1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:35:26.03 ID:5i8gT8xt0

まゆ「プロデューサーさーん♪ハグしましょうハグー」

P「今忙しいんだ」

まゆ「ふふふ、甘いですよぉ?」バッ

きらり「にょわー!あれはPちゃんのパンツー!絶対ゲット!」ドドドドド

ゲシッ

P「ぐふっ……!?」

まゆ「キャッチ♪……うふふ、プロデューサーさんの方からまゆの胸に飛び込んできてくれるなんて、まゆ嬉しくていつもよりぎゅーってしちゃいます」ギュッ

P「違う!きらりに吹っ飛ばされただけだ!くそ、離せー!」ジタバタ

凛(……)



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:38:09.76 ID:5i8gT8xt0

~~それから少し後

凛「まゆさん、ちょっといい?」

まゆ「なんですかぁ?」

凛「プロデューサーにアプローチをかける技術を教えてもらえない?」

まゆ「……はぁ?」ピキッ

凛「私、面と向かうと気取っちゃうっていうか、中々素直になれなくて……でもこの気持ちだけは絶対プロデューサーに伝えたいの。恥ずかしいけど」

凛「さっきあなたが見せた偶然を装ってアプローチをかける『技術』……本当に凄かった。私はあの中に希望を見出したの。だから、あなたにーー」

まゆ「……人の恋路を邪魔した女の死因トップって何か知ってますぅ?」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:39:08.39 ID:5i8gT8xt0

凛「……!」

まゆ「一位がきらりさんに蹴られて地獄に落ちる人……二位が包丁で刺されて死ぬ人なんですけどぉ……あなたがその順位を入れ替えるつもりですかぁ?」

まゆ「まゆ、優しくないですよぉ?」

凛「……ッ!」ドサドサッ

まゆ「それは……子供服ですかぁ?そんなにたくさん」

凛「プロデューサーの子供時代のものよ」

まゆ「!!」ガタッ



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:40:26.18 ID:5i8gT8xt0

凛「実家にお邪魔させてもらって正面から正々堂々、貰ってきたわ」

凛「昨日はその子供服に囲まれながら過ごしたわ。あなたならどうする?臭いを嗅ぐ?擦り付ける?袖を通してみる?最高だった……」

まゆ「……死にたいんですねェ?」チャキッ

凛「勘違いしないで。ここにあるのは『未使用品』よ。私は何もしてないし、何もできていない。……それは私が未熟だから。勇気が無かったのよ」

凛「ただあなたに分かってほしいのは、私にはこれだけ出来る『能力』があるって事、それだけ。……取引しましょう、佐久間まゆ」

まゆ『「取引』、ですかぁ……」

凛「……」

まゆ「ふふふ……ふふふふ……うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:42:28.99 ID:5i8gT8xt0

まゆ「初めてですよぉ……まゆがプロデューサーさんの事、大、大、大好きで、邪魔する女は絶対に許さないって知ってるくせに……まゆの前でそんな態度取った人」

まゆ「……まゆ、あなたに興味が沸きました。いいですよぉ、取引しましょう。でもまゆはトレーナーさんじゃありませんからぁ、技術的な事を教えたりはしません。勝手に盗んでください」

まゆ「まゆが教えるのは心構えだけです……LESSON1『妙な期待をするな』」

凛「!」

まゆ「さっききらりさんがプロデューサーさんを蹴とばしたのは奇跡でもなんでもないです。目の前にニンジンを垂らされた馬みたいな、動物的反応による暴走に過ぎません」

まゆ「まゆの『技術』はいつまでも踏み出せないあなたの足を前に進める事なんて出来ませんからぁ」

まゆ「……さ、今まゆから出せるものは全部出しましたよぉ。次はあなたの番です、渋谷凛さん」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:43:52.86 ID:5i8gT8xt0

