関連



1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 09:06:52.16 ID:ATiTChIb0

結衣「すぅ……」zzz

ちなつ「これは貴重ですよ、現在では数が激減してしまってなかなかお目にかかれないんです」

ちなつ「可愛いなぁ、朝がちょっと弱いというのは本当だったんだ……」

ちなつ「……」プニプニ

結衣「んっ……えへへ……」

ちなつ「ふふ、ほっぺたはお餅みたいにもちもち、っと」

ちなつ「……えっと、今日はこの貴重な結衣先輩パンダの生態を調査しようと思います」

ちなつ「……」ツンツン

結衣「むにゅ……」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 09:25:50.37 ID:ATiTChIb0

結衣「……」zzz

ちなつ「それにしてもぐっすりだね、よっぽど疲れてるのかな……」

ちなつ「今日は二人でお出かけするって言ったじゃないですか、もう」

結衣「……ん、ふふ……」

ちなつ「ぷっ、そんな緩んだ顔してどんな夢を見てるのかなぁ」

結衣「ちな……ちゃん……」zzz

ちなつ「む……えへへ、それならもう少しお寝坊しても許してあげます」

結衣「むね、小さくても、私気にしない……よ……」

ちなつ「……!」ペチペチ



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 09:36:32.45 ID:ATiTChIb0

ちなつ「つ、付き合って分かったんですけど、このパンダさんむっつりなんです……」

結衣「……」zzz

ちなつ「……私以外の子に鼻の下伸ばしたらただじゃおきませんからね」ツネッ

結衣「んむっ……すぅ……」

ちなつ「はぁ、そろそろ起きませんかもう8時ですよ~?」

結衣「……」zzz

ちなつ「……ま、まぁ起きなかったら起きないで私も色々楽しめますし」ギュッ

ちなつ「……えへへ」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 09:44:27.13 ID:ATiTChIb0

結衣「んっ、んん……」

ちなつ「そろそろ起きそうかな、それじゃちょっと物陰に隠れてっと……」コソコソ

結衣「ふぁっ、ん~……ねむ……」

ちなつ「結衣先輩パンダは、クールに見えて実は寂しがりやさんなんです」

ちなつ「嘘だと思うでしょ、こうやって観察を続けると……」

結衣「あ、あれ、ちなつちゃん、ちなつちゃん……どこ……?」キョロキョロ

ちなつ「ね、ね!?……ほんと可愛いなぁ、私のこと必死に探してますよ」

結衣「……シャワーでも浴びてるのかな?」ギュッ

ちなつ「ふふっ、私の枕をぎゅーってして寂しさを紛らわせてるんですね」




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 10:04:00.75 ID:ATiTChIb0

ちなつ「そういう一面があるのに、人前では甘えようとしないんですよね……」

ちなつ「まぁそれが結衣先輩パンダの可愛いところなんだけど、ふふ」

結衣「……」ウトウト

ちなつ「あ、またウトウトしちゃった……」

ちなつ「もー、早く起きないと抱きついちゃいますよ?」ガバッ

結衣「あ、ちなつちゃんお早う、……もう抱きついてるよね」

ちなつ「どんなに照れてもツッコミだけは欠かさないのが、このパンダさんの特徴なんです」

結衣「……だ、誰に説明してるの」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 10:14:11.74 ID:ATiTChIb0

ちなつ「……朝から顔真っ赤ですけど、ふふ」ギュッ

結衣「そりゃあ熱いからね、こんなにカラッと晴れた日だもん……」

ちなつ「今日は季節外れの寒空で、長袖でも良いくらいの気温ですよ」

結衣「もう……」

結衣「あ、赤くなんかなってない、そんなの気のせいだから……」

ちなつ「……ふーん、ならキスでもしちゃいます?」

結衣「えっ、えぇ!?」

結衣「そ、そんなキスだなんて急に言われても困るよ……でも嫌ってワケじゃない、から……」

ちなつ「このように結衣先輩パンダは、言い寄られると真っ赤になってしまうんです」

結衣「……誰に説明してるの、ホント」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 10:19:51.50 ID:ATiTChIb0

