2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:10:42.22 ID:hB0M70LF0
--- 765プロ事務所 ---
雪歩「おはようございますぅ」
社長「zzz・・・」
雪歩「(珍しくソファで寝てます。おつかれ様です)
こんなところで寝ていたらカゼ引きますよ?」ススッ・・・
雪歩 (あっ、手がすべって社長の頭をなでちゃいました! ごめんなさいぃぃ//)
社長「zzz・・・」パァァァァッ!!
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:13:47.51 ID:hB0M70LF0
雪歩「えッ!! いつも真っ黒い社長が、真っ白に浄化されちゃいましたー!!」
社長「おはよう萩原君。今日の私はなんだか天に昇れそうな気分だよ。
君のなでなでは人に幸せをもたらすようだね?」
雪歩「そんなぁ// いつもプロデューサーにしてもらっていますから・・・
! 社長! 足が床から離れてますぅ!! 戻ってきてくださいぃぃ!」
第一話 千早と72
---千早のオーディション前日 765プロ事務所---
千早 (くっ・・・歌に体形なんか関係ないわ! 72よ7272って・・・
ファンレターも72とか壁ってばっかり)
亜美「ゆきぴょん、そのアクセ72→?」
千早 (私が挑む壁は、歌手への道に立ちはだかる壁。
もう・・・いい加減にしてほしい!)
雪歩「あの壁のかな? 天使セットだよ」
千早「今度のオーディションで歌う曲、重苦しくて飛び立てそうにない
雰囲気だから72%くらいに力を抜きなさいって先生に注意されたけど、
私の72が悪いの?・・・なぜ私の100%で歌ってはダメなの?」
真美「これでファンの人たくさんジョーブツしてあげられるNE!」
千早「くっ・・・72が壁よ! 『♪ヴぁおいぃー どぉびぃぃ!』」
雪歩「成仏って、ま・・・
ピキピキ・・・ミシッ!
雪歩「ひぃっ! ガラスにヒビが!」
千早「♪もし しゥわ゛ァ あせぇぇぇぇぇッ! ちかァくに゛ぃぃぃ・・・・!!」
亜美「千早お姉ちゃん! 歌やめてYO!」
千早「♪・・・ ごめんなさい。私、もう72をどうしたらいいのかわからないの」
真美「んとね・・・テープをガラスのヒビに貼ることから、かな?」
ペタッ
雪歩「千早ちゃんは、いつもとぉってもがんばってるよね。
でも・・そのぅ・・私なんかが意見しちゃっていいのかわからないけど・・・
千早ちゃんは、力入れすぎなんじゃないのかな・・・って」
千早「萩原さん。私はこの運命的な歌に出会えた。
だからこれに私の全てをかけたいの。生半可な気持ちなんかでやりたくないわ!」
雪歩「ひうっ!!」
雪歩「千早ちゃん! 歌が下手でダンスはもっと下手でテンション管理も
ダメダメな私なんかが意見してごめんなさいぃぃっ!」
亜美「千早お姉ちゃん!ゆきぴょんイジメちゃだめっしょ!!」
真美「そーだYO! もっと楽しく歌わなくっちゃファンの人も楽しくないよ!」
千早「・・・くっ」
雪歩「えぇと、聞いてほしいな千早ちゃん・・・私、First Stageが好きなんだ。
ドキドキと不安に負けないで、好きな人への想いを精一杯伝えようと
初めの一歩を踏み出す勇気を持とうとする、内気な女の子の歌。
千早ちゃんならきっと、私よりこの歌の意味わかるんだよね?」
千早「・・・(萩原さんにとても合う歌よね)」
雪歩「私ね、はじめは最初から最後まで不安そうな声でしか歌えなかった。
これじゃ不安に負けて何ひとつできない、私みたいなダメダメな女の子の歌に
なっちゃう。私、この歌の子みたいに一歩ずつでも前に進みたい!!
でも、私どうしていいかわからなくて、プロデューサーに相談したんだ」
雪歩「プロデューサーは私におまじないをしてくれて、ちょっとだけだけど、
いつかは私のステージに立ちたいって気持ちを乗せて歌えるようになれたんだ。
今から、千早ちゃんにそのおまじないをしてあげるね!」
千早「(萩原さんをここまで変えたおまじないって何? 気になるわ。)
萩原さん・・・ありがとう。それではお願いするわ」
雪歩「それじゃ、始めるね千早ちゃん」スッ
千早「ひっ! ごめんなさいぶたないでッ!!」
雪歩「びくっ!・・・大丈夫だよ千早ちゃん。怖がらないでいいんだよ?」
千早「う・・・信じて、いいのね??」
亜美「ゆきぴょんが誰かイジメるトコなんて、亜美見たことないよ?」
真美「千早お姉ちゃん? 先生にビンタされそうな顔してたけど、どったの?」
千早 (大丈夫。萩原さんがあの人みたいにぶつはずないわ。だから、大丈夫)
千早「ごめんなさい。萩原さん」
雪歩「千早ちゃん、怖かったらいつでもやめるからね?」スッ
千早「!!ッ」キュッ
なでなで・・・
千早 (?? 私、なでられてる?)
雪歩「千早ちゃんは、いつも全力でがんばってて、とぉってもいい子ですぅ」なでなで
千早 (え・・・なぜ?)
なでなで・・・
亜美 (今のうちに天使セット、ゆきぴょんにつけてみよ☆)
真美 (いつもはちょっとコワイ千早お姉ちゃんが・・・真美たちみたい)
亜美 (まずは天使の輪っか・・・)
千早 (こんなことしてもらったこと、あの日からなかった。
私、優のために全てをかけてきたけど、それが本当に良いのか
わからなくて苦しかった)
千早 (だけど、萩原さんが今は良いって言ってくれてる気がする)
真美「千早お姉ちゃん、のんびり歩ってもいーんだよ??」
亜美「たまには全力Bダッシュだけどね!」
千早「(恥ずかしくて目を開けられない・・・)私は歌姫になりたいって
思ってここまで来たけど、なぜそこまで頑張ってきたのか
わからなくなって、私・・・」
なでなで・・・
亜美 (今度は天使の羽・・・)
真美 (天使のアンクル・・・)
雪歩「わ、私はいっつも休みっぱなしだけど・・・
千早ちゃんも時々はお休みしてもいいんじゃないかな??」なでなで
亜美真美 (ゆきぴょんの後ろにライトをセット・・・)ペカー
千早「! 私の前にいる萩原さんが、神々しい天使様に見えるわ・・・
私、亡くなった弟を忘れたくなくて、毎日何があっても練習してきた。
でも、優と遊んだ記憶、いっしょに過ごした時間、私の歌を聴いてる優の顔
・・・いつの間にか大切な思い出を、忘れてしまっていたのね」ウルッ
雪歩「て、天使だなんて// ・・・千早ちゃん、とってもつらかったんだね」
千早「えぇ・・・だけど思い出したわ。あの素晴らしい歌に出会えた私の喜びも、
楽しかった優との思い出も、全部、ここにある!・・・ちょっと小さいけど」ペタッ
亜美「真美殿、亜美たちの出番ですな!」
真美「んっふっふ~! 真美たちも千早お姉ちゃんをなでなでだ~」
なでなでなでなで・・・
千早「きゃっ! どこ撫でてるのよ真美!! 亜美も?」
真美「だって~頭はゆきぴょんがしてるからー」なでなで
亜美「代わりにお胸をなでなですることにしたんだYO!!
亜美たちのスペシャルなでなでで、ビックになること間違いなしだよ→」なでなで
雪歩 (できれば私のも・・・)なでなで
千早 (せっかく萩原さんのおかげで感動で胸が一杯になってたのに・・・
やだ、本当に胸が苦しくなってきた//)
なでなで
なで
なで
・・・
雪歩「ふふっ、千早ちゃん、険しい表情がだいぶ取れたみたいだね?」
千早「ありがとう萩原さん、それに亜美と真美も。私の空っぽだった胸に
素敵なものが満たされたわ。本当にありがとう」
亜美「まだありがとーと言うのは早いのDA!!」
真美「じゃ~ん!! 千早お姉ちゃんがビックになったか確認するのだ!!」
千早「え・・・これはメジャー?」
亜美「さ→真美センセの身体測定の時間だよ→ん!」
真美「出席番号27番 如月千早くん、さっそく脱ぎたまえ~!」
亜美「亜美も手伝うのだ~☆」
千早「え、いいわよ!・・・って、きゃー//」
雪歩 (あうあう・・・亜美ちゃん真美ちゃん脱がせるの上手ですぅ//)
真美「んじゃ計るよ~覚悟はいいかな千早くん?」
チキチキチキ・・・
亜美「真美先生、千早くんの胸囲は?」
千早・雪歩「・・・」
真美「千早くんの胸囲は!」
ゴクッ
真美「ななじゅう・・・」
千早「・・・っ!」
真美「さん!」
千早亜美雪歩「「おおーーっ!!」」
雪歩「おめでとう千早ちゃん!! いきなりボリュームアップだよぉ!」
亜美「んっふっふー♪ 亜美たちのゴールドフィンガーにかかれば
千早お姉ちゃんだってイチコロだよー☆」
真美「次はだれにしよーかな→」
雪歩 (私・・・がいいな// ところでこのメジャーの"JIS72級"ってなんだろう?)
