1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:27:18.84 ID:UQAPxrN3O
P「…さむっ」
ちひろ「寒いですね」
P「これじゃあアイドル活動もはかどらないです」
ちひろ「そうですか」
P「はぁ…みんななにやってんのかな」
ちひろ「覗きます?」
P「さすがちひろん!」
ちひろ「いえいえ、300コインです」
P「あ、金はとるんですね」
ちひろ「ええ、さ。見ましょうか」
※参加型SS
アイドル同士の絡みでもPドルでもご自由にどうぞ
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:36:05.37 ID:LXdqDUQ20
ちひろ「じゃあまずはこちらをどうぞ」
P「……ぶっ!? これをいつの間に……」
ちひろ「それは企業秘密ですよ」(ニッコリ
P「しかも思いっきりタイムリーな……」
ちひろ「周りから見たらどう映ってるか、じっくり見てみましょうか」
―――――
――――
―――
十時愛梨(18)
http://i.imgur.com/ulED1.jpg
スタスタ……
P「ふぅ……今日はお疲れ。愛梨」
愛梨「はいっ、お疲れ様でした! いやぁLIVEは熱かったですね……」
P「暑かったなぁ……何度愛梨が脱ぎだしそうになったことやら」
愛梨「え、えへへ……暑くなっちゃうとつい」
愛梨「でもでも、もうお外に出て今は十分涼しいですよ! これなら脱がなくて済みますね」
P「それでもこの季節にしてはすっごい薄着だけどな?」
愛梨「えーっ、今ちょうどいいぐらいですよぉ」
P「コートに少し薄手のシャツで胸元開けて……見てるこっちが寒くなりそうだよまったく」
愛梨「体はそんなに冷えてないですよ? ほらっ」ピトッ
P「!? お、おい愛梨俺の手をどこに当てさせて!?」
愛梨「どこって……開いてる胸元に……ってきゃぁ!」
愛梨「はぅぅ……Pさんに胸を触られ……」
P「い、今のは愛梨が触らせたんだろうがっ、誤解を招く言い方をするなっ」
愛梨「あうう……すみません……」
P「ま、まぁ確かに愛梨は暖かかったというか柔らかかったというか……寒くないのなら大丈夫だな! うん!」
愛梨「今……あったかいのは本当ですから」
P「……ん、そうか」
愛梨「こうやって……二人で歩いてて、ちょっぴりいい雰囲気で……なんかこういうのいいなって……」
P「…………」
愛梨「ちょ、ちょっとPさん何かいってくださいよー! 『あぁ、いい雰囲気だな』とか『俺もそう思う』とかー!」
ガサッ
愛梨「……え? なんですか? この紙袋…」
P「開けてみ」
ガサガサッ……
愛梨「あ、シルバーのブレスレット……?」
P「今日は何の日か……分かるよな? プレゼントだよ」
愛梨「えっと……クリスマスには早いですし……イベントはまだ終わってないですし……うーんと……」
P「おいおい、一番重要なのが抜けてるじゃないか……愛梨の誕生日だろ?」
愛梨「……あっ! えへへ……お仕事ですっかり忘れちゃってました」
P「まったく……まぁそういう訳で、ハッピバースデー愛梨」
愛梨「……………え、えへへ……今すっごい嬉しいです……なんかちょっと涙が出そうに……」
P「喜んでもらえて何より、かな。今日は愛梨の誕生日だし他にも何かあったら色々聞いてやるぞ?」
愛梨「えっと……そ、それじゃあこのブレスレット、つけてもらっていいですか?」
P「おう、それくらいならお安い御用だ」
ソッ……パチン…
P「ほい、右手に付けてあげt」
ダキッ
愛梨「……えへへ、捕まえちゃいました♪」ギュッ
P「お、おい愛梨? いきなり抱きつくのはちょっと」
愛梨「色々聞いてくれるんですよねっ? じゃあ少しこのままで居させてくださいっ」
P「………………はぁ、ちょっとだけだぞ? 街中なんだからファンやパパラッチに見つかったら大変だ」
愛梨「Pさんあったかい……えへへ」
P「……まったく」ギュッ
愛梨「………………」
愛梨(勢いあまって抱きついちゃったけど……これすっごく恥ずかしい!!)
愛梨(顔から火が出ちゃいそう……でも離れたくない……)
愛梨(でも熱い……)
愛梨(でも離れたく………)
愛梨(熱い………離れたく………熱い……熱い……あつ……ぬぎ……ぁぁぁ)
愛梨「ぁぁああ熱いですっ!」ガバッ
P「!?」
P「ちょっ、愛梨まて落ち着け! 今ここで脱ぐのはよすんだ!」
愛梨「手を離してくださいっ! もう熱くて我慢できませ……ちべたっ!?」
シン……シン……
愛梨「あっ……雪?」
P「お……雪だな、12月の始めだってのに珍しい」
愛梨「わぁ……綺麗ですね……」ギュッ
P「ん……手、握ってきてどうした……暑かったんじゃなかったのか?」
愛梨「体はまだ暑いですけど……雪の時は指先が冷えちゃうんです、だから」
P「そうか」ギュッ
愛梨「これで、ちょうどいい感じですよっ」
P「……ま、とりあえず歩くか」
愛梨「はいっ!」
スタスタ……
愛梨「……あとで雪かきとかしなきゃですかね?」
P「いや秋田ほど積もったりしないから」
―――
――――
―――――
ちひろ「愛梨ちゃんにプレゼントしてあげたんですね?」
P「えぇ、まぁ忙しい合間を縫って用意したので大したものじゃないですが……」
ちひろ「プレゼントしてくれることに意義があるんですよ!」
P「……因みにこれ以外の映像は…?」
ちひろ「ご安心ください! これ以外は全て、抑えてあります♪」
ちひろ「その上、いつでも、どこでも、どんな時でも全て! 映像に収めてありますので」
ちひろ「どんどん次いってみましょう!」
――――――
―――――
――――
--寒い季節はやっぱあつあつがいいねEND--
多田李衣菜(17) わたりーなちゃんは超ロックですよ!
http://i.imgur.com/Df0hp.jpg
http://i.imgur.com/QZ7vT.jpg
李衣菜「おはようございますっ」バンッ
P「おう李衣菜、おはようさん」
李衣菜「寒いですけど、今日もロックにいきますよ!」
P「へいへいロックロック」
李衣菜「もーPさん! いい加減に私のロック魂を認めてください!」
P「なーにが魂だ。あれか、フラフラ行ったり来たりする浮遊霊の魂的な感じか?」
李衣菜「ちーがーうー!私はロックなんです! R!O!C!K! ROCKなの!」
P「おお!! ついにロックのスペルを覚えたか! よくやった!」ナデナデ
李衣菜「えへへ♪」
李衣菜「ってちがーう! このバカプロデューサー! おたんこなすー!」ベシベシ
P「あ、このやろー。上司に向かってバカとは……よし、そこまで言うならテストだ」
李衣菜「テスト?」
P「お前が本当にロックなら、簡単に答えられる問題だ。どうだ、やるか?」
李衣菜「あったりまえです! Pさんに私のロックを見せてやるんだから!」
P「おうおう、やる気だな」
李衣菜「さぁさぁ早く!」
P「よし、テンポ良くいくぞ」
P「にさんが?」
李衣菜「は?」
P「ほれ、はよ答えい。にさんが?」ニヤニヤ
李衣菜「……ろく」
P「ほい次、小説で有名な探偵は?」
李衣菜「? ……あ、シャーロック・ホームズ?」
P「よしよし。ゲジゲジ眉毛の?」
李衣菜「んと、ロック・リー」
P「慎吾ママの?」
李衣菜「おはロック!」
P「ティウンティウンは?」
李衣菜「ロックマン!」
P「地球のヘソは?」
李衣菜「エアーズロック! へへん、どうです!」ドヤァ
P「さすが李衣菜だ。次で最後だぞ」
李衣菜「さぁ来い!」
P(最初からロック関係ないのに、なんでノリノリなんだこいつ……)
P「ロックでクールなアイドルと言えば?」
李衣菜「!!」
李衣菜「当然!」
李衣菜「この!!」
李衣菜「私です!!!」
P「李衣菜はロック!」
李衣菜「私はロック!」
P「ロック!」
李衣菜「ロッカー!」
P・李衣菜「ロッキストぉぉぉおおお!!」
P(あー楽しい)
P「よーしこれで李衣菜は真のロッカーだ! まさにプロレベル!」
李衣菜「いやいやいやそんなそんなそんな」テレテレ
P(ちょろい)
李衣菜「うへへへへ」ニヤニヤ
P(……ま、こんな俺なんかに付いて来てくれたしな)
P「そんな李衣菜に豪華プレゼントだ」
李衣菜「えへへへ、へ?」
P「ほらこれ、前から欲しがってたヘッドホンだよ。CDデビューおめでとう、李衣菜」
P「クリスマスプレゼントは今から買いに行くぞ。お前意外とオーディオマニアだしな、なんか別な欲しいものでも」
李衣菜「あ……あ……」
P「どした?」
李衣菜「ありがとおおおおPさあああああん!!!」
李衣菜「わ、わ、わ! これ本物!? ぃやっったああああ! うっ……ひょおおおおお!!!」
P「お、おう」
―――
――
―
P「ほら、行くぞー。早くしないと、雪降ってくるぞ」
李衣菜「ま、待ってくださいー」
P「ったく、事務所中走り回りやがって……怒られるの俺なんだけど?」
李衣菜「うぅ……だって嬉しかったんだもん……」
P(やっぱり)
P「可愛い」
李衣菜「だから! ……もー。いいですよ、それで」
P「……どういう心境の変化?」
李衣菜「えと、Pさんに可愛いって言われるのはそんなに……悪くない、というかですね、その」ゴニョゴニョ
(ちょろかわ)
P「……そかそか」
李衣菜「……はい」
P「一年間、一緒にやってきたけどさ。李衣菜には才能あるって俺は確信してるから」
P「ロックなアイドルになった李衣菜が、俺には見えてる」
李衣菜「!」
P「これからもよろしく頼むよ、李衣菜」
李衣菜「……はいっ!」
ギュッ
P「なぁ、何が欲しい?」
P「つっても、まだクリスマスには遠いけどな」
李衣菜「んーと、んーと……Pさんがくれるものなら何でも!」
P「……お前ってほんと可愛いよな」
李衣菜「へへ、ありがとです!」
P「そうそう、今日はあのジョン・レノンの命日なんだぞ、知ってたよな当然」
李衣菜「?」
P「おいにわかおい」
おわり
市原仁奈(9)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801852-1354965045.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801853-1354965045.jpg
三船美優(26)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801854-1354965045.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801855-1354965045.jpg
仁奈「美優おねーさん、仁奈は別にひとりでもだいじょーぶでごぜーますよ」
美優「ごめんね……いちおう、だから。荷物も多いし、ね?」
仁奈「むー、仁奈はそれぐらいかるいもんでごぜーます」
美優「……じゃあ、仁奈ちゃん」
仁奈「なんでごぜーますか?」
美優「私の買いたいものにも、付き合ってくれるかな……?」
仁奈「美優おねーさんのお買い物でやがりますか?」
美優「うん。頼れる仁奈ちゃんについてきてほしいなぁって……」
仁奈「ふふん、そこまで言われたらしかたねーですね!」
美優「よかった……」
美優「仁奈ちゃんは、とっても元気ね……」
仁奈「きぐるみパワーでごぜーます! へへーん。あったけーんですよ」
美優「うん、とってもあったかそう」
仁奈「美優おねーさんもきてーですか?」
美優「私は……」
仁奈「?」
美優「……羊の、きぐるみで……オオカミと……なんて……」
仁奈「よくわかんねーですけど、顔が真っ赤でやがりますよ?」
美優「あ、あのね。なんでもないから、大丈夫……」
仁奈「そーですか?」
美優「……プロデューサーさんも、きぐるみは好きなのかしら……?」
仁奈「仁奈のこともふもふしてーってよくいいやがりますし、好きだと思うですよ」
美優「仁奈ちゃんは、ふかふかで気持ちもいいし……夢中になるのもわかるかも……」
仁奈「えっへん!」
美優「……」
仁奈「美優おねーさん?」
美優「あ、いえ。なんでもないの……ただ」
仁奈「なんでごぜーますか?」
美優「仁奈ちゃんは9歳、私はその3倍……って思うと。まるで……」
仁奈「まるでママみてー、ですか?」
美優「……」
仁奈「そしたらパパはPでごぜーますね!」
美優「そ、それは……」
仁奈「それでそれで、おねーちゃんが杏おねーさんで、おじいちゃんがあいおねーさんでー」
美優「……? 仁奈ちゃん、それって」
仁奈「おままごとですよ?」
美優「そ、そうよね……おままごと……でも、私がママで、プロデューサーさんがパパか……」
仁奈「うーん、隣の家の凛おねーさんとのふりんでしゅらばになりやがるんですね……」
美優「仁奈ちゃん!?」
仁奈「なんでごぜーますか?」
美優「う、ううん。そういうのって、どこから聞いてくるのかなって……」
仁奈「最近のトレンドでやがりますよ」
美優「最近の……そう……」
仁奈「美優おねーさん?」
美優「ううん、少し……驚いているだけだから。さ、仁奈ちゃん」
仁奈「お、とーちゃくでごぜーますね!」
美優「仁奈ちゃんのおつかいと、私の買いもの。一緒に済ませちゃおうね?」
仁奈「おやすいごよーですよ!」
おわり
イヴ・サンタクロース
ttp://s-up.info/view/201201/062802.jpg
関裕美
ttp://s-up.info/view/201201/062803.jpg
東郷あい
ttp://s-up.info/view/201201/062804.jpg
イヴ「冬ですねぇ」
裕美「そうだね」
イヴ「Pさんに何をプレゼントしましょう」
裕美「マフラーとかでいいんじゃないかな?」
あい「マフラーか……」
裕美「あいさん、編む?」
あい「生憎、そういうのは疎くてね……」
イヴ「それなら私たちでPさんを温めてあげませんかあ?」
あい「……? 皆で何か防寒具を送るってことかい?」
裕美「いいかもね、じゃあ私はマフラーを編むよ」
イヴ「じゃあ私は帽子ですねぇ☆」
あい「私は……それなら手袋かな?」
裕美「編み方はカタログを見ながら勉強していくしか……」
イヴ「がんばりましょー☆」
あい「イヴ、本業は大丈夫なのかい?」
イヴ「大丈夫ですよ☆ 今年はなんとかなりそうです!」
裕美「良かった」
あい「さて、勉強がてら買い物に行こうか」
イヴ「いきましょー☆」
裕美「ふふっ、プロデューサーさん……びっくりするだろうね」
イヴ「喜んでくれるといいですよねぇ♪」
あい「……久々に乙女心全開ってところかな」
おはり
市原仁奈(9)
P「今日も寒いなぁ……。事務所にはストーブがあるからまだマシだけど。仁奈は大丈夫か?」
仁奈「仁奈にはキグルミがあるでごぜーますよ! うらやましいでごぜーますか?」
P「おお、確かに暖かそうだ。まあ、仁奈が風邪をひかなきゃ、俺なんて別にいいんだけどね」
仁奈「Pは寒くて大丈夫なのでごぜーますか? モフモフしやがってもいいのでごぜーますよ?」
P「んー……それは絵面的になあ……」
?「やっほー。おはようございまーす!」
城ヶ崎莉嘉(12)
莉嘉「あれ? Pくんと仁奈だけ? ちひろやみんなは?」
莉嘉「てか今日寒―い! いいなあ仁奈は。Pくんに車で送り迎いしてもらえるもんね」
P「そりゃあ9歳に一人歩きなんてさせられないしな」
莉嘉「リカも毎回車がいーのに!」
P「俺の体が二つあればなあ」
莉嘉「んー、莉嘉も成長期だし、一人で頑張って来れるからその代わりに、ずっと莉嘉のことプロデュースしてね?」
P「ああ、もちろん。頑張らせてもらうさ」
莉嘉「へへー☆ 所で、二人で何の話してたの?」
仁奈「寒いなら仁奈でモフりやがれって話でごぜーますよ!」
莉嘉「モフる?」
P「こ、こら仁奈」
莉嘉「えー!?Pくんえっちー」
P「そういうのじゃないんだがな……」
莉嘉「今日はそういう事にしてあげる☆ ねえねえ、それじゃあ今からPくんの事温めてあげるよ!」
美優「えっと……一体、何を……?」
P「み、三船さん!?」
三船美優(26)
莉嘉「あ、おはよー☆」
仁奈「おはよーごぜーます!」
美優「あの、何をしているんでしょうか……?」
莉嘉「Pくんを囲んでおしくらまんじゅうしてるの! おーしくらまーんじゅう、おされてなくな!」ポフンポフン
仁奈「おーしくらまーんじゅう、おされてなくなでごぜーますよ!」ポフンポフン
P「ははは……」
莉嘉「美優さんもほら、Pくん温めよー!」
美優「ええっ!? わ、わたしも!?」
P「り、莉嘉!」
莉嘉「おーしくら、まんじゅーう! おされてなくなー!」ポフンポフン
美優「えと、その……」
莉嘉「おーしくら、まんじゅーう! おされてなくなー!」ポフンポフン
美優「あ……」
美優「…………」
P「え、み、三船さん? べ、別にいいんですよ?」
美優「ご、ごめんなさい……失礼します……」
美優「お、お…………」
美優「おーしくら……まーんじゅう、お、おされて、なくな……」ポフ……ポフン……
P「わ、わわ」
莉嘉「おーしくら、まんじゅう!おされてなくな!」ポフンポフン
仁奈「おーしくら、まんじゅう!おされてなくなでごぜーますよ!」ポフンポフン
美優「おーしくら、まーんじゅう、おされてなくな……」ポフ……ポフ
―――――――――――――――――――――――――――
P「…………」
ちひろ「へー、私が居ない時にそんなことが。防犯カメラが意外な役目を果たしましたね」
P(防犯ってより、あれは隠し……)
ちひろ「……おーしくら」ボソッ
P「!?」
ちひろ「本当は制止できたんじゃないですか? 子どもたちならまだしも、三船さんにまでやらせるなんて」
P「それは、その」
ちひろ「すけべ」
P「……こ、このことは内密に」
ちひろ「そこでモバコインですよプロデューサーさん!」
おわり
若林智香
http://upup.bz/j/my19275TsdYtoKeKPYF4atY.jpg
http://upup.bz/j/my19276xsjYtkwlTSz_1G_A.jpg
P「さつま汁、食べるだろ?」
智香「はーいっ☆」
P「この間は、本当にすまなかった」
智香「この間……?」
P「ほら、寒中水泳の」
智香「ああ☆」
智香「ひゃっほーう☆ プロデューサーさん、今日のお仕事はなんですか?」
P「今日は寒中水泳大会の、実況と応援の仕事だ」
智香「そ、そうですか。寒そうですよね……」
P「安心しろ、別に智香が寒中水泳をするわけじゃない」
智香「そうか……そうですよね。よーし、私がんばって応援しちゃいますねー☆」
P「その意気だ! 寒さを吹き飛ばすような、智香のパッションを参加者にも視聴者にも見せつけてやるんだ!!」
智香「はいっ☆」
P「ただし智香の衣装は、いつものチアだがな!!!」
智香「えっ……」
現場にて
智香「さ、さささ、寒いですプロデューサーさん」
P「ああ、今日の気温は2度。予想最高気温も6度。参加者の皆さんには、頭が下がるな」
智香「か、鹿児島の12月の平均気温は10度ぐらいですよー」
P「あの人なんか、ブーメランしか身につけてないぞ」
智香「普段から寒中水泳をしている人と、私じゃあ違いますよおっ。この衣装、ノースリーブにミニスカなんですよ!」
P「ああ。智香は本当に、そのチア衣装が似合うなあ……」
智香「え? そ、そうですか?」
P「ああ! 智香の元気さ、健康的な魅力が、チア衣装から存分に伝わってくる」
智香「ありがとうございますっ☆」
P(特にその腋が……)
智香「? プロデューサーさん、なにか?」
P「い、いや。ともかく、この寒さの中でも元気な智香のはじけるような魅力を、存分に発揮してくれ! 智香ならできる!!」
智香「わかりました! 私、がんばっちゃいます☆」
本番中
智香「うう、とはいえやっぱり寒いなあ……あれ? このポンポン?」
智香「中にカイロが……あったかい。もしかしてプロデューサーさんが……」
智香「ありがとう……プロデューサーさん」ギュッ
智香「フレー☆ フレー☆ みなさん、がんばってください! この若林智香、みなさんを応援しちゃいまーす☆」
P「大きなアクション、あの笑顔、そして腋……いやいや、心底みんなを応援している気概。やっぱり智香は最高だ」
収録後
P「良かったぞ! 智香」
智香「……」
P「智香?」
智香「う、うう、プロデューサーさん。収録が終わったら、なんか気が抜けて……」
P「と、智香? 智香!」
事務所にて
P「悪かったな、智香。無理させて」
智香「もう大丈夫ですよお。温かい所で、温かい物食べたらまた元気になりましたっ☆」
P「いや、反省したよ。だけど……」
P(智香の、今の営業スタイル……応援型アイドルというスタイル)
P(そしてあのチアコス衣装、この方向性は間違っていない)
P(智香の魅力を引き出し、そして智香自身が応援が大好きという個性を伸ばしている)
P(なにより、あの腋が……)
P「俺は、あの衣装の智香の事にぞっこんだからな……」
智香「え?」
P「い、いや、なんでもない! さつま汁、もっと食べるか?」
智香「はーい。いただきますっ☆」
P「ああ、待ってろ。今、よそってやる」
P(とはいえ、南国育ちの智香に、真冬にもあの衣装は酷だよな……これからサッカーやラグビーの屋外競技の仕事もどんどん入ってるし……)
P(でも厚着をしたら、智香の魅力が……なによりあの腋が……)
P「智香の魅力を最大に引き出しつつ、智香に寒い思いをさせずに済む方法……」
P「そうかっ!」
智香「はい? どうしたんですか?」
P「ふふふふふ。さあ智香、食べろ食べろ。美味しいぞ」
智香「? はい」
時は戻って再び事務所
智香「あの時は寒かったですっ」
P「そうだろう。そこで智香! これが智香の新しい衣装だ!!」
智香「ええっ!? こ、これ……」
P「ダウンのコートだ。色合いをオレンジにしてあるから、智香にもバッチリ似合うだろ?」
智香「い、いいんですか? チア衣装じゃなくて」
P「この間みたいな寒い思い、智香にもうさせるわけにはいかないからな」
智香「プロデューサーさん……私のことを……」
P「さあ、着てみてくれよ」
智香「はいっ☆ じゃあ着てきますね」
智香「ひゃっほーう☆ プロデューサーさん、これすごくあったかいですー!」
P「そうか。喜んでもらえて、なによりだ」
智香「私、このコートを着ててもちゃんとこうして応援を……きゃっ! つ、冷た!? え?」
智香「プロデューサーさん、このコート腋の部分だけ……無いんですけど」
P「ああ! 厚手のコートでもこれなら智香の魅力が隠れることもない。我ながら良いアイディアだろ?」
智香「いやその……恥ずかしいですよ、これ」
P「へ?」
智香「腋だけ丸見えなんて、ちょっと……」
P「え? いやいやいや、いつものチアコスは腋どころか太もももアンスコも、全部見えてるじゃないか!」
智香「チアリーデスングのコスチュームはああいうものだけど、これ腋だけ見せるってなんか……いつもよりずっと恥ずかしいです。強調してるみたいで」
P「いや、むしろ強調してるんだけど」
智香「え?」
P「それこそが智香の魅力、いや智香そのものじゃないか!」
智香「……私」
P「ん?」
智香「鹿児島に帰らせていただきますっ★」
P「え? い、いやいやいや、待って! 待ってくれよ!!」
智香「知りませーん★」
P「智香ー! 見捨てないでくれ、ともかあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
おわり
高森藍子
http://iup.2ch-library.com/i/i0801926-1354969033.jpg
藍子「……」
P「どうした?」
藍子「何してるんですか?」
P「何って……見ての通り炬燵で仕事してる」
藍子「どうやって事務所に持ち込んだんですかこんなの」
P「課金したから」
藍子「えっ」
P「課金したんだ」
藍子「は、はあ」
藍子「そ、それに事務所にこんなのがあるの、ちひろさんにばれたら……」
P「大丈夫大丈夫」
藍子「ひょっとして、許可済みですか?」
P「まあね」
藍子「よく許可もらえましたね」
P「課金したから」
藍子「……よくわからないですけど、カキンってすごいんですね」
P「この世界のすべてだからな。それより入ったらどうだ。寒いだろ」
藍子「はあ。お邪魔します」
P「で、今日は何の用?」
藍子「え?……ああ!そうそう、この前撮った写真が出来たんです!」
P「ああ、トイカメラね」
藍子「はい。でも、プロデューサー、一枚も写ってませんでしたよ?」
P「苦手なんだよな、撮られるの」
藍子「えー」
P「えー、じゃありません」
藍子「じゃあ、ここで撮っちゃいましょう!」
P「おいなんでカメラ持ってるんだ」
藍子「基本的に持ち歩いてますから」
P「そういえばそんなこと言ってた気が……」
藍子「はーい、笑ってー。笑ってくれないと終わりませんよー」
P「じゃあ笑わない」
藍子「そんなあ」
P「それよりほら、写真見せて」
藍子「撮らせてくれるまで見せてあげません」
P「えー」
藍子「えーじゃないですよ。ほらほら」
P「急に言われてもなあ」
藍子「……じ、じゃあツーショットなら笑ってくれますか?」
P「いいけど、セルフタイマーとかあるの?」
藍子「……使い方わからないんです」
P「そっか」
藍子「……あの、やっぱりダメですか?」
P「……俺炬燵から出たくないんだけど、いいかな」
藍子「……! 仕方ないですね、じゃあ私がそっち行きます!」
おわれ
藍子かわいいよ藍子
古賀小春(12)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801991-1354972985.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801992-1354972985.jpg
小関麗奈(13)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801993-1354972985.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801994-1354972985.jpg
小春「ふわぁ……そうだったの~?」
麗奈「えぇ、そうよ。残念だったわね!」
小春「う、うぅー、でも、サンタさんが~」
麗奈「ふん。いまどきサンタクロースなんて流行らないのよ」
小春「でもでも~。小春のおうちではサンタさんが~」
麗奈「あのねぇ、だから……」
??「まてまてまてぇーい!」
??「こらーっ! レイナちゃん、こはるちゃんをいじめちゃだめ~!」
麗奈「……めんどくさいのが来たわ」
千佳「ラブリーチカ! さんじょーっ!」
光「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ……夢を守れとアタシを呼ぶ!」
光「きk」
麗奈「いいから。何よ」
光「……」
麗奈「なに?」
光「変身中の攻撃は許すけど、名乗り中はダメだろ! レイナのバカヤロー!」
麗奈「うっさいバカ!」
小春「ちかちゃん、ひかるちゃん~」
千佳「よしよし、千佳が来たからもう大丈夫だよ」
光「対バイオロン法第6条! 子どもの夢を奪い、その心を傷つけた罪は特に重い! 覚悟はいいな、レイナ!」
麗奈「……あのね、アタシはただ現実を教えてあげただけ」
光「現実だと?」
千佳「どういうこと、こはるちゃん?」
小春「あのね、れいなちゃんがね……」
光「あぁ」
小春「サンタさんがいないっていうの……」
千佳「さんたさん?」
光「……なんだって、それは本当かい?」
麗奈「中学生にもなって信じてるってのがありえないのよ」
光「そ、そうなのか……?」
千佳「えっ、サンタさん、いないの……?」
小春「小春はいるとおもうのに、れいなちゃんが~」
麗奈「ってバカ! なんでアンタまでへこんでるのよ!」
光「だ、だって……そ、そんなはずはない! アタシの家にもサンタは来た!」
麗奈「だからそれは親よ」
光「そ、そんな……」ガクッ
千佳「さ、サンタさんがいないなら、あたしの変身グッズは?」
麗奈「知らないわよ、親なんじゃないの?」
小春「ね、ひどいの……」
麗奈「ひどくないわよ、べ・つ・に」
麗奈「やれやれ、お子様はこれだから……」
イヴ「どうしたんですか~☆」
麗奈「きゃっ!?」
イヴ「あ、みんなそろって……お祈りの練習かな?」
光「あ、アタシは……いっそ白夜を……」
千佳「魔法少女がいずれ呪いを振りまく魔女に……」
小春「あのね、イヴさん……れいなちゃんが、サンタさんがいないっていうんです~」
麗奈「そんなもの信じてるのなんてガキよ、ガキ」
イヴ「……えーっと、あの~」
麗奈「なに?」
イヴ「私のフルネーム、知ってますか~?」
麗奈「フルネームって、イヴ・サンタク……え?」
イヴ「は~い☆ サンタさんですよぉ」
光「!」ガタッ
千佳「あ、そっか!」
麗奈「それって、ようするにただの名字でしょう?」
イヴ「違いますよぉ~☆ ちゃんと、サンタさんはいるんですよ?」
麗奈「そ、それなら証拠みせなさいよ!」
イヴ「証拠? 証拠は……えーっと……」
イヴ「……」
光「……」ドキドキ
千佳「……」ワクワク
小春「……」ニコニコ
イヴ「ありませ~ん☆」
ズドドドッ
麗奈「……ねぇ、アンタが来る前よりアホ2人のダメージが大きくなってるんだけど」
イヴ「あれあれ~?」
光「……笑えよ……」ブツブツ
千佳「……その気になれば完全に痛みも消しちゃえるんだ……」ブツブツ
小春「でも、サンタさんなんですよね~?」
イヴ「そうですよー☆ 私、これでもちゃんとしたサンタさんしてましたから~」
麗奈「ふんっ、口ではどうとでもいえるわよ」
イヴ「うふふ、信じてる人にだけ奇跡とサンタは来るんですぅ☆」
光「……信じるやつが……」
千佳「……ほんと?」
イヴ「サンタは嘘つきませんよ~☆」
麗奈「……」
小春「れいなちゃんも、しんじればいいのに~」
麗奈「ば、ばっかじゃないの! そんなおこさまみたいな!」
イヴ「ふふっ、素直じゃない人は損しちゃいますよ」
麗奈「ふんだ! あんたらがどう思ってようとサンタなんていないわよ!」
イヴ「ん~、それに……」
麗奈「なによ!」
イヴ「悪い子のところには……」
麗奈「……な、なによ」
イヴ「さらっていっちゃう、ブラックサンタが……来ちゃいますよ……?」ニコッ
麗奈「ひっ……!?」
千佳「えっ、なにそれ! 聞きたい聞きたい!」
イヴ「えーっとね、ブラックサンタっていうのは~」
小春「怖いお話ですか~……ヒョウくーん、ヒョウくーん……ぺろぺろしなが聞きます~」
光「レイナ、おいレイナ!」
麗奈「び、びびってないわよ! なによ!」
光「大変だ、ブラックサタンだって!」
イヴ「サンタです~☆」
おわり
ちひろ「だめですよ、また早いです」
