1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:00:05.23 ID:t0li8Qyh0

――ごらく部

京子「というわけでぼんぼりにあかりをつけよう!」

結衣「何が『というわけで』だよ。いきなりぼんぼり出されても反応に困る」

ちなつ「京子先輩のやることって、本当に意味が分からないです」

京子「いやー、あかりをぼんぼりにつければ存在感増すんじゃないかな、と思ってさぁ」

結衣「はぁ? まぁそりゃそうだろうけど」

あかり「でもぼんぼりだけじゃ寂しいよね。やっぱりお内裏様とお雛様がいなくちゃ」

ちなつ「そうですよぉ京子先輩。というわけで早速結衣先輩のお家に行きましょう!」

結衣「ごめん、今住んでる方の家には雛人形ないんだ」

ちなつ「別になくてもいいです! 私がお雛様で、結衣先輩がお内裏様になってくれれば!」

結衣「はいぃ?」

京子「結衣じゃなくて私がちなつちゃんのお内裏様になるよ!」

ちなつ「全力でお断りさせていただきます」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:04:49.57 ID:5zLGba3K0

ちなつ「これがあかりのスイッチですかね?」ポチ

あかり「あっ、光った!」

結衣「電池が内蔵されてるのかな、こんなに小さいのにすごいなぁ」

京子「いや、あのですね……私が言ったあかりってのは、そこにいるあかりのことなんだけど」

結衣「ぶっ!」

ちなつ「何を言ってるんですか京子先輩……っていうか何で結衣先輩はちゃっかりツボに入っちゃってるんですか」

あかり「えぇ! あかりって……あかりのことだったの?」

京子「そう。あかりの存在感があまりにもないからさ、ぼんぼりをつけてあげようと思ったんだよ!」

ちなつ「どーせ上手いこと言った気になってるだけですよね。やれやれ」

あかり「でもぼんぼりって可愛いよね。あかりぼんぼり大好き!」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:09:02.87 ID:5zLGba3K0

京子「ぼんぼりのどこが可愛いかさっぱり分からん」

ちなつ「京子先輩に同意ですね。あかりちゃんの趣味って変わってるかも……」

あかり「えぇー! この先っぽの膨らんだ部分が可愛いのにー」

結衣「まぁ、その部分はあかりのお団子に見えなくもないかな。ぼんぼりもあかりのお団子も可愛いよね」

あかり「結衣ちゃん! 分かってくれるのは結衣ちゃんだけだよぉ!」

結衣(さすがにあかりが可愛いとは言えなかった……恥ずかしい)



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:14:53.11 ID:5zLGba3K0

あかり「ねぇみんな。ぼんぼりって……何でぼんぼりって言うんだろ?」

京子「うーん……ぼんぼりはボンドでボリボリ作ってるからじゃない?」

ちなつ「何か妙に生々しいんでやめてください」

京子「ぶー。じゃあちなつちゃんはどう思うのさ?」

ちなつ「そうですねぇ……ボンクラどもサボりは極刑だ! とか」

結衣「ちなつちゃん、何だか怖いんだけど……」

ちなつ「やーん、冗談ですってば結衣先輩♪」

あかり「結衣ちゃんはどう思う?」

結衣「ちょっと待って。確か昔、教えてもらったと思うんだけど……」




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:15:36.16 ID:5zLGba3K0

結衣「あ」

京子「思い出した?」

結衣「え、えっと……」

ちなつ「もったいぶらないで教えてくださいよ、結衣先輩」

結衣「うーん、これ言っていいのかなぁ」

あかり「わくわく」

結衣(あかりの無垢なまなざしがズキズキと突き刺さる……)

結衣「……これだけは教えられない!」ダッ

京子「逃げた!?」

ちなつ「待ってくださいよ結衣先輩!」

あかり「何で逃げるのー!」

結衣(ぼんぼりの意味は『ぼんやりとしてはっきりしない、物がうすく透いてぼんやり見えるさま』……だなんて言えるか!)

結衣(影が薄いことを気にしてるあかりには致命傷だぞ! あかりはぼんぼり大好きみたいだし!)




