……………………
勇者「それでは行ってきます」
弓エルフ「気を付けて行って来るんですよぉ?」
騎士エルフ「王様に失礼のないようにな?」
スライム娘「ガンバレ!」
勇者「はーい」
ガチャッ バタン
弓エルフ「大丈夫かしら……んっ……」トロー
騎士エルフ「あいつなら平気だろう……あっ」トロー
427: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:47:12.25 ID:5ajNRdmm0
弓エルフ「この淫紋ムズムズして堪らないわ……」ウズウズ
騎士エルフ「が、我慢しろ……」
騎士エルフ「興奮すればする程に激しくなるんだからな」フーッフーッ
弓エルフ「い、一回だけならいいよね?」
騎士エルフ「一回だけだぞ?一回だからな?」フーッフーッ
クチュクチュ…
ー城ー
勇者「ここが王様の城かー」
勇者(しかし本当に通れるのかね)
門番「むっ!貴様は……!勇者か」
門番「貴様の国の王様から話は聞いている。好きに通れ」
勇者「どもー」
勇者(本当に通れた!顔パスすげー)
門番「若いのにお前も大変だな」
勇者「門番さんもね」
勇者(どこの世界も世知辛いのじゃ……)
勇者(どこの城も広いよな)キョロキョロ
勇者(分かりにくいから看板付けてほしい)
兵士A「それにしても聞いたか?」ヒソヒソ
兵士A「また税金が上がるんだとよ」ヒソヒソ
勇者(お?)
兵士B「俺達兵士は給料から差し引かれるだけだが国民は可哀想だよな」ヒソヒソ
兵士A「あの王様もどうしちまったんだか」ヒソヒソ
兵士B「しっ!他の誰かに聞かれたら首が飛ぶぞ!」ヒソヒソ
兵士A「すまん」ヒソヒソ
兵士A「前に務めていた大臣もそれで飛ばされたんだったな……」ヒソヒソヒソ
勇者(国の裏では悪どい事が行われているのか)
勇者(やっぱり世知辛いのじゃ……)ナム
勇者「すみません。謁見をしたいのですが」
兵士A「あぁ、謁見の間ならそこ階段を上に上がれば直ぐだよ」
勇者「ありがとうございます」ペコッ
コツコツコツ…
勇者「あれが王様か……」
勇者(厳しそうな人だな)
大臣「待て、許可無き者は帰るが良い!」
勇者(うわっ!髭長くてハゲてる典型的な悪い大臣)
勇者「王様に謁見したいんですけど」
王様「良い。通せ」
大臣「ははぁ!通ってよし!」
勇者「ありがとうございまーす」
王様「そなたが勇者か」
勇者「はい」
王様「そなたの活躍は耳に届いておる」
王様「眠りに落ちた町を救い、魔物に脅かされていた村を救ったらしいな」
勇者「はっ!その通りでございまするぅ!」
王様「しかしその勇者が我に何の用だ?」
勇者「はっ!我が祖国の同盟国とあれば一度謁見をせねばと思い、参上致しました!」ハハー
勇者(緊張で心臓がバクバクしてるわ)ドクンドクン
王様「うむ。そなたの心使い、とても良い」
王様「これからも精進し、世界を救ってくれたまえ」
勇者「はっ!ありがたきお言葉感謝致します!」
勇者「陛下、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
王様「なんだ?」
勇者「この国で何か困った事はありませんか」
王様「ほう?貴様にはこの国が何かに脅かされているとでも?」
勇者「いえ、滅相もない」
勇者「ただ、近辺の魔物が活発化していたりしないか確認をしたかっただけでございます」
王様「ふむ……」
王様「では率直に言ってやろう」
王様「こ の 国 に は 脅 威 な ど 無 い 」
王様「勇者。この国は貴様を必要としていないのだ」
勇者「……」
王様「もう良い。下がれ」
勇者「はっ……!では失礼します!」
テクテクテク
勇者「……」
勇者(嫌ぁーな感じぃ)
勇者(何だい!勇者が必要ないだぁの好き勝手言いやがって!)ブーブー
勇者(国に脅威など無いだ?税金下げてから言えやハゲー!)
勇者(あー!イライラしたわー!!気晴らしに牢屋でも見てこ)スタスタスタ
勇者「すみません。牢屋を見たいんですけど」
兵士「は?」
兵士「ここが牢屋だ」
勇者「ほへー暗くてなんかじめじめしてる」
兵士「なんでまた牢屋なんか気になるんだ?」
勇者「さあ?お城に牢屋があるなら見てみたくない?」
兵士「はぁ……?お前変わってんな」
「お、お主!」
勇者「ん?」
「ちょいと儂の話を聞いてくれぬか!?」
勇者「何すかこのみずぼらしいおっさん」
「儂はこの国の王じゃ!」
兵士「こいつはこの国の王を騙る悪いじじい。訳の分からん事を喚いてる変人さ」
勇者「ふーん……」
「儂は頭が狂ってなどない!!」
勇者「王様とならさっき上で会いましたよ」
「奴は魔物が化けた偽物!皆、奴に騙されておるのじゃ!」
勇者「へいへい……。それで俺に何か用ですか?」
「わ、儂の話を聞いてくれるのか!」
勇者「聞くだけならタダですし、期間限定とくれば目に付くでしょ」
「む……?お主は良く分からぬ事を申すな」
勇者「それで話ってのは」
「そうじゃった!ここから南に行くと洞窟がある」
「そこに[#ーの鏡]という鏡が置いてあるのじゃ」
勇者(またノイズが……)
「それはその者の真実の姿を映し出す力を持っておる」
「それを奴に向けて正体を暴くのじゃ!」
勇者「そりゃ凄い計画だ」
「この城は夜になると警備が薄くなる。その隙を突いて見せるのじゃぞ?」
「夜になると奴は寝室に早々と戻るらしい。そこがチャンスじゃ!」
勇者「あんたそこまで喋っていいの?誰かに聞かれたら消されるんじゃない?」
「フンッ!ここで大人しく閉じ込められては儂の気が済まぬ」
「……この話、信じてくれるな?」
勇者「信じる」
「そうか……。お主は真っ直ぐとした良い目を持っておるな」
勇者「あんたと同じく汚れきってるわ」
「はっはっはっ!そういう意味では無い!」
兵士「おい!いつまで話している!さっさと出ていけ!!」
勇者「じゃあなおっさん」
勇者「戻ってくるまでちゃんと生きてろよー」
「意地でも生きてやるわい」
…………………
ー宿屋ー
勇者「って訳です」
騎士エルフ「勇者はその話を信じたのか?」
勇者「行くだけならいいじゃない」
弓エルフ「魔物の罠かもしれないのよ?」
勇者「行って鏡があればおっさんの話は本物。無かったら偽物って事でいいんじゃないか」
騎士エルフ「全く……またお前はいい加減な事を……」
勇者「いざとなった時の為に狐娘と子狐、それとサキュバスを残して行こう」
勇者「彼女達には夕暮れまでに帰ってくる、帰って来なかったら迎えに来てって伝えておけば安心でしょ?」
騎士エルフ「む……」
勇者「それに新しく装備買ったんだし試し斬りの良い機会になるでしょ」
勇者「どう?」
騎士エルフ「分かった。お前がそこまで言うのであれば私は何も言わん」
騎士エルフ「弓エルフもいいだろう?」
弓エルフ「うぅ……でもぉ」
勇者「弓エルフさんも一緒に来てくれないかな?」
弓エルフ「行きまぁす!」ムギュ
騎士エルフ(即答だな)
勇者「決まりだな。洞窟に行こう」
狐娘「空が青いのぅ……」
勇者「やっほー!」バンッ!!
サキュバス「何よ」
子狐「どうしたんですか勇者。ノックをするのはマナーの基本でしょうに」
勇者「僕達今から南の洞窟に行ってきます」
サキュバス「はぁ?」
狐娘「何じゃ突然に」
勇者「敵の罠かもしれないので援軍としてサキュバス達には残って欲しいんです」
子狐「はあ……」
勇者「夕暮れには帰って来れると思うので、帰って来なかったら迎えに来てください」
勇者「勇者より」
サキュバス「手紙か!」
狐娘「そんなん勝手にすればいいじゃろ……」グテー
狐娘「妾は寝る」
子狐「母様ったら……」
子狐「私が何とかしますので安心して行ってきてください」
勇者「うん。頼むよ」
子狐「お気を付けて」
…………
勇者「南の洞窟に到着しました」
スライム娘「イエーイ……」
騎士エルフ「ここが南の洞窟……」
弓エルフ「勇者様大丈夫?怖かったら抱き着いてもいいのよ?」
勇者「よし来た」ギュウ
騎士エルフ「ふざけてる場合か!」
騎士エルフ「ほら、これを持て」ポイッ
勇者「重ぉっ!?」ズシッ
騎士エルフ「貴様の為に鋼の剣を買っておいた」
騎士エルフ「いつまでもけやきの棒を持たれては私が気になる」
勇者(とてもじゃないが軽々と振れなさそうなんだけど)
騎士エルフ「背中に背負うだけでもいい。持っておけ」
勇者「はーい」
騎士エルフ「それとこれだ」
勇者「ブーメラン?」
騎士エルフ「非力な貴様の事だ。剣すら振れぬと思い、軽めの武器を用意した」
勇者「」
勇者(まじか)
騎士エルフ「自作だが無いよりはましだろう。大事にしてくれ」
勇者「はーい」
勇者(これ自分で作ったんだ)
勇者はブーメランを装備した!
勇者(温かい気持ちが伝わってくる)
ヒタヒタ
騎士エルフ「む?魔物が来るぞ」
ゾンビ使い「マスタァ―」
ゾンビ使いB「パワァー」
騎士エルフ「厄介そうなのが来たぞ」
ゾンビ使い「ナカーマナカーマ」
ゾンビ使い達は仲間を呼んだ!!
腐ったゾンビ「ナカーマ」
勇者「うわっ!敵が増えた!?」
スライム娘「ナカーマ」
騎士エルフ「囲まれる前にケリを付けるぞ!」
スライム娘「おー……!」
騎士エルフ「はぁっ!」ズバッ
ゾンビ使い「ぐげっ!?」ザシュ
ゾンビ使いB「ひー!ひー!」ピロリン
ゾンビ使い「イ"ー!イ"ー!」ピョンピョン
騎士エルフ「またこのパターンか!」
スライム娘「フッ!」ズドム
腐ったゾンビ「ヌワー」
腐ったゾンビ「」
ゾンビ使い「ソセイソセイ」シャンシャン
ゾンビ使い「セイヤセイヤ」シャンシャン
腐ったゾンビ「おああ……」フワーン
勇者「蘇生まで完備とかずるいぞ!」
ゾンビ使い「イ"ー!イ"ー!」ピョンピョン
弓エルフ「でも魔力は必ず消費されてるはず」
弓エルフ「あれほど大量に消費する魔法を使えばすぐに切れ……」
ゾンビ使い「きー!」シャンシャン
ゾンビ使いは弓エルフのMPを吸いとった!
弓エルフ「あら?」ヘナッ
騎士エルフ「あれは魔力を吸い取っているのか!?」
ゾンビ使いは弓エルフの……ゾンビ使いは弓エルフの……
弓エルフ「あらあらあら?」ヘナヘナヘナ
弓エルフ「全部魔力を取られてしまったみたいですー!」ペタン
勇者「ふぁっ!?回復出来ないやんけ!!」
ゾンビ使いA「イーイー!」ピョンピョン
ゾンビ使いB「イーイー!」ピョンピョン
騎士エルフ「このっ!馬鹿にして!!」
勇者「おい騎士エルフ落ち着……」
腐ったゾンビ「ばあ」
勇者「ぬほぉっ!?」ビクッ
勇者「いつの間に横に!?」フラフラ
穴「穴があるで」ガラッ
勇者「あっ!えっ?」
勇者「わっわわわっ!!」ヨロヨロ
勇者「うわああああぁあ!?」ヒューン
弓エルフ「勇者様!?」
騎士エルフ「勇者ああああああ!!!」
バシャッ!!
………………
ヒソヒソヒソ
(死んじゃった?)
(まだ死んでないんじゃない?)
(血は出てないし平気そう)
(せっかく出来た私達の実験台なんだもん。生きててもらわなきゃ困るよね)
(そうだね。もっと生きててもらわなきゃ)
(また[奇跡]が起こったら今度こそ大目玉食らっちゃうもんね)
(だから起きて)
勇者(ん……?誰だ?)
ピチョン…
勇者「……?」パチッ
女の子「」ジー
勇者「っ!?」ビクッ
勇者「えっ?えっ?」ゴシゴシ
勇者「だ、誰も居ない?」
勇者「ここは地下……?」
ピチョン…ポタッ…
勇者(奥から光が見える……)
ピチャッピチャッピチャ
勇者「……これは鏡?」
勇者「じゃあ、あのおっさんの話は本物だったのか!!」
騎士エルフ「おーい勇者!大丈夫か!?」タッタッタッ
弓エルフ「勇者様ー!」
スライム娘「ユウシャ……!」
勇者「みんな!無事だったんだ!」
騎士エルフ「あぁ!何とか魔物は倒せたが……」
弓エルフ「勇者様はお怪我はありませんか?」
勇者「ピンピンしてるよ」
弓エルフ「良かったぁ……」
勇者「それよりあったんだ!本当にあったんだよ!!」
騎士エルフ「まさか鏡が!?」
勇者「あぁ!」
勇者「これで偽物が誰か暴けるぞ」
勇者「町に戻ろう!」
……………
勇者「皆!ただいまー!」
狐娘「おぉ、随分と遅かったではないか」
子狐「夕暮れになりましたのでたった今探しに行こうかと思っていましたよ」
サキュバス「ふんっ……。何よ、ちゃんと帰って来たじゃない」
狐娘「おやおや?さっきまでおろおろしていたのは誰じゃったかなぁ?」
勇者「ほぉほぉ?」ニヤニヤ
狐娘「勇者遅いなぁ……。まさかもう魔物にやられてしまったんじゃ……!?ってうるさかったんじゃぞ?」
サキュバス「う、うるさーい!!」
勇者「心配してくれてありがとう。サキュバス」
サキュバス「ふん……」
勇者「夜になったら全員で王様に[謁見]しに行くぞ」
子狐「物理的にですね」
狐娘「ほぉ?して、如何様に?」
勇者「皆はローブを纏って身体を隠してくれ。途中で計画がバレたらややこしくなるからな」
子狐「分かりました」
勇者「そして寝込みを襲って奇襲……っとまあこんな感じか」
弓エルフ「大丈夫?緊張してない?」
勇者「きききき、緊張し、してないよよよよよ」ガチガチガチ
狐娘「ガチガチじゃろ!!」
弓エルフ「ほら、手を繋いであげるから」ギュッ
勇者「あばばばばば」ガタガタガタ
騎士エルフ「大丈夫なのか……」
………………
フクロウ「ホーホー」
勇者「交代の隙を見計らって行くぞ」ヒソヒソ
騎士エルフ「……」
門番「そろそろ交代の時間だな」
門番「まったくこんな夜中に人なんか来るわけないっつーの……」
門番「あー眠い眠い」スタスタスタ
勇者「今だ……!」
シュタタタタタ…
勇者「良し、ここが寝室だ」ヒソヒソ
狐娘「何で寝室なんじゃ?」ヒソヒソ
勇者「謁見の間じゃなくて寝てるって王様情報が」ヒソヒソ
狐娘「なんじゃそれ」
ヒョコヒョコヒョコ コソコソコソ
勇者「ここまで誰にも見つかって無いよな?」キョロキョロ
ガチャ…
王様「むにゃむにゃ」
勇者「へへへ……呑気に眠ってやがるぜ」ヒソヒソ
騎士エルフ「お前はこそ泥か……」
王様「誰だ……?こんな夜更けに……」パチッ
勇者(しまった!!ここは何とかアドリブで誤魔化すでゲス!)
勇者「私ハローキテー!今あなたの夢の中にいるの!(裏声)」
王様「嘘をつくな!そんな奴はおらん!!この侵入者め!」
勇者「バレてしまった」
騎士エルフ「それより早く鏡を出さんか!バカ!」
勇者「そうでした」ゴソゴソ
勇者「おっと手が滑って鏡が―(棒)」キラン
王様「その鏡は!?」
鏡「」ピカー
鏡「そこに デブ が 居る」ズモモモモ
勇者「何か鏡にブッサイクなのが映ってるぞ。この鏡壊れてんじゃねーのか?」
狐娘「そんな訳あるか!」
ズモモモ……
「よくぞオデの変身を見破った」
勇者「うわっ!お前かよ!」
「南の洞窟に封印していたはずの鏡が何故お前らに……」
騎士エルフ「き、貴様は!?」
ボス「オデはトロール。魔王様の幹部だ」
ボス「せっかくこの国の王に化けて成り変わっていたのになぁ」
ボス「しかしバレてしまっては仕方ない……ここで死んでもらうぞ!」
騎士エルフ「来るぞ!勇者よ、指示を!!」
勇者「よし来たぁ!」
勇者「騎士エルフはスライムと一緒に攻撃、弓エルフさんは弓で遠距離追撃をお願いします!!」
騎士エルフ「分かった!」
スライム娘「ウン……!」
弓エルフ「はい!」
勇者「狐娘は子狐と相手の弱体化で支援。サキュバスは俺の近くに!」
狐娘「あい分かった!封印術なら任せておけ!」
子狐「デバフってやつですね。分かりました」
ボス(ほお?奴が司令塔か)
騎士エルフ「行くぞ!スライム!」ダッ
スライム娘「きゅっ!」ビュン
ガッ ベキッ
ボス「効かないなぁ?」ニヤリ
騎士エルフ「なっ!?こん棒で受け止めただと!?」
スライム娘「きゅっ!?」
勇者「騎士エルフ!スライム!下がって!!カウンターが来る!」
騎士エルフ「っ!」バッ
スライム娘「ぴっ!」ピョイン
ボス「ぬっ……」
ボス(動きを読まれている……?)
勇者「……」ジー
ボス(成る程……奴め、中々鋭い目をしているな)
弓エルフ「はっ!」しゅぱっ
ボス「むんっ!」コココン!!
弓エルフ「あらぁ?防がれてしまいました……」
ボス「鈍いと思って油断したな」
勇者「弓エルフさん!もう一度お願いします!」
弓エルフ「はいっ!」シャシャシャシャッ!
ボス「何度やっても同じよ!」スコココン!
騎士エルフ「はぁっ!」ズバッ
ボス「くっ!?いつの間に潜り込んでいたのか!」ブシュッ!
ボス「回復を……」
狐娘「させぬわ!」シャンシャン
狐娘「封印ッ!!」
ボス「ー……!?」モゴモゴ
狐娘「ほっほっほ!妾の封印術は中々解けんぞ?」
ボス「おのれ……」
ボス(ちょこまかちょこまかと動いて……。これだけ多いと面倒だな)
ボス「では一人ずつ磨り潰してやろうか」ズン…ズン…
ボス「なぁ?」チラッ
勇者「ひぃっ!!」
勇者(完ッ全にこっちをロックオンしてるよあの目!!僕からトマトケチャップにするつもりじゃないですかー!)
勇者(強い怖いちびりそうダす!!)ガクガクガク
勇者「あばばばばば」ガクガクガク
ボス「まずはお前からだ!!」
グワッ!
騎士エルフ「勇者!危ない!!」ドンッ!!
勇者「へぼおおぉっ!?」ズザー
ボス「ふんっ!」ブンッ
騎士エルフ「ぐはぁっ!?」メキッ!!
ビュンッ!!
スライム娘「キシッ!!」ビュン!!
スライム娘「」ボヨン!!
ドンッ!!
スライム娘「びぎゅっ」ベチャ
騎士エルフ「かっ!はぁ……っ!?」メキメキ
ズルズル ガクッ
弓エルフ「き、騎士エルフ!?」
弓エルフ「大丈夫!?」タッタッタッ
弓エルフ「あっ……」
騎士エルフ「」ドクドクドク
弓エルフ(出血が酷い……)
弓エルフ「お願い目を覚まして!!騎士エルフ……」
弓エルフ「ゆ、勇者様あぁ!!騎士エルフがっ!!」
弓エルフ「ねぇどうしようどうしよう!血がいっぱい出て……!ねぇどうすればいいの!ねぇ!?」
勇者「とにかく回復魔法を掛けてくれ!!」
弓エルフ「う、うん!」
弓エルフ「癒しを……!癒しを……!!」
騎士エルフ「ぐぶ……げほっ!」ゴポッ
弓エルフ「あ"あぁぁぁあ!駄目よダメダメダメっ!!」
弓エルフ「死んじゃやだよぉ……お願いだから……!」グスッ
弓エルフ「騎士エルフぅ……!」
騎士エルフ「」ドクドク
スライム娘「」
弓エルフ「スライムちゃん……騎士エルフ……」グスン
勇者「残ったのはこれだけか……」
狐娘「前衛職が居らんから詰みなのではこれ!?」
子狐「あれですね。これはセーブした教会からやり直すやつですね」
子狐「勇者、セーブはちゃんとしてましたか?」
勇者「やべぇ!してないわ!」
狐娘「絶対絶命のピンチなのじゃー!!!」
サキュバス「あぁもう……!世話が焼けるわね」
サキュバス「チャーム!」ポワワン
ボス「ぐっ!?何だこの魔法は……」
ボス(や、奴から目が離せん!)ウットリ
ボス(奴が無性に欲しくなってしまう!!)ムクムクムク
ボス「ウオオオオオオオオ!」
勇者「サキュバス!?何であいつにチャーム掛けたんだ!?」
ボス「オンナ……オンナアアア!!」ドシンドシン
サキュバス「あたしがあいつを引き付けるから、あんた達は逃げなさい」
勇者「はぁ!?何を言って……」
サキュバス「見て分かるでしょ?勝ち目なんか何処にも無いわよ」
サキュバス「元々落ちこぼれのあたしだもの。こんな事でしか役に立たないし」
ボス「アアアア……」ズシン……ズシン……
サキュバス「ほら早く行って……。行きなさいってのッ!!」
勇者「サキュバス……」
サキュバス「……」
サキュバス(サキュバスなのに誰かを好きになるなんて思って無かったな)
サキュバス「……」ギュッ…
サキュバス(あの時、落ちこぼれだったあたしを違うって言ってくれて嬉しかった)
サキュバス(あたしはね……あんたの為ならどんな事だって出来るって思ってたんだよ)
サキュバス(あぁ……)
サキュバス(短い恋だったな……)
勇者「ふざけんな!」
サキュバス「……え?」
勇者「自分をもっと大切にしろよ!!」
勇者「俺と結婚するんじゃなかったのかよ!?」
勇者「俺は……お前とこんな所で別れたくない!」
サキュバス「あんた……」
勇者「ふんっ!!」ガシッ!
シャキン!
ゴトッ!
勇者「ぐおおおぉっ……!やっぱり重いぃ……!!」
勇者「はぁはぁ……」
ボス「邪魔ヲスルナ!!ゴミクズガ!!」
勇者「うるせぇ!!元々ひのきの棒より弱いって自覚してるわボケナス!!!」
勇者「いいか、よく聞け!」
勇者「俺は女の子に敗北するのが好きだ!」
勇者「勿論勝つのも好きだ!」
勇者「だけどなぁ!!誰かの犠牲で勝った戦いなんて嬉しくないんだよ!」
勇者「パーティーの誰かが欠ける決断は絶対に認めない!」
勇者「おぼえておけ!!」
ボス「ソコヲ退ケエエエェェエ!!」ドシンドシン!!
勇者「うあああああああ!!」タッタッタッ
剣「」ズリズリズリ!!
狐娘「お前様っ!?」
子狐「無茶は止めてください!!貴方では敵わないんですよ!?」
ボス「シネエエエエエェ!!」ブォン!!!
勇者「お前なんかに……!」ブンッ!!
ブーメラン「」クルクルクルクル
ボス「ウ"ッ!?コシャクナ!」ゴッ!
ブーメラン「」バキッ!!
勇者「お前なんかにッ!!!」
ボス「ヌオオオォ!?」フラッ
勇者「サキュバスをやらせてたまるもんかあああああ!!」
シャッ!!
スパッ
ボス「ア……?」
こんぼうの先「」ゴトン
勇者「うおっとと!?」ヨロヨロ
勇者「わぎゃっとぉ!?」ベシャ
ボス「ナ、ナンデオデノこんぼうガ斬レタ?」
弓エルフ「はぁ……はぁ……!癒しを!……癒しを!」
スライム娘「きゅ……」パチッ
弓エルフ「やっ……やった……!」
勇者「さ、さっき弓エルフさんの矢を受け止めただろう?」ゼェゼェ
勇者「傷を付けられたせいでこんぼうは脆くなって切れやすくなっていたんだ」
ボス「バ、バカナ!ソンナ事デ!!」ボロッ
勇者「今だ!!騎士エルフ!!」
騎士エルフ「任せろ!!」ダンッ!!
騎士エルフは空高く飛んだ!
勇者「いっけえええええええええ!!」
騎士エルフ「うおおおおおおおおおおおお!!」ブオオオォォ!!
ボス「バカナ!!バカナアアアアアア!!!」
ザシュッ!!!
ボス「ア……」ポタッ
ボス「オデノ……オデノエイ……コウガ……」
ボス「」ブシュウゥ!!
ズウウウウゥ…ン
騎士エルフ「……」シュタッ
騎士エルフ「ふんっ……貴様の様な下衆に栄光など手に余るものよ」シャキン…
勇者「騎士エルフ!傷はもう大丈夫なのか!?」
騎士エルフ「あぁ、動く分にはな」
勇者「ごめん……!ブーメランが……」ボロッ
騎士エルフ「ふふっ。それならまた作ってやる」
騎士エルフ「いっ……!」ズキッ
サキュバス「ほら無理しないの。肩貸してあげるから」
騎士エルフ「す、すまない……」
勇者「スライムは!?」
弓エルフ「何とか息を吹き返しました!」
スライム娘「きゅー……」グッ
勇者「よ、良かった……」
騎士エルフ「ありがとう、スライム。お前が受け止めてくれなければ私は今頃死んでいただろう」
スライム娘「えへへ……」ニコッ
弓エルフ「もぉー!死んでたかもなんて言わないでよ!本当に心配したんだからねっ!!」
弓エルフ「あなたが居なくなったら私……」
騎士エルフ「……心配掛けて悪かった」
弓エルフ「えへへ……生きててよかった……」グスッ
狐娘「無事終わったみたいじゃの」
子狐「おや?誰か来るみたいですね」
ザッザッザッ!
兵士「こんな夜更けに何事だ!!」
サキュバス「うわー……厄介なのが来たわね」
兵士「お前達は魔物……!?」シャキン
勇者「人です」
兵士「嘘つけッ!!その耳と身体の色は魔物だろ!!」
騎士エルフ「……っ!」
弓エルフ「っ……」
スライム娘「きゅうぅ……」ギュウ
勇者「フォ」
狐娘「いきなり現れては無礼な事を言う奴じゃのぅ」
狐娘「一思いに喰ろうてやろうか」
子狐「やめて下さいよ。返り血が付いたら大変なんですから」
兵士「やはり魔物だな……!」
兵士「大方仲間割れでも起こしたに違いない……」
兵士「誰かっ!誰か居ないか!?侵入者だ!!」
兵士「こいつらを牢屋にぶち込め!」
兵士達「」ザッザッザッ!!
ザザッ!!
勇者「増援早いっすね」
狐娘「ふざけた事を抜かしている場合か!」
騎士エルフ「……完全に囲まれてしまったな」
兵士「さあ観念しろ!魔物め!!」
扉「」バン!!
王様「口を慎まんか!!」
コツコツコツコツ
兵士「お、王様!?」
王様「彼らはこの国の危機を救ってくれた恩人なのだぞ!!」
兵士「……は?」
王様「それに比べ、貴様達は魔物に騙されと挙げ句あろう事か王である儂を牢屋に入れるとは……」
王様「全くこの愚か者め!!」
兵士「はっ……!も、申し訳ありませんでしたあああああ!!」ドゲザ
騎士エルフ「どうなってるんだ……?」
勇者「あ、牢屋に居たおっさん」
騎士エルフ「こら勇者!」
王様「良い。恩人に何と呼ばれても構わん」
王様「それにみずぼらしい格好のおっさんだったのは事実じゃしな!」ハッハッハッ
騎士エルフ「」ポカーン
サキュバス「な、何だかフレンドリーな王様ね……」
王様「よくぞ儂の言葉を信用し、ボストロールを討ってくれた」
王様「そしてこの国を、儂を救ってくれてありがとう……!」ペコリ
兵士「王様っ!!」
王様「黙れ!貴様に発言する権利など1ミリも無いと思えッ!!」
兵士「はっ!」ビシッ!
勇者(いきなり国の王が現れて頭を軽々しく下げてちゃ部下も心配するのも無理は無いですよね)
騎士エルフ「頭を上げてください。陛下」
国王「しかし……」
勇者「王様も鏡の場所を教えてくれたじゃないですか」
サキュバス「あたし達も助けられてるのよ」
勇者「そうそう」ウンウン
王様「すまない……」スクッ
王様「だがこのままでは儂の気が済まん!!」
王様「今夜はこの城に是非泊まって行ってくれ!」
王様「極上の料理と部屋を提供しよう!!」
サキュバス「だってさ」
勇者「ありがとうございます」
狐娘「ふっかふかの布団もあるかえ!?」
子狐「また母様は……」
王様「勿論!国一番の布団を用意しよう!!」
狐娘「やったのじゃー!!」ピョンピョン
スライム娘「ユウシャ……」チョイチョイ
勇者「ん?」
スライム娘「イッショ……ネヨ……」ギュウ
勇者「あぁ、いいぞ」ナデナデ
スライム娘「んぅ……」
王様「その前に、その傷を治すといい」
王様「衛生兵!!」パンッパンッ
勇者「あっ王様がよくやるやつだ!一度生で聞きたかったんだよね」
騎士エルフ「おい勇者……」
衛生兵「勇者殿はこちらへ。他の方はあちらの部屋へどうぞ」
衛生兵「直ぐに他の兵がご案内致します」
騎士エルフ「分かった。では勇者、また後でな」
スライム娘「ユウシャ!ユウシャぁぁ……!!」バタバタ
弓エルフ「んもー!スライムちゃんはこっちよ?」
勇者「いや、今日は一緒に居てやりたいんだ。すまない」
スライム娘「うぅ……」ギュ
サキュバス「……そう、じゃあまたね」
勇者「おう」
ゾロゾロ
ゾロゾロ
王様「勇者よ。お主は良き仲間を持ったな?」
勇者「えぇ。俺には勿体無いくらいですよ」
王様「そこのスライムもお主の目に似て真っ直ぐじゃ」
スライム娘「?」
王様「大切にするのじゃぞ?」
勇者「……はい」
スライム娘「」スリスリ
…………
衛生兵「あんたの所のスライム、ずっとあんたにベタベタしてんな」
勇者「懐いてるんすよ」
衛生兵「へー餌付けでもしたのか?」
勇者「ははは……まぁそんな所ですかね」
スライム娘「~♪」ペタペタ
衛生兵「あ~いいなぁ……あんたが羨ましいよ」
衛生兵「あんだけ美人な女を侍らせてたら毎日選び放題なんだろ?」
衛生兵「俺もそうなってみてぇよ!」
勇者「はははは……」
勇者(あんたじゃすぐに枯れちまうぞ)
衛生兵「あんたは擦り傷だけで軽い怪我みたいだし、もう大丈夫だろう」
勇者「はーい」
衛生兵「そっちのスライムも良好みたいだし、もう部屋に行ってもいいぞ」
勇者「わかりましたー」
勇者「いくぞ、スライム」
スライム娘「ウン」ニュルニュル
衛生兵「お幸せになー」
……………………
狐娘「おぉ!お前様!もう傷の手当ては良いのか?」
勇者「ばっちり!」
スライム娘「ブイ!」
狐娘「うむうむ!良き事じゃ!」
狐娘「ところで……もう部屋は見たかの!?見たかのぅ!?」キラキラキラ
子狐「もう母様ったら……。さっきからずっとこの調子なんですよ」ヒョコッ
勇者「お、子狐」
子狐「ずっと子どもみたいにはしゃいで恥ずかしいったらありゃしない」
勇者「相当凄いんだな……」
子狐「おや?その口振りだと、勇者はまだ見てないので?」
勇者「あぁ、実はまだ見てないんだ」
狐娘「お前様も驚くぞぉ!?何てったってドーンと広くて綺羅日やか~な装飾!!」
狐娘「それにふっかふかの 布 団 !!」
狐娘「どれもこれも最高じゃー!!」
子狐「もう!」
勇者「ははは……」
勇者(ふかふかなら後ろに九本も付いてるだろうに)
スライム娘「きゅー……」
メイド「お食事の準備が出来ました。直ぐにご案内致します」
狐娘「おぉ、やっと飯時かの」
子狐「夕御飯食べてないですもんね」
メイド「こちらです」
スタスタスタ…
勇者(しかし今回は間一髪だった……)
勇者(今回は偶々上手く行ったけど、この先も……誰かが危険な目に遭ったら俺が出なきゃならない時が来るのだろうか)
勇者(もしその時があったとしたら、今度こそ生きている保証は無いかもしれない)
勇者(考えただけでも背筋がぞっとする)
勇者「……」
子狐「また何か考えてますね」
勇者「ん?」
子狐「いえ……深刻な顔をしてましたので」
子狐「何かあったら言ってくださいよ」
狐娘「そうじゃよ」
スライム娘「ジャヨー!」
狐娘「今回みたいに一人で突っ走って行かれたら儂らでは着いていけんからの」
子狐「騎士エルフとサキュバスは貴方の行動に称賛をしてはいますが」
子狐「私達と母様、そして弓エルフも怒ってるんですよ?」
スライム娘「ウンウン」
勇者「弓エルフさんまで?」
子狐「えぇ。それはもうプリプリと」
勇者「どう怒ってるのか想像出来んぞ」
狐娘「その通り!」
狐娘「妾はお前様に着いてきたのに、そのお前様が居なくなってはどうしようも無くなってしまう!」
狐娘「その事を胸に留めておくんじゃな!」ビシッ
勇者「……」
勇者「狐娘もたまには良い事言うんだなぁ」
狐娘「なぁっ!?」ガンッ!
子狐「母様がまともな事を言うなんて思いませんでした」
狐娘「人が折角良い事を言ってやったのにー!!馬鹿者ー!」ウニャー!
勇者「はははは!!」
勇者(切羽詰まったら……誰かに相談出来るっていいな……)
勇者「あっ……」ポロッ
狐娘「え?」
子狐「勇者?」
勇者「いや、何でもない……何でもないんだけどさ」ポロポロ
勇者「気持ちが温かいなぁって思ったら安心して……」ゴシゴシ
狐娘「それほどまでに妾の言葉が胸に染みたのか……!」
子狐「バカ言ってないで行きますよ」
狐娘「のわぁ!?またしてもお前は!」
勇者「……」
スライム娘「ユウシャ……」クイックイッ
勇者「あぁ、すまんすまん!」
プアァーン…
勇者「」ピクッ
勇者(……)チラッ
勇者(何故か知らないはずの電車の音が微かに聞こえた気がした……)
狐娘「またあの白い汁が飲みのじゃ!あるかの!」
子狐「だからそれはシチューですって」
…………………
王様「勇者達よ!今宵は思う存分食べてくれ!!」
勇者「ありがとう!王様!」
勇者「さあみんな!!食べようか!」
「「おー!!」」
ザワザワザワ!
それ妾の!! 早い者勝ちです
騎士エルフ(む……)
王様「そこでな……儂は言ったんじゃよ」
王様「絶対に鏡はある!とな」
王様「誰一人信じてくれんかったけどな!!はっはっは!」
勇者「あんな格好で信用しろと言う方が難しいでしょ」
王様「それもそうじゃの!」
ガヤガヤガヤ
狐娘「こ、これがシチュー……?」
子狐「それはホワイトスープです」
狐娘「なんじゃ……と……」
狐娘「ならばこっちは!?」
子狐「それもホワイトスープです」
狐娘「こっちは!?」
子狐「そっちはシチューですね」
狐娘「ぐぬぬ……見分けが付かぬ……!!」
スライム娘「ハフハフハフ」ガツガツ
サキュバス「あんたって見た目に反して結構食べるわよね」
スライム娘「サキュバス……アンマリ……タベナイ?」
サキュバス「そりゃあたしは精気と魔力を食事にしてるから人の食べ物はあんまり取らなくていいのよ」
弓エルフ「あら?でも夜は食欲旺盛じゃない」
騎士エルフ「」ゴホッ
スライム娘「ユウシャノ……イッパイ……タベテル」
サキュバス「あんたらに食事のマナーってのは無いのかー!?」ビシィッ!
勇者「あははは……」
勇者(あいつらはしゃいでんなー)
王様「はっはっは!!お主の仲間は本当に面白い奴ばかりじゃな!」
勇者「ありがとうございます」
勇者「こうやって見てると、人間と魔物が争いあってるなんて嘘のように思えてきます」
王様「それはお主の器量があってこその賜物じゃ」
王様「儂らとて相容れぬ時もある。刃を交えれば血を流すの事は免れん」
王様「平和的道を選んだからこそ今がある」
王様「国も人も似たようなものよ」
勇者「そうですかね」
勇者(エロ的な道しか選んでない気がする)
王様「して……」
王様「誰を選ぶのか決めたのか?」ヒソヒソ
勇者「へっ!?」ビクッ
騎士エルフ「!」ピクッ
弓エルフ「あら……?」ピクッ
勇者「だ、誰かを選ぶなんて俺には出来ません!」
勇者「いつかはそうなる時があるとは分かっています」
勇者「だからと言って悲しむ顔を見たくはない……」
勇者「これは単に俺の我が儘なんですけどね」
王様「ほお?英雄色を好むという言葉もある。それも良いじゃろう」
騎士エルフ「」ホッ
弓エルフ「」ニコニコ
王様「さぁ!皆の者!もっと飲もうではないか!!勇者の勇気ある行動を祝して!」
…………………
ー廊下ー
勇者「げふっ……」
勇者「食い過ぎた……」
勇者「部屋は……こっちだったか」フラフラ~
勇者(昔は腹一杯食うって考えが無かったからなぁ)
勇者(なんだか久し振りの感覚だ)
勇者(……待て)ピタッ
勇者(昔って何だ?)
勇者(そもそも俺は何でここに居るんだっけ?)
勇者(思い出せない……?)
勇者(……酒の臭いで酔っているのかもしれない。外の風に当たってこよう)
フラフラフラ……
勇者「風……気持ち良いな」
女の子「本当に?」
勇者「本当だよ」
女の子「それは本心から?それとも建前?」
勇者「はぁ?何言って……」
勇者(あれ?こんな子いたっけ?)
勇者(白髪のショートに青い瞳。白いワンピース)
勇者(誰だ?)
女の子「ねぇ、ここで何をしているの?」
勇者「何って……風を浴びてるんだよ」
女の子「確かにこの風は気持ちいいね」
女の子「大切な事を忘れそうになるくらいに……」
女の子「貴方は魔王を倒すつもり?」
勇者「そりゃ倒すさ。それがどうかした?」
女の子「本当にそれでいいのかな」
勇者「え?」
女の子「本当はやりたい事があったんじゃない?」
勇者「俺は……」
女の子「自分に限界を決め付けてやめちゃって……」
女の子「そのまま見てみぬフリをしたままつまらない日々を過ごして来た」
女の子「……ねぇ」
女の子「本当は何がしたかったんだろうね」
勇者「何がって……!」イラッ
勇者「大体お前は何なんだよ!?誰なんだ!!」
勇者「ワケ分かんない事ばっか言って……!」
女の子「そっか気付いてないんだ……」
女の子「あの光、見える?」
プオーン!
ガタンゴトン
ガタンゴトン!
勇者「光……」ドクンドクン
女の子「ある勇者は夢を見ました」
女の子「とても輝かしい未来を夢見て勇者は冒険に出ました」
勇者「……」
女の子「ですが、その冒険は想像より遥かに過酷な旅だったのです」
女の子「勇者は夢に向かって足を前に進めますが」
女の子「道は泥沼の様に深く、勇者の足を阻んでいきます」
勇者(覚えていないはずの光……なのに)ドクンドクンドクン
プオォォォオーン!!
女の子「いつしかその旅に疲れ……」
ザワザワザワザワザワ!!
勇者「……っ!!!」ドクンドクンドクン!!
「足を滑らせてしまったのです」
フラッ
勇者「あ」
勇者(これ死ん……)
騎士エルフ「勇者!」
パシッ!
勇者「え?」
グイッ
勇者「いっ!?」ドサッ
騎士エルフ「この馬鹿者!」
騎士エルフ「危ないじゃないか!!もう少しで落ちる所だったんだぞ!?」
勇者「へ……」
崖「」ビュオオオオォ
勇者「な、何じゃこりゃああああ!?」
騎士エルフ「ふらふらと外に出ていくから様子を見に来てみれば……全く」
騎士エルフ「お前はいつも危なっかしい奴だ」
勇者「た、助けてくれてありがとう」ハァハァ
勇者「はぁー……」ペタン
騎士エルフ「どうかしたのか?」
騎士エルフ「食事の時、やけに空元気を出していたが……」
勇者「いや……」
勇者「……はっ!あんのヤロォ……!」ガバッ
勇者「ここにこの位の小さい女の子居なかったか!?」
騎士エルフ「女の子?」
騎士エルフ「ここにはお前一人しか居なかったぞ」
勇者「ふぁ……」
ヒュウゥウ……
勇者「さ、寒くなってきたから部屋に戻る事にするよ……」
騎士エルフ「あ、あぁ」
勇者「助けてくれてありがと」
勇者「ちょっと寝不足で疲れてたみたいだ」
騎士エルフ「大丈夫なのか?」
勇者「寝たら大抵の事は治る!」
騎士エルフ「そうか、では次からは外に出る時は誰かに伝えてくれ」
騎士エルフ「お前一人だと何処かに行ってしまいそうになって心配だ」
勇者「心配かけてごめん」
騎士エルフ「気にするな」
勇者「おやすみ、騎士エルフ」
騎士エルフ「あぁ、おやすみ」
……………
ー寝室ー
勇者「……」
スライム娘「すぅすぅ……」ギュウ
勇者(部屋に入ろうとしたらくっ付いて一緒に寝ると騒がれてしまった)
勇者(武器を向けられて怖かったのかな)
ナデナデ
スライム娘「えへー……すぅすぅ……」
勇者(それにしてもあれは何だったんだろう)
勇者(やりたい事……ね)
サキュバス「何陰気臭い顔してんのよ」
勇者「サキュバス……!?」
サキュバス「あんたらしく無いわね」
勇者「そうか?」
サキュバス「あんたはもっと締まりの無い、ぼけーっとした顔してればいいの!」
勇者「はぁ……?何だそれ」
サキュバス「その顔よ」ムニー
勇者「あべべべべ」グイー
勇者「頬が痛い……」ヒリヒリ
サキュバス「それが一番あんたらしい顔だわ」
勇者「むぅ……」
サキュバス「あたしを助けた時のあんたは何処行ったのかしらね」
勇者「う"っ」
サキュバス「あの時のあんたは最高に格好良かったわよ」
勇者「止めて恥ずかちいでつ」
サキュバス「サキュバスは俺のものだー!って宣言しちゃってはっずかしー!」
勇者「ぐあぁぁ……!」
勇者(あのデブに渡したくなかっただけなんだ!)
サキュバス「あたし、あの言葉で本気であんたのものになるって決めたもの」
サキュバス「いつかこのパーティを抜けてふらふらーって何処かに行こうかと思ってたけど止めた」
勇者「おぉ……」
サキュバス「あそこまで言われちゃったんだもの。何処までも着いていくしかないじゃない」
勇者(そもそも抜けようと思われてた事にショックを隠せない)
サキュバス「地獄の底でも地の果てでも着いていってあげる」ムギュッ
サキュバス「その変わり……責任取りなさいよ?」ナデ
勇者「」ズキューン
勇者(な、何だこれ)ドキドキ
勇者(さっきとはまた違う鼓動……)ハァハァ
勇者(早くて呼吸が乱れているのに……むしろその早さが心地良い)
サキュバス「んもう……!あんたはいっつも奥手なんだから……」トン
勇者「おわっ」ポフッ
サキュバス「ほら……手……あたしの胸に当ててみて」
ドクンドクン
サキュバス「ドクドクって鳴ってるでしょ?」
サキュバス「これは本気であんたを好きになっちゃった証拠……」
サキュバス「えへへ……何だか恥ずかしいわね」
勇者(な、な……何だこれは)
勇者(エロいとも違う、可愛いとも違う)ゴクリ
勇者「……綺麗だ」
サキュバス「はっ……!?」
サキュバス「な、何よ突然……!」
サキュバス「そんな真面目な顔で言われたのは初めてよ……」フイッ
勇者「ふぁ……」ソクシ
勇者(あああああああああ!!可愛いいぃいいいい!!)
勇者(何を口走ってんだ俺は!!)
勇者(何が綺麗だよおおおお!!)
勇者(ばっかお前!心臓飛び出るわ!!むしろ脱出ボタンでコックピットからポーンだよ!!)
サキュバス「ねぇ勇者……?」
勇者「はひっ!?」ビクッ
ギシ……
サキュバス「あんたを本気で食べちゃうけど……いいわよね?」ボソッ
勇者「ふぁ」ゾクゾク
サキュバス「サキュバスの本気は凄いわよ?」
サキュバス「絶対に獲物を逃がしたりはしないんだから」ボソボソ
ギシ……
サキュバス「好きにしちゃうけど……いいわよね?」
勇者「お……」
勇者「お願い……します……」
勇者(ドーパミンがドバドバでお祭り騒ぎですよ!ワッショイワッショイ)
サキュバス「ふふっ。言ったわね?」ジュルリ
サキュバス「あんたの身体……余さず全部食べてあげる」フーッフーッ
勇者「はひっ」
勇者(僕の心は生きて帰れないかもしれない)
サキュバス「はぁ……やっぱりこの匂いたまんなぁい……」すーはー
サキュバス「あんたの匂い嗅ぐとクラクラしておまんこ弄りたくなっちゃう……」クチュクチュ
サキュバス「乳首もぴんって張って美味しそうじゃない」
サキュバス「いただきまぁす……」アーン
ジュル…ジュル…
勇者「っほぉ!!」ビクン!
サキュバス「気持ち良いでしょ?」クリクリ
サキュバス「もっと弄ってあげるぅ……あぁむ……」ジュルジュル
勇者(左右に舌で潰しながら舐っては弄ぶように片方の乳首を指で弾かれる)
勇者(悪戯な顔でこちらを覗くサキュバスがまたいい……)
サキュバス「うふふ」コリコリ
勇者(ゆっくりと射精に導かれていく……本物のサキュバスよりエロいんじゃないかこれ!?)
ちんぽ「」トロー
サキュバス「んっ……また匂いがキツくなった……」スーハー
サキュバス「もう射精の準備万端ね」シコシコ ニチュニチュ
勇者「ファー」
サキュバス「ねぇ……もっと興奮する為に……」クチュ
サキュバス「おまんこ……触ってみない?」クパアッ
まんこ「」ヒクヒク
勇者「フォーウ」マジマジ
勇者(ピンク色の桃色まんこじゃあああああ)
サキュバス「もう触りたくて仕方がないって顔してるわね」
サキュバス「ほら……ここ指入れて?」
ツプウ
勇者(おおおおおお指が沈んでいくううう!!)
サキュバス「んっ……全部入ったぁ……!」
サキュバス「じゃあ、あたしの感じる所、教えてあげるね」
サキュバス「上の……あっ」ビクン
勇者(ここか?)
グニグニ
サキュバス「うっうん!そこよぉっ!」ビクビク
サキュバス「それと下のぉほっ!?」ビクン
勇者「ここだな」
サキュバス「そ、そこっ!」ビクゥ
勇者(いつも入れてるから何となく感じる所が分かる)グニグニ
勇者(腹の部分に近いのは……ここか)グリグリグリ
サキュバス「はひぃっ!?」ビクビク
勇者(腹の上からも押してサンドイッチにしたろ)グニグニグリグリ
サキュバス「あっ!ダメダメっ!!イクイクイク!!」ガクガクガク
勇者(お?)
サキュバス「はぅぅ!!」プシャァー!!
勇者「効果は抜群だ」
サキュバス「はへぇ……ひーっ……ひーっ……」カクカク
勇者「じゃあ子宮の辺りを上から撫でて……」
サキュバス「ひゃっ!?」ゾクゾクゾク
勇者(これから中出ししますの挨拶ぅ!)ナデナデ
勇者「ゆっくりゾワゾワーって来るだろ?」
サキュバス「な、何であんたがそんな事知ってんのよ!」ゾクゾクゾク
勇者「狐娘と弓エルフさんに教えてもらったんだ」
勇者「出し入れも丁寧にやると良いんだっけ」
ジュプッジュプッ
サキュバス「はっ!はぅっ……!!」ビクビク
勇者「ちょーっとお腹強く押すよー」
ギュゥ……ナデナデ
サキュバス「ああぁああ!」ガクガクガク
サキュバス(ま、まずい!こいつに前戯でイカされる!)
勇者「……」ジュプジュプ
勇者(こいつの乱れる所が早く見たい)
勇者(早くしてみよ)
ズプズプズプ!!