まゆ「この散らばってる子供服はもちろんまゆがぜんぶ貰いますけどぉ……これからプロデューサーのモノを手に入れる時は私が先。これだけは守って下さいねぇ」

まゆ「じゃないと……死んじゃいますよぉ?うふふ……いいですかぁ、渋谷凛さん」

凛「ええ、構わないわ」

まゆ「グッド。それなら、まゆとあなたで『協力関係』成立って事ですねぇ。まゆあなたの事『凛さん』って呼びますからぁ、あなたもまゆの事『まゆ』って呼んでくださいねぇ」

まゆ「まるでお友達みたい……お友達……まゆのお友達……うふふふふふふふふふふふふふふふふふ!」

凛(私はプロデューサーに振り向いてもらう……プロデューサーの全部を手に入れる……何を犠牲にしてでも!だから、今は学ぶ……この女の下で……!)



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:44:52.24 ID:5i8gT8xt0

~~翌日

まゆ「おはようございまぁす」モッチャモッチャ

P「おはよう。何噛んでんだ」

まゆ「プロデューサーさんのパンツの切れ端ですよぉ?股間の部分」

P「そうか。冗談だろうけどファンにだけは言わないようにしろよ頼むから」

まゆ「はぁい♪」モッチャモッチャ

まゆ(さて……凛さんはLESSON1を理解出来てるんですかねぇ?)



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:45:59.62 ID:5i8gT8xt0

凛「おはようございます」モグモグ

P「おはよう凛。何噛んでるんだ?」

凛「……プ」

P「プ?」

凛「プロデューサーの…………ぱんつの…………おシリの部分…………」カァァ

P「」

まゆ(……へぇ)



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:48:19.98 ID:5i8gT8xt0

P「」

凛「あの……プロデューサー?だ、大丈夫?」

凛「顔色がなんか、一気に蒼白に……」

P「」プルプル

凛「お、おーい……?」

凛「プロデューサー?目が据わっちゃってるわよー……?」フリフリ



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:49:31.81 ID:5i8gT8xt0

P「ふんぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」ガシッ

凛「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

P「あげれぐぐぐげぎひゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

凛「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」ジタバタ

P「り゛っ、り゛んがごわれだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」ガクガクガクガク

P「け、けーさつ!びょういん!しょうぼうしょ!じえいたい!こくぼうしょう!ぺんたごん!んああ駄目だもう手遅れだあああああああああああああああああああああああああ!」ガンガンガンガン

P「お、俺はもうお終いだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」ガタガタガタガタ

P[ファンの皆様と社長と渋りん親衛隊とトレーナーさんに殺されるううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!」ブルブルブルブル



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:50:32.26 ID:5i8gT8xt0

凛「ちょっ落ち着いて!嘘!嘘だから!何も噛んでないから!」

凛「」ペッ

凛「ほ、ほら!プロデューサー!口の中空っぽでしょ?ね?」アーン

P「……」

凛「じ、冗談よ、冗談。あはは……は……?」

P「凛」ガシッ

凛「……ぅ」ドキッ

P「やっていい冗談と悪い冗談がある。分かるな?……二度とやるな」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:52:28.37 ID:5i8gT8xt0

凛「…………はい」シュン

凛「……」トボトボ

まゆ「あれがまゆのプロデューサーさんの恐ろしいところ……真面目な分ヒステリー入るんですよねぇ。そこがかわいいんですけどぉ」モッチャモッチャ

まゆ「ただこの程度の障害で折れるようなら……向いてないでしょうねぇ」

凛「……」トボトボ

凛「……」ピタッ

凛(『ひとりのアイドルはファンを見た』……『もうひとりのアイドルは 通路からのぞくプロデューサーを見た』 私はどっちだ?)

