1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 17:55:56.89 ID:UV3k69WQ0
結衣「いや嘘つけ というか何だこれ」
ゴゴゴ・・・
京子「わたしもよくわかんないけど、気付いたら部室脇の池に渦潮が・・・」
ちなつ「天変地異ですかね?」
京子「怪奇現象かもよ?」ニヤッ
ちなつ「ちょっ・・・怖いこと言わないでくださいよ!」ビクッ
あかり「きっとオバケさんがお洗濯してるんだよぉ~」
結衣「かわいい発想だな・・・」
ちなつ「もう!結衣せんぱ~い!二人が怖いこと言ってきます~」ダキッ
結衣「い、痛いよちなつちゃん・・・」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 17:58:51.46 ID:UV3k69WQ0
京子「よっしゃ行くぞー!」ヌギヌギ
結衣「おいこら 何してる」ペチンッ
京子「いてっ もう~、サービスシーンの邪魔しないでよ結衣~」
結衣「何がサービスだ」
京子「冗談だって でもこの渦潮、気になるじゃん」
結衣「潜って調べるつもりかよ・・・」
ちなつ「な、何か危ない感じしますしやめた方がいいですよ」
京子「おっ!心配してくれてるんだちなちゅ~!」
ちなつ「ちっ、違いますよ!あとちなちゅ言わないでください」
キラッ
あかり「あれ?渦の中で何か光って・・・?」スッ
ビュオオオオオオ
あかり「えっ」グラッ
ドボォ
結衣「うおっ・・・」バサバサ
ちなつ「きゃっ」バサバサ
京子「わわっ・・・!」バサバサ
ピューン
京子「あああああああああ!制服がああああああああああ!!」ガーン
結衣「バカなことしてるからだろ・・・」
ちなつ「飛ばされちゃったんですか!?」
京子「すごい風だったし・・・どうしよう・・・」
京子「お願いみんな!探してきて!」
ちなつ「えぇーっ・・・しょうがないですね・・・」
結衣「まったく・・・仕方ない、行こうちなつちゃん、あかり・・・あれ?」
結衣「あかり?」キョロキョロ
ちなつ「あかりちゃん?どこ行ったんだろ・・・」キョロキョロ
京子「トイレか?」
結衣「いや、そんなこと一言も・・・」
ちなつ「み、見てください!渦潮が消えてますよ!」
京子「あっ、ホントだ」
シーン
結衣「・・・・・もしかして、あかりのやつ・・・」
結衣「落ちた?」
京子「・・・・・・」
ちなつ「・・・そういえば水音を聞いたような気がしなくも・・・」
結衣「・・・あかり?あかり!?」バシャバシャ
ちなつ「あ、あかりちゃあああああん!!」ザブザブ
京子「た、大変だ・・・!」
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
あかり「・・・うー・・・ん・・・」パチッ
あかり「・・・こ、ここは・・・?あかり、確か・・・」ムクッ
結衣「おい、動いちゃダメだぞ、あかり」
あかり「あれ?結衣ちゃん?」
結衣「布団から出ちゃダメだからな」スッ
あかり「ご、ごめん・・・でも、体も何ともないし・・・」
結衣「・・・あかり」スッ
あかり「ゆ、結衣ちゃん!?か、顔が近っ・・・///」ドキッ
結衣「・・・布団から出ちゃダメだぞ」ヒソッ
あかり「~~~/// う、うん・・・/////」ドキドキ
あかり(・・・ここ、どこだろ?)キョロキョロ
あかり(見た感じ・・・お布団だけの部屋?)
あかり(壁も床も天井も真っ白で、何か怖いな・・・)
あかり(でも、結衣ちゃんもいるし大丈夫だよね)
結衣「あかりのためにオムライス作ったんだ」カチャッ
あかり「わぁい あかり、結衣ちゃんのオムライス大好き!」ニコニコ
結衣「知ってるよ、さあ好きなだけ食べろよ」
あかり「えへへ、いただきまぁす」
あかり「ふーっ、もうお腹いっぱいだよぉ ごちそうさま!」
結衣「あっ、あかり」
あかり「ん?」
結衣「ほっぺに米粒、ついてるぞ」チュッ ハムッ
あかり「あわわ・・・/////」
結衣「じゃ、食器洗ってくるから」スッ
あかり「うん、わかったよぉ」
結衣「何回も言うけど・・・布団から出るなよ、あかり?」
あかり「う、うん・・・」
ギィ バタンッ
あかり「・・・あそこに扉があるんだ・・・見た目じゃ全然わかんないなぁ」
あかり「・・・・・あっ」ブルッ
あかり「と、トイレ・・・トイレ行きたい・・・」
あかり「ゆ、結衣ちゃーん・・・だ、ダメだ・・・大きい声も出せない・・・早くトイレに・・・」
あかり「でも、結衣ちゃんはお布団から出るなって言ってたし・・・」
あかり「だ、だけどもう限界、かも・・・!」バッ
ギュルンッ
あかり「えっ」
パッ
あかり「・・・・・・あれ?」
京子「おっ!おっすあかりー」
あかり「・・・京子ちゃん?」
あかり(今度はおもちゃ箱の中みたいな部屋に来ちゃった・・・今にも崩れてきそうなおもちゃの山・・・)
あかり(あっ、ミラクるんの等身大フィギュアもある)
京子「へへへっ、あっかりー♪」ギュッ
あかり「わわっ、京子ちゃん!?/////」ビクッ
京子「何だよあかりー わたしに抱きしめられるのは嫌か?」スリスリ
あかり「ほ、ほっぺが・・・/// 別に嫌じゃないよ、ちょっとビックリしただけで・・・あっ」ビクンッ
あかり(そ、そういやトイレ行きたいんだった)プルプル
あかり「きょ、京子ちゃん、トイレ行きたいんだけど」
京子「あぁ、それなら・・・」ガシャガシャ ガラガラ
あかり「えっ、おもちゃの山の中にあるの!?」
京子「あったあった さぁ、存分に使え!」バーンッ
あかり「いやいやいや!おかしいよ!それ使えるの!?」
京子「失敬な ちゃんと水も流れるよ」
あかり「・・・じゃ、じゃあ信じるよ・・・」トテトテ
あかり「・・・・・・・」
京子「・・・・・・・・」
あかり「・・・・・・・ねえ、京子ちゃん」
京子「ん?」
あかり「いや、ん?じゃなくて は、恥ずかしいから向こう向いててよ・・・///」
京子「わたしはあかりのどんな姿も受け入れられる」キリッ
あかり「京子ちゃんが大丈夫かは関係ないよ!あかりが恥ずかしいの!」
京子「仕方ないやつだな・・・いいよ音だけ楽しむから」クルッ
あかり「そ、それも恥ずかしいから!!/// ちゃんと耳塞いどいて!!/////」
ジャーッ ゴポゴポ
あかり「ふぅ・・・」
アカリー アカリチャーン
あかり「ん?」
アカリー ヘンジシロー
あかり「何?誰かあかりを呼んで・・・」キョロキョロ
京子「終わったー?」クルッ
あかり「ひゃっ!ちょっ・・・まだパンツ履いてないから・・・/////」
京子「はは、ごめんごめん それより早く遊ぼうぜー」
あかり「も、もう・・・///」
あかり「あぁー、また負けちゃったよぉ・・・」
京子「あかりは神経衰弱も弱いなー」ヘラヘラ
あかり「京子ちゃんが強いんだよぉ」
京子「ごめんごめん、次は手加減するから」
あかり「あっ、そうだ京子ちゃん・・・ずっと聞こうと思ってたんだけど・・・」
京子「ん?」
あかり「ここってどこなの?」
京子「・・・あぁー・・・」ポリポリ
京子「・・・まあどうでもいいじゃん!それより次は何するー?」
