SS速報VIP:モバP「新婚っていいですね」
271: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:00:55.70 ID:P4iF+oHAO
タイトル
モバP「また新婚シリーズに?」
272: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:01:32.35 ID:P4iF+oHAO
P「千秋がですか?」
ちひろ「はい。前回はテーマに沿った内容ではなかったので、今回は単独での再収録になります」
P「ただの昼ドラでしたもんね」
ちひろ「千秋ちゃんだけは前回の収録でプロデューサーさんが夫役だと知ってしまいましたが、他の子は今まで通りですのでご安心下さい」
P「安心する要素が何かは分かりませんけどね。それにしてもちひろさん?」
ちひろ「なんですか?」
P「いや……、いきなりそんな他人行儀にされるとなんだかやりづらいっていうか……」
ちひろ「プロデューサーさんと私はただの仕事仲間なんですからこれが普通の対応ですよ。今まで馴れ馴れしくて申し訳ありません」ペコリ
P「俺としてはいつも通りの方がありがたいんですが……」
ちひろ「……いつも通りってなんですか?」
P「え?」
ちひろ「ドリンクを売るのがいつも通りですか? プロデューサーさんをからかうのがいつも通りですか?」
P「……ちひろさん?」
ちひろ「……何でもありません。私は大丈夫ですから、早く営業に行って下さい。あと収録当日も今まで通り頑張って下さい」
P「は、はい。それじゃあ、行ってきます」
ちひろ「お気をつけて」
P(前回の引きずってるのかな……)バタン
ちひろ「……情けないな、私も」ボソッ
撮影当日スタジオ
P「風邪はもう大丈夫ですか?」
スタッフ「ご心配をおかけして申し訳ない。この通りもうすっかりと」
P「それならよかった」
スタッフ「私が居なくて寂しかったんですか?」
P「張り合う相手がいないのもなかなかつまらないものですからね」
スタッフ「そうですか。なら先にお伝えしておきます」
P「はい?」
スタッフ「JC2人が相手だからってテンション上げすぎて無茶しないようにお願いします」
P「相変わらずだな貴様。まだロリコン疑惑払拭出来てないのか」
スタッフ「いえ、あくまで御忠告をと思いまして」
P「元気になったのはよく分かりました」
スタッフ「それは何より」
P「……ひとつだけ、変な質問してもいいですか?」
スタッフ「するだけならご自由に」
P「うちの事務員とはどんな関係ですか?」
スタッフ「……昔の仲間、ですよ」
P「え?」
スタッフ「詳しい事は本人に聞いて下さい。私の口からはこれ以上は」
P「あ、はは。てっきり親戚か何かかと思ってました。あまりに似てるものですから」
スタッフ「……同じ場所で育てば、似てしまうのかもしれませんね」
P「訳あり、ですか?」
スタッフ「あとはちひろから聞いて下さい。あの子がその話を教えてくれるならね。ほら、撮影が始まりますからさっさと行って下さい」
P「……はい」
ナレーション「まずはこの方。前回修羅場を演じてくれた黒川千秋さん。今回は単独での出演となります。お題は休日の昼下がり」
千秋「ブラックでよかったかしら?」コトッ
P「ああ、ありがとう」
千秋「ふふ、隣失礼するわね」
P「確認を取らなくても千秋ならいつでも大歓迎だよ」
千秋「あら、嬉しい事言ってくれるわね?」
P「本心だからな」
千秋「ふふっ。そう」
P「……ふう。千秋が淹れてくれるコーヒーは落ち着くなぁ」
千秋「そう言ってくれると淹れた甲斐があるわ。……ねえ、アナタ」
P「ん?」
千秋「……少し、肩借りてもいいかしら」
P「言ったろ。確認を取る必要はないさ」
千秋「……ありがとう」ピトッ
P「結婚して随分甘えん坊になったな千秋も」
千秋「あら、こんな私は嫌い?」
P「まさか。新しい一面が見えて嬉しい限りだ」
千秋「……アナタは私と結婚して、幸せ?」
P「聞くまでもないさ」
千秋「はぐらかさないで。アナタの言葉が欲しいの」
P「幸せに決まってる」
千秋「……私もよ」
P「知ってるさ。千秋の事ならなんでもな」
千秋「なら私が今何を考えててるのか分かるわよね」
P「言葉にする必要はあるのか?」
