1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:42:53.76 ID:CY7PHxDc0
P「はぁ?いきなりなんだ」
P「そんな病気があるわけないだろ」
P「あるとしても、恋の病…だけだろ」
千早「そう、ですよね」
P「どうしたんだ?」
千早「いえ、なんでもありません」
P「そうか」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:45:06.12 ID:CY7PHxDc0
……数日前
千早「春香ちょっと」
春香「どうしたの?千早ちゃん」
千早「春香って恋をしたことある?」
春香「んー、恋じゃないけど…初恋ならあるかな」
千早「…初恋」
春香「うん!」
春香「小学生のときにね、まぁその恋はもちろん実らなかったけど」
千早「…そう」
春香「千早ちゃんも初恋はあるでしょ?聞かせて欲しいなぁ」
千早「私は…」
春香「うんうん」
千早「初恋…したことない」
春香「えぇ、嘘だぁ」
千早「やっぱりそう思うわよね」
千早「でも、本当にないの」
千早「今までは…」
春香「今までは?」
千早「えぇ、でも最近ちょっと気になることがあって」
春香「?」
千早「…これが初恋とか恋って言うかはわからないのだけれど」
千早「この人と会いたい…傍にいたいって思う人がいて」
千早「その人に会えないと寂しくて…そう思える人が初めてできたの」
春香「それって…ううん、なんでもない」
春香「そっかぁ、いいことだね!」
千早「…えぇ」
春香「千早ちゃんに春だね…それなのになんで浮かない顔してるの?」
千早「…」
千早「春香は恋をすると死ぬ病気って信じる?」
春香「恋をすると死ぬ病気?なんか映画の話みたいだね」
千早「…」
春香「え?」
千早「やっぱり信じられないわよね」
春香「うん、ごめん…でもどうして?」
千早「弟の優が亡くなったのは知ってるわね?」
春香「事故でなく亡くなっちゃったんだよね…」
千早「表向きはね」
春香「どういうこと?」
千早「優は恋をして死んでしまった…」
千早「私に恋をして」
千早「優はお姉ちゃんとしてではなく、人として私を好きになった」
千早「そして亡くなった」
千早「当時の私にはそれが理解できなかったけど…」
春香「で、でも千早ちゃんがそうなるとは」
千早「うん、でももしそうなったらって思うと怖くて」
千早「だから恋愛はしないと心に決めていたの」
千早「…でも」
春香「そっかぁ…」
千早「私、あと数日したらロスで海外レコーディングが始まるでしょ?」
春香「そういえばそうだったね」
千早「この思いを届けられず向こうに行ったら…それこそ恋が原因で死んじゃうかもしれない」
千早「あの人に会えないかもしれないって思ったら…」
千早「だったら死んでもいい、一度だけでも告白したい…そう思ってるの」
千早「もし、死んでもそれなら満足だから」
春香「千早ちゃん…」
…
千早「プロデューサー」
P「ん?」
千早「プロデューサーは好きな人いますか?」
P「好きな人か…うーん」
P「お前ら全員好きだ」
P「俺は千早達がトップアイドルになるまで恋愛はしない、そう決めてる」
千早「そうですか」
P「あぁ」
千早「でも、少なからずプロデューサーに好意を持ってるアイドルはいますよ」
P「…」
千早「…私もその1人ですから」
P「おぃおぃ…」
千早「あ、返事とかはいいですから」
P「いいのか?」
千早「そのかわり、私と写真を撮ってください」
P「写真くらいならいいが」
千早「これを明日からのお守りにして頑張ります」
P「悪いな、俺もロスに着いて行きたかったんだが」
千早「大丈夫ですよ、向こうのスタッフとももう何度も会っていますし」
P「そうか」
P「本場でいろいろと学んでこいよ!」
千早「はい!」
…数ヶ月後
P「…今日、千早から連絡はきましたか?」
小鳥「今日もきてませんね」
P「アイツ…毎月報告はちゃんとしろと言ったのにな」
P「春香、お前のところにも連絡はないのか?」
春香「…はい」
P「ん?どうした?」
春香「…」
P「春香?」
春香「プロデューサーさん、恋をすると死ぬ病気って知ってますか?」
P「…」
P「そういや前に千早から聞いたな」
春香「やっぱり…」
春香「千早ちゃんが好きになった人ってプロデューサーさんだったんだ」
P「ん?」
P「1人でぶつぶつどうした」
春香「前に千早ちゃんに教えてもらったんです」
春香「恋をすると死ぬ病気…」
春香「千早ちゃんの弟はその病気で死んでしまったんです」
P「…え?事故じゃ、いや、でも」
P「…だからどうした」
春香「千早ちゃんは今まで好きな人ができたことがなかったらしいんです」
春香「でも、とある人を好きになった」
P「…それって」
春香「プロデューサーさんです」
春香「千早ちゃんはこうも言ってました…ロスに行く前に気持ちを伝えたいと」
