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SS速報VIP:モバP「新婚っていいですね」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:01:52.96 ID:YEAG2cpAO
タイトル
モバP「新婚シリーズに?」
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:02:49.15 ID:YEAG2cpAO
みく「そうにゃ」
P「何か不満な点でもあったか?」
みく「どうもこうもないにゃ! にゃんで春菜ちゃんが猫コスしてるの! 『はるにゃんが可愛かったのでみくのファンやめます』ってファンレターがいっぱい届いたんだよっ!?」
ちひろ(相変わらずファンに弄られてますねー)
P「そう言われてもなー。あれはそういうシチュエーションだったからであって春菜だって好き好んで着た訳じゃないんだぞ?」
みく「うがー! みくは私服だったのに! こんな事にゃら勝負服着ていけばよかったにゃ!」
P「しょ、勝負服?」
みく「そうにゃ! ふりふりの猫チャン服にゃ!」
P「それってあれか。声優の仕事した後に撮った衣装か」
みく「それにゃ! マタタビの匂い付きで猫チャンも喜ぶ優れものにゃ!」
ちひろ「そういえばあれ人気ありましたね」
P「ああ。セクシー系よりあっちの方が評判良かったな」
みく「あれ着てもう一回出演すればみくのファン達も目を覚ましてくれるにゃ! だから出し――」
ちひろ「――にゃあにゃあ五月蝿いにゃあ」
みく「」
P「」
ちひろ「……はっ。こほん。みくちゃん? あれの出演は一度きりだってあらかじめ言ってましたよね?」
みく「にゃ、にゃあ……」
ちひろ「じゃんけんに負けた子達の分まで一生懸命撮影に望んだのよね?」
みく「は、はいぃ……」
ちひろ「なら今更グチグチ言わないの♪ ね? じゃないと……」スッ
みく「にゃあ……?」
ちひろ「レアメダルにするぞ? あ?」ボソッ
みく「」
ちひろ「こほん。じゃあプロデューサーさん、みくちゃんも納得してくれたようだし営業に行ってきて下さい♪」
P「え? あ、ああ。みく、ごめんな?」
みく「いいい、いいにゃ。みくもワガママ言ってごごごめんなさいぃ……」ブルブル
ちひろ「じゃあ行ってらっしゃい♪」
P「あ、はい」バタン
ちひろ「……誰かにこの事言ったら、分かってるわね?」
みく「は、はいぃ!」
撮影当日
P「今日は屋外から撮影ですか」
スタッフ「ええ」
P「毎回ですけど撮影の日は快晴で助かりますね」
スタッフ「そうですね」
P「……どうかしましたか? 今日は随分静かですけど」
スタッフ「いえ、あなたに対する扱いが酷いと監督から怒られまして」
P「今更か。でも無口になる理由になってないような」
スタッフ「貶す言葉しか見つかりませんので、なら黙っとこうかなと」
P「おい」
スタッフ「だってねえ? ロリコン変態異常性癖者相手にまともな会話が成り立つとも思えませんし」
P「ごめん。やっぱ黙ってろ」
スタッフ「言われなくても」
P「相変わらずピンポイントで癪に触りますねあなた」
スタッフ「いえいえ」
P「褒めてねぇぞ?」
スタッフ「分かりきった事言ってないで、もうすぐ現場ですから用意して下さい」
P「貴様……」
美穂「プロデューサーくん、この服似合ってるかな?」
くま「……」
美穂「えへへ。実はこれね、クリスマスのイベントの後にプロデューサーが買ってくれたんだ。なんだからもったいなくて今日まで着れなかったけど……」
くま「……」
美穂「でも今日は不思議と着たくなっちゃって。変だよね。相手役はプロデューサーじゃないのに……」
くま「……」
美穂「これ着てるとね、プロデューサーがそばに居るみたいで安心出来るの。だから頑張れそう。プロデューサーくんも応援してね?」
くま「……」
美穂「えへへ……」
スタッフ(本番の準備が出来たのに呼びづれぇ……)
ナレーション「本日の一番手はこの方。姫もサンタも新妻もなんでもこなします! 小日向美穂さんでお題はピクニック」
美穂(えっと、この先の木の下に行けばいいんだよね)トコトコ
?「おーい、こっちこっち」
美穂「あ。あなたー……!?」
P「遅かったな。もうシート張ってるからここでご飯食べようぜ?」
美穂(ぷプぷぷプロデューサー!? あ、あわわわわゎわ……)
P「どうした? 顔真っ赤だぞ?」
美穂「ひゃ、ひゃんれもないれひゅ!」
P「いや、そうには見えないんだけど……。熱はないよな?」額ピタッ
美穂「(ち、ちかっ!?)はわわわ…………きゅぅ……」バタッ
P「ちょ」
しばらくお待ち下さい
美穂「ごめんなさい……」
P「いいよ。山登って疲れたんだろ。仕方ないさ」ナデナデ
美穂「でも、こ、この……」
P「ん?」ナデナデ
美穂「ひ、膝枕って……あうぅ……」
P「ごめん、ゴツゴツして寝心地悪いか?」
美穂「そ、そんな事ありません! あの、その……。と、とっても落ち着きます……」
P「それならよかった」
美穂「あ、あなたは足疲れませんか?」
P「このくらいなんともないさ。美穂は軽いしな」
美穂「そ、そうですか……」
P「それにしても今日は良い天気だな。なんならこのままお昼寝でもするか?」
美穂「……それは、いやです」ギュッ
P「ん?」
美穂「あなたとの素敵な時間を、これ以上減らしたくないんです……。夢で、終わらせたくない……」
P「そっか」
美穂「それに、あなたにお弁当食べてもらわないと。わたし頑張って作ったんですよ?」
P「それは楽しみだな」
美穂「……あなたへの愛情、いっぱい詰め込んだんですから」
<カーット! オナカイッパイ!
