1: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:44:42.47 ID:uyVY+OxU.net
曜「……はい?」
千歌「なんか……大事な日がする!!!」
曜「いや……千歌ちゃん誕生日8月1日でしょ?」
千歌「でも……なんか…!」ワナワナ
千歌「…はっ!」
千歌「今日穂乃果さんの誕生日だったりする!?」
曜「今日は岡村隆史さんの誕生日だよ。」
千歌「だぁぁ!!違うのだぁぁぁ!!!」
千歌「…………ちょっと行ってくる!!」ダッ!
曜「どこに!?」
千歌「みんなに今日はなんの日か聞いてみるのだ!!」タッタッタッタ…
曜「えぇ!?」
ウォォォォォオ!!!
曜「あぁ…行っちゃった……」
曜「……」
曜「……あ、8月14日予定空けないと…」
曜「…………なんでだっけ?」
2: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:50:40.05 ID:uyVY+OxU.net
梨子「~♪」
千歌「梨子ちゃぁぁぁぁん!!!」タッタッタッタ
梨子「ひぃぃ!!」ビクッ!
千歌「はぁ…はぁ……はぁ…」
梨子「ど、ど、どうしたの!?」
千歌「た、卵焼き作って!!!」
梨子「な、なんで!?」
千歌「いいから!!食べたいの!!」
梨子「う、うん!!」
千歌「いただきます!!」ガツガツ
千歌「あっつ!水!水!!」ゴクゴク
千歌「…ぷはぁ!」
梨子「そんな焦んなくても……」
千歌「美味しい!!」
梨子「…ふぇ?」
千歌「やっぱり梨子ちゃんの卵焼きは最高だね!!」
梨子「あ、ありがと…///」
千歌「ところでさ!」
梨子「ん?」
千歌「今日なんの日!?」
梨子「えっと…板野友美さんの誕生日だけど……」
千歌「これも違うぅぅぅ!!」
梨子「な、なにが?」
千歌「じゃあね!!」ダッ!
梨子「…えぇ!?」
梨子「千歌ちゃんどこ行くの!?」
千歌「わかんない!!」タッタッタッタ
梨子「ちょっと!卵焼き食べて終わりなの!?」
ウォォォォォオ!!!
梨子「台風みたいだったな……」
梨子「さて!川柳少女でもみよっかな!」
梨子「…………」
梨子「私…アニメあんまりみないのに……なんでこれだけ観ちゃうんだろ……」
鞠莉「……ズズッ」
鞠莉「う~ん♡やっぱりCoffeeは最高ねっ♡」
千歌「鞠莉ちゃぁぁぁん!!」ドタドタ
鞠莉「ちかっち!?」
千歌「はぁ…はぁ……」
鞠莉「汗びっしょりじゃない!!どうしたのよ!」
千歌「キスして!!」
鞠莉「……えっ?」
千歌「千歌のほっぺにキスして!!」
鞠莉「…………はぁ!?///」
鞠莉「Why!?」
千歌「いいから!なんか無償にキスされたいの!!」
鞠莉「うううぅ…///」
チュッ…♡
鞠莉「こ、これで満足?///」
千歌「うん!!」
千歌「ところで鞠莉ちゃん!今日誰かの誕生日だったりする?」
鞠莉「たしか…トム・クルーズの誕生日だったわね……」
千歌「う~ん……なんか違うような……」
鞠莉「そ、それで…なんでちかっちはマリーにkissされたかったの?」
千歌「まぁ私の小原鞠莉ですから…」キリッ
鞠莉「~~~っ!」ドキッ
千歌「バイバイ!!」タッタッタッタ
鞠莉「ちかっち…///」
鞠莉「……でも、なんかちかっちらしくなかったわね…………」
鞠莉「……まぁいいわ!!」
鞠莉「さてと!ミンヨーでも歌おうかしら!」
鞠莉「……あれ?いつもメタルやパンクしか聴かないのに………なんでミンヨーなんか…」
ダイヤ「ルビィ!今日はμ'sのDVDを観ましょう!」
ルビィ「わぁい!みるみる!」
ガラッ!バンッ!
