1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:32:49.29 ID:ErUB+VzS0


律子「さぁ、始まりました。『爆笑!765プロだらけの漫才大会!』司会の秋月律子と」

あずさ「三浦あずさです~」

律子「でも大丈夫なんですかね?爆笑なんて付けちゃって。素人には流石に……」

あずさ「大丈夫ですよ、きっと。奇跡を起こしてくれます」

律子「だといいんですけど。では早速始めていきましょう」

あずさ「はい。まずトップバッターは萩原雪歩と菊地真で『キューティーホール』です。どうぞ」





3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:34:10.56 ID:ErUB+VzS0


真「はいどうも~!キューティーホールです!」

雪歩「よ、よろしくお願いします!」

真「頑張っていきたいと思います。ところで雪歩?」

雪歩「なに?真ちゃん」

真「ボク、ちょっと雪歩に対して思ってることがあるんだ」

雪歩「え……なにかな?」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:35:46.38 ID:ErUB+VzS0


真「うん、少し。そう、少しなんだけど……声が小さいかなって」

雪歩「そうかな?」

真「うん、普段話す分には大丈夫なんだけど大きな声を出さなきゃいけない場面だとちょっと物足りないかな」

雪歩「そっか……」

真「だから今日はボクが雪歩を特訓してあげるよ」

雪歩「ありがとう真ちゃん!私頑張るよ」

真「それじゃシチュエーションを決めよう。大きな声を出す場面と言ったらやっぱり火事だね」

雪歩「火事?」

真「うん。大きな声で火事を知らせないと大変なことになっちゃうし」

雪歩「わかった。やってみるね」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:37:12.19 ID:ErUB+VzS0


