SS速報VIP:モバP「新婚っていいですね」
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/12(金) 15:06:14.62 ID:++eAoZjAO
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:29:17.98 ID:44AcBuOAO
ちひろ「……え?」
P「いや、俺気付いちゃったんです。仮初めの新婚より本物の方がいいって」
ちひろ「はあ」
P「だから俺、幸せになってきます! 今までお世話になぶふぅッ!?」バシーン
ちひろ「はいはいこれで目が覚めましたか?」
P「……え? ちひろ、さん? ここは……」
ちひろ「事務所ですよ。まゆちゃんはこちらで確保してますからご心配なく」
P「……はっ!? そ、そうだ。あの後金縛りにあったように動けなくなって意識も遠のいて……」
ちひろ「催眠術にも色々ありますからね。最初は軽くかけて、逃亡先で念入りにかけ直したんでしょう。まったく、世話のかかる……」
P「さ、催眠術?」
ちひろ「もう終わった事ですから気にしなくて大丈夫です。それより、次の収録の事でも考えておいて下さい」
P「……は?」
ちひろ「プロデューサーさんが拉致られてる間に応募がきまして。今回は上条春菜ちゃんと水本ゆかりちゃん。新田美波ちゃんの3人ですよ♪」
P「あんな事あったのにまだするんですか!? 嫌ですよ俺だって命がだい――」
ちひろ「別に今すぐまゆちゃんを解放してもいいんですよ?」
P「」
ちひろ「今回は屋内と屋外の両方での撮影になります。大人しく働いて下さいね♪」
P「鬼や……鬼がいる……」
本番当日
スタッフ「これはプロデューサーさんにもご確認して頂いた方がいいと判断したのでお見せします」
P「何ですか?」
スタッフ「応募に推薦する理由を書いてもらってるんですが、今回はその……。なかなかあれでして」
P「はあ……」ピラッ
『エロいのを頼む』
『エロくして下さぁ』
『ほら、美波ちゃんってエロいやん?』
『寝ぼけゆかりんを襲え』
『フルートじゃなくフランクを喰わえさせうわなにするやめ』
『捕まるくらい無茶やって』
『まあまあ眼鏡どうぞ』
P「」
スタッフ「……視聴者の期待に応えるのがプロですから」
P「こんなん応えたら俺の職と未来が無くなりますよ! つーかこいつら本当にファンかよ最後の奴以外!」
スタッフ「男なんて総じて馬鹿なんですよ」
P「……よし。こいつらがその気なら、美波やゆかりがどれだけ純粋かを見せつけてやる……!」
スタッフ「その意気です。それじゃあ撮影始まるんでスタジオに向かって下さい」
P「分かりました!」
春菜「よいしょ……」ゴソゴソ
偽夫「おーい、まだかかりそうか?」
春菜「もうすぐ終わるから待ってー!」
春菜(……仕事とはいえ、まさかこんな恰好するなんてなぁ。可愛いからいいけど)
春菜(Pさんになら喜んで見せるのに……なんちゃって! に、似合ってる訳ないし、恥ずかしくて見せられる気がしないや)
春菜「よし、準備完了! あなた、お待たせ!」ガチャ
P「oh……」
春菜「……にゃあ?」
ナレーション「まずはこの人。まあまあ眼鏡どうぞ、話はそれからだ。上条春菜さんでお題はコスプレ」
春菜(P……さん? なんでここに? あれ、夫役降板したんだよ……ね?)
P「に、似合ってるよ。そのネコミミ」
春菜「――! だ、だよにゃー! あなたが見立てただけはあるよ!」
P(動物園の三船さんを彷彿とさせる衣装だな……。あれの猫バージョンみたいな感じで。つーか露出度高いなおい)
春菜「ふ、ふふふ。でもこんな恰好させて、旦那様はいったい何を考えてるんですかね?」ピトッ
P「お、おいおい」
春菜「何照れちゃってるんですか。恥ずかしいのは私ですよ?」
P「そりゃそうだろうけど……。その、目のやり場が……」
春菜「……どこ見てくれても構わないんですよ、ご主人様」
P「ご、ごしゅっ!?」
春菜「私はあなたのものなんですから当然でしょ?」
P「えっと、その……」
春菜「……でも私にこんにゃ恰好させたんですから、ちゃんと責任は取ってもらいます」
P「せ、責任って……」
春菜「あなたが悪いんですよ? 眼鏡スト仲間なのをいいことに、どんどん私の中に入り込んできて……。こうして私を自分好みに染めてくれて」
P「……」
春菜「ねえあなた、知ってます?」
P「……なにを?」
春菜「猫って、甘える時はとことん甘えるんですよ♪」ギュッ
<カーット!! キャーット!!