千歌「お邪魔します!!!」
ダイルビ「!?」
ダイヤ「千歌さん!?なぜ私達の家に!?」
千歌「はぁ……はぁ…」
千歌「千歌も…よくわかりません……」
ルビィ「と、とりあえず落ち着こ!はい!お水!」
千歌「ありがと……ングッ……ぷはぁ!!」
千歌「ふぃ~、疲れた~………」
ダイヤ「それで……一体どうしたんですの?」
千歌「う~ん…今日ってなんか誰かの誕生日だったりしますか?ほら!記念日みたいな!」
ダイヤ「たしか…稀勢の里さんの誕生日でしたわね。」
千歌「う~ん…なんか違うような……」
ルビィ「あ、あと今日は語呂合わせで"波"の日らしいよ!!」
千歌「波…!」ピクッ
ダイヤ「……千歌さん?」
千歌「なんか……ピンときたような………」
千歌「…………」
千歌「ああぁぁぁダメだ!!出てこない!!」クシャクシャ
ダイヤ「お、落ち着いて!」
千歌「それで…2人はなにしようとしてたんですか?」
ダイヤ「ふっふっふ……今から私達はμ'sのライブDVDを観ますの!!」
ルビィ「うん!」
千歌「ほぇ~!!」
ルビィ「ほら!観て!」
千歌「あ、花陽ちゃん!!」
ルビィ「ピギッ!」ビクッ
ルビィ「ち、千歌ちゃんって花陽ちゃん推しなの……?」
千歌「うん!!………あれ?なんか…違うような……」
千歌「千歌は穂乃果さん推しのような……花陽ちゃん推しだったっけ……」
千歌「うぅぅぅぅ!!」
ルビィ「だ、大丈夫…?」
千歌「……あれ?なんだ…??」
ダイヤ「……」
ルビィ「みんなのところには行ったの?」
千歌「うん………あっ!そうだ!」
千歌「花丸ちゃんならなにかわかるかも!!」
千歌「行ってくる!!」
ルビィ「あ、うん……」
ウォォォォォオ!!!
ルビィ「なんか…千歌ちゃんすごかったね…」
ダイヤ「……」
ルビィ「お姉ちゃん?」
ダイヤ「…zzZ」
ルビィ「寝てる!?」
ダイヤ「あぁごめんなさい、ちょっと…」
ルビィ「んも~!」
ダイヤ「さて!DVDを観る前にちょっとサウナへ……」
ルビィ「へ?」
ダイヤ「………なんで私はサウナなんかに…!!」
ルビィ「お姉ちゃん大丈夫?」
ルビィ「もっと文化的に行こうよ!今日は文化の日だよ!!」
ダイルビ「……」
ダイルビ「……?」
花丸「……」ジーッ
ガラッ!
千歌「いたっ!!」
花丸「ずらぁ!?」
千歌「花丸ちゃん!今日はなんの日!?」
花丸「……なんでそんなこと聞くずら?」
説明中……
千歌「えっと…つまりこういうこと。」
花丸「なるほど……」
千歌「花丸ちゃん博識だからなにかわかるかな~って。」
花丸「今日は岡崎体育の誕生日だけど…」
千歌「う~ん……これも違うような……」
花丸「…………」
花丸「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥と言おうか、嫌悪と言おうか、何かが私をいたたまらずさせるのだ。それで始終私は街から街を浮浪し続けていた。」
千歌「?」
花丸「これはとある本の一節ずら。」
花丸「千歌ちゃんはその状況によく似てるずら。」
花丸「まぁ千歌ちゃんの場合は逃げてるんじゃなくて探してるんだけど……」
千歌「それでそれで!その本の最後ってどんな感じなの!」
花丸「丸善が爆発して終わるずら。」
千歌「えぇ!?なにそれ!?」
花丸「物語とは摩訶不思議ずら。」
花丸「でも解決方法はあるずら。」
千歌「お、おしえて!」
花丸「まぁ解決っていうか慰め方だけど……」
花丸「贅沢なものや美しいもの、触覚に媚びてくるものなどが千歌ちゃんのまわりにあるならそれを……」
千歌「なるほど!!贅沢すればいいんだね!!ありがとう!」ダッ!