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:19:41.17 ID:5zLGba3K0

綾乃「ちょっと船見さん! 廊下を走ったら罰金バッキンガムよ!」

結衣「ごめん綾乃! 今追われてるんだ!」

綾乃「追われてるですって!? いったい何があったの?

結衣「ごめん……それは話せない」

綾乃「…………」

綾乃「分かったわ、理由は聞かない。とにかく生徒会室に隠れなさい」

結衣「え? でも……」

綾乃「早く!」

結衣「わ、分かった」



12: ×何があったの? ◯何があったの?」 2012/03/04(日) 00:24:59.77 ID:5zLGba3K0


――生徒会室

千歳「ん? 綾乃ちゃんに船見さん……何でそんなに息切らしてるん?」

綾乃「後で説明するわ。今は船見さんをどこかに隠さないと……」

綾乃「松本会長は居ないみたいだし、会長の机の下に隠れましょう」

結衣「分かった、あそこなら入り口からは全く見えないだろう」

千歳「あら、綾乃ちゃんと船見さん……手ぇつないどるな」

綾乃「はっ! ご、ごめんなさい。とっさに掴んでたのね……」

結衣「ううん。こちらこそ……って早く隠れないと」

結衣「でも誰も椅子に座ってないとなんとなく怪しいし、座ってくれるかな綾乃」

綾乃「そうね、いいわよ」

千歳(! 今の二人の位置関係……なかなかええなぁ)スッ




13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:28:53.85 ID:5zLGba3K0

綾乃「結構狭いみたいだけど、大丈夫?」

結衣「うん、なんとかねー。あまり長時間居るのはキツいかも」

結衣(自分で綾乃に座ってくれなんて言っておいてなんだけど、綾乃のパンツ丸見えじゃないか……)

結衣(へぇ、黒なんだ……って何まじまじと見てるんだ私は)

ガチャ

京子「綾乃ー! 結衣知らない?」

綾乃「船見さん? 知らないわよ」

京子「そっかぁ。あいつ足速いからなぁ……もう学校の外だったりして」

あかり「どこ行っちゃったんだろ、結衣ちゃん」

ちなつ「京子先輩が変な話題振るからですよ! きっと結衣先輩はぼんぼりに嫌な思い出があったんです!」

京子「そんな無茶苦茶な……」

あかり「でもぼんぼりの意味を思い出した時の結衣ちゃんの顔、すっごく青ざめてたよね……」

あかり「ぼんぼり可愛いって言ってくれたのは、あかりに気を使ってくれたんだろうなぁ。ごめんね結衣ちゃん」

結衣(何だかとんでもない方向に進んでいるんだが。ぼんぼりに嫌な思い出なんてないっての)

結衣(しかもあかりがものすごく落ち込んでるんだけど……うぅ)



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:34:10.66 ID:5zLGba3K0

京子「んじゃま、別の場所に向かうとするか」

ちなつ「そうですねぇ、お邪魔しました」

千歳「船見さんからパンツ丸見えで、恥ずかしがる綾乃ちゃんもえぇなぁ……」ダラダラ

京子「!」

綾乃「ちょ、何言ってるのよ千歳!」

京子「綾乃? ちょーっとその机の下、調べてもいいかなぁ?」

綾乃「千歳のバカァ!」




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:39:46.89 ID:5zLGba3K0

結衣「バレちゃったか……仕方ない、とりあえず机の下から出るか」

ちなつ「ストップです結衣先輩!」

結衣「え、何で?」

ちなつ「杉浦先輩、ちょっとどいていただけますか?」

ちなつ(今あの椅子に座れば、結衣先輩の視線を私のパンツが独占! このチャンスは逃せない)

綾乃「? いいけど……」

ちなつ「どうもです。それでは、少し失礼しますね」

京子「なんでそんな椅子に座るの、ちなつちゃん」

ちなつ「そ、それは……」

あかり「あ、もしかしてちなつちゃん……生徒会長さんになりたいの? そこ、確か生徒会長さんの椅子だよね」

ちなつ「! そ、そうそう……その通りなのよあかりちゃん」

ちなつ(ナイスボケよあかりちゃん!)