真「じゃあまずお手本を見せるから雪歩はいつも通り建物に火をつけて」

雪歩「うん、わかった!って真ちゃん!?」

真「どうしたの?雪歩」

雪歩「その言い方だと私が普段から火をつけてるみたいだよ!」

真「え?違うの?」

雪歩「違うよ!?穴しか掘らないよ!」

真「そっか……じゃあ真似でいいや」

雪歩「……初めから真似のつもりだよ……じゃあいくね」





6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:39:04.89 ID:ErUB+VzS0


雪歩「えっと……ガソリンを撒いて…燃えやすいものを近くに置いて……ライターで」

真「手慣れてるけど初めて?」

雪歩「は……初めてだよ!続きいくよ?」


雪歩「ふふっ……これで」

真「………」

雪歩「………」

真「………」

雪歩「………」

雪歩「見られてるーっ!?」




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:40:46.35 ID:ErUB+VzS0


真「あ、どうぞ。続けてください」

雪歩「続けてくださいじゃないよ!見られてたらダメだよ!『火事だー!』って言う練習だよね!?」

真「あ、そうか。余りにも無駄のない動きだったからつい……」

雪歩「それじゃもう燃えてるからお手本お願いね」

真「うん!」

真「あ……あれは!?」

真「なんて綺麗な燃え方なんだ……」

雪歩「真ちゃん!?」

真「あ、雪歩。見てみなよあの建物。とてもきれいに燃えてる」

雪歩「『火事だー!』は!?『火事だー!』はどうしたの!?」

真「………あっ!」

雪歩「あっ!じゃないよ!忘れちゃダメだよ!」




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:42:18.34 ID:ErUB+VzS0


真「ごめんごめん。じゃあ……あれは!火事!」

真「大変だ!回りの人に知らせないと!」

真「……すぅ」

真「船が出るぞ~!!」

雪歩「なんで!?」

真「面舵いっぱ~い!!」

雪歩「『かじ』違いだよ!真ちゃん!」

真「さ、やってみてよ」

雪歩「今のを!?」

真「大丈夫。雪歩なら出来るよ」

雪歩「いや……なんか方向が。まぁ、いいか」




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:43:39.18 ID:ErUB+VzS0


雪歩「え~と……」

雪歩「ふ……船が出るぞ~……」

真「はい、座礁」

雪歩「えぇ!?」

真「ダメだよ、そんな声じゃ。船員の人に聞こえないよ」

雪歩「あ、もう完全にそっちに移行したんだね」

真「ん?」

雪歩「なんでもないよ」




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:44:50.96 ID:ErUB+VzS0


真「じゃあもう一回。大きな声でね」

雪歩「う…うん。すぅ……船が出るぞ~!!」

真「面舵いっぱ~い!!」

雪歩「お、面舵いっぱ~い!!」

真「思い出いっぱ~い!!」

雪歩「えぇっ!?」

真「思い出いっぱ~い!!」

雪歩「お、思い出いっぱ~い!!」

真「おもむろにいっぱ~い!!」

雪歩「なにを!?」

真「グイッと一本!黒酢!」

雪歩「訳がわからないよ!?」





14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:46:59.31 ID:ErUB+VzS0


真「なかなか大きな声が出るようになったじゃないか」

雪歩「はは……ありがとう。意図してたのとは違うけど」

真「じゃあ最後に雪歩の一発芸で終わろうか」

雪歩「ええぇぇ!?」

真「はい、どうぞ」

雪歩「えと……えと……」

雪歩「お茶をここに持っていって……」

雪歩「お茶目さん♪」

真「………」

雪歩「………」

真「………」

雪歩「フォローしてよ!!」

真「あ、ごめん」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:49:19.63 ID:ErUB+VzS0


雪歩「真ちゃん……私もう限界だよぉ……」

雪歩「意味のわからないこと叫ばされるし、一発芸やらされるし……」

真「雪歩……」

雪歩「真ちゃん……」

真「厳戒灘まで船が出るぞ~!!」

雪歩「いい加減にして!!どうもありがとうございました」





16: 書き溜め終了 ここから地獄 2012/06/10(日) 02:53:58.19 ID:ErUB+VzS0


律子「はい、ありがとうございました。いやぁ、トップバッターとしてはまぁまぁなんじゃないでしょうか」

あずさ「ふふっ、二人とも面白かったですね」

律子「落ちの付け方とかは無理矢理でしたけどね。多祥なりとも形になってましたし」

あずさ「それでは続いて我那覇響と星井美希で『project二人』です。どうぞ」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 02:58:28.78 ID:ErUB+VzS0


響「はいさい!自分、我那覇響だぞ!」

美希「あふぅ。星井美希なの」

響「二人合わせて……」

美希「そんなことより響。響も一発芸やってよ」

響「うぇ!?な、なんで自分が一発芸をやらなきゃいけないんだ?」

美希「ほら、見てみるの。今は真くんたちのおかげでいい雰囲気だからきっとみんな笑ってくれるって思うな」

響「うぅ……わかったぞ……」





20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:02:57.25 ID:ErUB+VzS0


響「え~と……こうやって……」

響「こうして……」

響「こう……」

響「はい!シーサー!」

響「………」

響「………」

美希「ところで響。美希最近思うんだけど」

響「ここまでやらせて無視かぁ!」

美希「ミキ知ってるの。こういうの天丼って言うんだよね」

響「うぅ……やるんじゃかったぞ……」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:07:55.25 ID:ErUB+VzS0


