1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:15:46.352 ID:1MnuodJw0.net

兄「見つけてしまったからには調査するしかあるまい」

妹「帰ろうお兄ちゃん」

兄「お兄ちゃんではない!教授と呼びたまえ!」

妹「学歴は」

兄「Fラン中退だ!」

妹「……」

兄「いいからほら、そこどう見ても扉っぽいだろう」

妹「待ってよ、こんな古そうなの開くわけないじゃない」

 ガラガラガラ

兄「開いたぞ」

妹「ええ……」



5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:17:57.944 ID:1MnuodJw0.net

兄「まさか引き戸とはな、ビックリだ超古代文明遺跡」

妹「最近作ったやつかもしれないじゃない、誰かが」

兄「そんな馬鹿な、我が家の土地だぞここ」

妹「まあそれはそうなんだけど」

妹「……あー」

妹「お兄ちゃんとかこーいうの作りそう」

兄「それはそれで魅力的だが……俺ではないな」

妹「え、ウソ」

兄「うん、俺じゃない」

妹「じゃあ本物じゃん」

 ガラガラガラガラガラ
 
妹「なのに引き戸!」
 
兄「扉で遊ぶな、壊れたらどうする」



8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:20:12.761 ID:1MnuodJw0.net

兄「見てみたまえ、助手君」

妹「私そーいうポジションなの」

兄「どう見てもなんか曰くありげな槍だ」

妹「台座に掲げてあるくらいだしね……」

兄「素材は何だろう……鉄、には見えないが金属には違いない……」

妹「持ってみれば少しはわかるんじゃない?」

兄「待てい!」

妹「な、何?」

兄「うかつに装備して呪いのアイテムだったらどうする気だ!」

妹「そんなことありえな……くもないかもしれない」

兄「そうだろうそうだろう」

兄「ちょっとコレ調べてるからお前は周り軽く見ててくれ」

妹「はいはい」



9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:22:14.438 ID:1MnuodJw0.net

兄「うーん……」

兄「台座と同じ素材に見えるが……」

兄「劣化の具合が……ずいぶん違うな……」

兄「とりあえず……台座から調べてみるか……」

妹(相変わらず無駄な情熱しか持ってない……)

妹(でもちょっとは気になるよねココ)

妹(……あれ?なんだろう?)

妹「よい、しょっと」

 ゴトッ

妹「わあ、剣だこれ」

兄「あ!馬鹿!うかつに装備するな!」

妹「ええ、そう言われても……」

 ――ピカァァァァ!!!

妹「ええええええええ!!」



10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:24:34.913 ID:1MnuodJw0.net

妹「きゃー!」

兄「くっ!まぶしくて見えないぞ!」

兄「大丈夫か助手ー!!」

妹「きゃー!」

兄「くっ!まだまぶしい!」

妹「きゃー!」

妹「……あ、おさまった」

兄「目がまだ痛い、まったくなんだ今の発光現象……」

妹「……お兄ちゃん、一体何が……」

兄「……」

妹「ねえ!」

兄「こ」

妹「……?」

兄「こっちに来るな筋肉ダルマー!!」



12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:26:48.218 ID:1MnuodJw0.net

筋肉ダルマ「えっ!?」

兄「どこから現れやがったこの超兄貴め!」

筋肉ダルマ「ま、待ってよお兄ちゃん!」

兄「そうだ、妹をどこにやった!」

筋肉ダルマ「落ち着いてよ!!」

 ゴトッ

兄「む!?妹!?」

妹「はあ、やっとわかってくれた……」

兄「……」

兄「お前、ちょっとこれもう一回持ってみろ」

妹「えー……」

 ――ピカァァァァ!!

兄「出たな超兄貴ィー!!!」

筋肉ダルマ「えええええ!!!!」



13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:28:21.642 ID:1MnuodJw0.net

兄「ちょっと俺も持ってみよう」

 ――ピカァァァァ!!

