前作
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 11:56:44.40 ID:FjVA5yqs0
暦「さて。ガハラさんはどこか行きたい場所はある?」
戦場ヶ原「いいえ。阿良々木くんと一緒なら私はどこへでも」
暦「そ、そう」
戦場ヶ原「阿良々木くんの居る場所が私の居場所」
暦「重い」
戦場ヶ原「けれどいいのかしら。羽川様を呼ばなくて」
暦「羽川?いいよ。別に。今日は戦場ヶ原が勉強教えてくれる日だし」
戦場ヶ原「そうね」
暦「さてと。どこに行くかな…まぁ、例の如く何も思いつかなきゃ家に居るか」
>>3
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 11:59:01.36 ID:23vSGgX/0
ラブホ
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:03:17.81 ID:FjVA5yqs0
暦「よし。ラブホテルに行こう」
戦場ヶ原「…はい?」
暦「えっと、どこにあったかな」
戦場ヶ原「ちょっと待って。えぇ、待って、待ちなさい。阿良々木くん」
暦「あぁ、一番近い場所はここか。うん、オーケー。場所は覚えた」
戦場ヶ原「だから、あのね」
暦「戦場ヶ原…行こう。桃源郷へ」
戦場ヶ原「…正座」
暦「はい」
戦場ヶ原「いちおう私も女子です。大好きな男の子の一人や二人居る女の子です」
暦「僕のほかに誰が!?」
戦場ヶ原「え?阿良々木くんは入ってないわよ」
暦「意外な展開!?」
戦場ヶ原「ジョーク。戦場ヶ原ジョークよ。本気にしないで」
暦「はぁ」
戦場ヶ原「そのね。私も全く興味が無いといえば嘘になるけれども…けれどもよ」
暦「うん」
戦場ヶ原「その、い、一応、ほら、乱暴されそうになったって設定もあるわけだし」
暦「設定だったの!?」
戦場ヶ原「いつもニコニコ笑ってても、心には闇が…ううん、闇の心なのよ」
暦「それは別人だよね?」
戦場ヶ原「だからね、その、は、はじめての、そのエッチは…もっと、えっと…だから」
暦「戦場ヶ原…ラブホへ行こう」
戦場ヶ原「キュンッ」
暦「君の心の闇を払ってあげるよ」
戦場ヶ原「…だめ、ジュンってなったけど、だから、それは」
暦「ほら、別に行ったからってエッチなことするって決まったわけじゃないだろ」
戦場ヶ原「え?そうなの?だって、その、そういう場所でしょ?」
暦「まぁ、確かに。けど、そこに入ったからと言って、必ずしなければならないとい法律はない!」
戦場ヶ原「…あったら日本は終わってるわ」
暦「まぁ、僕も入ったことは何回かしかないし」
戦場ヶ原「ちょっと待って。ストップ、ジャストモーメント…え?何?もう一回言って」
暦「いやいや、気にしないでいいよ。妹とだから。ノーカンノーカン」
戦場ヶ原「さらに酷い事になった気がするのは気のせい?」
暦「だからさ、僕も興味がある。戦場ヶ原も興味がある。ほら、これで行くだけの理由になった」
戦場ヶ原「え?そ、そうなのかしら」
暦「そうさ。だから、僕たちは一緒に行くべきだ…恋人だろ?」
戦場ヶ原「そうだけど、あら、私騙されてない?」
暦「ほらほら。自転車の後ろに乗って」
戦場ヶ原「う、うん」
暦「よっしゃー。戦場ヶ原とラブホで初エッチだぁ、ひゃっほぉぉぉ!!」
戦場ヶ原「ちょ、ちょっと待ちなさい」
暦「え~っと…部屋は…ここでいいか。戦場ヶ原。こっち」
戦場ヶ原「…えぇ…いえ、その」
暦「ほら、いこう」テヲギュッ
戦場ヶ原「ぁ…はい」
・
・
・
戦場ヶ原「意外と普通な場所なのね」
暦「そうか?風呂とか丸見えだぜ?」
戦場ヶ原「それくらいは予想済みよ」
暦「そっか…ふぅん。さてと…それじゃあ… >>11 でもするか」
忍と3P
忍「呼んだかえ?お前様」
戦場ヶ原「…正気?」
暦「うん」
戦場ヶ原「可愛く言っても無駄よ。無駄」
忍「ふむ。儂もお前様と二人っきり、というのならばよいのじゃが」
戦場ヶ原「あなたもはっきりと断るべきよ」
暦「ドーナツ10個」
忍「マフィンやパイは」
暦「可」
忍「仕方ないのぉ。このようなこと、儂のような高貴な存在がするのは例はないのじゃが…お前様の頼みじゃ」
戦場ヶ原「今、完全に食べ物に釣られたわよね」
暦「…優しくするよ。ひたぎ」
戦場ヶ原「ちょ、待って、来ないで…え?うそ、このまま、本当に?」
暦「…とはいえ最初から3Pはいくらなんでも僕にもハードルが高い」
戦場ヶ原「いえ、そういうことではなく」
暦「だから。忍…しばらく隅っこでじっとしててくれ」
忍「なら、ゲームでもしておるか」
戦場ヶ原「あの、ね、阿良々木くん…ほかのことなら、その、なんでもしてあげるから、ね」
暦「ごめん。戦場ヶ原、もう我慢できないんだ」
戦場ヶ原「…ぁ」
暦「いいかい?」スッ
戦場ヶ原「…キス…して」
暦「あぁ」チュッ
戦場ヶ原「んっ…ん、っ…んんっ…ぁ…はぁっ」
暦「可愛いよ」
戦場ヶ原「…ばかっ」
暦「んっ」
戦場ヶ原「ふぁっ…んっ。だめっ、ぁっ…んっ、耳は…ふぁっ」
暦「っ」ペロッ
戦場ヶ原「んぁぁっ…舐めちゃ…んんっ」
暦「そんな声も出せるんだ」
戦場ヶ原「ぃゃ…きかないで」
暦「僕は戦場ヶ原の」
戦場ヶ原「ひたぎ」
暦「え?」
戦場ヶ原「…これから…ずっと、ひたぎって呼んで」
暦「…うん…ひたぎの全てを知りたい」
戦場ヶ原「…こよみくん…>>16」
まだ早いわ....
今度にしましょう...
暦「…」
戦場ヶ原「…今なら雰囲気で出来ると思ったの…けど」
暦「いや、いいよ。うん、ごめんな」
戦場ヶ原「…私の方こそ…ごめんなさい」
暦「いやいや。僕の方こそ…戦場ヶ原の気持ちも考えずに」
戦場ヶ原「ぁ」
暦「待つって約束だったもんな」
戦場ヶ原「…いいわ」
暦「え?」
戦場ヶ原「いいの。して、こよみくん」
暦「…ごめん。僕の方がもう…だから、後はカラオケでも歌って帰ろうぜ。戦場ヶ原」
戦場ヶ原「…うん」
忍「なんじゃ。お前様…へたれか?」
暦「何とでも家」
忍「やれやれ。慰めてやろうか?」
暦「いらん」
忍「まったく。お子様じゃのぉ」
暦「お前から見れば誰でも子供だろうが」
戦場ヶ原「…」
暦「ほら、戦場ヶ原が落ち込んじまった」
忍「いや、それはお前様の態度がいけないのじゃろ」
暦「僕の?」
忍「わからんならよい…しかし、ドーナツはすでに契約済みじゃぞ?」
暦「わかってるよ」
忍「ならよい。ほれ、お前様も席につけ。対戦しようではないか」
暦「はいはい」
暦「ん~、そろそろ時間か…忍、影に戻れ」
忍「ん」シュン
暦「戦場ヶ原、出ようぜ」
戦場ヶ原「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
暦「戦場ヶ原?」
戦場ヶ原「きらわないできらわないできらわないできらわないできらわないで」
暦「おい、しっかりしろ」
戦場ヶ原「…」
暦「大丈夫だよ。こんな程度じゃ嫌いにならない…むしろ僕が嫌われるかと思ったよ…ひたぎ」
戦場ヶ原「…ほんと?」
暦「あぁ」
戦場ヶ原「…よかった」
暦「さて。出ようぜ」
戦場ヶ原「えぇ」
暦「ん~、いい天気だ…こんな日は水浴びでもしたいよな」
戦場ヶ原「そうね。それにしても阿良々木くん。それは遠まわしに私の水着が見たいってこと?」
暦「いや、そういうわけでは」
戦場ヶ原「ダメよ。ダメダメ。本編ですら水着回がなかったのに、こんな場所で水着なんてもってのほかよ」
暦「あの、ガハラさん?」
戦場ヶ原「それにどうせ私の水着よりも、八九寺ちゃんとかのロリぃなスクール水着姿に欲情しちゃうんでしょ?あぁ、やだやだ」
暦「あ~、いつもの元気ハツラツ戦場ヶ原さんが戻ってきたねぇ」
戦場ヶ原「なに?文句あるの?」
暦「ありません。滅相もありません」
戦場ヶ原「あれは、その、あれよ…そう、部屋のムード…そのせいよ」
暦「ムードって」
戦場ヶ原「忘れなさい」
暦「はい…っと、まだ時間はあるし次はどこに行くかな」
>>22「こんにちは」
忍野メメ
メメ「やぁ、遅かったじゃない。阿良々木くん」
暦「忍野!?ちょ、え。なんでお前がこんな場所に居るんだよ!?」
メメ「驚きすぎだよ…何かいいことでもあったかい?」
戦場ヶ原「…忍野さん。どうも、お久しぶりです」
メメ「おや。ツンデレちゃんも一緒かい。仲睦まじいねぇ」
暦「忍野。で、何の用だよ」
メメ「いやいや、なんでもないよ。ちょっと通りかかっただけさ」
暦「お前、横浜に行ったんじゃなかったのか?」
メメ「行ったよ。で、仕事を終わらせてその報告にちょっと寄っただけさ」
暦「報告?この町の誰かか?」
メメ「そ。見滝原の時とは違って、横浜は依頼を受けて行ってきたところだったからねぇ」
暦「…じゃあ、遅かったね…はおかしいだろ」
メメ「あはは。そうだね、うん、そう…そうだよね。いやぁ、おじさん一本とられたよ」
暦「あのなぁ」
メメ「睨まない睨まない。起こしてって言ったのに、気づいたら居なくなってたのは気にしてないから」
暦「あ、あれは」
メメ「うんうん。飛びたくなったんだよね。まぁ、思春期特有のアレだ。うん。アレだよ」
暦「アレってなんだよ」
メメ「さてと、それじゃあ、さっさと報告をすませてこようかね」
暦「忍野。お前、いつまでこの町に居るんだ?」
メメ「すぐに居なくなるよ。だから、阿良々木くんが気にする必要はないよ」
暦「あ、あぁ。そうか」
メメ「それじゃあ、>>28 が首を長くして待ってるだろうし。じゃあね」
なんで見滝原行ってるんだよ
kskst
ファイヤーシスターズ
>>27
前スレで行ってた
暦「ちょっと待て…依頼人って…お前」
メメ「おっと。口が滑った…いやいや、聞かなかったことにしてくれるかい?」
暦「ふざけんな!なんで、そこで…アイツらが」
メメ「何、本来は彼女たちが請け負ったわけだけど、場所が場所だからね」
暦「そうじゃなくて、なんでお前と火憐ちゃんたちにつながりがあるんだってことだよ!!」
戦場ヶ原「阿良々木くん、落ちついて」
メメ「直接の繋がりは無いよ。そこは安心していい…まぁ、人づてに流れ流れこちらに来たってところうかな」
暦「それで…今から会うのか」
メメ「直接ではないけどね。あぁ、だから、君は安心していいさ」
暦「安心できるか!」
メメ「出来る出来ないじゃないさ。しないといけないんだよ。これは必然だ」
暦「くっ」
メメ「それとも、一緒に来るかい?まぁ、こちらとしても、阿良々木くんが報告してくれてもいいことだし」
暦「わかった。そうする」
メメ「ツンデレちゃんもそれでいい?よし、それじゃあ、行こうか」
メメ「というわけで、結果として怪異ではなかったんだ」
暦「そうなのか」
メメ「あぁ、もっとも別な怪異と出会うことが出来たし、怪異菟集としては収穫があったからね」
暦「で?今の事をそのまま報告すればいいのか?」
メメ「あぁ。ついでにこの報告書も一緒に渡してくれればいい。本当は店員に頼む予定だったのを君に任せるだけだ」
暦「…わかった」
戦場ヶ原「私もついていっていい?」
暦「あぁ。もちろん」
メメ「それじゃあ、お願いしたよ」
暦「もう行くのか?」
メメ「あぁ。どうやら、そろそろ時間が無いらしい」
暦「時間?」
メメ「あぁ、阿良々木くんは気にしなくていいよ。それにしても今日は暑いねぇ…扇でも持ってくればよかったよ」
暦「おい、何を…ってあれ?」
戦場ヶ原「どうしたの…あら?忍野さん…もう行ってしまったの?」
月火「遅いねぇ」
火憐「遅いなぁ」
暦「誰が遅いって?」
月火「うわ。お兄ちゃん!?」
火憐「うわ。兄ちゃん!?」
暦「お前ら。こっち座るぞ」
月火「う、うん。あ、戦場ヶ原さん」
火憐「ひたぎさん。こんにちは」
戦場ヶ原「えぇ。こんにちは」
暦「あ、コーヒーとオレンジジュースで」
火憐「あのさ、兄ちゃん。すんなり座ったところ悪いんだけど、私たち待ち合わせが」
暦「ほれ。お前等が待ってた報告書だ」
月火「え!?なんでお兄ちゃんが持ってるの!!」
暦「ちょっとな」
火憐「え、え?ちょ、ちょっと待って。えっと、理解できねぇんだけど」
