1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:51:23.24 ID:mqrRgREZ0
愛「ねーママー」
舞「どうしたの?」
愛「ママって昔はスーパーアイドルだったんだよね?」
舞「そうよ?」
愛「それってただ単純にライバルがいなかったからなんじゃない?」
舞「んーライバルは確かにいなかったけど…」
舞「もしずっとアイドルをしてたら負けてたかもって相手はいたわね」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:52:13.60 ID:mqrRgREZ0
愛「え?その人今はアイドルじゃないの?」
舞「私が引退する少し前に辞めちゃったわね」
舞「あの人がいつ私の隣にくるか楽しみにしてたのに私より活動期間短いだなんて」
愛「ふーん」
愛「あれ?でもママの時代のアイドルってあんまり知らない…」
舞「それは私が凄すぎてほかの娘たちの名前とかがあまりメディアに露出しなかったから」
愛「自慢はいいよ」
舞「言うわね」
舞「まぁあの人がいなかったら今の私はいなかったわね」
愛「どうして?」
舞「あの人はあんまりメディアにも露出してなかったけど…」
舞「あの人が歌う歌は本物」
舞「とってもいい歌を歌う人だったから、負けないぞ!って気持ちが一応私にも芽生えてね」
愛「メディアに露出しないのにアイドルなんだ…」
舞「あぁ、それはさっきも言ったけど私が凄すぎて露出できなかったみたい」
愛「でもママにそこまで言わせる人に一度でいいから会ってみたいな」
舞「あら、愛はその人にもう会ってるはずよ?」
愛「え?」
舞「だってあなた765プロと交流あるでしょ?」
愛「あるけど…」
愛「あそこはみんな今活躍してるアイドルしかいないよ?」
舞「アイドル、はね」
愛「ほかには涼さんから最近聞いた律子さんがプロデューサーになったって話くらいしか」
舞「あそこの事務員に私と同い年くらいの人が一人いるでしょ?」
愛「…確か音無小鳥さん?」
小鳥「ぶうぇっくしょん!」
P「うわ、きたな」
P「くしゃみするときはもっと上品にしてくださいよ」
P「一応女性なんですから」
小鳥「すみません…」
小鳥「それにしても誰か私の噂でもしてるのかしら?」
P「小鳥さんに噂されるよな要素ありましたっけ?」
小鳥「あープロデューサーさんひどいです!」
P「ははは」
小鳥「これでも一応はあるんですから」
P「はぁ、まぁ俺には何のことかわかりかねますけど」
愛「あの事務員さんが?」
舞「えぇ、そうよ」
舞「私もアイドルに戻って久しぶりに会ったけど…」
舞「美貌は一応昔みたいにきれいだったわ」
舞「いや…きれいより可愛いかな?」
愛「そこはどうでもいいよ」
愛「それにしても音無さんが…」
愛「雪歩先輩や春香さんからはそんな話一度も聞いたことなかったよ」
舞「あーなんでも765プロではそのこと隠してるみたい」
舞「社長しか知らないらしいよ」
愛「そうなんだ」
愛(ママにあそこまで言わせる人って初めてかも)
愛(明日765プロに遊びに行ってこよう)
舞「愛?変なこと考えちゃダメよ?」
愛「変なことなんて考えてないよ」アセアセ
舞「それならいいけど」
プルルル
舞「あ、まなみんから電話だ」
舞「どうせ明日の仕事の打ち合わせね」
舞「じゃ、この話はもう終わりね」
愛「はーい」
~次の日~
愛「来てしまった…」
愛「もうここまで来たら引き下がれないもんね!」
愛「よーし、突撃~!」
コンコン
ガチャ
愛「お、おじゃましま~す」
P「?」
P「誰かと思ったら愛ちゃんか」
P「どうした?雪歩と春香なら仕事でいないが」
愛「あ、ち、違います…」
愛「今日は別の人に用がありまして」
P「?」
P「誰だ?ここにいる奴なら声かけるが」
愛「えーっと、音無小鳥さんで…」
P「小鳥さん?」
P「よくわからないけど呼んでくるよ」
P「そこの応接室にでもいてくれ」
愛「わかりました!」
愛(音無さんが事務員だから初っぱなに会えると思ったのになんで出てこなかったんだろ)
愛(ま、いっか)
P「お待たせ愛ちゃん、小鳥さんだ」
P「じゃあ俺は席を外すな」
愛「ありがとうございます」
小鳥「愛ちゃん久しぶり!」
愛「はい」
小鳥「で、私に相談ってどうしたの?」
小鳥「もしかして雪歩ちゃんのことを好きになってしまったとか?」
愛「はい?」
小鳥「それともそれとも雪歩ちゃんと春香ちゃんが愛ちゃんの取り合いを!?」
愛「…」
愛「どっちでもないです」
小鳥「なんだ…」
