1: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:01:12.50 ID:gloOQyfc.net
果南「?マルどしたの?」
花丸「っお越しくださいました!」
ダイヤ「ふふ、お邪魔いたしますわ」
花丸(え、?え?これ、何?何これ!?)
花丸(ええ~…)
2: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:01:40.03 ID:gloOQyfc.net
花丸「前回のラブライブ!」
花丸「今日はマルの家でユニット曲の制作!」
花丸「いつもダイヤさん家でやってるから」
花丸「気分転換に別の家でやろうってなったんだけど…」
花丸「とんでもないものが憑いてきたずらぁ!」
花丸(ダイヤさんの守護霊、あれは武者かな?)
花丸(ここまではっきり形が分かるのは、しっかりしてる証ずら)
花丸(周囲に気を配ってて、「俺が守護らねばならぬ」って気が伝わってくる)
花丸(鎧じゃなくスーツ着てるけど、気にも留めず堂々としてる)
花丸(ダイヤさんは恵まれてるずら~)
花丸(それに引き換え)チラ
花丸(果南ちゃんの、えっと、あれは何?タコ?ヒトデ?)
花丸(というかどう見ても守護霊じゃないよね)
花丸(ニヤニヤしながら心臓鷲掴みにしてるし)
花丸(脳天に触手が突き刺さってる)
花丸(だから頭が悪いのかな?)
花丸「…果南ちゃん、体調悪かったりしない?」
果南「え、元気だよ?ん?もしかして、怖がらせようとしてるなー」
ダイヤ「花丸さん、今日 こ そ 真面目にユニット曲を考えますわよ」
花丸「ふふ、冗談ずら」
花丸(あんなに急所を突かれてなんで普通に生きてるんだろう…)
花丸(守護霊はまだ居るかな、もう食われちゃってそうだけど…)
花丸(…見えない、もともと小さいのかも)ジッ
ダイヤ「花丸さん、どうしました?そんなに目を細めて」
果南「どしたの?後ろになんかいる?」
花丸(凄いのがいるずら)
花丸「後ろに猫が見えた気がしたから」
果南「え?どこどこ?何色?そこの木の後ろ?」
花丸「一瞬だったし、見失っちゃった」
花丸(常に見えてるし、見間違いであってほしいずら)
花婆「どちら様~、って…」
花丸「あ、おばあちゃん!」
花婆「っあらあら、ようこそおいでくださいました」
果南「こんにちわ!」
ダイヤ「恐れ入ります、お邪魔しております」
花丸(おばあちゃん、一瞬動揺したずら)
花婆「ふふ、どうぞゆっくりしていってくださいね」
花婆「…」ジッ
果南「?」
花婆「…いえ、一瞬猫が見えたので」
果南「え?やっぱりいるんだぁ!見たいな~、どこかなん♪」
花丸(マルと同レベル…)
花婆「花丸、お茶を入れるから手伝ってくれるかい?」
花丸「うん!」
ダイヤ「お手伝いいたしますわ」
花婆「いえいえ、どうぞくつろいでくださいな」
花丸「待っててね!」タッタッタ
花婆「あれは何?凄いねえ」
花丸「あんな禍々しい悪霊初めて見たずら」
花婆「いつも学校で会っているんじゃないのかい?」
花丸「マル、家の近くじゃないと見えないから」
花婆「ああ…」
花丸「ねえ、おばあちゃん」
花丸「厄除け、できるかな?」
花婆「やめときなさい、善子ちゃんの比じゃない」
花丸「でも…」
花婆「あの時は善子ちゃんの守護霊が弱いのが原因だったけど」
花丸「悪霊、凄く弱かったもんね」
花婆「今回はダメだ、まともに向き合うと返り討ちにあうよ」
花丸「…」
花婆「それに、果南ちゃん、だっけ?」
花婆「どういうわけかわからないけどピンピンしてるし、意外と大丈夫じゃないかい?」
花丸「どう見てもそんなレベルの霊に見えないずら」
花婆「不思議だねえ」
花婆「とにかく実害は(何故か)無いし、暫くは様子を見ておこうか?」
花婆「それに、今の状態でバランスが取れているのかもしれないし」
花婆「念のため、被害が他所に広がらないよう盛り塩しとくかね」
花丸「被害て」
花婆「塩切らしてたし、スーパー行ってくるね」
花丸(おばあちゃんはこう言ってたけど)
花丸(マルに何かできないかな?)