千秋「ないわ。行動で示してくれたら」
P「……じゃあ目を瞑れ」
千秋「はい」
P「…………」チュッ
千秋「……唇じゃないのね」
P「それは夜まで待ってもらわないとな」
千秋「ふふっ。意地悪なんだから」
P「性分だから仕方ないさ」
千秋「……そんなところも大好きよ、アナタ」チュッ
<ダレダ。オレノコーヒーヲMaxコーヒニカエタノ
千秋「唇でよかったのに」
P「無茶言うなよ。俺が刺される」
千秋「あら。前回ので学ばなかったのかしら」
P「え?」
千秋「アナタは私が必ず守る。ってね」
千秋end
P「次もスタジオですか」
スタッフ「ええ。最後までグズってた子の撮影です」
P「グズってたとは?」
スタッフ「なんでボクがそんな番組に出なきゃならないんですか。そういうのは、その。ほ、本当に好きな相手にじゃないとダメでしょう……」
P「思いの外似ててびっくりですよ。でもそんなんでよく説得しましたね?」
スタッフ「輿水さんはどんな役でも完璧にこなせると聞いてたんですが間違いでしたかね? と言ったらすぐに」
P「うわぁ……。扱い慣れてますね」
スタッフ「自分に自信のある子はあえて逆撫でしてあげたら言う事聞くんですよ」
P「ゲスいな」
スタッフ「なんとでも」
幸子(なんだかあのスタッフさんに言いくるめられた気がしなくもないですね。受けたボクもボクだけど……)
幸子(Pさんじゃない人の妻役だなんて気が乗りませんが、せっかくボクのファンが応募してくれたんですから役目はこなすとしましょう)
<コシミズサンオネガイシマース
幸子「分かりました」
幸子(それに良妻になれるアピールをするのも悪くないですからね。……頑張ろう)
ナレーション「お次はこの人。天使? ボクの事ですね! 輿水幸子さんでお題は平日の夜です」
ピンポーン
P(思えばスタジオ内でもこうしてマンションのワンルームのセットが組めるのに、なんでたまに5階2号室を利用してるんだろ……)
幸子「お帰りなさいあなた!」ガチャ
P「ああ、ただいま」
幸子「……え。ああ、うん?」
P「ただいま!」
幸子「あ、はい! お帰りなさい。えっと……あ、あなた……?」モジモジ
P(恥じらう幸子とはレアだな)
幸子「あの、その。ゆ、夕食の準備が出来てますよ! お風呂の準備も出来てます!」
P「ああ。幸子は本当に完璧なお嫁さんだな」ナデナデ
幸子「ふ、ふん! 当然じゃないですか! ボクは何をさせても完璧ですよ!」
P「じゃあ完璧な奥さんの手料理から頂こうかな」
幸子「はい! あ、カバン持ってあげます」
P「甲斐甲斐しいなうちの奥さんは」
幸子「こ、このくらい当たり前ですよ!」
P「じゃあ頼む――って、どうしたんだその手。絆創膏だらけじゃないか」
幸子「あ、その……。す、少し切っちゃっただけですから! このくらいなんともありませんよ!」サッ
P「なんともないような数じゃないだろ。ほら、隠してないで手を出しなさい」
幸子「……ボクは完璧な奥さんなんですから、こんなの大丈夫です」
P「だから大丈夫な数じゃ」
幸子「大丈夫なんです!」
P「幸子……」
幸子「完璧な奥さんは旦那様の手を煩わす真似なんてしないんです。だから……だから大丈夫なんですっ!」ポロポロ
P「……」
幸子「不器用でごめんなさい……! 完璧じゃなぐてごめんなさい!」ポロポロ
P「……幸子は完璧だよ」ギュッ
幸子「ふぇ……?」
P「怪我してまで一生懸命作ってくれる奥さんが完璧じゃない訳ないだろ」
幸子「う、うう……」
P「料理だって少しずつ慣れていけばいいんだ。時間はいっぱいあるんだから。な?」
幸子「はい……はいっ! う、うわああぁぁああんっ!」
<サッチャーン!!
幸子「……ふ、ふふん! どうでしたかボクの演技は!」
P「ああ。さすが幸子だよ」
幸子「ま、まあ聞くまでもありませんでしたね」
P「うん」
幸子「……お料理も完璧にしてみせます。必ず。だ、だから」
P「うん?」
幸子「上手になった暁には、必ず最初に食べてもらいますからね!」
幸子end
蘭子(うう……、あまりお芝居のお仕事した事ないから不安だなぁ……)
蘭子(監督さんはありのままでいいって言ってくれたけど、相手の人に私の言葉通じるかな……。せめてプロデューサーさんなら……)
蘭子(……くよくよしててもダメだよね。精一杯頑張ろう!)