月火「ひょっとして、お兄ちゃんが?」
暦「なんで僕が横浜まで行ってお前等の尻拭いしないといけないんだよ」
火憐「えっと、ここで因数分解して、繰り上がるから…あ、計算間違えた」
月火「火憐ちゃんは何を計算してるの?何と戦ってるの?」
暦「お前等が何をしてるのか知らないし、何をしようとしてるのかは知らないけど」
火憐「う」
暦「自分の手に余るようなことを軽々しく請け負うな」
月火「はい」
暦「…ありゃ、随分と今回は素直だな」
月火「別に最初は無理だなんて思ってなかったんだよ。実際。けど、何か話を聞いていくうちにさぁ」
火憐「根っこが別な場所にありそうだなぁってところまではわかって」
月火「仕方なく仕方なく羽川さんに相談したら」
羽川『う~ん…わかった。なんとかしてみるよ。でもお兄ちゃんに内緒だよ?』
月火「って」
暦「羽川…また僕に相談もなく勝手に」
火憐「翼さんを怒らないで、兄ちゃん」
月火「羽川さんを怒らないで、お兄ちゃん」
暦「アイツを怒るつもりはねぇよ…まぁ、一言だけ言っておくくらいだ」
火憐「私たちを怒らないで、兄ちゃん」
月火「私たちを怒らないで、お兄ちゃん」
暦「ダメだ。お前たちはまた羽川を巻き込んだんだ。後でみっちりお仕置きだ」
火憐「おしおき」///
月火「…うん…おしおき…して」
戦場ヶ原「阿良々木くん。後でお仕置き(物理)だから」
暦「すんませんでしたっ!!」
火憐「んでさ、兄ちゃん。今、デート中?」
暦「え?あ、うん。そうだな」
戦場ヶ原「…なぜ、そこで一度言いよどむのかしら」
月火「そっかぁ」
暦「どうした?」
火憐「いやぁ、午後から特に用事入ってないから暇だなぁって」
月火「何か面白いところ連れて行ってくれないかなぁって」
暦「あ~、そうだなぁ…どうする?」
戦場ヶ原「私にふられても」
暦「それじゃあ >>38 にするか」
スカイツリー
暦「やってきました東京スカイツリー」
火憐「うぉぉ。たけぇ!」
月火「火憐ちゃん火憐ちゃん、向こうに大きな川が見えるよ」
火憐「マジで!?泳ぎてぇ」
暦「…なぁ、戦場ヶ原」
戦場ヶ原「なに?」
暦「なんでまた東京に来てるんだ?僕たち」
戦場ヶ原「知らないわ」
暦「あ~、八九寺にもらった10万円が無くなってく」
戦場ヶ原「ほら、私たちも楽しみましょう」
暦「あ、あぁ」
暦「にしても…なんでこんな高い場所に人は上りたがるんだろうな」
戦場ヶ原「あら、高所恐怖症?」
暦「いや。違うけど」
戦場ヶ原「そう…ちなみに私はかなり極度の高所恐怖症よ」
暦「なんで着いてきたの!?」
戦場ヶ原「うっそぴょーん」
暦「…無表情で言うのやめてくれないかな。つうか、本当に大丈夫なんだよな?」
戦場ヶ原「えぇ。高いところは平気よ」
火憐「なぁ、兄ちゃん兄ちゃん」
暦「ん?」
火憐「つれてきてくれありがとな」ニパッ
暦「当たり前だ。お前たちが望むならどこにだって連れて行ってやるさ!」
戦場ヶ原「本当にこの兄妹は…あら…あの後姿…あれは…>>43 さん?」
なでこ
戦場ヶ原「ちょっと、阿良々木くん」
暦「何?」
戦場ヶ原「私、やっぱり高いところが苦手みたい。気分が悪いから下で休んでいるわ」
暦「…なに?藪から棒にって言うか、完全に棒読み」
戦場ヶ原「下で適当に商店街とか見てるから。迎えに着てね」
暦「それなら僕も」
戦場ヶ原「いいえ。それにはおよびません。では。さようなら」
暦「お、おい。戦場ヶ原」
撫子「あ、暦お兄ちゃんだ。やっほ~」
暦「え?あぁ、千石か。今日は旅行か?」
撫子「うん。そう、家族旅行なのです」
暦「へぇ」
月火「あれ?撫子ちゃん!うっわぁ、すっごい偶然だねぇ」
撫子「あぁ、月火ちゃん!!えへへ。月火ちゃんも来てたんだね」
月火「うん。お兄ちゃんが連れてきてくれたんだ」
撫子「へぇ、いいなぁ。撫子も暦お兄ちゃんに連れて来て欲しかったなぁ」
月火「今度は一緒に来ようよ。ね、いいよね。お兄ちゃん」
暦「あ、あぁ、そうだな。構わないよ」
撫子「やったぁ。えへへ、暦お兄ちゃんと一緒にお出かけ。うれしっ」
暦「そんなに喜んでくれるなら僕も嬉しいよ」
撫子「えへへぇ」
暦「月火ちゃん。千石と一緒に回ってくれば?僕はここらで待ってるから」
月火「え?…あの、お兄ちゃん?あなたは何をおっしゃっておりますか?」
暦「だから、千石と友達だけで一緒にって」
月火「はぁ、わかってない。わかってないなぁ、お兄ちゃんは…むしろここは、私と火憐ちゃんが残るよ」
暦「はぁ?なんでだよ」
撫子「あの、月火ちゃん?撫子、その、別に。ね」
月火「いいの。ほら、二人で行った行った」
暦「ちょ、月火ちゃん?」
暦「…悪かったな、千石。なんか月火ちゃんが」
撫子「い、いえいえ。あの、撫子は、えっと、暦お兄ちゃんと一緒がいい、です」ポソポソ
暦「ありがとう。気を使わせちゃってすまん」
撫子「はぅっ…ゃ…あの…えっと」
金髪でガラの悪そうな男「うっわぁ高いなぁ、おい」
金髪でドットアイの可愛いゴスロリ服の女の子「くっくっく…人は皆我の足元に這い蹲るがいい…虫けらのようにな」
金髪でガラの悪そうな男「おいおい」
暦「ん?」
撫子「どうしたの?暦お兄ちゃん」
暦「いや、なんだか千石そっくりな声が聞こえたんだけど…気のせいか」
撫子「な。撫子そっくりな声って…そ、その人に悪いよ…こ、こんな声」
暦「僕は結構好きだぞ。千石の声、可愛いと思うし」
撫子「ふぁっ!?お、おに、ぁ、ぁふぅぅ」
暦「千石!?おい、千石、大丈夫か?」
撫子はララちゃんって呼んでる気が…
撫子「ごめんなさい…暦お兄ちゃん」
暦「いや、悪かったな。熱かったのか?」
撫子「あ、えっと、その」
暦「はい。ジュース」
撫子「…ありがとう」
暦「それにしても、結構人が多いよな。さすが東京」
撫子「そ、そうだね。旅行客もいっぱいだしね」
暦「そうだな。そういや、僕たちもその旅行客だしな」
撫子「う、うん」
暦「もう少し回ったら、戻るか。千石の家族に心配されても困るし」
撫子「そ、そうだね」
>>46
夏休み(傷物語)以降では、「ララちゃんセンちゃん」から「月火ちゃん撫子ちゃん」に変わっているのです
って原作未読だとわからなかったですよね。すみません
暦「ただいま」
火憐「おっかえりぃ」
月火「お兄ちゃんに変なことされなかった?」
撫子「ふぇ、え?あ、うん。だ。大丈夫…多分」
暦「そこはしっかりと否定してくれ」
撫子「暦お兄ちゃん。今日はありがとうございました」
暦「いや、いいよ」
撫子「あ、あの…その、暦お兄ちゃんが…その、ダメじゃなければ…えっと、またどっかに…」
暦「いいよ。僕も受験勉強あるし、中々遠出は出来ないかもしれないけれど」
撫子「ホント?えへへ、やった…あ、そろそろ戻らないと」
暦「おう。またな」
月火「またね」
火憐「また家に遊びに来いよ~」
撫子「ばいば~い」
暦「お待たせ…って、何だそれ」
戦場ヶ原「あぁ…ここのマスコットのおしなりくん?だって」
暦「なんで疑問系なんだよ。スカイツリーのマスコットか?」
戦場ヶ原「ううん。ここの町のだって」
暦「昨今のマスコット事情はすごいなぁ」
戦場ヶ原「羽川さんに一つどうかなって」
暦「あぁ。お土産か」
月火「お兄ちゃん、このお饅頭買って」
火憐「兄ちゃん、こっちの木刀も買ってくれよ!!」
暦「お前等は修学旅行生か!!」
月火「だって」
火憐「なぁ」
暦「はいはい。一人一個だぞ」
戦場ヶ原「…」ソッ
暦「そっと置かなくてもちゃんと戦場ヶ原のも買ってやるから。安心しろ」
戦場ヶ原「ふぅ。堪能したわね」
暦「そうだな」
月火「えへへ。火憐ちゃん、はいあ~ん」
火憐「あ~ん」
戦場ヶ原「いいわね…仲が良さそうで」
暦「そうか?五月蝿いだけだぜ?」
戦場ヶ原「えぇ。私は一人っ子だから」
暦「そんなもんかねぇ」
戦場ヶ原「そうよ…だから、子供は三人は欲しいわね」
暦「お、おう?」
戦場ヶ原「…頑張ってね」
暦「わ、わかった」
戦場ヶ原「それで?この後は?もう帰る?」
暦「そうだな…そろそろ帰らないとまた東京で一泊しないと行けないけど…>>54 にするか」
横浜いくか
火憐「横浜だぜっ!」
月火「意外とあっという間だったね」
暦「なぜに横浜」
戦場ヶ原「阿良々木くん。海が綺麗ね」
暦「あ、うん」
火憐「へぇ。ここが横浜県かぁ」
月火「火憐ちゃん。火憐ちゃんて頭がいいよね。私と同じ学校だよね?バカな子発言はやめてね」
暦「あ~、これは完全に一泊決定だな」
戦場ヶ原「大丈夫。ホテルの予約しておいたから」
暦「…嫌な予感しかしないけど、まぁ、後の楽しみにとっておくさ」
戦場ヶ原「賢明な判断ね」
火憐「なぁなぁ兄ちゃん、みなとみらい?って言う場所行ってみたい」
月火「あ、そこにもタワーがあるんだよ」
戦場ヶ原「煙と」
暦「それ以上言うな」
火憐「みなとみらい21だぜ!」
月火「商業施設や娯楽施設、観光スポットなんかが入った巨大複合都市だね」
火憐「え?ここ町なの?」
月火「一応みなとみらい地区って地区らしいよ?」
火憐「へぇ」
暦「お前等は適当に遊んできていいぞ。僕たちは散歩でもしてるから」
火憐「兄ちゃん兄ちゃん」
暦「ん?」
火憐「お小遣い」ニッ
暦「はいよ」
月火「ありがとー。以降、火憐ちゃん」
火憐「おっけー!」
戦場ヶ原「なんだかんだ言いながら、ちゃんとお兄ちゃんしているのね」
暦「そりゃ、兄だからな」
戦場ヶ原「そう…ねぇ、少し散歩をしましょう」
暦「いいぞ」
戦場ヶ原「…ここが有名な赤レンガパークね」
暦「赤レンガといえば横浜か」
戦場ヶ原「北海道の小樽にもそんな場所なかったかしら」
暦「あ~、あったような」
戦場ヶ原「まぁいいわ…手を繋いで頂戴」
暦「うん」ギュッ
戦場ヶ原「暖かいわ…心地いい暖かさよ」
暦「それはよかった」
戦場ヶ原「横浜といえば、ヨコハマ買い出し紀行ね」
暦「なんだそりゃ。地域雑誌か何かか?」
戦場ヶ原「本当に学が無いわね。月間アフタヌーンで連載された漫画よ」
暦「漫画かよ」
戦場ヶ原「JOJOやドラえもんと並ぶ、歴史に名を残すであろう名作じゃない」
暦「その二つが並んでる時点でびっくりだよ」
戦場ヶ原「…横浜かぁ」
暦「…あれ?マンガの話は終わり?」
戦場ヶ原「だって、あれ今よりも未来。もうほとんど人が住んでいない時代の話だもの…人類は衰退したのよ」
暦「混ぜるな」
戦場ヶ原「まぁ、漫画トークはこのくらいにしておきましょうか」
暦「そうだな」
戦場ヶ原「…今年は海には行けなかったわね」
暦「海に行きたかったのか?」
戦場ヶ原「…今まで海で泳げなかったから」
暦「あぁ、そうか…じゃあ、来年は海に行こう。いや、その次も、また次も…ずっと」
戦場ヶ原「ふふ。魅力的な提案ね」
暦「だろう」
忍「ふむ。久しぶりに儂の華麗な泳ぎを見せる時が来たようじゃな」
暦「うわっ、びっくりした…急に出てくるな」
忍「お前様。忘れてはおらんか?吸血鬼は流れる水に弱いのじゃぞ?」
暦「え?そうなのか?」
戦場ヶ原「あぁ…そういえば、一般的な吸血鬼の弱点にそんなものがあったわね。だから、川なんかを飛び越えられないとか」
暦「ならダメじゃん」
忍「ふっ。儂くらいになれば海なぞひとっ飛びよ」
暦「飛ぶんじゃなくて泳ぐんだよ」
忍「…今の吸血成分が薄まった状態なら大丈夫じゃろう…多分」
戦場ヶ原「よくもまぁ、それで華麗な泳ぎと言えたものね」
忍「ほぉ。なら、勝負するか?」
戦場ヶ原「えぇ、いいでしょう」
忍「カカッ…こいつは面白くなってきおった。おい、お前様、水着を用意せい」
暦「しねぇよ」
忍「なんじゃと!?」
暦「今日は泳がねぇよ。もう時間も時間だしな…勝負は来年に持ち越しだ」
戦場ヶ原「よかったわね」
忍「ふん…儂はこの漲った勝負心をどこへぶつければよいのじゃ」
暦「そこらの壁にでもぶつけてろ」
忍「お前様たちのやり取りを影の中で見ていて、すでに影の中の壁と床はなくなってしもうたわ」
暦「そんなにかよ」
戦場ヶ原「覗きだなんて、これだからロリ奴隷は」
暦「まぁまぁ…さてと、あいつ等が戻って来るまでまだ時間あるだろうし…>>64 でもして待つか」
