1: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 13:58:32.06 ID:vQxrUyJn.net
ルビィ「ちょっと聞きたい事があるんだけど」
千歌「なーに?」
ルビィ「千歌ちゃんはお姉さんに甘えたりする?」
千歌「え?お姉ちゃんに?」
千歌「う~ん……」ウデクミ
千歌「怒られる事はよくあるけど、私から甘える、ねぇ……」
千歌「あんまりないかな。なに?ルビィちゃんダイヤさんに甘えたいの?」
ルビィ「うん、甘えたいというかもっと仲良くなりたいというか」
ルビィ「でも、甘えるってどうすればいいかよくわからなくてさ」
千歌「そうだねぇ、たとえば……」
ルビィ『お姉ちゃんなでなでしてぇ~』ギュー
ダイヤ『んま~ルビィは可愛いでちゅね~!!』ワシャワシャ
千歌「こんな感じ?」
ルビィ「いや、お姉ちゃんこんなキャラじゃないし……」
千歌「ちょっと違ったか~」
4: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 14:16:33.72 ID:vQxrUyJn.net
ルビィ「そうだ、理亞ちゃんにも聞いてみよう」
千歌「電話するの?」
ルビィ「うん。ー出るかな」
プルルル…プルルル…
理亞『もしもし?どうしたの?』
ルビィ「あ、理亞ちゃん。ちょっと聞きたい事があるんだけどね。理亞ちゃんは聖良さんに甘えたりする?」
理亞『なっ!?いきなり何言い出すのよ』
ルビィ「今千歌ちゃんと話しててさ。同じ妹として理亞ちゃんの意見を聞きたくて」
理亞『私が姉様に甘えるなんて……そんな事……』
ルビィ「理亞ちゃんも甘えないの?」
理亞『……甘える訳、ないでしょ……』
ルビィ「甘えたいと思った事は?」
理亞『えっ?そ、それは……』
理亞『…………ない』
理亞『思った事も、ない……』
ルビィ「そっかぁ、わかったよ。ありがとね」
理亞『ま、待って』
ルビィ「ん?」
理亞『ルビィは、お姉さんに甘えたいの?』
ルビィ「まぁ、ね。どうやって甘えようか考えてたんだけど」
理亞『そう……』
ルビィ「それじゃ、変な事聞いてごめんね。
ばいばい」
理亞『うん……じゃ』
ルビィ「理亞ちゃんもよくわからないみたい」
千歌「まぁ理亞ちゃんは聖良さんに甘えるようには見えないもんね」
ルビィ「そもそも、甘えるってなんだろうね」
ルビィ「一緒に遊んだり、買い物したり?なんか違うよね」
千歌「ん~そういう時におねだりしてみるのはどうかな?甘えてない?」
ルビィ「あ、いいねそれ。やってみようかな」
千歌「私達から言ってみるっていうのがポイントかもしれないね」
ルビィ「でも、ルビィから言うのって緊張するな……」
ルビィ「いつもお姉ちゃんから声をかけてもらってるからさ」
千歌「そんな気を使わなくてもいいんじゃない?姉妹なんだから」
ルビィ「大丈夫かな……?」
千歌「いや、大丈夫でしょ。ダイヤさん嬉しいと思うけど」
ルビィ「う~ん、まだ色々不安だよ」
千歌「じゃあさ、お姉さんのメンバーに話聞いてみようよ」
ルビィ「それいいね、行こう行こう」
穂乃果「妹が甘えてくるか?」
穂乃果「いや~うちの雪穂は全然甘えて来ないよ。むしろ穂乃果の方が雪穂に甘えちゃってお母さんによく怒られるんだ。あはは……」
穂乃果「甘えてきたらどうかって?そんなの嬉しいに決まってるよ‼普段甘えてこない分甘えてきた時のギャップがたまらないよね~」
穂乃果「今日は雪穂と一瞬にお風呂入ろっかな~」
絵里「え?亜里沙の事?」
絵里「そうね、あの子は結構甘えん坊ね。一緒に歩いてよく手を握ってくるし、たまに一緒に
寝る時もあるし……」
絵里「嫌じゃないわよ。ただ、人目の多い所でくっついてくるのは少し恥ずかしいけれど」
絵里「意識するとそれがこっちにも伝わるからなるべく自然に接した方がいいわよ」
にこ「うちの妹達はそりゃあ甘えたい盛りよ」
