1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:14:53.24 ID:oeGvu6sq0
綾乃「歳納京子ー!!」スパァンッ!
千歳「お邪魔します~♪」
京子「おー、綾乃に千歳ー」
結衣「いらっしゃい、二人とも」
ちなつ「今お茶淹れますね~」パタパタ
千歳「吉川さんおおきに~」ニコニコ
綾乃「ちょっと千歳そうじゃないでしょっ!」
綾乃「歳納京子!この間のプリントまだ提出してないわよっ!」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:18:16.13 ID:oeGvu6sq0
京子「ああ、あれかぁ~。実はプリントなくしちゃってさ~」エヘヘ
綾乃「もう…、そんなことだろうと思って一枚持ってきたわよ…」
京子「おー!さすが綾乃!ありがとうっ」ダキッ
綾乃「ちょ、ちょっと何抱きついて…!」
京子「愛情表現です」キリッ
綾乃「愛…!?」
千歳「うふふ…」ダバダバ
あかり「た、大変っ!ティッシュティッシュー!」
綾乃「……い、いいから早く書きなさいよねっ///」
京子「ちぇ~」
ちなつ「先輩方、お茶が入りましたよ~」
結衣「今日も平和だな…」ズズズ…
千歳「平和が一番やで~」ニコニコ
あかり「ですねぇ~」
*----------
綾乃「全く歳納京子は…///」
千歳「でも抱きつかれて嬉しかったんやろ~?」ニコニコ
綾乃「ぜ、全然そんなことないんだからねっ!///」
千歳「あはは、顔真っ赤やで~」クスクス
千歳「さてさて、書類整理のほう手伝わんとな~」
ガラガラ
櫻子「プリンもぐし!」
向日葵「ちょっと櫻子っ!…あ」
綾乃「…あ」
櫻子「…?」モキュモキュ
千歳「あらあら」
*----------
綾乃「ま、まぁ書類整理も終わってたし、御褒美ってことで…」グスグス
千歳「よしよし」ナデナデ
櫻子「す、すんません…つい…」
向日葵「私がきちんと見張っていれば…。申し訳ありませんわ」
櫻子「なんだよー!良い子ぶりやがって!」
向日葵「なんですってー!」
ギャーギャー
綾乃「お、怒ってないから喧嘩しないでちょうだいっ」アセアセ
千歳(綾乃ちゃんも大概不憫な子やな…)ホロリ
*----------
綾乃「なんだか今日も疲れたわ…」
千歳「ふふ、お疲れ様やで綾乃ちゃん」
綾乃「ふああ…」
千歳「珍しいなぁ~。綾乃ちゃんがあくびなんて」
綾乃「き、昨日ちょっと夜更かししちゃって…///」
千歳「あらあら、ナニしてたん?」ウフフ
綾乃「勉強よっ!///」
綾乃「次の試験こそ、歳納京子に勝つんだから…ふあ…」
千歳「眠そうやねぇ」
千歳「綾乃ちゃんちょっとこっちきて?」
綾乃「…?」
千歳「はい」ポンポン
綾乃「…へ?」
千歳「膝枕したるから少しだけ寝とき?」
綾乃「な、何言って…!?」
千歳「ふらふらしながら帰るのは危険やで?」
綾乃「…で、でも///」
千歳「まぁまぁ」グイッ
綾乃「…う///」
千歳「千鶴も気持ち良さそうに眠ってくれるから膝枕には自信あるねん!」
綾乃(た、確かに柔らかくてひんやりして…///)
綾乃(あ…これ…いい…かも…)
綾乃「すぅ…」
千歳「……」
千歳「ふふ、寝顔もかわええなぁ」
千歳「いつも頑張ってるんだから、これくらいの役得はあってもええよね」
千歳「歳納さんの膝枕ならもっと喜ぶんやろうけど…」ズキ
千歳「……」
千歳「もう少し素直になれるとええね、綾乃ちゃん」ナデナデ