あかり「ど、どうでもよくないよぉ!」スクッ
あかり「あかり、渦潮に飲み込まれて、気がついたら真っ白な部屋にいて・・・」
あかり「そこには結衣ちゃんがいて、お布団から出たらここに来て・・・」
あかり「全然わけがわかってないんだよぉ・・・!」グスッ
京子「あ、あかり・・・泣くなよ・・・」オロオロ
あかり「教えてよぉ・・・京子ちゃん・・・」グスッ ヒクッ
京子「・・・あかり!!」ダキッ
あかり「!?」
京子「・・・大丈夫だ、あかり 怖いことなんて何も無いよ」ギュッ
京子「だから、泣くなよ・・・」ナデナデ
あかり「きょ、京子ちゃん・・・///」
あかり「えへへ、京子ちゃんにギュッってされるのって初めてだね」ニコニコ
あかり「京子ちゃん、結衣ちゃんやちなつちゃんには抱きついたりするのに、あかりにはそういうことしないから」
京子「そ、それは向こうの世界のわたしで・・・」アセッ
あかり「え、向こう?」
京子「あっ、いや・・・そうだ、次はあのミラクるんに触るといいよ」スッ
あかり「えっ?」
京子「そうすれば次の部屋に行けるよ、ちなつちゃんの部屋にね」
あかり「ちなつちゃんの・・・」
京子「さっ、早く早く」
あかり「・・・わかったよ」スッ
京子「まぁ、またすぐ会えるから大丈夫だよ」
あかり「ほ、ホントに!?」
京子「うん、次はババ抜きしようぜ~」
あかり「ふ、二人でババ抜きは・・・」
京子「じゃあ、またな~」
あかり「う、うん!」ピトッ
ギュルンッ
京子「・・・・・」
あかり「・・・・・・ここは・・・」
ちなつ「あっ、あかりちゃん!」
あかり「ちなつちゃん!」
あかり(京子ちゃんの言う通りちなつちゃんの部屋に来たみたい・・・)
あかり(いかにも女の子の部屋って感じでかわいいなぁ)
ちなつ「あかりちゃん、来てくれて嬉しいよ!絶対足止めされると思ったもん!」
あかり「足止め?」
ちなつ「結衣先輩と京子先輩だよ!先に二人の部屋に行ったでしょ?」
あかり「あっ、うん」
ちなつ「結衣先輩か京子先輩にあかりちゃんを取られちゃうかと思うと不安で・・・」ギュウッ
あかり「ち、ちなつちゃん・・・?///」
ちなつ「あかりちゃんはわたしのものだから!誰にも渡さないからね!」
あかり「ど、どうしちゃったの・・・/////」
ちなつ「そうだ、あかりちゃん お風呂入ろっ」
あかり「えっ!?ち、ちなつちゃんと!?」
ちなつ「・・・嫌?」
あかり「い、嫌じゃないけど・・・その、恥ずかしいって言うか・・・///」
ちなつ「大丈夫だよ!さっ、行こっ!」タタッ
あかり「う、うん・・・///」タッ
あかり「ふ~・・・あったかくて気持ちいいよぉ・・・」カポーン
ちなつ「あかりちゃん、背中流してあげるね」ザバッ
あかり「えっ、そ、そんなの悪いよぉ」
ちなつ「わたしがやりたいんだよ、ほら早くっ」
あかり「じゃ、じゃあよろしくね・・・」
ちなつ「任せて!わたし背中流すの得意なの!」
ちなつ「昔、お姉ちゃんにも『まるで山姥の包丁研ぎね』って言われたくらいなんだから!」
あかり「へ、へぇ~・・・」
ちなつ「ふふ・・・どう?あかりちゃん?」ゴシゴシ
あかり「うっ・・・ぐっ・・・も、もう充分なんじゃないかな・・・」
ちなつ「そう?じゃあ次は・・・」フニッ
あかり「あっ/// ち、ちなつちゃん・・・て、手が・・・///」
ちなつ「手?手がどうしたの?」サワサワ
あかり「そ、そこくすぐったいよぉ・・・///」ピクッ
ちなつ「・・・綺麗にしてあげるね、あかりちゃん・・・」フニフニフニ
あかり「ひゃっ・・・ち、ちなつちゃ・・・/////」
ガラッ
ちなつ「はーっ、サッパリしたーっ」ホカホカ
あかり「・・・・・」グッタリ
ちなつ「あれ?あかりちゃん、のぼせちゃった?」
あかり「う、ううん・・・大丈夫だよちなつちゃん・・・」
あかり「・・・ところで聞きたいんだけど」
ちなつ「何?」
あかり「京子ちゃんも教えてくれなかったんだけど、ここは一体・・・」
ちなつ「・・・どうしても知りたい?」
あかり「う、うん・・・」
ちなつ「ここはね、あかりちゃんのための世界なの」
あかり「え?あかりのための世界?」
ちなつ「あかりちゃん、元の世界じゃひどい扱い受けてるでしょ?」
ちなつ「空気キャラだっていじられたり、存在を忘れられたり・・・」
ちなつ「何より、色んな人とゆりゆりできなかったり」
あかり「ゆ、ゆりゆり・・・///」
ちなつ「あかりちゃんは優しくて良い子だからそれを口に出したりしなかったけど・・・」
ちなつ「本当はわたしたちともっと仲良く、ゆりゆりしたかったんじゃない?」ノソッ
あかり「そ、そんなこと・・・」
ちなつ「隠したってわかっちゃうよ、あかりちゃん」ズッ
あかり「ち、ちなつちゃん、近いよ・・・///」
ちなつ「そんなあかりちゃんにわたしたちが矢印を向ける架空の世界」
ちなつ「それがこの世界なんだよ」ハァハァ
あかり(ち、ちなつちゃんの吐息が/////)
あかり「でも何で結衣ちゃんも京子ちゃんも教えてくれなかったんだろ・・・」
ちなつ「・・・さあね、でもわたしはあかりちゃんのために教えてあげたよ」
あかり「・・・元の世界には戻れないの?」
ちなつ「えっ?」
あかり「えっ?」
ちなつ「何で元の世界に戻るの?」
あかり「・・・だ、だってみんな心配しちゃうよ、京子ちゃんや結衣ちゃん、ちなつちゃんも・・・」
ちなつ「してないと思うよ」
あかり「えっ・・・」
ちなつ「どうせまた存在を忘れられて、それどころか初めからいなかったことにされて」
ちなつ「空気キャラよりひどい扱いを受けるだけだよ」
あかり「み、みんながそんなことするわけ・・・」
ちなつ「それにさ」ドサッ
あかり(お、押し倒された!?///)
ちなつ「・・・こっちの世界にいれば、楽しいこといっぱいできるよ・・・」ヌギッ
あかり「ちょっ!?ちなつちゃん、服・・・/////」
ちなつ「元の世界じゃできないようなことが、いっぱい・・・」
あかり「で、できないこと・・・///」
ちなつ「あかりちゃん・・・」
あかり「ち、ちなつちゃん・・・」
あかり「や、やっぱりダメだよぉ!」バッ
ちなつ「あっ!その扉開けちゃったら・・・」
ガチャッ ギュルンッ
あかり「わっ!?」ドサッ
あかり「いたた・・・下が柔らかくてよかっ・・・」
あかり「・・・お布団?」
結衣「・・・あかり・・・」ユラッ
あかり「ゆ、結衣ちゃん!?」ビクッ
結衣「あかり、わたし言ったよな 布団から絶対出るなって」
あかり「結衣ちゃん、違うの、あのね・・・」
結衣「何が違うんだ?何で約束破ったんだ?わたしの言うこと聞いてくれないのか?」
あかり「いや、ちが」
結衣「違わないよあかりはわたしを裏切ったんだ何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で」
ちなつ「待ってください結衣先輩!」ドサッ
あかり「痛っ!?」ドカッ
結衣「・・・ちなつちゃん、ちなつちゃんがあかりを誑かしたのか?」ユラッ
結衣「あかりはわたしのものだ・・・誰にも渡さないからな」
ちなつ「結衣先輩、完全にヤンデレ化しちゃってますね・・・」
あかり「こ、怖いよぉ・・・」
