1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 22:42:46.629 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「え、なにこれ……生暖かい……?」ベチョッ
ヴィーネ「それにこの鉄みたいなにおい……血……!?」クンクン
ヴィーネ母「に、逃げてヴィネット…………」
ヴィーネ「お、お母さん!いやああああああああああ!!!!!!!ち、ち、ち、血が……!!!!!???」
ヴィーネ母「チャ、チャッピーが……逃げなさい、ヴィネット……」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 22:45:14.205 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「チャッピー!?あの一年前に拾った子供のイフリートがどうかしたの!??」
ヴィーネ「そ、それよりも、血……ど、どうしよう、血が……」
ヴィーネ母「あれが、大きくなったの……そうね、3、4メートルくらいはあるかしら……」
ヴィーネ「喋らないで、お母さん……とにかく止血しないと……!」
ヴィーネ「うぅっ!血が止まらない……どうしたらいいの……?」
ヴィーネ「そ、そうだ!お、お父さんは・・・・・???」
ヴィーネ母「お、お父さんはね……………お父さんは………」
ヴィーネ「え……?」
ヴィーネ母「……………」
ヴィーネ「…………………ッッ!!」ダダダッ
ヴィーネ母「だめよヴィネット!そっち行ってはダメ!見てはいけないわ!」
ヴィーネ父だったもの「…………」死~~~~ん
ヴィーネ「………………………………い、」
ヴィーネ「いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!」
ヴィーネ「うぅ、いや……なんで……?こんな…………」
ヴィーネ「まだまだしたいこと、山ほど……こんな……こんな形で……」
ヴィーネ「ううぅ、ううううううう!!!」
ヴィーネ「ひどい、こんなのひどすぎる……!」
ヴィーネ「うわあああああああああああああん!!!!!!」
????「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ「!!!???」
ヴィーネ「なに、今の……?」
ヴィーネ母「逃げなさい、ヴィネット!チャッピー……チャッピーが!」
????「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ「この声がチャッピー……声が聞こえる……」
ヴィーネ「…………………お母さんのいるほうから……ッ!」ダッ
ヴィーネ母「イヤアアアアアアアアアアアア!!!!!来ないでえええええ!!!」ガラガラガッシャーン
ヴィーネ「!!!!」
ヴィーネ「お母さん!!!!!」」バンッ
ヴィーネ母だったもの「…………………………」死~ん
チャッピー「DIYYYYYYYYY」クッチャクッチャクッチャクッチャ
ヴィーネ「あ、アレ、お母さんは……?お母さんはどこ……」
ヴィーネ「ま、まさか、あの……おなかの下からしかない肉のカタマリ……?」
ヴィーネ「…………………いっ」
ヴィーネ「イヤアアアアアアアアアアアア!!!!!」
ヴィーネ「・・・・・・・・・・・っうっ!!!!」
ヴィーネ「ウゲエエエエエエエエエ!!!……ゲホッ!!!……ヘホッ!」
ヴィーネ「………………………ハァッ……ハァッ」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ「こ、これが………………………………」
ヴィーネ「これがチャッピー…………!!」
ヴィーネ「3、4メートルどころじゃない……これがあの時拾った子イフリートなの……?」
ヴィーネ「こ、怖い怖い怖い………………」
ヴィーネ「と、とにかく逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ……」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ「ヤバい、気づかr」
チャッピー「ヂィィィイイイイイイイイイ」ドドドドドドドドドドドト
ヴィーネ「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!」ズサァー ←横へダイビング
チャッピー「ヂィィィイイイイイイ!!!!!」ドゴーン
ヴィーネ「キャアアアアアアアア!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ
ヴィーネ「キャアアアアアアアア!!!!」ゴロゴロゴロゴロバンッ
ヴィーネ「ハァ……ハァ……ケホッ……ケホッ……」
ヴィーネ(と、突進だけで壁がいともたやすく……しかも当然のようにチャッピーは無傷)
ヴィーネ(その突進の風圧だけで体が紙切れのように吹っ飛んだわ……)
ヴィーネ「こんなの、直撃したらあくまでも即死ね……」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」 クルッ
ヴィーネ「……し、しかも、全然諦めてないし……」
ヴィーネ(なんかだんだん冷静になってきたわ……これが悟りってやつかしら)
ヴィーネ(神様、私がなにか悪いことをしたでしょうか)
ヴィーネ(毎朝規則正しく過ごし、常に真面目に、一生懸命学業や奉公に取り組んできました)
ヴィーネ(こんな私が、なぜこのような仕打ちを受けなければいけないのでしょう)
ヴィーネ(よりによって、私が助けたイフリートに……)
ヴィーネ(…………………………………)
ヴィーネ(いや、悪魔なのに悪魔の仕事をさぼってた天罰、ってわけなのかしら……?)