凛(もちろん私はプロデューサーを見るわ……彼が気づいてくれるまで……プロデューサーを見ていたい)

凛(あそこにさっき私の捨てた「ぱんつの切れっ端」がある。 プロデューサーを夢中にさせるためなら何だってやるわ…… 彼の事を知る為にぱんつだって食べてやるし、誰よりも深く愛してみせる……!)キリッ



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:54:16.14 ID:5i8gT8xt0

~~5分後

凛「……」ガサガサ

まゆ「何してるんですかぁ?」

凛「さっきこの辺に吐き捨てたぱんつの切れ端を探してるのよ。洗えばまた使えるわ」

まゆ「……」クスッ

まゆ「うふふふふ……凛さんって、ホントに面白い人ですねぇ。もっとつまらない人かと思ってましたぁ」

まゆ「そんな凛さんに敬意を表して……LESSON2」

凛「!!」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:56:10.74 ID:5i8gT8xt0

まゆ「『プロデューサーさんに悟られるな』……ですよぉ」プラプラ

凛「そ、その手の中にある物は!?」ハァハァ

まゆ「凛さんの想像通り。たった今までまゆのプロデューサーさんが履いてたホカホカパンツです」

凛「ど、どうやって……」

凛(アレ、頭から被ってくんくんしたいなぁ……きっと一発でトんじゃうんだろうなぁ……)ポワーン

まゆ「技術的な事は教えないって約束ですよぉ?うふふ……」レロレロ



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:57:55.32 ID:5i8gT8xt0

凛(な、舐めまわしてる……いいなぁ……)ゴクリ

まゆ「ただ『事実』を述べるなら……プロデューサーさんは今自分がノーパンであることに気づいてないでしょうねぇ」モグモグ

まゆ「あと勘違いしてほしくないのはぁ、まゆの武器はこの『技術』じゃなくて『愛情の力』そのものであるって事ですかねぇ」

まゆ「それがLESSON2……後は自分で考えてくださいねぇ」モグモグ

凛(あぁ、はむはむしてる!プロデューサーの脱ぎたてパンツをはむはむしてる!)

凛(いいなぁ、いいなぁ、いいなぁ、私もむしゃぶりつきたいなぁ……おっとよだれが)ジュルリ

凛「……って、私はあの切れ端を探さないといけないんだった」ガサガサ

まゆ(ふふふ……本当に楽しい人ですねぇ)



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 01:58:53.54 ID:5i8gT8xt0

~~翌日

まゆ「おはようございまぁす」

P「おはよう。今日は何も噛んでないんだな」

まゆ(……ゲット。さて、凛さんは)

凛「おはようございます」

P「おはよう凛。今日の予定だけど……」

凛「新しい曲の収録でしょ?分かってるわ」

P「ん、それならいい。13時にスタジオ集合だからな、遅れずに来いよ」

凛「はーい」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:00:21.89 ID:5i8gT8xt0

バタン

凛「……行ったわね」

まゆ「ええ。行っちゃいましたねぇ。寂しいです」

まゆ「それにしても……中々のモノじゃないですか。まゆ、びっくりしちゃいましたぁ」モグモグ

凛「ありがと」モグモグ

まゆ「靴下、それも左足だけ……随分マニアックですねぇ」

凛「本当はぱんつがよかったんだけどね」

まゆ「こればっかりは譲りませんよぉ?……うふふ」モグモグ

凛「ふふふ……」モグモグ



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:04:39.38 ID:5i8gT8xt0

ーー扉の外

蘭子「知恵の実を食せしイヴにもたらされる原罪……」ガタガタ
   (大変な事を聞いてしまいました……)

蘭子「祝福されし大天使の堕天……」
   (あの二人があんなことをしてたなんて)

蘭子「混沌の開闢の時が来たのか……!」アワワワ
   (私どうすれがいいんでしょうか!?)

蘭子「い、今こそ悪魔神との盟約を果たさん!」ピッピッ
   (と、とにかくプロデューサーさんに教えておかないと!)

