1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:13:52.83 ID:RI8MxVhl0

杏「働きたくないでござるぅぅ!!働きたくないでござるぅぅ!!」

春香「・・・」

杏「もうヤだよぉ~つかれたぁ~帰りたいぃ~帰って寝たいぃ~~~」

春香「・・・・・・じゃない」

杏「え?」

春香「仕事・・・・・・じゃない」

杏「んぁ?」

春香「お仕事!あるだけましじゃない!!!」 ダッ バタンッッ!!

律子「あっちゃぁ~」




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:18:50.29 ID:RI8MxVhl0

千早「私、春香のとこ行ってくる!」

律子「うん、お願い千早」

杏「え?え?どゆこと?」


律子「スケジュールボードぐらい見なさいよ、あんた」


春香     まっしろ
杏       まっくろ


杏「・・・ふ、ふぅぅーん、お、おおおお仕事、なななないんだぁ~(ダラダラダラ)」

律子「あんたらのデビューをきっかけにどんどんお仕事減ってるのよ」

律子「アイドルなんて流行り廃りなものだから、しょうがないっちゃしょうがないんだけど…
    こんな減り方しちゃあね~…」

杏「ももももしかして、わわわ私、じじじじ地雷・・・(ダラダラダラダラ)」

律子「 大爆発 ってレベルじゃないわよ」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:23:44.27 ID:RI8MxVhl0

律子「というわけであんた、春香を連れ戻してきてちょうだい」

杏「えぇぇえぇええぇえぇぇやだよーめんどいよーかえって寝たいよぉー」

杏「それにあたしが行っても余計穴掘るだけだってぇ~」

雪歩「ヒッ」 ビクン

真「そんなこと言わずにさ、ほら、この飴あげるから」

杏「アメっ!?ま、まぁ、…考えてあげなくもないけど…元はあたしのせい…みたい、だし…」





6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:27:42.86 ID:RI8MxVhl0

黒あめ

杏「なんか騙された感・・・」

杏「そもそもあたしが売れる時代が悪いんだよぉ!
  元々そんなつもりもないし・・・」


杏「ん?ちょっとまてよ・・・ぴきーん!ひらめいたっ!」



・・・
千早「春香、大丈夫よ!あなたならまた取り戻せるわっ!」

春香「もう無理だよ・・・だって、先週発売したNewシングルの売上・・・3」

千早「3千枚!?だ、だだだ大丈夫よ!まだまだこれからよ!!」

春香「3・・・・・・枚」

千早「・・・これはだめかもわからんね、はっ!いやいや!そんなことない!!!そんなことない!!!」

春香「そう・・・かな?」

千早「そうよ!!!!」

春香「も、もうちょっとだけ、がんばって、みよう・・・かな?」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:34:05.68 ID:RI8MxVhl0

千早「そう!その意気!それよ!春香の取り柄はポジティブ!!」

春香「そうだよね!悩んでも仕方ないよね!!」

杏「せんぱぁ~い」

春香「ビクンッ」

千早「春香、大丈夫よ!ポジティブポジティブ!ね?」

杏「あたし、いいこと思いついたんです!」

千早「あなた、追いかけてきたと思ったらいきなりそれなに?
    ちょっとは春香の気持ち考えたらどうなの!?」

杏「あ、その、……あれはぁそのぉ、あたしが悪かったです!ごめんなさい!!」

春香「…う、ううん!いいよ!もう気にしてないからっ!」


杏「それはそうと、あたしいいこと思いついたんですよぉ!
  この状況をダハするための!」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:40:25.76 ID:RI8MxVhl0