ちなつ「・・・先輩、先輩があかりちゃんのことを好きなのはわかってます」
ちなつ「でもわたしはそれ以上にあかりちゃんのことを愛してます!」
あかり「あ、愛して・・・/////」
結衣「・・・そっか」
結衣「じゃあちなつちゃんがいなくなればいいんだね」チャキッ
あかり「えっ」
ちなつ「ほ、包丁・・・」
結衣「ちなつちゃんさえ消えてくれればあかりはわたしのものだ」フラフラ
あかり「結衣ちゃん!危ないよ!そんなもの下ろして!」
結衣「・・・ごめんな、これはあかりのためなんだ」
結衣「あかりのためなら・・・わたしはいくらでも悪者になってやる」
ちなつ「ひっ・・・」
あかり「に、逃げなきゃ・・・」グイッ
ちなつ「きゃっ」
ギュルンッ
結衣「・・・逃がさないよ、ちなつちゃん、あかり・・・」バッ
ギュルンッ
京子「ふんふんふ~ん♪」カキカキ
パッ
京子「うおっ!?あかり、それに・・・ちなつちゃん!?」
あかり「きょ、京子ちゃん、助けて!」
京子「な、何!?何があったの!?」
パッ
結衣「・・・あかりぃ・・・」ユラッ
あかり「わっ!?」ビクッ
ちなつ「ゆ、結衣先輩!」
京子「結衣!?お前何持って・・・!」
結衣「・・・京子・・・お前もわたしの邪魔をするのか・・・?」
京子「いや、何がなんだかわかんないんだけど・・・」
結衣「京子、京子もあかりのこと好きだろ?」
京子「えっ、そ、そりゃまあそういう世界だからねここは」
結衣「だよな・・・だったらやっぱりわたしが始末しなきゃ・・・」ユラッ
京子「し、始末!?何で!?」
結衣「あかりを一番愛してるのはわたしだから・・・他にあかりを愛するやつなんて要らないよ」
京子「いや意味わかんないんだけど!?」
結衣「わからなくていいんだ京子・・・楽に逝かせてやるよ」ダッ
京子「ちょっちょっちょっ!?」
ちなつ「きょ、京子先輩!」
あかり「結衣ちゃん、やめてえええええええええええ!!」クワッ
結衣「・・・・!」ピタッ
京子「・・・・・・・」ヘナッ
ちなつ「・・・きょ、京子先輩、大丈夫ですか!?」
京子「う、うん・・・刺されてないし・・・」
結衣「・・・あかり・・・何でだ・・・」
結衣「わたしはあかりのためにこの二人を・・・」
あかり「そ、そんなのわたしのためなんかじゃないよ!」
あかり「三人の内誰か一人でもいなくなっちゃったら、あかり・・・」グスッ ヒクッ
結衣「・・・あかり」
カランカランッ
結衣「・・・あかりを泣かせるようなことするなんて・・・わたし・・・」ガクッ
あかり「ゆ、結衣ちゃん・・・」
結衣「ごめんな、あかり、ごめんな・・・」
あかり「う、ううん・・・それより二人にも・・・」
結衣「・・・・・・」
ちなつ「・・・・・」
京子「・・・結衣・・・」
結衣「・・・怖い思いさせてごめんな、二人とも」
京子「!・・・ぜ、全然大丈夫だって!」
ちなつ「は、はい!それにケガもしてませんし・・・」
あかり「ふぅ、ひとまず一件落着だよぉ・・・」
あかり「安心したら一気に疲れが・・・」フラッ ヘタッ
あかり「あっ、トイレに座っちゃった・・・まぁ他に椅子もないみたいだし・・・」
アカリ・・・ アカリーナンデイナインダー・・・
あかり「あっ、また声が・・・」
あかり「・・・この声、トイレの中から聞こえてるような・・・」パカッ
アカリチャン・・・ヘンジシテヨ・・・
あかり「・・・この声、ちなつちゃん?」
ちなつ「気付いちゃったんだね、あかりちゃん」
あかり「!!」ビクッ
ちなつ「あかりちゃんは渦潮からこの世界にたどり着いたでしょ?」
あかり「う、うん・・・」
結衣「だから元の世界に帰るのも、同じように渦潮に飛び込まなきゃいけないんだ」
あかり「渦潮に・・・」
京子「トイレって流した時にぐるぐるって渦を巻くじゃん?」
あかり「そ、そんな適当な渦でいいの・・・?それにその、汚いし・・・」
結衣「いいんだよ、そんな適当で」
あかり「あとこれじゃ小さいと思うんだけど・・・」
京子「飛び込んじゃったら大きさなんて何の問題もないよ」
あかり「そ、そういうものなんだ・・・」
ちなつ「で?どうするの?元の世界に帰っちゃうの?」
ちなつ「わたしたちとここでずっとゆりゆりしてた方が楽しいかもよ?」
あかり「・・・それは・・・やっぱりダメだよ」
あかり「だって、ほら聞いてよ」
アカリ・・・ アカリチャン・・・ アカリィ・・・
あかり「みんなあかりのこと心配してるし」
ちなつ「・・・そっか」
あかり「でも、その、あかりが帰っちゃったらみんなは・・・?」
結衣「大丈夫だよ、心配いらない」
結衣「あかりがいなくてもわたしたちはずっとここにいるし、ずっとあかりを想ってるよ」
あかり「そ、それは恥ずかしいけど・・・/// でも、よかった」
あかり「・・・じゃあみんな、お別れだね」
京子「うん・・・あかり・・・」ギュッ
あかり「きょ、京子ちゃん!?///」
京子「向こうじゃしてもらえないかも知れないし・・・ね」ナデナデ
あかり「あ、ありがとう・・・///」
京子「わたし、最初はあかりを独り占めするためにこの世界のこと言わなかったんだ・・・」
京子「でも、あかりを泣かせちゃって、こんなわたしじゃダメだって思って・・・」
京子「あかりのこと諦めたつもりだったけどさ、こんな世界だし・・・やっぱりダメだった」
京子「あかりとお別れするのは寂しいけど、またいつか会おうな」
京子「向こうのわたしも可愛がってくれよ!」ニカッ
あかり「・・・うん!」ニコッ
結衣「・・・あかり」
あかり「結衣ちゃん・・・」
結衣「・・・・・あかり、色々ごめんな」
あかり「・・・うん、もうあんなことしちゃダメだよ」
結衣「ああ、わかってるよ」チュッ
あかり「ほっ、ほっぺに・・・///」
結衣「・・・元気でやれよ 向こうのわたしにもよろしく」ニコッ
あかり「うん!わかったよ!」ニコッ
結衣「あかり、大好きだぞ」
あかり「うっ・・・やっぱり恥ずかしいなあ・・・///」
ちなつ「あかりちゃん」
あかり「何、ちなつちゃ・・・んむっ」
ちなつ「・・・・・・」
あかり「・・・・・・」
ちなつ「・・・ぷはっ」
あかり「・・・はっ・・・ち、ちなつちゃ・・・/////」
ちなつ「じゃあね、あかりちゃん」ニコッ
あかり「う、うん・・・///」
京子「ふ、二人ともズルい!あかり!わたしとも!!」チュッ
あかり「きょ、京子ちゃんまで・・・///」
京子「よし、お別れのチューもすんだし、流すぞー」
結衣「・・・まあ、きっとまたいつか会えるよ こっちのわたしたちにもな」
ちなつ「向こうのわたしに、もっとあかりちゃんを見てあげるよう言っといてね!」
あかり「あ、あかりが自分で言うの・・・?」
京子「じゃあ、また会おうぜ、あかり!」ガラッ
ザパパパパパ ジャーッ
ギュルンッ
ちなつ「・・・行っちゃいましたね」
結衣「・・・大丈夫、わたしたちの分も向こうのわたしたちがあかりを大切にしてくれるって」
京子「そうそう さっきの向こうの様子からしても、心配ないよ、多分」
京子「ゆりゆりするようなことは無くてもさ、きっとみんなあかりを想ってるから」
ちなつ「・・・そうですね」
京子「よし!二人とも暇だろ?トランプしようぜー!」
