1: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 15:41:30.99 ID:bHxyVUll.net
先日しずおじから口調が違うとの指摘を受けたので、修正したうえで再投稿します
2: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 15:42:33.98 ID:bHxyVUll.net
―部室―
しずく「かすみさん、どうかしたの?」
かすみ「いや、なにか物騒な台詞が聞こえた気がしたんだけど……?」
しずく「気のせいじゃない?……かすみさんって、キャラがぶれないよね」
かすみ「やだなぁしず子~、何度も言ってるけどかすみんはこれが素!ナチュラルの状態だよっ」
しずく「本当?」
かすみ「へ?それって、どういう―――」
しずく「…じゃあ、こういうのはどう?」
かすみ「きゃっ…!?」ドサッ
しずくはかすみの隙をつくように、その華奢な身体を二人がけのソファの方へと押し倒す。
かすみの身体は一瞬宙に舞い、分厚いソファの上でわずかにバウンドした。
かすみ「んもぉ~…痛いってば~……」
起き上がろうとするかすみを制し、しずくはその上に覆い被さった。
かすみ「な、何するんですか…しず子……むぐっ?!」
しずくの手がかすみの口を覆う。
しずく「暴れないで……」
かすみ「!?!?」
「むぐっ……んーっ…!?」
しずくはかすみの口を覆う手を退けて、すべやかな肌をした頬を慈しむように指を這わせる。
「ぷはっ……なんでっ……こんなこと……?」
「かすみさんが悪いんだよ?」
「は……?」
「考えたことある?あなたが振りまく『可愛い』が、どれだけ世人の劣情を煽っているのか…」
そして、顔を近づけると―――
「そ、そんなの…知りませんよ……!」
「……そう。でもいいの、それをいまから私がわからせてあげるんだもの」
―――かすみの唇に己の唇をぴたりと重ね合わせた。
「んっ………!?」
「ふぅ……ごちそうさま」
「っ……しず子っ…これっ…なんなの……!?」
「まだわからない?いまの私はスクールアイドルを襲う卑劣な強姦魔。だから……」
しずくの指がかすみの太ももを撫でる。
「こういうことも、しちゃうんだよ」
「ひっ…!?…い、いやぁ……!?」
しずくはかすみの下半身にまたがり、全体重を預けて、その身体をしっかりと押さえつける。
それから両手でシャツの襟口をつかみ、左右それぞれの方向へと力任せに引っ張った。
「やだっ、嫌、やめて……」
動作を二、三回繰り返すと、糸がぶつぶつと切れる音とともにボタンが飛び散った。
「うっ…う…ぅ…ぐすっ……」
「………泣いているの?」
しずくがわざとらしく乱暴な手つきで淡いブルーのキャミソールをまくり上げると、シンプルな白いブラに支えられた白い素肌が露になる。
傷もしみもない純白の肌はわずかに丘形をなし、部屋の窓から差し込む夕日がそのなだらかなシルエットを映し出した。
今度はその双房に、しずくの細い指が伸びていく。
「なにもかも…私の手で奪ってあげる」
こんなのおかしい、もう嫌――――そう言おうとした瞬間、しずくと目が合った。
かすみ「しず子……?」
しずく「かすみ、さん……」
かすみ「……どうして…そんなつらそうな顔してるの?」
しずく「っ……!」
かすみ「かすみんにだって判るよ…しず子が本気でこんなことするわけないって……」
しずく「…買い被らないで、私はあなたのことを……」
かすみ「も、もしかして…怒ってるの?かすみんのイタズラで許せないことがあるとか…」
しずく「だ、黙って……」
かすみ「あ!こないだの合宿で制汗スプレーと防虫スプレーを入れ替えた件?」
しずく「……違います」
かすみ「じゃ、じゃあ靴箱にセミのぬけがらを大量に詰めたやつ…?」
しずく「……それも違います」
かすみ「だったら……あ!英語の教科書にわざとご飯粒つけてページをめくれなくしたこと…?」
しずく「……違いますけど、あれは正直困りました」
かすみ「じゃあ…どうして……」
しずく「……………のがいけないんです…」
かすみ「?」
しずく「かすみさんが可愛いのがいけないんですよ…!!」
かすみ「えぇっ!?!」
かすみ「それはつまり…かすみんがキュート過ぎてしず子を狂わせちゃったってこと?」
しずく「そうそれ、そういうところです」
かすみ「ほぇ……?」
しずく「明らかにあざといのに、それを恥ずかしげもなくやりきっちゃうところが羨ましくて、しかも可愛くて……」
かすみ「……それ、誉めてないよね…」
しずく「誉めてるの!……それで、その可愛さだけはどうしても真似できないなって、そのことばかり考えてたら、だんだんと……」
かすみ「??」
しずく「かすみさん」
かすみ「はいっ!?」
しずく「今から言うことは…私の本当の気持ち……ですから、よく聞いてね?」
かすみ「うん……なに?」
しずく「私にとってかすみさんは……仲間でありライバルであり、尊敬することも嫉妬することもあって………っ、ふーっ…ふーっ……」
かすみ「…落ち着いて、だいじょうぶだよ」ギュッ
しずく「すみません…なんだかいつもより……緊張しちゃって……続けるね?」
かすみ「うん……」
しずく「……でもそれ以上にあなたのことが…」
しずく「あなたのことが、好き……なの………」
かすみ「………!」
しずく「い、言っちゃった……は恥ずかしい……」カァァァ
かすみ「し……しず子~っ!」ギュッ
しずく「か、かすみさん……!?」
かすみ「かすみんは…てっきりかすみんのことが嫌いになっちゃって、それで…虐めようとしてたのかと…」グスッ
しずく「怖かったよね……ごめんね、かすみさん…」
かすみ「ほんとだよ…すっごく怖かったんだから~…」
しずく「でも、かすみさんが嗜虐的なのは間違ってないかも」
かすみ「ヒェッ…」
かすみ「それにしてもしず子がこんな…え、えっち///なことをするなんて……」
しずく「ち、違うの!これはその…気の迷いというか…////」
かすみ「気の迷いで襲われるこっちの身になってみてよね!」
しずく「うっ……返す言葉もございません……」
かすみ「そうだ、しず子もかすみんと同じ辱めを受けるべきなんだよ!」
しずく「えぇ!?なんでそうなるの!?」
かすみ「かすみんのあられもない姿を見ておいて、しず子だけ傷つかないのは許せないの!」
しずく「う~ん…、でも、今日はあまり可愛いのを着て来てないからぁ……」
かすみ「かすみんもなんですけど!?」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
オレンジ色の西日が降り注ぐ夕映えの部室は、いつもとは違う淫靡な空間へと様変わりしていた。
ふたりだけの空間にはふたりの荒い息づかいだけが響き、冷え込み始める秋の夕暮れには似つかわしくないむっとした熱気が部屋に充満する。
「じゃあ……見ててね…」
しずくはカーディガンを脱ぎ、首もとのリボンを解いたあと、制服のボタンを上からひとつ、ふたつ、外していく。
かすみは乱れたままの己の着衣を手で押さえながら、しずくに向き合ってその痴態を見守っていた。
「はぁっ…ぁ………」
「しず子………どうしたの……?」
しずくの手が止まる。気持ちが昂るあまり、呼吸は乱れ、ボタンを外そうとする指先がおぼつかない。
「なんだか…うまく…っ、外せなくって……」
「…わたしが……してあげる………」
震えるしずくに代わって、かすみがしずくの制服に手をかける。たどたどしい手つきで、ひとつひとつボタンが外されていく。
はだけたシャツのわずかな隙間から、飾り気のない白いキャミソールとブラが覗いていた。
―――しばし、沈黙。
これより先に踏み込んでしまえば、もう後戻りはできない。禁忌を目の当たりにしたふたりの中で、理性と芽生えかけの欲望がせめぎあう。
だがしかし、ふたりの心の裡はすでに、抗いきれない原始的な衝動に貫かれていた。
「はぁっ……もう、これで……充分…でしょう……?」
絞り出すようにしずくが言う。確かに、さっきの彼女もこれ以上のことはやっていない。
「ふふ、怖じ気づいちゃったんですかぁ……?」
「へ……」
「さっきは…かすみんのこと、めちゃくちゃにしようとしてたんじゃないの…?」
「……ふぅん…それで焚きつけてるつもり……?」
「しず子のいくじなし……」
「もう……どうなっても知りませんよ……」
「んんっ………」
淫らな磁力に導かれて、ふたりの唇はどちらともなく近づいていく。
ふたつの輪郭は徐々に寄り添い、やがてひとつに融け合った。
「ん……っ…」
「ちゅ…っ」
はじめは、小鳥がついばむようなやさしいくちづけ。
三度、四度、間断なく繰り返されるそれは、ようやく出逢えた唇同士が離別するのを惜しむかのように見えた。
―――そして、それがほとんど貪りあうような密着に変わるまでそう時間はかからなかった。
「ちゅ……ちゅぱっ…はふ……♡」
「んっ、ふぁ…じゅる…ちゅっ……♡」
見慣れた部室の景色をいやらしい水音のみが空間を支配する。その間、ふたつの唇は片時も離れようとはしなかった。
「ね、舌出して…」
「べー………」
「はむっ……ちゅっ、じゅる、じゅぷっ………♡」
「あ…、ふぁ……はぅ……♡」
差し出されたかすみの舌に、しずくの小さな口が食らいつく。
舌と舌、ぬらぬらとした粘膜同士の邂逅。
性的な経験が何もかも初めてであるふたりにとって、それはあまりにも刺激的過ぎた。瞬く間もなく快楽の虜囚に堕ちたふたりは、つたない抽挿を繰り返し、絶頂にも似た甘ったるい多幸感の中にしばし溺れた。
「これっ……ひゅごぃ……っ…すきぃ……♡」
「じゅぷっ…うんっ……きもちいぃ…ねっ…♡」
未熟ながらもまろやかな胸は互いの密着で押し潰され、いやらしくも美しく形を変えた。
暴力的な口づけは唇だけに飽き足らず、やがて身体のほかの部分にまで波及した。
「ちゅっ…んん~……ぷはぁ…っ…♡」
「かすみさん…っ…そこは……はぅ……♡」
しずくの胸元にかすみが顔をうずめる。ちゅぽん、という小気味のよい音とともにかすみの顔が離れると、白い肌に赤く淡い滲みが残った。
キスマークの意味も、つけ方だって知らなかったはずなのに。
この黄昏時の夢をすこしでも憶えておきたいとでもいうように、ふたりはお互いの印を身体中に刻みあった。
「あむっ…ん、んんっ…♡」
「ひあっ…♡……ぁぅ………♡」
「ごめ……痛かった…?」
