1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:29:36.78 ID:eH1spnCV0

七森中 始業式


千鶴「姉さん、いよいよ入学式だね・・・」

千歳「早いもんやなぁ、うちら、もう中学1年生なんやね」


千鶴「うぅ・・・姉さんと同じクラスだといいなぁ・・・」

千歳「ふふ、千鶴ったら緊張しすぎやで?」

千鶴「でも・・・」



千歳「あ、学校が見えてきたで」



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:31:22.59 ID:eH1spnCV0

ワイワイガヤガヤ・・・

千鶴「クラス・・・姉さんと離れちゃった・・・」ショボン

千歳「元気だしぃや、どうせ家に帰ったら会えるんやし」ポンポン

千鶴「う、うん・・・でも、やっぱり不安・・・」

千歳「大丈夫やって、千鶴ももう中学生なんやし」


千鶴「・・・うん、分かった。」

千鶴「ね、姉さんも頑張ってね・・・」トボトボ


千歳「・・・・・・・」

千歳(千鶴も頑張ってなー・・・)




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:33:58.71 ID:eH1spnCV0

教室

千歳「えーっと、うちの席は・・・」キョロキョロ

千歳「・・・ん?」


綾乃「・・・・・・・・」ガクガクブルブル


千歳「あのー・・・」


綾乃「ひぃぃ!!?」ビクッ!!




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:36:12.76 ID:eH1spnCV0


綾乃「な、何ですか・・・?」

千歳「あ、いやその・・・同じクラスなんやし、自己紹介でもどうかな、なんて・・・」

綾乃「あ、はい・・・その・・・」


千歳「あはは、そんな固くならんでもええのに~」

千歳「ウチら、同い年やろ?」


綾乃「あ、はい・・・」




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:38:28.61 ID:eH1spnCV0


千歳「うちは、池田千歳言います、あなたの名前は?」


綾乃「わ、私は・・・杉浦・・・綾乃って言います・・」


千歳「ふーん、綾乃ちゃん・・・可愛い名前やね♪」

綾乃「ち、ちょっと池田さん!いきなり下の名前で・・・しかもちゃん付けって・・・」


綾乃「は、恥ずかしい・・・」




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:42:11.08 ID:eH1spnCV0


千歳「ふふっ、だって可愛いんやもん、綾乃ちゃん」

綾乃「そ、そんな・・・」///

千歳「それに、うちの事は「池田さん」やのうて「千歳」って呼んでな?」

綾乃「え、そんな・・・呼び捨てだなんて・・・」

千歳「ちゃん付けするの、恥ずかしいんやろ?」



綾乃「う、うん・・・分かったわ、その・・・千歳」




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:44:26.44 ID:eH1spnCV0


千歳「うふふ、その調子や♪」


綾乃「・・・・・・」


千歳「どうしたん、綾乃ちゃん?」

千歳「もしかしてうち、おせっかいやったかな・・・?」


綾乃「ううん、ありがとう」


千歳「え?」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:49:06.12 ID:eH1spnCV0


綾乃「私、人見知りだし、始業式だから緊張してて・・・」

綾乃「千歳が話しかけてくれて、とっても嬉しかったわ」

千歳「い、いや・・・そんな・・・」



綾乃「そういえば、どうして千歳は私に話しかけてくれたの?」



千歳「え?!・・・さ、さぁ、何でやろなぁ・・・?」




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:51:54.60 ID:eH1spnCV0


千歳「何となく・・・かなぁ・・・」

綾乃「ふふっ、変なの」


綾乃「その・・・千歳」

千歳「なに?」

綾乃「もし良かったら・・・私と友だちになってくれないかしら?」

千歳「えっ!?」


綾乃「もしかして、嫌だった・・・?」

千歳「いや、その・・・」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:55:46.97 ID:eH1spnCV0


千歳「う、うちなんかでええの・・・?」

綾乃「もちろんよ!」


千歳「じ、じゃあ、改めて」



千歳「よろしくな、綾乃ちゃん」

綾乃「こちらこそよろしくね、千歳」ニコッ




17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:58:55.55 ID:eH1spnCV0


千歳「!!・・・・・っ」(ドキッ


綾乃「どうしたの、千歳?」


千歳「ううん、何でもないで」



千歳「・・・・・・」


千歳(何や?今の気持ちは・・・)



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:03:34.58 ID:eH1spnCV0


綾乃「全く・・・始業式からこんな調子じゃ、あの子に何て言われるのやら・・・」

千歳「あの子?」


綾乃「うん、私の――――」


ガラッ

「おーい綾乃ー!!そっちの調子はどうなんだー?」

綾乃「はぁ・・・噂をすればなんとやら・・・」


千歳「・・・・・」

綾乃「紹介するわね、あの子が―――――」




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:07:40.39 ID:eH1spnCV0


放課後 生徒会室


「・・・とせ」


千歳「うーん・・・」ムニャムニャ

綾乃「千歳!」

千歳「ふぁぁ!!?」ガバッ


綾乃「珍しいわね、千歳が居眠りなんて」

千歳「せ、せやろか・・・?」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:11:15.67 ID:eH1spnCV0


綾乃「寝言か何か呟いてたけど・・・夢でも見てたの?」

千歳「うん・・・」


千歳「とっても、懐かしい夢や」

綾乃「ふーん・・・」

綾乃「さて、さっさと書類整理を終わらせましょ」

千歳「せやなぁ」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:18:54.96 ID:eH1spnCV0

数十分後

千歳「・・・よし、これで終わり」

千歳「綾乃ちゃん、こっちは全部おわっ・・・」


綾乃「スー・・・スー・・・」


千歳「あらあら」クスクス

千歳「風邪引いたらあかんし、毛布かけてあげるな」フワッ



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:22:33.75 ID:eH1spnCV0


千歳「・・・・・・・・・」

千歳(初めて綾乃ちゃんと出会った、始業式の日)

千歳(綾乃ちゃんの恋心を知った、あの日・・・)


千歳(今なら分かる気がする・・・あの時、何で私は綾乃ちゃんに話しかけたのか・・・)

千歳(それは・・・)


千歳(綾乃ちゃんに、一目惚れしたんだと思う・・・)



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:27:42.34 ID:eH1spnCV0


千歳(でも、そんなうちの身勝手な気持ちで、綾乃ちゃんの恋を邪魔するのは嫌や)

千歳(綾乃ちゃんの幸せそうな笑顔を見れるだけで、うちは幸せや)

千歳(なにより、綾乃ちゃんはうちの事を、友達として頼ってくれとる・・・)




千歳(せやけど・・・それでも・・・)


千歳(それでも、うちは綾乃ちゃんのことを・・・)




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:33:18.96 ID:eH1spnCV0


千歳「綾乃ちゃん、うちは・・・」


綾乃「う、うぅん・・・」


千歳「綾乃ちゃんも、何か夢を見とるんかなぁ」



綾乃「待ちなさいよぉ・・・歳納京子ぉ・・・」ムニャムニャ



―――ズキッ・・・―――



千歳「・・・・・・・」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:38:22.06 ID:eH1spnCV0


千歳「綾乃ちゃん・・・」


千歳「いつか、幸せになってな」


千歳「綾乃ちゃんの願いが叶うその日まで・・・」




千歳「ずっと、応援しとるからな・・・」



おしまい(やで!)



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:42:25.13 ID:eH1spnCV0

結構前にちとちづの誕生日SSを書いた者です
時間があったらまた書こうかなと思ってます

支援ありがとうございました

てかもっとねえさ千歳さんメインのSS増えてよ


元スレ
千歳「綾乃ちゃんの願いが叶うその日まで」