1: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:24:47.36 ID:wL282aJwd.net
pipipipipipipi!!
真姫「んー……」ムクッ
『おはようございます。モーニングセブンのお時間です』
真姫ママ「今日はパンケーキ焼いてみたの」コトッ
真姫「いただきます。……おいしい」モグモグ
真姫パパ「アイドル活動はどうなんだ?」バサッ
真姫「今はラブライブに向けて猛練習ってところ」モグモグ
イッテキマース
2: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:25:43.83 ID:wL282aJwd.net
真姫「……」トコトコ
私、西木野真姫は音ノ木坂学院でスクールアイドルをしている。
名前はμ's、神話に出てくる9人の女神からとったものらしい、最初は名前負けしている気がしていたんだけれど、だんだんと実力が上がっていると実感する度に私たちに相応しい名前なんだな、って実感がわいてくる。
学校は特に楽しくない物だったけれど、μ'sのおかげで毎日が楽しい。
<マキチャーン‼
呼ばれた声に反応するとそこにはいつもの凛の笑顔、いつもなら安心して"おはよう"って返す筈なんだけれども、今日は何か違和感を感じた。
真姫「危ない!」
次の瞬間、私が見たのはトラックと宙を舞う凛の姿だった。
一瞬
一瞬の出来事の筈なのに私の目にはスローモーションに写った。まるで連続撮影した写真を順々に見るようにゆっくりと、凛の手足は不自然な方向に曲がりトラックのフロントの破片と共にコンクリートの上に投げ出される。
やめて
壊さないで
私から奪わないで
お願い
お願いだから。
神様はもしかしたらいないのかもしれない。何故かそう思った。
私と花陽の叫び声が、早朝の都会の空に虚しく響いた。
pipipipipipipi‼
真姫「ッ……!」ゼェゼェ
0630
真姫(……夢……?)
『おはようございます。モーニングセブンのお時間です』
真姫(……)
真姫ママ「今日はパンケーキ焼いてみたの」コトッ
真姫(……)
真姫パパ「アイドル活動はどうなんだ?」バサッ
真姫(もしかして……)
イッテキマース
タッタッタッタッタッタ
真姫「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
真姫(あれは多分正夢……!だったら!)
タッタッタッタッタッタ
真姫「はぁっ!はぁっ!はぁっ……確かここら辺の筈……!」
3分後……
真姫「そろそろ来る筈……」
凛「まきちゃーん」
真姫「あ、凛!待っt」
キキィ‼ガッシャーン‼
キャー‼
真姫「」
pipipipipipipi‼
真姫「はっ!」バサッ
0630
『おはようございます。モーニングセブンのお時間です』
真姫(同じニュース……)
真姫ママ「今日はパンケーキ焼いてみたの」コトッ
(同じ朝食……!)
真姫パパ「アイドル活動はどうなんだ?」バサッ
(同じ会話!!)
イッテキマース
真姫「なるほど……凛が死んだらまた朝からやり直しってわけね……」トコトコ
真姫「なんなの……?気味悪いわ。それとも人生ってこんなものなのかしら、誰かとペアでパートナーが死ぬとやり直し、みたいな……。なわけないわよね……」トコトコ
マキチャーン
真姫「来た……」
真姫「凛ストップ!」
凛「にゃっ?」ピタッ
トラック「ブォー」
真姫「今飛び出そうとしたでしょ!?危ないじゃない!」
花陽「そうだよ凛ちゃん、ちゃんと左右見ないと」トコトコ
凛「えへへ、ゴメンゴメン、真姫ちゃんは命の恩人にゃー」トコトコ
真姫「まったく……」
犬「ハッハッハッハ」トコトコ
真姫(あ、ゴールデンレトリバー……)
凛「あーわんちゃんだ!かわいい!触ってもいいですか?」
飼い主「ええ、どうぞ」ニッコリ
真姫(ゴールデンレトリバーなら、温厚だし大丈夫でしょう……)
犬「ハッハッハッバゥっ」ノドブエガブゥッ
凛「にゃあぁぁぁぁぁあああ!!」
真姫「」
pipipipipipipi!!
