2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:33:20.31 ID:X0DCn6JQ0

千早「今月はいろいろお金を使いすぎた…」

千早「電車で事務所まで行く余裕がない…
   どうしましょう…」


春香『えー!千早ちゃんお金ないの!?』

千早「ええ、さすがに使いすぎたわ
   プロデューサーにお金を借りる訳にはいかないし」

春香『千早ちゃん、自転車持ってないの?』

千早「学校も電車で行ってたから持ってないわ」

春香『だったらこの際買ってみなよ!』

千早「…分かったわ、考えてみる」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:36:55.79 ID:X0DCn6JQ0


千早「でも私、自転車乗れないのよね」

千早「プロデューサーに相談してみましょうか」

翌日

P「え、自転車の乗り方を教えて欲しい?」

千早「はい、今月少々お金を使いすぎてこのままじゃ事務所に行けなくなってしまうので」

P「へぇ、あの千早がそんなことするなんてな」

千早「…反省しています」

P「よし、分かった。次のオフの日に自転車買いに行こうか」

千早「本当ですか!ありがとうございます!」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:48:17.65 ID:X0DCn6JQ0

オフ

千早「あ、プロデューサー!」

P「おう
 それじゃあジャスコに行くか」

千早「はい!」


P「千早はどの自転車に乗りたいっていうのはあるか?」

千早「いえ、ただ走れればいいので」

P「やっぱりそうだと思った
 まぁ、せっかく買うんだしオシャレなのを買おうな」

千早「プロデューサーにおまかせします」

P「分かった
 とびっきりおしゃれなの選んでやるよ」



13: ピザ屋の配達早かった 2012/03/09(金) 20:52:18.52 ID:X0DCn6JQ0

P「しかし、自転車っていっぱいあるな
 チェーン式のとベルト式ってのがあるのか」

千早「違いはあるんですか?」

P「多分、ベルトの方が外れたりしないから丈夫なんじゃないか?
 でも、あまりオシャレなのはないな」

千早「はぁ」

P「やっぱり千早も女子高生だしカラフルなのがいいんじゃないか?」

千早「カラフル…ですか」

P「ああ、最近の高校生って色がついてるやつ乗ってるじゃん」

千早「言われてみれば…」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:56:32.34 ID:X0DCn6JQ0

P「じゃあ、千早のイメージカラーの青ってことで」

千早(あ、この色…高槻さんみたいね)

千早「あの、プロデューサー」

P「ん、なんだ?」

千早「この色はどうでしょう?」

P「オレンジか
 やよいのイメージカラーだな
 これがいいのか?」

千早「はい、なんていうか…ピンときたというか」

P「そうか、じゃあこれにするか
 支払ってくるよ」

千早「え、いいんですか?」

P「色付きは高いからな
 お前が買ったら今月の食費まで危ういだろ?
 いつも頑張ってるお前へのプレゼントってことで」

千早「プロデューサー…ありがとうございます、一生の宝物にします」

P「おいおい大げさだな
 まぁ、大事にしてくれよ」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 20:59:25.95 ID:X0DCn6JQ0


P「で、千早は自転車に乗れないのか」

千早「恥ずかしながら…」

P「そこまで難しくはないからな
 よし、俺が漕いでやるから後ろ乗れよ」

千早「え、二人乗りですか?」

P「やっぱり乗ってる感覚持ってたほうがいいかなって思ってさ
 ダメか?」

千早「そんなことは…でも、大丈夫ですか?」

P「あったりまえだろ!これでも高校生の時は後ろに人乗せて学校行ってたんだから」

千早「そうですか…では、お願いします」

P「おう、しっかり掴まれよ」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:02:24.65 ID:X0DCn6JQ0


千早「こんな感じでいいですか?」

P「おいおい落ちるぞ」

千早「///では」ギュ

P(うわ…ヤバイかなりギュってされてる…しかし、背中に隙間があるような)

P「ちゃんと力こめてるか?」

千早「?はい、ちゃんと掴まってるはずですが」

P「そうか?まぁいいんだが
 じゃあ、行くぞ」

千早「はい!」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:07:43.41 ID:X0DCn6JQ0

スイーー

P「どうだ千早、自転車に乗った気分は?」

千早「けっこう速いんですね…ちょっと怖いです」

P「まぁこれから慣れていくさ
 よーし、もう少し速くするぞ」

千早「え…きゃあ!」



P「よーし、それじゃあ乗り方を教えるとするか」

千早「プロデューサー…少し待ってください…」

P「なんだ酔ったのか?
 流石に速すぎたか」

千早「もうメチャクチャです!」

P「悪い悪い、ほら水」

千早「ありがとうございます…」

P「それじゃあ、始めるか」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:16:47.11 ID:X0DCn6JQ0