八九寺を探す
戦場ヶ原「は?」
忍「お前様。本当にぶれないのぉ」
戦場ヶ原「そもそも、横浜に居るわけがないじゃない」
暦「う~ん。そうかなぁ」
八九寺「あ」
暦「あ」
八九寺「あらはばきさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
暦「ごふっ」
戦場ヶ原「あら、最高速からの中々いいタックルね。進清十郎を思い起こさせるわ」
八九寺「うぇぇぇぇぇん、もぅ、もぅ帰れないかと思いましたぁぁぁぁぁぁ」
暦「ぁ、ぁぁ、はちく、じ」
八九寺「ひっくひっく、あぁ、もう阿良々木さんの筋肉、スメル、はぁ、これがまた味わえるなんて」
暦「ちょ、おま、服をひっぱるな、嗅ぐな、ズボンを下げるなぁぁぁぁぁ!!!」
八九寺「はぁはぁ、パンツが脱がせにくいだろぉぉぉぉ!!!」
暦「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」
暦「落ち着いたか」
八九寺「はい。すみませんでした…喜びのあまりついいつも阿良々木さんにされていることをやり返してしまいました」
戦場ヶ原「…」ジー
暦「申し訳有りませんでした。戦場ヶ原さん。八九寺さん」
八九寺「ふぅ。やっと冷静になれました」
暦「それはよかった。それはそれとして、僕の名前を古代の神様と間違えるな。僕は阿良々木だ。つうか最初以外呼んでただろ」
八九寺「失礼。噛みました」
暦「いいや。わざとだ」
戦場ヶ原「カピパラさん」
暦「なんで戦場ヶ原が引き継いだ!?」
八九寺「いやぁ、昨日、立川駅で今生の別れをした後、東京のアニメイト巡りをしていたんですが」
暦「なんでだよ」
八九寺「気づいたらアニメイト横浜店に居ました」
暦「完全に東京でてるな。つうか、迷子だろ。それ」
八九寺「いやぁ、でもまさか阿良々木さんがまたこちらに来られているとは」
暦「まぁ、ただの偶然だけどな。ったく」
戦場ヶ原「本当に貴方といると退屈しないわね」
暦「戦場ヶ原には言われたくないなぁ」
八九寺「と、言うわけで今回はちゃんと私を送り届けてください」
戦場ヶ原「一人増えたわね」
暦「まぁ、八九寺は一人に数えなくていいだろ。どうせ寝たりしないんだし。ホテルだって消えれば簡単に入れるだろ」
戦場ヶ原「いえ、そういう…まぁ、いいわ」
八九寺「八九寺真宵は仲間になりたそうに見ている」
暦「もちろんいいよ。ちゃんと着いて来いよ」
八九寺「やたー。ありがとうございます」
暦「それじゃあ、そろそろあいつ等を呼んでホテルでも行くか」
戦場ヶ原「そうね」
暦「…あのガハラさん」
戦場ヶ原「何かしら」
暦「ベッドが一つしか見当たりませんが」
戦場ヶ原「あら。いいじゃない、大きいもの」
暦「確かに普通のダブルよりもずっと大きいベッドだけど、え?なに、これ」
火憐「私と月火ちゃんと、ひたぎさんが寝るには十分じゃね?」
暦「火憐ちゃん。僕は?」
火憐「バスタブ?」
暦「だから、どこぞの不幸男か!!」
月火「それなら、私はシスター服をきて、ごはんごはんって言ってればいいのかな」
戦場ヶ原「あら、私は四人一緒でもいいわよ?」
暦「なんだと!?」
戦場ヶ原「私は阿良々木くんの上で」
暦「さすがにそれは寝苦しいです」
暦「いいよ。今回はさすがにもう一部屋とるから」
戦場ヶ原「あら?そう」
暦「部屋は戦場ヶ原と火憐ちゃんと月火ちゃん。もう一部屋は僕一人。でいいかな?」
火憐「えぇ、それねぇよ兄ちゃん」
月火「そうそう。こんな大きなベッド独り占めはゆるさないよ」
暦「けどさぁ」
戦場ヶ原「…そうね、それじゃあこうしましょう…>>73 よ」
ガハラさんと同室
暦「…?」
戦場ヶ原「なに?」
暦「あの、僕の耳がおかしくなったのかもしれませんが」
戦場ヶ原「元々じゃない」
暦「…いや、あの。戦場ヶ原さん。戦場ヶ原さんがガハラさんと同室という風に聞こえたのですが」
戦場ヶ原「あら。なんだ、正常みたいね」
暦「実質お前が一人で寝るってことじゃねぇか!!!」
戦場ヶ原「そうよ。こんな大きなベッドで一人で寝るのが夢だったの」ニコニコ
暦「ダウト!!」
戦場ヶ原「なに?」
暦「まずその笑顔が可笑しい」
戦場ヶ原「最初にそこなのね…私って」
暦「ついで。戦場ヶ原元は豪邸に住むほどの金持ちだ。お前の家のベッドの方がでかかったはずだろう」
戦場ヶ原「それはどうかしら。阿良々木くん。貴方は私の元の家を知らない、もちろんベッドもよ」
暦「くっ」
戦場ヶ原「つまり、私がどんなキングサイズのベッドで寝ていたかなんて阿良々木くんには知りえないわ」
暦「今キングサイズって言ってるじゃねぇか!!」
戦場ヶ原「天蓋つきよ」
暦「漫画の世界でしか見たことねぇよ、そんなベッド」
戦場ヶ原「それで?貴方に私が使っていたベッドがわかるというの?」
暦「天蓋付きのキングサイズのベッドなんだろ」
戦場ヶ原「嘘…あたってる…まかさ、阿良々木くんてエスパーそれともストーカー?」
暦「その二つを同レベルで扱うな。あ~もう」
月火「お兄ちゃんと戦場ヶ原さんで一部屋使えば?」
火憐「兄ちゃんとひたぎさんで一部屋使えばいいんじゃない?」
炎「「恋人通しなんだから」」
暦「…なるほど」
戦場ヶ原「その発想はなかったわ」
月火「…ダメだこの二人。はやくなんとかしないと」
戦場ヶ原「それじゃあ、最終確認をします。一部屋を私と阿良々木くんが。もう一部屋を妹さんたちが使う」
暦「まぁ、それが一番かな…八九寺のことがあるからこいつらと離れられるならなんでもいいや」ボソ
火憐「ゴム使う?」
暦「何で持ってるんだよ!?」
火憐「え。女子の嗜みだろ」
戦場ヶ原「えぇ。そうね」
月火「うん。そうだよ」
暦「マジで?女子こえー」
戦場ヶ原「反対意見は無い?」
暦「あ~、そうだな。>>79」
シャワーはみんなで入ろう
火憐「…どう思う?」
月火「多分本気10割」
戦場ヶ原「私は構わないけど」
火憐「ひゅぅ。さすがはひたぎさん」
月火「私たちに…いや、いいや。え~でもなぁ」
戦場ヶ原「ちなみに、お二人はいつまで一緒にお風呂に入ってたの?」
火憐「いつぐらいだっけ?」
月火「私たちが小学校高学年になる前くらいじゃないかな?」
戦場ヶ原「ふぅん…なら、阿良々木くんは中学か」
火憐「まぁ、私も別に兄ちゃんならいいけどな」
月火「う~ん。そこまで私も嫌ってことはいけれど」
戦場ヶ原「けど、ここのバスルームってそんなに広いのかしら」
火憐「あぁ、さっき見たけど広かったよ。家族風呂って言うのかな?そんな感じ」
戦場ヶ原「なるほど。4,5人で入ることは想定されている作りなのね」
月火「それで?どうする?」
火憐「いいんじゃね?兄ちゃんだし」
月火「そうね。お兄ちゃんだしね」
戦場ヶ原「阿良々木くんだものね…阿良々木くん、いいわ。その提案のってあげる」
暦「ん~!んぐ~、んぐん、んんん!!」(先に!僕を縛ってる縄を解け!!」
・
・
・
暦「ぷはぁ」
戦場ヶ原「あらあら誰かしらこんな酷いことをしたのは」
暦「お前だ」
火憐「ひたぎさんって結構すげぇよな。兄ちゃんを意図も簡単に」
月火「ぜひその妙技を教えてもらいたいものだよ」
暦「簡便してくれ」
火憐「お湯張れたよー」
戦場ヶ原「なら、先に私たちが入っているから、貴方は最後に入ってきなさい」
暦「わかった」
月火「んじゃ、お兄ちゃん、後で背中流してあげるね」
バタン
暦「…ふぅ」
忍「なんじゃ、もう賢者モードか?」
暦「ちげぇよ」
忍「それにしても、よき妹子たちじゃのぉ」
暦「まぁ、家族だしな」
忍「そうか。で?手は出すのか?」
暦「出さねぇよ!!」
八九寺「あの~。阿良々木さん…暇で暇でしょうがないのですが」
暦「って言われてもさ。あいつらの前でお前を構うわけにもいかないし」
八九寺「わかってますけど…あまり一人にしないでくださいね」
火憐「兄ちゃんいいぞー」
暦「今行くよ…じゃあ、なるべく早く上がってくるから、大人しくしてろよ」
八九寺「はーい」
・
・
・
戦場ヶ原「…あの…あまりその…ジロジロ見ないでくれると嬉しいのだけれど」
暦「あ、ご、ごめん」
火憐「兄ちゃん。兄ちゃん。ここの風呂、すごい広いよな」
月火「家のお風呂も広いかなって思ってたけど、ここと比べると月とすっぽんだね」
暦「…空間歪んでねぇか?この広さ」
戦場ヶ原「何を今更」
暦「…だよな」
火憐「ほら。座って座って。背中流してやるよ」
月火「あ~、火憐ちゃんずるい!お兄ちゃんは背中は私が流すの!!」
戦場ヶ原「なら…私は前を洗ってあげましょうか?」
暦「ちょ、いや、自分で洗えるから」
火燐「遠慮しなくていいって」
月火「そうそう。いつもお兄ちゃんにはお世話になってるんだから」
戦場ヶ原「阿良々木くん…いい筋肉してるわね」ツツツ
暦「お腹を指でなぞるのはやめてくれ」
火憐「シャワーだすよー」
暦「だから、大丈夫だって、自分でやるから」
忍「そうじゃぞ。甘やかすとすぐ図に乗るからのぉ」
八九寺「まったくです」
忍「にしても、いい湯じゃ」
八九寺「体の芯まであったまりますねぇ」
火憐「え?」
月火「え?」
暦「…え?えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
月火「あ、あれ?誰かな、この子達」
火憐「さ、さぁ?」
月火「なんか、こっちの金髪のロリっ娘は見覚えがあるような」
暦「ちょ、おま、え?」
忍「おぬし等気にする出ない。儂らはただのこのホテルに住まう座敷童じゃ」
火憐「座敷…童?」
月火「あの住み着いた家に幸運をもたらすって言う?」
忍「その通り」
八九寺「だから、気にしないでください…あ~、あったかい」
火憐「なんだ、じゃあ気にする必要はねぇな」
月火「うん。そうだね」
戦場ヶ原「…ねぇ、うすうす思ってたんだけど…阿良々木くんの妹たちって」
暦「言わないでくれ」
火憐「よっし。泡装着完了!」
月火「こっちもオッケーだよ」
火憐「いぇい!」ゴシゴシ
月火「いぇい!」ゴシゴシ
暦「だから、はぁ、もういいか…あ~、気持ちいい」
火憐「かゆいところはありませんか?旦那」
月火「なんでも言ってくれていいからね」
暦「あぁ、大丈夫。そのまま…でいいんだけど…なんだ、この感触」
火憐「んっ…ぁ…兄ちゃんの体っ…んっ」
月火「ごつごつしたところ、ひゃぅん、乳頭に当たって…あんっ」
暦「…にゅうとう?…え?」
戦場ヶ原「阿良々木くん」
暦「え?」
戦場ヶ原「こっちも…見て?んっ」チュッ
暦「んんっ!?」
戦場ヶ原「んっ、ちゅっ、んんっ…ん…ぁ…んはぁ…んんっ」
暦「はっ、はぁ」
戦場ヶ原「ふふ…またしちゃった。ベロチュー」
暦「お前、実はエロいだろ」
戦場ヶ原「ふふ。今気づいたの?」
暦「もっと前から気づいてた」ギュッ
戦場ヶ原「んんっ、ん、もっと、んんっ、ちょう、らいっ」
八九寺「完全に二人の世界ですね」
忍「妹子も。兄の身体に自分の身体をこすり付ける快楽に酔いしれておるしのぉ」
八九寺「そうですね~」
忍「お主。意外と、平気そうじゃな」
八九寺「これでももう20歳越えてますからね~、忍さんをのぞけば一番の年上は私ですし」
忍「…怪異なんじゃからお主は見た目通りじゃろうて」
八九寺「そうなんですけどねぇ」
火憐「兄ちゃん、んっ、ぁ、ぁっ、んんっ」
月火「お兄ちゃん、ふぁぁっ、そこっ、んんっ、もっと、っ、もっとっ」
戦場ヶ原「こよみくん…んんっ、もっとちょうだい、いっぱい、いっぱいっ」
火憐「ふぅ…いい湯だなぁ」テカテカ
月火「うん。極上の湯って感じ」テカテカ
戦場ヶ原「こんな風に足を伸ばして入るのは久しぶりね」テカテカ
火憐「ひたぎさんの体、綺麗だよなぁ」
月火「うん。まさに雪のような白さだよ」
戦場ヶ原「ありがとう。けれど、貴方たちも十分に魅力的よ」
火憐「そうかな?」
月火「火憐ちゃん、引き締まっててスタイルいいもんね」
火憐「私は月火ちゃんみたく、柔らかい方がいいと思うけどな」
戦場ヶ原「どっちも素敵よ」
八九寺「どうですか忍さん。かゆいところは?」
忍「うぅ…シャンプーが目に入ったぁ」
