1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 03:38:22.33 ID:nZbLOT0SO

綾乃「……」ズズズ

綾乃「…えっ?」

結衣「えっ、じゃないよ」

結衣「なに平然とごらく部でお茶飲んでるんだよ」

結衣「違うだろ! それは綾乃の本来とるべき行動じゃないだろ!?」

結衣「私だって、綾乃とは仲良くなりたいと思ってたよ?」

結衣「けどさ、それはあくまでごらく部に敵対意識を持ってた頃の綾乃なんだよ」

結衣「今の綾乃からはなんのオーラも感じないんだよ! わかる?」

綾乃「え、ええ…。なんとなく、私が船見さんに怒られてるのは分かるわ」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 03:48:52.00 ID:nZbLOT0SO

結衣「…綾乃は京子のことが好きなんだよな?」

綾乃「え、ええ…。まぁ、好きと言えば…好きかしら?///」モジモジ

結衣「違うだろ! そこは『そ、そそそんな訳ないでしょー!!?///』だろ!?」
結衣「もうバレバレだからって開き直っちゃ駄目なんだよ、そこは」

綾乃「は、はあ…」

結衣「綾乃はいつまでもツンデレキャラでいなきゃ」

結衣「それが綾乃の魅力の8割をしめてるんだから!」

綾乃「そ、そうね…。そうかもしれないわ」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 03:58:02.39 ID:nZbLOT0SO

結衣「正直、もうこのままでいいかも? …とか、思ってない?」

綾乃「だ、だって! 私が歳納京子に告白したら、関係が崩れちゃうじゃない!?」

結衣「それは綾乃が気にすることじゃないよ」

結衣「フラれるのが怖いっていうなら別だけどさ」

綾乃「うぅ…」

綾乃「船見さんは私にどうしろって言うのよ」

結衣「なんとかしろって言ってるんだよ」

結衣「このままだと恋人にもライバルにもなれず、ただの友達で終わるよ」

綾乃「ただの…友達……」ゾワッ



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 04:06:54.04 ID:nZbLOT0SO

結衣「友達でいる期間が長ければ長いほど、告白の機会は遠ざかるから」

結衣「綾乃だって、急に千歳辺りに告白されたら困るだろ?」

綾乃「そ、そんなこと有り得ないわよ!!」

結衣「ほら、そうなるだろ?」

綾乃「……っ」

結衣「私は別にそれで構わないんだけどさ」

結衣「綾乃はいい友達だし」

綾乃「船見さん…」

綾乃「分かったわ! 私、歳納京子に告白してみる!!」

綾乃「どうせ駄目もと、当たって砕けろよっ!!!」

結衣「おお、さっきまで腑抜けてたのが嘘みたいだ」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 04:20:47.72 ID:nZbLOT0SO

綾乃「それじゃ、さっそく――」ガラッ

綾乃「ひっ!!?」ビクッ

京子「おんや~? 結衣と綾乃が2人きりなんて珍しいね?」

結衣「今日は京子が遅れたからな」

京子「へへへ、面目ないッス★」

綾乃「はわわわわわわ…///」カァァ

綾乃「(ふ、船見さん!!!)」

結衣「(なに? 私は手助けしないぞ)」

綾乃「(えぇぇ!!?)」ガーン

結衣「(ここで私が焚き付けたら綾乃が引き返せなくなっちゃうだろ?)」

結衣「(無理だと思うなら告白しなくていいから)」

綾乃「(そんなぁ…)」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 04:28:34.77 ID:nZbLOT0SO

京子「(なになに、なんの話?)」フッ

綾乃「ひぃぃぃぃぃ!!!///」ビクッ

京子「京子ちゃんを差し置いてヒソヒソ話なんて、罰金バッキンガムよぉ~」

綾乃「ちょ、ちょっと! あなた、人が一生懸命考えたギャグを無断で――」

京子「んん~?」ジトッ

綾乃「あう…///」ボッ

結衣「はぁ…。駄目か」

結衣「ほら、2人ともいつまでも立ってないで座りなよ」

京子「うん、そだね。ほれ、綾乃も♪」グイッ

綾乃「あぁ~もう、引っ張らないでよぉ…」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 04:36:03.89 ID:nZbLOT0SO

京子「んっ…んっ…んっ……」ゴクゴク

京子「ぷはぁ~、生き返るぅ~♪」フルフル

結衣「おいコラ、おっさんか」

結衣「ていうか、よくお茶をそんな飲み方出来るな」

京子「お茶なら余裕っしょ? もしこれに炭酸でも入ってたら分からないけど」

結衣「炭酸茶…。これはひどい」

綾乃「……」

京子「…綾乃、前から気になってたんだけどさぁ」

綾乃「な、なによ?」

京子「私と結衣と綾乃の3人きりだと急に無口になるよね。なんで?」

綾乃「そんな、なんでって言われても…」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 04:42:20.74 ID:nZbLOT0SO

綾乃「その…2人の会話に口を挟むのは悪いって言うか…」

京子「はぁ~?」

京子「なんだよ、水くさいなぁ~。そんな遠慮要らないよ」

京子「だって私たち、友達同士だろ?」

綾乃「」

結衣「うわぁ…」

京子「えっ? えっ? 私、なんか変なこと言った!?」

結衣「いや、別に京子は悪くないよ」

結衣「ただ、京子の何気ない言葉が綾乃に重くのしかかってるようで」

京子「?」

綾乃「あはははは…手遅れ、手遅れだわ……」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 05:04:27.53 ID:nZbLOT0SO

