1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 01:38:40.064 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「うーん、最近悪魔的行為のネタも尽きてきたわね」
近所のおばさん1「最近下着ドロが多いわよね」
近所のおばさん2「そうねぇ、怖いわ」
近所のおばさん3「きっと犯人は悪魔みたいなやつね」
サターニャ「悪魔みたいなやつですって!?その下着ドロってやつやってみましょう‼」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 01:44:07.956 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「とは言ったものの、そもそも下着ドロって何なのかしら。ちょっと調べてみるわ」
サターニャ「ふむふむ、女性の下着を盗むですって?そんなことしてどうするのよ。なになに?匂いを嗅ぐぅ?」
サターニャ「ガヴリールの下着……か」
サターニャ「え?下着ドロ?」
ガヴリール「ああ、最近干してた下着が無くなってるんだよ」
ヴィーネ「一体どこの誰かしらそんなことする奴。女性として許せないわ。」
ガヴリール「しかも一度や二度じゃないんだぜ?」
サターニャ「へ、へー。それは許せないわね」ダラダラ
ラフィ「サターニャさん今日はなんだか顔色が悪いですね?」
サターニャ「へ?そ、そんなことないわよ!」
サターニャ宅
サターニャ「ま、まずいわ!こんな大事になるなんて!みんな本気で怒ってるわよ!」
サターニャ「で、でも1回匂いを嗅いでみたら止まらなくて何度も盗んでしまったわ……」
サターニャ「流石に返さないと可愛そうよね……。明日にでもこっそり戻しましょう」
サターニャ「返す前にもう一度だけ……」
サターニャ「すうううううううう、はああああああ。すううううはあああああ」
サターニャ「うーんこれも香りが弱くなってきたわね……」
サターニャ「どうせ返すのならもう一枚ぐらいいいわよね?」
翌日
サターニャ「あらぁ?ガヴリールは来てないのかしら?」
ヴィーネ「それがね、昨日また下着が無くなってたらしいの。それでもう怖くなっちゃって今日は休むって。警察にも連絡するそうよ」
サターニャ「そ、そう……それは大変ねぇ」ダラダラ
ヴィーネ「それでね、放課後ラフィと一緒にガヴリールの家に行って対策をしようと思うの。サターニャも一緒に来てくれる?」
サターニャ「え?ガヴリールの家で?」
ヴィーネ「ええ、女の子のパンツを盗む変態野郎絶対に許せないわ!しかもこんなに怖がらせて!いったい何が楽しいのかしら」
サターニャ(やばいやばいやばいやばい)ダラダラ
ヴィーネ「これより下着ドロ対策会議を始めます!」
ガヴリール「ガクガクブルブル」
ラフィ「ガヴちゃん、落ち着いてください。私達がついてますよ」
ヴィーネ「さて、いつも干してた下着が盗まれてるのよね?」
ガヴリール「ああ、一週間に2回ぐらい、干してるといつの間にかパンツだけ無くなってるんだよ」
ラフィ「ガヴちゃんばっかりこんなに狙われてるなんて犯人は顔見知りかもしれませんね」
サターニャ(ギクッ!)
ヴィーネ「2階で干してあるものをわざわざ狙ってるし、ありえるわよね」
ラフィ「そこも謎なんです。犯人はどうやって2階のパンツを盗めたんでしょう」
ヴィーネ「はしごを持ってたら目立ちすぎるものね、私達みたいに空を飛べるとか?」
サターニャ(ギクッ!)
ラフィ「そんなわけないじゃないですかー、そしたら犯人がこの中にいるってことになってしまいますよー」
ガヴリール「ビクッ」ガタガタ
ラフィ「ああ、落ち着いてください。私達がそんなことするはずないじゃないですか」
サターニャ(それがあるのよねぇ……)
ガヴリール「いったい私の下着なんか盗んで何してるんだよぅ」グスッ
ヴィーネ「うーん、毎晩寝る前に匂いを嗅いでたり?」
サターニャ(やってるわ)
ラフィ「お布団に並べてその上で寝てるかもしれません」
サターニャ(それもやってるわ)
サターニャ「デコレーションしてガムみたいに噛み続けてるかも知れないわ」
ヴィーネ「さすがにそこまでする人はいないでしょー」
サターニャ(やってるのよねぇ……)
ヴィーネ「とりあえず簡単な監視カメラをつけたわ。これでひとまずは安心ね」
サターニャ(どうしよう、こっそり返すのも難しくなってしまった)
ラフィ「あとは警察に任せるしかありませんね」
ガヴ「ね、ねぇヴィーネ、今日泊まっていってくれない?その、さすがの私でも怖くてネトゲも出来そうにないし」
ヴィーネ「ええ、それもそうよね。いいわ」
三日後
ラフィ「あれから下着ドロは現れましたか?」
ヴィーネ「いいえ、カメラに気づいたのかもしれないわね。もう諦めてくれたならいいんだけど」
ガヴ「良くない!パンツも返ってきてないしちゃんと捕まえないと不安でしょうがない!」
サターニャ(ああ、この距離でもガヴリールの匂いがするわ……もう我慢できない……ガヴリールのパンツの匂いを嗅ぎたい……)イライラ
ヴィーネ「ねぇ、サターニャ?ちょっといい?」
サターニャ「なによ!ヴィネット!!」
ヴィーネ「な、なにイライラしてるのよ。その……今私ガヴの家に泊まってるじゃない?」
サターニャ「そうね」
ヴィーネ「それで流石に私の家の掃除もしたいし、今日はサターニャに変わって欲しいのよ」
サターニャ「はぁ!?あたしが?」
ヴィーネ「ええ、お願いできるかしら?」
サターニャ「ま、まぁどうしてもというのなら?このサタニキア様に任せておきなさい!」
サターニャ(これはこっそりパンツを戻しておくチャンスよ!)
