1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 00:38:09.43 ID:AgtpWqTL0

~娯楽部~


綾乃「としのーきょーこ!」バーン

京子「ほえ、綾乃?どったの?」

綾乃「どったのじゃなくて!またプリント忘れてるわよ!」

京子「あ、ごめん、家に忘れちゃった!」アハハ

綾乃「ま、まったくもう、歳納京子は私が居ないと駄目ねえ……」

結衣「……」チッ

綾乃「はい、プリント新しいの持ってきてあげたから、今書いちゃいなさい?」

京子「おう!何時もありがとうね~♪」

結衣「あーあ……」ハァ

京子「結衣、どったの?」

結衣「別に、煩いなと思っただけ」

京子「ご、ごめん、もう少し静かにするね?」

結衣「いや、京子は別にいいんだよ、京子は」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 00:40:48.40 ID:AgtpWqTL0

綾乃「……」チッ

結衣「……」チッ

京子「あ、あの、二人とも?どうしたの?何か機嫌悪いの?」

綾乃「歳納京子、生徒会室に行きましょう、その方が落ち着いて書けると思うし」

結衣「京子、行く必要ないよ、今は部活中何だし、だいたいプリントは明日でも構わないような奴だったでしょ」

京子「え、え……?」オロオロ



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 00:48:04.43 ID:AgtpWqTL0

綾乃「無関係な人の言う事は放っておいて、ほら、行きましょう、歳納京子」グイッ

京子「あ、綾乃?」

結衣「行かなくてもいいって、京子、ほら、ちゃんと断って、その人、はつきり言わないと判んないみたいだから」グイッ

京子「ゆ、ゆい?」

綾乃「船見さん、申し訳ないけど離してくれない?歳納京子が嫌がってるじゃない」

結衣「京子と付き合いの浅い綾乃にはそう見えてるの?京子と付き合いの長い私には、京子が綾乃の事を嫌がってるように見えるんだけど」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 00:52:50.48 ID:AgtpWqTL0

結衣「そもそも、綾乃はどうして京子をそんなに気にかけるの?プリント忘れてる子は他にも居るのに」

綾乃「そ、それは……」

結衣「……ひょっとして、京子を好きだから、とか?」

京子「ふぇっ……?」

綾乃「な、な、なに言ってるのよ船見さん!言いがかりもいい加減に……!」

結衣「私は京子の事を好きだけどね」

京子「!?」

綾乃「!?」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 00:54:37.39 ID:AgtpWqTL0

結衣「だからさ、生徒会の仕事程度の要件で、京子と私の時間を邪魔しないでほしいんだ」

京子「ゆ、ゆい?い、いきなり何言って///」

綾乃「……わ、私だって……きよ」

結衣「ん?聞こえないよ綾乃」

京子「あ、あやの?」

綾乃「私だって好きよ!歳納京子の事が!」

京子「!?」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 00:59:00.73 ID:AgtpWqTL0

結衣「ああ、やっぱりそうなんだ……」

綾乃「……そ、そうよ!好きだから歳納京子の事を気にかけてたし、プリントだって毎回取りに来るの!」

綾乃「歳納京子に会いたいから!お話したいから!」

京子「あ、あ、あ、あやの///」

綾乃「///」カーッ

結衣「……」







10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 01:05:49.55 ID:AgtpWqTL0

綾乃「……と、いうわけで、あ、あの、歳納京子、生徒会室に行きましょ?ね?」

京子「え、え、け、けど、あの///」

結衣「……綾乃が京子の事を好きなのは、判ったよ」

結衣「けど、綾乃は京子のどこが好きなの?」

綾乃「ど、何処がって、それは……」

結衣「どうせ、外面的な所しか見てないでしょ」

結衣「京子は人一倍明るくて可愛いからね……」

綾乃「……そうね、私は、歳納京子の明るさや、可愛さが好きだわ」

結衣「……ふぅん、やっぱり、所詮その程度の……」

綾乃「けど、それだけじゃ、無いのよ」

京子「あ、あやの?」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 01:15:50.32 ID:AgtpWqTL0

綾乃「私が知ってる歳納京子は、明るくて、可愛くて、頭が良くて……そして、さりげない優しさを持ってる」

綾乃「私が一番好きなのはね、そのさりげない優しさなの」

結衣「……!」

綾乃「歳納京子はね、普段は我儘で自分勝手だけど、相手が本当に困ってたりしたら、すぐにそれを察知して助けてくれるの」

綾乃「私も、何度も助けてもらった……」

綾乃「けどね、そんな事は、普通にただ明るいだけの子には、無理だと思う……」

結衣「……うん」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 01:31:25.06 ID:AgtpWqTL0