京子「なるほどねぇ。ちなつちゃんが立候補したら絶対にちなつちゃんに投票するからねー」

綾乃「その前に卒業してるでしょうが。留年なんて絶対に許さないわよ!」

綾乃(留年なんてしたら、一緒の高校に行けなくなっちゃうじゃない!)



23: ×(一緒の高校に ◯留年なんてしたら、一緒の高校に 2012/03/04(日) 00:45:30.92 ID:5zLGba3K0

結衣(生徒会長になりたいっていうのは分かったから、そろそろどいてくれないかなぁ……)

結衣(ちなつちゃんのパンツはピンクか。想像通りだね)

結衣(それにしても、さっきから腰を思いっきり近づけてる気がするぞ……ちょっとドキドキするかも)

結衣(…………)

結衣(これがあかりだったら、もっとドキドキするんだろうなぁ)

結衣(ってこんなこと考えちゃダメだろう。あかりは大事な友達。そう、友達なんだ……)



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:52:01.59 ID:5zLGba3K0

結衣「ふぅ、ようやく出れた」

ちなつ「いやーん。チーナ、結衣先輩にスカートの中見られちゃったかもー」

結衣「あぁ、大丈夫だよ。目を閉じてたから」

ちなつ「そんなぁっ!」

結衣「何でそんながっかりした反応をするのさ……」

京子「ちなつちゃんのスカートの中……ゴクリ。よし、今度は私が机の下に潜るぞ!」

ちなつ「私はもう椅子に座りませんよ」

京子「なんでさっ!」

ちなつ「えーっと……生徒会長気分はもう満喫し終えたので」

京子「ちくしょー! 羨ましすぎるぞ結衣っ!」

あかり「まぁまぁ、落ち着いて京子ちゃん」

ちなつ「そうですよ。それよりも、何で結衣先輩が逃げたのかが気になります」




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 00:57:54.32 ID:5zLGba3K0

あかり「その話題もダメだってばぁ。結衣ちゃんの古傷をえぐるようなことしちゃダメ!」

結衣「別に、ぼんぼりに嫌な思い出なんてないんだけど……」

あかり「えっ」

結衣「でも心配してくれてありがとう、あかり」

ちなつ「あーっ! あかりちゃん、結衣先輩に頭なでられてる!」

あかり「えへへ……あかり、結衣ちゃんの手、好きだよ」

結衣「っ!」

結衣(あぁ、もう! なんであかりはそんなことを無邪気に言えるんだ。そのうちどうにかなっちゃいそう……)



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 01:04:28.53 ID:5zLGba3K0

京子「ちなつちゃん、結衣のことは諦めて私の胸の中に……」

ちなつ「飛び込みません。それに、飛び込めるほどの胸はないかと」

京子「ですよねー」

綾乃「まぁ別に、胸は大きければいいってもんでもないしね」

千歳「そういう綾乃ちゃんは、順調に成長しとるけどなー」

綾乃「なっ! なんでそんなこと知ってるのよ!」

千歳「ひーみーつ」

京子「確かに綾乃の胸は、最近大きくなって来ましたなぁ……うりうり」

綾乃「ちょ、ちょっと歳納京子! も、揉まないで……あんっ!」

京子「おお……今、すごくエッチな声が聞こえたぞ」

綾乃「まったく……。次やったらごらく部廃止……はさすがにやりすぎか。ごらく部一週間活動禁止、代わりに生徒会の仕事を手伝ってもらうからね!」

京子「はーい。反省してまーす」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 01:10:41.83 ID:5zLGba3K0

結衣(そうだ、女同士なら胸を揉むぐらい……冗談で済むんじゃないのか?)

結衣(京子だって冗談半分でよくやるし、今は他のみんなが京子と綾乃の周りに集まっている。よし!)