花丸「え?」
千歌「……そうだ!善子ちゃんのところ行こう!」
ウォォォォォオ!!!
花丸「行っちゃったずら……」
花丸「……まいっか。」
花丸「さて!!どの本を血に染めようかな~♪」
花丸「………」ゾワッ
花丸「な、なんでおらそんな物騒なこと言っちゃったずら!?!?」
花丸「でも…その響き……嫌いじゃないずら。」
善子「~♪」
善子「マリオメーカー2買ったし!帰って早速…!」ガチャ
千歌「あぁ、おかえり。」
善子「!?」ビクッ
善子「な、なんでヨハネの家にいるのよ!」
千歌「おばさんに言ったらあげてくれたよ?」
善子「ぐっ……」
千歌「疲れたでしょ?」
善子「ま、まぁ暑かったし……」
千歌「そっか……おいで。」
善子「……は?」
千歌「ほら……ハグだよ?」
善子「い、いやよ!!恥ずかしい!!」
千歌「恥ずかしがらなくてもいいんだよ?」
善子「……///」
ギュッ…
千歌「おかえり。」キリッ
善子「た、ただいま…///」
ちかよし「……」
善子「……なにこれ?」
千歌「……さぁ?」
千歌「……あー!!」
善子「な、なによ!いきなり大声だして!」
千歌「それマリオメーカー2じゃん!!」
善子「ふっ……気づいたようね。」
千歌「任天堂だ!!任天堂だ!!」ピョンピョン
善子「…やる?」
千歌「やる!!」
善子(千歌って任天堂好きなんだ……)
千歌「……ねぇ善子ちゃん。」ピコピコ
善子「ん?」ピコピコ
千歌「今日ってなんの日かわかる?」ピコピコ
善子「ヨハネの誕生日10日前記念日。」ピコピコ
千歌「……あー」
千歌「……それ以外は?」
善子「我が同胞!宇田川あこの誕生日よ!」キリッ
千歌「…………なんか違うな~」
善子「なにが違うのよ!」
千歌「じゃあね!!」ダッ!
善子「はぁ!?ちょっと!!」
ウォォォォォオ!!!
善子「あぁ……」
善子「…………」
善子「…………」
善子「…ねぇ、聞こえる?もう1人の私。」
善子「ヨハネの誕生日まであと10日よ。」
善子「あなたが1番祝ってくれるのわかってるから……楽しみにしてるわ。」
善子「 」
果南「ありがとうございました~!」
果南「……よし!これで終わり!」
千歌「果南ちゃん!!」
果南「おぉ千歌!どーしたの?」
千歌「……果南ちゃんってよく千歌のお尻触るよね。」
果南「な、なんて?」
千歌「ん、なんでもない。」
果南「それで?用があってここに来たんでしょ?」
千歌「あ、そーだった!」
説明中…
果南「へ~…なにかの記念日ね~……」
千歌「うん…わかんなかったからみんなに聞いてみたけど…やっぱりわかんなくて……」
千歌「果南ちゃんなにか知ってる?」
果南「賀来賢人の誕生日って聞いたけど……」
千歌「それじゃない気がするなぁ~……」
果南「あはは……そっか…………」
千歌「ずっとわかんなくて……」
果南「こういうのって案外しょうもない事だったりするよね。単なる語呂合わせとか。」
千歌「うぅ~」
果南「まぁそんなに深く考えない方がいいんじゃない?」ポンポン
千歌「……」
果南「ほら!そろそろ帰りな!」
千歌「うん……」テクテク
果南「…………」
果南「あ、今日LIVE配信の日だったような……」
果南「………何言ってるんだ私?」
浜辺
ザザーン……
千歌「はぁ…結局わからずじまいで終わっちゃった……」
千歌「…………」
果南ちゃんの言う通り、
ただのしょうもない記念日かもしれないな。
ただの語呂合わせで、それだけで騒いで…
……でもなんでだろう、
すごい祝わないといけない気がする。
どうしてなのかな?千歌もよくわかんないや。
……もし、
お祝いする相手が、千歌にとってかけがえのない存在だったら……
千歌のためにいっぱい努力して、いっぱい汗かいて、いっぱい泣いて、いっぱい喜んでくれてる人だったら……千歌は……!