妹「うわっ、キモッ!」

筋肉ダルマ(兄)「なるほどなるほど」

筋肉ダルマ(兄)「握った者の肉体を活性化せしめこのように超兄貴化させる剣というわけか」

妹「でも肌の色とか顔とか完全に別人だよ!」

筋肉ダルマ(兄)「おそらくはパワードスーツ的なモノと考えればよいのだろう」

筋肉ダルマ(兄)「どれ、これだけの筋肉があればあの程度のガレキ、容易く持ち上げられるに違いない」

妹「危なくない?」

筋肉ダルマ(兄)「平気平気、見ろよ腕周りなんて1メートルは軽くありそうだぞ……っと!」

 グキッ

妹「あっ」

兄「こ……」

兄「腰が……」



14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:30:41.642 ID:1MnuodJw0.net

兄「筋力に変化は無し……と……」

妹「見た目しか変わらないんだ……」

兄「興味深い……スケッチとメモを残さねば……」

妹「一体何に使ってたんだろうこれ……」

兄「何にも使ってなかったという考え方もあるな」

妹「え、何の意味あるのそれ」

兄「意味なんてないのかもしれない」

兄「まあ少なくとも威嚇とかには使えないことは無かったろう」

兄「あとはそーいう性的趣向とかにも使えそうだな」

妹「大丈夫なのこの超古代文明」

兄「技術力に関してのみならばとんでもない遺物だな」

兄「俄然やる気が沸いてきたぜ!!」

 超兄貴の剣
 解説:装備すると超兄貴になる(見た目のみ)



15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:33:29.911 ID:1MnuodJw0.net

兄「となるとこの槍も意外と無害かもしれない」

妹「害が無いからいいってもんでもないけどね」

兄「よいしょっと」

兄「……」

兄「特に何も無いな」

妹「振ってみたら?」

兄「……」

妹「どうしたの」

兄「……」

妹「ちょっとお兄ちゃん……」

妹「しっかりしてよ!」

妹「……ウソ、何これ! 石みたい!」

妹「お兄ちゃん!!!」



16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:35:11.119 ID:1MnuodJw0.net

妹「どうしよう……」

妹「蹴っても何してもビクともしない……」

兄「うーん、何なんだこの槍」

妹「そうだ、早くだれかに知らせなきゃ……」

妹「……あれ?」

兄「どうした妹よ」

妹「……動いてる……」

兄「何を言っているのだ、当然だろう」

妹「違うの、今お兄ちゃん止まってて、何をしてもビクともしなくて!」

兄「……あー」

妹「どうしようどうしようって、もう何も考えられなくて!」

兄「まあなんだ、特に害はないようだから心配しなくていい」

兄「ところで妹よ、ちょっとこれ持ってみてくれないか」



17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:38:17.736 ID:1MnuodJw0.net

妹「本当だ、特に何も無いみたい」

兄「そうだろうそうだろう」

妹「でもこれどーいう道具なんだろう」

兄「約3分の間所持者の時間を止める槍のようだ」

妹「凄いけど、でも自分の時間を止めるって、意味あるの?」

兄「凄いも凄いさ、延命すらも容易なんだぞ」

兄「停止中は外からの干渉を受けないのも興味深い、個人用シェルターなんぞゴミだなゴミ」

妹「へー」

兄「ただ影響が及ぶのは肉体のみのようだな、例えば衣服なんかは普通に脱がせる事が可能だ」

兄「限定的とはいえ時をも支配するとは、恐ろしいな超古代文明!」

兄「ところでその」

兄「ちょっと刺さってるんだが」

妹「なんで私のパンツ逆になってるの」

 刻止めの槍
 解説:持つと時間が止まる(自分のみ)



19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:40:19.889 ID:1MnuodJw0.net

兄「見ろ助手君、向こうに扉が見えるぞ」

妹「まだ教授ごっこする気なの」

兄「当然だとも、俺はこの程度で引き下がる男ではないぞ」

妹「もう、好きにすれば」

兄「……む!」

兄「開かないぞ!!」

妹「まあ普通はそうなんじゃないの?さっきみたいに開くほうがおかしいよ」

兄「いや待て、きっと何かあるはずだ」

兄「見てみろ!なんかあれレバーっぽくないか!」

妹「確かにレバーっぽいけど、あんなところ届かないよ」

兄「それはまあ確かに」

妹「ガレキを積み上げてみる?」

兄「実はさっき腰をやってしまってな」

妹「じゃあ帰ろ?」

兄「やだ」



20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:42:23.401 ID:1MnuodJw0.net

兄「何か手はあるはずだ、考えろ、考えろ俺!」

妹「早く帰りたいんだけど」

妹「私だけ帰っていい?」

兄「それはダメ!」

妹「なんで」

兄「俺が一人で無茶して無事だったことが一度でもあるか!」

妹「無い」

兄「……そうだ!」

妹「どうしたの急に、役立たずの剣なんてどうするの」

兄「ふふん、兄の閃きを黙って見ているがいい」

 ピカァァァ!!