愛「一気にテンション落とさないでくださいよ」
愛「あの、単刀直入にお聞きします」
小鳥「?」
亜美「うっしっし…なんか愛ぴょんとピヨちゃんが応接室で話してるらしいよ」
真美「内緒話ですか?これは気になりますな」
P「亜美、お前は竜宮の仕事いかなくていいのか?」
亜美「今日はいおりんだけの単独取材らしいからいいんだよ→」
P「そうなんだ」
「…」
真美「亜美亜美!会話始まったみたいだよ」
愛「単刀直入にお聞きします…」
愛「なんで音無さんはアイドル辞めちゃったんですか!」
小鳥「!」
小鳥「どうしてそれを…」
愛「ママから聞きました」
小鳥「そう、舞さんから…」
愛「ママが音無さんがアイドルを続けてたら凄いアイドルになったって」
愛「負けてたかもって言ってました」
小鳥「…」
愛「音無さん、なんで辞めちゃったんですか?」
小鳥「それは…」
小鳥「それはやっぱり愛ちゃんのお母さんの影響が大きいよ」
小鳥「期待されてたのは嬉しかったけど…」
小鳥「当時の私はまだ子どもだったんだもの」
小鳥「そんなに心が強くなかったの」
小鳥「あ!外見は今でもまだ若いわよ?」
愛「…」
亜美「うひゃ→すごい話を聞いてもうた!」
真美「これは確かに凄いことですぜ、兄貴!」
P「誰が兄貴だ」
P「で、お前達は何を聞いたんだ?」
亜美「なんとピヨちゃんが!」
愛「私は音無さんが歌ってるところを見てみたいです」
愛「それにママもアイドル復帰をしたから音無さんにも…」
小鳥「ふふ、それは無理よ愛ちゃん」
小鳥「私からはアイドル復帰をしたいなんって絶対に言わないもの」
愛「どうしても?」
小鳥「えぇ」
愛「そうですか…」
愛(復帰してくれたらママを潰してくれると思ったのになぁ)
愛(でもやっぱり勝負は正々堂々だよね!)
愛「今日は話に付き合ってくれてありがとうございました」
小鳥「これくらいならいいのよ」
小鳥「それにこんなに歳の差なのに付き合うだなんて…」
愛「?」
小鳥「あらやだ、勘違い勘違い」
愛「今日はありがとうございました」
P「おう、また遊びにこいよ」
亜美「愛ぴょん今度あそぼ→ね!」
真美「約束だよ!」
愛「うん!」
P(それにしても凄いことを聞いてしまったな)
P(まずは社長に聞いてみようかな)
P「あ、亜美真美さっきのことは皆に言うなよ~」
亜美「え~」
真美「つまんないよ~」
P「まぁ今はまだガマンってことだ」
コンコン
P「社長、失礼します」
社長「どうしたんだ?」
P「ちょっとお聞きしたいことがありまして」
P「小鳥さんって昔アイドルだったんですか?」
社長「どうして君がそれを?」
P「今日、日高舞さんの娘」
P「愛ちゃんが来てまして」
P「そのときにそういう会話を小鳥さんとしてるのを聞いてしまったもので」
社長「盗み聞きはよくないな」
P「すみません…」
社長「しかし、もうバレてしまったのならしょうがないだろう」
社長「その話は事実だ」
社長「元々彼女をプロデュースしていたのは私だからな」
社長「彼女には悪いことをしたよ」
社長「ここに勤めるように言ったのはせめてもの償いというわけだ」
P「そうだったんですか」
P「で、社長に折り入って相談があるんですが」
社長「ん?どうしたんだ?」
P「新しい企画を考えたので聞いてもらいたくて」
P「まだ、企画書にも起こしてないのであくまで相談なんですが」
社長「聞こう」
P「…小鳥さんを、音無小鳥をアイドルとして再デビューさせたいんです」
社長「!」
社長「そうか」
社長「君になら私にできなかったことができそうだな」
社長「企画書はいらない」
社長「だが後は音無君しだいだ」
P「はい!ありがとうございます!」
P(うーむ、それにしてもどうやって小鳥さんを口説き落とすか…)
P(深く考えなくていいか)
P「小鳥さん、今日一緒に飲みに行きません?」
小鳥「ピヨ!それはもしかして…」
小鳥「デート?もしかして今夜誘ってるんですか!」
P「違います、ただ飲みに行こうってことです」
小鳥「なんだぁ」
小鳥「でも、暇なんでいいですよ」
P「わかりました」
P(うまく乗せれればいいんだけどな…)
~居酒屋~
小鳥「まさか今日愛ちゃんが来るとは思いませんでしたね」
P「えぇ、何の話をしにきたのか俺にはわかりませんでしたけど」
P「なんの話をしてたんですか?」
小鳥「えーとそれは乙女の秘密です」
P「?」キョロキョロ
小鳥「…乙女はここです」
P「…」
P「冗談ですから本気で泣かないでください」
P「周りにすっごい見られてますから」
小鳥「プロデューサーさんが泣かせたんです…」