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ(しかもこっちみてるし……)
ヴィーネ(こりゃもうしんだな……さすがにもう)
ヴィーネ(どうせ次のを避けても死ぬまで来るわこれ)
ヴィーネ(そうか……死ぬのか、私……)
ヴィーネ(この一年、ガヴのお世話しっぱなしだったけど………………)
ヴィーネ(サターニャはうるさいし、ラフィにはあたふたさせられっぱなしだったけど………………)
ヴィーネ(……………………………)
ヴィーネ(悪くない人生だったな……)
ヴィーネ「お父さんとお母さんも死んじゃったし……」
ヴィーネ(…………お父さん…………お母さん………これからそっち(地獄)に行くよ……)
ヴィーネ(でも、私が地獄に行けるのかなぁ……?)
????「イイコネアレキサンダー‼」
チャッピー「ヂ??」
ヴィーネ「……!!」
ヴィーネ(外に、だれか……いるっ……!)
チャッピー「DIYYYYYYYYY」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
ヴィーネ「逃げてええええええええええええええええ!!!!!!!!!」
~ちょっと前までさかのぼる~
サターニャ「…フフフッ、混沌の果てより生まれし我が使い魔よ……出でよっ!時は満ちたっ!!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
サターニャ「契約に基づき、汝の真の力……今より解放されたしっ!!!」
アレキサンダー「……!」ポヘッ
サターニャ「くくく、1年たっても衰えていない素晴らしいブレスね」
サターニャ「一年ぶりにお前の主サタニキアが帰ってきたわよ、光栄に思いなさい」
アレキサンダー「アウッ」
サターニャ「…………………」
アレキサンダー「…………………………」
サターニャ「…………………」
アレキサンダー「…………………………」
サターニャ「お手ッ!」
アレキサンダー「アウッ」
サターニャ「おすわりッ!!」
アレキサンダー「ハウッ」
サターニャ「チンチンッ!!!」
アレキサンダー「……ハッハッハッ……」
サターニャ「…………………」
アレキサンダー「…………………………」
サターニャ「ヨーシヨシヨシヨシ!!一年たっても全く衰えていないわ!」ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
アレキサンダー「……ハッハッハッ……」
サターニャ「ヨーシヨシヨシヨシ!!いい子いい子!!!!」
アレキサンダー「クンクーン」
サターニャ「ヨシヨシヨーシ!……いい子ね!アレキサンダー!」
なんかでかいの「……………yyyyyyYYY」………ダダダダダダダダダダダッ ←フェードイン
????「逃げてええええええええええええええええ!!!!!!!!!」
サターニャ「ン?なんか地響きが」
チャッピー「DIYYYYYYYYY」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
サターニャ「うぎゃああああ!!!なんかこっち来オゴッ!!!!」ドゴッ!!!!
サターニャ「いたたたた……も~、急になんなの~?」
サターニャ「危うく死ぬところだったわ……」 ←普通の悪魔だったらグチャグチャになって死んでる
サターニャ「………………………………………」
サターニャ「……………あれ、アレキサンダー?」
アレキサンダーだったもの「……」 ←グチャグチャ
サターニャ「…………………………ア、」
サターニャ「アレキサンダアアアアアアアアアッッ!!!」
サターニャ「い、いやいやいや、落ち着きなさい、サタニキア」
サターニャ「私は大悪魔よ、こんなことでうろたえてはいけないの」
サターニャ「そう、サラマンダーはいわゆる人間界の犬や猫とは違う、多少傷ついたってちょっとやそっとじゃ死にはしないわ」
ヴィーネ「サターニャ!!今すぐ逃げて!!!」
ヴィーネ「複雑な事情はあるんだけど、うちの飼いイフリートが……ッ」
サターニャ「……………………………………」
サターニャ「ハアアアアッ!!??ヴィネットの家の所有物なのこの化け物!?」
サターニャ「自分の所有物くらい自分で管理しなさいよ!」
ヴィーネ(サターニャにまともなこと言われて怒られた……)シュン
ヴィーネ「本当にその点は申し訳ないと思ってるんだけど、とにかく今は逃げて!」
ヴィーネ「このままじゃサターニャも殺されちゃう!!!!」
サターニャ「ううぅ、そうしたいのはやまやまんだけどね………………」カタカタ
サターニャ「あの化け物の足元にいるうちの使い魔を回収しないと……」チラッ
アレキサンダーだったもの「……」
チャッピー「ヂィィィ…………」
サターニャ「…………………………よし」
サターニャ「聞きなさい、そこの化け物よ!」
ヴィネット「ちょ、何やってんの!?(小声)」
サターニャ「うるさいわね、これから高度な心理戦による交渉がが始まるんだからヴィネットは黙ってみていなさい」
ヴィネット「……わ、わかった」
サターニャ「…………………………コホン」
サターニャ「聞きなさい、そこの化け物よ!この大悪魔である私とその使い魔にして眷属のアレキサンダーにタックルして危害を加えた罪は大きいわ!」
ヴィーネ「え、アイツのタックル受けたの?なんでそんなにピンピンしてるの?」
サターニャ「でも、今回は一旦目を瞑ってあげる!この寛大な私の処置に感謝なさい!」
ヴィーネ(………………なんで人間界の犬と同等の接し方なのよ)
サターニャ「でもそれには2つ条件があるわ!まず一つは、動かない事!そして2つ目は、その足元にいる私の使い魔を返しなさい!」