真姫「……」ムクッ
イッテキマース‼
リンストップ‼アブナイジャナイ‼ ソーダヨー ゴメンゴメン
真姫「まったくもう」
犬「ハッハッハッハ」
真姫(来た……)
凛「あーわんちゃんだ!かわいい!」
真姫「凛今日日直でしょう?急がないと」
凛「あー!そうだった!!」ダダッ
花陽「えぇ!?じゃあ急がないと!」タッタッタ
犬「クゥーン」ションボリ
ー放課後 練習ー
希「はい凛ちゃん終わり!次にこっち!」
凛「あぁ、疲れたにゃー」サクヨリカカリー
ことり「あ、凛ちゃん、鉄柵のネジが壊れてる場所があるらしk」
鉄柵「あかん」バキッ
凛「え、に"ゃあああぁぁぁッ!」ヒュードスッ
キャーリンチャン‼キャー‼
真姫「はぁ……」
pipipipipipipi!!
真姫「あぁもうっ!」バサッ
イッテキマー(ry
穂乃果「屋上補修工事の準備で使えないって……」
真姫「校庭の一部を使わせてもらえるそうよ」
ー校庭ー
海未「では、まず今日のメニューですが……」
穂乃果「カキーン!」バットブンブン
にこ「そのバットどうしたのよ……」
海未「……」
ことり「ほ、穂乃果ちゃぁん……」
穂乃果「ソフトボール部に貸して貰ったんだ!」ブンブン
海未「穂乃果……、返して来なさい」ピクピク
穂乃果「えー、でもこれも体力作りに……」ブンブン スポッ
穂乃果「あぁ!凛ちゃん危ない!バットが!」
バット「よろしくニキーwww」
凛「に"ゃ!?」スコーン
真姫「」
凛「」ピクピク
pipipipipipipi!!
真姫「アホのかぁあああ!」バサッ
イッテ(ry
穂乃果「屋上補修工事で使えないって……」
真姫「そう使えないならしかたないわね」
絵里「じゃあ私校庭使わせてもらえるようn」
真姫「先生に掛け合ったけどダメだったわ」
絵里「そう……」シュン
ー帰り道ー
花陽「練習しばらく出来ないのかな……」
真姫「聞いてきたけど明日には終わるらしいわよ」
凛「本当!?じゃあ今日は遊んでいかない!?カラオケとかゲームセンターとか」
花陽「たまにはいいかも……。真姫ちゃんも行くよね?」
真姫「え?ええと……」
凛「真姫ちゃん……?」
真姫(ここはとっとと家に返したほうが無難な気もするけど目の届く所にいたほうが安心できるのも事実だし……ええと)
猫「にゃあ」
真姫「」
猫猫「にゃぁぁあああ」
真姫(マズい……。今非常に死にやすい凛に猫は非常にマズいわ……。アナフィラキシーショックなんか起こされたら……)
真姫「凛、花陽行くわよ」ガシッ
花陽「う、うん……」
猫猫「にゃー」
真姫「回り込まれた……!?」
凛「あーかわいい。こんないっぱいの猫ちゃんはじ……ふぇくしゅん!」
猫猫猫猫「にゃにゃ」ナンカヨコセヨ
真姫「囲まれたっ!?」
花陽「凛ちゃん!逃げて!」
猫猫猫猫「にゃーにゃーにゃーにゃー」スリスリ
凛「くしゅん!くしゅん!くしゅん!ぶぇあッグッシュン!ボエックシュン!」
真姫「マズイ……!」ダッ
花陽「凛ちゃん!あぁぁ!!」ダレカタスケテー‼
凛「ウボェア……」ピクピク
真姫「あぁああああこのクソ猫ども!!」
凛「」ピクピク
pipipipipipipi!!