花丸(うん、マルは)
花丸(マルは果南ちゃんを助けたい)
ダイヤ「厄除け?」
花丸「うん、せっかく来たんだし、やってかない?」
果南「私、そういうの苦手だなぁ」
花丸「今なら出血大サービス、タダでやってあげるずら♪」
ダイヤ「花丸さん、ふふっ、ありがとう」
果南「まあ、タダなら…」
花丸(ごめんおばあちゃん)
花丸「…うん、マル頑張るよ!」
果南「お、マル似合ってる!」
花丸「ふふ、ありがとう!」
ダイヤ「次の衣装のヒントには、なりそうにはないですわね…」
花丸(金剛杵を持って来てみたけど、気休めにもならない)
花丸(ここまで強いと除霊なんて絶対出来ない、多分おばあちゃんでも)
花丸(でも、少しでも力を弱めることが出来れば)
花丸(それを定期的に続けられれば)
花丸「じゃあ、始めるずら」ナムダイシ…
花丸(どうやって果南ちゃんにまた厄除け受けてもらうか、考えておかないと)
花丸(ダイヤさんの守護霊、全く動じてない)
花丸(果南ちゃんの悪霊は…多少嫌がってるかな?このまま続けていけば)
ブルブル ブワッ
花丸「!!」ブンブン
果南「おお~、一転してあの槍みたいの振り始めたねー」
ダイヤ「あれ、振るものなのですね、知りませんでしたわ」
花丸(ちょっ、ちょっと!ひゃあ!)
ヒュンヒュヒュン
花丸(あ、うわ、や、ヤバい、ずら!)
花丸「フッ、フッ、フッ」ブンブン
果南「ふふっ、必死に振ってるw」
ダイヤ「果南さん、失礼ですわよ」
花丸(必死だよ!!!)ゼーゼー
花丸(息が、持たな…)
ビュッ
花丸(あ、防ぎ切れなっ)
果南「ん?あれ?」
ボンッ
花丸(え?)ゼーゼー
果南「なんか、体が軽くなった気がする!かも!」
花丸(悪霊が弾け飛んだ?)
ダイヤ「そうですか?わたくしは特には…」
果南「うん、やっぱり体が軽くなってるよ!」
花丸(まさか、果南ちゃん、力づくで悪霊に勝ったの?)
果南「空も飛べそう!!」
ダイヤ「何を言ってるんですがあなたは」
花丸(ええ~…)
果南「うん!」ググッ
果南「フッ」
ビョーン
ダイヤ「え?」
花丸「ええ~…」
ヒューン トスッ
果南「凄い凄い!私、一度空飛んでみたかったんだ~」
ダイヤ「」
花丸「ははは♪」
果南「マルごめん!天井壊しちゃった…後で直すよ!」
ダイヤ「」
花丸「ははは♪」
果南「お詫びと言っちゃなんだけど…そこでトンビ捕まえてきたよ、一緒に食べよう!」
ダイヤ「」
花丸「わーいやったずらー、今日は焼き鳥だね♪」
花婆「現実逃避してんじゃないよ花丸」
果南ちゃんは空飛んで登校するようになりましたとさ
終わり
初投稿です
お目汚し失礼いたしました
果南ちゃんの守護霊は小さなカエルでした
バランスって大事ですね
元スレ
花丸「前回のラブライブ!」
花丸「今日はマルの家でユニット曲の制作!」
花丸「いつもダイヤさん家でやってるから」
花丸「気分転換に別の家でやろうってなったんだけど…」
花丸「とんでもないものが憑いてきたずらぁ!」
3: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:02:11.10 ID:gloOQyfc.net
花丸(ダイヤさんの守護霊、あれは武者かな?)