春菜「……にゃあ」スッ
P「……眼鏡外してどうするんだ?」
春菜「介錯して下さいぃ………。自分で眼鏡斬りますからフレームをハネてぇ……」
P「俺の知ってる介錯と違う」
春菜「うぅ……。Pさん降板したんじゃなかったんですかぁ……?」
P「ちひろさんから本番まで内緒にしろって命令されててな……。ごめんな? 俺なんかが夫役で」
春菜「そ、それはその……。むしろ嬉しかったといいますか……」ボソボソ
P「ん?」
春菜「な、なんでもありません! わ、悪かったと思うなら責任取って下さい!」
P「……どうしろと?」
春菜「まずは、お揃いの眼鏡買いに行ってもらいます! ……それを、ずっと付けてもらいますからね」
春菜end
遊園地ゲート前
ゆかり(仕事とはいえ男の人と遊園地を歩いて回るのは初めてですね……)
スタッフ「じゃあここで待っていて下さい。夫役の方がもうすぐ来られますので」
ゆかり「はい、分かりました」
スタッフ「……やっぱり普段演劇をしてる分、こういうのは慣れてますか?」
ゆかり「そんな事ないですよ……。今だって緊張してます」
スタッフ「そんな風には見えないですけどね」
ゆかり「ふふ……。少しコツがありまして」
スタッフ「ほう」
ゆかり「ある人に最高の私を見せたい。そう思うと、不思議と力が抜けるんですよ……」
スタッフ「彼氏ですか?」
ゆかり「え!? い、いえ……そんな関係じゃなくて……あぅ」
スタッフ「あはは、冗談ですよ。それじゃ、そのある人の為にも頑張って下さいね」
ゆかり「あ……はい♪」
スタッフ「モテすぎだろあんた」
P「いや、たとえ話でしょ」
スタッフ「鈍感は埋まって沈んで爆発すればいいんですよ」
P「あなたもなかなか無礼講になりましたね……」
スタッフ「そうですか?」
P「そうですよ」
スタッフ「くだらない事言ってる暇があったらさっさと行って下さい」
P「貴様……」
ゆかり(今日は練習として頑張ろう……! いつかPさんと一緒に来る時のために……)
ゆかり「それにしてもまだかな……?」キョロキョロ
ゆかり(もうカメラ回ってるみたいなのに……)ピトッ
ゆかり「ひゃんっ……!?」
P「だーれだ」
ゆかり「……え? その声……ピー……さん?」
P「正解。遅れてごめんな?」
ゆかり「……え? え……?」
P「ほら、なに固まってるんだよ。今日は思いっきり楽しもうぜ」ギュッ
ゆかり(あ。手を……。おっきい……)
ゆかり「……ふふっ、はい! しっかりエスコートして下さいね?」
P「おう。任せとけ」
ナレーション「今日奏でるのは愛の譜です。水本ゆかりさんでお題は遊園地」
P「今日はお勧めのアトラクションに全部乗るぞ! しっかり着いてこいよ」
ゆかり「はい……♪」
ドド〇パ
P「速ええぇぇぇえッ!」
ゆかり「きゃー……♪」
FUJ〇YAMA
P「高いいぃぃいいいッ!」
ゆかり「いい眺め……♪」
高飛〇
P「垂直どころじゃねえええぇぇぇえッ!」
ゆかり「きゃー♪ 落ちちゃう……♪」
え〇じゃないか
P「よくねええぇぇぇ! 座席回すなあぁああ!」
ゆかり「くるくる……♪」
鉄骨番〇
P「空中ブランコなのに絶叫系ってなんなんだよおぉぉお!」
ゆかり「ピーさん、風が気持ちいいですね♪」
グレート・〇ブーン
P「」グッショリ
ゆかり「あはは♪ 涼しくなりましたね!」
ゆかり「ピーさん! 次あれ、あれに乗りましょう!」
P「お、おう……(まさかゆかりがここまで絶叫系に強いとは……。このままじゃ男としての威厳が……。やむを得ないか……)」
P「あ、やっぱり次は違うのにしないか。お勧めがあるんだ」
ゆかり「是非♪」
『ロックにいくよー!』
<ウッヒョー!!
P(ん? なんか聞こえたような……。まあいいか)
最恐戦慄〇宮
ゆかり「これ……ですか?」
P「ああ。1日1500人限定だから早めに入らないとな」
ゆかり「う……うぅ」
P(くくく、万一の時に備えてスタッフに頼んでおいてよかった。さすがのゆかりもこればかりは泣かずにはいられまい! さあ良い声で鳴いてくれ!)
ゆかり「……行きましょう、ピーさん」
P「あ、あれ? 恐くないのか?」
ゆかり「もちろん恐いです……。でも、ピーさんがいますから……」
P「ん、んん?」
ゆかり「……ピーさんが横に居てくれるなら、私はどこでも行けるんです♪」
<カーット!! オレイキタクナイシ!!