チャッピー「ヂ??」ジャリ
サターニャ「ううううう、動かないで!」
チャッピー「ヂ?ヂ?」ジャリジャリ
サターニャ「動かないでって言ったじゃんっ!!!」
サターニャ「と、とにかく、足元のそいつを回収するから黙ってなさい」
チャッピー「ヂィィィ?」クイクイ
サターニャ「そう、そいつよ……話が分かるやつじゃない」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・」クンクン
サターニャ「ちょ、ちょっと、別にアレキサンダーの匂いはかがなくても」
チャッピー「ヂィィィッ!!」バクッ
サターニャ「……ァァァァアアアアアアアッッッ!!!」
チャッピー「DIYYYYYYYYY!!!」バキッグシャッボリボリッ
サターニャ「う、うううう……アレキサンダー……(泣)」
サターニャ「ううぅぅ……うぅ……おうおうおう……(泣)」
サターニャ「アレキサンダアアアアアアア!!(泣)」
ヴィーネ「さ、サターニャ……」
ヴィーネ(やば、私まで泣きそう)
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・」
サターニャ「…………………………。」
サターニャ「…………………………」
サターニャ「ククククククク………………」
サターニャ「フフフフフフフ……………」
サターニャ「ハアーッハッハッハッハッ!!!!」
サターニャ「ハァアアアアアアア!!」
ヴィーネ(な、なに………?)
サターニャ「……ククク、ずいぶんと舐めた真似してくれるわね、この化け物!」
サターニャ「……もう誤っても許してやらないんだから!」
サターニャ「……私の怒りはッ!」
サターニャ「……今ッ!!」
サターニャ「……有頂天に達したッ!!!」
ヴィーネ「頂点ね」
サターニャ「頂天に達したッ!!!」
サターニャ「とにかく、この大悪魔胡桃沢・サタニキア・マクドウェルが全身全霊を持って潰すわ!」
サターニャ「相手が悪かったわね、化け物!!!」
サターニャ「死ねえええええ!!」ダダダダ
サターニャ「サタニキアーブロー!」ポヘッ
チャッピー「……ヂ?」カイカイ
ヴィーネ「……うぅ、人間界では握力を余裕で200kg超えていたサターニャのパンチすら、この化け物には……!」
サターニャ「…………………」
チャッピー「…………………」
ヴィーネ「…………………」
ヴィーネ「……そうだ、このままじゃサターニャが……っ!」
ヴィーネ「逃げてええええええ!!サターニャ!!!!!」
チャッピー「アーン」
サターニャ「……………………………エッ?」
チャッピー「バクー」ガブガブガブ
ヴィーネ「……………………」
ヴィーネ「……………………サ、」
ヴィーネ「サターニャああああああああああああ!!!!」
ヴィーネ「そ、そんな、お母さんお父さんに続いてサターニャまで……!」
ヴィーネ「ど、どうすればいいの……?」
????「ちょ、イタタタタ痛い痛い痛い!!ちょっと!やめなさいよ!痛いじゃない!」
チャッピー「?」ガブガブガブ
ヴィーネ「?」
サターニャ「ちょっとバカ、やめなさいって言ってるでしょ!この犬ッコロ!!」ポカポカ
チャッピー「・・・・・・?」ガブガブガブ ←噛み切れないことに困惑している
チャッピー「・・・・・・」ポイっ ←吐き出した
ヴィーネ「・・・・・・・・・・・・サ、」
ヴィーネ「サターニャアアアアアアアアア!」
サターニャ「うううぅぅ、頭から血が出てるじゃない……!それに、唾液でベトベト……」
ヴィーネ「え、それだけ?なんで?」
ヴィーネ「………………………」
ヴィーネ「…………………………ハッ」
ヴィーネ「サターニャアアアア!!!」ガバッ
ヴィーネ「よかったああああああ!!!」スリスリ
サターニャ「ちょ、ちょっとなによいきなりっ!」
ヴィーネ「ヒック……ヒック……」
ヴィーネ「もう、サターニャ、しんだかと……おとうさんおかあさんに続いてサターニャまで……よがっだあ゛あ゛あ゛あ゛!!」スリスリ
サターニャ「ちょっと、ヴィネット、唾液でべたべたじゃない!」
サターニャ「……それに、私を誰だと思ってるの?」
サターニャ「この世を混沌へと導く(予定)大悪魔(予定)の胡桃沢・サタニキア・マクドウェル様よ」
サターニャ「このくらい当然じゃない」
ヴィーネ「……うぅぅぅうう、うう゛う゛う゛う゛…………」
ヴィーネ「サターニャアアアアアア!!!」ガバッ
ヴィーネ「よかったよかったよかったよおおぉおお!」
サターニャ「でも、いくらなんでもこいつ固すぎるわ……どうしようかしら……」
ヴィーネ「あなたも大概だけどね」
空「ファーwwwwwwww」
ヴィーネ「うっ……!いきなり魔界の空が明るく……!!一体なんなの……?」
チャッピー「DIYYYYYYYYY!!!」ジタバタ
ヴィーネ「……すごい!!!」
ヴィーネ「空から降り注ぐ聖なる光が、チャッピーに効いてる!!!」
チャッピー「DIYYYYYYYYY!!!」ジタバタジタバタ
サターニャ「うぎゃああああ!!!熱い熱い!!アチャチャチャ!!!」ジタバタジタバタ
ヴィーネ「……そしてサターニャにも!」
ラフィエル「間に合ったようですね」
ヴィーネ「ラフィ!」
ヴィーネ「あれ、でもここは魔界じゃ」
ラフィエル「大親友のサターニャさんのピンチとあらば、どこにでも現れます♪」
サターニャ「あんたはただのストーカーじゃない!アチャチャチャチャ!!」ジュー
ラフィエル「あん♪そんな、相変わらずつれないですね♪」
ヴィーネ「まず、サターニャに光を降り注ぐのをやめたら?」
サターニャ「はぁー、熱かったー」←解放された