杏「ようはぁ~、需要と…供給なんです!」

春香「あ、あの、ちょっと何言ってるかわからないんだけど…」

千早「この子、頭大丈夫かしら」


杏「ここに、働きたいけどお仕事がないって需要がありますっ!」

春香「わたし?」

杏「そして、ここには働きたくないのにお仕事いっぱいの供給がありますっ!」

千早「杏?」

杏「ということは~~~~????」


春香「なるほど!つまり」

杏「そうそう!せんぱいにあたしのお仕事をぷれぜんとふぉーy  千早「ユニットね!」

杏「は?」




16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:43:16.84 ID:RI8MxVhl0

千早「ユニットなら既に一定数のファンを持ってる杏についていけば
    それなりの効果はあるはず!」

千早「ただ、春香は辛いかもしれないけど…」

春香「ううん、わたしがんばるよ!がんばれるよ!!」

杏「い、いやそのちょっとこの反応は想像の範囲外なんですが」

千早「そういうことなら早速、事務所に相談しましょう!さ、春香!」

春香「うん!」 タッタッタッ

杏「え、え、ちょちょちょ、こんな展開なしでしょぉおおお???」




19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 19:50:57.89 ID:RI8MxVhl0

律子「へぇ~、あんた中々やるわねぇ~
   ただでさえ、休みのないこのスケジュールに、
   さらにユニット活動のお仕事を入れるなんて根性あるじゃない!」

律子「いいわ!私が面倒みてあげる!じゃんじゃんお仕事持ってくるから!」

春香「お願いしますっ!律子さん!!」

杏「これはゆめ、そうだこれはゆめ、きっと目が覚めたらいつものように
  ゲーム機の電源をいれつつネットの書き込みをチェックしてそしてだらだらとすごすんだ。そうだ、そうに違いない。」

響「ちょっとこのスケジュールボード書くとこないぞ!」

律子「あぁごめんなさい、もう1枚買っておくからそこは杏用にとっておいてくれる?」

亜美「すごーい、白い部分がほぼないよぉーこれー」

真美「私だったら死ぬね。確実に。」


杏「これ以上働きたくないでござるぅうううううううう!!」




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:01:28.05 ID:RI8MxVhl0

『大人気アイドル!双葉杏!ユニット活動開始!!
 その相手は、かつて超人気アイドルとして活動していたが、
 最近はめっきり姿を見せなくなった同事務所のアイドル、天海春香!』

記者「それで、新しいこのユニットの名前はなんて言うんですか??」

春香「はい!えっと・・・杏ちゃんからお願い」

杏「えーあー・・・うん、えっと・・・『Apricot』・・・です」

記者「二人にぴったりの名前ですね!それではがんばってくださいっ!」


『Apricotの新譜、発売当日から怒涛の売上、既に30万枚突破!』


律子「これは想像以上の成果よ!ふたりとも!!
   まさかここまで大ヒットするとは正直思わなかったわ!」

律子「あ、ふたりにまだ行ってなかったけどこれから月~土に、
   それぞれ別局でラジオの収録あるから、春香は大丈夫よね?」

春香「私は全然っ平気ですっ!!むしろありがたいっていうか…もっともっとお願いしますっ!」

律子「よっしゃ!それじゃあ、春香のがんばりに期待してどんどん行くわよ!!」

杏「・・・え、ちょっとまって、え、え、」


亜美「このボード真っ黒で何書いてるかわからないんだけどー」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:06:31.08 ID:RI8MxVhl0

杏自宅

杏「あたし、しんだ、絶対しんだ・・・もう、むり」

杏「朝は3時起き、その後11時ぐらいに学校行かされ、
  30分程度授業を受けて、それから夜11時までお仕事、
  その後、レッスンで帰宅は夜25時過ぎ・・・のくり返し・・・」
  
杏「もう無理じゃあああああああああああああ」

杏「こんなの無理!絶対死ぬ!っていうか、労基問題じゃね?じゃね?」

杏「だからといって、事務所のれんちゅーにこんなこといっても
  とり合ってくれるわけもない!」

杏「あぁーどうすりゃいいのさぁーあぁー」

杏「いっそのこと事務所爆発しちゃえばいいんだよ・・・」


杏「ばくはつ・・・ピキーン!閃いた!!」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:11:23.11 ID:RI8MxVhl0

杏「ひぃっひぃっひぃっ・・・そうだそうだ最初からこの手を使えばよかったんだ・・・」

杏「事務所を爆破させてしまえば、無期限の活動休止、
  そして活動再開のころにはあたしたちの人気もガタ落ち。
  そうすりゃあたしも事務所をやめて、」


杏「夢の印税生活キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!」

杏「さぁっ!つくるぞー!どでかい花火を打ち上げる爆弾をぉー!」


杏「あ」



杏「どうやって作るか、それが問題だ」




29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:18:20.12 ID:RI8MxVhl0

春香「はい、1,2,3、ここでターン!はいっ!!」

春香「どう?杏ちゃん、ここはこんな感じなんだけど」

杏(この女、どうしてこんなにキラキラしてやがる・・・あぁまぶしぃ)