P「まず、自転車に跨ってみろ」

千早「はい、ちゃんと支えてくださいね」

P「信用しろ、よしじゃあ、ハンドル握って」

千早「はい」

P「ペダルに足掛けて」

千早「はい…うわっ」グラグラ

P「大丈夫、ちゃんと支えてるから」

P「よし、いいか、しっかり前を向いて」

千早「はい」

P「よし、行くぞ!」





22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:22:00.22 ID:X0DCn6JQ0

掛け声と共に強くペダルを踏み込んだ
ザザッ

千早「プ、プロデューサー」ヨロヨロ

P「大丈夫、ちゃんと支えてるよ」

よろよろと頼りない動きで自転車は動きだす

千早「くっ」

P「ほら怖がらないで、もっと漕いでスピード出して!
 もっと手の力抜いて」

千早「はい!」

P「よし、ちゃんと手で押さえてるからな、転ばないからな!
 頑張れ!」

千早「絶対に…絶対に手を離さないでください!!絶対に離さないで!」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:27:13.49 ID:X0DCn6JQ0

ハンドルの加減が分からない
右へ左へまがりそうになる
千早(くっ…)

P「腕の力を抜いて、大丈夫」

千早(腕の力を抜く…)

その瞬間、一気に速くなった

千早(うわぁ…速い…)

千早「プロデューサー!!」

千早(え?)

P「なんだあっさり漕いでるよ…もう大丈夫かな」

千早(手を離してる…)

千早「きゃあ!!」

ドンガラガッシャーン!!



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:30:30.49 ID:X0DCn6JQ0


P「簡単に乗ってたじゃないか」

千早「離さないでって言ったのに」グスッ

P「おいおい、泣くなよ」

千早「グスッ泣いてません!」

P「はいはい」

千早「あの…私、ちゃんと乗れてましたか?」

P「ああ、もう俺のサポートなしで乗れるようになったぞ」グシグシ

千早(あっ…)



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:33:06.86 ID:X0DCn6JQ0

P「それじゃあ、もうちょっと頑張ろっか」

千早「はい
   あの…」

P「どうした?」

千早「もう少し…頭撫でてくれませんか…?」

P「ふぅ、いいぞ、ずっとしててやる」

千早「ありがとうございます…」

あずさ「あらあら微笑ましいわね」

千早「ひゃあ!!」

P「あ、あずささんいつからそこに…?」

あずさ「千早ちゃんの離さないで~って辺りからずっと見てました」

千早「嘘…」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:39:27.69 ID:X0DCn6JQ0

あずさ「羨ましいわ~自転車の練習でしょ
    私もお父さんに教えて貰ったわ」

P「あの~」

あずさ「はい?」

P「このことはあまりみんなには言わないでくださいね」

あずさ「うふふ~今日は千早ちゃんのかわいいところ見れたからみんなには言わないでおきます
    それに千早ちゃんのかわいいところはみんなには言えないわ~」

千早「///あ、あずささん!」

あずさ「冗談よ、それじゃあ、ごゆっくり~」

千早「ごゆっくりって…」

P「なんか改めて考えると少し恥ずかしかったかも…
 結構声張り上げちゃったし…」

千早「くっ…恥ずかしい…」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:48:26.79 ID:X0DCn6JQ0

P「まぁ今度は大丈夫だろ
 千早は飲み込み早いからすぐに乗れるようになるって」

千早「はい、それじゃあまたお願いします」

P「ああ、そうそう
 乗れるようになったら俺とどっか行くか?」

千早「じゃあ、一緒に走ってくれますか?」

P「ん?走るだけでいいのか?」

千早「はい」

P「分かった、じゃあ早く乗れるようにならないとな」

千早「よろしくお願いします」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:51:41.63 ID:X0DCn6JQ0



春香「へぇ~いいな~プロデューサーさんに教えてもらえるなんて~」

千早「ええ、とても丁寧でよかったわ」

春香「それで!こんどどこ行くの?」

千早「一緒に公園に行こうかなって」

春香「うわ~それデートだよデート!」

千早「えっ!!」

春香「プロデューサーさんと千早ちゃんの自転車デート…くぅぅ羨ましい!」

千早「そんな…デートのつもりなんて…」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:56:54.23 ID:X0DCn6JQ0

春香「皆まで言うな皆まで言うな」

千早「そんな…///」

春香「いいな~デート~千早ちゃん!ちゃんとおめかしして行くんだよ!」

千早「え、でも…」

春香「よ~し、じゃあ来月お洋服買いに行こう!自転車で!」

千早「は、春香」

P「おーい!千早~そろそろ営業行くぞ~!」

千早「うっ…プロデューサー…」

P「どうした?」

千早「なんでもありません!!早く行きましょう!!」

P「おい、何怒ってるんだ?」

千早「怒ってません!」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/09(金) 21:59:32.14 ID:X0DCn6JQ0

P「う~ん、分からん」

春香「プロデューサーさん!!デートですよデート!」

P「え?誰が?」

春香「そんなの
千早「春香!!」

春香「うわ!」

千早「プロデューサー!早くしてください!」

P「分かった分かった、それじゃあ後でな春香」

千早(デートだなんて…プロデューサーとデート…

   楽しみだわ)


終わり


元スレ
千早「電車で事務所に行けなくなったわ」