ナレーション「本日3人目はこちら。やみのまさん? 痴れ者がッ! 高尚なる我が真名は神崎蘭子! お題は専業主夫」
蘭子(深呼吸して……。うん、いける)スーハー
蘭子「業の楔を解き放ったぞ、我が主!(あなた、ただいま!)」ガチャ
P「おう、お帰り」
蘭子「」
蘭子「な、なな……」
P「どうしたー? 夕飯の支度出来てるから早く入ってこいよ」
蘭子「あ、あぅ……。ふ、ふん! 主が君臨せし地底に導かれよと申すか!(ご、ごめんなさい。すぐに入ります)」
P「気にすんな。それより闇に飲まれよ」
蘭子「主も供に闇に飲まれようぞ。ほう、贄が平伏す宴の華やかな事よ(あなたもお疲れ様。うわあ、美味しそう♪)」
P「疲れてるだろうし高タンパクの物をな。俺にはこれくらいしか出来ないし」
蘭子「何を云うか主よ。魔の眷属に闇を与えるがそなたの役目であろう。我は其れに遵うまで(充分ですよ! あなたが居てくれるだけで私は頑張れるんですから)」
P「はは、そう言ってくれると俺も助かるよ。それじゃあ、いただきます」
蘭子「捧げられし生贄共よ、喰らってやろうぞ。もぐもぐ……、うむ。我が魔力が満ちゆくわ!(いただきます! うん、美味しい!)」
P「いっぱい作ったから、どんどん食べてくれよ」
蘭子「……主よ。我が体内に宿りし魔翌力は永劫に続きし物では無い。主君が散開せし闇が新たなる魔翌力を産み出し続ける(気付いてないかもしれないけど、私は本当にあなたに支えられてるの。今だってそう)」
P「……ああ」
蘭子「だ、だから……その……」
P「ん?」
蘭子「こ、これからも……、そばで支えて下さいね……?」
<カーット! ワカラン!
蘭子「痴れ者が! 我を弄びし罪が赦されると思うな!(もう! 夫役ならそうと教えて下さいよ!)」
P「ごめんごめん。ちひろさんに口止めされててな」
蘭子「ふん、まあ良い。窮地に下僕が主の元に馳せ参じるのは至極当然(でもプロデューサーさんでよかったです。他の人じゃ不安で)」
P「たぶん通じないもんな……」
蘭子「そ、それに……未来の予行練習にもなりましたし……」ボソボソ
P「え?」
蘭子「な、何でも無い! 下僕よ、闇に飲まれよ!」
P「うん、やみのま」
蘭子「言霊を無碍にするで無い!(略さないで下さいよ、もう!)」
蘭子end
撮影当日2日目
移動中
P「日を跨いでの撮影は初めてですね」
スタッフ「今回は4人ですからね。流石に1日じゃ撮り切れなくて。ああ、そうそう」
P「はい?」
スタッフ「昨日の神崎さんの映像があるんですが、よかったら見ますか? 携帯での撮影ですからちょっとぶれてるかもしれませんけど」
P「なんでそんな映像を」
スタッフ「機密事項です」
P「……まあ見ますが」
スタッフ「ちょっと待って下さいよ。ちょうど信号に引っかかったし……、はい」ピッ
『捧げられし生贄共よ、喰らってやろうぞ』
『いっぱい作ったから、どんどん食べてくれよ』
P「こう見ると何というシュール」
スタッフ「監督が吹き替えに困ってましたんで手伝ってあげて下さい」
P「そりゃ困るわな……」
P「慣れてるからまったく気付かなかった……」
スタッフ「ロリコンは言語を越える、ですか」
P「いつまで引きずる気だよそれ」
スタッフ「ロリコンがロリコンである限り、私はっ! 言うのをやめない!」
P「貴様……」
スタッフ「あ、もう着くんで準備お願いします」
P「分かってました。分かってましたよええ!」
ナレーション「最後はこの人。圧倒的母性! 膝枕させたら横に並ぶアイドルはいない! 三船美優さんでお題は――」
P(遊園地か。にしても美優さんどこだ?)キョロキョロ
子供(女)「あ」
P「ん?」
子供「ママー! 見つけたよー!」
美優「もう、走っちゃダメって言ったじゃない……あ」
P(子持ち設定……だと……?)
美優「あの……、これはその……あぅ」
子供「どこ行ってたの? すっごく捜したんだよ?」
P「あ、ああ。悪い悪い。ちょっとトイレにな」
子供「もー」
P(見たところ薫より少し小さいくらいか? え、新婚だよな?)