千早「亜美 真美 萩原さん、本当にありがとう
今日まで忘れていた笑顔を思い出したわ。それにむ、胸にも少しだけ
自信が持てるようになれた。今なら、今日は笑える!
だから、明日はきっと幸せ! もう大丈夫よ! 」
亜美「今の千早お姉ちゃんなら!」
真美「どこまでだって!」
雪歩亜美真美「「さあ出発! オーライ(です~!)((DAよ→!))」」
---オーディション 歌姫楽園---
P「なぁ千早、この前から雰囲気変わっただけど、何かいい事あったのか?」
千早「私が色々なものに拘り過ぎていて、大切なことを忘れていたことに
気付かされたんです」
P「そうか。今日の千早の歌は伸びがあって、そのまま遠くの空まで響いて
いきそうだよな。肩の力が抜けて前より自由になった感じがするよ」
千早「はい。懐かしく思えるあの時の気持ち、色褪ることはありません。
私は今しかない今を・・・今は抱きしめていくだけです」
P「優君に765プロのみんな、そして出会ってきた人々がいて、、
今の千早がいるんだな。よし、思うようにやってこい!!」
千早「はいっ! 私はこの歌にありったけの想いを込めてきます!」
<審査中>
千早「♪あおいぃ とりぃーー もし幸せ・・・ちかくーにあぁっても~」
Vo審査員「3番の方、生き生きとしてるわ。素晴らしい成長を遂げたわね!」
Da審査員「なんてヤツだ! アイツそのまま飛び立っちまうんじゃネ-か!!」
Vi審査員「ハァハァ・・・なんてオーラなの! そのままアタシも連れてってぇ!!」
千早 (最高・・萩原さんの言葉今ならわかる!)
Vi審査員「それでは合格者を発表するわよっ」
Da審査員「合格者は、どう考えてもコイツだっ!」
・・・ ・・・ パッ!
Vo審査員「エントリーナンバー3番『蒼い鳥』の如月千早さんです!!
おめでとうございます!!」
P「おめでとう千早!!すごく良かったぞ!!」
千早「プロデューサーやりました! 合格です!!」
P「しかし、本当に何が千早を成長させてくれたんだろうな?」
千早「ふふっ、ただの『おまじない』です♪」
P (なんにせよ、結果オーライだな)
千早 (優・・・お姉ちゃんは優と、私と歌を聴いて下さる全ての人のために歌うわ!)
パーフェクトコミュニケーション(次回身体測定まで有効?)
第一話 完
第二話 真と女の子力(おんなのこりょく)
---765プロ事務所---
DANCE M@STER視聴中
真@TV「♪もっと! 高めて果てなく 心の 奥まで~」
雪歩「真ちゃんかっこいい!!」
真「雪歩! ボクは女の子なんだよ!? カッコいい女の子なんて変だよ!!
・・・こんな男の子にしか見られないダメダメなボクはっ!
社長の机でベンチプレス100回だ!!」ダダーッ!
雪歩「あぁ真ちゃぁん! 微妙に私の真似しないでよぅ!
・・・あ、今TVで真ちゃんアップになってます!」
真@TV「(アピール発動)まっこ・まっこ・りーん!!」キラキラーン!
雪歩「あ・・・(汗)」コチン
春香@TVCM「プロデューサーさん、ドームですよ、ドーム!」
雪歩「え、えーと真ちゃん、歌の後にしたアレは・・・?」
真「へへーん! 即興で考えたフラッシュアピールさ! かわいいでしょでしょ?
ボクは、雪歩みたいなかわいらしい女の子に見られたいんだ!」
雪歩「でも穴掘って埋まってる女の子は、私以外いないと思うよ?」
真「そうなの!? でもボクは雪歩みたいなワンピース着て、スカートフリフリさせて
『えへへっ』ってはにかんで、時々10秒で穴掘って埋まってみたりして//
男の子からのファンレター、いっぱいいっぱいほしいよぉ~!!」
雪歩「(私のマネなんかしたら、きっと大惨事になると思いますよぅ)
真ちゃん、聞いてもいいかな?」
真「なんだい雪歩?」
雪歩「今までずっと、今の真ちゃんみたいな感じだったのかな?」
真「・・・? そうだけど。何か変かな?」
雪歩「ちっちゃい頃は、何して遊んでたのかな?」
真「友達とサッカーとかバスケとかやりまくってたよ!」
雪歩「・・・女の子の友達となのかな?」
真「え? 友達が男とか女とか考えたことなかったけど、
女の子はあんまりいなかったかな」
雪歩「お休みの日は?」
真「空手の練習試合とか、格闘技やレースの観戦!!
すっごくワクワクしてさ、前の日のよく眠れなかったりしてさー!」
雪歩「う、うん・・・真ちゃん・・・
とっても、とっても言いにくいこと、なんだけどね・・・」
真「どうしたの雪歩?」
雪歩「えぇと・・・真ちゃんは私の大切なお友達だから、言うね?
その、真ちゃんのしてることって、その・・・あの・・・
女の子があまり・・しないこと・・ばっかりだと、思うよ?」
真「えぇぇぇぇっ!? そうなの雪歩?」
雪歩「ひゃぁっ!・・・う、うん。私の友達はお買い物したりお茶したり
編み物をしてる子もいたかな。お菓子も作ってたりするし・・・
私は着物とかお茶、詩集が好きなのは知ってるよね、真ちゃん?」
真「わぁぁぁ・・・//女の子っぽくて、ボクあこがれちゃうな~」
雪歩「えへへ、でも真ちゃんのサッパリした性格はうらやましいよ」
真「へっへへー♪ ありがとう雪歩」
雪歩「それで、真ちゃんは今よりもっと、女の子っぽく見られたいんだよね・・・?」
真「うん! 雪歩、何か良い方法あるかな?」
雪歩「・・・う~ん・・・女の子っぽい服を着るだけじゃまだまだだから・・・」
真 (雪歩がボクのために首をかしげて悩んでる・・・うぅー可愛いよぉぉ//)
雪歩「そうだっ☆ 真ちゃん、私に任せて!」キラーン☆
真「え・・(大丈夫かな?) わかったよ。雪歩」
雪歩「うん! ちょっと伊織ちゃんにお願いしてくるねっ!」
「・・・ ・・・・・て」
「にひひっ♪・・・面白そうね」
「ありがとう伊織ちゃん!」
真 (雪歩、いったい何をする気なんだろう・・・)
--- 水瀬邸 ---
雪歩「ふわぁぁ・・・」
真「すごいお屋敷だね・・・」
雪歩「どうやって入ったらいいんだろう??」
コツコツコツ・・・
真「雪歩、誰かこっちに来るよ?」
メイド「ようこそおいでくださいました萩原様、菊地様。
中で伊織様がお待ちでございます。さぁこちらへ・・・」
雪歩・真「「おじゃましまーす!」」
--- 水瀬邸 クローゼット室 ---
伊織「いかがかしら?この伊織ちゃんのクローゼットルームは?」
真「わぁぁぁ・・・事務所にはいつも同じ服しか着てこないから
こんなにいっぱい服を持っているなんてびっくりだよ!」
伊織「な・・・アレはバ○ナムの事情なんだから仕方ないの!」
雪歩 (バン○ムとか無印ってなんでしょう?)
雪歩「クローゼットと試着室だけの部屋があるなんて初めてだよ!
伊織ちゃんのお家はすごいなー」
伊織「にひひっ♪それじゃ雪歩、真 後は好きなの選んで着ていいわ。
もし汚れちゃったら出しておいて。メイドが集めて洗濯するわ」
雪歩「ありがとう伊織ちゃん。できるだけ汚さないようにするね!