蘭子「わ、わが下僕よ!やみの……」
   (プロデューサーさん!今大丈夫です……)



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:06:12.36 ID:5i8gT8xt0

ガチャッ

まゆ「……」モグモグ

凛「……」モグモグ

蘭子「ま……」
   (か……)

まゆ「……」ニコー

凛「……」ニコー

蘭子「終局の時来たれり」
   (詰んだ)



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:08:51.02 ID:5i8gT8xt0

まゆ「たまーに……こういう事あるんですよねぇ」モグモグ

凛「スパイっていうか……刺客って奴ね。誰が送ってきてるのか知らないけど、降りかかる火の粉は払うまでよ」モグモグ

まゆ「その意気ですよぉ。もっとも、私達も最後は敵同士ですけど……うふふふ」

蘭子「……」ガチガチガチガチ

まゆ「うふふ……プロデューサーさんに聞かれても困りますし、通話はちゃんと切っておききますねぇ?」ピッ

蘭子「あ……いや……」

凛「大丈夫、あんまり痛くしないから」モグモグ


「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:15:15.60 ID:5i8gT8xt0

蘭子「……ぁぁ」ビクンビクン

凛「ねぇ、歯ブラシってあるじゃない?」

まゆ「それがどうかしました?」

凛「プロデューサーのって、確か電動よね」

まゆ「……それを○○に突っ込んで疑似○○○ならまゆがもう3日前にやりましたよぉ?」

凛「使った後は?」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:16:37.41 ID:5i8gT8xt0

まゆ「きちんと洗わずに元の場所に戻しました。今日もプロデューサーさん使ってましたよぉ」

凛「あっそれ凄い、興奮してきた……私も今度やってみようかな」ゾクッ

まゆ「まゆのお古でよければいいですよ♪」

凛「もし新品に手を出したら?」

まゆ「容赦しません」

凛「そりゃそうよね……」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:20:24.12 ID:5i8gT8xt0

~~翌日

P「えー、今日蘭子は病欠だ。風邪らしいけど、二人とも体調管理には気をつけるように」

凛・まゆ「「はーい」」

P「……なんか、最近お前ら妙に仲良くなってないか?」

凛「そう?」

まゆ「まゆの想い人はプロデューサーさんだけですよぉ♪」

P「ま、アイドル同士仲がいいのは悪い事じゃないけどな。それじゃ、俺はオーディションに行ってくるけど、レッスンサボるなよ」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:23:14.44 ID:5i8gT8xt0

凛「言われなくても分かってる。行ってらっしゃい」

まゆ「まゆ以外の女の所に行っちゃうんですかぁ?サミシイなぁ……」

バタン

凛「……」モグモグ

まゆ「……」モグモグ

凛「……あ、今日のちょっとしょっぱい」モグモグ



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:29:19.58 ID:5i8gT8xt0

まゆ「汗の量がいつもより多いです。外で動き回ってきたんでしょうねぇ」モグモグ

凛「まゆ、そういうの正確に分かるの?凄いね……」

まゆ「これも『技術』ですよぉ。LESSON3『愛を信じろ』」

凛「!」

まゆ「自分の愛情は必ず届く。心の底からそう信じきれば、愛情の力を限界まで引き出す事ができるんですよぉ」

まゆ「凛さんはまだこんな事をしてる自分に疑問を持っています。意識的に、あるいは無意識的に……それを振りほどけば、新しい領域にたどり着けますよぉ」

凛「つまりもっとよく味わって、この靴下の中のプロデューサーを感じろ、ってことね……限界まで」モグモグ



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:31:28.02 ID:5i8gT8xt0

まゆ「そういう事ですねぇ」モグモグ

凛「汗だくのプロデューサー……」

凛「ふひっ」ニヘラ

まゆ「まゆのプロデューサーでシた変な妄想を口に出さないで下さいよ、気持ち悪いなぁ……」モグモグ

凛「……ねぇ、ちょっとまゆも想像してみてよ。汗だくのプロデューサー」

まゆ「……」モンモン

まゆ「ふひひっ」ニヘラ

凛「やっぱりそうなるよね、腹の底からふひひってな笑いが止まらないよね……凄く分かる。私今まゆの事凄く理解できる」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:34:46.80 ID:5i8gT8xt0