小鳥「責任とってください」
P「責任って…」
小鳥「結婚です!」
P「やっぱり」
P「って話をはぐらかさないでください」
P「愛ちゃんとなに話してたんです?」
小鳥「そこはホントに秘密です」
P「はぁ…ホントは社長からすべて聞いたんです」
小鳥「!」
P「さっきの責任もすべてとりますから俺に小鳥さんをプロデュースさせてくれませんか?」
小鳥「え?」
小鳥「え?私にアイドルをやれってことですか?」
P「はい、その通りです」
小鳥「私にアイドルなんて無理ですよ」
小鳥「自分で言うのもなんですけど…歳が…」
P「それは大丈夫ですよ、舞さんだってアイドル復帰したじゃないですか」
小鳥「それはあの人がすごい人だから」
P「そんなことないです」
P「俺は小鳥さんがそのさらに上に行くと思っています」
小鳥「…それにアイドル活動したらさらに婚期を逃すかもですし」
P「?」
小鳥「人が真剣に話してるのになんで不思議そうな顔するんですか!」
P「いや、なんか婚期の心配してたから」
小鳥「?」
P「いや、だから責任…」
小鳥「!」
P「まぁでもトップアイドルになったらですけど」
小鳥「…でも」
P「でも、じゃないですよ」
P「世の中やってみなきゃわからないことだらけです」
小鳥「それに時代も昔じゃないんですから」
P「舞さんだけが注目される世界じゃないです!」
P「ともに頑張りましょう!」
小鳥「…わかりました」
小鳥「だったらなんとしても早くトップアイドルになってみせます」
P「頑張りましょうね」
小鳥「はい、二人で」ニコッ
~次の日~
社長「コホン、えー君達に話がある」
社長「我が765プロに新しいアイドルが加わることになった」
春香「え?どこにも新しい人なんていませんよ?」
社長「それもそのはず、なんせ彼女が新しいアイドルだからな」
小鳥「えーとそういうことに…」
「「!」」
P「お前達かなり驚いてるな」
律子「当たり前ですよ!私にも知らされなかったなんて」
亜美「やっぱりピヨちゃんアイドルだったんだ」
真美「昨日の話はホントだったんだね!」
美希「どういうことなの?」
「…」
千早「小鳥さんが昔アイドルだったなんて…」
春香「しかも社長がプロデュースしてたなんて」
真「ってか社長にもプロデューサー時代があったことにも驚きだよね」
雪歩「真ちゃんそれは…」
伊織「でもどうせ売れてなかったんでしょ?」
律子「こらこら」
貴音「だからその歳でその美貌を保っているわけですね…」
響「それは関係ないと思うぞ?」
貴音「なんと面妖な」
あずさ「ですが、小鳥さんが復帰ということはライバルが増えるということよね」
やよい「うっう~!でも同じ事務所なんだから大丈夫ですよ~」
あずさ「それもそうね」
春香「みんなでさらに頑張ろ!」
小鳥(765プロの感謝祭とかでこの子達と一緒に踊れるのかしら…)
小鳥(体力的に…)
小鳥「が、頑張りましょう!」
「「おー!」」
~数ヶ月後~
まなみ「舞さん…新しいお仕事です」
舞「まなみんありがと」
舞「…」
舞「ふふ、これは楽しみね」
まなみ(舞さんが愛ちゃん以外との競演で楽しそうに笑うの初めて見るかも)
P「小鳥さん!今度の仕事が決まりましたよ!」
小鳥「今度はどんな仕事なんですか?」
小鳥「踊りが激しいのはちょっと…」
P「はは、それは大丈夫ですよ」
P「でも面白いことになりました」
小鳥「面白いこと?」
P「はい」
小鳥「…これは」
P「歌の仕事です」
P「今はまだ勝ち目なくても全力で楽しみましょう」
小鳥「はい!」
…
「舞さんが先にALIVE歌います!」
「次に音無さんの空です!」
「カメラ準備OKです」
「舞さん、音無さんはいりまーす!」
舞「まさか13年ぶりにこうして対決できるなんて思わなかったわ」
小鳥「私もです」
小鳥「まだほんの少し勝てないかもしれませんが…」
小鳥「今日は思いっきり楽しんじゃいますから!」
舞「私も負けないわ!」
小鳥「えぇ!」
おわり
元スレ
愛「え?その人今はアイドルじゃないの?」
舞「私が引退する少し前に辞めちゃったわね」
舞「あの人がいつ私の隣にくるか楽しみにしてたのに私より活動期間短いだなんて」
愛「ふーん」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:53:10.62 ID:mqrRgREZ0
愛「あれ?でもママの時代のアイドルってあんまり知らない…」
舞「それは私が凄すぎてほかの娘たちの名前とかがあまりメディアに露出しなかったから」
愛「自慢はいいよ」
舞「言うわね」