P「もう待ちきれないんです」
ちひろ「そんなこと言われても……」
P「我慢できません」
ちひろ「で、でも、こういうのってちゃんと話し合ってからじゃないと――」
P「だからもう限界なんです!時間はまっちゃくれないんですよ?」
ちひろ「そんなこと言われたって……」
P「ていうかちひろさんも欲しいんでしょう?」
ちひろ「や、そんなこと……」
P「物欲しそうな顔してるじゃないですか、俺には分かります」
ちひろ「わ、私はそんなつもりじゃ!」
P「大丈夫です。悪いようにはしません。それにもう準備できちゃってるんです」
ちひろ「うわ、こんなに大きな――」
P「ね、いいでしょう?」
ちひろ「もう、仕方ないですね。好きにしてください」
こうして俺とちひろさんは、クリスマスツリーの飾りつけをした。
しかし、その次の朝、きれいに飾り付けられたツリーを見て、
「飾り付けがしたかった」
と言って、仁奈が泣き出したので飾りつけを一度取り外して、また飾りつけしなおす羽目になったとさ。
おわれ
凛「……」
まゆ「……」
凛「……ねぇ、まゆ」
まゆ「なぁに、凛ちゃん」
凛「よくも顔出せたよね」
まゆ「うふ、それは凛ちゃんもですよぉ」
凛「……ふぅん。そういうこと言うんだ」
まゆ「……うふふ」
凛「今日が何の日か、知ってるよね?」
まゆ「もちろんですよ」
凛「なら、私に譲るべきだと思うよ」
まゆ「あら、どうしてかなぁ? まゆこそ、今日の主役だと思いますよぉ?」
凛「……ふっ」
まゆ「……。何がおかしいの」
凛「これ、見てみなよ」
まゆ「……? っ!」
『渋谷凛 正妻』
凛「どう? 某検索サイトの予測候補。誰がどう見ても私の勝ちだよ」
まゆ「……」
凛「諦めなよ。プロデューサーは渡さない」
まゆ「……調子に乗らないで」
まゆ「Pさんを一番に思ってるのはまゆ。これは揺るがない」
まゆ「たかがインターネットの情報で、なんですか?」
まゆ「まゆとPさんは最初から結ばれてるの。まゆはPさんの血肉、Pさんの魂なの」
まゆ「何故それが分からないのかなぁ?」
凛「なんとでも言えば? 私の居場所は、もうプロデューサーの隣って決まってるんだからさ」
まゆ「……」
凛「……」
凛「平行線だね」
まゆ「そうですね。もういっそのこと……」
凛「……受けて立つよ」
まゆ「まゆはリボンで」
凛「私はチョーカーかな」
凛「……」
まゆ「……」
凛・まゆ「プロデューサー(Pさぁん)、まゆ(私)がクリスマスプレゼントだよ(ですよぉ)」
P「ここ俺んち。おまえらとっとと帰れ」
おわり
♪真っ赤なお鼻の~♪
杏「何、その格好?」
仁奈「これはトナカイのきぐるみでごぜーますよ、杏おねーさん」
杏「トナカイかぁ……クリスマスも近いねぇ」
仁奈「プレゼントがすっげー楽しみですよ」
杏(この子はサンタをまだ信じてるのかなぁ……)
杏「トナカイと言えば、あれさぁ、酷い歌だよね」
仁奈「なんでごぜーます?」
杏「トナカイの真っ赤な鼻を笑う奴らって、サイテーだよね」
杏「いーじゃん、どんな姿でもさ」
杏「真っ赤なお鼻で誰かに迷惑かけたのかって話だよ」
仁奈「おねーさん?」
仁奈「仁奈は、きぐるみを笑われたことがあるですよ?」
仁奈「だけど、そんなの関係ねーです。仁奈はきぐるみが大好きなのです。きぐるみアイドルになるのですよ」
杏「うんうん。そうだよね。杏も、引きこもりアイドルとして頑張るよ。できるだけ働かずに頑張らずに頑張るよ」
杏「トナカイも頑張るんだよ、サンタのおじさんと一緒に」
仁奈「おねーさんは、トナカイにお友達がいるですか?」
杏「……いないよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
杏「何やってんの?」
???「……」
杏「事務所のカーテンにくるまって何やってんの?」
???「……」
杏「きらり?」
きらり「……きらり、おっきくてみっともないから隠れるにぃ……」
杏「はぁ? なにそれ」
きらり「みんなが、きらりのこと、おっきくてみっともないって……」
杏「はぁ……みんなって、いつものみんな?」
きらり「杏ちゃん、きらり、おっきい?」
杏「大きいね」
きらり「みっともない?」
杏「全然。第一、きらりのことをみっともないっていうのは、いつものいじめっ子連中でしょ? 学校の」
きらり「うみゅ……」
杏「バカだね」
きらり「杏ちゃんも、きらりのことバカって……」
杏「違うでしょ!」
きらり「はうう」
杏「バカなのはそのイジメ連中! もう、きらりはそんなバカと同じ学校に行くこと無いよ! 杏と一緒に引き籠もろうよ」
きらり「引き籠もったら、Pちゃんに怒られゆ……」
杏「ああああ、そんな連中のいる学校なんて、休んじゃっていいの! 無理矢理行かせるんならPも悪いの!!」
きらり「Pちゃんは悪くないにぃ!」
杏「むう、ほら。そうやって自分以外のことだったら怒れるじゃないか。いじめっ子どもにもそう言ってやればいいんだよ」
杏「ほらほら、えーと、きらりんぱーではっぴっぴだっけ?」
きらり「きらりんぱわーでハピハピ?」
杏「それそれ。そうやって元気出した方がきらりらしいよ?」
杏「それにさ。杏はきらりの大きさ、好きだよ?」
きらり「にょわ?」
杏「きらりは大きいから、杏を助けてよ。杏はちっちゃいから、おっきいきらりが助けてよ」
きらり「杏ちゃん、きらりが助けたらハピハピ?」
杏「うん」
きらり「……きらり、頑張って、杏ちゃんをハピハピすゆ~☆」
杏「うんうん」
きらり「杏ちゃんだーい好き!」
杏「うんう……待ってそこで思いっきり持ち上げないで、高い! 高すぎる! 天井が近い!! 天井が近いよ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
きらり「おっすおっす♪ 今日もハピハピでがんばっ。あ、仁奈ちゃん杏ちゃん、にょわ~☆ 可愛い~~!!」
仁奈「きらりおねーさん、そんなにきつく……ぐえ」
杏「!! 絞まってる!! 仁奈ちゃんが絞まってるよ、きらり!!」
きらり「にゃ? 仁奈ちゃん、ごめんにぇ」
仁奈「だ、大丈夫でごぜーますよ……きらりおねーさん……もう少し、力を加減しやがってください」
きらり「りょーかいだにぃ。ふふ、これならへーき?」
仁奈「頭を撫でやがるのは平気でごぜーますよ?」
きらり「んっふふ、きらりも可愛いきぐるみ着てみたいにぃ」
仁奈「特注になりやがりますよ?」
きらり「アイドルいーっぱいいーっぱい頑張ゆの。そうしたらPちゃんがご褒美くれゆからね」
仁奈「ふっふっふっ、きらりおねーさんも抜け目ねーでごぜーますね」
杏「ねえ、きらり」
きらり「ん~?」
杏「楽しそうだね」
きらり「皆と一緒だと、きらりはいつでもはぴはぴだにぃ」
杏「そうだね」
♪いつも泣いてたトナカイさんは今宵こそはと喜びました♪
以上、お粗末様でした。
コタツ@事務所
P「うー、さむさむっ。コタツコタツ……」
沙織「あ、おがえりなさいプロデューサー。わだす、あったかいお茶でもお入れしますよ?」
P「おお、沙織。すまんがお願いしてもいいか?」
沙織「もちろんです」
奥山沙織(19) Pa 出身地:秋田
沙織「外、そんな寒いんですか?」
P「おお、そりゃもう寒いぞ。雪が降りそうなくらいだ」
沙織「雪、ですか。そういえば、久しく見てねーですね……」
P「沙織の育ったところは、雪がよく降るんだったっけ」
沙織「ひどいときは、毎朝雪かぎしに行がなきゃいけないくらいでしたから。雪には慣れっこっすね」コポコポ
P「へええ。それじゃあ、やっぱり子どもの頃は外で雪合戦とかしたりしたのか?」
沙織「んー、そうですね。そういう子も居だりしますけんど、わだすは家で本を読むことが好ぎでした」コトン
P「お、さんきゅ。なるほどなー。確かに沙織に本ってぴったりだもんなあ。知的美人って感じで」
沙織「びじっ……! もう、何言うんですかプロデューサー!」
P「お、照れてるのか? 珍しい」
沙織「冗談はやめてくださいって言ってるんすよ……。わだすなんて、眼鏡でちんちくりんで、方言だって全然取れねってのに……」
P「いやいや、冗談なんかじゃないって。この事務所はそういう個性的なところ伸ばしていくって、知ってるだろ?」
沙織「でも、個性的ってーのはきらりちゃんや杏ちゃんみたいな事を言うんじゃ……」
P「あの2人は例外だろ。もう何回か言ってるけど、方言なんかコンプレックスに思うこと無いんだよ。地元の人に好きになってもらえる武器みたいなもんだ」
沙織「でも……」
P「俺は好きだぞ? 沙織の方言。なんかこう、身近に感じられるじゃないか」
沙織「うう……ありがとうごぜーます」
沙織「でも、わだすがこんな風になれたのも、全部プロデューサーのおかげなんですよ」
P「?」
沙織「わだすなんかが、きれーな衣装着て、ダンスしたり、歌ったり、演劇したり。その、か、可愛いとか、び、美人だなんて言ってもらえたり」
沙織「そんな風になれたのは、全部プロデューサーのおかげなんです」
P「そりゃ違うよ。沙織が自分の力で頑張ってきたからだ」
沙織「それもちげーます。プロデューサーが頑張らせてくれたんです」
P「あはは、じゃあそういうことにしておくか」
沙織「はい。……わだす、プロデューサーについて来て、ほんどによかっだです」
P「お、嬉しいこと言ってくれるじゃないか」
P「それじゃあ、そんな沙織に少し早いクリスマスプレゼントだ」ポイ
沙織「へ? ……こ、これって」パシ
P「商店街の店にある、クマのぬいぐるみだ。それ、欲しかったんじゃないか?」
沙織「た、確かに欲しかったですけんど! どどど、どうして分がったんすか?」
P「ある日店の前を通りかかったら、食い入る様にショーウィンドウを見つめてる沙織がいたからさ」
沙織「み、見られてたんすか!?」
P「ぽへー、って。純真な子どもみたいな目してたぞ、沙織」
沙織「声かけでくださいよっ! 悪趣味です!」
P「あはは、あんまり夢中だったからさ」
沙織「うう……」
P「ごめんごめん。ほら、機嫌直してくれよ」
沙織「もういいです、嬉しかったっすから」
沙織「……わだす、これからもあなたのために頑張ります!」
おわりっす。沙織ちんステマ
方言がおかしいのは勘弁してつかあさい
SR化まだかなー。CoPだけど沙織ちんのためだけにCuPになりたい
>>293
すまんテンプレコピペしてそのまま変え忘れてた
指摘&画像ありがとう
P「沙織の手、暖かいな」
沙織「そ、そっだなことありません!あっだかいのはプロデューサーの手です!」
P「んなことないって、ほら」
沙織「うひゃあ!きゅ、急にわだすのほっぺ触ってどうしたんだが、プロデューサー?」
P「だから冷たいだろ、俺の手」
沙織「え?…ほんとだ、プロデューサーの手しゃっこいですね」
P「それにしても沙織は暖かい、なんか仕掛けでもあるのか?」スリスリ
沙織「ほったらものありませんよぉ、わだすは東北出身ですがら寒いのに慣れてるだけだす」
P「俺は南のほうの出だからなぁ、うー寒い寒い」
沙織「……ハーッ……ハーッ、どうだすか?プロデューサー?あっだかいですか?」
P「…うん、沙織の息が暖かい」
沙織「えへへっ、ほっだらよかったです」
P「今日は悪かったな、こんな寒い日にスキー場でのロケなんてさ」
沙織「しがだねっすよ、事務所で風邪が流行ったのはプロデューサーのせいでねーですから」
P「スキーロケだってのに、まさか茜と渚が両方とも風邪でダウンするのは流石に想定外だったよ」
沙織「おふだりとも、大丈夫なんだすか?」
P「流行の風邪に掛かっただけだって言ってたから大丈夫だと思うよ、病院で薬も貰ったらしいし」
沙織「なにが風邪にいいものをおみやげに買っでいっであげましょうか?」
P「あの二人なら食い物なら何でも喜びそうだけどな」
沙織「フフフッ、そうがもしれねっですね」
P「想定外といえば実は沙織がスキーが得意ってのも驚いたよ」
沙織「とぐいってほどではねーんだす!ただ秋田では授業でスキーがありますから滑れるだけで!」
P「それにしては見事な滑りっぷりだったけどな」
沙織「ひさしぶりに雪に触れたもんだがら、少しはしゃいじゃいました」
P「ああいう沙織も見ていて楽しかったよ、もう少し普段もキャピキャピしていいんじゃないか?」
沙織「きゃぴきゃぴ、だすか?」
P「そう、きらりみたいにさ。にょわー☆きらりんは今日もごきげんだにぃ☆Pちゃんいっしょにハピハピすうぅー☆みたいな感じで」
沙織「わ、わだずには無理ですよ!きらりちゃんみたいなめんごい娘ならまだしも!わだすなんて!」
P「いいから、試しに一回やってみよう、お願い」
沙織「………にょわー☆さおりんハピハピすぅ~☆///」
P「…ぶほぉ!くくくっ…はははっ!だめだ!やっぱ沙織にきらりん語はアンバランスすぎる!」
沙織「ぷ、プロデューサー!わだすいっしょげんめい真似したんですよ!笑うなんてひどいじゃねーだか!」
P「ごめん!はははっ!いやぁでも訛ったハピハピすぅ~☆は中々聞けるものじゃないし!」
沙織「もう!いずわるなプロデューサーのことなんて知らね!」
P「沙織ーごめんってば」
沙織「…せっかく二人きりなのに…ムードとかも考えてけれ」
P「…実を言うとな、今日俺は都内でやるライブに付き添う予定だったんだ」
P「それが急遽スキーロケに沙織の参加が決まったから誰かが付き添ってロケの流れを説明しなくちゃいけないってことになってさ」
P「最初はちひろさんがこっちに来る予定だったんだけど、でも無理言って俺が沙織に付き添うことにしたんだ」
P「公私混同も甚だしいけど、久しぶりに沙織と二人きりになれるいい機会だなって思ってさ…それでえーとその」
沙織「…わ、わだすもです」
P「え?」
沙織「だから…わだすもうれしかったんです、プロデューサーとふだりっきりになれるって思うと胸がしめつけられるみたいにせつなぐで」
沙織「最近はプロデューサー、仕事仕事でいそがしそだったから…だからわだすもこのロケ楽しみにしてたんです」
P「ごめんな、せっかく恋人になったのに仕事ばっかりで」
沙織「そっだなこと気にしねでください、それにプロデューサーがプロデューサーでながったらわだすはここに居ねーんですから」
沙織「わだすをアイドルにしてくれたのはプロデューサーです、プロデューサーのおかげでわだすはこんなに変わることができた」
沙織「そんなプロデューサーをわだすは好きになった、だからわだすのことは気にしねーでお仕事頑張ってください」
P「沙織、もしかして寂しいのは自分だけだとか思ってないか?」ギュッ
沙織「ふぁ…プロデューサー?」
P「俺も寂しかったんだぞ、せっかく恋人になれたのに沙織との時間がとれなくて」
P「俺も寂しかったんだぞ、せっかく恋人になれたのに沙織との時間がとれなくて」
沙織「プロデューサーもさびすかっただすか?…わだすだけじゃねかったんですね」
P「当たり前だろ、こんなに寒い冬なんだ。沙織の温もりが欲しくて堪らなかった」
沙織「わだすもです、こっちの冬は秋田より寒くないのに…プロデューサーに会えないってだけで凍えたみたいに寒かったんだすから」
P「でも今はすんげー暖かい、ストーブの効いた部屋の中に一人で居るよりもずっと」
沙織「そうですね…こんなに雪が降ってるのにあっだかいですね」
P「もっとくっついたら…もっとあったかいかもな」
沙織「もうじゅうぶんくっづいてまずよ?」
P「だからさ…沙織、目つぶってくれ」
沙織「あ、プロデューサー……へへっほんとだ、むねがポカポカしまず」
終わり
P「1周年LIVEお疲れさま、加蓮」
加蓮「あ、Pさん。ん、ありがとう」
P「ライブで激しく動いたからな、汗で体冷やすなよ?」
加蓮「心配してくれてありがと。けど、少しくらいなら大丈夫だよ?」
P「だと良いんだが……しかし1stアニバーサリーか、初めて会ったころとは大違いだな」
加蓮「そうだね……私がここまで来れたのもPさんのおかげだよ」
P「嬉しいこと言ってくれるね」
加蓮「だって本当のことだもん、て……くちゅん」
P「くちゅんって、ああもう!これ着とけ!」
加蓮「だから少しくらい大丈夫だって。ところでこれってPさんの上着だよね?」
P「大丈夫って言われても心配なものは心配なの!」
加蓮「だけどこれ来たらPさんが寒くなるよね?」
P「加蓮に風邪を引かれるくらいならこの方が断然マシだ」
加蓮「……Pさん、心配しすぎだよ……」
P「はは、そんなこと言いながら顔が真っ赤だぞ?」
加蓮「……バカ」
P「……なぁ、加蓮」
加蓮「ん?どうしたの?」
P「トップアイドル、なろうな」
加蓮「……そうだね。それじゃこれからもよろしく、Pさん」
P「おう!加蓮をトップにするまでは風邪を引いたって倒れんさ」
終わり
結局プロデューサーじゃなくてPさんにした
モバマス初参加で加蓮書けて満足したから寝る
P「なぁ肇、まだー?」
肇「お静かに、Pさん。気が散ってしまいます」
P「へーい……」
P(はー、気持ちが入るとすぐこれだもんなぁ。アクセ選びも真剣勝負、か)
P(……もう付き合いだして半年も経つんだな)
肇「……よし、これにしよう」
P(まさか肇から告白されるとは……。それに応える俺も大概か)
肇「Pさん、Pさん。これにしましょう」
P(あぁ可愛いな肇……そういや、いつだかの寝顔は天使通り越してもはやてんちだった)
肇「Pさん? ……Pさん!」
P「おっおう!? す、すまん肇……ちっと考え事してた」
肇「考え事、ですか? お聞きしても?」
P「いや、肇は可愛いなって」
肇「……ほっ!?」ボンッ
P「はは、なんだよほっ、って。顔真っ赤だぞ?」
肇「あ、あ、あなたがいけないんでしゅ! いいいきなりかわかわかわっ」
P「落ち着け肇、どうどう」ポフポフ
肇「すー……はー……。ふう」
P「たまにはいいだろ? 正直に気持ちを表現するのは、陶芸と同じだと思うよ」
肇「確かにそうですが! 不意討ちは卑怯ですっ」
P「悪い悪い。で、何買うか決まったのか?」
肇「もう……。えぇ、これにしようかと」
P「へぇ、ペアリングか。いい色合いだな」
肇「Pさんのイメージカラーを、と思いまして」
P「そっか、ありがとな。って、肇は俺のと同じ色でいいのか?」
肇「はい。色々な意味で、Pさんの色に染められましたから」
P「おまっ、なんてこと!?」
肇「……? あ、っ!? いや、そ、そのっ!」
P「みなまで言うな俺も恥ずかしいっ」
肇「う、はい……すみません、私ったら」
P「いや、気にするな……買って、街でも歩こうか」
肇「はい……」
―――
――
―
P(気まずい)テクテク
肇「……」トテトテ
P(肇も黙りこくっちゃったし……よし)
P「あー、肇」
肇「は、はい」
P「手、繋ごか」
肇「……はい」
キュ
P「やっぱ、肇の手はすべすべで気持ちいいな」
肇「Pさんの手も、大きくて素敵です」
P「……なぁ」
肇「はい」
P「もう出会って一年だな」
肇「もうそんなに経つんですね」
P「また一年後も、この街で一緒にいような」
肇「……それは、アイドルとプロデューサーの関係で、ということでしょうか」
P「そう思うか?」
肇「いえ。私は、ただ一人の藤原肇として、Pさんと一年後も……その先も、過ごしたいです」
P「俺も同じ気持ちだ。……肇」
肇「はい」
P「愛してる」
肇「私も。Pさんを愛しています」
P「よかった。寒くないか?」
肇「少し。でもPさんが一緒なので」
肇「いつまでも、心は暖かいです」
おわり
------------------
『……おっ。おおお。由愛! 雪だ! 都会にも雪が降ってきたぞ!!』
ヒャッハー!!雪だー!!<
「行っちゃった。くすくすっ、こどもっぽいなあ……」
------------------
シュウシュウシュウ ピー!
------------------
『けっこう積もりそうだな』
「わわわ……あるものもないものも、いっぱい描いちゃった」
(最初は嫌だった。アイドルになるのも、知らない人と話すのも、人に絵を見せるのも)
(プロデューサーさんに会ってから色んなことが変わった。
アイドルは楽しい。新しく事務所にやってくるのはみんないい人達。笑ってる時間が増えた、と思う)
(本当は憧れていた。アイドルも、いっぱいおしゃべりするのも。
ただ勇気が私になかった。それをプロデューサーさんがくれた)
(ただ雪があるだけの絵に色んなものを描いていくように、
変えられていく。変わっていく)
(素敵な人に出会えるわけなんてない。でも出会いたいと憧れてた。
そんなこともいつかプロデューサーさんは叶えてくれるのかな?
(それとも、もう叶ってるのかな?)
(でも、まずはあのスケッチブックかな……
ずっと、ずっと溜めてた。ずっと、ずっと、誰かに、見てもらいたかった……)
--------------
『ん? 由愛。お前、涙……?』
雪やこんこあられやこんこ。今日誰かが歌ってた童謡を口ずさみます。
外は珍しく雪景色。
電車も止まって道路も凍ってます。
「智絵里、エアコンくらい入れようか」
ぴっと電子音が鳴ってエアコンが動き出す。
肩に雪をしょったプロデューサー、にっこり私に笑いかけた。
外を見るのをやめて、私も笑顔を返します。
「大雪だな」
「は、はい」
「冬だからな」
私は少し悩みます。だって、帰れないんですもん。
そんな悩みをプロデューサー、そうだなと笑って気にしない。
「まあ仕方ないさ」
「そうですけど…どうしよう」
もごもご私がそう言うと、雪つきコートがかけられます。
「やむまで一緒にいてあげる」
雪の付いた肩を叩いてプロデューサーがまた笑う。
「はやくあったまらないかな」
そう言いながら身を震わせた。
部屋は確かに寒いけど、あなたもなかなかあったかいです。
おわり
ちえりんかわいいよ
杏「ほっ……おりゃ、……ふんぬっ」
杏「ふはは、遅い、遅いわ! くらえ!」
杏「お、強そう。ほりゃ! ええい無駄に硬い!」
P「おい。杏なにやってる」
杏「なにって、ゲームだよ、見てわかんないの? おらおらおらぁーっ」ピコピコピコ
P「今日は昼からこの前のイベントの反省会するって言っただろ」
杏「………。えへっ」テヘペロ
杏「いたい……ゲンコツはひどいよプロデューサー」
P「阿呆。ゲンコツで許してる俺を褒めてやりたいわ」
杏「うぅーパワハラで訴えてやるぅー……あ!? 死んでる!」
P「だ、誰が!?」
杏「もぉーっプロデューサーのせいだからね! はぁーまったく、コンティニューっと」ポチポチ
P「なんだゲームの話か……」
杏「私にとってはゲームこそリアル」キリッ
P「こたつにはんてん状態でキリッとした顔すんのやめろ」
P「だいたいなんだおい、はんてん着込んでこたつに入ってぬくぬくゲームしてるアイドルって」
杏「そういいながらプロデューサーもこたつ入ってるじゃん」
P「寒いんだよ」
杏「アイドルとこたつに入れるとかサイコーでしょ? もっと喜びなよ」
P「そういうシチュエーションならもっと他のだな、たとえば愛……」
ガッ
P「いたい!」
杏「………」ガッ ゴッ
P「わるかった! だから足を蹴るのは止めてくれ!」
杏「……まったくもう」
P「いってぇ……脛むっちゃ痛い」
杏「プロデューサー、みかん剥いて」
P「パシリ!?」
杏「はやく」
P「はい」
杏「プロデューサーはねぇ、もうちょっと乙女心をわかったほうがいいよ」
P「あはは、面白い冗談を言うようになったな杏」
杏「……」ゴッ
P「あしがいたい!」
杏「……はぁ」
杏(なんだかんだで離れられないんだからね、杏は……)
P「みかんうめぇ」
杏「ちょっと!」
おしまい
楓「おこたが恋しい季節になりましたね」
留美「ええ、炬燵の暖かさが身にしみるわね」
瑞樹「そうね……ってなんだかおばさん臭いわよ、留美ちゃん」
美優「お茶……淹れてきました……」
礼子「あらごめんなさいね、美優さん」
楓「おこたにつまづいで、おっこたさないように気を付けて下さいね……ふふ」
瑞樹「はぁ、お茶が美味しいわー」
志乃「めっきり冷えてきたものね……ワインが手放せないわ」
礼子「そんな事言って、いつも持ってるじゃない」
志乃「私からワインを取ったら何も残らないもの……」
瑞樹(普段からあれだけ呑んでるから若々しいのかしら)
志乃「でもやっぱりこういう寒い時は呑むに限るわ……うふふ」
楓「そうですね、偶然ここに一升瓶もありますし」
志乃「ええ、偶然にもワインボトルが手の届く所にあるもの」
留美「まあ、仕方ないわよね。偶然おつまみが炬燵の上にたくさんあるんだし」
礼子「それなら仕方ないわね」
瑞樹「そうね」
美優「仕方……ないですよね……」
美優「るみちゃんちゅーしれーちゅー」
留美「ちょ、美優呑みすぎよあなた」
瑞樹「いいぞーもっとやれー!」
留美「川島さんも煽らないでよ」
楓「ちゅーしちゅいましょー……ふふ」
美優「んん……るみちゃんすきぃ」
留美「って、あ、まって誰か美優をとめて、私にそっちの気は……」
礼子「女の子同士もいいものねぇ」
志乃「あら、ワイン切れちゃった」
楓「まあまあ日本酒どうぞ……」
志乃「ありがとう悪いわね」
翌日
P「おはようございま…ってうわ酒くさっ!」
おわり
P「さて。もう少しで本番だけど。智絵里、だいじょうぶ?」
智絵里「は…はい…」
P「おう。余裕そうだな、暇つぶしに散歩でもいくか」
智絵里「えっ、えっと…」
P「なに、スタジオのまわりをちょっと歩くだけだよ」
智絵里「あ…はい。わかり、ました」
P「ほら。寒いからちゃんと上着きていこうな」
P「うおーさーみーなー」
智絵里「冬…ですからね」
P「そうだなぁ。冬は、寒い。智絵里はどの季節が好きだ?」
智絵里「は、はいっ、わ、わたしは…春が、好き…です」
P「やっぱり? 実は聞く前からわかってた」
智絵里「えっ、え…どうして、ですか…?」
P「んー。春ってさぁ、こう、眠ってた世界が起きて、元気になっていくみたいなイメージがある」
智絵里「あ、そ、そうですね」
P「そのイメージがさ、……智絵里とかぶる」
智絵里「…はい?」
P「だから、ひとを幸せにする智絵里と、春のイメージがかぶる」
智絵里「ひ、ひとを…しあわせにする…」
P「そう。だいじょうぶ、智絵里はちゃんとやれるよ」
智絵里「あ……。は、はいっ、わたし、が、頑張りますっ!」
P「おーその意気だー」
P「よしっ、そろそろ戻ろうか」
智絵里「は、はい」
P「ホントさみーなーコーヒー飲みたいあったか~いの」
智絵里「あ…あの」
P「ん? どうした、智絵里」
智絵里「あの…っ、こ、この、近くに…きれいな、公園があって…」
智絵里「クローバーも、た、たくさん…あるんです」
P「? うん」
智絵里「は、春になったら、あ…あの……その…」
智絵里「わたしと、四葉の、クローバー…さ、さがして…ください…っ」
P「もちろん、よろこんで」
智絵里「えっ、あっ、やった…! ふあ、あり、ありがとう…ございますっ!」
P「次の春も、その次も、ずーっと先の春も、智絵里のそばにいるよ」
智絵里「はい…っ!」
おしまい
P「んー……」
美穂「ふわぁ……」
P「あっ……たかいなー」
美穂「はいぃ……」
ポカポカ ポカポカ
P「珍しくいい陽気だな」
美穂「そうですね……昨日までが嘘みたいです」
P「こうして美穂とひなたぼっこ、久しぶりだなぁ」
美穂「お仕事増えましたけど、Pさんと一緒の時間が少なくなって寂しいです……」
P「ふふ、昔はちょっと話しただけで恥ずかしがってたくせに」
美穂「あぅ、お、思い出させないでくださいよぅ」
P「今じゃこうして、同じ毛布にくるまれるようになったもんな」ナデナデ
美穂「えへへ……」スリスリ
P「ん……ちと眠くなってきたな……」
美穂「ふあ……私も……」
P「おやすみ、美穂」
美穂「おやすみなさいPさん……」
P・美穂「すー……すー……」
P「げっほ、ごほ」
美穂「くしゅっ! うう、けほっ」
奈緒「で、暖かかったとは言え、真冬に日が沈むまで寝こけてたと。二人してバカなのか?」
P「面目な、うげっほ!」
美穂「けほっ、ごめんなさいぃ……」
加蓮「あああ美穂がPさんが死んじゃうあわわわわ」
奈緒「あーもー! 死ぬわけないだろたかが風邪で!」
加蓮「ででででもほらそこから肺炎とかこじらせたりらじばんだり! ……いやあああああ!!」
奈緒「加蓮が壊れたー!?」
ギャーギャー
P「ごほ、み、美穂」
美穂「けほけほ……は、はい、Pさん」
P「風邪治ったら、今度は暖かいとこ行こうな」
美穂「……はいっ。けほ!」
おわり
『ゆーきやこんこん きっつねっもコンコン 食っても 食っても はーら減り止まぬ』~♪
『なんとかみくを丸くしたい』
「もう12月かぁー……Pチャンと会ってからずいぶん経ったよね」
「(うつら、うつら)」
みくの頭を一つ撫で、床に下ろして毛布をかける。
時折アイドル達は驚くほど大人びた顔を見せるときがある。
それを成長と嬉しく思う反面、P相手にする顔じゃないだろと不安を覚えることもある。負ける気はしないがね。
と、むふむふ、と上機嫌な寝顔を尻目に残っていた書類を片すべく部屋をあとにした。
『ま、とりあえず丸く収めましたっと』
了
========================
強くなりたい。みくにゃんがいいです。
みくに振り回されたいPの方々ごめんなさい。うちのみくはこうです。だいたいノベマスのせい。
友達より上で恋心にも至らない微妙な関係が一番好きです。パッションPとみくにゃんがお送りしました。
加蓮「メリー……クリスマス……っと」
加蓮「出来たっ」
ちひろ「すごいじゃない加蓮ちゃん。お店に出てるケーキみたい」
加蓮「大げさですよ。プロのケーキには到底及びません」
ちひろ「そう? これならプロデューサーさんも大満足だと思うけど……」
加蓮「な、なんでPさんを先に持ってくるんですか……それより、飾り付けはもう終わったんですか?」
ちひろ「えぇ勿論。もう慣れたものですよ」
加蓮「お任せしてしまってすみません」
ちひろ「お互いに出来る事をやった結果なんだから、気にしないでもいいのよ」
加蓮「ツリーまで用意して、結構本格的にやるんですね」
ちひろ「ウチの事務所は小さい子がたくさんだから。サンタクロースを信じている子だって居るくらい」
加蓮「サンタクロースかぁ……」
ちひろ「加蓮ちゃんは何歳まで信じてたの?」
加蓮「周りの子に比べたら早めですね……自分で言うのもなんですけど、冷めた若者ですし」
加蓮「それに、夢は大体叶いましたから。小さい子達の事は生暖かい視線で見守ります」
ちひろ「あら、もう満足してるの?」
加蓮「……トップになってないから、まだですね」
加蓮「ウチのサンタにはプレゼントを貰いっ放しですから、お返しするまでは満足しません」
加蓮「今度は私の番ですよ」
ちひろ「あらあら、熱いわねー……」
ちひろ「そういえば加蓮ちゃん、プロデューサーさんにはプレゼント用意した?」
加蓮「はい、色々考えてネクタイにしました。これなら使ってくれると思いますし」
ちひろ(……首輪……?)