P「本当に大丈夫か?」
美穂「だ、大丈夫です! 御迷惑かけてごめんなさい!」
P「気にするな。結果オーライだったみたいだし。それにしてもようやくその服着てくれたんだな」
美穂「あ、その……なんだか今日は着たほうが良い気がして……」
P「そっか。似合ってるよ」
美穂「あ……えへへ。ありがとうございます……。この服のおかげかな?」
P「なにが?」
美穂「プロデューサーを独り占め出来た事、ですよ♪」
美穂end
茄子「なんとなくなんですが」
スタッフ「はい?」
茄子「今日は良い日になりそうな気がします♪」
スタッフ「……根拠は?」
茄子「ふふ。私がそう感じた日は不思議とそうなるんですよ」
スタッフ「ほう」
茄子「夫役がプロデューサーだったりして♪ なんちゃって」
スタッフ「そうならいいですね(隠してる意味あるのかこれ)。そろそろ本番になりますので準備お願いします」
茄子「はい♪」
茄子(お正月以外の撮影は初めてだから緊張しますね……)
茄子(本当に夫役がプロデューサーなら……ふふ。そこまで都合の良い事はないかな?)
P「あ、いた。ごめんごめん。遅くなっちゃったな」
茄子「あ……。ふふ♪」
P「ど、どうかしたか?」
茄子「神様は本当に優しいなと思いまして♪」
ナレーション「お次は幸運の女神。なすじゃなくてかこですよ! 鷹富士茄子さんでお題は街中デート」
茄子「今日はどこに連れて行ってくれるんですか?」
P「ウィンドウショッピングでもしようかと思ってな。気に入った服があれば買ってあげるよ」
茄子「ダメですよ。あなたのお小遣いはあなたの為に使わないと」
P「はは。すっかり妻が板に付いてきたな。でも大丈夫、俺がしたい事だから」
茄子「もう、本当にあなたは優しいんですから」
P「妻を大事にするのが夫の役目だろ?」
茄子「そう言ってくれるのは嬉しいですけど……。じゃあ、あれ買いましょう?」
P「……宝くじ?」
茄子「優しいあなたに、私の運をお裾分けします♪」
P「はあ。じゃあ……1枚だけだぞ?」
茄子「充分ですよ。その前に……」
P「ん?」
茄子「幸運のお裾分けです」チュ
P「」
茄子「ふふ、これで大丈夫ですよ」
P「そ、そうか。じゃあ……。すいませーん、スピードクジ1枚」
おばちゃん「はいよー」
P「はい200円」チャリン
おばちゃん「確かに。グッドラック」
P「ありがとう。茄子、これでいいか?」
茄子「はい♪」
P「……でもいいのか?」
茄子「なにがですか?」
P「いや、仮にこれが当たったとしても茄子の運のおかげだろ? 俺がなにかしてあげた訳じゃないし……」
茄子「……そんな事ないですよ。私はあなたからいっぱいもらってるんですから」
P「何かあげたっけ?」
茄子「あなたと過ごすこの幸せな時間を、ですよ。これからももっと下さいね♪」
<オバチャン、オレバラデ10マイ! ハイヨー
P「まあこんな簡単に当たる訳ないんだけどな」ゴシゴシ
茄子「信じぬ者は救われぬ、ですよ」
P「いや、これで元金以上になった試しがなくてな。当たったら収録終わった後に買い物付き合うよ」ゴシゴシ
茄子「わあっ♪ 約束ですよ♪」
P「はは。当たったらだけどな……あれ? 2等がリーチ?」
茄子「ふふ、プロデューサーとデートなんて楽しみ♪」
P「え……え?」
茄子「2人揃って幸せになれるなら、たまにはこんなのもいいですね♪」
P「……oh」
茄子end
<ノゥ…… トウゼンデスヨ
菜々「えーっとぉ……。新妻新妻……」パラパラ
スタッフ「……なんですかあのノート」