ちなつ「・・・しょうがないですね」
結衣「まぁ、たまには付き合ってやるか・・・」
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
結衣「うぅ・・・あかり・・・」
ちなつ「人が消えちゃうなんて有り得ませんよ!きっとどこかに・・・」
京子「・・・でもこんなに探しても見つからないし、どこからも帰ってこないんだよ!」
ちなつ「・・・こんな、こんなことって・・・」
ザパァッ
ちなつ「ぎゃあああああああっ!?」ビクッ
京子「うおおおおおおおおおっ!?」ビクッ
結衣「な、何だ!?」
あかり「あ、あれ!?ここは・・・」
結衣「あ、あかり!」ザパザパ
京子「あかり!お前どこにいたんだよ!?」バシャバシャ
ちなつ「し、心配したんだから!!」ザブザブ
あかり「み、みんな・・・」
あかり「ここは・・・そっか、戻ってこれたんだ・・・」
結衣「あかり!」ギュッ
ちなつ「あかりちゃん!」ダキッ
京子「アッカリーン!」ギュムッ
あかり「み、みんな・・・痛いよぉ・・・」プルプル
あかり(でも、みんなあかりのことこんなに心配して・・・)
京子「へっくち!」ブルブル
あかり「えっ」
結衣「お前なぁ・・・ずっと服も着ずにあかりを探してたらそりゃ・・・」
京子「うぅー・・・ふ、服をぉ・・・」ブルブル
ちなつ「もー、何やってるんですか・・・」
あかり「た、大変・・・早く服を・・・」
結衣「しょうがないな・・・あかりも見つかったし、京子の制服探しに行くか」
京子「うう・・すまぬ・・・すまぬ・・・」ブルブル
ちなつ「いいから京子先輩は部屋で大人しくしててください」
綾乃「としのーきょーこー!!」ガラッ
千歳「おじゃまします~」
綾乃「あなたまたプリントを・・・って・・・///」
千歳「あらあら~」
京子「お、おっす綾乃~・・・」プルプル
綾乃「あ、あなた何で下着で・・・/// 学校での露出は罰金バッキンガムよ!」ビシイッ
結衣「ぶっ!ばっ、罰金・・・」クククッ
千歳「歳納さんが綾乃ちゃんのために露出・・・あかん!妄想が止まらへん!!」ブバアッ
ちなつ「きゃっ!鼻血が!!」ビクッ
櫻子「失礼しまーす!」ガラッ
向日葵「先輩方、ちょっと会長がお呼び・・・って、何なんですのこの惨状!?」ビクッ
ちなつ「ふ、二人とも、そこのティッシュ取って!」
櫻子「これ?」スッ
向日葵「わ、わかりまし・・・」スッ
ピトッ
さくひま「えっ・・・」
サッ
櫻子「お、おっぱいてめー!何を人の手触ってんだよ!!///」
向日葵「そ、そっちこそ・・・///」
綾乃「は、破廉恥よ歳納京子!早く制服を・・・///」
京子「それがさ・・・服はどっかに飛ばされちゃって・・・」
千歳「ふふふっ・・・もうこのまま死んでもうちは・・・」ドクドク
結衣「おいおい!千歳しっかりしろ!!」
櫻子「大体先に手を伸ばしたのはわたしだろこのおっぱい怪獣!!」ウガーッ
向日葵「おっぱ・・・!何を言ってますの!わたくしが先でしたわ!!」ガルル
ちなつ「二人とも喧嘩してないで早く!」
ギャーギャー ワーワー
あかり「・・・・・・」ポツン
あかり「・・・まぁいっか!」\アッカリーン/
\オッワリーン/
元スレ
京子「よっしゃ行くぞー!」ヌギヌギ
結衣「おいこら 何してる」ペチンッ
京子「いてっ もう~、サービスシーンの邪魔しないでよ結衣~」
結衣「何がサービスだ」
京子「冗談だって でもこの渦潮、気になるじゃん」
結衣「潜って調べるつもりかよ・・・」
ちなつ「な、何か危ない感じしますしやめた方がいいですよ」
京子「おっ!心配してくれてるんだちなちゅ~!」
ちなつ「ちっ、違いますよ!あとちなちゅ言わないでください」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:01:39.01 ID:UV3k69WQ0
キラッ
あかり「あれ?渦の中で何か光って・・・?」スッ
ビュオオオオオオ
あかり「えっ」グラッ
ドボォ
結衣「うおっ・・・」バサバサ
ちなつ「きゃっ」バサバサ
京子「わわっ・・・!」バサバサ
ピューン
京子「あああああああああ!制服がああああああああああ!!」ガーン
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:03:57.04 ID:UV3k69WQ0
結衣「バカなことしてるからだろ・・・」
ちなつ「飛ばされちゃったんですか!?」
京子「すごい風だったし・・・どうしよう・・・」
京子「お願いみんな!探してきて!」
ちなつ「えぇーっ・・・しょうがないですね・・・」
結衣「まったく・・・仕方ない、行こうちなつちゃん、あかり・・・あれ?」
結衣「あかり?」キョロキョロ
ちなつ「あかりちゃん?どこ行ったんだろ・・・」キョロキョロ
京子「トイレか?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:06:30.02 ID:UV3k69WQ0
結衣「いや、そんなこと一言も・・・」
ちなつ「み、見てください!渦潮が消えてますよ!」
京子「あっ、ホントだ」
シーン
結衣「・・・・・もしかして、あかりのやつ・・・」
結衣「落ちた?」
京子「・・・・・・」
ちなつ「・・・そういえば水音を聞いたような気がしなくも・・・」
結衣「・・・あかり?あかり!?」バシャバシャ
ちなつ「あ、あかりちゃあああああん!!」ザブザブ
京子「た、大変だ・・・!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:08:25.58 ID:UV3k69WQ0
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
あかり「・・・うー・・・ん・・・」パチッ
あかり「・・・こ、ここは・・・?あかり、確か・・・」ムクッ
結衣「おい、動いちゃダメだぞ、あかり」
あかり「あれ?結衣ちゃん?」
結衣「布団から出ちゃダメだからな」スッ
あかり「ご、ごめん・・・でも、体も何ともないし・・・」
結衣「・・・あかり」スッ
あかり「ゆ、結衣ちゃん!?か、顔が近っ・・・///」ドキッ
結衣「・・・布団から出ちゃダメだぞ」ヒソッ
あかり「~~~/// う、うん・・・/////」ドキドキ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:11:57.63 ID:UV3k69WQ0
あかり(・・・ここ、どこだろ?)キョロキョロ
あかり(見た感じ・・・お布団だけの部屋?)
あかり(壁も床も天井も真っ白で、何か怖いな・・・)
あかり(でも、結衣ちゃんもいるし大丈夫だよね)
結衣「あかりのためにオムライス作ったんだ」カチャッ
あかり「わぁい あかり、結衣ちゃんのオムライス大好き!」ニコニコ
結衣「知ってるよ、さあ好きなだけ食べろよ」
あかり「えへへ、いただきまぁす」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:13:37.92 ID:UV3k69WQ0
