1: ナナシ 2019/07/13(土) 07:46:33 ID:h0GnZ/k.
2: ナナシ 2019/07/13(土) 07:47:26 ID:h0GnZ/k.
【あの時】あなたは私に大丈夫だと言った
でも私には分かった
全然大丈夫でないことを
だって、私は・・・
~浦の星女学園・放課後・部室~
花丸「みんな遅いずらね~」
ルビィ「うゆぅ・・・」
善子「ホントね」
ガララ
果南「うーす」
千歌「こんちかー!」
曜「ヨーソロー!!」
梨子「こんにちは」ニコッ
ズキッ
まただ、胸が痛い
彼女の笑顔を見ると胸が苦しくなる
どうして笑顔なの?なんで笑っていられるの?どうして?
花丸「はぁ~遅いずらよ」
ルビィ「ZZZ」
善子「ルビィ寝てるし」
果南「さぁ練習するよ」パンパン
ルビィ「ピギィ!?」ガタッ
花丸「起きたずら」
~屋上~
果南「よし休憩」
ルビィ「ハァハァ」
花丸「ふい~」
善子「ふぅ」
千歌「曜ちゃんはい♪」っタオル
曜「ありがとう♪」
梨子「ふふ、仲がいいね」
フッ
善子「っ!」スクッ
今・・・
ガチャ
ダイヤ「遅れましたわ」
鞠莉「シャイニー☆」
善子「」
花丸「善子ちゃんどうしたの?」
善子「・・・何でもない」
~帰路~
善子「はぁ」
何でなの?そんなことを思ってしまう
胸が・・・ううん心が痛い、苦しい
この気持ちをどうすればいいの?
~翌日・校舎裏~
梨子「どうしたの?」
善子「リリーあなた私に何か隠してるわね」
梨子「え?何のこと」
善子「・・・」
梨子「?変なよっちゃん?、私行くね?」スタスタ
フッ
善子「・・・」ガシッ
梨子「え!?」
善子「・・・【それよ】」
梨子「え?」
善子「どうしてそんなに【悲しい顔をするの?】」
梨子「!」
善子「時々だけどとても悲しい顔をする。泣きたいのを堪えているような」
梨子「なにを・・・」
善子「【千歌さんと曜さん】」
梨子「」ピクッ
善子「やっぱり、何かあったのね」
善子「あの2人と一緒に居る時には特にその顔になってるわよ」
梨子「・・・」
善子「ねぇリリー私じゃあダメ?」
善子「私じゃあ力になれない?」
梨子「う・・・」
善子「あなたの力になりたいの、お願い」
梨子「・・・無理だよ」ボソッ
善子「え?」
梨子「無理だよ!」バッ
善子「!?」
梨子「ハァ・・・ハァ・・・」
善子「リリー・・・」
梨子「っ、もう行くから」スタスタ
~津島家~
善子「・・・」
あんな顔初めて見た・・・
悲しい、とても悲しい顔・・・
善子「うぅ・・・グス・・・」
私は・・・無力だ
善子「明日、学校行けないじゃない」
~翌日・学校~
善子「はぁ」トボトボ
善子「どんな顔して会えばいいのよ」
~部室・昼休み~
善子「こんにちは」ガララ
果南「」ギロ
梨子「・・・」
千歌「梨子ちゃん?」
曜「」
ルビィ「」オロオロ
花丸「」オロオロ
善子「え?」
善子「え・・・どうしたの?」
花丸「よ、善子ちゃん」
ルビィ「うゆぅぅぅ」
果南「梨子、もう1度聞くよ。【本気なんだね】」
梨子「本気です、私は【この部を辞めます】」
善子「な!?」
善子「な、何を言ってるのリリー!?」
梨子「・・・失礼します」スタスタ
フッ
善子「あ」ズキッ
静寂が沈黙が続いた
ガララ
ダイヤ「遅れましたわ」
鞠莉「チャオー☆」
・・・・・・
ダイヤ「どうしましたの?」
鞠莉「何かあったの?」
これまでの経緯を果南が話した
ダイヤ「・・・」
鞠莉「・・・」
曜「・・・私の・・・せいだよ」
一同「!」
そうすると今度は曜さんが話始めた
一同「・・・」