マルティエル「普通の悪魔だったら一瞬で蒸発する聖なる光なんですがね」
サターニャ「うわ、だれ!?」
ラフィエル「私の家の執事です♪」
マルティエル「どうも、お嬢様がお世話になっております」
チャッピー「…………………………」ピクピク
ラフィエル「とりあえず一件落着みたいですね♪」
ラフィエル「もともとこの子(チャッピー)はおとなしいはずなんです」
ラフィエル「どうも、繁殖期なのに相手が見つからないことで気が立っていたみたいで……」
ヴィーネ「え?そんな理由でうちのお父さんとお母さんは殺されたの?」
ヴィーネ「えっちょっと待って、そもそもあなたたちはどうやってきたの?」
ラフィエル「これです」ヒョイ
ヴィーネ「…………………天使の輪っか?」
ラフィエル「通り抜け〇ープです♪天界通販で大金はたいて買いました♪」
ヴィーネ「さすがに魔界通販とは売ってるもののレベルが違うわね……」
ラフィエル「これを使って忍び込んで、あとは見つかったらお金の力です」
ヴィーネ「生々しいな……」
ガヴリール「私もいるよーん」
ヴィーネ「ガヴリール!」
ラフィエル「とにかく、もうチャッピーは二度と暴れません♪」
ラフィエル「これからも、今までと変わらず優しく接してあげてくださいね♪」
ヴィーネ「そうなんだ、よかった…………………………………」
ヴィーネ「………………………………………………」
ヴィーネ「でも、………………お父さんとお母さん………死んじゃった………」
ヴィーネ「うぅ……………………」グスッ
一同「……………………………………」
ガヴリール「フフン、ヴィーネ、私を誰だと思ってるんだ?」
ヴィーネ「……?ネトゲ廃人……学生ニート……」
ガヴリール「ちげーよ!!」
ガヴリール「堕天したとはいえ、天使学校の主席だぞ」
ガヴリール「ザオ〇クくらい使えるに決まってるだろう」
ヴィーネ「ッッッ!!!!」
ヴィーネ「ガヴリールウウウウウウウウウウウウウ!!」ガシッ
ガヴリール「うわっ、あんまりひっつくなって」
サターニャ「………ラフィエル……なによ?ザ〇リクって??」
ラフィエル「復活の魔法です、サターニャさん♪」
~後日談~
こうして、無事ヴィネットの家族は元に戻った
チャッピーも、ラフィエルのお仕置で懲りた
もう二度と同じ過ちは繰り返さないだろう
ガヴリール一行が展開に忍び込んだ罪や魔界を聖なる光で染めた罪は、ラフィエルのお金とコネの力でなんとかなったという
これは、ガブリール一行が一年ぶりに天界へ帰省し里帰りした時の物語である
めでたしめでたし
-HAPPY END-
あっアレキサンダー忘れてた
乙
アレキサンダーワロタ
元スレ
ヴィーネ「チャッピー!?あの一年前に拾った子供のイフリートがどうかしたの!??」
ヴィーネ「そ、それよりも、血……ど、どうしよう、血が……」
ヴィーネ母「あれが、大きくなったの……そうね、3、4メートルくらいはあるかしら……」
ヴィーネ「喋らないで、お母さん……とにかく止血しないと……!」
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 22:46:54.084 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「うぅっ!血が止まらない……どうしたらいいの……?」
ヴィーネ「そ、そうだ!お、お父さんは・・・・・???」
ヴィーネ母「お、お父さんはね……………お父さんは………」
ヴィーネ「え……?」
ヴィーネ母「……………」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 22:48:46.068 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「…………………ッッ!!」ダダダッ
ヴィーネ母「だめよヴィネット!そっち行ってはダメ!見てはいけないわ!」
ヴィーネ父だったもの「…………」死~~~~ん
ヴィーネ「………………………………い、」
ヴィーネ「いやあああああああああああああああああ!!!!!!!!」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 22:51:18.920 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「うぅ、いや……なんで……?こんな…………」
ヴィーネ「まだまだしたいこと、山ほど……こんな……こんな形で……」
ヴィーネ「ううぅ、ううううううう!!!」
ヴィーネ「ひどい、こんなのひどすぎる……!」
ヴィーネ「うわあああああああああああああん!!!!!!」
????「ヂィィィ・・・・・・・」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 22:55:57.398 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「!!!???」
ヴィーネ「なに、今の……?」
ヴィーネ母「逃げなさい、ヴィネット!チャッピー……チャッピーが!」
????「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ「この声がチャッピー……声が聞こえる……」
ヴィーネ「…………………お母さんのいるほうから……ッ!」ダッ
ヴィーネ母「イヤアアアアアアアアアアアア!!!!!来ないでえええええ!!!」ガラガラガッシャーン