杏(そもそも爆弾とか頭おかしいでしょ。非現実的すぎるし。)


春香「あ、そろそろ杏ちゃん学校に行かなきゃ!」

杏(いいよ学校とか、っつか帰らせてよ帰らせて眠らせてよ。っていうか永眠したい。)


学校
クラスメイト「杏はさ、大丈夫なの?」

杏「…え?なにが?」

クラスメイト「いやさ、最近この学校でいじめが増えてるらしいよー」

クラスメイト「っでさー芸能人ってそういうの多いんでしょ?どうなの??」

杏「はぁいじめ?そんなのないよ、少なくともうちの事務所で・・・」

杏「ピキーン!閃いたっ!」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:24:49.07 ID:RI8MxVhl0

杏(わが暮らしを平和に導くための作戦!)

杏「その名も!悪いファンを装ってユニット解散させちゃえ作戦!!」

杏「ふっふっふっ、さてさて、まずはファンレターにかみそりでも入れちゃうか?」

千早「杏どうしたの?なんかすごい楽しそうだけど」

春香「ユニット活動が楽しくなってきたんじゃないかな??」

律子「それは春香のほうでしょ?まったく。」

春香「だってだってぇ、こんなの久しぶりで、すごい楽しいんですもん!
    はぁー私幸せー!」


杏「できたー!さて、これに切手を貼って郵便受けに・・・いや直接投函したほうが効果的か?」

杏「ほぉ、これがせんぱいのファンレターボックスか、そろりそろりと・・・ん?」

春香「どうしたの?杏ちゃん、そろそろ打ち合わせ・・・あ!これ!!!」

杏「」ビクンッ




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:28:44.51 ID:RI8MxVhl0

小鳥「そうそう、渡そうと思って忘れてたわ!」

小鳥「春香ちゃんにファンレター、見たところご新規さんみたいね?」

春香「やだな、なんか泣けてきちゃった・・・まだ私にこんな人がついてくれてたなんて」

杏「ぅ」

小鳥「ほらほら、開けてみたら?」

春香「は、はいっ!」 ドキドキ


ピシッ
春香「った!」

小鳥「どうしたの春香ちゃ、ちょ、ちょっとなにこれカミソリ!?
   やだ、どうしよう、ごめんなさいね春香ちゃん、私、気づかなくて!」

杏「…っ!」

小鳥「とりあえず春香ちゃん、応急手当しないと…こっち来て」

「なになに?どうかしたの?」
「なにこれ、うそーしんじられないー」
「いまどきこんな…」
「春香大丈夫?」




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:33:14.52 ID:RI8MxVhl0

小鳥「本当にごめんなさいっ!春香ちゃん!!」

春香「いいですよぉ、もう」

春香「それに、こういうのって人気のウラ返しってことですよね??」

春香「だから私いいんです」

小鳥「春香ちゃん…」


杏「せ、せんぱい…」

春香「杏ちゃん?」

杏「そ、そのさっきの、大丈夫…でした?」

春香「そんな大げさなものじゃないよ、ただちょっと指切っただけだから…」

杏「そ、その、せんぱいはこういうの、慣れてるんですか?」

春香「…慣れなんて…ないよ?私だって怖いよ、こういうの。
   前にも、結構、こういうの多かったし…」

春香「ただ、こんなことで諦めたくないよ!
    杏ちゃんのお陰だけど、こんなに楽しいこと、他にないもん!
    ほんと、ありがとう、杏ちゃん。」

杏「アタシ、バカダ」




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:38:25.41 ID:RI8MxVhl0

杏「あたし、おんなじこと、しようとしてた…」

春香「ん?どうしたの?」

杏「あたし……、その、あの……あたし!!」


杏「今度の新曲ライブ!がんばりましょう!!!」

春香「そうだね!一緒に、がんばろうね!」





39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:42:26.21 ID:RI8MxVhl0

新曲ライブ当日

杏『・・・っていう夢をみたのさ』