千歌「…………すぅ~!」
千歌「おめでとぉぉおおぉぉぉおぉ!!!!!」
オメデトー!
メデトー!!
デトー…
トー……
千歌「はぁ……はぁ………」
千歌「はぁ…………」
千歌「なんで叫んだんだろう……」
千歌「はぁ…帰ろ……」スタスタ
『ありがとう、千歌ちゃん。』
千歌「……!」バッ!
千歌「だ、誰!」キョロキョロ
千歌「今の声………」
千歌(優しくて…温かくて……)ウルウル
千歌「…あれ?なんで千歌泣いてるの?」ポロポロ
千歌「グスッ……なんで……?」ポロポロ
千歌「……っ!」ゴシゴシ
千歌「……今泣いたらダメな気がする。」
曜「お~い!千歌ちゃ~ん!」
千歌「あ、曜ちゃん!」
曜「どう?わかったの?」
千歌「うん!!」ニコー
曜「……そっか!」
曜「帰ろ!千歌ちゃん!」
千歌「うん!!」
いつかその人が千歌の前に来るかもしれない……
ないてちゃダメだよね!
みんなみたいに強くなるために!
あの声は絶対に忘れない!
ん~…でも誰だったんだろう……
じっくり考えよ!
ゆくゆくは…会えるといいな。
終わりです。
元スレ
梨子「~♪」
千歌「梨子ちゃぁぁぁぁん!!!」タッタッタッタ
梨子「ひぃぃ!!」ビクッ!
千歌「はぁ…はぁ……はぁ…」
梨子「ど、ど、どうしたの!?」
千歌「た、卵焼き作って!!!」
梨子「な、なんで!?」
千歌「いいから!!食べたいの!!」
梨子「う、うん!!」
3: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:51:32.40 ID:uyVY+OxU.net
千歌「いただきます!!」ガツガツ
千歌「あっつ!水!水!!」ゴクゴク
千歌「…ぷはぁ!」
梨子「そんな焦んなくても……」
千歌「美味しい!!」
梨子「…ふぇ?」
千歌「やっぱり梨子ちゃんの卵焼きは最高だね!!」
梨子「あ、ありがと…///」
千歌「ところでさ!」
梨子「ん?」
千歌「今日なんの日!?」
梨子「えっと…板野友美さんの誕生日だけど……」
千歌「これも違うぅぅぅ!!」
梨子「な、なにが?」
4: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:52:42.36 ID:uyVY+OxU.net
千歌「じゃあね!!」ダッ!
梨子「…えぇ!?」
梨子「千歌ちゃんどこ行くの!?」
千歌「わかんない!!」タッタッタッタ
梨子「ちょっと!卵焼き食べて終わりなの!?」
ウォォォォォオ!!!