ヴィーネ「!!!!」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 22:59:16.956 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「お母さん!!!!!」」バンッ
ヴィーネ母だったもの「…………………………」死~ん
チャッピー「DIYYYYYYYYY」クッチャクッチャクッチャクッチャ
ヴィーネ「あ、アレ、お母さんは……?お母さんはどこ……」
ヴィーネ「ま、まさか、あの……おなかの下からしかない肉のカタマリ……?」
ヴィーネ「…………………いっ」
ヴィーネ「イヤアアアアアアアアアアアア!!!!!」
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:03:56.691 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「・・・・・・・・・・・っうっ!!!!」
ヴィーネ「ウゲエエエエエエエエエ!!!……ゲホッ!!!……ヘホッ!」
ヴィーネ「………………………ハァッ……ハァッ」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ「こ、これが………………………………」
ヴィーネ「これがチャッピー…………!!」
ヴィーネ「3、4メートルどころじゃない……これがあの時拾った子イフリートなの……?」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:11:20.314 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「こ、怖い怖い怖い………………」
ヴィーネ「と、とにかく逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ……」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ「ヤバい、気づかr」
チャッピー「ヂィィィイイイイイイイイイ」ドドドドドドドドドドドト
ヴィーネ「キャアアアアアアアアアアアアア!!!!」ズサァー ←横へダイビング
チャッピー「ヂィィィイイイイイイ!!!!!」ドゴーン
ヴィーネ「キャアアアアアアアア!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:16:17.159 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「キャアアアアアアアア!!!!」ゴロゴロゴロゴロバンッ
ヴィーネ「ハァ……ハァ……ケホッ……ケホッ……」
ヴィーネ(と、突進だけで壁がいともたやすく……しかも当然のようにチャッピーは無傷)
ヴィーネ(その突進の風圧だけで体が紙切れのように吹っ飛んだわ……)
ヴィーネ「こんなの、直撃したらあくまでも即死ね……」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」 クルッ
ヴィーネ「……し、しかも、全然諦めてないし……」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:20:21.000 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ(なんかだんだん冷静になってきたわ……これが悟りってやつかしら)
ヴィーネ(神様、私がなにか悪いことをしたでしょうか)
ヴィーネ(毎朝規則正しく過ごし、常に真面目に、一生懸命学業や奉公に取り組んできました)
ヴィーネ(こんな私が、なぜこのような仕打ちを受けなければいけないのでしょう)
ヴィーネ(よりによって、私が助けたイフリートに……)
ヴィーネ(…………………………………)
ヴィーネ(いや、悪魔なのに悪魔の仕事をさぼってた天罰、ってわけなのかしら……?)
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:23:06.403 ID:GxF9zAsp0.net
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・・」
ヴィーネ(しかもこっちみてるし……)
ヴィーネ(こりゃもうしんだな……さすがにもう)
ヴィーネ(どうせ次のを避けても死ぬまで来るわこれ)
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:24:35.960 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ(そうか……死ぬのか、私……)
ヴィーネ(この一年、ガヴのお世話しっぱなしだったけど………………)
ヴィーネ(サターニャはうるさいし、ラフィにはあたふたさせられっぱなしだったけど………………)
ヴィーネ(……………………………)
ヴィーネ(悪くない人生だったな……)
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:29:05.551 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「お父さんとお母さんも死んじゃったし……」
ヴィーネ(…………お父さん…………お母さん………これからそっち(地獄)に行くよ……)
ヴィーネ(でも、私が地獄に行けるのかなぁ……?)
????「イイコネアレキサンダー‼」
チャッピー「ヂ??」
ヴィーネ「……!!」
ヴィーネ(外に、だれか……いるっ……!)