かすみがしずくの白い首筋に口づけた瞬間、しずくの口からわずかに悲鳴が漏れた。勢いよくむしゃぶりつくあまり、誤って歯がわずかに表皮を傷つけたのだ。
しかしその痛みさえも、いまは甘美な快楽でしかない。
「ううん……もう一回……もっと強く……♡」
「あむっ……んっ……♡」
「はぁぅっ♡……んん………っ!!♡♡」
「かすみんにも……つけてください……しず子の痕……♡」
「うん、じゃあ…いくね……」
その姿から連想されるのは、乙女の血を啜る吸血鬼。
匂い立つ首筋に、真珠のごとき歯がやにわに突き立てられる。
「はむっ……んっ……んんっ……♡」
「~~~~~~っ!?♡♡♡」
その刹那、はじめて味わう感覚がかすみの身体を刺し貫く。
興奮に浸され続けた身体が、甘い牙のひと刺しによってついに絶頂へと導かれたのだ。それはとろけるように甘く、肢体のすみずみまでをぴりぴりと痺れさせるようだった。
「ん……ぷは……ぁ………かすみ、さん……」
「しず子……んっ……」
気づけば陽光は遠く西の端に消えて、辺りは静謐な闇に覆われていた。
降りかかる夜の帳が急速に熱を奪っていく。その中でふたりは、互いの温もりと存在を確かめ合うように抱き合い続けた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
かすみ「んーっ、ボタンが全然みつからないー!!」
しずく「もしかして、棚の下の方まで飛んでいってしまったのかな…」
かすみ「うぅ…しず子のせいだ~……」
しずく「それは……事実だから、否定できないなぁ…」
かすみ「もう今日は遅いし、このままで帰ろっかな…」
しずく「わたし、安全ピンなら持ってますよ。はい」
かすみ「あ、ありがと。使うね」
しずく「あの…やっぱり、その制服、私が直します!」
かすみ「え、いいよ?このくらいなら今日帰ってすぐにでも直せるし…」
しずく「そういうことではなくて…私なりの償いというか、なんというか…」
かすみ「…しず子がそうしたいなら、それでもいいけど」
しずく「決まりですね。では、かすみさんは私のを着て帰ってください」
かすみ「じゃあ、ボタンを直すのはお願いしますよ?」
しずく「もちろんで…あっ、かすみさんの匂い…♡」
かすみ「……ねぇ、ほんとに反省してるんだよね…?」
< コンコン
かすみ「ぅひゃわぁ?!」
菜々「あっ……二人とも、まだ部室にいたんですか?」
かすみ「せつ…生徒会長!?なんでここに!?」
菜々「当直の先生の手伝いで、部室棟の施錠に来たんです」
しずく「すみません!下校時刻をとっくにすぎてるのはわかってるんですが…」
菜々「中須さんはともかく、桜坂さんが付いているなら大丈夫と思って部室の鍵を預けたのに…」
かすみ「ともかくってどういう意味ですか!?」
菜々「説教するつもりはありません。ただ、帰りが遅いといろいろと心配ですから…」
菜々「ここの鍵は私が返しておきます。二人は先に下校しててください」
しずく「ありがとうございます…」
菜々「あ…かすみさん?」
かすみ「へぁ、はいっ!?」
菜々「首のここ…赤くなってますが、なにかあったんですか?」
しずかす「「!!!!」」
かすみ「ななななななにもないですけど!?」
しずく「あ、アレルギーかなにかですかね、かすみさんっ!?」
菜々「動揺しすぎでは…というか、何故しずくさんも動揺してるんです??」
しずく「ぁ…あの、もう遅いので帰りますね!ほら、かすみさん!」グイッ
かすみ「さ、さようなら~!!」
<ガチャン バタン!!
菜々「あ、ちょっと…………なんだったんでしょう?」
しずく「危ないところでしたね……」
かすみ「あんなに無理やり引っ張らなくても…!」
しずく「だって…、かすみさんの誤魔化し方が下手だから…!」
ヒュゥゥゥゥ…
かすみ「うぅ…風が冷たい…」
しずく「ね、かすみさん……」
かすみ「なに?」
しずく「駅までは一緒だから、その…手を繋がない…?」
かすみ「……いいですよっ、はい」
しずく「かすみさんの手、小さくて細くて…かわいいですね」ギュッギュッ
かすみ「え~…しず子とそんなに変わらないと思うけど」
しずく「そうかも、ふふっ、ちょっと言ってみたかっただけ?」
かすみ「なにそれ~…くすっ」
しずく「あ!」
かすみ「な、なに急に?」
しずく「私、まだかすみさんのお返事を聞いてません」
かすみ「えっ!」
しずく「ですからその、告白の答えです」
かすみ「そ、それは……」
かすみ「やっぱり、かすみんは…みんなのかすみんだから~…」
しずく「!……そう、だよね……」
かすみ「あっ、でも……」
しずく「??」
かすみ「みんなのかすみんだけど、その……」
かすみ「た、たまには……しず子だけのかすみんでも……いたい……かな……?」
しずく「……かすみさん、それって…」
かすみ「あ、でも、二人きりの時だけの話だからね!」
しずく「二人だけの秘密…ですね?」
かすみ「今日のことも…絶対秘密だよ」
しずく「そ、それはもちろん……、当然ですよ!」
かすみ「うん………ふふっ…」
しずく「どうしました…?」
かすみ「なっ、なんでもない!……あ、もう電車来ちゃうよ!」
しずく「えっ!本当だ…走りましょう、かすみさん!」
かすみ「しず子、別にそこまでしなくても…!…」
しずく「大丈夫です、急げば間に合う距離ですから!」
かすみ「うぅ~!しず子、待ってよ~っ!…」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「んー……っ、あむっ…♡」
「んっ……じゅるっ……ちゅぷっ……♡」
女子トイレの狭い個室。そこに、息を押し殺しながら淫らに寄り添うふたりの姿があった。
制服の前をはだけさせ、身体の線を押し付け合いながら、一心不乱に互いの舌を絡ませ、濡れた唇を愛撫しあう。
「かすみ…さんっ……、もう次の授業始まっちゃう…♡」
「…じゃあ、最後にもう一回だけ……んっ♡」
「ぅんんっ……じゅるる…っ…はふっ……♡」
窒息しそうなほど長く濃厚なキス。
口内で混ざりあったふたり分の唾液が口の端で泡立ち、名残を惜しむかのようにねっとりと糸を引いた。
「またお昼休みに……」
「うん……」
ふたりは乱れた服装と髪型を整えると、つとめて何事もなかったかのように、言葉少なにそれぞれの教室へと帰っていった。
<キーンコーンカーンコーン…
<タッタッタッタ……
<ガララ バタンッ!
かすみ「しず子~!、お弁当食べよっ!!」
しずく「かすみさん、校内ではお静かに。それから廊下を走ってはいけませんよ?」
かすみ「むぅ~、せっかく寂しがりのしず子に会いに来てあげたのに~、その態度はないんじゃないですか~?」
しずく「さ、寂しがりじゃありません!」
かすみ「どうかなぁ~?ほんとはかすみんに会えなくてせつないよ~って思ってたんでしょ?」
しずく「もうやめてよ……クラスのみんなも見てるんだから…」
かすみ「あ、そうそう、今日は外で食べない?」
しずく「外って……中庭ですか?」
かすみ「うん、いい場所知ってるんだ……二人きりになれるところ」ボソッ
しずく「!!」
―中庭―
かすみ「実はね、しず子に食べさせたいのがあるんだ~」
しずく「ふふっ、なにかな?」
かすみ「じゃんっ、かすみん特製ハンバーグですよっ!」
しずく「……えーっと……変なものを入れたりしていませんよね…?」
かすみ「ひどい!?……しず子のために作ったのに……」
しずく「あ、ごめんね!…いまのは不躾だったかな…」
かすみ「ふんだ。どうせかすみんはいたずらばっかりする悪い子ですよっ」プイッ
しずく「あーん」
かすみ「ふぇ?」
しずく「ほら、早く食べさせてください?そのハンバーグ」
かすみ「っ、しょうがないなぁ……はいっ」
しずく「あむっ…もぐもぐ」
かすみ「どうかな…?」
しずく「…おいしいよ、とーっても」
かすみ「……よかったぁ」
しずく「私も、食べさせてあげますね。はい、あーん……」
かすみ「ちょっとっ!?……んっ、はむっ……」
しずく「おいしい?」
かすみ「うん………///」
しずく「あ、かすみさん…ほっぺたにソースついちゃってますよ」
かすみ「あ、ありがと………っしず子、近いよ…?」
しずく「私が舐めてとってあげるね……」
かすみ「え、……だ、ダメだって……今はまだ…」
しずく「大丈夫…誰も見てないから………」
かすみ「っ………♡」
璃奈「あ。かすみちゃん、しずくちゃん。こんなところにいた」
しずかす「「!?!」」
璃奈「…あれ、二人とも、もうお弁当食べ始めてる…」
かすみ「り、りな子……!?」
しずく「…そういえば、今日のお昼休みは一年生だけで話し合い…の予定でしたっけ?」
璃奈「うん…次のイベントでやる企画の相談しようって…言ってたよね…?」
かすみ「あ……!」
璃奈「…もしかして私、仲間外れ…?」
かすみ「ごめんりな子~!そういうつもりじゃないんだよう!」
璃奈「璃奈ちゃんボード『しくしく😢』」
しずく「あっ、ほら!かすみさんがハンバーグを作ってきてくれてるんだよ!はい、あーん…」
璃奈「あーん……もぐもぐ…」
かすみ「これで機嫌直して~!」
璃奈「うん、とっても美味しい。璃奈ちゃんボード『にっこりん😊』」
しずく「ほっ………」
璃奈「べつに怒ってなんかないよ。ふたりが仲良しなのはとってもいいことだと思う」
かすみ「りな子のこと、忘れてた訳じゃないからね!」
璃奈「そうだ。私もお弁当つくってみたの」
かすみ「りな子のお弁当?」
璃奈「うん。愛さんに教えてもらったぬか漬け…、うまくできてるかどうか、食べてみてほしいな」
かすみ「もらってもいいの?」
しずく「まあ、それは楽しみですね!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
しずく(けっきょく、お昼休みはかすみさんとイチャイチャできなかったなぁ……)
「桜坂さん、元気なさそ~。調子悪いの?」
しずく「ううん、大丈夫……それより、先生来ないね?」
「今日は○○先生お休みらしいよ。だから自習なんだって~」
しずく「!…そうなんだ」
しずく「………………」ウーン…
しずく「………」📱👆
しずく「…私、ちょっとトイレ行ってくるね」
「え、桜坂さんがサボり?めずらしいね」
しずく「ち、違うよ、ちょっと……ね」
<ガララ バタン
「どしたんだろ~…」
「なにかあったのかな?」
「……ナトリウムと水の化学反応について、テキストの69ページ……」
かすみ「………」カキカキ
📲「💬♪」ティロ
かすみ(ん、通知……?)