筋肉ダルマ(兄)「えい」

 ガチャン

 超兄貴の剣
 追記:背も伸びる



21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:44:01.687 ID:1MnuodJw0.net

 ゴゴゴゴゴ

兄「なんか思ってたのと違うところが開いた」

妹「なんか変な色の煙出てるんだけど」

兄「どうせ演出だろう、あんまり気にするな」

妹「でも今度は正真正銘やばいのかもしれないよ」

兄「では慎重に行こう、お前はすぐ槍を握れる位置にいろ」

妹「お兄ちゃん……」

兄「俺が様子を見てくる、俺が合図をしたら槍を持ってやり過ごせ!」

兄「やりだけに」

妹「は?」

兄「なんでもないです、行って来ます」

 数分後

兄「くっ、妹!!槍を握れェー!!」



22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:46:05.604 ID:1MnuodJw0.net

兄「……」

兄「……よし」

妹「……」

兄「……」

妹「おい」

兄「危なかったがギリギリセーフだったぜ!!」

妹「帰る」

兄「待って!待って!もうちょっとだけ!」

妹「あ?」

兄「すいませんでした!もうしませんからもうちょっとだけ奥見たいの!」

兄「ほら、さっきこんなの拾ったぞ!」

妹「なにそれ」

兄「よくわからないけどスイッチを押すと紫の煙が噴き出す装置」

 ぽち

妹「うわっ!!」



23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:48:26.860 ID:1MnuodJw0.net

 もわもわ

妹「何か害があったらどうするの!」

兄「不思議と煙たくも無いしなんなんだろうなこれ」

兄「強いて言えばトイレの香りだな?」

妹「ラベンダーの香りでしょ!!!」

兄「なるほど超古代トイレの芳香剤か……」

妹「そんな馬鹿な……」

兄「屋外で催しても煙で周囲の視線をカットできる優れもの」

妹「トイレでしろ」

兄「携帯用トイレと言っても過言ではあるまい」

妹「トイレ要素って香りしかないんじゃ……」

兄「とりあえず命名しておくことに意義があるのだよ」

 お外でできるもん
 解説:煙が出る(ラベンダーの香り)



26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:51:27.835 ID:1MnuodJw0.net

兄「別にこの部屋はトイレじゃないみたいだな」

妹「倉庫かな、なんか色々積んであるね」

兄「これは片っ端から調べてみる必要がありそうだな!」

妹「いや、これだけあるんだから危ないのも混じってるよきっと……」

兄「据え膳食わずして何が男か!」

妹「私は男じゃないし」

兄「さっき超兄貴の剣握ってる時な」

兄「お前ちんこついてたぞ」

妹「は!?」

兄「直接は見てないけどな」

兄「すげえもっこりしてた」

妹「ますます意味がわからない……」

兄「実はさっきのもちゃんとちんこが消えているか確認しただけで別に何もやまs」

妹「死ね」



27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:54:03.231 ID:1MnuodJw0.net

兄「なんか凄そうな鎧がある」

妹「こんな重そうなの着たら動けないんじゃ?」

兄「何か補助動力的なモノがあるのかもしれない」

兄「あるいは自律稼動できるシロモノかもしれない」

妹「つまりロボット的な」

兄「まあ実際のところはわからんがな」

兄「とりあえずウンともスンとも言わんな、重くて動かせそうにないし、先にこっちを見てみよう」

 チラッ

妹「……?」

兄「どうした妹よ」

妹「なんか今、動いたような気がして」

兄「よくある死亡フラグだな」

妹「今この鎧がこっちを見てた気がし……」

 ブンッ

妹「そっぽ向いた!!!」



28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:55:44.100 ID:1MnuodJw0.net

兄「やはり人型汎用兵器かちくしょうとんでもないオーバーテクノロジーだな!」

妹「やっぱり危ないよ早く帰ろう!」

兄「もしかしたらこいつから何か情報を引き出せるかもしれない」

兄「お前は離れていろ、こいつは俺が調べる!」

妹「そんな無茶しないでよ……」

兄「今ここで退いては気になりすぎて夜も眠れん」

妹「最近朝に寝てるくせに」

兄「少し静かにしていろ!」

兄「……ふむ……」

兄「ウンともスンとも動かん」

兄「妹よ、ちょっとそこらへんから手ごろな石取ってく……」

 ブンッ

兄「!!」



29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:57:16.414 ID:1MnuodJw0.net

