見えるし」
京子「りょうかーい」
京子「じゃあ綾乃、また明日なー」バイバイ
綾乃「え……ええ、また……明日//」
綾乃(……)ドキドキ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:25:54.71 ID:D7Wqh2PR0
翌日
綾乃(朝……)ボケー
綾乃(昨日はドキドキしすぎてあんまり眠れなかった……)
綾乃(あ、メール……歳納京子からだわ)
綾乃(……えっ?!)
窓の外
京子「おっはよーーー!!!」
綾乃「ととととと歳納京子っ!来る前に連絡入れなさいよっ//」
京子「来ちゃった♪」テヘペロ
綾乃「ちょっともう……まだ準備してないからとりあえず上がって」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:27:02.04 ID:D7Wqh2PR0
綾乃の部屋
京子「おっじゃましまーす♪」
綾乃「適当に座ってて。何か飲む?」
京子「お気遣いなく♪」
京子「それより早くパジャマ着替えなよー」
綾乃「い、言われなくても着替えるわよっ//」ガチャバタンッ
京子「?」
京子(ここで着替えればいいのに)
京子「あやのー、部屋で着替えれば……」ガチャ
京子「?!」
綾乃「ちょ、ちょっと歳納京子//早く閉めなさいよっ!!!」
京子「―――――!!!」バタンッ
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:28:17.89 ID:D7Wqh2PR0
京子(……あれ?)
京子(なんで私焦ったんだろ)
京子(下着姿!たかが下着姿でっ!)
京子(あ、わかった!)
京子(アングルが絶妙だったんだ!)
京子(そうに決まってる!)
綾乃「もう、着替えてるのわかってるのにどうして開けるのよ//びっくりしたじゃない」ガチャ
京子(あ、私服)ドキッ
京子「な、なんかお姉さんって感じ」
綾乃「そ、そう?//」
京子「……」ボケー
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:29:26.17 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「どうしたの?」
京子「え?」
綾乃「今日の歳納京子、変よ?」
京子「そ、そうかなー」
綾乃「まあいいわ。まだ少し準備あるからゆっくりしてて」ガチャバタン
京子「はーい」
京子(綾乃の部屋……)
京子(前来たときとあんまり変わってないな)
京子「はぁ……」ドサッ
京子(あ……このベッドまだ少し温かい)
京子(綾乃、本当にさっきまで寝てたんだ)
京子(……)
京子(……何か眠くなってきた)ウトウト
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:30:36.30 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「歳納京子、準備終わったわよ――――って、ええっ?!」
綾乃(な、なんで私のベッドで寝てるの?!)
京子「……Zzz」スヤスヤ
綾乃(……もう)
綾乃(ほんっとにマイペースなんだから)
綾乃「……」ナデナデ
京子「……ん、うーん……あやのぉ……」
綾乃「?!」ドキッ
京子「……罰金……バッキンガム……」ムニャムニャ
綾乃(……)
綾乃(……どんな夢見てるのかしら)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:31:48.71 ID:D7Wqh2PR0
京子「……あれ?」
京子「ここはどこ、私は誰……」
京子「と冗談はさておき、よく寝たー」フアァ
京子(今何時……って、あああああああぁぁっ!?)
京子「あ、あ、あやのー!!!!!」バタバタ
綾乃「あ、ちょうどよかった。これ一緒に運んで」つオムライス
京子「へ?」
綾乃「もうお昼だし、何か食べといたほうがいいでしょ」
京子「綾乃……」ジーン
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:33:12.80 ID:D7Wqh2PR0
京子「……」モグモグ
京子「うめぇ!!」
綾乃(よかった)ホッ
京子「綾乃、料理もできるんだなー」
綾乃「か、簡単なものしか作れないわよ」
京子「私は簡単なものも作らないよ」ドヤッ
綾乃「……」
綾乃「でも、歳納京子のことだもの」
綾乃「いざとなれば作れるようになるんじゃない?」ニコ
京子(……あ)ドキッ
京子(なんか久し振りに見たかも。綾乃の笑顔)
京子(いつも怒ってるところか照れてるところしか見ないし)
京子(~♪)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:33:54.37 ID:D7Wqh2PR0
京子「さて、お腹いっぱいになったしそろそろ行くか」
綾乃「そうね。今日の目的を忘れるところだったわ」
京子「起こしてくれてもよかったのに」
綾乃「お、起こせるわけないでしょっ」
綾乃(あんな気持ちよさそうに寝てたら//)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:34:38.90 ID:D7Wqh2PR0
京子の部屋
京子「どーぞ」ガチャ
綾乃「お邪魔します」ドキドキ
綾乃(と、歳納京子の部屋……)
綾乃「へぇ……結構きれいに片付いてるわね」
京子「昨日がんばって掃除したんだー!」ブイ
京子「さて、じゃあいっちょやりますか」つプリント
綾乃「そうね。さっさと終わらせましょ」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:35:44.42 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「……」カキカキ
京子「……」カキカキ
京子「……うーん」
綾乃「どうしたの?」
京子「ここだけ何度やっても解けないんだよな……」
京子「ここの角度から先に求めたんだけどさ……」ジリジリ
綾乃「ええと、そこは……」
ズイッ
京子(?!)
