1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:40:39.03 ID:z3zeC9wD0

天井に向かってあんぐり口を開いている。
ホワホワ湯気を遊ばせているだけ、すごく間抜けだ。

口しか無いくせに空を見つめるそのトンチンカンにお湯を返してやる。
すっかり茶葉と馴染んでしまったお湯を

注ぐ瞬間にソイツの口と目があった。

その後すぐに私と目と目があった。



2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:42:17.69 ID:z3zeC9wD0

そう考えているとこの湯呑が許せなくなってきた。
ただ口をあんぐりしているだけのアンポンタンは毎日
プロデューサー互いに口を重ねているのだ。

何かんがえてるんだ私は

自制を振り払ってお茶の熱さチェックを強行しようとする私に気押されてか
中のお茶が波紋を伴って怯えている。

ああもう手が落ち着かないですぅ



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:45:19.58 ID:z3zeC9wD0

ごっ・・・合格ですぅ

なんとか厳正な検査を済ませた私はお盆に湯呑を搭乗させ、発進した。

ターゲットの座標を確認。
さりげなく円形お盆をくるりと回す。

到着。
「プロデューサー、お茶どうぞです」
無垢な笑顔を偽造する。



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:49:58.75 ID:z3zeC9wD0

「ありがとう、雪歩」
混ざり気のない微笑み返し。

もちろんいつもの私だったらそれで満腹だったであろう。
ひょっとすると食べ過ぎで動けなくなっていたかもしれない。

でもしかし今回は違う。
私がではない、湯呑が。



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:52:42.33 ID:z3zeC9wD0

16ビートを刻み始める私の胸を傍目に、彼は湯呑を手を取り、
素直にそのまま飲み口にキスをした。

P「おお、美味い。流石雪歩だなぁ」

あわわわわわ・・・


私は食べ過ぎで動けなくなってしまった。



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 22:57:01.72 ID:z3zeC9wD0

もっ・・・もう限界ですぅ

私は後ろ歩きでクマデューサーの様子を確認しながら
くたびれたロボットの歩調でその場を離れた。


それから淹れられたお茶は、
熱さチェックと呼ばれる厳しい審査をクリアした安全で安心なものだけがプロデューサーの職卓に並ぶようになった。
もちろん、プロデューサー様を火傷や食中毒から守る為ですぅ



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 23:02:17.87 ID:z3zeC9wD0

今朝もみんなより先に事務所に着いてしまった。静かな朝だ。
厳密に言うと2番乗りだけど・・・

事務所には私と音無さんだけ、
私の足音がいつもよりコツンコツン自分アピールをしている。

急に足音がアピールを止め、消極的になった。
その主人がプロデューサーの簡易なイスの上の髪の毛に気づいたからですぅ


魔という名の閃光が走った



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 23:08:27.14 ID:z3zeC9wD0

気づくとお湯を沸かしていた。
どんな方法で沸かしたのかさえ覚えていない。どうせコンロだけど・・・

湯呑にお湯を移し、これから急須に晒す髪の毛を見てみる。

プロデューサー、こんな髪質だったけ・・・
いやいやこんな感じだったはずですぅ。ガシガシしてたはず

そんなことより抽出ですぅ



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 23:14:11.59 ID:z3zeC9wD0

湯呑のお湯を晒された髪の毛に通して急須に流し込む。

あわわ・・・あわわ・・・
プロデューサーの有効成分が溶け出してますうぅ

彼の毛が浸かる湯船の蒸気が頬をなでる。
温かくて彼の手に撫でられた気分になった。湿るけど・・・

湯呑に注ぐ。
プロデュー茶の完成ですぅ!



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 23:20:21.74 ID:z3zeC9wD0

冷めないうちにいただきます

湯呑を手に持つ。

手が震えると思ったけど微動だにしない。
蒸気になったプロデューサーが鼻道から侵入して肺を占領している。
なんだかすごく安心する。

プロデューサーを飲み込む。
今度は私の体全体にプロデューサーが溶け込んできて、私を抱きしめる。

もう何も怖くないですぅぅぅ



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/12(日) 23:26:43.45 ID:z3zeC9wD0

[翌朝]
昨日の件のせいで朝の事務所が大好きになった。

いつもよりずっとずっと早く事務所に着いたのに階段を駆け上がる
生まれてこのかた階段を駆け上がるなんて初めてだと思う。
ああ1分1秒が惜しいですぅ。早く早く早く早く

早く

「おはようございますぅ!」


P椅子「」ギシッギシッ
小鳥「プロデューサーさんっ・・・プロデューサーさんっ・・・あっ」


雪歩「」

小鳥「」ビクンビクン

fin


元スレ
雪歩「プロデューサーの陰毛ティー最高ですぅ」