SS速報VIP:モバP「美しい名前」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:03:29.33 ID:z1sbC4m30
元ネタあり
観覧注意
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377875008
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:04:05.58 ID:z1sbC4m30
泣きたい時ほど 涙は出なくて
P「まゆっ!!」
ちひろ「プロデューサーさんっ!こっちです!」
P「クソッ!どうしてこんなことに!!」
唇噛んでる 真っ白い夜
P「まゆ!!」
バダンッ!!
まゆ「…」
身体中に管を たくさん付けて
P「…まゆ」
ちひろ「プロデューサーさん…」
P「…そうかちょっと疲れて眠ってるだね」
ちひろ「…プロデューサーさん?」
P「最近、仕事が多くて働きっぱなしだったからね」
ちひろ「…プロデューサーさん」
P「ははっ寝ている時も可愛い顔してるじゃないか」
ちひろ「プロデューサーさん!!」
P「…」
ちひろ「まゆちゃんは―――」
世界で一番悲しい答えと
P「…少し2人きりにしてくれませんか」
ちひろ「…はい」
P「…」
悲しくなれない真っ黒い影
P「まゆ…」
擦れそうな声で名前を呼んだ
まゆ「…」
不意にゾッっとするほど虚しく響いた
P「…あぁ、時計の針を戻す魔法があれば」
P「あぁ、この無力な両手を」
切り落とすのに
世界は二人のために 回り続けているよ
世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに
P「まゆ…」
まゆ「…」ピクッ
P「…!!」
微かにこの手をなぞった指先
P「まゆ!まゆ!」
小さなサインに敏感になる
ちひろ「どうしました!」
P「なぁ!まゆ!起きているんだろ!」
ちひろ「ちょ、プロデューサーさん!何をしているんですか!!」
P「だって今、微かに指先がっ!」
こんなふうに君の心の音を
ちひろ「プロデューサーさん!!まゆちゃんは絶対安静なんですよ!!」
P「だけど、だけど!!」
ちひろ「プロデューサーさん!!」
パシンッ!!
P「っ!!」
耳をずっと澄ませて過ごせばよかった
ちひろ「…ごめんなさい。けど冷静になってください、プロデューサーさん」
P「…すいません、少し頭を冷やしてきます」
まゆ「まゆはずーっとPさんと一緒です」
P「まゆ、いいか間違っても外ではそんなこと言うなよ。お前はアイドルなんだからな」
まゆ「…はい」
P「うん、じゃあどっか食べにでも行くか」
まゆ「はい♪」
P(僕たちの関係はアイドルとプロデューサー、それ以下でもそれ以上でもない)
あぁ 想いを隠したまま 笑っていたね
まゆ「最近どうしたんですか?Pさん」
P「…いや、なんでもないよ」
まゆ「…?」
P(僕とまゆはただのアイドルとプロデューサー、ただそれだけだ)
P(この感情は、気のせいだ)
あぁ 知らない振りをしてた
P「…僕への罰だ」
世界は二人のために 回り続けているよ
離れてしまわぬように 呼吸もできないくらいに
P「まゆ」
P「まゆ」
P「まゆ」
P「まゆ」
何度だって呼ぶよ 君のその名前を だから目を覚ましておくれよ
P「…まゆ」
P「まゆっ」
P「まゆっ!」
P「佐久間まゆっ!!」
今頃気付いたんだ 君のその名前が とても美しいということ
世界は二人のために 回り続けているよ
P「まゆ、少し髪が伸びたな」
P「まゆ、窓から桜が見えるな。まだ結構寒いのにな」
P「まゆ、今日は皆に選んでもらって花を持ってきたんだ」
P「まゆ、今日は暑いな。体調は大丈夫か?」
P「まゆ、誕生日おめでとう」
P「まゆ、今日は冷えると思ったら雪が降ってきたよ。風邪引くなよ」
世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに
世界は二人のために 回り続けているよ
P「まゆ、結構髪伸びたな」