綾乃「これはここを先に求めて――」ヒソヒソ
京子(ち、近いよ綾乃!)
京子(あ、いい匂いする……)ドキドキ
綾乃「――これで求められるんだけど……わかった?」
京子「え……//」
綾乃「あ……//」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:37:04.62 ID:D7Wqh2PR0
京子「き、聞いてなかった。ごめん//」
綾乃「べ、べつにいいわよ//」
京子「……」
綾乃「……」
京子・綾乃(……気まずい)
綾乃「……ちょっと休憩する?」
京子「そ、そだね。結構疲れたし」
京子「あ、ラムレーズン持ってくる!」ガチャバタンッ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:38:35.81 ID:D7Wqh2PR0
京子(ほんとに私どうしたんだろ)
京子(なんか恥ずかしくなるし、どきどきするし……)
京子(今まではこんなことなかったのに)
京子(……綾乃のこと好きなのかな)
京子(…………)
京子(いやもちろん好きなんだけど、なんか別の好きっていうか)
京子(……よくわかんないや)
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:39:18.70 ID:D7Wqh2PR0
京子「持ってきたよ。綾乃も食べる?」つラムレーズン
綾乃「あ、ありがと」
綾乃「それとさっきの問題の解き方なんだけど、書いたほうがわかりやすいと思って」
綾乃「はい、これ」
京子「マジ?!ありがとー!」
京子「……なるほど」
京子(やっぱすごいな綾乃は)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:40:21.25 ID:D7Wqh2PR0
京子「よし、もう一回やってみる!」
綾乃「私もまだ残ってる問題あるから後で解くわ」
京子「じゃあラムレーズン食べようぜ♪」
綾乃「そうね」
京子「……」モグモグ
京子「んー、やっぱうめぇ♪」
綾乃(歳納京子の好きなアイス……)
綾乃「……」モグモグ
京子「どう?」
綾乃「……結構美味しいわね」
京子「だろー?」ニコニコ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:41:31.16 ID:D7Wqh2PR0
京子「……」カリカリ
京子「……できたーーーっ!!!」
綾乃「え?!もう全部解いたの?」
京子「うん」
綾乃「ま、負けた……」ガーン
京子「え?でもあと一問じゃん」
京子「……あ、もしかしてグラフ苦手?」
綾乃「そ、そうよ!悪かったわね//」
京子「んもう、しょうがないなぁ」
京子「さっきのお礼に教えてあげるよ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:43:10.55 ID:D7Wqh2PR0
京子「まずここが切片でしょ――」ヒソヒソ
綾乃(まさか歳納京子に教えられる日がくるなんて……)カキカキ
京子「――で、この交点を通るから、こうなって」ヒソヒソ
綾乃(……あ、でも結構わかりやすい)カキカキ
綾乃「これでいいのかしら」ペラ
京子「さすが綾乃。完璧じゃん」グッ
綾乃「と、歳納京子」
京子「ん?」
綾乃「あ……ありがと。一応感謝しておくわ//」
京子(……お、デレた?)ニヤリ
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:45:20.23 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「全部終わったわね」
京子「でも何かあっという間だったよ。もっと時間かかるかと思ってた」
綾乃「お互いに解けない部分がかぶってなかったものね」
京子「それに何といっても綾乃と私はいつもツートップだからな!」
綾乃「つ、次は負けないわよ!」
京子「よっし、受けて立とう!」
綾乃「……」
綾乃「じゃあ、そろそろ帰るわ。あんまり長居しても悪いし」
京子「え?」
綾乃「え?」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:47:14.14 ID:D7Wqh2PR0
京子(あれ、なんで私「え?」なんて言ったんだろう。綾乃も困ってるし……)
京子(もしかして……私、綾乃に帰ってほしくないのかな)
綾乃「あ、まさかまだやってない宿題があるとか?」
京子「ち、違うよ。違うんだけど……何かよくわかんなくてさ」
綾乃「?」
京子「もう少し綾乃と喋りたいというか、一緒にいたいというか何というか……」
綾乃(?!)
京子「だめかな?」
綾乃(これは……予想外の展開だわ//)
綾乃「い、いいわよ。いいに決まってるじゃない//」
京子「ほんと?!」キラキラ
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:57:02.59 ID:D7Wqh2PR0
京子「……とは言ったものの」
京子「何しよう?」
綾乃「私に聞かないでよ」
京子「ゲームとか興味ある?」
綾乃「ないわ」
京子「うーん」
京子「よし!」
京子「寝よう!」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:50:57.39 ID:D7Wqh2PR0
京子「勉強終わったし、ラムレーズン食べたし」
京子「あとはもう寝るだけ!」
綾乃「寝てもいいけど、もう夕方よ?昼寝の時間じゃないわ」
京子「まーまー堅いことは言いっこなしさ」
京子「というわけで」モゾモゾ
京子「綾乃もおいでー」パサ
綾乃「なっ……//と、歳納京子一人で寝ればいいでしょ」
京子「ううっ……そっか、綾乃わたしのこと嫌いなんだ……」メソメソ
綾乃「そ、そういうわけじゃ……ない、けど……//」モジモジ
京子「こうなったら、おりゃー」グイッ
綾乃「えっ……きゃあっ!//」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:58:11.00 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「ちょっ、歳納京子……//」
京子「綾乃あったかーい」
綾乃「も、もう……離れなさいよっ……//」クルッ
京子(!)