凛「ねぇ、今度これでだし汁を採ってみない?」

まゆ「あら、お茶会でもするんですかぁ?良いですねぇ……うふふ」

凛「良いでしょ?……ふふふ」

まゆ「ホントはプロデューサーさんとお茶会したいんですけどねぇ……」

凛「うーん……やっぱり難しいのかな。今度休日の様子でも探ってみる?」

まゆ「二人でですかぁ?デートみたいですねぇ」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:36:29.44 ID:5i8gT8xt0

凛「デート、か。……プロデューサーとデートしたいなぁ」

まゆ「凛さんも普通の女の子みたいな事言うんですねぇ。実行したら命の保証はしませんけど」

凛「言うだけならタダでしょ。まゆはどこ行きたい?」

まゆ「……実家?」

凛「菓子折り持っていくのね」

まゆ「教会?」

凛「指輪だけ先に嵌めちゃうのね」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:37:47.55 ID:5i8gT8xt0

まゆ「後は……市役所?」

凛「私は後一年我慢ね」

まゆ「いっそ深い森の中」

凛「誰も使ってない古びた小屋があると最高」

まゆ「雪山なんかもロマンチックですよねぇ」

凛「裸で温めあう口実が出来るしね」

まゆ「……まゆ、凛さんがちょっとだけ怖いです」

凛「まゆに怖がられたらお終いね」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:45:26.47 ID:5i8gT8xt0

まゆ「凛さん凛さん。まゆ、プロデューサーさんへの愛の歌を作ってみましたぁ。聞きたいですかぁ?」

凛「正直別に」

まゆ「じゃあもう二度と歌いませんよぉ?絶対!」

凛「……じゃあ聞きたい」

まゆ「では……コホン。タイトル『プロデューサーさんにしたい事』

凛(ド直球ね)



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:46:08.36 ID:5i8gT8xt0

まゆ「プロデューサーさん♪プロデューサーさん♪まゆだけのプロデューサーさんの身体にー♪」

まゆ「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ♪」

まゆ「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ♪」

まゆ「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ♪」

まゆ「ってしたいー♪」

凛「……」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:49:39.01 ID:5i8gT8xt0

まゆ「どうですかぁ?どうなんですかぁ?」

まゆ「ちなみに二番は「身体」を「心」にして「レロレロ」を「ペロペロ」の繰り返しですよぉ」

凛「……」

凛「良い。凄く良い!レロレロのところが耳にこびりつくの!可愛さと気持ち悪さが相まって凄く良い歌詞になってる!ヨーロッパなら大ヒット間違いなし!」

まゆ「でしょう?まゆも自信あったんですよぉ」

凛「今度一緒に歌う?」

まゆ「考えておきますよぉー」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:51:52.13 ID:5i8gT8xt0

凛「そろそろ靴下も味がしなくなってきたな……」

まゆ「それじゃあもう一度プロデューサーさんに貰いに行きましょうかー」

凛「ん、そうね」

ガチャッ

ちひろ「聞いちゃいましたぁー♪」

凛「!!」

まゆ「……」



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:52:46.42 ID:5i8gT8xt0

ちひろ「いやぁ怪しい怪しいとは思っていましたけど……まさか本当に犯罪に走るアイドルが居たなんて。しかも二人も!世間に広まったら、ただじゃすまないでしょうねー」ニコニコ

まゆ「目的はなんですかぁ?」

ちひろ「うふふ、話が早くて助かります……実はですね、今日びアイドルも個人主義でして、運営のために動いてくれる方は本当に少ないんですよ……そこで、あなた方に運営への忠誠を誓ってほしいんです」

凛「運営への忠誠……?」

ちひろ「そう。一人でも多くのユーザーを、一円でも多くの課金額を!……私と同じ運営の犬、広告塔になってもらえませんか?」

ちひろ「今の事は黙っておきますし、これからも黙認しますよ?」ニコッ

凛「ふーん……でもそれって、プロデューサーと一緒に居られる時間は保証してくれないのよね?」

ちひろ「……」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:54:12.20 ID:5i8gT8xt0