ファン「Hooooooooooo!!!Yeeeeeeeeeeer!!ワーワキャーキャー」

杏「これで前フリおしまいっ!さぁ、今度は今日のメイン!新ユニットの新曲だよ!!」

杏「せんぱい!」

春香「えへへ、杏ちゃん、ありがとう。」

杏「まずは、せんぱい、自己紹介お願いしますっ!」

春香「えっと、知ってる人もいるだろうけど、一応、自己紹介しますね!」

春香「私、杏ちゃんと同じ事務所の天海春k   「帰れ!!!!」

杏&春香「?」


「杏たんのライブ邪魔すんな!老害は帰れ!!」

「杏たんは一人でいいんだよ!売れ残りはさっさと帰れよ!!」

「帰れ!」 「帰れ!!」 「帰れ!!!」


杏「っ!! せんぱい!?」  春香「・・・」ジワッ




46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:52:11.98 ID:RI8MxVhl0

杏「あ、あn  春香「ごめんね!!!!」


春香「ほんと、ファンの人達、ごめんね!!」

春香「でも、私、杏ちゃんと一緒にここに立てて、すごい、うれしいから!!」

春香「ファンの人たちには、ほんと、ごめんなさい…なんだけど」

春香「杏ちゃんのお陰でここに立てたから!だから杏ちゃんのためにも、
    そう、そして私自身のためにも!!」

春香「だから、私帰れない!歌わせてもらうね!!」


「はぁ?ふざけんな!帰れよ!!」 「帰れよ!!」 「帰れよ!!!」


杏「ふっざけんな…」  杏「ふざけんなこの豚どもぉおおお!!!」

杏「せんぱいがどんな気持ちでこのライブ迎えたと思ってんの!?帰るのはあんたらの方!!」

杏「これは、あたしとせんぱいのユニットのライブなんだからね!!!」

「なんだよ、せっかく杏たんのファンになったのに…」「つまんね」「うぜぇ!!」

杏「あんたたちみたいなのは要らないよ!!そもそもあたし、ファンとか正直いらないし」

杏「家でゴロゴロできりゃあそれでいいんだし!!」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 20:59:00.61 ID:RI8MxVhl0

春香「杏ちゃん、」

杏「それでも聞きたい人たちは、聞いてってよ!!せんぱい…いいですか?」

春香「うん!!」



後日
律子「ほんと、あんたったら…こんなアイドル初めてよ?」

律子「いや、初めてではないか……あの生ける伝説もいたか」

律子「お陰で、ユニットは責任もって解散…。」

律子「最初からついてたあんたのファンもほとんど減ったし、仕事も激減」

律子「ったく、事務所的にはすごい損失だっていうのに…」


杏「まっしろなスケジュール!!これぞあたしの望んだもの!!
  やった!あたしはとうとう自由を手に入れたんだ!!」


律子「聞いてんの?でもまぁ、結果的には春香再生の目的は達成できたわね。
   このライブの宣伝効果で、新しくファンも増えてきて、
   ちょっとずつだけど、お仕事も増えてきてる。」




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/04(金) 21:04:45.22 ID:RI8MxVhl0

春香「えへへ」

杏「んじゃ、あたし家にかえっていーい?」

律子「ダメにきまってるでしょうが
   仕事は激減したとはいってもちゃんとあるのよ!!」

律子「あんたのファンだっているんだから
   かなり濃いのが残ってるみたいだけど…」

真「うっわっ、このファンレターすごい…」

雪歩「なになにー?ええっと…
   『杏たん、僕にももっと罵ってください』
   『杏たんの怒声がたまりません好きになりました』」

雪歩「」ゲソ…

杏「いやだぁー!めんどくさいー!もう帰るぅー!帰って寝るぅー!!」

春香「杏ちゃん、はい、あーん…」

杏「んぁ??飴?」 レロレロ

春香「杏飴、それ食べてお仕事頑張ってきてね!」

杏「しょ、しょーがないなぁー……あぁー早く終わらせて早く帰ろ…」


杏「でもやっぱり働きたくないでござるぅううううう!!」        おわり


元スレ
杏「働きたくないでござるぅ~!」 春香「・・・」