美希「でもミキ的には天丼より天むすの方がいいかな」

響「なんの話だよぅ…」

美希「あ、そうだ。響、最近なんか面白いことあった?」

響「ん?どうしたんだ?いきなり」

美希「いいから。なんかなかったの?」

響「いや……ないわけじゃないけど。今漫才中だし」

美希「そこから話を膨らませればいいの。面白い話なら面白いって思うな」




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:14:38.63 ID:ErUB+VzS0


響「確かに。じゃあこの前あった面白かった話をするぞ」

響「自分、いろんな動物を飼ってるんだ」

響「それでその中にオウムのオウ助がいるんだ」

響「オウ助はオウムだから言葉も喋れるんだぞ。そこであったことなんだけど…」

響「その日の仕事が終わって家に帰ってみんなのご飯の用意をしていたら」

響「いきなり電話がかかってきたんだ」

響「こんな時間に誰かなって思いながら電話に出るとなにも聞こえなかった」





26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:22:41.99 ID:ErUB+VzS0


響「間違い電話かなって思ってご飯作りに向かったらまた電話の音がして」

響「出てみたらまた繋がってなかったんだ」

響「そんなことが何回もあって流石の自分もイライラしてきちゃって」

響「次に出たときに『さっきからなんなんだ!いたずらか!』って言った後気づいたんだ」

響「その電話の音がオウ助の声だったことに……」

響「どうだ!面白かっただろ!」

美希「最初にオウ助の説明をした時点でオチが読めてたの」

響「………え?」

美希「それにそんなありきたりな話じゃ最近は受けないって思うな」

響「うぅ……じゃあ次は美希の番……」

美希「もう一回響にチャンスをあげるの」

響「へ?」

美希「ここで面白い話をすれば名誉挽回なの」





28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:30:14.18 ID:ErUB+VzS0


響「でも自分……面白い話とか……」

美希「ここでやらなかったらもう後がなくなっちゃうよ?」

響「うぅ……わ、わかった」

響「この前、貴音とご飯を食べに行ったんだ」

響「事務所の近所のファミレスなんだけど」

響「そこでちょうどスペシャルメニューって言うのがあって」

響「そのメニューの名前が『スペシャルデミグラストリプルタワーハンバーグ』って言うんだ」

響「見るからに量が多かったから自分は止めておいたんだけど貴音はそれを注文した」





30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:37:33.63 ID:ErUB+VzS0


響「注文のとき貴音はこう言ったんだ『シュペシャルデミグラシュトリプリュハンビャーグ』って」

響「どんだけ噛むんだろうって頭の中で思って笑いをこらえるのに必死だった」

響「そしたら店員さんが『ご注文繰り返します。スパゲティミートソースが一つと』」

響「『シュペシャルデミグラシュトリプリュハンビャーグがお一つですね』って」

響「二人して噛むのか!って心の中で大笑いしちゃったさ」

響「どうだった?」

美希「すぅ……すぅ……」

響「美希ーっ!?なに寝てるんだよ!」

美希「あ、終わったんだ……じゃあもう一回」

響「もういいよ!ありがとうございました」





31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:42:30.33 ID:ErUB+VzS0


あずさ「ありがとうございました~」

律子「美希は後で説教ですね」

あずさ「でも貴音ちゃんもあんな失敗するんですね」

律子「そうですね。想像がつきませんよ。では次はそんな貴音も参加の双海亜美、双海真美、四条貴音のトリオ漫才で『オニオンリングスター』です。どうぞ」





35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:49:55.07 ID:ErUB+VzS0


亜美「はいど~も~!亜美で~す!」

真美「真美で~す!」

亜美「……お姫ちんまだあんなところにいるよ!?」

真美「早く早く!お姫ちん!」

貴音「亜美、真美、何を急ぐことがあるのです」

亜美「いやいやお姫ちん。一応制限時間があるんだよ?」

真美「そうそう早くしないと真美たちなにも出来ないよ」

貴音「おや、そうでしたか。それでは急がなくてはいけませんね」

貴音「……到着です」

亜美「じゃあ気を取り直して……亜美で~す!」

真美「真美で~す!」

貴音「四条貴音と申します」

亜美「お姫ちん!?」
真美「お姫ちん!?」




37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 03:59:00.64 ID:ErUB+VzS0


貴音「はて?なにか間違えてしまったのでしょうか?」

亜美「う~……間違ってないけど間違ってるよ~……」