P「まゆ、最近暖かくなってきたな」
P「まゆ、雨ばっかりでジメジメしてないか?」
P「まゆ、夏が終わる。そしてまたお前の誕生日を迎えるよ」
離れてしまわぬように 呼吸もできないくらいに
P「まゆ、誕生日おめでとう」
P「いくつになったんだ、まゆ」
P「…なぁ、そろそろ目を覚ましておくれよ」
P「皆頑張っているぞ、事務所も凄く大きくなった」
P「凛とか歌に女優に大忙しだよ」
P「…他の子の話をしないでくださいって言ってこいよ、まゆ」
P「まゆ、佐久間まゆ」
P「何度だって呼ぶよ、まゆ。君のその名前を」
P「だから、目を覚ましておくれよ…」
P「――――っ」
今頃気付いたんだ 君のその名前が とても美しいということ
P「――――――まゆ」
まゆ「…どう、したん、ですかぁ?」
P「…えっ」
まゆ「…んっ、えっ、ここ、どこ、ですか?」
P「まゆ!!!!」
まゆ「いたっ、ちょ、Pさん…?」
P「まゆ!まゆ!まゆ!」
まゆ「いたい、いたいです、Pさん」
P「バカ野郎…!やっと…やっと目を覚ましやがって」
まゆ「…?」
ちひろ「どうしたんですか?プロデューーーー!!」
ちひろ「な、ナースコールナースコール!!」
P「まゆ、言いたいことが色々あるけど」
P「おはよう、まゆ」
まゆ「おはよう、ございます、Pさん」ニコッ
終わり
ありがとうございました。
元ネタ
THE BACK HORN
美しい名前
ライター
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3726957
マッチ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3733493
おまけ
まゆ「…ねぇ、Pさん」
P「どうした、まゆ」
まゆ「どうしてPさんの身体や部屋が黒い線でラクガキだらけなんですか?」
P「―――え?」
おつー
まさかとは思ったがバクホンとは・・・
元スレ
泣きたい時ほど 涙は出なくて
P「まゆっ!!」
ちひろ「プロデューサーさんっ!こっちです!」
P「クソッ!どうしてこんなことに!!」
唇噛んでる 真っ白い夜
P「まゆ!!」
バダンッ!!
まゆ「…」
身体中に管を たくさん付けて
P「…まゆ」
ちひろ「プロデューサーさん…」
P「…そうかちょっと疲れて眠ってるだね」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:04:59.55 ID:z1sbC4m30
ちひろ「…プロデューサーさん?」
P「最近、仕事が多くて働きっぱなしだったからね」
ちひろ「…プロデューサーさん」
P「ははっ寝ている時も可愛い顔してるじゃないか」
ちひろ「プロデューサーさん!!」
P「…」
ちひろ「まゆちゃんは―――」
世界で一番悲しい答えと
P「…少し2人きりにしてくれませんか」
ちひろ「…はい」
P「…」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:05:31.53 ID:z1sbC4m30
悲しくなれない真っ黒い影
P「まゆ…」
擦れそうな声で名前を呼んだ
まゆ「…」
不意にゾッっとするほど虚しく響いた
P「…あぁ、時計の針を戻す魔法があれば」
P「あぁ、この無力な両手を」
切り落とすのに
世界は二人のために 回り続けているよ
世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:06:02.43 ID:z1sbC4m30
P「まゆ…」
まゆ「…」ピクッ
P「…!!」
微かにこの手をなぞった指先
P「まゆ!まゆ!」
小さなサインに敏感になる
ちひろ「どうしました!」
P「なぁ!まゆ!起きているんだろ!」
ちひろ「ちょ、プロデューサーさん!何をしているんですか!!」
P「だって今、微かに指先がっ!」
こんなふうに君の心の音を
ちひろ「プロデューサーさん!!まゆちゃんは絶対安静なんですよ!!」
P「だけど、だけど!!」
ちひろ「プロデューサーさん!!」
パシンッ!!