P「意外だったな」
ゆかり「何がですか?」
P「いや、ゆかりを侮ってた。もう少し怖がりなのかと」
ゆかり「……ふふ。前に言ったじゃないですか」
P「え?」
ゆかり「Pさんの横に居れるなら、私は何でもするんですよ……♪」
ゆかりend
移動中
スタッフ「途中から主旨が変わってませんでした?」
P「いや、あそこまでくると意地でも泣かせたくなったというか……」
スタッフ「変態」
P「ぐっ……」
スタッフ「女の子の泣くところが見たいなんて異常性癖者じゃないんですか? あ、ロリコンだし仕方ないか」
P「」グサッ
スタッフ「もうすぐ次の撮影現場に着きますんで準備して下さい変態さん」
P「ちきしょおぉぉぉ……! ん? そういやこの道って……」
スタッフ「……撮影現場は5階の2号室になります」
P「おい待て。マッハで嫌な予感がしてきたんだけど」
スタッフ「……気のせいですよ」
P「その間はなんだ」
P「嫌ですよ。前回でトラウマになりかけたんですからね」
スタッフ「少なくとも片桐さんのようなシチュエーションではないですから安心して下さい」
P「その部屋の時点で安心出来ませんよ」
スタッフ「……あの監督も良い人なんですよ? 悪乗りする以外は」
P「おい」
室内
P「あれ? 美波居ないのか?」
スタッフ「入浴中です」
P「……は?」
スタッフ「新田さんがお風呂から上がったら撮影開始です。それまで好きに過ごしてて下さい」
P「いや、ちょ……は?」
チャプン
美波(……あんな恰好で撮影するなんて恥ずかしい。ううん、ファンのみんなにドキドキしてもらうためだから仕方ないよね)
美波(いつかパパも言ってたなぁ……。男の人は必ず喜ぶって)
美波(……Pさんも、喜んでくれるかな)ブクブク
美波(頑張ろう。あとでPさんがこの放送を観た時に、ドキドキしちゃうくらい!)ザバッ
P(結構長風呂だなぁ。このまま収録終わんないかなぁ……)TVポチポチ
ガチャッ
P(まあ無理ですよね)クルッ
美波「ごめんなさい。長風呂しちゃ……って……」
P「」
美波(ぴ、Pさん!?)
ナレーション「お待たせしました。多くは語りません、観て下さい。新田美波さんで夜の生活です」
P「」
美波「う……あ、あぅ……。そ、その……あなた?」
P「ナ、ナニカナ?」
美波「に、似合ってますか……?」
P「ウ、ウン。ソウダネ……」
美波「そ、それならいいんですが……」ネグリジェーン
P(ぶっ〇すぞ馬鹿監督! ナニ考えて……じゃない何考えてゴールデンタイムにこんなの放送する気だあの野郎!)
美波「横、お邪魔しますね……?」
P(し、下着が透け……いかんいかん落ち着けp! お前は出演しないんだから!)
美波「テレビ……観てらしたんですね?」
P「え!? あ、ああうん。面白い番組してないかなーと思って」ピッ
『初めてーのーちゅうー♪ 君とちゅうー♪ アイ』プツッ
P(なんでこんな時間にキテ〇ツ大百科してんだよおおぉぉお! 空気読めやあぁぁあああ!)
美波「あなた……」ピトッ
P「え……。ちょ、美波さん……?」
美波「……私、新しい家族が欲しいな」
P「」ブッ
美波「あなたとなら、私頑張れますから……。だから……ね?」
P(あれ!? なんでカット入んないの!? いつもならこの辺で終わるじゃん!)
美波「あなた……」オシタオシ
P「み、美波? ちょ、これはさすがに――ん!?」
美波「ふふ。意地悪なお口は塞いじゃいますね」指ピトッ
P(アカンアカンアカンアカン)
美波「……なんて、冗談ですよ」
P(……へ?)
美波「ふふっ。あなたがいつまで経っても焦らすものですから、つい♪」
P「ご、ごめん……」
美波「いいんです。あなたにも考えがあるでしょうから。でも、今日だって本当に勇気を出したんですよ?」
P「は、はは……」
美波「だからこのくらい、許して下さいね♪」チュッ
<……フゥ オイカントク
P「あー……、美波?」
美波「……こっち見ちゃ、ヤです」
P「いや、恥ずかしいのは分かるけどまず着替えよう。な?」
美波「――!? あ、あうぅ……」
P(エ〇いとか言われるけど、本当は純粋だもんな。後で早苗さんに頼んで監督シメとくか)
美波「ぴ、Pさん……あの……。私ドキドキしてて……」
P「まあそうだろうな」
美波「こ、今度は、Pさんをドキドキさせますから、待ってて下さいね……?」
美波end
P「何かを失いかけた気がする」
ちひろ「失ってないつもりとはおめでたいですね」
P「貴様……」
ちひろ「まあまあ。マイスタハーフあげますから落ち着いて下さい」
P「そこでケチらないで下さいよ」
ちひろ「タダであげてるんですから文句言わないで下さい。で、今回はどうでしたか?」
P「プロデューサー目線で?」
ちひろ「どちらでも」
P「あー……。春菜やゆかりは新しい一面が見えてよかったと思います。今後は今とは違った方向性でも売り出せそうですし」
ちひろ「確かにゆかりちゃんがあんなに度胸あるとは思いませんでしたね。春菜ちゃんは眼鏡好きが圧倒してますけど、前々から猫好きって言ってましたよ?」
P「それは俺も知ってましたけど、あんな衣装も着れるなんて思ってなくて。みくやのあさんと共演させるのも面白いですね」
ちひろ「……で?」
P「……美波はどこかで軌道修正しないとなぁ。根は純粋な子なんですけど……」
ちひろ「スタッフさんから聞きましたけど、撮影後しばらく前屈みだったらしいですね」
P「あんにゃろおぉ……!」
ちひろ「プロデューサーさんが変態なのは承知してますから今更驚きませんけど」
P「あんたらからしか言われてませんからね!?」
ちひろ「じゃあ私はプロデューサーさんからすれば特別なんですね♪」
P「なんで嬉しそうに言ってるのか分かりませんが喜ばしくはないですからね、それ」
ちひろ「……こほん。まあ愚痴もそこそこに、この前の約束はどうしますか?」
P「ああ、飲みに行くんでしたっけ。いいですよ。吐き出したい事いっぱいありますし」
ちひろ「また次回の放送で溜まるでしょうけどね」
P「応募が無ければこれで終わりですよ?」
ちひろ「まあそれは視聴者さん次第って事で。じゃあ準備しますね♪ 今日は帰しませんよ♪」
P「明日も仕事なんですからほどほどにお願いしますよ? ……にしても何かを忘れてる気がする」