梨子「台風みたいだったな……」
梨子「さて!川柳少女でもみよっかな!」
梨子「…………」
梨子「私…アニメあんまりみないのに……なんでこれだけ観ちゃうんだろ……」
5: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:53:41.45 ID:uyVY+OxU.net
鞠莉「……ズズッ」
鞠莉「う~ん♡やっぱりCoffeeは最高ねっ♡」
千歌「鞠莉ちゃぁぁぁん!!」ドタドタ
鞠莉「ちかっち!?」
千歌「はぁ…はぁ……」
鞠莉「汗びっしょりじゃない!!どうしたのよ!」
千歌「キスして!!」
鞠莉「……えっ?」
千歌「千歌のほっぺにキスして!!」
鞠莉「…………はぁ!?///」
6: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:54:17.45 ID:uyVY+OxU.net
鞠莉「Why!?」
千歌「いいから!なんか無償にキスされたいの!!」
鞠莉「うううぅ…///」
チュッ…♡
鞠莉「こ、これで満足?///」
千歌「うん!!」
千歌「ところで鞠莉ちゃん!今日誰かの誕生日だったりする?」
鞠莉「たしか…トム・クルーズの誕生日だったわね……」
千歌「う~ん……なんか違うような……」
鞠莉「そ、それで…なんでちかっちはマリーにkissされたかったの?」
千歌「まぁ私の小原鞠莉ですから…」キリッ
鞠莉「~~~っ!」ドキッ
8: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:55:24.43 ID:uyVY+OxU.net
千歌「バイバイ!!」タッタッタッタ
鞠莉「ちかっち…///」
鞠莉「……でも、なんかちかっちらしくなかったわね…………」
鞠莉「……まぁいいわ!!」
鞠莉「さてと!ミンヨーでも歌おうかしら!」
鞠莉「……あれ?いつもメタルやパンクしか聴かないのに………なんでミンヨーなんか…」
9: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:56:08.99 ID:uyVY+OxU.net
ダイヤ「ルビィ!今日はμ'sのDVDを観ましょう!」
ルビィ「わぁい!みるみる!」
ガラッ!バンッ!
千歌「お邪魔します!!!」
ダイルビ「!?」
ダイヤ「千歌さん!?なぜ私達の家に!?」
千歌「はぁ……はぁ…」
千歌「千歌も…よくわかりません……」
ルビィ「と、とりあえず落ち着こ!はい!お水!」
千歌「ありがと……ングッ……ぷはぁ!!」
10: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:56:51.93 ID:uyVY+OxU.net
千歌「ふぃ~、疲れた~………」
ダイヤ「それで……一体どうしたんですの?」
千歌「う~ん…今日ってなんか誰かの誕生日だったりしますか?ほら!記念日みたいな!」
ダイヤ「たしか…稀勢の里さんの誕生日でしたわね。」
千歌「う~ん…なんか違うような……」
ルビィ「あ、あと今日は語呂合わせで"波"の日らしいよ!!」
千歌「波…!」ピクッ
ダイヤ「……千歌さん?」
千歌「なんか……ピンときたような………」
千歌「…………」
千歌「ああぁぁぁダメだ!!出てこない!!」クシャクシャ
ダイヤ「お、落ち着いて!」
11: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:58:12.60 ID:uyVY+OxU.net
千歌「それで…2人はなにしようとしてたんですか?」
ダイヤ「ふっふっふ……今から私達はμ'sのライブDVDを観ますの!!」
ルビィ「うん!」
千歌「ほぇ~!!」
ルビィ「ほら!観て!」
千歌「あ、花陽ちゃん!!」
ルビィ「ピギッ!」ビクッ
ルビィ「ち、千歌ちゃんって花陽ちゃん推しなの……?」
千歌「うん!!………あれ?なんか…違うような……」
12: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:58:42.07 ID:uyVY+OxU.net
千歌「千歌は穂乃果さん推しのような……花陽ちゃん推しだったっけ……」
千歌「うぅぅぅぅ!!」
ルビィ「だ、大丈夫…?」
千歌「……あれ?なんだ…??」
ダイヤ「……」
ルビィ「みんなのところには行ったの?」
千歌「うん………あっ!そうだ!」
千歌「花丸ちゃんならなにかわかるかも!!」
千歌「行ってくる!!」
ルビィ「あ、うん……」
ウォォォォォオ!!!
ルビィ「なんか…千歌ちゃんすごかったね…」
ダイヤ「……」
ルビィ「お姉ちゃん?」
ダイヤ「…zzZ」
ルビィ「寝てる!?」
13: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 19:59:49.73 ID:uyVY+OxU.net
ダイヤ「あぁごめんなさい、ちょっと…」
ルビィ「んも~!」
ダイヤ「さて!DVDを観る前にちょっとサウナへ……」
ルビィ「へ?」
ダイヤ「………なんで私はサウナなんかに…!!」
ルビィ「お姉ちゃん大丈夫?」
ルビィ「もっと文化的に行こうよ!今日は文化の日だよ!!」
ダイルビ「……」
ダイルビ「……?」
15: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:01:12.00 ID:uyVY+OxU.net
花丸「……」ジーッ
ガラッ!