真美「そこは誰か適当な名前を言って真美たちがツッコむ流れだよぅ……」

貴音「おや、そうでしたか。それではもう一度お願いします」

亜美「じゃあいくよ~……亜美で~す!」

真美「真美で~す!」

貴音「高槻やよいです!いぇい!」

亜美「………」

真美「………」

貴音「おや?つっこみはないのでしょうか?」

亜美「いや……あの……」

真美「あまりの似てなさに……つい……」

貴音「面妖な……」




39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 04:05:43.43 ID:ErUB+VzS0


亜美「ま、いっか。進めちゃお進めちゃお☆」

真美「だね~☆」

亜美「それにしても最近暑くなってきたね、お姫ちん」

貴音「そうですね。ジメジメとしつつ蒸し暑さを感じますね」

真美「そーそー。でさ、今がこんだけ暑いと12月はどれだけ暑くなるんだろうね?」

貴音「………真美」

真美「な、なに?お姫ちん」

貴音「12月は冬ですよ。寒くなることはあれど暑くなるなどまずあり得ません」

亜美「お姫ちんお姫ちん。これはね、そういうボケなんだよ」

貴音「ぼけ……ですか?」

真美「うんうん。今のは『そんなわけあるかーい』ってツッコむところだよ」

貴音「なるほど……」




41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 04:11:01.05 ID:ErUB+VzS0


貴音「では……そんなわけあるかーい!」

亜美「……そんな選手宣誓みたいに手をあげなくていいんだよ?」

貴音「なんと……!」

真美「そ、そうだよね。暑くなるわけないよね。あつくなるのは服の厚さくらいだよね」

貴音「そんなわけあるかーい!」

亜美「お姫ちん!?」
真美「お姫ちん!?」

亜美「特に間違ったこといってないよ!?」

真美「うんうん!至って常識だったよ!?」

貴音「すみません。まだ慣れなくて……」





42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 04:19:18.40 ID:ErUB+VzS0


亜美「お姫ちんなんか変だよー?」

真美「うんうん、練習のときはちゃんと出来てたじゃん」

貴音「お恥ずかしいことですが私、少しばかり緊張しているようです」

真美「お姫ちんでも緊張するんだね」

貴音「私だって人の子。緊張くらいしますよ」

亜美「そうだよね。お姫ちんだって緊張くらいするよね」

真美「じゃあお姫ちん。真美の指が何本立ってるかわかる?」

貴音「それくらいわかります。………8本?」

亜美「すごい緊張してるーっ!!」

真美「それじゃ真美、お化けになっちゃうよ!?」

貴音「くっ……我ながら情けないですね」





50: すまん。意識が飛んでた 2012/06/10(日) 05:42:08.03 ID:ErUB+VzS0


亜美「そういうときはね掌に人って書いて飲み込むと緊張がとれるんだよ」

貴音「なんと!?そのような魔法があるのですか!?」

真美「魔法って程でもないよね~」

貴音「それでは早速……」

貴音「………」

貴音「………」

貴音「………うむ」

亜美「どしたの?お姫ちん」

貴音「いえ……ひらがな、カタカナ、漢字。どれを使って書けばよいのかと?」

真美「んっとね~、普通は漢字かな。あ、お姫ちん。『入る』と間違えたなんて簡単な間違いやめてね」





51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 05:50:21.63 ID:ErUB+VzS0


貴音「ふふっ……そのような間違いはいたしませんよ」

亜美「だよね~☆」

貴音「………はい、書き終わりました。しかしこの後飲むと言うのはどうすれば……」

真美「んっとね~、掌を口のところに持っていって、大きく口を開けてかぶっと……」

貴音「なんと……っ!……ですがそうしなければいけないんですよね。では……」





53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:00:13.60 ID:ErUB+VzS0


貴音「手を……口元へ……」

亜美「そうそう☆その調子♪」

貴音「大きく口を開けて……」

真美「あはは~☆そんなに無理して開けなくても……」

貴音「がぶっと」

亜美「あ゛……」

真美「お……お姫ちん!?」

貴音「なるほろ。ころいたみれ、きんちょうをとるろれふね……」

真美「ほんとに噛んじゃダメだよ!?」

亜美「真似!真似でいいんだよ!?」

貴音「ほや。そうれしたか……」

亜美「なんか血が出てるしー!」

真美「うあうあー!思いきり噛みすぎだよぅ!」




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:07:38.92 ID:ErUB+VzS0


貴音「あみ、まみ、おひふきなさい。らいりょーふれす」

亜美「落ち着けるわけないっしょ~!」

真美「軽く放送事故だよ~!」

貴音「ふふっ……」