*----------
綾乃「…んぅ?」
千歳「……」
綾乃「あ、あれ?私…」
綾乃(そうだ、千歳の膝枕が気持ち良くて…)
綾乃(それで……///)
綾乃(…いつの間にか寝ちゃってたのね)
綾乃「千歳…?」
千歳「…ん」
千歳「…あ、おはよう綾乃ちゃん」エヘヘ
千歳「綾乃ちゃんの寝顔見てたらいつの間にか眠ってたわ~」
綾乃「…そ、そう///」
千歳「……」
綾乃「……///」
千歳「ほな帰ろか?」
綾乃「え、ええ…///」
*----------
綾乃「あら…あれは…」
千歳「ごらく部の皆やね…」
チナチュー!チョットキョーコセンパイ!オイコラ!アッカリーン
綾乃「……」
千歳(綾乃ちゃん…)
綾乃「歳納京子は…」
綾乃「吉川さんが好きなのかしら…」
千歳「……」
千歳「歳納さんはスキンシップが好きなだけやで~」
千歳「綾乃ちゃんだってさっき抱きつかれたやないの」クスクス
綾乃「あ、あれは…///」
千歳「大丈夫やって!綾乃ちゃんだってかわええんやから…」
千歳「もう少し素直になれれば歳納さんもイチコロやで!」
綾乃「素直に…」
千歳「うんうん」
綾乃「って!別に歳納京子のことなんて!///」
千歳「それや!それがいけないんやで綾乃ちゃん!」
綾乃「うっ…」
千歳「ウチも協力するから、頑張ろ?」ニコッ
綾乃「え?…ええ///」
綾乃「千歳…その…ありがとう…///」
千歳「いえいえ」ニコニコ
千歳(…綾乃ちゃんの幸せが、ウチの幸せやから)
*----------
綾乃「きょっ、きょきょきょきょ…」
京子「……」
綾乃「きょしのーとーこー!!」
京子「…はい?」
ナンデモナインダカラネ!アハハーナンダヨソレー
結衣「…ねぇ、綾乃どうしちゃったの?」
千歳「うーん、難しい乙女心やね…」
結衣「乙女心…ね…」
結衣「綾乃ってさ…。京子のこと、好きなのかな?」
千歳「…そういう船見さんはどうなん?」
千歳「幼馴染なんやろ?それによくお泊りもしてるみたいやし…」
結衣「私は…どうなんだろう」
結衣「ふふ、距離が近過ぎるってのも考え物だよね」
千歳「…そう、そうやね…」
結衣「……」
*----------
千歳(距離が近過ぎるのも考え物、か…)
千歳(もし…)
千歳(…いや、やめとこ)フルフル
コンコン
千鶴『姉さん、起きてる…?』
千歳「…うん、起きてるよ」
千鶴『入っても、いい…?』
千歳「…ええよ~」
千鶴「…姉さん」
千歳「ふふ、おいで~」
千鶴「…うん」
千鶴「……」モソモソ
千歳「千鶴はほんまに甘えん坊さんやね」
千鶴「……」
千鶴「姉さん、何かあった?」
千歳「…何か、って…?」
千鶴「何だか、元気なかったから…」
千歳「……」
千鶴「…杉浦さんのこと?」
千歳「……」
千歳「ふぅ、どうして好きになってしもたんやろなぁ」
千歳「好きにならなければ、こんな…」
千鶴「姉さん…」
千歳「でも、ウチ頑張るよ」
千歳「綾乃ちゃんの幸せがウチの幸せやから…」
千鶴「姉さんは、本当にそれで…」
千歳「ええんよ」
千歳「好きな人やもん」
千歳「ずっと笑っていてほしいから」
千歳「だから、…今日だけは、…ぐすっ」
千鶴「…うん」
千歳「ウチ、嫌な子や…!歳納さんと船見さんが両想いなら、なんて考えて…!」
千歳「そないなことになったら綾乃ちゃんが悲しむのは分かってるのに…!」
千鶴「……」グスッ
千歳「ごめん…、ごめんな綾乃ちゃん…」
千鶴「姉さんは悪くないよ…」
千鶴(私だって、歳納と船見さんが両想いならって…)