ヴィーネ「悪いわね。あと、ガヴは家事全然しないから掃除と洗濯ぐらいはやってあげてね」
サターニャ「ええ!いいわ!やってあげる!」
ガヴ「こいつに借りを作るのはしゃくだがラフィエルも用事があるって言うし仕方がないな」
サターニャ(ん?洗濯ってことは……ガブリールの洗ってないパンツに触れるってこと……?)
ヴィーネ「じゃあ宜しく頼んだわよ」
サターニャ「う、うん!任せて」キラキラ
ヴィーネ「急に機嫌良くなったわね」
ガヴリール「ただいまぁ」ドサッ
サターニャ「なに即倒れてるのよ、着替えぐらいしなさいよ」
ガヴリール「やだよ買い物に寄ったせいでもうクタクタなんだ少しは休ませてくれよ」
サターニャ「仕方ないわねぇ、じゃあ掃除してあげるから邪魔だけはしないでよね」
ガヴ「へいへい」
サターニャ「全くなんで私がこんな真似……」
サターニャ(いやっふぅぅぅ!ガヴリールの家でガヴリールと二人っきりぃ!)
ガヴリール「パタパタ、ダラー」
サターニャ(やーだ、何あれ。ものすっごく可愛いんですけど)ジトッ
ガヴ「ん?なんだよなに睨んでるんだよ」
サターニャ「べ、べっつに睨んでなんかないわよ!」
ガヴ「いや、たしかにお前だけにやらせるのも悪いな。せっかく私のことを心配してくれたんだしな」
サターニャ(なにこいつ、天使なの?あ、天使だったわ)
サターニャ「ヴィネットがここ最近掃除してたから前来たときよりはきれいね」
ガヴリール「ああ、掃き掃除してお菓子の袋捨てるだけだな」
サターニャ「ええ、悪いんだけどゴミ袋取ってくれるー?」
ガヴリール「おう、ほらここに突っ込んでくれ」
サターニャ「……ガヴリールぅ、もう一回言ってもらっていいかしら?」
ガヴリール「は?だから、ここにお前の突っ込んでくれって」
サターニャ「」ボトボト
ガヴリール「うわっ!お前何急に鼻血出してんだよ!」
サターニャ「あ、ああごめんなさい。」
ガヴリール「しょうがないな、ほらティッシュ」
サターニャ(ああ、ガヴリールがこんなに近くにいるのに匂いが全然わかんない!)
ガヴリール「お前やけに顔が赤いな、大丈夫か?お前に限って風邪じゃないと思うが」
サターニャ「え、ええ平気よ……」
ガブリール「そうか、じゃあ掃除も終わったし私はゲームするからお前は適当にしてろよ」
サターニャ「じゃあ暇だしお風呂でも入れてくるわ」
ガヴリール「おー、頼むよー」
サターニャ「こ、ここでいつもガヴリールが体を洗ってるのね……」
サターニャ「ちょっと味見するぐらいはいいわよね?やってあげてるんだし」
サターニャ「ペロっ」
サターニャ「ペロペロ」
サターニャ「ああ、湯船のここにガヴリールの柔らかいお尻が当たってるのね」
ガヴリール「あ、そうそうサターニャ?」
サターニャ「ひゃうっ‼」
ガヴリール「どうかしたか?湯船に入って何してんだお前」
サターニャ「い、いやぁ。ちょっとついでにお風呂掃除をね」アセアセ
ガヴリール「ふーん、そういや日本には風呂桶を舐める妖怪がいるらしいぜ。お前もそうやったらどうだ?」
サターニャ(もうやったのよねぇ……)ダラダラ
サターニャ「ガヴリールぅ?お風呂用意できたわよー。入りなさいよー」
ガヴリール「今いいとこだからサターニャが先入っていいよー」
サターニャ「いいからあんたが先に入りなさいよ!」
ガヴリール「なんだよ、それじゃあ一緒に入るか?」
サターニャ「ほ、ホントっ!?」
ガヴリール「冗談だよ。流石に狭くて無理だろ」
サターニャ「冗談……そ、そうよねー!流石に一緒に入るってのはないわよねー」
ガヴリール「よし、区切りもついたし先に風呂入るよ」
サターニャ「……うん」シュン
ガヴリール「めんどくせー」シャワー
サターニャ「い、今ガヴリールが全裸でシャワー浴びてるのよね」ドキドキ
サターニャ「今なら夢にまで見た脱ぎたてのパンツ……触れるのよね」
サターニャ「い、いや!ガヴリールのあの表情見たでしょ!あんな最低なことやめないと!」
サターニャ「でもちょっと見に行くぐらいならいいわよね」
サターニャ「これが……ガヴリールの……脱ぎたてパンツ!」
サターニャ「ああ、まだぬくもりが残ってるわ……」ヨダレダラダラ
ガヴリール「さ、あがるか」
サターニャ「」ビクッ