あかり「ふーっ、もうお腹いっぱいだよぉ ごちそうさま!」
結衣「あっ、あかり」
あかり「ん?」
結衣「ほっぺに米粒、ついてるぞ」チュッ ハムッ
あかり「あわわ・・・/////」
結衣「じゃ、食器洗ってくるから」スッ
あかり「うん、わかったよぉ」
結衣「何回も言うけど・・・布団から出るなよ、あかり?」
あかり「う、うん・・・」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:15:08.18 ID:UV3k69WQ0
ギィ バタンッ
あかり「・・・あそこに扉があるんだ・・・見た目じゃ全然わかんないなぁ」
あかり「・・・・・あっ」ブルッ
あかり「と、トイレ・・・トイレ行きたい・・・」
あかり「ゆ、結衣ちゃーん・・・だ、ダメだ・・・大きい声も出せない・・・早くトイレに・・・」
あかり「でも、結衣ちゃんはお布団から出るなって言ってたし・・・」
あかり「だ、だけどもう限界、かも・・・!」バッ
ギュルンッ
あかり「えっ」
パッ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:16:52.26 ID:UV3k69WQ0
あかり「・・・・・・あれ?」
京子「おっ!おっすあかりー」
あかり「・・・京子ちゃん?」
あかり(今度はおもちゃ箱の中みたいな部屋に来ちゃった・・・今にも崩れてきそうなおもちゃの山・・・)
あかり(あっ、ミラクるんの等身大フィギュアもある)
京子「へへへっ、あっかりー♪」ギュッ
あかり「わわっ、京子ちゃん!?/////」ビクッ
京子「何だよあかりー わたしに抱きしめられるのは嫌か?」スリスリ
あかり「ほ、ほっぺが・・・/// 別に嫌じゃないよ、ちょっとビックリしただけで・・・あっ」ビクンッ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:19:11.38 ID:UV3k69WQ0
あかり(そ、そういやトイレ行きたいんだった)プルプル
あかり「きょ、京子ちゃん、トイレ行きたいんだけど」
京子「あぁ、それなら・・・」ガシャガシャ ガラガラ
あかり「えっ、おもちゃの山の中にあるの!?」
京子「あったあった さぁ、存分に使え!」バーンッ
あかり「いやいやいや!おかしいよ!それ使えるの!?」
京子「失敬な ちゃんと水も流れるよ」
あかり「・・・じゃ、じゃあ信じるよ・・・」トテトテ
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:21:17.86 ID:UV3k69WQ0
あかり「・・・・・・・」
京子「・・・・・・・・」
あかり「・・・・・・・ねえ、京子ちゃん」
京子「ん?」
あかり「いや、ん?じゃなくて は、恥ずかしいから向こう向いててよ・・・///」
京子「わたしはあかりのどんな姿も受け入れられる」キリッ
あかり「京子ちゃんが大丈夫かは関係ないよ!あかりが恥ずかしいの!」
京子「仕方ないやつだな・・・いいよ音だけ楽しむから」クルッ
あかり「そ、それも恥ずかしいから!!/// ちゃんと耳塞いどいて!!/////」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:23:36.77 ID:UV3k69WQ0
ジャーッ ゴポゴポ
あかり「ふぅ・・・」
アカリー アカリチャーン
あかり「ん?」
アカリー ヘンジシロー
あかり「何?誰かあかりを呼んで・・・」キョロキョロ
京子「終わったー?」クルッ
あかり「ひゃっ!ちょっ・・・まだパンツ履いてないから・・・/////」
京子「はは、ごめんごめん それより早く遊ぼうぜー」
あかり「も、もう・・・///」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:24:43.00 ID:UV3k69WQ0
あかり「あぁー、また負けちゃったよぉ・・・」
京子「あかりは神経衰弱も弱いなー」ヘラヘラ
あかり「京子ちゃんが強いんだよぉ」
京子「ごめんごめん、次は手加減するから」
あかり「あっ、そうだ京子ちゃん・・・ずっと聞こうと思ってたんだけど・・・」
京子「ん?」
あかり「ここってどこなの?」
京子「・・・あぁー・・・」ポリポリ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:26:30.10 ID:UV3k69WQ0
京子「・・・まあどうでもいいじゃん!それより次は何するー?」
あかり「ど、どうでもよくないよぉ!」スクッ
あかり「あかり、渦潮に飲み込まれて、気がついたら真っ白な部屋にいて・・・」
あかり「そこには結衣ちゃんがいて、お布団から出たらここに来て・・・」
あかり「全然わけがわかってないんだよぉ・・・!」グスッ
京子「あ、あかり・・・泣くなよ・・・」オロオロ
あかり「教えてよぉ・・・京子ちゃん・・・」グスッ ヒクッ
京子「・・・あかり!!」ダキッ
あかり「!?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:28:01.68 ID:UV3k69WQ0
京子「・・・大丈夫だ、あかり 怖いことなんて何も無いよ」ギュッ
京子「だから、泣くなよ・・・」ナデナデ
あかり「きょ、京子ちゃん・・・///」
あかり「えへへ、京子ちゃんにギュッってされるのって初めてだね」ニコニコ
あかり「京子ちゃん、結衣ちゃんやちなつちゃんには抱きついたりするのに、あかりにはそういうことしないから」
京子「そ、それは向こうの世界のわたしで・・・」アセッ
あかり「え、向こう?」
京子「あっ、いや・・・そうだ、次はあのミラクるんに触るといいよ」スッ
あかり「えっ?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:30:01.08 ID:UV3k69WQ0
京子「そうすれば次の部屋に行けるよ、ちなつちゃんの部屋にね」
あかり「ちなつちゃんの・・・」
京子「さっ、早く早く」
あかり「・・・わかったよ」スッ
京子「まぁ、またすぐ会えるから大丈夫だよ」
あかり「ほ、ホントに!?」
京子「うん、次はババ抜きしようぜ~」
あかり「ふ、二人でババ抜きは・・・」
京子「じゃあ、またな~」
あかり「う、うん!」ピトッ
ギュルンッ
京子「・・・・・」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:32:44.30 ID:UV3k69WQ0
あかり「・・・・・・ここは・・・」
ちなつ「あっ、あかりちゃん!」
あかり「ちなつちゃん!」
あかり(京子ちゃんの言う通りちなつちゃんの部屋に来たみたい・・・)
あかり(いかにも女の子の部屋って感じでかわいいなぁ)
ちなつ「あかりちゃん、来てくれて嬉しいよ!絶対足止めされると思ったもん!」
あかり「足止め?」
ちなつ「結衣先輩と京子先輩だよ!先に二人の部屋に行ったでしょ?」