さて! 真ちゃんはどんな服着てみたいのかな?」
真「うーんと、コレはフリフリしててかわいいなー。んっふっふ~!
うわっ!これ胸開きまくってるし//」
雪歩「時間はいっぱいあるからね真ちゃん。私は向こうで服選ぶね」
雪歩 (やっぱり伊織ちゃんはすごいです。お店じゃ男の店員さんに
こんなことお願いできないから・・・これにこれがいいかな。あとこの帽子も)
真「雪歩~ ねー雪歩ってば!!」
雪歩「ドキッ(隠さなきゃ!) どうしたの真ちゃん?」サッ
真「ねぇねぇ、どっちがボクに似合うかなー?」
雪歩「真ちゃんはさわやかな元気さが素敵だと思うから、
このちょっと明るい色で短めのワンピースが良いんじゃないかな?」
真「へへ~ん! ボクもそう思ってたんだ! 雪歩、ありがとう!」
雪歩「あ、それとね真ちゃん」
真「なんだい?」
雪歩「真ちゃんは"女の子"なんだから、『ボク』じゃなくて『私』だよ??」
真「え・・・わ、わかったよ雪歩。ボ・・・私は当然女の子だからね!」
雪歩「うん! じゃ、着替えよっか?」
真「♪ふふ~ん スキースキッ ダイスキ! まるでジェットコースターみたいね~」
雪歩 ("スキー"じゃなくて"スキ"だよ真ちゃん・・・私も頑張らなくっちゃ!)
真「ゆきほー、まだ~?」
雪歩「ああああ、ま、真ちゃん、ちょっと待ってぇー!
(うぅぅ苦しいです。でも真ちゃんのためならっ!)」
・・・
真「あれ・・・誰?男の人? 雪歩ー?」
雪歩「ふふっ。ボクは雪歩だよ。真ちゃんとってもかわいい・・ぞ☆」
真「え??? 声で雪歩ってわかったけど、その格好に『ボク』って何???」
真 (男物のジャケットとズボンで帽子を目深に被ってて目が見えないけど、
細いし胸がないから、雪歩がなんだか年下の男の子っぽく見えるなぁ)
雪歩「ふふっ、これがわ・・・ボクの考えた真ちゃん女の子力アップ作戦!!
『女の子らしくなって、男の子になでなでしてもらおうプラン』ですぅー
・・・じゃなかった// だぞぉ!!!」
真「雪歩!? 自分から男の人になっちゃって大丈夫なの?!」
雪歩「ぼ、ボクは男の子なんだから、全然だ、大丈夫なんだ・・・な//
真ちゃんすっごくかわいい・・ぜ!。だからなでなでしてあげるんだ・・・ぞ!」
伊織 (あら、早速はじめたわね雪歩。なかなか様になってるじゃない。
今度私もエスコートしてもらおうかしら)コソッ
真 (男の子になった雪歩、弟みたいでマジかわいい//
じゃなかった。いつもらしくない雪歩にドキドキしてきたなぁ)
雪歩「手つなぐ・・ぜ、真ちゃん?」サッ
真「え//」
雪歩「真ちゃん、これは男の子のボクと女の子と真ちゃんとの
で、デートだ・・・ですぅ//」
真「う・・・うん//」キュッ
雪歩「ふふっ、真ちゃんの手はとっても柔らかいな・・ぞ!」
真「(ちんちくりんでボクの彼氏さんの雪歩と手をつないでる・・・えへへっ//)
あそこに鏡があるよ、行こう!」キュッ
雪歩「そうだね、行こう!」
~鏡の前までらんらんるー
雪歩「あれ、真ちゃん髪ちょっとだけ切った・・・のかい?」
真「へっへ・・(じゃなかった) うん、そうだよ。
雪歩が気付いてくれて私うれしい・・・な!」
雪歩「そ、そんなの当然だ・・ぜ。女の子は身だしなみが大事なんだ」
伊織「雪歩~、真~、お気に入りは見つかったかしら?」
真「伊織! ボ、私にステキな服貸してくれてありがとう!」
伊織「にひひっ♪真とってもカワイイわよ!
あと素敵な彼氏さんね。後で私にも貸してもらおうかしら☆」
雪歩 (まま真ちゃんの彼氏さんだなんて//)
真「だ~め☆雪歩は私の彼なんだから♪」
雪歩 (わ、私は女の子で真ちゃんの彼氏さんで
伊織ちゃんにナンパされた男の子で・・・)プシュー
伊織「(すっかり女の子ね)屋敷の中にいてもつまんないだろうから、
自転車も貸してあげるわ。外に出ると色々面倒になるから、
庭の中なら好きなところで遊んでいていいわよ」
雪歩「ふ、服を貸してもらうだけじゃなくって、お庭に出てもいいの!?
伊織ちゃん?」
伊織「雪歩、アンタは真の彼氏でしょ? いいトコ見せてあげなさいっ!」
雪歩「あ・・・じゃ遠慮なく借りる・・・ぜ。感謝だぞ伊織ちゃん!」
伊織 「(ちゃん付けは直らないのね。まぁいいわ)二人とも楽しんでらっしゃい!」
雪歩「じゃ自転車に乗る・・・ぞ真ちゃん、後ろに乗って!」
真「え、雪歩が漕ぐの?」
雪歩「ボクは男の子なんだから漕ぐのは当たり前! 女の子は後ろなんだから!
さぁ乗った乗った~!」
真「じゃ、私は後ろに乗るね?」ポスッ
雪歩「それじゃ、いっくよー!」グッ
ヨタヨタ・・・
雪歩 (うぅぅ・・・10mしか進んでません。気を抜いたら倒れちゃいそうです)
真「雪歩、ここで降りて座らない?」
雪歩「うん! そうしようか!(やっぱり真ちゃんは優しいよぉ//)」
雪歩 (真ちゃんといっしょに雲を見てる。風がとっても気持ちいいです。
男の子ってけっこう大変なんだね。でもちょっとだけ、楽しいかも・・・
そうだ! 忘れるところでした!)
雪歩「真ちゃん・・・」スッ
なでなで・・・
真「えっ!」
雪歩「えへへ、どうかな? ボクのなでなで」
なでなで・・・
真「ふわぁっ// とってもドキドキするよ」
雪歩「初めて、かな?」
真「・・・うん」
雪歩「これが女の子の気持ちだよ」
真「(雪歩の手気持ちいいよ)ゆきほ・・・ポカポカしてきた」ぴとっ
雪歩「ふふっ、そのままずっとしてあげるよ」
真 「」スー・・・
雪歩「真ちゃん寝ちゃった。膝枕してあげ・・・るぞ、えっへん!
・・・今日は真ちゃんのために男の子になって、とっても疲れたけど
真ちゃん可愛かったなぁ//」ウトウト
・・・
スースー
スヤスヤ
真「あれっ、ボク・・・じゃなくて私寝ちゃってた?
雪歩に膝枕してもらってたんだ。雪歩は・・・寝てる?」
真 (雪歩はボクのために一生懸命がんばってくれたんだよね。
このやさしさが本当の雪歩の女の子らしさなのかな?
とびっきりのマイベストフレンド・・・雪歩大好きだよ!)
それから真のライブは元々ダンスの冴えた曲に加えて
女の子らしさが詰まった曲でもさわやかな色香を発揮して
男性からのファンレターも増えていった。
また雪歩とのデュオで混ざりにくかった互いの長所が
絡み合うになって男女問わずファンが増えていくのは
もう少し後のお話・・・
パーフェクトコミュニケーション(思い出さらに倍)
第二話 完
第三話 冬馬とぶつかる出会いはDramatic
--- ゴー マイ フェスティバル ---
はいさい!朝ご飯 vs ジュピター
(はいさい!朝ご飯:萩原雪歩・我那覇響・高槻やよい)
(ジュピター:天ヶ瀬冬馬・御手洗翔太・伊集院北斗)
四海出須世「WINNER! はいさい!朝ご飯 !」
ワァァァァッ!!