サターニャ「ついついパンツをポケットに入れて逃げてきてしまったわ……どうしよう」
ガヴリール「おう、風呂あがったぞー」
サターニャ「あ、うん!私も入るわ!」
サターニャ(バレないように用意しておいた空きペットボトル持っていかないと)
サターニャ「ゴクリ、これがガヴリールの出汁がたっぷり出た残り湯……」
サターニャ「お邪魔します……」
サターニャ「ああ、ガヴリールの天使エキスと私の悪魔エキスが合わさって最強に見えるわ」ゴクゴク
サターニャ「私ったらどうしちゃったんだろ。ずっとガヴリールのことばっか考えてるし」
サターニャ「ガブリールのこと考えてたりパンツ舐めてるとお股のところがキュンってしてくるし……」
サターニャ「なんなんだろ」
ガヴリール「サターニャー、タオル置いとくからなー」
サターニャ「ひゃうっ!あ、ありがとう!」
サターニャ「お風呂いただいたわよー」
ガヴリール「お、おう。そうか……」
サターニャ「どうかしたの?」
ガヴリール「いや、何でもない。それより食事にしようぜ」
サターニャ「そうね!じゃあ作ってくるわ!」
ガヴリール「いや、私も手伝うよ」
サターニャ「そう?ありがと」
サターニャ「ガヴリールぅ?ちょっとこの野菜切っといてよ」
ガヴリール「へいへい、めんどくせー」
サターニャ「あんた自分で手伝うって言ったんでしょ……」
ガヴリール「うっ……しょうがないな」
サターニャ「でもあんたが自分からなんかするなんて珍しいわね。どういう風の吹き回しよ」
ガヴリール「まぁ、ちょっとね。それよりさサターニャ」
サターニャ「んあ?」
ガヴリール「サターニャは……その……好きな人とかいるのか?」
サターニャ「は?」
サターニャ「な、何言ってんのよ!」
ガヴリール「い、いや。どうなのかなって」
サターニャ「いるわけないじゃない!私は大悪魔になるのに忙しいのよ!あんたこそどうなのよ」
ガヴリール「私は……別に」
サターニャ(へ?何よその反応。どっちなのよ)イライラ
ガヴリール「サターニャ?どうかしたか?」
サターニャ「なんでもないわよっ!」
ガヴリール「いい感じにできたな」
サターニャ「以外とあんた料理できるのね。さすが私のライバルね」
ガヴリール「これでも下界に来てばかりの頃はちゃんと自炊してたんだぜ」
サターニャ「あー、あんた昔はすっごく真面目だったらしいものね。正直まだ信じてないけど」
ガヴリール「ホントだって」
サターニャ「信じるためにもガヴリールの昔の話もっと聞かせて欲しいわね」キラキラ
ガヴリール「しょうがないな」
サターニャ「それでそれで?」
ガヴリール「ま、まだ話すのかよ。もう何時間だよ……」
サターニャ「だってガヴリールのこともっと知りたいんだもの!」
ガヴリール「恋人同士じゃあるまいし、私はもう寝るよ。ヴィーネが泊まってたせいで生活習慣が普通に戻っちまった」
サターニャ「こ、恋人……!何言ってんのよ!あんたはただのライバルよ!」
サターニャ「ガヴリールほんとに寝ちゃったの?せっかく私が泊まりに来てあげたのに」ムスッ
サターニャ(恋人、好きな人……)
サターニャ(今日一日ずっと心臓がドキドキ言ってる。ガヴリールも普段の数倍可愛く見える……)
サターニャ(もっとガヴリールのこと知りたい。ガヴリールに触れたい。ガヴリールを抱きしめたい)
サターニャ(これって、ライバルに対する感情じゃないわよね……)
サターニャ(やっぱ私ガヴリールのことが好きなのかな)
サターニャ(あ、やばい)
サターニャ(私好きな人に最低なことしちゃった)
サターニャ(パンツ盗んで泣かせて傷つけちゃった)
サターニャ(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)
ガヴリール「なぁ、サターニャ?」
サターニャ「ひっ!?なに?起きてたのガヴリール!?」
ガヴリール「あー、うん。ちょっと言おうかどうかずっと迷ってたことがあってさ」
サターニャ「何よ水臭いわね。遠慮なく言いなさいよ」
ガヴリール「その……言いづらくてさ。タイミング伺ってたんだけどさ」
サターニャ(もしかして好きな人いるか聞いてきたり……ガヴリールも私のことが好きだったとか!?)