八九寺「あらら。こすったらダメですよ」
忍「あ~、シャワー…気持ちいぃ」
火憐「はぁ、気持ちよかったぜ」
月火「そうだねぇ。今度、家族で温泉とか行きたいね」
火憐「温泉。いいな」
戦場ヶ原「二人ともお腹はどう?」
火憐「おう。もうぺこぺこだ」
月火「今日は間食とか全然しなかったもんね!」
戦場ヶ原「結構歩き回ったし…そうね…晩御飯は >>97 にしましょうか」
ロシア寿司
戦場ヶ原「ここ。この前も来たのだけれど、中々美味しかったわよ」
火憐「へぇ。ろ、にしゃことぶきつかさ?」
月火「ろしあずしだよ、火憐ちゃん」
暦「というか、なんでことぶきつかさと読んだ」
戦場ヶ原「あら。阿良々木くん、居たのね」
暦「さっきから居たよ。いいから入るぞ」
サイモン「いらっしゃーい。おぉ、このまえのにせイザヤーね」
暦「だから誰だよ。イザヤって…あの時の暴力団は居ないな?」
サイモン「ボリョクダン?」
暦「ほら、サングラスかけたバーテン服の」
サイモン「あ~、シズーオね。オーケー。いないよー」
暦「そっか」
大人しそうな女の子「おいひぃ」
大人しそうな男の子「よかった、新メニューって言うからドキドキしたけど、普通のお寿司だったね」
暦「ん?…あ、人違いか。なんか、今日は随分と千石と同じような声を聞くな」
忍『お前様』
暦「ん?」
忍『変わった力を感じる…気をつけることじゃな』
暦「あ、あぁ。わかった」
月火「えへへ。お寿司かぁ、何食べようかなぁ」
火憐「うに、いくら、活つぶ、あわびに鯛!」
戦場ヶ原「今日はヒラメと…秋刀魚、それにあら珍しい、河豚で」
月火「えっと、私は。このメニュー、こっからここまで全部」
暦「…その前にお金足りるかな」
人相の悪い男「サイモン、お任せで握ってくれ」
サイモン「おー、イザーヤ。ひさしぶりねー」
臨也「今日は静ちゃんが遠出してるって聞いてね、久しぶりに」
暦「あれ?」
臨也「お?」
火憐「んめー、何これ、マジんまいよ、兄ちゃん!」
臨也「マイル?」
火憐「ん?」
臨也「人違いか」
戦場ヶ原「ねぇ、阿良々木くん」
暦「ん?」
戦場ヶ原「あの人、阿良々木くんに声、似てない?」
暦「気のせいだろ?」
戦場ヶ原「そうかしら…ひょっとしてこの前はあの人に間違われたんじゃ」
暦「そうかな」
臨也「ねぇ。お兄さん。可愛い子を3人もつれて楽しそうだね」
暦「ぐふっ、げほっ、げほっ…ふぅ、なんですか。急に」
臨也「へぇ…やっぱ似てるね。ねぇ、連絡先を」
静雄「イーザーヤ」
臨也「あ。あれ?静ちゃん、なんでここに」
静雄「てめぇが池袋に入った聞いたからなぁ、すっ飛んで帰ってきたんだよぉぉぉっ」ブンッ
臨也「マジで?もっとのんびりしてくればいいのに」ヒョイッ
ドガンッ
戦場ヶ原「あら、ポストなんて頼んだかしら」
臨也「あはは。騒がしくしてごめんね。あ、そうそう。今度こっち来ることあったら連絡してよ、はい、連絡先」
暦「…はぁ」
臨也「じゃね~」ヒラヒラ
静雄「待ちやがれ!イザヤ!!今日こそぶっ殺す!!!」
戦場ヶ原「あ、蟹汁一つお願いします」
暦「はぁ、今日ものんびり食べられなかった…あの寿司屋にはもう行かないでおこう」
戦場ヶ原「そう?退屈しないで面白いと思うけど」
火憐「私も!あの、静雄って人すげぇな!!自動販売機とか投げ飛ばしてたぜ!!」
月火「東京って怖いところだねぇ」
戦場ヶ原「ただ、あの味であの値段ってよくお店が持つわね」
暦「確かに。前の時は奢ってもらったからあれだったけど…確かに安いな。回転寿司並みか」
戦場ヶ原「そうね」
火憐「いやぁ、東京いいなぁ、今度ストリートファイトしに来ようかな」
月火「私を巻き込まないならどうぞご自由に」
火憐「え~、一緒にこようぜー」
暦「ほら、ホテルに戻るぞ」
火憐「んじゃ、おやすみっ」
月火「おやすみなさい」
暦「おう」
戦場ヶ原「おやすみなさい」
バタン
暦「ふぅ」
戦場ヶ原「疲れた?」
暦「まぁね」
戦場ヶ原「マッサージしてあげようか?」
暦「ん~…いや、それはまた今度にしておく。今日は八九寺もいるし」
戦場ヶ原「あぁ、そういえば」
暦「つうか、なんでこいつがベッドで寝てるんだよ…幽霊って寝るのか?」
戦場ヶ原「この子が少し普通じゃないだけでしょ?」
暦「そうかもな」
戦場ヶ原「ふふ」
暦「どうした?」
戦場ヶ原「覚えている?前に私が子供は嫌いだって言ったのを」
暦「あぁ」
戦場ヶ原「今の子供は嫌い…どう接していいのかわからないもの」
暦「そうなのか」
戦場ヶ原「けれど、この子の寝顔を見ているとね…やっぱり、早く子供欲しいなって」
暦「っ!」
戦場ヶ原「…する?」
暦「…非常に嬉しい提案ではあるが…我慢する」
戦場ヶ原「そ…次にいつその気になるかわからないわよ?」
暦「それでも…その時はちゃんと二人っきりでしたいからな」
戦場ヶ原「それもそうね」
暦「戦場ヶ原」
戦場ヶ原「なに?」
暦「…今日はこのまま、色々と話をしないか?」
戦場ヶ原「あら、阿良々木くんにしては、いい提案ね…いいわよ。まずは何を話しましょうか」
暦「僕たちのこれからのこととかさ」
戦場ヶ原「そうね…小さくてもいいから庭付き一戸建てで…私と阿良々木くんと…子供と」
暦「三人だよな」
戦場ヶ原「えぇ…みんなで仲良く暮らして」
暦「…たまに羽川たちが遊びに来て」
戦場ヶ原「そうね、一人くらい、神原に鍛えてもらってもいいかもね」
暦「あ~、アイツは…情操教育によくない」
戦場ヶ原「ふふ…あ~、今から楽しみだわ…本当に」
暦「絶対に叶えてやるよ」
戦場ヶ原「…ありがとう…愛してるわ」
暦「僕も…愛してる」
Fin
元スレ
暦「よし。ラブホテルに行こう」
戦場ヶ原「…はい?」
暦「えっと、どこにあったかな」
戦場ヶ原「ちょっと待って。えぇ、待って、待ちなさい。阿良々木くん」
暦「あぁ、一番近い場所はここか。うん、オーケー。場所は覚えた」
戦場ヶ原「だから、あのね」
暦「戦場ヶ原…行こう。桃源郷へ」
戦場ヶ原「…正座」
暦「はい」
戦場ヶ原「いちおう私も女子です。大好きな男の子の一人や二人居る女の子です」
暦「僕のほかに誰が!?」
戦場ヶ原「え?阿良々木くんは入ってないわよ」
暦「意外な展開!?」
戦場ヶ原「ジョーク。戦場ヶ原ジョークよ。本気にしないで」
暦「はぁ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:07:45.40 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「そのね。私も全く興味が無いといえば嘘になるけれども…けれどもよ」
暦「うん」
戦場ヶ原「その、い、一応、ほら、乱暴されそうになったって設定もあるわけだし」
暦「設定だったの!?」
戦場ヶ原「いつもニコニコ笑ってても、心には闇が…ううん、闇の心なのよ」
暦「それは別人だよね?」
戦場ヶ原「だからね、その、は、はじめての、そのエッチは…もっと、えっと…だから」
暦「戦場ヶ原…ラブホへ行こう」
戦場ヶ原「キュンッ」
暦「君の心の闇を払ってあげるよ」
戦場ヶ原「…だめ、ジュンってなったけど、だから、それは」
暦「ほら、別に行ったからってエッチなことするって決まったわけじゃないだろ」
戦場ヶ原「え?そうなの?だって、その、そういう場所でしょ?」
暦「まぁ、確かに。けど、そこに入ったからと言って、必ずしなければならないとい法律はない!」
戦場ヶ原「…あったら日本は終わってるわ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:11:11.64 ID:FjVA5yqs0
暦「まぁ、僕も入ったことは何回かしかないし」
戦場ヶ原「ちょっと待って。ストップ、ジャストモーメント…え?何?もう一回言って」
暦「いやいや、気にしないでいいよ。妹とだから。ノーカンノーカン」
戦場ヶ原「さらに酷い事になった気がするのは気のせい?」
暦「だからさ、僕も興味がある。戦場ヶ原も興味がある。ほら、これで行くだけの理由になった」
戦場ヶ原「え?そ、そうなのかしら」
暦「そうさ。だから、僕たちは一緒に行くべきだ…恋人だろ?」
戦場ヶ原「そうだけど、あら、私騙されてない?」
暦「ほらほら。自転車の後ろに乗って」
戦場ヶ原「う、うん」
暦「よっしゃー。戦場ヶ原とラブホで初エッチだぁ、ひゃっほぉぉぉ!!」
戦場ヶ原「ちょ、ちょっと待ちなさい」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:13:36.09 ID:FjVA5yqs0
暦「え~っと…部屋は…ここでいいか。戦場ヶ原。こっち」
戦場ヶ原「…えぇ…いえ、その」
暦「ほら、いこう」テヲギュッ
戦場ヶ原「ぁ…はい」
・
・
・
戦場ヶ原「意外と普通な場所なのね」
暦「そうか?風呂とか丸見えだぜ?」
戦場ヶ原「それくらいは予想済みよ」
暦「そっか…ふぅん。さてと…それじゃあ… >>11 でもするか」
11: 名も無き被検体774号+ 2012/09/16(日) 12:15:30.28 ID:LrTVe6aq0
忍と3P
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:19:23.03 ID:FjVA5yqs0
忍「呼んだかえ?お前様」
戦場ヶ原「…正気?」
暦「うん」
戦場ヶ原「可愛く言っても無駄よ。無駄」
忍「ふむ。儂もお前様と二人っきり、というのならばよいのじゃが」
戦場ヶ原「あなたもはっきりと断るべきよ」
暦「ドーナツ10個」
忍「マフィンやパイは」
暦「可」
忍「仕方ないのぉ。このようなこと、儂のような高貴な存在がするのは例はないのじゃが…お前様の頼みじゃ」
戦場ヶ原「今、完全に食べ物に釣られたわよね」
暦「…優しくするよ。ひたぎ」
戦場ヶ原「ちょ、待って、来ないで…え?うそ、このまま、本当に?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:22:23.68 ID:FjVA5yqs0
暦「…とはいえ最初から3Pはいくらなんでも僕にもハードルが高い」
戦場ヶ原「いえ、そういうことではなく」
暦「だから。忍…しばらく隅っこでじっとしててくれ」
忍「なら、ゲームでもしておるか」
戦場ヶ原「あの、ね、阿良々木くん…ほかのことなら、その、なんでもしてあげるから、ね」
暦「ごめん。戦場ヶ原、もう我慢できないんだ」
戦場ヶ原「…ぁ」
暦「いいかい?」スッ
戦場ヶ原「…キス…して」
暦「あぁ」チュッ
戦場ヶ原「んっ…ん、っ…んんっ…ぁ…はぁっ」
暦「可愛いよ」
戦場ヶ原「…ばかっ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:25:12.60 ID:FjVA5yqs0
暦「んっ」
戦場ヶ原「ふぁっ…んっ。だめっ、ぁっ…んっ、耳は…ふぁっ」
暦「っ」ペロッ
戦場ヶ原「んぁぁっ…舐めちゃ…んんっ」
暦「そんな声も出せるんだ」
戦場ヶ原「ぃゃ…きかないで」
暦「僕は戦場ヶ原の」
戦場ヶ原「ひたぎ」
暦「え?」
戦場ヶ原「…これから…ずっと、ひたぎって呼んで」
暦「…うん…ひたぎの全てを知りたい」
戦場ヶ原「…こよみくん…>>16」
16: 名も無き被検体774号+ 2012/09/16(日) 12:32:45.25 ID:LrTVe6aq0
まだ早いわ....
今度にしましょう...
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:35:32.61 ID:FjVA5yqs0
暦「…」
戦場ヶ原「…今なら雰囲気で出来ると思ったの…けど」
暦「いや、いいよ。うん、ごめんな」
戦場ヶ原「…私の方こそ…ごめんなさい」
暦「いやいや。僕の方こそ…戦場ヶ原の気持ちも考えずに」
戦場ヶ原「ぁ」
暦「待つって約束だったもんな」
戦場ヶ原「…いいわ」
暦「え?」
戦場ヶ原「いいの。して、こよみくん」
暦「…ごめん。僕の方がもう…だから、後はカラオケでも歌って帰ろうぜ。戦場ヶ原」