子供「じゃあピーさん。罰としてジュースおごって!」
美優「こ、こら……。ピーさんじゃなくてパパでしょ?」
P(連 れ 子 か)
美優「ご、ごめんなさいねあなた……」
P「き、気にすんな。よーし。じゃあジュース飲んだら何乗りたい?」
子供「メリーゴーランド!」
P「よし、なら急ぐか。ほら美優も」
美優「はい……♪」
子供「きゃははは♪ ママー! ピーさん!」
P「楽しそうだな」
美優「あの子ったら、まだピーさんなんて……」
P「いいよ。これから一緒に暮らしてたらいつかパパって呼んでくれるさ」
美優「そうかしら……。ふふ。その前に反抗期に入っちゃうかも……」
P「ぐっ。そ、それはちょっと辛いな」
美優「……でも、それはないかもしれませんね。あの子、あなたの事が大好きだから」
P「それならいいんだけどなぁ」
美優「……あなた」ピトッ
P「うん?」
美優「私とあの子を受け入れてくれてありがとう……。あの子がああして笑えてるのも、全部あなたのおかげなんですから……」
P「俺は大した事はしてないさ」
美優「ふふっ。そんなに優しいから私みたいな女に捕まっちゃうんですよ……?」
P「上等だ。美優達を幸せに出来るなら何だってやってやる」
美優「頼もしいですね……。あ、あれ見て下さい」
P「ん?」
チュッ
P「……ん?」
美優「少しだけ、恩返しですよ……♪」
<バッチコーイ! ウルサイ
P「また重い設定引き当てましたね」
美優「うぅ……。幸子ちゃんと蘭子ちゃんにも言われました……」
P「まあでも美優さんがお母さん役ってのも悪くないと思いますが」
美優「本当……ですか?」
P「え。あ、はい」
美優「そうですか……♪」
P「嬉しそうですね」
美優「ふふ、内緒です……♪」
子供「パパー、ママー! 次あれ乗ろーよ!」
P「もう撮影は終わったよ?」
子供「えー! やだー!」
美優(Pさんとなら……本当に子供を……。な、なに考えてるんだろう私……)
P「仕方ないな。時間もあるしちょびっとだけだぞ?」
子供「はーい」
P「美優さんも行きませんか?」
美優「あ……はい。喜んで……♪」
美優end
P「ふう……」
ちひろ「お疲れ様です。はい、エナドリ」
P「……お代は?」
ちひろ「いりませんよ」
P「では遠慮なく」ゴクゴク
ちひろ「次回が最後ですからあと少し頑張って下さい。それじゃあお先に」
P「待って下さい」
ちひろ「……なんですか?」
P「理由は教えてくれないんですか? わざわざスタッフさんに撮影風景撮ってもらってるのは、ちひろさんが頼んでるからですよね?」
ちひろ「……そういうのだけは鋭いんだから」ボソッ
P「それに昔の仲間というのは?」
ちひろ「……あはは。余計な事まで言ってるみたいですねあの子」
P「いえ。それ以上は何も。詳しい事は本人に聞けと」
ちひろ「……聞きたいですか? なんで私が撮影風景を撮るよう頼んだか。あの子との関係も」
P「出来れば」
ちひろ「そうですか……。仕方ないですね。これまで頑張って収録をこなしたプロデューサーさんには特別にお教えしましょう。ただし」
P「ただし?」
ちひろ「最終回が終わった後で、です。まだ収録があるんですから余計な事にまで首を突っ込んでたらそれこそ倒れちゃいますよ?」
P「それでも!」
ちひろ「……私だって気持ちの整理をしなきゃならないんです。少しくらい待って下さい」
P「……っ。分かり、ました」
ちひろ「それじゃあお疲れ様です♪」ニコッ
P「……お疲れ様です」
P「そんな作り笑い、やめて下さいよ……」
おわり
元スレ
P「千秋がですか?」
ちひろ「はい。前回はテーマに沿った内容ではなかったので、今回は単独での再収録になります」
P「ただの昼ドラでしたもんね」
ちひろ「千秋ちゃんだけは前回の収録でプロデューサーさんが夫役だと知ってしまいましたが、他の子は今まで通りですのでご安心下さい」
P「安心する要素が何かは分かりませんけどね。それにしてもちひろさん?」
ちひろ「なんですか?」
273: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:03:26.78 ID:P4iF+oHAO
P「いや……、いきなりそんな他人行儀にされるとなんだかやりづらいっていうか……」
ちひろ「プロデューサーさんと私はただの仕事仲間なんですからこれが普通の対応ですよ。今まで馴れ馴れしくて申し訳ありません」ペコリ
P「俺としてはいつも通りの方がありがたいんですが……」
ちひろ「……いつも通りってなんですか?」
P「え?」
274: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:05:13.16 ID:P4iF+oHAO
ちひろ「ドリンクを売るのがいつも通りですか? プロデューサーさんをからかうのがいつも通りですか?」
P「……ちひろさん?」
ちひろ「……何でもありません。私は大丈夫ですから、早く営業に行って下さい。あと収録当日も今まで通り頑張って下さい」
P「は、はい。それじゃあ、行ってきます」
ちひろ「お気をつけて」
P(前回の引きずってるのかな……)バタン