ガヴリール「今までの関係が壊れるかもと思って言おうか最後まで悩んでたんだけどやっぱ言うよ」
サターニャ(まさか、愛の告白をするつもり!?ど、どうしよう……)
ガヴリール「下着ドロってお前?」
サターニャ「」ダラダラ
ガヴリール「なぁ?違うなら違うって言ってくれよ?どうなんだ?」
サターニャ「な、何言ってるのよ。しょ、ショーコでもあるの?」
ガヴリール「さっき脱いだパンツ……無くなってたんだ。戸締まりはしっかりしてたしお前が持ってったとしか考えられない」
サターニャ「あ……戻すの忘れてた……」
ガヴリール「やっぱり……お前……なんだな……グスッ……うっ……うっ」
サターニャ「あ、あのね。これは違うの、その……」
ガヴリール「こっちに来るなっ!」
サターニャ「あ……」
ガヴリール「信じてたのに……いつも突っかかっては来るけど友達だと思ってたのに……こんなことするなんて……」グスッ
サターニャ「その、ごめんなさい……私こんな大事になるなんてと思ってなくて……」
ガヴリール「ここ数日私がどれだけ怖かったかわかるのかよ‼」
サターニャ「ひっ」
ガヴリール「パンツがなくなったから怖いんじゃない。変態が自分の近くにいる。狙われてるそんな状況が怖いんだ!」
ガヴリール「お前はいつもふざけてて馬鹿なやつだけどここまでじゃないと思ってたのに……」
ガヴリール「そんなに私のことが嫌いなのよぉ!」
ガヴリール「友達だと思ってたのは私だけだったのかよぉ……グスッ」
サターニャ「ガヴリール!それは違うわ!私だってそんなつもりじゃ!」
ガヴリール「じゃあどういうつもりであんなひどいことしたんだよ!」
サターニャ「あなたが好きだからよ!」
ガヴリール「ここまで来てまだ嘘つくのかよ!いい加減にしてくれ!」
サターニャ「ほんとよ!」ダキッ
ガヴリール「ひっ!」
サターニャ「ほんとにそんなつもりじゃなかったの、信じてよぉ」ポロポロ
ガヴリール「ひ……」ガクガクブルブル
サターニャ「ほんとにごめんなさい、最初はこんな怖がるなんて思ってなかったの」
サターニャ「軽いイタズラのつもりで始めたら引っ込みがつかなくなっちゃって」
サターニャ「ガヴリールの気を引きたかっただけなのよ……」
ガヴリール「うん……」
サターニャ「ガヴリールのことが好きなだけなの……。最初は自分でもわかってなかったけど今ならはっきり言えるわ」
サターニャ「ガヴリールに嫌われたと思ったらものすごく辛かった」
サターニャ「許してくれるなんて思わないけどそれだけは信じてほしいの……」ギュッ
ガヴリール「わかった……」
サターニャ「え?」
ガヴリール「信じる」
サターニャ「え?え?ほんとに?」
ガヴリール「なんだよ、嘘だったのか?」
サターニャ「いや、ホントだけど、あんなに酷いことしたのに」
ガヴリール「そこそこの付き合いだからお前が今言ったことに嘘が何もないってぐらいわかる。その……私が好きってとこも……」
サターニャ「ガヴリール……」
ガヴリール「お前はホント馬鹿だな、もう少し素直になればいいのにさ」
サターニャ「できないから困ってるのよ」
ガヴリール「そっか、そうだよな。私もお前のそういうとこが好きだよ」
サターニャ「え……?今好きって?」
ガヴリール「いや!友達としてだよ!」
サターニャ「な、なぁんだ!そーよねー!アハハ……」
ガヴリール「でも……お前の気持ちも大事にしたい」
サターニャ「そ……それって?」
ガヴリール「付き合うとまではまだいかないけど、お前のこと好きなれるよう努力してみる」
サターニャ「ガヴリールゥ……」グスッ
ガヴリール「まぁ、盗んだパンツは返してもらうぞ」
サターニャ「はい……」
ガヴリール「変なことしてないだろうな?」
サターニャ「変なことって?」
ガヴリール「そ、そりゃ……パンツ使ってその……オナニー……とか」
サターニャ「は?何それ?」
ガヴリール「え?お前知らねーの?///」
サターニャ「うん、知らない」
ガヴリール「そ、そうか。それなら安心したわ……」
サターニャ「何よ教えなさいよー。隠し事するなんて水臭いじゃない!」
ガヴリール「は?はぁー?教えられるかそんなの!!」
サターニャ「何よケチくさいわね……」
ガヴリール「あー、付き合うようになったらたっぷり教えてやるよ」
サターニャ「そう?楽しみにしてるわガヴリール!」ニコッ
ガヴリール(こいつ……こんな可愛かったっけ?あれ、私急にどうしたんだろ……)
サターニャ「泣いたら疲れたわ……もう寝ましょうか……」
ガヴリール「ああ、そうしよう。私も疲れた」
サターニャ「ねぇねぇ、ガヴリール……一緒に寝たいんだけど……だめ?」
ガヴリール(え?何こいつ急に超かわいいんだけど)キュン
ガヴリール「しょ、しょうがないな。ほらこっち来いよ」
サターニャ「わーい」
翌日
ヴィーネ「おはよー、昨日はどうだった……って、なんで二人手繋いでんの?それにやけにサターニャガヴにくっついてない?」
ガヴリール「あ、ああ。まぁ色々あってな……」
サターニャ「もー、ガヴリールったら照れちゃってー、昨日はあんなに(口論が)激しかったのにー」
ヴィーネ「は?あんたたち女同士で何やってたの?」
ガヴリール「い、いや違う!こらサターニャ!誤解を招く言い方すんな!」
サターニャ「誤解って何よ!ホントのことじゃない!」
ヴィーネ「いつの間にかあんたたち恋人になったのよ……」
サターニャ「まだ恋人じゃないわ!まぁいずれはこの胡桃沢=サタニエル=マグダウェルの妻となってもらうけどね!!ナァーーーハッハッハァ」
ヴィーネ「ポカーン」
ガヴリール「誰がそこまで言ったよ!第一なんでお前が夫側なんだよ!」
ラフィ「あらあら、問題はそこなんですね~」
ガヴリール「ラフィ!?」
ラフィ「私もとっても面白そうなので応援しますよ~」ニヤニヤ
サターニャ「あーもう、ガヴリール大好きー!」
ガヴリール「勘弁してくれ……」
おわり
なんとか書ききったが
疲れた、眠い……
サターニャが変態になってるスレ見たことないっての見て書いてみました
そしてラフィヴィーネだってたまにはまともでもいいじゃない
元スレ
サターニャ「とは言ったものの、そもそも下着ドロって何なのかしら。ちょっと調べてみるわ」
サターニャ「ふむふむ、女性の下着を盗むですって?そんなことしてどうするのよ。なになに?匂いを嗅ぐぅ?」