にこ「こころはしっかりしてるように見えて本当は甘えたいのが丸わかり。ここあと虎太朗が甘えてるの見て遠慮してるんでしょうね」
にこ「ベタベタされるのなんて日常茶飯事だからもう慣れたわよ。嬉しいとも嫌とも思わないわ」
にこ「まぁでも……やっぱりうちのチビ達は1番可愛いわよね。あんた達のお姉さんだってそう思ってるはずよ」
彼方「遥ちゃんはね~普段はそんなに甘えてこないかな」
彼方「たま~にお勉強教えてあげたり遥ちゃんのリクエストでご飯作ったりしてあげてるよ」
彼方「妹が甘えてきたら姉としては全力で可愛がるに決まってるね。遥ちゃんそんな子じゃないけど」
彼方「お姉ちゃんってのはなんだかんだ妹の事大好きだから遠慮せずに甘えてみなよ~」
ルビィ「さすがお姉さん達の意見は参考になったね」
千歌「お風呂に入ったり、手を繋いだり、一緒に寝たり」
千歌「ベタベタってのはくっつくのかな?あと勉強を教えてもらったりご飯のリクエスト」
千歌「なにをすればいいのかもわかってきたね」
ルビィ「うん。それにしても、お姉さんって妹弟の事大好きなんだね」
ルビィ「お姉ちゃんもそう思ってくれてるのかな……」
千歌「それも甘えた勢いで聞いてみなよ」
ルビィ「それは恥ずかしいよ」
千歌「私も四人の話聞いてたら甘えたくなってきたな~」
ルビィ「ルビィも……頑張ってみるよ」
千歌「よーし、それじゃ作戦開始だ!!」
ルビィ「あの、お姉ちゃん」
ダイヤ「どうしたの?ルビィ」
ルビィ「よかったら宿題、教えてくれないかな。わからないところがあって」
ダイヤ「珍しいですわね。わたくしに聞いてくるなんて」
ルビィ「ダメ、かなぁ?」
ダイヤ「教えてあげますわよ。ルビィから宿題を教えて欲しいだなんて滅多にありませんからね」ニコニコ
ルビィ「ーやったぁ!!」
ルビィ「お姉ちゃん、ありがとう。おかげで問題が解けたよ」
ダイヤ「わたくしが教えた事なんて大した事ではありませんわ。ほとんどルビィの力です」
ルビィ(お姉ちゃん嬉しそう……甘えてみてよかった)
ダイヤ「ルビィ、なにをにやけているのです」
ダイヤ「わたくしの顔になにか付いていますか?」
ルビィ「ほくろだよ、ふふふっ」
ダイヤ「まぁ、ルビィったら。うふふっ」
美渡「おーい千歌。風呂入ってきなー」
千歌「はーい‼」
千歌「ん?お風呂……?そうだ」
千歌「ねぇ美渡姉」
美渡「なんだよわざわざこっちまで来て。どした?」
千歌「たまにはさ、一緒にお風呂入ろうよ」
美渡「はぁ?なに言ってんのあんた?」
千歌「ダメ~?」ウワメヅカイ
美渡「うぐっ、ちょっと可愛いじゃない……」
美渡「しゃーない、今日は一緒に入るか」
千歌「ありがと美渡姉~」
千歌「背中洗ってあげる」
美渡「ん、悪いね。サンキュー」
美渡「千歌に背中洗ってもらえるなんてねぇ」
千歌「お客さん、高いですよ」
美渡「金取るんかい」ビシッ
美渡「いや~しかし、悪くないもんだ。ふふ~んふんふん」
千歌(美渡姉嬉しそう。私まで嬉しくなってきた)
美渡「お返しに頭洗ってあげるよ」
千歌「本当?わーい」
美渡「千歌、また胸大きくなったか~?」ワシャワシャ
千歌「ちょ、やーだどこ見てんのよー」
美渡「いいだろ姉妹なんだから」
千歌「姉妹でも恥ずかしいってば……」
ルビィ「お姉ちゃん、今日なにか予定ある?」
ダイヤ「今日?特にありませんが」
ルビィ「よかった……あのね、一緒にお買い物に行かない?」
ダイヤ「いいですわよ。外は寒いから温かい格好で出掛けませんとね」
ルビィ「外は寒い……そうなんだ」
ルビィ「って、本当に寒いよ~」
ダイヤ「だから言ったでしょう。もう12月なんだから寒いのは当たり前です」
ルビィ「お姉ちゃん、ごめんね。こんな寒い日に誘って……」
ダイヤ「寒いのはわかってましたから大丈夫ですわ」
ルビィ(よ~し、ここで亜里沙ちゃんの真似をして。自然に…自然に…)
ビュゥゥゥーッ‼
ルビィ「うわー寒いよ~お姉ちゃん!!」ダキッ