舞「まぁあの人がいなかったら今の私はいなかったわね」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:54:17.37 ID:mqrRgREZ0
愛「どうして?」
舞「あの人はあんまりメディアにも露出してなかったけど…」
舞「あの人が歌う歌は本物」
舞「とってもいい歌を歌う人だったから、負けないぞ!って気持ちが一応私にも芽生えてね」
愛「メディアに露出しないのにアイドルなんだ…」
舞「あぁ、それはさっきも言ったけど私が凄すぎて露出できなかったみたい」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:55:23.61 ID:mqrRgREZ0
愛「でもママにそこまで言わせる人に一度でいいから会ってみたいな」
舞「あら、愛はその人にもう会ってるはずよ?」
愛「え?」
舞「だってあなた765プロと交流あるでしょ?」
愛「あるけど…」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:56:25.62 ID:mqrRgREZ0
愛「あそこはみんな今活躍してるアイドルしかいないよ?」
舞「アイドル、はね」
愛「ほかには涼さんから最近聞いた律子さんがプロデューサーになったって話くらいしか」
舞「あそこの事務員に私と同い年くらいの人が一人いるでしょ?」
愛「…確か音無小鳥さん?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:57:28.75 ID:mqrRgREZ0
小鳥「ぶうぇっくしょん!」
P「うわ、きたな」
P「くしゃみするときはもっと上品にしてくださいよ」
P「一応女性なんですから」
小鳥「すみません…」
小鳥「それにしても誰か私の噂でもしてるのかしら?」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:58:35.93 ID:mqrRgREZ0
P「小鳥さんに噂されるよな要素ありましたっけ?」
小鳥「あープロデューサーさんひどいです!」
P「ははは」
小鳥「これでも一応はあるんですから」
P「はぁ、まぁ俺には何のことかわかりかねますけど」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 16:59:33.75 ID:mqrRgREZ0
愛「あの事務員さんが?」
舞「えぇ、そうよ」
舞「私もアイドルに戻って久しぶりに会ったけど…」
舞「美貌は一応昔みたいにきれいだったわ」
舞「いや…きれいより可愛いかな?」
愛「そこはどうでもいいよ」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:01:16.78 ID:mqrRgREZ0
愛「それにしても音無さんが…」
愛「雪歩先輩や春香さんからはそんな話一度も聞いたことなかったよ」
舞「あーなんでも765プロではそのこと隠してるみたい」
舞「社長しか知らないらしいよ」
愛「そうなんだ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:02:22.82 ID:mqrRgREZ0
愛(ママにあそこまで言わせる人って初めてかも)
愛(明日765プロに遊びに行ってこよう)
舞「愛?変なこと考えちゃダメよ?」
愛「変なことなんて考えてないよ」アセアセ
舞「それならいいけど」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:05:00.68 ID:mqrRgREZ0
プルルル
舞「あ、まなみんから電話だ」
舞「どうせ明日の仕事の打ち合わせね」
舞「じゃ、この話はもう終わりね」
愛「はーい」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:06:08.78 ID:mqrRgREZ0
~次の日~
愛「来てしまった…」
愛「もうここまで来たら引き下がれないもんね!」
愛「よーし、突撃~!」
コンコン
ガチャ
愛「お、おじゃましま~す」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:07:13.20 ID:mqrRgREZ0
P「?」
P「誰かと思ったら愛ちゃんか」
P「どうした?雪歩と春香なら仕事でいないが」
愛「あ、ち、違います…」