サキュバス「はっ!?ひっぃいっ!!~~~!!」ガクガクガク
プシャー!プシュッ!プシップシッ!
サキュバス「い、イクの止まんにゃい!!やめでぇえええ!!」ガクガクガク
勇者「分かった」ピタッ
サキュバス「はぁ!はぁ……!」ビクンビクン
勇者「これで最後ね」ズンッ!!
サキュバス「~!!」プシャーーー!!
勇者「おー……」
勇者(これは絶景だ)
サキュバス「はっはひっ……」ビクン…ビクン
サキュバス(このままではあたしの方が負けてしまう……!)ハァハァ
サキュバス(バカだと思って油断してたら余計な事を教えられてたなんて!)ガクガクガク
サキュバス「い、いいわ……合格よ……っ!」ビクン
サキュバス「次はあたしが攻める番!」
トンッ ドサッ
サキュバス「入れてあげる」フーッフーッ
ツプププ…
サキュバス「くっ……」ピクッ
ツプッ
サキュバス「ふぅんっ!」ピクンッ
ジュプン
サキュバス「ひゃん!?」ビクンッ!
勇者「大丈夫か?」ナデナデ
サキュバス「へ、平気よ!この位!」
サキュバス「今日は密着しながらゆっくり動いてあげる……」
ズリッズリッ
ヌジュッヌジュッ
サキュバス「んっ……はぁ……」
ムニュンムニュン
勇者(胸が身体の上で転がっている)
サキュバス(これ……!あいつの乳首とあたしの乳首が擦れて気持ちいいっ!)ニュルッニュルッ
サキュバス「これしゅきぃ……はぁはぁ……」
勇者(尻を揉みながらキスしたろ)
モニュンモニュン
サキュバス「あっ!」
勇者「舌出して」
チュゥ ムチュウ レロレロ
サキュバス「っ!んはぁ……っ」ビクンビクン
レリュンレロォ
勇者「なぁ、サキュバス」
サキュバス「なっ何ぃ?」ヌチュヌチュ
勇者「このままゆっくり搾られるのもいいけど」
勇者「やっぱりサキュバスに本気で搾られたい」
勇者「お前の本気のセックスでイキたいんだ!」
サキュバス「~!!」ゾクゾク!
サキュバス「……分かった」
サキュバス「そこまで言うならあたしの本気、味あわせてあげる」
サキュバス「金玉の中空っぽになるまでブッこ抜いてやるんだから!」
サキュバス「途中で失神なんてしないでね……?」ニヤ
勇者「」ゴクリ
パンパンパン!
勇者「こ、これがサキュバスの本気!!」
サキュバス「どう?凄いでしょ!中がずっとうねうねしてて気持ちいいのが止まんないでしょ!」ドチュドチュドチュ!
勇者「あぁ!いつもより締め付けもキツくて……!最高だ!」
サキュバス「普通はこんな事しないんだけ……どっ!」ズチュン!
グリグリグリ
勇者「オアーッ!」
サキュバス「あんたにだけ特別なんだからね」グイングイン
勇者「腰が縦横無尽に……!?ぐあぁ!!」
サキュバス(はぁ……やっぱりこいつとのセックス最高……)ビクンビクン
ドクン…
サキュバス(あれ?……)
サキュバス(何か違和感が……)
サキュバス(さっきとはまた違う鼓動の感覚……)ドクンドクン
キュウウウウウウ
勇者「さ、サキュバス!?急に締め付けが!
!」
サキュバス(あたし……こんなの知らない……!知らないのに!)ポワァ
勇者(何だ?サキュバスの身体が光って……)
ギュウウウウウウウ!!
勇者「ぐああああああ!?」
ビュルルルルルルル!!
勇者「す、吸いとられるっ!あ"あああああ!!」
サキュバス「!!」ゴクゴクゴク
サキュバス「」ハァハァ
勇者「はぁ……はぁ……す、凄かったよサキュバス……」
サキュバス「フーッフーッ!!」
勇者「さ、サキュバス……?何だか顔が怖いでござるよ?」
サキュバス「えへ……」ギュゥ
勇者「むぐ!」ムギュウ
サキュバス「ザーメン!ザーメン!!」タンッタンッ!
勇者(これはいつものサキュバスじゃない!)
ポワァ
勇者(ま、また!?)
ビュルルルルルルル!!
勇者「ぐうぅう!!」ガクガクガク
サキュバス「アハハ!モットチョウダイ!!」
勇者(サキュバスの身体が光ると強制的に搾られるみたいだ)
勇者(今までそんな事はしてこなかったのにどうして突然……?)
サキュバス「ドレインって気持ちいい……止められないわぁ……」キュウウウン
ドビュルルルルルルル!
ビュルルルルルルル!ビュルルルルルルル!ビュルルルルルルル!
勇者「があああああああああ!!」
勇者(こ、これは殺される!!マジで殺される!!)
勇者(気持ちいいとかのレベルじゃない!!ただ単純に搾られてるだけになってるもん!)
勇者「た、助け……」
ビューーーー!!
スライム娘「ジー」
ビュルルルルルルルルルルル!!
勇者「スラ……イム……」
勇者「助け……て……」
スライム娘「?」
勇者「サキュ……止め……」チョイチョイ
スライム娘「!」コクン
スライム娘「ミギストレート!」ビュン
ドゴッ!
ちんぽ「」ズルン
勇者「っ!はぁはぁ……」
ドサッ!
サキュバス「いったぁ!!」
スライム娘「ヤッタ」フンス!
勇者「ありがとうスライム……」
サキュバス「何が起こったのよ……もう……」
勇者「お、覚えてないのか?」
勇者「サキュバスの身体が光ったと思ったら急に搾られるし何かお前怖かったしで大変だったんだぞ?」
サキュバス「あ、あたしが?」
勇者「ドレインがどうとかって言ってたが」
サキュバス「嘘……本当に?」
サキュバス「や、やったああああ!」
勇者「へ?」
スライム娘「きゅ?」
サキュバス「あたしもドレインが出来るようになったんだ!!」ピョンピョン
サキュバス「ありがとう勇者!!」ギュウウウウウウウ
勇者「」ムギュウ
勇者(幸せおっぱい……)
勇者「ぷはっ……じゃあ何だ?今までドレインをしなかったのは、単純に使えなかったってだけなのか?」
サキュバス「そうよ。だから身体一つで頑張ってたってワケ」
勇者「良かったな。念願のドレインが使えるようになって」
サキュバス「ふふーん。今のあたしに掛かればあんたなんてイチコロなんだから!」
サキュバス「いくわよ?ドレイン!!」
ポフッ
勇者「……」
スライム娘「……」
サキュバス「……あれ?」
勇者「何も起きないぞ」
サキュバス「な、何でええ!?」
勇者「どうやら偶然出来ただけみたいだな」
サキュバス「そんなぁ……」ズーン
スライム娘「サキュ……ダイジョブ……」ポンポン
スライム娘「ユウシャ……サキュ……スキ」
スライム娘「スライム……サキュ……スキ」
サキュバス「スライムぅぅ!」ギュゥ
サキュバス「あんたってば本当に優しい子なんだからあああ!」スリスリ
スライム娘「えへへ……」
4つのスライム「」ムニュンムニュン
勇者(おっぱい祭りだワッショイワッショイ!!)
勇者(ほっぺとほっぺがムギュッてくっ付いてるのもすこ)
勇者(誰かこの光景を額縁に納めてちょうだい!!)
ちんぽ「」ムクムク
サキュバス「あ……」
勇者(おっぱいが素晴らすぎて……下品ですが勃起しました)ビンビン
サキュバス「あれだけ搾られたのにまだ勃つなんて本当に無尽蔵ね」
スライム娘「ヘンタイ」
勇者「るせーやい」
サキュバス「ま、そこがあんたの良い所なんだけどね」
サキュバス「じゃあ今度は二人で勇者を責めましょう?」
スライム娘「ガンバル!」
サキュバス「んぇえ……」レロォ
スライム娘「んあぁ……」レロォ
サキュバス「どう?ダブルフェラ。気持ちいいでしょう?」
勇者(おほおおおお!モンスター娘二人によるダブルフェラとかやっばいでえええええ)
お尻「」プリンプリン
勇者(後ろでフリフリしてるお山が圧巻の一言)
勇者(最高の眺めじゃけぇ)
レロレロ…チュウウ
サキュバス「ん……タマタマもしゃぶっちゃおうねぇ?」
サキュバス「はむっ……」パクッ
スライム娘「はむ……」パクッ
サキュバス「ひふわよー?」
サキュバス「んぼっ!ぶぼっ!ぶぼっ!」ブボッブボッ
スライム娘「ぶぶっ!ぼっ!」ブッブッンボッンボッ
勇者「ヒャー」ガクガクガク
勇者(交互に引っ張っては玉を転がして弄ばれる)
サキュバス「んひひ」レロレロ
スライム娘「んっ……ニヒッ」コロコロ
勇者(精液をもっと製造しろと言ってるかのような行為ですね)
勇者(さいこう、もっとやれ)
サキュバス「んぼっ!んぼっ!」ジュプジュプ
スライム娘「んぱっ……」ポンッ
ちんぽ「」トロー
勇者(我慢汁が止まらん)
サキュバス「さっきからカウパー垂れっぱなしよ?」ペロペロ
サキュバス「そんなに気持ち良かったのかしら」
スライム娘「へっへっへっ……!!」ハァハァハァ
サキュバス「もう我慢出来なくて犬みたいに発情してるじゃない」
サキュバス「この子ったら早くおちんぽ食べさせてぇっておねだりしてるの……」ボソッ
勇者「」ゾクッ
サキュバス「あんたがいいよって言えば直ぐにでも食いつくわよ?」
スライム娘「チンポっ!チンポっ!」ジュルリ
サキュバス「ほら早く言ってあげたら?」
勇者「」ゴクリ
勇者「い、いいぞ」
スライム娘「っ!」
パクッ!!
ジュルッジュルッ!
勇者「あ……はあぁ……」ガクガク
サキュバス「うわぁ……いやらしいフェラね……」
サキュバス「あのひょっとこ口の中で、ちんぽがれろれろぉってされてるのが分かる?」
サキュバス「こんな風に……」
ジュプゥ
勇者「ひっ!?み、耳はっ!!」ビクンビクン
サキュバス「えおぉ……」ジュルジュル
サキュバス「んっふぅっ……こんな風にされてるのよぉ?れろぉっ……」レリュンレリュン
勇者「わ、分かった!分かったからあああああ!!」ビクンビクン
スライム娘「っ!っ!」グポッグポッ
ジュボボボボ!! レロレロレリュン
勇者「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」ガクガクガク
勇者「出るっ!出る!!」
スライム娘「んんっ!」ジュプッジュプッ
サキュバス「出して……グツグツ煮込んだ濃厚な精液吐き出して!」
ジュプン!
勇者「くあああああ!!」
ドビュルルルルルルル!!
スライム娘「んぼっ!?」ドプゥ!
スライム娘「んぷぇ!」ジュポン
ビュルルルルルルル!!ビュルル!ビュルッビュルッ!
タパパパパ! ビチャビチャ!
サキュバス「うっわ……何この量……」ドキドキ
ネトォ…
サキュバス「匂いも濃さも凄く濃厚……」ハムッ
サキュバス「はあぁ……美味しい……」トローン
サキュバス「そんなに気持ち良かったの?何だか妬けちゃうなー」
勇者「」ビクッビクッ
スライム娘「」ジュゾゾゾゾゾゾ
勇者「」ビクンビクン
スライム娘「んむー」グチュグチュ
サキュバス「あら?分けてくれるの?ありがと」
スライム娘「れろぉ……」ドロオ
サキュバス「んっ……」ベトォ
勇者(スライムが上から垂らしてサキュバスがそれを口で受け止めてるのくっそえろい)ビンビン
勇者(溢れた精液が身体に垂れてくのがまたシコい)シコシコシコ
サキュバス「んっ……」グチュグチュ
サキュバス「ほら、聞かへてあげるわ」
グチュッグチュッ!
勇者(耳元で精液を咀嚼する音がいやらしく響く)
勇者(ちんこに来ますわー)ビクビク
サキュバス「」ゴックン
サキュバス「っはぁ……」レロォ
サキュバス「どう?全部飲んであげたわよ」レロォ
勇者(ザー飲見せびらかしー!!!)シコシコシコシコ
サキュバス「まだ切なそう……」
サキュバス「ん……」クパァ
サキュバス「分かる?あたしのおまんこ……あんたのザーメン欲しくておねだりしちゃってるの……」ヒクッヒクッ
サキュバス「さっきからおまんこ汁止まんなくてグチャグチャに濡れてるんだから……?」ハァハァ
ニュルッ
サキュバス「入れてあげるね?」
ジュプン
勇者「んひぃ!」
パンパンパン!
サキュバス「あっはぁ!一度振ったら腰止まんなくなるわこれ!」トチュントチュン
スライム娘「ムー……」
スライム娘「ユウシャ……テ……カシテ」グイッ
勇者「お、おう?」
グチュ
スライム娘「んっ……」ニュプン
勇者(手マンかー)
グチュグチュグチュグチュ!
スライム娘「はぁ!はぁ!んっ……」ビクンビクン
勇者(スライムでも普通に感じるんだな)
勇者(肉がプルプルしてエロい)
サキュバス「こっちも集中しなさいっての!」ズン!
勇者「ぐぅ!?」
パンパンパン!
サキュバス「今はあたしのターンなんだから!」グイッ
勇者(顔近っ……!?)
サキュバス「目移りしたらダメなのぉ!」ムギュウ
勇者「むぐぅ!」
サキュバス「今だけはあたしだけを見て!ねっ?ねっ?」チュッチュッ
勇者(ここまでデレたサキュバスは居るだろうか)
勇者(ここに居るわ)
勇者(だが敢えて言おう!うちのサキュバスが可愛いです!!)
勇者「サキュバスっ!サキュバスっ!」スーハースーハー
サキュバス「はぅぅっ!ズコズコ中で硬いおちんぽがぁっ!突いて来るのぉ!!」ジュブッジュプッ
サキュバス「ねぇキスしよ?ねぇ……!」ギュッ
勇者(サキュバスのおねだり顔可愛すぎないか)
勇者(誰か撮って!言い値で買う!!)
サキュバス「ほら舌出してぇ……」
チュッ…レロ…ニュルニュル
勇者「むっ……!」チュッチュ
サキュバス「もう出るのっ?いいよ!」
サキュバス「あたしのおねだりおまんこにっ!!子宮に精液中出してっ!」
勇者「中に……!出すぞ!!」
サキュバス「うん!出して!勇者のミルクザーメン全部出して!!」
勇者(勇者印 の 濃厚ミルク が 出る!)
勇者「くっ!」
ビュウウウウウウウウ!!!
サキュバス「くぅっ!?はぁんっ!!」ビクンビクン
ドクドクドク
サキュバス「はひっ出てる……」
サキュバス「勇者ザーメン中に出てりゅ……」ビクッビクッ
サキュバス「えへへ……」
サキュバス「勇者……好きぃ……」カクンッ
勇者「はぁはぁ……」
スライム娘「ユウシャ……」ニュルニュル
勇者「スライム……」
スライム娘「ん……マッテタヨ……」トロー
勇者「あ」ビンビンビン
勇者(月明かり照らされると誰でも美しくなるのだろうか)
ズプン!
スライム娘「キタァ!ユウシャ!チンポ!」ダパンダパン!
勇者「これまた……一段とヌルヌルじゃないか……!!」ビクン
スライム娘「えへへ……」ニュルンニュルン
スライム娘「イッパイ……ヌルヌル……ニスル……ガンバッタ」ニチュンニチュン
勇者「くっ!だからいつもより感じやすいのか……!」
スライム娘「えへへー」ジュプン
勇者「んぐっ!?」
勇者(取り込まれた!?)
勇者(い、息が!!息が……)
スーハー
勇者「出来る……」
スライム娘「クウドウ……ツクッタ」
勇者「ほへーそんな事も出来るのか」
スライム娘「ヒトツ……ニナル……キモチイイ」
勇者「確かに安心する……」
勇者(まるで母胎の中に居るような感覚だ)
スライム娘「えへへ……ユウシャ……ヒトリジメ」ギュムッギュム
勇者(スライムは私のママかもしれない)ビクンビクン
勇者「あ……」ブルブル
スライム娘「デソウ?ダシテイイヨ」
勇者「出るぞ……」
勇者「くっ……!」ビュッ
トプトプトプ……
スライム娘「アツイノ……キテル……」
ズルーン
勇者「おぉ!?」
勇者(解放されたのか?)
勇者「はぁはぁ……!」
スライム娘「んっ……」ピクン
サキュバス「ひー……ひー……」ビクンビクン
勇者「……」ムラムラ
勇者(最後まで責任取らないとな)
勇者(ダブルフィンガーで行きます!!出動!!)
勇者「ふん!」ズボォッ
スライム娘「っ!」ビクン
サキュバス「っ!?」ビクゥン
勇者「最後は同時にフィニッシュって薄い本の定番だよな!?」グチュグチュグチュグチュ!!
スライム娘「!!!」ガクガクガク
サキュバス「な……によ!それ!」ビクンビクン
勇者「最後まで責任取るって言ってんだよ!!」ズプッズプッズプッ
サキュバス「そんなっ!……指でなんて……!!くぅっ!」ビクンッ
勇者「サキュバス先生に教えられた事を実践でイカそうと思いまぁす!!」ズチュズチュズチュ
サキュバス「なに馬鹿な事言って……!」
サキュバス「あっ!ダメ!またイクっ!イクイクイク!!」ガクガクガク
スライム娘「ユウシャ……!ユウシャ……!」ガクガクガク
勇者「俺の指でイケええええええええ!!!」
スライム娘「スキィイイイ!!」プシャーーーーーーー!!
サキュバス「バカぁあああああ!!」プシャーーーーーーー!!
ガクガクガク……
勇者「」ビッチョリ
ヌプゥ
勇者(びしょ濡れになった)ポタッポタッ
勇者(ネズミーのアトラクションより水を掛けてくるじゃないか)
サキュバス「勇者ぁ……」ムクッ
勇者「ふぁ!?」
サキュバス「まだちんぽビンビンにおっ勃ててるじゃない」サワッ
スライム娘「ギンギン……」ムギュ
サキュバス「まだイケるみたいね」
サキュバス「続きは布団の中でしましょ♪」
スライム娘「イッショニ……ハイロ?」
勇者(やれやれすまないな 騎士さんよ)
勇者(これだから約束は出来ないんだって誰かが言ってた)
勇者(また部屋を開けたらむわぁってなると思うから気を付けてね)モゾモゾ
んっ……もうちんぽからカウパー出てるじゃない
トロトロ……
あんっ!こらっ!太股に擦り付けないの!
ギシッギシッ……
………………
騎士エルフ「うむ……」
騎士エルフ(さて、このドアを開けようか開けまいか)
騎士エルフ(勇者の事だ。一晩中ヤッたに違いない)
騎士エルフ(また淫臭を嗅がされるはめになるのは分かっている)
騎士エルフ(くっ!!ここまでドアノブに手を掛ける事を躊躇った事は無いぞ!?)
狐娘「なんじゃ?扉の前で頭を抱えおって」
狐娘「入らんのなら妾が先に入ってしまうぞ?」
騎士エルフ「え?あ、あぁ」
騎士エルフ「え?あ、あぁ」
狐娘(にっしっしー!これで勇者の朝勃ち一番搾りは妾のもんじゃ!)
狐娘(大方、こ奴も狙っておったけど恥ずかしくて躊躇っておったんじゃろうなぁ!)クックック
騎士エルフ「?」
狐娘「勇者ぁー!妾が来たぞー!」ガチャ
狐娘「って……ぬわぁあああああーっ!?くっさ!!!」ビターン!
騎士エルフ「……やっぱりな」
狐娘「なんじゃこの臭いはああああ!!」
狐娘「鼻がっ!鼻がもげるううううう!!」ゴロゴロゴロ
サキュバス「何なの……?朝から騒がしいわね」ムクッ
スライム娘「ウルサイ……」
勇者「おはよ」
騎士エルフ「起きたか」
騎士エルフ「もうじき朝食が出来る。風呂に入ってこい」
騎士エルフ「それと……」
騎士エルフ「そこの間抜けは放っておけ」
狐娘「ぐあああああああ!!」ゴロゴロゴロ
勇者「?」
……………
狐娘「どうして妾がこんな目に……」シクシク
子狐「馬鹿な事考えるからですよ」
狐娘「納得いかーん!!」
狐娘「大体あれじゃ!騎士エルフはこうなる事を知ってのじゃな!?」ビシッ
騎士エルフ「毎度毎度嗅がされてるからな」
狐娘「おのれええええ!扉の前で立っていたのも罠か!罠なのかああああー!!」
狐娘「くうぅ!何処までも計算高い奴め……!」
騎士エルフ(頭が良いのか悪いのか分からん奴だ……)
勇者「おはよーございまーす」ホカホカ
スライム娘「オハヨ……!」ムギュー
サキュバス「いつもながら賑やかね」ムギュー
騎士エルフ「貴様は朝から両手に花とは随分と良い身分だな」
勇者(何か怒ってる?)
勇者「いつも起こしてもらってすみません。助かってます」
騎士エルフ「ふんっ」
勇者「……?」ポリポリ
弓エルフ「あらあら随分楽しそうね」
勇者「弓エルフさん、おはようございます」
弓エルフ「勇者様、おはようございます」
コンコン ガチャ
メイド「朝食でございます」ガラガラ
狐娘「待っておったぞ!」
スライム娘「ゴハン……!」
勇者(こいつら食うのが好きだよなぁ)クスッ
狐娘「なんじゃ?藪から棒にニヤニヤと変な顔をしおって」
勇者「いや、何でもない」
勇者(こう見ると人を襲うモンスターだったとは思えないよな)
騎士エルフ「勇者」
勇者「ん、あぁ」
スライム娘「」ソワソワ
勇者(もう待てないって顔をしてる)
勇者「では今日も」
「「いただきます!」」
………………
騎士エルフ「勇者。旅に出る前に一度、王様に謁見してから行かないか」
弓エルフ「これだけお世話になったんだもの。会いに行きましょう?」
勇者「確かにそうだな……」
騎士エルフ「謁見の間は上の階だ。行くぞ」
コツコツコツ
勇者「おはようございまーす」
兵士「陛下っ!こちらの案件は如何なさいましょうか」
王様「食料の不足ならば貯蓄があったはずじゃ!それを回せい!」
兵士B「陛下、税金が高すぎるとのお声が……」
王様「ええい!それは下げると言ったであろう!!」
勇者「い、忙しそうですね……」
王様「おぉ、勇者か!」
王様「今おかしくなってしまった国を元に戻している所じゃ」
勇者「出直しましょうか?」
王様「構わん。お主らの用件ならいくらでも時間を割いて聞こう」
勇者「ありがとうございます」
王様「ところで……」
王様「昨日はお楽しみじゃったな!」
勇者「へ」
サキュバス「」ゲフンッ
スライム娘「?」
騎士エルフ「ほぉ?」
勇者(バレてたんかぁああああ!!)
王様「なぁに軽い冗談じゃ!」
勇者「あ、あははーそうですよねぇ」
王様「……まさか本当に?」
勇者「そ、それより……!今日は別れの挨拶に来ましたー」
王様「む……そうか」
王様「もう少し滞在すると思っていたが……お主には使命があるんじゃったな」
王様「寂しくなるが、達者でな」
勇者「こちらこそ色々とお世話になりました。このご恩は忘れません」
王様「兵士!」パンパン
兵士「はっ!お呼びでしょうか陛下!」
王様「この者達を門までお送りせよ」
兵士「はっ!」
勇者(イケメンな人が出てきた)
兵士「では門までお送り致しましょう」
………………
兵士「私の案内はここまでです」
勇者「ありがとうございました」
兵士「貴方の旅に幸多からん事を」
勇者「……つかぬ事をお聞きしますが」
兵士「はい」
勇者「一国の将だったり2回攻撃の魔法を撃ったりしてませんでしたか?」
兵士「は?」
騎士エルフ「……馬鹿、行くぞ」ガシッ
勇者「ふぁっ!?」ズルズル
勇者「い、色々とお世話になりましたー!!」
騎士エルフ「勇者、次は何処へ向かうんだ?」
勇者「ノープランです」
狐娘「お主はいつもそれか!」
勇者「スンマセン」
騎士エルフ「はぁ……地図によれば、この先に町があるはずだ」
子狐「この先の町ですか……。確か船の出入りが盛んな所だったような」
勇者「船……」
勇者(船員……イカ……うっ!頭が!!)
弓エルフ「船ですか~!また乗ってみたいですね」
騎士エルフ「船は悪くは無かったな。船は」ジロッ
勇者「ソッスネ」
サキュバス「次は広い部屋で寝たいわねー」
狐娘(何があったんじゃろうか)
子狐「見えてきました。恐らくあそこがその町でしょう」
弓エルフ「わぁ!綺麗な海ですよ!海!」
騎士エルフ「広大な海に太陽の光が反射して輝いている……何度見ても綺麗だ」
子狐「それより宿屋探しましょうよ」
勇者「せやな」
狐娘「妾疲れた」
騎士エルフ「貴様ら……」
……………
ガチャ
宿屋「いっしゃい!」
勇者「こんにちはー。2部屋7人で泊まりたいんすけど」
宿屋「お客さん運がいいね。ぎりぎり2部屋残ってるよ」
勇者「何かお祭りでもあるんですか?」
宿屋「いやね。ここ数日、王様が船の出港を認めないとかで乗組員が立ち往生していたんだけど」
宿屋「誰かが王様と交渉してくれてね。船の流通が解禁されて盛んになったのさ」
宿屋「お陰でうちは大繁盛!誰か知らないけど様様だよ!」
勇者「それは良かったっすね」
宿屋「あんたらは観光かい?」
騎士エルフ「いえ、旅の途中です」
勇者「魔王討伐頑張ってます」
宿屋「そうかい……若いのに大変だねぇ」
宿屋「うちでゆっくり旅の疲れを癒していきな!」
宿屋「部屋はこの先を右に行った所だよ」
勇者「はーい」
ドサッドサッ
狐娘「ふぃー疲れたわ」
勇者「荷物も降ろしたので道具の買い出しと待機班に分かれたいと思います」
子狐「では私と母様は待機で」
狐娘「防具とか道具とかよく分からんしの」
サキュバス「あたしとスライムはここで待ってるわね」
スライム娘「……待ッテル」
騎士エルフ「では私と弓エルフで行ってくる」
勇者「うん。じゃあ、騎士エルフと弓エルフさんに任せようかな」
弓エルフ「良かったら勇者様もご一緒しませんか?」
勇者「へ?」
騎士エルフ「お、おい!何を勝手に……!」
弓エルフ「こういう時こそ勇者様の好感度を上げるチャンスよ?」ヒソヒソ
騎士エルフ「なっ!?わ、私はそんな事は……!」
弓エルフ「ね?行きましょうよー」
サキュバス「ちょっとあんた!まさか一緒に行く気!?」
勇者「でもこの町で情報収集もしたいしなぁ」
サキュバス「だったらあたしも行くったら!」
勇者「え」
サキュバス「あんた見張ってないとどっか行くに決まってるじゃない」
狐娘「本当は勇者が居なくなったら寂しいだけなのではないのか?」ニヤニヤ
子狐「まるで飼い主に着いていきたい子犬のようです。実は犬なのではないでしょうか」
スライム「サキュ……デレ……」
サキュバス「誰がデレよっ!!」
勇者「サキュバスも来てくれるなら嬉しい」
サキュバス「本当に!?」パアッ
サキュバス「ま、まぁ当然よね!」ニマニマ
尻尾「」フリフリ
騎士エルフ「但し、問題は起こすなよ」
弓エルフ「勇者様もちゃんと自制するのよ。いい?」
勇者「はーい」
騎士エルフ「では行ってくる」
バタン
狐娘「……あやつの尻尾みたか?」
子狐「揺れてましたね」
スライム娘「デレ……」
…………………
騎士エルフ「武器も新調したし、道具も揃えた」
弓エルフ「勇者様、後は必要な物はありませんか?」
勇者「これだけあれば大丈夫だよ」
騎士エルフ「それにしても貴様は未だにその棒以外持てぬのだな」
弓エルフ「盾も傷だらけで今にも壊れそうよ?」
皮の盾「」ボロッ
勇者「あらら……端が欠けてら」
騎士エルフ「そろそろ新しい装備に変える時ではないか」
勇者「そうだな……新しい皮の盾に変えなきゃ」
サキュバス「種類を変えなさいよ!種類を!」
勇者「これ以外に持てるものが無いんだもん」
勇者「おなべのふたなら持てそうだけど」
騎士エルフ「まったくお前は……」
「おーい!」
勇者「んぁ?」
船員「アニキー!」
勇者「船員ちゃん!」
船員「お久し振りっス!元気にしてやしたか?」
勇者「そっちこそ!」
騎士エルフ「ここで会うなんて偶然だな」
船員「へへっ!偶々ここに用事があって来たんスよ!」
勇者「ほぇー……船長さんもここに?」
船員「そうっス!多分、船で寝てると思いやス!」
船員「ところで……アニキ達は例の噂、聞きやしたか?」
勇者「噂?」
船員「お化けが出る幽霊船の話っス」
勇者「幽霊船?」
船員「俺達はまだ見た事がないんスけどね」
船員「何でも海の真ん中に無人の船が浮かんでて……」
船員「人が居ないのに何処かに向けてゆっくり進んでいるらしいんスよ」
船員「船長はこの話が嫌いみたいなんで聞きたがらないんスけど」
勇者(怖がりなんだ)
勇者「幽霊船かー……」
サキュバス「何?もしかしてあんた怖いのー?」ニヤニヤ
勇者「幽霊は怖いけど、この手の話は好きだよ」
騎士エルフ「意外だな」
勇者「幽霊船になった経緯とか、それまでの楽しい航海の様子を書いた日記があれば尚良し」
弓エルフ「私は怖くて足が震えちゃいそうです……」
弓エルフ「もしかしたら勇者様の手をお借りするかもしれません……」ギュッ
弓エルフ「こんな風に……」ムギュウ
勇者「オパーイ」
サキュバス「ちょっ!どさくさに紛れて胸触らせてんじゃないわよ!」
船員「気になるなら船長に話をして来やスよ」
騎士エルフ「いいのか?」
船員「いつもは変える時に遠回りをしてるんスけど、今回は噂の海域を通ろうかって話がありやして」
船員「もしアニキ達が乗ってくれるってんなら船長も喜びやス!アニキ達が居れば百人力っス!」
騎士エルフ「勇者、どうする?」
勇者「気になるし行ってみようよ」
勇者「この国のイベントは終わってるみたいだし」
騎士エルフ「イベ……?まぁ、いい。ではそうしよう」
船員「では、明日の朝にこの港でお会いしやしょう!」
勇者「朝ね」
騎士エルフ「分かった」
船員「それでは俺は船に戻りやスんで、これで失礼しやス」
タッタッタッタッ
勇者(幽霊相手にニフラム使える人居ないんだった)
勇者(物理で倒せるのだろうか)
ー宿屋ー
勇者「ってな訳で……急遽、幽霊船を探す事になりました」
狐娘「ゆゆゆゆ幽霊じゃとおおお!?」
サキュバス「いきなりどうしたのよ」
子狐「母様は大の幽霊嫌いなんです」
狐娘「あばばばばばばば……」
弓エルフ「狐娘にも可愛い所があるのね」クスクス
狐娘「あああ、あいつらは本当に碌な奴らじゃないのじゃ!!」
狐娘「陰気臭いし勝手に恨んでくるし……恐ろしやー……」ガクガク
騎士エルフ「ただの噂話なのだろう」
騎士エルフ「何も起きやしないさ」
勇者「そうかなぁ」
狐娘「お前様あぁ……助けとくれぇえ……」ムギュウウウウ
勇者「オッパイヤワラカイヤッター」
騎士エルフ「そんなに怖いのなら盛り塩でもしておけば良いだろう」
狐娘「そうしとくかの……」ガクガク
…………………
~夜~
サキュバス「すぅ……すぅ……」
スライム娘「すぴー……すぴー……」
狐娘「むにゃむにゃ……こわいのじゃ……のじゃぁ……」ギュゥ
勇者「」ギンギンギン
勇者(眠れん!!)
勇者(怖いから一緒に寝てくれって言われたけど、まさか抱き枕にされるとは思わなかった)
勇者(おっぱいとかが顔やら何やらに当たって僕の剣はビンビンですよ)ビンビンビン
カタッ…
勇者(ん?)
カタッ…カタッ…
勇者(何だ?)
女「」ヌゥ
勇者「」
勇者(幽霊だああああああああ!!)
女「」スゥー
勇者(まじで浮いてるううう)
勇者(壁すり抜けて廊下に出たぞ……)
勇者(幽霊ってまじで壁通れるんだ)
勇者(追い掛けてみたろ)テクテク
女「」スゥー
勇者(うわぁ……まじで足無いよ……)
女「」チラッ
勇者「ピッ」
勇者(目と目が合うー瞬間ー)
女「」ニコッ
スゥー…
勇者「消えた」
勇者(何だ?写真が落ちてる)
勇者(バカップルの写真かこれ)
勇者(よく見たら写ってる人がさっきの幽霊じゃん)
勇者「ん?裏に何か書いてる……?」ピラッ
勇者(私を忘れないで……)
勇者(これを誰かに届けろって事か?)
勇者「ふわぁあ……」
勇者「……寝よ」
チュンチュン
狐娘「ぬ、ぬわああああ!?」
勇者「んぁ?」
サキュバス「何よ朝っぱらから大声あげて……」
狐娘「な、なぁっなんでもないのじゃー!あははははは……」
狐娘(何故か知らんが股の間がヌルヌルして……んんっ……!)ビクン
狐娘(この歳でおねしょとは……とほほ)
勇者(ムラムラして思わず素股してしまった)
コンコン
騎士エルフ「私だ。入るぞ」
ガチャ
騎士エルフ「む、今日は臭いがしないな」
狐娘「昨日の話でそんな気分になれるか!」
勇者(僕はムラムラしてました)
サキュバス「狐娘はずっと勇者を抱き締めながら震えてたし、不思議とあたしもそんな気分じゃなかったのよね」
騎士エルフ「そうか。毎回こうであれば良いのだがな」
勇者「それは無理です」
サキュバス「無理ね」
狐娘「無理じゃの」
騎士エルフ(どう足掻いても私の悩みは消えぬのだな……)
騎士エルフ(かく言う私も加担している手前、抑えろとは言えないのだが)
騎士エルフ「……まぁいい。朝食を済ませたら港へ向かうぞ」
勇者「はーい」
騎士エルフ「ほらスライムも起きるんだ」ユサユサ
スライム娘「ふにゅー……」ゴロン
スライム娘「ふにゃっ……すぴー……」タユン
騎士エルフ「まったく……世話が焼ける奴らだな……」ハァ
………………
ー港ー
船員「あっ!アニキー!こっちこっちっス!」
船員「おはようございやすっス!」
勇者「おはよー」
船長「久し振りだな勇者!」
勇者「お久し振りです船長。今日はよろしくお願いします」
船長「あぁ!本当は遠回りして帰ろうと思ってたんだがな」
船長「あんたらが乗りたいって聞いて針路を変更したんだ」
船長「幽霊でも何でもあんたらがいれば怖くねぇ!」
船長「今回も頼むぜ!」
勇者(今度はタコとか出なきゃいいっすね)
船員「部屋には俺がまた案内するっスよ!」
勇者「よろしくね」
船長「出港するぞ!さぁ乗ってくれ!!」
…………
狐娘「これが船!!」
狐娘「初めて乗ったが、まっこと奇妙な乗り物よな!」
子狐「私も初めて乗りましたが初めての感覚です」
弓エルフ「はしゃぐ気持ちも分かるけど、船酔いには気を付けるのよ」
狐娘「船酔いぃ?」
子狐「揺れによって平衡感覚の乱れを起こす事です」
スライム娘「キモチワル……ナル!」
狐娘「ほぉ……?良く分からんが大変なんじゃな」
狐娘「妾は何ともないから船酔いなどせんじゃろ!」
子狐(これは後で面倒な事になるパターンですね)
船員「着きやした!ここがアニキ達の部屋っス!」
ガチャ
サキュバス「あら、前より部屋が広いわね」
船員「前の船が大分傷んできてたっスから新しく船を改装したんス」
船員「前より快適になって皆んなも喜んでやした!」
サキュバス「へぇ!これなら文句無しね」
船員「隣の部屋も寝室になってやスからお好きな方を使ってくだせえ」
船員「それでは俺は失礼しやす」
勇者「はーい」
騎士エルフ「では、荷物を降ろそうか」
ドサッドサッ
勇者「俺は船内の様子を見てくるよ」
騎士エルフ「私も行こうか?」
勇者「いや、俺一人で大丈夫」
騎士エルフ「いや……そうではなくてだな」
騎士エルフ「また前のようにフラフラと消えてしまいそうな気がして……」
サキュバス「こいつの事だから足滑らせて海に落ちるかもね」
勇者「ばっかお前縁起でもねぇ事言うなよ!まじで落ちるだろ!」
騎士エルフ「むぅ……」ジー
勇者「心配そうな顔するなって……ちゃんと帰ってくるから」
サキュバス「そんなに不安なら首輪でも着ければいいのよ」
勇者「おーいそこー……変な事吹き込まないの」
騎士エルフ「ふむ……首輪か……」
勇者「お前もお前でちょっと考えんなよ!」
勇者「じゃあ行ってくる」
弓エルフ「気を付けてねー」
ガチャッバタン
勇者(まったく……あいつら人を犬か何かと勘違いしてるんじゃないのか)
船員「アーニキ!」ヒョコッ
勇者「船員ちゃん」
勇者「もしかして敵でも出たのか?」
船員「まだ出てないよ」
船員「今日は海が穏やかだから出なそうだって」
勇者「それなら良かった」
勇者(あっそうか……二人きりだから素になってるのね)
船員「ねっねっ!アニキィ!ちょっとお話しない?」
船員「アニキが冒険したお話とか聞きたいな」
勇者「いいぞ」
船員「やったー!」
船員「じゃあ……」
船員「あっちの部屋で……ゆっくりお話、聞かせてね?」ニヘラ
勇者「」ドキ
勇者(あれ?雰囲気が違う……?)
船員「ほら入って入って!」
ガチャ…バタン
船員「そこのベッドに座っていいよ」
勇者「じゃ遠慮なく」ポフッ
船員「私も隣に座っちゃお!」ポフッ
船員「ねぇねぇ!冒険のお話聞かせて!」
勇者「あぁいいぞ」
勇者「まずはな……」
…………………
勇者「……そこで俺が一刀両断!!」
勇者「鏡に映ったデブは捨て台詞を吐きながら息絶えたのだったー」
船員「へー!さすがアニキ!カッコいい!」
船員「魔物が王様に化けるなんて事があるんだなぁ……」
ススッ…ピトッ
勇者(さっきから思っていたんだけど……近くね?)
勇者「船員ちゃん……近くないか?」
船員「何がー?」サスサス
勇者(何故に俺の太股を撫でるのですか!?)
船員「」サワサワ
船員「!」ピクッ
勇者「おうふ……」
ズルン
勇者「ちょっ!なんでズボンを脱がしたの!?」
ちんぽ「」ビンビン
船員「やっぱり勃ってんじゃん」
船員「アニキも期待してたんだね……にひひ」
勇者「うっ……」
勇者(昨日の夜は不発で終わったからムラムラしてるんです)
勇者(決して服の隙間から見えるちっぱいに興奮したとかじゃないんです)
船員「やっぱりアニキのちんぽエロい……」ゴクリ
船員「あれから私アニキのちんぽ想像してオナニーしてたんだ……」ハァハァ
勇者(なんてえっちな子なんでしょう)
勇者(罪悪感がぁぁぁ……!!)
船員「すんすん……。はぁあ……この臭い癖になる……」
勇者(この歳でそれはまずいですよ!)
勇者(ちんぽソムリエへの道を踏んじゃってるよ!純粋な少女がそんなっ!)
勇者(いいぞもっとやれ!!)
船員「確かこうすればいいんだったよね……」
れろぉ…
船員「んぁあっ……どうアニキ?」レロレロ
勇者(悪くないっすね。むしろ良い)
勇者「あぁ……気持ちいいぞっ!」
船員「ならもっとしてあげる……んっ」ジュポッジュポッ
勇者(ば、バキュームフェラ!?)
ジュポッジュポッ ズゾゾゾゾゾ!!
勇者(小さなお口が必死にちんぽを離すまいとしゃぶってくる!)
勇者(昨日の寸土めも相まってもう出そうだ……!)
勇者「出るぞ……!」
船員「も、もう出るの?」ジュプッグポッ
勇者「出る!」ビュル
船員「んむむっ!?」ブピュッ!ドプドプ!
ドクッドク…
船員「んっ……んっ……」ゴクゴク
勇者「くおおおぉ……」ガクガク
船員「ぷはぁっ」ジュポン
船員「ご馳走さま……」ニヘラ
勇者「」ビクンビクン
勇者(女の子の成長は早いですな……)ガクガク
船員「そんなに私の口、気持ち良かったの?」
勇者「す、凄く良かったよ……」ハァハァ
ムクムクムク ビンッ
船員「あ……」
船員(またおっきくなってる……)マジマジ
船員「はぁはぁ……」クチュクチュ
勇者「」ジー
勇者(性欲のままに盛ってる女の子が一番興奮すると思います。え?しない?)
船員「じゃあ次は……」
霧「」フヨフヨフヨ
モワモワ
勇者「霧だ……」
船員「え?」
船員「本当だ……。何だろこれ?」
勇者「確かめに行こう」
船員「うん!」
勇者「……っとその前に」
勇者「船員ちゃん。口に毛が付いてるよ」
船員「あ……」
ー甲板ー
勇者「船長!この霧は!?」
船長「おぉ!勇者!!」
船長「分からねぇ……さっきまで晴れてたのに空が暗くなったと思ったら急に……」
乗組員A「船長!前方に何か見えます!」
乗組員A「あ、あれは……!!」
ゴゴゴゴゴ……ギィィィィ……
船長「ゆ、幽霊船……だ……」
船長「今すぐ進路を変えろ!あの船にゃ近付いちゃならねぇ!」
乗組員B「船長大変だ!舵が効かねぇ!」
船長「何ぃ!?んな馬鹿な話があるか!!」
乗組員B「まるであの船に引き寄せられてるみてぇだ!!」
船長「くそっ!!」
船長「勇者、あんたの出番かもしれねぇ」
船長「……まずい事になったぞ」
勇者「……」ゴクリ
ギシッ……ギイイィ……ゴゴゴゴゴ……
船員「これが幽霊船……!」
乗組員B「こえぇ……」
乗組員A「俺……噂話だと思ってた……」
船長「お前ら!絶対に近付くんじゃねえぞ!」
船長「もし、てめぇらが呪われたら問答無用で海に叩き落とすからな!!」
乗組員A「あんたは鬼か!」
乗組員B「そりゃないですよ!」
船長「うるせぇ黙ってろ!」
勇者「呪われるって?」
船長「そりゃ決まってるだろ」
船長「この船の持ち主にさ……」
ギイィィイ……
乗組員B「ふ、船が止まったぞ……」
乗組員A「何が起こるんだ……?」
「-ヨウヤク見ツケル事ガデキタ-」
乗組員A「な、何だ!?何処からか声が聞こえるぞ!?」
「-愛シノ[ オ リ【 ア ]……-」
乗組員B「ヒイイイィ!!ナンマイダブナンマイダブ!!!」
勇者(みんなすっかり怯えてしまっている)
幽霊「-サア共ニ帰ロウ……-」
船員「え?やだ!!止めて!!」フワッ
乗組員A「幽霊!?いや、魔物か!?」
勇者「何か知らんが船員ちゃんを掴んでるぞ!」
乗組員B「ひいいいいいい!?」
船長「てめぇ!!何しやがる!!」
幽霊「-怖ガラナクテイイ……ボクダヨ-」
船員「私あなたなんか知らない!!離して!!」バタバタ
船長「この化け物め!船員を離せ!」
船員「助けてアニキぃ!いやああああああ!!」
船長「待ちやがれ!」
スゥー…
船長「船員いいいいいいぃん!!」
シーン…
勇者「わぁ……」
乗組員B「あばばばばばばば」ジョボボボボ
船長「……何てこった」
騎士エルフ「勇者!この霧は何なんだ!?」
勇者「騎士エルフ……」
サキュバス「うっわ何この船!ボロボロじゃない!」
狐娘「ひいいいいいい!?本物のお化けの船じゃあああああ!?」
子狐「ちょっ!?嘘でもそんな事言わないでくださいよ!!」
子狐「ただの難破船でしょう!ね!?勇者!!」
子狐「幽霊なんて存在しませんよね!?」
乗組員A「それがたった今……」
勇者「幽霊が船員ちゃんを連れていってしまった所なんだ」
子狐「ふにゃ……」
子狐「きゅうぅ……」フラッ
子狐「」バタン!
狐娘「やっぱりお化けはおったんじゃああああああ!?」ガクブル
弓エルフ「あらあら……」
スライム娘「オバケ……!!」
船長「た、頼む勇者……!」ガシッ
勇者「お、おぉ……」
船長「船員を……娘を助けてやってくれないか!」
勇者「ふぁっ!?」
船長「あいつは早くに両親を無くしてからに俺が引き取った娘……」
船長「血は繋がってねぇがたった一人の大切な家族なんだよ……!」グスッ
勇者「」
勇者(そんな娘を淫乱教育したと知られたら沈められかねんぞ俺)
勇者(お義父さんと呼ぶべきなのか)
船長「娘を救ってやってくれ!勇者!」
騎士エルフ「どうする、勇者」
勇者「うーん……」
勇者(ゾンビ系の相手って面倒なんだよなー……)
勇者「……分かった。行こう」
船長「おぉ!行ってくれるのか!!」
騎士エルフ「そう来なくてはな!」
船長「ありがてぇ……!」
勇者「全員で突撃出来る広さではなさそうだし……」
勇者「この中から3人であの船に入ろう」
騎士エルフ「誰を連れていくんだ?」
勇者「俺と騎士エルフと」
狐娘「」ガクブルガクブル
勇者「……狐娘」
狐娘「わ、妾ぁ!?」ビクゥ
狐娘「嫌じゃ!嫌じゃ!!絶対に嫌じゃあああああ!!」
狐娘「例えお前様の頼みでも絶ッッッッ対に行きとぉ無い!」
勇者「そうは言われても魔法職は必要だし」
狐娘「妾はこの柱から絶対に離れんからの!!」ヒシッ
サキュバス「そこに白い手が見えるわよ」
狐娘「ひぃっ!?」ガバッ!
勇者「幽霊系に有効な術とか持ってるんじゃないの?ゾンビ系を消し去るとか」
狐娘「た、確かに持っておるが……」
狐娘「怖いものは怖いんじゃっ!!」
弓エルフ「こう言ってますし、代わりに私が行きましょうか……?」
騎士エルフ「いや、物理攻撃が効かない敵が現れたら全滅は免れない」
騎士エルフ「ここは勇者の判断に任せよう」
狐娘「う"わ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん"!!!勇者の鬼畜!鬼!悪魔ぁあ!!」
騎士エルフ「観念しろ!」ガシッ
狐娘「嫌じゃああああああ!!」
勇者「他の4人はもしもの時に備えていてくれ」
弓エルフ「はーい……」ムー
スライム娘「ユウシャ……」
勇者「すぐに帰ってくる」ナデナデ
スライム娘「ん……」
船長「決まったみてぇだな」
船長「おい!橋を掛けろ!!」
乗組員「あいあいさー!」
ガタンッ!!
船長「これであっちの船に乗り込めるぜ」
勇者「よし!出発だ!!」
サキュバス「気を付けて行ってきなさいよ」
サキュバス「帰ってこなかったら絶対に許さないんだから!」
勇者「おう!死んだら化けて帰ってくるわ」
サキュバス「縁起でも無い事言うな!このバカ!」
…………………
ギシッ……ギイィィイ……
狐娘「怖いのじゃ怖いのじゃ怖いのじゃぁ……」ガクガクガク
勇者「甲板もボロボロだな……」
騎士エルフ「戦いの後は見られない……。恐らく何らかの事故で沈んだのかもしれないな」
騎士エルフ「勇者、下に降りてみよう。何か見つかるかもしれない」
勇者「はーい」
狐娘「うぅ……」
ジロッ
狐娘「ひいいぃっ!?」
狐娘「お前様っ!お前様ぁ!!」クイックイッ
勇者「何?」
狐娘「あそこに目が……」
勇者「はぁ?」キョロキョロ
勇者「何処にも見当たらないぞ」
勇者「……多分気のせいだろ」
狐娘「本当にあったんじゃ!」
勇者「恐怖で幻覚でも見たんだろ」
勇者「ほら、行くぞ」
狐娘「う、うむ……」
ニッヒッヒッヒッ…
ギシッギシッ…
騎士エルフ「随分と傷んだ階段だな……床が抜けるかもしれん。気を付けろ」ギシッギシッ
勇者「音がすげぇ」ギシッギシッ
狐娘「うむぅぅ……!!」
ゾンビ「ばぁ」
勇者「うぉっ!?」ビクッ
狐娘「ぎえーーーー!?」ビクッ
騎士エルフ「魔物か!」シャキンッ
デーモン「ミニミニィ!」
しびれるくらげ「キュイイィ!」
勇者「騎士エルフ、狐娘!」
騎士エルフ「分かっている!」スラッ
騎士エルフ「はっ!」ズバッ!