曜「・・・」
千歌「曜ちゃん」ギュ
曜「・・・」ギュ
千歌「余り自分を責めないで」
曜「・・・うん」
善子「っ!」
ガララ
果南「善子!」
曜「私も」ガタッ
ダイヤ「待ちなさい、今行っても何にもなりませんわ」
曜「でも!」
果南「当事者のアンタが言っても余計に傷つけるだけだよ」
曜「う・・・」
鞠莉「ちかっち、曜」
千歌&曜「!」
鞠莉「【行きなさい】」
果南「ちょ、鞠莉!?」
ダイヤ「正気ですか!?」
鞠莉「傷けてしまうかもしれない、でもちゃんと言葉にして伝えなさい」
鞠莉「【貴方たちは、私たちのようになってはいけないわ】」
果南&ダイヤ「!」
曜「・・・行こう、千歌ちゃん」
千歌「うん」ガタッ
曜「ありがとう、鞠莉ちゃん」
ガララ
果南「鞠莉、アンタ」
鞠莉「私たちは2年もかかった、あの子たちもそうなったら辛いじゃない」
ダイヤ「・・・」
花丸「修羅場ずら」
ルビィ「修羅場ルビィ」
善子「ハァハァ、リリー、リリー」タタタタ
私はバカだ
何が力になるだ
貴女の気持ち全然わかってなかった
ごめんね・・・ホントにごめんね
善子「どこに行ったのリリー」ハァハァ
善子「後は・・・【あそこか!】」
お願い・・・ここにいて
ガチャ
~屋上~
善子「リリー!」
梨子「よっちゃん」
善子「やっぱりここだった、探したわよ」
梨子「・・・何か用?」
善子「全部聞いたわ、貴方たちのこと」
梨子「そう・・・軽蔑するでしょ?」
善子「しない」
梨子「するでしょ?」
善子「絶対しない」
梨子「何でよ!!」
善子「・・・」
梨子「2人の気持ちを知りながら、それを横取りしようとして友達の想いを踏みにじって」
梨子「私は最低の女なんだよ!」
善子「違う」
梨子「違わないよ!!」
善子「じゃあ何で【そんな顔するの?】」
善子「なんで泣いてるの?」
梨子「」ポロポロ
善子「リリー、最低の人間はね、【罪悪感なんてないの】」
善子「自分の事しか考えてないの」
善子「だからリリーは最低なんかじゃない!」
梨子「・・・どうして?」
梨子「どうして私をみんな責めないの」ペタン
梨子「責めてよぉ・・・軽蔑してよぉ・・・」ポロポロ
善子「り、梨子」
梨子「私・・・もうどうしていいか分からないよぉ」
あぁ・・・痛い、全身が裂かれるようだ
言葉が出てこない
どうすれば梨子を救えるの?
梨子「うぐ・・・ひぐっ・・・」
善子「」スタスタ
善子「」ギュ
梨子「ふぇ、よっ・・んぅ!?」
善子「んぅ・・・れろ・・・んちゅ」
梨子・・・梨子
梨子「あ///んん・・・ぁはぁ///」
あなたを・・・
【まもりたい】
善子「はぁ・・・はぁ・・・」
梨子「はぁ・・・///はぁ・・・///」
善子「リリーいいえ梨子よく聞いて」
善子「【あなたを守りたい】」
善子「【例え世界が貴方を軽蔑しても私だけはずっと傍にいるわ】」
善子「だから・・・その」
梨子「・・・」ポカーン
私は何言っているのだろう
いきなりキスをしてしまい、更には・・・最悪だ
梨子「・・・ぷ」
善子「え?」
梨子「ちょっと・・・クク・・・何よそれ」クスクス
善子「あ・・え・・その」
梨子「よっちゃん、それってプロポーズ?」
善子「へ?」
梨子「違うの?」
善子「あ・・・その」
梨子「あ~あ残念だな。ファーストキスだったんだけど」
善子「う///そ、そうよ!プロポーズよ!私、津島善子は、桜内梨子を愛してるわ」
梨子「・・・本当に?」
善子「ホントよ」
梨子「心から?」
善子「【心から愛しいわ】」
梨子「嬉しい///」ニコリ
ドキン