結衣「相手が困ってるって察知できるのは、同じ苦しみを味をった事のある子だけだもんね」

綾乃「そうそう、だからね、わたし、歳納京子は実はすごく苦労してきたんじゃないかと思うのよ」

結衣「……間違ってはいないよ、京子、子供の頃は凄く泣き虫だったし」

綾乃「ああ、やっぱりそうなのね……」

結衣「うん」

綾乃「わたしが惹かれたのは、そういう部分だと思う」

結衣「そっか……」

綾乃「色々苦労したけど、それを乗り越えて明るく振舞える……」

綾乃「それって、凄いことだと思うし」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 01:33:45.21 ID:AgtpWqTL0

結衣「……私も、綾乃と同じかな」

綾乃「え?」

結衣「……泣き虫だった京子も好きだけど、強くなろうとしてる京子も凄く好きだし」

綾乃「そ、そう……正直、小さい頃から歳納京子を見続けていられた船見さんがうらやましいわ、嫉妬するくらい」

結衣「……わたしは、寧ろ綾乃に嫉妬するけどね」

綾乃「わたしに?」

結衣「だって、綾乃は京子と知り合って日が浅いのに、もう京子の本質に気付いてるんだもん」

綾乃「ほ、褒めても何も出ないわよ?」

結衣「別に褒めてないよ」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 01:46:09.27 ID:AgtpWqTL0

結衣「けど、綾乃には謝らないといけないね」

綾乃「え?」

結衣「綾乃もクラスの他の子達と同じで、てっきり、京子の表面上だけを好きなんだと思ってたからさ」

結衣「ちょっとドケドケした発言しちゃってた……ごめんね」

綾乃「え、あ、はい……私も、それに釣られて語尾がちょっと荒くなってたと思うわ……ごめんなさい……」

結衣「……」

綾乃「……」

結衣「あ、あのさ、また、京子の事で、色々と相談に乗って貰ってもいいかな?」

綾乃「ふえ、べ、別にいいけど……わ、わたしなんかでいいの?」

結衣「うん、京子ネタで盛り上がれる相手は綾乃くらいしか居ないしさ」

綾乃「そ、そうなの……わ、わたしは別に構わないって言うか……その、寧ろ、歳納京子の子供の頃の話とか色々聞きたいって言うか……」

結衣「ん、じゃあ、ギブアンドテイクっていうことで」クスッ

綾乃「……そうね」クスッ



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 01:53:28.89 ID:AgtpWqTL0

結衣「という訳で、京子」

京子「///」プシュー

綾乃「歳納京子、聞いてる?」

京子「///」プシュー

結衣「私達、二人とも、京子の事が大好きだから」

京子「う、うあ///」プシュシュー

綾乃「愛してるのよ、歳納京子」

京子「うあうあうあ///」プシュシュシュー

結衣「綾乃、じゃあ、今晩泊りに来る?」

綾乃「歳納京子も泊りに来るの?」

結衣「うん」

綾乃「じゃ、じゃあ、その、お邪魔しようかしら///」

京子「うあうあうあうあ///」プシュルル



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 02:00:19.16 ID:AgtpWqTL0

結衣「ほら、京子、そうと決まれば今日はもう帰るよ」ズルズル

京子「え、ちょ、まって、わたし今日はやっぱり自分の家に///」

綾乃「あら、駄目よ歳納京子、逃がさないんだから」ズルズル

京子「ちょ、や、やだって、そんな、今の二人と一晩中一緒に居ると、わたし茹でダコになっちゃうよっ///」

結衣「ははは、京子、何言ってるの」

京子「ふえ?」

綾乃「そうよ、明日からGWなんだし、一晩どころじゃないわよ?」

京子「え、え、え」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/26(木) 02:25:31.73 ID:AgtpWqTL0

こうして、結衣ちゃんの家に缶詰にされた京子ちゃんは

結衣ちゃんと綾乃ちゃんからいっぱい愛を囁かれて

ひゃんひゃんひゃんと鳴かされて

GW明けにはすっかりメロメロになっていましたとさ

めでたしめでたし






眠いので完


元スレ
京子「結衣と綾乃が喧嘩した?」