サターニャ「ガヴリールの下着……か」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 01:51:15.145 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「え?下着ドロ?」
ガヴリール「ああ、最近干してた下着が無くなってるんだよ」
ヴィーネ「一体どこの誰かしらそんなことする奴。女性として許せないわ。」
ガヴリール「しかも一度や二度じゃないんだぜ?」
サターニャ「へ、へー。それは許せないわね」ダラダラ
ラフィ「サターニャさん今日はなんだか顔色が悪いですね?」
サターニャ「へ?そ、そんなことないわよ!」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 01:58:19.770 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ宅
サターニャ「ま、まずいわ!こんな大事になるなんて!みんな本気で怒ってるわよ!」
サターニャ「で、でも1回匂いを嗅いでみたら止まらなくて何度も盗んでしまったわ……」
サターニャ「流石に返さないと可愛そうよね……。明日にでもこっそり戻しましょう」
サターニャ「返す前にもう一度だけ……」
サターニャ「すうううううううう、はああああああ。すううううはあああああ」
サターニャ「うーんこれも香りが弱くなってきたわね……」
サターニャ「どうせ返すのならもう一枚ぐらいいいわよね?」
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:05:02.072 ID:CgdeCNmJa.net
翌日
サターニャ「あらぁ?ガヴリールは来てないのかしら?」
ヴィーネ「それがね、昨日また下着が無くなってたらしいの。それでもう怖くなっちゃって今日は休むって。警察にも連絡するそうよ」
サターニャ「そ、そう……それは大変ねぇ」ダラダラ
ヴィーネ「それでね、放課後ラフィと一緒にガヴリールの家に行って対策をしようと思うの。サターニャも一緒に来てくれる?」
サターニャ「え?ガヴリールの家で?」
ヴィーネ「ええ、女の子のパンツを盗む変態野郎絶対に許せないわ!しかもこんなに怖がらせて!いったい何が楽しいのかしら」
サターニャ(やばいやばいやばいやばい)ダラダラ
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:15:01.989 ID:CgdeCNmJa.net
ヴィーネ「これより下着ドロ対策会議を始めます!」
ガヴリール「ガクガクブルブル」
ラフィ「ガヴちゃん、落ち着いてください。私達がついてますよ」
ヴィーネ「さて、いつも干してた下着が盗まれてるのよね?」
ガヴリール「ああ、一週間に2回ぐらい、干してるといつの間にかパンツだけ無くなってるんだよ」
ラフィ「ガヴちゃんばっかりこんなに狙われてるなんて犯人は顔見知りかもしれませんね」
サターニャ(ギクッ!)
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:20:19.523 ID:CgdeCNmJa.net
ヴィーネ「2階で干してあるものをわざわざ狙ってるし、ありえるわよね」
ラフィ「そこも謎なんです。犯人はどうやって2階のパンツを盗めたんでしょう」
ヴィーネ「はしごを持ってたら目立ちすぎるものね、私達みたいに空を飛べるとか?」
サターニャ(ギクッ!)
ラフィ「そんなわけないじゃないですかー、そしたら犯人がこの中にいるってことになってしまいますよー」
ガヴリール「ビクッ」ガタガタ
ラフィ「ああ、落ち着いてください。私達がそんなことするはずないじゃないですか」
サターニャ(それがあるのよねぇ……)
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:26:00.196 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「いったい私の下着なんか盗んで何してるんだよぅ」グスッ
ヴィーネ「うーん、毎晩寝る前に匂いを嗅いでたり?」
サターニャ(やってるわ)
ラフィ「お布団に並べてその上で寝てるかもしれません」
サターニャ(それもやってるわ)
サターニャ「デコレーションしてガムみたいに噛み続けてるかも知れないわ」
ヴィーネ「さすがにそこまでする人はいないでしょー」
サターニャ(やってるのよねぇ……)
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:40:25.924 ID:CgdeCNmJa.net
ヴィーネ「とりあえず簡単な監視カメラをつけたわ。これでひとまずは安心ね」
サターニャ(どうしよう、こっそり返すのも難しくなってしまった)
ラフィ「あとは警察に任せるしかありませんね」
ガヴ「ね、ねぇヴィーネ、今日泊まっていってくれない?その、さすがの私でも怖くてネトゲも出来そうにないし」
ヴィーネ「ええ、それもそうよね。いいわ」
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:46:43.066 ID:CgdeCNmJa.net
三日後
ラフィ「あれから下着ドロは現れましたか?」
ヴィーネ「いいえ、カメラに気づいたのかもしれないわね。もう諦めてくれたならいいんだけど」
ガヴ「良くない!パンツも返ってきてないしちゃんと捕まえないと不安でしょうがない!」
サターニャ(ああ、この距離でもガヴリールの匂いがするわ……もう我慢できない……ガヴリールのパンツの匂いを嗅ぎたい……)イライラ
ヴィーネ「ねぇ、サターニャ?ちょっといい?」
サターニャ「なによ!ヴィネット!!」
ヴィーネ「な、なにイライラしてるのよ。その……今私ガヴの家に泊まってるじゃない?」
サターニャ「そうね」
ヴィーネ「それで流石に私の家の掃除もしたいし、今日はサターニャに変わって欲しいのよ」
サターニャ「はぁ!?あたしが?」
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:53:15.939 ID:CgdeCNmJa.net
ヴィーネ「ええ、お願いできるかしら?」
サターニャ「ま、まぁどうしてもというのなら?このサタニキア様に任せておきなさい!」
サターニャ(これはこっそりパンツを戻しておくチャンスよ!)