冬馬「くそ、あんな卑怯者に負けちまったな・・・」
雪歩@遠距離「あ、天ヶ瀬さん・・・どうして私達を、卑怯者と言うんですか?」
響「黒井社長がフェス直前で雪歩に、男性恐怖症なのを知ってて
ふっかけてきた方がよっぽど卑怯だぞ!!」
やよい「私たちは、なんにもズルなんてしていません!!」
冬馬「おっさんが弱小プロダクションの分際でここまで来れたのは
お前達が裏で汚いことをしているからだと言っていたんだ。そうだろ!?」
翔太「なにそれ冬馬?、ホンキで言ってるの?」
冬馬「なに? お前達は知らないのか?」
北斗「とてもじゃないけど、そんな雰囲気とは思えないね。
ねぇ黒ちゃん? ・・・いつの間にいなくなってるね?」
響「お前は社長の言葉だけでそう思いこんでたのか!!」
雪歩@遠距離「待って響ちゃん・・・天ヶ瀬さん、私達とプロデューサーは正々堂々と
活動してここまで来ました。やましいことは何もしていません。信じて下さい!」
冬馬「えーと、リーダーのお前。もう少し近付いて話してくれないか?」
雪歩@遠距離「私、男の人が・・ううん! 今から行きますね」
おずおず・・・大股で3歩の距離
雪歩「こ、これなら聞こえますかぁ?!」
雪歩「わ、私は萩原雪歩っ! はいさい!朝ご飯のリーダーです!」
私たちとプロデューサーは、何も卑怯なことは、していません!!
信じてくださいッ!!」
やよい「プロデューサーは私たちだけじゃなくてファンのみなさんや
スタッフさんのこと、とっても大切にしてくれまーっす!
ひきょうなことなんか、するはずがありません!」
響「そうさー! 高木社長は自分と貴音に、失敗したっていいから、
雪歩たちと一緒にまっすぐ進めと教えてくれたぞー!」
冬馬 (ウジウジ女に元961とガキくせーのの3人組、ありえねぇ。
でもこいつらに負けちまった。だがステージは、確かに悪くはなかったよな)
冬馬「おい萩原・・・お前達を、本物と信じていいのか?」
雪歩「は、はい! その証拠に、天ヶ瀬さんを・・・なでなでします!」
冬馬「なでなで・・・って、なんだ??」
雪歩「なでなでは、なでなでですぅ!」ぎゅっ
冬馬「俺の頭を撫でるってことか? 男性恐怖症でチビのお前がか?」
雪歩「う・・・ひんそーでちんちくりんな私ですけど、なでますぅ!」
冬馬「(ワケわかんねぇけど、今にも泣き出しそうだし断りずれぇ)
・・・じゃ、やってみろ。俺はここから逃げねぇぞ」
雪歩「はい!・・・(チャレンジです!)」ぎゅっ!
タッ
一歩目。
雪歩「う・・うぅっ・・・」ビクビク
冬馬「(おい大丈夫か?)やめてもいいんだぞ?!」
雪歩「嫌です! やめません!!」
ぎゅっ!
雪歩「響ちゃん!」
響「このユニットは雪歩だけじゃないさー! 自分もいるぞ!」
やよい「うっうー! 私も雪歩さんの仲間なんですよー!」
雪歩「響ちゃん、やよいちゃん・・・」
みんなで、二歩目。
冬馬 (俺の前に来るだけなのに、なんだかすげぇな)
雪歩「せーの!」ぎゅっ
雪歩・響・やよい「えいっ!」
みんなで、いっしょに、三歩目。
冬馬と雪歩は半歩の距離
雪歩「あ、天ヶ瀬さん。いまからな、なで・・なで、しますね?」ガクガク
冬馬「お、おう・・よろしく、頼むぜ(震えてるけど本当に大丈夫か?)」
雪歩 (天ヶ瀬さんはとっても背が高いです。思いっきり手を伸ばして
ジャンピングなでなでしかありません!! がんばれ雪歩負けるな雪歩!)
響「大丈夫だぞ雪歩! 自分達がついてるさー!」
やよい「雪歩さん、がんばってくださーい!」
雪歩 (テーマパークのチャレンジでワンちゃんにだって触れたんだから、
男の人の一匹や二匹、どうにでもなるはずですぅ!!)グッ
冬馬 (さっきまで怯えていた目が変わった!)
雪歩 (響ちゃんやよいちゃんプロデューサー・・・力を貸してくださいっ!!)
スーッ
冬馬 (しゃがんだ?)
雪歩「せーの、えいッ!!」
ピョン!!
ゴォォォォン!!
冬馬「うごぉっ!」
雪歩「キャーッ!」
響「天ヶ瀬のあごに当たった・・・えっと、鬼退治さぁー・・・」
翔太「萩原さんいいダイブだったね。とうま~大丈夫ー?」
冬馬「眩しく輝く星が見えたぜ・・・これが俺たちを負かしたヤツのオーラか・・・」バタッ
北斗「雪歩ちゃんが頑張り屋さんなのはわかったけど
アンタッチャブルな子猫ちゃんみたいだね」フッ
やよい「雪歩さん大丈夫ですかー?」
雪歩「うぅ、痛いですぅ。あ、天ヶ瀬さん大丈夫ですか?!
うぅ・・誤解を解けるチャンスだったのに私のせいで
こんなことに・・・こんなダメダメな私は・・・」
雪歩「穴掘って、埋まっておきますぅーっ!!!」
冬馬「いてて・・・アイツ思いっきり頭突きしやがって・・・」
雪歩@穴の中「ひぅっひぅっ・・・ごめんなさいぃー・・・」
冬馬 (はぁ・・・アイツ見てると卑怯とかどうとかもうバカバカしく
なってきた。こんなに不器用なやつに卑怯なコトできるはずねぇよ)
冬馬「おーい萩原、怒ってねーから穴から出てこーい!」」
雪歩@穴の中「びくぅっ!! お、鬼さんが、おいでおいでしてますぅ!」
やよい「雪歩さーん、天ヶ瀬さんはあご赤いかもですけどツノは生えてないですよー」
冬馬「(こいつも何なんだ?)お前も、その・・・悪かったな」
やよい「これで仲直りですー! ハイ ターッチ! いぇい!」パシーン!
冬馬 (・・・だからチビなんだからいきなりすんな。今度はビンタかよ)ヒリヒリ
響「ゆきほ~! もう鬼はいないさー!!」
冬馬 (お前も大概に・・・もういい、俺は鬼ヶ島羅刹でいいよ・・・)
冬馬@大股で穴から1歩「とにかくな萩原~、お前達が卑怯者じゃないのは
よーくわかったからな~! もう出てこーい!」
雪歩@穴の中「は、はいですぅ~ こちらこそすみませんでしたぁー!」
こうして天ヶ瀬冬馬の765プロへの疑惑は、はいさい!朝ご飯とのフェスと
雪歩の頭との二度にわたる衝突によって、どこかへ飛んでいった。
ぶつかってみなければ分かり合えないことも、たまにはあるさー
さて今日は何色かな?
パーフェクトコミュニケーション?(ただしフラグ成立はなし)
第三話 完
これにて 雪歩「なでなでですぅ」 おしまい
My Best Friendとひびぽ、ネタ被ってて切なくなりました。
ゆきぽPだけど千早が最近のSSでいじめられすぎてるような気がして・・・
ゆきまこはノーマルがいいです。
千早・真・響おかしかったらすみません。
元スレ
雪歩「えッ!! いつも真っ黒い社長が、真っ白に浄化されちゃいましたー!!」
社長「おはよう萩原君。今日の私はなんだか天に昇れそうな気分だよ。
君のなでなでは人に幸せをもたらすようだね?」
雪歩「そんなぁ// いつもプロデューサーにしてもらっていますから・・・
! 社長! 足が床から離れてますぅ!! 戻ってきてくださいぃぃ!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:18:26.68 ID:hB0M70LF0
第一話 千早と72
---千早のオーディション前日 765プロ事務所---
千早 (くっ・・・歌に体形なんか関係ないわ! 72よ7272って・・・
ファンレターも72とか壁ってばっかり)
亜美「ゆきぴょん、そのアクセ72→?」
千早 (私が挑む壁は、歌手への道に立ちはだかる壁。
もう・・・いい加減にしてほしい!)
雪歩「あの壁のかな? 天使セットだよ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:20:41.78 ID:hB0M70LF0
千早「今度のオーディションで歌う曲、重苦しくて飛び立てそうにない
雰囲気だから72%くらいに力を抜きなさいって先生に注意されたけど、
私の72が悪いの?・・・なぜ私の100%で歌ってはダメなの?」
真美「これでファンの人たくさんジョーブツしてあげられるNE!」
千早「くっ・・・72が壁よ! 『♪ヴぁおいぃー どぉびぃぃ!』」
雪歩「成仏って、ま・・・
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:22:48.10 ID:hB0M70LF0
ピキピキ・・・ミシッ!