(普通に抱きついちゃった‼)
ダイヤ「ちょっとルビィ……人目が……」
ダイヤ「ーふふっ、いいですわ。わたくしに捕まっていなさい」
ファサ
ルビィ「ふぇ?これ、お姉ちゃんのマフラー……」
ダイヤ「長いマフラーなので半分ルビィに分けてあげますわ」
ルビィ「あったか~い……ありがとうお姉ちゃん」
ダイヤ「体が冷えてきましたね。どこかで温かい飲み物でも飲んで行きましょうか」
ルビィ「うん、ルビィ御馳走するよ!!」
千歌「ただいま~」
志満「おかえり千歌ちゃん」
千歌「あれ、お母さんとお父さんいないの?」
志満「町内会の会合で遅くなるって。私達だけでご飯食べましょう、なにか食べたいものある?」
千歌「志満姉が作ってくれるの?そうだな~」
千歌「お鍋‼みかん鍋が食べたい‼」
志満「いいわねお鍋。それじゃ、用意するわね」
千歌「私も一緒にやる~」
志満「そう?助かるわ~。ついでに美渡ちゃんも呼んで三人で作りましょうか」
千歌「うわ~おいしそ~!!」
志満「千歌ちゃんも美渡ちゃんも頑張ってくれたからいっぱい作れたわね」
美渡「お腹空いてたからちょうどいいよ」
千歌「いただきま~す!!」
千歌「ーあっつ!!」
美渡「まったく、なにやってんのよ」
志満「千歌ちゃん、大丈夫?」
千歌「うぅ~熱かったよ~」
千歌「志満姉、ふーふーしてぇ」
志満「あらあら、急に甘えん坊さんになっちゃった」
千歌「いいじゃんたまには~」
志満「はいはい。ふーふー」
千歌「あーん。ーん~おいし~」
美渡「はっ、まるで赤ちゃんでちゅね~」パクッ
美渡「あっつ‼」
志満「美渡ちゃんもふーふーしてあげましょうか?」
ルビィ「いやぁ、たまには甘えるのもいいね」
千歌「だね~。あまりやり過ぎちゃうとお姉ちゃん達も大変だからたまにがちょうどいいよ」
ルビィ「ルビィ、お姉ちゃんに宿題教えてもらったり一緒に買い物に行って抱きついちゃった」
千歌「ダイヤさん優しいね~。私は美渡姉と一緒にお風呂入ったり3人でご飯作って志満姉に食べさせてもらったよ」
ルビィ「千歌ちゃんも甘えん坊だね~」コノコノ
千歌「ルビィちゃんこそ~」ソレソレ
ルビィ「お姉ちゃん、やっぱりルビィの事大好きだったみたい。態度でわかったよ」
千歌「美渡姉と志満姉も、私のわがままに付き合ってくれてさ。お姉ちゃん達の優しさが伝わってきた」
ルビィ「お姉ちゃんって、すごいね」
千歌「うん。私達、妹でよかったね」
ルビィ(甘える事ってこういう事だったんだ)
ルビィ(お姉ちゃんの事をもっと好きになれた)
ルビィ(また、甘えちゃおうかな)
その頃
理亞「あの……姉様」
聖良「理亞、まだ起きてたんですか?もう夜も遅いですよ。そろそろ寝ないと」
理亞「……」
理亞「その……眠れなくて……」
理亞「よかったら、あの……」
理亞「……一緒に」
理亞「姉様と一緒に……寝てもいい?」
聖良「理亞……」
聖良「いいですよ。今夜は一緒に寝ますか」
理亞「本当?」パァァ
理亞「姉様、温かい。体も柔らかくて気持ちいい」
聖良「どうしたんです?今日は随分甘えん坊ですね」
理亞「甘えん坊の私は……嫌い?」
聖良「いいえ、むしろ大好きです。理亞」ギュー
聖良「また、甘えてください。私は嬉しいですよ。理亞が甘えてくるの」
理亞「姉様……」
理亞「私も、姉様が大好き」ギュー
理亞「また、甘える……絶対」ウトウト…
聖良「ふふっ、おやすみなさい理亞」ナデナデ
終わりです。支援、いつもすいません。最後まで読んでくれた皆さんもありがとうございます。
元スレ
ルビィ「そうだ、理亞ちゃんにも聞いてみよう」
千歌「電話するの?」
ルビィ「うん。ー出るかな」
プルルル…プルルル…
理亞『もしもし?どうしたの?』
ルビィ「あ、理亞ちゃん。ちょっと聞きたい事があるんだけどね。理亞ちゃんは聖良さんに甘えたりする?」
理亞『なっ!?いきなり何言い出すのよ』
ルビィ「今千歌ちゃんと話しててさ。同じ妹として理亞ちゃんの意見を聞きたくて」