千鶴(姉さんが杉浦さんの幸せを願うなら、その分私が姉さんの幸せを願うから…)
千鶴(だから…)
千鶴(泣かないで、姉さん…)
*----------
千歳「学校休んでしもた…」
千歳「こんな顔じゃ行けへんもんなぁ…」アハハ
千歳「綾乃ちゃん大丈夫やろか…」
千歳「いやいや、綾乃ちゃんは強い子やから、大丈夫!」
千歳「きっと今頃は歳納さんと…うふふ」スチャ
千歳「……」ズキ
千歳「鼻血、出んようになってしもた…」
千歳「……」グス
千歳「あんなこと、しなければ良かったな…」
*----------
千歳『もう少し素直になれるとええね、綾乃ちゃん』ナデナデ
綾乃『ん…、千歳…』
千歳『……』ドキ
千歳『……綾乃ちゃん』
綾乃『ん…』
千歳『……』チュッ
千歳『……はっ』
千歳『ウ、ウチはなんてことを…』
千歳『お、おでこやし、セーフセーフ』
綾乃『すぅ…すぅ…』
千歳『……』
千歳『綾乃ちゃん…、大好きやで』
千歳『だから…』
*----------
千歳「諦められると思ったんやけどな…」
千歳「歯止めが効かんようになるなんて…」
千歳「悪いことはするもんやないね…」
千歳「もう少し…、寝よかな…」
千歳「起きたら…きっと…」
千歳「……」
*----------
千歳『杉浦さん、やっけ?』
綾乃『は、はひっ!?』
千歳『あはは、緊張せんでもええよ~』
千歳『ウチ、池田千歳いいます~』
綾乃『すっ、杉浦綾乃でございますっ』
千歳『あはは、仲良うしたってな~』
綾乃『…こ、こちらこそ、よろしくねっ』パァァ
千歳『生徒会に?』
綾乃『う、うん…。その…勇気出して入ってみようかと思うの』
千歳『うんうん、いいと思うで!』
綾乃『そ、それでその…良かったら一緒に…』
千歳『ウチが?』
綾乃『だめ…かしら?』
千歳『ウチは推薦人やろうと思ったんやけど…それも良さそうやねぇ~』
綾乃『じゃ、じゃあ…?』
千歳『一緒に頑張ろうな~』
綾乃『うんっ』ニコッ
綾乃『あっ!この間のプリント、歳納京子だけ提出してない!』
綾乃『仕方ないわねぇ…。これは直接取りに行かないと!』
千歳『あはは、ほんまは歳納さんと喋りたいだけとちゃうん?』
綾乃『う、うるさいわねっ!ほら、千歳も行くわよっ!』
千歳『一人で行くのが恥ずかしいのん?』
綾乃『ち、違うわよ!?』
千歳『うふふ、ええよ~。一緒に行こ?』
綾乃『あ…、ありがと///』
*----------
千歳「…夢、か」
千歳「懐かしい夢やな…」
千歳「そうや。ウチはあの綾乃ちゃんの笑顔が見たくて…」
千歳「……うん」
千歳「ウチはまだ、頑張れるで!」
*----------
千歳「おはよう千鶴~」
千鶴「あ、姉さんおはよう」
千歳「心配かけてごめんな~」
千鶴「…もう、大丈夫?」
千歳「ばっちりやで!」
千鶴「…なら良かった」ニコッ
千歳「ありがとな、千鶴~」
千鶴(頑張ってね、姉さん…)
*----------
千歳「綾乃ちゃんおはよう~」
綾乃「おはよう、千歳。もう大丈夫?」
千歳「心配かけてごめんな~」
綾乃「放課後お見舞いに行ったんだけど、寝てたから…」
千歳「そ、そうだったん…?起こしてくれれば…」
綾乃「ふふ、気持ち良さそうに眠ってたし、病人を起こせるわけないじゃない」
千歳「ごめんなぁ~」
綾乃「謝ってばっかりね…。次謝ったら罰金バッキンガムよ?」
千歳「あはは、ほなら学校行こか~」
綾乃「ええ」
ユイニャーン!オ…オイコラ!イイジャンダレモミテナインダシサー!