?「ふふ……。この程度で屈すると思ったら大間違いですよぉ……」
おわり
遅くなりましたがこれにて6回目の放送を終えさせて頂きます
エロ書けない俺に今回はハードルが高すぎた…
次回出演者は
>>67
>>68
>>69
で
15時までに埋まらなければ最終回とします
画像支援さんくす、では
視聴者からのリクエストにより、前川さん再登場
駄目ならウサミン
茄子
小日向さん
ちょっとだけおまけ
居酒屋
P「今日の撮影中に思ったんですけどね」モグモグ
美波「こんばんは」
P「ああ、きたか。準備出来てるぞ」
美波「でも本当にいいの? 迷惑だと思うんですが……」
P「気にしなくていいさ。俺も美波の役に立てるなら嬉しいしな」
美波「ふふっ、ありがとうございます♪」
P「今回は英検の準1級だったな」
美波「はい。2級は高校生の時に取りましたから」
P「本当に美波って多才だよな……。そんなに取ってどうするんだ?」
美波「いつか役に立つ時が来るかも知れませんからね。持ってて損はないですよ♪」
P「そりゃそうだけど。真似出来ないなぁ……」
美波「良かったらPさんも準1級受けませんか? 同じ目標に向かって一緒に頑張るなんて素敵ですし……♪」
P「んー。考えとくよ。それじゃあ始めるか」
美波「はい!」
美波「……」カリカリカリ
P「そこの訳はちょっとおかしいな。それなら――」
美波「あ、本当だ……。難しいですなぁ」
P「大学生でもほとんど準1級は持ってないからな。焦らず頑張ろう?」
美波「はい♪」
美波「ふう……。やっぱり大変ですね」
P「はは、仕方ないって。疲れただろ? 今ハーブティー淹れてやるからちょっと待ってろ」
美波「ありがとうございます♪ ……ねえ、Pさん」
P「んー?」
美波「私、本当はもう1つ欲しい資格があるんです」
P「まだあるのか。頑張りすぎじゃないか?」
美波「いえ、こればかりはどうしても欲しくて……」
P「どれだ? 薬剤師か? 宅建か?」
美波「……もっと魅力的な資格ですよ」ピトッ
P「お、おい……」
美波「……あなたのお嫁さんの資格です♪」
ちひろ「……悪くないと思ってしまった自分が憎い」
P「でしょ?」
ちひろ「というか撮影中にそんな妄想してたんですか? 変態ですねー」
P「い、いや。断じて違う。あくまでプロデューサー目線からで……」
ちひろ「きゃー変態に襲われるー♪」
P「だから変態じゃないですってば!」
おわれ
元スレ
ちひろ「……え?」
P「いや、俺気付いちゃったんです。仮初めの新婚より本物の方がいいって」
ちひろ「はあ」
P「だから俺、幸せになってきます! 今までお世話になぶふぅッ!?」バシーン
ちひろ「はいはいこれで目が覚めましたか?」
P「……え? ちひろ、さん? ここは……」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:31:02.26 ID:44AcBuOAO
ちひろ「事務所ですよ。まゆちゃんはこちらで確保してますからご心配なく」
P「……はっ!? そ、そうだ。あの後金縛りにあったように動けなくなって意識も遠のいて……」
ちひろ「催眠術にも色々ありますからね。最初は軽くかけて、逃亡先で念入りにかけ直したんでしょう。まったく、世話のかかる……」
P「さ、催眠術?」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:32:22.01 ID:44AcBuOAO
ちひろ「もう終わった事ですから気にしなくて大丈夫です。それより、次の収録の事でも考えておいて下さい」
P「……は?」
ちひろ「プロデューサーさんが拉致られてる間に応募がきまして。今回は上条春菜ちゃんと水本ゆかりちゃん。新田美波ちゃんの3人ですよ♪」
P「あんな事あったのにまだするんですか!? 嫌ですよ俺だって命がだい――」
ちひろ「別に今すぐまゆちゃんを解放してもいいんですよ?」
P「」
ちひろ「今回は屋内と屋外の両方での撮影になります。大人しく働いて下さいね♪」
P「鬼や……鬼がいる……」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:35:17.80 ID:44AcBuOAO
本番当日
スタッフ「これはプロデューサーさんにもご確認して頂いた方がいいと判断したのでお見せします」
P「何ですか?」
スタッフ「応募に推薦する理由を書いてもらってるんですが、今回はその……。なかなかあれでして」
P「はあ……」ピラッ
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:36:17.74 ID:44AcBuOAO
『エロいのを頼む』
『エロくして下さぁ』
『ほら、美波ちゃんってエロいやん?』
『寝ぼけゆかりんを襲え』
『フルートじゃなくフランクを喰わえさせうわなにするやめ』
『捕まるくらい無茶やって』
『まあまあ眼鏡どうぞ』
P「」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:37:13.25 ID:44AcBuOAO
スタッフ「……視聴者の期待に応えるのがプロですから」
P「こんなん応えたら俺の職と未来が無くなりますよ! つーかこいつら本当にファンかよ最後の奴以外!」
スタッフ「男なんて総じて馬鹿なんですよ」
P「……よし。こいつらがその気なら、美波やゆかりがどれだけ純粋かを見せつけてやる……!」
スタッフ「その意気です。それじゃあ撮影始まるんでスタジオに向かって下さい」
P「分かりました!」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:39:13.31 ID:44AcBuOAO
春菜「よいしょ……」ゴソゴソ
偽夫「おーい、まだかかりそうか?」
春菜「もうすぐ終わるから待ってー!」
春菜(……仕事とはいえ、まさかこんな恰好するなんてなぁ。可愛いからいいけど)
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:39:54.94 ID:44AcBuOAO