ヴィーネ「悪いわね。あと、ガヴは家事全然しないから掃除と洗濯ぐらいはやってあげてね」
サターニャ「ええ!いいわ!やってあげる!」
ガヴ「こいつに借りを作るのはしゃくだがラフィエルも用事があるって言うし仕方がないな」
サターニャ(ん?洗濯ってことは……ガブリールの洗ってないパンツに触れるってこと……?)
ヴィーネ「じゃあ宜しく頼んだわよ」
サターニャ「う、うん!任せて」キラキラ
ヴィーネ「急に機嫌良くなったわね」
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 02:55:48.868 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「ただいまぁ」ドサッ
サターニャ「なに即倒れてるのよ、着替えぐらいしなさいよ」
ガヴリール「やだよ買い物に寄ったせいでもうクタクタなんだ少しは休ませてくれよ」
サターニャ「仕方ないわねぇ、じゃあ掃除してあげるから邪魔だけはしないでよね」
ガヴ「へいへい」
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 03:01:12.860 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「全くなんで私がこんな真似……」
サターニャ(いやっふぅぅぅ!ガヴリールの家でガヴリールと二人っきりぃ!)
ガヴリール「パタパタ、ダラー」
サターニャ(やーだ、何あれ。ものすっごく可愛いんですけど)ジトッ
ガヴ「ん?なんだよなに睨んでるんだよ」
サターニャ「べ、べっつに睨んでなんかないわよ!」
ガヴ「いや、たしかにお前だけにやらせるのも悪いな。せっかく私のことを心配してくれたんだしな」
サターニャ(なにこいつ、天使なの?あ、天使だったわ)
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 03:06:12.583 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「ヴィネットがここ最近掃除してたから前来たときよりはきれいね」
ガヴリール「ああ、掃き掃除してお菓子の袋捨てるだけだな」
サターニャ「ええ、悪いんだけどゴミ袋取ってくれるー?」
ガヴリール「おう、ほらここに突っ込んでくれ」
サターニャ「……ガヴリールぅ、もう一回言ってもらっていいかしら?」
ガヴリール「は?だから、ここにお前の突っ込んでくれって」
サターニャ「」ボトボト
ガヴリール「うわっ!お前何急に鼻血出してんだよ!」
41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 03:11:18.839 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「あ、ああごめんなさい。」
ガヴリール「しょうがないな、ほらティッシュ」
サターニャ(ああ、ガヴリールがこんなに近くにいるのに匂いが全然わかんない!)
ガヴリール「お前やけに顔が赤いな、大丈夫か?お前に限って風邪じゃないと思うが」
サターニャ「え、ええ平気よ……」
ガブリール「そうか、じゃあ掃除も終わったし私はゲームするからお前は適当にしてろよ」
サターニャ「じゃあ暇だしお風呂でも入れてくるわ」
ガヴリール「おー、頼むよー」
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 03:22:30.113 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「こ、ここでいつもガヴリールが体を洗ってるのね……」
サターニャ「ちょっと味見するぐらいはいいわよね?やってあげてるんだし」
サターニャ「ペロっ」
サターニャ「ペロペロ」
サターニャ「ああ、湯船のここにガヴリールの柔らかいお尻が当たってるのね」
ガヴリール「あ、そうそうサターニャ?」
サターニャ「ひゃうっ‼」
ガヴリール「どうかしたか?湯船に入って何してんだお前」
サターニャ「い、いやぁ。ちょっとついでにお風呂掃除をね」アセアセ
ガヴリール「ふーん、そういや日本には風呂桶を舐める妖怪がいるらしいぜ。お前もそうやったらどうだ?」
サターニャ(もうやったのよねぇ……)ダラダラ
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 03:31:40.512 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「ガヴリールぅ?お風呂用意できたわよー。入りなさいよー」
ガヴリール「今いいとこだからサターニャが先入っていいよー」
サターニャ「いいからあんたが先に入りなさいよ!」
ガヴリール「なんだよ、それじゃあ一緒に入るか?」
サターニャ「ほ、ホントっ!?」
ガヴリール「冗談だよ。流石に狭くて無理だろ」
サターニャ「冗談……そ、そうよねー!流石に一緒に入るってのはないわよねー」
ガヴリール「よし、区切りもついたし先に風呂入るよ」
サターニャ「……うん」シュン
50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 03:44:40.435 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「めんどくせー」シャワー
サターニャ「い、今ガヴリールが全裸でシャワー浴びてるのよね」ドキドキ
サターニャ「今なら夢にまで見た脱ぎたてのパンツ……触れるのよね」
サターニャ「い、いや!ガヴリールのあの表情見たでしょ!あんな最低なことやめないと!」
サターニャ「でもちょっと見に行くぐらいならいいわよね」
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 03:58:47.753 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「これが……ガヴリールの……脱ぎたてパンツ!」
サターニャ「ああ、まだぬくもりが残ってるわ……」ヨダレダラダラ
ガヴリール「さ、あがるか」
サターニャ「」ビクッ
サターニャ「ついついパンツをポケットに入れて逃げてきてしまったわ……どうしよう」