千歳「……」
綾乃「……」
千歳「あ、あの…」
綾乃「もう、ほんとに歳納京子ったら」クスッ
千歳「!?」
千歳「あ、綾乃ちゃん…?」
綾乃「あの二人ね、付き合い始めたんだって」
千歳「……へ?」
綾乃「一昨日、船見さんが告白したみたい」
綾乃「昨日歳納京子が嬉しそうに教えてくれたわ」
千歳「そうなん……」
綾乃「ふふ、なんだかあんまり悲しくなくて…」
綾乃「普段のあの子の態度を見てたからかしら…?」
綾乃「ううん、きっとそれだけじゃない」
綾乃「こんな風に思えるようになったのはきっと千歳のお陰」
千歳「ウチの…?」
綾乃「私の幸せが、千歳の幸せなんでしょう?」
綾乃「私も、歳納京子が幸せならそれでいいと思えるようになろうって…」
千歳「な、なんで知って…?」
綾乃「あ、あの日…///」
綾乃「千歳が…膝枕してくれた日のこと…///」
千歳「……!」
*----------
千歳『綾乃ちゃん…、大好きやで』
千歳『だから…』
千歳『幸せになってな、綾乃ちゃん』
千歳『それがウチの幸せやから…』
千歳『それまでは…ずっとそばにいるで』
*----------
千歳「ずっと、起きてたん…?」
綾乃「起きてすぐは、夢かと思ってたけど…」
綾乃「おでこに、その…感触が残ってて…///」
千歳「……ご、ごめんな///」
綾乃「う、ううん。凄く…」
綾乃「…凄く、嬉しかった」
綾乃「千歳の気持ちも、それを押し殺してまで私を応援してくれたことも」
綾乃「それだけじゃないわ」
綾乃「一人でいた私に最初に話しかけてくれたこと」
綾乃「一緒に生徒会に入ってくれたこと」
綾乃「私に付き合ってごらく部の部室に行ってくれること」
綾乃「いつも…そばにいてくれること…」
綾乃「全部、全部…」
綾乃「千歳が、私のそばに居てくれて嬉しい」
千歳「綾乃ちゃん…」
綾乃「私、頑張るからねっ」
千歳「え?」
綾乃「千歳が今まで私にくれたもの、きっと返すから!」
千歳「…うん」
千歳「楽しみにしてるで!」ニコッ
おしまい!
膝枕してイチャイチャするあやちとを書いてたはずなのにどうしてこうなった
支援ありがとうでした!
元スレ
京子「ああ、あれかぁ~。実はプリントなくしちゃってさ~」エヘヘ
綾乃「もう…、そんなことだろうと思って一枚持ってきたわよ…」
京子「おー!さすが綾乃!ありがとうっ」ダキッ
綾乃「ちょ、ちょっと何抱きついて…!」
京子「愛情表現です」キリッ
綾乃「愛…!?」
千歳「うふふ…」ダバダバ
あかり「た、大変っ!ティッシュティッシュー!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:21:13.04 ID:oeGvu6sq0
綾乃「……い、いいから早く書きなさいよねっ///」
京子「ちぇ~」
ちなつ「先輩方、お茶が入りましたよ~」
結衣「今日も平和だな…」ズズズ…
千歳「平和が一番やで~」ニコニコ
あかり「ですねぇ~」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:24:09.64 ID:oeGvu6sq0
*----------
綾乃「全く歳納京子は…///」
千歳「でも抱きつかれて嬉しかったんやろ~?」ニコニコ
綾乃「ぜ、全然そんなことないんだからねっ!///」
千歳「あはは、顔真っ赤やで~」クスクス
千歳「さてさて、書類整理のほう手伝わんとな~」
ガラガラ
櫻子「プリンもぐし!」
向日葵「ちょっと櫻子っ!…あ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:27:12.89 ID:oeGvu6sq0
綾乃「…あ」
櫻子「…?」モキュモキュ
千歳「あらあら」
*----------
綾乃「ま、まぁ書類整理も終わってたし、御褒美ってことで…」グスグス
千歳「よしよし」ナデナデ
櫻子「す、すんません…つい…」
向日葵「私がきちんと見張っていれば…。申し訳ありませんわ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:30:31.47 ID:oeGvu6sq0
櫻子「なんだよー!良い子ぶりやがって!」
向日葵「なんですってー!」
ギャーギャー
綾乃「お、怒ってないから喧嘩しないでちょうだいっ」アセアセ
千歳(綾乃ちゃんも大概不憫な子やな…)ホロリ
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:33:04.43 ID:oeGvu6sq0
*----------
綾乃「なんだか今日も疲れたわ…」
千歳「ふふ、お疲れ様やで綾乃ちゃん」
綾乃「ふああ…」
千歳「珍しいなぁ~。綾乃ちゃんがあくびなんて」
綾乃「き、昨日ちょっと夜更かししちゃって…///」
千歳「あらあら、ナニしてたん?」ウフフ
綾乃「勉強よっ!///」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:36:09.34 ID:oeGvu6sq0
綾乃「次の試験こそ、歳納京子に勝つんだから…ふあ…」
千歳「眠そうやねぇ」
千歳「綾乃ちゃんちょっとこっちきて?」
綾乃「…?」
千歳「はい」ポンポン
綾乃「…へ?」
千歳「膝枕したるから少しだけ寝とき?」