ああ、これだ。これが見たかったんだ。【この笑顔が見たかったんだ】
【まもりたい・・・君の全てをその笑顔も、変わらない日常も】
梨子「おいで」スッ
善子「」ギュ
愛おしい・・・とても愛おしい
曜「・・・」
千歌「良かったね」
曜「うん」
千歌「今日は練習お休みだね」
曜「うん」
千歌「曜ちゃん・・・大丈夫だよ」ギュ
曜「う゛ん」ギュ
~翌日・校舎裏~
千歌「話って何かな?」
梨子「うん、あのね」
梨子「私、千歌ちゃんのこと」
梨子「【好きだったの】」
千歌「・・・うん」
梨子「【大好きだったの】」
千歌「うん」
梨子「でも気づいたの、【これは恋だって】」
千歌「・・・」
梨子「【愛じゃなかったの】」
梨子「昨日私は【愛を知った、心からの愛情を知った】」
梨子「だから自分の気持ちに気づけたの」
千歌「梨子ちゃん」
梨子「ごめんなさい、みんなを傷つけて、自分勝手で本当にごめんなさい」
千歌「梨子ちゃん、戻っておいでよ」
梨子「え?」
千歌「またみんなでやろう?」
梨子「でも」
千歌「大丈夫!」ギュ
梨子「千歌ちゃん」
千歌「大丈夫だよ」
梨子「・・・ありがとう」
梨子「ありが・・・とう」ジワァ
千歌ちゃんをを好きになって本当に良かった
梨子「曜ちゃんいるんでしょ?」
千歌「」ビクッ
梨子「出てきて」
スッ
曜「梨子ちゃん」
梨子「曜ちゃん」ギュ
曜「」ギュ
梨子「曜ちゃん・・・お願いがあるの」
曜「うん」
梨子「【千歌ちゃんを幸せにしてね】」
曜「うん、絶対に幸せにする。約束する」
梨子「ありがとう・・・曜ちゃんが」
曜「梨子ちゃんが・・・」
親友(ライバル)でよかった・・・
~物陰~
果南「良かった」
ダイヤ「ええ、本当に」
鞠莉「う゛ぅぅ・・・」ポロポロ
果南「あ~あもうほら」ハグッ
鞠莉「えぇぇん」
ダイヤ「そういえばどうしますか梨子さんの退部の件は?」
果南「んー?何のことかなん?」
ダイヤ「あらあら」クスクス
鞠莉「か゛な゛ん、あなた最高よー」グスグス
果南「ちょ!鼻水」
~部室~
ルビィ「みんな遅いね~♪」
花丸「ずら~♪」
~おしまい~
以上になります。参考にしたのは、クリス・ハートの「まもりたい~magic of a Touch~」でした。
どうしても梨子ちゃんを救いたかったのです。ごめんなさい
善子ちゃん誕生日おめでとうございます!では!
名曲×ラブライブシリーズ
「μ's「神さま・・・もう少しだけ」」
「【サンシャイン】「スノースマイル」」
元スレ
【あの時】あなたは私に大丈夫だと言った
でも私には分かった
全然大丈夫でないことを
だって、私は・・・
3: ナナシ 2019/07/13(土) 07:48:03 ID:h0GnZ/k.
~浦の星女学園・放課後・部室~
花丸「みんな遅いずらね~」
ルビィ「うゆぅ・・・」
善子「ホントね」
ガララ
果南「うーす」
千歌「こんちかー!」
曜「ヨーソロー!!」
梨子「こんにちは」ニコッ
ズキッ
4: ナナシ 2019/07/13(土) 07:48:38 ID:h0GnZ/k.
まただ、胸が痛い
彼女の笑顔を見ると胸が苦しくなる
どうして笑顔なの?なんで笑っていられるの?どうして?
5: ナナシ 2019/07/13(土) 07:49:16 ID:h0GnZ/k.
花丸「はぁ~遅いずらよ」
ルビィ「ZZZ」
善子「ルビィ寝てるし」
果南「さぁ練習するよ」パンパン
ルビィ「ピギィ!?」ガタッ
花丸「起きたずら」
6: ナナシ 2019/07/13(土) 07:49:54 ID:h0GnZ/k.