春香「それならもし、その病気で死んでしまっても悔いはないって」
P「…」
P「俺は…千早に言われたとき冗談だと思って流してしまった」
P「そうだったのか…でも、その病気ってのは千早もなってるかわからないんだろ?」
P「だったら!」
春香「…」
春香「その病気が発症するとき、身体の一部が成長するらしいんです」
春香「弟さんはまだ子どもだったからそこまで変化はみられなかったらしいですけど」
春香「でも千早ちゃんは言ってました…」
春香「とある部分が成長してきた気がするって」
P「そんな…」
P「だから千早は連絡をくれないのか?」
P「連絡が取れない状況だから!」
春香「…そうかもしれません」
P「…くそっ」
P「……俺は行く」
春香「行くってどこにですか?」
P「決まってるだろ、千早がいるロスにだ」
P「もともと行く予定だったんだ、前倒しで行ってもなんの問題もないだろ」
P「ということで今から行ってきますので音無さん後はお願いします」
小鳥「…は、はい!」
社長(…あまりの剣幕で話に入れなかったが行ってくるといい)
…
P(勢いで飛び出してきちゃったけど…)
P「とりあえず、千早がいるであろうスタジオに行ってみるか」
P「現地スタッフも日本人が多数だし、大丈夫だ」
P「…千早」
P「す、すみませーん」
「はいはい…あぁ日本のプロデューサーさん」
P「あ、お久しぶりです」
P「あの、千早いますか?連絡が通じなくて…」
「…千早ならいないよ」
P「え?」
「ここに行ってみるといい」
P「ここは?」
「行けばわかるさ」
P「はぁ…」
P(ギャラリー?)
P「まぁ行ってみなくちゃわからないか」
P「…」
P「なんか怖いな」
……ギャラリー
P「ここか」
P「…写真がいっぱいだ」
P「それも千早の写真」
P「さ、さすがに水着のはないか」
『大好きな人と』
P「…この写真」
P「千早がロスに行く前に一緒に撮った写真」
P「大好きな人とか…」
P「こっちの写真がやっぱり多い…少し雰囲気が変わったなぁ」
P「なんだ、笑顔の写真ばかりじゃないか」
P「心配して損したかもな」
『成長』
P「…これは」
P「…春香が言ったことは本当だったのか」
「あの…」
P「あ…はい…」
「なんで泣いてるんですか?」
「ハンカチです、どうぞ」
P「す”…すみません…」
P「この写真に写ってる娘綺麗ですよね…」
「そ、そうですか?」
P「はい…日本にいたときより確実に」
「ありがとうございます、プロデューサー!」
P「ん?」
「もしかして、たった数ヶ月会わなかっただけで忘れちゃったんですか?」
P「ち、千早…」
千早「…」
P「すまん、涙でちゃんと見えてなかったから気付けなかった…」
千早「もぅ…」
千早「ところでなんでプロデューサーがこちらに?」
千早「来るのは来週って聞いてましたけど」
P「…」
千早「もしかして…私が死んだと思ったとか」
P「なっ…!」
P「…そのもしかしてだよ」
千早「ふふっ」
千早「心配してくれてありがとうございます」
P「お前、病気は大丈夫なのか?」
千早「大丈夫です、こっちの腕の良い医者を紹介してもらって今はもう完治しました」
千早「優には何だか申し訳ないですけど」
P「よかった…」
P「千早が無事で」
千早「プロデューサー…」
P「はは、それを聞いたら力が抜けちゃったよ」
千早「…」
P「でもなんで写真展を?」
千早「こっちのカメラマンさんが私を気に入ってくれたみたいで」
千早「こっちでいろいろ撮影したんです」
千早「それにちょっと私も成長しましたから」
P「そ、そうみたいだな」
千早「はい、でも私はプロデューサーがこっちに来たのが驚きですよ」
P「それはお前が連絡しないからだろ!」
P「それに…」
P「返事をしたいなって思って、もし手遅れだったらいやだったから」
千早「…」
P「千早」
千早「はい」
P「手を貸せ」
千早「…これって指輪」
P「や、安物だけどな」
千早「でもなんで…」
P「いいから、個人的なプレゼントだ…ロスでの成功を祈念してってことの」
千早「ふふっ」
千早「…では個人的に受け取っておきます」
千早「あの、これ日本に帰ったらみんなにみせても良いですか?」
P「!」
P「それはダメだ…恥ずかしいし」
P「それに…」
P「みせていいのはお前がトップアイドルになれたらだ」
千早「…はい!」
おわり
元スレ
……数日前
千早「春香ちょっと」
春香「どうしたの?千早ちゃん」
千早「春香って恋をしたことある?」
春香「んー、恋じゃないけど…初恋ならあるかな」
千早「…初恋」
春香「うん!」
春香「小学生のときにね、まぁその恋はもちろん実らなかったけど」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:48:03.31 ID:CY7PHxDc0
千早「…そう」
春香「千早ちゃんも初恋はあるでしょ?聞かせて欲しいなぁ」