まゆ「引き離そうって魂胆が見え見えですよぉ?」

ちひろ「……大事なプロデューサーを危険人物の傍に置いておくわけにはいきませんから」

凛「ふーん……じゃあ、今ここであなたを再起不能にすれば何も問題はないのね?」

まゆ「そういう事ですねぇ」

ちひろ「交渉は決裂というわけですか?残念です……きらりさん!」

きらり「にょわーっ☆」ズシン

凛「ぐあっ!?」

まゆ「上から……!」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:55:08.37 ID:5i8gT8xt0

ちひろ「きらりさんは本当に模範的なアイドルですね、ちょっと餌で釣ったらすぐ協力してくれました」

ちひろ「さて、じゃあ私はこれで」クルッ

まゆ「逃がしませんよぉ」ブンッ

ちひろ「フェイフェイさん!今です!」

フェイフェイ「ふぇいふぇいダヨーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ドスン

まゆ「がはっ……!?もう一人!?」

ちひろ「私、仕事は出来る方なので。それじゃあ現役アイドルの苦しむ姿、しっかり鑑賞させてもらいますね」



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:56:11.10 ID:5i8gT8xt0

まゆ「くぅっ……!」

凛「う、うぅ……」

凛(ま、負けたわ……ちひろさんの方が、一枚も二枚も上手だった……)

凛「私のアイドル生命、ここで終わり、なのかな……こんな事で……」

凛(でも、どうしようもない……社長に報告されて、クビだ……)

凛「あはは……もう、ダメなんだ……こんなこと、やるんじゃなかったかな……」

まゆ「っ……黙って聞いてれば『ここで終わり』だとか『もうダメ』とか……あなたらしく、ないですねぇ、凛さん」グググ



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:57:55.56 ID:5i8gT8xt0

まゆ「悪党は正義の味方と違って、楽じゃないんですからぁ。最後まで笑ってなきゃ……格好、つかないんですよぉ?」ニヤッ

フェイフェイ「アイヤー!?」

凛「!?」

まゆ「仕方ないです、お尻に火がついたので教えますねぇ。いいですか、LESSON4は『敬意を払え』ですよ」

まゆ「このプロダクションには今朝までまゆのプロデューサーさんが居ました。それは事実です」

まゆ「それはつまり、この部屋の空気や機器の表面……この空間の全てに、『今も』微粒子レベルでプロデューサーさんの一部が漂っているって事ですよぉ」

まゆ「そのプロデューサーさんの一部が存在するこの部屋に、この空間に、そしてプロデューサーさんそのものに敬意を払うんです……そうすれば、更なる愛情の段階にたどり着けるはずです」

凛「そんな事言われたって……!」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 02:59:28.11 ID:5i8gT8xt0

きらり「にょわー☆」グググ

凛(動けないし……!この空気の中にプロデューサーが……?見えない、そんなのどこにも見えない!)

まゆ「目を閉じちゃだめですよぉ……本当にプロデューサーさんの事が好きなら、あの人を……『美しいもの』を自分の目で見つけ出さなきゃ……」

フェイフェイ「アチョー!」ゲシッ

まゆ「ぐっ……!」ドサッ

凛「まゆっ!」

まゆ(マズイですね……いよいよ、体力が……凛さん、頼りに……してますよ……まゆの、初めての……)

まゆ(お友達……)



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:00:18.08 ID:5i8gT8xt0

凛「空間の中の『美しいもの』……空気中の粒子の中のプロデューサー……って言われたって……ど、どうすれば」

きらり「いい加減に落ちろー!」グググ

凛「うぅっ……!」

P『凛……』

凛「!?」

凛(今、プロデューサーの声が……!)

P『よくやったな、凛!LIVEバトル初勝利だ!』

凛(そっか……私、ここで初めてプロデューサーと祝勝会したんだ……)



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:01:00.93 ID:5i8gT8xt0

P『凛!ファンの皆からの手紙がこんなに来てるぞ!』

凛(ファンレターでソファーが埋まっちゃった事もあったなぁ。あの時もプロデューサー、嬉しそうだった)

P『凛、疲れてるんじゃないか?これ飲んでおいた方がいいぞ』

凛(スタミナドリンク……初めて飲んだ時は確か夏場で……ぬるくて酸っぱくて、汗みたいだった……)

凛(汗……?)