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:09:27.894 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「おう、風呂あがったぞー」
サターニャ「あ、うん!私も入るわ!」
サターニャ(バレないように用意しておいた空きペットボトル持っていかないと)
サターニャ「ゴクリ、これがガヴリールの出汁がたっぷり出た残り湯……」
サターニャ「お邪魔します……」
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:15:26.790 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「ああ、ガヴリールの天使エキスと私の悪魔エキスが合わさって最強に見えるわ」ゴクゴク
サターニャ「私ったらどうしちゃったんだろ。ずっとガヴリールのことばっか考えてるし」
サターニャ「ガブリールのこと考えてたりパンツ舐めてるとお股のところがキュンってしてくるし……」
サターニャ「なんなんだろ」
ガヴリール「サターニャー、タオル置いとくからなー」
サターニャ「ひゃうっ!あ、ありがとう!」
55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:20:06.144 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「お風呂いただいたわよー」
ガヴリール「お、おう。そうか……」
サターニャ「どうかしたの?」
ガヴリール「いや、何でもない。それより食事にしようぜ」
サターニャ「そうね!じゃあ作ってくるわ!」
ガヴリール「いや、私も手伝うよ」
サターニャ「そう?ありがと」
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:30:27.915 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「ガヴリールぅ?ちょっとこの野菜切っといてよ」
ガヴリール「へいへい、めんどくせー」
サターニャ「あんた自分で手伝うって言ったんでしょ……」
ガヴリール「うっ……しょうがないな」
サターニャ「でもあんたが自分からなんかするなんて珍しいわね。どういう風の吹き回しよ」
ガヴリール「まぁ、ちょっとね。それよりさサターニャ」
サターニャ「んあ?」
ガヴリール「サターニャは……その……好きな人とかいるのか?」
サターニャ「は?」
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:35:49.261 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「な、何言ってんのよ!」
ガヴリール「い、いや。どうなのかなって」
サターニャ「いるわけないじゃない!私は大悪魔になるのに忙しいのよ!あんたこそどうなのよ」
ガヴリール「私は……別に」
サターニャ(へ?何よその反応。どっちなのよ)イライラ
ガヴリール「サターニャ?どうかしたか?」
サターニャ「なんでもないわよっ!」
62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:40:26.761 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「いい感じにできたな」
サターニャ「以外とあんた料理できるのね。さすが私のライバルね」
ガヴリール「これでも下界に来てばかりの頃はちゃんと自炊してたんだぜ」
サターニャ「あー、あんた昔はすっごく真面目だったらしいものね。正直まだ信じてないけど」
ガヴリール「ホントだって」
サターニャ「信じるためにもガヴリールの昔の話もっと聞かせて欲しいわね」キラキラ
ガヴリール「しょうがないな」
64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:44:08.777 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「それでそれで?」
ガヴリール「ま、まだ話すのかよ。もう何時間だよ……」
サターニャ「だってガヴリールのこともっと知りたいんだもの!」
ガヴリール「恋人同士じゃあるまいし、私はもう寝るよ。ヴィーネが泊まってたせいで生活習慣が普通に戻っちまった」
サターニャ「こ、恋人……!何言ってんのよ!あんたはただのライバルよ!」
66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:51:48.957 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「ガヴリールほんとに寝ちゃったの?せっかく私が泊まりに来てあげたのに」ムスッ
サターニャ(恋人、好きな人……)
サターニャ(今日一日ずっと心臓がドキドキ言ってる。ガヴリールも普段の数倍可愛く見える……)
サターニャ(もっとガヴリールのこと知りたい。ガヴリールに触れたい。ガヴリールを抱きしめたい)
サターニャ(これって、ライバルに対する感情じゃないわよね……)
サターニャ(やっぱ私ガヴリールのことが好きなのかな)
サターニャ(あ、やばい)
サターニャ(私好きな人に最低なことしちゃった)
サターニャ(パンツ盗んで泣かせて傷つけちゃった)
サターニャ(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)
ガヴリール「なぁ、サターニャ?」
67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 04:58:26.618 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「ひっ!?なに?起きてたのガヴリール!?」
ガヴリール「あー、うん。ちょっと言おうかどうかずっと迷ってたことがあってさ」
サターニャ「何よ水臭いわね。遠慮なく言いなさいよ」
ガヴリール「その……言いづらくてさ。タイミング伺ってたんだけどさ」
サターニャ(もしかして好きな人いるか聞いてきたり……ガヴリールも私のことが好きだったとか!?)