P「っ!!」
耳をずっと澄ませて過ごせばよかった
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:06:36.52 ID:z1sbC4m30
ちひろ「…ごめんなさい。けど冷静になってください、プロデューサーさん」
P「…すいません、少し頭を冷やしてきます」
まゆ「まゆはずーっとPさんと一緒です」
P「まゆ、いいか間違っても外ではそんなこと言うなよ。お前はアイドルなんだからな」
まゆ「…はい」
P「うん、じゃあどっか食べにでも行くか」
まゆ「はい♪」
P(僕たちの関係はアイドルとプロデューサー、それ以下でもそれ以上でもない)
あぁ 想いを隠したまま 笑っていたね
まゆ「最近どうしたんですか?Pさん」
P「…いや、なんでもないよ」
まゆ「…?」
P(僕とまゆはただのアイドルとプロデューサー、ただそれだけだ)
P(この感情は、気のせいだ)
あぁ 知らない振りをしてた
P「…僕への罰だ」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:07:09.53 ID:z1sbC4m30
世界は二人のために 回り続けているよ
離れてしまわぬように 呼吸もできないくらいに
P「まゆ」
P「まゆ」
P「まゆ」
P「まゆ」
何度だって呼ぶよ 君のその名前を だから目を覚ましておくれよ
P「…まゆ」
P「まゆっ」
P「まゆっ!」
P「佐久間まゆっ!!」
今頃気付いたんだ 君のその名前が とても美しいということ
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:07:41.30 ID:z1sbC4m30
世界は二人のために 回り続けているよ
P「まゆ、少し髪が伸びたな」
P「まゆ、窓から桜が見えるな。まだ結構寒いのにな」
P「まゆ、今日は皆に選んでもらって花を持ってきたんだ」
P「まゆ、今日は暑いな。体調は大丈夫か?」
P「まゆ、誕生日おめでとう」
P「まゆ、今日は冷えると思ったら雪が降ってきたよ。風邪引くなよ」
世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:08:10.56 ID:z1sbC4m30
世界は二人のために 回り続けているよ
P「まゆ、結構髪伸びたな」
P「まゆ、最近暖かくなってきたな」
P「まゆ、雨ばっかりでジメジメしてないか?」
P「まゆ、夏が終わる。そしてまたお前の誕生日を迎えるよ」
離れてしまわぬように 呼吸もできないくらいに
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:08:43.67 ID:z1sbC4m30
P「まゆ、誕生日おめでとう」
P「いくつになったんだ、まゆ」
P「…なぁ、そろそろ目を覚ましておくれよ」
P「皆頑張っているぞ、事務所も凄く大きくなった」
P「凛とか歌に女優に大忙しだよ」
P「…他の子の話をしないでくださいって言ってこいよ、まゆ」
P「まゆ、佐久間まゆ」
P「何度だって呼ぶよ、まゆ。君のその名前を」
P「だから、目を覚ましておくれよ…」
P「――――っ」
今頃気付いたんだ 君のその名前が とても美しいということ
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:09:16.06 ID:z1sbC4m30
P「――――――まゆ」
まゆ「…どう、したん、ですかぁ?」
P「…えっ」
まゆ「…んっ、えっ、ここ、どこ、ですか?」
P「まゆ!!!!」
まゆ「いたっ、ちょ、Pさん…?」
P「まゆ!まゆ!まゆ!」
まゆ「いたい、いたいです、Pさん」
P「バカ野郎…!やっと…やっと目を覚ましやがって」
まゆ「…?」
ちひろ「どうしたんですか?プロデューーーー!!」
ちひろ「な、ナースコールナースコール!!」
P「まゆ、言いたいことが色々あるけど」
P「おはよう、まゆ」
まゆ「おはよう、ございます、Pさん」ニコッ
終わり
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:09:47.33 ID:z1sbC4m30
ありがとうございました。
元ネタ
THE BACK HORN
美しい名前
ライター
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3726957
マッチ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3733493
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:10:26.42 ID:z1sbC4m30
おまけ
まゆ「…ねぇ、Pさん」
P「どうした、まゆ」
まゆ「どうしてPさんの身体や部屋が黒い線でラクガキだらけなんですか?」
P「―――え?」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 00:21:25.93 ID:vkQzVYyCo
おつー
まさかとは思ったがバクホンとは・・・
SS速報VIP:モバP「美しい名前」