千早「私は…」
春香「うんうん」
千早「初恋…したことない」
春香「えぇ、嘘だぁ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:51:02.85 ID:CY7PHxDc0
千早「やっぱりそう思うわよね」
千早「でも、本当にないの」
千早「今までは…」
春香「今までは?」
千早「えぇ、でも最近ちょっと気になることがあって」
春香「?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:54:07.18 ID:CY7PHxDc0
千早「…これが初恋とか恋って言うかはわからないのだけれど」
千早「この人と会いたい…傍にいたいって思う人がいて」
千早「その人に会えないと寂しくて…そう思える人が初めてできたの」
春香「それって…ううん、なんでもない」
春香「そっかぁ、いいことだね!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:58:03.48 ID:CY7PHxDc0
千早「…えぇ」
春香「千早ちゃんに春だね…それなのになんで浮かない顔してるの?」
千早「…」
千早「春香は恋をすると死ぬ病気って信じる?」
春香「恋をすると死ぬ病気?なんか映画の話みたいだね」
千早「…」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:02:05.62 ID:CY7PHxDc0
春香「え?」
千早「やっぱり信じられないわよね」
春香「うん、ごめん…でもどうして?」
千早「弟の優が亡くなったのは知ってるわね?」
春香「事故でなく亡くなっちゃったんだよね…」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:06:02.90 ID:CY7PHxDc0
千早「表向きはね」
春香「どういうこと?」
千早「優は恋をして死んでしまった…」
千早「私に恋をして」
千早「優はお姉ちゃんとしてではなく、人として私を好きになった」
千早「そして亡くなった」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:10:05.72 ID:CY7PHxDc0
千早「当時の私にはそれが理解できなかったけど…」
春香「で、でも千早ちゃんがそうなるとは」
千早「うん、でももしそうなったらって思うと怖くて」
千早「だから恋愛はしないと心に決めていたの」
千早「…でも」
春香「そっかぁ…」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:14:29.55 ID:CY7PHxDc0
千早「私、あと数日したらロスで海外レコーディングが始まるでしょ?」
春香「そういえばそうだったね」
千早「この思いを届けられず向こうに行ったら…それこそ恋が原因で死んじゃうかもしれない」
千早「あの人に会えないかもしれないって思ったら…」
千早「だったら死んでもいい、一度だけでも告白したい…そう思ってるの」
千早「もし、死んでもそれなら満足だから」
春香「千早ちゃん…」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:18:02.27 ID:CY7PHxDc0
…
千早「プロデューサー」
P「ん?」
千早「プロデューサーは好きな人いますか?」
P「好きな人か…うーん」
P「お前ら全員好きだ」
P「俺は千早達がトップアイドルになるまで恋愛はしない、そう決めてる」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:22:02.56 ID:CY7PHxDc0
千早「そうですか」
P「あぁ」
千早「でも、少なからずプロデューサーに好意を持ってるアイドルはいますよ」
P「…」
千早「…私もその1人ですから」
P「おぃおぃ…」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:26:04.36 ID:CY7PHxDc0
千早「あ、返事とかはいいですから」
P「いいのか?」
千早「そのかわり、私と写真を撮ってください」
P「写真くらいならいいが」
千早「これを明日からのお守りにして頑張ります」
P「悪いな、俺もロスに着いて行きたかったんだが」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:30:03.29 ID:CY7PHxDc0
千早「大丈夫ですよ、向こうのスタッフとももう何度も会っていますし」
P「そうか」
P「本場でいろいろと学んでこいよ!」
千早「はい!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:34:06.49 ID:CY7PHxDc0