雪歩「ひぃっ! ガラスにヒビが!」
千早「♪もし しゥわ゛ァ あせぇぇぇぇぇッ! ちかァくに゛ぃぃぃ・・・・!!」
亜美「千早お姉ちゃん! 歌やめてYO!」
千早「♪・・・ ごめんなさい。私、もう72をどうしたらいいのかわからないの」
真美「んとね・・・テープをガラスのヒビに貼ることから、かな?」
ペタッ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:24:52.98 ID:hB0M70LF0
雪歩「千早ちゃんは、いつもとぉってもがんばってるよね。
でも・・そのぅ・・私なんかが意見しちゃっていいのかわからないけど・・・
千早ちゃんは、力入れすぎなんじゃないのかな・・・って」
千早「萩原さん。私はこの運命的な歌に出会えた。
だからこれに私の全てをかけたいの。生半可な気持ちなんかでやりたくないわ!」
雪歩「ひうっ!!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:28:49.66 ID:hB0M70LF0
雪歩「千早ちゃん! 歌が下手でダンスはもっと下手でテンション管理も
ダメダメな私なんかが意見してごめんなさいぃぃっ!」
亜美「千早お姉ちゃん!ゆきぴょんイジメちゃだめっしょ!!」
真美「そーだYO! もっと楽しく歌わなくっちゃファンの人も楽しくないよ!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:30:57.89 ID:hB0M70LF0
千早「・・・くっ」
雪歩「えぇと、聞いてほしいな千早ちゃん・・・私、First Stageが好きなんだ。
ドキドキと不安に負けないで、好きな人への想いを精一杯伝えようと
初めの一歩を踏み出す勇気を持とうとする、内気な女の子の歌。
千早ちゃんならきっと、私よりこの歌の意味わかるんだよね?」
千早「・・・(萩原さんにとても合う歌よね)」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:33:02.57 ID:hB0M70LF0
雪歩「私ね、はじめは最初から最後まで不安そうな声でしか歌えなかった。
これじゃ不安に負けて何ひとつできない、私みたいなダメダメな女の子の歌に
なっちゃう。私、この歌の子みたいに一歩ずつでも前に進みたい!!
でも、私どうしていいかわからなくて、プロデューサーに相談したんだ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:37:13.33 ID:hB0M70LF0
雪歩「プロデューサーは私におまじないをしてくれて、ちょっとだけだけど、
いつかは私のステージに立ちたいって気持ちを乗せて歌えるようになれたんだ。
今から、千早ちゃんにそのおまじないをしてあげるね!」
千早「(萩原さんをここまで変えたおまじないって何? 気になるわ。)
萩原さん・・・ありがとう。それではお願いするわ」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:39:17.32 ID:hB0M70LF0
雪歩「それじゃ、始めるね千早ちゃん」スッ
千早「ひっ! ごめんなさいぶたないでッ!!」
雪歩「びくっ!・・・大丈夫だよ千早ちゃん。怖がらないでいいんだよ?」
千早「う・・・信じて、いいのね??」
亜美「ゆきぴょんが誰かイジメるトコなんて、亜美見たことないよ?」
真美「千早お姉ちゃん? 先生にビンタされそうな顔してたけど、どったの?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:45:52.23 ID:hB0M70LF0
千早 (大丈夫。萩原さんがあの人みたいにぶつはずないわ。だから、大丈夫)
千早「ごめんなさい。萩原さん」
雪歩「千早ちゃん、怖かったらいつでもやめるからね?」スッ
千早「!!ッ」キュッ
なでなで・・・
千早 (?? 私、なでられてる?)
雪歩「千早ちゃんは、いつも全力でがんばってて、とぉってもいい子ですぅ」なでなで
千早 (え・・・なぜ?)
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:47:56.67 ID:hB0M70LF0
なでなで・・・
亜美 (今のうちに天使セット、ゆきぴょんにつけてみよ☆)
真美 (いつもはちょっとコワイ千早お姉ちゃんが・・・真美たちみたい)
亜美 (まずは天使の輪っか・・・)
千早 (こんなことしてもらったこと、あの日からなかった。
私、優のために全てをかけてきたけど、それが本当に良いのか
わからなくて苦しかった)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:50:02.44 ID:hB0M70LF0
千早 (だけど、萩原さんが今は良いって言ってくれてる気がする)
真美「千早お姉ちゃん、のんびり歩ってもいーんだよ??」
亜美「たまには全力Bダッシュだけどね!」
千早「(恥ずかしくて目を開けられない・・・)私は歌姫になりたいって
思ってここまで来たけど、なぜそこまで頑張ってきたのか
わからなくなって、私・・・」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:52:07.73 ID:hB0M70LF0
なでなで・・・
亜美 (今度は天使の羽・・・)
真美 (天使のアンクル・・・)
雪歩「わ、私はいっつも休みっぱなしだけど・・・
千早ちゃんも時々はお休みしてもいいんじゃないかな??」なでなで
亜美真美 (ゆきぴょんの後ろにライトをセット・・・)ペカー
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:54:12.34 ID:hB0M70LF0
千早「! 私の前にいる萩原さんが、神々しい天使様に見えるわ・・・
私、亡くなった弟を忘れたくなくて、毎日何があっても練習してきた。
でも、優と遊んだ記憶、いっしょに過ごした時間、私の歌を聴いてる優の顔
・・・いつの間にか大切な思い出を、忘れてしまっていたのね」ウルッ
雪歩「て、天使だなんて// ・・・千早ちゃん、とってもつらかったんだね」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:57:37.94 ID:hB0M70LF0
千早「えぇ・・・だけど思い出したわ。あの素晴らしい歌に出会えた私の喜びも、
楽しかった優との思い出も、全部、ここにある!・・・ちょっと小さいけど」ペタッ
亜美「真美殿、亜美たちの出番ですな!」
真美「んっふっふ~! 真美たちも千早お姉ちゃんをなでなでだ~」
なでなでなでなで・・・
千早「きゃっ! どこ撫でてるのよ真美!! 亜美も?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 21:59:42.03 ID:hB0M70LF0
真美「だって~頭はゆきぴょんがしてるからー」なでなで
亜美「代わりにお胸をなでなですることにしたんだYO!!
亜美たちのスペシャルなでなでで、ビックになること間違いなしだよ→」なでなで
雪歩 (できれば私のも・・・)なでなで
千早 (せっかく萩原さんのおかげで感動で胸が一杯になってたのに・・・
やだ、本当に胸が苦しくなってきた//)
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:01:56.32 ID:hB0M70LF0
なでなで
なで
なで
・・・
雪歩「ふふっ、千早ちゃん、険しい表情がだいぶ取れたみたいだね?」
千早「ありがとう萩原さん、それに亜美と真美も。私の空っぽだった胸に
素敵なものが満たされたわ。本当にありがとう」
亜美「まだありがとーと言うのは早いのDA!!」
真美「じゃ~ん!! 千早お姉ちゃんがビックになったか確認するのだ!!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:04:02.93 ID:hB0M70LF0
千早「え・・・これはメジャー?」
亜美「さ→真美センセの身体測定の時間だよ→ん!」
真美「出席番号27番 如月千早くん、さっそく脱ぎたまえ~!」
亜美「亜美も手伝うのだ~☆」
千早「え、いいわよ!・・・って、きゃー//」
雪歩 (あうあう・・・亜美ちゃん真美ちゃん脱がせるの上手ですぅ//)
真美「んじゃ計るよ~覚悟はいいかな千早くん?」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:06:07.23 ID:hB0M70LF0
チキチキチキ・・・
亜美「真美先生、千早くんの胸囲は?」
千早・雪歩「・・・」
真美「千早くんの胸囲は!」
ゴクッ
真美「ななじゅう・・・」
千早「・・・っ!」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:08:12.39 ID:hB0M70LF0
真美「さん!」
千早亜美雪歩「「おおーーっ!!」」
雪歩「おめでとう千早ちゃん!! いきなりボリュームアップだよぉ!」
亜美「んっふっふー♪ 亜美たちのゴールドフィンガーにかかれば
千早お姉ちゃんだってイチコロだよー☆」
真美「次はだれにしよーかな→」
雪歩 (私・・・がいいな// ところでこのメジャーの"JIS72級"ってなんだろう?)
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:10:25.27 ID:hB0M70LF0
千早「亜美 真美 萩原さん、本当にありがとう
今日まで忘れていた笑顔を思い出したわ。それにむ、胸にも少しだけ
自信が持てるようになれた。今なら、今日は笑える!