愛「今日は別の人に用がありまして」
P「?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:08:17.22 ID:mqrRgREZ0
P「誰だ?ここにいる奴なら声かけるが」
愛「えーっと、音無小鳥さんで…」
P「小鳥さん?」
P「よくわからないけど呼んでくるよ」
P「そこの応接室にでもいてくれ」
愛「わかりました!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:09:25.55 ID:mqrRgREZ0
愛(音無さんが事務員だから初っぱなに会えると思ったのになんで出てこなかったんだろ)
愛(ま、いっか)
P「お待たせ愛ちゃん、小鳥さんだ」
P「じゃあ俺は席を外すな」
愛「ありがとうございます」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:10:32.21 ID:mqrRgREZ0
小鳥「愛ちゃん久しぶり!」
愛「はい」
小鳥「で、私に相談ってどうしたの?」
小鳥「もしかして雪歩ちゃんのことを好きになってしまったとか?」
愛「はい?」
小鳥「それともそれとも雪歩ちゃんと春香ちゃんが愛ちゃんの取り合いを!?」
愛「…」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:12:06.20 ID:mqrRgREZ0
愛「どっちでもないです」
小鳥「なんだ…」
愛「一気にテンション落とさないでくださいよ」
愛「あの、単刀直入にお聞きします」
小鳥「?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:13:27.15 ID:mqrRgREZ0
亜美「うっしっし…なんか愛ぴょんとピヨちゃんが応接室で話してるらしいよ」
真美「内緒話ですか?これは気になりますな」
P「亜美、お前は竜宮の仕事いかなくていいのか?」
亜美「今日はいおりんだけの単独取材らしいからいいんだよ→」
P「そうなんだ」
「…」
真美「亜美亜美!会話始まったみたいだよ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:14:30.54 ID:mqrRgREZ0
愛「単刀直入にお聞きします…」
愛「なんで音無さんはアイドル辞めちゃったんですか!」
小鳥「!」
小鳥「どうしてそれを…」
愛「ママから聞きました」
小鳥「そう、舞さんから…」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:16:21.76 ID:mqrRgREZ0
愛「ママが音無さんがアイドルを続けてたら凄いアイドルになったって」
愛「負けてたかもって言ってました」
小鳥「…」
愛「音無さん、なんで辞めちゃったんですか?」
小鳥「それは…」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:18:21.77 ID:mqrRgREZ0
小鳥「それはやっぱり愛ちゃんのお母さんの影響が大きいよ」
小鳥「期待されてたのは嬉しかったけど…」
小鳥「当時の私はまだ子どもだったんだもの」
小鳥「そんなに心が強くなかったの」
小鳥「あ!外見は今でもまだ若いわよ?」
愛「…」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:19:20.34 ID:mqrRgREZ0
亜美「うひゃ→すごい話を聞いてもうた!」
真美「これは確かに凄いことですぜ、兄貴!」
P「誰が兄貴だ」
P「で、お前達は何を聞いたんだ?」
亜美「なんとピヨちゃんが!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:20:28.57 ID:mqrRgREZ0
愛「私は音無さんが歌ってるところを見てみたいです」
愛「それにママもアイドル復帰をしたから音無さんにも…」
小鳥「ふふ、それは無理よ愛ちゃん」
小鳥「私からはアイドル復帰をしたいなんって絶対に言わないもの」
愛「どうしても?」
小鳥「えぇ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:22:27.25 ID:mqrRgREZ0
愛「そうですか…」
愛(復帰してくれたらママを潰してくれると思ったのになぁ)
愛(でもやっぱり勝負は正々堂々だよね!)