ちなつ「……くふふ」

結衣「どうしたのかな、なんか黒い笑顔が見えるけど……」

ちなつ「く、黒くなんかないですから!?……もう、また真っ赤にさせますよ」ギュッ

結衣「やっぱり確信犯なんだね、……はぁ、振り回されてる私も私だけど」

ちなつ「なんなら立ち位置変わってみますか、ふふ」

結衣「いや、私がちなつちゃんをリード出来る自信が無いし……」

ちなつ「それじゃ、結衣先輩パンダは私が責任をもってちゃんと面倒見ます……」スリスリ

結衣「……よろしくね、ちーにゃん」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 10:27:49.52 ID:ATiTChIb0

結衣「……」ズズッ

ちなつ「はぁ、ブラックコーヒー飲めるなんてほんとカッコいいですね」

結衣「……そうかな?」

ちなつ「でもそんな結衣先輩が昨日の夜も顔を朱色に染めて、お布団で……」ポッ

結衣「な、なに朝から変なこと言ってるのちなつちゃん!?」

結衣「そういうハレンチなこと言ってると、ご飯抜きにしちゃうよ?」

結衣「だいたいまだキスもしてないのに、……まったく、まったく」

ちなつ「……そういうハレンチなこと、って?」

結衣「あっ……」カァー



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 10:38:33.26 ID:ATiTChIb0

ちなつ「……わ、わたし、結衣先輩とだったらそういうこと……したい、な」ギュッ

結衣「なっ、な、な……」

ちなつ「……優しくして、あげますから」

結衣「……」プシュー

ちなつ「ね、野生の結衣先輩パンダは、押しに弱いんです」

ちなつ「気絶しちゃった……今のはちょっと調子に乗りすぎちゃいましたね、あはは」

ちなつ「……焦らないでも、ゆっくりで大丈夫ですよね、からかってごめんなさい」ギュッ

ちなつ「……はぁ、朝から幸せです」




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 10:46:12.82 ID:ATiTChIb0

結衣「……んっ」

ちなつ「このパンダさんは、自分からあまり行動してくれないんです」ギュッ

ちなつ「ハグするのも私から、好きですって言うのもぜ~んぶ私……」

ちなつ「たまには言われてみたいんですけど、ねぇ……」

結衣「……はっ、また居眠りしちゃってた」クシクシ

ちなつ「もう二度寝なんかしたらダメですよ、せっかくのお休みなんだから」ギュッ

結衣「ちな、ちなつちゃん!?かお、顔近いから……!」カァー

ちなつ「……この調子じゃちょっと難しそうですね」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 10:54:54.03 ID:ATiTChIb0

結衣「……あ、あんまり朝からオイタが過ぎると、メッだよ?」

ちなつ「ぷっ、ふふ、子供に諭すみたいな言い方止めて下さいよ」

結衣「……だってちなつちゃんって、なに言っても押せ押せだし」

ちなつ「……む、昔の立ち振舞のほうが良かったですか?」

結衣「……」フルフル

結衣「私はどっちのちなつちゃんも素敵だと思うけど……」

結衣「今のほうが自然体なちなつちゃんって感じで、楽しいかな」

ちなつ「……それは私が猫かぶりで黒いって意味ですか?」ギュッ

結衣「そ、そんなこと言ってるつもりじゃ!」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 11:05:27.16 ID:ATiTChIb0