かすみ(メッセージ…しず子からだ……)
かすみ「……………!」
かすみ「あ、あの、すみません!」
「どうした~中須?」
かすみ「えっと…少しお腹の具合が悪くて……トイレに行ってもいいですか」
「はぁ………早めに戻ってくるんだぞ?」
かすみ「ありがとうございます…!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
―部室―
カーテンが閉められた薄暗い部室の中で、ふたつの人影が重なりあって蠢いている。
他の生徒は皆教室で授業を受けているところだ。というのに、自分たちは……それを思うと、背徳感からくる興奮がますますふたりの心を昂らせた。
ふたりは身体をもつれさせながら、初めて互いを知ったときと同じソファに倒れこんだ。
「かすみさん…っ……んっ、は、ちゅっ……♡」
「んー…、しず子ぉ…がっつきすぎ……♡」
ふたつの柔らかい舌が、それ自体が別の生き物になったかのように重なりあう。
唾液を混合し、撹拌し、舌先で口のすみずみを蹂躙しあった。
「しず子……どうして…部室の鍵持ってたの?」
「……朝、職員室から預かってきたんです」
「…………ここでえっちするために?」
「……んー、どうかな……♡」
おしゃべりしながらも、ふたりの手はお互いの相手の服を少しずつ脱がせていった。
ふと、かすみの指先がしずくの太ももをなぞった。
すると、しずくの口からひときわ甲高い嬌声がこぼれた。
「だめです……くすぐられるのは、苦手で…っ…んっ♡」
「やられてばっかりはイヤだし……お返しっ……♡」
「やんっ…♡……かすみさんの手、冷たくて……♡」
身体の表面を指先が撫でるたび、もどかしい快感がしずくを襲う。かすみの手はしずくの弱点をとらえ、首、胸、脇腹、脚と、執拗に、されど優しく、壊れものを愛でるように這い回った。
数分もしないうちに、しずくの身体はただ刺激に反応して喘ぎ声をあげるだけになってしまっていた。
「はっ…♡……あうっ…ふーっ♡………あんっ♡」
「とっても可愛いっ…、しず子……♡」
かすみはしずくのスカートをめくりあげる。
度重なる快感の波に曝された身体はすっかり蕩けて、ショーツをじっとりとお尻のほうまで濡らしていた。
薄いサテン地の白い布地は、汗と愛液にまみれた結果、もはや隠すべきものを隠すことすらできていなかった。
「びしょびしょだね……♡」
「だって………欲しくて、ずっと待ってたから……♡」
「じゃあ、さわってあげる……♡」
湿ったショーツのクロッチをずらし、しずくの秘部をさらした。
未だ幼いそれには似つかわしくない、牝の臭気が立ちのぼる。
桜色に充血した内側をさらして、なにかを迎えんとばかりに口をひくつかせていた。
その入り口に、かすみの指が迫り…秘裂をなぞった。
じゅぷっ、と卑猥な水音がして、どろっと湧き出した半透明の粘液がかすみの指を犯した。
「ぁ……♡……はぅっ……♡」
しかしまだ、絶頂には程遠い。
「しず子っ♡」
「な、なに……?」
「かすみんがたーくさん…いかせてあげますね……♡」
耳元でささやくと同時に、まず中指が膣内に侵入する。
胎内は火傷しそうなほど熱く、かすみの細い指を咥えこんできつく締め付けた。
「しず子の中……ぎゅっぎゅって……かすみんのことすきすき…ってしてるよ…♡」
「言わないで……ぅんっ♡」
弛みきった入り口と違い、膣奥はまだ頑なさが残っている。
かすみは膣内が指に馴染むのを待ってから、指の腹で優しく膣壁を擦りあげた。
「ひぁっ……♡」
「ここ……?」
「うん……そこ、きもちいい……♡」
「こっちは……?」
「あ……あっ♡そこ、ひぅっ…!♡」
「ここも弱いんだ……いっぱい擦ってあげるね……♡♡」
もっとしず子を悦ばせてあげないと……。
しずくの喉から出る甘い声は、かすみの征服欲を強くかきたてた。
指を抽挿するペースは次第に激しさを増していき、こんこんと湧き出る愛液は撹拌されて白く泡立った。
しずくの方はといえば、押し寄せる快楽の波に為すすべもなく打たれ続け、今にも限界を迎えようとしていた。
「はっ♡あっ♡かすみさんっ♡…もう私、だめ♡……んっ!」
「っ……しず子……イきそうなんだ……?♡」
自分の下から聞こえてくる、ぐちゅぐちゅ、という卑猥な音までもがしずくの耳を犯す。かすみはラストスパートとばかりに、しずくの膣内をめちゃくちゃに揺さぶった。
「ふふっ…………イっちゃえ……♡♡♡」
「だめ、だめっ♡あっ♡んぁ♡♡……ぁ…~~~~~~っっ!?!?♡♡♡」
ついにしずくは絶頂を迎えた。
びくん、と身体が大きく跳ね、雷に撃たれたように激しい痙攣が続けて起こる。
どっと堰を切ってあふれた快感は一瞬のうちに思考を奪いさり、心地よい倦怠感だけがあとに残った。
気だるい昼下がりの授業を抜け出したしずくとかすみは、密室の影に隠れて、なまめかしい秘め事にふけっていた。
ふたりの少女は情欲の燃えるままに半ば獣と化し、みずみずしい肢体を淫らに折り重ねた。
かすみの下に横たわっていたしずくは、間隙を突いてするりと体勢を入れ替える。
今はしずくが上になり、かすみがその下に横たわっている。
「ふふっ…………びっくりした?」
「しず子…っ……」
この反転は予想外であったとみえ、かすみの目にはわずかな困惑の色が浮かんだ。
その表情に不思議と嗜虐心をそそられたのか、しずくは悪戯っぽく口の端をつり上げた。その瞳は淫猥に濡れ、さながら少女の身体に淫魔が宿ったようだった。
「私だって……かすみさんを気持ちよくさせてあげたいんです……だから……いい?」
「…ぅん………来て……♡」
すかさず、しずくはかすみのスカートの中に手を侵入させる。
そこは少しも乾いておらず、夏の雨後のように熱く湿気ていた。
しずくはショーツ越しに溜まった愛液を人差し指で掬って、わざとかすみに見えるように指でもてあそんだ。
「あぅ……は、恥ずかしいよぉ……♡」
「私を喘がせるのが楽しくて…興奮しちゃったんだね……♡」
水分を吸って重くなったショーツを脱がせる。
そこには、陰唇をたっぷり充血させ、ぱくぱくといやらしく膣口を開いて出番を待つ牝の性器があった。
それでいて、陰毛は濡れた恥丘の上にちょこんと乗っているだけで、実に子どもっぽく―――かえって卑猥で不道徳さを増していた。
しずくの手が、とうとうその秘部に触れた。
入り口のざらざらした部分や、最奥へと至るとろとろとした内側を丹念に、傷つけないようになぞった。
「ね…っ……しず子ぉ……♡」
「なぁに?」
「そっちばっかりじゃなくて……こっち♡……う、上も…さわって…?♡」
かすみは、大きな瞳を潤ませながら、ショーツとお揃いのブラを両手でめくって自ら薄い胸を差し出した。
その上の小さな乳首は桜色に色づき、触れてもいないのにぷっくりと張りつめて自己主張していた。
「へぇ……自分からおねだりしちゃうんだ……?♡」
「うぅっ…いいからぁ………は、はやくっ……♡」
「うふふっ…♡……いいよ、してあげる……ちゅっ…♡」
「ぅん…っ♡…~~~~~~~っ!!!♡♡♡」
ふるふると震える先端を口に含み、唾液をまぶして舌先で転がす。
かすみの小さな身体中を、耐え難い快感が駆け巡る。
身体の上側から、下側から、幾重にも張り巡らされた罠に落ち込んでいくように、快楽の坩堝へと堕ちていった。
淫蕩きわまる饗宴にも、幕を閉じる時が近づいていた。
しずくはかすみの膣内を愛撫する手を通して、彼女の絶頂が近いことを悟った。
かすみはもはやすべてをしずくの手に委ね、朦朧とした意識だけが絶頂への階段を駆け上がる。
「しず子…ぉ♡……すっごいおっきいの……来ちゃう……っ…♡♡」
「はいっ……かすみさんっ…♡………私がついてますから……いいですよ……♡♡」
「うんっ…んくっ!?……んっ…イっ♡、んぁっ!♡♡きゃぅうんっっ!!!♡♡♡」
何度も嬌声をあげ、かすみの身体が弓なりに強張る。
それと同時に、だらしなく左右に投げ出された両ももの間から勢いよく水飛沫が噴き出した。
淫らな雨粒は、ぱたぱたとソファの前に置かれたテーブルの天板に降りかかり、水滴を残した。
オーガズム直後の規則的な膣内の痙攣に合わせて、断続的に潮が漏れでる。
おびただしい水が部室タイル張りの床に落ち、水たまりができた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
かすみ「はぁっ…はぁっ…はぁ……♡」
しずく「ふーっ…ふーっ……♡」
かすみ「…しず子っ……んっ……♡」チュッ
しずく「かすみさん……♡」チュ
かすみ「ぷはっ………」
しずく「部室…こんなに汚してしまいましたね……」
かすみ「さすがに…やりすぎたね……」
しずく「次の授業もありますし、早く片付けましょうか…」
<キーンコーンカーンコーン…♪
しずかす「「!!!」」
しずく「えっ……もうこんな時間?!」
かすみ「どうしよ…次の授業始まっちゃうよぉ!?」
しずく「えっと…ま、まずはここを処理しないと…」
かすみ「だよね、えっとたしかこっちのロッカーに雑巾が」
しずく「あ、待ってくださいかすみさん…私、腰が抜けちゃって……」
かすみ「えぇーっ!?」
―――結局次の授業には遅れた…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
しずく「かすみさん、ここの止めのところのポーズ…どうかな?」
かすみ「んー……かすみんならもうちょっと肘を上げて、こうかな?」クイッ
しずく「なるほど、こうですね!」クイッ
かすみ「そうそう!その方が可愛いと思うな~」
しずく「ふふ、かすみさんに聞いて良かった」
かすみ「えっへん、こういうのはかすみんの専門だからね!じゃんじゃんアドバイスしてあげる!」
エマ「しずくちゃんとかすみちゃん、最近ずっといっしょにいるね」
愛「言われてみれば確かにー、なんか距離感近いような?」
彼方「むむむ…もしや二人は、すでに相知り合う仲なのでは…?」
歩夢「それって、どういう意味?」
せつ菜「まさか…、恋人同士ということですか!?」
歩夢「えっ、かすみちゃんとしずくちゃんが……?」
愛「恋人同士だぁ~!?」
しずかす「「!?!」」ビクッ
かすみ「ち、ち、違いますよぉ!!」
しずく「そうです、皆さん考えすぎですよ!!」
歩夢「声裏返ってるよ?」
かすみ「う、裏返ってません!」
せつ菜「口を揃えて頑なに否定するところが逆にあやしいような…?」
しずく「ええ!?そんな…」
愛「こいつはなにか隠してるな~?吐け、吐くんだ中須~!!」コブラツイスト
かすみ「うえぇぇ、痛い痛い!なんでかすみんばっかり~!?」ギチギチ
しずく「ちょっと、愛さんやり過ぎですよ…!」
<キャーキャー…
彼方「んー、なんだか余計なことを言ってしまったかな」
エマ「うふふっ、でもみんな楽しそうだしいいんじゃないかな?」
果林「なんだかんだ言って、皆こういうところはふつうの女子高生って感じよね」
果林「けどこの調子じゃ、今日は練習にならなさそうね…」
彼方「彼方ちゃん的には~、息抜きできてありがたい限り…むにゃむにゃ……」
果林「貴女は平常運転ね……」ヤレヤレ
璃奈「………」
エマ「どうしたの?璃奈ちゃん」
璃奈「へ?ん、なんでもない…」
果林「何を考えてるか、当ててあげましょうか?」
璃奈「えっ」
果林「妬いてるんでしょ?」
璃奈「それは……」
果林「かすみちゃんとしずくちゃんの仲の良さに嫉妬してる…疎外感があるんじゃない?」
璃奈「そうかも……しれない……」
果林「そういうときはちゃんと話してみるのが大事よ?」
璃奈「でも…二人の仲に水を差すのは…」
果林「変に拗らせる前にずばっと解決しちゃう方がいいのよ」
果林「わだかまりだと思ってることでも、案外大したことなかったりするわよ?」
璃奈「…わかった。ありがとう、果林さん」
果林「いいえ、どういたしまして!」
果林(ちゃんと話さなくて関係が拗れる……いつぞやを思い出すわね……)チラッ