凛「これで……いいのね?まゆ……『美しいもの』って……これでいいのね……!」グググググ

きらり「にょわっ!?きらりが肩車されたっ!?」

ちひろ「バ、バカな……どこにそんな力が!」



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:03:36.02 ID:5i8gT8xt0

凛「ちひろさん……私は今からあなたの頭部にスタミナドリンクの空き瓶を投げつけるわ。避けるのも自由だし、ガードするもの自由よ……」

ちひろ「……何かと思えば、スタドリの空き瓶ですか。どうぞ、投げればいいじゃないですか。そんな一銭の価値もないもの、大したダメージには」

凛「ふんっ!」ビュンッ

ちひろ「ぎゃいんっ!?」

ちひろ「」ドサッ

きらり「決着ゥーーーーーーーーーーーーーー!」

凛「きらりさん……申し訳ないけど、膝が大笑いしてるの。降りてもらえる?」ガクガクガクガク

きらり「あ、うん☆」シュタッ



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:04:26.82 ID:5i8gT8xt0

凛「フェイフェイも。どいてあげて」

フェイフェイ「うぅー……でも雇い主が倒れちゃったんならしょうがないネー」スッ

凛「まゆ。ほら、起きて」

まゆ「ゲホッ、ゲホッ!り、凛さん……このパンツ、ちょっと持っててくれますかぁ?手に、力が、入らなくて……えへへ。盗っちゃだめですよぉ?」

凛「ええ、ちゃんと返すから……まゆ、もう喋らなくていいわ。今日は帰りましょう」

まゆ「そうは、いかない、みたいですよぉ……?ゲホッ、ゲホッ」

凛「!?」バッ

P「……」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:05:26.13 ID:5i8gT8xt0

凛「プロデューサー……」

P「凛。まゆ。お前達は『特別移籍』だ。決定」

凛・まゆ「「……!」」

P「正直言ってキモイ。マジ勘弁」

凛「そんな……!」

まゆ「凛さん……ゲホッ、LESSON5です。そう、確か次はLESSON5……」

凛「な、何?こんな時に!」



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:07:45.19 ID:5i8gT8xt0

まゆ「まゆは……いつもプロデューサーさんと一つになるために最短の近道を試みました。でも中々振り向いてくれなくて、一人で焦って……」

まゆ「あなたが声をかけてきたあの日……まゆはプロデューサーを殺して自分も死んじゃおうと思ってたんです。でも貴方が来て、そうはならなかった。まゆは気づくことが出来ました」

まゆ「『一番の近道は遠回りでした』『遠回りこそがまゆの一番の近道でした』」

まゆ「この三日間ずっとそうでした。そして、あなたが居たからその道を渡って来れました。『他のアイドルの力を利用した無限の愛情エネルギー』……今の凛さんなら、きっと出せるはずです」

凛「まゆ……?」

まゆ「約束しましたよねぇ?プロデューサーさんに関するものは、なんでもまゆが最初にもらいますって。だから、告白するのも……当然、まゆが、先です……」フラッ

凛「まゆ、ダメっ!」

凛(か、体が……動かないっ……)ガクッ



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:10:45.31 ID:5i8gT8xt0

まゆ「まゆのプロデューサーさん……?今日、やっと、心の底から、言えそうです。どんな返事を貰っても、納得できそうです」

まゆ「まゆは……まゆは、ずっと、ずっーと、プロデューサーさんの事、だいす」

ドンッ

まゆ「」ドサッ

P「……」クルッ

凛「………………え」

きらり「決着ゥーーーーーーーーーーーーーー!」

フェイフェイ「ちょっと黙るヨロシ」



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:11:40.11 ID:5i8gT8xt0

凛「あ、ああ、ああああ」

P「次はお前だ、凛……」

凛「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

P「……その左手、まだスタドリの空き瓶を一つ持っているな」

P「来いッ!先に投げさせてやる……ただし!10秒以内にアクションが無ければ『レアメダル』にさせてもらうッ!『特別移籍』は……流される血で終わる!」

凛「あ、あああああああああああああああああああああ……」ガチガチガチガチ

凛(LESSON5……まゆは何故、あんな時に……)