ちひろ「……情けないな、私も」ボソッ
275: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:07:07.09 ID:P4iF+oHAO
撮影当日スタジオ
P「風邪はもう大丈夫ですか?」
スタッフ「ご心配をおかけして申し訳ない。この通りもうすっかりと」
P「それならよかった」
スタッフ「私が居なくて寂しかったんですか?」
P「張り合う相手がいないのもなかなかつまらないものですからね」
スタッフ「そうですか。なら先にお伝えしておきます」
P「はい?」
276: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:08:47.03 ID:P4iF+oHAO
スタッフ「JC2人が相手だからってテンション上げすぎて無茶しないようにお願いします」
P「相変わらずだな貴様。まだロリコン疑惑払拭出来てないのか」
スタッフ「いえ、あくまで御忠告をと思いまして」
P「元気になったのはよく分かりました」
スタッフ「それは何より」
277: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:10:27.68 ID:P4iF+oHAO
P「……ひとつだけ、変な質問してもいいですか?」
スタッフ「するだけならご自由に」
P「うちの事務員とはどんな関係ですか?」
スタッフ「……昔の仲間、ですよ」
P「え?」
スタッフ「詳しい事は本人に聞いて下さい。私の口からはこれ以上は」
P「あ、はは。てっきり親戚か何かかと思ってました。あまりに似てるものですから」
スタッフ「……同じ場所で育てば、似てしまうのかもしれませんね」
P「訳あり、ですか?」
スタッフ「あとはちひろから聞いて下さい。あの子がその話を教えてくれるならね。ほら、撮影が始まりますからさっさと行って下さい」
P「……はい」
278: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:12:42.90 ID:P4iF+oHAO
ナレーション「まずはこの方。前回修羅場を演じてくれた黒川千秋さん。今回は単独での出演となります。お題は休日の昼下がり」
千秋「ブラックでよかったかしら?」コトッ
P「ああ、ありがとう」
千秋「ふふ、隣失礼するわね」
P「確認を取らなくても千秋ならいつでも大歓迎だよ」
千秋「あら、嬉しい事言ってくれるわね?」
P「本心だからな」
千秋「ふふっ。そう」
279: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:14:07.84 ID:P4iF+oHAO
P「……ふう。千秋が淹れてくれるコーヒーは落ち着くなぁ」
千秋「そう言ってくれると淹れた甲斐があるわ。……ねえ、アナタ」
P「ん?」
千秋「……少し、肩借りてもいいかしら」
P「言ったろ。確認を取る必要はないさ」
千秋「……ありがとう」ピトッ
P「結婚して随分甘えん坊になったな千秋も」
千秋「あら、こんな私は嫌い?」
280: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:16:07.69 ID:P4iF+oHAO
P「まさか。新しい一面が見えて嬉しい限りだ」
千秋「……アナタは私と結婚して、幸せ?」
P「聞くまでもないさ」
千秋「はぐらかさないで。アナタの言葉が欲しいの」
P「幸せに決まってる」
千秋「……私もよ」
P「知ってるさ。千秋の事ならなんでもな」
千秋「なら私が今何を考えててるのか分かるわよね」
281: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:18:06.32 ID:P4iF+oHAO
P「言葉にする必要はあるのか?」
千秋「ないわ。行動で示してくれたら」
P「……じゃあ目を瞑れ」
千秋「はい」
P「…………」チュッ
千秋「……唇じゃないのね」
P「それは夜まで待ってもらわないとな」
千秋「ふふっ。意地悪なんだから」
P「性分だから仕方ないさ」
千秋「……そんなところも大好きよ、アナタ」チュッ
<ダレダ。オレノコーヒーヲMaxコーヒニカエタノ
282: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:20:05.56 ID:P4iF+oHAO
千秋「唇でよかったのに」
P「無茶言うなよ。俺が刺される」
千秋「あら。前回ので学ばなかったのかしら」
P「え?」
千秋「アナタは私が必ず守る。ってね」
千秋end
283: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:22:06.09 ID:P4iF+oHAO
P「次もスタジオですか」
スタッフ「ええ。最後までグズってた子の撮影です」
P「グズってたとは?」
スタッフ「なんでボクがそんな番組に出なきゃならないんですか。そういうのは、その。ほ、本当に好きな相手にじゃないとダメでしょう……」