ちひろ「ふふっ、きっと喜ぶと思う。他ならぬ加蓮ちゃんからのプレゼントなんて」
加蓮「『他ならぬ』、ってなんですか……」
ちひろ「ウチのアイドルって加蓮ちゃんが一番大人でしょ? そして小さい子が多い」
ちひろ「だから二人はまるで子沢山の夫婦みたいなの。プロデューサーさんも、『加蓮には色々助けて貰ってる』って」
加蓮「そ、それを言うならちひろさんじゃないですか……?」
ちひろ「私はホラ、小姑みたいなものだから」
加蓮「う……」
ちひろ「ふふ、満更でもなさそうな顔っ♪」
加蓮「やめてくださいよ……まぁ、感謝してますし、大切な人なのは確かです、ケド……」
ちひろ「……あぁっ駄目だ、頬が緩みが止まらないっ。こんな禁断の関係……っ! でもPさんへの気持ちを抑えきれず……!」
加蓮「だ、だからやめてくださいってば!///」
P「戻りましたー」
「ただいまーっ!」
「……おはよう……」
「うわぁ、大きいツリーですねー……」
加蓮「あ……」
まるで子沢山の夫婦みたいなのー……
加蓮(う、うわわっ、ヤバい、顔熱い)
P「へぇ、綺麗なケーキだな。これ加蓮が作ったのか? ……加蓮、どうした?」
加蓮「み、見ないでっ、今はちょっと無理だからっ……!///」
P「? まぁいいか。お疲れ様、加蓮」
加蓮「う…………うん……ありがと……///」
加蓮「夫婦……ふうふかぁ……う……嬉しいな、なんか……」
加蓮(あ、プレゼント渡さないと……)
加蓮(……ネクタイ……)
加蓮(……)
加蓮(ホラ、ネクタイ曲がってるよ、Pさん)キュッ
加蓮(すまない加蓮、ありがとう。行ってきます)
加蓮(……か、顔近いよ。どうしたの?)
加蓮(どうした、って……『行ってきます』のキスだよ)
加蓮(んっ……)
加蓮(むふふふ…………はっ!?)
加蓮(な、何この、妄想っ!)シュババババ
日菜子「……むふふふ……加蓮さんも、お仲間ですねぇ……」コソッ
加蓮「!?」
おわろう
妄想属性は結構強いと思うんだがどうだろうか
だが加蓮は結構直球で来るからちょっとキャラが変わってしまうなぐぬぬ
【レス抽出】
対象スレ:モバP「冬の過ごし方」
キーワード:未央
抽出レス数:0
卯月「うぅ、今日も寒いなぁ」
未央「………」
卯月「あれ?何してるの、未央ちゃ……」
未央「これは由々しき事態よ、うづきん」
卯月「え?」
未央「このスレッド、私の名前がただの一つも挙がってないの」
卯月「スレッド……?」
未央「このままでは、恐らく……ううん、間違いなく人類は滅亡してしまう!」
卯月「な、なんだってー!?」
未央「冬の過ごし方を真っ先に聞かれるべきパッション代表である私が不在だなんて……」
卯月「代表だったんだ……」
未央「うづきんはともかく、今年の冬は私の話題で持ち切りのはずなのに……」
卯月「えっ」
未央「名前すら出て来ないなんて!うづきんはともかく!」
卯月「ねぇ未央ちゃん、何でそれ二回言ったの?」
未央「大丈夫、落ち着いてうづきん。まだ慌てるような時間じゃない」
卯月「落ち着くのは未央ちゃんの方だと思うんだけど」
卯月「……って、私の名前もまだ出てないんだ、このスレッド」
未央「それは心底どうでもいいんだけど、このままじゃ宇宙がヤバいんだよ、うづきん」
卯月「………」
未央「でもね、この状況を覆す方法が無い訳じゃあないの」
卯月「書いてくれる人を待つ、とか?」
未央「ブー」
卯月「それじゃスレッドを閉じて、存在自体をなかった事に……」
未央「ブッブー。ネガティブだなぁ、うづきんは」
卯月「……じゃあどうするって言うの?未央ちゃんは」
未央「まず、パソコンを立ち上げます」
卯月「はい」
未央「メモ帳を開きます」
卯月「はい」
未央「このスレッドにあるSSをメモ帳にコピペします」
卯月「え?」
未央「編集タブ……置換……アイドルの名前……置換後の文字列……未央……」
卯月「………」
未央「おーっと、喋り過ぎちゃったかなー?」ドヤァ
卯月「未央ちゃん……それだけは、やっちゃダメだよ」
未央「目標をセンターに入れてドラッグ……目標をセンターに入れてドラッグ……」カチカチ
卯月「あ、ちょっと!ダメだってば!」
未央「離してうづきん!もう私には、こうするしか!」ジタバタ
卯月「自分で書けばいいでしょう!?」
未央「じ、自分で……?」
卯月「うん」
未央「……余計悲しくならない?」
卯月「うっ……」
卯月「じゃ、じゃあ、こうしましょう!」
卯月「私が未央ちゃんのを書くから、未央ちゃんは私を書いて!」
未央「えっ!?」
卯月「ほら、こうすれば自演だなんて思われずに済むと思うの!」
未央「な、なるほど……!」
卯月「私も頑張って、未央ちゃんを可愛く書くから」
未央「わ、分かった!じゃあ、その方向で!」
卯月「万全を期すために、助っ人も呼びましょう!」
卯月「卯月『やっ……だ、駄目です!プロデューサーさんには、未央ちゃんが……!』」カキカキ
由里子「そうそう、そんな感じだじぇ~」
未央「P『中に出すぞ、未央!』卯月『えっ?』パンパン」カキカキ
日菜子「で、次の展開はぁ……」
P「お前ら、何してんだ?」
卯月「あ、プロデューサーさん」
由里子「ちょっとちょっと!ダメだよ、乙女の秘密を勝手に覗いたりしちゃあ」
日菜子「むふふ……こういうのは、鮮度が大事なんですよねぇ……」
P「うーん、気になるなぁ」
未央「ダメダメ!プロデューサーには、なーいしょ!」
おわり
片桐早苗(28)健康志向!
趣味:マッサージ・スーパー銭湯
ttp://i.imgur.com/3vFtA.jpg
ttp://i.imgur.com/RE6rL.jpg
P「……ふぅ、いいお湯だった~」
P「んー、早苗さんはまだ出てきてないな」
P「スーパー銭湯なんて初めて来たけど、結構凄いもんだなぁ……割と本格的っぽい」
スタスタ……
早苗「はぁ~……極楽極楽っと」
P「あ、おかえりなさい早苗さん」
早苗「あーいただいまぁ、いやぁやっぱスパ銭はいいわぁ」
P「初めて連れてきてもらってびっくりしましたよ」
早苗「でしょでしょ~!? 本物の温泉は旅行になっちゃうけどさ」
早苗「こういうスパ銭は日帰りでも一泊ぐらいでもいつでもいけるのよ~!」
P「思ってたよりずっと本格的で、色々なお風呂があってついのぼせそうになりましたよ」
早苗「うんうん、そして銭湯のお風呂あがりといえば……!」
キュッ、ポン!
P「ゴク……ゴク………」
早苗「ング……ング………」
P・早苗「「ぷはぁっ」」
P「コーヒー牛乳!」
早苗「フルーツ牛乳!」
P・早苗「「ぬっ!?」」
P「私は断然コーヒー牛乳派ですよ!」
早苗「何言ってんのよフルーツ牛乳でしょー? いくらP君でもこれは譲れないなぁ」
??「乳に飲まれよ!」(普通の牛乳が一番です!)
P「!?」
早苗「……? どうしたの急に振り向いちゃって」
P「い、いえ今聞き覚えのある声を聞いた感じがして……」
早苗「今日は二人だけで来た筈だけどねぇ……まっ、気にしない気にしない☆」
P「多分聞き間違いだろう……うん、きっとそうだと思っておこう」
早苗「それじゃ、お風呂上りで牛乳飲んだらお次は~……!」
―
――
整体師「はーい、お客さんお待たせダヨー。アイルランド4000年の歴史を誇るマッサージダヨー」
整体師「それじゃあベッドにうつ伏せになってヨー」
P・早苗(あ、怪しい……)
P「……マッサージなんてのもあるんですねぇ、スパ銭って」
早苗「そうよん、ちょっと別料金になっちゃうけどこれがまた効くんだ♪」
整体師「それじゃあ、オネーサンの方マッサージをするヨー」グイッ
早苗「ん……あっ……くぅ~……! いたきもちぃー♪」
早苗「…あぁぁぁ……そこそこそこ……ぁっ、はぁん!」
P(うわぁ……お風呂上りのほてった顔でちょっと違うけど、身悶える姿はヤバい……)
P「っていうか、俺のマッサージは……?」
整体師?「お待たせニョワー★ なんとお客さんはキリ番記念のお客様なのでぇ……」
整体師?「ウルトラスペシャルテクニックまーっくす★ をサービスするニョワー!」ゴゴゴゴゴ
P「ヒィッ!? なんかマッサージ師にあるまじきオーラが!?」
整体師?「痛くないニョワー! 痛いと思ったらもう死んでるから★」
P「おいちょっとまて今マッサージにそぐわない言葉が出てきたぞおい、おい」
整体師?「ダイジョーブダイジョーブ、男の子は我慢の子ニョワー!」グイッ!!!!
ミシッ!! ボキッ!!
P「アッ-----!!」
――
―――
――――
P「」
早苗「P君だいじょーぶ? 大分声上げてたけど……」
P「今ここは天国じゃないっすよね……」
早苗「おーい、目覚ませー?」ベシッ!
P「ゴフッ……はっ、俺は一体!?」
早苗「あ、生きてる生きてる、どうだった? マッサージは」
P「えっと……あ、すごい体が軽くなってる」
早苗「腕の動き軽くなったねぇ、これぞマッサージって所よん☆」
P「一時はどうなるかと思いましたが……こりゃいいや」
――
―――
早苗「どだった? スパ銭は」
P「いやぁ、思ったより凄くてまた来てみたいですね!」
早苗「うんうん、スパ銭の魅力はまだまだあるから、また一緒に行こうか!」
P「ええ、是非!」
-冬にはお風呂END-
奏「寒かったぁ・・・」
P「奏か。今日も雪だもんな。冬本番って感じだな」
奏「プロデューサーさん、今からでるの?」
P「ああ、営業にな。奏にもいい仕事、見つけてきてやるからな」
奏「ふふっ、期待してるよ?」
P「ああ、任せろ。じゃあ行ってくるな」
奏「あ、まって」
P「どうした?」
奏「コートだけじゃ首周りが寒いでしょ?私のマフラー使ってよ」
P「え、でもそれじゃ奏が帰るとき寒いだろ?」
奏「古いやつだけどもう一つあるから大丈夫。でもやっぱり新しいのがいいかな」チラ
P「・・・分かった。クリスマスプレゼントはそれでいいんだな?」
奏「ふふっ!ありがとうプロデューサーさん。あっ、マフラーつけてあげるね」
P「ん、じゃあ頼むよ」スッ
奏「うん。しっかり巻かないとね」
奏「・・・隙有り。んっ」ちゅ
P「んっ!?んんー!?」
奏「・・・ぷはっ。はい、終わったよプロデューサーさん」
P「奏お前・・・!!」
奏「ふふっ!じゃあプロデューサーさん、営業頑張ってね」
P「はあ・・・。行ってくるよ」
おわり
未央「うー、さっむいなぁ」プルプル
未央「身体もだけど、心もね」フッ
未央「……」
未央「……むなしい。むなしいよぅ!」
未央「誰か来ないかなー。せっかくフリーだから事務所に遊びに来たのにぃ」
未央「……はっ! フリー! いい言葉だ……ふふ、思えば長い道のりだったぜ……!」
P「だーれだ」ピトッ
未央「ほわっ! ……この声は。さてはプロデューサー、犯人はあなただ!」クルッ
P「へへ、当たり。どした未央、今日はおやすみだったろ?」
未央「私は遊びに来たんだー。プロデューサーこそ、てっきり他のみんなの付き添いだと思ってたよ」
P「時間が空いたからさ、事務所寄って資料を確認しにな。で、未央がいつもみたいに騒いでたわけ」
未央「むっ、なんだよぅ。それじゃ私がおバカキャラみたいじゃんかー」
P「そう膨れるなって。お前の魅力は忍耐強さなんだからな?」ナデナデ
未央「……うへへ、うれちぃ」
P(かわいい)
未央「褒めてくれたプロデューサーにも、それそれっ」テテテッ
P「お?」
未央「ほいっ、私はみーおだっ?」サッ
P「ほほう、お返しか。しかし甘いっ」スッ
未央「ちょっ! 前屈みになったら届かないよー!」ピョンピョン
P「はっはっは!」スッスッ
未央「このぉ、てやー!」ガシッ
P「おおっと!?」
未央「へへへー! おぶさってるのは誰だー? このMIOだー!」ギュー
P「あ、ちょい待ておま、当たってる当たってる!」
未央「あったかいだろーやわらかいだろー、どうだどうだー!」ムギュムギュ
P「お前意外とでかいんだから、そういうのはめっ! おら降りろ!」
未央「ちぇー、プロデューサーは草食系だなーもー」トスン
P「はぁ……お前はもう売れっ子アイドルなの。草食系とか関係ないの!」
未央「プロデューサーのおかげなんだから別にいいのに。私はプロデューサー、大好きだよ?」
P「!」
未央「だって、私のことずーっと見ててくれてたしさ」
未央「今もプロデューサーと一緒で心技体、もうポッカポカですぜ?」
P「……ありがとな。諦めないで付いてきてくれて」
未央「うーん、真っ正面から言われると照れるなぁ」
P「それはお前だ馬鹿者」コツン
未央「あうっ。えへへ」
P「これからも頼むぞ、情熱ニュージェネレーション!」
未央「おうともよー!」
おわり
おわり……?
とうさt……監視カメラ「大好きだよ?」
まゆ「……」ギリッ
雪美「……そう……」
瑞樹「……へぇ。未央ちゃん、そうなのね。……わかるわ」
留美「……まずはどうしようかしら」
美優「そんな……Pさん……」
凛「……未央。……ふふ、そうなんだ。……そうなんだ」
(ちゃんみおが)おわり
2レスだけ拝借
みくにゃん
http://i.imgur.com/EUP6n.jpg
みく「暇にゃ~暇すぎるにゃ~」
ペロ「ニャー」
みく「にゃ?君は雪美の所のペロ?」
ペロ「ニャー」
みく「にゃ~?」
ペロ「ニャーニャー」
みく「にゃにゃにゃ?」
ペロ「ニャアアアア!!」
みく「にゃ!?にゃ~にゃ~」
P「なにやってるんだ?みく」
みく「暇すぎるからペロとお話してたにゃ」
P「へぇ、猫の言葉わかるのか?」
みく「わからないにゃ!」
雪美「…ペロ・・・帰る・・・」
ペロ「ニャー」
雪美「・・・みく」
みく「どうしたにゃ?」
雪美「・・・ペロが・・・楽しかったって・・・」
みく「にゃ!?ほんとかにゃ!?」
ペロ「ニャー」
雪美「・・・また・・・ペロと・・・遊んで・・・次は・・・私とも・・・」
みく「もちろんにゃ!」
P「雪美に猫耳つけて姉妹猫・・・有りだな」
おわり
輿水幸子(14) 自称カワイイ
http://i.imgur.com/ejdYs.jpg
http://i.imgur.com/0YxhU.jpg
幸子「おはようございますプロデューサーさん!」
P「おー、おはよう幸子」
幸子「ふふん、今日もボクは可愛いですね!」
P「そうだなー」
幸子「…時にプロデューサーさん、クリスマスイブに予定はありますか?」
P「ん?イブか…その日は」
幸子「あぁみなまで言わなくても分かります!」
幸子「どうせプロデューサーさんのことですから特に予定もなく、一人寂しくイブの一日を過ごすんでしょう?」
P「……いや、その日は予定が入ってるんだ」
幸子「ですからこのボクが直々に……へ?」
P「昨日大学の頃の友達から久しぶりに集まらないかって連絡があってな」
幸子「……本当に?」
P「本当に」
幸子「………」
P「それよりイブの予定なんか聞いて何か用でも…」
幸子「…ッ、な、なんでもないですよ!ふーんだっ!」
・
・
・
・
P(…とさっきはつい見栄を張ってしまった、が……)
幸子「……プロデューサーさんのバカ……」イジイジ
P(…ちょっと可哀想なことしたか)
P「……仕方ない」
P「あーもしもし?どうした?」
P「え?やっぱりイブに集まるの無理になった?」
幸子「………」ピクッ
P「ふむふむ……あーそりゃ仕方ないな、うん」
P「おう、じゃあまたの機会に……」
幸子「…………」
P「…参ったなー、イブの予定がなくなっちまった」
P「あーあ、こりゃイブは男一人で寂しく過ごすしかないなー」チラッ
幸子「…本当にどうしようもない人ですねぇプロデューサーさんは!」
P「おぉ、どうした幸子」
幸子「プロデューサーさん!クリスマスイブの予定は?」
P「今しがたなくなっちまったよ」
幸子「ふふん…男一人でのクリスマスイブとは寂しい限りですね!」
P「まったくだな」
幸子「そんなあまりにも可哀想なプロデューサーさんには…仕方がないのでこのボクが直々に一日付き合ってあげます!」
P「ほ、本当か!?」
幸子「えぇ、何しろボクは優しいですからね!」
P(…と言いつつ頬は緩みっぱなしでめちゃくちゃ嬉しそうだな)
幸子「その代わり、当日はボクの行きたいところに付き合って貰いますからね!」
P「それくらいはお安い御用さ」
幸子「そうですね…じゃあその日はまず…」
P(それからは幸子にイブの日の予定をとても楽しげに語られた)
P(恐らく予め考えていたのだろう)
P(…しかし本当に俺に予定があった場合どうするつもりだったんだろうか)
P(…ま、そんな詰めの甘さも含めて)
幸子「それで次は……ってどうしたんですプロデューサーさん、気持ち悪い笑顔でこっちを見て」
P「いや…幸子は本当に可愛いなぁってな」
幸子「そんなの当然じゃないですか!」
幸子「そしてそんな世界一可愛いボクとイブを過ごせるプロデューサーさんは世界一の幸せ者ですよ!」
P「あぁ、世間の奴らにこの幸せを分けてやりたいくらいさ」
幸子「ふふん…やっとプロデューサーさんにもこのありがたみが分かりましたか!」
幸子「だったら当日、ちゃんとボクをエスコートして下さいね!」
P「はいはい」
P(今年のイブは最高のものになりそうだ)
おわり
P「もう十二月かぁ……冬も真っただ中だし、どう過ごそうかな」
(……ますか……聞こえますか……)
P「!?」
(私です……上条春菜です……)
(今……プロデューサーさんの心に……直接、呼びかけています……)
P「何……だと……!」
(……アイドルとの……恋愛に……呆けている……場合では……ありません……)
(……眼鏡です……今年の冬は、ズバリ眼鏡……)
P「ぐっ……め、眼鏡……!?」
(何は無くとも……眼鏡です……いいですね、眼鏡ですよ……)
P「な、何だったんだ、今のは……」
(……ますか……聞こえますか……)
P「!?」
(あたしです……椎名法子です……)
(今……プロデューサーの心に……直接、呼びかけています……)
(……メガネなんかに……構ってる……場合じゃ……ありません……)
P「な、何……!?」
(ドーナツ……今年の冬は、ドーナツです……ドーナツあれば、皆幸せ……)
P「ぐぁぁぁ!……ど、ドーナツ、だと……!?」
(そう……冬を過ごすなら、ドーナツが一番……ドーナツしかない……)
P「ドーナツが一番……ドーナツ……ハッ!?」
P「お、俺は一体、どうしちまったんだ……」
(……ますか……聞こえますか……)
P「こ、今度は誰だ!」
(いらっしゃいませ……槙原志保です……)
(今……プロデューサーの心に……直接、呼びかけています……)
P「し、志保……?」
(ドーナツもいいけど……やっぱり、スィーツなら……パフェ、パフェです……)
P「パフェ!?」
(そうです……パフェは……パーフェクトな……スィーツで……)
(ちょっと……一番は……ドーナツの、はず……)
P「!?」
(いいえ……眼鏡です……今年の冬は……眼鏡で、決まり……)
(ドーナツ……もうドーナツてもいいから……なんちゃって……)
(想像してみてください……辺り一面がパフェ……これは……パフェるしかない……)
P「も、もうやめてくれ!……頭が……頭が、おかしくなりそうだ……!」
(眼鏡……ううん、ドーナツ……じゃなくて、パフェ……)
P「……が、ぁ……!」
(眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡……)
(ドーナツドーナツドーナツドーナツドーナツドーナツキャッツドーナツドーナツ……)
(パフェパフェパフェパフェパフェッ……ゲホッ、ゲホッ……パフェパフェパフェパフェ……)
P「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
P「………」
春菜「プロデューサーさん!」
P「……お、おぉ。春菜か」
春菜「突然ですけど、今年の冬はどう過ごす予定なんですか?」
P「ん?あぁ……そうだなぁ」
P「まずは、眼鏡を……かけて……」
春菜「ですよね!」グッ
P「……ドーナツを、つまみ食い……しながら……」
春菜「えっ?」
法子「冬ならやっぱりドーナツだよね~!」グッ
P「パフェを、食べつつ……」
法子「あれ!?」
志保「パフェの魅力には、誰も勝てませんからねっ!」グッ
P「……キャッツを応援する」
「「「!?」」」
友紀「………」ニヤッ
THANK YOU YUKKI
P「うー、さむさむっ。悪いな、入ってくれ、美由紀」ガチャ
美由紀「は……はいっ! えと、お邪魔します?」
P「まさか大雪で交通網が麻痺するなんてなぁ……。せめて寮まで送っていけたらよかったんだが」
美由紀「明日は学校もお仕事もお休みだし、みゆきは大丈夫だよっ!」
柳瀬美由紀(14) Cu 出身地:北海道
美由紀(プロデューサーさんのおうち……えへへ、男の人のおうちに泊まるのって初めてかも)
P「それにしても、1人暮らしの男の家に泊めるなんて……。せめてどこかのホテルが取れたら良かったんだが、どこもいっぱいだしな」
美由紀「ううん、あたしはこの方がいいな」
P「?」
美由紀「だってホテルなんて、きんちょーして逆に寝られなさそうだもん……それに、寂しいし」
P「あはは、それもそうかもな。あ、適当に座ってくれ」
美由紀「はーい」ポスン
P「寮の方はどうだ?」
美由紀「うん、もう慣れちゃった! 留美さんもみくさんも、みんないい人だもんね! ……最初はやっぱり、あんまり眠れなかったけど」
P「北海道から出てきて1人暮らし。いろいろ大変だろうけど……」
美由紀「だいじょぶだいじょぶ! みんながついてるもん!」
P「……そっか」
P「じゃあ、風呂洗って沸かしてくるからちょっとだけ待っててくれ」
美由紀「はーい!」
美由紀「……」
美由紀「…………」ウズ
美由紀「……………………」キョロキョロ
美由紀(え、えい)ポス
美由紀(プロデューサーさんのお部屋)
美由紀(プロデューサーさんのおふとん)
美由紀(……えへへ)ゴロゴロ
美由紀『ねえねえ! 次はあっちのに乗ろーよ! ジェットコースター!』
P『おいおい……ちょっと休ませてくれよ』
美由紀『やだよー! だって時間が勿体無いじゃん!』
P『まったく、美由紀は元気だなあ』
美由紀『そっちがおじさんくさいんだよー! まだまだ若いんだから、しゃきっとしてよ、しゃきっと!』
P『はいはい。美由紀がそう言うならがんばるよ』
美由紀『……ぐす』
P『そりゃあ、あんなに走り回ってたら転びもするわなあ』
美由紀『だって……』
P『どうだ? 歩けるか?』
美由紀『……』フルフル
P『しょうがない……おぶってやるから、背中乗れよ』
美由紀『うう……ごめんなさい』
P『よいしょ、っと。おお、美由紀軽いな。ちっちゃいころのまんまだ』
美由紀『むー、失礼な! これでも成長してるんだから!』
P『はいはい、中学生なんてまだまだ子どもだよ』
美由紀『むー……』
美由紀(ああ、プロデューサーさんって、まるで……)
蘭子と同い年のわりにロリロリしいんだよなぁ……
P『なあ美由紀、今日の晩ご飯何がいい?』
美由紀『んー、何でもいいよ!』
P『何でもいい、かぁ。困ったなあ』
美由紀『えへへー、だって何でも美味しいもん!』
P『そっか。じゃあ、最後だからぱーっと派手なものにするか』
美由紀『へ? 最後?』
P『ああ。だって、今日で美由紀と俺はお別れじゃないか』
美由紀『え? え?』
P『美由紀、遠いところへ行っちゃうんだもんな。離れても元気でな』
美由紀『ま、待ってよ。そんなの聞いてないよ?』
P『これは、しょうがないことなんだ』
美由紀『やだよ! みゆき、一緒がいいよ!』
P『じゃあな、美由紀。ばいばい』
美由紀『何で! 頼りにしてたのに!』
P『ほら、この手ももう、離さないと』
美由紀『やだ! 絶対離さないから! あっ!』スル
P『頑張れよ、美由紀。応援してるから』
美由紀『行かないで! あたし、誰を頼ったらいいか分かんなくなっちゃうじゃん! やだよ! ねえっ……!』
―――き
―――ゆき
P「みゆき?」
美由紀「ふぇ? あ、あれ……?」グシ
P「寝ちゃってたんだな、ごめんごめん」
美由紀「あ、あたし寝ちゃってたんだ……」
P「ああ。大丈夫か? ……その。泣いてたみたいだけど」
美由紀「い、いえ、これは別にっ!」
P「そうか? 何か辛いことがあったら、話してくれよな」
美由紀「……」
P「美由紀?」
美由紀「……じゃあ、ちょっとだけ」
美由紀「……あたし、お仕事が終わるといつも寂しくなっちゃうんだ」
P「寂しく?」
美由紀「うん。今日も終わっちゃったなあ、もうみんなとばいばいしなくちゃいけないんだなあ、って。……だから、今日はとっても嬉しいの。お仕事が終わってもプロデューサーさんと一緒にいられるから」
P「美由紀……」
美由紀「ね、もうちょっと近くに行ってもいーい?」
P「ああ、いいよ」
美由紀「……あたし、プロデューサーさんに頼ってばっかり。迷惑ばっかりかけて、ごめんね?」
P「そんなことないよ。美由紀はしっかり者だから、頼られる方が嬉しいってもんさ」
美由紀「えへへ、やっぱりプロデューサーさん、優しいし、あたしのことちゃんと見てくれる」
P「そりゃ、プロデューサーだからな」
美由紀「……だから」
P「何だ?」
美由紀「あのね、その、えっと……お兄ちゃん、って呼んでもいいですか?」
P「へ?」
美由紀「あっ、だっ、やっぱり無し! 今の無しです!」
P「あ、ああ……びっくりしたなあ。それより、お風呂沸いたから冷えないうちに入っておいで」
美由紀「あ、はい! それと」
P「それと、どうした?」
美由紀「あたしの手、ずっと離さないでいてくださいね♪」
おわり
千秋「Pさん、準備は出来た?」
P「とりあえずこんくらい着込んでみたけど大丈夫かな?」
千秋「アナタは冬の北海道は舐めているのかしら?」
P「そうか?でも、ほらカイロも持ってるぞ」シャカシャカ
千秋「そんな時間制限付きの防寒具なんてはっきりいって意味が無いわ、Pさん、一回コート脱いでください」
P「えぇ~…めんどくさ」
千秋「いいから脱ぎなさい!」
P「分かりました!今すぐに脱ぎます!」ヌギヌギ
千秋「こんな薄着でどこに行くつもりなのよ全く…ヒートテックの上にもう一枚シャツを着なさい、あとこのブラウスも羽織って」
P「あんまり着込むと動きづらくて嫌なんだけど」
千秋「寒さで体の震えが止まらないよりはマシでしょう?」
P「そもそもこんな雪の中を出かけるのが間違いなんじゃあ」
千秋「ア・ナ・タが仕事とはいえせっかく来たんだから冬の函館を満喫したいと言い出したのでしょう?」ギュウウウ
P「ぐえええええ!ごめん千秋!わがままばっかり言ってごめんなさい!」
千秋「…よしっ、マフラーも結んだしこれなら今日の天気でも寒くないはずよ」
P「あとは手袋すれば完璧だな…あれ?どこ置いたっけ?」
千秋「…手袋はしなくてもいいわ」
P「何でだよ?手が寒いじゃん」
千秋「わ、私より年上の男性なんだからそれくらい察しなさい!空気が読めないんだから!」
P「……そうだな、確かに手袋は要らないな」ギュッ
千秋「女性のほうからこんなことを言わせるなんてアナタは相変わらずいけずだわ」ギュッ
P「千秋も相変わらず手厳しいなぁ」
千秋「…アナタが鈍感すぎるのがいけないんでしょう?事務所にアナタに好意を寄せる娘たちがどれだけ居るか」
P「好意を寄せるっていってもあくまでプロデューサーとしてだろう?あんな可愛いアイドル達に俺みたいな地味で冴えない男が好かれるわけ無いって」
千秋「もういいわ、早く外に出ましょう。Pさんは何か食べたいものとかあるのかしら?」
P「美味しいもの」
千秋「そんなアバウトな要求を出されても困るのだけれど?それに冬の北海道の料理に不味いものなんて無いわ」
P「だから千秋のお勧めでいいから何か美味いもの食いにいこう」