戦場ヶ原「…うん」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:38:56.73 ID:FjVA5yqs0
忍「なんじゃ。お前様…へたれか?」
暦「何とでも家」
忍「やれやれ。慰めてやろうか?」
暦「いらん」
忍「まったく。お子様じゃのぉ」
暦「お前から見れば誰でも子供だろうが」
戦場ヶ原「…」
暦「ほら、戦場ヶ原が落ち込んじまった」
忍「いや、それはお前様の態度がいけないのじゃろ」
暦「僕の?」
忍「わからんならよい…しかし、ドーナツはすでに契約済みじゃぞ?」
暦「わかってるよ」
忍「ならよい。ほれ、お前様も席につけ。対戦しようではないか」
暦「はいはい」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:41:30.35 ID:FjVA5yqs0
暦「ん~、そろそろ時間か…忍、影に戻れ」
忍「ん」シュン
暦「戦場ヶ原、出ようぜ」
戦場ヶ原「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
暦「戦場ヶ原?」
戦場ヶ原「きらわないできらわないできらわないできらわないできらわないで」
暦「おい、しっかりしろ」
戦場ヶ原「…」
暦「大丈夫だよ。こんな程度じゃ嫌いにならない…むしろ僕が嫌われるかと思ったよ…ひたぎ」
戦場ヶ原「…ほんと?」
暦「あぁ」
戦場ヶ原「…よかった」
暦「さて。出ようぜ」
戦場ヶ原「えぇ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:46:04.31 ID:FjVA5yqs0
暦「ん~、いい天気だ…こんな日は水浴びでもしたいよな」
戦場ヶ原「そうね。それにしても阿良々木くん。それは遠まわしに私の水着が見たいってこと?」
暦「いや、そういうわけでは」
戦場ヶ原「ダメよ。ダメダメ。本編ですら水着回がなかったのに、こんな場所で水着なんてもってのほかよ」
暦「あの、ガハラさん?」
戦場ヶ原「それにどうせ私の水着よりも、八九寺ちゃんとかのロリぃなスクール水着姿に欲情しちゃうんでしょ?あぁ、やだやだ」
暦「あ~、いつもの元気ハツラツ戦場ヶ原さんが戻ってきたねぇ」
戦場ヶ原「なに?文句あるの?」
暦「ありません。滅相もありません」
戦場ヶ原「あれは、その、あれよ…そう、部屋のムード…そのせいよ」
暦「ムードって」
戦場ヶ原「忘れなさい」
暦「はい…っと、まだ時間はあるし次はどこに行くかな」
>>22「こんにちは」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:48:22.92 ID:HFk+rpw60
忍野メメ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:53:09.00 ID:FjVA5yqs0
メメ「やぁ、遅かったじゃない。阿良々木くん」
暦「忍野!?ちょ、え。なんでお前がこんな場所に居るんだよ!?」
メメ「驚きすぎだよ…何かいいことでもあったかい?」
戦場ヶ原「…忍野さん。どうも、お久しぶりです」
メメ「おや。ツンデレちゃんも一緒かい。仲睦まじいねぇ」
暦「忍野。で、何の用だよ」
メメ「いやいや、なんでもないよ。ちょっと通りかかっただけさ」
暦「お前、横浜に行ったんじゃなかったのか?」
メメ「行ったよ。で、仕事を終わらせてその報告にちょっと寄っただけさ」
暦「報告?この町の誰かか?」
メメ「そ。見滝原の時とは違って、横浜は依頼を受けて行ってきたところだったからねぇ」
暦「…じゃあ、遅かったね…はおかしいだろ」
メメ「あはは。そうだね、うん、そう…そうだよね。いやぁ、おじさん一本とられたよ」
暦「あのなぁ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:55:49.84 ID:FjVA5yqs0
メメ「睨まない睨まない。起こしてって言ったのに、気づいたら居なくなってたのは気にしてないから」
暦「あ、あれは」
メメ「うんうん。飛びたくなったんだよね。まぁ、思春期特有のアレだ。うん。アレだよ」
暦「アレってなんだよ」
メメ「さてと、それじゃあ、さっさと報告をすませてこようかね」
暦「忍野。お前、いつまでこの町に居るんだ?」
メメ「すぐに居なくなるよ。だから、阿良々木くんが気にする必要はないよ」
暦「あ、あぁ。そうか」
メメ「それじゃあ、>>28 が首を長くして待ってるだろうし。じゃあね」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:56:52.33 ID:C9z1rkSN0
なんで見滝原行ってるんだよ
kskst
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 12:58:45.20 ID:Sbl2b+Mm0
ファイヤーシスターズ
>>27
前スレで行ってた
29: >>27 昨日同じようなスレで行ってきた 2012/09/16(日) 13:04:28.20 ID:FjVA5yqs0
暦「ちょっと待て…依頼人って…お前」
メメ「おっと。口が滑った…いやいや、聞かなかったことにしてくれるかい?」
暦「ふざけんな!なんで、そこで…アイツらが」
メメ「何、本来は彼女たちが請け負ったわけだけど、場所が場所だからね」
暦「そうじゃなくて、なんでお前と火憐ちゃんたちにつながりがあるんだってことだよ!!」
戦場ヶ原「阿良々木くん、落ちついて」
メメ「直接の繋がりは無いよ。そこは安心していい…まぁ、人づてに流れ流れこちらに来たってところうかな」
暦「それで…今から会うのか」
メメ「直接ではないけどね。あぁ、だから、君は安心していいさ」
暦「安心できるか!」
メメ「出来る出来ないじゃないさ。しないといけないんだよ。これは必然だ」
暦「くっ」
メメ「それとも、一緒に来るかい?まぁ、こちらとしても、阿良々木くんが報告してくれてもいいことだし」
暦「わかった。そうする」
メメ「ツンデレちゃんもそれでいい?よし、それじゃあ、行こうか」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:08:11.30 ID:FjVA5yqs0
メメ「というわけで、結果として怪異ではなかったんだ」
暦「そうなのか」
メメ「あぁ、もっとも別な怪異と出会うことが出来たし、怪異菟集としては収穫があったからね」
暦「で?今の事をそのまま報告すればいいのか?」
メメ「あぁ。ついでにこの報告書も一緒に渡してくれればいい。本当は店員に頼む予定だったのを君に任せるだけだ」
暦「…わかった」
戦場ヶ原「私もついていっていい?」
暦「あぁ。もちろん」
メメ「それじゃあ、お願いしたよ」
暦「もう行くのか?」
メメ「あぁ。どうやら、そろそろ時間が無いらしい」
暦「時間?」
メメ「あぁ、阿良々木くんは気にしなくていいよ。それにしても今日は暑いねぇ…扇でも持ってくればよかったよ」
暦「おい、何を…ってあれ?」
戦場ヶ原「どうしたの…あら?忍野さん…もう行ってしまったの?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:12:14.97 ID:FjVA5yqs0
月火「遅いねぇ」
火憐「遅いなぁ」
暦「誰が遅いって?」
月火「うわ。お兄ちゃん!?」
火憐「うわ。兄ちゃん!?」
暦「お前ら。こっち座るぞ」
月火「う、うん。あ、戦場ヶ原さん」
火憐「ひたぎさん。こんにちは」
戦場ヶ原「えぇ。こんにちは」
暦「あ、コーヒーとオレンジジュースで」
火憐「あのさ、兄ちゃん。すんなり座ったところ悪いんだけど、私たち待ち合わせが」
暦「ほれ。お前等が待ってた報告書だ」
月火「え!?なんでお兄ちゃんが持ってるの!!」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:17:12.76 ID:FjVA5yqs0
暦「ちょっとな」
火憐「え、え?ちょ、ちょっと待って。えっと、理解できねぇんだけど」
月火「ひょっとして、お兄ちゃんが?」
暦「なんで僕が横浜まで行ってお前等の尻拭いしないといけないんだよ」
火憐「えっと、ここで因数分解して、繰り上がるから…あ、計算間違えた」
月火「火憐ちゃんは何を計算してるの?何と戦ってるの?」
暦「お前等が何をしてるのか知らないし、何をしようとしてるのかは知らないけど」
火憐「う」
暦「自分の手に余るようなことを軽々しく請け負うな」
月火「はい」
暦「…ありゃ、随分と今回は素直だな」
月火「別に最初は無理だなんて思ってなかったんだよ。実際。けど、何か話を聞いていくうちにさぁ」
火憐「根っこが別な場所にありそうだなぁってところまではわかって」
月火「仕方なく仕方なく羽川さんに相談したら」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:20:42.17 ID:FjVA5yqs0
羽川『う~ん…わかった。なんとかしてみるよ。でもお兄ちゃんに内緒だよ?』
月火「って」
暦「羽川…また僕に相談もなく勝手に」
火憐「翼さんを怒らないで、兄ちゃん」
月火「羽川さんを怒らないで、お兄ちゃん」
暦「アイツを怒るつもりはねぇよ…まぁ、一言だけ言っておくくらいだ」
火憐「私たちを怒らないで、兄ちゃん」
月火「私たちを怒らないで、お兄ちゃん」
暦「ダメだ。お前たちはまた羽川を巻き込んだんだ。後でみっちりお仕置きだ」
火憐「おしおき」///
月火「…うん…おしおき…して」
戦場ヶ原「阿良々木くん。後でお仕置き(物理)だから」
暦「すんませんでしたっ!!」
36: >>34 いえ、昨日も私です 2012/09/16(日) 13:23:26.84 ID:FjVA5yqs0
火憐「んでさ、兄ちゃん。今、デート中?」
暦「え?あ、うん。そうだな」
戦場ヶ原「…なぜ、そこで一度言いよどむのかしら」
月火「そっかぁ」
暦「どうした?」
火憐「いやぁ、午後から特に用事入ってないから暇だなぁって」
月火「何か面白いところ連れて行ってくれないかなぁって」
暦「あ~、そうだなぁ…どうする?」
戦場ヶ原「私にふられても」
暦「それじゃあ >>38 にするか」
38: 名も無き被検体774号+ 2012/09/16(日) 13:24:05.45 ID:LrTVe6aq0
スカイツリー
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:29:15.21 ID:FjVA5yqs0
暦「やってきました東京スカイツリー」
火憐「うぉぉ。たけぇ!」
月火「火憐ちゃん火憐ちゃん、向こうに大きな川が見えるよ」
火憐「マジで!?泳ぎてぇ」
暦「…なぁ、戦場ヶ原」
戦場ヶ原「なに?」
暦「なんでまた東京に来てるんだ?僕たち」
戦場ヶ原「知らないわ」
暦「あ~、八九寺にもらった10万円が無くなってく」
戦場ヶ原「ほら、私たちも楽しみましょう」
暦「あ、あぁ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:32:22.46 ID:FjVA5yqs0
暦「にしても…なんでこんな高い場所に人は上りたがるんだろうな」
戦場ヶ原「あら、高所恐怖症?」
暦「いや。違うけど」
戦場ヶ原「そう…ちなみに私はかなり極度の高所恐怖症よ」
暦「なんで着いてきたの!?」
戦場ヶ原「うっそぴょーん」
暦「…無表情で言うのやめてくれないかな。つうか、本当に大丈夫なんだよな?」
戦場ヶ原「えぇ。高いところは平気よ」
火憐「なぁ、兄ちゃん兄ちゃん」
暦「ん?」
火憐「つれてきてくれありがとな」ニパッ
暦「当たり前だ。お前たちが望むならどこにだって連れて行ってやるさ!」