だから、明日はきっと幸せ! もう大丈夫よ! 」
亜美「今の千早お姉ちゃんなら!」
真美「どこまでだって!」
雪歩亜美真美「「さあ出発! オーライ(です~!)((DAよ→!))」」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:12:45.72 ID:hB0M70LF0
---オーディション 歌姫楽園---
P「なぁ千早、この前から雰囲気変わっただけど、何かいい事あったのか?」
千早「私が色々なものに拘り過ぎていて、大切なことを忘れていたことに
気付かされたんです」
P「そうか。今日の千早の歌は伸びがあって、そのまま遠くの空まで響いて
いきそうだよな。肩の力が抜けて前より自由になった感じがするよ」
99: 32と33の間に入れ忘れましたorz 2012/05/17(木) 00:28:12.99 ID:Y5Ac1YkS0
千早「はい。懐かしく思えるあの時の気持ち、色褪ることはありません。
私は今しかない今を・・・今は抱きしめていくだけです」
P「優君に765プロのみんな、そして出会ってきた人々がいて、、
今の千早がいるんだな。よし、思うようにやってこい!!」
千早「はいっ! 私はこの歌にありったけの想いを込めてきます!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:14:48.41 ID:hB0M70LF0
<審査中>
千早「♪あおいぃ とりぃーー もし幸せ・・・ちかくーにあぁっても~」
Vo審査員「3番の方、生き生きとしてるわ。素晴らしい成長を遂げたわね!」
Da審査員「なんてヤツだ! アイツそのまま飛び立っちまうんじゃネ-か!!」
Vi審査員「ハァハァ・・・なんてオーラなの! そのままアタシも連れてってぇ!!」
千早 (最高・・萩原さんの言葉今ならわかる!)
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:16:52.64 ID:hB0M70LF0
Vi審査員「それでは合格者を発表するわよっ」
Da審査員「合格者は、どう考えてもコイツだっ!」
・・・ ・・・ パッ!
Vo審査員「エントリーナンバー3番『蒼い鳥』の如月千早さんです!!
おめでとうございます!!」
P「おめでとう千早!!すごく良かったぞ!!」
千早「プロデューサーやりました! 合格です!!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:18:57.56 ID:hB0M70LF0
P「しかし、本当に何が千早を成長させてくれたんだろうな?」
千早「ふふっ、ただの『おまじない』です♪」
P (なんにせよ、結果オーライだな)
千早 (優・・・お姉ちゃんは優と、私と歌を聴いて下さる全ての人のために歌うわ!)
パーフェクトコミュニケーション(次回身体測定まで有効?)
第一話 完
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:21:35.86 ID:hB0M70LF0
第二話 真と女の子力(おんなのこりょく)
---765プロ事務所---
DANCE M@STER視聴中
真@TV「♪もっと! 高めて果てなく 心の 奥まで~」
雪歩「真ちゃんかっこいい!!」
真「雪歩! ボクは女の子なんだよ!? カッコいい女の子なんて変だよ!!
・・・こんな男の子にしか見られないダメダメなボクはっ!
社長の机でベンチプレス100回だ!!」ダダーッ!
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:23:38.70 ID:hB0M70LF0
雪歩「あぁ真ちゃぁん! 微妙に私の真似しないでよぅ!
・・・あ、今TVで真ちゃんアップになってます!」
真@TV「(アピール発動)まっこ・まっこ・りーん!!」キラキラーン!
雪歩「あ・・・(汗)」コチン
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:25:42.80 ID:hB0M70LF0
春香@TVCM「プロデューサーさん、ドームですよ、ドーム!」
雪歩「え、えーと真ちゃん、歌の後にしたアレは・・・?」
真「へへーん! 即興で考えたフラッシュアピールさ! かわいいでしょでしょ?
ボクは、雪歩みたいなかわいらしい女の子に見られたいんだ!」
雪歩「でも穴掘って埋まってる女の子は、私以外いないと思うよ?」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:28:31.00 ID:hB0M70LF0
真「そうなの!? でもボクは雪歩みたいなワンピース着て、スカートフリフリさせて
『えへへっ』ってはにかんで、時々10秒で穴掘って埋まってみたりして//
男の子からのファンレター、いっぱいいっぱいほしいよぉ~!!」
雪歩「(私のマネなんかしたら、きっと大惨事になると思いますよぅ)
真ちゃん、聞いてもいいかな?」
真「なんだい雪歩?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:30:46.78 ID:hB0M70LF0
雪歩「今までずっと、今の真ちゃんみたいな感じだったのかな?」
真「・・・? そうだけど。何か変かな?」
雪歩「ちっちゃい頃は、何して遊んでたのかな?」
真「友達とサッカーとかバスケとかやりまくってたよ!」
雪歩「・・・女の子の友達となのかな?」
真「え? 友達が男とか女とか考えたことなかったけど、
女の子はあんまりいなかったかな」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:33:02.32 ID:hB0M70LF0
雪歩「お休みの日は?」
真「空手の練習試合とか、格闘技やレースの観戦!!
すっごくワクワクしてさ、前の日のよく眠れなかったりしてさー!」
雪歩「う、うん・・・真ちゃん・・・
とっても、とっても言いにくいこと、なんだけどね・・・」
真「どうしたの雪歩?」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:35:15.30 ID:hB0M70LF0
雪歩「えぇと・・・真ちゃんは私の大切なお友達だから、言うね?
その、真ちゃんのしてることって、その・・・あの・・・
女の子があまり・・しないこと・・ばっかりだと、思うよ?」
真「えぇぇぇぇっ!? そうなの雪歩?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:37:21.60 ID:hB0M70LF0
雪歩「ひゃぁっ!・・・う、うん。私の友達はお買い物したりお茶したり
編み物をしてる子もいたかな。お菓子も作ってたりするし・・・
私は着物とかお茶、詩集が好きなのは知ってるよね、真ちゃん?」
真「わぁぁぁ・・・//女の子っぽくて、ボクあこがれちゃうな~」
雪歩「えへへ、でも真ちゃんのサッパリした性格はうらやましいよ」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:39:28.35 ID:hB0M70LF0
真「へっへへー♪ ありがとう雪歩」
雪歩「それで、真ちゃんは今よりもっと、女の子っぽく見られたいんだよね・・・?」
真「うん! 雪歩、何か良い方法あるかな?」
雪歩「・・・う~ん・・・女の子っぽい服を着るだけじゃまだまだだから・・・」
真 (雪歩がボクのために首をかしげて悩んでる・・・うぅー可愛いよぉぉ//)
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:41:36.36 ID:hB0M70LF0
雪歩「そうだっ☆ 真ちゃん、私に任せて!」キラーン☆
真「え・・(大丈夫かな?) わかったよ。雪歩」
雪歩「うん! ちょっと伊織ちゃんにお願いしてくるねっ!」
「・・・ ・・・・・て」
「にひひっ♪・・・面白そうね」
「ありがとう伊織ちゃん!」
真 (雪歩、いったい何をする気なんだろう・・・)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:43:42.53 ID:hB0M70LF0
--- 水瀬邸 ---
雪歩「ふわぁぁ・・・」
真「すごいお屋敷だね・・・」
雪歩「どうやって入ったらいいんだろう??」
コツコツコツ・・・
真「雪歩、誰かこっちに来るよ?」
メイド「ようこそおいでくださいました萩原様、菊地様。
中で伊織様がお待ちでございます。さぁこちらへ・・・」
雪歩・真「「おじゃましまーす!」」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:45:48.57 ID:hB0M70LF0
--- 水瀬邸 クローゼット室 ---
伊織「いかがかしら?この伊織ちゃんのクローゼットルームは?」
真「わぁぁぁ・・・事務所にはいつも同じ服しか着てこないから
こんなにいっぱい服を持っているなんてびっくりだよ!」
伊織「な・・・アレはバ○ナムの事情なんだから仕方ないの!」
雪歩 (バン○ムとか無印ってなんでしょう?)
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:47:53.63 ID:hB0M70LF0
雪歩「クローゼットと試着室だけの部屋があるなんて初めてだよ!
伊織ちゃんのお家はすごいなー」
伊織「にひひっ♪それじゃ雪歩、真 後は好きなの選んで着ていいわ。
もし汚れちゃったら出しておいて。メイドが集めて洗濯するわ」
雪歩「ありがとう伊織ちゃん。できるだけ汚さないようにするね!
さて! 真ちゃんはどんな服着てみたいのかな?」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:50:14.04 ID:hB0M70LF0
真「うーんと、コレはフリフリしててかわいいなー。んっふっふ~!