兄「傷付けようとしていた事に勘付いたか……自己保護機能まで搭載しているとはな!」

妹「でも首しか動かないみたい……」

兄「大体真上なんか向いてどうする気なのか」

兄「立ち上がろうとでもしたんだろうか」

妹「上に何かあるのかもしれな……」

 ブンッ

兄「あっ、下向いた!」

妹「……下……?」

 ブンッ

兄「あっ、上向いた!」

妹「ええ……何これ……」

 大鎧アマノジャク
 解説:あっち向いてホイして遊べる(絶対勝てない)



30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 20:59:35.008 ID:1MnuodJw0.net

妹「なんだろうこれ」

兄「缶詰だな」

妹「なんで超古代文明に缶詰があるの」

兄「歴史は繰り返すと言うだろう」

妹「言うけど……さすがに缶詰のカタチまでは繰り返さないでしょう……」

兄「じゃあ缶詰じゃないかもしれないな」

妹「どっちなの!」

兄「知らないから調べるんだろう」

兄「ふむ、重さも……缶詰っぽいな」

妹「超古代文明のサバとか出てきたらどうしよう」

兄「くさそうだな」

 ガリッ

妹「ちょっとお兄ちゃんなにしてるの!?」

兄「何ってお前、開けるに決まってるだろ」

妹「なんで缶切り持ってるの!?」



31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:01:27.714 ID:1MnuodJw0.net

兄「……待てよ」

兄「そうだ、俺が缶切りなんて持っているはずがない!!」

妹「いやでも持ってるじゃん……」

兄「だが知らんぞ俺はこんなオシャレな缶切り……」

兄「いつから俺はこの缶切りを持っていたんだろう……」

妹「だから、持ってきてたんじゃないの」

兄「いや、少なくともこの部屋に入るまでは手ぶらだった」

兄「ポケットにはクッキーしか入ってないはずなんだ」

妹「なんでクッキー」

兄「そうだ、この缶を手に取った瞬間……」

兄「俺はその瞬間に、この手に缶切りを握っていた……!!」



32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:03:09.268 ID:1MnuodJw0.net

妹「そんな馬鹿な」

兄「妹よ、この缶詰を持ってみろ」

妹「いいけど……」

妹「……別になんとも無いけど?」

 ガリッ

兄「待てー!」

妹「え、何?」

兄「なんで開けようとする!?」

妹「……あれ?ホントだ」

妹「っていうかいつの間に缶切りが……」

兄「この缶詰は保留しておこう……」

妹「うん……」

兄「缶切りは持って帰ろう」

妹「置いていけ」

 開けられたがりの缶詰
 解説:無意識に開けそうになる缶詰(オシャレな缶切り練成機能付)



33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:06:46.099 ID:1MnuodJw0.net

兄「本格的におかしいモノしか出てこないな」

妹「最初から全部そうでしょ……」

兄「これなんか怪しげだが、どうだろうな」

妹「トーテムポールかな、なんか似てる」

兄「見るからに呪いのアイテムっぽくていい感じだ」

兄「……!!?」

兄「この感触はまさか……いや……」

兄「……いや、間違い無い……なんてこった……」

妹「お兄ちゃん、そんな青い顔してどうしたの……それ、何なの?」

兄「駄目だ、お前は……お前だけはそれに触れるな!!」

妹「わかったけど……大丈夫?」

兄「俺ならまあ、問題は無い……少し心が傷付いただけだ……」

妹「お兄ちゃんがそこまでダメージ受けるなんて……」

兄「くっ……こんなものまで存在するなんてな……」

 たくましいトーテムポール
 解説:感触が明らかにちんこ(でかい)



35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:09:10.157 ID:1MnuodJw0.net

兄「先っちょが湿ってたぞ……」

妹「何の話?」

兄「いや、なんでもない……」

妹「なんだろうこれ、十手?」

兄「なんで超古代文明遺跡から岡持ちズウェポンの十手が」

妹「そう言われましても」

兄「まあ確かにこれは、十手だな」

妹「でしょう?」

兄「ちょっと兄さん思ってたんだがな」

妹「なあに?」

兄「もしかしてこれ超古代文明の遺跡じゃないのでは」

妹「でも説明つけられない物も多かったよ」

兄「でもなんかこう、浪漫のベクトルが違う……」

妹「そう言われましても」



36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:11:28.563 ID:1MnuodJw0.net