春菜(Pさんになら喜んで見せるのに……なんちゃって! に、似合ってる訳ないし、恥ずかしくて見せられる気がしないや)
春菜「よし、準備完了! あなた、お待たせ!」ガチャ
P「oh……」
春菜「……にゃあ?」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:42:40.96 ID:44AcBuOAO
ナレーション「まずはこの人。まあまあ眼鏡どうぞ、話はそれからだ。上条春菜さんでお題はコスプレ」
春菜(P……さん? なんでここに? あれ、夫役降板したんだよ……ね?)
P「に、似合ってるよ。そのネコミミ」
春菜「――! だ、だよにゃー! あなたが見立てただけはあるよ!」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:43:47.20 ID:44AcBuOAO
P(動物園の三船さんを彷彿とさせる衣装だな……。あれの猫バージョンみたいな感じで。つーか露出度高いなおい)
春菜「ふ、ふふふ。でもこんな恰好させて、旦那様はいったい何を考えてるんですかね?」ピトッ
P「お、おいおい」
春菜「何照れちゃってるんですか。恥ずかしいのは私ですよ?」
P「そりゃそうだろうけど……。その、目のやり場が……」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:45:15.41 ID:44AcBuOAO
春菜「……どこ見てくれても構わないんですよ、ご主人様」
P「ご、ごしゅっ!?」
春菜「私はあなたのものなんですから当然でしょ?」
P「えっと、その……」
春菜「……でも私にこんにゃ恰好させたんですから、ちゃんと責任は取ってもらいます」
P「せ、責任って……」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:46:29.01 ID:44AcBuOAO
春菜「あなたが悪いんですよ? 眼鏡スト仲間なのをいいことに、どんどん私の中に入り込んできて……。こうして私を自分好みに染めてくれて」
P「……」
春菜「ねえあなた、知ってます?」
P「……なにを?」
春菜「猫って、甘える時はとことん甘えるんですよ♪」ギュッ
<カーット!! キャーット!!
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:47:20.15 ID:44AcBuOAO
春菜「……にゃあ」スッ
P「……眼鏡外してどうするんだ?」
春菜「介錯して下さいぃ………。自分で眼鏡斬りますからフレームをハネてぇ……」
P「俺の知ってる介錯と違う」
春菜「うぅ……。Pさん降板したんじゃなかったんですかぁ……?」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:49:03.06 ID:44AcBuOAO
P「ちひろさんから本番まで内緒にしろって命令されててな……。ごめんな? 俺なんかが夫役で」
春菜「そ、それはその……。むしろ嬉しかったといいますか……」ボソボソ
P「ん?」
春菜「な、なんでもありません! わ、悪かったと思うなら責任取って下さい!」
P「……どうしろと?」
春菜「まずは、お揃いの眼鏡買いに行ってもらいます! ……それを、ずっと付けてもらいますからね」
春菜end
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:51:48.66 ID:44AcBuOAO
遊園地ゲート前
ゆかり(仕事とはいえ男の人と遊園地を歩いて回るのは初めてですね……)
スタッフ「じゃあここで待っていて下さい。夫役の方がもうすぐ来られますので」
ゆかり「はい、分かりました」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:52:34.32 ID:44AcBuOAO
スタッフ「……やっぱり普段演劇をしてる分、こういうのは慣れてますか?」
ゆかり「そんな事ないですよ……。今だって緊張してます」
スタッフ「そんな風には見えないですけどね」
ゆかり「ふふ……。少しコツがありまして」
スタッフ「ほう」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:53:18.21 ID:44AcBuOAO
ゆかり「ある人に最高の私を見せたい。そう思うと、不思議と力が抜けるんですよ……」
スタッフ「彼氏ですか?」
ゆかり「え!? い、いえ……そんな関係じゃなくて……あぅ」
スタッフ「あはは、冗談ですよ。それじゃ、そのある人の為にも頑張って下さいね」
ゆかり「あ……はい♪」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 16:55:10.18 ID:44AcBuOAO
スタッフ「モテすぎだろあんた」
P「いや、たとえ話でしょ」
スタッフ「鈍感は埋まって沈んで爆発すればいいんですよ」
P「あなたもなかなか無礼講になりましたね……」
スタッフ「そうですか?」
P「そうですよ」
スタッフ「くだらない事言ってる暇があったらさっさと行って下さい」
P「貴様……」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 12:51:37.00 ID:EUV2tlVAO
ゆかり(今日は練習として頑張ろう……! いつかPさんと一緒に来る時のために……)
ゆかり「それにしてもまだかな……?」キョロキョロ
ゆかり(もうカメラ回ってるみたいなのに……)ピトッ
ゆかり「ひゃんっ……!?」
P「だーれだ」
ゆかり「……え? その声……ピー……さん?」
P「正解。遅れてごめんな?」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 12:52:35.81 ID:EUV2tlVAO
ゆかり「……え? え……?」
P「ほら、なに固まってるんだよ。今日は思いっきり楽しもうぜ」ギュッ
ゆかり(あ。手を……。おっきい……)
ゆかり「……ふふっ、はい! しっかりエスコートして下さいね?」