京子「そんじゃ、綾乃。じゃ~あねん♪」

綾乃「そうね、さよならね。ふふ…」

結衣「はぁ…」

結衣「京子は先帰ってて、私は綾乃と少し話してくから」

京子「えぇ~!? そんな、私に1人で帰れって言うの!!?」

結衣「1年の教室に行けば、あかりやちなつちゃんが居るだろ?」

京子「おっと、そうでした」

京子「いや~、最近1年組は放課後もなんかやってるみたいで顔出さないよね」

京子「みんな、なにやってるんだっけ?」

結衣「なんか、社会の宿題で近場のお店の調査とか…」

結衣「私もよく分かんないから、その辺聞いてきなよ」

京子「了解です、結衣隊長!! ばっびゅ~~ん★」ダッ


ガラピシャ



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 05:26:04.68 ID:nZbLOT0SO

結衣「綾乃…」

綾乃「あぁ、あそこで私があともう少しだけ勇気を出して告白していれば――」

結衣「仕方ないよ。まさか、さっきのがラストチャンスだなんて誰も思わないし」

綾乃「終わっちゃったのね。私の恋…」

結衣「いや、綾乃が本気ならまだ分からないよ」

綾乃「どういう…こと?」

結衣「一度、今の関係を壊すんだよ。友達をやめて、京子のライバルに戻ろう」

綾乃「…そんなこと、出来るかしら?」

結衣「大丈夫だよ。綾乃は綾乃なんだから、やり直せるよ」

綾乃「船見さん…」

綾乃「分かったわ! 私は歳納京子の友達をやめて、歳納京子を倒してみせる!!」

結衣「うん、綾乃はそうでなくちゃ」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 10:47:51.95 ID:nZbLOT0SO

ガラッ

千歳「あっ…」

綾乃「戻ったわよ、千歳!」

千歳「綾乃ちゃん」

千歳「戻ったって、ごらく部の子らと帰らなくてええの?」

千歳「せっかく仲良くなったんに…」

綾乃「ああ、それなんだけど」

綾乃「私、ごらく部を潰すわ!!」グッ

千歳「……」

千歳「…へっ?」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 10:55:55.81 ID:nZbLOT0SO

千歳「潰すって…?」

綾乃「大体、あそこは元々茶道部の部室でしょ」

綾乃「いくら廃部したからって勝手に使っていい道理は無いわ!」

綾乃「そんな行為はこの生徒会副会長杉浦綾乃が許さないんだから!!」

綾乃「部室の無断使用は罰金バッキンガムよっ!!!」

千歳「綾乃ちゃん!」パァァ

千歳「あぁ…、綾乃ちゃんが輝いとる」

千歳「歳納さんにデレデレな綾乃ちゃんもええけど」

千歳「やっぱウチは生徒会副会長としての綾乃ちゃんが好きやねん!」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 11:10:08.47 ID:nZbLOT0SO

千歳「でも、潰すって本気なん?」

綾乃「当たり前よ!」

綾乃「これでまた情けをかけたら、益々ナメられちゃうわ!!」

綾乃「私の目指すべきものは友達じゃなくて、ライバルなのよっ!!!」

千歳「はは~ん、歳納さんのライバルに戻ってから告白する気なんやね?」ニヤニヤ

綾乃「な、なに馬鹿なこと言ってるのよーーっ!!?///」カァァ

ビターン

千歳「あぁ…、綾乃ちゃんビンタも衰えてへん」ピクピク

千歳「ウチ、お供するで! 今の綾乃ちゃんにならどこまでも着いて行くわ!!」

綾乃「見てなさいよ、歳納京子!」

綾乃「私を友達扱いしたことを後悔させてあげるから!!」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 11:24:11.08 ID:nZbLOT0SO

京子「ぶぇっくしゅん!!」

京子「うぅ…。誰か私の噂でもしてんのかな~?」

結衣「…あれ、京子?」

京子「おー、結衣ー! やっと来たかー!!」

結衣「やっと来たかって…」

結衣「なに? 私のこと待ってたの?」

京子「うん!」

結衣「どうして?」

京子「いや~、私があかり達と帰ったら結衣が1人ぼっちになっちゃうしさ」

結衣「京子…」

京子「えへへ、惚れ直した?」

結衣「調子に乗るなよ、馬鹿」コツン

京子「てへっ」

結衣「…でも、ありがと」

京子「ふふふ。口元緩んでるぞ、結衣にゃん♪」ツンッ



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 11:34:51.02 ID:nZbLOT0SO

京子「結衣の隣には~私がよく似合う~♪」ギュッ

結衣「なんの替え歌だよ、それ」

京子「ところで、綾乃とはなに話してたの?」

結衣「綾乃と私の2人の秘密」

京子「えぇぇぇぇぇ!!?」ガーン

結衣「気になる?」

京子「べ、別に~」

結衣「言わないよ」

京子「いいよー、後で綾乃から聞き出すから」

結衣「あー、うん。それがいいかも…」

京子「?」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 11:49:34.33 ID:nZbLOT0SO

京子「ていうか、そもそも2人で内緒話とか有り得なくない!?」

京子「だって私たち――」

結衣「『友達同士じゃないのかよー!?』だろ?」

京子「……」

結衣「…当たりか。まぁ、そうだよな」

京子「結衣…?」

結衣「んっ?」

京子「なんでもない」

京子「なんでもないけど、隠し事されたのムカつくからやっぱ1人で帰る!!」ダッ

結衣「なんだよ、それ!?」

結衣「おいコラ! 待てよ、京子!! 京子!!!」ダッ


結衣『――いつか、私たちの関係にも答えは出るだろうからさ』

結衣『それまではいいよな。…綾乃』


お わ り !


元スレ
結衣「綾乃はごらく部を潰すんじゃなかったのか?」