亜美「お姫ちんも笑ってないでまず手を抜いてよ!」

貴音「しょうちひまひた。………ん。………んっ」

真美「お……お姫ちん?どうしたの?」

貴音「………ぬへなくなっへひまっはようれふ……」

亜美「ええぇぇ!?」
真美「ええぇぇ!?」





56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:17:08.78 ID:ErUB+VzS0


亜美「どーするの真美!?」

真美「どーする亜美!?」

貴音「………」

亜美「と、とりあえず……」

真美「そうだね……」

貴音「?」

亜美「いや~本当にあつはなついねぇ」

真美「それを言うならなつはあついでしょうが!もういいよ!どうもありがとうございました!」
貴音「………はへ?」


亜美「ほらほら!終わったから早く戻るよ、お姫ちん!」

真美「早く抜かないとまずいっしょ~!」

貴音「はんほ……っ!」




58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:22:18.25 ID:ErUB+VzS0


律子「……え~っと、『オニオンリングスター』でした。大丈夫かしら?」

あずさ「貴音ちゃん、ちゃんと手が抜けるといいんだけど……」

律子「ま…まぁ、大丈夫でしょう。なかなか血が出ていましたけど……」

律子「というか漫才になっていませんでしたね」

あずさ「それでは気を取り直して次のコンビです。高槻やよいと水瀬伊織で『やよいおり』です。どうぞ」





61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:34:04.62 ID:ErUB+VzS0


やよい「うっう~!高槻やよいです!いぇい!」

伊織「水瀬伊織です。二人合わせてやよいおりです」

伊織「全く、なんで私がこんなことやらないといけないのよ」

やよい「ん、どうしたの?伊織ちゃん」

伊織「あ、いや、なんでもないわ。始めましょう」

やよい「はい!」

伊織「ところでやよい。やよいは漫才はしたことある?」

やよい「いいえ。今回が初めてです」

伊織「そうよね。私も初めてよ」

伊織「だけどいろいろ調べたところ漫才で大事なのは『間』らしいのよ」

やよい「『ま』ですか?」





63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:42:59.34 ID:ErUB+VzS0


伊織「そう『間』。いくら面白いことを言ったところで『間』が悪ければ台無しになるし」

伊織「実際よく考えたらつまらないこともここぞって時に言えば笑いが取れるの」

やよい「へぇ~。そうなんですか~」

伊織「あとは緊張と緩和ね」

やよい「きんちょうとかんわ?」

伊織「動と静とも言うわ。いきなり動いて笑わせたり……つまりはうまく『間』を考えて動くことなんだけど」

やよい「なるほどです~」




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:52:37.29 ID:ErUB+VzS0


伊織「だからやよい。今日はその間のうまい使い方を練習しましょう」

やよい「はい!」

伊織「じゃあ私がとっても簡単なボケをするから適当なタイミングだと思ったらツッコンでね」

やよい「わかりました!」

伊織「じゃあいくわね……水瀬伊織です♪血液型は~くわ型です♪にひひっ」

やよい「ほぇ~………」

伊織「…………」

やよい「…………」

伊織「やよい、ちょっといいかしら……」

やよい「なに?伊織ちゃん」

伊織「えと……私今、ボケたんだけど」

やよい「え!?そうだったんですか?」





65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 06:58:43.46 ID:ErUB+VzS0


伊織「血液型にくわ型なんてものは存在しないの。わかる?」

やよい「はい!」

伊織「……元気でよろしい。じゃあもう一回いくわね」

伊織「星座ですか~。私の正座は……」

やよい「なんでやねん!」

伊織「…………」

やよい「………あれ?」

伊織「うん、やよい。ツッコミをしてくれたのはありがたいんだけど……早い」

やよい「え!?早かったですか!?」

伊織「えぇ……私まだボケてもいなかったし。それとなんで関西弁なの?」

やよい「えと、この前テレビで見た漫才師の人がこんな風にやってたから……」




66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 07:08:52.27 ID:ErUB+VzS0


伊織「そう……でもやよい。やよいの普段通りな感じでツッコミをした方がいいと思うわ」

やよい「ふぇ?そうなんですか?」

伊織「そうよ。普段使わない言葉なんて変な間を生んでしまうだけだもの」

やよい「そうなんですか~。気を付けます」

伊織「じゃあもう一度いくわよ」

伊織「星座ですか~……星座はインフルエンザです」

やよい「伊織ちゃん!?インフルエンザなの!?ダメだよ!眠ってないと」