千歌「いたっ!!」
花丸「ずらぁ!?」
千歌「花丸ちゃん!今日はなんの日!?」
花丸「……なんでそんなこと聞くずら?」
16: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:01:49.84 ID:uyVY+OxU.net
説明中……
千歌「えっと…つまりこういうこと。」
花丸「なるほど……」
千歌「花丸ちゃん博識だからなにかわかるかな~って。」
花丸「今日は岡崎体育の誕生日だけど…」
千歌「う~ん……これも違うような……」
花丸「…………」
花丸「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥と言おうか、嫌悪と言おうか、何かが私をいたたまらずさせるのだ。それで始終私は街から街を浮浪し続けていた。」
千歌「?」
花丸「これはとある本の一節ずら。」
花丸「千歌ちゃんはその状況によく似てるずら。」
花丸「まぁ千歌ちゃんの場合は逃げてるんじゃなくて探してるんだけど……」
千歌「それでそれで!その本の最後ってどんな感じなの!」
花丸「丸善が爆発して終わるずら。」
千歌「えぇ!?なにそれ!?」
17: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:02:52.05 ID:uyVY+OxU.net
花丸「物語とは摩訶不思議ずら。」
花丸「でも解決方法はあるずら。」
千歌「お、おしえて!」
花丸「まぁ解決っていうか慰め方だけど……」
花丸「贅沢なものや美しいもの、触覚に媚びてくるものなどが千歌ちゃんのまわりにあるならそれを……」
千歌「なるほど!!贅沢すればいいんだね!!ありがとう!」ダッ!
花丸「え?」
千歌「……そうだ!善子ちゃんのところ行こう!」
ウォォォォォオ!!!
花丸「行っちゃったずら……」
花丸「……まいっか。」
花丸「さて!!どの本を血に染めようかな~♪」
花丸「………」ゾワッ
花丸「な、なんでおらそんな物騒なこと言っちゃったずら!?!?」
花丸「でも…その響き……嫌いじゃないずら。」
18: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:04:09.73 ID:uyVY+OxU.net
善子「~♪」
善子「マリオメーカー2買ったし!帰って早速…!」ガチャ
千歌「あぁ、おかえり。」
善子「!?」ビクッ
善子「な、なんでヨハネの家にいるのよ!」
千歌「おばさんに言ったらあげてくれたよ?」
善子「ぐっ……」
19: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:04:32.21 ID:uyVY+OxU.net
千歌「疲れたでしょ?」
善子「ま、まぁ暑かったし……」
千歌「そっか……おいで。」
善子「……は?」
千歌「ほら……ハグだよ?」
善子「い、いやよ!!恥ずかしい!!」
千歌「恥ずかしがらなくてもいいんだよ?」
善子「……///」
ギュッ…
千歌「おかえり。」キリッ
善子「た、ただいま…///」
ちかよし「……」
善子「……なにこれ?」
千歌「……さぁ?」
20: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:05:09.41 ID:uyVY+OxU.net
千歌「……あー!!」
善子「な、なによ!いきなり大声だして!」
千歌「それマリオメーカー2じゃん!!」
善子「ふっ……気づいたようね。」
千歌「任天堂だ!!任天堂だ!!」ピョンピョン
善子「…やる?」
千歌「やる!!」
善子(千歌って任天堂好きなんだ……)
22: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:07:05.54 ID:uyVY+OxU.net
千歌「……ねぇ善子ちゃん。」ピコピコ
善子「ん?」ピコピコ
千歌「今日ってなんの日かわかる?」ピコピコ
善子「ヨハネの誕生日10日前記念日。」ピコピコ
千歌「……あー」
千歌「……それ以外は?」
善子「我が同胞!宇田川あこの誕生日よ!」キリッ
千歌「…………なんか違うな~」
善子「なにが違うのよ!」
千歌「じゃあね!!」ダッ!
善子「はぁ!?ちょっと!!」
ウォォォォォオ!!!