うわっ!これ胸開きまくってるし//」
雪歩「時間はいっぱいあるからね真ちゃん。私は向こうで服選ぶね」
雪歩 (やっぱり伊織ちゃんはすごいです。お店じゃ男の店員さんに
こんなことお願いできないから・・・これにこれがいいかな。あとこの帽子も)
真「雪歩~ ねー雪歩ってば!!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:52:18.92 ID:hB0M70LF0
雪歩「ドキッ(隠さなきゃ!) どうしたの真ちゃん?」サッ
真「ねぇねぇ、どっちがボクに似合うかなー?」
雪歩「真ちゃんはさわやかな元気さが素敵だと思うから、
このちょっと明るい色で短めのワンピースが良いんじゃないかな?」
真「へへ~ん! ボクもそう思ってたんだ! 雪歩、ありがとう!」
雪歩「あ、それとね真ちゃん」
真「なんだい?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:54:28.55 ID:hB0M70LF0
雪歩「真ちゃんは"女の子"なんだから、『ボク』じゃなくて『私』だよ??」
真「え・・・わ、わかったよ雪歩。ボ・・・私は当然女の子だからね!」
雪歩「うん! じゃ、着替えよっか?」
真「♪ふふ~ん スキースキッ ダイスキ! まるでジェットコースターみたいね~」
雪歩 ("スキー"じゃなくて"スキ"だよ真ちゃん・・・私も頑張らなくっちゃ!)
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:56:43.91 ID:hB0M70LF0
真「ゆきほー、まだ~?」
雪歩「ああああ、ま、真ちゃん、ちょっと待ってぇー!
(うぅぅ苦しいです。でも真ちゃんのためならっ!)」
・・・
真「あれ・・・誰?男の人? 雪歩ー?」
雪歩「ふふっ。ボクは雪歩だよ。真ちゃんとってもかわいい・・ぞ☆」
真「え??? 声で雪歩ってわかったけど、その格好に『ボク』って何???」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 22:58:51.14 ID:hB0M70LF0
真 (男物のジャケットとズボンで帽子を目深に被ってて目が見えないけど、
細いし胸がないから、雪歩がなんだか年下の男の子っぽく見えるなぁ)
雪歩「ふふっ、これがわ・・・ボクの考えた真ちゃん女の子力アップ作戦!!
『女の子らしくなって、男の子になでなでしてもらおうプラン』ですぅー
・・・じゃなかった// だぞぉ!!!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:01:06.07 ID:hB0M70LF0
真「雪歩!? 自分から男の人になっちゃって大丈夫なの?!」
雪歩「ぼ、ボクは男の子なんだから、全然だ、大丈夫なんだ・・・な//
真ちゃんすっごくかわいい・・ぜ!。だからなでなでしてあげるんだ・・・ぞ!」
伊織 (あら、早速はじめたわね雪歩。なかなか様になってるじゃない。
今度私もエスコートしてもらおうかしら)コソッ
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:03:09.64 ID:hB0M70LF0
真 (男の子になった雪歩、弟みたいでマジかわいい//
じゃなかった。いつもらしくない雪歩にドキドキしてきたなぁ)
雪歩「手つなぐ・・ぜ、真ちゃん?」サッ
真「え//」
雪歩「真ちゃん、これは男の子のボクと女の子と真ちゃんとの
で、デートだ・・・ですぅ//」
真「う・・・うん//」キュッ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:05:16.13 ID:hB0M70LF0
雪歩「ふふっ、真ちゃんの手はとっても柔らかいな・・ぞ!」
真「(ちんちくりんでボクの彼氏さんの雪歩と手をつないでる・・・えへへっ//)
あそこに鏡があるよ、行こう!」キュッ
雪歩「そうだね、行こう!」
~鏡の前までらんらんるー
雪歩「あれ、真ちゃん髪ちょっとだけ切った・・・のかい?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:07:22.62 ID:hB0M70LF0
真「へっへ・・(じゃなかった) うん、そうだよ。
雪歩が気付いてくれて私うれしい・・・な!」
雪歩「そ、そんなの当然だ・・ぜ。女の子は身だしなみが大事なんだ」
伊織「雪歩~、真~、お気に入りは見つかったかしら?」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:09:28.12 ID:hB0M70LF0
真「伊織! ボ、私にステキな服貸してくれてありがとう!」
伊織「にひひっ♪真とってもカワイイわよ!
あと素敵な彼氏さんね。後で私にも貸してもらおうかしら☆」
雪歩 (まま真ちゃんの彼氏さんだなんて//)
真「だ~め☆雪歩は私の彼なんだから♪」
雪歩 (わ、私は女の子で真ちゃんの彼氏さんで
伊織ちゃんにナンパされた男の子で・・・)プシュー
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:11:33.73 ID:hB0M70LF0
伊織「(すっかり女の子ね)屋敷の中にいてもつまんないだろうから、
自転車も貸してあげるわ。外に出ると色々面倒になるから、
庭の中なら好きなところで遊んでいていいわよ」
雪歩「ふ、服を貸してもらうだけじゃなくって、お庭に出てもいいの!?
伊織ちゃん?」
伊織「雪歩、アンタは真の彼氏でしょ? いいトコ見せてあげなさいっ!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:13:37.69 ID:hB0M70LF0
雪歩「あ・・・じゃ遠慮なく借りる・・・ぜ。感謝だぞ伊織ちゃん!」
伊織 「(ちゃん付けは直らないのね。まぁいいわ)二人とも楽しんでらっしゃい!」
雪歩「じゃ自転車に乗る・・・ぞ真ちゃん、後ろに乗って!」
真「え、雪歩が漕ぐの?」
雪歩「ボクは男の子なんだから漕ぐのは当たり前! 女の子は後ろなんだから!
さぁ乗った乗った~!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:15:39.58 ID:hB0M70LF0
真「じゃ、私は後ろに乗るね?」ポスッ
雪歩「それじゃ、いっくよー!」グッ
ヨタヨタ・・・
雪歩 (うぅぅ・・・10mしか進んでません。気を抜いたら倒れちゃいそうです)
真「雪歩、ここで降りて座らない?」
雪歩「うん! そうしようか!(やっぱり真ちゃんは優しいよぉ//)」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:17:40.26 ID:hB0M70LF0
雪歩 (真ちゃんといっしょに雲を見てる。風がとっても気持ちいいです。
男の子ってけっこう大変なんだね。でもちょっとだけ、楽しいかも・・・
そうだ! 忘れるところでした!)
雪歩「真ちゃん・・・」スッ
なでなで・・・
真「えっ!」
雪歩「えへへ、どうかな? ボクのなでなで」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:19:45.14 ID:hB0M70LF0
なでなで・・・
真「ふわぁっ// とってもドキドキするよ」
雪歩「初めて、かな?」
真「・・・うん」
雪歩「これが女の子の気持ちだよ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:27:21.11 ID:hB0M70LF0
真「(雪歩の手気持ちいいよ)ゆきほ・・・ポカポカしてきた」ぴとっ
雪歩「ふふっ、そのままずっとしてあげるよ」
真 「」スー・・・
雪歩「真ちゃん寝ちゃった。膝枕してあげ・・・るぞ、えっへん!
・・・今日は真ちゃんのために男の子になって、とっても疲れたけど
真ちゃん可愛かったなぁ//」ウトウト
・・・
スースー
スヤスヤ
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:29:27.98 ID:hB0M70LF0
真「あれっ、ボク・・・じゃなくて私寝ちゃってた?
雪歩に膝枕してもらってたんだ。雪歩は・・・寝てる?」
真 (雪歩はボクのために一生懸命がんばってくれたんだよね。
このやさしさが本当の雪歩の女の子らしさなのかな?
とびっきりのマイベストフレンド・・・雪歩大好きだよ!)
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:31:33.12 ID:hB0M70LF0
それから真のライブは元々ダンスの冴えた曲に加えて
女の子らしさが詰まった曲でもさわやかな色香を発揮して
男性からのファンレターも増えていった。
また雪歩とのデュオで混ざりにくかった互いの長所が
絡み合うになって男女問わずファンが増えていくのは
もう少し後のお話・・・
パーフェクトコミュニケーション(思い出さらに倍)
第二話 完
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:33:37.40 ID:hB0M70LF0
第三話 冬馬とぶつかる出会いはDramatic
--- ゴー マイ フェスティバル ---
はいさい!朝ご飯 vs ジュピター
(はいさい!朝ご飯:萩原雪歩・我那覇響・高槻やよい)
(ジュピター:天ヶ瀬冬馬・御手洗翔太・伊集院北斗)
四海出須世「WINNER! はいさい!朝ご飯 !」
ワァァァァッ!!