P「申し訳ない」
スタッフ「はい?」
P「菜々だけは前もって私が夫役だと伝えてきます」
スタッフ「ちょ。ダメですよ。鷹富士さんみたいな超能力者以外の皆さんは内緒で撮影開始しだしたんですから特別扱いは」
P「放送禁止になるような事態は避けたいでしょう?」
スタッフ「……あー、監督に確認取ってきます」
P「行ってらっしゃい。……さて」
菜々(うう、こんなの設定集にも書いてない……! どうしよう……)
P「菜々」
菜々「え……? ぷ、プロデューサーさん! よかった助けて下さい!」
P「ああ、助けてやる。だからいつも通りでいけ。いいな?」
菜々「え?」
P「俺が夫役だからちゃんとフォローしてやる」
菜々「ええー!?」
ナレーション「最後はこの人。東京から電車で1時間。ウサミン星からやってきた永遠の17歳安部菜々さんです。お題は休日(夜)」
P「〇ザエさんも終わったか……」
菜々「やっぱり声優に違和感がありますねー。ワカ〇ちゃんとか声が若す……なんでもないです!」グッグッ
P「ド〇えもんよりましだろ?」
菜々「大山さんの声で慣れちゃってますとねー……。全員18禁ゲーム出身でしたっけ?」グッグッ
P「スネ〇とジャ〇アンは薔薇作で共演してたしな。あー……そこそこ」
菜々「声優も大変っですねっ」グッグッ
P「菜々もごめんな? マッサージなんか頼んじゃって」
菜々「いいんですよ。これも結婚式費用稼いでもらってるお礼です!」グッグッ
P「貯蓄無くてごめん……」
菜々「もう。謝ってばっかりじゃないですか。もっと胸張って下さいよ」
P「とはいえ、せっかくウサミン星まで行ってご両親の承諾得て籍入れたのに、式が挙げれてないなんて」
菜々「別に私は構いませんよ? そりゃあウエディングドレスも着てみたいですけど、あなたと一緒に居られるだけで満足ですし」
P「そう言ってもらえると嬉しいよ。しかし、今だからぶっちゃけるけど菜々を最初見た時はこんな関係になるとは思ってなかったよ」
菜々「……普通の女と思ってました?」
P「人違いだった」
菜々「そうじゃないですよ♪」
P「お?」
菜々「恋はいきなりしちゃうものですから♪」
<1993ー!! ヤメロ
菜々「乗り切れました?」ヒソヒソ
P「たぶん」ヒソヒソ
菜々「ならいいんですけど……」
P「大体今まで菜々が散々やらかしてるからバレはしないって」ヒソヒソ
菜々「壁に耳あり障子にメアリーちゃんですよ! いつでも気をつけないと」ヒソヒソ
スタッフ「何してるんですか?」
菜々「」ビクッ
P「」ビクッ
スタッフ「片付けしたいんですけど……」
P「あ、はい! どうぞどうぞ!」
菜々「ぷ、プロデューサーさん! ナナ着替えてきますね! スタッフさんもお疲れ様でした!」
スタッフ「はい、お疲れ様でし……ってもうあんなところに。あ、ちょっと逃げるなそこ」
P「」ギクッ
スタッフ「また年下口説いてたんですか? 懲りませんねホント」
P「い、いやー。そんな訳じゃありませんよ!」
スタッフ「本当ですか? いたいけな17歳を捕まえて何するつもりだったのやら」
P「……あれ?」
スタッフ「なんですか?」
P「本当に菜々が17歳だと信じてるんですか?」
スタッフ「……見たら分かりますよそれくらい」
P「……他のスタッフさんは疑ってるみたいでしたよ?」
スタッフ「あれ、もしかして17歳だとマズい理由でもあるんですか? はっ! やっぱりもう手を出して!」
P「それはないですってば!」
P(バレる訳ないと思ってたんだけどなぁ……)ポリポリ
楽屋
バタン!