チャッピー「DIYYYYYYYYY」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
ヴィーネ「逃げてええええええええええええええええ!!!!!!!!!」
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:35:56.659 ID:GxF9zAsp0.net
~ちょっと前までさかのぼる~
サターニャ「…フフフッ、混沌の果てより生まれし我が使い魔よ……出でよっ!時は満ちたっ!!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ
サターニャ「契約に基づき、汝の真の力……今より解放されたしっ!!!」
アレキサンダー「……!」ポヘッ
サターニャ「くくく、1年たっても衰えていない素晴らしいブレスね」
サターニャ「一年ぶりにお前の主サタニキアが帰ってきたわよ、光栄に思いなさい」
アレキサンダー「アウッ」
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:39:07.046 ID:GxF9zAsp0.net
サターニャ「…………………」
アレキサンダー「…………………………」
サターニャ「…………………」
アレキサンダー「…………………………」
サターニャ「お手ッ!」
アレキサンダー「アウッ」
サターニャ「おすわりッ!!」
アレキサンダー「ハウッ」
サターニャ「チンチンッ!!!」
アレキサンダー「……ハッハッハッ……」
サターニャ「…………………」
アレキサンダー「…………………………」
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:43:03.286 ID:GxF9zAsp0.net
サターニャ「ヨーシヨシヨシヨシ!!一年たっても全く衰えていないわ!」ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
アレキサンダー「……ハッハッハッ……」
サターニャ「ヨーシヨシヨシヨシ!!いい子いい子!!!!」
アレキサンダー「クンクーン」
サターニャ「ヨシヨシヨーシ!……いい子ね!アレキサンダー!」
なんかでかいの「……………yyyyyyYYY」………ダダダダダダダダダダダッ ←フェードイン
????「逃げてええええええええええええええええ!!!!!!!!!」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:47:49.370 ID:GxF9zAsp0.net
サターニャ「ン?なんか地響きが」
チャッピー「DIYYYYYYYYY」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
サターニャ「うぎゃああああ!!!なんかこっち来オゴッ!!!!」ドゴッ!!!!
サターニャ「いたたたた……も~、急になんなの~?」
サターニャ「危うく死ぬところだったわ……」 ←普通の悪魔だったらグチャグチャになって死んでる
サターニャ「………………………………………」
サターニャ「……………あれ、アレキサンダー?」
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:52:41.379 ID:GxF9zAsp0.net
アレキサンダーだったもの「……」 ←グチャグチャ
サターニャ「…………………………ア、」
サターニャ「アレキサンダアアアアアアアアアッッ!!!」
サターニャ「い、いやいやいや、落ち着きなさい、サタニキア」
サターニャ「私は大悪魔よ、こんなことでうろたえてはいけないの」
サターニャ「そう、サラマンダーはいわゆる人間界の犬や猫とは違う、多少傷ついたってちょっとやそっとじゃ死にはしないわ」
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/18(土) 23:58:10.440 ID:GxF9zAsp0.net
ヴィーネ「サターニャ!!今すぐ逃げて!!!」
ヴィーネ「複雑な事情はあるんだけど、うちの飼いイフリートが……ッ」
サターニャ「……………………………………」
サターニャ「ハアアアアッ!!??ヴィネットの家の所有物なのこの化け物!?」
サターニャ「自分の所有物くらい自分で管理しなさいよ!」
ヴィーネ(サターニャにまともなこと言われて怒られた……)シュン
41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:01:27.147 ID:kqbW3tTb0.net
ヴィーネ「本当にその点は申し訳ないと思ってるんだけど、とにかく今は逃げて!」
ヴィーネ「このままじゃサターニャも殺されちゃう!!!!」
サターニャ「ううぅ、そうしたいのはやまやまんだけどね………………」カタカタ
サターニャ「あの化け物の足元にいるうちの使い魔を回収しないと……」チラッ
アレキサンダーだったもの「……」
チャッピー「ヂィィィ…………」
サターニャ「…………………………よし」
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:04:22.652 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「聞きなさい、そこの化け物よ!」
ヴィネット「ちょ、何やってんの!?(小声)」
サターニャ「うるさいわね、これから高度な心理戦による交渉がが始まるんだからヴィネットは黙ってみていなさい」
ヴィネット「……わ、わかった」
サターニャ「…………………………コホン」
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:10:45.420 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「聞きなさい、そこの化け物よ!この大悪魔である私とその使い魔にして眷属のアレキサンダーにタックルして危害を加えた罪は大きいわ!」
ヴィーネ「え、アイツのタックル受けたの?なんでそんなにピンピンしてるの?」
サターニャ「でも、今回は一旦目を瞑ってあげる!この寛大な私の処置に感謝なさい!」
ヴィーネ(………………なんで人間界の犬と同等の接し方なのよ)
サターニャ「でもそれには2つ条件があるわ!まず一つは、動かない事!そして2つ目は、その足元にいる私の使い魔を返しなさい!」
チャッピー「ヂ??」ジャリ
サターニャ「ううううう、動かないで!」
チャッピー「ヂ?ヂ?」ジャリジャリ
サターニャ「動かないでって言ったじゃんっ!!!」
46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:16:06.192 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「と、とにかく、足元のそいつを回収するから黙ってなさい」
チャッピー「ヂィィィ?」クイクイ
サターニャ「そう、そいつよ……話が分かるやつじゃない」
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・」クンクン
サターニャ「ちょ、ちょっと、別にアレキサンダーの匂いはかがなくても」
チャッピー「ヂィィィッ!!」バクッ
サターニャ「……ァァァァアアアアアアアッッッ!!!」
チャッピー「DIYYYYYYYYY!!!」バキッグシャッボリボリッ
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:19:32.380 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「う、うううう……アレキサンダー……(泣)」
サターニャ「ううぅぅ……うぅ……おうおうおう……(泣)」
サターニャ「アレキサンダアアアアアアア!!(泣)」
ヴィーネ「さ、サターニャ……」
ヴィーネ(やば、私まで泣きそう)
チャッピー「ヂィィィ・・・・・・」
サターニャ「…………………………。」
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:22:10.898 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「…………………………」
サターニャ「ククククククク………………」
サターニャ「フフフフフフフ……………」
サターニャ「ハアーッハッハッハッハッ!!!!」
サターニャ「ハァアアアアアアア!!」
ヴィーネ(な、なに………?)