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:12:43.63 ID:5i8gT8xt0

凛「……ッ!」ポイッ

P「パンツ……?」

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まゆが教えるのは心構えだけです……LESSON1『妙な期待をするな』

さっききらりさんがプロデューサーさんを蹴とばしたのは奇跡でもなんでもないです。目の前にニンジンを垂らされた馬みたいな、ただの動物的反応による暴走に過ぎません

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まゆ……あなたに返せなかったプロデューサーの3日前のぱんつ(熟成されたいい匂いがする)……今私の所にある……

本当に廻り道だった

本当に本当に……

なんて遠い廻り道……



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:14:59.59 ID:5i8gT8xt0

きらり「Pちゃんのパンツ!絶対ゲット!」ドドドドド

ゲシッ

凛「ガフッ……!」

P(きらりに自分を蹴らせた!?)

『他のアイドルの力』を……

利用した

『スタドリ空き瓶の投擲』

告白する覚悟を決めたまゆは、自分が倒された後すぐに私が攻撃される事を考えていた……

プロデューサーは迷いなく私を狙うだろうという事を……そして、それすらも愛おしく思う事を私に求めた……

自分の愛情が相手に届くことを迷いなく信じて……プロデューサーに敬意を払いながら……まゆは……

そのための『LESSON5』

完全なる一方通行の『愛情エネルギー』

ーーそしてまだ『スタドリ空き瓶』は一本ある



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:17:02.50 ID:5i8gT8xt0

凛「ッッッ!」ブォンッ

P「う、うおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」









凛「『特別移籍』は……プロデューサー」

凛「どっちになると思う?」



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:22:33.08 ID:5i8gT8xt0

~~数か月後

凛「朝だよ、起きろっ」ガバッ

P「……」

凛「プロデューサー、ご飯出来たよ。プロデューサーの好きな奴。今持ってくるね?」ニコッ

凛「おしっこ大丈夫?我慢してたらソファー濡れちゃうよ?」

凛「あ、それと今日のお仕事、ちゃっちゃとすませちゃわないとね。ま、プロデューサーの仕事はいつも通りここでどっしり構えてる事『だけ』だけど」

凛「『P君を渋谷凛専属プロデューサーに特別異動とする!』……あの瞬間、胸がすっとした。夢がかなったんだもん。プロデューサーもそうでしょ?」

P「……離れないんだ」



93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:25:00.82 ID:5i8gT8xt0

凛「それにしても、この部屋に住んでると家賃かからなくていいね。掃除も手間要らずだし。わざわざ社長に頼み込んだ甲斐があったって感じ?」

P「身体が……離れないんだよ……このソファーから!」ガタガタガタガタ

凛「あの時のスタドリ投げの後遺症かな?でも離れなくてもいいじゃない。ご飯も掃除もお着替えも下のお世話も、あのトップアイドル・渋谷凛が24時間付きっきりでやってあげてるんだよ?」

P「俺のっ、俺のっ!」

凛「……まゆの分まで、私が一生プロデューサーの事お世話するって決めたもの」

凛「大好きだよ、プロデューサー。ずっと一緒に居ようね……まゆが死んだこの部屋で……プロデューサーが、まゆを殺したこの部屋で……私と、まゆと、プロデューサーの三人で」

凛「ずっと、ずーっと……ね?」ニコッ

P「俺のそばに近寄るなァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 03:25:44.39 ID:5i8gT8xt0

終わり
超楽しかった


元スレ
渋谷凛「教えてほしい事があるの」まゆ「……」