P「思いの外似ててびっくりですよ。でもそんなんでよく説得しましたね?」
284: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:24:05.12 ID:P4iF+oHAO
スタッフ「輿水さんはどんな役でも完璧にこなせると聞いてたんですが間違いでしたかね? と言ったらすぐに」
P「うわぁ……。扱い慣れてますね」
スタッフ「自分に自信のある子はあえて逆撫でしてあげたら言う事聞くんですよ」
P「ゲスいな」
スタッフ「なんとでも」
285: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:26:02.56 ID:P4iF+oHAO
幸子(なんだかあのスタッフさんに言いくるめられた気がしなくもないですね。受けたボクもボクだけど……)
幸子(Pさんじゃない人の妻役だなんて気が乗りませんが、せっかくボクのファンが応募してくれたんですから役目はこなすとしましょう)
<コシミズサンオネガイシマース
幸子「分かりました」
幸子(それに良妻になれるアピールをするのも悪くないですからね。……頑張ろう)
286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:28:18.89 ID:P4iF+oHAO
ナレーション「お次はこの人。天使? ボクの事ですね! 輿水幸子さんでお題は平日の夜です」
ピンポーン
P(思えばスタジオ内でもこうしてマンションのワンルームのセットが組めるのに、なんでたまに5階2号室を利用してるんだろ……)
幸子「お帰りなさいあなた!」ガチャ
P「ああ、ただいま」
幸子「……え。ああ、うん?」
287: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:30:09.18 ID:P4iF+oHAO
P「ただいま!」
幸子「あ、はい! お帰りなさい。えっと……あ、あなた……?」モジモジ
P(恥じらう幸子とはレアだな)
幸子「あの、その。ゆ、夕食の準備が出来てますよ! お風呂の準備も出来てます!」
P「ああ。幸子は本当に完璧なお嫁さんだな」ナデナデ
288: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:32:06.27 ID:P4iF+oHAO
幸子「ふ、ふん! 当然じゃないですか! ボクは何をさせても完璧ですよ!」
P「じゃあ完璧な奥さんの手料理から頂こうかな」
幸子「はい! あ、カバン持ってあげます」
P「甲斐甲斐しいなうちの奥さんは」
幸子「こ、このくらい当たり前ですよ!」
P「じゃあ頼む――って、どうしたんだその手。絆創膏だらけじゃないか」
289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:34:23.49 ID:P4iF+oHAO
幸子「あ、その……。す、少し切っちゃっただけですから! このくらいなんともありませんよ!」サッ
P「なんともないような数じゃないだろ。ほら、隠してないで手を出しなさい」
幸子「……ボクは完璧な奥さんなんですから、こんなの大丈夫です」
P「だから大丈夫な数じゃ」
幸子「大丈夫なんです!」
P「幸子……」
幸子「完璧な奥さんは旦那様の手を煩わす真似なんてしないんです。だから……だから大丈夫なんですっ!」ポロポロ
P「……」
291: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:36:08.04 ID:P4iF+oHAO
幸子「不器用でごめんなさい……! 完璧じゃなぐてごめんなさい!」ポロポロ
P「……幸子は完璧だよ」ギュッ
幸子「ふぇ……?」
P「怪我してまで一生懸命作ってくれる奥さんが完璧じゃない訳ないだろ」
幸子「う、うう……」
P「料理だって少しずつ慣れていけばいいんだ。時間はいっぱいあるんだから。な?」
幸子「はい……はいっ! う、うわああぁぁああんっ!」
<サッチャーン!!
292: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:38:06.35 ID:P4iF+oHAO
幸子「……ふ、ふふん! どうでしたかボクの演技は!」
P「ああ。さすが幸子だよ」
幸子「ま、まあ聞くまでもありませんでしたね」
P「うん」
幸子「……お料理も完璧にしてみせます。必ず。だ、だから」
P「うん?」
幸子「上手になった暁には、必ず最初に食べてもらいますからね!」
幸子end
294: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:40:25.72 ID:P4iF+oHAO
蘭子(うう……、あまりお芝居のお仕事した事ないから不安だなぁ……)
蘭子(監督さんはありのままでいいって言ってくれたけど、相手の人に私の言葉通じるかな……。せめてプロデューサーさんなら……)
蘭子(……くよくよしててもダメだよね。精一杯頑張ろう!)