菜々「ふう……。後はプロデューサーさんに任せたら大丈夫ですよね。まあでも……」
菜々(まさかナナが本当に17歳で、わざと年誤魔化してるように見せてるなんて誰も気付いてない……はずだし)
回想
菜々『アイドルですか? ナナが?』
P『うん。一目見てティンときたっていうか……。どうかな?』
菜々『やってみたいですけど……、その、ナナの学校厳しくて。本当はバイトも禁止なんです』
P『え……。だってメイド喫茶で働いてるんじゃ……』
菜々『だからこうしてわざわざ東京にまで来てるんですよ! 地元じゃいつ先生に見つかるか分かんないし……。それに、はい』ピラッ
P『……この三つ編み眼鏡っ子は?』
菜々『学校に通ってる時の格好です』
P『同一人物には見えないな……』
菜々『アイドルなんかしちゃったら、この程度じゃ誤魔化せないでしょうし。申し訳ないですけど……』
P『じゃあさ、俺も協力するから!』
菜々『……協力?』
P『うん。学校にバレないように工作もするし、スケジュールだって授業を邪魔するようにはしない! だからダメかな?』
菜々『何言ってるか分かってますか? そんな事バレたらナナだけじゃなくてそちらも迷惑がかかるんですよ?』
P『責任は全部俺が取る! だから!』
菜々『な、なんでそんなに必死なんですか。ナナより可愛い子はたくさんいるでしょ?』
P『一目見た瞬間にステージの上で輝く君が見えたんだ。そんな逸材をそうそう諦められないさ』
菜々『や、やめて下さいよ。そんなに言われちゃ……やってみたくなるじゃないですか』
P『その方が俺としてはありがたいな』
菜々『で、でも!』
P『?』
菜々『もしバレたらどうするんですか! 最悪退学だって有り得るんですよ!』
P『……言ったろ。俺が全部責任取るって』
菜々『そ、それって……』
P(編入先探しとこうかな。今より偏差値も高いところに。勉強も付き合うか)
P『だから、信じてくれないか?』
菜々『そ、そこまで言うなら……』
回想終了
菜々(まさか年誤魔化しアイドルとしてプロデュースされるとは思わなかったけどなぁ。せめて声優にしてって頼んだのに)
菜々(しかもそれが意外と成功してるし。なんなんですかねぇホント)
菜々「……でも、プロデューサーさんのおかげでこんな楽しい夢が見られてるんですから、感謝はしてるんですよ?」
菜々「ナナの心を盗んだ責任、いつか取ってもらいますからね?」クスッ
菜々end
P「……」
ピー!!
P「うわっ!?」
ちひろ「撮影終わったからって何を呆けてるんですか」
P「ちひろさんこそなんですか。その金色の笛」
ちひろ「ふっふっふ。実はこれ、晶葉ちゃんに頼んで作ってもらった新しい商品なんです♪ これを吹くとなんと! レッスンが完璧になるんですよ! 今なら大御奉仕期間ということで3つ150mc! お買い得ですよお買い得!」
P「いや……、なんか胡散臭いんでご遠慮します」
ちひろ「チッ……」
ちひろ「で、今回の撮影はどうでしたか?」
P「美穂はびっくりしましたけど、なんとか盛り返しましたね。流石に演技に重点を置いてるだけはあります。茄子さんは……、そういや後で買い物付き合わないと……」
ちひろ「アイドルとデートなんて大層な御身分ですねぇ」
P「こればかりは予想だにしてなくて……。本当に当たるなんて誰が思いますか」
ちひろ「茄子ちゃんは常時イエローモ〇キー背負ってるようなものですし」
P「……ああ、俺はデ〇ルカードをずっと持ってる状況ですか」
ちひろ「あ?」
P「ごめんなさいなんでもないです」
ちひろ「菜々ちゃんはどうでした?」
P「菜々自体はいつも通りだったんで問題ないかと。古い小ネタも使ってましたから視聴者も上手く騙せてるでしょうし」
ちひろ「……菜々自体は、ですか?」
P「いえ、言葉の綾ですからお気になさらず」
ちひろ「そうですか。じゃあ今日はこの辺で切り上げます? 茄子ちゃん待たせる訳にもいきませんしねー♪」
P「またパパラッチを警戒しながらの買い物が始まるのか……」
ちひろ「その報酬がアイドルとのデートなんですから安いものじゃないですか。次回の放送に出られなくなる真似だけはしないで下さいよ?」
P「誰がするか! というか相変わらず次回は未定でしょ!」
ちひろ「まあそればっかりは視聴者次第ですからね。応募があった時に備えて警戒だけは怠らないで下さいよ? それじゃあ、お先に失礼しまーす♪」
P「はいはい、お疲れ様でした」
P「なーんか引っ掛かるんだよなー。やっぱり」
おわり
元スレ
みく「そうにゃ」
P「何か不満な点でもあったか?」
みく「どうもこうもないにゃ! にゃんで春菜ちゃんが猫コスしてるの! 『はるにゃんが可愛かったのでみくのファンやめます』ってファンレターがいっぱい届いたんだよっ!?」
ちひろ(相変わらずファンに弄られてますねー)
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:04:05.65 ID:YEAG2cpAO
P「そう言われてもなー。あれはそういうシチュエーションだったからであって春菜だって好き好んで着た訳じゃないんだぞ?」
みく「うがー! みくは私服だったのに! こんな事にゃら勝負服着ていけばよかったにゃ!」
P「しょ、勝負服?」
みく「そうにゃ! ふりふりの猫チャン服にゃ!」
P「それってあれか。声優の仕事した後に撮った衣装か」
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:05:36.03 ID:YEAG2cpAO
みく「それにゃ! マタタビの匂い付きで猫チャンも喜ぶ優れものにゃ!」
ちひろ「そういえばあれ人気ありましたね」
P「ああ。セクシー系よりあっちの方が評判良かったな」
みく「あれ着てもう一回出演すればみくのファン達も目を覚ましてくれるにゃ! だから出し――」
ちひろ「――にゃあにゃあ五月蝿いにゃあ」
みく「」
P「」