P「おう。任せとけ」
38: >>37他にどう呼ばせばいいか分からんねん… 2013/04/15(月) 12:55:28.68 ID:EUV2tlVAO
ナレーション「今日奏でるのは愛の譜です。水本ゆかりさんでお題は遊園地」
P「今日はお勧めのアトラクションに全部乗るぞ! しっかり着いてこいよ」
ゆかり「はい……♪」
ドド〇パ
P「速ええぇぇぇえッ!」
ゆかり「きゃー……♪」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 12:56:26.76 ID:EUV2tlVAO
FUJ〇YAMA
P「高いいぃぃいいいッ!」
ゆかり「いい眺め……♪」
高飛〇
P「垂直どころじゃねえええぇぇぇえッ!」
ゆかり「きゃー♪ 落ちちゃう……♪」
え〇じゃないか
P「よくねええぇぇぇ! 座席回すなあぁああ!」
ゆかり「くるくる……♪」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 12:57:17.57 ID:EUV2tlVAO
鉄骨番〇
P「空中ブランコなのに絶叫系ってなんなんだよおぉぉお!」
ゆかり「ピーさん、風が気持ちいいですね♪」
グレート・〇ブーン
P「」グッショリ
ゆかり「あはは♪ 涼しくなりましたね!」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 12:59:27.52 ID:EUV2tlVAO
ゆかり「ピーさん! 次あれ、あれに乗りましょう!」
P「お、おう……(まさかゆかりがここまで絶叫系に強いとは……。このままじゃ男としての威厳が……。やむを得ないか……)」
P「あ、やっぱり次は違うのにしないか。お勧めがあるんだ」
ゆかり「是非♪」
『ロックにいくよー!』
<ウッヒョー!!
P(ん? なんか聞こえたような……。まあいいか)
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:00:47.38 ID:EUV2tlVAO
最恐戦慄〇宮
ゆかり「これ……ですか?」
P「ああ。1日1500人限定だから早めに入らないとな」
ゆかり「う……うぅ」
P(くくく、万一の時に備えてスタッフに頼んでおいてよかった。さすがのゆかりもこればかりは泣かずにはいられまい! さあ良い声で鳴いてくれ!)
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:02:16.10 ID:EUV2tlVAO
ゆかり「……行きましょう、ピーさん」
P「あ、あれ? 恐くないのか?」
ゆかり「もちろん恐いです……。でも、ピーさんがいますから……」
P「ん、んん?」
ゆかり「……ピーさんが横に居てくれるなら、私はどこでも行けるんです♪」
<カーット!! オレイキタクナイシ!!
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:03:52.64 ID:EUV2tlVAO
P「意外だったな」
ゆかり「何がですか?」
P「いや、ゆかりを侮ってた。もう少し怖がりなのかと」
ゆかり「……ふふ。前に言ったじゃないですか」
P「え?」
ゆかり「Pさんの横に居れるなら、私は何でもするんですよ……♪」
ゆかりend
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:06:27.55 ID:EUV2tlVAO
移動中
スタッフ「途中から主旨が変わってませんでした?」
P「いや、あそこまでくると意地でも泣かせたくなったというか……」
スタッフ「変態」
P「ぐっ……」
スタッフ「女の子の泣くところが見たいなんて異常性癖者じゃないんですか? あ、ロリコンだし仕方ないか」
P「」グサッ
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:07:32.29 ID:EUV2tlVAO
スタッフ「もうすぐ次の撮影現場に着きますんで準備して下さい変態さん」
P「ちきしょおぉぉぉ……! ん? そういやこの道って……」
スタッフ「……撮影現場は5階の2号室になります」
P「おい待て。マッハで嫌な予感がしてきたんだけど」
スタッフ「……気のせいですよ」
P「その間はなんだ」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:09:01.21 ID:EUV2tlVAO
P「嫌ですよ。前回でトラウマになりかけたんですからね」
スタッフ「少なくとも片桐さんのようなシチュエーションではないですから安心して下さい」
P「その部屋の時点で安心出来ませんよ」
スタッフ「……あの監督も良い人なんですよ? 悪乗りする以外は」
P「おい」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:09:55.96 ID:EUV2tlVAO
室内
P「あれ? 美波居ないのか?」
スタッフ「入浴中です」
P「……は?」
スタッフ「新田さんがお風呂から上がったら撮影開始です。それまで好きに過ごしてて下さい」
P「いや、ちょ……は?」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:12:08.90 ID:EUV2tlVAO
チャプン
美波(……あんな恰好で撮影するなんて恥ずかしい。ううん、ファンのみんなにドキドキしてもらうためだから仕方ないよね)
美波(いつかパパも言ってたなぁ……。男の人は必ず喜ぶって)
美波(……Pさんも、喜んでくれるかな)ブクブク
美波(頑張ろう。あとでPさんがこの放送を観た時に、ドキドキしちゃうくらい!)ザバッ
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:13:28.70 ID:EUV2tlVAO
P(結構長風呂だなぁ。このまま収録終わんないかなぁ……)TVポチポチ
ガチャッ
P(まあ無理ですよね)クルッ
美波「ごめんなさい。長風呂しちゃ……って……」
P「」
美波(ぴ、Pさん!?)