295: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:42:06.78 ID:P4iF+oHAO
ナレーション「本日3人目はこちら。やみのまさん? 痴れ者がッ! 高尚なる我が真名は神崎蘭子! お題は専業主夫」
蘭子(深呼吸して……。うん、いける)スーハー
蘭子「業の楔を解き放ったぞ、我が主!(あなた、ただいま!)」ガチャ
P「おう、お帰り」
蘭子「」
296: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:44:07.36 ID:P4iF+oHAO
蘭子「な、なな……」
P「どうしたー? 夕飯の支度出来てるから早く入ってこいよ」
蘭子「あ、あぅ……。ふ、ふん! 主が君臨せし地底に導かれよと申すか!(ご、ごめんなさい。すぐに入ります)」
P「気にすんな。それより闇に飲まれよ」
蘭子「主も供に闇に飲まれようぞ。ほう、贄が平伏す宴の華やかな事よ(あなたもお疲れ様。うわあ、美味しそう♪)」
P「疲れてるだろうし高タンパクの物をな。俺にはこれくらいしか出来ないし」
297: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:46:08.84 ID:P4iF+oHAO
蘭子「何を云うか主よ。魔の眷属に闇を与えるがそなたの役目であろう。我は其れに遵うまで(充分ですよ! あなたが居てくれるだけで私は頑張れるんですから)」
P「はは、そう言ってくれると俺も助かるよ。それじゃあ、いただきます」
蘭子「捧げられし生贄共よ、喰らってやろうぞ。もぐもぐ……、うむ。我が魔力が満ちゆくわ!(いただきます! うん、美味しい!)」
P「いっぱい作ったから、どんどん食べてくれよ」
298: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:48:07.70 ID:P4iF+oHAO
蘭子「……主よ。我が体内に宿りし魔翌力は永劫に続きし物では無い。主君が散開せし闇が新たなる魔翌力を産み出し続ける(気付いてないかもしれないけど、私は本当にあなたに支えられてるの。今だってそう)」
P「……ああ」
蘭子「だ、だから……その……」
P「ん?」
蘭子「こ、これからも……、そばで支えて下さいね……?」
<カーット! ワカラン!
299: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:50:14.95 ID:P4iF+oHAO
蘭子「痴れ者が! 我を弄びし罪が赦されると思うな!(もう! 夫役ならそうと教えて下さいよ!)」
P「ごめんごめん。ちひろさんに口止めされててな」
蘭子「ふん、まあ良い。窮地に下僕が主の元に馳せ参じるのは至極当然(でもプロデューサーさんでよかったです。他の人じゃ不安で)」
P「たぶん通じないもんな……」
蘭子「そ、それに……未来の予行練習にもなりましたし……」ボソボソ
P「え?」
蘭子「な、何でも無い! 下僕よ、闇に飲まれよ!」
P「うん、やみのま」
蘭子「言霊を無碍にするで無い!(略さないで下さいよ、もう!)」
蘭子end
300: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:52:28.85 ID:P4iF+oHAO
撮影当日2日目
移動中
P「日を跨いでの撮影は初めてですね」
スタッフ「今回は4人ですからね。流石に1日じゃ撮り切れなくて。ああ、そうそう」
P「はい?」
スタッフ「昨日の神崎さんの映像があるんですが、よかったら見ますか? 携帯での撮影ですからちょっとぶれてるかもしれませんけど」
P「なんでそんな映像を」
スタッフ「機密事項です」
P「……まあ見ますが」
302: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:54:06.60 ID:P4iF+oHAO
スタッフ「ちょっと待って下さいよ。ちょうど信号に引っかかったし……、はい」ピッ
『捧げられし生贄共よ、喰らってやろうぞ』
『いっぱい作ったから、どんどん食べてくれよ』
P「こう見ると何というシュール」
スタッフ「監督が吹き替えに困ってましたんで手伝ってあげて下さい」
P「そりゃ困るわな……」
306: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:56:45.40 ID:P4iF+oHAO
P「慣れてるからまったく気付かなかった……」
スタッフ「ロリコンは言語を越える、ですか」
P「いつまで引きずる気だよそれ」
スタッフ「ロリコンがロリコンである限り、私はっ! 言うのをやめない!」
P「貴様……」
スタッフ「あ、もう着くんで準備お願いします」
P「分かってました。分かってましたよええ!」
308: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 13:58:35.07 ID:P4iF+oHAO
ナレーション「最後はこの人。圧倒的母性! 膝枕させたら横に並ぶアイドルはいない! 三船美優さんでお題は――」
P(遊園地か。にしても美優さんどこだ?)キョロキョロ
子供(女)「あ」
P「ん?」
子供「ママー! 見つけたよー!」
美優「もう、走っちゃダメって言ったじゃない……あ」
P(子持ち設定……だと……?)
313: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:02:22.46 ID:P4iF+oHAO
美優「あの……、これはその……あぅ」
子供「どこ行ってたの? すっごく捜したんだよ?」
P「あ、ああ。悪い悪い。ちょっとトイレにな」
子供「もー」
P(見たところ薫より少し小さいくらいか? え、新婚だよな?)
