1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:20:11.98 ID:du2pwyB+0

綾乃「…う~ん……」

綾乃「あ、あれ…?私……」

綾乃(ここは……学校の近くの…)

綾乃(おっかしいな、さっきまで学校にいたはずなのに…)

綾乃「と、とにかく学校に戻らないと…」

??「ぐすっ……ひっく…」

綾乃(あら…?女の子……?)

綾乃(……なんだかほっとけないわね)



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:25:11.52 ID:du2pwyB+0

綾乃「ねえ、どうしたの?」

??「……!」ビクッ

綾乃「あ、大丈夫よ。怖がらないで」

??「……」

綾乃「えっと…どうしたのかしら?」

??「…友達と、あそんでて…だけど、はぐれちゃって…」

綾乃「友達と…?」

??「ぐすっ……ゆいぃ…あかりちゃぁん…」

綾乃(……ん!?)

綾乃「ね、ねえ、もしかしてその友達って船見さんと…赤座さん?」

??「え?う、うん…」

綾乃「もしかしてあ、あなたのお名前は…」

??「わたし…としのうきょうこ…」

綾乃「え……」

綾乃(ええ~~~~っ!!?)



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:29:56.34 ID:du2pwyB+0

綾乃(ど、どういう事…?)

綾乃(どことなく歳納京子に似ているとは思ったけれど、まさか本当に…)

きょうこ「おねえちゃん…?」

綾乃「あの…今日って何年の何月何日かしら…?」

きょうこ「え?ええと、今日はね…」

綾乃(…そんな、どうなってるの……?夢でも見ているのかしら……)

きょうこ「お、おねえちゃん……」

綾乃「あ、な、なぁに?」

きょうこ「ゆいとあかりちゃんのこと、知ってるの…?」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:34:46.29 ID:du2pwyB+0

綾乃(……)

綾乃(夢だろうがなんだろうが、こんな悲しそうな歳納京子を見過ごすわけにはいかないもんね)

綾乃「…ええ、知ってるわ。もちろん、歳納きょ…京子ちゃん、あなたの事もね」

きょうこ「わたしのことも…?」

綾乃「京子ちゃんっ」ギュ

きょうこ「わぁっ!?」

綾乃「お姉ちゃんが絶対にお友達を見つけてあげるからね!心配はノンノンノートルダムよっ!」ニコッ

きょうこ「う…うんっ、ありがとうおねーちゃん(の、のーとる…?)」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:39:25.49 ID:du2pwyB+0





綾乃「そこまで遠くまでは行ってないだろうし、すぐに見つかるはずよ」

きょうこ「うん…」

綾乃「ほらほら、元気だして!ねっ」

きょうこ「う、うんっ」

綾乃「……」

綾乃(なんだか意外ね…)

綾乃(あれだけ破天荒で底抜けに元気な歳納京子が)

綾乃(小さいころはこんなに内気な子だったなんて…)

綾乃(一体何が歳納京子をあそこまで変えたのやら…)ハァ

綾乃(まあでも、あのめちゃくちゃなところもひっくるめて歳納京子が好…って、何考えてんのよ私はっ///)



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:43:58.23 ID:du2pwyB+0

きょうこ「おねえちゃん、どうしたの?」

綾乃「えっ!?あ、な、ななな、なんでもないわよっ///」

きょうこ「くすっ、へんなおねえちゃん」

綾乃「ぐっ……」

綾乃(まったく、あなたのせいでこんなに悩んでるっていうのに…)

綾乃(…まあ、少しでも元気がでたようでなによりだわ……)



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:48:34.87 ID:du2pwyB+0

きょうこ「…それでね、ゆいが助けてくれてね…」

綾乃「ふふっ…」

きょうこ「……?どうしたのおねえちゃん」

綾乃「だって…さっきからずっと結衣ちゃんのお話しかしてないんだもの」

きょうこ「え?そ、そうだっけ…?」

綾乃「そうよ。あなたのお話の中心にはいつも結衣ちゃんがいる」

きょうこ「そ、そうかな…えへへ…///」

綾乃「結衣ちゃんのこと、大事なんだね」

きょうこ「うん!ゆいのこと、だいすきだよ!」

綾乃「……」

綾乃「…そっか」

きょうこ「あ…ゆ、ゆいにはないしょだよ…?///」

綾乃「うん…言わないよ」

綾乃「……」

綾乃(船見さん、か……)



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:53:29.21 ID:du2pwyB+0





綾乃「…公園か。少し休もっか」

きょうこ「うん…二人とも、どこ行っちゃったのかなぁ…」ジワ

綾乃「京子ちゃん…」

綾乃「大丈夫、二人だってあなたの事を一生懸命探してるに決まってるわ。絶対に会えるから元気出して」

きょうこ「う、うん…」

??「あ!あんた、この前の!!」

綾乃「ん?」

きょうこ「あっ…!」

綾乃(この特徴的なピンクの髪…も、もしかして、吉川さん…?)