しびれるくらげ「ギュビッ」ブシュッ!
ゾンビ「おああぁ……」ユラユラ
狐娘「お、お前様!いいいい今こそ力の見せ所じゃぞぉ!?」ガタガタガタ
勇者「年長者が俺の後ろに隠れないでくださいよ……」
狐娘「い、今はそんな事は関係ないのじゃあ!」ガクガク
勇者(やるしかないか……)
ゾンビ「おああぁ……」スッ
勇者「あれ?」
狐娘「ひいぃい!?こっちに来たあぁ!?」
勇者(素通りした……?)
狐娘「ひいいいぃ!!来るな!来るなあああ!!」ブンブン
勇者(恐怖のあまりに杖を振り回してる)
狐娘「消え去れ化け物め!」シャラン!
ゾンビ「フワァァァ」シュイン
勇者(あれはニフラム!)
勇者(ゾンビ系を消滅させる魔法だっけ)
勇者(皆は道行く人にニフラム!ニフラム!って言ってはいかんぞ)
勇者(消えちゃうからな)
デビル「ビッ!?ビビー!!」キョロキョロ
騎士エルフ「さぁ、観念しろ。後は貴様だけだ」
デビル「……」ムムー
デビルは逃げ出した!
騎士エルフ「む……」
勇者「賢いやつだな」
狐娘「もうお化けはおらんよな!?おらんよなぁ!?」キョロキョロ
騎士エルフ「戦闘なら終わったが」
狐娘「た、助かったぁ……」ホッ
騎士エルフ「ふぅ……先に進むぞ」
勇者(……)フム
ギシッ……ゴゴゴゴゴ……
騎士エルフ「それ程広くは無い船のようだな」
勇者「昔の人はそこまで大きい船を作って無かったのかもね」
狐娘「そんな事はどうでもいいから早く帰りたいのじゃ……」
勇者「ん?この部屋は何だ?」ギイッ
狐娘「馬鹿者!無闇に入るでない!」
狐娘「霊が出てきたらどうする……!」
勇者「お邪魔しまーす」キョロキョロ
騎士エルフ「……これは航海日記か?」
狐娘「ぬわあああ!騎士エルフまで!」
勇者「ちょっと狐娘読んでみてよ」
狐娘「何故に妾がっ!?」
狐娘「むぅ……」
狐娘「何々……」ペラッ
「こんにちは~……」フワー
狐娘「ひいいいいい!?」ビクッ
「ど~も~、私幽霊マニアと申します……」
騎士エルフ「なっ……!?」
勇者「うおっ!?」
狐娘「お、お……おば……おば……」ブルブル
「とうとう、念願の幽霊になる事ができました……」
「充分満喫したので、そろそろ帰りますぅ……」
「この感動をあなたにも~」
「さよ~なら~……」スゥー
騎士エルフ「消えた?」
勇者「あれ絶対に違う幽霊船の人だよね」
狐娘「!? うっ!!」ガクッ
騎士エルフ「だ、大丈夫か!?」
勇者「何か透けてない?」
狐娘「そ、そんな馬鹿な!?うげっ!本当に透けておる……」スゥー
狐娘「とほほ……妾は死んでしまったのか……?」グスッ
勇者「多分呪いを移されたんだろ」
騎士エルフ「という事は他の者にも移せると……」
狐娘「……」ジー
勇者「」ススススス
騎士エルフ「」ススススス
狐娘「あっ!お主らずるいぞ!!」
勇者「恐らくこの船の呪いを解けばその呪いも消えると思うのでファイト!」
狐娘「勇者が妾に読ませたのじゃろ!?今すぐ変われ!!」
勇者「頑張って攻略するから許して」
ガチャッバタン
狐娘「ぬおおおおお!あの馬鹿者ぉおおお!!」
狐娘「ぐぬぬぬ……!何故かここから動けぬし!!」
狐娘「……待つしかあるまいか」
………………
騎士エルフ「ここら一帯を散策したが特に見当たらなかった」
勇者「一旦上に戻ってみる?」
騎士エルフ「そうだな……む?」
船員「」
勇者「船員ちゃん!無事だったんだね!」
船員「ヒヒヒヒ」ギロ
勇者「船員……ちゃん?」
騎士エルフ「待て勇者!様子がおかしいぞ……」
船員「イヒヒヒヒヒ……」ユラユラ
船員「」シャキッ
勇者「やる気まんまんじゃないですかーやだー!!」
幽霊「-アァ……オリ>ア……!/<ビア……!-」
幽霊「-愛シノオリビ<……!ヤット会エタ……!-」
勇者「おいこのロリコン変態野郎!船員ちゃん返しやがれ!」
幽霊「-返ス?……-」
幽霊「-待チ焦ガレテ漸ク会エタノニ……マタ、オ前ラハ僕達ヲ引キ離スト言ウノカ!!!-」
勇者「この子はあんたの恋人じゃない!良く見ろ!」
幽霊「- 僕達ノ……邪魔ヲスルナ!! -」
船員「」ダッ!
騎士エルフ「来るぞ!」
勇者「騎士エルフは船員ちゃんを押さえ付けて!」
騎士エルフ「お前はどうする!?」
勇者「あの幽霊と話をしてみる」
勇者「何だか知らんがやれそうな気がするんだ!」
騎士エルフ「無茶だ勇者!」
船員「ヒヒヒヒ!」
騎士エルフ「くっ!」ガシッ!
船員「ウギイイイ!ハナセェェ……!!」バタバタ
騎士エルフ「このっ……!大人しくしろ!」
騎士エルフ(とても少女の力とは思えん……!)グググッ
勇者(あの写真を見せれば良いって事なんだよな)
勇者(頼むぞー!女幽霊さん!)
勇者「おい、そこのロリコン!」
幽霊「-ア"ア"アァ……!……ア?-」
勇者「うちにあんたの郵便物が届いてたぞ」ピラッ
幽霊「-こ、コレハ……!-」パシッ!
幽霊「-まさしくオリ " ア……!-」
勇者「あんたがそんなんだから彼女が心配してたぞ?早く安心させてやりなよ」
幽霊「-あぁ……!あぁ……!!-」ポロポロ
シュワアァァ…
勇者(幽霊 の 姿が 変わっていく…… !)
幽霊「-僕は……何て事を……!-」
勇者(怪物みたいな幽霊が金髪イケメン好青年になるなんて誰が想像できたでしょう)
幽霊「-本当にすまなかった……-」
幽霊「-]リ……ビア……-」スゥゥ
騎士エルフ「やったか勇者!」
船員「……」カクン
騎士エルフ「おっと……」ギュッ
カラン…カランカラン…
勇者「これは……ペンダント?」
勇者(お礼って事かな)
勇者(貰っておこう)ゴソゴソ
狐娘「うおぉぉおい!!お前様あああ!!」タッタッタッタッ
狐娘「呪いがっ!!解けたのじゃー!!」
勇者「おお!本当か!」
狐娘「お前様ぁー!!」タッタッタッ
勇者「狐娘ー!!」
狐娘「てえぇい!」バキッ
勇者「ぐへぇ!?」ドゴッ
勇者「何でぇー!?」ズザー
狐娘「今回はこれで許してやる!この大馬鹿者がっ!!」
狐娘「よもやこの妾を犠牲にするとは……貴様それでも勇者か!」
勇者「す、すみませんでした……」
狐娘「妾おこだぞ!!おこ!!」
騎士エルフ「何はともあれ、これで解決だな」
勇者「いてて……。船長の船に戻ろうか」
…………………
乗組員A「船長!勇者が帰ってきましたぜ!」
勇者「おーい!」
サキュバス「勇者……!」
船長「早く橋を掛けろ!」
ガタンッ!
騎士エルフ「無事、取り戻して来たぞ」
船長「ありがとう……!ありがとう!!」
船長「この恩は忘れねぇ!!」
弓エルフ「勇者様!おかえりなさい!!」ギュウウゥ!!
スライム娘「オカエリ!」ギュウウゥ!!
勇者「むぐぐ……」
サキュバス「おかえり……勇者……!」グスッ
勇者「た、ただいま……」ムギュウ
弓エルフ「騎士エルフも無事で良かった……!」
騎士エルフ「あぁ、心配掛けてすまない」
勇者「霧が晴れてく……」
フワァ…
乗組員A「太陽だ……!太陽が見えたぞ!!」
船長「船を出せい!早くここを抜けるぞ!」
船長「こんな薄気味悪い所に居られるか!」
乗組員B「あいあいさー!」
ゴゴゴゴゴ……
狐娘「もう幽霊騒動は懲り懲りなのじゃー!」
子狐「はっ!?幽霊は!?」パチッ
勇者「今頃目を覚ましたのか?全部終わったぞ」
子狐「良かった……」
狐娘「おのれ!一人だけ気絶しおって……!」
狐娘「後で説教じゃからな!」
子狐「はひっ……」
勇者「……」
勇者(あの幽霊は彼女に会いたい一心で船を止めていたのかもしれない)
勇者(それに気付いた彼女は助けを求めて写真を渡した……)
勇者(……そんな訳無いか)
勇者「」チラッ
幽霊「」フリフリ
勇者「あ……」
勇者(あの幽霊が手を振っている……)
勇者(怪物の様な姿は彼の怨念が影響した姿だったのだろうか)
狐娘「お前様!腹が減ったぞ!」
狐娘「早う来んか!」
勇者「ごめんごめん!今行く!」
勇者(船員ちゃんが医務室に運ばれてから数十分)
船長「……」ソワソワ
勇者(さっきからずっと扉の前でウロウロしてんなこの人……)
勇者(心配なのは分かるけど)
ガチャッ
船長「!」ピクッ
弓エルフ「船員ちゃんを診させてもらったわ」
船長「そ、それで……娘は大丈夫なんですか!」
弓エルフ「気絶しているだけみたい。今はぐっすり眠っているわ」
船長「よ、良かったぁ……」
船長「これで一安心だぜ……」
弓エルフ「すっかり夕暮れになってしまいましたし、船員ちゃんはこのまま私が見てましょうか?」
船長「確かに、いつまでもここに居る訳にはいかねぇしな……」
船長「では、船員をよろしくお願いします」
弓エルフ「はーい」
船長「俺は上に戻るから、目を覚ましたら教えてくれ」
勇者「分かりましたー」
キィ…パタン
勇者「お疲れ様、弓エルフさん」
弓エルフ「いいのです勇者様。好きでやってる事ですもの」
弓エルフ「それとも……何かお返しが欲しいのかしらぁ?」スリスリ
勇者「い、いやいや!そんな事は!!」ドキッ
弓エルフ「ふふっ。冗談ですよぉ」
弓エルフ「勇者様って本当にからかい甲斐があります」
勇者「心臓が飛び出るかと思いましたよ……」
弓エルフ「それで、幽霊船の中で何があったんですか?」
弓エルフ「昼食の時に狐娘が拗ねてましたけど」
勇者「狐娘には尊い犠牲になってもらいました」
弓エルフ「もう!あれでも繊細な人なんですから気を付けてくださいね?」
弓エルフ「勇者様が呪われても知りませんよ?」
勇者「反省してます」
弓エルフ「ならよろしい!」ギュウ
勇者「ファー」
サワサワ
勇者「ゆ、弓エルフさん……?」
弓エルフ「勇者様……」ギュッ…
勇者「何故僕の勇者の剣を触ってるんですか?」
弓エルフ「やっぱり勇者様からお返しが欲しいなぁーって思いまして」
弓エルフ「ほら、勇者様ったら他の方にばかり目を追って、私に全然振り向いてくれないじゃないですか……」サワサワ
勇者「あっ……そ、それは……」ムクムク
弓エルフ「魅力的な子ばかりいて目移りしちゃうのは分かります」
弓エルフ「でも……少しだけでいいので私を……」
弓エルフ「私だけを……今だけは見てはいただけませんか……?」ムギュウ
勇者「」ギンギン
弓エルフ「あ……。勇者様のここ……大きくなってます」
弓エルフ「苦しいですよね……。今、楽にして差し上げますから」
シュルッ
パサッ
ちんぽ「」ビンッ!
弓エルフ「まぁ……!」
勇者「隣で船員が寝てるんですよ……!まずいですって!」ヒソヒソ
弓エルフ「えい♪」トン
勇者「うおっ……」ドサッ
勇者(尻餅をついてしまった)
ガバッ!
弓エルフ「んん~っ!」ヂュゥゥ!
勇者「ん~っ!?」
勇者(ち、力が抜けて倒れそ……)ヘナヘナ
トサッ
弓エルフ「んふぅ……」チュポン
勇者「はぁ……はぁ……」
弓エルフ「今だけは私を見てくださいって言ったじゃないですか……」ジュルリ
ギシッ…
勇者「」ゾクゾク
勇者(組伏せられ、今まさに喰われようとしている時なのに、視線が彼女の目から離せない!)ドクンッドクンッ
勇者(恐怖よりも好きって気持ちが汲み上げてくる)
勇者「はぁ……はぁ……」
スルスルスル…ファサ
弓エルフ「んっ……分かります?私のここ……」トロー
弓エルフ「もう濡れてちゃってるんですぅ……」
勇者(垂れた愛液が夕日に照らされて綺麗に見える。こりゃ絶景スポットだぁ)
弓エルフ「勇者様ったら食い入るように見てる……」ゾクゾク
クチュ ヌチュ
弓エルフ「あっ……勇者様のおちんぽと私のおまんこがキスして……!」ニュルッニュルン
ズプン!
弓エルフ「はぅん!!」ビクン
勇者「うあぁ……!」
弓エルフ「やっと入った……勇者様のおちんぽぉっ……!」キュウゥゥ
勇者(締め付け……強っ……!)ビクビク
弓エルフ「動きますね」
ズッ ズチュ… グチュ…
弓エルフ「ひゃんっ!くぅっ!」ビクンビクン
ズプッ…ズプッ…
弓エルフ「はぁはぁ……」
勇者(あれだけセックス宣言してたのにやっぱり船員ちゃんに遠慮してる所が優しいんだよなぁ)
弓エルフ「んっ……ふっ……!」
勇者(何だか切なそうだ)
勇者(暗くなってきたし灯りでも点けるか)
勇者「淫紋をもって命ずる」ピカッ
弓エルフ「はへぇ?」フワン
勇者「 感じろ、弓エルフ! 」
弓エルフ「はひぃいいい!?」ガクガクガクガク
弓エルフ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?」ビクンビクンビクン
弓エルフ「ひっ!?はひっ!?はにゃあぁああっ!!!」プシャー!!
弓エルフ「フーッ!……フーッ!……」ガクガクガク
勇者(おいおい仰け反りアクメキメちゃったよ)
勇者(この淫紋は溜め込んだ欲望と快感を一気に引き出すはずなんだけど……どれだけ我慢してたんだか)
勇者「弓エルフさん聞こえてるー?」ペチペチタプンタプン
弓エルフ「ア"ー……えへへへ……」ガクガクガク
勇者(駄目ぽ)
勇者「今から感度を半分にするね」
勇者「でも半分の快感は感じてないだけでちゃんと蓄積されるから」
勇者「ちゃんと自制しないと解放した時に大変な事になるから、ちゃんと自制するんだよ?」
弓エルフ「しまひゅ!自制しまひゅ!」カクカク
勇者(駄目だ聞いてねぇ)
弓エルフ「んひぃ!」プシャッ!
勇者「じゃあ行くよ?」
ポワン
弓エルフ「はっはっ……」カクカク
弓エルフ「はぇ?」グチュグチュ
勇者「ちゃんと動けるようになった?」
弓エルフ「うん!うん!」ズッズッ
弓エルフ「気持ち良い!気持ち良いよおぉ!!」ダパンダパンッ
弓エルフ「弟ちんぽに跨がって腰振るの最高なのぉ!!」ズチュッズチュッ
勇者(相変わらず凄い腰振りだ)
弓エルフ「えっちなお姉ちゃんでごめんね?でも腰止まらにゃいのおぉ!」パンッパンッ バルンバルン
弓エルフ「勇者クンの弟おちんちんずぷずぷ我慢出来ない淫乱お姉ちゃんでごめんなさいぃぃ!」パンパン!
弓エルフ「あぁ!もうイッちゃう!」
弓エルフ「勇者クンにアへ顔晒しちゃうにょおおおお!」パンパンパンパン!!
勇者「淫紋をもって命ずる!」
勇者「 [ 許可するまで絶対にイクな! ] 」カッ!
弓エルフ「うそっ!?ウソウソウソ!?にゃんでええぇ!?」ガクガク
弓エルフ「イケない!!なんでイケないのぉ!?」パンパン!
勇者「俺の許可無くイッてはいけません!」
弓エルフ「やらぁ!!イカせてよおぉ!勇者君のイジワルうぅ!」ギュウウゥ!
勇者「嫌です。勝手に腰振ってイク雌犬には躾が必要って昔から決まってんだよ」
弓エルフ「らってぇ……勇者クンのちんぽが気持ち良すぎるんだもん」レロレロ
勇者「じゃあ、本気で犯してくれたらいいよ」
弓エルフ「本当に!?」
勇者(一瞬で目が変わった)
弓エルフ「お姉ちゃん頑張って腰振るからね!約束だよ!?」フーッフーッ!
勇者(さっきまでおねだり発情ペットだったのに、もう獲物を狙う狼ですよ)
弓エルフ「んっ!!はぁはぁはぁ!!」パンパンパンパン!!!
勇者「おほおおおおお!!」
勇者(快楽のために腰を振るのを止めようとしない本気セックス最高おおおおおお!!)
勇者(激しく打ち付けられるデカケツから滴る愛液と汗がいやらしいいい!!)ビクビクビク
弓エルフ「まだらめぇ……?もっと腰振った方が良いかなぁ?」パチュパチュパチュ!
勇者「ま、まだ駄目っ!!もっとして!」
弓エルフ「うん!分かった!」
コツコツコツ…
勇者(ま、まずい!?誰か来る!!)
勇者「ゆ、弓エルフさん一旦止まって……!」ギュウ
弓エルフ「やだ!お姉ちゃんもっと腰振りたいもん!」パンパンパン!!
勇者「ふぁっ!?」
勇者(このままだとバレる!!)
勇者(こ、こうなったら!今日最後の使用権だけど……)
勇者「 許可するまで腰を止めて! 」カッ!
弓エルフ「んん!?」ピタッ
弓エルフ「んぅ……っ!」プルプル
勇者(ふぅ……何とか止まってくれ……)ホッ
勇者「い"っ!?」
まんこ「」ギュウウウウウウウゥ!!
弓エルフ「フーッ……!フーッ……!」プルプル
勇者(うっそだろお前!!我慢出来ないから早く解けと言わんばかりに締め付けやがる!!)
勇者(ちんぽ圧縮まんこかよっ!!)
サキュバス「勇者ー?居るー?」コンコン
勇者「さ、サキュバスか……」
サキュバス「部屋に戻って来ないから心配して様子見に来てあげたわ」
勇者「あ、ありがとう……はぅっ!?」
弓エルフ「はむっ……ちゅっ……」ヂュウウウウ
勇者(今乳首吸うか!?)
サキュバス「ど、どうしたの!?」
勇者「ご、ごめん!ちょっと体調が悪くて……」
勇者「ゆ、弓エルフさんちょっとストップ……!」ヒソヒソ
弓エルフ「すぅ……はぁー……」クンクン
勇者(止まる気配が無いぞぉお!?)
サキュバス「大丈夫なの?やっぱり幽霊船で何かされたんじゃ……」
勇者「す、少し休んだら治ると思うっ!からっ!?」
弓エルフ「はむっ」パクッ
弓エルフ「れろれろ……」ジュルッジュルッ
勇者(耳嘗めはだめえぇ!!)
勇者「さ、先に部屋に戻っててくれっ!」ビクン
サキュバス「え、えぇ……?分かったわ」
サキュバス「それじゃあ、またね」
勇者「う、うん……」
コツコツコツ…
勇者「危なかった……」
勇者(多分バレてるんだろうな)
勇者「弓エルフさんもう大丈夫だよ」
弓エルフ「!!」チュウウウウ
勇者「んむぅ!?」
ヌロオオオオー…
勇者「!?」ガクガクガクガク
勇者(ゆ、ゆっくり上も下も引っこ抜かれる……!!)
勇者「はひっ……はっ……!」ビク
ズプン!!
勇者「ふあぁあ!?」ビクンッ
精液「」プクプクプクー
勇者(さっきからずっと入れてたからもう精液が昇ってきた……!)
勇者(悟られたらヤバい事になるぞ)
弓エルフ「!」ピクッ
弓エルフ「」ニヘラ
勇者(バレたあああ!!)
ピタッ……
勇者「い"っ……あ!?……」
弓エルフ「勇者クン、もうイキそうなんだよね?」ギュウウウウウ
勇者「出るっ!出るから中っ!!し、締め付けないでぇ!!」ビクビク
弓エルフ「まだイカせてあげません!」ムギュウ
勇者「な、なんでぇ……?」
弓エルフ「絶頂禁止……解いてくれたらイカせてあげる」
弓エルフ「それまでイキそうになったら止めちゃうからね?」
ズッ…
勇者「んぎいっ!?」ガクガクガク
勇者(イキたいイキたいイキたい!!)
勇者「はっ!はっ!はっ!」ガクガクガク
プッ…
勇者「ひぃんっ!」ビクンッ!
勇者(も……無理……!!)
勇者「お願いします……!イカせてくだしゃい……」
弓エルフ「これ、解いてくれる?」ヌッ…プッ…
勇者「解きます!解きますから!!」
弓エルフ「じゃあ一緒にイこ?」
バスバスバスバス!!
勇者「あ"あ"あ"!!弓エルフお姉ちゃんのムチムチデカ尻高速ピストン気持ち良すぎるうううう!!!」
弓エルフ「はっ!はっ!はっ!」ドヂュッドヂュッ!!
勇者「特大バランスボールオナホに負けるにょおおお!」
弓エルフ「キスっ!キスしよ?勇者クン!!」
勇者「うん!!」
チュッチュッレロ…チュパッ
勇者「ドスケベエルフの舌テクしゅごいいいいい!!お薬より気持ちいいよぉおお!!」ガクガクガクガク
弓エルフ「勇者クン可愛い……可愛すぎるよぉ……」パンパン
勇者「 一緒にイッて!! お姉ちゃんんんんんん!!」
弓エルフ「うん!!一緒にイこっ?勇者クン!!」パンパンパンパン!!
ブチュンッ!!
勇者「 命令解除!! 」カッ!
ビュッ
弓エルフ「い"ぎっ!?」ビクンッ!!
勇者「お"っ!?」ビュル!
勇者「ぁ……がああああ!!!」ドビュゥゥゥゥゥ!!
弓エルフ「イクううううううう!!」ガクガク プシャーーーーー!!!
弓エルフ「あ"ーっ!あ"ーっ!」プシッ!プシッ!
弓エルフ「お、おまんこぉ……!こわ、壊れちゃったぁ……」ビクンッビクン
弓エルフ「ひっ!ひぅぅ……」ショワァー
チョロロロロロロ…
勇者「」ガクッ
弓エルフ「」ベチャ…
船員「……」キイ…
船員(声がするから起きてみたら……)
船員(いきなり隣で始めるなんて酷いよアニキぃ……)クチュクチュ
船員「はぁ……はぁ……」クチュクチュ
………………
弓エルフ「はふ……」
弓エルフ「」パチッ
弓エルフ「私ったらいつの間に寝て……」
勇者「」ビチャ…
弓エルフ「あ、あら?」
弓エルフ(こ、これ……私のおし……!!)
弓エルフ「あああぁ……!」プシュー
弓エルフ「私ったら勇者様を犯して、おっおしっこまでかけて……はしたない真似を……!」プルプル
キイ…パタン
船員「ん……」ズイッ
弓エルフ「これはモップと雑巾……?」
船員「持ってきた……」
弓エルフ「あ、ありがとう……?」
船員「私も手伝うから……」
弓エルフ(この子、いつもと口調が違う……?)
弓エルフ(気を許してくれてるって事なのかしら)
弓エルフ「うふふ……」ゴシゴシ
船員「?」ゴシゴシ
…………………
船員「アニキ、朝だよ」ユサユサ
勇者「うーん……後5分……」
船員「そしたらまた後5分~って言うんでしょ」
勇者「うん……」ゴロン
船員「もー!アニキー」ユサユサ
弓エルフ「こんな時はこうするのよ?」
船員「?」
弓エルフ「勇者クン、早く起きないとお仕置きしちゃうよー?」
勇者「うーん……」
弓エルフ「後ろ……失礼するね?」モゾモゾ
勇者「んぇ?」
ツプッ…
グリュッグリュッ!!
勇者「い"っ!?ひぃっ!?」ビクン!
弓エルフ「ほら、こうすれば起きるのよ」
弓エルフ「まだ起きないつもりかしらー?」
勇者「お、起きた!!起きたから止めっ!あああああ!!!」ガクガクガクガク
船員「うわぁ……」ドキドキ
弓エルフ「じゃあ……ちゃんと起きたご褒美……あげるね?」
弓エルフ「ん……っ」チュッ
グリッ!
勇者「んぅうううう!?」ビュウ!!
ズボン「」ビチャビチャビチャ!!
船員「あ……」ゴクリ
弓エルフ「んー……」チュウウウウ
勇者「~っ!!っ!!っ!……っ!」ピュ!……ピュクッ……
弓エルフ「んっ……」チュパッ
弓エルフ「お漏らしよく出来ました……」ナデナデ
勇者「はひぃぃ……」ビクンビクン
船員(アニキ……んっ)クチュ…
弓エルフ「ズボンもパンツも汚れちゃったね?」
弓エルフ「はいぬぎぬぎ~!」
ズルン
勇者「わっ!弓エルフさんそれは自分で出来るから!」
弓エルフ「おぱんちゅ精液でドロドロでちゅねぇ?」
弓エルフ「お漏らしザーメンぴゅっぴゅってここから出したんだもんねー」ニチュニチュ
勇者「はひっ」ビクン
船員「わ、私洗ってくるよ!」
弓エルフ「うふふ……」
弓エルフ「好きに使っていいからね?」ボソッ
船員「!!」ドキッ
船員「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」タッタッタッ
勇者「えっ?えっ!?何っ!?」
勇者「船員ちゃんに何を吹き込んだのさ!?」
弓エルフ「それはぁ……」
弓エルフ「ヒ ミ ツ !」
勇者「ちょっとおおおおおおお!?」
…………………
ガチャッ
勇者「おはよー……」ドンヨリ
狐娘「おは……うわっ!なんじゃそのドンヨリオーラ!」
スライム娘「ユウシャ……落チ込ンデル?」
子狐「顔がまるでどこぞの名探偵ネズミになってますよ」
勇者「うぅ……」
サキュバス「……」クンクン
勇者「フォ」ビクッ
サキュバス「ん……」ムギュウ
スゥゥ…
勇者「さ、サキュバスさん?……どうかしましたか……?」
サキュバス「臭うわよ」ジロ
勇者「ヒッ」
サキュバス「しかもまだ新鮮な臭い……」グリグリ スーハー
サキュバス「あんた何処で出してきたのよ」
勇者「そ、それは……!」
サキュバス「ふーん?あたしに言えないって訳?」ズイッ
勇者(近っ!!)
勇者「それはその……」
サキュバス「何よ。言いたい事があるならはっきりと言いなさいよ」
弓エルフ「さっき起こす時にちょっと……ね?」シコシコ
サキュバス「犯人はあんたかー!!」
狐娘(最早、主様が誰と交尾してようが構わなくなってきたぞ)
勇者「聞いてくれよサキュバスぅ……」ムギュウ
サキュバス「な、何よ」ドキドキ
勇者「俺ついに汚されちゃったよぉ……」ギュウ
サキュバス「あんたはいつも汚れてんじゃない」
狐娘「今更じゃろ」
騎士エルフ「逆に何故汚れていないと思ったんだ」
子狐「自分を清純だと思い込んでるセックスモンスターとか怖すぎですよ」
スライム娘「ばっちい」
勇者「違うわっ!」
勇者「俺の尻を抉られたんだよ……」
サキュバス「えぇ!?」ドキッ
サキュバス「弓エルフってふたなりだったのね……」ドキドキ
弓エルフ「違いますぅ!」
弓エルフ「ちょっと指で前立腺を刺激しただけじゃないですか……もー!」
子狐「実質、これは勇者のアナル解禁と言った所ですかねー」ニヤニヤ
勇者「何を物騒な事言ってるんですかねこの子はー!?」
サキュバス「へぇ……あんた後ろでもイケるんだ……」ジュルリ
勇者「ひっ!?」
スライム娘「知ッテル……オ尻……気持チイイ……!」
子狐「喪失したばかりの初な穴……。調教のし甲斐がありますね」ジュルリ
狐娘「たぁっぷり可愛がってやろうかのぉ」
弓エルフ「前立イキ連続射精……」ウットリ
騎士エルフ「ふむ……ベニパン連結プレス……成る程……」
勇者「待って君達ィ……何だか目が怖いぞ~……?」プルプル
子狐「私達は楽しめる、勇者も気持ち良い。WINWINですね!」
勇者「その時にはこっちは雌落ちでLOSEしてるわ!!」
勇者「さっき既に後ろLOSTしてるってね!!!あっもう詰んでる」
子狐「ならいいじゃないですか」
勇者「良くないわ!」
「「フーッ!フーッ!フーッ!……」」ギラギラ
勇者「ひぇっ」
勇者(既に全員発情してるよこれ!!)
勇者「こんな獣だらけの所に居られるか!俺は上に戻らせてもらう!」ダッ!
勇者 は 逃げ出した !
狐娘「騎士エルフ!弓エルフ!入り口をふさぐのじゃ!!」
ザザッ!!
しかし 回りこまれた!!
勇者「あーっ!!お前ら汚ねーぞ!!こんな時だけチームプレーしてんじゃねー!!!」
騎士エルフ「いい加減、淫臭を嗅がされるのもうんざりしてたからな」
騎士エルフ「ここらで一つ……教育してやらんとな?」ニヤァ
弓エルフ「大丈夫よぉ?」
弓エルフ「やさぁしくあげるから……ね?」
ジリッジリッ
勇者「はぁっ……はぁっ……」ジリッジリッ
狐娘「観念せい!大人しくしておれば少し痛い目に遭うだけで済むぞ?」ニヤリ
狐娘「お前様が乱れる姿はとても愉快なんじゃろうなぁ?」クックックッ
子狐「後ろに関しては少々知識がありますので」コキッコキッ
子狐「身を任せていただければ直ぐに堕として差し上げます」
勇者「ひっ……」フラフラ
サキュバス「あんっ!」ポヨン
勇者「はっ!?」
サキュバス「自分から来るなんて……そんなに調教されたかったの?」ギュウ
スライム娘「一緒……気持チヨクナル……!」ギュウ
「「フフフフフ……?」」ジリッジリッ
勇者「あ……あ……」
勇者「あんまりだああああああ!!」
乗組員A「やっぱり変だ……」
乗組員B「船長!」
船長「幽霊船に続いて今度は何だ!?」
乗組員B「それが……何故か船が前に進まないんス!」
船長「何っ!?だが船は動いてるじゃねぇか」
乗組員A「見てください。さっきからあの島の位置が変わってないんです」
乗組員A「何時間も船を進めてるのに、これはおかしいと思いませんか?」
乗組員B「それに変な歌も聞こえてくるし不気味っスよ」
船長「歌だあ?」
騎士エルフ「ふぅ……」ジュルリ
勇者「」ガクガクガク
勇者(尻が壊れるかと思った)
スライム娘「ユウシャ……生キテル?」ツンツン
サキュバス「こいつ案外しぶといから多分生きてるわよ」
勇者「」ガクッ
ー♪……
弓エルフ「あら……?」
狐娘「なんじゃ?この耳障りな歌は」
子狐「誰かが歌っているのかもしれませんね」
スライム娘「怖い……」
勇者「ん……」パチ
勇者「歌……?」
サキュバス「あ、起きた」
(ペンダントを……)
(ペンダントを掲げて……)
勇者「ペンダント……?」
勇者「あー!!」
勇者「弓エルフ、朝履いてたズボンは!?」
弓エルフ「船員ちゃんが洗ってるはずよ?」
勇者「まじか!!ポケットに入れておくんじゃなかった!!」ガバッ
勇者「ぬおおおおお!」タッタッタッ
弓エルフ「多分、お楽しみだろうからノックは……あら?」
騎士エルフ「何だ……?」
勇者(あそこが洗い場か!!)ドタドタ
船員「すぅ……はぁ……アニキ……アニキィ……」クチュクチュ
バンッ!
勇者「船員!!」
船員「アニ……」クチュ…
勇者「あ」
船員「キ……っ!?っ!?っ!?」パクパクパク
勇者「お、お楽しみだったのね……」
船員「」プシュー
船員「はっ!?」
船員「ってかなんでアニキはフルチンなの!?」
勇者「げっ!!履いてくるの忘れてた!!」
勇者「じゃなくて……。それよりペンダントだよ!見なかったか!?」
勇者「こんな感じの丸いやつ!」
船員「ペンダント……?」
船員「これの事?」ジャラ
勇者「それだよそれ!!」
勇者「ありがとう!船員ちゃんんんん!」ギュウウゥ!
フニュッ
船員「わっ……!」
勇者「またね!本当にありがとう!」タッタッタッ!
船員「……」
船員(アニキのちんちん……可愛かったな……)ニギニギ
勇者(後はこれを甲板で掲げればいいんだ!)タッタッタッ
勇者(その前に!)
ガチャッ!
勇者「パンツとズボン!!」
騎士エルフ「貴様……そのままで出ていったのか……?」
狐娘「余程の変態じゃな」
子狐「とんだ露出狂ですね」
勇者「スンマセンデシタ」
サキュバス「ほら、これで早くその無様なモノを隠しなさいっての」サッ
勇者「さんきゅー」
ゴソゴソ
騎士エルフ「うむ。先程の格好よりましになったな」
子狐「かっこよさが1上がりましたね」
勇者「少なくない!?」
勇者「よし、甲板に行こうか」
勇者「二人を会わせてやらないと」
……………………
~♪……
乗組員A「くそっ!何度進んでも戻されちまう!」
乗組員A「どうなってやがるんだ!?」
乗組員B「この歌を聞いてると頭が狂っちまいそうだ!!」
勇者「お待たせ!!」バンッ!!
船長「勇者!何をするつもりだ!?」
勇者「いいからそのまま船を進めて!!」
船長「お、おう!」
勇者「ふんっ!」バッ!
勇者はペンダントを空高く掲げた!!
~♪……
ピタッ…
乗組員A「歌が……止んだ……?」
狐娘「お主、何をしたんじゃ?」
勇者「幽霊船の幽霊からペンダントを貰っただろ?」
勇者「あれは彼女にこのペンダントを渡して思いを伝えて欲しかったんだよ」
ペンダント「」サラサラサラ…
騎士エルフ「ペンダントが……」
勇者「風に乗って消えていく……」
フワァ……サラサラ…
乗組員A「船長!船が進めます!」
船長「おし!野郎共!急ぎで帰るぞ!」
乗組員B「でも船長……」
船長「あ"ぁ!?今度は何だ!?」
乗組員B「あんな島ありやしたっけ?」
船長「島だぁ?」
騎士エルフ「な、何だ!?あの城は!?」
弓エルフ「禍々しいオーラを感ますぅ……」
狐娘「あれは魔王城という奴ではないかの」
スライム娘「魔王……!」プルプル
勇者(大きな鳥は何処に行ったのでしょうか)
勇者「船長!あそこの島へ向かってもらえますか!?」
…………………
船長「本当に行くのか?」
勇者「はい」
勇者「ここまで乗せてもらってすみません」
船長「いや、俺も魔王倒そうって言う勇者を乗せられたなら鼻が高いってもんよ」
船長「魔王討伐……頑張れよ」
勇者「はい!ありがとうございました!」
船員「おーいアニキー!」
勇者「船員ちゃん!」
船員「色々とありがとなー!」
船員「アニキはへたれで弱いけどー!」
勇者「ぐふっ」ザクッ
狐娘「ぶふぅ!!」クックックッ
船員「私、アニキの事が好きだからー!!」
騎士エルフ「ほう?」
弓エルフ「へぇ~?」
スライム娘「ジトー」
船員「またねー!」
「元気でやれよー!」「じゃあなー!」
勇者「」
勇者(最後に爆弾残して行きやがったあああ!!)
騎士エルフ「あんな幼い子どもまで守備範囲とは驚いたぞ。なぁ?」
スライム娘「ロリコン!」
弓エルフ「小さい子に手を出さないようにちゃんと搾れなかったのが悪かったのかしら……」
勇者「ちがっ!あれは不可抗力で……」
サキュバス「なら手は出したのね」
勇者「チュン」
騎士エルフ「貴様の脳は下半身に付いているのか?」ギュム
勇者「ちょっ!玉を掴むのはやめてぇ!」ビクッ
騎士エルフ「ふんっ!もうパンパンに溜め込んでいるではないか!」ニギニギ
勇者「ひぎぃ!」
サキュバス「本当にあんた回復早すぎない?」
勇者(搾られる度に早くなってる気がする)
勇者(陰経験値でも入ってるのかね)
騎士エルフ「まぁいい。帰ったら空っぽになるまで搾り取ってやる」
騎士エルフ「泣いて喚いても許さんからな」ジュルリ
勇者「ヒェ」
勇者(マジで搾り取るつもりじゃないっすか!)
弓エルフ「これは生きて帰らないといけませんね?勇者様!」
勇者(我々の業界でも拷問かもしれない)
勇者「意地でも生きて帰りますよ」
勇者「さあ魔王城に突入だ!」
勇者「って誰も居なくなーい?」
弓エルフ「門まで誰も居ませんでしたし……何だか奇妙ですぅ……」
子狐「これは中で敵がうじゃうじゃ待ち構えてるパターンですね」
狐娘「魔王にとっては最後の砦だしの」
スライム娘「トラップ……!」
勇者「ならこっそり中だけ覗いて確認しよ」
勇者「おじゃましまーす」ソー…
ギィィイイ…
騎士エルフ「えぇい!まどろっこしい!」ドカッ!
勇者「あらー」
バァン!!
騎士エルフ「頼もう!!」
勇者「ウッス!騎士エルフさん!デカイ声で侵入した事をバラすのはどうかと思うっす!」
サキュバス「何よそのキャラ」
シーン
勇者「……ってありゃ?誰も居ないや」
「ふはははは!!良くぞここまでたどり着いたな!」
「だがそれもここまでよ!」
「この炎の化身が貴様等を消し炭にしてやるわー!」
勇者「……敵が出ないなら先進もうか」
スライム娘「スルー」
「ここに居るわあああ!気付けえええええ!!」ジタバタ
騎士エルフ「無視をしては可哀想だろ、勇者」
勇者「全力でスルーしたら逃げられるかなと思った」
「それが勇者のやる事か!?さすがの四天王でもそれは泣くぞ!」
勇者「泣くんだ」
「私は炎!」
炎「魔王様にこの城の守りを任された四天王の一人よ!」
勇者「ボーイッシュ目隠れ赤髪ショートだー!」
勇者「スレンダーで可愛いー!」
炎「可愛いとか言うな!!」
炎「くそー……馬鹿にしやがって……!」
炎「地獄の炎を見せてやる!!」ボォッ!
勇者「うわっ!あちち!?」
騎士エルフ「私の後ろに下がってろ勇者!!」
騎士エルフ「これは手強そうな相手だぞ……!」
子狐「火系の相手は水に弱いって相場が決まってますよね」
勇者「ほぇー……水筒の氷を溶かせば水にならないかな」
狐娘「馬鹿者!ほとんど蒸発するに決まっておろう!!」
勇者「ならスライム!君に決めた!」
スライム娘「ウン……!」
炎「スライムが私に歯向かうだと?」
スライム娘「ストレート!」ビュン
ジュッ
スライム娘「ぴぎっ!?」バッ!
勇者「まずい!触れたら蒸発するぞ!!下がれ!」
スライム娘「きゅー……」
騎士エルフ「おのれぇ……」
炎「ふはははは!我が炎に手も足も出ないのか!」
炎「もっともっと燃えろ!骨すら残らずなァ!」ボォッ!ブンブンッ!
騎士エルフ「くっ!降ってくる火が厄介だ!!」
ブンブン!スカッ
騎士エルフ「おまけに斬っても斬っても剣がすり抜けてしまう!」
炎「私は文字通り炎の化身!お前の剣など通るはずがない!」
勇者「手も足も出ないなら……!」
ズルン
炎「ばっ!?」
勇者「ちんぽを出せばいいじゃない!」ボロン
サキュバス「バカか!!」
騎士エルフ「真面目に戦え!!」
炎「わっ!?わあああ!?」
炎「お、お前何で脱いでんだよ!?馬鹿なのか!?」
子狐「馬鹿じゃないですよ」
狐娘「大馬鹿じゃ」
炎「そんなお、おちん……ん出してるとか変態かよ!?」
サキュバス「馬鹿の変態よ」
勇者「君達はどっちの味方なんですかね!?」
騎士エルフ「何だか知らんが敵の攻撃が止まったぞ!」
弓エルフ「ほーらシュコシュコ……シュコシュコ……」シコシコ
勇者「あ……あっ……大きくなっちゃうぅ……」ムクムクムク
狐娘「弓エルフは何しとるんじゃ」
弓エルフ「勇者様のお手伝いでーす」シコシコ
炎「あ……あぁ……!」ガンミ
狐娘「手で隠しておるが指の隙間からしっかり見ておるのう」
子狐「反応が初々しいですね」
ちんぽ「」ギンギン
炎(えっちな本でしか見た事無い本物のちんちん……!)
炎(見てると変な気分になってくる……)
炎「」ドキドキ
子狐「敵は勇者にみとれてますね」
弓エルフ「お姉ちゃんの手でぴゅっぴゅっしましょうねー?」シコシコ
勇者「出るっ!!弓エルフの囁き手コキで出ちゃうっ!!」
炎(で、出るのか!?あれが……)
炎「」マジマジ
弓エルフ「はいぴゅっぴゅー!」
勇者「ちんちんミルク出りゅのおおお!!」ビュッ!!
ビチャビチャ!
炎「きゃっ!」
ビチャ!
炎「」ネバァ
炎(こ、これって精液……!!)
炎「」フラァ
炎「」バタッ
狐娘「あ、終わったかの」
勇者「何とか倒せた……」
サキュバス「あんたはただ射精しただけでしょうが」
子狐「この調子でどんどん先に進みましょう」
騎士エルフ「先が思いやられる……」
………………………
スライム娘「ユウシャ……水……」チョイチョイ
勇者「はいよ」ヒョイ
スライム娘「……♪」ゴクゴク
勇者「道中エンカウントも無し、罠も無し!」
騎士エルフ「勝手に進んでくれと言わんばかりだな」
勇者「どうなってるんだ?」
子狐「もしかしたら私達を油断させる罠かもしれません」
騎士エルフ「その可能性はあるな」
騎士エルフ「勇者、気を引き締めて行こう」
勇者「宝箱だー」トテトテ
騎士エルフ「おい貴様!今私の言った事を聞いていたのか!?」
勇者「欲には逆らえんのです!」
パカッ
勇者は初めて宝箱を開けた!
勇者「何か実績解除されたぞ」
狐娘「む?なんじゃその兜は」
サキュバス「変な兜ねー」
勇者「勇者的な装備かな」
騎士エルフ「不思議な模様が描かれているが……」
弓エルフ「こんな模様見た事無いです」
勇者「これは騎士エルフが装備してくれ」
勇者「前衛だし」
騎士エルフ「うむ。ではありがたく使わせてもらおう」スポッ
勇者「俺は騎士エルフの装備してた兜貰いますね」
騎士エルフ「うむ。大事に使えよ?」
子狐「ここに来てやっとRPGっぽい事してますね」
兜「」ホカホカ
勇者「あ、いい匂い」クンクン
騎士エルフ「ば、馬鹿!!匂いを嗅ぐな変態っ!!」
騎士エルフ「早く装備しろ!」
スライム娘「ヘンタイ……」ムスー
勇者「はーい」スポッ
狐娘「お前様、こっちにも宝箱があるぞ?」
勇者「おっしゃー!」
勇者「さてさて……中身はー」
パカッ
宝箱「キシャー!」
なんと! なかみ は モンスター だった!
勇者「うおっ!?」
宝箱「ちっ!もう少しで食べられると思ったのに!」
勇者「なんだこいつ!?宝箱が可愛い声で喋った!?」
サキュバス「ただのトラップモンスターよ!」
宝箱「もしかして初めて掛かったのか……?」
勇者「さっき初めて宝箱童貞を卒業したもんで」
騎士エルフ「おのれ!宝箱に化けて油断させるとは卑怯な!」
勇者「今までこんなの無かったぞ!」
サキュバス「あんたが開けて来なかったからでしょうが!!」
子狐(どうやってここまで来たんでしょうかね)
宝箱「ふふふ……トラップ初心者ならこちらもやり易いものよ!」
宝箱「私は四天王の宝箱!この城の守りを任された者だ!」
勇者「こんな弱そうなのが……」
騎士エルフ「他に適役なのは居なかったのか?」
スライム娘「弱そう……」
宝箱「黙れ!」
宝箱「ってかそこのスライムには言われたく無いわ!!」
宝箱「馬鹿にしやがって……!トラップモンスターの恐ろしさを特と味わえ!」
勇者「弓エルフさん」
弓エルフ「はーい!」
勇者「上に乗って閉じちゃって」
弓エルフ「分かりました~」
宝箱「は?な、何をするつもりだ!」
弓エルフ「ごめんね~?えい!」ズムッ!
宝箱「んなあ"ああああ~!?開かないいいい!?」ガタガタガタ
宝箱「おのれ……ザー」
勇者「狐娘、呪文封じて」
狐娘「ほれ」シャンシャン
宝箱「……!?」モゴモゴ
勇者「完封!」
宝箱「だがこれでは倒した事にはならないぞ!残念だったな!!」
勇者「宝箱にも穴はあるんだよな……」
宝箱「はぁ!?」
勇者「スライム、この鍵穴をヌルヌルにしてくれないか」
宝箱「お、おい!バカそれだけは止めろ!」
スライム娘「」ニュルニュルニュル
宝箱「ぎゃああああああ!?」ガタガタガタ
宝箱「何だこれ!冷たっ!?」
勇者「これで挿れられるぞ」
弓エルフ「私が優しく抱き締めてあげますから、勇者様は好きなだけ腰を振ってくださいませー」ギュッ
勇者「フォーウ!いい匂いがしゅるうううううう!!」ヌッチヌッチ
宝箱「はっ!?ひぃ!」ニュルッニュルッ
宝箱「なんか熱いのが出たり入ったりしてくる!?」
勇者「スライムも後ろから抱き締めてくれ!」
スライム娘「分かった……!」ムギュウ
勇者「うひょおおおお!」ガタッガタッガタッガタッ
勇者「腰が止まらん!!」ガタガタガタ!
宝箱「やめろおおぉ……!」ビクッビクッ
勇者「サキュバス!イきそうになったら射精増加を頼む!」
サキュバス「はいはい……分かったわよ」ムスー
弓エルフ「ヘコヘコ腰振っちゃってお猿さんみたいだねー?」ギュウ
スライム娘「ユウシャ……ブザマ」ボソッ
勇者「はひっ!」ビクビク
スライム娘「サッサトイケ……!」
勇者「あ、それやばっ!出るっ出る!」ビクビクビク
宝箱「は!?出る!?」
勇者「鍵穴オナホにマホトンザーメン中に出すぞ!!」
勇者「う"っ!出る!!」
サキュバス「……バカみたい」フワッ
ドプドプドプ!!
宝箱「ぎゃあああああ!?」ガタガタガタガタガタガタ!
ブピュッ!ドプッ!!
宝箱(何か変なのが出てるううう!!)