~屋上~
果南「よし休憩」
ルビィ「ハァハァ」
花丸「ふい~」
善子「ふぅ」
千歌「曜ちゃんはい♪」っタオル
曜「ありがとう♪」
梨子「ふふ、仲がいいね」
フッ
善子「っ!」スクッ
今・・・
ガチャ
7: ナナシ 2019/07/13(土) 07:50:28 ID:h0GnZ/k.
ダイヤ「遅れましたわ」
鞠莉「シャイニー☆」
善子「」
花丸「善子ちゃんどうしたの?」
善子「・・・何でもない」
8: ナナシ 2019/07/13(土) 07:51:05 ID:h0GnZ/k.
~帰路~
善子「はぁ」
何でなの?そんなことを思ってしまう
胸が・・・ううん心が痛い、苦しい
この気持ちをどうすればいいの?
9: ナナシ 2019/07/13(土) 07:51:43 ID:h0GnZ/k.
~翌日・校舎裏~
梨子「どうしたの?」
善子「リリーあなた私に何か隠してるわね」
梨子「え?何のこと」
善子「・・・」
梨子「?変なよっちゃん?、私行くね?」スタスタ
フッ
善子「・・・」ガシッ
梨子「え!?」
善子「・・・【それよ】」
10: ナナシ 2019/07/13(土) 07:52:23 ID:h0GnZ/k.
梨子「え?」
善子「どうしてそんなに【悲しい顔をするの?】」
梨子「!」
善子「時々だけどとても悲しい顔をする。泣きたいのを堪えているような」
梨子「なにを・・・」
善子「【千歌さんと曜さん】」
梨子「」ピクッ
善子「やっぱり、何かあったのね」
善子「あの2人と一緒に居る時には特にその顔になってるわよ」
11: ナナシ 2019/07/13(土) 07:53:15 ID:h0GnZ/k.
梨子「・・・」
善子「ねぇリリー私じゃあダメ?」
善子「私じゃあ力になれない?」
梨子「う・・・」
善子「あなたの力になりたいの、お願い」
梨子「・・・無理だよ」ボソッ
善子「え?」
12: ナナシ 2019/07/13(土) 07:54:02 ID:h0GnZ/k.
梨子「無理だよ!」バッ
善子「!?」
梨子「ハァ・・・ハァ・・・」
善子「リリー・・・」
梨子「っ、もう行くから」スタスタ
~津島家~
善子「・・・」
あんな顔初めて見た・・・
悲しい、とても悲しい顔・・・
善子「うぅ・・・グス・・・」
私は・・・無力だ
善子「明日、学校行けないじゃない」
13: ナナシ 2019/07/13(土) 07:54:45 ID:h0GnZ/k.
~翌日・学校~
善子「はぁ」トボトボ
善子「どんな顔して会えばいいのよ」
~部室・昼休み~
善子「こんにちは」ガララ
果南「」ギロ
梨子「・・・」
千歌「梨子ちゃん?」
曜「」
ルビィ「」オロオロ
花丸「」オロオロ
善子「え?」
14: ナナシ 2019/07/13(土) 07:56:08 ID:h0GnZ/k.
善子「え・・・どうしたの?」
花丸「よ、善子ちゃん」
ルビィ「うゆぅぅぅ」
果南「梨子、もう1度聞くよ。【本気なんだね】」
梨子「本気です、私は【この部を辞めます】」
善子「な!?」
善子「な、何を言ってるのリリー!?」
梨子「・・・失礼します」スタスタ
フッ
善子「あ」ズキッ
15: ナナシ 2019/07/13(土) 07:56:48 ID:h0GnZ/k.
静寂が沈黙が続いた
ガララ
ダイヤ「遅れましたわ」
鞠莉「チャオー☆」
・・・・・・
ダイヤ「どうしましたの?」
鞠莉「何かあったの?」
これまでの経緯を果南が話した
ダイヤ「・・・」
鞠莉「・・・」
曜「・・・私の・・・せいだよ」
一同「!」
そうすると今度は曜さんが話始めた
16: ナナシ 2019/07/13(土) 07:57:26 ID:h0GnZ/k.
一同「・・・」
曜「・・・」
千歌「曜ちゃん」ギュ
曜「・・・」ギュ
千歌「余り自分を責めないで」
曜「・・・うん」
善子「っ!」
ガララ
果南「善子!」
17: ナナシ 2019/07/13(土) 07:58:11 ID:h0GnZ/k.