綾乃「な、何言って…!?」
千歳「ふらふらしながら帰るのは危険やで?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:39:11.89 ID:oeGvu6sq0
綾乃「…で、でも///」
千歳「まぁまぁ」グイッ
綾乃「…う///」
千歳「千鶴も気持ち良さそうに眠ってくれるから膝枕には自信あるねん!」
綾乃(た、確かに柔らかくてひんやりして…///)
綾乃(あ…これ…いい…かも…)
綾乃「すぅ…」
千歳「……」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:42:09.91 ID:oeGvu6sq0
千歳「ふふ、寝顔もかわええなぁ」
千歳「いつも頑張ってるんだから、これくらいの役得はあってもええよね」
千歳「歳納さんの膝枕ならもっと喜ぶんやろうけど…」ズキ
千歳「……」
千歳「もう少し素直になれるとええね、綾乃ちゃん」ナデナデ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:45:09.91 ID:oeGvu6sq0
*----------
綾乃「…んぅ?」
千歳「……」
綾乃「あ、あれ?私…」
綾乃(そうだ、千歳の膝枕が気持ち良くて…)
綾乃(それで……///)
綾乃(…いつの間にか寝ちゃってたのね)
綾乃「千歳…?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:48:07.06 ID:oeGvu6sq0
千歳「…ん」
千歳「…あ、おはよう綾乃ちゃん」エヘヘ
千歳「綾乃ちゃんの寝顔見てたらいつの間にか眠ってたわ~」
綾乃「…そ、そう///」
千歳「……」
綾乃「……///」
千歳「ほな帰ろか?」
綾乃「え、ええ…///」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:51:22.53 ID:oeGvu6sq0
*----------
綾乃「あら…あれは…」
千歳「ごらく部の皆やね…」
チナチュー!チョットキョーコセンパイ!オイコラ!アッカリーン
綾乃「……」
千歳(綾乃ちゃん…)
綾乃「歳納京子は…」
綾乃「吉川さんが好きなのかしら…」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:54:15.57 ID:oeGvu6sq0
千歳「……」
千歳「歳納さんはスキンシップが好きなだけやで~」
千歳「綾乃ちゃんだってさっき抱きつかれたやないの」クスクス
綾乃「あ、あれは…///」
千歳「大丈夫やって!綾乃ちゃんだってかわええんやから…」
千歳「もう少し素直になれれば歳納さんもイチコロやで!」
綾乃「素直に…」
千歳「うんうん」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 18:57:09.13 ID:oeGvu6sq0
綾乃「って!別に歳納京子のことなんて!///」
千歳「それや!それがいけないんやで綾乃ちゃん!」
綾乃「うっ…」
千歳「ウチも協力するから、頑張ろ?」ニコッ
綾乃「え?…ええ///」
綾乃「千歳…その…ありがとう…///」
千歳「いえいえ」ニコニコ
千歳(…綾乃ちゃんの幸せが、ウチの幸せやから)
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:00:11.06 ID:oeGvu6sq0
*----------
綾乃「きょっ、きょきょきょきょ…」
京子「……」
綾乃「きょしのーとーこー!!」
京子「…はい?」
ナンデモナインダカラネ!アハハーナンダヨソレー
結衣「…ねぇ、綾乃どうしちゃったの?」
千歳「うーん、難しい乙女心やね…」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:03:10.88 ID:oeGvu6sq0
結衣「乙女心…ね…」
結衣「綾乃ってさ…。京子のこと、好きなのかな?」
千歳「…そういう船見さんはどうなん?」
千歳「幼馴染なんやろ?それによくお泊りもしてるみたいやし…」
結衣「私は…どうなんだろう」
結衣「ふふ、距離が近過ぎるってのも考え物だよね」
千歳「…そう、そうやね…」
結衣「……」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:06:12.32 ID:oeGvu6sq0
*----------
千歳(距離が近過ぎるのも考え物、か…)
千歳(もし…)
千歳(…いや、やめとこ)フルフル
コンコン
千鶴『姉さん、起きてる…?』
千歳「…うん、起きてるよ」
千鶴『入っても、いい…?』
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:09:18.22 ID:oeGvu6sq0
千歳「…ええよ~」
千鶴「…姉さん」
千歳「ふふ、おいで~」
千鶴「…うん」
千鶴「……」モソモソ
千歳「千鶴はほんまに甘えん坊さんやね」
千鶴「……」
千鶴「姉さん、何かあった?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:12:13.96 ID:oeGvu6sq0