真姫「チッ……」ムクッ
イッ(ry
真姫「ただいまー」ゼェゼェ
真姫ママ「おかえりなさい。どうしたのそんなに疲れて……」
真姫「ちょっとね……。ごめんなさい。今日ご飯いらない……」
真姫(結局無事凛を送り届けるまでに10回以上凛は死にかけた……。どうなってるのよ!?もう本当に冗談抜きでイミワカンナイイイイイイイイ)
トラック、犬、柵、穂乃果、猫、意外と凛の命を脅かす物は身近に多い。そして凛の命は脆く弱い事を知った。まるで蝋燭の火だ。あと猫が嫌いになった。
でも結局、この奇妙な現象はこの日だけだった。原因も不明、私が凛を失うのは怖かったしし、このままでいいかもしれないと考えた事も原因不明な一因だと思う。
でもあの日以来凛は命の危険に晒される事も無く無事に学校を卒業、大学卒業後は幼稚園で働いているらしい。
そして数十年の月日が流れ
西木野総合病院
真姫「私ももう年ねぇ……」
真姫娘「それにしてはまだ元気でしょう」
真姫「お父さんと同じ事言うのね。あの人が亡くなってもう20年近く経ったのね……」シミジミ
真姫娘「そうね……」
<334ゴウシツノカンジャサンガ!?ワカリマシタスグイキマス‼
真姫「大丈夫かしらねぇ……」
真姫孫「心配だね」
真姫娘「……そろそろおいとましますか」
真姫娘「母さん、何かほしい物とかある?私買って来るわよ」
真姫「いいのよ。まだ自力で歩けるうちは歩いておかないとね」プルプル
真姫娘「じゃあまた来るわね」
真姫「ええ」
真姫(そうね……。ほしい物がなんでも手に入るなら、もう一度人生を、高校生の頃に戻りたいわね……)
<1ガツ14カ、ゴゴ5ジ14フン、ゴリンジュウデス
<リンオバァチャアアン
<ホシゾラサン……
真姫「え」
pipipipipipipi‼
真姫「」
真姫ママ「今日はパンケーキ焼いてみたの」コトッ
真姫「」
真姫パパ「アイドル活動はどうなんだ?」バサッ
真姫「」
ガチャッ
凛「おはよう真姫ちゃん!」
真姫「」
凛「よかったね真姫ちゃん」
真姫「え……?」
凛「願いが叶って」ニコッ
お し ま い
おわりや。ダラダラやきう見ながら書いてたからクッソしょーもないのは勘弁やで。
おやすみ
元ネタはスーパーナチュラルとか言うアメリカのドラマやで、シーズン何の何話とかまではわからんけど
元スレ
真姫「……」トコトコ
私、西木野真姫は音ノ木坂学院でスクールアイドルをしている。
名前はμ's、神話に出てくる9人の女神からとったものらしい、最初は名前負けしている気がしていたんだけれど、だんだんと実力が上がっていると実感する度に私たちに相応しい名前なんだな、って実感がわいてくる。
学校は特に楽しくない物だったけれど、μ'sのおかげで毎日が楽しい。
<マキチャーン‼
呼ばれた声に反応するとそこにはいつもの凛の笑顔、いつもなら安心して"おはよう"って返す筈なんだけれども、今日は何か違和感を感じた。
3: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:27:49.16 ID:wL282aJwd.net
真姫「危ない!」
次の瞬間、私が見たのはトラックと宙を舞う凛の姿だった。
一瞬
一瞬の出来事の筈なのに私の目にはスローモーションに写った。まるで連続撮影した写真を順々に見るようにゆっくりと、凛の手足は不自然な方向に曲がりトラックのフロントの破片と共にコンクリートの上に投げ出される。
6: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:30:00.25 ID:wL282aJwd.net
やめて
壊さないで
私から奪わないで
お願い
お願いだから。
神様はもしかしたらいないのかもしれない。何故かそう思った。
私と花陽の叫び声が、早朝の都会の空に虚しく響いた。
10: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:33:37.40 ID:wL282aJwd.net
pipipipipipipi‼
真姫「ッ……!」ゼェゼェ
0630
真姫(……夢……?)
『おはようございます。モーニングセブンのお時間です』
真姫(……)
真姫ママ「今日はパンケーキ焼いてみたの」コトッ
真姫(……)
真姫パパ「アイドル活動はどうなんだ?」バサッ
真姫(もしかして……)
14: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:44:44.10 ID:wL282aJwd.net
イッテキマース
タッタッタッタッタッタ
真姫「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
真姫(あれは多分正夢……!だったら!)
タッタッタッタッタッタ
真姫「はぁっ!はぁっ!はぁっ……確かここら辺の筈……!」
16: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:45:47.83 ID:wL282aJwd.net
3分後……
真姫「そろそろ来る筈……」
凛「まきちゃーん」
真姫「あ、凛!待っt」
キキィ‼ガッシャーン‼
キャー‼
真姫「」
17: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:47:22.45 ID:wL282aJwd.net
pipipipipipipi‼
真姫「はっ!」バサッ
0630
『おはようございます。モーニングセブンのお時間です』
真姫(同じニュース……)
真姫ママ「今日はパンケーキ焼いてみたの」コトッ
(同じ朝食……!)
真姫パパ「アイドル活動はどうなんだ?」バサッ
(同じ会話!!)