104: >>102画像支援さんくす 2013/04/18(木) 15:07:34.43 ID:YEAG2cpAO
ちひろ「……はっ。こほん。みくちゃん? あれの出演は一度きりだってあらかじめ言ってましたよね?」
みく「にゃ、にゃあ……」
ちひろ「じゃんけんに負けた子達の分まで一生懸命撮影に望んだのよね?」
みく「は、はいぃ……」
ちひろ「なら今更グチグチ言わないの♪ ね? じゃないと……」スッ
みく「にゃあ……?」
ちひろ「レアメダルにするぞ? あ?」ボソッ
みく「」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:09:39.29 ID:YEAG2cpAO
ちひろ「こほん。じゃあプロデューサーさん、みくちゃんも納得してくれたようだし営業に行ってきて下さい♪」
P「え? あ、ああ。みく、ごめんな?」
みく「いいい、いいにゃ。みくもワガママ言ってごごごめんなさいぃ……」ブルブル
ちひろ「じゃあ行ってらっしゃい♪」
P「あ、はい」バタン
ちひろ「……誰かにこの事言ったら、分かってるわね?」
みく「は、はいぃ!」
108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:12:01.88 ID:YEAG2cpAO
撮影当日
P「今日は屋外から撮影ですか」
スタッフ「ええ」
P「毎回ですけど撮影の日は快晴で助かりますね」
スタッフ「そうですね」
P「……どうかしましたか? 今日は随分静かですけど」
スタッフ「いえ、あなたに対する扱いが酷いと監督から怒られまして」
P「今更か。でも無口になる理由になってないような」
109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:13:48.98 ID:YEAG2cpAO
スタッフ「貶す言葉しか見つかりませんので、なら黙っとこうかなと」
P「おい」
スタッフ「だってねえ? ロリコン変態異常性癖者相手にまともな会話が成り立つとも思えませんし」
P「ごめん。やっぱ黙ってろ」
スタッフ「言われなくても」
P「相変わらずピンポイントで癪に触りますねあなた」
スタッフ「いえいえ」
P「褒めてねぇぞ?」
スタッフ「分かりきった事言ってないで、もうすぐ現場ですから用意して下さい」
P「貴様……」
110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:16:02.25 ID:YEAG2cpAO
美穂「プロデューサーくん、この服似合ってるかな?」
くま「……」
美穂「えへへ。実はこれね、クリスマスのイベントの後にプロデューサーが買ってくれたんだ。なんだからもったいなくて今日まで着れなかったけど……」
くま「……」
美穂「でも今日は不思議と着たくなっちゃって。変だよね。相手役はプロデューサーじゃないのに……」
くま「……」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:17:54.06 ID:YEAG2cpAO
美穂「これ着てるとね、プロデューサーがそばに居るみたいで安心出来るの。だから頑張れそう。プロデューサーくんも応援してね?」
くま「……」
美穂「えへへ……」
スタッフ(本番の準備が出来たのに呼びづれぇ……)
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:20:00.34 ID:YEAG2cpAO
ナレーション「本日の一番手はこの方。姫もサンタも新妻もなんでもこなします! 小日向美穂さんでお題はピクニック」
美穂(えっと、この先の木の下に行けばいいんだよね)トコトコ
?「おーい、こっちこっち」
美穂「あ。あなたー……!?」
P「遅かったな。もうシート張ってるからここでご飯食べようぜ?」
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:22:06.61 ID:YEAG2cpAO
美穂(ぷプぷぷプロデューサー!? あ、あわわわわゎわ……)
P「どうした? 顔真っ赤だぞ?」
美穂「ひゃ、ひゃんれもないれひゅ!」
P「いや、そうには見えないんだけど……。熱はないよな?」額ピタッ
美穂「(ち、ちかっ!?)はわわわ…………きゅぅ……」バタッ
P「ちょ」
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:24:05.87 ID:YEAG2cpAO
しばらくお待ち下さい
美穂「ごめんなさい……」
P「いいよ。山登って疲れたんだろ。仕方ないさ」ナデナデ
美穂「でも、こ、この……」
P「ん?」ナデナデ
美穂「ひ、膝枕って……あうぅ……」
P「ごめん、ゴツゴツして寝心地悪いか?」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:26:17.78 ID:YEAG2cpAO
美穂「そ、そんな事ありません! あの、その……。と、とっても落ち着きます……」
P「それならよかった」
美穂「あ、あなたは足疲れませんか?」
P「このくらいなんともないさ。美穂は軽いしな」
美穂「そ、そうですか……」
P「それにしても今日は良い天気だな。なんならこのままお昼寝でもするか?」
美穂「……それは、いやです」ギュッ
P「ん?」
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:28:08.32 ID:YEAG2cpAO
美穂「あなたとの素敵な時間を、これ以上減らしたくないんです……。夢で、終わらせたくない……」
P「そっか」
美穂「それに、あなたにお弁当食べてもらわないと。わたし頑張って作ったんですよ?」
P「それは楽しみだな」
美穂「……あなたへの愛情、いっぱい詰め込んだんですから」
<カーット! オナカイッパイ!