千歳「…何か、って…?」
千鶴「何だか、元気なかったから…」
千歳「……」
千鶴「…杉浦さんのこと?」
千歳「……」
千歳「ふぅ、どうして好きになってしもたんやろなぁ」
千歳「好きにならなければ、こんな…」
千鶴「姉さん…」
千歳「でも、ウチ頑張るよ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:15:11.92 ID:oeGvu6sq0
千歳「綾乃ちゃんの幸せがウチの幸せやから…」
千鶴「姉さんは、本当にそれで…」
千歳「ええんよ」
千歳「好きな人やもん」
千歳「ずっと笑っていてほしいから」
千歳「だから、…今日だけは、…ぐすっ」
千鶴「…うん」
千歳「ウチ、嫌な子や…!歳納さんと船見さんが両想いなら、なんて考えて…!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:18:17.05 ID:oeGvu6sq0
千歳「そないなことになったら綾乃ちゃんが悲しむのは分かってるのに…!」
千鶴「……」グスッ
千歳「ごめん…、ごめんな綾乃ちゃん…」
千鶴「姉さんは悪くないよ…」
千鶴(私だって、歳納と船見さんが両想いならって…)
千鶴(姉さんが杉浦さんの幸せを願うなら、その分私が姉さんの幸せを願うから…)
千鶴(だから…)
千鶴(泣かないで、姉さん…)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:21:10.35 ID:oeGvu6sq0
*----------
千歳「学校休んでしもた…」
千歳「こんな顔じゃ行けへんもんなぁ…」アハハ
千歳「綾乃ちゃん大丈夫やろか…」
千歳「いやいや、綾乃ちゃんは強い子やから、大丈夫!」
千歳「きっと今頃は歳納さんと…うふふ」スチャ
千歳「……」ズキ
千歳「鼻血、出んようになってしもた…」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:24:08.02 ID:oeGvu6sq0
千歳「……」グス
千歳「あんなこと、しなければ良かったな…」
*----------
千歳『もう少し素直になれるとええね、綾乃ちゃん』ナデナデ
綾乃『ん…、千歳…』
千歳『……』ドキ
千歳『……綾乃ちゃん』
綾乃『ん…』
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:27:23.63 ID:oeGvu6sq0
千歳『……』チュッ
千歳『……はっ』
千歳『ウ、ウチはなんてことを…』
千歳『お、おでこやし、セーフセーフ』
綾乃『すぅ…すぅ…』
千歳『……』
千歳『綾乃ちゃん…、大好きやで』
千歳『だから…』
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:30:10.30 ID:oeGvu6sq0
*----------
千歳「諦められると思ったんやけどな…」
千歳「歯止めが効かんようになるなんて…」
千歳「悪いことはするもんやないね…」
千歳「もう少し…、寝よかな…」
千歳「起きたら…きっと…」
千歳「……」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:33:11.80 ID:oeGvu6sq0
*----------
千歳『杉浦さん、やっけ?』
綾乃『は、はひっ!?』
千歳『あはは、緊張せんでもええよ~』
千歳『ウチ、池田千歳いいます~』
綾乃『すっ、杉浦綾乃でございますっ』
千歳『あはは、仲良うしたってな~』
綾乃『…こ、こちらこそ、よろしくねっ』パァァ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:36:11.82 ID:oeGvu6sq0
千歳『生徒会に?』
綾乃『う、うん…。その…勇気出して入ってみようかと思うの』
千歳『うんうん、いいと思うで!』
綾乃『そ、それでその…良かったら一緒に…』
千歳『ウチが?』
綾乃『だめ…かしら?』
千歳『ウチは推薦人やろうと思ったんやけど…それも良さそうやねぇ~』
綾乃『じゃ、じゃあ…?』
千歳『一緒に頑張ろうな~』
綾乃『うんっ』ニコッ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:39:36.48 ID:oeGvu6sq0
綾乃『あっ!この間のプリント、歳納京子だけ提出してない!』
綾乃『仕方ないわねぇ…。これは直接取りに行かないと!』
千歳『あはは、ほんまは歳納さんと喋りたいだけとちゃうん?』
綾乃『う、うるさいわねっ!ほら、千歳も行くわよっ!』
千歳『一人で行くのが恥ずかしいのん?』
綾乃『ち、違うわよ!?』
千歳『うふふ、ええよ~。一緒に行こ?』
綾乃『あ…、ありがと///』
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:42:44.82 ID:oeGvu6sq0
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千歳「…夢、か」
千歳「懐かしい夢やな…」
千歳「そうや。ウチはあの綾乃ちゃんの笑顔が見たくて…」