むわぁ……
宝箱「」ガタガタガタ
宝箱(この匂い嗅いでると……頭が……)スンスン
勇者「ふぅ……出した出した」ヌルン
勇者「もう動かないから弓エルフさん降りても大丈夫だよ」
弓エルフ「はーい」
勇者「お疲れ様でした」
勇者「さて、本命の中身はー?」カパッ
ギイィイイ…
むわぁあ…
ドロォ……
宝箱「」ビクッビクッ
サキュバス「うわっ……ザーメンまみれじゃないのこいつ」
弓エルフ「箱からザーメンが溢れて……いい臭いが……んっ……」ビクッ
宝箱「はへっ……ひっ……」ビクンビクン
勇者(金髪美少女が精液風呂に浸かって蕩けた顔で喜んでいる)
勇者(良いおかずじゃないか)ウンウン
騎士エルフ「これでは中身を確認出来んな」
子狐「あったとしてもこんなドロドロの液体が付いたアイテムとか欲しくないですよ」
狐娘「洗っても臭そうじゃし」
スライム娘「ザーメンまみれ……」
勇者「なんかごめん」
勇者「……倒したって事で先に進もうか」
宝箱「あへっ……あへっ……」ビクンビクン
勇者「あれから四天王が出なくなった」
サキュバス「普通にあっさり来れたわね」
狐娘「あっけなかったのう」
騎士エルフ「む……どうやらここで行き止まりのようだ」
スライム娘「扉……おっきい!」
弓エルフ「ここから禍々しい気が漂って来ます……!」
勇者「ここに魔王が居るんだな……」
騎士エルフ「準備は良いか?行くぞ!」
ギイイイィ…
魔王「待っていたぞ勇者」
騎士エルフ「お前が魔王……!」
サキュバス「でかい……」
勇者「えろい……」
狐娘「妾よりデカイのではないか?あれ」
子狐娘「母様よりむちむちしてますね」
弓エルフ「胸の辺りがぴちぴちで服が張り裂けそうねぇ」
魔王「もっと緊張感を持て!」
勇者「サーセン」
魔王「こほん……まずはここに辿り着いた事を讃えよう」
魔王「我が軍最強の四天王を打ち倒し、ここまで来たのは貴様等が初めてだ」
サキュバス「ほとんどあいつらの自滅だったけど」
勇者「四天王なのに2体しかいなかったぞ」
魔王(奴らめ……怖じ気づいて逃げ出したか……)
魔王「しかし、貴様の幸運も此処までよ」
魔王「ここを貴様の墓とし、未来永劫に魔物達に語り継がせよう」
魔王「だが案ずるが良い。首を残すなど生易しい事はしない」
魔王「塵一つ残さんと思えッ!」
ゴゴゴゴゴ!!
勇者「来るぞ!騎士エルフは攻撃警戒!」
騎士エルフ「了解した」シャキン
勇者「弓エルフとスライムは魔法耐性を上げて!」
弓エルフ「はい!」
スライム娘「ウン……!」
勇者「狐娘と子狐娘はブレス耐性を上げてくれ!」
狐娘「お前様、妾は奴が火を吐くとは思えんのじゃが」
勇者「魔王は大体ブレスを吐く!」
子狐「なんですかその偏見」
勇者「サキュバスは魔王の防御を下げるんだ!」
サキュバス「さっきからやってるわよ!でも効かないみたい……」
弓エルフ「どうやら特殊なバリアが張られているようです!」
騎士エルフ「下手な魔法は効かないぞ!」
サキュバス「下手で悪かったわね!」
勇者「こうなったら……はぁっ!!」
勇者(パルプンテ!!)
魔王に効果は無かった!
勇者「あれー?」
魔王「ふははは!ワシに小賢しい手は効かん!」
魔王「状態異常耐性は愚か、常に自動回復まで完備しているから生半可な傷はすぐに癒えるのだ!」
勇者「なんて初心者に優しくない設定なんだ……!」
魔王「それとワシ、ブレスは吐かないぞ」
勇者「馬鹿なっ!?」
騎士エルフ「逆に何を思ってブレスを吐くと思ったんだ」
勇者「……仕方ない。弓エルフ、幻惑耐性を上げてくれ」
弓エルフ「……」
勇者「ゆ、弓エルフ?」
狐娘「……」
サキュバス「……」
子狐娘「……」
騎士エルフ「皆!しっかりしろ!」
勇者「サキュバスに子狐に狐娘……?」
弓エルフ「……」ニヘラ
騎士エルフ「大丈夫か!?」
弓エルフ「勇者様ぁっ!」ガバッ
騎士エルフ「うわぁ!?」
勇者「騎士エルフ!」
弓エルフ「はぁ……はぁ……」カチャカチャ
鎧「」ゴトッ
騎士エルフ「ゆ、弓エルフ!?」
弓エルフ「勇者様ぁっ!勇者様ぁっ!」クチュクチュ
騎士エルフ「ひぃっ!?しっかりしろ!私は勇者では無い!」
騎士エルフ「くっ!皆、幻覚を見ているのか……!」
勇者「すまーん!!今回の魔法は混乱魔法だったみたいだ!」
騎士エルフ「この大馬鹿者おおおおお!!」
サキュバス「勇者の口美味しそう……あーん」
騎士エルフ「サキュバス!!それは洒落に……んむっ!?」ムチュ
騎士エルフ「ん~!!!」モゴモゴ
サキュバス「んちゅっんむぅ!」ムチュ ンチュ
騎士エルフ(媚薬で頭がふわふわしてきた……)
騎士エルフ(私も混乱してきて……)
狐娘「んっ……!はっはっ!」クチュクチュ
子狐「勇者っ!勇者っ!」クチュクチュ
スライム「ユウシャ……!」ニュルニュル
騎士エルフ「うあぁ……」ビクビク
勇者「みんな……」ビンビン
勇者(エッッッッ!!)ガンミ
魔王「さぁ、勇者よ。この状況をどう抜ける?」
勇者「おのれっ……!卑怯な!!」
魔王「ただの人間が一人では何も出来まい」コツコツ
勇者「く、来るなぁっ!」
魔王「お主、確か女に跨がられながら犯されるのが好きだったよなぁ?」ボソッ
勇者「何故それを……」
魔王「水晶越しにいつも監視してたから、魔王軍全員に筒抜けだったぞ?」ボソボソ
勇者「はっ!?」
勇者(まさかあんな事やこんな事まで!?)
魔王「もしワシに降伏し、忠誠を誓うならばたぁ~っぷりと仕置きしてやろう」
魔王「まずは乳首を舐めながら手コキ寸土めから始め、跨がりながら先っぽだけ挿入れてまた寸土め」
魔王「最後に思いっきり腰を振って情けなぁく惨めにぴゅくっぴゅくーって射精させてやる」
勇者「」ゴクリ
魔王「ごめんなさぁーい僕は魔王様に勝てない情けない勇者ですぅ~と泣き喚くまで何度も何度も繰り返し射精させる」
魔王「どうだ、良い提案だと思わないか?」
魔王「ここで死ぬか、大切な仲間を売って奴隷になるか」
魔王「お主の好きな方を選ばせてやろう」
勇者「……」
騎士エルフ「勇者ぁ!やめろっ!行くなぁ!」
弓エルフ「余所見しちゃだめですよ~。次は私の番なんですからぁ」
騎士エルフ「んむぅぅ!?」ヂュー
勇者「ごめんみんな……許してくれ」
騎士エルフ「ぷはっ……!勇者!」
勇者「俺の仕事は……」
勇者「負けることだからっ!!」
騎士エルフ「勇者ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
魔王「はははははっ!!滑稽だなぁ勇者!愉快、実に愉快!!」
魔王「戦わずに敗北を認め、自分の欲望の為に仲間を捨てるなど実に愚かな選択だ!」
魔王「しかし……約束は約束」
魔王「そこの元仲間達の痴情を肴にワシが直々に犯してやろうではないか」
魔王「なぁ?勇者……」バサッ
1時間後……
魔王「ほら!イけイけ!!よわよわちんぽつよつよまんこにぎゅうぎゅう締め付けられてイっちゃえ!」パンパンパン
勇者「んほおおぉおお!!で、でりゅううっ!」
ビュルルルル
魔王「んっ……!」ビクビクビク!!
魔王「ほれ……もう一度いくぞ?」はぁはぁ
勇者「はへぇ……」ビクビクビク
魔王「ほれほれほれ!」パンパンパン
勇者「うあぁぁ……!」ビクビク
魔王「んっ……」
魔王「はぁ……っ!はぁ……っ!」ビク!
魔王(お、おかしい……こ奴に膣出しされる度に……ワシの身体の疼きが強くなっているのを感じる……)はぁはぁ
勇者「もうでちゃうぅ……!」ビュルル
魔王「んひゃぁっ!?」キュウゥゥゥ!
魔王(こ奴まさか……![負ける(射精)]度に強くなっているのか!)ビクビクビク
勇者「ま、魔王……もう終わりか?」はぉはぁ
魔王「たわけ!ま、まだイケるに決まっておろう!」
魔王「はぁはぁ……だが口で尿道に残った精液を搾り取ってやる。光栄に思うがいい」
魔王(口でなら奴も勝てまい!)
魔王「んむっ……」パクッ
魔王「んっ……んっんっ」ジュルジュル
勇者「魔王のバキュームフェラ……!すげぇ……」
勇者「気持ち良い所ばかり攻めてきて……すぐに射精そうだ……!!」
魔王(何故だ……?口で舐める度に勇者のちんぽが愛しく見えてくるではないか……!)ジュポッジュポッ!
魔王(亀頭の側面を舌で舐めたらどうだ?)レロレロ
勇者「それ……!いい……!」ビクビクビク
魔王(中々可愛い反応するではないか……もっと苛めたくなる……!)
魔王「んっんっ」ジュルルルルルル!
勇者「イク!射精るぞ魔王!」
魔王「んんっ!?」ドプドプドプ
魔王「……」ゴクン
魔王(ドロドロと濃厚で熱い精液が喉を通るのが気持ち良い……。ほんのりと少し苦い味が癖になる……)はぁ~
魔王(これがずっとワシの中に出ていたと考えると……んっ!)ゾクゾク
ジュルルル… ジュポンッ!
魔王「ふふっ……まだまだ硬いではないか」シコシコ
勇者「はぁはぁ……!」
魔王「ではまたワシのおまんこに挿入れてやろう」
魔王「はぅっんぅ……!」ジュプ
魔王「はっはっ!そ、そろそろ降参したらどうなのだ?」パンパンパン!!!
勇者「そっちこそ……!くっ!」
魔王「はっはっはっはっ……!」ジュプッジュプッ
魔王(も、もう無理……!)ガクガク
魔王「はぁ……はぁはぁ……」パンパンパン
魔王「くぅ……っ!」ビクビク!
魔王(堕とされる!勇者ちんぽしゅきになりゅぅ!!)
魔王「……っ」ガクガク
勇者「ま、魔王……?」
魔王「んむっ!」ヂュー!
勇者「んんっ!?」
魔王(敵なのにベロチューキスしてりゅぅぅぅ!)パンパン
魔王(キスでまたイク!イク!)ビクビク
魔王(イッテるのに腰止まんにゃいのぉぉ!!)パンパンパン
魔王(よわよわちんぽおまんこでじゅぽじゅぽイジめてるのにイかされちゃう!)
魔王(魔王軍のみなしゃんごめんにゃしゃぃぃ!)
魔王(魔王はつよつよ勇者ちんぽにズコズコ子宮突つかれて敗北しましゅぅ!!)
魔王(勇者専用パコパコよわよわ敏感子作りおまんこペットになっちゃいましゅぅぅ!)
勇者「魔王っ!!イクぞ!!」
魔王(種付け準備来たぁ!)
魔王「来い!勇者ぁ!」
魔王「イグゥっ!!!」プシャッ!
勇者「くぅっ!!」ビュルルルル!
魔王(キタぁぁ!勇者の濃厚孕ませザーメン!!)キュンキュン
魔王(絶対……妊娠したぁ……)トクン…
魔王(はぁ~~!)プシャァァァ
魔王「」ガクガクガク
魔王「」パタッ
魔王 を 倒した!
勇者「やった……のか……」
騎士エルフ「良くやった勇者!」
勇者「エルフ騎士!もう大丈夫なのか?」
騎士エルフ「他の皆も治ったみたいだ」
弓エルフ「おめでとうございます勇者様!」
サキュバス「ふ、ふん……あんたにしては頑張ったんじゃないの……?」モジモジ
子狐娘「お、おめでとうございます……」
狐娘「さすが妾が見込んだ男じゃ!きっとやってくれると思ってたぞ!」
勇者「ありがとうみんな……」
スライム「……ユウシャ」
勇者「やったよスライム!魔王を倒したんだ」
スライム「信してたよ……」
勇者「帰ろう……俺達の町に」
スライム「ウン……!」
パアアアァ…!
勇者「これは光のカーテン!!」
騎士エルフ「なんと神々しい……」
勇者「って事は……」
女神「勇者よ。よくぞ魔王を倒してくれました」
弓エルフ「これって……!」
騎士エルフ「まさか……女神様か!?」
勇者「駄女神様……」
女神「しかしまだこのせ……おいこら今何て言った」
勇者「気のせいです」
女神「言いましたよね!?駄女神って言ったの聞こえてたからね!?」
騎士エルフ「勇者、話は黙って聞くものだ」
勇者「うっす」
女神「しかしまだこの世界には大いなる闇が潜んでいるような気がしてなりません」
勇者(そのまま続けるんだ)
女神「新たな脅威が目覚めるまで、その英気を養うのです」
勇者「はい」
勇者「それで、女神様。少しお聞きしたい事が……」
女神「はい」
勇者「もしかして俺は……」
女神「それ以上はお止めなさい」
女神「時が来れば何れ貴方に伝えなければならないでしょう」
女神「しかし今は魔王を倒し、ここに立っている喜びを噛み締めなさい」
勇者「女神様……」
勇者「間違ってエロ本持ってきてますよ」
女神「あ」
スライム娘「エロ女神……」
女神「スライムまで言われた!?」
騎士エルフ(か、変わった女神様だな……)
…………………
ー始まりの町ー
王様「よくぞ戻ってきた勇者よ」
王様「お主が魔王を倒したという知らせを待っておったぞ!」
王様「冒険の中で心強い仲間に恵まれた様じゃな」
勇者「はい!」
騎士エルフ「ふふっ……」
王様「魔王を討伐した褒美にお主の望みを出来る限り聞こう」
勇者「……では」
勇者「俺は彼女達と暮らせる広い土地と家を強く望みます」
「「」」ピクッ
勇者「今はまだ人と魔物は相容れぬ時。いざこざも起きるでしょう」
勇者「なので誰にも邪魔されずにひっそりとした場所で暮らしたいと思っています」
勇者(勇者が喘ぎ声で近所迷惑とかまずいですし)
王様「ほう……。分かった」
王様「お主がこの町を去ってしまうのは少し名残惜しいが……仲間を思うその気持ち、しかと胸に響いた」
勇者(よっしゃ!これで毎日セックスしまくれるぜ!)
王様「此度の冒険……ご苦労だった」
王様「幸せにな」
勇者「はっ!」
…………………
数ヶ月後…
スライム「んむっんむっ」ジュポジュポ
勇者「うっ!射精るぞ!」ビュッ
スライム「!」ドプププ
勇者「はぁはぁ……また一段と上手くなったんじゃないか?」ナデナデ
スライム「えへへ……嬉しいな……」
勇者「言葉も上手くなってきたし、随分と成長したもんだ」
勇者「他のみんなは帰省中でここに居るのは俺とお前だけか」
勇者「何だかこの家も広く感じるよ」
スライム「寂しいね……」
勇者「はぁ……」
魔王「しみじみとしてるみたいだけどワシも居るからな!?」
勇者「食器洗いご苦労さん」
魔王「くそっ!何で魔王たるワシが家事洗濯を……」ブツブツ
勇者「あの後何でもするから連れてってくれーって泣きながら頼んだのは魔王じゃない」
魔王「それはそうだが!」
勇者「それに淫紋の方は悦んでるみたいだぞ?」ツンツン
魔王「はひぃんっ!?」ビクビク
勇者「こんなに嬉しそうなのに魔王ちゃんは嫌なのか」ツンツン
魔王「ばかっ!やめ……!淫紋を突つくでない!!……くうぅ!」ビクビク
魔王「夜になったら覚えておれ!」
魔王「次こそ泣かせてやるから覚悟しておれよ!」
スライム娘「魔王がまた負けると思うな」
魔王「何をスライムごときがぁ……!」ワナワナ
勇者「それよりほら、まだ皿残ってるから綺麗にしてくれよ」
勇者「俺も手伝うから」ジャバー
魔王「おのれえぇぇぇぇぇ!勇者あああああ!!」
おわり
仕様が分からず見苦しい部分もありましたが、これにて終わりとなります。見てくださった方々、本当にありがとうございました。
メモからコピーして貼ったらハートが?になるとは思わなかった。
続編はメモに書き終わってからこちらに書いていこうと思います。
かなり長くなりましたが、見て下さりありがとうございました。
後日談は頑張れたら書きます。
勇者「久々に来たぞ!エルフの里ー!」
スライム娘「おー!」
弓エルフ「私達の生まれ故郷……」
騎士エルフ「懐かしいな……」
サキュバス「うへー……あんまり思い出したくない」
スライム娘「ここ、サキュと初めて会った!」
子狐「へー、そうなんですか。皆さんにとっては思い出の地なんですね」
サキュバス「悪い意味でね……」ドヨーン
子狐「??」
狐娘「もう歩き疲れてへとへとじゃー!」
魔王「ワシも疲れた!」
子狐「暫く歩きっぱなしでしたからね」
勇者「先にエルフの女王様に挨拶しに行こうか」
……………
ー女王の城ー
エルフ女王「よくぞ来ました。勇者よ」
エルフ女王「貴方の訪問を歓迎致します」
勇者「こんちはー、お久し振りです」
エルフ女王「以前より随分と逞しくなりましたね」
騎士エルフ「陛下こそお変わりなく」
エルフ女王「騎士エルフも見違える様に変わりましたね」
騎士エルフ「はっ!ありがとうございます!」
エルフ女王「そして、この方達は……?」
魔王「」ダラダラダラ
子狐「こ、こんにちはー」
狐娘「ゆ、勇者よ!どうにかして誤魔化さんか……!」ヒソヒソ
勇者「旅先で見つけた仲間です」
子狐「っ!っ!」コクッコクッ
エルフ女王「まぁ……」
エルフ女王「良ければ今夜はこの城でゆっくり休んで行って下さい」
エルフ女王「勿論、そこのサキュバスも……ね?」ニコッ
サキュバス「ん……」ピクッ
勇者「ありがとうございます」
…………………
勇者「人数分の部屋を借してもらえる事になりました」
勇者「でも7人分しかベッドがありません。これは夜の運動会ルート確定ですね」
サキュバス「何を一人で言ってんのよ」
勇者「そういえば、女王様もこの里の人達も歓迎してくれてたね」
弓エルフ「もう恨んでなんか無いって感じでしたよねぇー」
サキュバス「別に許してもらおうなんて思っては無いけど……」
勇者「素直じゃないなー」
サキュバス「う、うるさいっ!」
騎士エルフ「荷物を降ろしたら私と勇者は特訓だ」
勇者「え」
騎士エルフ「軟弱すぎる貴様には少しでも力が付けてもらわねばならん」
騎士エルフ「見ろ!貴様に合わせたメニューを考えておいたのだ!」
子狐「腹筋 スクワットと、基本的なものから剣の素振りまでありますね」
スライム娘「腹筋……」
狐娘「スライムには無縁の物じゃの」
スライム娘「むー……」プルン
弓エルフ「あらぁ……?これって騎士エルフが昔やってた特訓とほとんど同じじゃないかしら?」
騎士エルフ「うむ。実はそれを参考にしたものなんだ」
勇者「へー」
勇者「でもデバフが付与されてるから力が上がっても攻撃力は1のままじゃないの?」
子狐「力の種を使っても意味が無い悪質な種泥棒ですね」
騎士エルフ「それ位の事は気合いと根性でカバーできる!」
勇者「出た、精神論」
魔王「ワシ精神論とか苦手だわー」
勇者「分かる」
騎士エルフ「ぐちぐち言ってないで支度しろ!」
弓エルフ「夕飯までには戻って来るのよー?」
勇者「はーい」
騎士エルフ「分かってるって、もう子どもじゃないんだから……」
……………
勇者「49……50!」
騎士エルフ「よし!そこまでっ!」
勇者「つ、疲れたぁー!」
勇者「み、水ぅ……」
騎士エルフ「ほら、水だ」
勇者「さんきゅー」
騎士エルフ「んっ……やはり特訓の後の水は格別に上手いな」
勇者「生き返るっすわ……」
勇者「それにしても、何で森の中でやる必要があったんだ?」
騎士エルフ「それは昔、私がここで特訓していた場所だったからな」
騎士エルフ「つい懐かしくて来てしまったんだ」
勇者「そうだったのか」
騎士エルフ「そうだ……!休憩したら少し付き合ってもらうぞ」
騎士エルフ「お前に是非とも見せたい場所がある」
勇者「おぉ……?」
………………
ザッザッザッ
勇者(あれから大分歩いたな……)
勇者(辺りは変わって真っ暗な洞窟の中)
勇者(ここを通るって聞いた時は驚いたぞ)
騎士エルフ「そろそろ着くぞ」
騎士エルフ「目的の場所はもう目と鼻の先だ」
勇者(光が見える)
勇者「や、やっと洞穴を抜けた……」
勇者「ってやけに広い場所に出たな……」
勇者「ここが騎士エルフが言ってた場所なのか?」
騎士エルフ「あぁ!ここがお前に見せたい場所だ!」
勇者「おぉ……」
勇者(周りは岩で囲まれた広い空間)
勇者(草はしっかり生えてて、しっかり森と繋がってる事が分かる)
勇者(上には穴がぽっかりと開いていて、そこから光が射し込む事で幻想的な風景になっている)
勇者(何処かで見た事がある様な無い様な……不思議な気分だ)
勇者「しかし何でまたここに珊瑚と大きな貝殻があるんだ?」
騎士エルフ「昔からここにあるらしい。……詳しい事は私にも分からないんだ」
勇者「海の中の森って感じがして好きだな」
騎士エルフ「そうか、それは良かった」
騎士エルフ「ここは私と弓エルフが幼い頃によく遊びに来ていた所だ」
騎士エルフ「思い出の場所であり、誓いの場所でもある」
勇者「誓いの場所……」
騎士エルフ「……森の奥には子どもだけでは来てはいけない掟があるんだ」
騎士エルフ「私達はこっそりその掟を破ってここに来ていた」
騎士エルフ「私もあいつもこの景色が好きだったからな」
騎士エルフ「夜になるともっと凄いものが見れるぞ?」
騎士エルフ「周りの苔が月明かりに照らされて発光するんだ」
勇者「へー!それは是非とも見てみたいもんだ」
騎士エルフ「夜の森は危険だ、残念だがそれは諦めてくれ」
勇者「あらら……」
騎士エルフ「ある日、私達はそれを見ようと約束し、家を抜け出したんだ」
騎士エルフ「正直、夜の森は怖かった」
勇者(やっぱり怖かったんだ)
騎士エルフ「辺りは暗いし、風で草木は揺れる」
騎士エルフ「昼の木漏れ日と心地よい風の音とは反対に、夜の森はここまで恐ろしいものかと思い知らされたよ」
騎士エルフ「それでも私達は諦めなかった」
騎士エルフ「ここに来たいが為に必死に恐怖を圧し殺して歩いたんだ」
騎士エルフ「いつもより長く感じる洞穴を抜け」
騎士エルフ「ついに私達は辿り着く事に成功した!」
騎士エルフ「目の前に広がる景色を前に私達はその場で抱き着く程に喜んだ」
騎士エルフ「……そこに来る事が間違いだったと気付かずに」
勇者「それってどういう……」
騎士エルフ「……感動を分かち合う二人の前には、一匹の魔物がこちらを睨んでいたんだ」
騎士エルフ「どうやらここは奴の住み処らしく、昼の間は狩りに出掛け、夜になるとここへ戻って来るらしい」
騎士エルフ「奴は既にこちらへ狙いを定め、威嚇していた」
騎士エルフ「血肉を貪りたい一心でこちらを見るあの目は、今でも思い出すと背筋が凍る」
騎士エルフ「あぁ……これは死んだなと思ったよ」
騎士エルフ「私達もまだ幼かったからな……戦う術など知らなかったんだ」
騎士エルフ「敵意を向けられた私は思わず叫びそうになった」
騎士エルフ「……だが、先に悲鳴をあげたのは弓エルフだった」
騎士エルフ「それに気付いた奴は直ぐ様、弓エルフに飛び付いた」
騎士エルフ「だが次の瞬間、私は魔物の前に飛び出していた」
騎士エルフ「何故かは分からないが、そうしなければと頭に過った時には、もう足が動いていたんだよ」
騎士エルフ「自分自身でも馬鹿な事をしたと今でも思う。他に遣り様はあっただろうしな」
騎士エルフ「噛み付いた奴の牙はがっぷりと腕に食い込み、私を噛み千切ろうと離さなかった」
勇者「その後はどうなったんだ?」
騎士エルフ「悲鳴を聞いた大人達が駆け付けて、魔物は直ぐに退治された」
騎士エルフ「私の横で弓エルフが顔をくしゃくしゃにして必死に謝っていたのを覚えているよ」
勇者「後悔はしてない?」
騎士エルフ「あの行動をしたからこそ私達は今ここに立っている。それに後悔も何も無い」
騎士エルフ「それに……私が騎士を目指すきっかけにもなったからな」
勇者「騎士エルフが騎士になるきっかけか……」
騎士エルフ「お互い、大人になってからは会う機会も減ってしまって、ここに来る事は無くなってしまった」
勇者(あー……悲しいなぁ)
騎士エルフ「この話は終わりにしよう」
騎士エルフ「そろそろ夕飯の時間ではないか?辺りはもう暗くなって来たぞ」
勇者「確かにそうだな……帰ろうか」
ガサガサ…
騎士エルフ「っ!」
騎士エルフ「勇者!下がれっ!」
勇者「へ?」
ガサッ!
狼「ガゥッ!」
勇者「狼!?」
狼「グルルル……」
騎士エルフ「ただの獣ではなさそうだ……」
勇者「訓練用の剣しか持って来てないけど大丈夫かこれ!?」
騎士エルフ「安心しろ、お前は私が守る!」
狼「ガゥッ!」グワッ!
騎士エルフ「くっ!」
ガギッ!
狼「グゥウウ!!」ギリギリ…
騎士エルフ「この……っ!離せ!!」ブンブンブン!
狼「ガ……!」ドサッ!
ゴロゴロ
狼「グゥ……!」ズザー!
騎士エルフ「はぁはぁ……!」
騎士エルフ(少し動いただけで息があがるとは……)
騎士エルフ(予想以上に疲れが溜まっていたみたいだ……)
勇者「大丈夫か!?」
狼「グルルル……」ムクッ
狼「……」チラッ
勇者(こっちを見てないか……?)
タッタッタッ!
狼「アオオオォン!!」ドゴッ!
勇者「へぶぅ!?」
ズザー!
勇者「」バタッ
騎士エルフ「勇者っ!」タッタッタッ
騎士エルフ「おのれぇ……!」キッ!
狼「グルル……!」ギロリ
騎士エルフ(あの目は……!)ゾクッ
騎士エルフ「……っ!」ジリッ
騎士エルフ(奇しくもあの時と同じ状況……)
騎士エルフ(やれるか……?)
騎士エルフ(いや、私はもうあの頃とは違う……!強くなったんだ!!)
騎士エルフ「来るなら来い!私が相手になってやる!」
狼「!!」ピクッ
ヒュンッ!
狼「キャウン!」ドシュッ!
バタッ!
騎士エルフ「弓……?」
弓エルフ「大丈夫!?」タッタッタッ
騎士エルフ「助かった……ありがとう、弓エルフ」
弓エルフ「騎士エルフならここだろうって思って来たら大変な事になってたから……」
騎士エルフ「す、すまない……」
弓エルフ「ううん、いいの」
弓エルフ「今度は私が守る番って決めてたから」
騎士エルフ「……そうか、ありがとう……」
勇者「はっ!?ま、魔物は!?」
騎士エルフ「それなら、もう弓エルフが倒してしまったぞ」
勇者「良かったぁ……」
弓エルフ「さ、帰りましょ?夕飯の支度はもう出来てますよ!」
勇者「もうお腹ペコペコだよー!」
騎士エルフ「私も腹が空いてきた」
弓エルフ「二人ともそうだろうと思ったわ!」
騎士エルフ(前に出る事だけが大切ではない)
騎士エルフ(エルフの騎士団に入った時、先輩にそう教えられた)
騎士エルフ(当時は言葉の意味が分からなかったが、今では理解できる)
騎士エルフ(頼もしい味方に背を預ける事も必要なのだと)
騎士エルフ(それを教えてくれたのは……)
勇者「どうした?騎士エルフ」
騎士エルフ「いや、何でもない」
弓エルフ「……ふふっ」
騎士エルフ「では行こうか勇者、皆が待っているぞ」
……………………
子狐「勇者達遅いですねー」
スライム娘「心配……」
サキュバス「弓エルフが迎えに行ったからもうすぐ帰ってくるでしょ」
子狐「そう言ってる本人が一番不安そうにしてたりしますよね」
サキュバス「う"っ……」
狐娘「む?どうやら来たようじゃな」ピコッ
ガチャ
騎士エルフ「遅くなってすまない」
勇者「ただいまー」
サキュバス「帰って来るのが遅いわよ」
魔王「腹が減ったぞ勇者!」
狐娘「皆、お主の帰りを待ってたんじゃよ」
勇者「そうだったのか……ごめんな」
狐娘「しかと反省したならばそれで良し!」
子狐「勇者も帰ってきた事ですし、夕飯を食べに行きましょうか」
…………
魔王「あーっ!?それはワシが狙ってた獲物だぞ!返すが良い!」
狐娘「かっかっかっ!残念じゃったな。これは既に妾のものよ」
狐娘「飯時も戦場となるが故、欲しくば妾より先に取るんじゃな」モグモグ
魔王「お、おのれぇ……!!」
子狐「はいはい。母様も魔王さんもそこまでにして下さい」
サキュバス(どっちが子どもなんだか分からなくなるわね)
スライム娘「魔王と狐娘……ちょっと似てる」
魔王「誰がこ奴と似てるだと!?」
狐娘「どう見ても妾の方が美人じゃろ」
魔王「何ぃ!?」
子狐「勇者はどう思いますか」
勇者「どっちもエロいと思うぞ」
狐娘「そうじゃろー?そそるじゃろ~?ってアホを抜かせい!」
ワイワイ
騎士エルフ「少しは落ち着いて食事ができないものか……。女王陛下の前なのだぞ……」ハァ
勇者「何か騒がしくてすみませんね」モグモグ
エルフ女王「謝る必要はありませんわ。私も見ていて楽しいですし」
エルフ女王「それと……勇者様……」コソッ
勇者「はい?」
エルフ女王「お食事が終わりましたら私のお部屋へご案内致しますわ」ヒソヒソ
エルフ女王「最高のおもてなしをご用意してお待ちしてますので、楽しみにしていて下さいませ」ニコッ
勇者「?」
……………
ー廊下ー
勇者(さっき言われた部屋って確かここだったよな)
勇者(不安だが意を決して入ってみるか)
コンコン
勇者「失礼します」
ガチャッ パタン…
エルフ女王「///」テレテレ
勇者(ベッドの上でエルフ女王が頬を真っ赤にして座ってる)
勇者(おもてなしってやっぱりこれでしたか)
ガチャッガチャッ
勇者(そして何故か扉が開かない!)
エルフ女王「どうかなさいましたか?」
勇者「鍵が掛かっているのですが……」
エルフ女王「それなら朝まで開きませんので外へは出られませんよ」
勇者「へ!?」
エルフ女王「お手洗いならそちらの扉の先にありますので、そちらをご利用下さいませ」
勇者「つまり……ここで寝ろと?」
エルフ女王「申し訳ありませんがそうなりますね」ニコニコ
勇者(申し訳無さが1ミリも感じませぬぞ女王様ァ!!)
エルフ女王「ベッドへどうぞ、おいでくださいな」
勇者「は、はい」
ギシッ…
エルフ女王「私、お恥ずかしながらこの歳まで恋愛……というものを経験した事が無くて……」
エルフ女王「子を宿した事が一度も無いのです」サワッ
勇者「」ピクッ
エルフ女王「里の長としてもそろそろ世継ぎをしなければと思いまして……」ナデナデ
エルフ女王「勇者様さえ良ければ今夜はそのお手伝いをして頂ければと……」ピトッ
勇者「女王様……」
エルフ女王「お気付きでしょうか?」
エルフ女王「このお香の香り……」
勇者「お香……?」スンスン
勇者(確かに甘い香りがする)
エルフ女王「これは特殊な実を粉にして配合し、作った特別なお香ですの」
エルフ女王「主に性行為の時に使われまして」
エルフ女王「新陳代謝及び、男性の気分を昂らせる効果がありますのよ?」
勇者(確かに身体が暑くなっていくのを感じる)ドクンドクン
勇者「はぁ……はぁ……」
勇者(むしょーにムラムラする)ギンギン
エルフ女王「勿論ここも……」サワッ
勇者「うっ」ピクッ
エルフ女王「もうこんなに大きくなっていますわね」
シュルシュル…パサッ
エルフ女王「私もこんなに濡れてしまいました……」ヌレヌレ
勇者「フォ」ゴクリ
エルフ女王「300歳の年増の身体……如何でしょうか?」
勇者「お綺麗ですよ」ギンギン
エルフ女王「嬉しいお言葉……光栄ですわ」
エルフ女王「勇者のおズボン、脱がしますね?」
ズルン ビンッ!
エルフ女王「おっきぃ……!」
エルフ女王「匂いも濃くて……」スンスン
エルフ女王「はあぁ~……素敵……」
エルフ女王「いやらしい先走りお汁が先っぽから溢れてさらに濃くなってます……」
クンクン スーハースーハー
勇者「そ、そんなに嗅がれたら……出ちゃいます!」
ピュクッ!ピュルッ!
エルフ女王「きゃっ!?」
ビチャビチャ!
エルフ女王「なんて濃厚な子種汁……!」ネトォ
エルフ女王「ちゅっ……んくっ……美味しいです」
勇者「はぁはぁ……!」ギンギン
勇者(お香のせいか一向に萎える気配が無い)
エルフ女王「あらあら……そちらのおちんぽ様はまだまだお元気の様ですね」
エルフ女王「今、綺麗に致しますわね」
エルフ女王「あーん」パクッ
ち"ゅっち"ゅるるるる!
勇者「ぐあああ!!」
エルフ女王「んむっ!んむっ!」グポッグポッ!
勇者「尿道の中に残った精液、一滴残らず吸いとられちゃううう!!」ガクガクガク
ヂュポッ!
勇者「はひぃ……はひっ……」
エルフ女王「また大きくなりましたね」
エルフ女王「そろそろこちらにも子種を注いで頂けませんか?」グパァ
勇者「フォ」ビンビン
勇者(ぬるぬるおまんこ入れたら絶対に気持ち良い!)
勇者(入れたい入れたい!!)
勇者「ふーっふーっ!」クチュックチュッ
ニュルニュル
エルフ女王「あんっ!焦らないでぇ!」
勇者「」グイッ
エルフ女王「え?」
勇者「ふんっ!」ズプン!
エルフ女王「ひぎぃっ!?」
エルフ女王「い、いきなり種付けプレスだなんて激しすぎますぅ!!」ビクビク
勇者「うるせぇ!そっちから誘ってきたんだろ!」
勇者「さっさと奥に種植えてやっからしっかりおねだりしろよなぁ!!」ズンズン!
エルフ女王「はひぃ!!勇者様の赤ちゃん汁欲しいでひゅぅう!!」
勇者「精液欲しさに男招いて子種おねだりとかどんだけザーメン狂いなんだよこの便器」パコパコ
エルフ女王「里の皆さんごめんなしゃぁい!!ザーメンだいしゅき淫乱便器女王でしゅみましぇぇん!!」
エルフ女王「本当は勇者様のおちんぽハメハメしてもらう気満々でしたぁ!」
エルフ女王「つよつよおちんぽ様に子宮孕ませられちゃいましゅうう!!」
エルフ女王「おちんぽしゅきしゅきぃ!んむっんむぅっ!」レロレロジュパァ
勇者(勝手に謝罪して敗北宣言とか何なんだこいつ……引くわー……)パンパン
勇者「そのだらしねぇすけべ乳揉んでやるからもっと締めろや」ニギ
エルフ女王「んぁっ……はいぃ……!!」キュウウウ!
勇者「お"ぉ!?締め付けちゅよぃい!!」ガクガク
勇者「出る出る!!出ちゃうぅ!!」
ビュルッビュルルル!!
エルフ女王「イグイグ!!イックうぅうう!!」ビクンビクン
ビュッビュッ…
勇者「はぁあ~めっちゃ出したわー……」ガクッ
エルフ女王「えへっ……えへへぇ……」ガクガク
勇者(これで満足しただろう……疲れた……)
エルフ女王「えい」ドサッ
勇者「ふぁ」ボフッ
エルフ女王「私、まだ足りませんわ」
エルフ女王「まだまだ夜はこれからですのよ?続き……出来ますよね?」ジュルリ
勇者「はい……」ビンビン
数時間後…
ギシッギシッ…
エルフ女王「あっ……!やっぱりこっちの方が深く刺さるぅ!」
勇者「んむぅ」チューチュー
エルフ女王「勇者様ったら必死におっぱい吸って可愛いです!」
勇者(おっぱいおいちぃ)
エルフ女王「おっぱいに押し潰されるのお好きなのですか?おちんちんビクビク震えてますわよ?」
勇者「ん~!!」ブルブル
ビュクッビュル!
エルフ女王「あんっ!お漏らし精液出てるぅ!」ビクッ
エルフ女王「はふぅ……もう子宮がパンパンです……」サスサス
エルフ女王「これだけ出せばきっと子を宿せるでしょう……」ナデナデ
勇者(やっと休める……)
勇者(何回出したか分からんぞ)
エルフ女王「おや?もうお休みになられるのですか」
エルフ女王「正直まだ物足りないのですが」
勇者「勘弁して下さい……これ以上は出ません」
エルフ女王「では仕方ありませんね。おやすみなさいませ……勇者様」
チュッ
…………
謁見の間
エルフ女王「もう旅立ってしまうのですね……」ツヤツヤ
エルフ女王「名残惜しいですが、貴方にもやらなければならない事が残っているのでしょう」テカテカ
弓エルフ「ねぇ、女王様の口元のあれって勇者様の毛……」ヒソヒソ
騎士エルフ「しっ!言ってやるな……」
サキュバス「あんたまたやったの?」
勇者「ボクハワルクナイ」
エルフ女王「またいつか、貴方がここに立ち寄ってくれる事を心からお待ちしております」
エルフ女王「この子と共に……」サスサス
勇者(あ、これデジャヴを感じる展開だ)
騎士エルフ「これはどういう事か説明してもらおうか」
騎士エルフ「言い分によってはその首が落ちる事になると思え」ギロッ
勇者「ヒエッ」
サキュバス「ちょっと勇者!?何で私より先にあいつ孕ませてんのよ!」ガシッ
勇者「そんなつもりは無かったんです!許して下さい!!」
弓エルフ「勇者様?」
弓エルフ「あちらで少し、お話しましょうか?」
勇者「お……」
勇者「お手柔らかにお願いします……」プルプル
おわり
HTML化の依頼してきます。ありがとうございました。
元スレ
弓エルフ「この淫紋ムズムズして堪らないわ……」ウズウズ
騎士エルフ「が、我慢しろ……」
騎士エルフ「興奮すればする程に激しくなるんだからな」フーッフーッ
弓エルフ「い、一回だけならいいよね?」
騎士エルフ「一回だけだぞ?一回だからな?」フーッフーッ
クチュクチュ…
428: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:47:45.21 ID:5ajNRdmm0
ー城ー
勇者「ここが王様の城かー」
勇者(しかし本当に通れるのかね)
門番「むっ!貴様は……!勇者か」
門番「貴様の国の王様から話は聞いている。好きに通れ」
勇者「どもー」
勇者(本当に通れた!顔パスすげー)
門番「若いのにお前も大変だな」
勇者「門番さんもね」
勇者(どこの世界も世知辛いのじゃ……)
429: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:48:43.12 ID:5ajNRdmm0
勇者(どこの城も広いよな)キョロキョロ
勇者(分かりにくいから看板付けてほしい)
兵士A「それにしても聞いたか?」ヒソヒソ
兵士A「また税金が上がるんだとよ」ヒソヒソ
勇者(お?)
兵士B「俺達兵士は給料から差し引かれるだけだが国民は可哀想だよな」ヒソヒソ
兵士A「あの王様もどうしちまったんだか」ヒソヒソ
兵士B「しっ!他の誰かに聞かれたら首が飛ぶぞ!」ヒソヒソ
兵士A「すまん」ヒソヒソ
430: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:49:19.62 ID:5ajNRdmm0
兵士A「前に務めていた大臣もそれで飛ばされたんだったな……」ヒソヒソヒソ
勇者(国の裏では悪どい事が行われているのか)
勇者(やっぱり世知辛いのじゃ……)ナム
勇者「すみません。謁見をしたいのですが」
兵士A「あぁ、謁見の間ならそこ階段を上に上がれば直ぐだよ」
勇者「ありがとうございます」ペコッ
431: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:49:56.00 ID:5ajNRdmm0
コツコツコツ…
勇者「あれが王様か……」
勇者(厳しそうな人だな)
大臣「待て、許可無き者は帰るが良い!」
勇者(うわっ!髭長くてハゲてる典型的な悪い大臣)
勇者「王様に謁見したいんですけど」
王様「良い。通せ」
大臣「ははぁ!通ってよし!」
勇者「ありがとうございまーす」
432: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:51:45.13 ID:5ajNRdmm0
王様「そなたが勇者か」
勇者「はい」
王様「そなたの活躍は耳に届いておる」
王様「眠りに落ちた町を救い、魔物に脅かされていた村を救ったらしいな」
勇者「はっ!その通りでございまするぅ!」
王様「しかしその勇者が我に何の用だ?」
勇者「はっ!我が祖国の同盟国とあれば一度謁見をせねばと思い、参上致しました!」ハハー
勇者(緊張で心臓がバクバクしてるわ)ドクンドクン
433: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:52:21.09 ID:5ajNRdmm0
王様「うむ。そなたの心使い、とても良い」
王様「これからも精進し、世界を救ってくれたまえ」
勇者「はっ!ありがたきお言葉感謝致します!」
勇者「陛下、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
王様「なんだ?」
勇者「この国で何か困った事はありませんか」
王様「ほう?貴様にはこの国が何かに脅かされているとでも?」
勇者「いえ、滅相もない」
勇者「ただ、近辺の魔物が活発化していたりしないか確認をしたかっただけでございます」
434: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:53:05.73 ID:5ajNRdmm0
王様「ふむ……」
王様「では率直に言ってやろう」
王様「こ の 国 に は 脅 威 な ど 無 い 」
王様「勇者。この国は貴様を必要としていないのだ」
勇者「……」
王様「もう良い。下がれ」
勇者「はっ……!では失礼します!」
435: ◆cABJvGmFjs 2019/10/11(金) 01:53:46.96 ID:5ajNRdmm0
テクテクテク
勇者「……」
勇者(嫌ぁーな感じぃ)
勇者(何だい!勇者が必要ないだぁの好き勝手言いやがって!)ブーブー
勇者(国に脅威など無いだ?税金下げてから言えやハゲー!)
勇者(あー!イライラしたわー!!気晴らしに牢屋でも見てこ)スタスタスタ
勇者「すみません。牢屋を見たいんですけど」
兵士「は?」
440: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:40:16.04 ID:OLxKnMCs0
兵士「ここが牢屋だ」
勇者「ほへー暗くてなんかじめじめしてる」
兵士「なんでまた牢屋なんか気になるんだ?」
勇者「さあ?お城に牢屋があるなら見てみたくない?」
兵士「はぁ……?お前変わってんな」
「お、お主!」
勇者「ん?」
441: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:40:55.04 ID:OLxKnMCs0
「ちょいと儂の話を聞いてくれぬか!?」
勇者「何すかこのみずぼらしいおっさん」
「儂はこの国の王じゃ!」
兵士「こいつはこの国の王を騙る悪いじじい。訳の分からん事を喚いてる変人さ」
勇者「ふーん……」
「儂は頭が狂ってなどない!!」
勇者「王様とならさっき上で会いましたよ」
「奴は魔物が化けた偽物!皆、奴に騙されておるのじゃ!」
勇者「へいへい……。それで俺に何か用ですか?」
442: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:41:32.14 ID:OLxKnMCs0
「わ、儂の話を聞いてくれるのか!」
勇者「聞くだけならタダですし、期間限定とくれば目に付くでしょ」
「む……?お主は良く分からぬ事を申すな」
勇者「それで話ってのは」
「そうじゃった!ここから南に行くと洞窟がある」
「そこに[#ーの鏡]という鏡が置いてあるのじゃ」
勇者(またノイズが……)
「それはその者の真実の姿を映し出す力を持っておる」
「それを奴に向けて正体を暴くのじゃ!」
勇者「そりゃ凄い計画だ」
443: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:42:24.14 ID:OLxKnMCs0
「この城は夜になると警備が薄くなる。その隙を突いて見せるのじゃぞ?」
「夜になると奴は寝室に早々と戻るらしい。そこがチャンスじゃ!」
勇者「あんたそこまで喋っていいの?誰かに聞かれたら消されるんじゃない?」
「フンッ!ここで大人しく閉じ込められては儂の気が済まぬ」
「……この話、信じてくれるな?」
勇者「信じる」
「そうか……。お主は真っ直ぐとした良い目を持っておるな」
勇者「あんたと同じく汚れきってるわ」
「はっはっはっ!そういう意味では無い!」
444: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:44:09.04 ID:OLxKnMCs0
兵士「おい!いつまで話している!さっさと出ていけ!!」
勇者「じゃあなおっさん」
勇者「戻ってくるまでちゃんと生きてろよー」
「意地でも生きてやるわい」
…………………
ー宿屋ー
勇者「って訳です」
騎士エルフ「勇者はその話を信じたのか?」
勇者「行くだけならいいじゃない」
445: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:44:50.91 ID:OLxKnMCs0
弓エルフ「魔物の罠かもしれないのよ?」
勇者「行って鏡があればおっさんの話は本物。無かったら偽物って事でいいんじゃないか」
騎士エルフ「全く……またお前はいい加減な事を……」
勇者「いざとなった時の為に狐娘と子狐、それとサキュバスを残して行こう」
勇者「彼女達には夕暮れまでに帰ってくる、帰って来なかったら迎えに来てって伝えておけば安心でしょ?」
騎士エルフ「む……」
勇者「それに新しく装備買ったんだし試し斬りの良い機会になるでしょ」
勇者「どう?」
騎士エルフ「分かった。お前がそこまで言うのであれば私は何も言わん」
446: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:47:15.58 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「弓エルフもいいだろう?」
弓エルフ「うぅ……でもぉ」
勇者「弓エルフさんも一緒に来てくれないかな?」
弓エルフ「行きまぁす!」ムギュ
騎士エルフ(即答だな)
勇者「決まりだな。洞窟に行こう」
447: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:48:05.59 ID:OLxKnMCs0
狐娘「空が青いのぅ……」
勇者「やっほー!」バンッ!!
サキュバス「何よ」
子狐「どうしたんですか勇者。ノックをするのはマナーの基本でしょうに」
勇者「僕達今から南の洞窟に行ってきます」
サキュバス「はぁ?」
狐娘「何じゃ突然に」
448: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:48:47.60 ID:OLxKnMCs0
勇者「敵の罠かもしれないので援軍としてサキュバス達には残って欲しいんです」
子狐「はあ……」
勇者「夕暮れには帰って来れると思うので、帰って来なかったら迎えに来てください」
勇者「勇者より」
サキュバス「手紙か!」
449: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:49:23.39 ID:OLxKnMCs0
狐娘「そんなん勝手にすればいいじゃろ……」グテー
狐娘「妾は寝る」
子狐「母様ったら……」
子狐「私が何とかしますので安心して行ってきてください」
勇者「うん。頼むよ」
子狐「お気を付けて」
450: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:51:30.37 ID:OLxKnMCs0
…………
勇者「南の洞窟に到着しました」
スライム娘「イエーイ……」
騎士エルフ「ここが南の洞窟……」
弓エルフ「勇者様大丈夫?怖かったら抱き着いてもいいのよ?」
勇者「よし来た」ギュウ
騎士エルフ「ふざけてる場合か!」
騎士エルフ「ほら、これを持て」ポイッ
勇者「重ぉっ!?」ズシッ
451: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:52:11.29 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「貴様の為に鋼の剣を買っておいた」
騎士エルフ「いつまでもけやきの棒を持たれては私が気になる」
勇者(とてもじゃないが軽々と振れなさそうなんだけど)
騎士エルフ「背中に背負うだけでもいい。持っておけ」
勇者「はーい」
騎士エルフ「それとこれだ」
勇者「ブーメラン?」
騎士エルフ「非力な貴様の事だ。剣すら振れぬと思い、軽めの武器を用意した」
勇者「」
勇者(まじか)
452: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:54:03.45 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「自作だが無いよりはましだろう。大事にしてくれ」
勇者「はーい」
勇者(これ自分で作ったんだ)
勇者はブーメランを装備した!
勇者(温かい気持ちが伝わってくる)
ヒタヒタ
騎士エルフ「む?魔物が来るぞ」
ゾンビ使い「マスタァ―」
ゾンビ使いB「パワァー」
騎士エルフ「厄介そうなのが来たぞ」
453: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:55:02.92 ID:OLxKnMCs0
ゾンビ使い「ナカーマナカーマ」
ゾンビ使い達は仲間を呼んだ!!