千秋「…アナタはそういう人だものね、それにそういう人だと分かった上でお付き合いしてる私も同罪だわ」
P「そこまで言われるようなことしてるのかなぁ俺!?」
千秋「冗談よ、いいから行きましょう遅くなるとまた冷え込んでくるんだから」
P「ああー美味しかった!いくら丼とほっけの塩焼き最高だなぁ!やっぱり北海道といえば海産物だよな!」
千秋「他にもいろいろとあるわ、味噌ラーメン、石狩鍋、ジンギスカン、スープカレー…とても一日で満喫しようなんて無理よ」
P「話聞いてるだけで腹が減ってくるけど流石に限界だわ、ウプッもう胃袋にスペースが無い」
千秋「大丈夫なの?無理してまであんなに食べるからよ」
P「せっかくだから美味しいものたくさん食べたいんだよ、普段はTV局の弁当ばっかだし」
千秋「アナタは仕事の時とプライバシーとのギャップがありすぎるわ。仕事のときはあんなに頼りになるのに、自分のことになると本当に適当なんだもの」
P「そりゃ仕事の時はアイドル達の将来がかかってるんだから、自然と気合が入るものさ」
千秋「…もう少し自分の体のことも気に掛けなさい、アナタにもしものことがあったらと思うとこっちが気が気じゃないんだから」
P「年末年始特番の収録で今みたいに忙しいのは年1、2回有るか無いかだからさ。師走くらいバタバタ走り回らないと」
千秋「私の目にはいつもあっちこっちをヒーヒー言いながら駆けずり回ってるように見えるけど?」
P「それはほらあれだ、俺の仕事が遅いから不恰好に見えるだけだよ」
千秋「そういうことにしておいてあげるわ…Pさん、あのバスに乗るわよ」
P「でもあれってホテルと逆方向なんじゃあ」
千秋「いいからほら、黙ってついて来なさい」
P「…すげー夜景だな、ここが日本だってことを忘れちまいそうだよ」
千秋「夜景スポットはやっぱりここが1番ね、函館山もいいけれどあそこは観光客が多すぎるもの」
P「こんなに綺麗に夜景が見えるのに誰も居ないんだな」
千秋「ここは地元の人ですらあまり知らない場所だもの、誰も居なくて当然よ」
P「こんなにいい場所なのに俺達二人だけで楽しむのも少しもったいないな」
千秋「…ねぇ、Pさん」
P「どした?」
千秋「私がこうしてアナタを独り占めしていることは…いけないことではないのかしら?」
P「いきなり何言い出してんだよ、そりゃ俺と千秋はアイドルとプロデューサーだからこういう関係は確かに好ましくないけれども」
千秋「そういうことじゃない…アナタだって本当は気づいているんでしょう?アイドルの中にプロデューサとして以上の好意を寄せている子が居ることくらい」
P「…気づいて無いといえば嘘になるよ」
千秋「私以外にもアナタを慕う子はたくさん居るというのに…私は自分の気持ちを抑え切れなくて、アナタの告白した、そして運よくアナタは私の気持ちを受け入れてくれた」
千秋「でも!他の子はみんな我慢してるのに!アナタを好きだってことを我慢してたのに!私が自分の勝手な我侭で…それを全部無駄にしてしまった…!」
千秋「こんなことが許されるのかしら…?アナタと恋人になれて浮かれてる自分が情けなくて、ずるくて大嫌い…!でもそれでもアナタと繋がっていたいの!」
千秋「こんな自分を知るくらいなら…アナタに憧れて遠くから眺めているだけで我慢していればよかったのに…!グスッ…こんなことをアナタに話してもどうにもならないのに」
P「千秋、顔上げろ」
千秋「いや”!アナタにこんな泣きはらした顔見られだくないの!」
P「いいから、ほれ」クイッ
千秋「…うぅーグスッ」
P「あぁーもう涙と鼻水でぐちゃぐちゃじゃないか、顔拭くからじっとしてろよ」
千秋「どうしてアナタはそんなに優しいのよ…?私アナタの彼女として最低なこと言ったのよ…アナタの想いを裏切るようなことばかりを」
P「たとえ他のどんなアイドルから想いを打ち明けられたとしても、俺はそれに応えるつもりは無いよ」
P「身に余ることだと思うが、アイドル達から好意を寄せられているのはなんとなく気づいてた…でもその中から俺は千秋を選んだ」
P「千秋が他のアイドルを裏切ったっていうんなら、それは俺も同じだよ。プロデューサーのくせにアイドルに手出してんだから最低もいいとこだ」
P「さっき千秋も言ってたろ?俺らは同罪なんだよ、言わば共犯者だ。だから一人であんま背負い込むな」
P「もし辛いことや苦しいことがあるのなら全部俺のせいにすればいい、それで千秋が笑顔になるなら俺は満足だよ」
千秋「…アナタは馬鹿ね、本当に救えないわ」ポスッ
P「馬鹿じゃなきゃアイドルのプロデューサーなんてやってないさ、こんなブラックな仕事がこの世界に存在するなんて思わなかったよ」ギュッ
千秋「私とアナタが共犯者だと言うのなら…ずっと傍で私のことを見ていて…でないと…罪の重さに耐え切れないと思うから」
P「何があっても俺は千秋の傍に居るよ、色んなものを裏切ったけどこれだけは必ず守り通してみせる」
千秋「言葉なんて曖昧なものは嫌いだわ…私の唇に誓いを立てて」
P「……これでいいか?」
千秋「まだ足りないわ…もっとアナタの想いを私に頂戴」
終わり
おまけ
千秋「ま、待たせてごめんなさい」
P「お、前に見たかわいいパジャマ」
千秋「パジャマくらいかわいいのを着ててもいいでしょう!?私のキャラに合わないってことくらい自分でも分かってるわよ!」
P「んなことないって、似合ってるし可愛いよ。ま、それにだ」ニジニジ
千秋「Pさん…?なんだか目が据わっているようですけど」アトズサリ
P「何を着てようが脱がせば一緒だしな」
千秋「あ、ちょっ…!おねがい、せめて電気は…消して…いやぁもう!この…変態…!」
本当に終わり
蘭子「凍てつく波動が身に染みるわ…… (はー、今日も寒いですねー)」
P「おう、いよいよ冬本番って感じだな」
蘭子「見よ! わが吐息の聖なる輝きを! (見てください! 息が白いですよ!)」
P「俺のもだぞ。ほれほれ」
蘭子「む、流石は我が下僕。主と同じ技を手に入れたか…… (プロデューサーさんとおそろいですー)」
P「はやく事務所のこたつに入んないと。ちひろさん、ただいまです」
蘭子「盟主の帰還に打ち震えよ! (ただいま帰りましたー!)」
ちひろ「おかえりなさーい……なにごとです?」
P「何がですか?」
蘭子「さあ下僕、早く清浄なる灯火を捧げよ! (ちひろさん、ストーブはやくはやくー)」
ちひろ「ストーブあっちですよ……じゃなくて。二人とも、その……」
P「よしいくぞ蘭子。暖まろう」
蘭子「うむ。一刻の時も惜しい、急ぐがいい (うー。さむいです、プロデューサーさーん……)」
ちひろ「ひ……人の話を……」
P「寒くないか、蘭子?」
蘭子「汝の慈愛の抱擁が我を癒す…… (プロデューサーさんが暖かいから、大丈夫ですよ!)」
P「そうかそうか。蘭子も暖かいな」
蘭子「ひゃあっ!?」
P「うん……抱きしめるともっとあったかいぞ」
ちひろ「…………」
蘭子「こ、こらっ……あ、主に無礼なるぞ! (ぷ、プロデューサーさん! 恥ずかしいですっ)」
P「とか言いつつ、蘭子も抱きついてるけど」
蘭子「う、運命には逆らえぬっ! (暖かいから……し、仕方ないですよっ!)」
P「はいはい運命運命」
蘭子「うー! 主を馬鹿にするでない! (もー! プロデューサーさんの意地悪っ!)」
ちひろ「…………」
ちひろ「…………あの」
P「なんです?」イチャイチャ
ちひろ「プロデューサーさん、アイドルにお姫様抱っこは」
蘭子「よしなにっ! (まあいいじゃないですか!)」イチャイチャ
ちひろ「……もしかして、外もそうやって歩いたんですか?」
P・蘭子「そうですけど (当然のこと)」ギュー
ちひろ「暑い……いや熱いんでせめて事務所ではやめません?」
おしまい
P「それじゃそろそろ……」
茜「行ってきまーすっ!!!」
ちひろ「はい、いってらっしゃい」
ガチャ
P「うぉぉぅっ……さむ……!」
茜「ホントだ! 寒いですねプロデューサー!! 雪まで降ってますっ!」
P「全然寒そうに見えないぞ茜……」
茜「そうですか? 元気なのは私のチャームポイントですからね!!」
P「お前平熱37度超えてるだろ?」
茜「プロデューサー! 後少しですが、さすがにそこまで高くはないですよ!」
P「間違いなく計り間違いだな……」
茜「あーっ! 信じてませんねプロデューサー! ほら、おでこ触ってみてください冷たいですよ!」
P「どれ…………微妙なぬるさ」
茜「そうでしょう! だから37度は超えていませんよ!」エッヘン
P「丁度良い。このままカイロになってくれ」ナデナデ
茜「いいですよ! 私も何だかおでこが熱くなってきた気がします! プロデューサーの手は暖かいですね!」
P「確かに、一気に熱くなってきた。何だこれ……」
茜「分かりません! プロデューサーの暖かさが移ったみたいです!」
茜「それに体も熱くなってきました! 一枚脱いでもいいですか!?」
P「やめろ! 愛梨とかぶるし外ではマズい!」
ちひろ「ちょっと、プロデューサーさん! いつまで居るんですか!? 早く行かないと収録に遅れますよ!?」
P「す、すみません!」ダッ
茜「あ、現場まで競争ですかプロデューサー! 負けませんよーっ!!!」ダーッシュ
茜(……まだおでこが熱い……風邪かなぁ……でも気合いで乗り切るぞー! おーっ!!!)
おわるんだ
茜は思ったより難しいというか幸子が喋ってる錯覚に陥った
すまん茜
へいパス次
―――
――
―
P「おつかれ日菜子! よかったぞ」
日菜子「むふふふっ♪ ミニライブとっても楽しかったですよ!」
P「ファンの人たちも盛り上がってたな」
日菜子「はい! みんなを夢の国へ連れて行けました~」
P「ああ、ほんとに日菜子はみんなを魅了するシンデレラだよ」キリッ
日菜子「プロデューサーさん……」ポー
P「日菜子……」ギュッ
日菜子「むふっ…むふふふふっ……」
日菜子「いいなぁ…お姫様っぽいなぁ…むふふ」
日菜子「あ、外、雪が降ってる。妄想してて気づかなかったぁ」
日菜子「雪といえば…」
―――
――
―
日菜子「どうして来たんですか!?」
P「ぜぇ、はぁっ、日菜子、待ってくれ。聞いてくれ、俺の可愛い日菜子」
日菜子「やめてください! もう日菜子のことなんて、ほうっておいてください!」
P「そんなわけに、いくか……! 帰るぞ、日菜子。ほら、こんなに雪が降ってきてる」
日菜子「日菜子は決めたんです、もう、プロデューサーさんのことあきらめるって」
P「うそ、だろ。日菜子……」
日菜子「さようなら! 日菜子の、日菜子だけの王子様……!」バッ
P「日菜子! 待ってくれぇぇえええっ!」
日菜子「むふふっ…むふふふっ……」
日菜子「悲恋の妄想おいしいです…むふふ」
日菜子「あぁでもせっかくなら甘々な感じもどうかな…」
日菜子「底まで冷え込む聖夜に、ふたりで手をつないで街を歩く二人…むふっ」
―――
――
―
日菜子「むふっ♪」
P「どうしたんだ、日菜子。そんな堪えきれないみたいな笑顔して」
日菜子「むふふ…いえいえ、イブにプロデューサーさんとこうしているのが、幸せなんですよぉ…むふふ」
P「ああ。俺もだよ。日菜子と過ごす時間こそ幸福だと、確信しているからな」
日菜子「むふ……あの、プロデューサーさん、……えっと」
P「どうしたんだいお姫様」
日菜子「プロデューサーさん……、キス、してほしいです…」
P「おやすいごようさ。さぁ目を瞑って」スッ
日菜子「なんちゃってなんちゃって~! むふふっ…プロデューサーさんとイブデート…むふふふふふ♪」
P「おう日菜子、お待たせ」
日菜子「むふふ…二人は幸せなキスをして終了…」
P「なにいってんだ日菜子」
日菜子「あぁっ…あっ、妄想してました…」
P「またかよ」
日菜子「むふふっ…そっけないプロデューサーさん、妄想が、捗る…むふっ♪」
P「やめてくれ」
P「で? イブデート?」
日菜子「ひょえっ!? こ、声に出てましたか…?」
P「ああ、ばっちりな。じゃあその妄想くらいは現実にするか」
日菜子「えっ、……え? こ、これ妄想? むふっ、それなら、トコトン……」
P「現実だっつってんだろ」
日菜子「むふふ…聖なる夜を楽しむ二人…あぁ妄想が激しくなっちゃう…」
P「おーい日菜子さーん」
日菜子「プロデューサーさん、日菜子は幸せです…むふふっ♪」
おしまい
巴「ワシぁくりすます、とかいうチャラチャラしたモンにはのぉ」
巴「あんま興味ないんじゃ」
P「ふむ」
巴「サンタとかのぉ、信じとるモンはお子様やけぇ」
巴「やからな、ワシにはプレゼントとか一切いらんけぇの」
P「ほんとにいいのか?」
巴「おぉよ、もうこれでも大人じゃき、何やったらワシがプレゼントしたる方にまわったろか」
P「いやいや、俺のほうこそもうプレゼントなんてもらう年じゃないさ」
巴「せやったら何もせんでええな」
P「ん……そうだな」
―――
――――
-寝室-
巴「Zzzzz………」
P「……とか言っておきながらちゃっかり靴下ぶら下げて『可愛い衣装下さい』って……」
-お嬢は夢見るEND-
新田美波(19)
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3715299.jpg
P「美波、ライブお疲れ様。よかったぞ」
美波「ふふっ。本当ですか?少し、睡眠不足で心配だったんですけど」
美波「それならよかったですっ」
P「睡眠不足?」
美波「はい。緊張で……」
P「ああ。なんていったってソロライブだからなぁ。他の子もいないわけだし」
P「そりゃあ緊張もするか」
美波「それもあるんですけど……。プロデューサーさんと二人きりで、お泊りっていうのが、ね?」
P「……おおう」
P(そんな二人きりとか強調しないで!意識しちゃう!)
美波「ふふっ……パパが知ったら怒りそうっ」
P「ちゃ、ちゃんと保護者の了承は得てるじゃないですか」
美波「パパには内緒にしたんですよ。知られたら絶対に反対されますから」
美波「反対されたら……プロデューサーさんとお泊り、できなくなっちゃいますから」
P「お、おう……」
美波「ましてや……旅館の都合で二部屋取ってたはずの部屋が一部屋になって」
美波「プロデューサーさんと同じ部屋で寝るのなんて知られたら……」
美波「きっとパパ、凄く怒っちゃいますから」
P「そ、そりゃあそうだな。可愛い娘が男と同じ部屋で寝るなんて……親御さんは怒るだろうな」
P(やばい……美波と同じ部屋って考えると凄い緊張してきた……)
美波「そういう事で、私昨日からずっとドキドキしてて……」
美波「ライブ中も、今だって凄い、ドキドキ……してるんですよ?」
P(上目使い!!!上目使いやめて!!こっちも凄いドキドキしちゃう!!!)
P「お、おう!と、とにかく睡眠不足なら早く旅館行って寝ようか!そうしようか!」
美波「……ふふっ。そうですね」
――旅館
P(さて、旅館に着いて風呂入ってる間に布団を敷いてもらえたんだが)
P「あ、あの……お布団が並べられてるんですけど……」
美波「あ、あはは……」
P「ま、まったくもー!なんで担当の人はこんな事しちゃうかなー!移動させるからちょっと待っててな!」
美波「あ、でも今日寒いですから……そのままで」
P「はい?」
美波「寒いですから……くっついてたら暖かいと思うんですっ」
P「う、うーん……それはまずいと私はね?思うんですけどね?」
美波「大丈夫ですよ!ね、ね?」
P「あ、はい」
―――
――
―
美波「ふふっ……離れているより、暖かいですよ、やっぱり」
P「そ、そうでしょうか……」
美波「でも……まだ少し寒いかも」
P「そ、そうでしょうか……」
美波「だから……そっち行ってもいいかな?プロデューサーさん」
P「そ、そうでしょうか……」
美波「……じゃあ、そっち行くね?」
もぞもぞ
美波「ふふっ……おじゃまします」
ぎゅっ
P「」
美波「うん……暖かい」
P「」
P(あ、あれ?ちょっと待って待って待って。美波が俺の布団にいる、え?あれ?)
P(ほ、本当なら今頃別々の部屋でライブの疲れを癒すために寝てるはずなのに)
P(どうしてこうなった)
美波「んっ……」
P(なんかすげーいい匂いする。美波の鼓動の音か……俺の鼓動の音かよくわかんないけど)
P(どくん、どくん……ってすごい聞こえて……頭がクラクラする……)
美波「プロデューサーさん……」
P(ああ……美波、凄い可愛いな……。髪さらさらで凄く綺麗で……小ぶりな唇が……)
P(少しだけ、少しだけ……触れ、合いたい……)
P(……)
P「っていやいや!!!まずいでしょこれは!!」
美波「きゃっ!?き、急にどうしたんですか……?」
P「あー危なかった!何が少しだけやねん!!」
美波「あ、あの……プロデューサーさん?」
P「美波……その、寒いのは我慢して、やっぱり布団離そう。そして別々に寝よう」
美波「……」
P「まずいよこれは……うん。色々とまずい」
美波「……」
P「毛布もう一枚持って来てもらって……そうしたらなんとか暖かくもなるだろうし……」
美波「……いや」
P「へ?」
美波「嫌、です……。私は、プロデューサーさんと二人で、寝たい」
P「……」
美波「プロデューサーさんは、私と寝るの、嫌、ですか?」
P「嫌じゃない。嫌じゃないけど……でも」
美波「お願いします……今日だけ、だから……」
P「……」
美波「今日だけ、ですから……」
P「……わかったよ」
美波「……ありがとう、プロデューサーさん……」
P「……でもなんでそんなに……」
美波「……」
美波「……今日だけ、だから……プロデューサーさんが、私だけのプロデューサーさんでいてくれるのは」
P「え?」
美波「事務所に帰ったらまた……プロデューサーさんはみんなのプロデューサーさんになります」
美波「優しくて、皆に慕われてるプロデューサーさんに……」
美波「……他の子と楽しそうに話してるプロデューサーさんを見ると……胸が締め付けられて」
美波「……嫉妬、しちゃうんです。彼女でも、なんでもないのに」
美波「プロデューサーとアイドルだから……ダメだってわかってる」
美波「でも……抑えられなくて」
美波「だから、今日だけは甘えようって、プロデューサーさんに思いっきり甘えようってそう思ったんです」
美波「そして明日からちゃんと、この気持ちに蓋をしようって。そう決めてたんです」
美波「だから、その」
P「……美波」
美波「ご、ごめんなさいっ!急に、こんな事言われても迷惑、ですよね」
美波「今のは忘れてください……」
P「……美波にそんな事言われたら、忘れられる訳がないな」
P「……あと、その気持ちに蓋なんてせずに、ちゃんと俺に聞かせて欲しい」
美波「プロデューサーさん……」
P「……聞かせてくれ」
美波「……その」
美波「……好き、です」
美波「プロデューサーさんのことが、好きです……。気がついたらずっとプロデューサーさんを目で追って」
美波「プロデューサーさんのことばっかり考えて……それで――
P「――俺も」
P「俺も美波の事が好きだ」
美波「……え?」
P「うん。俺も美波の事が好きだ。だから相思相愛って事で。気持ちに蓋なんてしないで欲しい」
美波「え、え?」
P「今日なんてさ……最初はちひろさんが付き添いの予定だったんだよ」
P「でも俺が、美波と一緒に行きたかったから。二人きりになりたかったから……」
P「無理言って、代わって貰った」
P「……俺も、昨日凄い緊張してさ……正直眠れなかったんだよね」
P「美波と二人で、二人きりで……なんて考えると凄いドキドキして……」
P「と、とにかく!……その、そういう事だから」
P「今日だけ……なんて言わず、いつも甘えてくれると嬉しい、な」
美波「……」
P「……その、美波?」
美波「……本当に?嘘、じゃないですよね……?」
P「……ああ、本当だよ」
美波「……嬉しい」
ぎゅぅっ
美波「じゃあ、これからいっぱい……『甘えさせて』……くださいね?プロデューサーさん!」
P「……ごくり」
おわり
留美「Pくん、もう一杯いかがかしら?」
P「あ、そんじゃあいただきます」
留美「鍋はまだ煮えてないのにお酒ばっかり進んじゃうわね」
P「今日くらい良いじゃないですか、せっかく二人そろって休みが取れたんだし」
留美「私はあまりバラエティ番組に出ないから簡単に休みは取れたけれども、Pくんはこの時期忙しいんじゃない?」
P「…まぁまぁその辺のことは今日は忘れておきましょう、留美さんも一杯いかがですか?」
留美「いただくわ、そろそろ鍋も煮えたかしら?」
P「さっきからいい匂いがしてますけどね…クッー!美味い!」
留美「あともう少しね…Pくん、せっかく私が鍋を作ったんだからあまりおつまみばかり食べないでくれるかしら?」
P「すいません、でもつまみ無しで酒飲むのもなぁ」クピクピ
留美「お鍋すぐに出来るから少しくらい我慢しなさい」
P「気になってたんですけど何鍋なんですか?」
留美「それは出来てからのお楽しみよ。あ、グラス空いてるわ、はいビール」
P「空になるたびに留美さんが注いでくるから酒が進むんですけどね、おっとっと」
留美「飲みたくないのなら飲まなければいいんじゃなくて?」
P「それはそうなんですけど…というか二人だってのに飲むペース少し早すぎますよ、今何本空けてます?」
留美「ワイン1本に500mlのビール6本、それと日本酒も空になってるわね」
P「うへぇ、まだ8時だってのに…少しペース落としましょう」
留美「志乃と飲む時はもう少しペース早めなんだけど…そうね、ちょっと落ち着いて飲みましょうか」
P「志乃さんといい留美さんといい楓さんといい酒豪すぎるんですよ…うちの大人部たちは」
留美「Pくんも決して弱くは無いでしょ、無理して私たちのペースに付き合う必要は無いわ」
P「これでも酒強いほうだと思ってたんですけど」
留美「お酒は飲めないよりも飲めたほうがいいとは私も思うけど…あまり飲めてしまうのも考え物よ」
留美「辛いことがあるとすぐにお酒に逃げようとしてしまうもの、体のいい逃げ道を用意されると人は簡単にそこに逃げてしまうわ」
P「…そういうものなんですかね、もうそろそろ鍋いいんじゃないですか?」
留美「…ん、そうね。Pくん小皿貸して」
P「はーい、で何鍋なんですか?」
留美「隠しておいてなんだけれども、そんなに凝ったものでは無いわ。ただの鶏の水炊きなの」
P「そんなこと無いですよ!しっかり鶏の出汁も出てるし美味そうじゃないですか!それじゃあいただきます!」
P「うん!美味しいです!野菜に出汁がよく染みてるし鶏肉もホロホロで口の中で溶けてくみたいで!」
留美「そう、なら良かったわ。男の人に料理を振舞うなんて久々だから少し緊張してたの」
P「……他の誰かにも料理作ってあげたことあるんですよね」
留美「昔、大学時代に付き合ってた彼にね…ふふっもしかして嫉妬してくれてるの?」
P「嫉妬してます、馬鹿みたいですけど…こんなこと言うなんて酔ってますね俺」
留美「心配しないで、今の私に必要なのはPくんだけよ」
P「うっ///…そういうことを面と向かって言われると照れますね」
留美「言われたあなたが恥ずかしがってどうするのよ?…言った私のほうが恥ずかしいんだから///」
P「恥ずかしいついでにもう一回俺が必要だって言ってくれませんか?」
留美「あまりお姉さんをからかうと後が酷いわよ?」
P「すんませんした」
留美「肉ばかりじゃなくて野菜もちゃんと食べないと駄目よ?体調管理も仕事の内なんだから」
P「でも鶏肉が美味しくてつい箸が伸びちゃうんですよ」
留美「いいから野菜も食べなさい、ほら」
P「あぁー!そんなに野菜ばっかり入れないでくださいよ!」
留美「…こういうのが普通の幸せなのかしらね」
P「え?急にどうしたんですか?」
留美「いや…こうして二人で鍋をつついてると、Pくんともっと早く出会っていたらどうなったのかなって思うの」
留美「高校の友達にはもうすぐ2児の母になる子も居るわ、可能性だけを言えば私もそういう風に誰かと家庭を築いていたのかもしれない」
留美「秘書の仕事やアイドル業に未練や後悔があるわけでは無いの。ただねもしかしたら何かの拍子で出会う順番が変わっていたら、私も誰かのお嫁さんだったかもしれない」
留美「その誰かがPくんだったらどんなに幸せだろうな…ってたまに考えたりするの、こんなことを言うなんて私も相当に酔ってるわね」
留美「…ごめんね、少し外で酔いを醒ましてくるわ」
P「待ってください、留美さん」ガシッ
留美「Pくん、どうしたの?」
P「もう少しいい雰囲気で切り出す予定だったんだけどなぁ…あの、これ受け取ってもらえますか?」
留美「…これって、開けてもいいかしら?」
P「はい、留美さんに上げたものですから」
留美「綺麗な指輪…でもこんな高価そうなもの受け取れないわ」
P「受け取ってもらわないと困ります、俗に言う給料の三ヶ月分ってやつなんですから。今すぐというわけにはいきませんけど、互いの仕事が落ち着いたら俺と結婚してください」
留美「…結婚と言うのは生涯を誓う契約よ、一時の気の迷いですると一生後悔することになるのよ?」
P「気の迷いなんかじゃありません、俺が留美と結婚したいんです」
留美「もう十分知っていると思うけど、私めんどくさいわよ?…嫉妬深いし束縛もするし料理も苦手だしそれに神経質だし」
P「そんなとこも含めて俺は留美が大好きですから」
留美「そんなこと言われたら私勘違いして一生貴方に付きまとうわよ?貴方が嫌だと言うまで…いえ嫌だと言われても…きっと…ずっと貴方を忘れらない」
P「勘違いなんかじゃありません、俺の生涯をかけてでも貴方を幸せにしてみせます。だから俺と結婚してください」
留美「もう何を言っても止められないみたいね」
P「はい、留美の返事を聞くまで止めません」
留美「私が断るわけ無いでしょう?私をPさんのお嫁さんにしてください」ギュウ
P「えぇ、俺のお嫁さんになってください」ギュウ
留美「もう…いつの間にこんなもの用意してたのかしら?」
P「実を言うとつきあい始めてからすぐに買ったんですよね、それ」
留美「じゃあもう6ヶ月も前から準備してたの?」
P「留美と付き合うことになったときに、ぼんやり『俺はこの人と結婚するだろうな』って感じてたんです。だからいつ何があってもいいように指輪だけでもと思って」
留美「貴方って人は…本当に気が早いんだから」
P「ま、結果オーライということで」
留美「この指輪を貴方の手で私の薬指にはめて欲しいの、いいかしら?」
P「勿論喜んで」
留美「…健やかなるときも病めるときも、これを愛し、敬い、慰め、助け、命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
P「誓います、留美は?」
留美「誓います、それでは新郎は新婦に誓いのキスを」
P「うえ!?でも今は俺めっちゃ酒臭いよ!」
留美「いいから、ね?」
P「わかったよ……酒臭いキスだなぁ」
留美「私たちらしくていいと思わない?…それではこれからもよろしくお願いしますね、貴方」
終わり
おまけ
りゅみ「にゅふふふPくぅん…私のこと一生離さないでね?」
P「留美!飲みすぎだって!それに俺明日仕事あるんだけど!」
りゅみ「そんなのどうだっていいわ、はいお酒」
P「いやだから俺明日仕事なんだって!」
りゅみ「私の酒が飲めないって言うのね、じゃあいいわ」
P「留美もあんまり飲みすぎないようにってむぐぅう!…ムーッ!ゴクゴクッゴクッ…プハー!い、いきなり何するんですか!?」
りゅみ「口移しで飲ませてあげたのよ?どう?美味しかった?」
P「美味しかったですけど!いやそうじゃなくて!」
りゅみ「もうPさんのお嫁さんなんだもの、何の遠慮することも無いわよね」
P「ちょっと留美さん?なんで洋服脱ぐんですか?」
りゅみ「私にそこまで言わせるつもり?」
<アッー!