ガヴリール「今までの関係が壊れるかもと思って言おうか最後まで悩んでたんだけどやっぱ言うよ」
サターニャ(まさか、愛の告白をするつもり!?ど、どうしよう……)
ガヴリール「下着ドロってお前?」
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:05:18.538 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「」ダラダラ
ガヴリール「なぁ?違うなら違うって言ってくれよ?どうなんだ?」
サターニャ「な、何言ってるのよ。しょ、ショーコでもあるの?」
ガヴリール「さっき脱いだパンツ……無くなってたんだ。戸締まりはしっかりしてたしお前が持ってったとしか考えられない」
サターニャ「あ……戻すの忘れてた……」
ガヴリール「やっぱり……お前……なんだな……グスッ……うっ……うっ」
サターニャ「あ、あのね。これは違うの、その……」
ガヴリール「こっちに来るなっ!」
71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:11:31.244 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「あ……」
ガヴリール「信じてたのに……いつも突っかかっては来るけど友達だと思ってたのに……こんなことするなんて……」グスッ
サターニャ「その、ごめんなさい……私こんな大事になるなんてと思ってなくて……」
ガヴリール「ここ数日私がどれだけ怖かったかわかるのかよ‼」
サターニャ「ひっ」
ガヴリール「パンツがなくなったから怖いんじゃない。変態が自分の近くにいる。狙われてるそんな状況が怖いんだ!」
ガヴリール「お前はいつもふざけてて馬鹿なやつだけどここまでじゃないと思ってたのに……」
ガヴリール「そんなに私のことが嫌いなのよぉ!」
ガヴリール「友達だと思ってたのは私だけだったのかよぉ……グスッ」
74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:15:28.431 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「ガヴリール!それは違うわ!私だってそんなつもりじゃ!」
ガヴリール「じゃあどういうつもりであんなひどいことしたんだよ!」
サターニャ「あなたが好きだからよ!」
ガヴリール「ここまで来てまだ嘘つくのかよ!いい加減にしてくれ!」
サターニャ「ほんとよ!」ダキッ
ガヴリール「ひっ!」
サターニャ「ほんとにそんなつもりじゃなかったの、信じてよぉ」ポロポロ
75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:20:32.653 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「ひ……」ガクガクブルブル
サターニャ「ほんとにごめんなさい、最初はこんな怖がるなんて思ってなかったの」
サターニャ「軽いイタズラのつもりで始めたら引っ込みがつかなくなっちゃって」
サターニャ「ガヴリールの気を引きたかっただけなのよ……」
ガヴリール「うん……」
サターニャ「ガヴリールのことが好きなだけなの……。最初は自分でもわかってなかったけど今ならはっきり言えるわ」
サターニャ「ガヴリールに嫌われたと思ったらものすごく辛かった」
サターニャ「許してくれるなんて思わないけどそれだけは信じてほしいの……」ギュッ
76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:26:49.324 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「わかった……」
サターニャ「え?」
ガヴリール「信じる」
サターニャ「え?え?ほんとに?」
ガヴリール「なんだよ、嘘だったのか?」
サターニャ「いや、ホントだけど、あんなに酷いことしたのに」
ガヴリール「そこそこの付き合いだからお前が今言ったことに嘘が何もないってぐらいわかる。その……私が好きってとこも……」
サターニャ「ガヴリール……」
ガヴリール「お前はホント馬鹿だな、もう少し素直になればいいのにさ」
78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:32:48.041 ID:CgdeCNmJa.net
サターニャ「できないから困ってるのよ」
ガヴリール「そっか、そうだよな。私もお前のそういうとこが好きだよ」
サターニャ「え……?今好きって?」
ガヴリール「いや!友達としてだよ!」
サターニャ「な、なぁんだ!そーよねー!アハハ……」
ガヴリール「でも……お前の気持ちも大事にしたい」
サターニャ「そ……それって?」
ガヴリール「付き合うとまではまだいかないけど、お前のこと好きなれるよう努力してみる」
サターニャ「ガヴリールゥ……」グスッ
79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:38:47.507 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「まぁ、盗んだパンツは返してもらうぞ」
サターニャ「はい……」
ガヴリール「変なことしてないだろうな?」
サターニャ「変なことって?」
ガヴリール「そ、そりゃ……パンツ使ってその……オナニー……とか」
サターニャ「は?何それ?」
ガヴリール「え?お前知らねーの?///」
サターニャ「うん、知らない」
ガヴリール「そ、そうか。それなら安心したわ……」
サターニャ「何よ教えなさいよー。隠し事するなんて水臭いじゃない!」
82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:47:38.233 ID:CgdeCNmJa.net
ガヴリール「は?はぁー?教えられるかそんなの!!」
サターニャ「何よケチくさいわね……」
ガヴリール「あー、付き合うようになったらたっぷり教えてやるよ」
サターニャ「そう?楽しみにしてるわガヴリール!」ニコッ
ガヴリール(こいつ……こんな可愛かったっけ?あれ、私急にどうしたんだろ……)
サターニャ「泣いたら疲れたわ……もう寝ましょうか……」
ガヴリール「ああ、そうしよう。私も疲れた」
サターニャ「ねぇねぇ、ガヴリール……一緒に寝たいんだけど……だめ?」
ガヴリール(え?何こいつ急に超かわいいんだけど)キュン
ガヴリール「しょ、しょうがないな。ほらこっち来いよ」
サターニャ「わーい」
83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 05:58:22.809 ID:CgdeCNmJa.net
翌日
ヴィーネ「おはよー、昨日はどうだった……って、なんで二人手繋いでんの?それにやけにサターニャガヴにくっついてない?」
ガヴリール「あ、ああ。まぁ色々あってな……」
サターニャ「もー、ガヴリールったら照れちゃってー、昨日はあんなに(口論が)激しかったのにー」
ヴィーネ「は?あんたたち女同士で何やってたの?」
ガヴリール「い、いや違う!こらサターニャ!誤解を招く言い方すんな!」
サターニャ「誤解って何よ!ホントのことじゃない!」
ヴィーネ「いつの間にかあんたたち恋人になったのよ……」
サターニャ「まだ恋人じゃないわ!まぁいずれはこの胡桃沢=サタニエル=マグダウェルの妻となってもらうけどね!!ナァーーーハッハッハァ」
ヴィーネ「ポカーン」
ガヴリール「誰がそこまで言ったよ!第一なんでお前が夫側なんだよ!」
ラフィ「あらあら、問題はそこなんですね~」
ガヴリール「ラフィ!?」
ラフィ「私もとっても面白そうなので応援しますよ~」ニヤニヤ
サターニャ「あーもう、ガヴリール大好きー!」
ガヴリール「勘弁してくれ……」
おわり
86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/03/20(月) 06:08:27.252 ID:CgdeCNmJa.net
なんとか書ききったが
疲れた、眠い……
サターニャが変態になってるスレ見たことないっての見て書いてみました
そしてラフィヴィーネだってたまにはまともでもいいじゃない
サターニャ「下着ドロ?」ガヴリール「ああ」