理亞『私が姉様に甘えるなんて……そんな事……』
ルビィ「理亞ちゃんも甘えないの?」
理亞『……甘える訳、ないでしょ……』
ルビィ「甘えたいと思った事は?」
理亞『えっ?そ、それは……』
理亞『…………ない』
理亞『思った事も、ない……』
ルビィ「そっかぁ、わかったよ。ありがとね」
理亞『ま、待って』
ルビィ「ん?」
理亞『ルビィは、お姉さんに甘えたいの?』
ルビィ「まぁ、ね。どうやって甘えようか考えてたんだけど」
理亞『そう……』
ルビィ「それじゃ、変な事聞いてごめんね。
ばいばい」
理亞『うん……じゃ』
5: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 14:34:16.46 ID:vQxrUyJn.net
ルビィ「理亞ちゃんもよくわからないみたい」
千歌「まぁ理亞ちゃんは聖良さんに甘えるようには見えないもんね」
ルビィ「そもそも、甘えるってなんだろうね」
ルビィ「一緒に遊んだり、買い物したり?なんか違うよね」
千歌「ん~そういう時におねだりしてみるのはどうかな?甘えてない?」
ルビィ「あ、いいねそれ。やってみようかな」
千歌「私達から言ってみるっていうのがポイントかもしれないね」
ルビィ「でも、ルビィから言うのって緊張するな……」
ルビィ「いつもお姉ちゃんから声をかけてもらってるからさ」
千歌「そんな気を使わなくてもいいんじゃない?姉妹なんだから」
ルビィ「大丈夫かな……?」
千歌「いや、大丈夫でしょ。ダイヤさん嬉しいと思うけど」
ルビィ「う~ん、まだ色々不安だよ」
千歌「じゃあさ、お姉さんのメンバーに話聞いてみようよ」
ルビィ「それいいね、行こう行こう」
6: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 14:47:31.60 ID:vQxrUyJn.net
穂乃果「妹が甘えてくるか?」
穂乃果「いや~うちの雪穂は全然甘えて来ないよ。むしろ穂乃果の方が雪穂に甘えちゃってお母さんによく怒られるんだ。あはは……」
穂乃果「甘えてきたらどうかって?そんなの嬉しいに決まってるよ‼普段甘えてこない分甘えてきた時のギャップがたまらないよね~」
穂乃果「今日は雪穂と一瞬にお風呂入ろっかな~」
絵里「え?亜里沙の事?」
絵里「そうね、あの子は結構甘えん坊ね。一緒に歩いてよく手を握ってくるし、たまに一緒に
寝る時もあるし……」
絵里「嫌じゃないわよ。ただ、人目の多い所でくっついてくるのは少し恥ずかしいけれど」
絵里「意識するとそれがこっちにも伝わるからなるべく自然に接した方がいいわよ」
10: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 15:00:55.74 ID:vQxrUyJn.net
にこ「うちの妹達はそりゃあ甘えたい盛りよ」
にこ「こころはしっかりしてるように見えて本当は甘えたいのが丸わかり。ここあと虎太朗が甘えてるの見て遠慮してるんでしょうね」
にこ「ベタベタされるのなんて日常茶飯事だからもう慣れたわよ。嬉しいとも嫌とも思わないわ」
にこ「まぁでも……やっぱりうちのチビ達は1番可愛いわよね。あんた達のお姉さんだってそう思ってるはずよ」
彼方「遥ちゃんはね~普段はそんなに甘えてこないかな」
彼方「たま~にお勉強教えてあげたり遥ちゃんのリクエストでご飯作ったりしてあげてるよ」
彼方「妹が甘えてきたら姉としては全力で可愛がるに決まってるね。遥ちゃんそんな子じゃないけど」
彼方「お姉ちゃんってのはなんだかんだ妹の事大好きだから遠慮せずに甘えてみなよ~」
11: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 15:15:57.59 ID:vQxrUyJn.net
ルビィ「さすがお姉さん達の意見は参考になったね」