本当に終わり
小梅「あ……すごく、いいにおいが…」
輝子「みんなとお鍋……フヒヒ」
P「腹へったぁー。もういいんじゃないのー?」
ありす「だめです。もうちょっと待ってください」
乃々「あの……私帰っても……あ、だめですか……」
http://upup.bz/j/my19649PIBYt2rfzCYhAfss.jpg
http://upup.bz/j/my19650uHEYtdtd_mRlU8iU.jpg
http://upup.bz/j/my19651WHfYt2hVy4_HZQxo.jpg
http://upup.bz/j/my19652WqFYtl5hKLkaP4n2.jpg
ありす「うん、これくらいかな。はい、食べていいですよ」
輝子「ヒャッハァーッ! 鍋だァ! 鍋を喰うぜぇっ!」
P「うおおー肉をよこせーっ!」
小梅「ひっ」ビクッ
乃々「あの、静かに食べたいんですけど……」
ありす「二人とも行儀悪いですよ。プロデューサー野菜も食べなきゃだめです」
輝子「フヒッ! ご、ごめんね……」
P「あー豚肉うめえわ」
小梅「豚の屍肉を熱湯で……」ボソッ
P「」
乃々「あの……どうしてさっきから私に豆腐ばかり食べさせるんですか……いぢめですか…」
P「俺、豆腐きらい」
小梅「ろ、露のニコライは、な、鍋で、女性の頭部を……、に、にこ、煮込んでいるところを、発見され……」ボソッ
P「」
ありす「はーい、つみれ入れますよー」
輝子「あ、ありすちゃんは、いい、およ、お嫁さんになれ、なれるよ…フヒ、フフフっ」
ありす「え、あ、ありがとうございます…?」
P「ありす! 俺の嫁に来い!」
ありす「いやです」
小梅「あ、こ、これ…おいしい……」
ありす「私もそれ、好き、かな」
小梅「そ、そう…なんだ…お、おいし、おいしいよね…」ニコ
P「乃々って鍋の具で何が好き? 手羽先?」
乃々「い、いや、手羽先は鍋には入れないですけど……」
P「輝子はやっぱりきのこが好きなの?」
輝子「プロデューサーァっ! きのこは親友! 食べるものではなく愛でるものなのだッ! フハハハハ!」
ありす「そろそろおうどん入れますね」
輝子「さ、栽培種として……有名なシイタケだけど、天然でも発生する……猛毒の、ツキヨタケと似てるから、注意…フヒ」
小梅「ちゅる…ちゅる…こくん…。お、おなかいっぱい……」
乃々「あうぅ…なんか私、白いものしか食べてない気がするんですけど……」
P「あービール飲みてえ!」
ありす「ありません。もうちょっとしっかりしてください」
P「いやーありすがしっかりしてるからさー。えらいえらい」
ありす「え、えへへ…ほめられた…」
小梅「いいなぁ……」
輝子「は、発光することで、ゆ、有名……た、食べると、下痢、嘔吐などから、け、痙攣や、脱水、あし、アシドーシスショックを起こす…」
P「はーい手をあわせてくださーい」パチンッ
P「ごちそーさまでした!」
乃々「ご…ごちそ、さまでした…」
ありす「お粗末さまでした」
小梅「ご、ごご、ごちそうさま、…です」
輝子「ゴートゥヘェェェェルッ! フヒヒフハハハ! …あ、ごめんなさい、そんなめでみないで」
おしまい
サクッと行こう
洋子といつきとプロデューサー ~屋内プール編~
‐ある寒い日に‐
洋子「お待たせ、プロデューサー!…いつきちゃんは?」
P「いつきならもう泳いで……って、そんなに面積少なくて大丈夫か?見てる分には嬉しいけど」
洋子「屋根の下なら日焼けしないし、今日は軽ーく、ですから♪」
P「『軽ーく』ねぇ…いつきもそう言ってたけど、もうすぐ1000mなんだよなぁ」
洋子「わーお…スポ根だねー」
P(今日は洋子もいつきもオフということで、屋内プール(もちろん温水)にやって来たのだ)
P(洋子は美容と健康のため、いつきはトレーニング、そして俺は目の保養)
P(洋子といつきの生水着を、まさかこんな真冬に拝めようとは!)
P「真冬の平日、ほとんど貸し切りみたいなもんだなぁ…」プシュッ
P「洋子もいつきも楽しそうで何よりだ…そんな二人を肴に飲むスタドリは、旨い」グビッ
いつき「プロデューサーは泳がないんですか?」
洋子「プロデューサーも泳ごうよ!ほら、あっちに波の出るプールが!」
P「いいよ俺は、水と戯れる二人の姿を見てるだけで満足だ」
洋子「…どうしよう、いつきちゃん」
いつき「…せっかくだから一緒に楽しみたいよね…よし!洋子ちゃん、そっち支えて!」
ぐぉんッ!!
P「なっ…!?この俺が、二人がかりとはいえ、持ち上げられた!?」
洋子「覚悟決めよう、プロデューサー♪」
いつき「せーのっ!」
ぶわっ!………ドブンッ!!
P「…怒られたな、スタッフのおねーさんに」プカプカ
洋子「…怒られましたね…反省です」プカプカ
いつき「…ごめんなさい、はしゃぎすぎました」プカプカ
P「まあ何だ、こうやって浮かんでるだけってのも気楽でいい…忙しい日常から離れてさ」プカプカ
いつき「そうですね…たまには何もかも忘れて…」プカプカ
洋子「プロデューサー!大きい浮輪、借りてきました!」
P「いつの間に!?」
P「大人二人まで、か」
いつき「わざわざありがと、洋子ちゃん」
洋子「一緒にプカプカしようよ、プロデューサー」
いつき「えっ?」
洋子「あれ?」
P「…ん?」
P(“プロデューサーと浮輪で二人きり”を賭けた二人のレースは熾烈を極めていた)
P(俺としては、浮輪の上で二人がイチャイチャしているのを見たいところではあるが、ともかく)
P(黒い競泳水着の方がいつき、イルカのような…いや、あの気迫はシャチだ)
P(洋子はオレンジのビキニ…全力で泳ぐには不向きなはずなのに、随分飛ばしてるな)
P(あんまり飛ばすとおっぱいポロリが待ってるぞ…今だってホラ、オレンジの布がユラユラと…)
P「…!?洋子ーッ!!」
バッ!!………ドボォ!!
P(本気で泳ぐのは何年ぶりか…中学校の授業以来だな…)
P(もう脚が攣りそうだ…スタドリ飲んでなかったら死んでたぜ)
P(あと一掻き…よぉし!)グッ
P「獲っ…」ザバッ
ゴ ズ ッ ! !
P(こっ…この衝撃!硬い中にも柔らかさを残す高反発、これは…ビートば……)
プールの壁に勝利のタッチを決めた私の笑みは、その光景を見た瞬間凍り付いた。
胸を腕で隠して慌てふためく洋子ちゃん。
オレンジ色の布を掴んだ右手を高く突き上げたまま、力無く漂うプロデューサーだったもの。
そして、水面に立つ……違う。水面で揺れるビート板の上に立つその人は――
いつき「何してるんですかっ!?麻理菜さんっ!!」
‐帰路‐
P「呆れてたな、スタッフのおねーさん」
洋子「今回ばかりは他人のふりをしたかったんですけど…」
いつき「麻理菜さん、波の出るプールから流れてきたそうですよ」
P「何でもありだな、姐さんは…そういえば、勝負はどうなったんだ?」
洋子「お預けです、プロデューサーがあの有様でしたし」
P「あー、面目ないな…で、今日は楽しかったか?」
洋子「私は何でも楽しいですよ、プロデューサーと一緒なら」
いつき「私も何でも楽しいですよ、体を動かすことなら」
P「何はともあれ、これでいいのだ…ってな。さあ、また明日から気張っていくぞー!」
洋子・いつき「「おー!」」
グッドコミュニケーション!
まゆ「そう、ちょっときつ過ぎるからもう少し弛めて……」
千枝「は、はい……」
P「戻りましたー」ガチャ
千枝「!?」
まゆ「千枝ちゃん。Pさんは私に任せて、片付けをお願いね?」
P「千枝居るかー?」
まゆ「うふふ……私としたことが、Pさんの帰りを察知出来ないなんて……」ピトッ
P「お、おうまゆか。千枝そっちに居るか?」
まゆ「駄目ですよぉ? 今はまだ行っちゃ……」
千枝「も、もう大丈夫ですっ」
P「なんだ、千枝居るじゃないか。次の仕事のことで……ん? あれ、毛糸玉か?」
千枝「あっ……!」
まゆ「…………」
P「なるほど。クリスマスプレゼントにマフラーをねぇ……」
千枝「はい、それでまゆさんに教えて貰ってたんです」
まゆ「Pさん、あぁいう時は気付いても口に出さないものですよ?」
P「気が利かないですまないな。誰にプレゼントするかは知らないけど、頑張れよ」
P「あと、夜更かしは絶対禁止な」
千枝「は、はいっ」
P「マフラーってどうなんだ? 手袋とかみたいに曲がる所無いから簡単そうだけど」
まゆ「そんなに簡単じゃないですよぉ? まず真っ直ぐ編むこと自体が難しいんですから……」
まゆ「時間も掛かってしまうし、根気も必要ですからね?」
P「なるほどな。男だから編み物には縁が無くてな」
まゆ「うふふ……まゆと一緒に、手編みで作ってみますか?」
まゆ「まゆ、Pさんの為に付きっ切り、手取り足取り教えますよぉ……?」
P「い、いや、結構です。はい」
まゆ「うふ……ざぁんねん……♪」
―――
千枝「……」
P「どうした千枝? 折角のクリスマスパーティーなのに楽しそうじゃないな」
千枝「……これ」スッ
P「……まさか、マフラー受け取って貰えなかったのか? ひどい奴も居るもんだな」
千枝「違います……Pさんにプレゼントしようと思って、編んでたんです……」
P「俺に?」
千枝「でも、時間がなくて、それに全然キレイじゃなくて」
千枝「夜更かししちゃダメ、って約束も破ったのに、間に合わなくて……!」
千枝「……千枝、ダメな子です。編み物も大人っぽいかなって、やってみたくなっただけでした」
千枝「……ごめんなさい。まゆさんにも、謝ってきます」
P「ちょっと失礼」フワッ
千枝「あっ……!」
P「なんだ、全然使えるじゃないか。暖かいよ、千枝」
千枝「で、でも、でもっまだ出来てない……!」
P「確かに約束を破ったのは良くなかったな」
P「だけど、このマフラーが綺麗じゃないとか、千枝がダメな子だとか、そんなことは全くない」
P「プレゼント、頑張って作ってくれたんだろ? 俺はこのマフラーを嬉しく思うよ」
千枝「Pさん……」
P「ありがとう、千枝。大切に使うよ」
千枝「……はいっ。来年はもっと、もっとキレイなマフラーを作りますっ!」
P「楽しみにしてる」ナデナデ
千枝「え、えへへっ……」
まゆ「良かったですねぇ、千枝ちゃん……」
ちひろ「……私は良かったけど……まゆちゃんはあれで良かったの? てっきり全力で阻止するとばっかり……」
まゆ「ちひろさんったら……11歳相手にそんな余裕の無いことはしませんよぉ。来年は分かりませんけど」
まゆ「マフラーはPさんが気に入ったようなので諦めます。でも手袋と帽子と靴下……腹巻と下着もまゆが手編みで用意しました」
まゆ「Pさんは、まゆが包み込んであげますから、冬でもとっても暖かいですよぉ……♪」
まゆ「うふ、うふふ……」
おわり
公式劇場で「まゆはPが絡まないなら良い子」となったのでオチはつけなければならない
ただ、年少組のお姉さんを務めるまゆは是非見たい
次の方どうぞー?
ガチャ
礼子「ただいま戻りました。今日は冷えるわね」
礼子「……あら、誰も居ないのかしら?」
テテテテッ
礼子「?」
仁奈「れーこおねーさんおかえりなせー!」
礼子「あら仁奈ちゃん、ただいま……仁奈ちゃんしか居ないの?」
仁奈「はい! 仁奈はお留守番してやがりました!」
礼子「そう……まったく、こんな小さな子だけにするなんて、プロデューサーもちひろさんも何考えてるのかしら」ブルッ
礼子「ん、ちょっと冷えるわね。仁奈ちゃんは寒くない?」
仁奈「仁奈はモフモフなのでだいじょーぶですよ!」
礼子「確かに暖かそうなヒツジさんね」
仁奈「れーこおねーさんは寒いでごぜーますか?」
礼子「そうね、ちょっと寒いかな」
仁奈「だったら……」ゴソゴソ
礼子「仁奈ちゃん?」
仁奈「れーこおねーさんもこれを着るです!」
礼子「え、私も……? でも流石に、仁奈ちゃんのキグルミは無理……」
仁奈「こんなこともあろーかと、お母さんのを持ってきたのでごぜーます!」
礼子「そ、そう……(流石に、仕事以外でキグルミはちょっと……)」
仁奈「着ねーのでごぜーますか?」シュン
礼子(い、今のうちなら、大丈夫かしら……?)
礼子「それじゃ、ちょっとだけ借りるわね」
仁奈「はい!」パァッ
礼子(子供には勝てないわね……)
礼子「ど、どうかしら……」
仁奈「とってもお似合いでごぜーますよ!」
礼子「そう、どうもありがとう。それにしても本当に暖かいわね」
仁奈「……れーこおねーさん、抱っこしてもらってもいいでごぜーますか?」
礼子「あらあら、甘えん坊になっちゃった?……それじゃ仁奈ちゃん、ここにいらっしゃい」ポンポン
仁奈「ん……」ギュッ
礼子「ふふ、仁奈ちゃん暖かいわ」
仁奈「れーこおねーさんもモフモフであったけーでごぜーます」
礼子「お母さんも良くキグルミ着てるの?」
仁奈「たまに着やがります。一緒に遊んでくれるのでごぜーます」
礼子「良いお母さんね」
仁奈「はい……」ウツラウツラ
礼子「眠くなっちゃった?」
仁奈「だい、じょー……」スー、スー
礼子「……おやすみなさい」
礼子(考えてみれば、私もこれくらいの子供が居てもおかしくない歳なのよね……)ハァ
礼子「……ぁ、暖かくなったら、私、も……」スー
P「ただいま戻りましたー」
P「って、あれ? 誰も居な……」ビクッ
P(でっかい仁奈!?)
P「……と思ったら、礼子さんか」フゥ
礼子「……」
仁奈「すー……すー……」
P「仁奈を抱っこして、仲良く寝ちゃって」
P「ヒツジの親子、だな」
礼子「……お父さんヒツジも、一緒にどう?」
P「っ!?……お、起きてたんですか、心臓に悪いなぁもう」
P「しかし……珍しい組み合わせですね」
礼子「そう、かもね……」
P「でも仲の良さそうな親子にも見えますよ」
礼子「そう?」ジッ
P「仁奈を見つめてどうしたんですか?」
礼子「養子縁組しちゃおうかしら」
P「」ブッ
礼子「冗談よ?」
P「あ、当たり前ですよ!」
礼子「プロデューサーが悪いのよ。未婚の女性に対して投げかけて良い言葉ではないわ」
P「……すいませんでした」
おわり
P「よっこい、しょと」ガタガタ
P「うし、こたつ設置OK!」
P「あああああったけー」
P「ようやく事務所にもこたっちゃんが……なお自己出費の模様」
P「ちくしょうちひろさんめ、いいじゃんかこたつくらいよー」ブツブツ
ガチャ
小梅「お、おはよう、ございます」
P「お、小梅か。おはようさん」
小梅「あ、Pさん……おはよ、です」
P「ほら、外寒かったろ? こっちゃ来い来い」
小梅「おこた……♪」トテトテー
P「はいいらっしゃーい」
小梅「こっち、こっちがいい……!」
P「ん? っとと、なんだ小梅。俺と同じとこがいいの?」
小梅「う、う、うん……Pさん、の膝の上が、いいの……」テレ
P「んもう、きゃわいいなぁ。どれ、胡座かくからお座り」
小梅「ん……え、えへへっ」ポスン
P「よいせ、よいせ……こたつ寄せて、抱き小梅完成だ」ギュ
小梅「えへ……Pさんあったか……」スリスリ
P「小梅もあったかだぞー。体温高いなぁ」ナデリナデリ
小梅「んふ……くしゅ、くすぐったいよ……」
P「だって小梅がかわいいからなー」ナデコナデコ
小梅「あう、あうあうー」ニヘラ
P「可愛い! おーそうだ、小梅か可愛いから忘れてた」
小梅「?」
P「年末のさ、ガキの使いやないんやで、って番組の、笑ってはいけないシリーズあるだろ?」
小梅「うん……し、知ってる」
P「で、毎回肝試し企画があるんだが」
小梅「! うん……!」
P「なんと、小梅にオファーが来ました!」
小梅「ほ、ほ、ほんと!?」
P「ほんとほんと。しかも最後は小梅のライブで盛り上げるんだ。どうだ、やるか?」
小梅「や、やるっ! わ、私、頑張る!」
P「はは、いつになく興奮してるな……そんなに嬉しいか? いや、当たり前か。小梅も今まで頑張ってきたもんなぁ」
小梅「だ、だって……!」キラキラ
小梅「あの番組、いつも最初から最後までみんなが『いる』の……!」ワクワク
P「えっ」
小梅「みんな、や、優しそうだからっ……たの、楽しみ! と、友達になりたい……!」テカテカ
P「えっ」
おわり
P「ただ今戻りましたぁー」ガチャ
P「うう…寒い…」
藍子「お帰りなさい、プロデューサー」
P「ああ、ただいま。…あれ、藍子一人だけか。他のみんなは?」
藍子「それがこの大雪で足止めされちゃってるみたいで…。社長とちひろさんたち車動かせる人たちは迎えに出払っちゃってます」
P「電車も止まってるもんな…」
藍子「飛行機も運航停止しましたよ」
P「デイ・アフター・トゥモローみたいだな…」
藍子「小説か何かですか?」
P「映画だよ。氷河期が現代に起こって地球が凍っちゃうんだ」
藍子「怖いですね…。と、いうかですね」
藍子「何もこんな時にその話をしなくてもいいじゃないですか!」プンスカ
P「はは、悪い悪い」
藍子「もう…。外の天気見てからそういう冗談は言ってください」
P「ああ…」
ビュオオォォオオオ
P「まったく止む気配ないな…」
藍子「横殴りの吹雪ですね…」
P「こりゃ、最悪事務所で夜を明かす事になりそうだな」
P「ちょっと社長とちひろさんに電話してみるよ。藍子、悪いけど電話番してもらえるか」
藍子「あ、はい。わかりました」
P「はい…えっ、今は、はい。はい、俺と藍子だけです。はい、はい」
P「へ…しませんよそんな事!」
P「はい、お疲れ様です。気をつけて帰って下さい」
P「…狼になんてならないです! もう切りますからね!」
ブツッ
P「ったく」
藍子「あのー…ちひろさんはなんて言ってたんですか」
P「ああうん。藍子は家に返してやれだってさ」
藍子「え…」
P「急かすようで悪いけど、身支度整えてくれるか? 車が動かせるうちに移動しないと」
藍子「なんだかすみません…」
P「これもプロデューサーの仕事のうちさね。ほら、準備して」
藍子「はい」ゴソゴソ
P「留守電良し、戸締り良し」チェック
P「藍子行くぞー」
藍子「あ、はいぃ…。わ…っ!」ツルッ
P「おっと」グイッ
P「足元凍ってるから気払えよー」バダム
藍子「はい…」バダム
藍子「あの…プロデューサーのこと信用しないわけじゃないんですけど…」
藍子「この車チェーンとかって」
P「聞くな」
藍子「……降ります」
P「待て待てプロデューサージョークだ。さっき付けておいた」
藍子「冗談は時と場合を考えて言ってくださいって私言いましたよね…!」プルプル
藍子「ほんっとーに怖いんですからね!」ガー!
P「誠に申し訳ありませんでした」
藍子「ほんとにもう…」
P「悪かったって。…ではでは、安全運転で発車しまーす」ブロロ
ゴトゴトゴトゴト...
藍子「ゆ、揺れますね」
P「俺初めて乗ったんだけどこれちょっと楽しいな」
藍子「楽しい?」
P「ああ。遊園地の乗り物みたいでわくわくする」
藍子「…おふざけは今は我慢して下さいね」
P「合点承知の助」ブロロ
藍子「あの、こんな吹雪の中送っていただいて有難うございました」
P「いいってことよ。じゃ、また明日な。あったかくして寝ろよ」
藍子「はい。…その、プロデューサーはこのあと」
P「うん、俺は事務所に泊まるよ。この雪じゃ家まで帰れそうにないし」
藍子「えっと、その事なんですけど」
P「ん?」
藍子「うち…泊まって行きませんか?」
P「それは無理だ。アイドルじゃなくても女の子が男を家に上げるなんて」
藍子「でも、この天気で事務所に泊まるとプロデューサー風邪引いちゃいます」
藍子「私はそのほうが困ります」
P「いや…だって」
藍子「だってもへちまもありません。ほら、上がって下さい」グイ
P(こうならないようにってちひろさんに釘刺されたんだよな…)
P(ま、バレなきゃいいか)
藍子「今温かいもの作りますから座ってて下さい」
P「あ…ああ…」
P(藍子の部屋…いかにも女の子って部屋してるな…)
P(なんかいい匂いする)
藍子「はいどうぞ。…インスタントのスープですみません」
P「有難う。温かさが骨身にしみるな…」
藍子「どういたしまして。ってうわぁ…プロデューサー。爪が真っ青ですよ」
藍子「もう…」ギュッ ハァー
P「藍子…そんな息吹きかけなくても」
藍子「だーめです。こんなに冷たくして…。あっ、そうだ」グイ
藍子「こうやって私の首筋に…ひゃ、冷た…」
藍子「えへへ…こうやってるとこ」
バツン!
藍子「え…」
P「て…停電…」
ガコガコ
P「だめだ…ブレーカー入ってるのに動かない」
P「これ大本からやられてるんじゃないか…?」
藍子「そんな…」
P「困ったな」
藍子「ヒーターつけられませんね…」
P「車まで戻れば」
藍子「外吹雪ですよ? 幸いガスは使えますし、うちに居ましょ? ねっ」
P「藍子…。お前、この状況楽しんでないか」
藍子「バレちゃいました? 映画みたいでちょっと楽しいです」
P「気楽だな…」
藍子「プロデューサーがそばに居ますから」ニコッ
P「そ、そうか」
P(なんだか卑怯だ)
藍子「雪の降る夜って静かなんですね」ウツラウツラ
P「雪は吸音性があるらしいぞ」
藍子「へえ…じゃあ雪でレッスン室作ったら経済的ですね」
P「維持に手間掛かりそうだな」
藍子「むぅ。名案だと思っ、たんですけど…」コクッ コクッ
P「眠くなったか。ほら、毛布被れ」
藍子「すみません」モゾモゾ
藍子「ん…」ギュ
P「こらくっつくな」
藍子「プロデューサー…あったかいですね…」スゥ…
P「おい……」
P(ま、泊めてもらってるのは俺だし。抱き枕になるくらいいいか)
P(いい匂いするし柔らかいし)
P(俺も寝よう)
藍子「…ロ……ューサー!」ユサユサ
藍子「プロデューサー! 起きて下さい」ユサユサ
P「んっ、おっ、んぁ…おはよう藍子」
「はい♪ おはようございます」
P「雪はやんだのか?」
「晴天ですよ」ニッコリ
P「それはよかっ…た……」ダラダラダラダラ
P「おはようございますちひろさん今日もご機嫌うるわしゅ」
ちひろ「麗しくないです! こうならないようにって昨日言いまし
たよね!」ガー!