ちなつ「結衣先輩は、……会った頃の私は本当の私じゃないって言いたいんですよね」

ちなつ「……あの私は猫を被っていて、愛想振りまいていただけって」

結衣「……」ムニムニ

ちなつ「んむむむむ……」

結衣「今までは私に対して堅苦しいというか、……美化しすぎなところがあったよね」

ちなつ「……確かにそれはちょっとあったかも分かりません」

結衣「でも今は違うよね、お互いの悪いところをしっかり見せられて……」

結衣「……私は王子様なんかじゃないんだ、ほんとは弱い人間で」

ちなつ「……」ギュッ



46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 14:09:36.34 ID:ATiTChIb0

結衣「カッコいいとか、強いわけじゃないんだ……」

結衣「ただ私はそれを表に出さないだけで、……ほんとは脆くて」

ちなつ「……そっちのほうが人間らしくて私は好きです」ギュッ

結衣「うん……これでいいんだよね、私たち」

ちなつ「はいっ、ずっとモヤモヤしてたんです、結衣先輩に素の自分を見せられなくて」

ちなつ「……でももう隠したりしませんから」

結衣「……ふふ、隠し事は絶対になしだから、ね」

ちなつ「……」ニコッ



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 14:17:59.24 ID:ATiTChIb0

ちなつ「……♪」 スリスリ

結衣「私のパンダパジャマ好きみたいだね、ふふ」

ちなつ「はいっ、出来れば四六時中着てて下さい!」

結衣「……分かったよ、可愛いちなつちゃんのお願いだからね」ピッ

ちなつ「……えへへ、今日はお天気どうでしょうね~」

結衣「せっかくのお休みだし、どこかへ行けたら――」

<続いてのニュースです、上野動物園は、ジャイアントパンダの赤ちゃん……

ちなつ「わぁ~可愛いですね、パンダの赤ちゃんですよ!」

結衣「……ほんと可愛いね」ギュッ




50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 14:22:41.53 ID:ATiTChIb0

ちなつ「きっと赤ちゃんパンダも元気に育ってるっていうニュースで……」

結衣「うんうん、きっとそうだよ」ニコニコ

<ジャイアントパンダ「シンシン」の赤ちゃんが11日午前8時半に亡くなったと発表しました

結ちな「……」

<死因は肺炎とのことです

結衣「げほっ、げほっ!!」

ちなつ「きゃああああああああああ、結衣先輩!?」

結衣「……ご、ゴメン、あまりのタイミングにむせちゃって」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 14:31:39.36 ID:ATiTChIb0