…数ヶ月後
P「…今日、千早から連絡はきましたか?」
小鳥「今日もきてませんね」
P「アイツ…毎月報告はちゃんとしろと言ったのにな」
P「春香、お前のところにも連絡はないのか?」
春香「…はい」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:38:03.19 ID:CY7PHxDc0
P「ん?どうした?」
春香「…」
P「春香?」
春香「プロデューサーさん、恋をすると死ぬ病気って知ってますか?」
P「…」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:42:08.42 ID:CY7PHxDc0
P「そういや前に千早から聞いたな」
春香「やっぱり…」
春香「千早ちゃんが好きになった人ってプロデューサーさんだったんだ」
P「ん?」
P「1人でぶつぶつどうした」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:46:04.77 ID:CY7PHxDc0
春香「前に千早ちゃんに教えてもらったんです」
春香「恋をすると死ぬ病気…」
春香「千早ちゃんの弟はその病気で死んでしまったんです」
P「…え?事故じゃ、いや、でも」
P「…だからどうした」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:50:02.54 ID:CY7PHxDc0
春香「千早ちゃんは今まで好きな人ができたことがなかったらしいんです」
春香「でも、とある人を好きになった」
P「…それって」
春香「プロデューサーさんです」
春香「千早ちゃんはこうも言ってました…ロスに行く前に気持ちを伝えたいと」
春香「それならもし、その病気で死んでしまっても悔いはないって」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:54:05.18 ID:CY7PHxDc0
P「…」
P「俺は…千早に言われたとき冗談だと思って流してしまった」
P「そうだったのか…でも、その病気ってのは千早もなってるかわからないんだろ?」
P「だったら!」
春香「…」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 01:58:08.65 ID:CY7PHxDc0
春香「その病気が発症するとき、身体の一部が成長するらしいんです」
春香「弟さんはまだ子どもだったからそこまで変化はみられなかったらしいですけど」
春香「でも千早ちゃんは言ってました…」
春香「とある部分が成長してきた気がするって」
P「そんな…」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:02:03.66 ID:CY7PHxDc0
P「だから千早は連絡をくれないのか?」
P「連絡が取れない状況だから!」
春香「…そうかもしれません」
P「…くそっ」
P「……俺は行く」
春香「行くってどこにですか?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:06:03.89 ID:CY7PHxDc0
P「決まってるだろ、千早がいるロスにだ」
P「もともと行く予定だったんだ、前倒しで行ってもなんの問題もないだろ」
P「ということで今から行ってきますので音無さん後はお願いします」
小鳥「…は、はい!」
社長(…あまりの剣幕で話に入れなかったが行ってくるといい)
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:10:04.56 ID:CY7PHxDc0
…
P(勢いで飛び出してきちゃったけど…)
P「とりあえず、千早がいるであろうスタジオに行ってみるか」
P「現地スタッフも日本人が多数だし、大丈夫だ」
P「…千早」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:14:13.88 ID:CY7PHxDc0
P「す、すみませーん」
「はいはい…あぁ日本のプロデューサーさん」
P「あ、お久しぶりです」
P「あの、千早いますか?連絡が通じなくて…」
「…千早ならいないよ」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:18:11.16 ID:CY7PHxDc0
P「え?」
「ここに行ってみるといい」
P「ここは?」
「行けばわかるさ」
P「はぁ…」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:22:02.26 ID:CY7PHxDc0
P(ギャラリー?)
