1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:37:11.79 ID:nkoesrpi0

春香「なんだ千早ちゃん、いるなら返事くらいしてよー」

壁「……」

春香「えーっと……千早ちゃん?」

壁「……」

春香「ご、ごめんね!?私、なんか気に障るようなことしちゃったかな?」

壁「……」

春香「……・ごめん」ショボン

壁「……」

千早「……」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:40:53.27 ID:nkoesrpi0

春香「……千早ちゃん!あのね、私クッキー焼いてきたんだ!」

壁「……」

春香「…いらないのかな……ううん、スタイル維持は大切だもんね!」

壁「……」

春香「えっと、今日レッスン一緒だよね!?一緒に行こう!」

壁「……」

春香「……私、先行ってるね?体調悪いなら、無理しないでね…?」

壁「……」

千早「……」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:45:21.78 ID:nkoesrpi0

春香「ふぅ……お疲れ様!」

壁「……」

春香「えっと、今日私の歌、どうだったかな……?」

壁「……」

春香「……」

壁「……」

春香「……そんなのって、ないよ」

壁「……」

春香「…そりゃ私、千早ちゃんに比べたら下手かもしれない、でも……!」

壁「……」

春香「……ごめん、先帰るね」

壁「……」

千早「……」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:52:26.95 ID:nkoesrpi0

P「え……千早が?」

春香「……はい」

P「俺は現場を見てないし、そんな素振りも見えなかったから何とも言えないけども、千早に限ってそんなこと……」

春香「……私、何かしちゃったんですかね?」

春香「気付かないうちに、千早ちゃんに嫌なこと……」

P「ま、まぁ落ち込むな。きっと何かの勘違いだよ」

P「千早が訳もなく春香を傷つけるなんてしないだろうし、春香も千早の機嫌を損ねるようなことした覚えは無いんだろう?」

春香「…はい」

P「ちゃんと訳を聞いて、話し合えば仲直りできるさ!」

春香「…そう、ですよね!えへへ、ありがとうございます!」

P「また、なにかあったら何でも相談してくれ」

春香「はい!それじゃあ、また明日!お疲れさまでした!」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:56:52.62 ID:nkoesrpi0

春香「……お、おはよう千早ちゃん!」

壁「……」

春香「…えっと、ごめんね?なんか私、千早ちゃんに嫌なことしちゃったみたいで」

壁「……」

春香「……理由もわからないのに謝ったって、仕方ないよね?」

壁「……」

春香「なにがいけなかったのかな、今度から気をつけるから、その、ね?」

壁「……」

春香「……そっか、……ううん、いいの」

壁「……」

春香「……ごめん、私帰る」

壁「……」

千早「……」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:59:38.69 ID:nkoesrpi0

千早「あの、プロデューサー」

P「どうした千早、春香とは仲直りできたのか?」

千早「…仲直り、ですか?」

P「いや、春香が気にしてたみたいだからさ」

千早「……?」

P「何があったか知らないけども、許してやってくれないか?」

千早「えっとプロデューサー、そのことなんですが……」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:04:10.15 ID:n1z+L3iX0

ブゥゥゥゥゥゥン――ブゥゥゥゥゥゥン――

春香「…………」

春香「……はっ、……ここは?」

春香「えっと、何ここ……プロデューサーさん?」

春香「……ドッキリ、ですか?」

春香「………なんなのこれ?」

春香「………」

壁「……」

春香「アッ、千早ちゃん!よかった、一人じゃなかったんだ!」

壁「……」

春香「グスッ……えへへ、なんだか安心しちゃった……」

壁「……」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:07:22.54 ID:n1z+L3iX0

春香「千早ちゃんは、ここがどこか知ってるの?」

壁「……」

春香「そっか、そうだよね……」

壁「……」

春香「どうしよう、私今日お仕事入ってたような、それも大きいやつ」

壁「……」

春香「そうだよね、どうにかしてここから出ないと」

壁「……」

春香「……誰かいませんかァー!……プロデューサーさーん!」ガンガン

壁「………」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:12:01.47 ID:n1z+L3iX0

春香「モシモォーシ!誰かァー!」ガンガン

壁「……」

春香「アイドルの、天海春香さんですよォー!」ガンガン

壁「……」

春香「ヒィ!……千早ちゃん、い、今の、聞こえた?隣の部屋から……」

壁「……」

春香「……聞こえなかったの?生き別れの、兄だって……それも、婚約者?」

壁「……」

春香「そんなの、知らない…!死んだことにされていたなんて……」

壁「……」

春香「……き、聞こえない!私は、何も、聞いてないっ!」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:14:40.17 ID:n1z+L3iX0

春香「……聞こえない……聞こえない……」ボソボソ

壁「……」

春香「……聞こえ、ない……」ボソボソ

壁「……」

春香「……千早ちゃん、どうしよう……どうしたらここから……」ボソボソ

壁「……」

春香「……だよね、大丈夫だよね、二人なら……」

壁「……」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:25:09.63 ID:n1z+L3iX0

――医院長室

若林博士「……とマァ、こんな次第ですな」

P「……そう、ですか」

千早「あの、春香は……治るんでしょうか?」

若林博士「ウーム、なんといいましょうか……」

若林博士「ある日突然目が覚めるように正常な思考に戻ることもありますが、
       あのような様子のまま生涯を終えることも…
       場合によるとしか、いいようがありませんナァ」

千早「……そう、ですか」

P「……わかりました」

若林「スミマセン、なにせ人の脳と言うものはまだまだわかりきっていませんでして――」


春香「…そんな、千早ちゃん!私たち、女の子同士だよ!?」

壁「……」

春香「えっと、嫌いじゃないけども、その……千早ちゃん?
    アレ?どういうこと?ここはどこ?千早ちゃんは?
    ……なァーンだ私は今まで、壁と話していたんだァー!
    するとここは、どこだ?ウーン意味がわからなくなってきた。
    ここはどこなの……?あ、千早ちゃん!良かった!一人きりじゃなかったんだァ……」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/28(木) 00:25:56.20 ID:n1z+L3iX0

おわり。
ドグラ・マグラオチ。


元スレ
春香「おはようございます!」壁「……」