伊織「ちょっ……」

やよい「インフルエンザは怖いんだよ?伊織ちゃんになにかあったら大変だよ」

伊織「違う、違うわやよい!私が悪かったわ!わかりづらいネタやっちゃって!」

やよい「ふぇ?」





68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 07:19:11.33 ID:ErUB+VzS0


伊織「私はインフルエンザなんかにかかってないわ。この通りピンピンしてるから」

やよい「そっか。よかった~」

伊織「心配してくれてありがとう、やよい」

伊織「でもせめて漫才らしくいきましょう」


やよい「はい!」

伊織「……元気はいいのね。じゃあ続きよ」

伊織「え~、趣味ですかぁ?趣味は世界征服ですね」

やよい「おぉ~……」

伊織「世界征服が趣味とかどういうことよ~!!」

やよい「うわっ!いきなりどうしたんですか?」




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 07:25:18.69 ID:ErUB+VzS0


伊織「ごめんなさい。こうでもしておかないと本当に趣味が世界征服になりかねなかったから」

やよい「ところで伊織ちゃん」

伊織「なに?やよい」

やよい「今のところどこまで征服したの?世界」

伊織「オセアニアにインド、チリ、南アフリカはもう……ってなに言わせるの!」

やよい「独裁者か!」

伊織「……ごめん。やよい。ツッコんでくれたのはありがたいんだけど意味がわからない」

やよい「ぅ~……」





72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 07:34:04.64 ID:ErUB+VzS0


伊織「あ、ごめん。でも今のだとツッコミにツッコんだみたいでおかしなことになっちゃうわ」

やよい「難しいです……」

伊織「そうね。そう一朝一夕で出来るものでもないから気を落とさないで」

やよい「こんなだとまたお仕置きされちゃうかな……」

伊織「え?どういうこと?」

やよい「えっ……あ、その……仕事で失敗したらプロデューサーが……その……」

伊織「………」

やよい「伊織ちゃん?」

伊織「あの変態!やよいに手を出すなんてあり得ない!」

やよい「あ……伊織ちゃ……ちがっ」

伊織「大丈夫よやよい。私がなんとかするから」

やよい「あ……これは……その……」

伊織「じゃあちょっと行ってくるわね」





73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 07:37:34.62 ID:ErUB+VzS0


やよい「あ……行っちゃった……」

やよい「ボケたつもりだったんだけど……」

やよい「うっうー……どうしよう……」

やよい「と、とりあえずまずは……」

やよい「や、やよいおりでした!ありがとうございました!」

やよい「伊織ちゃ~ん!待って~!」






74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 07:43:39.50 ID:ErUB+VzS0


律子「『やよいおり』でした。ありがとうございました……プロデューサー殿の安否が気になります」

あずさ「大丈夫かしら?伊織ちゃん完全に目が座ってましたけど」

律子「ま、なんとかなるでしょ。それでは次がラストですかね」

あずさ「はい。それではトリを飾るのは天海春香、如月千早で『はるちは2012』です。どうぞ」





77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 07:58:38.65 ID:ErUB+VzS0


春香「はい、どうも。天海春香です」

千早「如月千早です」

春香「はるちは2012です。よろしくお願いします」

千早「高槻さん可愛かったわね」

春香「千早ちゃん?」

千早「ん?どうしたの?」

春香「……いや、一瞬獲物を狙う目が見えたから」

千早「なに言ってるのよ。そんなことあるわけないじゃない」

春香「だ、だよね~」

千早「頑張っていくわよ、春香」

春香「うん!」





78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:11:04.31 ID:ErUB+VzS0


千早「ところで春香。春香は夢を見たりする」

春香「うん、よく見るかな。落ちる夢とかしょっちゅうだよ」

千早「あぁ、あの起きるとき足がガクッてなるやつね」

春香「そうそう。誰にも見られてないってわかっててもなんか恥ずかしいよね」

千早「そうね。私も追いかけられる夢をよく見るからわかるわ」

春香「千早ちゃんも似たような夢見るんだね」

千早「ふふっ……」





79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:17:27.38 ID:ErUB+VzS0

千早「はぁ……はぁ……ここは……」

春香「ふっふっふっ……」

千早「だ、誰!?」

春香「私の名は……」