愛「今日は話に付き合ってくれてありがとうございました」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:23:52.53 ID:mqrRgREZ0
小鳥「これくらいならいいのよ」
小鳥「それにこんなに歳の差なのに付き合うだなんて…」
愛「?」
小鳥「あらやだ、勘違い勘違い」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:25:06.89 ID:mqrRgREZ0
愛「今日はありがとうございました」
P「おう、また遊びにこいよ」
亜美「愛ぴょん今度あそぼ→ね!」
真美「約束だよ!」
愛「うん!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:26:20.73 ID:mqrRgREZ0
P(それにしても凄いことを聞いてしまったな)
P(まずは社長に聞いてみようかな)
P「あ、亜美真美さっきのことは皆に言うなよ~」
亜美「え~」
真美「つまんないよ~」
P「まぁ今はまだガマンってことだ」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:27:26.56 ID:mqrRgREZ0
コンコン
P「社長、失礼します」
社長「どうしたんだ?」
P「ちょっとお聞きしたいことがありまして」
P「小鳥さんって昔アイドルだったんですか?」
社長「どうして君がそれを?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:28:46.86 ID:mqrRgREZ0
P「今日、日高舞さんの娘」
P「愛ちゃんが来てまして」
P「そのときにそういう会話を小鳥さんとしてるのを聞いてしまったもので」
社長「盗み聞きはよくないな」
P「すみません…」
社長「しかし、もうバレてしまったのならしょうがないだろう」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:30:18.04 ID:mqrRgREZ0
社長「その話は事実だ」
社長「元々彼女をプロデュースしていたのは私だからな」
社長「彼女には悪いことをしたよ」
社長「ここに勤めるように言ったのはせめてもの償いというわけだ」
P「そうだったんですか」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:31:15.67 ID:mqrRgREZ0
P「で、社長に折り入って相談があるんですが」
社長「ん?どうしたんだ?」
P「新しい企画を考えたので聞いてもらいたくて」
P「まだ、企画書にも起こしてないのであくまで相談なんですが」
社長「聞こう」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:32:57.79 ID:mqrRgREZ0
P「…小鳥さんを、音無小鳥をアイドルとして再デビューさせたいんです」
社長「!」
社長「そうか」
社長「君になら私にできなかったことができそうだな」
社長「企画書はいらない」
社長「だが後は音無君しだいだ」
P「はい!ありがとうございます!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:34:33.61 ID:mqrRgREZ0
P(うーむ、それにしてもどうやって小鳥さんを口説き落とすか…)
P(深く考えなくていいか)
P「小鳥さん、今日一緒に飲みに行きません?」
小鳥「ピヨ!それはもしかして…」
小鳥「デート?もしかして今夜誘ってるんですか!」
P「違います、ただ飲みに行こうってことです」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:35:54.27 ID:mqrRgREZ0
小鳥「なんだぁ」
小鳥「でも、暇なんでいいですよ」
P「わかりました」
P(うまく乗せれればいいんだけどな…)
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:37:20.53 ID:mqrRgREZ0
~居酒屋~
小鳥「まさか今日愛ちゃんが来るとは思いませんでしたね」
P「えぇ、何の話をしにきたのか俺にはわかりませんでしたけど」
P「なんの話をしてたんですか?」
小鳥「えーとそれは乙女の秘密です」
P「?」キョロキョロ
小鳥「…乙女はここです」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:38:19.31 ID:mqrRgREZ0
P「…」
P「冗談ですから本気で泣かないでください」
P「周りにすっごい見られてますから」
小鳥「プロデューサーさんが泣かせたんです…」
小鳥「責任とってください」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:39:43.83 ID:mqrRgREZ0
P「責任って…」
小鳥「結婚です!」
P「やっぱり」
P「って話をはぐらかさないでください」
P「愛ちゃんとなに話してたんです?」
小鳥「そこはホントに秘密です」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:40:55.21 ID:mqrRgREZ0
P「はぁ…ホントは社長からすべて聞いたんです」
小鳥「!」
P「さっきの責任もすべてとりますから俺に小鳥さんをプロデュースさせてくれませんか?」
小鳥「え?」
小鳥「え?私にアイドルをやれってことですか?」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:42:13.11 ID:mqrRgREZ0
P「はい、その通りです」
小鳥「私にアイドルなんて無理ですよ」
小鳥「自分で言うのもなんですけど…歳が…」