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:25:34.294 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「……ククク、ずいぶんと舐めた真似してくれるわね、この化け物!」
サターニャ「……もう誤っても許してやらないんだから!」
サターニャ「……私の怒りはッ!」
サターニャ「……今ッ!!」
サターニャ「……有頂天に達したッ!!!」
ヴィーネ「頂点ね」
サターニャ「頂天に達したッ!!!」
55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:31:08.466 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「とにかく、この大悪魔胡桃沢・サタニキア・マクドウェルが全身全霊を持って潰すわ!」
サターニャ「相手が悪かったわね、化け物!!!」
サターニャ「死ねえええええ!!」ダダダダ
サターニャ「サタニキアーブロー!」ポヘッ
チャッピー「……ヂ?」カイカイ
ヴィーネ「……うぅ、人間界では握力を余裕で200kg超えていたサターニャのパンチすら、この化け物には……!」
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:38:30.795 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「…………………」
チャッピー「…………………」
ヴィーネ「…………………」
ヴィーネ「……そうだ、このままじゃサターニャが……っ!」
ヴィーネ「逃げてええええええ!!サターニャ!!!!!」
チャッピー「アーン」
サターニャ「……………………………エッ?」
チャッピー「バクー」ガブガブガブ
ヴィーネ「……………………」
ヴィーネ「……………………サ、」
ヴィーネ「サターニャああああああああああああ!!!!」
ヴィーネ「そ、そんな、お母さんお父さんに続いてサターニャまで……!」
ヴィーネ「ど、どうすればいいの……?」
58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:47:51.238 ID:kqbW3tTb0.net
????「ちょ、イタタタタ痛い痛い痛い!!ちょっと!やめなさいよ!痛いじゃない!」
チャッピー「?」ガブガブガブ
ヴィーネ「?」
サターニャ「ちょっとバカ、やめなさいって言ってるでしょ!この犬ッコロ!!」ポカポカ
チャッピー「・・・・・・?」ガブガブガブ ←噛み切れないことに困惑している
チャッピー「・・・・・・」ポイっ ←吐き出した
ヴィーネ「・・・・・・・・・・・・サ、」
ヴィーネ「サターニャアアアアアアアアア!」
62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 00:53:43.385 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「うううぅぅ、頭から血が出てるじゃない……!それに、唾液でベトベト……」
ヴィーネ「え、それだけ?なんで?」
ヴィーネ「………………………」
ヴィーネ「…………………………ハッ」
ヴィーネ「サターニャアアアア!!!」ガバッ
ヴィーネ「よかったああああああ!!!」スリスリ
サターニャ「ちょ、ちょっとなによいきなりっ!」
64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:01:23.076 ID:kqbW3tTb0.net
ヴィーネ「ヒック……ヒック……」
ヴィーネ「もう、サターニャ、しんだかと……おとうさんおかあさんに続いてサターニャまで……よがっだあ゛あ゛あ゛あ゛!!」スリスリ
サターニャ「ちょっと、ヴィネット、唾液でべたべたじゃない!」
サターニャ「……それに、私を誰だと思ってるの?」
サターニャ「この世を混沌へと導く(予定)大悪魔(予定)の胡桃沢・サタニキア・マクドウェル様よ」
サターニャ「このくらい当然じゃない」
ヴィーネ「……うぅぅぅうう、うう゛う゛う゛う゛…………」
ヴィーネ「サターニャアアアアアア!!!」ガバッ
ヴィーネ「よかったよかったよかったよおおぉおお!」
65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:08:33.707 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「でも、いくらなんでもこいつ固すぎるわ……どうしようかしら……」
ヴィーネ「あなたも大概だけどね」
空「ファーwwwwwwww」
ヴィーネ「うっ……!いきなり魔界の空が明るく……!!一体なんなの……?」
チャッピー「DIYYYYYYYYY!!!」ジタバタ
ヴィーネ「……すごい!!!」
ヴィーネ「空から降り注ぐ聖なる光が、チャッピーに効いてる!!!」
チャッピー「DIYYYYYYYYY!!!」ジタバタジタバタ