彼方「ん~、果林ちゃん…なんで彼方ちゃん達をみてるの?」
エマ「なんだろうね?」キョトン
かえりみち
璃奈「待って、かすみちゃん、しずくちゃん!」
かすみ「およ、りな子どうしたの?」
璃奈「その……今日は、二人と一緒に帰ろうと思って」
しずく「構いませんよ」
璃奈「あのね、えっと……その…」
かすみ「?」
璃奈「最近、二人がとっても仲が良い…って話は、前にもしたけど」
璃奈「同じ一年生だけど…二人と違って私は、そうじゃない気がして…」
璃奈「そのことで、なんだか心がもやもやしてたの……」
しずく「そっか…璃奈さんはそういう風に思ってたんだね……」
璃奈「いいの。私の考え過ぎだよね…」
かすみ「実は~、仲良しの『秘訣』があるんだ~!ね~しず子?」
しずく「え……ちょっとかすみさん、それは……!」
かすみ「ね~っ?」
しずく「は、はい!大きい声では言えないんだけど…とっても『楽しいこと』なんだよ」
璃奈「楽しいこと…二人きりで…?それ、気になる」
かすみ「知りたい?」
璃奈「うんうん」
かすみ「ん~、今は秘密!」
璃奈「そんなっ『😢』」
かすみ「知りたかったら、りな子も今度の週末、部室においで!」
璃奈「え、私もいて……いいの?」
かすみ「当たり前だよっ!」
璃奈「でも、しずくちゃん嫌がってない?」
しずく「えっ!?いえ、そんなことないよ!璃奈さんのこと、歓迎します!」
かすみ「ほら、しず子もこう言ってるし」
璃奈「ふふ…、二人に誘ってもらって、とってもうれしい『😄』」
かすみ「じゃあ、約束だね!」
璃奈「うん!ばいばーい!」
「かすみさん」
「ん~?なに?」
「璃奈さんを巻き込んで…どういうつもり?」
「あ、もしかしてしず子、かすみんを独り占めできないのが嫌なの~?」
「そうじゃなくて…あんな風に騙して、というのは…少し気が引けるだけ」
「ってことは、ストレートに伝えれば良かったってこと?…『3Pしよ?♡』とか?」
「さんっ…!?…もう、言葉尻を捉えるのはやめてください…!」
「それに…どうせやるなら二人より三人のほうが…気持ちいいよ…?♡」
「それは…そうかも……♡」
「あ、しず子やらしい顔だ~!」
「し、してない!もうっ、かすみさん!?」
おしまい
りなりーの明日はどっちだendにしたかったけどあまりに展開が雑すぎた
生えてるverはもう少し待ってくれ
すかさず、しずくはかすみのスカートの中に手を侵入させる。
その手はパステルカラーのショーツの下で隆起するそれを探し当て、下から上へ、根本から先端へ、優しく撫でた。
「わぁ……こんなに硬く……なるんだね……♡」
「うぁぁ……♡」
ショーツをずり下げると、身体に密着していた肉茎がぴんと屹立し、天井を指した。
かすみの他の部分の肌と同じ色白な茎部の先端にはやや小ぶりな亀頭があり、ピンク色に充血して珠のように光を反射した。
かすみのそれは決して小さくはなかったが、経験がないせいか、いかにも虚勢を張っているかのように頼りなげな様子だった。
「なんだか可愛いかも♡……ふーっ……♡」
「やっ♡それ…だめっ♡」
唇を尖らせ、律動する先端に向かって微かな吐息を吹きかけるしずく。
かすみの分身はくすぐられて身を捩るようにぴくぴくと震えた。
次にしずくは、ぬらぬらとした先端に指先をくっつけて、円を描くようにして愛撫した。
「うぅ……だめ……♡」
「ごめん……痛かった……?」
「さ、きっぽ…♡……弱いんだよぉ……♡」
ほんの少し触れただけなのに、かすみは喘ぎながら身体を震わせる。
その愛おしい反応を前に、しずくは身体の奥が熱く疼いた。
彼女ともっと混じり合いたい。彼女のそれを、受け入れてあげたい。
そんな思いがふつふつと湧いてきて、次第に抑えきれなくなった。
しずくは腰の上にまたがる体勢になり、天を衝く肉棒を自身の入り口にあてがう。
挿入を予感した肉壺はひとりでに秘蜜を溢れさせ、歓迎とばかりに熱い雫を女茎に垂らした。
「かすみさんの……熱い…♡」
「しず子のが熱いんだよぉ……♡」
ゆっくり腰を落としていく……。が、すんなりとは入らない。
かすみのそれはさほど大きな逸物ではないといえど、指よりは明らかに太い。
まして交合などしたことがないのだから、異物を拒むのは当然だった。
「しず子……痛くない…?」
「大丈夫…っ……このくらい、なら……全然平気……」
異常な興奮状態が破瓜の痛みと拮抗する。
少しでもしずくの痛みに寄り添おうと、かすみは彼女の手を握った。
亀頭がみっちりとした肉襞を強引に押し広げながら、じわじわと奥にめり込んでいく。そして………。
「しず子っ……ぜんぶ、はいってるよ……♡」
「ほんと…?…ふふっ……うれしい……♡」
力が抜けてしまったのか、しずくは糸が切れた人形のように倒れ伏した。
「ごめん……ぅ、動けない……」
「じゃあ……わたしが、動くね……♡」
上から覆い被さるしずくを突き上げる。
その動作はあまりに拙いものだったが、今のふたりにはそれで十分だった。
かすみは今にも達するのをこらえながら、腰を前後に打ちつけた。
しずくの中を前後する逸物は、なにより刺激というものを知らな過ぎた。熱く蠕動する胎内が浴びせかける快楽に対して圧倒的に無力だった。
しずくの身体にも、声を抑えがたいほどの凄まじい快感が襲いかかった。
指とは違い、熱せられたそれは一度の往復で内側を満遍なく抉るのだ。
しかも、何度も、何度も……。
そういうわけで、この初々しい交接は決して長続きするものではなかった。
「しず子……も…ぉ……出ちゃう……っ♡♡」
「いいよ……、かすみさんの…タイミングで…♡…私も……ぁ♡♡」
「はっ、はぁっ♡はぁっ♡イくぅ…っ♡…んん~~~~~っっっ♡♡♡」
「ふぅっ♡ぁ♡ひぁんっ…!♡……うぅっ!♡……あっ……♡♡」
甲高く甘美な嬌声が重なりあい、ふたりはほとんど同時に絶頂に達した。
かすみは小ぶりな尻をわななかせながらこらえていた精を解き放つ。
愛欲の迸りは勢いよく膣の最奥を叩き、子宮の内側をたっぷりと満たした。
汗と体液にまみれて疲れきった身体をソファに預ける。
意識さえも投げ出したふたりは、お互いの残り香と熱を感じながら、つかの間、安らかな微睡みの中を揺蕩った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
以上になります。日をまたいで見ていただきありがとうございました
元スレ
―部室―
しずく「かすみさん、どうかしたの?」
かすみ「いや、なにか物騒な台詞が聞こえた気がしたんだけど……?」
しずく「気のせいじゃない?……かすみさんって、キャラがぶれないよね」
かすみ「やだなぁしず子~、何度も言ってるけどかすみんはこれが素!ナチュラルの状態だよっ」
しずく「本当?」
かすみ「へ?それって、どういう―――」
しずく「…じゃあ、こういうのはどう?」
かすみ「きゃっ…!?」ドサッ
3: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 15:43:49.34 ID:bHxyVUll.net
しずくはかすみの隙をつくように、その華奢な身体を二人がけのソファの方へと押し倒す。
かすみの身体は一瞬宙に舞い、分厚いソファの上でわずかにバウンドした。
かすみ「んもぉ~…痛いってば~……」
起き上がろうとするかすみを制し、しずくはその上に覆い被さった。
かすみ「な、何するんですか…しず子……むぐっ?!」
しずくの手がかすみの口を覆う。
しずく「暴れないで……」
かすみ「!?!?」
5: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 15:48:09.43 ID:bHxyVUll.net
「むぐっ……んーっ…!?」
しずくはかすみの口を覆う手を退けて、すべやかな肌をした頬を慈しむように指を這わせる。
「ぷはっ……なんでっ……こんなこと……?」
「かすみさんが悪いんだよ?」
「は……?」
「考えたことある?あなたが振りまく『可愛い』が、どれだけ世人の劣情を煽っているのか…」
そして、顔を近づけると―――
「そ、そんなの…知りませんよ……!」
「……そう。でもいいの、それをいまから私がわからせてあげるんだもの」
―――かすみの唇に己の唇をぴたりと重ね合わせた。
7: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 15:51:14.83 ID:bHxyVUll.net
「んっ………!?」
「ふぅ……ごちそうさま」
「っ……しず子っ…これっ…なんなの……!?」
「まだわからない?いまの私はスクールアイドルを襲う卑劣な強姦魔。だから……」
しずくの指がかすみの太ももを撫でる。
「こういうことも、しちゃうんだよ」
「ひっ…!?…い、いやぁ……!?」
しずくはかすみの下半身にまたがり、全体重を預けて、その身体をしっかりと押さえつける。
それから両手でシャツの襟口をつかみ、左右それぞれの方向へと力任せに引っ張った。
「やだっ、嫌、やめて……」
動作を二、三回繰り返すと、糸がぶつぶつと切れる音とともにボタンが飛び散った。
8: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 15:54:35.57 ID:bHxyVUll.net
「うっ…う…ぅ…ぐすっ……」
「………泣いているの?」
しずくがわざとらしく乱暴な手つきで淡いブルーのキャミソールをまくり上げると、シンプルな白いブラに支えられた白い素肌が露になる。
傷もしみもない純白の肌はわずかに丘形をなし、部屋の窓から差し込む夕日がそのなだらかなシルエットを映し出した。
今度はその双房に、しずくの細い指が伸びていく。
「なにもかも…私の手で奪ってあげる」
こんなのおかしい、もう嫌――――そう言おうとした瞬間、しずくと目が合った。
10: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 15:57:20.96 ID:bHxyVUll.net
かすみ「しず子……?」
しずく「かすみ、さん……」
かすみ「……どうして…そんなつらそうな顔してるの?」
しずく「っ……!」
かすみ「かすみんにだって判るよ…しず子が本気でこんなことするわけないって……」
しずく「…買い被らないで、私はあなたのことを……」
かすみ「も、もしかして…怒ってるの?かすみんのイタズラで許せないことがあるとか…」
しずく「だ、黙って……」
12: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:00:53.23 ID:bHxyVUll.net
かすみ「あ!こないだの合宿で制汗スプレーと防虫スプレーを入れ替えた件?」
しずく「……違います」
かすみ「じゃ、じゃあ靴箱にセミのぬけがらを大量に詰めたやつ…?」
しずく「……それも違います」
かすみ「だったら……あ!英語の教科書にわざとご飯粒つけてページをめくれなくしたこと…?」
しずく「……違いますけど、あれは正直困りました」
かすみ「じゃあ…どうして……」
しずく「……………のがいけないんです…」
かすみ「?」
しずく「かすみさんが可愛いのがいけないんですよ…!!」
かすみ「えぇっ!?!」
14: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:04:36.58 ID:bHxyVUll.net
かすみ「それはつまり…かすみんがキュート過ぎてしず子を狂わせちゃったってこと?」
しずく「そうそれ、そういうところです」
かすみ「ほぇ……?」
しずく「明らかにあざといのに、それを恥ずかしげもなくやりきっちゃうところが羨ましくて、しかも可愛くて……」
かすみ「……それ、誉めてないよね…」