兄「……とりあえず十手のフシギ機能を調べてみなければ」

妹「変な機能あるのが前提なんだ……」

兄「ふんっ!」

兄「とうっ!」

兄「ほあああああああ!!」

兄「……」

妹「……」

兄「何もおきないな」

妹「ちょっとお兄ちゃん、もっと激しく動いてみて」

兄「こうか!」

妹「跳べ!」

兄「こうかー!」

妹「走れ!!」

兄「これでもかー!!」



37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:13:25.187 ID:1MnuodJw0.net

兄「ぜぇぜぇ……」

兄「特に何もおきないじゃないか……!」

妹「お兄ちゃんちょっとおでこぬぐってみて」

兄「ん……?」

兄「あれ……?」

妹「ね?」

兄「汗を一滴もかいていないぞ……」

兄「まさかこの十手の効果か!」

兄「うわあ十手がべっちょりしてる!!」

妹「でもちゃんと疲労はするんだねこれ」

兄「代わりに汗かいてくれる十手か……」

兄「使いようありそうだなコレ」

妹「まあほかに比べれば……」

 代理発汗十手(仮)
 解説:汗に悩まされない(代わりに職質される)



38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:14:42.825 ID:1MnuodJw0.net

兄「疲れた……」

妹「そうでしょうとも」

兄「だがせめてココが何の目的で作られたかくらいは突き止めねば!」

妹「えー、帰ろうよ」

妹「続きは明日でも明後日でもいいでしょ?お兄ちゃんニートなんだから」

兄「明日も明後日もお前が学校じゃないか!」

妹「一人でやってよ」

兄「やだ」

妹「うるせえ」

兄「お願いしますもうちょっとだけ許してください」

妹「あと何分」

兄「妹よ」

妹「何」

兄「俺が約束を破ったことが一度でもあるか!いや無い!」

妹「意地でも約束しないだけでしょ」



40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:17:20.741 ID:1MnuodJw0.net

兄「俺は人を裏切るのが何より嫌いだからな」

妹「そんな負けたくないからそもそも戦わない負けず嫌い的な事を言われましても」

兄「ちなみにそれも俺に当てはまるな!」

妹「一生逃げてろクズ野郎」

兄「そこまで言わなくても」

妹「帰るから」

兄「ああっ、待ってっ!」

妹「やだ、帰るったら帰る……」

兄「どうした妹よ急に立ち止まって」

妹「……出口が開かなくなってる……」

兄「は?」

妹「出口が開かないよ!?」

兄「……あー」

兄「クッキー食べるか、妹よ」

妹「そんな場合と違う!」



41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:19:58.266 ID:1MnuodJw0.net

兄「一枚しか持ってきてないのではんぶんk」

 ガッ

兄「ああっ」

 もぐもぐ
 
兄「ああっ!」

妹「そんな場合じゃないって、言ってるでしょう!」

兄「ばっちり食べてるじゃないか!」

???「クククク……」

妹「……えっ!?」

???「ここを見てしまったのだ、生きて帰すわけが無いだろう」

兄「なんだと……!」

???「進入を許したのは私の落ち度だがな……今後の課題としよう」

妹「……ウソ……!」

???「ハハハハ、己の好奇心を恨むのだな!」



42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:22:12.665 ID:1MnuodJw0.net

兄「質問いいですか」

???「許可しよう」

兄「ほかに出口はありますか」

???「残念だったな、出入り口は一つだ!」

兄「あなたは今どこに?」

???「……あっ」

妹「今なんかあって言った」

兄「ははあ」

兄「こいつも一緒に閉じ込められてやんのバーカバーカ!」

???「じ、自分専用の出口ならあるし!馬鹿じゃないし!」

妹「馬鹿だこのひと」

 ガラガラガラ

姉「馬鹿じゃねーつってんだろ!!」

兄「……あ」

妹「お姉ちゃん……」



43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:24:02.275 ID:1MnuodJw0.net