サターニャ「うぎゃああああ!!!熱い熱い!!アチャチャチャ!!!」ジタバタジタバタ
ヴィーネ「……そしてサターニャにも!」
67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:13:14.656 ID:kqbW3tTb0.net
ラフィエル「間に合ったようですね」
ヴィーネ「ラフィ!」
ヴィーネ「あれ、でもここは魔界じゃ」
ラフィエル「大親友のサターニャさんのピンチとあらば、どこにでも現れます♪」
サターニャ「あんたはただのストーカーじゃない!アチャチャチャチャ!!」ジュー
ラフィエル「あん♪そんな、相変わらずつれないですね♪」
ヴィーネ「まず、サターニャに光を降り注ぐのをやめたら?」
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:19:36.296 ID:kqbW3tTb0.net
サターニャ「はぁー、熱かったー」←解放された
マルティエル「普通の悪魔だったら一瞬で蒸発する聖なる光なんですがね」
サターニャ「うわ、だれ!?」
ラフィエル「私の家の執事です♪」
マルティエル「どうも、お嬢様がお世話になっております」
チャッピー「…………………………」ピクピク
ラフィエル「とりあえず一件落着みたいですね♪」
71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:24:31.870 ID:kqbW3tTb0.net
ラフィエル「もともとこの子(チャッピー)はおとなしいはずなんです」
ラフィエル「どうも、繁殖期なのに相手が見つからないことで気が立っていたみたいで……」
ヴィーネ「え?そんな理由でうちのお父さんとお母さんは殺されたの?」
ヴィーネ「えっちょっと待って、そもそもあなたたちはどうやってきたの?」
ラフィエル「これです」ヒョイ
73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:27:27.753 ID:kqbW3tTb0.net
ヴィーネ「…………………天使の輪っか?」
ラフィエル「通り抜け〇ープです♪天界通販で大金はたいて買いました♪」
ヴィーネ「さすがに魔界通販とは売ってるもののレベルが違うわね……」
ラフィエル「これを使って忍び込んで、あとは見つかったらお金の力です」
ヴィーネ「生々しいな……」
ガヴリール「私もいるよーん」
ヴィーネ「ガヴリール!」
74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:33:18.118 ID:kqbW3tTb0.net
ラフィエル「とにかく、もうチャッピーは二度と暴れません♪」
ラフィエル「これからも、今までと変わらず優しく接してあげてくださいね♪」
ヴィーネ「そうなんだ、よかった…………………………………」
ヴィーネ「………………………………………………」
ヴィーネ「でも、………………お父さんとお母さん………死んじゃった………」
ヴィーネ「うぅ……………………」グスッ
一同「……………………………………」
75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:40:25.345 ID:kqbW3tTb0.net
ガヴリール「フフン、ヴィーネ、私を誰だと思ってるんだ?」
ヴィーネ「……?ネトゲ廃人……学生ニート……」
ガヴリール「ちげーよ!!」
ガヴリール「堕天したとはいえ、天使学校の主席だぞ」
ガヴリール「ザオ〇クくらい使えるに決まってるだろう」
ヴィーネ「ッッッ!!!!」
ヴィーネ「ガヴリールウウウウウウウウウウウウウ!!」ガシッ
ガヴリール「うわっ、あんまりひっつくなって」
サターニャ「………ラフィエル……なによ?ザ〇リクって??」
ラフィエル「復活の魔法です、サターニャさん♪」
77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:49:19.576 ID:kqbW3tTb0.net
~後日談~
こうして、無事ヴィネットの家族は元に戻った
チャッピーも、ラフィエルのお仕置で懲りた
もう二度と同じ過ちは繰り返さないだろう
ガヴリール一行が展開に忍び込んだ罪や魔界を聖なる光で染めた罪は、ラフィエルのお金とコネの力でなんとかなったという
これは、ガブリール一行が一年ぶりに天界へ帰省し里帰りした時の物語である
めでたしめでたし
-HAPPY END-
80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 01:53:40.445 ID:kqbW3tTb0.net
あっアレキサンダー忘れてた
83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/19(日) 02:03:21.199 ID:ogjoHOI2a.net
乙
アレキサンダーワロタ
ヴィーネ「1年ぶりの我が家かぁ……お母さんびっくりするかなぁ……ただいまー!おかあさーん!帰ったよー!」ベトッ