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 15:57:57.60 ID:du2pwyB+0

ちなつ「なによぉ!大人なんか連れてきて!ちーにふくしゅーしに来たっていうの!?」

きょうこ「ふぇ、ち、ちがうよぉ…」

綾乃「復讐?」

ちなつ「うるさい!ひきょうものめ!これでもくらえっ!」ポイッ

きょうこ「ひっ…」

綾乃「危ない!」パシ

ちなつ「な!?」

綾乃「こらっ!石なんて投げちゃ危ないでしょ!」

ちなつ「ううっ…!」

ちなつ「なによ!うるさいわね!かまととぶってんじゃないわよ!!」(※意味はわかっていない)

綾乃「は、はぁ…?」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:02:46.76 ID:du2pwyB+0

ちなつ「ふんだ!変なもみあげしちゃって!のーみそくさってんじゃないの!?」

綾乃「あ、あなたねぇ…」

ちなつ「なによ!よこれんぼー!まけぐみー!うれのこりーっ!!!」(※意味はry)

綾乃「……」ビキビキィ

ちなつ「(自主規制)ー!(検閲削除)ー!それからそれから…」

綾乃「」ガシィ

ちなつ「ひっ……!?」

綾乃「少しおしおきが必要なようね……」にこぉ~~~~~~っ

ちなつ「……!!?」ゾクッ


ヒギャァァァァァァ……



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:07:36.51 ID:du2pwyB+0

ちなつ「……」ピクピク

綾乃「…はっ!私としたことが…」

きょうこ「お、おねえちゃんこわい……」ガクガク

??「あ、いたいた!きょうこーっ!」

??「きょうこちゃ~ん」

綾乃「あら…?」

きょうこ「あ!ゆい!あかりちゃん!」

ゆい「あ!あいつはこの前の…!」

ゆい「おいお前っ!」

ちなつ「……はっ!」パチ

ちなつ「あ、ああぁあぁ、あ……!」ガタガタブルブル

ちなつ「いやああああああっ!!おばあちゃああああ~~~~ん!!」ピューッ

ゆい「?なんだあいつ…」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:12:02.46 ID:du2pwyB+0

きょうこ「ゆいっ!!」ギュッ

ゆい「わぁっ」

きょうこ「うわ~~~ん!よかったよぉ~~~~っ!」ギュウゥゥ

ゆい「きょうこも無事でよかったよ…ほんと、なんともなくて…」

あかり「あ~っ!ゆいたいちょーが泣いてる~~~っ!」

ゆい「う、うるさいぞあかりっ」

綾乃「……」

綾乃(そっか、歳納京子と船見さん、こんなに小さい頃から……)



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:16:53.14 ID:du2pwyB+0

ゆい「きょうこ、この人は…?」

きょうこ「えっとね、このおねえちゃんが助けてくれたの!二人を一緒に探してくれたんだよ!」

ゆい「そっか…おねえちゃん、きょうこを助けてくれてありがとう!」

きょうこ「ほんとにありがとうおねえちゃん!」

あかり「ありがとうございましたぁ!」

綾乃「…………」

ゆい「よーし、行くぞ二人ともー!」

きょうこ「うんっ」

あかり「わ~い」


綾乃「あ…………」

綾乃「ま、待っ…………」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:21:39.82 ID:du2pwyB+0

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綾乃「……ん」

千歳「お?綾乃ちゃん起きた?」

綾乃(あれ…?生徒会室?)

千歳「綾乃ちゃん、だいぶお疲れやね~。ぐっすりやったで~?」

綾乃「あ…ご、ごめんね千歳…」

千歳「ええよええよ、今日はうちがやっとくからゆっくりしててな?」

綾乃「で、でも…」

千歳「ええからええから~」

綾乃「…もう……」

綾乃「……」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:26:35.86 ID:du2pwyB+0

綾乃(はっきりと覚えてる、不思議な夢…まるで本当にあった事のような…)

綾乃(歳納京子と船見さん、二人とも小さい頃からあんなにお互いを想ってて…)

綾乃(夢だって分かってるのに、実際の昔の二人を見ていたようで…)

綾乃(こんなの…これじゃ、私なんかがかなうわけが……)

綾乃「……っ」ジワ

千歳「…綾乃ちゃん?」

綾乃「え……」ポロッ

千歳「あ、綾乃ちゃんどうしたん!?どこか痛むん!?」

綾乃「あ……ち、違っ…ぐす…ごめんなさ…わたしっ……」

千歳「綾乃ちゃん、落ち着いて…」

綾乃「ごめん、なんでもないの…ただ、ちょっと変な、夢見て……」

千歳「そっか…綾乃ちゃん、もう大丈夫やで」ギュ

綾乃「……」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:31:12.07 ID:du2pwyB+0





綾乃「はぁ……」

千歳「綾乃ちゃん、大丈夫?」

綾乃「うん、顔洗ってきたらちょっとすっきりしたわ」

綾乃「迷惑ばかり掛けちゃってごめんね、千歳」

千歳「も~さっきからあやまってばっかりやで?うちは何ともないから気にせんといてや綾乃ちゃんっ」

綾乃「う、うん…ごめ」

千歳「ほ~らっ」

綾乃「あ…」

千歳「ふふっ」

綾乃「…あははっ」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:36:05.28 ID:du2pwyB+0

千歳「…あ、このプリント歳納さん提出してないやん」

綾乃「歳納京子…」

綾乃(うん…夢なんかでいちいち沈んでちゃだめよね)

綾乃(しっかりしなくっちゃ…!)

綾乃「…まったく、歳納京子はしょうがないわね!」

綾乃「ほら千歳、早速ごらく部に乗り込むわよ!」

千歳「お、すっかりいつもの綾乃ちゃんや」

綾乃「よ~し!覚悟なさいよ歳納京子ー!!」

千歳「待って~綾乃ちゃ~んっ」



   おしまい



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/11(金) 16:37:21.58 ID:du2pwyB+0

おそまつさまでございました。


元スレ
京子「ありがとう、おねえちゃん」