あかり「あっ、うん」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:34:50.74 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「結衣先輩か京子先輩にあかりちゃんを取られちゃうかと思うと不安で・・・」ギュウッ
あかり「ち、ちなつちゃん・・・?///」
ちなつ「あかりちゃんはわたしのものだから!誰にも渡さないからね!」
あかり「ど、どうしちゃったの・・・/////」
ちなつ「そうだ、あかりちゃん お風呂入ろっ」
あかり「えっ!?ち、ちなつちゃんと!?」
ちなつ「・・・嫌?」
あかり「い、嫌じゃないけど・・・その、恥ずかしいって言うか・・・///」
ちなつ「大丈夫だよ!さっ、行こっ!」タタッ
あかり「う、うん・・・///」タッ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:36:23.67 ID:UV3k69WQ0
あかり「ふ~・・・あったかくて気持ちいいよぉ・・・」カポーン
ちなつ「あかりちゃん、背中流してあげるね」ザバッ
あかり「えっ、そ、そんなの悪いよぉ」
ちなつ「わたしがやりたいんだよ、ほら早くっ」
あかり「じゃ、じゃあよろしくね・・・」
ちなつ「任せて!わたし背中流すの得意なの!」
ちなつ「昔、お姉ちゃんにも『まるで山姥の包丁研ぎね』って言われたくらいなんだから!」
あかり「へ、へぇ~・・・」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:37:51.89 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「ふふ・・・どう?あかりちゃん?」ゴシゴシ
あかり「うっ・・・ぐっ・・・も、もう充分なんじゃないかな・・・」
ちなつ「そう?じゃあ次は・・・」フニッ
あかり「あっ/// ち、ちなつちゃん・・・て、手が・・・///」
ちなつ「手?手がどうしたの?」サワサワ
あかり「そ、そこくすぐったいよぉ・・・///」ピクッ
ちなつ「・・・綺麗にしてあげるね、あかりちゃん・・・」フニフニフニ
あかり「ひゃっ・・・ち、ちなつちゃ・・・/////」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:39:41.80 ID:UV3k69WQ0
ガラッ
ちなつ「はーっ、サッパリしたーっ」ホカホカ
あかり「・・・・・」グッタリ
ちなつ「あれ?あかりちゃん、のぼせちゃった?」
あかり「う、ううん・・・大丈夫だよちなつちゃん・・・」
あかり「・・・ところで聞きたいんだけど」
ちなつ「何?」
あかり「京子ちゃんも教えてくれなかったんだけど、ここは一体・・・」
ちなつ「・・・どうしても知りたい?」
あかり「う、うん・・・」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:42:13.49 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「ここはね、あかりちゃんのための世界なの」
あかり「え?あかりのための世界?」
ちなつ「あかりちゃん、元の世界じゃひどい扱い受けてるでしょ?」
ちなつ「空気キャラだっていじられたり、存在を忘れられたり・・・」
ちなつ「何より、色んな人とゆりゆりできなかったり」
あかり「ゆ、ゆりゆり・・・///」
ちなつ「あかりちゃんは優しくて良い子だからそれを口に出したりしなかったけど・・・」
ちなつ「本当はわたしたちともっと仲良く、ゆりゆりしたかったんじゃない?」ノソッ
あかり「そ、そんなこと・・・」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:45:34.97 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「隠したってわかっちゃうよ、あかりちゃん」ズッ
あかり「ち、ちなつちゃん、近いよ・・・///」
ちなつ「そんなあかりちゃんにわたしたちが矢印を向ける架空の世界」
ちなつ「それがこの世界なんだよ」ハァハァ
あかり(ち、ちなつちゃんの吐息が/////)
あかり「でも何で結衣ちゃんも京子ちゃんも教えてくれなかったんだろ・・・」
ちなつ「・・・さあね、でもわたしはあかりちゃんのために教えてあげたよ」
あかり「・・・元の世界には戻れないの?」
ちなつ「えっ?」
あかり「えっ?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:48:02.01 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「何で元の世界に戻るの?」
あかり「・・・だ、だってみんな心配しちゃうよ、京子ちゃんや結衣ちゃん、ちなつちゃんも・・・」
ちなつ「してないと思うよ」
あかり「えっ・・・」
ちなつ「どうせまた存在を忘れられて、それどころか初めからいなかったことにされて」
ちなつ「空気キャラよりひどい扱いを受けるだけだよ」
あかり「み、みんながそんなことするわけ・・・」
ちなつ「それにさ」ドサッ
あかり(お、押し倒された!?///)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:49:18.65 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「・・・こっちの世界にいれば、楽しいこといっぱいできるよ・・・」ヌギッ
あかり「ちょっ!?ちなつちゃん、服・・・/////」
ちなつ「元の世界じゃできないようなことが、いっぱい・・・」
あかり「で、できないこと・・・///」
ちなつ「あかりちゃん・・・」
あかり「ち、ちなつちゃん・・・」
あかり「や、やっぱりダメだよぉ!」バッ
ちなつ「あっ!その扉開けちゃったら・・・」
ガチャッ ギュルンッ
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:51:06.93 ID:UV3k69WQ0
あかり「わっ!?」ドサッ
あかり「いたた・・・下が柔らかくてよかっ・・・」
あかり「・・・お布団?」
結衣「・・・あかり・・・」ユラッ
あかり「ゆ、結衣ちゃん!?」ビクッ
結衣「あかり、わたし言ったよな 布団から絶対出るなって」
あかり「結衣ちゃん、違うの、あのね・・・」
結衣「何が違うんだ?何で約束破ったんだ?わたしの言うこと聞いてくれないのか?」
あかり「いや、ちが」
結衣「違わないよあかりはわたしを裏切ったんだ何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:53:51.42 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「待ってください結衣先輩!」ドサッ