ちなつ「結衣先輩は、肺炎なんかじゃありませんよね……」グスッ

結衣「大丈夫だよ、体は至って健康体だから」

ちなつ「ユイユイは私より長生き、させます……」

結衣「ぷっ、なぁにそのユイユイって?」

ちなつ「結衣先輩パンダだと長くて言いづらいんで、ユイユイって呼びます」ニコッ

結衣「……じゃ、じゃあちなつちゃんはちーにゃんで」

ちなつ「……あ、それいいかも」ギュッ




55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 14:39:45.94 ID:ATiTChIb0

ちなつ「ユイユイは、寂しがりやで私がいないと泣いちゃいます」

結衣「……かもね」

ちなつ「ユイユイは……私の大切な人」ギュッ

結衣「ふふ、パンダにするか、人間にするかどっちかにしようよ」

ちなつ「……いいんです、どっちも可愛いから」

ちなつ「……」ジッ

結衣「さ、さーてと、……そろそろスーパーでも行こうか」スッ

ちなつ「あっ……もう、ほんと甲斐性なしなんだから!」




100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:12:21.40 ID:ATiTChIb0

ちなつ「……雨ふりそうですね~、やだなぁ」

結衣「そうかな、結構雨の日って好きだな私」ニコニコ

ちなつ「えぇ~、湿度が高いともふもふが爆発しちゃんですよね」

結衣「……あはは」

結衣「まぁ、雨だとちなつちゃんとお家でゴロゴロ出来るしね」

ちなつ「……ふふ、そう考えれば雨も悪くないかも」

ちなつ「あ……手、繋いでもいいですよ?」

結衣「くすっ、ちなつちゃんが繋ぎたいんじゃないのかな」

ちなつ「……むむ」



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:14:46.68 ID:ATiTChIb0

ちなつ「ヘタレなくせに、ずいぶんと余裕ですねぇ……」ギュッ

結衣「ちょ、ちょっと、顔近いよ!?」

ちなつ「結衣先輩が私をからかうなんて、まだ早いです」

結衣「……あはは、私のほうが一つお姉さんなんだけど」

ちなつ「恋愛に年の差なんて関係ないですよ、食うか食われるか……」ジュル

結衣「……ちなつちゃん、ヨダレヨダレ」フキフキ

ちなつ「あ……えへへっ、そろそろスーパー見えてきますね」



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:19:31.98 ID:ATiTChIb0

結衣「……♪」ゴソゴソ

ちなつ「あ、チラシに丸印付けてるんですね……偉いな~」

結衣「少しでも良い物買いたいからね、……節約もしたいし」

ちなつ「ふふ、全部私のためですか?」

結衣「っ!?」

ちなつ「私の健康を気遣ったり、私と一緒に遊びに行くお金のため……」ポッ

結衣「うっ……あ、豚バラが100g78円だ!?」トコトコ

ちなつ「くすっ、あれは図星って感じかな、可愛い……」



107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:23:44.62 ID:ATiTChIb0

<合計で、777円になります

結衣「……っと、あ、エコバックあるんでレジ袋結構です」ニコッ

<ありがとうございました、またお越しください

結衣「ふふ~ん……♪」

ちなつ「随分とごきげんですね、何かあったんです?」

結衣「あ、いや、なんか合計がゾロ目だったから……」ニコニコ

ちなつ「……」

結衣「い、いま、しょうもないって顔したよね!?」

ちなつ「……あはは」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:30:21.14 ID:ATiTChIb0

結衣「まったくもう、些細な幸せに水を差すなんて……」

結衣「……」カラカラカラ

ちなつ「も、もう結衣先輩、おばちゃんじゃないんだから!!」

結衣「えっ?」

ちなつ「余計に取り過ぎですよ、そのロール状の小さいビニール袋!」

結衣「だ、だってこれとっても便利なんだよ?……それにタダだし」

<ヒソヒソ……可愛い……主婦の鑑ね……

ちなつ「は、早く行きましょう恥ずかしいから……」カァー



114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:36:53.51 ID:ATiTChIb0

ちなつ「……もぉー、限度っていうものがありますよね?」

結衣「だって、ほんとうに便利なんだもん……」

ちなつ「……」ジトッ

結衣「わ、分かった、もうこれからは5枚しか取らないから……」

ちなつ「それでも多いような……」ガクッ

ちなつ「えへへ、でもなんか主婦って感じですよねー結衣先輩って」

結衣「……え、そうかな」



117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:40:39.93 ID:ATiTChIb0

ちなつ「はいっ、小さい子にも好かれるし、気立てもいいですし……」

結衣「なんか照れちゃうな、でも特に意識してるとかないんだけど」

ちなつ「……」

結衣「不思議と小さい子には好かれるんだよね、ふふ」

ちなつ「……そ、そうですか」

ポツポツポツ……

結衣「わっ、雨降ってきちゃったね、ちなつちゃん一緒に傘入ろうか」バサッ

ちなつ(このままでいいのかな、本当に……)



122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:47:48.28 ID:ATiTChIb0

ザーザーザー……

結衣「結構本降りになってきたね、早く帰らないと」

ちなつ「……」

結衣「ちなつちゃんもっとこっちにおいで、濡れちゃうよ?」グイッ

ちなつ「……あ」

結衣「あっ、ご、ゴメン調子に乗っちゃったね……」

ちなつ「……」フルフル

結衣「なんか辛そうだけど、何か嫌なことでもあったの?」

ちなつ「いえ、その……」



126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 18:57:08.42 ID:ATiTChIb0

ちなつ「結衣先輩は、いま幸せですか……?」

結衣「もちろんだよ、ちなつちゃんとお喋りしたり、一緒の時間を過ごしたり……」

ちなつ「いまは、それでいいのかもしれませんね」

結衣「……えっ?」

ちなつ「だって考えてみてくださいよ……!!」

結衣「っ……」ビクッ

ちなつ「わ、私と結衣先輩は、同じ女の子と女の子で……」ブルブル

ちなつ「でも街を歩いてるカップルさんは、男の人と女の人……おかしい……ですよね」

結衣「ちなつちゃん……」



129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 19:07:26.80 ID:ATiTChIb0