腐ったゾンビ「ナカーマ」
勇者「うわっ!敵が増えた!?」
スライム娘「ナカーマ」
騎士エルフ「囲まれる前にケリを付けるぞ!」
スライム娘「おー……!」
騎士エルフ「はぁっ!」ズバッ
ゾンビ使い「ぐげっ!?」ザシュ
ゾンビ使いB「ひー!ひー!」ピロリン
ゾンビ使い「イ"ー!イ"ー!」ピョンピョン
騎士エルフ「またこのパターンか!」
454: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:55:29.45 ID:OLxKnMCs0
スライム娘「フッ!」ズドム
腐ったゾンビ「ヌワー」
腐ったゾンビ「」
ゾンビ使い「ソセイソセイ」シャンシャン
ゾンビ使い「セイヤセイヤ」シャンシャン
腐ったゾンビ「おああ……」フワーン
勇者「蘇生まで完備とかずるいぞ!」
ゾンビ使い「イ"ー!イ"ー!」ピョンピョン
455: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:56:25.07 ID:OLxKnMCs0
弓エルフ「でも魔力は必ず消費されてるはず」
弓エルフ「あれほど大量に消費する魔法を使えばすぐに切れ……」
ゾンビ使い「きー!」シャンシャン
ゾンビ使いは弓エルフのMPを吸いとった!
弓エルフ「あら?」ヘナッ
騎士エルフ「あれは魔力を吸い取っているのか!?」
ゾンビ使いは弓エルフの……ゾンビ使いは弓エルフの……
弓エルフ「あらあらあら?」ヘナヘナヘナ
456: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:57:18.37 ID:OLxKnMCs0
弓エルフ「全部魔力を取られてしまったみたいですー!」ペタン
勇者「ふぁっ!?回復出来ないやんけ!!」
ゾンビ使いA「イーイー!」ピョンピョン
ゾンビ使いB「イーイー!」ピョンピョン
騎士エルフ「このっ!馬鹿にして!!」
勇者「おい騎士エルフ落ち着……」
腐ったゾンビ「ばあ」
勇者「ぬほぉっ!?」ビクッ
457: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 22:58:43.16 ID:OLxKnMCs0
勇者「いつの間に横に!?」フラフラ
穴「穴があるで」ガラッ
勇者「あっ!えっ?」
勇者「わっわわわっ!!」ヨロヨロ
勇者「うわああああぁあ!?」ヒューン
弓エルフ「勇者様!?」
騎士エルフ「勇者ああああああ!!!」
バシャッ!!
458: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:00:02.17 ID:OLxKnMCs0
………………
ヒソヒソヒソ
(死んじゃった?)
(まだ死んでないんじゃない?)
(血は出てないし平気そう)
(せっかく出来た私達の実験台なんだもん。生きててもらわなきゃ困るよね)
(そうだね。もっと生きててもらわなきゃ)
459: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:00:35.68 ID:OLxKnMCs0
(また[奇跡]が起こったら今度こそ大目玉食らっちゃうもんね)
(だから起きて)
勇者(ん……?誰だ?)
ピチョン…
勇者「……?」パチッ
女の子「」ジー
勇者「っ!?」ビクッ
勇者「えっ?えっ?」ゴシゴシ
勇者「だ、誰も居ない?」
460: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:03:04.77 ID:OLxKnMCs0
勇者「ここは地下……?」
ピチョン…ポタッ…
勇者(奥から光が見える……)
ピチャッピチャッピチャ
勇者「……これは鏡?」
勇者「じゃあ、あのおっさんの話は本物だったのか!!」
騎士エルフ「おーい勇者!大丈夫か!?」タッタッタッ
弓エルフ「勇者様ー!」
スライム娘「ユウシャ……!」
勇者「みんな!無事だったんだ!」
461: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:03:43.00 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「あぁ!何とか魔物は倒せたが……」
弓エルフ「勇者様はお怪我はありませんか?」
勇者「ピンピンしてるよ」
弓エルフ「良かったぁ……」
勇者「それよりあったんだ!本当にあったんだよ!!」
騎士エルフ「まさか鏡が!?」
勇者「あぁ!」
勇者「これで偽物が誰か暴けるぞ」
勇者「町に戻ろう!」
462: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:04:19.55 ID:OLxKnMCs0
……………
勇者「皆!ただいまー!」
狐娘「おぉ、随分と遅かったではないか」
子狐「夕暮れになりましたのでたった今探しに行こうかと思っていましたよ」
サキュバス「ふんっ……。何よ、ちゃんと帰って来たじゃない」
狐娘「おやおや?さっきまでおろおろしていたのは誰じゃったかなぁ?」
勇者「ほぉほぉ?」ニヤニヤ
狐娘「勇者遅いなぁ……。まさかもう魔物にやられてしまったんじゃ……!?ってうるさかったんじゃぞ?」
サキュバス「う、うるさーい!!」
463: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:06:19.90 ID:OLxKnMCs0
勇者「心配してくれてありがとう。サキュバス」
サキュバス「ふん……」
勇者「夜になったら全員で王様に[謁見]しに行くぞ」
子狐「物理的にですね」
狐娘「ほぉ?して、如何様に?」
勇者「皆はローブを纏って身体を隠してくれ。途中で計画がバレたらややこしくなるからな」
子狐「分かりました」
勇者「そして寝込みを襲って奇襲……っとまあこんな感じか」
464: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:06:52.68 ID:OLxKnMCs0
弓エルフ「大丈夫?緊張してない?」
勇者「きききき、緊張し、してないよよよよよ」ガチガチガチ
狐娘「ガチガチじゃろ!!」
弓エルフ「ほら、手を繋いであげるから」ギュッ
勇者「あばばばばば」ガタガタガタ
騎士エルフ「大丈夫なのか……」
465: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:07:34.67 ID:OLxKnMCs0
………………
フクロウ「ホーホー」
勇者「交代の隙を見計らって行くぞ」ヒソヒソ
騎士エルフ「……」
門番「そろそろ交代の時間だな」
門番「まったくこんな夜中に人なんか来るわけないっつーの……」
門番「あー眠い眠い」スタスタスタ
勇者「今だ……!」
シュタタタタタ…
勇者「良し、ここが寝室だ」ヒソヒソ
狐娘「何で寝室なんじゃ?」ヒソヒソ
勇者「謁見の間じゃなくて寝てるって王様情報が」ヒソヒソ
狐娘「なんじゃそれ」
466: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:09:27.91 ID:OLxKnMCs0
ヒョコヒョコヒョコ コソコソコソ
勇者「ここまで誰にも見つかって無いよな?」キョロキョロ
ガチャ…
王様「むにゃむにゃ」
勇者「へへへ……呑気に眠ってやがるぜ」ヒソヒソ
騎士エルフ「お前はこそ泥か……」
王様「誰だ……?こんな夜更けに……」パチッ
勇者(しまった!!ここは何とかアドリブで誤魔化すでゲス!)
467: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:10:02.77 ID:OLxKnMCs0
勇者「私ハローキテー!今あなたの夢の中にいるの!(裏声)」
王様「嘘をつくな!そんな奴はおらん!!この侵入者め!」
勇者「バレてしまった」
騎士エルフ「それより早く鏡を出さんか!バカ!」
勇者「そうでした」ゴソゴソ
468: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:11:31.38 ID:OLxKnMCs0
勇者「おっと手が滑って鏡が―(棒)」キラン
王様「その鏡は!?」
鏡「」ピカー
鏡「そこに デブ が 居る」ズモモモモ
勇者「何か鏡にブッサイクなのが映ってるぞ。この鏡壊れてんじゃねーのか?」
狐娘「そんな訳あるか!」
ズモモモ……
469: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:12:40.60 ID:OLxKnMCs0
「よくぞオデの変身を見破った」
勇者「うわっ!お前かよ!」
「南の洞窟に封印していたはずの鏡が何故お前らに……」
騎士エルフ「き、貴様は!?」
ボス「オデはトロール。魔王様の幹部だ」
ボス「せっかくこの国の王に化けて成り変わっていたのになぁ」
ボス「しかしバレてしまっては仕方ない……ここで死んでもらうぞ!」
騎士エルフ「来るぞ!勇者よ、指示を!!」
勇者「よし来たぁ!」
470: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:13:07.60 ID:OLxKnMCs0
勇者「騎士エルフはスライムと一緒に攻撃、弓エルフさんは弓で遠距離追撃をお願いします!!」
騎士エルフ「分かった!」
スライム娘「ウン……!」
弓エルフ「はい!」
勇者「狐娘は子狐と相手の弱体化で支援。サキュバスは俺の近くに!」
狐娘「あい分かった!封印術なら任せておけ!」
子狐「デバフってやつですね。分かりました」
ボス(ほお?奴が司令塔か)
471: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:14:19.18 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「行くぞ!スライム!」ダッ
スライム娘「きゅっ!」ビュン
ガッ ベキッ
ボス「効かないなぁ?」ニヤリ
騎士エルフ「なっ!?こん棒で受け止めただと!?」
スライム娘「きゅっ!?」
勇者「騎士エルフ!スライム!下がって!!カウンターが来る!」
騎士エルフ「っ!」バッ
スライム娘「ぴっ!」ピョイン
ボス「ぬっ……」
ボス(動きを読まれている……?)
472: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:15:41.61 ID:OLxKnMCs0
勇者「……」ジー
ボス(成る程……奴め、中々鋭い目をしているな)
弓エルフ「はっ!」しゅぱっ
ボス「むんっ!」コココン!!
弓エルフ「あらぁ?防がれてしまいました……」
ボス「鈍いと思って油断したな」
勇者「弓エルフさん!もう一度お願いします!」
弓エルフ「はいっ!」シャシャシャシャッ!
ボス「何度やっても同じよ!」スコココン!
騎士エルフ「はぁっ!」ズバッ
ボス「くっ!?いつの間に潜り込んでいたのか!」ブシュッ!
473: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:17:24.32 ID:OLxKnMCs0
ボス「回復を……」
狐娘「させぬわ!」シャンシャン
狐娘「封印ッ!!」
ボス「ー……!?」モゴモゴ
狐娘「ほっほっほ!妾の封印術は中々解けんぞ?」
ボス「おのれ……」
ボス(ちょこまかちょこまかと動いて……。これだけ多いと面倒だな)
ボス「では一人ずつ磨り潰してやろうか」ズン…ズン…
ボス「なぁ?」チラッ
勇者「ひぃっ!!」
勇者(完ッ全にこっちをロックオンしてるよあの目!!僕からトマトケチャップにするつもりじゃないですかー!)
勇者(強い怖いちびりそうダす!!)ガクガクガク
474: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:18:42.37 ID:OLxKnMCs0
勇者「あばばばばば」ガクガクガク
ボス「まずはお前からだ!!」
グワッ!
騎士エルフ「勇者!危ない!!」ドンッ!!
勇者「へぼおおぉっ!?」ズザー
ボス「ふんっ!」ブンッ
騎士エルフ「ぐはぁっ!?」メキッ!!
ビュンッ!!
スライム娘「キシッ!!」ビュン!!
スライム娘「」ボヨン!!
475: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:19:41.35 ID:OLxKnMCs0
ドンッ!!
スライム娘「びぎゅっ」ベチャ
騎士エルフ「かっ!はぁ……っ!?」メキメキ
ズルズル ガクッ
弓エルフ「き、騎士エルフ!?」
弓エルフ「大丈夫!?」タッタッタッ
弓エルフ「あっ……」
騎士エルフ「」ドクドクドク
弓エルフ(出血が酷い……)
476: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:20:16.21 ID:OLxKnMCs0
弓エルフ「お願い目を覚まして!!騎士エルフ……」
弓エルフ「ゆ、勇者様あぁ!!騎士エルフがっ!!」
弓エルフ「ねぇどうしようどうしよう!血がいっぱい出て……!ねぇどうすればいいの!ねぇ!?」
勇者「とにかく回復魔法を掛けてくれ!!」
弓エルフ「う、うん!」
弓エルフ「癒しを……!癒しを……!!」
騎士エルフ「ぐぶ……げほっ!」ゴポッ
弓エルフ「あ"あぁぁぁあ!駄目よダメダメダメっ!!」
弓エルフ「死んじゃやだよぉ……お願いだから……!」グスッ
弓エルフ「騎士エルフぅ……!」
477: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:20:48.95 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「」ドクドク
スライム娘「」
弓エルフ「スライムちゃん……騎士エルフ……」グスン
勇者「残ったのはこれだけか……」
狐娘「前衛職が居らんから詰みなのではこれ!?」
子狐「あれですね。これはセーブした教会からやり直すやつですね」
子狐「勇者、セーブはちゃんとしてましたか?」
勇者「やべぇ!してないわ!」
狐娘「絶対絶命のピンチなのじゃー!!!」
478: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:21:25.73 ID:OLxKnMCs0
サキュバス「あぁもう……!世話が焼けるわね」
サキュバス「チャーム!」ポワワン
ボス「ぐっ!?何だこの魔法は……」
ボス(や、奴から目が離せん!)ウットリ
ボス(奴が無性に欲しくなってしまう!!)ムクムクムク
ボス「ウオオオオオオオオ!」
勇者「サキュバス!?何であいつにチャーム掛けたんだ!?」
ボス「オンナ……オンナアアア!!」ドシンドシン
479: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:21:54.49 ID:OLxKnMCs0
サキュバス「あたしがあいつを引き付けるから、あんた達は逃げなさい」
勇者「はぁ!?何を言って……」
サキュバス「見て分かるでしょ?勝ち目なんか何処にも無いわよ」
サキュバス「元々落ちこぼれのあたしだもの。こんな事でしか役に立たないし」
ボス「アアアア……」ズシン……ズシン……
サキュバス「ほら早く行って……。行きなさいってのッ!!」
勇者「サキュバス……」
480: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:24:46.69 ID:OLxKnMCs0
サキュバス「……」
サキュバス(サキュバスなのに誰かを好きになるなんて思って無かったな)
サキュバス「……」ギュッ…
サキュバス(あの時、落ちこぼれだったあたしを違うって言ってくれて嬉しかった)
サキュバス(あたしはね……あんたの為ならどんな事だって出来るって思ってたんだよ)
サキュバス(あぁ……)
481: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:26:44.57 ID:OLxKnMCs0
サキュバス(短い恋だったな……)
勇者「ふざけんな!」
サキュバス「……え?」
勇者「自分をもっと大切にしろよ!!」
勇者「俺と結婚するんじゃなかったのかよ!?」
勇者「俺は……お前とこんな所で別れたくない!」
サキュバス「あんた……」
482: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:28:41.06 ID:OLxKnMCs0
勇者「ふんっ!!」ガシッ!
シャキン!
ゴトッ!
勇者「ぐおおおぉっ……!やっぱり重いぃ……!!」
勇者「はぁはぁ……」
ボス「邪魔ヲスルナ!!ゴミクズガ!!」
勇者「うるせぇ!!元々ひのきの棒より弱いって自覚してるわボケナス!!!」
勇者「いいか、よく聞け!」
勇者「俺は女の子に敗北するのが好きだ!」
勇者「勿論勝つのも好きだ!」
483: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:29:58.19 ID:OLxKnMCs0
勇者「だけどなぁ!!誰かの犠牲で勝った戦いなんて嬉しくないんだよ!」
勇者「パーティーの誰かが欠ける決断は絶対に認めない!」
勇者「おぼえておけ!!」
ボス「ソコヲ退ケエエエェェエ!!」ドシンドシン!!
勇者「うあああああああ!!」タッタッタッ
剣「」ズリズリズリ!!
狐娘「お前様っ!?」
子狐「無茶は止めてください!!貴方では敵わないんですよ!?」
484: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:31:57.29 ID:OLxKnMCs0
ボス「シネエエエエエェ!!」ブォン!!!
勇者「お前なんかに……!」ブンッ!!
ブーメラン「」クルクルクルクル
ボス「ウ"ッ!?コシャクナ!」ゴッ!
ブーメラン「」バキッ!!
勇者「お前なんかにッ!!!」
ボス「ヌオオオォ!?」フラッ
485: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:33:14.76 ID:OLxKnMCs0
勇者「サキュバスをやらせてたまるもんかあああああ!!」
シャッ!!
スパッ
ボス「ア……?」
こんぼうの先「」ゴトン
勇者「うおっとと!?」ヨロヨロ
勇者「わぎゃっとぉ!?」ベシャ
486: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:34:26.19 ID:OLxKnMCs0
ボス「ナ、ナンデオデノこんぼうガ斬レタ?」
弓エルフ「はぁ……はぁ……!癒しを!……癒しを!」
スライム娘「きゅ……」パチッ
弓エルフ「やっ……やった……!」
勇者「さ、さっき弓エルフさんの矢を受け止めただろう?」ゼェゼェ
勇者「傷を付けられたせいでこんぼうは脆くなって切れやすくなっていたんだ」
ボス「バ、バカナ!ソンナ事デ!!」ボロッ
487: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:35:04.71 ID:OLxKnMCs0
勇者「今だ!!騎士エルフ!!」
騎士エルフ「任せろ!!」ダンッ!!
騎士エルフは空高く飛んだ!
勇者「いっけえええええええええ!!」
騎士エルフ「うおおおおおおおおおおおお!!」ブオオオォォ!!
ボス「バカナ!!バカナアアアアアア!!!」
ザシュッ!!!
ボス「ア……」ポタッ
488: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:36:11.99 ID:OLxKnMCs0
ボス「オデノ……オデノエイ……コウガ……」
ボス「」ブシュウゥ!!
ズウウウウゥ…ン
騎士エルフ「……」シュタッ
騎士エルフ「ふんっ……貴様の様な下衆に栄光など手に余るものよ」シャキン…
489: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:36:53.02 ID:OLxKnMCs0
勇者「騎士エルフ!傷はもう大丈夫なのか!?」
騎士エルフ「あぁ、動く分にはな」
勇者「ごめん……!ブーメランが……」ボロッ
騎士エルフ「ふふっ。それならまた作ってやる」
騎士エルフ「いっ……!」ズキッ
サキュバス「ほら無理しないの。肩貸してあげるから」
騎士エルフ「す、すまない……」
勇者「スライムは!?」
弓エルフ「何とか息を吹き返しました!」
スライム娘「きゅー……」グッ
勇者「よ、良かった……」
490: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:38:05.97 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「ありがとう、スライム。お前が受け止めてくれなければ私は今頃死んでいただろう」
スライム娘「えへへ……」ニコッ
弓エルフ「もぉー!死んでたかもなんて言わないでよ!本当に心配したんだからねっ!!」
弓エルフ「あなたが居なくなったら私……」
騎士エルフ「……心配掛けて悪かった」
弓エルフ「えへへ……生きててよかった……」グスッ
狐娘「無事終わったみたいじゃの」
子狐「おや?誰か来るみたいですね」
491: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:39:06.22 ID:OLxKnMCs0
ザッザッザッ!
兵士「こんな夜更けに何事だ!!」
サキュバス「うわー……厄介なのが来たわね」
兵士「お前達は魔物……!?」シャキン
勇者「人です」
兵士「嘘つけッ!!その耳と身体の色は魔物だろ!!」
騎士エルフ「……っ!」
弓エルフ「っ……」
スライム娘「きゅうぅ……」ギュウ
勇者「フォ」
492: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:42:35.49 ID:OLxKnMCs0
狐娘「いきなり現れては無礼な事を言う奴じゃのぅ」
狐娘「一思いに喰ろうてやろうか」
子狐「やめて下さいよ。返り血が付いたら大変なんですから」
兵士「やはり魔物だな……!」
兵士「大方仲間割れでも起こしたに違いない……」
兵士「誰かっ!誰か居ないか!?侵入者だ!!」
兵士「こいつらを牢屋にぶち込め!」
兵士達「」ザッザッザッ!!
ザザッ!!
勇者「増援早いっすね」
狐娘「ふざけた事を抜かしている場合か!」
493: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:43:38.22 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「……完全に囲まれてしまったな」
兵士「さあ観念しろ!魔物め!!」
扉「」バン!!
王様「口を慎まんか!!」
コツコツコツコツ
兵士「お、王様!?」
王様「彼らはこの国の危機を救ってくれた恩人なのだぞ!!」
兵士「……は?」
王様「それに比べ、貴様達は魔物に騙されと挙げ句あろう事か王である儂を牢屋に入れるとは……」
王様「全くこの愚か者め!!」
兵士「はっ……!も、申し訳ありませんでしたあああああ!!」ドゲザ
494: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:45:05.44 ID:OLxKnMCs0
騎士エルフ「どうなってるんだ……?」
勇者「あ、牢屋に居たおっさん」
騎士エルフ「こら勇者!」
王様「良い。恩人に何と呼ばれても構わん」
王様「それにみずぼらしい格好のおっさんだったのは事実じゃしな!」ハッハッハッ
騎士エルフ「」ポカーン
サキュバス「な、何だかフレンドリーな王様ね……」
王様「よくぞ儂の言葉を信用し、ボストロールを討ってくれた」
495: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:47:06.13 ID:OLxKnMCs0
王様「そしてこの国を、儂を救ってくれてありがとう……!」ペコリ
兵士「王様っ!!」
王様「黙れ!貴様に発言する権利など1ミリも無いと思えッ!!」
兵士「はっ!」ビシッ!
勇者(いきなり国の王が現れて頭を軽々しく下げてちゃ部下も心配するのも無理は無いですよね)
騎士エルフ「頭を上げてください。陛下」
国王「しかし……」
勇者「王様も鏡の場所を教えてくれたじゃないですか」
サキュバス「あたし達も助けられてるのよ」
勇者「そうそう」ウンウン
王様「すまない……」スクッ
496: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:49:02.43 ID:OLxKnMCs0
王様「だがこのままでは儂の気が済まん!!」
王様「今夜はこの城に是非泊まって行ってくれ!」
王様「極上の料理と部屋を提供しよう!!」
サキュバス「だってさ」
勇者「ありがとうございます」
狐娘「ふっかふかの布団もあるかえ!?」
子狐「また母様は……」
王様「勿論!国一番の布団を用意しよう!!」
狐娘「やったのじゃー!!」ピョンピョン
497: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:49:53.96 ID:OLxKnMCs0
スライム娘「ユウシャ……」チョイチョイ
勇者「ん?」
スライム娘「イッショ……ネヨ……」ギュウ
勇者「あぁ、いいぞ」ナデナデ
スライム娘「んぅ……」
王様「その前に、その傷を治すといい」
王様「衛生兵!!」パンッパンッ
勇者「あっ王様がよくやるやつだ!一度生で聞きたかったんだよね」
騎士エルフ「おい勇者……」
499: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:53:59.57 ID:OLxKnMCs0
衛生兵「勇者殿はこちらへ。他の方はあちらの部屋へどうぞ」
衛生兵「直ぐに他の兵がご案内致します」
騎士エルフ「分かった。では勇者、また後でな」
スライム娘「ユウシャ!ユウシャぁぁ……!!」バタバタ
弓エルフ「んもー!スライムちゃんはこっちよ?」
勇者「いや、今日は一緒に居てやりたいんだ。すまない」
スライム娘「うぅ……」ギュ
サキュバス「……そう、じゃあまたね」
勇者「おう」
ゾロゾロ
500: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:55:19.97 ID:OLxKnMCs0
ゾロゾロ
王様「勇者よ。お主は良き仲間を持ったな?」
勇者「えぇ。俺には勿体無いくらいですよ」
王様「そこのスライムもお主の目に似て真っ直ぐじゃ」
スライム娘「?」
王様「大切にするのじゃぞ?」
勇者「……はい」
スライム娘「」スリスリ
501: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:56:30.17 ID:OLxKnMCs0
…………
衛生兵「あんたの所のスライム、ずっとあんたにベタベタしてんな」
勇者「懐いてるんすよ」
衛生兵「へー餌付けでもしたのか?」
勇者「ははは……まぁそんな所ですかね」
スライム娘「~♪」ペタペタ
衛生兵「あ~いいなぁ……あんたが羨ましいよ」
衛生兵「あんだけ美人な女を侍らせてたら毎日選び放題なんだろ?」
衛生兵「俺もそうなってみてぇよ!」
勇者「はははは……」
勇者(あんたじゃすぐに枯れちまうぞ)
502: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:57:35.73 ID:OLxKnMCs0
衛生兵「あんたは擦り傷だけで軽い怪我みたいだし、もう大丈夫だろう」
勇者「はーい」
衛生兵「そっちのスライムも良好みたいだし、もう部屋に行ってもいいぞ」
勇者「わかりましたー」
勇者「いくぞ、スライム」
スライム娘「ウン」ニュルニュル
衛生兵「お幸せになー」
503: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:58:05.56 ID:OLxKnMCs0
……………………
狐娘「おぉ!お前様!もう傷の手当ては良いのか?」
勇者「ばっちり!」
スライム娘「ブイ!」
狐娘「うむうむ!良き事じゃ!」
狐娘「ところで……もう部屋は見たかの!?見たかのぅ!?」キラキラキラ
子狐「もう母様ったら……。さっきからずっとこの調子なんですよ」ヒョコッ
勇者「お、子狐」
子狐「ずっと子どもみたいにはしゃいで恥ずかしいったらありゃしない」
勇者「相当凄いんだな……」
504: ◆cABJvGmFjs 2019/10/12(土) 23:59:53.54 ID:OLxKnMCs0
子狐「おや?その口振りだと、勇者はまだ見てないので?」
勇者「あぁ、実はまだ見てないんだ」
狐娘「お前様も驚くぞぉ!?何てったってドーンと広くて綺羅日やか~な装飾!!」
狐娘「それにふっかふかの 布 団 !!」
狐娘「どれもこれも最高じゃー!!」
子狐「もう!」
勇者「ははは……」
勇者(ふかふかなら後ろに九本も付いてるだろうに)
スライム娘「きゅー……」
505: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:01:42.03 ID:RP0qvZa20
メイド「お食事の準備が出来ました。直ぐにご案内致します」
狐娘「おぉ、やっと飯時かの」
子狐「夕御飯食べてないですもんね」
メイド「こちらです」
スタスタスタ…
勇者(しかし今回は間一髪だった……)
勇者(今回は偶々上手く行ったけど、この先も……誰かが危険な目に遭ったら俺が出なきゃならない時が来るのだろうか)
勇者(もしその時があったとしたら、今度こそ生きている保証は無いかもしれない)
勇者(考えただけでも背筋がぞっとする)
勇者「……」
子狐「また何か考えてますね」
勇者「ん?」
506: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:04:26.17 ID:RP0qvZa20
子狐「いえ……深刻な顔をしてましたので」
子狐「何かあったら言ってくださいよ」
狐娘「そうじゃよ」
スライム娘「ジャヨー!」
狐娘「今回みたいに一人で突っ走って行かれたら儂らでは着いていけんからの」
子狐「騎士エルフとサキュバスは貴方の行動に称賛をしてはいますが」
子狐「私達と母様、そして弓エルフも怒ってるんですよ?」
スライム娘「ウンウン」
勇者「弓エルフさんまで?」
子狐「えぇ。それはもうプリプリと」
勇者「どう怒ってるのか想像出来んぞ」
507: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:05:20.35 ID:RP0qvZa20
狐娘「その通り!」
狐娘「妾はお前様に着いてきたのに、そのお前様が居なくなってはどうしようも無くなってしまう!」
狐娘「その事を胸に留めておくんじゃな!」ビシッ
勇者「……」
勇者「狐娘もたまには良い事言うんだなぁ」
狐娘「なぁっ!?」ガンッ!
子狐「母様がまともな事を言うなんて思いませんでした」
狐娘「人が折角良い事を言ってやったのにー!!馬鹿者ー!」ウニャー!
508: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:06:28.35 ID:RP0qvZa20
勇者「はははは!!」
勇者(切羽詰まったら……誰かに相談出来るっていいな……)
勇者「あっ……」ポロッ
狐娘「え?」
子狐「勇者?」
勇者「いや、何でもない……何でもないんだけどさ」ポロポロ
勇者「気持ちが温かいなぁって思ったら安心して……」ゴシゴシ
狐娘「それほどまでに妾の言葉が胸に染みたのか……!」
子狐「バカ言ってないで行きますよ」
狐娘「のわぁ!?またしてもお前は!」
509: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:08:05.51 ID:RP0qvZa20
勇者「……」
スライム娘「ユウシャ……」クイックイッ
勇者「あぁ、すまんすまん!」
プアァーン…
勇者「」ピクッ
勇者(……)チラッ
勇者(何故か知らないはずの電車の音が微かに聞こえた気がした……)
510: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:08:34.34 ID:RP0qvZa20
狐娘「またあの白い汁が飲みのじゃ!あるかの!」
子狐「だからそれはシチューですって」
511: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:16:41.68 ID:RP0qvZa20
…………………
王様「勇者達よ!今宵は思う存分食べてくれ!!」
勇者「ありがとう!王様!」
勇者「さあみんな!!食べようか!」
「「おー!!」」
ザワザワザワ!
それ妾の!! 早い者勝ちです
騎士エルフ(む……)
512: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:17:30.93 ID:RP0qvZa20
王様「そこでな……儂は言ったんじゃよ」
王様「絶対に鏡はある!とな」
王様「誰一人信じてくれんかったけどな!!はっはっは!」
勇者「あんな格好で信用しろと言う方が難しいでしょ」
王様「それもそうじゃの!」
ガヤガヤガヤ
513: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:18:01.94 ID:RP0qvZa20
狐娘「こ、これがシチュー……?」
子狐「それはホワイトスープです」
狐娘「なんじゃ……と……」
狐娘「ならばこっちは!?」
子狐「それもホワイトスープです」
狐娘「こっちは!?」
子狐「そっちはシチューですね」
狐娘「ぐぬぬ……見分けが付かぬ……!!」
514: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:19:11.80 ID:RP0qvZa20
スライム娘「ハフハフハフ」ガツガツ
サキュバス「あんたって見た目に反して結構食べるわよね」
スライム娘「サキュバス……アンマリ……タベナイ?」
サキュバス「そりゃあたしは精気と魔力を食事にしてるから人の食べ物はあんまり取らなくていいのよ」
弓エルフ「あら?でも夜は食欲旺盛じゃない」
騎士エルフ「」ゴホッ
スライム娘「ユウシャノ……イッパイ……タベテル」
サキュバス「あんたらに食事のマナーってのは無いのかー!?」ビシィッ!
515: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:20:34.62 ID:RP0qvZa20
勇者「あははは……」
勇者(あいつらはしゃいでんなー)
王様「はっはっは!!お主の仲間は本当に面白い奴ばかりじゃな!」
勇者「ありがとうございます」
勇者「こうやって見てると、人間と魔物が争いあってるなんて嘘のように思えてきます」
王様「それはお主の器量があってこその賜物じゃ」
王様「儂らとて相容れぬ時もある。刃を交えれば血を流すの事は免れん」
王様「平和的道を選んだからこそ今がある」
王様「国も人も似たようなものよ」
勇者「そうですかね」
勇者(エロ的な道しか選んでない気がする)
516: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:22:55.11 ID:RP0qvZa20
王様「して……」
王様「誰を選ぶのか決めたのか?」ヒソヒソ
勇者「へっ!?」ビクッ
騎士エルフ「!」ピクッ
弓エルフ「あら……?」ピクッ
勇者「だ、誰かを選ぶなんて俺には出来ません!」
勇者「いつかはそうなる時があるとは分かっています」
勇者「だからと言って悲しむ顔を見たくはない……」
勇者「これは単に俺の我が儘なんですけどね」
王様「ほお?英雄色を好むという言葉もある。それも良いじゃろう」
騎士エルフ「」ホッ
弓エルフ「」ニコニコ
王様「さぁ!皆の者!もっと飲もうではないか!!勇者の勇気ある行動を祝して!」
517: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:23:44.86 ID:RP0qvZa20
…………………
ー廊下ー
勇者「げふっ……」
勇者「食い過ぎた……」
勇者「部屋は……こっちだったか」フラフラ~
勇者(昔は腹一杯食うって考えが無かったからなぁ)
勇者(なんだか久し振りの感覚だ)
518: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:24:17.50 ID:RP0qvZa20
勇者(……待て)ピタッ
勇者(昔って何だ?)
勇者(そもそも俺は何でここに居るんだっけ?)
勇者(思い出せない……?)
勇者(……酒の臭いで酔っているのかもしれない。外の風に当たってこよう)
フラフラフラ……
519: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:25:04.63 ID:RP0qvZa20
勇者「風……気持ち良いな」
女の子「本当に?」
勇者「本当だよ」
女の子「それは本心から?それとも建前?」
勇者「はぁ?何言って……」
勇者(あれ?こんな子いたっけ?)
勇者(白髪のショートに青い瞳。白いワンピース)
勇者(誰だ?)
520: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:27:20.02 ID:RP0qvZa20
女の子「ねぇ、ここで何をしているの?」
勇者「何って……風を浴びてるんだよ」
女の子「確かにこの風は気持ちいいね」
女の子「大切な事を忘れそうになるくらいに……」
女の子「貴方は魔王を倒すつもり?」
勇者「そりゃ倒すさ。それがどうかした?」
女の子「本当にそれでいいのかな」
勇者「え?」
521: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:28:32.06 ID:RP0qvZa20
女の子「本当はやりたい事があったんじゃない?」
勇者「俺は……」
女の子「自分に限界を決め付けてやめちゃって……」
女の子「そのまま見てみぬフリをしたままつまらない日々を過ごして来た」
女の子「……ねぇ」
女の子「本当は何がしたかったんだろうね」
522: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:30:12.99 ID:RP0qvZa20
勇者「何がって……!」イラッ
勇者「大体お前は何なんだよ!?誰なんだ!!」
勇者「ワケ分かんない事ばっか言って……!」
女の子「そっか気付いてないんだ……」
女の子「あの光、見える?」
プオーン!
ガタンゴトン
ガタンゴトン!
523: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:31:58.59 ID:RP0qvZa20
勇者「光……」ドクンドクン
女の子「ある勇者は夢を見ました」
女の子「とても輝かしい未来を夢見て勇者は冒険に出ました」
勇者「……」
女の子「ですが、その冒険は想像より遥かに過酷な旅だったのです」
女の子「勇者は夢に向かって足を前に進めますが」
女の子「道は泥沼の様に深く、勇者の足を阻んでいきます」
524: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:33:41.34 ID:RP0qvZa20
勇者(覚えていないはずの光……なのに)ドクンドクンドクン
プオォォォオーン!!
女の子「いつしかその旅に疲れ……」
ザワザワザワザワザワ!!
勇者「……っ!!!」ドクンドクンドクン!!
「足を滑らせてしまったのです」
フラッ
525: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:35:26.60 ID:RP0qvZa20
勇者「あ」
勇者(これ死ん……)
騎士エルフ「勇者!」
パシッ!
勇者「え?」
グイッ
勇者「いっ!?」ドサッ
騎士エルフ「この馬鹿者!」
騎士エルフ「危ないじゃないか!!もう少しで落ちる所だったんだぞ!?」
勇者「へ……」
崖「」ビュオオオオォ
526: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:36:54.92 ID:RP0qvZa20
勇者「な、何じゃこりゃああああ!?」
騎士エルフ「ふらふらと外に出ていくから様子を見に来てみれば……全く」
騎士エルフ「お前はいつも危なっかしい奴だ」
勇者「た、助けてくれてありがとう」ハァハァ
勇者「はぁー……」ペタン
騎士エルフ「どうかしたのか?」
騎士エルフ「食事の時、やけに空元気を出していたが……」
勇者「いや……」
527: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:37:44.38 ID:RP0qvZa20
勇者「……はっ!あんのヤロォ……!」ガバッ
勇者「ここにこの位の小さい女の子居なかったか!?」
騎士エルフ「女の子?」
騎士エルフ「ここにはお前一人しか居なかったぞ」
勇者「ふぁ……」
ヒュウゥウ……
528: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:38:15.55 ID:RP0qvZa20
勇者「さ、寒くなってきたから部屋に戻る事にするよ……」
騎士エルフ「あ、あぁ」
勇者「助けてくれてありがと」
勇者「ちょっと寝不足で疲れてたみたいだ」
騎士エルフ「大丈夫なのか?」
勇者「寝たら大抵の事は治る!」
騎士エルフ「そうか、では次からは外に出る時は誰かに伝えてくれ」
529: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 00:38:43.50 ID:RP0qvZa20
騎士エルフ「お前一人だと何処かに行ってしまいそうになって心配だ」
勇者「心配かけてごめん」
騎士エルフ「気にするな」
勇者「おやすみ、騎士エルフ」
騎士エルフ「あぁ、おやすみ」
533: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:25:28.39 ID:RP0qvZa20
……………
ー寝室ー
勇者「……」
スライム娘「すぅすぅ……」ギュウ
勇者(部屋に入ろうとしたらくっ付いて一緒に寝ると騒がれてしまった)
勇者(武器を向けられて怖かったのかな)
ナデナデ
スライム娘「えへー……すぅすぅ……」
勇者(それにしてもあれは何だったんだろう)
勇者(やりたい事……ね)
サキュバス「何陰気臭い顔してんのよ」
勇者「サキュバス……!?」
534: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:27:05.56 ID:RP0qvZa20
サキュバス「あんたらしく無いわね」
勇者「そうか?」
サキュバス「あんたはもっと締まりの無い、ぼけーっとした顔してればいいの!」
勇者「はぁ……?何だそれ」
サキュバス「その顔よ」ムニー
勇者「あべべべべ」グイー
勇者「頬が痛い……」ヒリヒリ
サキュバス「それが一番あんたらしい顔だわ」
勇者「むぅ……」
535: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:28:48.62 ID:RP0qvZa20
サキュバス「あたしを助けた時のあんたは何処行ったのかしらね」
勇者「う"っ」
サキュバス「あの時のあんたは最高に格好良かったわよ」
勇者「止めて恥ずかちいでつ」
サキュバス「サキュバスは俺のものだー!って宣言しちゃってはっずかしー!」
勇者「ぐあぁぁ……!」
勇者(あのデブに渡したくなかっただけなんだ!)
サキュバス「あたし、あの言葉で本気であんたのものになるって決めたもの」
サキュバス「いつかこのパーティを抜けてふらふらーって何処かに行こうかと思ってたけど止めた」
勇者「おぉ……」
サキュバス「あそこまで言われちゃったんだもの。何処までも着いていくしかないじゃない」
勇者(そもそも抜けようと思われてた事にショックを隠せない)
536: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:30:36.39 ID:RP0qvZa20
サキュバス「地獄の底でも地の果てでも着いていってあげる」ムギュッ
サキュバス「その変わり……責任取りなさいよ?」ナデ
勇者「」ズキューン
勇者(な、何だこれ)ドキドキ
勇者(さっきとはまた違う鼓動……)ハァハァ
勇者(早くて呼吸が乱れているのに……むしろその早さが心地良い)
サキュバス「んもう……!あんたはいっつも奥手なんだから……」トン
勇者「おわっ」ポフッ
537: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:32:33.15 ID:RP0qvZa20
サキュバス「ほら……手……あたしの胸に当ててみて」
ドクンドクン
サキュバス「ドクドクって鳴ってるでしょ?」
サキュバス「これは本気であんたを好きになっちゃった証拠……」
サキュバス「えへへ……何だか恥ずかしいわね」
勇者(な、な……何だこれは)
勇者(エロいとも違う、可愛いとも違う)ゴクリ
勇者「……綺麗だ」
サキュバス「はっ……!?」
サキュバス「な、何よ突然……!」
サキュバス「そんな真面目な顔で言われたのは初めてよ……」フイッ
勇者「ふぁ……」ソクシ
538: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:35:31.93 ID:RP0qvZa20
勇者(あああああああああ!!可愛いいぃいいいい!!)
勇者(何を口走ってんだ俺は!!)
勇者(何が綺麗だよおおおお!!)
勇者(ばっかお前!心臓飛び出るわ!!むしろ脱出ボタンでコックピットからポーンだよ!!)
サキュバス「ねぇ勇者……?」
勇者「はひっ!?」ビクッ
ギシ……
サキュバス「あんたを本気で食べちゃうけど……いいわよね?」ボソッ
勇者「ふぁ」ゾクゾク
サキュバス「サキュバスの本気は凄いわよ?」
サキュバス「絶対に獲物を逃がしたりはしないんだから」ボソボソ
ギシ……
539: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:36:15.89 ID:RP0qvZa20
サキュバス「好きにしちゃうけど……いいわよね?」
勇者「お……」
勇者「お願い……します……」
勇者(ドーパミンがドバドバでお祭り騒ぎですよ!ワッショイワッショイ)
サキュバス「ふふっ。言ったわね?」ジュルリ
サキュバス「あんたの身体……余さず全部食べてあげる」フーッフーッ
勇者「はひっ」
勇者(僕の心は生きて帰れないかもしれない)
サキュバス「はぁ……やっぱりこの匂いたまんなぁい……」すーはー
サキュバス「あんたの匂い嗅ぐとクラクラしておまんこ弄りたくなっちゃう……」クチュクチュ
540: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:39:12.13 ID:RP0qvZa20
サキュバス「乳首もぴんって張って美味しそうじゃない」
サキュバス「いただきまぁす……」アーン
ジュル…ジュル…
勇者「っほぉ!!」ビクン!
サキュバス「気持ち良いでしょ?」クリクリ
サキュバス「もっと弄ってあげるぅ……あぁむ……」ジュルジュル
勇者(左右に舌で潰しながら舐っては弄ぶように片方の乳首を指で弾かれる)
勇者(悪戯な顔でこちらを覗くサキュバスがまたいい……)
サキュバス「うふふ」コリコリ
勇者(ゆっくりと射精に導かれていく……本物のサキュバスよりエロいんじゃないかこれ!?)
ちんぽ「」トロー
サキュバス「んっ……また匂いがキツくなった……」スーハー
541: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:41:04.38 ID:RP0qvZa20
サキュバス「もう射精の準備万端ね」シコシコ ニチュニチュ
勇者「ファー」
サキュバス「ねぇ……もっと興奮する為に……」クチュ
サキュバス「おまんこ……触ってみない?」クパアッ
まんこ「」ヒクヒク
勇者「フォーウ」マジマジ
勇者(ピンク色の桃色まんこじゃあああああ)
サキュバス「もう触りたくて仕方がないって顔してるわね」
サキュバス「ほら……ここ指入れて?」
ツプウ
勇者(おおおおおお指が沈んでいくううう!!)
サキュバス「んっ……全部入ったぁ……!」
542: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:42:19.62 ID:RP0qvZa20
サキュバス「じゃあ、あたしの感じる所、教えてあげるね」
サキュバス「上の……あっ」ビクン
勇者(ここか?)
グニグニ
サキュバス「うっうん!そこよぉっ!」ビクビク
サキュバス「それと下のぉほっ!?」ビクン
勇者「ここだな」
サキュバス「そ、そこっ!」ビクゥ
勇者(いつも入れてるから何となく感じる所が分かる)グニグニ
勇者(腹の部分に近いのは……ここか)グリグリグリ
サキュバス「はひぃっ!?」ビクビク
543: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:43:49.10 ID:RP0qvZa20
勇者(腹の上からも押してサンドイッチにしたろ)グニグニグリグリ
サキュバス「あっ!ダメダメっ!!イクイクイク!!」ガクガクガク
勇者(お?)
サキュバス「はぅぅ!!」プシャァー!!
勇者「効果は抜群だ」
サキュバス「はへぇ……ひーっ……ひーっ……」カクカク
勇者「じゃあ子宮の辺りを上から撫でて……」
サキュバス「ひゃっ!?」ゾクゾクゾク
勇者(これから中出ししますの挨拶ぅ!)ナデナデ
勇者「ゆっくりゾワゾワーって来るだろ?」
544: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:45:26.09 ID:RP0qvZa20
サキュバス「な、何であんたがそんな事知ってんのよ!」ゾクゾクゾク
勇者「狐娘と弓エルフさんに教えてもらったんだ」
勇者「出し入れも丁寧にやると良いんだっけ」
ジュプッジュプッ
サキュバス「はっ!はぅっ……!!」ビクビク
勇者「ちょーっとお腹強く押すよー」
ギュゥ……ナデナデ
サキュバス「ああぁああ!」ガクガクガク
サキュバス(ま、まずい!こいつに前戯でイカされる!)
545: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:46:46.71 ID:RP0qvZa20
勇者「……」ジュプジュプ
勇者(こいつの乱れる所が早く見たい)
勇者(早くしてみよ)
ズプズプズプ!!
サキュバス「はっ!?ひっぃいっ!!~~~!!」ガクガクガク
プシャー!プシュッ!プシップシッ!
サキュバス「い、イクの止まんにゃい!!やめでぇえええ!!」ガクガクガク
勇者「分かった」ピタッ
サキュバス「はぁ!はぁ……!」ビクンビクン
勇者「これで最後ね」ズンッ!!
サキュバス「~!!」プシャーーー!!
勇者「おー……」
勇者(これは絶景だ)
546: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:47:55.32 ID:RP0qvZa20
サキュバス「はっはひっ……」ビクン…ビクン
サキュバス(このままではあたしの方が負けてしまう……!)ハァハァ
サキュバス(バカだと思って油断してたら余計な事を教えられてたなんて!)ガクガクガク
サキュバス「い、いいわ……合格よ……っ!」ビクン
サキュバス「次はあたしが攻める番!」
トンッ ドサッ
サキュバス「入れてあげる」フーッフーッ
ツプププ…
サキュバス「くっ……」ピクッ
ツプッ
サキュバス「ふぅんっ!」ピクンッ
ジュプン
サキュバス「ひゃん!?」ビクンッ!
547: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:49:13.85 ID:RP0qvZa20
勇者「大丈夫か?」ナデナデ
サキュバス「へ、平気よ!この位!」
サキュバス「今日は密着しながらゆっくり動いてあげる……」
ズリッズリッ
ヌジュッヌジュッ
サキュバス「んっ……はぁ……」
ムニュンムニュン
勇者(胸が身体の上で転がっている)
サキュバス(これ……!あいつの乳首とあたしの乳首が擦れて気持ちいいっ!)ニュルッニュルッ
548: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:50:28.08 ID:RP0qvZa20
サキュバス「これしゅきぃ……はぁはぁ……」
勇者(尻を揉みながらキスしたろ)
モニュンモニュン
サキュバス「あっ!」
勇者「舌出して」
チュゥ ムチュウ レロレロ
サキュバス「っ!んはぁ……っ」ビクンビクン
レリュンレロォ
勇者「なぁ、サキュバス」
サキュバス「なっ何ぃ?」ヌチュヌチュ
549: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:51:35.82 ID:RP0qvZa20
勇者「このままゆっくり搾られるのもいいけど」
勇者「やっぱりサキュバスに本気で搾られたい」
勇者「お前の本気のセックスでイキたいんだ!」
サキュバス「~!!」ゾクゾク!
サキュバス「……分かった」
サキュバス「そこまで言うならあたしの本気、味あわせてあげる」
サキュバス「金玉の中空っぽになるまでブッこ抜いてやるんだから!」
サキュバス「途中で失神なんてしないでね……?」ニヤ
勇者「」ゴクリ
パンパンパン!
勇者「こ、これがサキュバスの本気!!」
サキュバス「どう?凄いでしょ!中がずっとうねうねしてて気持ちいいのが止まんないでしょ!」ドチュドチュドチュ!
勇者「あぁ!いつもより締め付けもキツくて……!最高だ!」
550: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:52:21.45 ID:RP0qvZa20
サキュバス「普通はこんな事しないんだけ……どっ!」ズチュン!
グリグリグリ
勇者「オアーッ!」
サキュバス「あんたにだけ特別なんだからね」グイングイン
勇者「腰が縦横無尽に……!?ぐあぁ!!」
サキュバス(はぁ……やっぱりこいつとのセックス最高……)ビクンビクン
ドクン…
サキュバス(あれ?……)
サキュバス(何か違和感が……)
サキュバス(さっきとはまた違う鼓動の感覚……)ドクンドクン
キュウウウウウウ
勇者「さ、サキュバス!?急に締め付けが!
!」
551: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:52:59.84 ID:RP0qvZa20
サキュバス(あたし……こんなの知らない……!知らないのに!)ポワァ
勇者(何だ?サキュバスの身体が光って……)
ギュウウウウウウウ!!
勇者「ぐああああああ!?」
ビュルルルルルルル!!
勇者「す、吸いとられるっ!あ"あああああ!!」
サキュバス「!!」ゴクゴクゴク
サキュバス「」ハァハァ
勇者「はぁ……はぁ……す、凄かったよサキュバス……」
552: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:54:00.58 ID:RP0qvZa20
サキュバス「フーッフーッ!!」
勇者「さ、サキュバス……?何だか顔が怖いでござるよ?」
サキュバス「えへ……」ギュゥ
勇者「むぐ!」ムギュウ
サキュバス「ザーメン!ザーメン!!」タンッタンッ!
勇者(これはいつものサキュバスじゃない!)
ポワァ
勇者(ま、また!?)
ビュルルルルルルル!!
勇者「ぐうぅう!!」ガクガクガク
サキュバス「アハハ!モットチョウダイ!!」
553: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:54:58.93 ID:RP0qvZa20
勇者(サキュバスの身体が光ると強制的に搾られるみたいだ)
勇者(今までそんな事はしてこなかったのにどうして突然……?)
サキュバス「ドレインって気持ちいい……止められないわぁ……」キュウウウン
ドビュルルルルルルル!
ビュルルルルルルル!ビュルルルルルルル!ビュルルルルルルル!
勇者「があああああああああ!!」
勇者(こ、これは殺される!!マジで殺される!!)
勇者(気持ちいいとかのレベルじゃない!!ただ単純に搾られてるだけになってるもん!)
勇者「た、助け……」
ビューーーー!!
スライム娘「ジー」
554: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:55:29.22 ID:RP0qvZa20
ビュルルルルルルルルルルル!!
勇者「スラ……イム……」
勇者「助け……て……」
スライム娘「?」
勇者「サキュ……止め……」チョイチョイ
スライム娘「!」コクン
スライム娘「ミギストレート!」ビュン
ドゴッ!