藍子「ごめんなさいちひろさん。私がどうしてもって」
ちひろ「それでも申し出を受けたのはプロデューサーさんですから。悪いのはこの人です」
P「本当にすみませんでした…」
ちひろ「さ、プロデューサーさん事務所に行きましょう。たっぷりお説教してあげますからね」
P「はい……」
藍子「あの」
ちひろ「藍子ちゃんは午後からですので、身だしなみを整えてから出社してくださいね」ニコッ
藍子「あ、はい」
ちひろ「ではまた後で」
バタン
藍子「ちひろさん…怒らせると怖いんだなぁ…」
藍子「あ。これ…プロデューサーの使ってた毛布」
藍子「……」
モゾ
藍子「プロデューサーに抱っこされてるみたい」
藍子「えへ」ニヘラ
おしまい
元スレ
ちひろ「じゃあまずはこちらをどうぞ」
P「……ぶっ!? これをいつの間に……」
ちひろ「それは企業秘密ですよ」(ニッコリ
P「しかも思いっきりタイムリーな……」
ちひろ「周りから見たらどう映ってるか、じっくり見てみましょうか」
―――――
――――
―――
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:38:52.47 ID:LXdqDUQ20
十時愛梨(18)
http://i.imgur.com/ulED1.jpg
スタスタ……
P「ふぅ……今日はお疲れ。愛梨」
愛梨「はいっ、お疲れ様でした! いやぁLIVEは熱かったですね……」
P「暑かったなぁ……何度愛梨が脱ぎだしそうになったことやら」
愛梨「え、えへへ……暑くなっちゃうとつい」
愛梨「でもでも、もうお外に出て今は十分涼しいですよ! これなら脱がなくて済みますね」
P「それでもこの季節にしてはすっごい薄着だけどな?」
愛梨「えーっ、今ちょうどいいぐらいですよぉ」
P「コートに少し薄手のシャツで胸元開けて……見てるこっちが寒くなりそうだよまったく」
愛梨「体はそんなに冷えてないですよ? ほらっ」ピトッ
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:42:45.99 ID:LXdqDUQ20
P「!? お、おい愛梨俺の手をどこに当てさせて!?」
愛梨「どこって……開いてる胸元に……ってきゃぁ!」
愛梨「はぅぅ……Pさんに胸を触られ……」
P「い、今のは愛梨が触らせたんだろうがっ、誤解を招く言い方をするなっ」
愛梨「あうう……すみません……」
P「ま、まぁ確かに愛梨は暖かかったというか柔らかかったというか……寒くないのなら大丈夫だな! うん!」
愛梨「今……あったかいのは本当ですから」
P「……ん、そうか」
愛梨「こうやって……二人で歩いてて、ちょっぴりいい雰囲気で……なんかこういうのいいなって……」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:45:39.95 ID:LXdqDUQ20
P「…………」
愛梨「ちょ、ちょっとPさん何かいってくださいよー! 『あぁ、いい雰囲気だな』とか『俺もそう思う』とかー!」
ガサッ
愛梨「……え? なんですか? この紙袋…」
P「開けてみ」
ガサガサッ……
愛梨「あ、シルバーのブレスレット……?」
P「今日は何の日か……分かるよな? プレゼントだよ」
愛梨「えっと……クリスマスには早いですし……イベントはまだ終わってないですし……うーんと……」
P「おいおい、一番重要なのが抜けてるじゃないか……愛梨の誕生日だろ?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:49:16.30 ID:LXdqDUQ20
愛梨「……あっ! えへへ……お仕事ですっかり忘れちゃってました」
P「まったく……まぁそういう訳で、ハッピバースデー愛梨」
愛梨「……………え、えへへ……今すっごい嬉しいです……なんかちょっと涙が出そうに……」
P「喜んでもらえて何より、かな。今日は愛梨の誕生日だし他にも何かあったら色々聞いてやるぞ?」
愛梨「えっと……そ、それじゃあこのブレスレット、つけてもらっていいですか?」
P「おう、それくらいならお安い御用だ」
ソッ……パチン…
P「ほい、右手に付けてあげt」
ダキッ
愛梨「……えへへ、捕まえちゃいました♪」ギュッ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:51:53.09 ID:LXdqDUQ20
P「お、おい愛梨? いきなり抱きつくのはちょっと」
愛梨「色々聞いてくれるんですよねっ? じゃあ少しこのままで居させてくださいっ」
P「………………はぁ、ちょっとだけだぞ? 街中なんだからファンやパパラッチに見つかったら大変だ」
愛梨「Pさんあったかい……えへへ」
P「……まったく」ギュッ
愛梨「………………」
愛梨(勢いあまって抱きついちゃったけど……これすっごく恥ずかしい!!)
愛梨(顔から火が出ちゃいそう……でも離れたくない……)
愛梨(でも熱い……)
愛梨(でも離れたく………)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:55:14.60 ID:LXdqDUQ20
愛梨(熱い………離れたく………熱い……熱い……あつ……ぬぎ……ぁぁぁ)
愛梨「ぁぁああ熱いですっ!」ガバッ
P「!?」
P「ちょっ、愛梨まて落ち着け! 今ここで脱ぐのはよすんだ!」
愛梨「手を離してくださいっ! もう熱くて我慢できませ……ちべたっ!?」
シン……シン……
愛梨「あっ……雪?」
P「お……雪だな、12月の始めだってのに珍しい」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:58:01.08 ID:LXdqDUQ20
愛梨「わぁ……綺麗ですね……」ギュッ
P「ん……手、握ってきてどうした……暑かったんじゃなかったのか?」
愛梨「体はまだ暑いですけど……雪の時は指先が冷えちゃうんです、だから」
P「そうか」ギュッ
愛梨「これで、ちょうどいい感じですよっ」
P「……ま、とりあえず歩くか」
愛梨「はいっ!」
スタスタ……
愛梨「……あとで雪かきとかしなきゃですかね?」
P「いや秋田ほど積もったりしないから」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 18:59:40.55 ID:LXdqDUQ20
―――
――――
―――――
ちひろ「愛梨ちゃんにプレゼントしてあげたんですね?」
P「えぇ、まぁ忙しい合間を縫って用意したので大したものじゃないですが……」
ちひろ「プレゼントしてくれることに意義があるんですよ!」
P「……因みにこれ以外の映像は…?」
ちひろ「ご安心ください! これ以外は全て、抑えてあります♪」
ちひろ「その上、いつでも、どこでも、どんな時でも全て! 映像に収めてありますので」
ちひろ「どんどん次いってみましょう!」
――――――
―――――
――――
--寒い季節はやっぱあつあつがいいねEND--
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:10:02.34 ID:QkOqnd1I0
多田李衣菜(17) わたりーなちゃんは超ロックですよ!
http://i.imgur.com/Df0hp.jpg
http://i.imgur.com/QZ7vT.jpg
李衣菜「おはようございますっ」バンッ
P「おう李衣菜、おはようさん」
李衣菜「寒いですけど、今日もロックにいきますよ!」
P「へいへいロックロック」
李衣菜「もーPさん! いい加減に私のロック魂を認めてください!」
P「なーにが魂だ。あれか、フラフラ行ったり来たりする浮遊霊の魂的な感じか?」
李衣菜「ちーがーうー!私はロックなんです! R!O!C!K! ROCKなの!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:16:55.21 ID:QkOqnd1I0
P「おお!! ついにロックのスペルを覚えたか! よくやった!」ナデナデ
李衣菜「えへへ♪」
李衣菜「ってちがーう! このバカプロデューサー! おたんこなすー!」ベシベシ
P「あ、このやろー。上司に向かってバカとは……よし、そこまで言うならテストだ」
李衣菜「テスト?」
P「お前が本当にロックなら、簡単に答えられる問題だ。どうだ、やるか?」
李衣菜「あったりまえです! Pさんに私のロックを見せてやるんだから!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:22:15.52 ID:QkOqnd1I0
P「おうおう、やる気だな」
李衣菜「さぁさぁ早く!」
P「よし、テンポ良くいくぞ」
P「にさんが?」
李衣菜「は?」
P「ほれ、はよ答えい。にさんが?」ニヤニヤ
李衣菜「……ろく」
P「ほい次、小説で有名な探偵は?」
李衣菜「? ……あ、シャーロック・ホームズ?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:28:17.32 ID:QkOqnd1I0
P「よしよし。ゲジゲジ眉毛の?」
李衣菜「んと、ロック・リー」
P「慎吾ママの?」
李衣菜「おはロック!」
P「ティウンティウンは?」
李衣菜「ロックマン!」
P「地球のヘソは?」
李衣菜「エアーズロック! へへん、どうです!」ドヤァ
P「さすが李衣菜だ。次で最後だぞ」
李衣菜「さぁ来い!」
P(最初からロック関係ないのに、なんでノリノリなんだこいつ……)
33: >>31ほ、ほら最近また慎吾ママ出たし! 2012/12/08(土) 19:34:54.13 ID:QkOqnd1I0
P「ロックでクールなアイドルと言えば?」
李衣菜「!!」
李衣菜「当然!」
李衣菜「この!!」
李衣菜「私です!!!」
P「李衣菜はロック!」
李衣菜「私はロック!」
P「ロック!」
李衣菜「ロッカー!」
P・李衣菜「ロッキストぉぉぉおおお!!」
P(あー楽しい)
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:43:18.53 ID:QkOqnd1I0
P「よーしこれで李衣菜は真のロッカーだ! まさにプロレベル!」
李衣菜「いやいやいやそんなそんなそんな」テレテレ
P(ちょろい)
李衣菜「うへへへへ」ニヤニヤ
P(……ま、こんな俺なんかに付いて来てくれたしな)
P「そんな李衣菜に豪華プレゼントだ」
李衣菜「えへへへ、へ?」
P「ほらこれ、前から欲しがってたヘッドホンだよ。CDデビューおめでとう、李衣菜」
P「クリスマスプレゼントは今から買いに行くぞ。お前意外とオーディオマニアだしな、なんか別な欲しいものでも」
李衣菜「あ……あ……」
P「どした?」
李衣菜「ありがとおおおおPさあああああん!!!」
李衣菜「わ、わ、わ! これ本物!? ぃやっったああああ! うっ……ひょおおおおお!!!」
P「お、おう」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:49:44.08 ID:QkOqnd1I0
―――
――
―
P「ほら、行くぞー。早くしないと、雪降ってくるぞ」
李衣菜「ま、待ってくださいー」
P「ったく、事務所中走り回りやがって……怒られるの俺なんだけど?」
李衣菜「うぅ……だって嬉しかったんだもん……」
P(やっぱり)
P「可愛い」
李衣菜「だから! ……もー。いいですよ、それで」
P「……どういう心境の変化?」
李衣菜「えと、Pさんに可愛いって言われるのはそんなに……悪くない、というかですね、その」ゴニョゴニョ
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:54:18.43 ID:LXdqDUQ20
(ちょろかわ)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:55:19.44 ID:QkOqnd1I0
P「……そかそか」
李衣菜「……はい」
P「一年間、一緒にやってきたけどさ。李衣菜には才能あるって俺は確信してるから」
P「ロックなアイドルになった李衣菜が、俺には見えてる」
李衣菜「!」
P「これからもよろしく頼むよ、李衣菜」
李衣菜「……はいっ!」
ギュッ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 19:56:12.50 ID:QkOqnd1I0
P「なぁ、何が欲しい?」
P「つっても、まだクリスマスには遠いけどな」
李衣菜「んーと、んーと……Pさんがくれるものなら何でも!」
P「……お前ってほんと可愛いよな」
李衣菜「へへ、ありがとです!」
P「そうそう、今日はあのジョン・レノンの命日なんだぞ、知ってたよな当然」
李衣菜「?」
P「おいにわかおい」
おわり
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:14:30.28 ID:7/jpR9ZY0
市原仁奈(9)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801852-1354965045.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801853-1354965045.jpg
三船美優(26)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801854-1354965045.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801855-1354965045.jpg
仁奈「美優おねーさん、仁奈は別にひとりでもだいじょーぶでごぜーますよ」
美優「ごめんね……いちおう、だから。荷物も多いし、ね?」
仁奈「むー、仁奈はそれぐらいかるいもんでごぜーます」
美優「……じゃあ、仁奈ちゃん」
仁奈「なんでごぜーますか?」
美優「私の買いたいものにも、付き合ってくれるかな……?」
仁奈「美優おねーさんのお買い物でやがりますか?」
美優「うん。頼れる仁奈ちゃんについてきてほしいなぁって……」
仁奈「ふふん、そこまで言われたらしかたねーですね!」
美優「よかった……」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:17:48.57 ID:7/jpR9ZY0
美優「仁奈ちゃんは、とっても元気ね……」
仁奈「きぐるみパワーでごぜーます! へへーん。あったけーんですよ」
美優「うん、とってもあったかそう」
仁奈「美優おねーさんもきてーですか?」
美優「私は……」
仁奈「?」
美優「……羊の、きぐるみで……オオカミと……なんて……」
仁奈「よくわかんねーですけど、顔が真っ赤でやがりますよ?」
美優「あ、あのね。なんでもないから、大丈夫……」
仁奈「そーですか?」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:23:19.77 ID:7/jpR9ZY0
美優「……プロデューサーさんも、きぐるみは好きなのかしら……?」
仁奈「仁奈のこともふもふしてーってよくいいやがりますし、好きだと思うですよ」
美優「仁奈ちゃんは、ふかふかで気持ちもいいし……夢中になるのもわかるかも……」
仁奈「えっへん!」
美優「……」
仁奈「美優おねーさん?」
美優「あ、いえ。なんでもないの……ただ」
仁奈「なんでごぜーますか?」
美優「仁奈ちゃんは9歳、私はその3倍……って思うと。まるで……」
仁奈「まるでママみてー、ですか?」
美優「……」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:28:55.06 ID:7/jpR9ZY0
仁奈「そしたらパパはPでごぜーますね!」
美優「そ、それは……」
仁奈「それでそれで、おねーちゃんが杏おねーさんで、おじいちゃんがあいおねーさんでー」
美優「……? 仁奈ちゃん、それって」
仁奈「おままごとですよ?」
美優「そ、そうよね……おままごと……でも、私がママで、プロデューサーさんがパパか……」
仁奈「うーん、隣の家の凛おねーさんとのふりんでしゅらばになりやがるんですね……」
美優「仁奈ちゃん!?」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:31:18.70 ID:7/jpR9ZY0
仁奈「なんでごぜーますか?」
美優「う、ううん。そういうのって、どこから聞いてくるのかなって……」
仁奈「最近のトレンドでやがりますよ」
美優「最近の……そう……」
仁奈「美優おねーさん?」
美優「ううん、少し……驚いているだけだから。さ、仁奈ちゃん」
仁奈「お、とーちゃくでごぜーますね!」
美優「仁奈ちゃんのおつかいと、私の買いもの。一緒に済ませちゃおうね?」
仁奈「おやすいごよーですよ!」
おわり
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:42:01.70 ID:CsTSvBt80
イヴ・サンタクロース
ttp://s-up.info/view/201201/062802.jpg
関裕美
ttp://s-up.info/view/201201/062803.jpg
東郷あい
ttp://s-up.info/view/201201/062804.jpg
イヴ「冬ですねぇ」
裕美「そうだね」
イヴ「Pさんに何をプレゼントしましょう」
裕美「マフラーとかでいいんじゃないかな?」
あい「マフラーか……」
裕美「あいさん、編む?」
あい「生憎、そういうのは疎くてね……」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:45:58.75 ID:CsTSvBt80
イヴ「それなら私たちでPさんを温めてあげませんかあ?」
あい「……? 皆で何か防寒具を送るってことかい?」
裕美「いいかもね、じゃあ私はマフラーを編むよ」
イヴ「じゃあ私は帽子ですねぇ☆」
あい「私は……それなら手袋かな?」
裕美「編み方はカタログを見ながら勉強していくしか……」
イヴ「がんばりましょー☆」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:53:32.93 ID:CsTSvBt80
あい「イヴ、本業は大丈夫なのかい?」
イヴ「大丈夫ですよ☆ 今年はなんとかなりそうです!」
裕美「良かった」
あい「さて、勉強がてら買い物に行こうか」
イヴ「いきましょー☆」
裕美「ふふっ、プロデューサーさん……びっくりするだろうね」
イヴ「喜んでくれるといいですよねぇ♪」
あい「……久々に乙女心全開ってところかな」
おはり
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:57:41.41 ID:nWlHvibj0
市原仁奈(9)
P「今日も寒いなぁ……。事務所にはストーブがあるからまだマシだけど。仁奈は大丈夫か?」
仁奈「仁奈にはキグルミがあるでごぜーますよ! うらやましいでごぜーますか?」
P「おお、確かに暖かそうだ。まあ、仁奈が風邪をひかなきゃ、俺なんて別にいいんだけどね」
仁奈「Pは寒くて大丈夫なのでごぜーますか? モフモフしやがってもいいのでごぜーますよ?」
P「んー……それは絵面的になあ……」
?「やっほー。おはようございまーす!」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 20:59:43.89 ID:nWlHvibj0
城ヶ崎莉嘉(12)
莉嘉「あれ? Pくんと仁奈だけ? ちひろやみんなは?」
莉嘉「てか今日寒―い! いいなあ仁奈は。Pくんに車で送り迎いしてもらえるもんね」
P「そりゃあ9歳に一人歩きなんてさせられないしな」
莉嘉「リカも毎回車がいーのに!」
P「俺の体が二つあればなあ」
莉嘉「んー、莉嘉も成長期だし、一人で頑張って来れるからその代わりに、ずっと莉嘉のことプロデュースしてね?」
P「ああ、もちろん。頑張らせてもらうさ」
莉嘉「へへー☆ 所で、二人で何の話してたの?」
仁奈「寒いなら仁奈でモフりやがれって話でごぜーますよ!」
莉嘉「モフる?」
P「こ、こら仁奈」
莉嘉「えー!?Pくんえっちー」
P「そういうのじゃないんだがな……」
莉嘉「今日はそういう事にしてあげる☆ ねえねえ、それじゃあ今からPくんの事温めてあげるよ!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:02:17.71 ID:nWlHvibj0
美優「えっと……一体、何を……?」
P「み、三船さん!?」
三船美優(26)
莉嘉「あ、おはよー☆」
仁奈「おはよーごぜーます!」
美優「あの、何をしているんでしょうか……?」
莉嘉「Pくんを囲んでおしくらまんじゅうしてるの! おーしくらまーんじゅう、おされてなくな!」ポフンポフン
仁奈「おーしくらまーんじゅう、おされてなくなでごぜーますよ!」ポフンポフン
P「ははは……」
莉嘉「美優さんもほら、Pくん温めよー!」
美優「ええっ!? わ、わたしも!?」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:04:59.56 ID:nWlHvibj0
P「り、莉嘉!」
莉嘉「おーしくら、まんじゅーう! おされてなくなー!」ポフンポフン
美優「えと、その……」
莉嘉「おーしくら、まんじゅーう! おされてなくなー!」ポフンポフン
美優「あ……」
美優「…………」
P「え、み、三船さん? べ、別にいいんですよ?」
美優「ご、ごめんなさい……失礼します……」
美優「お、お…………」
美優「おーしくら……まーんじゅう、お、おされて、なくな……」ポフ……ポフン……
P「わ、わわ」
莉嘉「おーしくら、まんじゅう!おされてなくな!」ポフンポフン
仁奈「おーしくら、まんじゅう!おされてなくなでごぜーますよ!」ポフンポフン
美優「おーしくら、まーんじゅう、おされてなくな……」ポフ……ポフ
―――――――――――――――――――――――――――
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:07:14.61 ID:nWlHvibj0
P「…………」
ちひろ「へー、私が居ない時にそんなことが。防犯カメラが意外な役目を果たしましたね」
P(防犯ってより、あれは隠し……)
ちひろ「……おーしくら」ボソッ
P「!?」
ちひろ「本当は制止できたんじゃないですか? 子どもたちならまだしも、三船さんにまでやらせるなんて」
P「それは、その」
ちひろ「すけべ」
P「……こ、このことは内密に」
ちひろ「そこでモバコインですよプロデューサーさん!」
おわり
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:26:36.08 ID:xK40pseoO
若林智香
http://upup.bz/j/my19275TsdYtoKeKPYF4atY.jpg
http://upup.bz/j/my19276xsjYtkwlTSz_1G_A.jpg
P「さつま汁、食べるだろ?」
智香「はーいっ☆」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:29:33.03 ID:xK40pseoO
P「この間は、本当にすまなかった」
智香「この間……?」
P「ほら、寒中水泳の」
智香「ああ☆」
智香「ひゃっほーう☆ プロデューサーさん、今日のお仕事はなんですか?」
P「今日は寒中水泳大会の、実況と応援の仕事だ」
智香「そ、そうですか。寒そうですよね……」
P「安心しろ、別に智香が寒中水泳をするわけじゃない」
智香「そうか……そうですよね。よーし、私がんばって応援しちゃいますねー☆」
P「その意気だ! 寒さを吹き飛ばすような、智香のパッションを参加者にも視聴者にも見せつけてやるんだ!!」
智香「はいっ☆」
P「ただし智香の衣装は、いつものチアだがな!!!」
智香「えっ……」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:32:28.33 ID:xK40pseoO
現場にて
智香「さ、さささ、寒いですプロデューサーさん」
P「ああ、今日の気温は2度。予想最高気温も6度。参加者の皆さんには、頭が下がるな」
智香「か、鹿児島の12月の平均気温は10度ぐらいですよー」
P「あの人なんか、ブーメランしか身につけてないぞ」
智香「普段から寒中水泳をしている人と、私じゃあ違いますよおっ。この衣装、ノースリーブにミニスカなんですよ!」
P「ああ。智香は本当に、そのチア衣装が似合うなあ……」
智香「え? そ、そうですか?」
P「ああ! 智香の元気さ、健康的な魅力が、チア衣装から存分に伝わってくる」
智香「ありがとうございますっ☆」
P(特にその腋が……)
智香「? プロデューサーさん、なにか?」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:35:19.13 ID:xK40pseoO
P「い、いや。ともかく、この寒さの中でも元気な智香のはじけるような魅力を、存分に発揮してくれ! 智香ならできる!!」
智香「わかりました! 私、がんばっちゃいます☆」
本番中
智香「うう、とはいえやっぱり寒いなあ……あれ? このポンポン?」
智香「中にカイロが……あったかい。もしかしてプロデューサーさんが……」
智香「ありがとう……プロデューサーさん」ギュッ
智香「フレー☆ フレー☆ みなさん、がんばってください! この若林智香、みなさんを応援しちゃいまーす☆」
P「大きなアクション、あの笑顔、そして腋……いやいや、心底みんなを応援している気概。やっぱり智香は最高だ」
収録後
P「良かったぞ! 智香」
智香「……」
P「智香?」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:38:11.20 ID:xK40pseoO
智香「う、うう、プロデューサーさん。収録が終わったら、なんか気が抜けて……」
P「と、智香? 智香!」
事務所にて
P「悪かったな、智香。無理させて」
智香「もう大丈夫ですよお。温かい所で、温かい物食べたらまた元気になりましたっ☆」
P「いや、反省したよ。だけど……」
P(智香の、今の営業スタイル……応援型アイドルというスタイル)
P(そしてあのチアコス衣装、この方向性は間違っていない)
P(智香の魅力を引き出し、そして智香自身が応援が大好きという個性を伸ばしている)
P(なにより、あの腋が……)
P「俺は、あの衣装の智香の事にぞっこんだからな……」
智香「え?」
P「い、いや、なんでもない! さつま汁、もっと食べるか?」
智香「はーい。いただきますっ☆」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:41:17.40 ID:xK40pseoO
P「ああ、待ってろ。今、よそってやる」
P(とはいえ、南国育ちの智香に、真冬にもあの衣装は酷だよな……これからサッカーやラグビーの屋外競技の仕事もどんどん入ってるし……)
P(でも厚着をしたら、智香の魅力が……なによりあの腋が……)
P「智香の魅力を最大に引き出しつつ、智香に寒い思いをさせずに済む方法……」
P「そうかっ!」
智香「はい? どうしたんですか?」
P「ふふふふふ。さあ智香、食べろ食べろ。美味しいぞ」
智香「? はい」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:45:00.64 ID:xK40pseoO
時は戻って再び事務所
智香「あの時は寒かったですっ」
P「そうだろう。そこで智香! これが智香の新しい衣装だ!!」
智香「ええっ!? こ、これ……」
P「ダウンのコートだ。色合いをオレンジにしてあるから、智香にもバッチリ似合うだろ?」
智香「い、いいんですか? チア衣装じゃなくて」
P「この間みたいな寒い思い、智香にもうさせるわけにはいかないからな」
智香「プロデューサーさん……私のことを……」
P「さあ、着てみてくれよ」
智香「はいっ☆ じゃあ着てきますね」
智香「ひゃっほーう☆ プロデューサーさん、これすごくあったかいですー!」
P「そうか。喜んでもらえて、なによりだ」
智香「私、このコートを着ててもちゃんとこうして応援を……きゃっ! つ、冷た!? え?」
智香「プロデューサーさん、このコート腋の部分だけ……無いんですけど」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:47:32.44 ID:xK40pseoO
P「ああ! 厚手のコートでもこれなら智香の魅力が隠れることもない。我ながら良いアイディアだろ?」
智香「いやその……恥ずかしいですよ、これ」
P「へ?」
智香「腋だけ丸見えなんて、ちょっと……」
P「え? いやいやいや、いつものチアコスは腋どころか太もももアンスコも、全部見えてるじゃないか!」
智香「チアリーデスングのコスチュームはああいうものだけど、これ腋だけ見せるってなんか……いつもよりずっと恥ずかしいです。強調してるみたいで」
P「いや、むしろ強調してるんだけど」
智香「え?」
P「それこそが智香の魅力、いや智香そのものじゃないか!」
智香「……私」
P「ん?」
智香「鹿児島に帰らせていただきますっ★」
P「え? い、いやいやいや、待って! 待ってくれよ!!」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:49:13.76 ID:xK40pseoO
智香「知りませーん★」
P「智香ー! 見捨てないでくれ、ともかあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
おわり
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:56:24.49 ID:MUhvQD590
高森藍子
http://iup.2ch-library.com/i/i0801926-1354969033.jpg
藍子「……」
P「どうした?」
藍子「何してるんですか?」
P「何って……見ての通り炬燵で仕事してる」
藍子「どうやって事務所に持ち込んだんですかこんなの」
P「課金したから」
藍子「えっ」
P「課金したんだ」
藍子「は、はあ」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:58:31.83 ID:MUhvQD590
藍子「そ、それに事務所にこんなのがあるの、ちひろさんにばれたら……」
P「大丈夫大丈夫」
藍子「ひょっとして、許可済みですか?」
P「まあね」
藍子「よく許可もらえましたね」
P「課金したから」
藍子「……よくわからないですけど、カキンってすごいんですね」
P「この世界のすべてだからな。それより入ったらどうだ。寒いだろ」
藍子「はあ。お邪魔します」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 21:59:55.58 ID:MUhvQD590
P「で、今日は何の用?」
藍子「え?……ああ!そうそう、この前撮った写真が出来たんです!」
P「ああ、トイカメラね」
藍子「はい。でも、プロデューサー、一枚も写ってませんでしたよ?」
P「苦手なんだよな、撮られるの」
藍子「えー」
P「えー、じゃありません」
藍子「じゃあ、ここで撮っちゃいましょう!」
P「おいなんでカメラ持ってるんだ」
藍子「基本的に持ち歩いてますから」
P「そういえばそんなこと言ってた気が……」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:06:17.86 ID:MUhvQD590
藍子「はーい、笑ってー。笑ってくれないと終わりませんよー」
P「じゃあ笑わない」
藍子「そんなあ」
P「それよりほら、写真見せて」
藍子「撮らせてくれるまで見せてあげません」
P「えー」
藍子「えーじゃないですよ。ほらほら」
P「急に言われてもなあ」
藍子「……じ、じゃあツーショットなら笑ってくれますか?」
P「いいけど、セルフタイマーとかあるの?」
藍子「……使い方わからないんです」
P「そっか」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:07:27.97 ID:MUhvQD590
藍子「……あの、やっぱりダメですか?」
P「……俺炬燵から出たくないんだけど、いいかな」
藍子「……! 仕方ないですね、じゃあ私がそっち行きます!」
おわれ
藍子かわいいよ藍子
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:29:45.06 ID:7/jpR9ZY0