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:15:23.87 ID:EUV2tlVAO
ナレーション「お待たせしました。多くは語りません、観て下さい。新田美波さんで夜の生活です」
P「」
美波「う……あ、あぅ……。そ、その……あなた?」
P「ナ、ナニカナ?」
美波「に、似合ってますか……?」
P「ウ、ウン。ソウダネ……」
美波「そ、それならいいんですが……」ネグリジェーン
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:16:51.95 ID:EUV2tlVAO
P(ぶっ〇すぞ馬鹿監督! ナニ考えて……じゃない何考えてゴールデンタイムにこんなの放送する気だあの野郎!)
美波「横、お邪魔しますね……?」
P(し、下着が透け……いかんいかん落ち着けp! お前は出演しないんだから!)
美波「テレビ……観てらしたんですね?」
P「え!? あ、ああうん。面白い番組してないかなーと思って」ピッ
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:18:51.52 ID:EUV2tlVAO
『初めてーのーちゅうー♪ 君とちゅうー♪ アイ』プツッ
P(なんでこんな時間にキテ〇ツ大百科してんだよおおぉぉお! 空気読めやあぁぁあああ!)
美波「あなた……」ピトッ
P「え……。ちょ、美波さん……?」
美波「……私、新しい家族が欲しいな」
P「」ブッ
美波「あなたとなら、私頑張れますから……。だから……ね?」
P(あれ!? なんでカット入んないの!? いつもならこの辺で終わるじゃん!)
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:20:34.37 ID:EUV2tlVAO
美波「あなた……」オシタオシ
P「み、美波? ちょ、これはさすがに――ん!?」
美波「ふふ。意地悪なお口は塞いじゃいますね」指ピトッ
P(アカンアカンアカンアカン)
美波「……なんて、冗談ですよ」
P(……へ?)
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:22:01.49 ID:EUV2tlVAO
美波「ふふっ。あなたがいつまで経っても焦らすものですから、つい♪」
P「ご、ごめん……」
美波「いいんです。あなたにも考えがあるでしょうから。でも、今日だって本当に勇気を出したんですよ?」
P「は、はは……」
美波「だからこのくらい、許して下さいね♪」チュッ
<……フゥ オイカントク
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:24:03.59 ID:EUV2tlVAO
P「あー……、美波?」
美波「……こっち見ちゃ、ヤです」
P「いや、恥ずかしいのは分かるけどまず着替えよう。な?」
美波「――!? あ、あうぅ……」
P(エ〇いとか言われるけど、本当は純粋だもんな。後で早苗さんに頼んで監督シメとくか)
美波「ぴ、Pさん……あの……。私ドキドキしてて……」
P「まあそうだろうな」
美波「こ、今度は、Pさんをドキドキさせますから、待ってて下さいね……?」
美波end
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:27:04.54 ID:EUV2tlVAO
P「何かを失いかけた気がする」
ちひろ「失ってないつもりとはおめでたいですね」
P「貴様……」
ちひろ「まあまあ。マイスタハーフあげますから落ち着いて下さい」
P「そこでケチらないで下さいよ」
ちひろ「タダであげてるんですから文句言わないで下さい。で、今回はどうでしたか?」
P「プロデューサー目線で?」
ちひろ「どちらでも」
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:28:19.73 ID:EUV2tlVAO
P「あー……。春菜やゆかりは新しい一面が見えてよかったと思います。今後は今とは違った方向性でも売り出せそうですし」
ちひろ「確かにゆかりちゃんがあんなに度胸あるとは思いませんでしたね。春菜ちゃんは眼鏡好きが圧倒してますけど、前々から猫好きって言ってましたよ?」
P「それは俺も知ってましたけど、あんな衣装も着れるなんて思ってなくて。みくやのあさんと共演させるのも面白いですね」
ちひろ「……で?」
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:29:41.84 ID:EUV2tlVAO
P「……美波はどこかで軌道修正しないとなぁ。根は純粋な子なんですけど……」
ちひろ「スタッフさんから聞きましたけど、撮影後しばらく前屈みだったらしいですね」
P「あんにゃろおぉ……!」
ちひろ「プロデューサーさんが変態なのは承知してますから今更驚きませんけど」
P「あんたらからしか言われてませんからね!?」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:30:50.51 ID:EUV2tlVAO
ちひろ「じゃあ私はプロデューサーさんからすれば特別なんですね♪」
P「なんで嬉しそうに言ってるのか分かりませんが喜ばしくはないですからね、それ」
ちひろ「……こほん。まあ愚痴もそこそこに、この前の約束はどうしますか?」
P「ああ、飲みに行くんでしたっけ。いいですよ。吐き出したい事いっぱいありますし」
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:32:52.85 ID:EUV2tlVAO