イッテキマース
18: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:48:57.71 ID:wL282aJwd.net
真姫「なるほど……凛が死んだらまた朝からやり直しってわけね……」トコトコ
真姫「なんなの……?気味悪いわ。それとも人生ってこんなものなのかしら、誰かとペアでパートナーが死ぬとやり直し、みたいな……。なわけないわよね……」トコトコ
マキチャーン
真姫「来た……」
真姫「凛ストップ!」
凛「にゃっ?」ピタッ
トラック「ブォー」
真姫「今飛び出そうとしたでしょ!?危ないじゃない!」
花陽「そうだよ凛ちゃん、ちゃんと左右見ないと」トコトコ
21: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:53:40.96 ID:wL282aJwd.net
凛「えへへ、ゴメンゴメン、真姫ちゃんは命の恩人にゃー」トコトコ
真姫「まったく……」
犬「ハッハッハッハ」トコトコ
真姫(あ、ゴールデンレトリバー……)
凛「あーわんちゃんだ!かわいい!触ってもいいですか?」
飼い主「ええ、どうぞ」ニッコリ
真姫(ゴールデンレトリバーなら、温厚だし大丈夫でしょう……)
犬「ハッハッハッバゥっ」ノドブエガブゥッ
凛「にゃあぁぁぁぁぁあああ!!」
真姫「」
24: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/08(日) 23:56:49.32 ID:wL282aJwd.net
pipipipipipipi!!
真姫「……」ムクッ
イッテキマース‼
リンストップ‼アブナイジャナイ‼ ソーダヨー ゴメンゴメン
真姫「まったくもう」
犬「ハッハッハッハ」
真姫(来た……)
凛「あーわんちゃんだ!かわいい!」
真姫「凛今日日直でしょう?急がないと」
凛「あー!そうだった!!」ダダッ
花陽「えぇ!?じゃあ急がないと!」タッタッタ
犬「クゥーン」ションボリ
26: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:00:37.64 ID:lKY6h66Xd.net
ー放課後 練習ー
希「はい凛ちゃん終わり!次にこっち!」
凛「あぁ、疲れたにゃー」サクヨリカカリー
ことり「あ、凛ちゃん、鉄柵のネジが壊れてる場所があるらしk」
鉄柵「あかん」バキッ
凛「え、に"ゃあああぁぁぁッ!」ヒュードスッ
キャーリンチャン‼キャー‼
真姫「はぁ……」
pipipipipipipi!!
28: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:05:29.10 ID:lKY6h66Xd.net
真姫「あぁもうっ!」バサッ
イッテキマー(ry
穂乃果「屋上補修工事の準備で使えないって……」
真姫「校庭の一部を使わせてもらえるそうよ」
ー校庭ー
海未「では、まず今日のメニューですが……」
穂乃果「カキーン!」バットブンブン
29: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:09:53.94 ID:lKY6h66Xd.net
にこ「そのバットどうしたのよ……」
海未「……」
ことり「ほ、穂乃果ちゃぁん……」
穂乃果「ソフトボール部に貸して貰ったんだ!」ブンブン
海未「穂乃果……、返して来なさい」ピクピク
穂乃果「えー、でもこれも体力作りに……」ブンブン スポッ
穂乃果「あぁ!凛ちゃん危ない!バットが!」
バット「よろしくニキーwww」
凛「に"ゃ!?」スコーン
真姫「」
凛「」ピクピク
pipipipipipipi!!