古賀小春(12)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801991-1354972985.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801992-1354972985.jpg
小関麗奈(13)
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801993-1354972985.jpg
ttp://iup.2ch-library.com/i/i0801994-1354972985.jpg
小春「ふわぁ……そうだったの~?」
麗奈「えぇ、そうよ。残念だったわね!」
小春「う、うぅー、でも、サンタさんが~」
麗奈「ふん。いまどきサンタクロースなんて流行らないのよ」
小春「でもでも~。小春のおうちではサンタさんが~」
麗奈「あのねぇ、だから……」
??「まてまてまてぇーい!」
??「こらーっ! レイナちゃん、こはるちゃんをいじめちゃだめ~!」
麗奈「……めんどくさいのが来たわ」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:34:04.50 ID:7/jpR9ZY0
千佳「ラブリーチカ! さんじょーっ!」
光「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ……夢を守れとアタシを呼ぶ!」
光「きk」
麗奈「いいから。何よ」
光「……」
麗奈「なに?」
光「変身中の攻撃は許すけど、名乗り中はダメだろ! レイナのバカヤロー!」
麗奈「うっさいバカ!」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:38:51.88 ID:7/jpR9ZY0
小春「ちかちゃん、ひかるちゃん~」
千佳「よしよし、千佳が来たからもう大丈夫だよ」
光「対バイオロン法第6条! 子どもの夢を奪い、その心を傷つけた罪は特に重い! 覚悟はいいな、レイナ!」
麗奈「……あのね、アタシはただ現実を教えてあげただけ」
光「現実だと?」
千佳「どういうこと、こはるちゃん?」
小春「あのね、れいなちゃんがね……」
光「あぁ」
小春「サンタさんがいないっていうの……」
千佳「さんたさん?」
光「……なんだって、それは本当かい?」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:44:30.48 ID:7/jpR9ZY0
麗奈「中学生にもなって信じてるってのがありえないのよ」
光「そ、そうなのか……?」
千佳「えっ、サンタさん、いないの……?」
小春「小春はいるとおもうのに、れいなちゃんが~」
麗奈「ってバカ! なんでアンタまでへこんでるのよ!」
光「だ、だって……そ、そんなはずはない! アタシの家にもサンタは来た!」
麗奈「だからそれは親よ」
光「そ、そんな……」ガクッ
千佳「さ、サンタさんがいないなら、あたしの変身グッズは?」
麗奈「知らないわよ、親なんじゃないの?」
小春「ね、ひどいの……」
麗奈「ひどくないわよ、べ・つ・に」
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:49:13.54 ID:7/jpR9ZY0
麗奈「やれやれ、お子様はこれだから……」
イヴ「どうしたんですか~☆」
麗奈「きゃっ!?」
イヴ「あ、みんなそろって……お祈りの練習かな?」
光「あ、アタシは……いっそ白夜を……」
千佳「魔法少女がいずれ呪いを振りまく魔女に……」
小春「あのね、イヴさん……れいなちゃんが、サンタさんがいないっていうんです~」
麗奈「そんなもの信じてるのなんてガキよ、ガキ」
イヴ「……えーっと、あの~」
麗奈「なに?」
イヴ「私のフルネーム、知ってますか~?」
麗奈「フルネームって、イヴ・サンタク……え?」
イヴ「は~い☆ サンタさんですよぉ」
光「!」ガタッ
千佳「あ、そっか!」
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:52:18.86 ID:7/jpR9ZY0
麗奈「それって、ようするにただの名字でしょう?」
イヴ「違いますよぉ~☆ ちゃんと、サンタさんはいるんですよ?」
麗奈「そ、それなら証拠みせなさいよ!」
イヴ「証拠? 証拠は……えーっと……」
イヴ「……」
光「……」ドキドキ
千佳「……」ワクワク
小春「……」ニコニコ
イヴ「ありませ~ん☆」
ズドドドッ
麗奈「……ねぇ、アンタが来る前よりアホ2人のダメージが大きくなってるんだけど」
イヴ「あれあれ~?」
光「……笑えよ……」ブツブツ
千佳「……その気になれば完全に痛みも消しちゃえるんだ……」ブツブツ
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:56:16.24 ID:7/jpR9ZY0
小春「でも、サンタさんなんですよね~?」
イヴ「そうですよー☆ 私、これでもちゃんとしたサンタさんしてましたから~」
麗奈「ふんっ、口ではどうとでもいえるわよ」
イヴ「うふふ、信じてる人にだけ奇跡とサンタは来るんですぅ☆」
光「……信じるやつが……」
千佳「……ほんと?」
イヴ「サンタは嘘つきませんよ~☆」
麗奈「……」
小春「れいなちゃんも、しんじればいいのに~」
麗奈「ば、ばっかじゃないの! そんなおこさまみたいな!」
イヴ「ふふっ、素直じゃない人は損しちゃいますよ」
178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 22:59:27.73 ID:7/jpR9ZY0
麗奈「ふんだ! あんたらがどう思ってようとサンタなんていないわよ!」
イヴ「ん~、それに……」
麗奈「なによ!」
イヴ「悪い子のところには……」
麗奈「……な、なによ」
イヴ「さらっていっちゃう、ブラックサンタが……来ちゃいますよ……?」ニコッ
麗奈「ひっ……!?」
千佳「えっ、なにそれ! 聞きたい聞きたい!」
イヴ「えーっとね、ブラックサンタっていうのは~」
小春「怖いお話ですか~……ヒョウくーん、ヒョウくーん……ぺろぺろしなが聞きます~」
光「レイナ、おいレイナ!」
麗奈「び、びびってないわよ! なによ!」
光「大変だ、ブラックサタンだって!」
イヴ「サンタです~☆」
おわり
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:22:50.91 ID:MUhvQD590
ちひろ「だめですよ、また早いです」
P「もう待ちきれないんです」
ちひろ「そんなこと言われても……」
P「我慢できません」
ちひろ「で、でも、こういうのってちゃんと話し合ってからじゃないと――」
P「だからもう限界なんです!時間はまっちゃくれないんですよ?」
ちひろ「そんなこと言われたって……」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:24:58.38 ID:MUhvQD590
P「ていうかちひろさんも欲しいんでしょう?」
ちひろ「や、そんなこと……」
P「物欲しそうな顔してるじゃないですか、俺には分かります」
ちひろ「わ、私はそんなつもりじゃ!」
P「大丈夫です。悪いようにはしません。それにもう準備できちゃってるんです」
ちひろ「うわ、こんなに大きな――」
P「ね、いいでしょう?」
ちひろ「もう、仕方ないですね。好きにしてください」
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:29:33.33 ID:MUhvQD590
こうして俺とちひろさんは、クリスマスツリーの飾りつけをした。
しかし、その次の朝、きれいに飾り付けられたツリーを見て、
「飾り付けがしたかった」
と言って、仁奈が泣き出したので飾りつけを一度取り外して、また飾りつけしなおす羽目になったとさ。
おわれ
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/08(土) 23:52:40.84 ID:QkOqnd1I0
凛「……」
まゆ「……」
凛「……ねぇ、まゆ」
まゆ「なぁに、凛ちゃん」
凛「よくも顔出せたよね」
まゆ「うふ、それは凛ちゃんもですよぉ」
凛「……ふぅん。そういうこと言うんだ」
まゆ「……うふふ」
213: ちまった、ID変わってから投下すべきだった 2012/12/09(日) 00:00:26.90 ID:QkOqnd1I0
凛「今日が何の日か、知ってるよね?」
まゆ「もちろんですよ」
凛「なら、私に譲るべきだと思うよ」
まゆ「あら、どうしてかなぁ? まゆこそ、今日の主役だと思いますよぉ?」
凛「……ふっ」
まゆ「……。何がおかしいの」
216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:07:25.82 ID:r50n2mWc0
凛「これ、見てみなよ」
まゆ「……? っ!」
『渋谷凛 正妻』
凛「どう? 某検索サイトの予測候補。誰がどう見ても私の勝ちだよ」
まゆ「……」
凛「諦めなよ。プロデューサーは渡さない」
まゆ「……調子に乗らないで」
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:15:34.37 ID:r50n2mWc0
まゆ「Pさんを一番に思ってるのはまゆ。これは揺るがない」
まゆ「たかがインターネットの情報で、なんですか?」
まゆ「まゆとPさんは最初から結ばれてるの。まゆはPさんの血肉、Pさんの魂なの」
まゆ「何故それが分からないのかなぁ?」
凛「なんとでも言えば? 私の居場所は、もうプロデューサーの隣って決まってるんだからさ」
まゆ「……」
凛「……」
229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:18:54.34 ID:r50n2mWc0
凛「平行線だね」
まゆ「そうですね。もういっそのこと……」
凛「……受けて立つよ」
まゆ「まゆはリボンで」
凛「私はチョーカーかな」
232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:23:10.56 ID:r50n2mWc0
凛「……」
まゆ「……」
凛・まゆ「プロデューサー(Pさぁん)、まゆ(私)がクリスマスプレゼントだよ(ですよぉ)」
P「ここ俺んち。おまえらとっとと帰れ」
おわり
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:29:51.75 ID:N1bEPN880
♪真っ赤なお鼻の~♪
杏「何、その格好?」
仁奈「これはトナカイのきぐるみでごぜーますよ、杏おねーさん」
杏「トナカイかぁ……クリスマスも近いねぇ」
仁奈「プレゼントがすっげー楽しみですよ」
杏(この子はサンタをまだ信じてるのかなぁ……)
杏「トナカイと言えば、あれさぁ、酷い歌だよね」
仁奈「なんでごぜーます?」
杏「トナカイの真っ赤な鼻を笑う奴らって、サイテーだよね」
杏「いーじゃん、どんな姿でもさ」
杏「真っ赤なお鼻で誰かに迷惑かけたのかって話だよ」
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:31:58.00 ID:N1bEPN880
仁奈「おねーさん?」
仁奈「仁奈は、きぐるみを笑われたことがあるですよ?」
仁奈「だけど、そんなの関係ねーです。仁奈はきぐるみが大好きなのです。きぐるみアイドルになるのですよ」
杏「うんうん。そうだよね。杏も、引きこもりアイドルとして頑張るよ。できるだけ働かずに頑張らずに頑張るよ」
杏「トナカイも頑張るんだよ、サンタのおじさんと一緒に」
仁奈「おねーさんは、トナカイにお友達がいるですか?」
杏「……いないよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:34:17.10 ID:N1bEPN880
杏「何やってんの?」
???「……」
杏「事務所のカーテンにくるまって何やってんの?」
???「……」
杏「きらり?」
きらり「……きらり、おっきくてみっともないから隠れるにぃ……」
杏「はぁ? なにそれ」
きらり「みんなが、きらりのこと、おっきくてみっともないって……」
杏「はぁ……みんなって、いつものみんな?」
きらり「杏ちゃん、きらり、おっきい?」
杏「大きいね」
きらり「みっともない?」
杏「全然。第一、きらりのことをみっともないっていうのは、いつものいじめっ子連中でしょ? 学校の」
きらり「うみゅ……」
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:36:39.35 ID:N1bEPN880
杏「バカだね」
きらり「杏ちゃんも、きらりのことバカって……」
杏「違うでしょ!」
きらり「はうう」
杏「バカなのはそのイジメ連中! もう、きらりはそんなバカと同じ学校に行くこと無いよ! 杏と一緒に引き籠もろうよ」
きらり「引き籠もったら、Pちゃんに怒られゆ……」
杏「ああああ、そんな連中のいる学校なんて、休んじゃっていいの! 無理矢理行かせるんならPも悪いの!!」
きらり「Pちゃんは悪くないにぃ!」
杏「むう、ほら。そうやって自分以外のことだったら怒れるじゃないか。いじめっ子どもにもそう言ってやればいいんだよ」
杏「ほらほら、えーと、きらりんぱーではっぴっぴだっけ?」
きらり「きらりんぱわーでハピハピ?」
杏「それそれ。そうやって元気出した方がきらりらしいよ?」
杏「それにさ。杏はきらりの大きさ、好きだよ?」
きらり「にょわ?」
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:38:46.79 ID:N1bEPN880
杏「きらりは大きいから、杏を助けてよ。杏はちっちゃいから、おっきいきらりが助けてよ」
きらり「杏ちゃん、きらりが助けたらハピハピ?」
杏「うん」
きらり「……きらり、頑張って、杏ちゃんをハピハピすゆ~☆」
杏「うんうん」
きらり「杏ちゃんだーい好き!」
杏「うんう……待ってそこで思いっきり持ち上げないで、高い! 高すぎる! 天井が近い!! 天井が近いよ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:40:49.97 ID:N1bEPN880
きらり「おっすおっす♪ 今日もハピハピでがんばっ。あ、仁奈ちゃん杏ちゃん、にょわ~☆ 可愛い~~!!」
仁奈「きらりおねーさん、そんなにきつく……ぐえ」
杏「!! 絞まってる!! 仁奈ちゃんが絞まってるよ、きらり!!」
きらり「にゃ? 仁奈ちゃん、ごめんにぇ」
仁奈「だ、大丈夫でごぜーますよ……きらりおねーさん……もう少し、力を加減しやがってください」
きらり「りょーかいだにぃ。ふふ、これならへーき?」
仁奈「頭を撫でやがるのは平気でごぜーますよ?」
きらり「んっふふ、きらりも可愛いきぐるみ着てみたいにぃ」
仁奈「特注になりやがりますよ?」
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:42:52.87 ID:N1bEPN880
きらり「アイドルいーっぱいいーっぱい頑張ゆの。そうしたらPちゃんがご褒美くれゆからね」
仁奈「ふっふっふっ、きらりおねーさんも抜け目ねーでごぜーますね」
杏「ねえ、きらり」
きらり「ん~?」
杏「楽しそうだね」
きらり「皆と一緒だと、きらりはいつでもはぴはぴだにぃ」
杏「そうだね」
♪いつも泣いてたトナカイさんは今宵こそはと喜びました♪
以上、お粗末様でした。
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:57:50.71 ID:IwQsgVLj0
コタツ@事務所
P「うー、さむさむっ。コタツコタツ……」
沙織「あ、おがえりなさいプロデューサー。わだす、あったかいお茶でもお入れしますよ?」
P「おお、沙織。すまんがお願いしてもいいか?」
沙織「もちろんです」
奥山沙織(19) Pa 出身地:秋田
286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 00:59:40.04 ID:IwQsgVLj0
沙織「外、そんな寒いんですか?」
P「おお、そりゃもう寒いぞ。雪が降りそうなくらいだ」
沙織「雪、ですか。そういえば、久しく見てねーですね……」
P「沙織の育ったところは、雪がよく降るんだったっけ」
沙織「ひどいときは、毎朝雪かぎしに行がなきゃいけないくらいでしたから。雪には慣れっこっすね」コポコポ
P「へええ。それじゃあ、やっぱり子どもの頃は外で雪合戦とかしたりしたのか?」
沙織「んー、そうですね。そういう子も居だりしますけんど、わだすは家で本を読むことが好ぎでした」コトン
P「お、さんきゅ。なるほどなー。確かに沙織に本ってぴったりだもんなあ。知的美人って感じで」
沙織「びじっ……! もう、何言うんですかプロデューサー!」
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:02:42.23 ID:IwQsgVLj0
P「お、照れてるのか? 珍しい」
沙織「冗談はやめてくださいって言ってるんすよ……。わだすなんて、眼鏡でちんちくりんで、方言だって全然取れねってのに……」
P「いやいや、冗談なんかじゃないって。この事務所はそういう個性的なところ伸ばしていくって、知ってるだろ?」
沙織「でも、個性的ってーのはきらりちゃんや杏ちゃんみたいな事を言うんじゃ……」
P「あの2人は例外だろ。もう何回か言ってるけど、方言なんかコンプレックスに思うこと無いんだよ。地元の人に好きになってもらえる武器みたいなもんだ」
沙織「でも……」
P「俺は好きだぞ? 沙織の方言。なんかこう、身近に感じられるじゃないか」
沙織「うう……ありがとうごぜーます」
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:06:21.13 ID:IwQsgVLj0
沙織「でも、わだすがこんな風になれたのも、全部プロデューサーのおかげなんですよ」
P「?」
沙織「わだすなんかが、きれーな衣装着て、ダンスしたり、歌ったり、演劇したり。その、か、可愛いとか、び、美人だなんて言ってもらえたり」
沙織「そんな風になれたのは、全部プロデューサーのおかげなんです」
P「そりゃ違うよ。沙織が自分の力で頑張ってきたからだ」
沙織「それもちげーます。プロデューサーが頑張らせてくれたんです」
P「あはは、じゃあそういうことにしておくか」
沙織「はい。……わだす、プロデューサーについて来て、ほんどによかっだです」
P「お、嬉しいこと言ってくれるじゃないか」
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:10:34.17 ID:IwQsgVLj0
P「それじゃあ、そんな沙織に少し早いクリスマスプレゼントだ」ポイ
沙織「へ? ……こ、これって」パシ
P「商店街の店にある、クマのぬいぐるみだ。それ、欲しかったんじゃないか?」
沙織「た、確かに欲しかったですけんど! どどど、どうして分がったんすか?」
P「ある日店の前を通りかかったら、食い入る様にショーウィンドウを見つめてる沙織がいたからさ」
沙織「み、見られてたんすか!?」
P「ぽへー、って。純真な子どもみたいな目してたぞ、沙織」
沙織「声かけでくださいよっ! 悪趣味です!」
P「あはは、あんまり夢中だったからさ」
沙織「うう……」
P「ごめんごめん。ほら、機嫌直してくれよ」
沙織「もういいです、嬉しかったっすから」
沙織「……わだす、これからもあなたのために頑張ります!」
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:11:26.20 ID:IwQsgVLj0
おわりっす。沙織ちんステマ
方言がおかしいのは勘弁してつかあさい
SR化まだかなー。CoPだけど沙織ちんのためだけにCuPになりたい
>>293
すまんテンプレコピペしてそのまま変え忘れてた
指摘&画像ありがとう
304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:20:28.04 ID:QAlU2K0k0
P「沙織の手、暖かいな」
沙織「そ、そっだなことありません!あっだかいのはプロデューサーの手です!」
P「んなことないって、ほら」
沙織「うひゃあ!きゅ、急にわだすのほっぺ触ってどうしたんだが、プロデューサー?」
P「だから冷たいだろ、俺の手」
沙織「え?…ほんとだ、プロデューサーの手しゃっこいですね」
P「それにしても沙織は暖かい、なんか仕掛けでもあるのか?」スリスリ
沙織「ほったらものありませんよぉ、わだすは東北出身ですがら寒いのに慣れてるだけだす」
P「俺は南のほうの出だからなぁ、うー寒い寒い」
沙織「……ハーッ……ハーッ、どうだすか?プロデューサー?あっだかいですか?」
P「…うん、沙織の息が暖かい」
沙織「えへへっ、ほっだらよかったです」
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:25:19.51 ID:QAlU2K0k0
P「今日は悪かったな、こんな寒い日にスキー場でのロケなんてさ」
沙織「しがだねっすよ、事務所で風邪が流行ったのはプロデューサーのせいでねーですから」
P「スキーロケだってのに、まさか茜と渚が両方とも風邪でダウンするのは流石に想定外だったよ」
沙織「おふだりとも、大丈夫なんだすか?」
P「流行の風邪に掛かっただけだって言ってたから大丈夫だと思うよ、病院で薬も貰ったらしいし」
沙織「なにが風邪にいいものをおみやげに買っでいっであげましょうか?」
P「あの二人なら食い物なら何でも喜びそうだけどな」
沙織「フフフッ、そうがもしれねっですね」
307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:29:34.00 ID:QAlU2K0k0
P「想定外といえば実は沙織がスキーが得意ってのも驚いたよ」
沙織「とぐいってほどではねーんだす!ただ秋田では授業でスキーがありますから滑れるだけで!」
P「それにしては見事な滑りっぷりだったけどな」
沙織「ひさしぶりに雪に触れたもんだがら、少しはしゃいじゃいました」
P「ああいう沙織も見ていて楽しかったよ、もう少し普段もキャピキャピしていいんじゃないか?」
沙織「きゃぴきゃぴ、だすか?」
P「そう、きらりみたいにさ。にょわー☆きらりんは今日もごきげんだにぃ☆Pちゃんいっしょにハピハピすうぅー☆みたいな感じで」
沙織「わ、わだずには無理ですよ!きらりちゃんみたいなめんごい娘ならまだしも!わだすなんて!」
P「いいから、試しに一回やってみよう、お願い」
309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:34:22.67 ID:QAlU2K0k0
沙織「………にょわー☆さおりんハピハピすぅ~☆///」
P「…ぶほぉ!くくくっ…はははっ!だめだ!やっぱ沙織にきらりん語はアンバランスすぎる!」
沙織「ぷ、プロデューサー!わだすいっしょげんめい真似したんですよ!笑うなんてひどいじゃねーだか!」
P「ごめん!はははっ!いやぁでも訛ったハピハピすぅ~☆は中々聞けるものじゃないし!」
沙織「もう!いずわるなプロデューサーのことなんて知らね!」
P「沙織ーごめんってば」
沙織「…せっかく二人きりなのに…ムードとかも考えてけれ」
P「…実を言うとな、今日俺は都内でやるライブに付き添う予定だったんだ」
P「それが急遽スキーロケに沙織の参加が決まったから誰かが付き添ってロケの流れを説明しなくちゃいけないってことになってさ」
P「最初はちひろさんがこっちに来る予定だったんだけど、でも無理言って俺が沙織に付き添うことにしたんだ」
P「公私混同も甚だしいけど、久しぶりに沙織と二人きりになれるいい機会だなって思ってさ…それでえーとその」
313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:40:03.34 ID:QAlU2K0k0
沙織「…わ、わだすもです」
P「え?」
沙織「だから…わだすもうれしかったんです、プロデューサーとふだりっきりになれるって思うと胸がしめつけられるみたいにせつなぐで」
沙織「最近はプロデューサー、仕事仕事でいそがしそだったから…だからわだすもこのロケ楽しみにしてたんです」
P「ごめんな、せっかく恋人になったのに仕事ばっかりで」
沙織「そっだなこと気にしねでください、それにプロデューサーがプロデューサーでながったらわだすはここに居ねーんですから」
沙織「わだすをアイドルにしてくれたのはプロデューサーです、プロデューサーのおかげでわだすはこんなに変わることができた」
沙織「そんなプロデューサーをわだすは好きになった、だからわだすのことは気にしねーでお仕事頑張ってください」
P「沙織、もしかして寂しいのは自分だけだとか思ってないか?」ギュッ
沙織「ふぁ…プロデューサー?」
P「俺も寂しかったんだぞ、せっかく恋人になれたのに沙織との時間がとれなくて」
317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:47:50.00 ID:QAlU2K0k0
P「俺も寂しかったんだぞ、せっかく恋人になれたのに沙織との時間がとれなくて」
沙織「プロデューサーもさびすかっただすか?…わだすだけじゃねかったんですね」
P「当たり前だろ、こんなに寒い冬なんだ。沙織の温もりが欲しくて堪らなかった」
沙織「わだすもです、こっちの冬は秋田より寒くないのに…プロデューサーに会えないってだけで凍えたみたいに寒かったんだすから」
P「でも今はすんげー暖かい、ストーブの効いた部屋の中に一人で居るよりもずっと」
沙織「そうですね…こんなに雪が降ってるのにあっだかいですね」
P「もっとくっついたら…もっとあったかいかもな」
沙織「もうじゅうぶんくっづいてまずよ?」
P「だからさ…沙織、目つぶってくれ」
沙織「あ、プロデューサー……へへっほんとだ、むねがポカポカしまず」
終わり
322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:53:07.62 ID:wuteUqnM0
P「1周年LIVEお疲れさま、加蓮」
加蓮「あ、Pさん。ん、ありがとう」
P「ライブで激しく動いたからな、汗で体冷やすなよ?」
加蓮「心配してくれてありがと。けど、少しくらいなら大丈夫だよ?」
P「だと良いんだが……しかし1stアニバーサリーか、初めて会ったころとは大違いだな」
加蓮「そうだね……私がここまで来れたのもPさんのおかげだよ」
P「嬉しいこと言ってくれるね」
加蓮「だって本当のことだもん、て……くちゅん」
P「くちゅんって、ああもう!これ着とけ!」
加蓮「だから少しくらい大丈夫だって。ところでこれってPさんの上着だよね?」
324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:53:44.44 ID:wuteUqnM0
P「大丈夫って言われても心配なものは心配なの!」
加蓮「だけどこれ来たらPさんが寒くなるよね?」
P「加蓮に風邪を引かれるくらいならこの方が断然マシだ」
加蓮「……Pさん、心配しすぎだよ……」
P「はは、そんなこと言いながら顔が真っ赤だぞ?」
加蓮「……バカ」
P「……なぁ、加蓮」
加蓮「ん?どうしたの?」
P「トップアイドル、なろうな」
加蓮「……そうだね。それじゃこれからもよろしく、Pさん」
P「おう!加蓮をトップにするまでは風邪を引いたって倒れんさ」
325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 01:54:40.83 ID:wuteUqnM0
終わり
結局プロデューサーじゃなくてPさんにした
モバマス初参加で加蓮書けて満足したから寝る
357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:39:46.33 ID:r50n2mWc0
P「なぁ肇、まだー?」
肇「お静かに、Pさん。気が散ってしまいます」
P「へーい……」
P(はー、気持ちが入るとすぐこれだもんなぁ。アクセ選びも真剣勝負、か)
P(……もう付き合いだして半年も経つんだな)
肇「……よし、これにしよう」
P(まさか肇から告白されるとは……。それに応える俺も大概か)
360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:46:43.01 ID:r50n2mWc0
肇「Pさん、Pさん。これにしましょう」
P(あぁ可愛いな肇……そういや、いつだかの寝顔は天使通り越してもはやてんちだった)
肇「Pさん? ……Pさん!」
P「おっおう!? す、すまん肇……ちっと考え事してた」
肇「考え事、ですか? お聞きしても?」
P「いや、肇は可愛いなって」
肇「……ほっ!?」ボンッ
362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:53:38.74 ID:r50n2mWc0
P「はは、なんだよほっ、って。顔真っ赤だぞ?」
肇「あ、あ、あなたがいけないんでしゅ! いいいきなりかわかわかわっ」
P「落ち着け肇、どうどう」ポフポフ
肇「すー……はー……。ふう」
P「たまにはいいだろ? 正直に気持ちを表現するのは、陶芸と同じだと思うよ」
肇「確かにそうですが! 不意討ちは卑怯ですっ」
365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 02:59:24.70 ID:r50n2mWc0
P「悪い悪い。で、何買うか決まったのか?」
肇「もう……。えぇ、これにしようかと」
P「へぇ、ペアリングか。いい色合いだな」
肇「Pさんのイメージカラーを、と思いまして」
P「そっか、ありがとな。って、肇は俺のと同じ色でいいのか?」
肇「はい。色々な意味で、Pさんの色に染められましたから」
P「おまっ、なんてこと!?」
366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:03:56.31 ID:r50n2mWc0
肇「……? あ、っ!? いや、そ、そのっ!」
P「みなまで言うな俺も恥ずかしいっ」
肇「う、はい……すみません、私ったら」
P「いや、気にするな……買って、街でも歩こうか」
肇「はい……」
368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:11:59.62 ID:r50n2mWc0
―――
――
―
P(気まずい)テクテク
肇「……」トテトテ
P(肇も黙りこくっちゃったし……よし)
P「あー、肇」
肇「は、はい」
P「手、繋ごか」
肇「……はい」
キュ
371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:18:28.18 ID:r50n2mWc0
P「やっぱ、肇の手はすべすべで気持ちいいな」
肇「Pさんの手も、大きくて素敵です」
P「……なぁ」
肇「はい」
P「もう出会って一年だな」
肇「もうそんなに経つんですね」
P「また一年後も、この街で一緒にいような」
肇「……それは、アイドルとプロデューサーの関係で、ということでしょうか」
373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:25:23.07 ID:r50n2mWc0
P「そう思うか?」
肇「いえ。私は、ただ一人の藤原肇として、Pさんと一年後も……その先も、過ごしたいです」
P「俺も同じ気持ちだ。……肇」
肇「はい」
P「愛してる」
肇「私も。Pさんを愛しています」
P「よかった。寒くないか?」
肇「少し。でもPさんが一緒なので」
肇「いつまでも、心は暖かいです」
おわり
379: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 03:32:51.50 ID:WcHDQ0Ux0
------------------
『……おっ。おおお。由愛! 雪だ! 都会にも雪が降ってきたぞ!!』
「あ、ほんとですね。積もりそう……」
『ちょっとそこいらじゅうに足跡つけてくる』
「あっ、プロデューサーさん…」
ヒャッハー!!雪だー!!<
「行っちゃった。くすくすっ、こどもっぽいなあ……」
------------------
シュウシュウシュウ ピー!