曜「私も」ガタッ
ダイヤ「待ちなさい、今行っても何にもなりませんわ」
曜「でも!」
果南「当事者のアンタが言っても余計に傷つけるだけだよ」
曜「う・・・」
鞠莉「ちかっち、曜」
千歌&曜「!」
鞠莉「【行きなさい】」
18: ナナシ 2019/07/13(土) 07:58:55 ID:h0GnZ/k.
果南「ちょ、鞠莉!?」
ダイヤ「正気ですか!?」
鞠莉「傷けてしまうかもしれない、でもちゃんと言葉にして伝えなさい」
鞠莉「【貴方たちは、私たちのようになってはいけないわ】」
果南&ダイヤ「!」
曜「・・・行こう、千歌ちゃん」
千歌「うん」ガタッ
曜「ありがとう、鞠莉ちゃん」
ガララ
果南「鞠莉、アンタ」
鞠莉「私たちは2年もかかった、あの子たちもそうなったら辛いじゃない」
ダイヤ「・・・」
花丸「修羅場ずら」
ルビィ「修羅場ルビィ」
19: ナナシ 2019/07/13(土) 08:00:03 ID:h0GnZ/k.
善子「ハァハァ、リリー、リリー」タタタタ
私はバカだ
何が力になるだ
貴女の気持ち全然わかってなかった
ごめんね・・・ホントにごめんね
善子「どこに行ったのリリー」ハァハァ
善子「後は・・・【あそこか!】」
お願い・・・ここにいて
ガチャ
~屋上~
善子「リリー!」
梨子「よっちゃん」
20: ナナシ 2019/07/13(土) 08:00:50 ID:h0GnZ/k.
善子「やっぱりここだった、探したわよ」
梨子「・・・何か用?」
善子「全部聞いたわ、貴方たちのこと」
梨子「そう・・・軽蔑するでしょ?」
善子「しない」
梨子「するでしょ?」
善子「絶対しない」
梨子「何でよ!!」
善子「・・・」
梨子「2人の気持ちを知りながら、それを横取りしようとして友達の想いを踏みにじって」
梨子「私は最低の女なんだよ!」
善子「違う」
梨子「違わないよ!!」
21: ナナシ 2019/07/13(土) 08:01:41 ID:h0GnZ/k.
善子「じゃあ何で【そんな顔するの?】」
善子「なんで泣いてるの?」
梨子「」ポロポロ
善子「リリー、最低の人間はね、【罪悪感なんてないの】」
善子「自分の事しか考えてないの」
善子「だからリリーは最低なんかじゃない!」
梨子「・・・どうして?」
梨子「どうして私をみんな責めないの」ペタン
梨子「責めてよぉ・・・軽蔑してよぉ・・・」ポロポロ
善子「り、梨子」
梨子「私・・・もうどうしていいか分からないよぉ」
22: ナナシ 2019/07/13(土) 08:02:31 ID:h0GnZ/k.
あぁ・・・痛い、全身が裂かれるようだ
言葉が出てこない
どうすれば梨子を救えるの?
梨子「うぐ・・・ひぐっ・・・」
善子「」スタスタ
23: ナナシ 2019/07/13(土) 08:03:14 ID:h0GnZ/k.
善子「」ギュ
梨子「ふぇ、よっ・・んぅ!?」
善子「んぅ・・・れろ・・・んちゅ」
梨子・・・梨子
梨子「あ///んん・・・ぁはぁ///」
あなたを・・・
【まもりたい】
24: ナナシ 2019/07/13(土) 08:03:56 ID:h0GnZ/k.
善子「はぁ・・・はぁ・・・」
梨子「はぁ・・・///はぁ・・・///」
善子「リリーいいえ梨子よく聞いて」
善子「【あなたを守りたい】」
善子「【例え世界が貴方を軽蔑しても私だけはずっと傍にいるわ】」
善子「だから・・・その」
梨子「・・・」ポカーン
私は何言っているのだろう
いきなりキスをしてしまい、更には・・・最悪だ
25: ナナシ 2019/07/13(土) 08:04:37 ID:h0GnZ/k.