ちんぽ「」ズルン
勇者「っ!はぁはぁ……」
ドサッ!
555: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:56:01.27 ID:RP0qvZa20
サキュバス「いったぁ!!」
スライム娘「ヤッタ」フンス!
勇者「ありがとうスライム……」
サキュバス「何が起こったのよ……もう……」
勇者「お、覚えてないのか?」
勇者「サキュバスの身体が光ったと思ったら急に搾られるし何かお前怖かったしで大変だったんだぞ?」
サキュバス「あ、あたしが?」
勇者「ドレインがどうとかって言ってたが」
サキュバス「嘘……本当に?」
556: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 22:59:49.26 ID:RP0qvZa20
サキュバス「や、やったああああ!」
勇者「へ?」
スライム娘「きゅ?」
サキュバス「あたしもドレインが出来るようになったんだ!!」ピョンピョン
サキュバス「ありがとう勇者!!」ギュウウウウウウウ
勇者「」ムギュウ
勇者(幸せおっぱい……)
勇者「ぷはっ……じゃあ何だ?今までドレインをしなかったのは、単純に使えなかったってだけなのか?」
サキュバス「そうよ。だから身体一つで頑張ってたってワケ」
勇者「良かったな。念願のドレインが使えるようになって」
557: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:05:10.57 ID:RP0qvZa20
サキュバス「ふふーん。今のあたしに掛かればあんたなんてイチコロなんだから!」
サキュバス「いくわよ?ドレイン!!」
ポフッ
勇者「……」
スライム娘「……」
サキュバス「……あれ?」
勇者「何も起きないぞ」
サキュバス「な、何でええ!?」
勇者「どうやら偶然出来ただけみたいだな」
サキュバス「そんなぁ……」ズーン
558: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:06:05.56 ID:RP0qvZa20
スライム娘「サキュ……ダイジョブ……」ポンポン
スライム娘「ユウシャ……サキュ……スキ」
スライム娘「スライム……サキュ……スキ」
サキュバス「スライムぅぅ!」ギュゥ
サキュバス「あんたってば本当に優しい子なんだからあああ!」スリスリ
スライム娘「えへへ……」
4つのスライム「」ムニュンムニュン
勇者(おっぱい祭りだワッショイワッショイ!!)
勇者(ほっぺとほっぺがムギュッてくっ付いてるのもすこ)
勇者(誰かこの光景を額縁に納めてちょうだい!!)
559: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:06:36.51 ID:RP0qvZa20
ちんぽ「」ムクムク
サキュバス「あ……」
勇者(おっぱいが素晴らすぎて……下品ですが勃起しました)ビンビン
サキュバス「あれだけ搾られたのにまだ勃つなんて本当に無尽蔵ね」
スライム娘「ヘンタイ」
勇者「るせーやい」
サキュバス「ま、そこがあんたの良い所なんだけどね」
サキュバス「じゃあ今度は二人で勇者を責めましょう?」
スライム娘「ガンバル!」
560: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:08:05.85 ID:RP0qvZa20
サキュバス「んぇえ……」レロォ
スライム娘「んあぁ……」レロォ
サキュバス「どう?ダブルフェラ。気持ちいいでしょう?」
勇者(おほおおおお!モンスター娘二人によるダブルフェラとかやっばいでえええええ)
お尻「」プリンプリン
勇者(後ろでフリフリしてるお山が圧巻の一言)
勇者(最高の眺めじゃけぇ)
レロレロ…チュウウ
サキュバス「ん……タマタマもしゃぶっちゃおうねぇ?」
サキュバス「はむっ……」パクッ
スライム娘「はむ……」パクッ
561: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:08:43.23 ID:RP0qvZa20
サキュバス「ひふわよー?」
サキュバス「んぼっ!ぶぼっ!ぶぼっ!」ブボッブボッ
スライム娘「ぶぶっ!ぼっ!」ブッブッンボッンボッ
勇者「ヒャー」ガクガクガク
勇者(交互に引っ張っては玉を転がして弄ばれる)
サキュバス「んひひ」レロレロ
スライム娘「んっ……ニヒッ」コロコロ
勇者(精液をもっと製造しろと言ってるかのような行為ですね)
勇者(さいこう、もっとやれ)
562: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:11:09.48 ID:RP0qvZa20
サキュバス「んぼっ!んぼっ!」ジュプジュプ
スライム娘「んぱっ……」ポンッ
ちんぽ「」トロー
勇者(我慢汁が止まらん)
サキュバス「さっきからカウパー垂れっぱなしよ?」ペロペロ
サキュバス「そんなに気持ち良かったのかしら」
スライム娘「へっへっへっ……!!」ハァハァハァ
サキュバス「もう我慢出来なくて犬みたいに発情してるじゃない」
サキュバス「この子ったら早くおちんぽ食べさせてぇっておねだりしてるの……」ボソッ
勇者「」ゾクッ
サキュバス「あんたがいいよって言えば直ぐにでも食いつくわよ?」
スライム娘「チンポっ!チンポっ!」ジュルリ
563: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:12:38.24 ID:RP0qvZa20
サキュバス「ほら早く言ってあげたら?」
勇者「」ゴクリ
勇者「い、いいぞ」
スライム娘「っ!」
パクッ!!
ジュルッジュルッ!
勇者「あ……はあぁ……」ガクガク
サキュバス「うわぁ……いやらしいフェラね……」
サキュバス「あのひょっとこ口の中で、ちんぽがれろれろぉってされてるのが分かる?」
サキュバス「こんな風に……」
564: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:14:02.21 ID:RP0qvZa20
ジュプゥ
勇者「ひっ!?み、耳はっ!!」ビクンビクン
サキュバス「えおぉ……」ジュルジュル
サキュバス「んっふぅっ……こんな風にされてるのよぉ?れろぉっ……」レリュンレリュン
勇者「わ、分かった!分かったからあああああ!!」ビクンビクン
スライム娘「っ!っ!」グポッグポッ
ジュボボボボ!! レロレロレリュン
勇者「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」ガクガクガク
勇者「出るっ!出る!!」
スライム娘「んんっ!」ジュプッジュプッ
565: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:15:54.57 ID:RP0qvZa20
サキュバス「出して……グツグツ煮込んだ濃厚な精液吐き出して!」
ジュプン!
勇者「くあああああ!!」
ドビュルルルルルルル!!
スライム娘「んぼっ!?」ドプゥ!
スライム娘「んぷぇ!」ジュポン
ビュルルルルルルル!!ビュルル!ビュルッビュルッ!
タパパパパ! ビチャビチャ!
566: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:16:26.19 ID:RP0qvZa20
サキュバス「うっわ……何この量……」ドキドキ
ネトォ…
サキュバス「匂いも濃さも凄く濃厚……」ハムッ
サキュバス「はあぁ……美味しい……」トローン
サキュバス「そんなに気持ち良かったの?何だか妬けちゃうなー」
勇者「」ビクッビクッ
スライム娘「」ジュゾゾゾゾゾゾ
勇者「」ビクンビクン
567: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:17:14.93 ID:RP0qvZa20
スライム娘「んむー」グチュグチュ
サキュバス「あら?分けてくれるの?ありがと」
スライム娘「れろぉ……」ドロオ
サキュバス「んっ……」ベトォ
勇者(スライムが上から垂らしてサキュバスがそれを口で受け止めてるのくっそえろい)ビンビン
勇者(溢れた精液が身体に垂れてくのがまたシコい)シコシコシコ
サキュバス「んっ……」グチュグチュ
サキュバス「ほら、聞かへてあげるわ」
グチュッグチュッ!
勇者(耳元で精液を咀嚼する音がいやらしく響く)
勇者(ちんこに来ますわー)ビクビク
568: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:18:06.44 ID:RP0qvZa20
サキュバス「」ゴックン
サキュバス「っはぁ……」レロォ
サキュバス「どう?全部飲んであげたわよ」レロォ
勇者(ザー飲見せびらかしー!!!)シコシコシコシコ
サキュバス「まだ切なそう……」
サキュバス「ん……」クパァ
サキュバス「分かる?あたしのおまんこ……あんたのザーメン欲しくておねだりしちゃってるの……」ヒクッヒクッ
サキュバス「さっきからおまんこ汁止まんなくてグチャグチャに濡れてるんだから……?」ハァハァ
ニュルッ
サキュバス「入れてあげるね?」
ジュプン
勇者「んひぃ!」
569: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:18:50.17 ID:RP0qvZa20
パンパンパン!
サキュバス「あっはぁ!一度振ったら腰止まんなくなるわこれ!」トチュントチュン
スライム娘「ムー……」
スライム娘「ユウシャ……テ……カシテ」グイッ
勇者「お、おう?」
グチュ
スライム娘「んっ……」ニュプン
勇者(手マンかー)
グチュグチュグチュグチュ!
スライム娘「はぁ!はぁ!んっ……」ビクンビクン
勇者(スライムでも普通に感じるんだな)
勇者(肉がプルプルしてエロい)
サキュバス「こっちも集中しなさいっての!」ズン!
勇者「ぐぅ!?」
570: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:19:58.69 ID:RP0qvZa20
パンパンパン!
サキュバス「今はあたしのターンなんだから!」グイッ
勇者(顔近っ……!?)
サキュバス「目移りしたらダメなのぉ!」ムギュウ
勇者「むぐぅ!」
サキュバス「今だけはあたしだけを見て!ねっ?ねっ?」チュッチュッ
勇者(ここまでデレたサキュバスは居るだろうか)
勇者(ここに居るわ)
勇者(だが敢えて言おう!うちのサキュバスが可愛いです!!)
勇者「サキュバスっ!サキュバスっ!」スーハースーハー
サキュバス「はぅぅっ!ズコズコ中で硬いおちんぽがぁっ!突いて来るのぉ!!」ジュブッジュプッ
571: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:21:07.30 ID:RP0qvZa20
サキュバス「ねぇキスしよ?ねぇ……!」ギュッ
勇者(サキュバスのおねだり顔可愛すぎないか)
勇者(誰か撮って!言い値で買う!!)
サキュバス「ほら舌出してぇ……」
チュッ…レロ…ニュルニュル
勇者「むっ……!」チュッチュ
サキュバス「もう出るのっ?いいよ!」
サキュバス「あたしのおねだりおまんこにっ!!子宮に精液中出してっ!」
勇者「中に……!出すぞ!!」
サキュバス「うん!出して!勇者のミルクザーメン全部出して!!」
572: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:21:41.78 ID:RP0qvZa20
勇者(勇者印 の 濃厚ミルク が 出る!)
勇者「くっ!」
ビュウウウウウウウウ!!!
サキュバス「くぅっ!?はぁんっ!!」ビクンビクン
ドクドクドク
サキュバス「はひっ出てる……」
サキュバス「勇者ザーメン中に出てりゅ……」ビクッビクッ
サキュバス「えへへ……」
サキュバス「勇者……好きぃ……」カクンッ
勇者「はぁはぁ……」
573: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:22:22.68 ID:RP0qvZa20
スライム娘「ユウシャ……」ニュルニュル
勇者「スライム……」
スライム娘「ん……マッテタヨ……」トロー
勇者「あ」ビンビンビン
勇者(月明かり照らされると誰でも美しくなるのだろうか)
ズプン!
スライム娘「キタァ!ユウシャ!チンポ!」ダパンダパン!
勇者「これまた……一段とヌルヌルじゃないか……!!」ビクン
スライム娘「えへへ……」ニュルンニュルン
スライム娘「イッパイ……ヌルヌル……ニスル……ガンバッタ」ニチュンニチュン
勇者「くっ!だからいつもより感じやすいのか……!」
574: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:25:04.11 ID:RP0qvZa20
スライム娘「えへへー」ジュプン
勇者「んぐっ!?」
勇者(取り込まれた!?)
勇者(い、息が!!息が……)
スーハー
勇者「出来る……」
スライム娘「クウドウ……ツクッタ」
勇者「ほへーそんな事も出来るのか」
スライム娘「ヒトツ……ニナル……キモチイイ」
勇者「確かに安心する……」
勇者(まるで母胎の中に居るような感覚だ)
575: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:28:36.76 ID:RP0qvZa20
スライム娘「えへへ……ユウシャ……ヒトリジメ」ギュムッギュム
勇者(スライムは私のママかもしれない)ビクンビクン
勇者「あ……」ブルブル
スライム娘「デソウ?ダシテイイヨ」
勇者「出るぞ……」
勇者「くっ……!」ビュッ
トプトプトプ……
スライム娘「アツイノ……キテル……」
576: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:29:48.73 ID:RP0qvZa20
ズルーン
勇者「おぉ!?」
勇者(解放されたのか?)
勇者「はぁはぁ……!」
スライム娘「んっ……」ピクン
サキュバス「ひー……ひー……」ビクンビクン
勇者「……」ムラムラ
勇者(最後まで責任取らないとな)
勇者(ダブルフィンガーで行きます!!出動!!)
577: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:32:24.75 ID:RP0qvZa20
勇者「ふん!」ズボォッ
スライム娘「っ!」ビクン
サキュバス「っ!?」ビクゥン
勇者「最後は同時にフィニッシュって薄い本の定番だよな!?」グチュグチュグチュグチュ!!
スライム娘「!!!」ガクガクガク
サキュバス「な……によ!それ!」ビクンビクン
勇者「最後まで責任取るって言ってんだよ!!」ズプッズプッズプッ
サキュバス「そんなっ!……指でなんて……!!くぅっ!」ビクンッ
勇者「サキュバス先生に教えられた事を実践でイカそうと思いまぁす!!」ズチュズチュズチュ
サキュバス「なに馬鹿な事言って……!」
578: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:38:32.36 ID:RP0qvZa20
サキュバス「あっ!ダメ!またイクっ!イクイクイク!!」ガクガクガク
スライム娘「ユウシャ……!ユウシャ……!」ガクガクガク
勇者「俺の指でイケええええええええ!!!」
スライム娘「スキィイイイ!!」プシャーーーーーーー!!
サキュバス「バカぁあああああ!!」プシャーーーーーーー!!
ガクガクガク……
勇者「」ビッチョリ
ヌプゥ
勇者(びしょ濡れになった)ポタッポタッ
579: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:43:12.09 ID:RP0qvZa20
勇者(ネズミーのアトラクションより水を掛けてくるじゃないか)
サキュバス「勇者ぁ……」ムクッ
勇者「ふぁ!?」
サキュバス「まだちんぽビンビンにおっ勃ててるじゃない」サワッ
スライム娘「ギンギン……」ムギュ
サキュバス「まだイケるみたいね」
サキュバス「続きは布団の中でしましょ♪」
スライム娘「イッショニ……ハイロ?」
勇者(やれやれすまないな 騎士さんよ)
580: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:44:27.69 ID:RP0qvZa20
勇者(これだから約束は出来ないんだって誰かが言ってた)
勇者(また部屋を開けたらむわぁってなると思うから気を付けてね)モゾモゾ
んっ……もうちんぽからカウパー出てるじゃない
トロトロ……
あんっ!こらっ!太股に擦り付けないの!
ギシッギシッ……
581: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:45:22.83 ID:RP0qvZa20
………………
騎士エルフ「うむ……」
騎士エルフ(さて、このドアを開けようか開けまいか)
騎士エルフ(勇者の事だ。一晩中ヤッたに違いない)
騎士エルフ(また淫臭を嗅がされるはめになるのは分かっている)
騎士エルフ(くっ!!ここまでドアノブに手を掛ける事を躊躇った事は無いぞ!?)
狐娘「なんじゃ?扉の前で頭を抱えおって」
狐娘「入らんのなら妾が先に入ってしまうぞ?」
騎士エルフ「え?あ、あぁ」
582: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:54:50.09 ID:RP0qvZa20
騎士エルフ「え?あ、あぁ」
狐娘(にっしっしー!これで勇者の朝勃ち一番搾りは妾のもんじゃ!)
狐娘(大方、こ奴も狙っておったけど恥ずかしくて躊躇っておったんじゃろうなぁ!)クックック
騎士エルフ「?」
狐娘「勇者ぁー!妾が来たぞー!」ガチャ
狐娘「って……ぬわぁあああああーっ!?くっさ!!!」ビターン!
騎士エルフ「……やっぱりな」
狐娘「なんじゃこの臭いはああああ!!」
狐娘「鼻がっ!鼻がもげるううううう!!」ゴロゴロゴロ
583: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:55:50.88 ID:RP0qvZa20
サキュバス「何なの……?朝から騒がしいわね」ムクッ
スライム娘「ウルサイ……」
勇者「おはよ」
騎士エルフ「起きたか」
騎士エルフ「もうじき朝食が出来る。風呂に入ってこい」
騎士エルフ「それと……」
584: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:56:23.91 ID:RP0qvZa20
騎士エルフ「そこの間抜けは放っておけ」
狐娘「ぐあああああああ!!」ゴロゴロゴロ
勇者「?」
585: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:57:19.99 ID:RP0qvZa20
……………
狐娘「どうして妾がこんな目に……」シクシク
子狐「馬鹿な事考えるからですよ」
狐娘「納得いかーん!!」
狐娘「大体あれじゃ!騎士エルフはこうなる事を知ってのじゃな!?」ビシッ
騎士エルフ「毎度毎度嗅がされてるからな」
狐娘「おのれええええ!扉の前で立っていたのも罠か!罠なのかああああー!!」
狐娘「くうぅ!何処までも計算高い奴め……!」
騎士エルフ(頭が良いのか悪いのか分からん奴だ……)
586: ◆cABJvGmFjs 2019/10/13(日) 23:59:21.00 ID:RP0qvZa20
勇者「おはよーございまーす」ホカホカ
スライム娘「オハヨ……!」ムギュー
サキュバス「いつもながら賑やかね」ムギュー
騎士エルフ「貴様は朝から両手に花とは随分と良い身分だな」
勇者(何か怒ってる?)
勇者「いつも起こしてもらってすみません。助かってます」
騎士エルフ「ふんっ」
勇者「……?」ポリポリ
587: ◆cABJvGmFjs 2019/10/14(月) 00:00:08.26 ID:/3DI2FAn0
弓エルフ「あらあら随分楽しそうね」
勇者「弓エルフさん、おはようございます」
弓エルフ「勇者様、おはようございます」
コンコン ガチャ
メイド「朝食でございます」ガラガラ
狐娘「待っておったぞ!」
スライム娘「ゴハン……!」
勇者(こいつら食うのが好きだよなぁ)クスッ
狐娘「なんじゃ?藪から棒にニヤニヤと変な顔をしおって」
勇者「いや、何でもない」
勇者(こう見ると人を襲うモンスターだったとは思えないよな)
588: ◆cABJvGmFjs 2019/10/14(月) 00:01:09.51 ID:/3DI2FAn0
騎士エルフ「勇者」
勇者「ん、あぁ」
スライム娘「」ソワソワ
勇者(もう待てないって顔をしてる)
勇者「では今日も」
「「いただきます!」」
589: ◆cABJvGmFjs 2019/10/14(月) 00:02:33.58 ID:/3DI2FAn0
………………
騎士エルフ「勇者。旅に出る前に一度、王様に謁見してから行かないか」
弓エルフ「これだけお世話になったんだもの。会いに行きましょう?」
勇者「確かにそうだな……」
騎士エルフ「謁見の間は上の階だ。行くぞ」
コツコツコツ
勇者「おはようございまーす」
兵士「陛下っ!こちらの案件は如何なさいましょうか」
王様「食料の不足ならば貯蓄があったはずじゃ!それを回せい!」
590: ◆cABJvGmFjs 2019/10/14(月) 00:03:03.84 ID:/3DI2FAn0
兵士B「陛下、税金が高すぎるとのお声が……」
王様「ええい!それは下げると言ったであろう!!」
勇者「い、忙しそうですね……」
王様「おぉ、勇者か!」
王様「今おかしくなってしまった国を元に戻している所じゃ」
勇者「出直しましょうか?」
王様「構わん。お主らの用件ならいくらでも時間を割いて聞こう」
勇者「ありがとうございます」
王様「ところで……」
591: ◆cABJvGmFjs 2019/10/14(月) 00:04:01.09 ID:/3DI2FAn0
王様「昨日はお楽しみじゃったな!」
勇者「へ」
サキュバス「」ゲフンッ
スライム娘「?」
騎士エルフ「ほぉ?」
勇者(バレてたんかぁああああ!!)
王様「なぁに軽い冗談じゃ!」
勇者「あ、あははーそうですよねぇ」
592: ◆cABJvGmFjs 2019/10/14(月) 00:04:37.70 ID:/3DI2FAn0
王様「……まさか本当に?」
勇者「そ、それより……!今日は別れの挨拶に来ましたー」
王様「む……そうか」
王様「もう少し滞在すると思っていたが……お主には使命があるんじゃったな」
王様「寂しくなるが、達者でな」
勇者「こちらこそ色々とお世話になりました。このご恩は忘れません」
王様「兵士!」パンパン
兵士「はっ!お呼びでしょうか陛下!」
王様「この者達を門までお送りせよ」
兵士「はっ!」
勇者(イケメンな人が出てきた)
兵士「では門までお送り致しましょう」
593: ◆cABJvGmFjs 2019/10/14(月) 00:05:13.94 ID:/3DI2FAn0
………………
兵士「私の案内はここまでです」
勇者「ありがとうございました」
兵士「貴方の旅に幸多からん事を」
勇者「……つかぬ事をお聞きしますが」
兵士「はい」
勇者「一国の将だったり2回攻撃の魔法を撃ったりしてませんでしたか?」
兵士「は?」
騎士エルフ「……馬鹿、行くぞ」ガシッ
勇者「ふぁっ!?」ズルズル
勇者「い、色々とお世話になりましたー!!」
597: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:50:04.40 ID:ft8uFLUa0
騎士エルフ「勇者、次は何処へ向かうんだ?」
勇者「ノープランです」
狐娘「お主はいつもそれか!」
勇者「スンマセン」
騎士エルフ「はぁ……地図によれば、この先に町があるはずだ」
子狐「この先の町ですか……。確か船の出入りが盛んな所だったような」
勇者「船……」
勇者(船員……イカ……うっ!頭が!!)
598: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:51:18.49 ID:ft8uFLUa0
弓エルフ「船ですか~!また乗ってみたいですね」
騎士エルフ「船は悪くは無かったな。船は」ジロッ
勇者「ソッスネ」
サキュバス「次は広い部屋で寝たいわねー」
狐娘(何があったんじゃろうか)
子狐「見えてきました。恐らくあそこがその町でしょう」
弓エルフ「わぁ!綺麗な海ですよ!海!」
騎士エルフ「広大な海に太陽の光が反射して輝いている……何度見ても綺麗だ」
子狐「それより宿屋探しましょうよ」
勇者「せやな」
狐娘「妾疲れた」
騎士エルフ「貴様ら……」
599: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:52:44.13 ID:ft8uFLUa0
……………
ガチャ
宿屋「いっしゃい!」
勇者「こんにちはー。2部屋7人で泊まりたいんすけど」
宿屋「お客さん運がいいね。ぎりぎり2部屋残ってるよ」
勇者「何かお祭りでもあるんですか?」
宿屋「いやね。ここ数日、王様が船の出港を認めないとかで乗組員が立ち往生していたんだけど」
宿屋「誰かが王様と交渉してくれてね。船の流通が解禁されて盛んになったのさ」
宿屋「お陰でうちは大繁盛!誰か知らないけど様様だよ!」
勇者「それは良かったっすね」
600: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:53:44.86 ID:ft8uFLUa0
宿屋「あんたらは観光かい?」
騎士エルフ「いえ、旅の途中です」
勇者「魔王討伐頑張ってます」
宿屋「そうかい……若いのに大変だねぇ」
宿屋「うちでゆっくり旅の疲れを癒していきな!」
宿屋「部屋はこの先を右に行った所だよ」
勇者「はーい」
601: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:54:46.97 ID:ft8uFLUa0
ドサッドサッ
狐娘「ふぃー疲れたわ」
勇者「荷物も降ろしたので道具の買い出しと待機班に分かれたいと思います」
子狐「では私と母様は待機で」
狐娘「防具とか道具とかよく分からんしの」
サキュバス「あたしとスライムはここで待ってるわね」
スライム娘「……待ッテル」
騎士エルフ「では私と弓エルフで行ってくる」
勇者「うん。じゃあ、騎士エルフと弓エルフさんに任せようかな」
602: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:56:30.57 ID:ft8uFLUa0
弓エルフ「良かったら勇者様もご一緒しませんか?」
勇者「へ?」
騎士エルフ「お、おい!何を勝手に……!」
弓エルフ「こういう時こそ勇者様の好感度を上げるチャンスよ?」ヒソヒソ
騎士エルフ「なっ!?わ、私はそんな事は……!」
弓エルフ「ね?行きましょうよー」
サキュバス「ちょっとあんた!まさか一緒に行く気!?」
勇者「でもこの町で情報収集もしたいしなぁ」
603: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:57:59.56 ID:ft8uFLUa0
サキュバス「だったらあたしも行くったら!」
勇者「え」
サキュバス「あんた見張ってないとどっか行くに決まってるじゃない」
狐娘「本当は勇者が居なくなったら寂しいだけなのではないのか?」ニヤニヤ
子狐「まるで飼い主に着いていきたい子犬のようです。実は犬なのではないでしょうか」
スライム「サキュ……デレ……」
サキュバス「誰がデレよっ!!」
勇者「サキュバスも来てくれるなら嬉しい」
サキュバス「本当に!?」パアッ
604: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:58:36.98 ID:ft8uFLUa0
サキュバス「ま、まぁ当然よね!」ニマニマ
尻尾「」フリフリ
騎士エルフ「但し、問題は起こすなよ」
弓エルフ「勇者様もちゃんと自制するのよ。いい?」
勇者「はーい」
騎士エルフ「では行ってくる」
バタン
狐娘「……あやつの尻尾みたか?」
子狐「揺れてましたね」
スライム娘「デレ……」
605: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 00:59:46.41 ID:ft8uFLUa0
…………………
騎士エルフ「武器も新調したし、道具も揃えた」
弓エルフ「勇者様、後は必要な物はありませんか?」
勇者「これだけあれば大丈夫だよ」
騎士エルフ「それにしても貴様は未だにその棒以外持てぬのだな」
弓エルフ「盾も傷だらけで今にも壊れそうよ?」
皮の盾「」ボロッ
勇者「あらら……端が欠けてら」
606: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:00:12.70 ID:ft8uFLUa0
騎士エルフ「そろそろ新しい装備に変える時ではないか」
勇者「そうだな……新しい皮の盾に変えなきゃ」
サキュバス「種類を変えなさいよ!種類を!」
勇者「これ以外に持てるものが無いんだもん」
勇者「おなべのふたなら持てそうだけど」
騎士エルフ「まったくお前は……」
「おーい!」
勇者「んぁ?」
607: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:01:09.55 ID:ft8uFLUa0
船員「アニキー!」
勇者「船員ちゃん!」
船員「お久し振りっス!元気にしてやしたか?」
勇者「そっちこそ!」
騎士エルフ「ここで会うなんて偶然だな」
船員「へへっ!偶々ここに用事があって来たんスよ!」
勇者「ほぇー……船長さんもここに?」
船員「そうっス!多分、船で寝てると思いやス!」
608: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:02:51.29 ID:ft8uFLUa0
船員「ところで……アニキ達は例の噂、聞きやしたか?」
勇者「噂?」
船員「お化けが出る幽霊船の話っス」
勇者「幽霊船?」
船員「俺達はまだ見た事がないんスけどね」
船員「何でも海の真ん中に無人の船が浮かんでて……」
船員「人が居ないのに何処かに向けてゆっくり進んでいるらしいんスよ」
船員「船長はこの話が嫌いみたいなんで聞きたがらないんスけど」
勇者(怖がりなんだ)
609: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:07:17.55 ID:ft8uFLUa0
勇者「幽霊船かー……」
サキュバス「何?もしかしてあんた怖いのー?」ニヤニヤ
勇者「幽霊は怖いけど、この手の話は好きだよ」
騎士エルフ「意外だな」
勇者「幽霊船になった経緯とか、それまでの楽しい航海の様子を書いた日記があれば尚良し」
弓エルフ「私は怖くて足が震えちゃいそうです……」
弓エルフ「もしかしたら勇者様の手をお借りするかもしれません……」ギュッ
弓エルフ「こんな風に……」ムギュウ
勇者「オパーイ」
サキュバス「ちょっ!どさくさに紛れて胸触らせてんじゃないわよ!」
610: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:07:55.81 ID:ft8uFLUa0
船員「気になるなら船長に話をして来やスよ」
騎士エルフ「いいのか?」
船員「いつもは変える時に遠回りをしてるんスけど、今回は噂の海域を通ろうかって話がありやして」
船員「もしアニキ達が乗ってくれるってんなら船長も喜びやス!アニキ達が居れば百人力っス!」
騎士エルフ「勇者、どうする?」
勇者「気になるし行ってみようよ」
勇者「この国のイベントは終わってるみたいだし」
騎士エルフ「イベ……?まぁ、いい。ではそうしよう」
611: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:08:31.57 ID:ft8uFLUa0
船員「では、明日の朝にこの港でお会いしやしょう!」
勇者「朝ね」
騎士エルフ「分かった」
船員「それでは俺は船に戻りやスんで、これで失礼しやス」
タッタッタッタッ
勇者(幽霊相手にニフラム使える人居ないんだった)
勇者(物理で倒せるのだろうか)
612: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:12:57.95 ID:ft8uFLUa0
ー宿屋ー
勇者「ってな訳で……急遽、幽霊船を探す事になりました」
狐娘「ゆゆゆゆ幽霊じゃとおおお!?」
サキュバス「いきなりどうしたのよ」
子狐「母様は大の幽霊嫌いなんです」
狐娘「あばばばばばばば……」
弓エルフ「狐娘にも可愛い所があるのね」クスクス
狐娘「あああ、あいつらは本当に碌な奴らじゃないのじゃ!!」
狐娘「陰気臭いし勝手に恨んでくるし……恐ろしやー……」ガクガク
613: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:16:23.87 ID:ft8uFLUa0
騎士エルフ「ただの噂話なのだろう」
騎士エルフ「何も起きやしないさ」
勇者「そうかなぁ」
狐娘「お前様あぁ……助けとくれぇえ……」ムギュウウウウ
勇者「オッパイヤワラカイヤッター」
騎士エルフ「そんなに怖いのなら盛り塩でもしておけば良いだろう」
狐娘「そうしとくかの……」ガクガク
614: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:17:22.47 ID:ft8uFLUa0
…………………
~夜~
サキュバス「すぅ……すぅ……」
スライム娘「すぴー……すぴー……」
狐娘「むにゃむにゃ……こわいのじゃ……のじゃぁ……」ギュゥ
勇者「」ギンギンギン
勇者(眠れん!!)
勇者(怖いから一緒に寝てくれって言われたけど、まさか抱き枕にされるとは思わなかった)
勇者(おっぱいとかが顔やら何やらに当たって僕の剣はビンビンですよ)ビンビンビン
615: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:18:46.84 ID:ft8uFLUa0
カタッ…
勇者(ん?)
カタッ…カタッ…
勇者(何だ?)
女「」ヌゥ
勇者「」
勇者(幽霊だああああああああ!!)
女「」スゥー
勇者(まじで浮いてるううう)
勇者(壁すり抜けて廊下に出たぞ……)
勇者(幽霊ってまじで壁通れるんだ)
勇者(追い掛けてみたろ)テクテク
616: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:20:02.18 ID:ft8uFLUa0
女「」スゥー
勇者(うわぁ……まじで足無いよ……)
女「」チラッ
勇者「ピッ」
勇者(目と目が合うー瞬間ー)
女「」ニコッ
スゥー…
勇者「消えた」
勇者(何だ?写真が落ちてる)
勇者(バカップルの写真かこれ)
617: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:21:28.19 ID:ft8uFLUa0
勇者(よく見たら写ってる人がさっきの幽霊じゃん)
勇者「ん?裏に何か書いてる……?」ピラッ
勇者(私を忘れないで……)
勇者(これを誰かに届けろって事か?)
勇者「ふわぁあ……」
勇者「……寝よ」
618: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:22:59.21 ID:ft8uFLUa0
チュンチュン
狐娘「ぬ、ぬわああああ!?」
勇者「んぁ?」
サキュバス「何よ朝っぱらから大声あげて……」
狐娘「な、なぁっなんでもないのじゃー!あははははは……」
狐娘(何故か知らんが股の間がヌルヌルして……んんっ……!)ビクン
狐娘(この歳でおねしょとは……とほほ)
勇者(ムラムラして思わず素股してしまった)
619: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:32:56.86 ID:ft8uFLUa0
コンコン
騎士エルフ「私だ。入るぞ」
ガチャ
騎士エルフ「む、今日は臭いがしないな」
狐娘「昨日の話でそんな気分になれるか!」
勇者(僕はムラムラしてました)
サキュバス「狐娘はずっと勇者を抱き締めながら震えてたし、不思議とあたしもそんな気分じゃなかったのよね」
620: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:34:42.81 ID:ft8uFLUa0
騎士エルフ「そうか。毎回こうであれば良いのだがな」
勇者「それは無理です」
サキュバス「無理ね」
狐娘「無理じゃの」
騎士エルフ(どう足掻いても私の悩みは消えぬのだな……)
騎士エルフ(かく言う私も加担している手前、抑えろとは言えないのだが)
騎士エルフ「……まぁいい。朝食を済ませたら港へ向かうぞ」
勇者「はーい」
騎士エルフ「ほらスライムも起きるんだ」ユサユサ
スライム娘「ふにゅー……」ゴロン
スライム娘「ふにゃっ……すぴー……」タユン
騎士エルフ「まったく……世話が焼ける奴らだな……」ハァ
621: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:37:45.62 ID:ft8uFLUa0
………………
ー港ー
船員「あっ!アニキー!こっちこっちっス!」
船員「おはようございやすっス!」
勇者「おはよー」
船長「久し振りだな勇者!」
勇者「お久し振りです船長。今日はよろしくお願いします」
船長「あぁ!本当は遠回りして帰ろうと思ってたんだがな」
船長「あんたらが乗りたいって聞いて針路を変更したんだ」
622: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:38:30.64 ID:ft8uFLUa0
船長「幽霊でも何でもあんたらがいれば怖くねぇ!」
船長「今回も頼むぜ!」
勇者(今度はタコとか出なきゃいいっすね)
船員「部屋には俺がまた案内するっスよ!」
勇者「よろしくね」
船長「出港するぞ!さぁ乗ってくれ!!」
623: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:39:50.87 ID:ft8uFLUa0
…………
狐娘「これが船!!」
狐娘「初めて乗ったが、まっこと奇妙な乗り物よな!」
子狐「私も初めて乗りましたが初めての感覚です」
弓エルフ「はしゃぐ気持ちも分かるけど、船酔いには気を付けるのよ」
狐娘「船酔いぃ?」
子狐「揺れによって平衡感覚の乱れを起こす事です」
スライム娘「キモチワル……ナル!」
狐娘「ほぉ……?良く分からんが大変なんじゃな」
狐娘「妾は何ともないから船酔いなどせんじゃろ!」
子狐(これは後で面倒な事になるパターンですね)
624: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:41:10.82 ID:ft8uFLUa0
船員「着きやした!ここがアニキ達の部屋っス!」
ガチャ
サキュバス「あら、前より部屋が広いわね」
船員「前の船が大分傷んできてたっスから新しく船を改装したんス」
船員「前より快適になって皆んなも喜んでやした!」
サキュバス「へぇ!これなら文句無しね」
船員「隣の部屋も寝室になってやスからお好きな方を使ってくだせえ」
船員「それでは俺は失礼しやす」
勇者「はーい」
騎士エルフ「では、荷物を降ろそうか」
ドサッドサッ
625: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:41:42.14 ID:ft8uFLUa0
勇者「俺は船内の様子を見てくるよ」
騎士エルフ「私も行こうか?」
勇者「いや、俺一人で大丈夫」
騎士エルフ「いや……そうではなくてだな」
騎士エルフ「また前のようにフラフラと消えてしまいそうな気がして……」
サキュバス「こいつの事だから足滑らせて海に落ちるかもね」
勇者「ばっかお前縁起でもねぇ事言うなよ!まじで落ちるだろ!」
626: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:42:43.75 ID:ft8uFLUa0
騎士エルフ「むぅ……」ジー
勇者「心配そうな顔するなって……ちゃんと帰ってくるから」
サキュバス「そんなに不安なら首輪でも着ければいいのよ」
勇者「おーいそこー……変な事吹き込まないの」
騎士エルフ「ふむ……首輪か……」
勇者「お前もお前でちょっと考えんなよ!」
627: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:43:56.03 ID:ft8uFLUa0
勇者「じゃあ行ってくる」
弓エルフ「気を付けてねー」
ガチャッバタン
勇者(まったく……あいつら人を犬か何かと勘違いしてるんじゃないのか)
船員「アーニキ!」ヒョコッ
勇者「船員ちゃん」
勇者「もしかして敵でも出たのか?」
船員「まだ出てないよ」
船員「今日は海が穏やかだから出なそうだって」
勇者「それなら良かった」
勇者(あっそうか……二人きりだから素になってるのね)
628: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:45:17.33 ID:ft8uFLUa0
船員「ねっねっ!アニキィ!ちょっとお話しない?」
船員「アニキが冒険したお話とか聞きたいな」
勇者「いいぞ」
船員「やったー!」
船員「じゃあ……」
船員「あっちの部屋で……ゆっくりお話、聞かせてね?」ニヘラ
勇者「」ドキ
勇者(あれ?雰囲気が違う……?)
629: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:46:01.34 ID:ft8uFLUa0
船員「ほら入って入って!」
ガチャ…バタン
船員「そこのベッドに座っていいよ」
勇者「じゃ遠慮なく」ポフッ
船員「私も隣に座っちゃお!」ポフッ
船員「ねぇねぇ!冒険のお話聞かせて!」
勇者「あぁいいぞ」
勇者「まずはな……」
630: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:47:07.61 ID:ft8uFLUa0
…………………
勇者「……そこで俺が一刀両断!!」
勇者「鏡に映ったデブは捨て台詞を吐きながら息絶えたのだったー」
船員「へー!さすがアニキ!カッコいい!」
船員「魔物が王様に化けるなんて事があるんだなぁ……」
ススッ…ピトッ
勇者(さっきから思っていたんだけど……近くね?)
勇者「船員ちゃん……近くないか?」
船員「何がー?」サスサス
勇者(何故に俺の太股を撫でるのですか!?)
631: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:48:05.95 ID:ft8uFLUa0
船員「」サワサワ
船員「!」ピクッ
勇者「おうふ……」
ズルン
勇者「ちょっ!なんでズボンを脱がしたの!?」
ちんぽ「」ビンビン
船員「やっぱり勃ってんじゃん」
船員「アニキも期待してたんだね……にひひ」
勇者「うっ……」
勇者(昨日の夜は不発で終わったからムラムラしてるんです)
勇者(決して服の隙間から見えるちっぱいに興奮したとかじゃないんです)
632: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:51:03.56 ID:ft8uFLUa0
船員「やっぱりアニキのちんぽエロい……」ゴクリ
船員「あれから私アニキのちんぽ想像してオナニーしてたんだ……」ハァハァ
勇者(なんてえっちな子なんでしょう)
勇者(罪悪感がぁぁぁ……!!)
船員「すんすん……。はぁあ……この臭い癖になる……」
勇者(この歳でそれはまずいですよ!)
勇者(ちんぽソムリエへの道を踏んじゃってるよ!純粋な少女がそんなっ!)
勇者(いいぞもっとやれ!!)
633: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:51:44.31 ID:ft8uFLUa0
船員「確かこうすればいいんだったよね……」
れろぉ…
船員「んぁあっ……どうアニキ?」レロレロ
勇者(悪くないっすね。むしろ良い)
勇者「あぁ……気持ちいいぞっ!」
船員「ならもっとしてあげる……んっ」ジュポッジュポッ
勇者(ば、バキュームフェラ!?)
ジュポッジュポッ ズゾゾゾゾゾ!!
勇者(小さなお口が必死にちんぽを離すまいとしゃぶってくる!)
634: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:52:21.69 ID:ft8uFLUa0
勇者(昨日の寸土めも相まってもう出そうだ……!)
勇者「出るぞ……!」
船員「も、もう出るの?」ジュプッグポッ
勇者「出る!」ビュル
船員「んむむっ!?」ブピュッ!ドプドプ!
ドクッドク…
船員「んっ……んっ……」ゴクゴク
勇者「くおおおぉ……」ガクガク
船員「ぷはぁっ」ジュポン
船員「ご馳走さま……」ニヘラ
勇者「」ビクンビクン
635: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:52:49.19 ID:ft8uFLUa0
勇者(女の子の成長は早いですな……)ガクガク
船員「そんなに私の口、気持ち良かったの?」
勇者「す、凄く良かったよ……」ハァハァ
ムクムクムク ビンッ
船員「あ……」
船員(またおっきくなってる……)マジマジ
船員「はぁはぁ……」クチュクチュ
勇者「」ジー
勇者(性欲のままに盛ってる女の子が一番興奮すると思います。え?しない?)
船員「じゃあ次は……」
636: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:54:41.28 ID:ft8uFLUa0
霧「」フヨフヨフヨ
モワモワ
勇者「霧だ……」
船員「え?」
船員「本当だ……。何だろこれ?」
勇者「確かめに行こう」
船員「うん!」
勇者「……っとその前に」
勇者「船員ちゃん。口に毛が付いてるよ」
船員「あ……」
637: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:57:41.76 ID:ft8uFLUa0
ー甲板ー
勇者「船長!この霧は!?」
船長「おぉ!勇者!!」
船長「分からねぇ……さっきまで晴れてたのに空が暗くなったと思ったら急に……」
乗組員A「船長!前方に何か見えます!」
乗組員A「あ、あれは……!!」
ゴゴゴゴゴ……ギィィィィ……
船長「ゆ、幽霊船……だ……」
638: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:58:49.64 ID:ft8uFLUa0
船長「今すぐ進路を変えろ!あの船にゃ近付いちゃならねぇ!」
乗組員B「船長大変だ!舵が効かねぇ!」
船長「何ぃ!?んな馬鹿な話があるか!!」
乗組員B「まるであの船に引き寄せられてるみてぇだ!!」
船長「くそっ!!」
船長「勇者、あんたの出番かもしれねぇ」
船長「……まずい事になったぞ」
勇者「……」ゴクリ
639: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 01:59:27.27 ID:ft8uFLUa0
ギシッ……ギイイィ……ゴゴゴゴゴ……
船員「これが幽霊船……!」
乗組員B「こえぇ……」
乗組員A「俺……噂話だと思ってた……」
船長「お前ら!絶対に近付くんじゃねえぞ!」
船長「もし、てめぇらが呪われたら問答無用で海に叩き落とすからな!!」
乗組員A「あんたは鬼か!」
乗組員B「そりゃないですよ!」
船長「うるせぇ黙ってろ!」
640: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:01:20.63 ID:ft8uFLUa0
勇者「呪われるって?」
船長「そりゃ決まってるだろ」
船長「この船の持ち主にさ……」
ギイィィイ……
乗組員B「ふ、船が止まったぞ……」
乗組員A「何が起こるんだ……?」
「-ヨウヤク見ツケル事ガデキタ-」
乗組員A「な、何だ!?何処からか声が聞こえるぞ!?」
「-愛シノ[ オ リ【 ア ]……-」
乗組員B「ヒイイイィ!!ナンマイダブナンマイダブ!!!」
641: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:04:12.61 ID:ft8uFLUa0
勇者(みんなすっかり怯えてしまっている)
幽霊「-サア共ニ帰ロウ……-」
船員「え?やだ!!止めて!!」フワッ
乗組員A「幽霊!?いや、魔物か!?」
勇者「何か知らんが船員ちゃんを掴んでるぞ!」
乗組員B「ひいいいいいい!?」
船長「てめぇ!!何しやがる!!」
幽霊「-怖ガラナクテイイ……ボクダヨ-」
船員「私あなたなんか知らない!!離して!!」バタバタ
642: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:06:54.21 ID:ft8uFLUa0
船長「この化け物め!船員を離せ!」
船員「助けてアニキぃ!いやああああああ!!」
船長「待ちやがれ!」
スゥー…
船長「船員いいいいいいぃん!!」
シーン…
勇者「わぁ……」
乗組員B「あばばばばばばば」ジョボボボボ
船長「……何てこった」
643: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:08:04.58 ID:ft8uFLUa0
騎士エルフ「勇者!この霧は何なんだ!?」
勇者「騎士エルフ……」
サキュバス「うっわ何この船!ボロボロじゃない!」
狐娘「ひいいいいいい!?本物のお化けの船じゃあああああ!?」
子狐「ちょっ!?嘘でもそんな事言わないでくださいよ!!」
子狐「ただの難破船でしょう!ね!?勇者!!」
子狐「幽霊なんて存在しませんよね!?」
644: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:08:53.33 ID:ft8uFLUa0
乗組員A「それがたった今……」
勇者「幽霊が船員ちゃんを連れていってしまった所なんだ」
子狐「ふにゃ……」
子狐「きゅうぅ……」フラッ
子狐「」バタン!
狐娘「やっぱりお化けはおったんじゃああああああ!?」ガクブル
弓エルフ「あらあら……」
スライム娘「オバケ……!!」
645: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:09:43.07 ID:ft8uFLUa0
船長「た、頼む勇者……!」ガシッ
勇者「お、おぉ……」
船長「船員を……娘を助けてやってくれないか!」
勇者「ふぁっ!?」
船長「あいつは早くに両親を無くしてからに俺が引き取った娘……」
船長「血は繋がってねぇがたった一人の大切な家族なんだよ……!」グスッ
勇者「」
勇者(そんな娘を淫乱教育したと知られたら沈められかねんぞ俺)
勇者(お義父さんと呼ぶべきなのか)
646: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:11:01.99 ID:ft8uFLUa0
船長「娘を救ってやってくれ!勇者!」
騎士エルフ「どうする、勇者」
勇者「うーん……」
勇者(ゾンビ系の相手って面倒なんだよなー……)
勇者「……分かった。行こう」
船長「おぉ!行ってくれるのか!!」
騎士エルフ「そう来なくてはな!」
船長「ありがてぇ……!」
647: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:12:37.42 ID:ft8uFLUa0
勇者「全員で突撃出来る広さではなさそうだし……」
勇者「この中から3人であの船に入ろう」
騎士エルフ「誰を連れていくんだ?」
勇者「俺と騎士エルフと」
狐娘「」ガクブルガクブル
勇者「……狐娘」
狐娘「わ、妾ぁ!?」ビクゥ
648: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:14:10.06 ID:ft8uFLUa0
狐娘「嫌じゃ!嫌じゃ!!絶対に嫌じゃあああああ!!」
狐娘「例えお前様の頼みでも絶ッッッッ対に行きとぉ無い!」
勇者「そうは言われても魔法職は必要だし」
狐娘「妾はこの柱から絶対に離れんからの!!」ヒシッ
サキュバス「そこに白い手が見えるわよ」
狐娘「ひぃっ!?」ガバッ!
勇者「幽霊系に有効な術とか持ってるんじゃないの?ゾンビ系を消し去るとか」
狐娘「た、確かに持っておるが……」
狐娘「怖いものは怖いんじゃっ!!」
649: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:17:07.69 ID:ft8uFLUa0
弓エルフ「こう言ってますし、代わりに私が行きましょうか……?」
騎士エルフ「いや、物理攻撃が効かない敵が現れたら全滅は免れない」
騎士エルフ「ここは勇者の判断に任せよう」
狐娘「う"わ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん"!!!勇者の鬼畜!鬼!悪魔ぁあ!!」
騎士エルフ「観念しろ!」ガシッ
狐娘「嫌じゃああああああ!!」
勇者「他の4人はもしもの時に備えていてくれ」
弓エルフ「はーい……」ムー
スライム娘「ユウシャ……」
勇者「すぐに帰ってくる」ナデナデ
スライム娘「ん……」
650: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:18:17.79 ID:ft8uFLUa0
船長「決まったみてぇだな」
船長「おい!橋を掛けろ!!」
乗組員「あいあいさー!」
ガタンッ!!
船長「これであっちの船に乗り込めるぜ」
勇者「よし!出発だ!!」
サキュバス「気を付けて行ってきなさいよ」
サキュバス「帰ってこなかったら絶対に許さないんだから!」
勇者「おう!死んだら化けて帰ってくるわ」
サキュバス「縁起でも無い事言うな!このバカ!」
651: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:19:31.17 ID:ft8uFLUa0
…………………
ギシッ……ギイィィイ……
狐娘「怖いのじゃ怖いのじゃ怖いのじゃぁ……」ガクガクガク
勇者「甲板もボロボロだな……」
騎士エルフ「戦いの後は見られない……。恐らく何らかの事故で沈んだのかもしれないな」
騎士エルフ「勇者、下に降りてみよう。何か見つかるかもしれない」
勇者「はーい」
狐娘「うぅ……」
ジロッ
狐娘「ひいいぃっ!?」
652: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:20:00.45 ID:ft8uFLUa0
狐娘「お前様っ!お前様ぁ!!」クイックイッ
勇者「何?」
狐娘「あそこに目が……」
勇者「はぁ?」キョロキョロ
勇者「何処にも見当たらないぞ」
勇者「……多分気のせいだろ」
狐娘「本当にあったんじゃ!」
勇者「恐怖で幻覚でも見たんだろ」
勇者「ほら、行くぞ」
狐娘「う、うむ……」
ニッヒッヒッヒッ…
653: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:22:20.40 ID:ft8uFLUa0
ギシッギシッ…
騎士エルフ「随分と傷んだ階段だな……床が抜けるかもしれん。気を付けろ」ギシッギシッ
勇者「音がすげぇ」ギシッギシッ
狐娘「うむぅぅ……!!」
ゾンビ「ばぁ」
勇者「うぉっ!?」ビクッ
狐娘「ぎえーーーー!?」ビクッ
騎士エルフ「魔物か!」シャキンッ
654: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:23:26.02 ID:ft8uFLUa0
デーモン「ミニミニィ!」
しびれるくらげ「キュイイィ!」
勇者「騎士エルフ、狐娘!」
騎士エルフ「分かっている!」スラッ
騎士エルフ「はっ!」ズバッ!