真姫「アホのかぁあああ!」バサッ
イッテ(ry
30: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:11:52.29 ID:lKY6h66Xd.net
穂乃果「屋上補修工事で使えないって……」
真姫「そう使えないならしかたないわね」
絵里「じゃあ私校庭使わせてもらえるようn」
真姫「先生に掛け合ったけどダメだったわ」
絵里「そう……」シュン
31: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:13:16.84 ID:lKY6h66Xd.net
ー帰り道ー
花陽「練習しばらく出来ないのかな……」
真姫「聞いてきたけど明日には終わるらしいわよ」
凛「本当!?じゃあ今日は遊んでいかない!?カラオケとかゲームセンターとか」
花陽「たまにはいいかも……。真姫ちゃんも行くよね?」
真姫「え?ええと……」
凛「真姫ちゃん……?」
真姫(ここはとっとと家に返したほうが無難な気もするけど目の届く所にいたほうが安心できるのも事実だし……ええと)
猫「にゃあ」
真姫「」
32: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:16:24.83 ID:lKY6h66Xd.net
猫猫「にゃぁぁあああ」
真姫(マズい……。今非常に死にやすい凛に猫は非常にマズいわ……。アナフィラキシーショックなんか起こされたら……)
真姫「凛、花陽行くわよ」ガシッ
花陽「う、うん……」
猫猫「にゃー」
真姫「回り込まれた……!?」
凛「あーかわいい。こんないっぱいの猫ちゃんはじ……ふぇくしゅん!」
猫猫猫猫「にゃにゃ」ナンカヨコセヨ
真姫「囲まれたっ!?」
花陽「凛ちゃん!逃げて!」
猫猫猫猫「にゃーにゃーにゃーにゃー」スリスリ
凛「くしゅん!くしゅん!くしゅん!ぶぇあッグッシュン!ボエックシュン!」
真姫「マズイ……!」ダッ
花陽「凛ちゃん!あぁぁ!!」ダレカタスケテー‼
凛「ウボェア……」ピクピク
真姫「あぁああああこのクソ猫ども!!」
凛「」ピクピク
35: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:20:24.49 ID:lKY6h66Xd.net
pipipipipipipi!!
真姫「チッ……」ムクッ
イッ(ry
真姫「ただいまー」ゼェゼェ
真姫ママ「おかえりなさい。どうしたのそんなに疲れて……」
真姫「ちょっとね……。ごめんなさい。今日ご飯いらない……」
真姫(結局無事凛を送り届けるまでに10回以上凛は死にかけた……。どうなってるのよ!?もう本当に冗談抜きでイミワカンナイイイイイイイイ)
トラック、犬、柵、穂乃果、猫、意外と凛の命を脅かす物は身近に多い。そして凛の命は脆く弱い事を知った。まるで蝋燭の火だ。あと猫が嫌いになった。
36: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:22:32.36 ID:lKY6h66Xd.net
でも結局、この奇妙な現象はこの日だけだった。原因も不明、私が凛を失うのは怖かったしし、このままでいいかもしれないと考えた事も原因不明な一因だと思う。
でもあの日以来凛は命の危険に晒される事も無く無事に学校を卒業、大学卒業後は幼稚園で働いているらしい。
そして数十年の月日が流れ
37: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:25:03.91 ID:lKY6h66Xd.net
西木野総合病院
真姫「私ももう年ねぇ……」
真姫娘「それにしてはまだ元気でしょう」
真姫「お父さんと同じ事言うのね。あの人が亡くなってもう20年近く経ったのね……」シミジミ
真姫娘「そうね……」
<334ゴウシツノカンジャサンガ!?ワカリマシタスグイキマス‼
真姫「大丈夫かしらねぇ……」
真姫孫「心配だね」
38: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:28:19.09 ID:lKY6h66Xd.net
真姫娘「……そろそろおいとましますか」
真姫娘「母さん、何かほしい物とかある?私買って来るわよ」
真姫「いいのよ。まだ自力で歩けるうちは歩いておかないとね」プルプル
真姫娘「じゃあまた来るわね」
真姫「ええ」
真姫(そうね……。ほしい物がなんでも手に入るなら、もう一度人生を、高校生の頃に戻りたいわね……)
<1ガツ14カ、ゴゴ5ジ14フン、ゴリンジュウデス
<リンオバァチャアアン
<ホシゾラサン……
真姫「え」
43: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:38:15.15 ID:lKY6h66Xd.net
pipipipipipipi‼
真姫「」
真姫ママ「今日はパンケーキ焼いてみたの」コトッ
真姫「」
真姫パパ「アイドル活動はどうなんだ?」バサッ
真姫「」
ガチャッ
凛「おはよう真姫ちゃん!」
真姫「」
凛「よかったね真姫ちゃん」
真姫「え……?」
凛「願いが叶って」ニコッ
お し ま い
47: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 00:49:17.13 ID:lKY6h66Xd.net
おわりや。ダラダラやきう見ながら書いてたからクッソしょーもないのは勘弁やで。
おやすみ
72: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ (スプー Sda8-TZ2d) 2015/11/09(月) 19:14:40.58 ID:lKY6h66Xd.net
元ネタはスーパーナチュラルとか言うアメリカのドラマやで、シーズン何の何話とかまではわからんけど
凛「よかったね真姫ちゃん」ニコッ