梨子「・・・ぷ」
善子「え?」
梨子「ちょっと・・・クク・・・何よそれ」クスクス
善子「あ・・え・・その」
梨子「よっちゃん、それってプロポーズ?」
善子「へ?」
梨子「違うの?」
善子「あ・・・その」
梨子「あ~あ残念だな。ファーストキスだったんだけど」
善子「う///そ、そうよ!プロポーズよ!私、津島善子は、桜内梨子を愛してるわ」
梨子「・・・本当に?」
善子「ホントよ」
梨子「心から?」
善子「【心から愛しいわ】」
26: ナナシ 2019/07/13(土) 08:05:21 ID:h0GnZ/k.
梨子「嬉しい///」ニコリ
ドキン
ああ、これだ。これが見たかったんだ。【この笑顔が見たかったんだ】
【まもりたい・・・君の全てをその笑顔も、変わらない日常も】
梨子「おいで」スッ
善子「」ギュ
愛おしい・・・とても愛おしい
27: ナナシ 2019/07/13(土) 08:06:05 ID:h0GnZ/k.
曜「・・・」
千歌「良かったね」
曜「うん」
千歌「今日は練習お休みだね」
曜「うん」
千歌「曜ちゃん・・・大丈夫だよ」ギュ
曜「う゛ん」ギュ
28: ナナシ 2019/07/13(土) 08:07:26 ID:h0GnZ/k.
~翌日・校舎裏~
千歌「話って何かな?」
梨子「うん、あのね」
梨子「私、千歌ちゃんのこと」
梨子「【好きだったの】」
千歌「・・・うん」
梨子「【大好きだったの】」
千歌「うん」
梨子「でも気づいたの、【これは恋だって】」
千歌「・・・」
梨子「【愛じゃなかったの】」
29: ナナシ 2019/07/13(土) 08:08:09 ID:h0GnZ/k.
梨子「昨日私は【愛を知った、心からの愛情を知った】」
梨子「だから自分の気持ちに気づけたの」
千歌「梨子ちゃん」
梨子「ごめんなさい、みんなを傷つけて、自分勝手で本当にごめんなさい」
千歌「梨子ちゃん、戻っておいでよ」
梨子「え?」
千歌「またみんなでやろう?」
梨子「でも」
千歌「大丈夫!」ギュ
梨子「千歌ちゃん」
千歌「大丈夫だよ」
梨子「・・・ありがとう」
梨子「ありが・・・とう」ジワァ
千歌ちゃんをを好きになって本当に良かった
30: ナナシ 2019/07/13(土) 08:09:20 ID:h0GnZ/k.
梨子「曜ちゃんいるんでしょ?」
千歌「」ビクッ
梨子「出てきて」
スッ
曜「梨子ちゃん」
梨子「曜ちゃん」ギュ
曜「」ギュ
梨子「曜ちゃん・・・お願いがあるの」
曜「うん」
梨子「【千歌ちゃんを幸せにしてね】」
曜「うん、絶対に幸せにする。約束する」
梨子「ありがとう・・・曜ちゃんが」
曜「梨子ちゃんが・・・」
親友(ライバル)でよかった・・・
31: ナナシ 2019/07/13(土) 08:10:13 ID:h0GnZ/k.
~物陰~
果南「良かった」
ダイヤ「ええ、本当に」
鞠莉「う゛ぅぅ・・・」ポロポロ
果南「あ~あもうほら」ハグッ
鞠莉「えぇぇん」
ダイヤ「そういえばどうしますか梨子さんの退部の件は?」
果南「んー?何のことかなん?」
ダイヤ「あらあら」クスクス
鞠莉「か゛な゛ん、あなた最高よー」グスグス
果南「ちょ!鼻水」
32: ナナシ 2019/07/13(土) 08:10:50 ID:h0GnZ/k.
~部室~
ルビィ「みんな遅いね~♪」
花丸「ずら~♪」
~おしまい~
33: ナナシ 2019/07/13(土) 08:11:47 ID:h0GnZ/k.
以上になります。参考にしたのは、クリス・ハートの「まもりたい~magic of a Touch~」でした。
どうしても梨子ちゃんを救いたかったのです。ごめんなさい
善子ちゃん誕生日おめでとうございます!では!
名曲×ラブライブシリーズ
「μ's「神さま・・・もう少しだけ」」
「【サンシャイン】「スノースマイル」」
SS深夜VIP:善子「まもりたい」