千歌「お風呂に入ったり、手を繋いだり、一緒に寝たり」
千歌「ベタベタってのはくっつくのかな?あと勉強を教えてもらったりご飯のリクエスト」
千歌「なにをすればいいのかもわかってきたね」
ルビィ「うん。それにしても、お姉さんって妹弟の事大好きなんだね」
ルビィ「お姉ちゃんもそう思ってくれてるのかな……」
千歌「それも甘えた勢いで聞いてみなよ」
ルビィ「それは恥ずかしいよ」
千歌「私も四人の話聞いてたら甘えたくなってきたな~」
ルビィ「ルビィも……頑張ってみるよ」
千歌「よーし、それじゃ作戦開始だ!!」
14: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 15:30:10.31 ID:vQxrUyJn.net
ルビィ「あの、お姉ちゃん」
ダイヤ「どうしたの?ルビィ」
ルビィ「よかったら宿題、教えてくれないかな。わからないところがあって」
ダイヤ「珍しいですわね。わたくしに聞いてくるなんて」
ルビィ「ダメ、かなぁ?」
ダイヤ「教えてあげますわよ。ルビィから宿題を教えて欲しいだなんて滅多にありませんからね」ニコニコ
ルビィ「ーやったぁ!!」
ルビィ「お姉ちゃん、ありがとう。おかげで問題が解けたよ」
ダイヤ「わたくしが教えた事なんて大した事ではありませんわ。ほとんどルビィの力です」
ルビィ(お姉ちゃん嬉しそう……甘えてみてよかった)
ダイヤ「ルビィ、なにをにやけているのです」
ダイヤ「わたくしの顔になにか付いていますか?」
ルビィ「ほくろだよ、ふふふっ」
ダイヤ「まぁ、ルビィったら。うふふっ」
16: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 15:47:05.26 ID:vQxrUyJn.net
美渡「おーい千歌。風呂入ってきなー」
千歌「はーい‼」
千歌「ん?お風呂……?そうだ」
千歌「ねぇ美渡姉」
美渡「なんだよわざわざこっちまで来て。どした?」
千歌「たまにはさ、一緒にお風呂入ろうよ」
美渡「はぁ?なに言ってんのあんた?」
千歌「ダメ~?」ウワメヅカイ
美渡「うぐっ、ちょっと可愛いじゃない……」
美渡「しゃーない、今日は一緒に入るか」
千歌「ありがと美渡姉~」
千歌「背中洗ってあげる」
美渡「ん、悪いね。サンキュー」
美渡「千歌に背中洗ってもらえるなんてねぇ」
千歌「お客さん、高いですよ」
美渡「金取るんかい」ビシッ
美渡「いや~しかし、悪くないもんだ。ふふ~んふんふん」
千歌(美渡姉嬉しそう。私まで嬉しくなってきた)
美渡「お返しに頭洗ってあげるよ」
千歌「本当?わーい」
美渡「千歌、また胸大きくなったか~?」ワシャワシャ
千歌「ちょ、やーだどこ見てんのよー」
美渡「いいだろ姉妹なんだから」
千歌「姉妹でも恥ずかしいってば……」
17: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 16:04:18.98 ID:vQxrUyJn.net
ルビィ「お姉ちゃん、今日なにか予定ある?」
ダイヤ「今日?特にありませんが」
ルビィ「よかった……あのね、一緒にお買い物に行かない?」
ダイヤ「いいですわよ。外は寒いから温かい格好で出掛けませんとね」
ルビィ「外は寒い……そうなんだ」
ルビィ「って、本当に寒いよ~」
ダイヤ「だから言ったでしょう。もう12月なんだから寒いのは当たり前です」
ルビィ「お姉ちゃん、ごめんね。こんな寒い日に誘って……」
ダイヤ「寒いのはわかってましたから大丈夫ですわ」
ルビィ(よ~し、ここで亜里沙ちゃんの真似をして。自然に…自然に…)
ビュゥゥゥーッ‼
ルビィ「うわー寒いよ~お姉ちゃん!!」ダキッ
(普通に抱きついちゃった‼)
ダイヤ「ちょっとルビィ……人目が……」
ダイヤ「ーふふっ、いいですわ。わたくしに捕まっていなさい」
ファサ
ルビィ「ふぇ?これ、お姉ちゃんのマフラー……」