あかり「痛っ!?」ドカッ
結衣「・・・ちなつちゃん、ちなつちゃんがあかりを誑かしたのか?」ユラッ
結衣「あかりはわたしのものだ・・・誰にも渡さないからな」
ちなつ「結衣先輩、完全にヤンデレ化しちゃってますね・・・」
あかり「こ、怖いよぉ・・・」
ちなつ「・・・先輩、先輩があかりちゃんのことを好きなのはわかってます」
ちなつ「でもわたしはそれ以上にあかりちゃんのことを愛してます!」
あかり「あ、愛して・・・/////」
結衣「・・・そっか」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:55:31.96 ID:UV3k69WQ0
結衣「じゃあちなつちゃんがいなくなればいいんだね」チャキッ
あかり「えっ」
ちなつ「ほ、包丁・・・」
結衣「ちなつちゃんさえ消えてくれればあかりはわたしのものだ」フラフラ
あかり「結衣ちゃん!危ないよ!そんなもの下ろして!」
結衣「・・・ごめんな、これはあかりのためなんだ」
結衣「あかりのためなら・・・わたしはいくらでも悪者になってやる」
ちなつ「ひっ・・・」
あかり「に、逃げなきゃ・・・」グイッ
ちなつ「きゃっ」
ギュルンッ
結衣「・・・逃がさないよ、ちなつちゃん、あかり・・・」バッ
ギュルンッ
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:58:02.48 ID:UV3k69WQ0
京子「ふんふんふ~ん♪」カキカキ
パッ
京子「うおっ!?あかり、それに・・・ちなつちゃん!?」
あかり「きょ、京子ちゃん、助けて!」
京子「な、何!?何があったの!?」
パッ
結衣「・・・あかりぃ・・・」ユラッ
あかり「わっ!?」ビクッ
ちなつ「ゆ、結衣先輩!」
京子「結衣!?お前何持って・・・!」
結衣「・・・京子・・・お前もわたしの邪魔をするのか・・・?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 18:59:12.49 ID:UV3k69WQ0
京子「いや、何がなんだかわかんないんだけど・・・」
結衣「京子、京子もあかりのこと好きだろ?」
京子「えっ、そ、そりゃまあそういう世界だからねここは」
結衣「だよな・・・だったらやっぱりわたしが始末しなきゃ・・・」ユラッ
京子「し、始末!?何で!?」
結衣「あかりを一番愛してるのはわたしだから・・・他にあかりを愛するやつなんて要らないよ」
京子「いや意味わかんないんだけど!?」
結衣「わからなくていいんだ京子・・・楽に逝かせてやるよ」ダッ
京子「ちょっちょっちょっ!?」
ちなつ「きょ、京子先輩!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:00:47.51 ID:UV3k69WQ0
あかり「結衣ちゃん、やめてえええええええええええ!!」クワッ
結衣「・・・・!」ピタッ
京子「・・・・・・・」ヘナッ
ちなつ「・・・きょ、京子先輩、大丈夫ですか!?」
京子「う、うん・・・刺されてないし・・・」
結衣「・・・あかり・・・何でだ・・・」
結衣「わたしはあかりのためにこの二人を・・・」
あかり「そ、そんなのわたしのためなんかじゃないよ!」
あかり「三人の内誰か一人でもいなくなっちゃったら、あかり・・・」グスッ ヒクッ
結衣「・・・あかり」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:03:05.00 ID:UV3k69WQ0
カランカランッ
結衣「・・・あかりを泣かせるようなことするなんて・・・わたし・・・」ガクッ
あかり「ゆ、結衣ちゃん・・・」
結衣「ごめんな、あかり、ごめんな・・・」
あかり「う、ううん・・・それより二人にも・・・」
結衣「・・・・・・」
ちなつ「・・・・・」
京子「・・・結衣・・・」
結衣「・・・怖い思いさせてごめんな、二人とも」
京子「!・・・ぜ、全然大丈夫だって!」
ちなつ「は、はい!それにケガもしてませんし・・・」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:05:03.64 ID:UV3k69WQ0
あかり「ふぅ、ひとまず一件落着だよぉ・・・」
あかり「安心したら一気に疲れが・・・」フラッ ヘタッ
あかり「あっ、トイレに座っちゃった・・・まぁ他に椅子もないみたいだし・・・」
アカリ・・・ アカリーナンデイナインダー・・・
あかり「あっ、また声が・・・」
あかり「・・・この声、トイレの中から聞こえてるような・・・」パカッ
アカリチャン・・・ヘンジシテヨ・・・
あかり「・・・この声、ちなつちゃん?」
ちなつ「気付いちゃったんだね、あかりちゃん」
あかり「!!」ビクッ
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:07:44.46 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「あかりちゃんは渦潮からこの世界にたどり着いたでしょ?」
あかり「う、うん・・・」
結衣「だから元の世界に帰るのも、同じように渦潮に飛び込まなきゃいけないんだ」
あかり「渦潮に・・・」
京子「トイレって流した時にぐるぐるって渦を巻くじゃん?」
あかり「そ、そんな適当な渦でいいの・・・?それにその、汚いし・・・」
結衣「いいんだよ、そんな適当で」
あかり「あとこれじゃ小さいと思うんだけど・・・」
京子「飛び込んじゃったら大きさなんて何の問題もないよ」
あかり「そ、そういうものなんだ・・・」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:09:26.94 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「で?どうするの?元の世界に帰っちゃうの?」
ちなつ「わたしたちとここでずっとゆりゆりしてた方が楽しいかもよ?」
あかり「・・・それは・・・やっぱりダメだよ」
あかり「だって、ほら聞いてよ」
アカリ・・・ アカリチャン・・・ アカリィ・・・
あかり「みんなあかりのこと心配してるし」
ちなつ「・・・そっか」
あかり「でも、その、あかりが帰っちゃったらみんなは・・・?」
結衣「大丈夫だよ、心配いらない」
結衣「あかりがいなくてもわたしたちはずっとここにいるし、ずっとあかりを想ってるよ」
あかり「そ、それは恥ずかしいけど・・・/// でも、よかった」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:12:42.96 ID:UV3k69WQ0
あかり「・・・じゃあみんな、お別れだね」
京子「うん・・・あかり・・・」ギュッ
あかり「きょ、京子ちゃん!?///」
京子「向こうじゃしてもらえないかも知れないし・・・ね」ナデナデ
あかり「あ、ありがとう・・・///」
京子「わたし、最初はあかりを独り占めするためにこの世界のこと言わなかったんだ・・・」