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:30:05.85 ID:YEAG2cpAO
P「本当に大丈夫か?」
美穂「だ、大丈夫です! 御迷惑かけてごめんなさい!」
P「気にするな。結果オーライだったみたいだし。それにしてもようやくその服着てくれたんだな」
美穂「あ、その……なんだか今日は着たほうが良い気がして……」
P「そっか。似合ってるよ」
美穂「あ……えへへ。ありがとうございます……。この服のおかげかな?」
P「なにが?」
美穂「プロデューサーを独り占め出来た事、ですよ♪」
美穂end
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:32:10.59 ID:YEAG2cpAO
茄子「なんとなくなんですが」
スタッフ「はい?」
茄子「今日は良い日になりそうな気がします♪」
スタッフ「……根拠は?」
茄子「ふふ。私がそう感じた日は不思議とそうなるんですよ」
スタッフ「ほう」
茄子「夫役がプロデューサーだったりして♪ なんちゃって」
スタッフ「そうならいいですね(隠してる意味あるのかこれ)。そろそろ本番になりますので準備お願いします」
茄子「はい♪」
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:34:09.38 ID:YEAG2cpAO
茄子(お正月以外の撮影は初めてだから緊張しますね……)
茄子(本当に夫役がプロデューサーなら……ふふ。そこまで都合の良い事はないかな?)
P「あ、いた。ごめんごめん。遅くなっちゃったな」
茄子「あ……。ふふ♪」
P「ど、どうかしたか?」
茄子「神様は本当に優しいなと思いまして♪」
120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:36:20.93 ID:YEAG2cpAO
ナレーション「お次は幸運の女神。なすじゃなくてかこですよ! 鷹富士茄子さんでお題は街中デート」
茄子「今日はどこに連れて行ってくれるんですか?」
P「ウィンドウショッピングでもしようかと思ってな。気に入った服があれば買ってあげるよ」
茄子「ダメですよ。あなたのお小遣いはあなたの為に使わないと」
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:38:37.41 ID:YEAG2cpAO
P「はは。すっかり妻が板に付いてきたな。でも大丈夫、俺がしたい事だから」
茄子「もう、本当にあなたは優しいんですから」
P「妻を大事にするのが夫の役目だろ?」
茄子「そう言ってくれるのは嬉しいですけど……。じゃあ、あれ買いましょう?」
P「……宝くじ?」
茄子「優しいあなたに、私の運をお裾分けします♪」
122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:42:08.95 ID:YEAG2cpAO
P「はあ。じゃあ……1枚だけだぞ?」
茄子「充分ですよ。その前に……」
P「ん?」
茄子「幸運のお裾分けです」チュ
P「」
茄子「ふふ、これで大丈夫ですよ」
P「そ、そうか。じゃあ……。すいませーん、スピードクジ1枚」
おばちゃん「はいよー」
123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:43:53.68 ID:YEAG2cpAO
P「はい200円」チャリン
おばちゃん「確かに。グッドラック」
P「ありがとう。茄子、これでいいか?」
茄子「はい♪」
P「……でもいいのか?」
茄子「なにがですか?」
124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:48:54.24 ID:YEAG2cpAO
P「いや、仮にこれが当たったとしても茄子の運のおかげだろ? 俺がなにかしてあげた訳じゃないし……」
茄子「……そんな事ないですよ。私はあなたからいっぱいもらってるんですから」
P「何かあげたっけ?」
茄子「あなたと過ごすこの幸せな時間を、ですよ。これからももっと下さいね♪」
<オバチャン、オレバラデ10マイ! ハイヨー
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:52:37.96 ID:YEAG2cpAO
P「まあこんな簡単に当たる訳ないんだけどな」ゴシゴシ
茄子「信じぬ者は救われぬ、ですよ」
P「いや、これで元金以上になった試しがなくてな。当たったら収録終わった後に買い物付き合うよ」ゴシゴシ
茄子「わあっ♪ 約束ですよ♪」
P「はは。当たったらだけどな……あれ? 2等がリーチ?」
茄子「ふふ、プロデューサーとデートなんて楽しみ♪」
P「え……え?」
茄子「2人揃って幸せになれるなら、たまにはこんなのもいいですね♪」
P「……oh」
茄子end
<ノゥ…… トウゼンデスヨ
127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:56:26.84 ID:YEAG2cpAO
菜々「えーっとぉ……。新妻新妻……」パラパラ
スタッフ「……なんですかあのノート」