しずく「誉めてるの!……それで、その可愛さだけはどうしても真似できないなって、そのことばかり考えてたら、だんだんと……」
かすみ「??」
19: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:13:43.03 ID:bHxyVUll.net
しずく「かすみさん」
かすみ「はいっ!?」
しずく「今から言うことは…私の本当の気持ち……ですから、よく聞いてね?」
かすみ「うん……なに?」
しずく「私にとってかすみさんは……仲間でありライバルであり、尊敬することも嫉妬することもあって………っ、ふーっ…ふーっ……」
かすみ「…落ち着いて、だいじょうぶだよ」ギュッ
しずく「すみません…なんだかいつもより……緊張しちゃって……続けるね?」
かすみ「うん……」
しずく「……でもそれ以上にあなたのことが…」
しずく「あなたのことが、好き……なの………」
かすみ「………!」
20: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:15:49.31 ID:bHxyVUll.net
しずく「い、言っちゃった……は恥ずかしい……」カァァァ
かすみ「し……しず子~っ!」ギュッ
しずく「か、かすみさん……!?」
かすみ「かすみんは…てっきりかすみんのことが嫌いになっちゃって、それで…虐めようとしてたのかと…」グスッ
しずく「怖かったよね……ごめんね、かすみさん…」
かすみ「ほんとだよ…すっごく怖かったんだから~…」
しずく「でも、かすみさんが嗜虐的なのは間違ってないかも」
かすみ「ヒェッ…」
23: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:36:32.33 ID:bHxyVUll.net
かすみ「それにしてもしず子がこんな…え、えっち///なことをするなんて……」
しずく「ち、違うの!これはその…気の迷いというか…////」
かすみ「気の迷いで襲われるこっちの身になってみてよね!」
しずく「うっ……返す言葉もございません……」
かすみ「そうだ、しず子もかすみんと同じ辱めを受けるべきなんだよ!」
しずく「えぇ!?なんでそうなるの!?」
かすみ「かすみんのあられもない姿を見ておいて、しず子だけ傷つかないのは許せないの!」
しずく「う~ん…、でも、今日はあまり可愛いのを着て来てないからぁ……」
かすみ「かすみんもなんですけど!?」
24: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:41:04.02 ID:bHxyVUll.net
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
オレンジ色の西日が降り注ぐ夕映えの部室は、いつもとは違う淫靡な空間へと様変わりしていた。
ふたりだけの空間にはふたりの荒い息づかいだけが響き、冷え込み始める秋の夕暮れには似つかわしくないむっとした熱気が部屋に充満する。
「じゃあ……見ててね…」
しずくはカーディガンを脱ぎ、首もとのリボンを解いたあと、制服のボタンを上からひとつ、ふたつ、外していく。
かすみは乱れたままの己の着衣を手で押さえながら、しずくに向き合ってその痴態を見守っていた。
「はぁっ…ぁ………」
「しず子………どうしたの……?」
しずくの手が止まる。気持ちが昂るあまり、呼吸は乱れ、ボタンを外そうとする指先がおぼつかない。
「なんだか…うまく…っ、外せなくって……」
「…わたしが……してあげる………」
震えるしずくに代わって、かすみがしずくの制服に手をかける。たどたどしい手つきで、ひとつひとつボタンが外されていく。
はだけたシャツのわずかな隙間から、飾り気のない白いキャミソールとブラが覗いていた。
25: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:44:24.61 ID:bHxyVUll.net
―――しばし、沈黙。
これより先に踏み込んでしまえば、もう後戻りはできない。禁忌を目の当たりにしたふたりの中で、理性と芽生えかけの欲望がせめぎあう。
だがしかし、ふたりの心の裡はすでに、抗いきれない原始的な衝動に貫かれていた。
「はぁっ……もう、これで……充分…でしょう……?」
絞り出すようにしずくが言う。確かに、さっきの彼女もこれ以上のことはやっていない。
「ふふ、怖じ気づいちゃったんですかぁ……?」
「へ……」
「さっきは…かすみんのこと、めちゃくちゃにしようとしてたんじゃないの…?」
「……ふぅん…それで焚きつけてるつもり……?」
「しず子のいくじなし……」
「もう……どうなっても知りませんよ……」
「んんっ………」
26: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:47:00.66 ID:bHxyVUll.net
淫らな磁力に導かれて、ふたりの唇はどちらともなく近づいていく。
ふたつの輪郭は徐々に寄り添い、やがてひとつに融け合った。
「ん……っ…」
「ちゅ…っ」
はじめは、小鳥がついばむようなやさしいくちづけ。
三度、四度、間断なく繰り返されるそれは、ようやく出逢えた唇同士が離別するのを惜しむかのように見えた。
―――そして、それがほとんど貪りあうような密着に変わるまでそう時間はかからなかった。
28: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 16:53:58.44 ID:bHxyVUll.net
「ちゅ……ちゅぱっ…はふ……♡」
「んっ、ふぁ…じゅる…ちゅっ……♡」
見慣れた部室の景色をいやらしい水音のみが空間を支配する。その間、ふたつの唇は片時も離れようとはしなかった。
「ね、舌出して…」
「べー………」
「はむっ……ちゅっ、じゅる、じゅぷっ………♡」
「あ…、ふぁ……はぅ……♡」
差し出されたかすみの舌に、しずくの小さな口が食らいつく。
舌と舌、ぬらぬらとした粘膜同士の邂逅。
性的な経験が何もかも初めてであるふたりにとって、それはあまりにも刺激的過ぎた。瞬く間もなく快楽の虜囚に堕ちたふたりは、つたない抽挿を繰り返し、絶頂にも似た甘ったるい多幸感の中にしばし溺れた。
「これっ……ひゅごぃ……っ…すきぃ……♡」
「じゅぷっ…うんっ……きもちいぃ…ねっ…♡」
未熟ながらもまろやかな胸は互いの密着で押し潰され、いやらしくも美しく形を変えた。
33: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:07:34.62 ID:bHxyVUll.net
暴力的な口づけは唇だけに飽き足らず、やがて身体のほかの部分にまで波及した。
「ちゅっ…んん~……ぷはぁ…っ…♡」
「かすみさん…っ…そこは……はぅ……♡」
しずくの胸元にかすみが顔をうずめる。ちゅぽん、という小気味のよい音とともにかすみの顔が離れると、白い肌に赤く淡い滲みが残った。
キスマークの意味も、つけ方だって知らなかったはずなのに。
この黄昏時の夢をすこしでも憶えておきたいとでもいうように、ふたりはお互いの印を身体中に刻みあった。
「あむっ…ん、んんっ…♡」
「ひあっ…♡……ぁぅ………♡」
「ごめ……痛かった…?」
かすみがしずくの白い首筋に口づけた瞬間、しずくの口からわずかに悲鳴が漏れた。勢いよくむしゃぶりつくあまり、誤って歯がわずかに表皮を傷つけたのだ。
しかしその痛みさえも、いまは甘美な快楽でしかない。
「ううん……もう一回……もっと強く……♡」
「あむっ……んっ……♡」
「はぁぅっ♡……んん………っ!!♡♡」
34: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:24:08.41 ID:bHxyVUll.net
「かすみんにも……つけてください……しず子の痕……♡」
「うん、じゃあ…いくね……」
その姿から連想されるのは、乙女の血を啜る吸血鬼。
匂い立つ首筋に、真珠のごとき歯がやにわに突き立てられる。
「はむっ……んっ……んんっ……♡」
「~~~~~~っ!?♡♡♡」
その刹那、はじめて味わう感覚がかすみの身体を刺し貫く。
興奮に浸され続けた身体が、甘い牙のひと刺しによってついに絶頂へと導かれたのだ。それはとろけるように甘く、肢体のすみずみまでをぴりぴりと痺れさせるようだった。
「ん……ぷは……ぁ………かすみ、さん……」
「しず子……んっ……」
気づけば陽光は遠く西の端に消えて、辺りは静謐な闇に覆われていた。
降りかかる夜の帳が急速に熱を奪っていく。その中でふたりは、互いの温もりと存在を確かめ合うように抱き合い続けた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
36: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:30:38.53 ID:bHxyVUll.net
かすみ「んーっ、ボタンが全然みつからないー!!」
しずく「もしかして、棚の下の方まで飛んでいってしまったのかな…」
かすみ「うぅ…しず子のせいだ~……」
しずく「それは……事実だから、否定できないなぁ…」
かすみ「もう今日は遅いし、このままで帰ろっかな…」
しずく「わたし、安全ピンなら持ってますよ。はい」
かすみ「あ、ありがと。使うね」
37: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:36:15.72 ID:bHxyVUll.net
しずく「あの…やっぱり、その制服、私が直します!」
かすみ「え、いいよ?このくらいなら今日帰ってすぐにでも直せるし…」
しずく「そういうことではなくて…私なりの償いというか、なんというか…」
かすみ「…しず子がそうしたいなら、それでもいいけど」
しずく「決まりですね。では、かすみさんは私のを着て帰ってください」
かすみ「じゃあ、ボタンを直すのはお願いしますよ?」
しずく「もちろんで…あっ、かすみさんの匂い…♡」
かすみ「……ねぇ、ほんとに反省してるんだよね…?」
38: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:40:02.49 ID:bHxyVUll.net
< コンコン
かすみ「ぅひゃわぁ?!」
菜々「あっ……二人とも、まだ部室にいたんですか?」
かすみ「せつ…生徒会長!?なんでここに!?」
菜々「当直の先生の手伝いで、部室棟の施錠に来たんです」
しずく「すみません!下校時刻をとっくにすぎてるのはわかってるんですが…」
菜々「中須さんはともかく、桜坂さんが付いているなら大丈夫と思って部室の鍵を預けたのに…」
かすみ「ともかくってどういう意味ですか!?」
菜々「説教するつもりはありません。ただ、帰りが遅いといろいろと心配ですから…」
39: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:43:35.30 ID:bHxyVUll.net
菜々「ここの鍵は私が返しておきます。二人は先に下校しててください」
しずく「ありがとうございます…」
菜々「あ…かすみさん?」
かすみ「へぁ、はいっ!?」
菜々「首のここ…赤くなってますが、なにかあったんですか?」
しずかす「「!!!!」」
かすみ「ななななななにもないですけど!?」
しずく「あ、アレルギーかなにかですかね、かすみさんっ!?」
菜々「動揺しすぎでは…というか、何故しずくさんも動揺してるんです??」
しずく「ぁ…あの、もう遅いので帰りますね!ほら、かすみさん!」グイッ
かすみ「さ、さようなら~!!」
<ガチャン バタン!!