戦場ヶ原「本当にこの兄妹は…あら…あの後姿…あれは…>>43 さん?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:35:26.11 ID:tnO0Bv8l0
なでこ
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:39:58.12 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「ちょっと、阿良々木くん」
暦「何?」
戦場ヶ原「私、やっぱり高いところが苦手みたい。気分が悪いから下で休んでいるわ」
暦「…なに?藪から棒にって言うか、完全に棒読み」
戦場ヶ原「下で適当に商店街とか見てるから。迎えに着てね」
暦「それなら僕も」
戦場ヶ原「いいえ。それにはおよびません。では。さようなら」
暦「お、おい。戦場ヶ原」
撫子「あ、暦お兄ちゃんだ。やっほ~」
暦「え?あぁ、千石か。今日は旅行か?」
撫子「うん。そう、家族旅行なのです」
暦「へぇ」
月火「あれ?撫子ちゃん!うっわぁ、すっごい偶然だねぇ」
撫子「あぁ、月火ちゃん!!えへへ。月火ちゃんも来てたんだね」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:45:31.82 ID:FjVA5yqs0
月火「うん。お兄ちゃんが連れてきてくれたんだ」
撫子「へぇ、いいなぁ。撫子も暦お兄ちゃんに連れて来て欲しかったなぁ」
月火「今度は一緒に来ようよ。ね、いいよね。お兄ちゃん」
暦「あ、あぁ、そうだな。構わないよ」
撫子「やったぁ。えへへ、暦お兄ちゃんと一緒にお出かけ。うれしっ」
暦「そんなに喜んでくれるなら僕も嬉しいよ」
撫子「えへへぇ」
暦「月火ちゃん。千石と一緒に回ってくれば?僕はここらで待ってるから」
月火「え?…あの、お兄ちゃん?あなたは何をおっしゃっておりますか?」
暦「だから、千石と友達だけで一緒にって」
月火「はぁ、わかってない。わかってないなぁ、お兄ちゃんは…むしろここは、私と火憐ちゃんが残るよ」
暦「はぁ?なんでだよ」
撫子「あの、月火ちゃん?撫子、その、別に。ね」
月火「いいの。ほら、二人で行った行った」
暦「ちょ、月火ちゃん?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:50:30.84 ID:FjVA5yqs0
暦「…悪かったな、千石。なんか月火ちゃんが」
撫子「い、いえいえ。あの、撫子は、えっと、暦お兄ちゃんと一緒がいい、です」ポソポソ
暦「ありがとう。気を使わせちゃってすまん」
撫子「はぅっ…ゃ…あの…えっと」
金髪でガラの悪そうな男「うっわぁ高いなぁ、おい」
金髪でドットアイの可愛いゴスロリ服の女の子「くっくっく…人は皆我の足元に這い蹲るがいい…虫けらのようにな」
金髪でガラの悪そうな男「おいおい」
暦「ん?」
撫子「どうしたの?暦お兄ちゃん」
暦「いや、なんだか千石そっくりな声が聞こえたんだけど…気のせいか」
撫子「な。撫子そっくりな声って…そ、その人に悪いよ…こ、こんな声」
暦「僕は結構好きだぞ。千石の声、可愛いと思うし」
撫子「ふぁっ!?お、おに、ぁ、ぁふぅぅ」
暦「千石!?おい、千石、大丈夫か?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:47:11.54 ID:Sbl2b+Mm0
撫子はララちゃんって呼んでる気が…
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:54:57.23 ID:FjVA5yqs0
撫子「ごめんなさい…暦お兄ちゃん」
暦「いや、悪かったな。熱かったのか?」
撫子「あ、えっと、その」
暦「はい。ジュース」
撫子「…ありがとう」
暦「それにしても、結構人が多いよな。さすが東京」
撫子「そ、そうだね。旅行客もいっぱいだしね」
暦「そうだな。そういや、僕たちもその旅行客だしな」
撫子「う、うん」
暦「もう少し回ったら、戻るか。千石の家族に心配されても困るし」
撫子「そ、そうだね」
>>46
夏休み(傷物語)以降では、「ララちゃんセンちゃん」から「月火ちゃん撫子ちゃん」に変わっているのです
って原作未読だとわからなかったですよね。すみません
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 13:57:57.46 ID:FjVA5yqs0
暦「ただいま」
火憐「おっかえりぃ」
月火「お兄ちゃんに変なことされなかった?」
撫子「ふぇ、え?あ、うん。だ。大丈夫…多分」
暦「そこはしっかりと否定してくれ」
撫子「暦お兄ちゃん。今日はありがとうございました」
暦「いや、いいよ」
撫子「あ、あの…その、暦お兄ちゃんが…その、ダメじゃなければ…えっと、またどっかに…」
暦「いいよ。僕も受験勉強あるし、中々遠出は出来ないかもしれないけれど」
撫子「ホント?えへへ、やった…あ、そろそろ戻らないと」
暦「おう。またな」
月火「またね」
火憐「また家に遊びに来いよ~」
撫子「ばいば~い」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:02:33.49 ID:FjVA5yqs0
暦「お待たせ…って、何だそれ」
戦場ヶ原「あぁ…ここのマスコットのおしなりくん?だって」
暦「なんで疑問系なんだよ。スカイツリーのマスコットか?」
戦場ヶ原「ううん。ここの町のだって」
暦「昨今のマスコット事情はすごいなぁ」
戦場ヶ原「羽川さんに一つどうかなって」
暦「あぁ。お土産か」
月火「お兄ちゃん、このお饅頭買って」
火憐「兄ちゃん、こっちの木刀も買ってくれよ!!」
暦「お前等は修学旅行生か!!」
月火「だって」
火憐「なぁ」
暦「はいはい。一人一個だぞ」
戦場ヶ原「…」ソッ
暦「そっと置かなくてもちゃんと戦場ヶ原のも買ってやるから。安心しろ」
52: >>50 昨日のは、 暦「安価で遊びに行くか」 です 2012/09/16(日) 14:06:18.73 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「ふぅ。堪能したわね」
暦「そうだな」
月火「えへへ。火憐ちゃん、はいあ~ん」
火憐「あ~ん」
戦場ヶ原「いいわね…仲が良さそうで」
暦「そうか?五月蝿いだけだぜ?」
戦場ヶ原「えぇ。私は一人っ子だから」
暦「そんなもんかねぇ」
戦場ヶ原「そうよ…だから、子供は三人は欲しいわね」
暦「お、おう?」
戦場ヶ原「…頑張ってね」
暦「わ、わかった」
戦場ヶ原「それで?この後は?もう帰る?」
暦「そうだな…そろそろ帰らないとまた東京で一泊しないと行けないけど…>>54 にするか」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:12:50.82 ID:j31z+2l+0
横浜いくか
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:18:24.72 ID:FjVA5yqs0
火憐「横浜だぜっ!」
月火「意外とあっという間だったね」
暦「なぜに横浜」
戦場ヶ原「阿良々木くん。海が綺麗ね」
暦「あ、うん」
火憐「へぇ。ここが横浜県かぁ」
月火「火憐ちゃん。火憐ちゃんて頭がいいよね。私と同じ学校だよね?バカな子発言はやめてね」
暦「あ~、これは完全に一泊決定だな」
戦場ヶ原「大丈夫。ホテルの予約しておいたから」
暦「…嫌な予感しかしないけど、まぁ、後の楽しみにとっておくさ」
戦場ヶ原「賢明な判断ね」
火憐「なぁなぁ兄ちゃん、みなとみらい?って言う場所行ってみたい」
月火「あ、そこにもタワーがあるんだよ」
戦場ヶ原「煙と」
暦「それ以上言うな」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:22:14.66 ID:FjVA5yqs0
火憐「みなとみらい21だぜ!」
月火「商業施設や娯楽施設、観光スポットなんかが入った巨大複合都市だね」
火憐「え?ここ町なの?」
月火「一応みなとみらい地区って地区らしいよ?」
火憐「へぇ」
暦「お前等は適当に遊んできていいぞ。僕たちは散歩でもしてるから」
火憐「兄ちゃん兄ちゃん」
暦「ん?」
火憐「お小遣い」ニッ
暦「はいよ」
月火「ありがとー。以降、火憐ちゃん」
火憐「おっけー!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:26:07.16 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「なんだかんだ言いながら、ちゃんとお兄ちゃんしているのね」
暦「そりゃ、兄だからな」
戦場ヶ原「そう…ねぇ、少し散歩をしましょう」
暦「いいぞ」
戦場ヶ原「…ここが有名な赤レンガパークね」
暦「赤レンガといえば横浜か」
戦場ヶ原「北海道の小樽にもそんな場所なかったかしら」
暦「あ~、あったような」
戦場ヶ原「まぁいいわ…手を繋いで頂戴」
暦「うん」ギュッ
戦場ヶ原「暖かいわ…心地いい暖かさよ」
暦「それはよかった」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:30:02.22 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「横浜といえば、ヨコハマ買い出し紀行ね」
暦「なんだそりゃ。地域雑誌か何かか?」
戦場ヶ原「本当に学が無いわね。月間アフタヌーンで連載された漫画よ」
暦「漫画かよ」
戦場ヶ原「JOJOやドラえもんと並ぶ、歴史に名を残すであろう名作じゃない」
暦「その二つが並んでる時点でびっくりだよ」
戦場ヶ原「…横浜かぁ」
暦「…あれ?マンガの話は終わり?」
戦場ヶ原「だって、あれ今よりも未来。もうほとんど人が住んでいない時代の話だもの…人類は衰退したのよ」
暦「混ぜるな」
戦場ヶ原「まぁ、漫画トークはこのくらいにしておきましょうか」
暦「そうだな」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:34:37.11 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「…今年は海には行けなかったわね」
暦「海に行きたかったのか?」
戦場ヶ原「…今まで海で泳げなかったから」
暦「あぁ、そうか…じゃあ、来年は海に行こう。いや、その次も、また次も…ずっと」
戦場ヶ原「ふふ。魅力的な提案ね」
暦「だろう」
忍「ふむ。久しぶりに儂の華麗な泳ぎを見せる時が来たようじゃな」
暦「うわっ、びっくりした…急に出てくるな」
忍「お前様。忘れてはおらんか?吸血鬼は流れる水に弱いのじゃぞ?」
暦「え?そうなのか?」
戦場ヶ原「あぁ…そういえば、一般的な吸血鬼の弱点にそんなものがあったわね。だから、川なんかを飛び越えられないとか」
暦「ならダメじゃん」
忍「ふっ。儂くらいになれば海なぞひとっ飛びよ」
暦「飛ぶんじゃなくて泳ぐんだよ」
忍「…今の吸血成分が薄まった状態なら大丈夫じゃろう…多分」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:39:56.55 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「よくもまぁ、それで華麗な泳ぎと言えたものね」
忍「ほぉ。なら、勝負するか?」
戦場ヶ原「えぇ、いいでしょう」
忍「カカッ…こいつは面白くなってきおった。おい、お前様、水着を用意せい」
暦「しねぇよ」
忍「なんじゃと!?」
暦「今日は泳がねぇよ。もう時間も時間だしな…勝負は来年に持ち越しだ」
戦場ヶ原「よかったわね」
忍「ふん…儂はこの漲った勝負心をどこへぶつければよいのじゃ」