結衣「あかりの胸は可愛いなぁ」

あかり「ふぇっ!? ゆ、結衣ちゃん……なんであかりの胸を揉むの? は、恥ずかしいよ……」

結衣「ふふ、照れるあかりも可愛いよ」

あかり「そ、そうかな? えへへ……ってきゃっ! そ、そこくすぐったいよぉ」

結衣「そう? それじゃ、もう少しいじっちゃおうかな……」

あかり「きゃっ! だ、だめだってばぁ……」

結衣「ごめんごめん。あかりが可愛くて、つい」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 01:16:14.24 ID:5zLGba3K0

あかり「もう、結衣ちゃんったら……。あ、そうだ」

結衣「ん?」

あかり「あかりにだけでいいから、ぼんぼりの意味……教えて欲しいな」

結衣「!」

結衣(どうする。本当の意味を教えたらきっとショックを受けるよな)

結衣(それにしても『あかりにだけ』か……二人だけの秘密みたいで、何だかドキドキするぞ)

結衣(とりあえず、それっぽいことを言っておくか)



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 01:21:24.54 ID:5zLGba3K0

結衣「……という意味なんだよ。分かった?」

あかり「う、うん……あぁんっ! はぁっ、はぁっ……」

あかり「説明してる間、ずっとあかりの胸を揉むなんて。結衣ちゃんの……」

結衣(しまった、やりすぎたか?)

あかり「結衣ちゃんの……ばか」

結衣(いや、この反応はセーフだ)

あかり「今度はあかりが結衣ちゃんの胸を揉んじゃうからねっ!」

結衣「わっ! ちょ、ちょっとあかりってば! そ、そこは……弱いんだよぉ」

あかり「結衣ちゃんはおっぱい大きいねぇ……いいなぁ、あかりにも分けて欲しいよぉ」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 01:28:40.74 ID:5zLGba3K0

結衣「あかり、もう許してよぉ……あはっ、あははははっ! そこくすぐったいって! もう……」

あかり「ダメだよ。あかりがやめてって言っても、結衣ちゃんはやめてくれなかったもん」

結衣「うふっ! うふふふ……死んじゃう、笑い死んじゃう!」

あかり「うーん……でも何か違うなぁ」

あかり「結衣ちゃんにおっぱい揉まれた時は……すごく気持ちよくて、何も考えられなくなりそうだったのに」

結衣(あかりの触り方は本当にくすぐってるだけだからね)

結衣(一人でしたこと、ないんだろうなぁ。そんな無垢なあかりが、可愛い)

結衣(今度、家に誘って触り方を教えてあげようかな……って! それはどう考えても友情の範疇を超えてる!)

結衣(あくまで冗談半分で揉み合うだけだ、それ以上はいけない)



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 01:33:40.46 ID:5zLGba3K0

綾乃「そういえば、ぼんぼりぼんぼり言ってたけど……ぼんぼりがどうかしたの?」

京子「えーっとね、ぼんぼりの意味って何だろうって話になったら、突然結衣が逃げ出したんだよ」

千歳「ぼんぼりの意味……ぼんやりとしてはっきりしない、とかそんな意味やったかなぁ」

結衣(なっ!? まさか千歳が知っているとは……)

京子「なーるほど。だから結衣は言えなかったんだなぁ。影が薄いあかりにはぴったりすぎるよ」

ちなつ「これ、あかりちゃんが聞いたらショックで寝込みそうですね……ってそこにあかりちゃんいるじゃん!」

あかり「…………」

結衣「あ、あかり?」

あかり「結衣ちゃん……これは、どういうことなのかなぁ?」

結衣「え、えっとね……その、なんていうか」

あかり「結衣ちゃんなんて、結衣ちゃんなんて大嫌ぁあああいっ! もう知らないんだからっ!」

結衣「あかり! 待ってよ、あかりーっ!」



                                                        おわり



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 01:36:35.72 ID:5zLGba3K0

ぼんやりとしてはっきりしない 物がうすく透いてぼんやり見える

これが言いたかっただけです、はい
昨日中にスレ立てるつもりだったのに、書きためてたら間に合わなかった・・・


元スレ
京子「あかりをつけましょぼんぼりにー」