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:36:18.80 ID:hB0M70LF0
冬馬「くそ、あんな卑怯者に負けちまったな・・・」
雪歩@遠距離「あ、天ヶ瀬さん・・・どうして私達を、卑怯者と言うんですか?」
響「黒井社長がフェス直前で雪歩に、男性恐怖症なのを知ってて
ふっかけてきた方がよっぽど卑怯だぞ!!」
やよい「私たちは、なんにもズルなんてしていません!!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:38:42.14 ID:hB0M70LF0
冬馬「おっさんが弱小プロダクションの分際でここまで来れたのは
お前達が裏で汚いことをしているからだと言っていたんだ。そうだろ!?」
翔太「なにそれ冬馬?、ホンキで言ってるの?」
冬馬「なに? お前達は知らないのか?」
北斗「とてもじゃないけど、そんな雰囲気とは思えないね。
ねぇ黒ちゃん? ・・・いつの間にいなくなってるね?」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:40:47.97 ID:hB0M70LF0
響「お前は社長の言葉だけでそう思いこんでたのか!!」
雪歩@遠距離「待って響ちゃん・・・天ヶ瀬さん、私達とプロデューサーは正々堂々と
活動してここまで来ました。やましいことは何もしていません。信じて下さい!」
冬馬「えーと、リーダーのお前。もう少し近付いて話してくれないか?」
雪歩@遠距離「私、男の人が・・ううん! 今から行きますね」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:42:52.22 ID:hB0M70LF0
おずおず・・・大股で3歩の距離
雪歩「こ、これなら聞こえますかぁ?!」
雪歩「わ、私は萩原雪歩っ! はいさい!朝ご飯のリーダーです!」
私たちとプロデューサーは、何も卑怯なことは、していません!!
信じてくださいッ!!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:44:57.45 ID:hB0M70LF0
やよい「プロデューサーは私たちだけじゃなくてファンのみなさんや
スタッフさんのこと、とっても大切にしてくれまーっす!
ひきょうなことなんか、するはずがありません!」
響「そうさー! 高木社長は自分と貴音に、失敗したっていいから、
雪歩たちと一緒にまっすぐ進めと教えてくれたぞー!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:47:02.98 ID:hB0M70LF0
冬馬 (ウジウジ女に元961とガキくせーのの3人組、ありえねぇ。
でもこいつらに負けちまった。だがステージは、確かに悪くはなかったよな)
冬馬「おい萩原・・・お前達を、本物と信じていいのか?」
雪歩「は、はい! その証拠に、天ヶ瀬さんを・・・なでなでします!」
冬馬「なでなで・・・って、なんだ??」
雪歩「なでなでは、なでなでですぅ!」ぎゅっ
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:49:07.39 ID:hB0M70LF0
冬馬「俺の頭を撫でるってことか? 男性恐怖症でチビのお前がか?」
雪歩「う・・・ひんそーでちんちくりんな私ですけど、なでますぅ!」
冬馬「(ワケわかんねぇけど、今にも泣き出しそうだし断りずれぇ)
・・・じゃ、やってみろ。俺はここから逃げねぇぞ」
雪歩「はい!・・・(チャレンジです!)」ぎゅっ!
タッ
一歩目。
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:53:33.00 ID:hB0M70LF0
雪歩「う・・うぅっ・・・」ビクビク
冬馬「(おい大丈夫か?)やめてもいいんだぞ?!」
雪歩「嫌です! やめません!!」
ぎゅっ!
雪歩「響ちゃん!」
響「このユニットは雪歩だけじゃないさー! 自分もいるぞ!」
やよい「うっうー! 私も雪歩さんの仲間なんですよー!」
雪歩「響ちゃん、やよいちゃん・・・」
みんなで、二歩目。
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:55:38.22 ID:hB0M70LF0
冬馬 (俺の前に来るだけなのに、なんだかすげぇな)
雪歩「せーの!」ぎゅっ
雪歩・響・やよい「えいっ!」
みんなで、いっしょに、三歩目。
冬馬と雪歩は半歩の距離
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:57:42.69 ID:hB0M70LF0
雪歩「あ、天ヶ瀬さん。いまからな、なで・・なで、しますね?」ガクガク
冬馬「お、おう・・よろしく、頼むぜ(震えてるけど本当に大丈夫か?)」
雪歩 (天ヶ瀬さんはとっても背が高いです。思いっきり手を伸ばして
ジャンピングなでなでしかありません!! がんばれ雪歩負けるな雪歩!)
響「大丈夫だぞ雪歩! 自分達がついてるさー!」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/16(水) 23:59:47.55 ID:hB0M70LF0
やよい「雪歩さん、がんばってくださーい!」
雪歩 (テーマパークのチャレンジでワンちゃんにだって触れたんだから、
男の人の一匹や二匹、どうにでもなるはずですぅ!!)グッ
冬馬 (さっきまで怯えていた目が変わった!)
雪歩 (響ちゃんやよいちゃんプロデューサー・・・力を貸してくださいっ!!)
スーッ
冬馬 (しゃがんだ?)
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:01:55.25 ID:Y5Ac1YkS0
雪歩「せーの、えいッ!!」
ピョン!!
ゴォォォォン!!
冬馬「うごぉっ!」
雪歩「キャーッ!」
響「天ヶ瀬のあごに当たった・・・えっと、鬼退治さぁー・・・」
翔太「萩原さんいいダイブだったね。とうま~大丈夫ー?」
冬馬「眩しく輝く星が見えたぜ・・・これが俺たちを負かしたヤツのオーラか・・・」バタッ
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:03:59.39 ID:hB0M70LF0
北斗「雪歩ちゃんが頑張り屋さんなのはわかったけど
アンタッチャブルな子猫ちゃんみたいだね」フッ
やよい「雪歩さん大丈夫ですかー?」
雪歩「うぅ、痛いですぅ。あ、天ヶ瀬さん大丈夫ですか?!
うぅ・・誤解を解けるチャンスだったのに私のせいで
こんなことに・・・こんなダメダメな私は・・・」
雪歩「穴掘って、埋まっておきますぅーっ!!!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:06:02.44 ID:Y5Ac1YkS0
冬馬「いてて・・・アイツ思いっきり頭突きしやがって・・・」
雪歩@穴の中「ひぅっひぅっ・・・ごめんなさいぃー・・・」
冬馬 (はぁ・・・アイツ見てると卑怯とかどうとかもうバカバカしく
なってきた。こんなに不器用なやつに卑怯なコトできるはずねぇよ)
冬馬「おーい萩原、怒ってねーから穴から出てこーい!」」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:08:43.86 ID:Y5Ac1YkS0
雪歩@穴の中「びくぅっ!! お、鬼さんが、おいでおいでしてますぅ!」
やよい「雪歩さーん、天ヶ瀬さんはあご赤いかもですけどツノは生えてないですよー」
冬馬「(こいつも何なんだ?)お前も、その・・・悪かったな」
やよい「これで仲直りですー! ハイ ターッチ! いぇい!」パシーン!
冬馬 (・・・だからチビなんだからいきなりすんな。今度はビンタかよ)ヒリヒリ
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:10:47.52 ID:Y5Ac1YkS0
響「ゆきほ~! もう鬼はいないさー!!」
冬馬 (お前も大概に・・・もういい、俺は鬼ヶ島羅刹でいいよ・・・)
冬馬@大股で穴から1歩「とにかくな萩原~、お前達が卑怯者じゃないのは
よーくわかったからな~! もう出てこーい!」
雪歩@穴の中「は、はいですぅ~ こちらこそすみませんでしたぁー!」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:12:56.29 ID:Y5Ac1YkS0
こうして天ヶ瀬冬馬の765プロへの疑惑は、はいさい!朝ご飯とのフェスと
雪歩の頭との二度にわたる衝突によって、どこかへ飛んでいった。
ぶつかってみなければ分かり合えないことも、たまにはあるさー
さて今日は何色かな?
パーフェクトコミュニケーション?(ただしフラグ成立はなし)
第三話 完
これにて 雪歩「なでなでですぅ」 おしまい
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/17(木) 00:15:34.51 ID:Y5Ac1YkS0
My Best Friendとひびぽ、ネタ被ってて切なくなりました。
ゆきぽPだけど千早が最近のSSでいじめられすぎてるような気がして・・・
ゆきまこはノーマルがいいです。
千早・真・響おかしかったらすみません。
雪歩「なでなでですぅ」