暦「そこらの壁にでもぶつけてろ」
忍「お前様たちのやり取りを影の中で見ていて、すでに影の中の壁と床はなくなってしもうたわ」
暦「そんなにかよ」
戦場ヶ原「覗きだなんて、これだからロリ奴隷は」
暦「まぁまぁ…さてと、あいつ等が戻って来るまでまだ時間あるだろうし…>>64 でもして待つか」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:45:43.77 ID:j31z+2l+0
八九寺を探す
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:50:56.61 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「は?」
忍「お前様。本当にぶれないのぉ」
戦場ヶ原「そもそも、横浜に居るわけがないじゃない」
暦「う~ん。そうかなぁ」
八九寺「あ」
暦「あ」
八九寺「あらはばきさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
暦「ごふっ」
戦場ヶ原「あら、最高速からの中々いいタックルね。進清十郎を思い起こさせるわ」
八九寺「うぇぇぇぇぇん、もぅ、もぅ帰れないかと思いましたぁぁぁぁぁぁ」
暦「ぁ、ぁぁ、はちく、じ」
八九寺「ひっくひっく、あぁ、もう阿良々木さんの筋肉、スメル、はぁ、これがまた味わえるなんて」
暦「ちょ、おま、服をひっぱるな、嗅ぐな、ズボンを下げるなぁぁぁぁぁ!!!」
八九寺「はぁはぁ、パンツが脱がせにくいだろぉぉぉぉ!!!」
暦「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 14:56:25.04 ID:FjVA5yqs0
暦「落ち着いたか」
八九寺「はい。すみませんでした…喜びのあまりついいつも阿良々木さんにされていることをやり返してしまいました」
戦場ヶ原「…」ジー
暦「申し訳有りませんでした。戦場ヶ原さん。八九寺さん」
八九寺「ふぅ。やっと冷静になれました」
暦「それはよかった。それはそれとして、僕の名前を古代の神様と間違えるな。僕は阿良々木だ。つうか最初以外呼んでただろ」
八九寺「失礼。噛みました」
暦「いいや。わざとだ」
戦場ヶ原「カピパラさん」
暦「なんで戦場ヶ原が引き継いだ!?」
八九寺「いやぁ、昨日、立川駅で今生の別れをした後、東京のアニメイト巡りをしていたんですが」
暦「なんでだよ」
八九寺「気づいたらアニメイト横浜店に居ました」
暦「完全に東京でてるな。つうか、迷子だろ。それ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:00:52.58 ID:FjVA5yqs0
八九寺「いやぁ、でもまさか阿良々木さんがまたこちらに来られているとは」
暦「まぁ、ただの偶然だけどな。ったく」
戦場ヶ原「本当に貴方といると退屈しないわね」
暦「戦場ヶ原には言われたくないなぁ」
八九寺「と、言うわけで今回はちゃんと私を送り届けてください」
戦場ヶ原「一人増えたわね」
暦「まぁ、八九寺は一人に数えなくていいだろ。どうせ寝たりしないんだし。ホテルだって消えれば簡単に入れるだろ」
戦場ヶ原「いえ、そういう…まぁ、いいわ」
八九寺「八九寺真宵は仲間になりたそうに見ている」
暦「もちろんいいよ。ちゃんと着いて来いよ」
八九寺「やたー。ありがとうございます」
暦「それじゃあ、そろそろあいつ等を呼んでホテルでも行くか」
戦場ヶ原「そうね」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:05:06.34 ID:FjVA5yqs0
暦「…あのガハラさん」
戦場ヶ原「何かしら」
暦「ベッドが一つしか見当たりませんが」
戦場ヶ原「あら。いいじゃない、大きいもの」
暦「確かに普通のダブルよりもずっと大きいベッドだけど、え?なに、これ」
火憐「私と月火ちゃんと、ひたぎさんが寝るには十分じゃね?」
暦「火憐ちゃん。僕は?」
火憐「バスタブ?」
暦「だから、どこぞの不幸男か!!」
月火「それなら、私はシスター服をきて、ごはんごはんって言ってればいいのかな」
戦場ヶ原「あら、私は四人一緒でもいいわよ?」
暦「なんだと!?」
戦場ヶ原「私は阿良々木くんの上で」
暦「さすがにそれは寝苦しいです」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:07:35.80 ID:FjVA5yqs0
暦「いいよ。今回はさすがにもう一部屋とるから」
戦場ヶ原「あら?そう」
暦「部屋は戦場ヶ原と火憐ちゃんと月火ちゃん。もう一部屋は僕一人。でいいかな?」
火憐「えぇ、それねぇよ兄ちゃん」
月火「そうそう。こんな大きなベッド独り占めはゆるさないよ」
暦「けどさぁ」
戦場ヶ原「…そうね、それじゃあこうしましょう…>>73 よ」
73: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2012/09/16(日) 15:09:23.97 ID:vpbGna8B0
ガハラさんと同室
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:13:26.03 ID:FjVA5yqs0
暦「…?」
戦場ヶ原「なに?」
暦「あの、僕の耳がおかしくなったのかもしれませんが」
戦場ヶ原「元々じゃない」
暦「…いや、あの。戦場ヶ原さん。戦場ヶ原さんがガハラさんと同室という風に聞こえたのですが」
戦場ヶ原「あら。なんだ、正常みたいね」
暦「実質お前が一人で寝るってことじゃねぇか!!!」
戦場ヶ原「そうよ。こんな大きなベッドで一人で寝るのが夢だったの」ニコニコ
暦「ダウト!!」
戦場ヶ原「なに?」
暦「まずその笑顔が可笑しい」
戦場ヶ原「最初にそこなのね…私って」
暦「ついで。戦場ヶ原元は豪邸に住むほどの金持ちだ。お前の家のベッドの方がでかかったはずだろう」
戦場ヶ原「それはどうかしら。阿良々木くん。貴方は私の元の家を知らない、もちろんベッドもよ」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:17:38.46 ID:FjVA5yqs0
暦「くっ」
戦場ヶ原「つまり、私がどんなキングサイズのベッドで寝ていたかなんて阿良々木くんには知りえないわ」
暦「今キングサイズって言ってるじゃねぇか!!」
戦場ヶ原「天蓋つきよ」
暦「漫画の世界でしか見たことねぇよ、そんなベッド」
戦場ヶ原「それで?貴方に私が使っていたベッドがわかるというの?」
暦「天蓋付きのキングサイズのベッドなんだろ」
戦場ヶ原「嘘…あたってる…まかさ、阿良々木くんてエスパーそれともストーカー?」
暦「その二つを同レベルで扱うな。あ~もう」
月火「お兄ちゃんと戦場ヶ原さんで一部屋使えば?」
火憐「兄ちゃんとひたぎさんで一部屋使えばいいんじゃない?」
炎「「恋人通しなんだから」」
暦「…なるほど」
戦場ヶ原「その発想はなかったわ」
月火「…ダメだこの二人。はやくなんとかしないと」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:21:03.30 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「それじゃあ、最終確認をします。一部屋を私と阿良々木くんが。もう一部屋を妹さんたちが使う」
暦「まぁ、それが一番かな…八九寺のことがあるからこいつらと離れられるならなんでもいいや」ボソ
火憐「ゴム使う?」
暦「何で持ってるんだよ!?」
火憐「え。女子の嗜みだろ」
戦場ヶ原「えぇ。そうね」
月火「うん。そうだよ」
暦「マジで?女子こえー」
戦場ヶ原「反対意見は無い?」
暦「あ~、そうだな。>>79」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:22:58.69 ID:L37lsVLr0
シャワーはみんなで入ろう
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:27:38.96 ID:FjVA5yqs0
火憐「…どう思う?」
月火「多分本気10割」
戦場ヶ原「私は構わないけど」
火憐「ひゅぅ。さすがはひたぎさん」
月火「私たちに…いや、いいや。え~でもなぁ」
戦場ヶ原「ちなみに、お二人はいつまで一緒にお風呂に入ってたの?」
火憐「いつぐらいだっけ?」
月火「私たちが小学校高学年になる前くらいじゃないかな?」
戦場ヶ原「ふぅん…なら、阿良々木くんは中学か」
火憐「まぁ、私も別に兄ちゃんならいいけどな」
月火「う~ん。そこまで私も嫌ってことはいけれど」
戦場ヶ原「けど、ここのバスルームってそんなに広いのかしら」
火憐「あぁ、さっき見たけど広かったよ。家族風呂って言うのかな?そんな感じ」
戦場ヶ原「なるほど。4,5人で入ることは想定されている作りなのね」
月火「それで?どうする?」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:31:15.48 ID:FjVA5yqs0
火憐「いいんじゃね?兄ちゃんだし」
月火「そうね。お兄ちゃんだしね」
戦場ヶ原「阿良々木くんだものね…阿良々木くん、いいわ。その提案のってあげる」
暦「ん~!んぐ~、んぐん、んんん!!」(先に!僕を縛ってる縄を解け!!」
・
・
・
暦「ぷはぁ」
戦場ヶ原「あらあら誰かしらこんな酷いことをしたのは」
暦「お前だ」
火憐「ひたぎさんって結構すげぇよな。兄ちゃんを意図も簡単に」
月火「ぜひその妙技を教えてもらいたいものだよ」
暦「簡便してくれ」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:34:38.78 ID:FjVA5yqs0
火憐「お湯張れたよー」
戦場ヶ原「なら、先に私たちが入っているから、貴方は最後に入ってきなさい」
暦「わかった」
月火「んじゃ、お兄ちゃん、後で背中流してあげるね」
バタン
暦「…ふぅ」
忍「なんじゃ、もう賢者モードか?」
暦「ちげぇよ」
忍「それにしても、よき妹子たちじゃのぉ」
暦「まぁ、家族だしな」
忍「そうか。で?手は出すのか?」
暦「出さねぇよ!!」
八九寺「あの~。阿良々木さん…暇で暇でしょうがないのですが」
暦「って言われてもさ。あいつらの前でお前を構うわけにもいかないし」
八九寺「わかってますけど…あまり一人にしないでくださいね」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:38:08.06 ID:FjVA5yqs0
火憐「兄ちゃんいいぞー」
暦「今行くよ…じゃあ、なるべく早く上がってくるから、大人しくしてろよ」
八九寺「はーい」
・
・
・
戦場ヶ原「…あの…あまりその…ジロジロ見ないでくれると嬉しいのだけれど」
暦「あ、ご、ごめん」
火憐「兄ちゃん。兄ちゃん。ここの風呂、すごい広いよな」
月火「家のお風呂も広いかなって思ってたけど、ここと比べると月とすっぽんだね」
暦「…空間歪んでねぇか?この広さ」
戦場ヶ原「何を今更」
暦「…だよな」
火憐「ほら。座って座って。背中流してやるよ」
月火「あ~、火憐ちゃんずるい!お兄ちゃんは背中は私が流すの!!」
戦場ヶ原「なら…私は前を洗ってあげましょうか?」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:40:43.12 ID:FjVA5yqs0
暦「ちょ、いや、自分で洗えるから」
火燐「遠慮しなくていいって」
月火「そうそう。いつもお兄ちゃんにはお世話になってるんだから」
戦場ヶ原「阿良々木くん…いい筋肉してるわね」ツツツ