京子(やばいっ!//)
京子(上目づかいは反則!上目づかいは反則!)
京子「……」ドキドキ
綾乃「……」ドキドキ
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 20:59:26.78 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「ちょっと……」
綾乃「……何か喋りなさいよ//」
京子「……おおう、ごめんごめん」
京子(何でこんなにドキドキするんだろう)
京子(……よし、いっちょ確かめてみるか)
京子「ねえ、綾乃……」
綾乃「な、なに……」
京子「……」
京子「……ちゅーしていい?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:00:57.85 ID:D7Wqh2PR0
京子「あ、綾乃?」
綾乃「」
京子「?」ジー
綾乃「」
京子(……き、気絶してる)
京子「もう、仕方ないなあ」
京子「この歳納京子さまが起きるまで一緒にいてあげよう」ギュ
京子「……」
京子(眠ってる綾乃、可愛い)
京子(~♪)ギュー
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:02:01.98 ID:D7Wqh2PR0
小一時間後
綾乃(……んん、あれ、私知らないうちに寝てた)
綾乃(何か温かいというか……苦しい……)
綾乃(――?!)
綾乃「な、ななななななな//」
京子「Zzz」
綾乃(なんで私に抱き着いたまま寝てるの?!)
京子「……」スヤスヤ
綾乃(朝も私の部屋で寝てたのに……)
綾乃(まあ、起こすのも可哀想だし……このまま寝かせとこう)
京子「……」スヤスヤ
綾乃(……)
綾乃(ほんとにもう……)クスッ
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:03:23.15 ID:D7Wqh2PR0
京子「んん……あやのぉ……」
綾乃(?!)
京子「……ちゅー……」
綾乃(……そ、そういえば)
綾乃(私、寝たんじゃなくて気絶したんだわ……//)
京子「……」ムニャムニャ
綾乃(……)
綾乃(……ほ、ほっぺたならセーフよね//)
綾乃(……)ドキドキ
京子「……」スヤスヤ
綾乃(……)ドキドキ
京子「……」クルッ
綾乃(――?!)
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:07:26.87 ID:D7Wqh2PR0
翌朝
千歳「あ、おはよう。綾乃ちゃん」
綾乃「ち、千歳っ、ど、どうしよう」
千歳「どうしたん?えらい慌てて」
綾乃「き、昨日……」
千歳「昨日?」
綾乃「……歳納京子にき、き、き」
千歳「き?」
京子「あー、いたいた!」
結衣「お、おい京子、急に走るなって……」ゼエゼエ
京子「綾乃ーっ!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:10:17.32 ID:D7Wqh2PR0
綾乃「と、歳納京子っ?!」
京子「なんで昨日だまって帰っちゃうんだよー」ブーブー
綾乃「だ、だって眠ってたじゃない//」
京子「私は綾乃が起きるまで一緒にいたのにー」
綾乃「//」
千歳「……なあ、船見さん」ヒソヒソ
結衣「な、なに?」ヒソヒソ
千歳「……二人の間に何があったん?」
結衣「うーん、私もよくわからないよ……」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:11:15.78 ID:D7Wqh2PR0
京子「でもまあ、いっか」
京子「……ちゅーしてくれたし//」ポッ
千歳「?!」
結衣「?!」
綾乃「」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:12:44.78 ID:D7Wqh2PR0
千歳「ど、どういうことなん?!」ダラー
結衣「ち、千歳、とにかく落ち着け!」
京子「綾乃に夜這いされたんだ」ニヤニヤ
綾乃「ちょ、誤解を招くような言い方しないで//」
京子「でもね、綾乃」
京子「私、嬉しかったよ」
綾乃「え?」
京子「だから、責任とって私と付き合ってね」
綾乃「と、歳納京子……」ジーン
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:14:23.29 ID:D7Wqh2PR0
千歳「よ、良かったな綾乃ちゃん……うちも幸せや……」バタン
結衣「千歳ーーーーー!!!!!」
京子「あ、でも綾乃に謝らなくちゃいけないことがあるんだ」
綾乃「なに?」
京子「……数学の宿題、持ってくるの忘れちゃった♪」
綾乃「」
おしまい
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/13(火) 21:16:42.87 ID:D7Wqh2PR0
途中でどっちがどっちの家にいるのかわからなくなったスマソ
とりあえず京綾が大好きなんです本当です
さるよけしてくれた人サンクス
京子「綾乃と宿題することにした」