花丸(ここまではっきり形が分かるのは、しっかりしてる証ずら)
花丸(周囲に気を配ってて、「俺が守護らねばならぬ」って気が伝わってくる)
花丸(鎧じゃなくスーツ着てるけど、気にも留めず堂々としてる)
花丸(ダイヤさんは恵まれてるずら~)
4: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:02:47.29 ID:gloOQyfc.net
花丸(それに引き換え)チラ
花丸(果南ちゃんの、えっと、あれは何?タコ?ヒトデ?)
花丸(というかどう見ても守護霊じゃないよね)
花丸(ニヤニヤしながら心臓鷲掴みにしてるし)
花丸(脳天に触手が突き刺さってる)
花丸(だから頭が悪いのかな?)
5: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:03:23.94 ID:gloOQyfc.net
花丸「…果南ちゃん、体調悪かったりしない?」
果南「え、元気だよ?ん?もしかして、怖がらせようとしてるなー」
ダイヤ「花丸さん、今日 こ そ 真面目にユニット曲を考えますわよ」
花丸「ふふ、冗談ずら」
花丸(あんなに急所を突かれてなんで普通に生きてるんだろう…)
6: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:04:04.97 ID:gloOQyfc.net
花丸(守護霊はまだ居るかな、もう食われちゃってそうだけど…)
花丸(…見えない、もともと小さいのかも)ジッ
ダイヤ「花丸さん、どうしました?そんなに目を細めて」
果南「どしたの?後ろになんかいる?」
花丸(凄いのがいるずら)
花丸「後ろに猫が見えた気がしたから」
果南「え?どこどこ?何色?そこの木の後ろ?」
花丸「一瞬だったし、見失っちゃった」
花丸(常に見えてるし、見間違いであってほしいずら)
7: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:04:35.05 ID:gloOQyfc.net
花婆「どちら様~、って…」
花丸「あ、おばあちゃん!」
花婆「っあらあら、ようこそおいでくださいました」
果南「こんにちわ!」
ダイヤ「恐れ入ります、お邪魔しております」
花丸(おばあちゃん、一瞬動揺したずら)
花婆「ふふ、どうぞゆっくりしていってくださいね」
9: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:05:11.58 ID:gloOQyfc.net
花婆「…」ジッ
果南「?」
花婆「…いえ、一瞬猫が見えたので」
果南「え?やっぱりいるんだぁ!見たいな~、どこかなん♪」
花丸(マルと同レベル…)
花婆「花丸、お茶を入れるから手伝ってくれるかい?」
花丸「うん!」
ダイヤ「お手伝いいたしますわ」
花婆「いえいえ、どうぞくつろいでくださいな」
花丸「待っててね!」タッタッタ
10: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:05:40.59 ID:gloOQyfc.net
花婆「あれは何?凄いねえ」
花丸「あんな禍々しい悪霊初めて見たずら」
花婆「いつも学校で会っているんじゃないのかい?」
花丸「マル、家の近くじゃないと見えないから」
花婆「ああ…」
花丸「ねえ、おばあちゃん」
花丸「厄除け、できるかな?」
11: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:06:16.94 ID:gloOQyfc.net
花婆「やめときなさい、善子ちゃんの比じゃない」
花丸「でも…」
花婆「あの時は善子ちゃんの守護霊が弱いのが原因だったけど」
花丸「悪霊、凄く弱かったもんね」
花婆「今回はダメだ、まともに向き合うと返り討ちにあうよ」
花丸「…」
花婆「それに、果南ちゃん、だっけ?」
花婆「どういうわけかわからないけどピンピンしてるし、意外と大丈夫じゃないかい?」
花丸「どう見てもそんなレベルの霊に見えないずら」
花婆「不思議だねえ」
12: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:06:44.85 ID:gloOQyfc.net
花婆「とにかく実害は(何故か)無いし、暫くは様子を見ておこうか?」
花婆「それに、今の状態でバランスが取れているのかもしれないし」
花婆「念のため、被害が他所に広がらないよう盛り塩しとくかね」
花丸「被害て」
花婆「塩切らしてたし、スーパー行ってくるね」
花丸(おばあちゃんはこう言ってたけど)
花丸(マルに何かできないかな?)