千早「あ!高槻さん!待って~!」

春香「ちょちょちょちょちょ!?千早ちゃん!」

千早「あら。どうしたの?春香」

春香「どうしたの?じゃないよ!せっかく私が追いかける役をやったのに千早ちゃんがやよいを追いかけてどうするの!」

千早「あぁ、ごめん。それじゃもう一度……」

千早「はぁ……はぁ……」

春香「ふっふっふっ」

千早「だ、誰!?」

春香「私は……」

千早「あ!高槻さん!待って~!」

春香「二回目だよ!?デジャヴだよ!?」



80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:24:30.24 ID:ErUB+VzS0


千早「私の夢の中での高槻さんの出現率は半端ないわ」

春香「お願い!今だけはやよいを出さないで!」

千早「そ……そんな……」

春香「そこまで落胆すること!?」

千早「私の生きる目的が……」

春香「人生においての比重がおかしいよ!」

千早「仕方ないわね。今だけは高槻さんは諦めるわ」

春香「今だけと言わないで諦めなよ」

千早「はぁ……はぁ……」

春香「ふっふっふっ」

千早「誰!?」

春香「私は……私は……」

千早「春香?」

春香「ごめん。千早ちゃん。誰に追われてるの?」





81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:30:10.77 ID:ErUB+VzS0


千早「?」

春香「いやいやいや、いきなりコントが始まったから乗ってみたけど私はただ追われてるとしか聞いてないから全くわからないよ」

千早「じゃあとりあえず変質者でいいんじゃない?」

春香「とりあえずのランクが高すぎるよ……」

千早「はぁ……はぁ……」

春香「始まっちゃった!?……ふっふっふっ」

千早「誰!?」

春香「ふっふっふっ」

千早「くっ……サンバカーニバルの衣装で大仏の被り物なんて……」

春香「私今そんな格好なの!?」

千早「まさかあなた……変質者ね!」

春香「………ふっふっふっ。その通りだよ、如月千早」





82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:35:05.80 ID:ErUB+VzS0


春香「さぁ!お前もこの衣装を着て一緒に踊るのだ!」

千早「くっ……そんな屈辱的な格好誰がするものですか!」

春香「私を勝手にそんな屈辱的な格好にしたのは誰!?」

千早「?」

春香「惚ける!?今惚ける!?」

千早「何を言っているの?それはあなたが自分で」

春香「着ない!絶対着ないよ!」

千早「?」

春香「『おかしいな?』って顔してもダメ!」





83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:41:16.98 ID:ErUB+VzS0


春香「別の夢にしよう。千早ちゃん」

千早「わかったわ。じゃあ次は殺される夢ね」

春香「ハードな夢ばかり見るんだね」

千早「はぁ……はぁ……」

春香「くっくっくっ……さぁ死んでもらうぞ、如月千早」

千早「くっ……私は死なないわ。こんなところで死ぬ気はないの……それに」

千早「そんなサンバカーニバルの衣装で大仏の被り物を被った人になんか殺されたくないわ!」

春香「またその格好なの!?いい加減にして!どうもありがとうございました!」





84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:45:51.89 ID:ErUB+VzS0


律子「『はるちは2012』でした。ありがとうございました」

あずさ「最後だけあってなかなか様になっていたんじゃありませんか?」

律子「他のコンビに比べればまぁまぁな出来ではありますね」

あずさ「それでは今回の漫才大会はこれで終わりです」

律子「次回は恐らくないでしょう。それではみなさんまた会う日まで」

あずさ「さようなら~」




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:52:34.05 ID:ErUB+VzS0


~765プロ~

P「いやぁ、ハラハラしましたね」

小鳥「そうですね。貴音ちゃんの時は心臓が止まりそうでした」

P「て言うか放送事故でしょ、あれは……」

小鳥「ははっ……」

P「まぁ、次回はないとか言ってましたけどもしあったらどうします?」

小鳥「どうしますって……?」

P「俺たちもコンビ組んで出ちゃいましょうか?」

小鳥「………っ!?」

小鳥(コンビ組みましょう→生涯のコンビを→好きです→結婚してください!)

小鳥「出来るなら今月中にお願いします!!」

P「は?」

―終われ




86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/10(日) 08:56:38.65 ID:ErUB+VzS0

即興で漫才なんかするべきではないと身をもって実感
と言うか漫才にすらなっていない
響ものが煮詰まった結果がこれだよ



元スレ
律子「爆笑!765プロだらけの漫才大会!」