子供「じゃあピーさん。罰としてジュースおごって!」
美優「こ、こら……。ピーさんじゃなくてパパでしょ?」
P(連 れ 子 か)
315: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:04:41.41 ID:P4iF+oHAO
美優「ご、ごめんなさいねあなた……」
P「き、気にすんな。よーし。じゃあジュース飲んだら何乗りたい?」
子供「メリーゴーランド!」
P「よし、なら急ぐか。ほら美優も」
美優「はい……♪」
317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:06:11.69 ID:P4iF+oHAO
子供「きゃははは♪ ママー! ピーさん!」
P「楽しそうだな」
美優「あの子ったら、まだピーさんなんて……」
P「いいよ。これから一緒に暮らしてたらいつかパパって呼んでくれるさ」
美優「そうかしら……。ふふ。その前に反抗期に入っちゃうかも……」
P「ぐっ。そ、それはちょっと辛いな」
318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:08:08.21 ID:P4iF+oHAO
美優「……でも、それはないかもしれませんね。あの子、あなたの事が大好きだから」
P「それならいいんだけどなぁ」
美優「……あなた」ピトッ
P「うん?」
美優「私とあの子を受け入れてくれてありがとう……。あの子がああして笑えてるのも、全部あなたのおかげなんですから……」
P「俺は大した事はしてないさ」
320: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:10:03.51 ID:P4iF+oHAO
美優「ふふっ。そんなに優しいから私みたいな女に捕まっちゃうんですよ……?」
P「上等だ。美優達を幸せに出来るなら何だってやってやる」
美優「頼もしいですね……。あ、あれ見て下さい」
P「ん?」
チュッ
P「……ん?」
美優「少しだけ、恩返しですよ……♪」
<バッチコーイ! ウルサイ
321: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:12:03.73 ID:P4iF+oHAO
P「また重い設定引き当てましたね」
美優「うぅ……。幸子ちゃんと蘭子ちゃんにも言われました……」
P「まあでも美優さんがお母さん役ってのも悪くないと思いますが」
美優「本当……ですか?」
P「え。あ、はい」
美優「そうですか……♪」
322: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:14:05.81 ID:P4iF+oHAO
P「嬉しそうですね」
美優「ふふ、内緒です……♪」
子供「パパー、ママー! 次あれ乗ろーよ!」
P「もう撮影は終わったよ?」
子供「えー! やだー!」
美優(Pさんとなら……本当に子供を……。な、なに考えてるんだろう私……)
P「仕方ないな。時間もあるしちょびっとだけだぞ?」
子供「はーい」
P「美優さんも行きませんか?」
美優「あ……はい。喜んで……♪」
美優end
324: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:16:09.32 ID:P4iF+oHAO
P「ふう……」
ちひろ「お疲れ様です。はい、エナドリ」
P「……お代は?」
ちひろ「いりませんよ」
P「では遠慮なく」ゴクゴク
ちひろ「次回が最後ですからあと少し頑張って下さい。それじゃあお先に」
P「待って下さい」
ちひろ「……なんですか?」
327: >>326訂正 2013/04/25(木) 14:19:34.64 ID:P4iF+oHAO
P「理由は教えてくれないんですか? わざわざスタッフさんに撮影風景撮ってもらってるのは、ちひろさんが頼んでるからですよね?」
ちひろ「……そういうのだけは鋭いんだから」ボソッ
P「それに昔の仲間というのは?」
ちひろ「……あはは。余計な事まで言ってるみたいですねあの子」
P「いえ。それ以上は何も。詳しい事は本人に聞けと」
328: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:20:12.03 ID:P4iF+oHAO
ちひろ「……聞きたいですか? なんで私が撮影風景を撮るよう頼んだか。あの子との関係も」
P「出来れば」
ちひろ「そうですか……。仕方ないですね。これまで頑張って収録をこなしたプロデューサーさんには特別にお教えしましょう。ただし」
P「ただし?」
329: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/25(木) 14:22:03.26 ID:P4iF+oHAO
ちひろ「最終回が終わった後で、です。まだ収録があるんですから余計な事にまで首を突っ込んでたらそれこそ倒れちゃいますよ?」
P「それでも!」
ちひろ「……私だって気持ちの整理をしなきゃならないんです。少しくらい待って下さい」
P「……っ。分かり、ました」
ちひろ「それじゃあお疲れ様です♪」ニコッ
P「……お疲れ様です」
P「そんな作り笑い、やめて下さいよ……」
おわり
SS速報VIP:モバP「新婚っていいですね」