ちなつ「私、なんだか怖くなっちゃって、……あはは」

結衣「……」

ちなつ「もちろん結衣先輩のことは大好きです、世界で一番大切な人」ニコッ

ちなつ「……でも、だから結衣先輩には傷ついて欲しくない」

結衣「……」

ちなつ「今ならまだ間に合うと思うんです、……普通の恋愛に戻れるというか」

結衣「普通の恋愛って男の人を好きになる、てことかな」

ちなつ「……はい」



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 19:18:40.47 ID:ATiTChIb0

結衣「ちなつちゃんは優しいんだね、よく気持ちが伝わったよ」

ちなつ「……はいっ、好きだからこそ、です」ニコッ

結衣「でも私は諦めが結構悪いんだ、ごめんね」

ちなつ「えっ――」

結衣「……」グイッ

結衣「……ちなつちゃんはずるい、人のこと好きにさせて自分はサヨナラなんて」

ちなつ「か、傘ささないと濡れちゃいますよ……」

結衣「ふふ、ちなつちゃんには丁度いいんじゃないかな、……涙も隠せるし」

ちなつ「な、泣いてなんかないですっ……」



140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 19:53:02.27 ID:ATiTChIb0

ちなつ「結衣先輩からぎゅってされるのも久々ですね……」

結衣「正直、いっぱいいっぱいです……」

ちなつ「ふふ、心臓がドキドキって、顔も真っ赤ですし」

結衣「……い、いちいち解説しなくていいから!」

結衣「やっぱり私は諦められない、……ちなつちゃんのこと」

ちなつ「……やっぱり私も無理です、今さら結衣先輩がいない生活なんて」ギュッ

結衣「それが素直な気持ち、なんだよね?」

ちなつ「……」コクッ



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 19:53:41.59 ID:ATiTChIb0

結衣「これからきっとひどいことを言われると思うんだ……」ギュッ

ちなつ「……」

結衣「でも、私がちなつちゃんのこと、絶対守ってあげる、から……」

結衣「えっと、私じゃ少し頼りないかもだけど」

ちなつ「……そうですね、自信無さげで声も少し震えてますし」

結衣「ぐっ……」グサッ

ちなつ「……でも嬉しいです、結衣先輩からの一世一代のプロポーズ」ニコッ

結衣「いやっ、プロプロ、プロポーズ!?」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 19:56:54.29 ID:ATiTChIb0

ちなつ「くふふ、だってそうなっちゃいますよねぇ?」

結衣「……まぁ、いつものちなつちゃに戻ってなにより、かな」

ちなつ「……守ってくださいね、私のこと」

結衣「うん、絶対約束するよ」ニコッ

ちなつ「……さ、行きましょうか、もうお互いびしょ濡れですし」

結衣「……ち、ちなつちゃん!」グイッ

結衣「……」チュッ

ちなつ「あっ……」




145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 20:00:01.47 ID:ATiTChIb0

結衣「……」カァー

ちなつ「あの雰囲気でしたら、普通口にキスですよ」

ちなつ「……またほっぺたに逃げましたね、結衣先輩?」ジトッ

結衣「だ、だって、口はまだ恥ずかしいし、そんな外でなんて……!」

ちなつ「……ふふ、らしいといえばらしいですけどね」

結衣「はー、なんであと一歩が踏み出せないかなぁ……」シクシク

ちなつ「いいんです私は待ってますから、あの時屋上でしてくれたみたいに、ね」

結衣「……うん」



149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 20:03:36.43 ID:ATiTChIb0

ちなつ(私が好きになった人は、……思ったよりずっと可愛いくて)

ちなつ(ちょっと恥ずかしがり屋さんで、それでいてちょっとうぶで)

ちなつ(白馬に乗ったの王子様って、ワケではなかった)

ちなつ(どちらかと言うと、恥ずかしがり屋のお姫様……かな?)

ちなつ(それでも魅力的なことには変わらないよ、……ずっと隣で歩いて行きたい)

ちなつ(大好きな結衣先輩のすぐ隣を……)


結衣「あ、ちなつちゃんまだ伝えて無かったよね……」

ちなつ「はいっ、なんですか?」

結衣「だ、大好きだよ、……愛してる」

ちなつ「っ……、そんなの知ってますよ、いまさらです」ニコッ

おしまい





152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 20:06:29.30 ID:ATiTChIb0

ちなつ「結衣先輩、王様ゲームしましょうよ!」
このSSの続きってことで、長々とすみませんおやすみなさい


元スレ
ちなつ「あ、野生の結衣先輩パンダを発見しました……」