姉「……」

兄「……」

妹「何してんの……」

姉「マッドサイエンティストごっこ……」

兄「馬鹿だ、馬鹿がいるぞ」

妹「お兄ちゃんも大差ないじゃない……」

兄「開かない部屋があると思ったら姉ちゃんが中にいたのか」

姉「いつもは出るときに入り口隠していくんだけど……」

姉「没頭しすぎて中で寝ちゃって……」

妹「最近帰ってこないと思ったらこんな事を」

姉「はい」

兄「ところでひとつ聞きたいんだけど」

姉「はい」

兄「トーテムポール」

姉「死ね」



44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:25:39.870 ID:1MnuodJw0.net

妹「でもみんなお姉ちゃんが作ったの?」

姉「作ったというかアレンジしたというか」

兄「じゃあまさか本当に超古代文明の……!」

姉「はいそんな感じじゃないですかね」

兄「だったらそのまま手をつけずに置いとけよ!」

兄「あーもうせっかく超古代文明の遺跡探検できると思ってウキウキしてたのに」

兄「気分が台無しじゃないか!」

妹「でも元は本当に超古代文明っぽいよ」

兄「こういうのは気分の問題なんだよ!」

姉「だよなー」

兄「お前のせいだよ!」

姉「ついアレンジしたくなったんだから仕方ない」

兄「クズだ、クズがいるぞ」

妹「もうやだこのひとたち」



45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:27:41.453 ID:1MnuodJw0.net

姉「お腹すいちゃった」

兄「そういえばそうだな」

妹「私は別に」

兄「お前はさっき俺のクッキー食ったろ」

姉「んー、ここも弄れそうなもんは弄りつくしたし、帰ろうか!」

兄「俺もやる気が萎えた」

妹「二人のせいで無駄に疲れた」

姉「まあまあ、この埋め合わせはきっとするから」

 ガタッ
 
姉「ん?」

 ガタッ ガタッ

兄「どうした姉ちゃん」

姉「開かない」

妹「 」



46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:29:24.377 ID:1MnuodJw0.net

兄「ひとまずなんだ、考えよう」

姉「そうだな考えよう」

妹「 」

兄「何か扉をぶち破れそうな秘密道具は無いのか」

姉「無い、わりと性的なことに役立つ道具くらいしかない」

兄「馬鹿だこいつ」

姉「そんな事言われても!」

妹「こんな兄弟持ったせいで私もここで死ぬんだ」

妹「あんた達なんていなきゃよかったんだ!」

兄「お、落ち着けって!」

妹「落ち着いてられるか!」

姉「そこをなんとか」

妹「死ね!」

兄「そういえばお前、最初この扉何度も開閉して遊んでなかったっけ」

妹「あっ」



47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:31:02.156 ID:1MnuodJw0.net

妹「申し訳ありませんでした」

兄「いいっていいって気にすんなって」

姉「そうだよ、三人でなんとかしよ?」

妹「お兄ちゃん、お姉ちゃん……」

兄「ところで姉ちゃん、なんか食いもんはないのか」

姉「そんなものはない」

兄「ということはこいつは残された最後の食料を一人で食ってしまったわけだな」

妹「えっ……」

姉「こんな危機的状況でとんでもない事をしたわね……」

妹「ちょっ……えっ……」

兄「しかも扉まで壊しやがって……」

妹「 」

兄「なんてな!別にそんな事は今どうでm」

 ドゴッ

筋肉ダルマ(妹)「死ね!!」



48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:32:29.371 ID:1MnuodJw0.net

妹「うわあああん!」

姉「落ち着いて、落ち着いて、ね?」

兄「並みの剣だったら即死だった……」

姉「素材はかなり脆いからね、アレ」

兄「超兄貴の剣では……扉は無理か、俺を殴って壊れるような剣だもんな……」

兄「ごほっ!」

妹「だ、大丈夫!?」

兄「いや、ただの演出だ」

妹「くたばれ」

姉「あ、そうだ」

兄「なんだ、何かいい手でも思いついたか」

姉「いやね、食べ物かもしれないものならあるなーと思って」

妹「……かもしれない……?」

 ガサゴソ

姉「ほらこれ」



49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/21(火) 21:34:37.735 ID:1MnuodJw0.net

兄「さっきの缶詰……!!?」

姉「これだけは最初から缶詰だったんだー、面白くない?」

妹「……超古代文明の缶詰(本物)だったのこれ……」

姉「とりあえず開けてみましょう!!」

 ガリッ

















 開けられたがりの缶詰
 追記:開けるとヤバい
 
 おしまい


元スレ
兄「古代の超文明遺跡を見つけてしまった」