善子「あぁ……」
善子「…………」
善子「…………」
善子「…ねぇ、聞こえる?もう1人の私。」
善子「ヨハネの誕生日まであと10日よ。」
善子「あなたが1番祝ってくれるのわかってるから……楽しみにしてるわ。」
善子「 」
23: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:07:45.87 ID:uyVY+OxU.net
果南「ありがとうございました~!」
果南「……よし!これで終わり!」
千歌「果南ちゃん!!」
果南「おぉ千歌!どーしたの?」
千歌「……果南ちゃんってよく千歌のお尻触るよね。」
果南「な、なんて?」
千歌「ん、なんでもない。」
果南「それで?用があってここに来たんでしょ?」
千歌「あ、そーだった!」
24: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:08:48.00 ID:uyVY+OxU.net
説明中…
果南「へ~…なにかの記念日ね~……」
千歌「うん…わかんなかったからみんなに聞いてみたけど…やっぱりわかんなくて……」
千歌「果南ちゃんなにか知ってる?」
果南「賀来賢人の誕生日って聞いたけど……」
千歌「それじゃない気がするなぁ~……」
果南「あはは……そっか…………」
千歌「ずっとわかんなくて……」
25: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:09:41.66 ID:uyVY+OxU.net
果南「こういうのって案外しょうもない事だったりするよね。単なる語呂合わせとか。」
千歌「うぅ~」
果南「まぁそんなに深く考えない方がいいんじゃない?」ポンポン
千歌「……」
果南「ほら!そろそろ帰りな!」
千歌「うん……」テクテク
果南「…………」
果南「あ、今日LIVE配信の日だったような……」
果南「………何言ってるんだ私?」
26: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:10:30.27 ID:uyVY+OxU.net
浜辺
ザザーン……
千歌「はぁ…結局わからずじまいで終わっちゃった……」
千歌「…………」
果南ちゃんの言う通り、
ただのしょうもない記念日かもしれないな。
ただの語呂合わせで、それだけで騒いで…
……でもなんでだろう、
すごい祝わないといけない気がする。
どうしてなのかな?千歌もよくわかんないや。
……もし、
お祝いする相手が、千歌にとってかけがえのない存在だったら……
千歌のためにいっぱい努力して、いっぱい汗かいて、いっぱい泣いて、いっぱい喜んでくれてる人だったら……千歌は……!
28: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:12:13.06 ID:uyVY+OxU.net
千歌「…………すぅ~!」
千歌「おめでとぉぉおおぉぉぉおぉ!!!!!」
オメデトー!
メデトー!!
デトー…
トー……
千歌「はぁ……はぁ………」
千歌「はぁ…………」
千歌「なんで叫んだんだろう……」
千歌「はぁ…帰ろ……」スタスタ
『ありがとう、千歌ちゃん。』
千歌「……!」バッ!
千歌「だ、誰!」キョロキョロ
千歌「今の声………」
千歌(優しくて…温かくて……)ウルウル
29: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:13:14.40 ID:uyVY+OxU.net
千歌「…あれ?なんで千歌泣いてるの?」ポロポロ
千歌「グスッ……なんで……?」ポロポロ
千歌「……っ!」ゴシゴシ
千歌「……今泣いたらダメな気がする。」
曜「お~い!千歌ちゃ~ん!」
千歌「あ、曜ちゃん!」
曜「どう?わかったの?」
千歌「うん!!」ニコー
曜「……そっか!」
曜「帰ろ!千歌ちゃん!」
千歌「うん!!」
30: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:13:43.83 ID:uyVY+OxU.net
いつかその人が千歌の前に来るかもしれない……
ないてちゃダメだよね!
みんなみたいに強くなるために!
あの声は絶対に忘れない!
ん~…でも誰だったんだろう……
じっくり考えよ!
ゆくゆくは…会えるといいな。
31: 名無しで叶える物語 2019/07/03(水) 20:13:54.98 ID:uyVY+OxU.net
終わりです。
千歌「なんか今日記念日な気がするのだ!!」
千歌ちゃんの中の人の誕生日ってこと?劇団時代に加藤諒と同僚だった?