菜々「あ、ちょっと…………なんだったんでしょう?」
40: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:50:36.63 ID:bHxyVUll.net
しずく「危ないところでしたね……」
かすみ「あんなに無理やり引っ張らなくても…!」
しずく「だって…、かすみさんの誤魔化し方が下手だから…!」
ヒュゥゥゥゥ…
かすみ「うぅ…風が冷たい…」
しずく「ね、かすみさん……」
かすみ「なに?」
しずく「駅までは一緒だから、その…手を繋がない…?」
かすみ「……いいですよっ、はい」
41: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 17:56:36.64 ID:bHxyVUll.net
しずく「かすみさんの手、小さくて細くて…かわいいですね」ギュッギュッ
かすみ「え~…しず子とそんなに変わらないと思うけど」
しずく「そうかも、ふふっ、ちょっと言ってみたかっただけ?」
かすみ「なにそれ~…くすっ」
しずく「あ!」
かすみ「な、なに急に?」
しずく「私、まだかすみさんのお返事を聞いてません」
かすみ「えっ!」
しずく「ですからその、告白の答えです」
かすみ「そ、それは……」
42: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 18:00:48.11 ID:bHxyVUll.net
かすみ「やっぱり、かすみんは…みんなのかすみんだから~…」
しずく「!……そう、だよね……」
かすみ「あっ、でも……」
しずく「??」
かすみ「みんなのかすみんだけど、その……」
かすみ「た、たまには……しず子だけのかすみんでも……いたい……かな……?」
しずく「……かすみさん、それって…」
44: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 18:22:47.73 ID:bHxyVUll.net
かすみ「あ、でも、二人きりの時だけの話だからね!」
しずく「二人だけの秘密…ですね?」
かすみ「今日のことも…絶対秘密だよ」
しずく「そ、それはもちろん……、当然ですよ!」
かすみ「うん………ふふっ…」
しずく「どうしました…?」
かすみ「なっ、なんでもない!……あ、もう電車来ちゃうよ!」
しずく「えっ!本当だ…走りましょう、かすみさん!」
かすみ「しず子、別にそこまでしなくても…!…」
しずく「大丈夫です、急げば間に合う距離ですから!」
かすみ「うぅ~!しず子、待ってよ~っ!…」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
82: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 21:16:21.73 ID:bHxyVUll.net
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「んー……っ、あむっ…♡」
「んっ……じゅるっ……ちゅぷっ……♡」
女子トイレの狭い個室。そこに、息を押し殺しながら淫らに寄り添うふたりの姿があった。
制服の前をはだけさせ、身体の線を押し付け合いながら、一心不乱に互いの舌を絡ませ、濡れた唇を愛撫しあう。
「かすみ…さんっ……、もう次の授業始まっちゃう…♡」
「…じゃあ、最後にもう一回だけ……んっ♡」
「ぅんんっ……じゅるる…っ…はふっ……♡」
窒息しそうなほど長く濃厚なキス。
口内で混ざりあったふたり分の唾液が口の端で泡立ち、名残を惜しむかのようにねっとりと糸を引いた。
「またお昼休みに……」
「うん……」
ふたりは乱れた服装と髪型を整えると、つとめて何事もなかったかのように、言葉少なにそれぞれの教室へと帰っていった。
83: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 21:35:35.07 ID:bHxyVUll.net
<キーンコーンカーンコーン…
<タッタッタッタ……
<ガララ バタンッ!
かすみ「しず子~!、お弁当食べよっ!!」
しずく「かすみさん、校内ではお静かに。それから廊下を走ってはいけませんよ?」
かすみ「むぅ~、せっかく寂しがりのしず子に会いに来てあげたのに~、その態度はないんじゃないですか~?」
しずく「さ、寂しがりじゃありません!」
かすみ「どうかなぁ~?ほんとはかすみんに会えなくてせつないよ~って思ってたんでしょ?」
しずく「もうやめてよ……クラスのみんなも見てるんだから…」
かすみ「あ、そうそう、今日は外で食べない?」
しずく「外って……中庭ですか?」
かすみ「うん、いい場所知ってるんだ……二人きりになれるところ」ボソッ
しずく「!!」
85: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 21:54:01.51 ID:bHxyVUll.net
―中庭―
かすみ「実はね、しず子に食べさせたいのがあるんだ~」
しずく「ふふっ、なにかな?」
かすみ「じゃんっ、かすみん特製ハンバーグですよっ!」
しずく「……えーっと……変なものを入れたりしていませんよね…?」
かすみ「ひどい!?……しず子のために作ったのに……」
しずく「あ、ごめんね!…いまのは不躾だったかな…」
かすみ「ふんだ。どうせかすみんはいたずらばっかりする悪い子ですよっ」プイッ
しずく「あーん」
かすみ「ふぇ?」
しずく「ほら、早く食べさせてください?そのハンバーグ」
87: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 22:04:27.21 ID:bHxyVUll.net
かすみ「っ、しょうがないなぁ……はいっ」
しずく「あむっ…もぐもぐ」
かすみ「どうかな…?」
しずく「…おいしいよ、とーっても」
かすみ「……よかったぁ」
しずく「私も、食べさせてあげますね。はい、あーん……」
かすみ「ちょっとっ!?……んっ、はむっ……」
しずく「おいしい?」
かすみ「うん………///」
しずく「あ、かすみさん…ほっぺたにソースついちゃってますよ」
かすみ「あ、ありがと………っしず子、近いよ…?」
しずく「私が舐めてとってあげるね……」
かすみ「え、……だ、ダメだって……今はまだ…」
しずく「大丈夫…誰も見てないから………」
かすみ「っ………♡」
90: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 22:20:26.01 ID:bHxyVUll.net
璃奈「あ。かすみちゃん、しずくちゃん。こんなところにいた」
しずかす「「!?!」」
璃奈「…あれ、二人とも、もうお弁当食べ始めてる…」
かすみ「り、りな子……!?」
しずく「…そういえば、今日のお昼休みは一年生だけで話し合い…の予定でしたっけ?」
璃奈「うん…次のイベントでやる企画の相談しようって…言ってたよね…?」
かすみ「あ……!」
璃奈「…もしかして私、仲間外れ…?」
かすみ「ごめんりな子~!そういうつもりじゃないんだよう!」
璃奈「璃奈ちゃんボード『しくしく😢』」
91: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 22:35:10.89 ID:bHxyVUll.net
しずく「あっ、ほら!かすみさんがハンバーグを作ってきてくれてるんだよ!はい、あーん…」
璃奈「あーん……もぐもぐ…」
かすみ「これで機嫌直して~!」
璃奈「うん、とっても美味しい。璃奈ちゃんボード『にっこりん😊』」
しずく「ほっ………」
璃奈「べつに怒ってなんかないよ。ふたりが仲良しなのはとってもいいことだと思う」
かすみ「りな子のこと、忘れてた訳じゃないからね!」
璃奈「そうだ。私もお弁当つくってみたの」
かすみ「りな子のお弁当?」
璃奈「うん。愛さんに教えてもらったぬか漬け…、うまくできてるかどうか、食べてみてほしいな」
かすみ「もらってもいいの?」
しずく「まあ、それは楽しみですね!」
92: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 22:45:18.19 ID:bHxyVUll.net
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
しずく(けっきょく、お昼休みはかすみさんとイチャイチャできなかったなぁ……)
「桜坂さん、元気なさそ~。調子悪いの?」
しずく「ううん、大丈夫……それより、先生来ないね?」
「今日は○○先生お休みらしいよ。だから自習なんだって~」
しずく「!…そうなんだ」
しずく「………………」ウーン…
しずく「………」📱👆
しずく「…私、ちょっとトイレ行ってくるね」
「え、桜坂さんがサボり?めずらしいね」
しずく「ち、違うよ、ちょっと……ね」
<ガララ バタン
「どしたんだろ~…」
「なにかあったのかな?」
94: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 22:58:01.96 ID:bHxyVUll.net
「……ナトリウムと水の化学反応について、テキストの69ページ……」
かすみ「………」カキカキ
📲「💬♪」ティロ
かすみ(ん、通知……?)