花丸(うん、マルは)
花丸(マルは果南ちゃんを助けたい)
13: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:07:14.73 ID:gloOQyfc.net
ダイヤ「厄除け?」
花丸「うん、せっかく来たんだし、やってかない?」
果南「私、そういうの苦手だなぁ」
花丸「今なら出血大サービス、タダでやってあげるずら♪」
ダイヤ「花丸さん、ふふっ、ありがとう」
果南「まあ、タダなら…」
花丸(ごめんおばあちゃん)
花丸「…うん、マル頑張るよ!」
15: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:08:05.03 ID:gloOQyfc.net
果南「お、マル似合ってる!」
花丸「ふふ、ありがとう!」
ダイヤ「次の衣装のヒントには、なりそうにはないですわね…」
花丸(金剛杵を持って来てみたけど、気休めにもならない)
花丸(ここまで強いと除霊なんて絶対出来ない、多分おばあちゃんでも)
花丸(でも、少しでも力を弱めることが出来れば)
花丸(それを定期的に続けられれば)
花丸「じゃあ、始めるずら」ナムダイシ…
花丸(どうやって果南ちゃんにまた厄除け受けてもらうか、考えておかないと)
17: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:08:55.12 ID:gloOQyfc.net
花丸(ダイヤさんの守護霊、全く動じてない)
花丸(果南ちゃんの悪霊は…多少嫌がってるかな?このまま続けていけば)
ブルブル ブワッ
花丸「!!」ブンブン
果南「おお~、一転してあの槍みたいの振り始めたねー」
ダイヤ「あれ、振るものなのですね、知りませんでしたわ」
花丸(ちょっ、ちょっと!ひゃあ!)
18: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:09:29.05 ID:gloOQyfc.net
ヒュンヒュヒュン
花丸(あ、うわ、や、ヤバい、ずら!)
花丸「フッ、フッ、フッ」ブンブン
果南「ふふっ、必死に振ってるw」
ダイヤ「果南さん、失礼ですわよ」
花丸(必死だよ!!!)ゼーゼー
花丸(息が、持たな…)
ビュッ
花丸(あ、防ぎ切れなっ)
19: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:10:05.54 ID:gloOQyfc.net
果南「ん?あれ?」
ボンッ
花丸(え?)ゼーゼー
果南「なんか、体が軽くなった気がする!かも!」
花丸(悪霊が弾け飛んだ?)
ダイヤ「そうですか?わたくしは特には…」
果南「うん、やっぱり体が軽くなってるよ!」
花丸(まさか、果南ちゃん、力づくで悪霊に勝ったの?)
果南「空も飛べそう!!」
ダイヤ「何を言ってるんですがあなたは」
花丸(ええ~…)
果南「うん!」ググッ
果南「フッ」
ビョーン
ダイヤ「え?」
花丸「ええ~…」
20: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:10:41.22 ID:gloOQyfc.net
ヒューン トスッ
果南「凄い凄い!私、一度空飛んでみたかったんだ~」
ダイヤ「」
花丸「ははは♪」
果南「マルごめん!天井壊しちゃった…後で直すよ!」
ダイヤ「」
花丸「ははは♪」
果南「お詫びと言っちゃなんだけど…そこでトンビ捕まえてきたよ、一緒に食べよう!」
ダイヤ「」
花丸「わーいやったずらー、今日は焼き鳥だね♪」
花婆「現実逃避してんじゃないよ花丸」
果南ちゃんは空飛んで登校するようになりましたとさ
終わり
21: 名無しで叶える物語 2019/06/20(木) 00:11:06.31 ID:gloOQyfc.net
初投稿です
お目汚し失礼いたしました
果南ちゃんの守護霊は小さなカエルでした
バランスって大事ですね
花丸「ようこ…そっ」果南「?」