P「それは大丈夫ですよ、舞さんだってアイドル復帰したじゃないですか」
小鳥「それはあの人がすごい人だから」
P「そんなことないです」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:43:24.41 ID:mqrRgREZ0
P「俺は小鳥さんがそのさらに上に行くと思っています」
小鳥「…それにアイドル活動したらさらに婚期を逃すかもですし」
P「?」
小鳥「人が真剣に話してるのになんで不思議そうな顔するんですか!」
P「いや、なんか婚期の心配してたから」
小鳥「?」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:44:44.58 ID:mqrRgREZ0
P「いや、だから責任…」
小鳥「!」
P「まぁでもトップアイドルになったらですけど」
小鳥「…でも」
P「でも、じゃないですよ」
P「世の中やってみなきゃわからないことだらけです」
小鳥「それに時代も昔じゃないんですから」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:46:06.61 ID:mqrRgREZ0
P「舞さんだけが注目される世界じゃないです!」
P「ともに頑張りましょう!」
小鳥「…わかりました」
小鳥「だったらなんとしても早くトップアイドルになってみせます」
P「頑張りましょうね」
小鳥「はい、二人で」ニコッ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:47:21.57 ID:mqrRgREZ0
~次の日~
社長「コホン、えー君達に話がある」
社長「我が765プロに新しいアイドルが加わることになった」
春香「え?どこにも新しい人なんていませんよ?」
社長「それもそのはず、なんせ彼女が新しいアイドルだからな」
小鳥「えーとそういうことに…」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:48:41.35 ID:mqrRgREZ0
「「!」」
P「お前達かなり驚いてるな」
律子「当たり前ですよ!私にも知らされなかったなんて」
亜美「やっぱりピヨちゃんアイドルだったんだ」
真美「昨日の話はホントだったんだね!」
美希「どういうことなの?」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:50:05.09 ID:mqrRgREZ0
「…」
千早「小鳥さんが昔アイドルだったなんて…」
春香「しかも社長がプロデュースしてたなんて」
真「ってか社長にもプロデューサー時代があったことにも驚きだよね」
雪歩「真ちゃんそれは…」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:51:38.58 ID:mqrRgREZ0
伊織「でもどうせ売れてなかったんでしょ?」
律子「こらこら」
貴音「だからその歳でその美貌を保っているわけですね…」
響「それは関係ないと思うぞ?」
貴音「なんと面妖な」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:52:56.89 ID:mqrRgREZ0
あずさ「ですが、小鳥さんが復帰ということはライバルが増えるということよね」
やよい「うっう~!でも同じ事務所なんだから大丈夫ですよ~」
あずさ「それもそうね」
春香「みんなでさらに頑張ろ!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:54:00.64 ID:mqrRgREZ0
小鳥(765プロの感謝祭とかでこの子達と一緒に踊れるのかしら…)
小鳥(体力的に…)
小鳥「が、頑張りましょう!」
「「おー!」」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:55:26.06 ID:mqrRgREZ0
~数ヶ月後~
まなみ「舞さん…新しいお仕事です」
舞「まなみんありがと」
舞「…」
舞「ふふ、これは楽しみね」
まなみ(舞さんが愛ちゃん以外との競演で楽しそうに笑うの初めて見るかも)
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:57:34.24 ID:mqrRgREZ0
P「小鳥さん!今度の仕事が決まりましたよ!」
小鳥「今度はどんな仕事なんですか?」
小鳥「踊りが激しいのはちょっと…」
P「はは、それは大丈夫ですよ」
P「でも面白いことになりました」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 17:58:40.62 ID:mqrRgREZ0
小鳥「面白いこと?」
P「はい」
小鳥「…これは」
P「歌の仕事です」
P「今はまだ勝ち目なくても全力で楽しみましょう」
小鳥「はい!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 18:00:15.93 ID:mqrRgREZ0
…
「舞さんが先にALIVE歌います!」
「次に音無さんの空です!」
「カメラ準備OKです」
「舞さん、音無さんはいりまーす!」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/06(金) 18:01:07.35 ID:mqrRgREZ0
舞「まさか13年ぶりにこうして対決できるなんて思わなかったわ」
小鳥「私もです」
小鳥「まだほんの少し勝てないかもしれませんが…」
小鳥「今日は思いっきり楽しんじゃいますから!」
舞「私も負けないわ!」
小鳥「えぇ!」
おわり
小鳥「へっくしゅん…風邪かしら?」
ゲームでも育成できりゃ最高なんだが…いつ育成できないバグ修正されるのかな