しびれるくらげ「ギュビッ」ブシュッ!
ゾンビ「おああぁ……」ユラユラ
狐娘「お、お前様!いいいい今こそ力の見せ所じゃぞぉ!?」ガタガタガタ
勇者「年長者が俺の後ろに隠れないでくださいよ……」
狐娘「い、今はそんな事は関係ないのじゃあ!」ガクガク
655: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:24:28.64 ID:ft8uFLUa0
勇者(やるしかないか……)
ゾンビ「おああぁ……」スッ
勇者「あれ?」
狐娘「ひいぃい!?こっちに来たあぁ!?」
勇者(素通りした……?)
狐娘「ひいいいぃ!!来るな!来るなあああ!!」ブンブン
勇者(恐怖のあまりに杖を振り回してる)
656: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:25:03.43 ID:ft8uFLUa0
狐娘「消え去れ化け物め!」シャラン!
ゾンビ「フワァァァ」シュイン
勇者(あれはニフラム!)
勇者(ゾンビ系を消滅させる魔法だっけ)
勇者(皆は道行く人にニフラム!ニフラム!って言ってはいかんぞ)
勇者(消えちゃうからな)
デビル「ビッ!?ビビー!!」キョロキョロ
騎士エルフ「さぁ、観念しろ。後は貴様だけだ」
657: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:26:00.42 ID:ft8uFLUa0
デビル「……」ムムー
デビルは逃げ出した!
騎士エルフ「む……」
勇者「賢いやつだな」
狐娘「もうお化けはおらんよな!?おらんよなぁ!?」キョロキョロ
騎士エルフ「戦闘なら終わったが」
狐娘「た、助かったぁ……」ホッ
騎士エルフ「ふぅ……先に進むぞ」
勇者(……)フム
658: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:26:59.12 ID:ft8uFLUa0
ギシッ……ゴゴゴゴゴ……
騎士エルフ「それ程広くは無い船のようだな」
勇者「昔の人はそこまで大きい船を作って無かったのかもね」
狐娘「そんな事はどうでもいいから早く帰りたいのじゃ……」
勇者「ん?この部屋は何だ?」ギイッ
狐娘「馬鹿者!無闇に入るでない!」
狐娘「霊が出てきたらどうする……!」
勇者「お邪魔しまーす」キョロキョロ
騎士エルフ「……これは航海日記か?」
狐娘「ぬわあああ!騎士エルフまで!」
659: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:28:06.01 ID:ft8uFLUa0
勇者「ちょっと狐娘読んでみてよ」
狐娘「何故に妾がっ!?」
狐娘「むぅ……」
狐娘「何々……」ペラッ
「こんにちは~……」フワー
狐娘「ひいいいいい!?」ビクッ
「ど~も~、私幽霊マニアと申します……」
騎士エルフ「なっ……!?」
勇者「うおっ!?」
狐娘「お、お……おば……おば……」ブルブル
660: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:28:53.39 ID:ft8uFLUa0
「とうとう、念願の幽霊になる事ができました……」
「充分満喫したので、そろそろ帰りますぅ……」
「この感動をあなたにも~」
「さよ~なら~……」スゥー
騎士エルフ「消えた?」
勇者「あれ絶対に違う幽霊船の人だよね」
狐娘「!? うっ!!」ガクッ
騎士エルフ「だ、大丈夫か!?」
661: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:29:19.64 ID:ft8uFLUa0
勇者「何か透けてない?」
狐娘「そ、そんな馬鹿な!?うげっ!本当に透けておる……」スゥー
狐娘「とほほ……妾は死んでしまったのか……?」グスッ
勇者「多分呪いを移されたんだろ」
騎士エルフ「という事は他の者にも移せると……」
狐娘「……」ジー
勇者「」ススススス
騎士エルフ「」ススススス
狐娘「あっ!お主らずるいぞ!!」
662: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:30:37.37 ID:ft8uFLUa0
勇者「恐らくこの船の呪いを解けばその呪いも消えると思うのでファイト!」
狐娘「勇者が妾に読ませたのじゃろ!?今すぐ変われ!!」
勇者「頑張って攻略するから許して」
ガチャッバタン
狐娘「ぬおおおおお!あの馬鹿者ぉおおお!!」
狐娘「ぐぬぬぬ……!何故かここから動けぬし!!」
狐娘「……待つしかあるまいか」
663: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:31:43.09 ID:ft8uFLUa0
………………
騎士エルフ「ここら一帯を散策したが特に見当たらなかった」
勇者「一旦上に戻ってみる?」
騎士エルフ「そうだな……む?」
船員「」
勇者「船員ちゃん!無事だったんだね!」
船員「ヒヒヒヒ」ギロ
勇者「船員……ちゃん?」
騎士エルフ「待て勇者!様子がおかしいぞ……」
664: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:33:38.35 ID:ft8uFLUa0
船員「イヒヒヒヒヒ……」ユラユラ
船員「」シャキッ
勇者「やる気まんまんじゃないですかーやだー!!」
幽霊「-アァ……オリ>ア……!/<ビア……!-」
幽霊「-愛シノオリビ<……!ヤット会エタ……!-」
勇者「おいこのロリコン変態野郎!船員ちゃん返しやがれ!」
幽霊「-返ス?……-」
幽霊「-待チ焦ガレテ漸ク会エタノニ……マタ、オ前ラハ僕達ヲ引キ離スト言ウノカ!!!-」
勇者「この子はあんたの恋人じゃない!良く見ろ!」
665: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:35:04.35 ID:ft8uFLUa0
幽霊「- 僕達ノ……邪魔ヲスルナ!! -」
船員「」ダッ!
騎士エルフ「来るぞ!」
勇者「騎士エルフは船員ちゃんを押さえ付けて!」
騎士エルフ「お前はどうする!?」
勇者「あの幽霊と話をしてみる」
勇者「何だか知らんがやれそうな気がするんだ!」
騎士エルフ「無茶だ勇者!」
船員「ヒヒヒヒ!」
騎士エルフ「くっ!」ガシッ!
666: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:38:07.60 ID:ft8uFLUa0
船員「ウギイイイ!ハナセェェ……!!」バタバタ
騎士エルフ「このっ……!大人しくしろ!」
騎士エルフ(とても少女の力とは思えん……!)グググッ
勇者(あの写真を見せれば良いって事なんだよな)
勇者(頼むぞー!女幽霊さん!)
勇者「おい、そこのロリコン!」
幽霊「-ア"ア"アァ……!……ア?-」
勇者「うちにあんたの郵便物が届いてたぞ」ピラッ
幽霊「-こ、コレハ……!-」パシッ!
667: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:41:00.56 ID:ft8uFLUa0
幽霊「-まさしくオリ " ア……!-」
勇者「あんたがそんなんだから彼女が心配してたぞ?早く安心させてやりなよ」
幽霊「-あぁ……!あぁ……!!-」ポロポロ
シュワアァァ…
勇者(幽霊 の 姿が 変わっていく…… !)
幽霊「-僕は……何て事を……!-」
勇者(怪物みたいな幽霊が金髪イケメン好青年になるなんて誰が想像できたでしょう)
幽霊「-本当にすまなかった……-」
幽霊「-]リ……ビア……-」スゥゥ
668: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:41:34.64 ID:ft8uFLUa0
騎士エルフ「やったか勇者!」
船員「……」カクン
騎士エルフ「おっと……」ギュッ
カラン…カランカラン…
勇者「これは……ペンダント?」
勇者(お礼って事かな)
勇者(貰っておこう)ゴソゴソ
669: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:42:48.18 ID:ft8uFLUa0
狐娘「うおぉぉおい!!お前様あああ!!」タッタッタッタッ
狐娘「呪いがっ!!解けたのじゃー!!」
勇者「おお!本当か!」
狐娘「お前様ぁー!!」タッタッタッ
勇者「狐娘ー!!」
狐娘「てえぇい!」バキッ
勇者「ぐへぇ!?」ドゴッ
勇者「何でぇー!?」ズザー
狐娘「今回はこれで許してやる!この大馬鹿者がっ!!」
670: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:43:52.03 ID:ft8uFLUa0
狐娘「よもやこの妾を犠牲にするとは……貴様それでも勇者か!」
勇者「す、すみませんでした……」
狐娘「妾おこだぞ!!おこ!!」
騎士エルフ「何はともあれ、これで解決だな」
勇者「いてて……。船長の船に戻ろうか」
671: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:44:32.55 ID:ft8uFLUa0
…………………
乗組員A「船長!勇者が帰ってきましたぜ!」
勇者「おーい!」
サキュバス「勇者……!」
船長「早く橋を掛けろ!」
ガタンッ!
騎士エルフ「無事、取り戻して来たぞ」
船長「ありがとう……!ありがとう!!」
船長「この恩は忘れねぇ!!」
672: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:45:32.78 ID:ft8uFLUa0
弓エルフ「勇者様!おかえりなさい!!」ギュウウゥ!!
スライム娘「オカエリ!」ギュウウゥ!!
勇者「むぐぐ……」
サキュバス「おかえり……勇者……!」グスッ
勇者「た、ただいま……」ムギュウ
弓エルフ「騎士エルフも無事で良かった……!」
騎士エルフ「あぁ、心配掛けてすまない」
673: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:47:24.53 ID:ft8uFLUa0
勇者「霧が晴れてく……」
フワァ…
乗組員A「太陽だ……!太陽が見えたぞ!!」
船長「船を出せい!早くここを抜けるぞ!」
船長「こんな薄気味悪い所に居られるか!」
乗組員B「あいあいさー!」
ゴゴゴゴゴ……
狐娘「もう幽霊騒動は懲り懲りなのじゃー!」
子狐「はっ!?幽霊は!?」パチッ
674: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:49:19.04 ID:ft8uFLUa0
勇者「今頃目を覚ましたのか?全部終わったぞ」
子狐「良かった……」
狐娘「おのれ!一人だけ気絶しおって……!」
狐娘「後で説教じゃからな!」
子狐「はひっ……」
勇者「……」
勇者(あの幽霊は彼女に会いたい一心で船を止めていたのかもしれない)
勇者(それに気付いた彼女は助けを求めて写真を渡した……)
勇者(……そんな訳無いか)
675: ◆cABJvGmFjs 2019/10/17(木) 02:54:06.89 ID:ft8uFLUa0
勇者「」チラッ
幽霊「」フリフリ
勇者「あ……」
勇者(あの幽霊が手を振っている……)
勇者(怪物の様な姿は彼の怨念が影響した姿だったのだろうか)
狐娘「お前様!腹が減ったぞ!」
狐娘「早う来んか!」
勇者「ごめんごめん!今行く!」
679: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:40:10.84 ID:RZ5dBgRf0
勇者(船員ちゃんが医務室に運ばれてから数十分)
船長「……」ソワソワ
勇者(さっきからずっと扉の前でウロウロしてんなこの人……)
勇者(心配なのは分かるけど)
ガチャッ
船長「!」ピクッ
弓エルフ「船員ちゃんを診させてもらったわ」
船長「そ、それで……娘は大丈夫なんですか!」
680: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:40:44.48 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「気絶しているだけみたい。今はぐっすり眠っているわ」
船長「よ、良かったぁ……」
船長「これで一安心だぜ……」
弓エルフ「すっかり夕暮れになってしまいましたし、船員ちゃんはこのまま私が見てましょうか?」
船長「確かに、いつまでもここに居る訳にはいかねぇしな……」
船長「では、船員をよろしくお願いします」
弓エルフ「はーい」
船長「俺は上に戻るから、目を覚ましたら教えてくれ」
勇者「分かりましたー」
681: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:43:50.83 ID:RZ5dBgRf0
キィ…パタン
勇者「お疲れ様、弓エルフさん」
弓エルフ「いいのです勇者様。好きでやってる事ですもの」
弓エルフ「それとも……何かお返しが欲しいのかしらぁ?」スリスリ
勇者「い、いやいや!そんな事は!!」ドキッ
弓エルフ「ふふっ。冗談ですよぉ」
弓エルフ「勇者様って本当にからかい甲斐があります」
勇者「心臓が飛び出るかと思いましたよ……」
682: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:45:51.05 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「それで、幽霊船の中で何があったんですか?」
弓エルフ「昼食の時に狐娘が拗ねてましたけど」
勇者「狐娘には尊い犠牲になってもらいました」
弓エルフ「もう!あれでも繊細な人なんですから気を付けてくださいね?」
弓エルフ「勇者様が呪われても知りませんよ?」
勇者「反省してます」
弓エルフ「ならよろしい!」ギュウ
勇者「ファー」
683: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:48:48.65 ID:RZ5dBgRf0
サワサワ
勇者「ゆ、弓エルフさん……?」
弓エルフ「勇者様……」ギュッ…
勇者「何故僕の勇者の剣を触ってるんですか?」
弓エルフ「やっぱり勇者様からお返しが欲しいなぁーって思いまして」
弓エルフ「ほら、勇者様ったら他の方にばかり目を追って、私に全然振り向いてくれないじゃないですか……」サワサワ
勇者「あっ……そ、それは……」ムクムク
684: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:50:35.22 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「魅力的な子ばかりいて目移りしちゃうのは分かります」
弓エルフ「でも……少しだけでいいので私を……」
弓エルフ「私だけを……今だけは見てはいただけませんか……?」ムギュウ
勇者「」ギンギン
弓エルフ「あ……。勇者様のここ……大きくなってます」
弓エルフ「苦しいですよね……。今、楽にして差し上げますから」
シュルッ
パサッ
ちんぽ「」ビンッ!
弓エルフ「まぁ……!」
685: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:54:49.69 ID:RZ5dBgRf0
勇者「隣で船員が寝てるんですよ……!まずいですって!」ヒソヒソ
弓エルフ「えい♪」トン
勇者「うおっ……」ドサッ
勇者(尻餅をついてしまった)
ガバッ!
弓エルフ「んん~っ!」ヂュゥゥ!
勇者「ん~っ!?」
勇者(ち、力が抜けて倒れそ……)ヘナヘナ
686: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 00:56:34.94 ID:RZ5dBgRf0
トサッ
弓エルフ「んふぅ……」チュポン
勇者「はぁ……はぁ……」
弓エルフ「今だけは私を見てくださいって言ったじゃないですか……」ジュルリ
ギシッ…
勇者「」ゾクゾク
勇者(組伏せられ、今まさに喰われようとしている時なのに、視線が彼女の目から離せない!)ドクンッドクンッ
勇者(恐怖よりも好きって気持ちが汲み上げてくる)
勇者「はぁ……はぁ……」
687: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:01:45.58 ID:RZ5dBgRf0
スルスルスル…ファサ
弓エルフ「んっ……分かります?私のここ……」トロー
弓エルフ「もう濡れてちゃってるんですぅ……」
勇者(垂れた愛液が夕日に照らされて綺麗に見える。こりゃ絶景スポットだぁ)
弓エルフ「勇者様ったら食い入るように見てる……」ゾクゾク
クチュ ヌチュ
弓エルフ「あっ……勇者様のおちんぽと私のおまんこがキスして……!」ニュルッニュルン
688: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:02:34.11 ID:RZ5dBgRf0
ズプン!
弓エルフ「はぅん!!」ビクン
勇者「うあぁ……!」
弓エルフ「やっと入った……勇者様のおちんぽぉっ……!」キュウゥゥ
勇者(締め付け……強っ……!)ビクビク
弓エルフ「動きますね」
ズッ ズチュ… グチュ…
弓エルフ「ひゃんっ!くぅっ!」ビクンビクン
689: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:05:00.70 ID:RZ5dBgRf0
ズプッ…ズプッ…
弓エルフ「はぁはぁ……」
勇者(あれだけセックス宣言してたのにやっぱり船員ちゃんに遠慮してる所が優しいんだよなぁ)
弓エルフ「んっ……ふっ……!」
勇者(何だか切なそうだ)
勇者(暗くなってきたし灯りでも点けるか)
勇者「淫紋をもって命ずる」ピカッ
弓エルフ「はへぇ?」フワン
690: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:06:47.98 ID:RZ5dBgRf0
勇者「 感じろ、弓エルフ! 」
弓エルフ「はひぃいいい!?」ガクガクガクガク
弓エルフ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?」ビクンビクンビクン
弓エルフ「ひっ!?はひっ!?はにゃあぁああっ!!!」プシャー!!
弓エルフ「フーッ!……フーッ!……」ガクガクガク
勇者(おいおい仰け反りアクメキメちゃったよ)
勇者(この淫紋は溜め込んだ欲望と快感を一気に引き出すはずなんだけど……どれだけ我慢してたんだか)
691: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:10:09.89 ID:RZ5dBgRf0
勇者「弓エルフさん聞こえてるー?」ペチペチタプンタプン
弓エルフ「ア"ー……えへへへ……」ガクガクガク
勇者(駄目ぽ)
勇者「今から感度を半分にするね」
勇者「でも半分の快感は感じてないだけでちゃんと蓄積されるから」
勇者「ちゃんと自制しないと解放した時に大変な事になるから、ちゃんと自制するんだよ?」
弓エルフ「しまひゅ!自制しまひゅ!」カクカク
勇者(駄目だ聞いてねぇ)
弓エルフ「んひぃ!」プシャッ!
692: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:13:47.53 ID:RZ5dBgRf0
勇者「じゃあ行くよ?」
ポワン
弓エルフ「はっはっ……」カクカク
弓エルフ「はぇ?」グチュグチュ
勇者「ちゃんと動けるようになった?」
弓エルフ「うん!うん!」ズッズッ
弓エルフ「気持ち良い!気持ち良いよおぉ!!」ダパンダパンッ
弓エルフ「弟ちんぽに跨がって腰振るの最高なのぉ!!」ズチュッズチュッ
勇者(相変わらず凄い腰振りだ)
693: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:15:30.39 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「えっちなお姉ちゃんでごめんね?でも腰止まらにゃいのおぉ!」パンッパンッ バルンバルン
弓エルフ「勇者クンの弟おちんちんずぷずぷ我慢出来ない淫乱お姉ちゃんでごめんなさいぃぃ!」パンパン!
弓エルフ「あぁ!もうイッちゃう!」
弓エルフ「勇者クンにアへ顔晒しちゃうにょおおおお!」パンパンパンパン!!
勇者「淫紋をもって命ずる!」
勇者「 [ 許可するまで絶対にイクな! ] 」カッ!
弓エルフ「うそっ!?ウソウソウソ!?にゃんでええぇ!?」ガクガク
弓エルフ「イケない!!なんでイケないのぉ!?」パンパン!
勇者「俺の許可無くイッてはいけません!」
弓エルフ「やらぁ!!イカせてよおぉ!勇者君のイジワルうぅ!」ギュウウゥ!
694: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:21:49.67 ID:RZ5dBgRf0
勇者「嫌です。勝手に腰振ってイク雌犬には躾が必要って昔から決まってんだよ」
弓エルフ「らってぇ……勇者クンのちんぽが気持ち良すぎるんだもん」レロレロ
勇者「じゃあ、本気で犯してくれたらいいよ」
弓エルフ「本当に!?」
勇者(一瞬で目が変わった)
弓エルフ「お姉ちゃん頑張って腰振るからね!約束だよ!?」フーッフーッ!
勇者(さっきまでおねだり発情ペットだったのに、もう獲物を狙う狼ですよ)
弓エルフ「んっ!!はぁはぁはぁ!!」パンパンパンパン!!!
勇者「おほおおおおお!!」
695: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:22:40.62 ID:RZ5dBgRf0
勇者(快楽のために腰を振るのを止めようとしない本気セックス最高おおおおおお!!)
勇者(激しく打ち付けられるデカケツから滴る愛液と汗がいやらしいいい!!)ビクビクビク
弓エルフ「まだらめぇ……?もっと腰振った方が良いかなぁ?」パチュパチュパチュ!
勇者「ま、まだ駄目っ!!もっとして!」
弓エルフ「うん!分かった!」
コツコツコツ…
勇者(ま、まずい!?誰か来る!!)
勇者「ゆ、弓エルフさん一旦止まって……!」ギュウ
弓エルフ「やだ!お姉ちゃんもっと腰振りたいもん!」パンパンパン!!
勇者「ふぁっ!?」
696: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:24:44.25 ID:RZ5dBgRf0
勇者(このままだとバレる!!)
勇者(こ、こうなったら!今日最後の使用権だけど……)
勇者「 許可するまで腰を止めて! 」カッ!
弓エルフ「んん!?」ピタッ
弓エルフ「んぅ……っ!」プルプル
勇者(ふぅ……何とか止まってくれ……)ホッ
勇者「い"っ!?」
まんこ「」ギュウウウウウウウゥ!!
弓エルフ「フーッ……!フーッ……!」プルプル
697: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:25:53.66 ID:RZ5dBgRf0
勇者(うっそだろお前!!我慢出来ないから早く解けと言わんばかりに締め付けやがる!!)
勇者(ちんぽ圧縮まんこかよっ!!)
サキュバス「勇者ー?居るー?」コンコン
勇者「さ、サキュバスか……」
サキュバス「部屋に戻って来ないから心配して様子見に来てあげたわ」
勇者「あ、ありがとう……はぅっ!?」
弓エルフ「はむっ……ちゅっ……」ヂュウウウウ
勇者(今乳首吸うか!?)
サキュバス「ど、どうしたの!?」
勇者「ご、ごめん!ちょっと体調が悪くて……」
698: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:28:01.73 ID:RZ5dBgRf0
勇者「ゆ、弓エルフさんちょっとストップ……!」ヒソヒソ
弓エルフ「すぅ……はぁー……」クンクン
勇者(止まる気配が無いぞぉお!?)
サキュバス「大丈夫なの?やっぱり幽霊船で何かされたんじゃ……」
勇者「す、少し休んだら治ると思うっ!からっ!?」
弓エルフ「はむっ」パクッ
弓エルフ「れろれろ……」ジュルッジュルッ
勇者(耳嘗めはだめえぇ!!)
勇者「さ、先に部屋に戻っててくれっ!」ビクン
サキュバス「え、えぇ……?分かったわ」
699: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:28:51.69 ID:RZ5dBgRf0
サキュバス「それじゃあ、またね」
勇者「う、うん……」
コツコツコツ…
勇者「危なかった……」
勇者(多分バレてるんだろうな)
勇者「弓エルフさんもう大丈夫だよ」
弓エルフ「!!」チュウウウウ
勇者「んむぅ!?」
ヌロオオオオー…
勇者「!?」ガクガクガクガク
勇者(ゆ、ゆっくり上も下も引っこ抜かれる……!!)
700: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:30:52.08 ID:RZ5dBgRf0
勇者「はひっ……はっ……!」ビク
ズプン!!
勇者「ふあぁあ!?」ビクンッ
精液「」プクプクプクー
勇者(さっきからずっと入れてたからもう精液が昇ってきた……!)
勇者(悟られたらヤバい事になるぞ)
弓エルフ「!」ピクッ
701: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:32:39.81 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「」ニヘラ
勇者(バレたあああ!!)
ピタッ……
勇者「い"っ……あ!?……」
弓エルフ「勇者クン、もうイキそうなんだよね?」ギュウウウウウ
勇者「出るっ!出るから中っ!!し、締め付けないでぇ!!」ビクビク
弓エルフ「まだイカせてあげません!」ムギュウ
勇者「な、なんでぇ……?」
702: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:33:43.78 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「絶頂禁止……解いてくれたらイカせてあげる」
弓エルフ「それまでイキそうになったら止めちゃうからね?」
ズッ…
勇者「んぎいっ!?」ガクガクガク
勇者(イキたいイキたいイキたい!!)
勇者「はっ!はっ!はっ!」ガクガクガク
プッ…
勇者「ひぃんっ!」ビクンッ!
勇者(も……無理……!!)
703: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:34:36.44 ID:RZ5dBgRf0
勇者「お願いします……!イカせてくだしゃい……」
弓エルフ「これ、解いてくれる?」ヌッ…プッ…
勇者「解きます!解きますから!!」
弓エルフ「じゃあ一緒にイこ?」
バスバスバスバス!!
勇者「あ"あ"あ"!!弓エルフお姉ちゃんのムチムチデカ尻高速ピストン気持ち良すぎるうううう!!!」
弓エルフ「はっ!はっ!はっ!」ドヂュッドヂュッ!!
勇者「特大バランスボールオナホに負けるにょおおお!」
704: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:35:16.28 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「キスっ!キスしよ?勇者クン!!」
勇者「うん!!」
チュッチュッレロ…チュパッ
勇者「ドスケベエルフの舌テクしゅごいいいいい!!お薬より気持ちいいよぉおお!!」ガクガクガクガク
弓エルフ「勇者クン可愛い……可愛すぎるよぉ……」パンパン
勇者「 一緒にイッて!! お姉ちゃんんんんんん!!」
弓エルフ「うん!!一緒にイこっ?勇者クン!!」パンパンパンパン!!
ブチュンッ!!
705: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:37:47.02 ID:RZ5dBgRf0
勇者「 命令解除!! 」カッ!
ビュッ
弓エルフ「い"ぎっ!?」ビクンッ!!
勇者「お"っ!?」ビュル!
勇者「ぁ……がああああ!!!」ドビュゥゥゥゥゥ!!
弓エルフ「イクううううううう!!」ガクガク プシャーーーーー!!!
弓エルフ「あ"ーっ!あ"ーっ!」プシッ!プシッ!
706: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:38:22.27 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「お、おまんこぉ……!こわ、壊れちゃったぁ……」ビクンッビクン
弓エルフ「ひっ!ひぅぅ……」ショワァー
チョロロロロロロ…
勇者「」ガクッ
弓エルフ「」ベチャ…
船員「……」キイ…
船員(声がするから起きてみたら……)
船員(いきなり隣で始めるなんて酷いよアニキぃ……)クチュクチュ
船員「はぁ……はぁ……」クチュクチュ
707: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:39:43.83 ID:RZ5dBgRf0
………………
弓エルフ「はふ……」
弓エルフ「」パチッ
弓エルフ「私ったらいつの間に寝て……」
勇者「」ビチャ…
弓エルフ「あ、あら?」
弓エルフ(こ、これ……私のおし……!!)
708: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:40:51.91 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「あああぁ……!」プシュー
弓エルフ「私ったら勇者様を犯して、おっおしっこまでかけて……はしたない真似を……!」プルプル
キイ…パタン
船員「ん……」ズイッ
弓エルフ「これはモップと雑巾……?」
船員「持ってきた……」
弓エルフ「あ、ありがとう……?」
船員「私も手伝うから……」
709: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:41:39.36 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ(この子、いつもと口調が違う……?)
弓エルフ(気を許してくれてるって事なのかしら)
弓エルフ「うふふ……」ゴシゴシ
船員「?」ゴシゴシ
710: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:44:03.37 ID:RZ5dBgRf0
…………………
船員「アニキ、朝だよ」ユサユサ
勇者「うーん……後5分……」
船員「そしたらまた後5分~って言うんでしょ」
勇者「うん……」ゴロン
船員「もー!アニキー」ユサユサ
弓エルフ「こんな時はこうするのよ?」
船員「?」
711: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:45:16.72 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「勇者クン、早く起きないとお仕置きしちゃうよー?」
勇者「うーん……」
弓エルフ「後ろ……失礼するね?」モゾモゾ
勇者「んぇ?」
ツプッ…
グリュッグリュッ!!
勇者「い"っ!?ひぃっ!?」ビクン!
弓エルフ「ほら、こうすれば起きるのよ」
712: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:46:37.61 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「まだ起きないつもりかしらー?」
勇者「お、起きた!!起きたから止めっ!あああああ!!!」ガクガクガクガク
船員「うわぁ……」ドキドキ
弓エルフ「じゃあ……ちゃんと起きたご褒美……あげるね?」
弓エルフ「ん……っ」チュッ
グリッ!
勇者「んぅうううう!?」ビュウ!!
ズボン「」ビチャビチャビチャ!!
船員「あ……」ゴクリ
713: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:47:47.13 ID:RZ5dBgRf0
弓エルフ「んー……」チュウウウウ
勇者「~っ!!っ!!っ!……っ!」ピュ!……ピュクッ……
弓エルフ「んっ……」チュパッ
弓エルフ「お漏らしよく出来ました……」ナデナデ
勇者「はひぃぃ……」ビクンビクン
船員(アニキ……んっ)クチュ…
弓エルフ「ズボンもパンツも汚れちゃったね?」
弓エルフ「はいぬぎぬぎ~!」
714: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:48:43.12 ID:RZ5dBgRf0
ズルン
勇者「わっ!弓エルフさんそれは自分で出来るから!」
弓エルフ「おぱんちゅ精液でドロドロでちゅねぇ?」
弓エルフ「お漏らしザーメンぴゅっぴゅってここから出したんだもんねー」ニチュニチュ
勇者「はひっ」ビクン
船員「わ、私洗ってくるよ!」
弓エルフ「うふふ……」
弓エルフ「好きに使っていいからね?」ボソッ
船員「!!」ドキッ
715: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:49:39.99 ID:RZ5dBgRf0
船員「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」タッタッタッ
勇者「えっ?えっ!?何っ!?」
勇者「船員ちゃんに何を吹き込んだのさ!?」
弓エルフ「それはぁ……」
弓エルフ「ヒ ミ ツ !」
勇者「ちょっとおおおおおおお!?」
716: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:56:14.22 ID:RZ5dBgRf0
…………………
ガチャッ
勇者「おはよー……」ドンヨリ
狐娘「おは……うわっ!なんじゃそのドンヨリオーラ!」
スライム娘「ユウシャ……落チ込ンデル?」
子狐「顔がまるでどこぞの名探偵ネズミになってますよ」
勇者「うぅ……」
717: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 01:58:28.68 ID:RZ5dBgRf0
サキュバス「……」クンクン
勇者「フォ」ビクッ
サキュバス「ん……」ムギュウ
スゥゥ…
勇者「さ、サキュバスさん?……どうかしましたか……?」
サキュバス「臭うわよ」ジロ
勇者「ヒッ」
サキュバス「しかもまだ新鮮な臭い……」グリグリ スーハー
718: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:02:24.36 ID:RZ5dBgRf0
サキュバス「あんた何処で出してきたのよ」
勇者「そ、それは……!」
サキュバス「ふーん?あたしに言えないって訳?」ズイッ
勇者(近っ!!)
勇者「それはその……」
サキュバス「何よ。言いたい事があるならはっきりと言いなさいよ」
弓エルフ「さっき起こす時にちょっと……ね?」シコシコ
サキュバス「犯人はあんたかー!!」
狐娘(最早、主様が誰と交尾してようが構わなくなってきたぞ)
719: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:03:32.99 ID:RZ5dBgRf0
勇者「聞いてくれよサキュバスぅ……」ムギュウ
サキュバス「な、何よ」ドキドキ
勇者「俺ついに汚されちゃったよぉ……」ギュウ
サキュバス「あんたはいつも汚れてんじゃない」
狐娘「今更じゃろ」
騎士エルフ「逆に何故汚れていないと思ったんだ」
子狐「自分を清純だと思い込んでるセックスモンスターとか怖すぎですよ」
スライム娘「ばっちい」
勇者「違うわっ!」
720: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:05:08.62 ID:RZ5dBgRf0
勇者「俺の尻を抉られたんだよ……」
サキュバス「えぇ!?」ドキッ
サキュバス「弓エルフってふたなりだったのね……」ドキドキ
弓エルフ「違いますぅ!」
弓エルフ「ちょっと指で前立腺を刺激しただけじゃないですか……もー!」
子狐「実質、これは勇者のアナル解禁と言った所ですかねー」ニヤニヤ
勇者「何を物騒な事言ってるんですかねこの子はー!?」
721: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:05:55.91 ID:RZ5dBgRf0
サキュバス「へぇ……あんた後ろでもイケるんだ……」ジュルリ
勇者「ひっ!?」
スライム娘「知ッテル……オ尻……気持チイイ……!」
子狐「喪失したばかりの初な穴……。調教のし甲斐がありますね」ジュルリ
狐娘「たぁっぷり可愛がってやろうかのぉ」
弓エルフ「前立イキ連続射精……」ウットリ
騎士エルフ「ふむ……ベニパン連結プレス……成る程……」
勇者「待って君達ィ……何だか目が怖いぞ~……?」プルプル
722: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:10:17.94 ID:RZ5dBgRf0
子狐「私達は楽しめる、勇者も気持ち良い。WINWINですね!」
勇者「その時にはこっちは雌落ちでLOSEしてるわ!!」
勇者「さっき既に後ろLOSTしてるってね!!!あっもう詰んでる」
子狐「ならいいじゃないですか」
勇者「良くないわ!」
「「フーッ!フーッ!フーッ!……」」ギラギラ
勇者「ひぇっ」
勇者(既に全員発情してるよこれ!!)
723: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:11:02.52 ID:RZ5dBgRf0
勇者「こんな獣だらけの所に居られるか!俺は上に戻らせてもらう!」ダッ!
勇者 は 逃げ出した !
狐娘「騎士エルフ!弓エルフ!入り口をふさぐのじゃ!!」
ザザッ!!
しかし 回りこまれた!!
勇者「あーっ!!お前ら汚ねーぞ!!こんな時だけチームプレーしてんじゃねー!!!」
騎士エルフ「いい加減、淫臭を嗅がされるのもうんざりしてたからな」
騎士エルフ「ここらで一つ……教育してやらんとな?」ニヤァ
弓エルフ「大丈夫よぉ?」
弓エルフ「やさぁしくあげるから……ね?」
724: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:12:20.45 ID:RZ5dBgRf0
ジリッジリッ
勇者「はぁっ……はぁっ……」ジリッジリッ
狐娘「観念せい!大人しくしておれば少し痛い目に遭うだけで済むぞ?」ニヤリ
狐娘「お前様が乱れる姿はとても愉快なんじゃろうなぁ?」クックックッ
子狐「後ろに関しては少々知識がありますので」コキッコキッ
子狐「身を任せていただければ直ぐに堕として差し上げます」
勇者「ひっ……」フラフラ
サキュバス「あんっ!」ポヨン
勇者「はっ!?」
725: ◆cABJvGmFjs 2019/10/20(日) 02:12:48.68 ID:RZ5dBgRf0
サキュバス「自分から来るなんて……そんなに調教されたかったの?」ギュウ
スライム娘「一緒……気持チヨクナル……!」ギュウ
「「フフフフフ……?」」ジリッジリッ
勇者「あ……あ……」
勇者「あんまりだああああああ!!」
729: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 22:55:17.77 ID:MC3qXDn50
乗組員A「やっぱり変だ……」
乗組員B「船長!」
船長「幽霊船に続いて今度は何だ!?」
乗組員B「それが……何故か船が前に進まないんス!」
船長「何っ!?だが船は動いてるじゃねぇか」
乗組員A「見てください。さっきからあの島の位置が変わってないんです」
乗組員A「何時間も船を進めてるのに、これはおかしいと思いませんか?」
乗組員B「それに変な歌も聞こえてくるし不気味っスよ」
船長「歌だあ?」
730: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 22:57:11.26 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「ふぅ……」ジュルリ
勇者「」ガクガクガク
勇者(尻が壊れるかと思った)
スライム娘「ユウシャ……生キテル?」ツンツン
サキュバス「こいつ案外しぶといから多分生きてるわよ」
勇者「」ガクッ
731: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 22:57:39.97 ID:MC3qXDn50
ー♪……
弓エルフ「あら……?」
狐娘「なんじゃ?この耳障りな歌は」
子狐「誰かが歌っているのかもしれませんね」
スライム娘「怖い……」
勇者「ん……」パチ
勇者「歌……?」
サキュバス「あ、起きた」
732: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 22:59:25.89 ID:MC3qXDn50
(ペンダントを……)
(ペンダントを掲げて……)
勇者「ペンダント……?」
勇者「あー!!」
勇者「弓エルフ、朝履いてたズボンは!?」
弓エルフ「船員ちゃんが洗ってるはずよ?」
勇者「まじか!!ポケットに入れておくんじゃなかった!!」ガバッ
勇者「ぬおおおおお!」タッタッタッ
弓エルフ「多分、お楽しみだろうからノックは……あら?」
騎士エルフ「何だ……?」
733: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:01:11.35 ID:MC3qXDn50
勇者(あそこが洗い場か!!)ドタドタ
船員「すぅ……はぁ……アニキ……アニキィ……」クチュクチュ
バンッ!
勇者「船員!!」
船員「アニ……」クチュ…
勇者「あ」
船員「キ……っ!?っ!?っ!?」パクパクパク
734: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:03:24.34 ID:MC3qXDn50
勇者「お、お楽しみだったのね……」
船員「」プシュー
船員「はっ!?」
船員「ってかなんでアニキはフルチンなの!?」
勇者「げっ!!履いてくるの忘れてた!!」
勇者「じゃなくて……。それよりペンダントだよ!見なかったか!?」
勇者「こんな感じの丸いやつ!」
船員「ペンダント……?」
735: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:05:14.41 ID:MC3qXDn50
船員「これの事?」ジャラ
勇者「それだよそれ!!」
勇者「ありがとう!船員ちゃんんんん!」ギュウウゥ!
フニュッ
船員「わっ……!」
勇者「またね!本当にありがとう!」タッタッタッ!
船員「……」
船員(アニキのちんちん……可愛かったな……)ニギニギ
736: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:07:07.11 ID:MC3qXDn50
勇者(後はこれを甲板で掲げればいいんだ!)タッタッタッ
勇者(その前に!)
ガチャッ!
勇者「パンツとズボン!!」
騎士エルフ「貴様……そのままで出ていったのか……?」
狐娘「余程の変態じゃな」
子狐「とんだ露出狂ですね」
勇者「スンマセンデシタ」
737: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:11:14.96 ID:MC3qXDn50
サキュバス「ほら、これで早くその無様なモノを隠しなさいっての」サッ
勇者「さんきゅー」
ゴソゴソ
騎士エルフ「うむ。先程の格好よりましになったな」
子狐「かっこよさが1上がりましたね」
勇者「少なくない!?」
勇者「よし、甲板に行こうか」
勇者「二人を会わせてやらないと」
738: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:11:44.56 ID:MC3qXDn50
……………………
~♪……
乗組員A「くそっ!何度進んでも戻されちまう!」
乗組員A「どうなってやがるんだ!?」
乗組員B「この歌を聞いてると頭が狂っちまいそうだ!!」
勇者「お待たせ!!」バンッ!!
船長「勇者!何をするつもりだ!?」
勇者「いいからそのまま船を進めて!!」
船長「お、おう!」
739: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:12:34.62 ID:MC3qXDn50
勇者「ふんっ!」バッ!
勇者はペンダントを空高く掲げた!!
~♪……
ピタッ…
乗組員A「歌が……止んだ……?」
狐娘「お主、何をしたんじゃ?」
勇者「幽霊船の幽霊からペンダントを貰っただろ?」
勇者「あれは彼女にこのペンダントを渡して思いを伝えて欲しかったんだよ」
740: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:13:27.77 ID:MC3qXDn50
ペンダント「」サラサラサラ…
騎士エルフ「ペンダントが……」
勇者「風に乗って消えていく……」
フワァ……サラサラ…
乗組員A「船長!船が進めます!」
船長「おし!野郎共!急ぎで帰るぞ!」
乗組員B「でも船長……」
船長「あ"ぁ!?今度は何だ!?」
741: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:17:20.65 ID:MC3qXDn50
乗組員B「あんな島ありやしたっけ?」
船長「島だぁ?」
騎士エルフ「な、何だ!?あの城は!?」
弓エルフ「禍々しいオーラを感ますぅ……」
狐娘「あれは魔王城という奴ではないかの」
スライム娘「魔王……!」プルプル
勇者(大きな鳥は何処に行ったのでしょうか)
勇者「船長!あそこの島へ向かってもらえますか!?」
742: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:21:12.90 ID:MC3qXDn50
…………………
船長「本当に行くのか?」
勇者「はい」
勇者「ここまで乗せてもらってすみません」
船長「いや、俺も魔王倒そうって言う勇者を乗せられたなら鼻が高いってもんよ」
船長「魔王討伐……頑張れよ」
勇者「はい!ありがとうございました!」
743: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:22:05.88 ID:MC3qXDn50
船員「おーいアニキー!」
勇者「船員ちゃん!」
船員「色々とありがとなー!」
船員「アニキはへたれで弱いけどー!」
勇者「ぐふっ」ザクッ
狐娘「ぶふぅ!!」クックックッ
船員「私、アニキの事が好きだからー!!」
744: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:23:54.98 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「ほう?」
弓エルフ「へぇ~?」
スライム娘「ジトー」
船員「またねー!」
「元気でやれよー!」「じゃあなー!」
勇者「」
勇者(最後に爆弾残して行きやがったあああ!!)
745: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:24:30.79 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「あんな幼い子どもまで守備範囲とは驚いたぞ。なぁ?」
スライム娘「ロリコン!」
弓エルフ「小さい子に手を出さないようにちゃんと搾れなかったのが悪かったのかしら……」
勇者「ちがっ!あれは不可抗力で……」
サキュバス「なら手は出したのね」
勇者「チュン」
746: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:25:09.46 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「貴様の脳は下半身に付いているのか?」ギュム
勇者「ちょっ!玉を掴むのはやめてぇ!」ビクッ
騎士エルフ「ふんっ!もうパンパンに溜め込んでいるではないか!」ニギニギ
勇者「ひぎぃ!」
サキュバス「本当にあんた回復早すぎない?」
勇者(搾られる度に早くなってる気がする)
勇者(陰経験値でも入ってるのかね)
747: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:27:44.60 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「まぁいい。帰ったら空っぽになるまで搾り取ってやる」
騎士エルフ「泣いて喚いても許さんからな」ジュルリ
勇者「ヒェ」
勇者(マジで搾り取るつもりじゃないっすか!)
弓エルフ「これは生きて帰らないといけませんね?勇者様!」
勇者(我々の業界でも拷問かもしれない)
勇者「意地でも生きて帰りますよ」
勇者「さあ魔王城に突入だ!」
748: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:28:47.33 ID:MC3qXDn50
勇者「って誰も居なくなーい?」
弓エルフ「門まで誰も居ませんでしたし……何だか奇妙ですぅ……」
子狐「これは中で敵がうじゃうじゃ待ち構えてるパターンですね」
狐娘「魔王にとっては最後の砦だしの」
スライム娘「トラップ……!」
勇者「ならこっそり中だけ覗いて確認しよ」
勇者「おじゃましまーす」ソー…
ギィィイイ…
749: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:29:47.57 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「えぇい!まどろっこしい!」ドカッ!
勇者「あらー」
バァン!!
騎士エルフ「頼もう!!」
勇者「ウッス!騎士エルフさん!デカイ声で侵入した事をバラすのはどうかと思うっす!」
サキュバス「何よそのキャラ」
シーン
勇者「……ってありゃ?誰も居ないや」
750: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:33:21.06 ID:MC3qXDn50
「ふはははは!!良くぞここまでたどり着いたな!」
「だがそれもここまでよ!」
「この炎の化身が貴様等を消し炭にしてやるわー!」
勇者「……敵が出ないなら先進もうか」
スライム娘「スルー」
「ここに居るわあああ!気付けえええええ!!」ジタバタ
騎士エルフ「無視をしては可哀想だろ、勇者」
勇者「全力でスルーしたら逃げられるかなと思った」
751: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:34:27.95 ID:MC3qXDn50
「それが勇者のやる事か!?さすがの四天王でもそれは泣くぞ!」
勇者「泣くんだ」
「私は炎!」
炎「魔王様にこの城の守りを任された四天王の一人よ!」
勇者「ボーイッシュ目隠れ赤髪ショートだー!」
勇者「スレンダーで可愛いー!」
炎「可愛いとか言うな!!」
752: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:37:32.58 ID:MC3qXDn50
炎「くそー……馬鹿にしやがって……!」
炎「地獄の炎を見せてやる!!」ボォッ!
勇者「うわっ!あちち!?」
騎士エルフ「私の後ろに下がってろ勇者!!」
騎士エルフ「これは手強そうな相手だぞ……!」
子狐「火系の相手は水に弱いって相場が決まってますよね」
勇者「ほぇー……水筒の氷を溶かせば水にならないかな」
狐娘「馬鹿者!ほとんど蒸発するに決まっておろう!!」
753: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:38:47.56 ID:MC3qXDn50
勇者「ならスライム!君に決めた!」
スライム娘「ウン……!」
炎「スライムが私に歯向かうだと?」
スライム娘「ストレート!」ビュン
ジュッ
スライム娘「ぴぎっ!?」バッ!
勇者「まずい!触れたら蒸発するぞ!!下がれ!」
スライム娘「きゅー……」
754: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:40:06.96 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「おのれぇ……」
炎「ふはははは!我が炎に手も足も出ないのか!」
炎「もっともっと燃えろ!骨すら残らずなァ!」ボォッ!ブンブンッ!
騎士エルフ「くっ!降ってくる火が厄介だ!!」
ブンブン!スカッ
騎士エルフ「おまけに斬っても斬っても剣がすり抜けてしまう!」
炎「私は文字通り炎の化身!お前の剣など通るはずがない!」
勇者「手も足も出ないなら……!」
755: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:41:16.85 ID:MC3qXDn50
ズルン
炎「ばっ!?」
勇者「ちんぽを出せばいいじゃない!」ボロン
サキュバス「バカか!!」
騎士エルフ「真面目に戦え!!」
炎「わっ!?わあああ!?」
炎「お、お前何で脱いでんだよ!?馬鹿なのか!?」
子狐「馬鹿じゃないですよ」
狐娘「大馬鹿じゃ」
756: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:42:39.52 ID:MC3qXDn50
炎「そんなお、おちん……ん出してるとか変態かよ!?」
サキュバス「馬鹿の変態よ」
勇者「君達はどっちの味方なんですかね!?」
騎士エルフ「何だか知らんが敵の攻撃が止まったぞ!」
弓エルフ「ほーらシュコシュコ……シュコシュコ……」シコシコ
勇者「あ……あっ……大きくなっちゃうぅ……」ムクムクムク
狐娘「弓エルフは何しとるんじゃ」
弓エルフ「勇者様のお手伝いでーす」シコシコ
757: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:43:28.78 ID:MC3qXDn50
炎「あ……あぁ……!」ガンミ
狐娘「手で隠しておるが指の隙間からしっかり見ておるのう」
子狐「反応が初々しいですね」
ちんぽ「」ギンギン
炎(えっちな本でしか見た事無い本物のちんちん……!)
炎(見てると変な気分になってくる……)
炎「」ドキドキ
子狐「敵は勇者にみとれてますね」
758: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:44:33.17 ID:MC3qXDn50
弓エルフ「お姉ちゃんの手でぴゅっぴゅっしましょうねー?」シコシコ
勇者「出るっ!!弓エルフの囁き手コキで出ちゃうっ!!」
炎(で、出るのか!?あれが……)
炎「」マジマジ
弓エルフ「はいぴゅっぴゅー!」
勇者「ちんちんミルク出りゅのおおお!!」ビュッ!!
ビチャビチャ!
759: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:45:50.25 ID:MC3qXDn50
炎「きゃっ!」
ビチャ!
炎「」ネバァ
炎(こ、これって精液……!!)
炎「」フラァ
炎「」バタッ
狐娘「あ、終わったかの」
勇者「何とか倒せた……」
サキュバス「あんたはただ射精しただけでしょうが」
子狐「この調子でどんどん先に進みましょう」
騎士エルフ「先が思いやられる……」
760: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:47:43.75 ID:MC3qXDn50
………………………
スライム娘「ユウシャ……水……」チョイチョイ
勇者「はいよ」ヒョイ
スライム娘「……♪」ゴクゴク
勇者「道中エンカウントも無し、罠も無し!」
騎士エルフ「勝手に進んでくれと言わんばかりだな」
勇者「どうなってるんだ?」
子狐「もしかしたら私達を油断させる罠かもしれません」
騎士エルフ「その可能性はあるな」
761: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:48:32.89 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「勇者、気を引き締めて行こう」
勇者「宝箱だー」トテトテ
騎士エルフ「おい貴様!今私の言った事を聞いていたのか!?」
勇者「欲には逆らえんのです!」
パカッ
勇者は初めて宝箱を開けた!