P「申し訳ない」
スタッフ「はい?」
P「菜々だけは前もって私が夫役だと伝えてきます」
スタッフ「ちょ。ダメですよ。鷹富士さんみたいな超能力者以外の皆さんは内緒で撮影開始しだしたんですから特別扱いは」
P「放送禁止になるような事態は避けたいでしょう?」
スタッフ「……あー、監督に確認取ってきます」
P「行ってらっしゃい。……さて」
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 15:58:27.73 ID:YEAG2cpAO
菜々(うう、こんなの設定集にも書いてない……! どうしよう……)
P「菜々」
菜々「え……? ぷ、プロデューサーさん! よかった助けて下さい!」
P「ああ、助けてやる。だからいつも通りでいけ。いいな?」
菜々「え?」
P「俺が夫役だからちゃんとフォローしてやる」
菜々「ええー!?」
130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:01:58.37 ID:YEAG2cpAO
ナレーション「最後はこの人。東京から電車で1時間。ウサミン星からやってきた永遠の17歳安部菜々さんです。お題は休日(夜)」
P「〇ザエさんも終わったか……」
菜々「やっぱり声優に違和感がありますねー。ワカ〇ちゃんとか声が若す……なんでもないです!」グッグッ
P「ド〇えもんよりましだろ?」
132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:04:22.13 ID:YEAG2cpAO
菜々「大山さんの声で慣れちゃってますとねー……。全員18禁ゲーム出身でしたっけ?」グッグッ
P「スネ〇とジャ〇アンは薔薇作で共演してたしな。あー……そこそこ」
菜々「声優も大変っですねっ」グッグッ
P「菜々もごめんな? マッサージなんか頼んじゃって」
菜々「いいんですよ。これも結婚式費用稼いでもらってるお礼です!」グッグッ
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:13:37.77 ID:YEAG2cpAO
P「貯蓄無くてごめん……」
菜々「もう。謝ってばっかりじゃないですか。もっと胸張って下さいよ」
P「とはいえ、せっかくウサミン星まで行ってご両親の承諾得て籍入れたのに、式が挙げれてないなんて」
菜々「別に私は構いませんよ? そりゃあウエディングドレスも着てみたいですけど、あなたと一緒に居られるだけで満足ですし」
134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:15:21.87 ID:YEAG2cpAO
P「そう言ってもらえると嬉しいよ。しかし、今だからぶっちゃけるけど菜々を最初見た時はこんな関係になるとは思ってなかったよ」
菜々「……普通の女と思ってました?」
P「人違いだった」
菜々「そうじゃないですよ♪」
P「お?」
菜々「恋はいきなりしちゃうものですから♪」
<1993ー!! ヤメロ
135: ここから書き溜め無しだから投下遅れます 2013/04/18(木) 16:20:01.69 ID:YEAG2cpAO
菜々「乗り切れました?」ヒソヒソ
P「たぶん」ヒソヒソ
菜々「ならいいんですけど……」
P「大体今まで菜々が散々やらかしてるからバレはしないって」ヒソヒソ
菜々「壁に耳あり障子にメアリーちゃんですよ! いつでも気をつけないと」ヒソヒソ
スタッフ「何してるんですか?」
菜々「」ビクッ
P「」ビクッ
137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:23:32.20 ID:YEAG2cpAO
スタッフ「片付けしたいんですけど……」
P「あ、はい! どうぞどうぞ!」
菜々「ぷ、プロデューサーさん! ナナ着替えてきますね! スタッフさんもお疲れ様でした!」
スタッフ「はい、お疲れ様でし……ってもうあんなところに。あ、ちょっと逃げるなそこ」
P「」ギクッ
138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:26:48.05 ID:YEAG2cpAO
スタッフ「また年下口説いてたんですか? 懲りませんねホント」
P「い、いやー。そんな訳じゃありませんよ!」
スタッフ「本当ですか? いたいけな17歳を捕まえて何するつもりだったのやら」
P「……あれ?」
スタッフ「なんですか?」
P「本当に菜々が17歳だと信じてるんですか?」
139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:30:22.82 ID:YEAG2cpAO
スタッフ「……見たら分かりますよそれくらい」
P「……他のスタッフさんは疑ってるみたいでしたよ?」
スタッフ「あれ、もしかして17歳だとマズい理由でもあるんですか? はっ! やっぱりもう手を出して!」
P「それはないですってば!」
P(バレる訳ないと思ってたんだけどなぁ……)ポリポリ
140: >>136画像支援さんくす 2013/04/18(木) 16:35:46.42 ID:YEAG2cpAO
楽屋
バタン!