ちひろ「また次回の放送で溜まるでしょうけどね」
P「応募が無ければこれで終わりですよ?」
ちひろ「まあそれは視聴者さん次第って事で。じゃあ準備しますね♪ 今日は帰しませんよ♪」
P「明日も仕事なんですからほどほどにお願いしますよ? ……にしても何かを忘れてる気がする」
?「ふふ……。この程度で屈すると思ったら大間違いですよぉ……」
おわり
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:36:21.17 ID:EUV2tlVAO
遅くなりましたがこれにて6回目の放送を終えさせて頂きます
エロ書けない俺に今回はハードルが高すぎた…
次回出演者は
>>67
>>68
>>69
で
15時までに埋まらなければ最終回とします
画像支援さんくす、では
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:36:50.58 ID:ZkR6aoQDo
視聴者からのリクエストにより、前川さん再登場
駄目ならウサミン
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:37:03.16 ID:MYvTSonAO
茄子
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 13:37:06.04 ID:0SK0GH3X0
小日向さん
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 14:35:35.41 ID:EUV2tlVAO
ちょっとだけおまけ
居酒屋
P「今日の撮影中に思ったんですけどね」モグモグ
ちひろ「はい?」
P「美波に新婚設定は合わない気がするんです」
ちひろ「そうですか?」
P「なんていうか、ある程度年数経った夫婦とか、恋人の方が似合うと思うんですよね」
ちひろ「言わんとしてる事は分からなくもないですが。例えば?」
P「……大の大人の妄想話になりますよ?」
ちひろ「構いませんよ。お酒の席くらい羽目を外さないと♪」
P「でしたら。そうですねぇ……」
P「美波に新婚設定は合わない気がするんです」
ちひろ「そうですか?」
P「なんていうか、ある程度年数経った夫婦とか、恋人の方が似合うと思うんですよね」
ちひろ「言わんとしてる事は分からなくもないですが。例えば?」
P「……大の大人の妄想話になりますよ?」
ちひろ「構いませんよ。お酒の席くらい羽目を外さないと♪」
P「でしたら。そうですねぇ……」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 14:37:19.98 ID:EUV2tlVAO
美波「こんばんは」
P「ああ、きたか。準備出来てるぞ」
美波「でも本当にいいの? 迷惑だと思うんですが……」
P「気にしなくていいさ。俺も美波の役に立てるなら嬉しいしな」
美波「ふふっ、ありがとうございます♪」
P「今回は英検の準1級だったな」
美波「はい。2級は高校生の時に取りましたから」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 14:38:03.50 ID:EUV2tlVAO
P「本当に美波って多才だよな……。そんなに取ってどうするんだ?」
美波「いつか役に立つ時が来るかも知れませんからね。持ってて損はないですよ♪」
P「そりゃそうだけど。真似出来ないなぁ……」
美波「良かったらPさんも準1級受けませんか? 同じ目標に向かって一緒に頑張るなんて素敵ですし……♪」
P「んー。考えとくよ。それじゃあ始めるか」
美波「はい!」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 14:38:29.80 ID:EUV2tlVAO
美波「……」カリカリカリ
P「そこの訳はちょっとおかしいな。それなら――」
美波「あ、本当だ……。難しいですなぁ」
P「大学生でもほとんど準1級は持ってないからな。焦らず頑張ろう?」
美波「はい♪」
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 14:38:57.64 ID:EUV2tlVAO
美波「ふう……。やっぱり大変ですね」
P「はは、仕方ないって。疲れただろ? 今ハーブティー淹れてやるからちょっと待ってろ」
美波「ありがとうございます♪ ……ねえ、Pさん」
P「んー?」
美波「私、本当はもう1つ欲しい資格があるんです」
P「まだあるのか。頑張りすぎじゃないか?」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 14:39:38.87 ID:EUV2tlVAO
美波「いえ、こればかりはどうしても欲しくて……」
P「どれだ? 薬剤師か? 宅建か?」
美波「……もっと魅力的な資格ですよ」ピトッ
P「お、おい……」
美波「……あなたのお嫁さんの資格です♪」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 14:40:54.87 ID:EUV2tlVAO
ちひろ「……悪くないと思ってしまった自分が憎い」
P「でしょ?」
ちひろ「というか撮影中にそんな妄想してたんですか? 変態ですねー」
P「い、いや。断じて違う。あくまでプロデューサー目線からで……」
ちひろ「きゃー変態に襲われるー♪」
P「だから変態じゃないですってば!」
おわれ
SS速報VIP:モバP「新婚っていいですね」