勇者「何か実績解除されたぞ」
762: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:49:12.67 ID:MC3qXDn50
狐娘「む?なんじゃその兜は」
サキュバス「変な兜ねー」
勇者「勇者的な装備かな」
騎士エルフ「不思議な模様が描かれているが……」
弓エルフ「こんな模様見た事無いです」
勇者「これは騎士エルフが装備してくれ」
勇者「前衛だし」
763: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:49:47.00 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「うむ。ではありがたく使わせてもらおう」スポッ
勇者「俺は騎士エルフの装備してた兜貰いますね」
騎士エルフ「うむ。大事に使えよ?」
子狐「ここに来てやっとRPGっぽい事してますね」
兜「」ホカホカ
勇者「あ、いい匂い」クンクン
騎士エルフ「ば、馬鹿!!匂いを嗅ぐな変態っ!!」
764: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:50:34.09 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「早く装備しろ!」
スライム娘「ヘンタイ……」ムスー
勇者「はーい」スポッ
狐娘「お前様、こっちにも宝箱があるぞ?」
勇者「おっしゃー!」
勇者「さてさて……中身はー」
パカッ
765: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:52:01.48 ID:MC3qXDn50
宝箱「キシャー!」
なんと! なかみ は モンスター だった!
勇者「うおっ!?」
宝箱「ちっ!もう少しで食べられると思ったのに!」
勇者「なんだこいつ!?宝箱が可愛い声で喋った!?」
サキュバス「ただのトラップモンスターよ!」
宝箱「もしかして初めて掛かったのか……?」
勇者「さっき初めて宝箱童貞を卒業したもんで」
766: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:53:25.22 ID:MC3qXDn50
騎士エルフ「おのれ!宝箱に化けて油断させるとは卑怯な!」
勇者「今までこんなの無かったぞ!」
サキュバス「あんたが開けて来なかったからでしょうが!!」
子狐(どうやってここまで来たんでしょうかね)
宝箱「ふふふ……トラップ初心者ならこちらもやり易いものよ!」
宝箱「私は四天王の宝箱!この城の守りを任された者だ!」
勇者「こんな弱そうなのが……」
騎士エルフ「他に適役なのは居なかったのか?」
スライム娘「弱そう……」
宝箱「黙れ!」
767: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:54:04.84 ID:MC3qXDn50
宝箱「ってかそこのスライムには言われたく無いわ!!」
宝箱「馬鹿にしやがって……!トラップモンスターの恐ろしさを特と味わえ!」
勇者「弓エルフさん」
弓エルフ「はーい!」
勇者「上に乗って閉じちゃって」
弓エルフ「分かりました~」
宝箱「は?な、何をするつもりだ!」
弓エルフ「ごめんね~?えい!」ズムッ!
宝箱「んなあ"ああああ~!?開かないいいい!?」ガタガタガタ
768: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:56:08.90 ID:MC3qXDn50
宝箱「おのれ……ザー」
勇者「狐娘、呪文封じて」
狐娘「ほれ」シャンシャン
宝箱「……!?」モゴモゴ
勇者「完封!」
宝箱「だがこれでは倒した事にはならないぞ!残念だったな!!」
勇者「宝箱にも穴はあるんだよな……」
宝箱「はぁ!?」
769: ◆cABJvGmFjs 2019/10/23(水) 23:58:46.69 ID:MC3qXDn50
勇者「スライム、この鍵穴をヌルヌルにしてくれないか」
宝箱「お、おい!バカそれだけは止めろ!」
スライム娘「」ニュルニュルニュル
宝箱「ぎゃああああああ!?」ガタガタガタ
宝箱「何だこれ!冷たっ!?」
勇者「これで挿れられるぞ」
弓エルフ「私が優しく抱き締めてあげますから、勇者様は好きなだけ腰を振ってくださいませー」ギュッ
勇者「フォーウ!いい匂いがしゅるうううううう!!」ヌッチヌッチ
770: ◆cABJvGmFjs 2019/10/24(木) 00:00:47.75 ID:Scz+d1ik0
宝箱「はっ!?ひぃ!」ニュルッニュルッ
宝箱「なんか熱いのが出たり入ったりしてくる!?」
勇者「スライムも後ろから抱き締めてくれ!」
スライム娘「分かった……!」ムギュウ
勇者「うひょおおおお!」ガタッガタッガタッガタッ
勇者「腰が止まらん!!」ガタガタガタ!
宝箱「やめろおおぉ……!」ビクッビクッ
771: ◆cABJvGmFjs 2019/10/24(木) 00:02:45.76 ID:Scz+d1ik0
勇者「サキュバス!イきそうになったら射精増加を頼む!」
サキュバス「はいはい……分かったわよ」ムスー
弓エルフ「ヘコヘコ腰振っちゃってお猿さんみたいだねー?」ギュウ
スライム娘「ユウシャ……ブザマ」ボソッ
勇者「はひっ!」ビクビク
スライム娘「サッサトイケ……!」
勇者「あ、それやばっ!出るっ出る!」ビクビクビク
宝箱「は!?出る!?」
772: ◆cABJvGmFjs 2019/10/24(木) 00:04:31.04 ID:Scz+d1ik0
勇者「鍵穴オナホにマホトンザーメン中に出すぞ!!」
勇者「う"っ!出る!!」
サキュバス「……バカみたい」フワッ
ドプドプドプ!!
宝箱「ぎゃあああああ!?」ガタガタガタガタガタガタ!
ブピュッ!ドプッ!!
宝箱(何か変なのが出てるううう!!)
むわぁ……
773: ◆cABJvGmFjs 2019/10/24(木) 00:05:44.42 ID:Scz+d1ik0
宝箱「」ガタガタガタ
宝箱(この匂い嗅いでると……頭が……)スンスン
勇者「ふぅ……出した出した」ヌルン
勇者「もう動かないから弓エルフさん降りても大丈夫だよ」
弓エルフ「はーい」
勇者「お疲れ様でした」
勇者「さて、本命の中身はー?」カパッ
ギイィイイ…
774: ◆cABJvGmFjs 2019/10/24(木) 00:06:25.70 ID:Scz+d1ik0
むわぁあ…
ドロォ……
宝箱「」ビクッビクッ
サキュバス「うわっ……ザーメンまみれじゃないのこいつ」
弓エルフ「箱からザーメンが溢れて……いい臭いが……んっ……」ビクッ
宝箱「はへっ……ひっ……」ビクンビクン
勇者(金髪美少女が精液風呂に浸かって蕩けた顔で喜んでいる)
勇者(良いおかずじゃないか)ウンウン
775: ◆cABJvGmFjs 2019/10/24(木) 00:07:04.26 ID:Scz+d1ik0
騎士エルフ「これでは中身を確認出来んな」
子狐「あったとしてもこんなドロドロの液体が付いたアイテムとか欲しくないですよ」
狐娘「洗っても臭そうじゃし」
スライム娘「ザーメンまみれ……」
勇者「なんかごめん」
勇者「……倒したって事で先に進もうか」
宝箱「あへっ……あへっ……」ビクンビクン
780: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:09:52.86 ID:FQYLvyMQ0
勇者「あれから四天王が出なくなった」
サキュバス「普通にあっさり来れたわね」
狐娘「あっけなかったのう」
騎士エルフ「む……どうやらここで行き止まりのようだ」
スライム娘「扉……おっきい!」
弓エルフ「ここから禍々しい気が漂って来ます……!」
勇者「ここに魔王が居るんだな……」
騎士エルフ「準備は良いか?行くぞ!」
781: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:10:45.67 ID:FQYLvyMQ0
ギイイイィ…
魔王「待っていたぞ勇者」
騎士エルフ「お前が魔王……!」
サキュバス「でかい……」
勇者「えろい……」
狐娘「妾よりデカイのではないか?あれ」
子狐娘「母様よりむちむちしてますね」
弓エルフ「胸の辺りがぴちぴちで服が張り裂けそうねぇ」
魔王「もっと緊張感を持て!」
勇者「サーセン」
782: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:11:46.12 ID:FQYLvyMQ0
魔王「こほん……まずはここに辿り着いた事を讃えよう」
魔王「我が軍最強の四天王を打ち倒し、ここまで来たのは貴様等が初めてだ」
サキュバス「ほとんどあいつらの自滅だったけど」
勇者「四天王なのに2体しかいなかったぞ」
魔王(奴らめ……怖じ気づいて逃げ出したか……)
魔王「しかし、貴様の幸運も此処までよ」
魔王「ここを貴様の墓とし、未来永劫に魔物達に語り継がせよう」
魔王「だが案ずるが良い。首を残すなど生易しい事はしない」
魔王「塵一つ残さんと思えッ!」
783: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:13:02.96 ID:FQYLvyMQ0
ゴゴゴゴゴ!!
勇者「来るぞ!騎士エルフは攻撃警戒!」
騎士エルフ「了解した」シャキン
勇者「弓エルフとスライムは魔法耐性を上げて!」
弓エルフ「はい!」
スライム娘「ウン……!」
勇者「狐娘と子狐娘はブレス耐性を上げてくれ!」
狐娘「お前様、妾は奴が火を吐くとは思えんのじゃが」
勇者「魔王は大体ブレスを吐く!」
子狐「なんですかその偏見」
784: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:14:25.82 ID:FQYLvyMQ0
勇者「サキュバスは魔王の防御を下げるんだ!」
サキュバス「さっきからやってるわよ!でも効かないみたい……」
弓エルフ「どうやら特殊なバリアが張られているようです!」
騎士エルフ「下手な魔法は効かないぞ!」
サキュバス「下手で悪かったわね!」
勇者「こうなったら……はぁっ!!」
勇者(パルプンテ!!)
魔王に効果は無かった!
勇者「あれー?」
785: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:15:17.10 ID:FQYLvyMQ0
魔王「ふははは!ワシに小賢しい手は効かん!」
魔王「状態異常耐性は愚か、常に自動回復まで完備しているから生半可な傷はすぐに癒えるのだ!」
勇者「なんて初心者に優しくない設定なんだ……!」
魔王「それとワシ、ブレスは吐かないぞ」
勇者「馬鹿なっ!?」
騎士エルフ「逆に何を思ってブレスを吐くと思ったんだ」
786: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:16:43.24 ID:FQYLvyMQ0
勇者「……仕方ない。弓エルフ、幻惑耐性を上げてくれ」
弓エルフ「……」
勇者「ゆ、弓エルフ?」
狐娘「……」
サキュバス「……」
子狐娘「……」
騎士エルフ「皆!しっかりしろ!」
勇者「サキュバスに子狐に狐娘……?」
弓エルフ「……」ニヘラ
騎士エルフ「大丈夫か!?」
787: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:17:41.08 ID:FQYLvyMQ0
弓エルフ「勇者様ぁっ!」ガバッ
騎士エルフ「うわぁ!?」
勇者「騎士エルフ!」
弓エルフ「はぁ……はぁ……」カチャカチャ
鎧「」ゴトッ
騎士エルフ「ゆ、弓エルフ!?」
弓エルフ「勇者様ぁっ!勇者様ぁっ!」クチュクチュ
騎士エルフ「ひぃっ!?しっかりしろ!私は勇者では無い!」
788: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:18:52.93 ID:FQYLvyMQ0
騎士エルフ「くっ!皆、幻覚を見ているのか……!」
勇者「すまーん!!今回の魔法は混乱魔法だったみたいだ!」
騎士エルフ「この大馬鹿者おおおおお!!」
サキュバス「勇者の口美味しそう……あーん」
騎士エルフ「サキュバス!!それは洒落に……んむっ!?」ムチュ
騎士エルフ「ん~!!!」モゴモゴ
サキュバス「んちゅっんむぅ!」ムチュ ンチュ
騎士エルフ(媚薬で頭がふわふわしてきた……)
騎士エルフ(私も混乱してきて……)
789: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:19:31.83 ID:FQYLvyMQ0
狐娘「んっ……!はっはっ!」クチュクチュ
子狐「勇者っ!勇者っ!」クチュクチュ
スライム「ユウシャ……!」ニュルニュル
騎士エルフ「うあぁ……」ビクビク
勇者「みんな……」ビンビン
勇者(エッッッッ!!)ガンミ
魔王「さぁ、勇者よ。この状況をどう抜ける?」
勇者「おのれっ……!卑怯な!!」
790: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:23:06.44 ID:FQYLvyMQ0
魔王「ただの人間が一人では何も出来まい」コツコツ
勇者「く、来るなぁっ!」
魔王「お主、確か女に跨がられながら犯されるのが好きだったよなぁ?」ボソッ
勇者「何故それを……」
魔王「水晶越しにいつも監視してたから、魔王軍全員に筒抜けだったぞ?」ボソボソ
勇者「はっ!?」
勇者(まさかあんな事やこんな事まで!?)
魔王「もしワシに降伏し、忠誠を誓うならばたぁ~っぷりと仕置きしてやろう」
791: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:25:51.05 ID:FQYLvyMQ0
魔王「まずは乳首を舐めながら手コキ寸土めから始め、跨がりながら先っぽだけ挿入れてまた寸土め」
魔王「最後に思いっきり腰を振って情けなぁく惨めにぴゅくっぴゅくーって射精させてやる」
勇者「」ゴクリ
魔王「ごめんなさぁーい僕は魔王様に勝てない情けない勇者ですぅ~と泣き喚くまで何度も何度も繰り返し射精させる」
魔王「どうだ、良い提案だと思わないか?」
魔王「ここで死ぬか、大切な仲間を売って奴隷になるか」
魔王「お主の好きな方を選ばせてやろう」
勇者「……」
792: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:27:21.20 ID:FQYLvyMQ0
騎士エルフ「勇者ぁ!やめろっ!行くなぁ!」
弓エルフ「余所見しちゃだめですよ~。次は私の番なんですからぁ」
騎士エルフ「んむぅぅ!?」ヂュー
勇者「ごめんみんな……許してくれ」
騎士エルフ「ぷはっ……!勇者!」
勇者「俺の仕事は……」
勇者「負けることだからっ!!」
騎士エルフ「勇者ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
793: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:29:28.10 ID:FQYLvyMQ0
魔王「はははははっ!!滑稽だなぁ勇者!愉快、実に愉快!!」
魔王「戦わずに敗北を認め、自分の欲望の為に仲間を捨てるなど実に愚かな選択だ!」
魔王「しかし……約束は約束」
魔王「そこの元仲間達の痴情を肴にワシが直々に犯してやろうではないか」
魔王「なぁ?勇者……」バサッ
1時間後……
魔王「ほら!イけイけ!!よわよわちんぽつよつよまんこにぎゅうぎゅう締め付けられてイっちゃえ!」パンパンパン
勇者「んほおおぉおお!!で、でりゅううっ!」
ビュルルルル
794: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:31:03.02 ID:FQYLvyMQ0
魔王「んっ……!」ビクビクビク!!
魔王「ほれ……もう一度いくぞ?」はぁはぁ
勇者「はへぇ……」ビクビクビク
魔王「ほれほれほれ!」パンパンパン
勇者「うあぁぁ……!」ビクビク
魔王「んっ……」
魔王「はぁ……っ!はぁ……っ!」ビク!
魔王(お、おかしい……こ奴に膣出しされる度に……ワシの身体の疼きが強くなっているのを感じる……)はぁはぁ
勇者「もうでちゃうぅ……!」ビュルル
魔王「んひゃぁっ!?」キュウゥゥゥ!
795: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:32:53.01 ID:FQYLvyMQ0
魔王(こ奴まさか……![負ける(射精)]度に強くなっているのか!)ビクビクビク
勇者「ま、魔王……もう終わりか?」はぉはぁ
魔王「たわけ!ま、まだイケるに決まっておろう!」
魔王「はぁはぁ……だが口で尿道に残った精液を搾り取ってやる。光栄に思うがいい」
魔王(口でなら奴も勝てまい!)
魔王「んむっ……」パクッ
魔王「んっ……んっんっ」ジュルジュル
勇者「魔王のバキュームフェラ……!すげぇ……」
勇者「気持ち良い所ばかり攻めてきて……すぐに射精そうだ……!!」
魔王(何故だ……?口で舐める度に勇者のちんぽが愛しく見えてくるではないか……!)ジュポッジュポッ!
796: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:33:53.24 ID:FQYLvyMQ0
魔王(亀頭の側面を舌で舐めたらどうだ?)レロレロ
勇者「それ……!いい……!」ビクビクビク
魔王(中々可愛い反応するではないか……もっと苛めたくなる……!)
魔王「んっんっ」ジュルルルルルル!
勇者「イク!射精るぞ魔王!」
魔王「んんっ!?」ドプドプドプ
魔王「……」ゴクン
魔王(ドロドロと濃厚で熱い精液が喉を通るのが気持ち良い……。ほんのりと少し苦い味が癖になる……)はぁ~
魔王(これがずっとワシの中に出ていたと考えると……んっ!)ゾクゾク
ジュルルル… ジュポンッ!
797: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:37:23.12 ID:FQYLvyMQ0
魔王「ふふっ……まだまだ硬いではないか」シコシコ
勇者「はぁはぁ……!」
魔王「ではまたワシのおまんこに挿入れてやろう」
魔王「はぅっんぅ……!」ジュプ
魔王「はっはっ!そ、そろそろ降参したらどうなのだ?」パンパンパン!!!
勇者「そっちこそ……!くっ!」
魔王「はっはっはっはっ……!」ジュプッジュプッ
魔王(も、もう無理……!)ガクガク
魔王「はぁ……はぁはぁ……」パンパンパン
魔王「くぅ……っ!」ビクビク!
魔王(堕とされる!勇者ちんぽしゅきになりゅぅ!!)
798: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:39:19.09 ID:FQYLvyMQ0
魔王「……っ」ガクガク
勇者「ま、魔王……?」
魔王「んむっ!」ヂュー!
勇者「んんっ!?」
魔王(敵なのにベロチューキスしてりゅぅぅぅ!)パンパン
魔王(キスでまたイク!イク!)ビクビク
魔王(イッテるのに腰止まんにゃいのぉぉ!!)パンパンパン
魔王(よわよわちんぽおまんこでじゅぽじゅぽイジめてるのにイかされちゃう!)
799: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:40:19.46 ID:FQYLvyMQ0
魔王(魔王軍のみなしゃんごめんにゃしゃぃぃ!)
魔王(魔王はつよつよ勇者ちんぽにズコズコ子宮突つかれて敗北しましゅぅ!!)
魔王(勇者専用パコパコよわよわ敏感子作りおまんこペットになっちゃいましゅぅぅ!)
勇者「魔王っ!!イクぞ!!」
魔王(種付け準備来たぁ!)
魔王「来い!勇者ぁ!」
魔王「イグゥっ!!!」プシャッ!
勇者「くぅっ!!」ビュルルルル!
魔王(キタぁぁ!勇者の濃厚孕ませザーメン!!)キュンキュン
800: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:41:44.08 ID:FQYLvyMQ0
魔王(絶対……妊娠したぁ……)トクン…
魔王(はぁ~~!)プシャァァァ
魔王「」ガクガクガク
魔王「」パタッ
魔王 を 倒した!
勇者「やった……のか……」
801: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:42:19.70 ID:FQYLvyMQ0
騎士エルフ「良くやった勇者!」
勇者「エルフ騎士!もう大丈夫なのか?」
騎士エルフ「他の皆も治ったみたいだ」
弓エルフ「おめでとうございます勇者様!」
サキュバス「ふ、ふん……あんたにしては頑張ったんじゃないの……?」モジモジ
子狐娘「お、おめでとうございます……」
狐娘「さすが妾が見込んだ男じゃ!きっとやってくれると思ってたぞ!」
勇者「ありがとうみんな……」
802: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:44:41.32 ID:FQYLvyMQ0
スライム「……ユウシャ」
勇者「やったよスライム!魔王を倒したんだ」
スライム「信してたよ……」
勇者「帰ろう……俺達の町に」
スライム「ウン……!」
パアアアァ…!
勇者「これは光のカーテン!!」
騎士エルフ「なんと神々しい……」
勇者「って事は……」
803: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:48:15.06 ID:FQYLvyMQ0
女神「勇者よ。よくぞ魔王を倒してくれました」
弓エルフ「これって……!」
騎士エルフ「まさか……女神様か!?」
勇者「駄女神様……」
女神「しかしまだこのせ……おいこら今何て言った」
勇者「気のせいです」
女神「言いましたよね!?駄女神って言ったの聞こえてたからね!?」
騎士エルフ「勇者、話は黙って聞くものだ」
勇者「うっす」
804: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:55:01.66 ID:FQYLvyMQ0
女神「しかしまだこの世界には大いなる闇が潜んでいるような気がしてなりません」
勇者(そのまま続けるんだ)
女神「新たな脅威が目覚めるまで、その英気を養うのです」
勇者「はい」
勇者「それで、女神様。少しお聞きしたい事が……」
女神「はい」
勇者「もしかして俺は……」
女神「それ以上はお止めなさい」
女神「時が来れば何れ貴方に伝えなければならないでしょう」
女神「しかし今は魔王を倒し、ここに立っている喜びを噛み締めなさい」
805: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:56:11.75 ID:FQYLvyMQ0
勇者「女神様……」
勇者「間違ってエロ本持ってきてますよ」
女神「あ」
スライム娘「エロ女神……」
女神「スライムまで言われた!?」
騎士エルフ(か、変わった女神様だな……)
806: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 00:57:04.50 ID:FQYLvyMQ0
…………………
ー始まりの町ー
王様「よくぞ戻ってきた勇者よ」
王様「お主が魔王を倒したという知らせを待っておったぞ!」
王様「冒険の中で心強い仲間に恵まれた様じゃな」
勇者「はい!」
騎士エルフ「ふふっ……」
王様「魔王を討伐した褒美にお主の望みを出来る限り聞こう」
勇者「……では」
勇者「俺は彼女達と暮らせる広い土地と家を強く望みます」
807: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 01:01:49.96 ID:FQYLvyMQ0
「「」」ピクッ
勇者「今はまだ人と魔物は相容れぬ時。いざこざも起きるでしょう」
勇者「なので誰にも邪魔されずにひっそりとした場所で暮らしたいと思っています」
勇者(勇者が喘ぎ声で近所迷惑とかまずいですし)
王様「ほう……。分かった」
王様「お主がこの町を去ってしまうのは少し名残惜しいが……仲間を思うその気持ち、しかと胸に響いた」
勇者(よっしゃ!これで毎日セックスしまくれるぜ!)
王様「此度の冒険……ご苦労だった」
王様「幸せにな」
勇者「はっ!」
808: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 01:03:26.66 ID:FQYLvyMQ0
…………………
数ヶ月後…
スライム「んむっんむっ」ジュポジュポ
勇者「うっ!射精るぞ!」ビュッ
スライム「!」ドプププ
勇者「はぁはぁ……また一段と上手くなったんじゃないか?」ナデナデ
スライム「えへへ……嬉しいな……」
勇者「言葉も上手くなってきたし、随分と成長したもんだ」
勇者「他のみんなは帰省中でここに居るのは俺とお前だけか」
勇者「何だかこの家も広く感じるよ」
スライム「寂しいね……」
809: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 01:05:27.36 ID:FQYLvyMQ0
勇者「はぁ……」
魔王「しみじみとしてるみたいだけどワシも居るからな!?」
勇者「食器洗いご苦労さん」
魔王「くそっ!何で魔王たるワシが家事洗濯を……」ブツブツ
勇者「あの後何でもするから連れてってくれーって泣きながら頼んだのは魔王じゃない」
魔王「それはそうだが!」
勇者「それに淫紋の方は悦んでるみたいだぞ?」ツンツン
魔王「はひぃんっ!?」ビクビク
810: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 01:09:53.06 ID:FQYLvyMQ0
勇者「こんなに嬉しそうなのに魔王ちゃんは嫌なのか」ツンツン
魔王「ばかっ!やめ……!淫紋を突つくでない!!……くうぅ!」ビクビク
魔王「夜になったら覚えておれ!」
魔王「次こそ泣かせてやるから覚悟しておれよ!」
スライム娘「魔王がまた負けると思うな」
魔王「何をスライムごときがぁ……!」ワナワナ
勇者「それよりほら、まだ皿残ってるから綺麗にしてくれよ」
勇者「俺も手伝うから」ジャバー
魔王「おのれえぇぇぇぇぇ!勇者あああああ!!」
おわり
811: ◆cABJvGmFjs 2019/10/25(金) 01:23:42.23 ID:FQYLvyMQ0
仕様が分からず見苦しい部分もありましたが、これにて終わりとなります。見てくださった方々、本当にありがとうございました。
メモからコピーして貼ったらハートが?になるとは思わなかった。
続編はメモに書き終わってからこちらに書いていこうと思います。
かなり長くなりましたが、見て下さりありがとうございました。
後日談は頑張れたら書きます。
815: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:32:49.67 ID:0goKCu6k0
勇者「久々に来たぞ!エルフの里ー!」
スライム娘「おー!」
弓エルフ「私達の生まれ故郷……」
騎士エルフ「懐かしいな……」
サキュバス「うへー……あんまり思い出したくない」
スライム娘「ここ、サキュと初めて会った!」
子狐「へー、そうなんですか。皆さんにとっては思い出の地なんですね」
サキュバス「悪い意味でね……」ドヨーン
子狐「??」
816: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:34:37.52 ID:0goKCu6k0
狐娘「もう歩き疲れてへとへとじゃー!」
魔王「ワシも疲れた!」
子狐「暫く歩きっぱなしでしたからね」
勇者「先にエルフの女王様に挨拶しに行こうか」
……………
ー女王の城ー
エルフ女王「よくぞ来ました。勇者よ」
エルフ女王「貴方の訪問を歓迎致します」
勇者「こんちはー、お久し振りです」
817: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:36:24.92 ID:0goKCu6k0
エルフ女王「以前より随分と逞しくなりましたね」
騎士エルフ「陛下こそお変わりなく」
エルフ女王「騎士エルフも見違える様に変わりましたね」
騎士エルフ「はっ!ありがとうございます!」
エルフ女王「そして、この方達は……?」
魔王「」ダラダラダラ
子狐「こ、こんにちはー」
818: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:37:25.66 ID:0goKCu6k0
狐娘「ゆ、勇者よ!どうにかして誤魔化さんか……!」ヒソヒソ
勇者「旅先で見つけた仲間です」
子狐「っ!っ!」コクッコクッ
エルフ女王「まぁ……」
エルフ女王「良ければ今夜はこの城でゆっくり休んで行って下さい」
エルフ女王「勿論、そこのサキュバスも……ね?」ニコッ
サキュバス「ん……」ピクッ
勇者「ありがとうございます」
819: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:46:09.76 ID:0goKCu6k0
…………………
勇者「人数分の部屋を借してもらえる事になりました」
勇者「でも7人分しかベッドがありません。これは夜の運動会ルート確定ですね」
サキュバス「何を一人で言ってんのよ」
勇者「そういえば、女王様もこの里の人達も歓迎してくれてたね」
弓エルフ「もう恨んでなんか無いって感じでしたよねぇー」
サキュバス「別に許してもらおうなんて思っては無いけど……」
勇者「素直じゃないなー」
サキュバス「う、うるさいっ!」
820: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:48:33.45 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「荷物を降ろしたら私と勇者は特訓だ」
勇者「え」
騎士エルフ「軟弱すぎる貴様には少しでも力が付けてもらわねばならん」
騎士エルフ「見ろ!貴様に合わせたメニューを考えておいたのだ!」
子狐「腹筋 スクワットと、基本的なものから剣の素振りまでありますね」
スライム娘「腹筋……」
狐娘「スライムには無縁の物じゃの」
スライム娘「むー……」プルン
821: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:50:08.95 ID:0goKCu6k0
弓エルフ「あらぁ……?これって騎士エルフが昔やってた特訓とほとんど同じじゃないかしら?」
騎士エルフ「うむ。実はそれを参考にしたものなんだ」
勇者「へー」
勇者「でもデバフが付与されてるから力が上がっても攻撃力は1のままじゃないの?」
子狐「力の種を使っても意味が無い悪質な種泥棒ですね」
騎士エルフ「それ位の事は気合いと根性でカバーできる!」
勇者「出た、精神論」
魔王「ワシ精神論とか苦手だわー」
勇者「分かる」
騎士エルフ「ぐちぐち言ってないで支度しろ!」
822: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:51:04.18 ID:0goKCu6k0
弓エルフ「夕飯までには戻って来るのよー?」
勇者「はーい」
騎士エルフ「分かってるって、もう子どもじゃないんだから……」
……………
勇者「49……50!」
騎士エルフ「よし!そこまでっ!」
勇者「つ、疲れたぁー!」
勇者「み、水ぅ……」
騎士エルフ「ほら、水だ」
勇者「さんきゅー」
823: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:55:16.96 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「んっ……やはり特訓の後の水は格別に上手いな」
勇者「生き返るっすわ……」
勇者「それにしても、何で森の中でやる必要があったんだ?」
騎士エルフ「それは昔、私がここで特訓していた場所だったからな」
騎士エルフ「つい懐かしくて来てしまったんだ」
勇者「そうだったのか」
騎士エルフ「そうだ……!休憩したら少し付き合ってもらうぞ」
騎士エルフ「お前に是非とも見せたい場所がある」
勇者「おぉ……?」
824: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 00:57:27.82 ID:0goKCu6k0
………………
ザッザッザッ
勇者(あれから大分歩いたな……)
勇者(辺りは変わって真っ暗な洞窟の中)
勇者(ここを通るって聞いた時は驚いたぞ)
騎士エルフ「そろそろ着くぞ」
騎士エルフ「目的の場所はもう目と鼻の先だ」
勇者(光が見える)
勇者「や、やっと洞穴を抜けた……」
825: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:01:00.01 ID:0goKCu6k0
勇者「ってやけに広い場所に出たな……」
勇者「ここが騎士エルフが言ってた場所なのか?」
騎士エルフ「あぁ!ここがお前に見せたい場所だ!」
勇者「おぉ……」
勇者(周りは岩で囲まれた広い空間)
勇者(草はしっかり生えてて、しっかり森と繋がってる事が分かる)
勇者(上には穴がぽっかりと開いていて、そこから光が射し込む事で幻想的な風景になっている)
勇者(何処かで見た事がある様な無い様な……不思議な気分だ)
826: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:02:40.72 ID:0goKCu6k0
勇者「しかし何でまたここに珊瑚と大きな貝殻があるんだ?」
騎士エルフ「昔からここにあるらしい。……詳しい事は私にも分からないんだ」
勇者「海の中の森って感じがして好きだな」
騎士エルフ「そうか、それは良かった」
騎士エルフ「ここは私と弓エルフが幼い頃によく遊びに来ていた所だ」
騎士エルフ「思い出の場所であり、誓いの場所でもある」
勇者「誓いの場所……」
騎士エルフ「……森の奥には子どもだけでは来てはいけない掟があるんだ」
騎士エルフ「私達はこっそりその掟を破ってここに来ていた」
騎士エルフ「私もあいつもこの景色が好きだったからな」
827: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:04:09.84 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「夜になるともっと凄いものが見れるぞ?」
騎士エルフ「周りの苔が月明かりに照らされて発光するんだ」
勇者「へー!それは是非とも見てみたいもんだ」
騎士エルフ「夜の森は危険だ、残念だがそれは諦めてくれ」
勇者「あらら……」
騎士エルフ「ある日、私達はそれを見ようと約束し、家を抜け出したんだ」
騎士エルフ「正直、夜の森は怖かった」
勇者(やっぱり怖かったんだ)
騎士エルフ「辺りは暗いし、風で草木は揺れる」
騎士エルフ「昼の木漏れ日と心地よい風の音とは反対に、夜の森はここまで恐ろしいものかと思い知らされたよ」
騎士エルフ「それでも私達は諦めなかった」
騎士エルフ「ここに来たいが為に必死に恐怖を圧し殺して歩いたんだ」
828: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:05:09.74 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「いつもより長く感じる洞穴を抜け」
騎士エルフ「ついに私達は辿り着く事に成功した!」
騎士エルフ「目の前に広がる景色を前に私達はその場で抱き着く程に喜んだ」
騎士エルフ「……そこに来る事が間違いだったと気付かずに」
勇者「それってどういう……」
騎士エルフ「……感動を分かち合う二人の前には、一匹の魔物がこちらを睨んでいたんだ」
騎士エルフ「どうやらここは奴の住み処らしく、昼の間は狩りに出掛け、夜になるとここへ戻って来るらしい」
騎士エルフ「奴は既にこちらへ狙いを定め、威嚇していた」
騎士エルフ「血肉を貪りたい一心でこちらを見るあの目は、今でも思い出すと背筋が凍る」
騎士エルフ「あぁ……これは死んだなと思ったよ」
829: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:06:35.50 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「私達もまだ幼かったからな……戦う術など知らなかったんだ」
騎士エルフ「敵意を向けられた私は思わず叫びそうになった」
騎士エルフ「……だが、先に悲鳴をあげたのは弓エルフだった」
騎士エルフ「それに気付いた奴は直ぐ様、弓エルフに飛び付いた」
騎士エルフ「だが次の瞬間、私は魔物の前に飛び出していた」
騎士エルフ「何故かは分からないが、そうしなければと頭に過った時には、もう足が動いていたんだよ」
騎士エルフ「自分自身でも馬鹿な事をしたと今でも思う。他に遣り様はあっただろうしな」
騎士エルフ「噛み付いた奴の牙はがっぷりと腕に食い込み、私を噛み千切ろうと離さなかった」
勇者「その後はどうなったんだ?」
騎士エルフ「悲鳴を聞いた大人達が駆け付けて、魔物は直ぐに退治された」
騎士エルフ「私の横で弓エルフが顔をくしゃくしゃにして必死に謝っていたのを覚えているよ」
830: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:07:56.86 ID:0goKCu6k0
勇者「後悔はしてない?」
騎士エルフ「あの行動をしたからこそ私達は今ここに立っている。それに後悔も何も無い」
騎士エルフ「それに……私が騎士を目指すきっかけにもなったからな」
勇者「騎士エルフが騎士になるきっかけか……」
騎士エルフ「お互い、大人になってからは会う機会も減ってしまって、ここに来る事は無くなってしまった」
勇者(あー……悲しいなぁ)
騎士エルフ「この話は終わりにしよう」
騎士エルフ「そろそろ夕飯の時間ではないか?辺りはもう暗くなって来たぞ」
勇者「確かにそうだな……帰ろうか」
831: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:10:27.36 ID:0goKCu6k0
ガサガサ…
騎士エルフ「っ!」
騎士エルフ「勇者!下がれっ!」
勇者「へ?」
ガサッ!
狼「ガゥッ!」
勇者「狼!?」
狼「グルルル……」
騎士エルフ「ただの獣ではなさそうだ……」
832: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:11:30.11 ID:0goKCu6k0
勇者「訓練用の剣しか持って来てないけど大丈夫かこれ!?」
騎士エルフ「安心しろ、お前は私が守る!」
狼「ガゥッ!」グワッ!
騎士エルフ「くっ!」
ガギッ!
狼「グゥウウ!!」ギリギリ…
騎士エルフ「この……っ!離せ!!」ブンブンブン!
狼「ガ……!」ドサッ!
ゴロゴロ
狼「グゥ……!」ズザー!
833: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:13:07.10 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「はぁはぁ……!」
騎士エルフ(少し動いただけで息があがるとは……)
騎士エルフ(予想以上に疲れが溜まっていたみたいだ……)
勇者「大丈夫か!?」
狼「グルルル……」ムクッ
狼「……」チラッ
勇者(こっちを見てないか……?)
834: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:13:52.95 ID:0goKCu6k0
タッタッタッ!
狼「アオオオォン!!」ドゴッ!
勇者「へぶぅ!?」
ズザー!
勇者「」バタッ
騎士エルフ「勇者っ!」タッタッタッ
騎士エルフ「おのれぇ……!」キッ!
狼「グルル……!」ギロリ
騎士エルフ(あの目は……!)ゾクッ
835: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:15:13.33 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「……っ!」ジリッ
騎士エルフ(奇しくもあの時と同じ状況……)
騎士エルフ(やれるか……?)
騎士エルフ(いや、私はもうあの頃とは違う……!強くなったんだ!!)
騎士エルフ「来るなら来い!私が相手になってやる!」
狼「!!」ピクッ
ヒュンッ!
狼「キャウン!」ドシュッ!
バタッ!
836: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:15:51.46 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ「弓……?」
弓エルフ「大丈夫!?」タッタッタッ
騎士エルフ「助かった……ありがとう、弓エルフ」
弓エルフ「騎士エルフならここだろうって思って来たら大変な事になってたから……」
騎士エルフ「す、すまない……」
弓エルフ「ううん、いいの」
弓エルフ「今度は私が守る番って決めてたから」
騎士エルフ「……そうか、ありがとう……」
837: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:17:16.06 ID:0goKCu6k0
勇者「はっ!?ま、魔物は!?」
騎士エルフ「それなら、もう弓エルフが倒してしまったぞ」
勇者「良かったぁ……」
弓エルフ「さ、帰りましょ?夕飯の支度はもう出来てますよ!」
勇者「もうお腹ペコペコだよー!」
騎士エルフ「私も腹が空いてきた」
弓エルフ「二人ともそうだろうと思ったわ!」
838: ◆cABJvGmFjs 2019/10/28(月) 01:17:55.29 ID:0goKCu6k0
騎士エルフ(前に出る事だけが大切ではない)
騎士エルフ(エルフの騎士団に入った時、先輩にそう教えられた)
騎士エルフ(当時は言葉の意味が分からなかったが、今では理解できる)
騎士エルフ(頼もしい味方に背を預ける事も必要なのだと)
騎士エルフ(それを教えてくれたのは……)
勇者「どうした?騎士エルフ」
騎士エルフ「いや、何でもない」
弓エルフ「……ふふっ」
騎士エルフ「では行こうか勇者、皆が待っているぞ」
839: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:16:27.75 ID:wd1+KyKi0
……………………
子狐「勇者達遅いですねー」
スライム娘「心配……」
サキュバス「弓エルフが迎えに行ったからもうすぐ帰ってくるでしょ」
子狐「そう言ってる本人が一番不安そうにしてたりしますよね」
サキュバス「う"っ……」
狐娘「む?どうやら来たようじゃな」ピコッ
ガチャ
騎士エルフ「遅くなってすまない」
勇者「ただいまー」
840: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:19:45.89 ID:wd1+KyKi0
サキュバス「帰って来るのが遅いわよ」
魔王「腹が減ったぞ勇者!」
狐娘「皆、お主の帰りを待ってたんじゃよ」
勇者「そうだったのか……ごめんな」
狐娘「しかと反省したならばそれで良し!」
子狐「勇者も帰ってきた事ですし、夕飯を食べに行きましょうか」
841: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:21:59.13 ID:wd1+KyKi0
…………
魔王「あーっ!?それはワシが狙ってた獲物だぞ!返すが良い!」
狐娘「かっかっかっ!残念じゃったな。これは既に妾のものよ」
狐娘「飯時も戦場となるが故、欲しくば妾より先に取るんじゃな」モグモグ
魔王「お、おのれぇ……!!」
子狐「はいはい。母様も魔王さんもそこまでにして下さい」
サキュバス(どっちが子どもなんだか分からなくなるわね)
842: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:23:04.71 ID:wd1+KyKi0
スライム娘「魔王と狐娘……ちょっと似てる」
魔王「誰がこ奴と似てるだと!?」
狐娘「どう見ても妾の方が美人じゃろ」
魔王「何ぃ!?」
子狐「勇者はどう思いますか」
勇者「どっちもエロいと思うぞ」
狐娘「そうじゃろー?そそるじゃろ~?ってアホを抜かせい!」
ワイワイ
騎士エルフ「少しは落ち着いて食事ができないものか……。女王陛下の前なのだぞ……」ハァ
843: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:23:56.21 ID:wd1+KyKi0
勇者「何か騒がしくてすみませんね」モグモグ
エルフ女王「謝る必要はありませんわ。私も見ていて楽しいですし」
エルフ女王「それと……勇者様……」コソッ
勇者「はい?」
エルフ女王「お食事が終わりましたら私のお部屋へご案内致しますわ」ヒソヒソ
エルフ女王「最高のおもてなしをご用意してお待ちしてますので、楽しみにしていて下さいませ」ニコッ
勇者「?」
844: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:31:44.81 ID:wd1+KyKi0
……………
ー廊下ー
勇者(さっき言われた部屋って確かここだったよな)
勇者(不安だが意を決して入ってみるか)
コンコン
勇者「失礼します」
ガチャッ パタン…
エルフ女王「///」テレテレ
勇者(ベッドの上でエルフ女王が頬を真っ赤にして座ってる)
勇者(おもてなしってやっぱりこれでしたか)
845: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:32:24.30 ID:wd1+KyKi0
ガチャッガチャッ
勇者(そして何故か扉が開かない!)
エルフ女王「どうかなさいましたか?」
勇者「鍵が掛かっているのですが……」
エルフ女王「それなら朝まで開きませんので外へは出られませんよ」
勇者「へ!?」
エルフ女王「お手洗いならそちらの扉の先にありますので、そちらをご利用下さいませ」
勇者「つまり……ここで寝ろと?」
エルフ女王「申し訳ありませんがそうなりますね」ニコニコ
勇者(申し訳無さが1ミリも感じませぬぞ女王様ァ!!)
846: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:33:39.06 ID:wd1+KyKi0
エルフ女王「ベッドへどうぞ、おいでくださいな」
勇者「は、はい」
ギシッ…
エルフ女王「私、お恥ずかしながらこの歳まで恋愛……というものを経験した事が無くて……」
エルフ女王「子を宿した事が一度も無いのです」サワッ
勇者「」ピクッ
エルフ女王「里の長としてもそろそろ世継ぎをしなければと思いまして……」ナデナデ
エルフ女王「勇者様さえ良ければ今夜はそのお手伝いをして頂ければと……」ピトッ
勇者「女王様……」
847: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:37:46.26 ID:wd1+KyKi0
エルフ女王「お気付きでしょうか?」
エルフ女王「このお香の香り……」
勇者「お香……?」スンスン
勇者(確かに甘い香りがする)
エルフ女王「これは特殊な実を粉にして配合し、作った特別なお香ですの」
エルフ女王「主に性行為の時に使われまして」
エルフ女王「新陳代謝及び、男性の気分を昂らせる効果がありますのよ?」
勇者(確かに身体が暑くなっていくのを感じる)ドクンドクン
勇者「はぁ……はぁ……」
勇者(むしょーにムラムラする)ギンギン
848: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:38:41.26 ID:wd1+KyKi0
エルフ女王「勿論ここも……」サワッ
勇者「うっ」ピクッ
エルフ女王「もうこんなに大きくなっていますわね」
シュルシュル…パサッ
エルフ女王「私もこんなに濡れてしまいました……」ヌレヌレ
勇者「フォ」ゴクリ
エルフ女王「300歳の年増の身体……如何でしょうか?」
勇者「お綺麗ですよ」ギンギン
エルフ女王「嬉しいお言葉……光栄ですわ」
849: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:40:16.00 ID:wd1+KyKi0
エルフ女王「勇者のおズボン、脱がしますね?」
ズルン ビンッ!
エルフ女王「おっきぃ……!」
エルフ女王「匂いも濃くて……」スンスン
エルフ女王「はあぁ~……素敵……」
エルフ女王「いやらしい先走りお汁が先っぽから溢れてさらに濃くなってます……」
クンクン スーハースーハー
勇者「そ、そんなに嗅がれたら……出ちゃいます!」
ピュクッ!ピュルッ!
エルフ女王「きゃっ!?」
ビチャビチャ!
エルフ女王「なんて濃厚な子種汁……!」ネトォ
エルフ女王「ちゅっ……んくっ……美味しいです」
850: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:41:52.63 ID:wd1+KyKi0
勇者「はぁはぁ……!」ギンギン
勇者(お香のせいか一向に萎える気配が無い)
エルフ女王「あらあら……そちらのおちんぽ様はまだまだお元気の様ですね」
エルフ女王「今、綺麗に致しますわね」
エルフ女王「あーん」パクッ
ち"ゅっち"ゅるるるる!
勇者「ぐあああ!!」
エルフ女王「んむっ!んむっ!」グポッグポッ!
勇者「尿道の中に残った精液、一滴残らず吸いとられちゃううう!!」ガクガクガク
ヂュポッ!
勇者「はひぃ……はひっ……」
851: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:43:13.37 ID:wd1+KyKi0
エルフ女王「また大きくなりましたね」
エルフ女王「そろそろこちらにも子種を注いで頂けませんか?」グパァ
勇者「フォ」ビンビン
勇者(ぬるぬるおまんこ入れたら絶対に気持ち良い!)
勇者(入れたい入れたい!!)
勇者「ふーっふーっ!」クチュックチュッ
ニュルニュル
エルフ女王「あんっ!焦らないでぇ!」
勇者「」グイッ
エルフ女王「え?」
852: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:47:31.12 ID:wd1+KyKi0
勇者「ふんっ!」ズプン!
エルフ女王「ひぎぃっ!?」
エルフ女王「い、いきなり種付けプレスだなんて激しすぎますぅ!!」ビクビク
勇者「うるせぇ!そっちから誘ってきたんだろ!」
勇者「さっさと奥に種植えてやっからしっかりおねだりしろよなぁ!!」ズンズン!
エルフ女王「はひぃ!!勇者様の赤ちゃん汁欲しいでひゅぅう!!」
勇者「精液欲しさに男招いて子種おねだりとかどんだけザーメン狂いなんだよこの便器」パコパコ
エルフ女王「里の皆さんごめんなしゃぁい!!ザーメンだいしゅき淫乱便器女王でしゅみましぇぇん!!」
エルフ女王「本当は勇者様のおちんぽハメハメしてもらう気満々でしたぁ!」
エルフ女王「つよつよおちんぽ様に子宮孕ませられちゃいましゅうう!!」
エルフ女王「おちんぽしゅきしゅきぃ!んむっんむぅっ!」レロレロジュパァ
勇者(勝手に謝罪して敗北宣言とか何なんだこいつ……引くわー……)パンパン
853: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:49:01.21 ID:wd1+KyKi0
勇者「そのだらしねぇすけべ乳揉んでやるからもっと締めろや」ニギ
エルフ女王「んぁっ……はいぃ……!!」キュウウウ!
勇者「お"ぉ!?締め付けちゅよぃい!!」ガクガク
勇者「出る出る!!出ちゃうぅ!!」
ビュルッビュルルル!!
エルフ女王「イグイグ!!イックうぅうう!!」ビクンビクン
ビュッビュッ…
勇者「はぁあ~めっちゃ出したわー……」ガクッ
エルフ女王「えへっ……えへへぇ……」ガクガク
勇者(これで満足しただろう……疲れた……)
854: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:52:07.65 ID:wd1+KyKi0
エルフ女王「えい」ドサッ
勇者「ふぁ」ボフッ
エルフ女王「私、まだ足りませんわ」
エルフ女王「まだまだ夜はこれからですのよ?続き……出来ますよね?」ジュルリ
勇者「はい……」ビンビン
数時間後…
ギシッギシッ…
エルフ女王「あっ……!やっぱりこっちの方が深く刺さるぅ!」
勇者「んむぅ」チューチュー
エルフ女王「勇者様ったら必死におっぱい吸って可愛いです!」
855: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:55:07.89 ID:wd1+KyKi0
勇者(おっぱいおいちぃ)
エルフ女王「おっぱいに押し潰されるのお好きなのですか?おちんちんビクビク震えてますわよ?」
勇者「ん~!!」ブルブル
ビュクッビュル!
エルフ女王「あんっ!お漏らし精液出てるぅ!」ビクッ
エルフ女王「はふぅ……もう子宮がパンパンです……」サスサス
エルフ女王「これだけ出せばきっと子を宿せるでしょう……」ナデナデ
勇者(やっと休める……)
勇者(何回出したか分からんぞ)
エルフ女王「おや?もうお休みになられるのですか」
エルフ女王「正直まだ物足りないのですが」
勇者「勘弁して下さい……これ以上は出ません」
エルフ女王「では仕方ありませんね。おやすみなさいませ……勇者様」
チュッ
856: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:57:33.45 ID:wd1+KyKi0
…………
謁見の間
エルフ女王「もう旅立ってしまうのですね……」ツヤツヤ
エルフ女王「名残惜しいですが、貴方にもやらなければならない事が残っているのでしょう」テカテカ
弓エルフ「ねぇ、女王様の口元のあれって勇者様の毛……」ヒソヒソ
騎士エルフ「しっ!言ってやるな……」
サキュバス「あんたまたやったの?」
勇者「ボクハワルクナイ」
エルフ女王「またいつか、貴方がここに立ち寄ってくれる事を心からお待ちしております」
エルフ女王「この子と共に……」サスサス
勇者(あ、これデジャヴを感じる展開だ)
857: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 01:58:32.69 ID:wd1+KyKi0
騎士エルフ「これはどういう事か説明してもらおうか」
騎士エルフ「言い分によってはその首が落ちる事になると思え」ギロッ
勇者「ヒエッ」
サキュバス「ちょっと勇者!?何で私より先にあいつ孕ませてんのよ!」ガシッ
勇者「そんなつもりは無かったんです!許して下さい!!」
弓エルフ「勇者様?」
弓エルフ「あちらで少し、お話しましょうか?」
勇者「お……」
勇者「お手柔らかにお願いします……」プルプル
おわり
858: ◆cABJvGmFjs 2019/11/08(金) 02:00:44.87 ID:wd1+KyKi0
HTML化の依頼してきます。ありがとうございました。
SS速報R:勇者「敗北勇者とバグった世界」
なぜか聖剣伝説3で、最終的に
巨乳ファンタジーだった。
全部大好きな俺完全勝利です。
続編も期待します。