かすみ(メッセージ…しず子からだ……)
かすみ「……………!」
かすみ「あ、あの、すみません!」
「どうした~中須?」
かすみ「えっと…少しお腹の具合が悪くて……トイレに行ってもいいですか」
「はぁ………早めに戻ってくるんだぞ?」
かすみ「ありがとうございます…!」
95: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 23:08:16.81 ID:bHxyVUll.net
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
―部室―
カーテンが閉められた薄暗い部室の中で、ふたつの人影が重なりあって蠢いている。
他の生徒は皆教室で授業を受けているところだ。というのに、自分たちは……それを思うと、背徳感からくる興奮がますますふたりの心を昂らせた。
ふたりは身体をもつれさせながら、初めて互いを知ったときと同じソファに倒れこんだ。
「かすみさん…っ……んっ、は、ちゅっ……♡」
「んー…、しず子ぉ…がっつきすぎ……♡」
ふたつの柔らかい舌が、それ自体が別の生き物になったかのように重なりあう。
唾液を混合し、撹拌し、舌先で口のすみずみを蹂躙しあった。
「しず子……どうして…部室の鍵持ってたの?」
「……朝、職員室から預かってきたんです」
「…………ここでえっちするために?」
「……んー、どうかな……♡」
おしゃべりしながらも、ふたりの手はお互いの相手の服を少しずつ脱がせていった。
97: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 23:19:31.55 ID:bHxyVUll.net
ふと、かすみの指先がしずくの太ももをなぞった。
すると、しずくの口からひときわ甲高い嬌声がこぼれた。
「だめです……くすぐられるのは、苦手で…っ…んっ♡」
「やられてばっかりはイヤだし……お返しっ……♡」
「やんっ…♡……かすみさんの手、冷たくて……♡」
身体の表面を指先が撫でるたび、もどかしい快感がしずくを襲う。かすみの手はしずくの弱点をとらえ、首、胸、脇腹、脚と、執拗に、されど優しく、壊れものを愛でるように這い回った。
数分もしないうちに、しずくの身体はただ刺激に反応して喘ぎ声をあげるだけになってしまっていた。
「はっ…♡……あうっ…ふーっ♡………あんっ♡」
「とっても可愛いっ…、しず子……♡」
100: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 23:30:56.04 ID:bHxyVUll.net
かすみはしずくのスカートをめくりあげる。
度重なる快感の波に曝された身体はすっかり蕩けて、ショーツをじっとりとお尻のほうまで濡らしていた。
薄いサテン地の白い布地は、汗と愛液にまみれた結果、もはや隠すべきものを隠すことすらできていなかった。
「びしょびしょだね……♡」
「だって………欲しくて、ずっと待ってたから……♡」
「じゃあ、さわってあげる……♡」
湿ったショーツのクロッチをずらし、しずくの秘部をさらした。
未だ幼いそれには似つかわしくない、牝の臭気が立ちのぼる。
桜色に充血した内側をさらして、なにかを迎えんとばかりに口をひくつかせていた。
103: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 23:41:47.12 ID:bHxyVUll.net
その入り口に、かすみの指が迫り…秘裂をなぞった。
じゅぷっ、と卑猥な水音がして、どろっと湧き出した半透明の粘液がかすみの指を犯した。
「ぁ……♡……はぅっ……♡」
しかしまだ、絶頂には程遠い。
「しず子っ♡」
「な、なに……?」
「かすみんがたーくさん…いかせてあげますね……♡」
耳元でささやくと同時に、まず中指が膣内に侵入する。
胎内は火傷しそうなほど熱く、かすみの細い指を咥えこんできつく締め付けた。
「しず子の中……ぎゅっぎゅって……かすみんのことすきすき…ってしてるよ…♡」
「言わないで……ぅんっ♡」
104: 名無しで叶える物語 2019/10/22(火) 23:54:01.63 ID:bHxyVUll.net
弛みきった入り口と違い、膣奥はまだ頑なさが残っている。
かすみは膣内が指に馴染むのを待ってから、指の腹で優しく膣壁を擦りあげた。
「ひぁっ……♡」
「ここ……?」
「うん……そこ、きもちいい……♡」
「こっちは……?」
「あ……あっ♡そこ、ひぅっ…!♡」
「ここも弱いんだ……いっぱい擦ってあげるね……♡♡」
もっとしず子を悦ばせてあげないと……。
しずくの喉から出る甘い声は、かすみの征服欲を強くかきたてた。
指を抽挿するペースは次第に激しさを増していき、こんこんと湧き出る愛液は撹拌されて白く泡立った。
しずくの方はといえば、押し寄せる快楽の波に為すすべもなく打たれ続け、今にも限界を迎えようとしていた。
105: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 00:02:02.30 ID:ZQKcr6jX.net
「はっ♡あっ♡かすみさんっ♡…もう私、だめ♡……んっ!」
「っ……しず子……イきそうなんだ……?♡」
自分の下から聞こえてくる、ぐちゅぐちゅ、という卑猥な音までもがしずくの耳を犯す。かすみはラストスパートとばかりに、しずくの膣内をめちゃくちゃに揺さぶった。
「ふふっ…………イっちゃえ……♡♡♡」
「だめ、だめっ♡あっ♡んぁ♡♡……ぁ…~~~~~~っっ!?!?♡♡♡」
ついにしずくは絶頂を迎えた。
びくん、と身体が大きく跳ね、雷に撃たれたように激しい痙攣が続けて起こる。
どっと堰を切ってあふれた快感は一瞬のうちに思考を奪いさり、心地よい倦怠感だけがあとに残った。
113: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 22:23:16.95 ID:ZQKcr6jX.net
気だるい昼下がりの授業を抜け出したしずくとかすみは、密室の影に隠れて、なまめかしい秘め事にふけっていた。
ふたりの少女は情欲の燃えるままに半ば獣と化し、みずみずしい肢体を淫らに折り重ねた。
かすみの下に横たわっていたしずくは、間隙を突いてするりと体勢を入れ替える。
今はしずくが上になり、かすみがその下に横たわっている。
「ふふっ…………びっくりした?」
「しず子…っ……」
この反転は予想外であったとみえ、かすみの目にはわずかな困惑の色が浮かんだ。
その表情に不思議と嗜虐心をそそられたのか、しずくは悪戯っぽく口の端をつり上げた。その瞳は淫猥に濡れ、さながら少女の身体に淫魔が宿ったようだった。
「私だって……かすみさんを気持ちよくさせてあげたいんです……だから……いい?」
「…ぅん………来て……♡」
114: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 22:26:54.07 ID:ZQKcr6jX.net
すかさず、しずくはかすみのスカートの中に手を侵入させる。
そこは少しも乾いておらず、夏の雨後のように熱く湿気ていた。
しずくはショーツ越しに溜まった愛液を人差し指で掬って、わざとかすみに見えるように指でもてあそんだ。
「あぅ……は、恥ずかしいよぉ……♡」
「私を喘がせるのが楽しくて…興奮しちゃったんだね……♡」
水分を吸って重くなったショーツを脱がせる。
そこには、陰唇をたっぷり充血させ、ぱくぱくといやらしく膣口を開いて出番を待つ牝の性器があった。
それでいて、陰毛は濡れた恥丘の上にちょこんと乗っているだけで、実に子どもっぽく―――かえって卑猥で不道徳さを増していた。
115: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 22:36:46.06 ID:ZQKcr6jX.net
しずくの手が、とうとうその秘部に触れた。
入り口のざらざらした部分や、最奥へと至るとろとろとした内側を丹念に、傷つけないようになぞった。
「ね…っ……しず子ぉ……♡」
「なぁに?」
「そっちばっかりじゃなくて……こっち♡……う、上も…さわって…?♡」
かすみは、大きな瞳を潤ませながら、ショーツとお揃いのブラを両手でめくって自ら薄い胸を差し出した。
その上の小さな乳首は桜色に色づき、触れてもいないのにぷっくりと張りつめて自己主張していた。
「へぇ……自分からおねだりしちゃうんだ……?♡」
「うぅっ…いいからぁ………は、はやくっ……♡」
「うふふっ…♡……いいよ、してあげる……ちゅっ…♡」
「ぅん…っ♡…~~~~~~~っ!!!♡♡♡」
ふるふると震える先端を口に含み、唾液をまぶして舌先で転がす。
かすみの小さな身体中を、耐え難い快感が駆け巡る。
身体の上側から、下側から、幾重にも張り巡らされた罠に落ち込んでいくように、快楽の坩堝へと堕ちていった。
116: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 22:53:22.22 ID:ZQKcr6jX.net
淫蕩きわまる饗宴にも、幕を閉じる時が近づいていた。
しずくはかすみの膣内を愛撫する手を通して、彼女の絶頂が近いことを悟った。
かすみはもはやすべてをしずくの手に委ね、朦朧とした意識だけが絶頂への階段を駆け上がる。
「しず子…ぉ♡……すっごいおっきいの……来ちゃう……っ…♡♡」
「はいっ……かすみさんっ…♡………私がついてますから……いいですよ……♡♡」
「うんっ…んくっ!?……んっ…イっ♡、んぁっ!♡♡きゃぅうんっっ!!!♡♡♡」
何度も嬌声をあげ、かすみの身体が弓なりに強張る。
それと同時に、だらしなく左右に投げ出された両ももの間から勢いよく水飛沫が噴き出した。
淫らな雨粒は、ぱたぱたとソファの前に置かれたテーブルの天板に降りかかり、水滴を残した。
オーガズム直後の規則的な膣内の痙攣に合わせて、断続的に潮が漏れでる。
おびただしい水が部室タイル張りの床に落ち、水たまりができた。
118: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:03:46.42 ID:ZQKcr6jX.net
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
かすみ「はぁっ…はぁっ…はぁ……♡」
しずく「ふーっ…ふーっ……♡」
かすみ「…しず子っ……んっ……♡」チュッ
しずく「かすみさん……♡」チュ
かすみ「ぷはっ………」
しずく「部室…こんなに汚してしまいましたね……」
かすみ「さすがに…やりすぎたね……」
しずく「次の授業もありますし、早く片付けましょうか…」
119: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:06:24.58 ID:ZQKcr6jX.net
<キーンコーンカーンコーン…♪
しずかす「「!!!」」
しずく「えっ……もうこんな時間?!」
かすみ「どうしよ…次の授業始まっちゃうよぉ!?」
しずく「えっと…ま、まずはここを処理しないと…」
かすみ「だよね、えっとたしかこっちのロッカーに雑巾が」
しずく「あ、待ってくださいかすみさん…私、腰が抜けちゃって……」
かすみ「えぇーっ!?」
―――結局次の授業には遅れた…
120: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:14:05.57 ID:ZQKcr6jX.net
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
しずく「かすみさん、ここの止めのところのポーズ…どうかな?」
かすみ「んー……かすみんならもうちょっと肘を上げて、こうかな?」クイッ
しずく「なるほど、こうですね!」クイッ
かすみ「そうそう!その方が可愛いと思うな~」