ダイヤ「長いマフラーなので半分ルビィに分けてあげますわ」
ルビィ「あったか~い……ありがとうお姉ちゃん」
ダイヤ「体が冷えてきましたね。どこかで温かい飲み物でも飲んで行きましょうか」
ルビィ「うん、ルビィ御馳走するよ!!」
19: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 16:22:16.23 ID:vQxrUyJn.net
千歌「ただいま~」
志満「おかえり千歌ちゃん」
千歌「あれ、お母さんとお父さんいないの?」
志満「町内会の会合で遅くなるって。私達だけでご飯食べましょう、なにか食べたいものある?」
千歌「志満姉が作ってくれるの?そうだな~」
千歌「お鍋‼みかん鍋が食べたい‼」
志満「いいわねお鍋。それじゃ、用意するわね」
千歌「私も一緒にやる~」
志満「そう?助かるわ~。ついでに美渡ちゃんも呼んで三人で作りましょうか」
千歌「うわ~おいしそ~!!」
志満「千歌ちゃんも美渡ちゃんも頑張ってくれたからいっぱい作れたわね」
美渡「お腹空いてたからちょうどいいよ」
千歌「いただきま~す!!」
千歌「ーあっつ!!」
美渡「まったく、なにやってんのよ」
志満「千歌ちゃん、大丈夫?」
千歌「うぅ~熱かったよ~」
千歌「志満姉、ふーふーしてぇ」
志満「あらあら、急に甘えん坊さんになっちゃった」
千歌「いいじゃんたまには~」
志満「はいはい。ふーふー」
千歌「あーん。ーん~おいし~」
美渡「はっ、まるで赤ちゃんでちゅね~」パクッ
美渡「あっつ‼」
志満「美渡ちゃんもふーふーしてあげましょうか?」
23: 名無しで叶える物語 2019/12/04(水) 16:41:03.12 ID:vQxrUyJn.net
ルビィ「いやぁ、たまには甘えるのもいいね」
千歌「だね~。あまりやり過ぎちゃうとお姉ちゃん達も大変だからたまにがちょうどいいよ」
ルビィ「ルビィ、お姉ちゃんに宿題教えてもらったり一緒に買い物に行って抱きついちゃった」
千歌「ダイヤさん優しいね~。私は美渡姉と一緒にお風呂入ったり3人でご飯作って志満姉に食べさせてもらったよ」
ルビィ「千歌ちゃんも甘えん坊だね~」コノコノ
千歌「ルビィちゃんこそ~」ソレソレ
ルビィ「お姉ちゃん、やっぱりルビィの事大好きだったみたい。態度でわかったよ」
千歌「美渡姉と志満姉も、私のわがままに付き合ってくれてさ。お姉ちゃん達の優しさが伝わってきた」
ルビィ「お姉ちゃんって、すごいね」
千歌「うん。私達、妹でよかったね」
ルビィ(甘える事ってこういう事だったんだ)
ルビィ(お姉ちゃんの事をもっと好きになれた)
ルビィ(また、甘えちゃおうかな)
24: 名無しで叶える物語(東日本) 2019/12/04(水) 16:54:06 ID:vQxrUyJn.net
その頃
理亞「あの……姉様」
聖良「理亞、まだ起きてたんですか?もう夜も遅いですよ。そろそろ寝ないと」
理亞「……」
理亞「その……眠れなくて……」
理亞「よかったら、あの……」
理亞「……一緒に」
理亞「姉様と一緒に……寝てもいい?」
聖良「理亞……」
聖良「いいですよ。今夜は一緒に寝ますか」
理亞「本当?」パァァ
理亞「姉様、温かい。体も柔らかくて気持ちいい」
聖良「どうしたんです?今日は随分甘えん坊ですね」
理亞「甘えん坊の私は……嫌い?」
聖良「いいえ、むしろ大好きです。理亞」ギュー
聖良「また、甘えてください。私は嬉しいですよ。理亞が甘えてくるの」
理亞「姉様……」
理亞「私も、姉様が大好き」ギュー
理亞「また、甘える……絶対」ウトウト…
聖良「ふふっ、おやすみなさい理亞」ナデナデ
25: 名無しで叶える物語(東日本) 2019/12/04(水) 16:55:45 ID:vQxrUyJn.net
終わりです。支援、いつもすいません。最後まで読んでくれた皆さんもありがとうございます。
ルビィ「甘えたい気持ち」