菜々「ふう……。後はプロデューサーさんに任せたら大丈夫ですよね。まあでも……」
菜々(まさかナナが本当に17歳で、わざと年誤魔化してるように見せてるなんて誰も気付いてない……はずだし)
回想
菜々『アイドルですか? ナナが?』
P『うん。一目見てティンときたっていうか……。どうかな?』
141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:41:19.69 ID:YEAG2cpAO
菜々『やってみたいですけど……、その、ナナの学校厳しくて。本当はバイトも禁止なんです』
P『え……。だってメイド喫茶で働いてるんじゃ……』
菜々『だからこうしてわざわざ東京にまで来てるんですよ! 地元じゃいつ先生に見つかるか分かんないし……。それに、はい』ピラッ
P『……この三つ編み眼鏡っ子は?』
菜々『学校に通ってる時の格好です』
P『同一人物には見えないな……』
144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:46:19.08 ID:YEAG2cpAO
菜々『アイドルなんかしちゃったら、この程度じゃ誤魔化せないでしょうし。申し訳ないですけど……』
P『じゃあさ、俺も協力するから!』
菜々『……協力?』
P『うん。学校にバレないように工作もするし、スケジュールだって授業を邪魔するようにはしない! だからダメかな?』
菜々『何言ってるか分かってますか? そんな事バレたらナナだけじゃなくてそちらも迷惑がかかるんですよ?』
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:51:31.90 ID:YEAG2cpAO
P『責任は全部俺が取る! だから!』
菜々『な、なんでそんなに必死なんですか。ナナより可愛い子はたくさんいるでしょ?』
P『一目見た瞬間にステージの上で輝く君が見えたんだ。そんな逸材をそうそう諦められないさ』
菜々『や、やめて下さいよ。そんなに言われちゃ……やってみたくなるじゃないですか』
P『その方が俺としてはありがたいな』
菜々『で、でも!』
P『?』
147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 16:56:28.38 ID:YEAG2cpAO
菜々『もしバレたらどうするんですか! 最悪退学だって有り得るんですよ!』
P『……言ったろ。俺が全部責任取るって』
菜々『そ、それって……』
P(編入先探しとこうかな。今より偏差値も高いところに。勉強も付き合うか)
P『だから、信じてくれないか?』
菜々『そ、そこまで言うなら……』
148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 17:02:23.51 ID:YEAG2cpAO
回想終了
菜々(まさか年誤魔化しアイドルとしてプロデュースされるとは思わなかったけどなぁ。せめて声優にしてって頼んだのに)
菜々(しかもそれが意外と成功してるし。なんなんですかねぇホント)
菜々「……でも、プロデューサーさんのおかげでこんな楽しい夢が見られてるんですから、感謝はしてるんですよ?」
菜々「ナナの心を盗んだ責任、いつか取ってもらいますからね?」クスッ
菜々end
149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 17:07:36.88 ID:YEAG2cpAO
P「……」
ピー!!
P「うわっ!?」
ちひろ「撮影終わったからって何を呆けてるんですか」
P「ちひろさんこそなんですか。その金色の笛」
ちひろ「ふっふっふ。実はこれ、晶葉ちゃんに頼んで作ってもらった新しい商品なんです♪ これを吹くとなんと! レッスンが完璧になるんですよ! 今なら大御奉仕期間ということで3つ150mc! お買い得ですよお買い得!」
P「いや……、なんか胡散臭いんでご遠慮します」
ちひろ「チッ……」
150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 17:13:14.26 ID:YEAG2cpAO
ちひろ「で、今回の撮影はどうでしたか?」
P「美穂はびっくりしましたけど、なんとか盛り返しましたね。流石に演技に重点を置いてるだけはあります。茄子さんは……、そういや後で買い物付き合わないと……」
ちひろ「アイドルとデートなんて大層な御身分ですねぇ」
P「こればかりは予想だにしてなくて……。本当に当たるなんて誰が思いますか」
ちひろ「茄子ちゃんは常時イエローモ〇キー背負ってるようなものですし」
P「……ああ、俺はデ〇ルカードをずっと持ってる状況ですか」
ちひろ「あ?」
P「ごめんなさいなんでもないです」
151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 17:18:27.88 ID:YEAG2cpAO
ちひろ「菜々ちゃんはどうでした?」
P「菜々自体はいつも通りだったんで問題ないかと。古い小ネタも使ってましたから視聴者も上手く騙せてるでしょうし」
ちひろ「……菜々自体は、ですか?」
P「いえ、言葉の綾ですからお気になさらず」
ちひろ「そうですか。じゃあ今日はこの辺で切り上げます? 茄子ちゃん待たせる訳にもいきませんしねー♪」
P「またパパラッチを警戒しながらの買い物が始まるのか……」
152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 17:22:24.95 ID:YEAG2cpAO
ちひろ「その報酬がアイドルとのデートなんですから安いものじゃないですか。次回の放送に出られなくなる真似だけはしないで下さいよ?」
P「誰がするか! というか相変わらず次回は未定でしょ!」
ちひろ「まあそればっかりは視聴者次第ですからね。応募があった時に備えて警戒だけは怠らないで下さいよ? それじゃあ、お先に失礼しまーす♪」
P「はいはい、お疲れ様でした」
P「なーんか引っ掛かるんだよなー。やっぱり」
おわり
SS速報VIP:モバP「新婚っていいですね」