千歳「……うん」
千歳「ウチはまだ、頑張れるで!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:45:22.56 ID:oeGvu6sq0
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千歳「おはよう千鶴~」
千鶴「あ、姉さんおはよう」
千歳「心配かけてごめんな~」
千鶴「…もう、大丈夫?」
千歳「ばっちりやで!」
千鶴「…なら良かった」ニコッ
千歳「ありがとな、千鶴~」
千鶴(頑張ってね、姉さん…)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:48:18.19 ID:oeGvu6sq0
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千歳「綾乃ちゃんおはよう~」
綾乃「おはよう、千歳。もう大丈夫?」
千歳「心配かけてごめんな~」
綾乃「放課後お見舞いに行ったんだけど、寝てたから…」
千歳「そ、そうだったん…?起こしてくれれば…」
綾乃「ふふ、気持ち良さそうに眠ってたし、病人を起こせるわけないじゃない」
千歳「ごめんなぁ~」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:51:07.95 ID:oeGvu6sq0
綾乃「謝ってばっかりね…。次謝ったら罰金バッキンガムよ?」
千歳「あはは、ほなら学校行こか~」
綾乃「ええ」
ユイニャーン!オ…オイコラ!イイジャンダレモミテナインダシサー!
千歳「……」
綾乃「……」
千歳「あ、あの…」
綾乃「もう、ほんとに歳納京子ったら」クスッ
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:54:08.64 ID:oeGvu6sq0
千歳「!?」
千歳「あ、綾乃ちゃん…?」
綾乃「あの二人ね、付き合い始めたんだって」
千歳「……へ?」
綾乃「一昨日、船見さんが告白したみたい」
綾乃「昨日歳納京子が嬉しそうに教えてくれたわ」
千歳「そうなん……」
綾乃「ふふ、なんだかあんまり悲しくなくて…」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 19:57:17.28 ID:oeGvu6sq0
綾乃「普段のあの子の態度を見てたからかしら…?」
綾乃「ううん、きっとそれだけじゃない」
綾乃「こんな風に思えるようになったのはきっと千歳のお陰」
千歳「ウチの…?」
綾乃「私の幸せが、千歳の幸せなんでしょう?」
綾乃「私も、歳納京子が幸せならそれでいいと思えるようになろうって…」
千歳「な、なんで知って…?」
綾乃「あ、あの日…///」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 20:00:11.55 ID:oeGvu6sq0
綾乃「千歳が…膝枕してくれた日のこと…///」
千歳「……!」
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千歳『綾乃ちゃん…、大好きやで』
千歳『だから…』
千歳『幸せになってな、綾乃ちゃん』
千歳『それがウチの幸せやから…』
千歳『それまでは…ずっとそばにいるで』
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 20:03:13.18 ID:oeGvu6sq0
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千歳「ずっと、起きてたん…?」
綾乃「起きてすぐは、夢かと思ってたけど…」
綾乃「おでこに、その…感触が残ってて…///」
千歳「……ご、ごめんな///」
綾乃「う、ううん。凄く…」
綾乃「…凄く、嬉しかった」
綾乃「千歳の気持ちも、それを押し殺してまで私を応援してくれたことも」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 20:06:09.96 ID:oeGvu6sq0
綾乃「それだけじゃないわ」
綾乃「一人でいた私に最初に話しかけてくれたこと」
綾乃「一緒に生徒会に入ってくれたこと」
綾乃「私に付き合ってごらく部の部室に行ってくれること」
綾乃「いつも…そばにいてくれること…」
綾乃「全部、全部…」
綾乃「千歳が、私のそばに居てくれて嬉しい」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 20:09:19.46 ID:oeGvu6sq0
千歳「綾乃ちゃん…」
綾乃「私、頑張るからねっ」
千歳「え?」
綾乃「千歳が今まで私にくれたもの、きっと返すから!」
千歳「…うん」
千歳「楽しみにしてるで!」ニコッ
おしまい!
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/26(月) 20:10:20.41 ID:oeGvu6sq0
膝枕してイチャイチャするあやちとを書いてたはずなのにどうしてこうなった
支援ありがとうでした!
千歳「ウチの好きな人」