P「まぁ行ってみなくちゃわからないか」
P「…」
P「なんか怖いな」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:26:04.45 ID:CY7PHxDc0
……ギャラリー
P「ここか」
P「…写真がいっぱいだ」
P「それも千早の写真」
P「さ、さすがに水着のはないか」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:30:07.43 ID:CY7PHxDc0
『大好きな人と』
P「…この写真」
P「千早がロスに行く前に一緒に撮った写真」
P「大好きな人とか…」
P「こっちの写真がやっぱり多い…少し雰囲気が変わったなぁ」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:34:06.32 ID:CY7PHxDc0
P「なんだ、笑顔の写真ばかりじゃないか」
P「心配して損したかもな」
『成長』
P「…これは」
P「…春香が言ったことは本当だったのか」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:38:04.97 ID:CY7PHxDc0
「あの…」
P「あ…はい…」
「なんで泣いてるんですか?」
「ハンカチです、どうぞ」
P「す”…すみません…」
P「この写真に写ってる娘綺麗ですよね…」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:42:03.98 ID:CY7PHxDc0
「そ、そうですか?」
P「はい…日本にいたときより確実に」
「ありがとうございます、プロデューサー!」
P「ん?」
「もしかして、たった数ヶ月会わなかっただけで忘れちゃったんですか?」
P「ち、千早…」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:46:08.33 ID:CY7PHxDc0
千早「…」
P「すまん、涙でちゃんと見えてなかったから気付けなかった…」
千早「もぅ…」
千早「ところでなんでプロデューサーがこちらに?」
千早「来るのは来週って聞いてましたけど」
P「…」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:50:03.79 ID:CY7PHxDc0
千早「もしかして…私が死んだと思ったとか」
P「なっ…!」
P「…そのもしかしてだよ」
千早「ふふっ」
千早「心配してくれてありがとうございます」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:54:08.08 ID:CY7PHxDc0
P「お前、病気は大丈夫なのか?」
千早「大丈夫です、こっちの腕の良い医者を紹介してもらって今はもう完治しました」
千早「優には何だか申し訳ないですけど」
P「よかった…」
P「千早が無事で」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 02:58:05.74 ID:CY7PHxDc0
千早「プロデューサー…」
P「はは、それを聞いたら力が抜けちゃったよ」
千早「…」
P「でもなんで写真展を?」
千早「こっちのカメラマンさんが私を気に入ってくれたみたいで」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 03:02:18.11 ID:CY7PHxDc0
千早「こっちでいろいろ撮影したんです」
千早「それにちょっと私も成長しましたから」
P「そ、そうみたいだな」
千早「はい、でも私はプロデューサーがこっちに来たのが驚きですよ」
P「それはお前が連絡しないからだろ!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 03:06:18.47 ID:CY7PHxDc0
P「それに…」
P「返事をしたいなって思って、もし手遅れだったらいやだったから」
千早「…」
P「千早」
千早「はい」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 03:10:05.84 ID:CY7PHxDc0
P「手を貸せ」
千早「…これって指輪」
P「や、安物だけどな」
千早「でもなんで…」
P「いいから、個人的なプレゼントだ…ロスでの成功を祈念してってことの」
千早「ふふっ」
千早「…では個人的に受け取っておきます」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 03:10:35.90 ID:CY7PHxDc0
千早「あの、これ日本に帰ったらみんなにみせても良いですか?」
P「!」
P「それはダメだ…恥ずかしいし」
P「それに…」
P「みせていいのはお前がトップアイドルになれたらだ」
千早「…はい!」
おわり
千早「恋をすると死ぬ病気って信じますか?」