暦「お腹を指でなぞるのはやめてくれ」
火憐「シャワーだすよー」
暦「だから、大丈夫だって、自分でやるから」
忍「そうじゃぞ。甘やかすとすぐ図に乗るからのぉ」
八九寺「まったくです」
忍「にしても、いい湯じゃ」
八九寺「体の芯まであったまりますねぇ」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:43:29.74 ID:FjVA5yqs0
火憐「え?」
月火「え?」
暦「…え?えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
月火「あ、あれ?誰かな、この子達」
火憐「さ、さぁ?」
月火「なんか、こっちの金髪のロリっ娘は見覚えがあるような」
暦「ちょ、おま、え?」
忍「おぬし等気にする出ない。儂らはただのこのホテルに住まう座敷童じゃ」
火憐「座敷…童?」
月火「あの住み着いた家に幸運をもたらすって言う?」
忍「その通り」
八九寺「だから、気にしないでください…あ~、あったかい」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:47:18.87 ID:FjVA5yqs0
火憐「なんだ、じゃあ気にする必要はねぇな」
月火「うん。そうだね」
戦場ヶ原「…ねぇ、うすうす思ってたんだけど…阿良々木くんの妹たちって」
暦「言わないでくれ」
火憐「よっし。泡装着完了!」
月火「こっちもオッケーだよ」
火憐「いぇい!」ゴシゴシ
月火「いぇい!」ゴシゴシ
暦「だから、はぁ、もういいか…あ~、気持ちいい」
火憐「かゆいところはありませんか?旦那」
月火「なんでも言ってくれていいからね」
暦「あぁ、大丈夫。そのまま…でいいんだけど…なんだ、この感触」
火憐「んっ…ぁ…兄ちゃんの体っ…んっ」
月火「ごつごつしたところ、ひゃぅん、乳頭に当たって…あんっ」
暦「…にゅうとう?…え?」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:49:33.19 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「阿良々木くん」
暦「え?」
戦場ヶ原「こっちも…見て?んっ」チュッ
暦「んんっ!?」
戦場ヶ原「んっ、ちゅっ、んんっ…ん…ぁ…んはぁ…んんっ」
暦「はっ、はぁ」
戦場ヶ原「ふふ…またしちゃった。ベロチュー」
暦「お前、実はエロいだろ」
戦場ヶ原「ふふ。今気づいたの?」
暦「もっと前から気づいてた」ギュッ
戦場ヶ原「んんっ、ん、もっと、んんっ、ちょう、らいっ」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:53:57.97 ID:FjVA5yqs0
八九寺「完全に二人の世界ですね」
忍「妹子も。兄の身体に自分の身体をこすり付ける快楽に酔いしれておるしのぉ」
八九寺「そうですね~」
忍「お主。意外と、平気そうじゃな」
八九寺「これでももう20歳越えてますからね~、忍さんをのぞけば一番の年上は私ですし」
忍「…怪異なんじゃからお主は見た目通りじゃろうて」
八九寺「そうなんですけどねぇ」
火憐「兄ちゃん、んっ、ぁ、ぁっ、んんっ」
月火「お兄ちゃん、ふぁぁっ、そこっ、んんっ、もっと、っ、もっとっ」
戦場ヶ原「こよみくん…んんっ、もっとちょうだい、いっぱい、いっぱいっ」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 15:58:58.08 ID:FjVA5yqs0
火憐「ふぅ…いい湯だなぁ」テカテカ
月火「うん。極上の湯って感じ」テカテカ
戦場ヶ原「こんな風に足を伸ばして入るのは久しぶりね」テカテカ
火憐「ひたぎさんの体、綺麗だよなぁ」
月火「うん。まさに雪のような白さだよ」
戦場ヶ原「ありがとう。けれど、貴方たちも十分に魅力的よ」
火憐「そうかな?」
月火「火憐ちゃん、引き締まっててスタイルいいもんね」
火憐「私は月火ちゃんみたく、柔らかい方がいいと思うけどな」
戦場ヶ原「どっちも素敵よ」
八九寺「どうですか忍さん。かゆいところは?」
忍「うぅ…シャンプーが目に入ったぁ」
八九寺「あらら。こすったらダメですよ」
忍「あ~、シャワー…気持ちいぃ」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:02:45.23 ID:FjVA5yqs0
火憐「はぁ、気持ちよかったぜ」
月火「そうだねぇ。今度、家族で温泉とか行きたいね」
火憐「温泉。いいな」
戦場ヶ原「二人ともお腹はどう?」
火憐「おう。もうぺこぺこだ」
月火「今日は間食とか全然しなかったもんね!」
戦場ヶ原「結構歩き回ったし…そうね…晩御飯は >>97 にしましょうか」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:04:22.33 ID:L37lsVLr0
ロシア寿司
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:08:02.18 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「ここ。この前も来たのだけれど、中々美味しかったわよ」
火憐「へぇ。ろ、にしゃことぶきつかさ?」
月火「ろしあずしだよ、火憐ちゃん」
暦「というか、なんでことぶきつかさと読んだ」
戦場ヶ原「あら。阿良々木くん、居たのね」
暦「さっきから居たよ。いいから入るぞ」
サイモン「いらっしゃーい。おぉ、このまえのにせイザヤーね」
暦「だから誰だよ。イザヤって…あの時の暴力団は居ないな?」
サイモン「ボリョクダン?」
暦「ほら、サングラスかけたバーテン服の」
サイモン「あ~、シズーオね。オーケー。いないよー」
暦「そっか」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:13:20.65 ID:FjVA5yqs0
大人しそうな女の子「おいひぃ」
大人しそうな男の子「よかった、新メニューって言うからドキドキしたけど、普通のお寿司だったね」
暦「ん?…あ、人違いか。なんか、今日は随分と千石と同じような声を聞くな」
忍『お前様』
暦「ん?」
忍『変わった力を感じる…気をつけることじゃな』
暦「あ、あぁ。わかった」
月火「えへへ。お寿司かぁ、何食べようかなぁ」
火憐「うに、いくら、活つぶ、あわびに鯛!」
戦場ヶ原「今日はヒラメと…秋刀魚、それにあら珍しい、河豚で」
月火「えっと、私は。このメニュー、こっからここまで全部」
暦「…その前にお金足りるかな」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:18:03.33 ID:FjVA5yqs0
人相の悪い男「サイモン、お任せで握ってくれ」
サイモン「おー、イザーヤ。ひさしぶりねー」
臨也「今日は静ちゃんが遠出してるって聞いてね、久しぶりに」
暦「あれ?」
臨也「お?」
火憐「んめー、何これ、マジんまいよ、兄ちゃん!」
臨也「マイル?」
火憐「ん?」
臨也「人違いか」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:22:05.41 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「ねぇ、阿良々木くん」
暦「ん?」
戦場ヶ原「あの人、阿良々木くんに声、似てない?」
暦「気のせいだろ?」
戦場ヶ原「そうかしら…ひょっとしてこの前はあの人に間違われたんじゃ」
暦「そうかな」
臨也「ねぇ。お兄さん。可愛い子を3人もつれて楽しそうだね」
暦「ぐふっ、げほっ、げほっ…ふぅ、なんですか。急に」
臨也「へぇ…やっぱ似てるね。ねぇ、連絡先を」
静雄「イーザーヤ」
臨也「あ。あれ?静ちゃん、なんでここに」
静雄「てめぇが池袋に入った聞いたからなぁ、すっ飛んで帰ってきたんだよぉぉぉっ」ブンッ
臨也「マジで?もっとのんびりしてくればいいのに」ヒョイッ
ドガンッ
戦場ヶ原「あら、ポストなんて頼んだかしら」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:24:55.99 ID:FjVA5yqs0
臨也「あはは。騒がしくしてごめんね。あ、そうそう。今度こっち来ることあったら連絡してよ、はい、連絡先」
暦「…はぁ」
臨也「じゃね~」ヒラヒラ
静雄「待ちやがれ!イザヤ!!今日こそぶっ殺す!!!」
戦場ヶ原「あ、蟹汁一つお願いします」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:29:08.32 ID:FjVA5yqs0
暦「はぁ、今日ものんびり食べられなかった…あの寿司屋にはもう行かないでおこう」
戦場ヶ原「そう?退屈しないで面白いと思うけど」
火憐「私も!あの、静雄って人すげぇな!!自動販売機とか投げ飛ばしてたぜ!!」
月火「東京って怖いところだねぇ」
戦場ヶ原「ただ、あの味であの値段ってよくお店が持つわね」
暦「確かに。前の時は奢ってもらったからあれだったけど…確かに安いな。回転寿司並みか」
戦場ヶ原「そうね」
火憐「いやぁ、東京いいなぁ、今度ストリートファイトしに来ようかな」
月火「私を巻き込まないならどうぞご自由に」
火憐「え~、一緒にこようぜー」
暦「ほら、ホテルに戻るぞ」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:31:22.77 ID:FjVA5yqs0
火憐「んじゃ、おやすみっ」
月火「おやすみなさい」
暦「おう」
戦場ヶ原「おやすみなさい」
バタン
暦「ふぅ」
戦場ヶ原「疲れた?」
暦「まぁね」
戦場ヶ原「マッサージしてあげようか?」
暦「ん~…いや、それはまた今度にしておく。今日は八九寺もいるし」
戦場ヶ原「あぁ、そういえば」
暦「つうか、なんでこいつがベッドで寝てるんだよ…幽霊って寝るのか?」
戦場ヶ原「この子が少し普通じゃないだけでしょ?」
暦「そうかもな」
戦場ヶ原「ふふ」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:34:53.85 ID:FjVA5yqs0
暦「どうした?」
戦場ヶ原「覚えている?前に私が子供は嫌いだって言ったのを」
暦「あぁ」
戦場ヶ原「今の子供は嫌い…どう接していいのかわからないもの」
暦「そうなのか」
戦場ヶ原「けれど、この子の寝顔を見ているとね…やっぱり、早く子供欲しいなって」
暦「っ!」
戦場ヶ原「…する?」
暦「…非常に嬉しい提案ではあるが…我慢する」
戦場ヶ原「そ…次にいつその気になるかわからないわよ?」
暦「それでも…その時はちゃんと二人っきりでしたいからな」
戦場ヶ原「それもそうね」
暦「戦場ヶ原」
戦場ヶ原「なに?」
暦「…今日はこのまま、色々と話をしないか?」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/16(日) 16:39:13.99 ID:FjVA5yqs0
戦場ヶ原「あら、阿良々木くんにしては、いい提案ね…いいわよ。まずは何を話しましょうか」
暦「僕たちのこれからのこととかさ」
戦場ヶ原「そうね…小さくてもいいから庭付き一戸建てで…私と阿良々木くんと…子供と」
暦「三人だよな」
戦場ヶ原「えぇ…みんなで仲良く暮らして」
暦「…たまに羽川たちが遊びに来て」
戦場ヶ原「そうね、一人くらい、神原に鍛えてもらってもいいかもね」
暦「あ~、アイツは…情操教育によくない」
戦場ヶ原「ふふ…あ~、今から楽しみだわ…本当に」
暦「絶対に叶えてやるよ」
戦場ヶ原「…ありがとう…愛してるわ」
暦「僕も…愛してる」
Fin
暦「安価で遊びに行くか」戦場ヶ原「そうね」