京子「でも、あかりを泣かせちゃって、こんなわたしじゃダメだって思って・・・」
京子「あかりのこと諦めたつもりだったけどさ、こんな世界だし・・・やっぱりダメだった」
京子「あかりとお別れするのは寂しいけど、またいつか会おうな」
京子「向こうのわたしも可愛がってくれよ!」ニカッ
あかり「・・・うん!」ニコッ
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:14:09.05 ID:UV3k69WQ0
結衣「・・・あかり」
あかり「結衣ちゃん・・・」
結衣「・・・・・あかり、色々ごめんな」
あかり「・・・うん、もうあんなことしちゃダメだよ」
結衣「ああ、わかってるよ」チュッ
あかり「ほっ、ほっぺに・・・///」
結衣「・・・元気でやれよ 向こうのわたしにもよろしく」ニコッ
あかり「うん!わかったよ!」ニコッ
結衣「あかり、大好きだぞ」
あかり「うっ・・・やっぱり恥ずかしいなあ・・・///」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:15:43.45 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「あかりちゃん」
あかり「何、ちなつちゃ・・・んむっ」
ちなつ「・・・・・・」
あかり「・・・・・・」
ちなつ「・・・ぷはっ」
あかり「・・・はっ・・・ち、ちなつちゃ・・・/////」
ちなつ「じゃあね、あかりちゃん」ニコッ
あかり「う、うん・・・///」
京子「ふ、二人ともズルい!あかり!わたしとも!!」チュッ
あかり「きょ、京子ちゃんまで・・・///」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:18:18.81 ID:UV3k69WQ0
京子「よし、お別れのチューもすんだし、流すぞー」
結衣「・・・まあ、きっとまたいつか会えるよ こっちのわたしたちにもな」
ちなつ「向こうのわたしに、もっとあかりちゃんを見てあげるよう言っといてね!」
あかり「あ、あかりが自分で言うの・・・?」
京子「じゃあ、また会おうぜ、あかり!」ガラッ
ザパパパパパ ジャーッ
ギュルンッ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:20:53.20 ID:UV3k69WQ0
ちなつ「・・・行っちゃいましたね」
結衣「・・・大丈夫、わたしたちの分も向こうのわたしたちがあかりを大切にしてくれるって」
京子「そうそう さっきの向こうの様子からしても、心配ないよ、多分」
京子「ゆりゆりするようなことは無くてもさ、きっとみんなあかりを想ってるから」
ちなつ「・・・そうですね」
京子「よし!二人とも暇だろ?トランプしようぜー!」
ちなつ「・・・しょうがないですね」
結衣「まぁ、たまには付き合ってやるか・・・」
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:23:25.08 ID:UV3k69WQ0
結衣「うぅ・・・あかり・・・」
ちなつ「人が消えちゃうなんて有り得ませんよ!きっとどこかに・・・」
京子「・・・でもこんなに探しても見つからないし、どこからも帰ってこないんだよ!」
ちなつ「・・・こんな、こんなことって・・・」
ザパァッ
ちなつ「ぎゃあああああああっ!?」ビクッ
京子「うおおおおおおおおおっ!?」ビクッ
結衣「な、何だ!?」
あかり「あ、あれ!?ここは・・・」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:25:53.34 ID:UV3k69WQ0
結衣「あ、あかり!」ザパザパ
京子「あかり!お前どこにいたんだよ!?」バシャバシャ
ちなつ「し、心配したんだから!!」ザブザブ
あかり「み、みんな・・・」
あかり「ここは・・・そっか、戻ってこれたんだ・・・」
結衣「あかり!」ギュッ
ちなつ「あかりちゃん!」ダキッ
京子「アッカリーン!」ギュムッ
あかり「み、みんな・・・痛いよぉ・・・」プルプル
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:28:38.72 ID:UV3k69WQ0
あかり(でも、みんなあかりのことこんなに心配して・・・)
京子「へっくち!」ブルブル
あかり「えっ」
結衣「お前なぁ・・・ずっと服も着ずにあかりを探してたらそりゃ・・・」
京子「うぅー・・・ふ、服をぉ・・・」ブルブル
ちなつ「もー、何やってるんですか・・・」
あかり「た、大変・・・早く服を・・・」
結衣「しょうがないな・・・あかりも見つかったし、京子の制服探しに行くか」
京子「うう・・すまぬ・・・すまぬ・・・」ブルブル
ちなつ「いいから京子先輩は部屋で大人しくしててください」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:30:26.74 ID:UV3k69WQ0
綾乃「としのーきょーこー!!」ガラッ
千歳「おじゃまします~」
綾乃「あなたまたプリントを・・・って・・・///」
千歳「あらあら~」
京子「お、おっす綾乃~・・・」プルプル
綾乃「あ、あなた何で下着で・・・/// 学校での露出は罰金バッキンガムよ!」ビシイッ
結衣「ぶっ!ばっ、罰金・・・」クククッ
千歳「歳納さんが綾乃ちゃんのために露出・・・あかん!妄想が止まらへん!!」ブバアッ
ちなつ「きゃっ!鼻血が!!」ビクッ
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:32:32.80 ID:UV3k69WQ0
櫻子「失礼しまーす!」ガラッ
向日葵「先輩方、ちょっと会長がお呼び・・・って、何なんですのこの惨状!?」ビクッ
ちなつ「ふ、二人とも、そこのティッシュ取って!」
櫻子「これ?」スッ
向日葵「わ、わかりまし・・・」スッ
ピトッ
さくひま「えっ・・・」
サッ
櫻子「お、おっぱいてめー!何を人の手触ってんだよ!!///」
向日葵「そ、そっちこそ・・・///」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/02(土) 19:35:13.47 ID:UV3k69WQ0
綾乃「は、破廉恥よ歳納京子!早く制服を・・・///」
京子「それがさ・・・服はどっかに飛ばされちゃって・・・」
千歳「ふふふっ・・・もうこのまま死んでもうちは・・・」ドクドク
結衣「おいおい!千歳しっかりしろ!!」
櫻子「大体先に手を伸ばしたのはわたしだろこのおっぱい怪獣!!」ウガーッ
向日葵「おっぱ・・・!何を言ってますの!わたくしが先でしたわ!!」ガルル
ちなつ「二人とも喧嘩してないで早く!」
ギャーギャー ワーワー
あかり「・・・・・・」ポツン
あかり「・・・まぁいっか!」\アッカリーン/
\オッワリーン/
あかり「わぁいうずしお あかりうずしお大好き」