しずく「ふふ、かすみさんに聞いて良かった」
かすみ「えっへん、こういうのはかすみんの専門だからね!じゃんじゃんアドバイスしてあげる!」
121: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:19:33.71 ID:ZQKcr6jX.net
エマ「しずくちゃんとかすみちゃん、最近ずっといっしょにいるね」
愛「言われてみれば確かにー、なんか距離感近いような?」
彼方「むむむ…もしや二人は、すでに相知り合う仲なのでは…?」
歩夢「それって、どういう意味?」
せつ菜「まさか…、恋人同士ということですか!?」
歩夢「えっ、かすみちゃんとしずくちゃんが……?」
愛「恋人同士だぁ~!?」
しずかす「「!?!」」ビクッ
122: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:24:39.70 ID:ZQKcr6jX.net
かすみ「ち、ち、違いますよぉ!!」
しずく「そうです、皆さん考えすぎですよ!!」
歩夢「声裏返ってるよ?」
かすみ「う、裏返ってません!」
せつ菜「口を揃えて頑なに否定するところが逆にあやしいような…?」
しずく「ええ!?そんな…」
愛「こいつはなにか隠してるな~?吐け、吐くんだ中須~!!」コブラツイスト
かすみ「うえぇぇ、痛い痛い!なんでかすみんばっかり~!?」ギチギチ
しずく「ちょっと、愛さんやり過ぎですよ…!」
123: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:31:53.23 ID:ZQKcr6jX.net
<キャーキャー…
彼方「んー、なんだか余計なことを言ってしまったかな」
エマ「うふふっ、でもみんな楽しそうだしいいんじゃないかな?」
果林「なんだかんだ言って、皆こういうところはふつうの女子高生って感じよね」
果林「けどこの調子じゃ、今日は練習にならなさそうね…」
彼方「彼方ちゃん的には~、息抜きできてありがたい限り…むにゃむにゃ……」
果林「貴女は平常運転ね……」ヤレヤレ
124: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:36:48.14 ID:BbOJIHBL.net
璃奈「………」
エマ「どうしたの?璃奈ちゃん」
璃奈「へ?ん、なんでもない…」
果林「何を考えてるか、当ててあげましょうか?」
璃奈「えっ」
果林「妬いてるんでしょ?」
璃奈「それは……」
果林「かすみちゃんとしずくちゃんの仲の良さに嫉妬してる…疎外感があるんじゃない?」
璃奈「そうかも……しれない……」
125: 名無しで叶える物語 2019/10/23(水) 23:44:38.29 ID:BbOJIHBL.net
果林「そういうときはちゃんと話してみるのが大事よ?」
璃奈「でも…二人の仲に水を差すのは…」
果林「変に拗らせる前にずばっと解決しちゃう方がいいのよ」
果林「わだかまりだと思ってることでも、案外大したことなかったりするわよ?」
璃奈「…わかった。ありがとう、果林さん」
果林「いいえ、どういたしまして!」
果林(ちゃんと話さなくて関係が拗れる……いつぞやを思い出すわね……)チラッ
彼方「ん~、果林ちゃん…なんで彼方ちゃん達をみてるの?」
エマ「なんだろうね?」キョトン
126: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 00:05:37.51 ID:QCumUFX1.net
かえりみち
璃奈「待って、かすみちゃん、しずくちゃん!」
かすみ「およ、りな子どうしたの?」
璃奈「その……今日は、二人と一緒に帰ろうと思って」
しずく「構いませんよ」
璃奈「あのね、えっと……その…」
かすみ「?」
璃奈「最近、二人がとっても仲が良い…って話は、前にもしたけど」
璃奈「同じ一年生だけど…二人と違って私は、そうじゃない気がして…」
璃奈「そのことで、なんだか心がもやもやしてたの……」
127: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 00:10:17.52 ID:QCumUFX1.net
しずく「そっか…璃奈さんはそういう風に思ってたんだね……」
璃奈「いいの。私の考え過ぎだよね…」
かすみ「実は~、仲良しの『秘訣』があるんだ~!ね~しず子?」
しずく「え……ちょっとかすみさん、それは……!」
かすみ「ね~っ?」
しずく「は、はい!大きい声では言えないんだけど…とっても『楽しいこと』なんだよ」
璃奈「楽しいこと…二人きりで…?それ、気になる」
128: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 00:19:54.79 ID:QCumUFX1.net
かすみ「知りたい?」
璃奈「うんうん」
かすみ「ん~、今は秘密!」
璃奈「そんなっ『😢』」
かすみ「知りたかったら、りな子も今度の週末、部室においで!」
璃奈「え、私もいて……いいの?」
かすみ「当たり前だよっ!」
璃奈「でも、しずくちゃん嫌がってない?」
しずく「えっ!?いえ、そんなことないよ!璃奈さんのこと、歓迎します!」
かすみ「ほら、しず子もこう言ってるし」
璃奈「ふふ…、二人に誘ってもらって、とってもうれしい『😄』」
かすみ「じゃあ、約束だね!」
璃奈「うん!ばいばーい!」
130: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 00:27:38.75 ID:QCumUFX1.net
「かすみさん」
「ん~?なに?」
「璃奈さんを巻き込んで…どういうつもり?」
「あ、もしかしてしず子、かすみんを独り占めできないのが嫌なの~?」
「そうじゃなくて…あんな風に騙して、というのは…少し気が引けるだけ」
「ってことは、ストレートに伝えれば良かったってこと?…『3Pしよ?♡』とか?」
「さんっ…!?…もう、言葉尻を捉えるのはやめてください…!」
「それに…どうせやるなら二人より三人のほうが…気持ちいいよ…?♡」
「それは…そうかも……♡」
「あ、しず子やらしい顔だ~!」
「し、してない!もうっ、かすみさん!?」
131: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 00:29:07.57 ID:QCumUFX1.net
おしまい
りなりーの明日はどっちだendにしたかったけどあまりに展開が雑すぎた
生えてるverはもう少し待ってくれ
142: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 20:49:24.87 ID:GVjniXsK.net
143: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 20:53:27.46 ID:GVjniXsK.net
すかさず、しずくはかすみのスカートの中に手を侵入させる。
その手はパステルカラーのショーツの下で隆起するそれを探し当て、下から上へ、根本から先端へ、優しく撫でた。
「わぁ……こんなに硬く……なるんだね……♡」
「うぁぁ……♡」
ショーツをずり下げると、身体に密着していた肉茎がぴんと屹立し、天井を指した。
かすみの他の部分の肌と同じ色白な茎部の先端にはやや小ぶりな亀頭があり、ピンク色に充血して珠のように光を反射した。
かすみのそれは決して小さくはなかったが、経験がないせいか、いかにも虚勢を張っているかのように頼りなげな様子だった。
「なんだか可愛いかも♡……ふーっ……♡」
「やっ♡それ…だめっ♡」
唇を尖らせ、律動する先端に向かって微かな吐息を吹きかけるしずく。
かすみの分身はくすぐられて身を捩るようにぴくぴくと震えた。
144: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 20:57:24.85 ID:GVjniXsK.net
次にしずくは、ぬらぬらとした先端に指先をくっつけて、円を描くようにして愛撫した。
「うぅ……だめ……♡」
「ごめん……痛かった……?」
「さ、きっぽ…♡……弱いんだよぉ……♡」
ほんの少し触れただけなのに、かすみは喘ぎながら身体を震わせる。
その愛おしい反応を前に、しずくは身体の奥が熱く疼いた。
彼女ともっと混じり合いたい。彼女のそれを、受け入れてあげたい。
そんな思いがふつふつと湧いてきて、次第に抑えきれなくなった。
145: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 21:06:15.83 ID:GVjniXsK.net
しずくは腰の上にまたがる体勢になり、天を衝く肉棒を自身の入り口にあてがう。
挿入を予感した肉壺はひとりでに秘蜜を溢れさせ、歓迎とばかりに熱い雫を女茎に垂らした。
「かすみさんの……熱い…♡」
「しず子のが熱いんだよぉ……♡」
ゆっくり腰を落としていく……。が、すんなりとは入らない。
かすみのそれはさほど大きな逸物ではないといえど、指よりは明らかに太い。
まして交合などしたことがないのだから、異物を拒むのは当然だった。
「しず子……痛くない…?」
「大丈夫…っ……このくらい、なら……全然平気……」
異常な興奮状態が破瓜の痛みと拮抗する。
少しでもしずくの痛みに寄り添おうと、かすみは彼女の手を握った。
亀頭がみっちりとした肉襞を強引に押し広げながら、じわじわと奥にめり込んでいく。そして………。
146: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 21:15:51.69 ID:GVjniXsK.net
「しず子っ……ぜんぶ、はいってるよ……♡」
「ほんと…?…ふふっ……うれしい……♡」
力が抜けてしまったのか、しずくは糸が切れた人形のように倒れ伏した。
「ごめん……ぅ、動けない……」
「じゃあ……わたしが、動くね……♡」
上から覆い被さるしずくを突き上げる。
その動作はあまりに拙いものだったが、今のふたりにはそれで十分だった。
かすみは今にも達するのをこらえながら、腰を前後に打ちつけた。
しずくの中を前後する逸物は、なにより刺激というものを知らな過ぎた。熱く蠕動する胎内が浴びせかける快楽に対して圧倒的に無力だった。
しずくの身体にも、声を抑えがたいほどの凄まじい快感が襲いかかった。
指とは違い、熱せられたそれは一度の往復で内側を満遍なく抉るのだ。
しかも、何度も、何度も……。
そういうわけで、この初々しい交接は決して長続きするものではなかった。
147: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 21:21:28.06 ID:GVjniXsK.net
「しず子……も…ぉ……出ちゃう……っ♡♡」
「いいよ……、かすみさんの…タイミングで…♡…私も……ぁ♡♡」
「はっ、はぁっ♡はぁっ♡イくぅ…っ♡…んん~~~~~っっっ♡♡♡」
「ふぅっ♡ぁ♡ひぁんっ…!♡……うぅっ!♡……あっ……♡♡」
甲高く甘美な嬌声が重なりあい、ふたりはほとんど同時に絶頂に達した。
かすみは小ぶりな尻をわななかせながらこらえていた精を解き放つ。
愛欲の迸りは勢いよく膣の最奥を叩き、子宮の内側をたっぷりと満たした。
汗と体液にまみれて疲れきった身体をソファに預ける。
意識さえも投げ出したふたりは、お互いの残り香と熱を感じながら、つかの間、安らかな微睡みの中を揺蕩った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
148: 名無しで叶える物語 2019/10/24(木) 21:23:10.45 ID:GVjniXsK.net
以上になります。日をまたいで見ていただきありがとうございました
しずく「かすみさんをレズレイプしてみましょう」かすみ「へぇっ?!」