『ただいま』
「おかえりなさい。お湯、沸いてますけどお茶どうですか?」
『いただく。超いただく。寒い日のお茶最高』
『由愛は雪とかでもう興奮しない年か? 雪の精みたいな顔してんのに』
『由愛は雪とかでもう興奮しない年か? 雪の精みたいな顔してんのに』
「えへへ、ちっちゃいころは遊んでましたけど……」
『今でも十分小さいけどな』
「ま、まだ成長期ですし……昔は雪が冷たくて、泣いたりしました」
『由愛を雪の中に放り込んだらどうなるのっと』
「もう寒くっても泣きません…っ! ……たぶん」
380: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 03:33:41.50 ID:WcHDQ0Ux0
------------------
『けっこう積もりそうだな』
「そうですね。帰り大丈夫かな…」
『昔、で思い出したんだけどさ。小学校の頃絵日記つけててさ』
「あ、私もつけてます。絵日記」
『うちの地元って雪がぜんぜん降らなくてな。喜びと感動とパトスを記すべく、クレヨンを取ったわけだが……』
「雪を絵に描こうとしたんですか?」
『一本だけ新品状態だったクレヨンを日記にこすりつけるんだけどな。
日記が白地だったから全然雪景色が描けなくて、どうすりゃいいのかわからなかった』
日記が白地だったから全然雪景色が描けなくて、どうすりゃいいのかわからなかった』
「ふふ……なんだかかわいいですね、昔のプロデューサーさん」
------------------
------------------
『由愛ならどう描く?』
「え? 私ですか? ……ううんと、雪を描くんじゃなくて、背景を青くしたり、雪の積もった家や木を描いたり……」
『……すまん、想像力が足りない。絵心なくてな』
「えっと、こんな感じかな……(カリカリ)」
『なるほど……こういう風になるのか。折角だから色々欲しいな。冬っぽいもの』
「そうですね…雪だるまを描いたり、うさぎも描いたりとか…」
-----------------
-----------------
381: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 03:34:46.16 ID:WcHDQ0Ux0
「わわわ……あるものもないものも、いっぱい描いちゃった」
『2人で色々出すだけで1ページ埋まるもんだなー』
「でも、なんだかこういうの楽しいです」
『由愛はケチだからなー。スケッチブックとか見せてくれないし、こういう時に見ておかないと』
「はぅっ! あ、あんまり見ないで……恥ずかしい、です…」
『いいじゃん。たまにはこうやって遊ぼう。次は何がいいか。クリスマス。お正月。お、その前に天皇誕生日とかあった』
「(何を描けばいいんだろう……)」
『色々教えてくれよ。描き方とかさ。そうしたら2人で別々の絵も描ける。見せっこして恥ずかしいこともなくなる』
「それなら……やっ、やっぱりダメ…プロデューサーさんの絵とか描いてあるし…(ボソボソ」
『なら俺も由愛の絵を描いてやるよ。……言っておくが、俺は未だに幼稚園の時に描いたおとうさんおかあさんの絵レベルだから。本気で教えろよ』
「ぷっ」
『よし貴様表に出ろ』
「だ、抱きかかえないで~……」
----------------
----------------
382: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 03:35:32.48 ID:WcHDQ0Ux0
(最初は嫌だった。アイドルになるのも、知らない人と話すのも、人に絵を見せるのも)
(プロデューサーさんに会ってから色んなことが変わった。
アイドルは楽しい。新しく事務所にやってくるのはみんないい人達。笑ってる時間が増えた、と思う)
(本当は憧れていた。アイドルも、いっぱいおしゃべりするのも。
ただ勇気が私になかった。それをプロデューサーさんがくれた)
(ただ雪があるだけの絵に色んなものを描いていくように、
変えられていく。変わっていく)
(素敵な人に出会えるわけなんてない。でも出会いたいと憧れてた。
そんなこともいつかプロデューサーさんは叶えてくれるのかな?
(それとも、もう叶ってるのかな?)
(でも、まずはあのスケッチブックかな……
ずっと、ずっと溜めてた。ずっと、ずっと、誰かに、見てもらいたかった……)
--------------
383: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 03:36:21.44 ID:WcHDQ0Ux0
『ん? 由愛。お前、涙……?』
「え? …あっ、これは………その、寒かったから…です」
『………ふう、やれやれ。だからまだ子供なんだ」
「ふふっ、そう……ですね」
『戻るか、事務所の中』
「……はいっ」
了
======================================
フリーダムなパッションPと由愛ちゃんのお話でした。
謝っておくと、由愛ちゃんのセリフとか今調べました。育てたこともありません。
かわいいからなー…どっかで一度は入手したい。そんな無課金Pの今日この頃
了
======================================
フリーダムなパッションPと由愛ちゃんのお話でした。
謝っておくと、由愛ちゃんのセリフとか今調べました。育てたこともありません。
かわいいからなー…どっかで一度は入手したい。そんな無課金Pの今日この頃
388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:52:41.45 ID:KnAH2kn90
雪やこんこあられやこんこ。今日誰かが歌ってた童謡を口ずさみます。
外は珍しく雪景色。
電車も止まって道路も凍ってます。
「智絵里、エアコンくらい入れようか」
ぴっと電子音が鳴ってエアコンが動き出す。
肩に雪をしょったプロデューサー、にっこり私に笑いかけた。
外を見るのをやめて、私も笑顔を返します。
「大雪だな」
「は、はい」
「冬だからな」
私は少し悩みます。だって、帰れないんですもん。
そんな悩みをプロデューサー、そうだなと笑って気にしない。
「まあ仕方ないさ」
「そうですけど…どうしよう」
もごもご私がそう言うと、雪つきコートがかけられます。
「やむまで一緒にいてあげる」
雪の付いた肩を叩いてプロデューサーがまた笑う。
「はやくあったまらないかな」
そう言いながら身を震わせた。
部屋は確かに寒いけど、あなたもなかなかあったかいです。
390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 03:54:57.39 ID:KnAH2kn90
おわり
ちえりんかわいいよ
398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:24:10.19 ID:04qCMQDX0
杏「ほっ……おりゃ、……ふんぬっ」
杏「ふはは、遅い、遅いわ! くらえ!」
杏「お、強そう。ほりゃ! ええい無駄に硬い!」
P「おい。杏なにやってる」
杏「なにって、ゲームだよ、見てわかんないの? おらおらおらぁーっ」ピコピコピコ
P「今日は昼からこの前のイベントの反省会するって言っただろ」
杏「………。えへっ」テヘペロ
400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:30:21.98 ID:04qCMQDX0
杏「いたい……ゲンコツはひどいよプロデューサー」
P「阿呆。ゲンコツで許してる俺を褒めてやりたいわ」
杏「うぅーパワハラで訴えてやるぅー……あ!? 死んでる!」
P「だ、誰が!?」
杏「もぉーっプロデューサーのせいだからね! はぁーまったく、コンティニューっと」ポチポチ
P「なんだゲームの話か……」
杏「私にとってはゲームこそリアル」キリッ
P「こたつにはんてん状態でキリッとした顔すんのやめろ」
403: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:36:41.45 ID:04qCMQDX0
P「だいたいなんだおい、はんてん着込んでこたつに入ってぬくぬくゲームしてるアイドルって」
杏「そういいながらプロデューサーもこたつ入ってるじゃん」
P「寒いんだよ」
杏「アイドルとこたつに入れるとかサイコーでしょ? もっと喜びなよ」
P「そういうシチュエーションならもっと他のだな、たとえば愛……」
ガッ
P「いたい!」
杏「………」ガッ ゴッ
404: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:41:09.90 ID:04qCMQDX0
P「わるかった! だから足を蹴るのは止めてくれ!」
杏「……まったくもう」
P「いってぇ……脛むっちゃ痛い」
杏「プロデューサー、みかん剥いて」
P「パシリ!?」
杏「はやく」
P「はい」
406: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:49:56.14 ID:04qCMQDX0
杏「プロデューサーはねぇ、もうちょっと乙女心をわかったほうがいいよ」
P「あはは、面白い冗談を言うようになったな杏」
杏「……」ゴッ
P「あしがいたい!」
杏「……はぁ」
杏(なんだかんだで離れられないんだからね、杏は……)
P「みかんうめぇ」
杏「ちょっと!」
おしまい
409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:55:51.13 ID:7zmTR5wI0
楓「おこたが恋しい季節になりましたね」
留美「ええ、炬燵の暖かさが身にしみるわね」
瑞樹「そうね……ってなんだかおばさん臭いわよ、留美ちゃん」
美優「お茶……淹れてきました……」
礼子「あらごめんなさいね、美優さん」
楓「おこたにつまづいで、おっこたさないように気を付けて下さいね……ふふ」
411: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:57:12.73 ID:7zmTR5wI0
瑞樹「はぁ、お茶が美味しいわー」
志乃「めっきり冷えてきたものね……ワインが手放せないわ」
礼子「そんな事言って、いつも持ってるじゃない」
志乃「私からワインを取ったら何も残らないもの……」
瑞樹(普段からあれだけ呑んでるから若々しいのかしら)
413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:57:59.57 ID:7zmTR5wI0
志乃「でもやっぱりこういう寒い時は呑むに限るわ……うふふ」
楓「そうですね、偶然ここに一升瓶もありますし」
志乃「ええ、偶然にもワインボトルが手の届く所にあるもの」
留美「まあ、仕方ないわよね。偶然おつまみが炬燵の上にたくさんあるんだし」
礼子「それなら仕方ないわね」
瑞樹「そうね」
美優「仕方……ないですよね……」
414: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 04:58:59.75 ID:7zmTR5wI0
美優「るみちゃんちゅーしれーちゅー」
留美「ちょ、美優呑みすぎよあなた」
瑞樹「いいぞーもっとやれー!」
留美「川島さんも煽らないでよ」
楓「ちゅーしちゅいましょー……ふふ」
美優「んん……るみちゃんすきぃ」
留美「って、あ、まって誰か美優をとめて、私にそっちの気は……」
416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 05:00:04.33 ID:7zmTR5wI0
礼子「女の子同士もいいものねぇ」
志乃「あら、ワイン切れちゃった」
楓「まあまあ日本酒どうぞ……」
志乃「ありがとう悪いわね」
翌日
P「おはようございま…ってうわ酒くさっ!」
おわり
425: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 06:52:00.51 ID:04qCMQDX0
P「さて。もう少しで本番だけど。智絵里、だいじょうぶ?」
智絵里「は…はい…」
P「おう。余裕そうだな、暇つぶしに散歩でもいくか」
智絵里「えっ、えっと…」
P「なに、スタジオのまわりをちょっと歩くだけだよ」
智絵里「あ…はい。わかり、ました」
P「ほら。寒いからちゃんと上着きていこうな」
426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 07:00:43.97 ID:04qCMQDX0
P「うおーさーみーなー」
智絵里「冬…ですからね」
P「そうだなぁ。冬は、寒い。智絵里はどの季節が好きだ?」
智絵里「は、はいっ、わ、わたしは…春が、好き…です」
P「やっぱり? 実は聞く前からわかってた」
智絵里「えっ、え…どうして、ですか…?」
P「んー。春ってさぁ、こう、眠ってた世界が起きて、元気になっていくみたいなイメージがある」
智絵里「あ、そ、そうですね」
428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 07:09:03.63 ID:04qCMQDX0
P「そのイメージがさ、……智絵里とかぶる」
智絵里「…はい?」
P「だから、ひとを幸せにする智絵里と、春のイメージがかぶる」
智絵里「ひ、ひとを…しあわせにする…」
P「そう。だいじょうぶ、智絵里はちゃんとやれるよ」
智絵里「あ……。は、はいっ、わたし、が、頑張りますっ!」
P「おーその意気だー」
429: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 07:16:48.34 ID:04qCMQDX0
P「よしっ、そろそろ戻ろうか」
智絵里「は、はい」
P「ホントさみーなーコーヒー飲みたいあったか~いの」
智絵里「あ…あの」
P「ん? どうした、智絵里」
智絵里「あの…っ、こ、この、近くに…きれいな、公園があって…」
智絵里「クローバーも、た、たくさん…あるんです」
P「? うん」
430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 07:23:10.96 ID:04qCMQDX0
智絵里「は、春になったら、あ…あの……その…」
智絵里「わたしと、四葉の、クローバー…さ、さがして…ください…っ」
P「もちろん、よろこんで」
智絵里「えっ、あっ、やった…! ふあ、あり、ありがとう…ございますっ!」
P「次の春も、その次も、ずーっと先の春も、智絵里のそばにいるよ」
智絵里「はい…っ!」
おしまい
452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 10:53:06.15 ID:r50n2mWc0
P「んー……」
美穂「ふわぁ……」
P「あっ……たかいなー」
美穂「はいぃ……」
ポカポカ ポカポカ
P「珍しくいい陽気だな」
美穂「そうですね……昨日までが嘘みたいです」
P「こうして美穂とひなたぼっこ、久しぶりだなぁ」
美穂「お仕事増えましたけど、Pさんと一緒の時間が少なくなって寂しいです……」
455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 11:02:07.71 ID:r50n2mWc0
P「ふふ、昔はちょっと話しただけで恥ずかしがってたくせに」
美穂「あぅ、お、思い出させないでくださいよぅ」
P「今じゃこうして、同じ毛布にくるまれるようになったもんな」ナデナデ
美穂「えへへ……」スリスリ
P「ん……ちと眠くなってきたな……」
美穂「ふあ……私も……」
457: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 11:13:01.71 ID:r50n2mWc0
P「おやすみ、美穂」
美穂「おやすみなさいPさん……」
P・美穂「すー……すー……」
P「げっほ、ごほ」
美穂「くしゅっ! うう、けほっ」
奈緒「で、暖かかったとは言え、真冬に日が沈むまで寝こけてたと。二人してバカなのか?」
P「面目な、うげっほ!」
美穂「けほっ、ごめんなさいぃ……」
459: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 11:22:11.60 ID:r50n2mWc0
加蓮「あああ美穂がPさんが死んじゃうあわわわわ」
奈緒「あーもー! 死ぬわけないだろたかが風邪で!」
加蓮「ででででもほらそこから肺炎とかこじらせたりらじばんだり! ……いやあああああ!!」
奈緒「加蓮が壊れたー!?」
ギャーギャー
P「ごほ、み、美穂」
美穂「けほけほ……は、はい、Pさん」
P「風邪治ったら、今度は暖かいとこ行こうな」
美穂「……はいっ。けほ!」
おわり
467: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 11:35:13.28 ID:WcHDQ0Ux0
『ゆーきやこんこん きっつねっもコンコン 食っても 食っても はーら減り止まぬ』~♪
「……………」
『いーぬーはヨロヨロ にわとりコケコ ねーこはたーま食ってまーるくーなる』~♪
「Pチャン、ナニそれ」
『昔クレヨンしんちゃんであった替え歌』
「……しょーもない歌にゃ』
-------------------
『みくは庭を駆け回ったりしないのか?』
-------------------
『みくは庭を駆け回ったりしないのか?』
「猫の領分じゃないよっ。Pチャンが走ってきたらいいにゃ」
『由愛と一緒のときの初雪にそれはやったしな。1人で』
「そんなのだからパッションPはこれだから…とか言われるの」
『じゃあせめてコタツの中で丸くなるがいい』
「Pチャンその手に持ってるおコタのスイッチはなぁに?」
『お前がコタツに入り次第温度を【強】に』
「ふかーーーっ!! ひどいにゃ! 訴えるにゃ! イマドキのアメリカ人だって猫を電子レンジに入れたりしないよっ!」
『チッ』
「てゆーか! みくはケッコー暑がりだから入りっぱなしとかムリ! どっかの秋田の子ほどじゃないけど!」
-------------------
-------------------
468: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 11:36:13.81 ID:WcHDQ0Ux0
『なんとかみくを丸くしたい』
「Pチャンのそのこだわりっていったいナニ……」
『いけ! みく! まるくなる こうげき!』
「どーせなら しっぽをふる の方を使わしてよ!」
『しかしみくのぼうぎょはあがらなかった……」
「セクシーキャットの守備力は現段階で最高ですにゃ☆」
-------------------
『雪だるまって丸いよな。閃いた』
-------------------
『雪だるまって丸いよな。閃いた』
「みくを巻き込む気だにゃ!?」
『チッ』
-------------------
『お餅を焼いてみた』
-------------------
『お餅を焼いてみた』
「おっ、Pチャン気が利くにゃあ」
『きな粉うめぇ』
「おしょーゆ♪ 大根♪ ノリー☆」
『…………ジー』
「ん? どしたの? おもち食べるみくにキュンときたかにゃ??」
『……(こっちの意味で丸くするのはちと酷だな)』
-------------------
-------------------
469: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 11:37:01.50 ID:WcHDQ0Ux0
「もう12月かぁー……Pチャンと会ってからずいぶん経ったよね」
『連続ログインボーナスとしてなんか所望する』
「そこはフツーPチャンが、会ってから○○日 みたいな感じでみくにプレゼントするとこっ」
『安心しろ、会ってちょうど1年の日はなんかやるから』
「そ、そうにゃんだ……Pチャン、そゆことには気回るんだから……」
『みくも会った時からだいぶ変わったな』
「うう、始めはPチャンのこと振り回してやろーと思ってたのに、いつの間にかツッコミ役にゃ」
『ものの見事に丸くなった、と』
「みくは自分を曲げないよ!」
--------------------
『他にみくを丸くするには……』
--------------------
『他にみくを丸くするには……』
「もうっ、Pチャンがそんなに丸くなれ、丸くなれゆーならみくにも考えがあるにゃ!」
『なんで俺の脚に乗る』
「猫は膝の上で丸くなるのっ」
『あーなるほど。その手が』
「ごろごろ……Pチャン、実はこうなるよーに仕組んだんじゃないの? にゃふふ☆」
『……とっとと布団にでも包んで丸めてしまえばよかった』
--------------------
--------------------
470: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 11:37:49.43 ID:WcHDQ0Ux0
「(うつら、うつら)」
「みく、眠かったら毛布でも持って……」
「……ねえ、Pチャン。Pチャンの中で、あれからみくは何か変わった?」
『ん? 会った時は猫耳で、露出過多で、初見ホイホイだと思ったな』
「そーゆーメタなことはいーのっ……」
『……はぁ。ま、始めから終わりまで一貫して子猫だ、お前は。だから猫らしくなるよう魚食わそうと日々努力を』
「Pチャン……お仕事はいーけど、私生活方面の力の入れ方おかしい…」
『お前見た目以外の猫要素薄いんだもん。猫らしくしたくなるじゃん』
「……みくは、変わったよ? たまにはみくも、人間らしく…こーしてぇ…Pチャンの膝の上に乗ってるときくらいー……? フツーのオンナノコみたいに……」
そう言って目を瞑ったまま寄せてきた顔に人差し指で制止をする。
『……俺は、子猫なみくの方が好き…だな』
そう言って目を瞑ったまま寄せてきた顔に人差し指で制止をする。
『……俺は、子猫なみくの方が好き…だな』
「にゃははっ……そっかあ。じゃー、今はぁ、子猫みたいに甘えさせ……て……すぅ……」
--------------------
--------------------
471: 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:15) 2012/12/09(日) 11:38:46.80 ID:WcHDQ0Ux0
みくの頭を一つ撫で、床に下ろして毛布をかける。
時折アイドル達は驚くほど大人びた顔を見せるときがある。
それを成長と嬉しく思う反面、P相手にする顔じゃないだろと不安を覚えることもある。負ける気はしないがね。
と、むふむふ、と上機嫌な寝顔を尻目に残っていた書類を片すべく部屋をあとにした。
『ま、とりあえず丸く収めましたっと』
了
========================
強くなりたい。みくにゃんがいいです。
みくに振り回されたいPの方々ごめんなさい。うちのみくはこうです。だいたいノベマスのせい。
友達より上で恋心にも至らない微妙な関係が一番好きです。パッションPとみくにゃんがお送りしました。
477: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 11:53:48.09 ID:O84pMuA60
加蓮「メリー……クリスマス……っと」
加蓮「出来たっ」
ちひろ「すごいじゃない加蓮ちゃん。お店に出てるケーキみたい」
加蓮「大げさですよ。プロのケーキには到底及びません」
ちひろ「そう? これならプロデューサーさんも大満足だと思うけど……」
加蓮「な、なんでPさんを先に持ってくるんですか……それより、飾り付けはもう終わったんですか?」
ちひろ「えぇ勿論。もう慣れたものですよ」
加蓮「お任せしてしまってすみません」
ちひろ「お互いに出来る事をやった結果なんだから、気にしないでもいいのよ」
加蓮「ツリーまで用意して、結構本格的にやるんですね」
ちひろ「ウチの事務所は小さい子がたくさんだから。サンタクロースを信じている子だって居るくらい」
478: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 11:57:17.51 ID:O84pMuA60
加蓮「サンタクロースかぁ……」
ちひろ「加蓮ちゃんは何歳まで信じてたの?」
加蓮「周りの子に比べたら早めですね……自分で言うのもなんですけど、冷めた若者ですし」
加蓮「それに、夢は大体叶いましたから。小さい子達の事は生暖かい視線で見守ります」
ちひろ「あら、もう満足してるの?」
加蓮「……トップになってないから、まだですね」
加蓮「ウチのサンタにはプレゼントを貰いっ放しですから、お返しするまでは満足しません」
加蓮「今度は私の番ですよ」
ちひろ「あらあら、熱いわねー……」
ちひろ「そういえば加蓮ちゃん、プロデューサーさんにはプレゼント用意した?」
加蓮「はい、色々考えてネクタイにしました。これなら使ってくれると思いますし」
ちひろ(……首輪……?)
480: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 11:59:02.18 ID:O84pMuA60
ちひろ「ふふっ、きっと喜ぶと思う。他ならぬ加蓮ちゃんからのプレゼントなんて」
加蓮「『他ならぬ』、ってなんですか……」
ちひろ「ウチのアイドルって加蓮ちゃんが一番大人でしょ? そして小さい子が多い」
ちひろ「だから二人はまるで子沢山の夫婦みたいなの。プロデューサーさんも、『加蓮には色々助けて貰ってる』って」
加蓮「そ、それを言うならちひろさんじゃないですか……?」
ちひろ「私はホラ、小姑みたいなものだから」
加蓮「う……」
ちひろ「ふふ、満更でもなさそうな顔っ♪」
加蓮「やめてくださいよ……まぁ、感謝してますし、大切な人なのは確かです、ケド……」
ちひろ「……あぁっ駄目だ、頬が緩みが止まらないっ。こんな禁断の関係……っ! でもPさんへの気持ちを抑えきれず……!」
加蓮「だ、だからやめてくださいってば!///」
481: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:01:28.64 ID:O84pMuA60
P「戻りましたー」
「ただいまーっ!」
「……おはよう……」
「うわぁ、大きいツリーですねー……」
加蓮「あ……」
まるで子沢山の夫婦みたいなのー……
加蓮(う、うわわっ、ヤバい、顔熱い)
P「へぇ、綺麗なケーキだな。これ加蓮が作ったのか? ……加蓮、どうした?」
加蓮「み、見ないでっ、今はちょっと無理だからっ……!///」
P「? まぁいいか。お疲れ様、加蓮」
加蓮「う…………うん……ありがと……///」
加蓮「夫婦……ふうふかぁ……う……嬉しいな、なんか……」
482: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:04:10.59 ID:O84pMuA60
加蓮(あ、プレゼント渡さないと……)
加蓮(……ネクタイ……)
加蓮(……)
加蓮(ホラ、ネクタイ曲がってるよ、Pさん)キュッ
加蓮(すまない加蓮、ありがとう。行ってきます)
加蓮(……か、顔近いよ。どうしたの?)
加蓮(どうした、って……『行ってきます』のキスだよ)
加蓮(んっ……)
加蓮(むふふふ…………はっ!?)
加蓮(な、何この、妄想っ!)シュババババ
日菜子「……むふふふ……加蓮さんも、お仲間ですねぇ……」コソッ
加蓮「!?」
おわろう
妄想属性は結構強いと思うんだがどうだろうか
だが加蓮は結構直球で来るからちょっとキャラが変わってしまうなぐぬぬ
495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:29:10.19 ID:ee2fbQIH0
【レス抽出】
対象スレ:モバP「冬の過ごし方」
キーワード:未央
抽出レス数:0
卯月「うぅ、今日も寒いなぁ」
未央「………」
卯月「あれ?何してるの、未央ちゃ……」
未央「これは由々しき事態よ、うづきん」
卯月「え?」
未央「このスレッド、私の名前がただの一つも挙がってないの」
卯月「スレッド……?」
未央「このままでは、恐らく……ううん、間違いなく人類は滅亡してしまう!」
卯月「な、なんだってー!?」
497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:31:15.91 ID:ee2fbQIH0
未央「冬の過ごし方を真っ先に聞かれるべきパッション代表である私が不在だなんて……」
卯月「代表だったんだ……」
未央「うづきんはともかく、今年の冬は私の話題で持ち切りのはずなのに……」
卯月「えっ」
未央「名前すら出て来ないなんて!うづきんはともかく!」
卯月「ねぇ未央ちゃん、何でそれ二回言ったの?」
未央「大丈夫、落ち着いてうづきん。まだ慌てるような時間じゃない」
卯月「落ち着くのは未央ちゃんの方だと思うんだけど」
500: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:33:47.90 ID:ee2fbQIH0
卯月「……って、私の名前もまだ出てないんだ、このスレッド」
未央「それは心底どうでもいいんだけど、このままじゃ宇宙がヤバいんだよ、うづきん」
卯月「………」
未央「でもね、この状況を覆す方法が無い訳じゃあないの」
卯月「書いてくれる人を待つ、とか?」
未央「ブー」
卯月「それじゃスレッドを閉じて、存在自体をなかった事に……」
未央「ブッブー。ネガティブだなぁ、うづきんは」
卯月「……じゃあどうするって言うの?未央ちゃんは」
504: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:37:09.23 ID:ee2fbQIH0
未央「まず、パソコンを立ち上げます」
卯月「はい」
未央「メモ帳を開きます」
卯月「はい」
未央「このスレッドにあるSSをメモ帳にコピペします」
卯月「え?」
未央「編集タブ……置換……アイドルの名前……置換後の文字列……未央……」
卯月「………」
未央「おーっと、喋り過ぎちゃったかなー?」ドヤァ
卯月「未央ちゃん……それだけは、やっちゃダメだよ」
508: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:41:51.79 ID:ee2fbQIH0
未央「目標をセンターに入れてドラッグ……目標をセンターに入れてドラッグ……」カチカチ
卯月「あ、ちょっと!ダメだってば!」
未央「離してうづきん!もう私には、こうするしか!」ジタバタ
卯月「自分で書けばいいでしょう!?」
未央「じ、自分で……?」
卯月「うん」
未央「……余計悲しくならない?」
卯月「うっ……」
509: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:45:32.56 ID:ee2fbQIH0
卯月「じゃ、じゃあ、こうしましょう!」
卯月「私が未央ちゃんのを書くから、未央ちゃんは私を書いて!」
未央「えっ!?」
卯月「ほら、こうすれば自演だなんて思われずに済むと思うの!」
未央「な、なるほど……!」
卯月「私も頑張って、未央ちゃんを可愛く書くから」
未央「わ、分かった!じゃあ、その方向で!」
卯月「万全を期すために、助っ人も呼びましょう!」
512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 12:49:53.29 ID:ee2fbQIH0
卯月「卯月『やっ……だ、駄目です!プロデューサーさんには、未央ちゃんが……!』」カキカキ
由里子「そうそう、そんな感じだじぇ~」
未央「P『中に出すぞ、未央!』卯月『えっ?』パンパン」カキカキ
日菜子「で、次の展開はぁ……」
P「お前ら、何してんだ?」
卯月「あ、プロデューサーさん」
由里子「ちょっとちょっと!ダメだよ、乙女の秘密を勝手に覗いたりしちゃあ」
日菜子「むふふ……こういうのは、鮮度が大事なんですよねぇ……」
P「うーん、気になるなぁ」
未央「ダメダメ!プロデューサーには、なーいしょ!」
おわり
519: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:00:18.88 ID:V5v/6vJW0
片桐早苗(28)健康志向!
趣味:マッサージ・スーパー銭湯
ttp://i.imgur.com/3vFtA.jpg
ttp://i.imgur.com/RE6rL.jpg
P「……ふぅ、いいお湯だった~」
P「んー、早苗さんはまだ出てきてないな」
P「スーパー銭湯なんて初めて来たけど、結構凄いもんだなぁ……割と本格的っぽい」
スタスタ……
早苗「はぁ~……極楽極楽っと」
P「あ、おかえりなさい早苗さん」
早苗「あーいただいまぁ、いやぁやっぱスパ銭はいいわぁ」
P「初めて連れてきてもらってびっくりしましたよ」
早苗「でしょでしょ~!? 本物の温泉は旅行になっちゃうけどさ」
早苗「こういうスパ銭は日帰りでも一泊ぐらいでもいつでもいけるのよ~!」
520: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:04:00.33 ID:V5v/6vJW0
P「思ってたよりずっと本格的で、色々なお風呂があってついのぼせそうになりましたよ」
早苗「うんうん、そして銭湯のお風呂あがりといえば……!」
キュッ、ポン!
P「ゴク……ゴク………」
早苗「ング……ング………」
P・早苗「「ぷはぁっ」」
P「コーヒー牛乳!」
早苗「フルーツ牛乳!」
521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:07:46.27 ID:V5v/6vJW0
P・早苗「「ぬっ!?」」
P「私は断然コーヒー牛乳派ですよ!」
早苗「何言ってんのよフルーツ牛乳でしょー? いくらP君でもこれは譲れないなぁ」
??「乳に飲まれよ!」(普通の牛乳が一番です!)
P「!?」
早苗「……? どうしたの急に振り向いちゃって」
P「い、いえ今聞き覚えのある声を聞いた感じがして……」
早苗「今日は二人だけで来た筈だけどねぇ……まっ、気にしない気にしない☆」
P「多分聞き間違いだろう……うん、きっとそうだと思っておこう」
早苗「それじゃ、お風呂上りで牛乳飲んだらお次は~……!」
525: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:12:10.28 ID:V5v/6vJW0
―
――
整体師「はーい、お客さんお待たせダヨー。アイルランド4000年の歴史を誇るマッサージダヨー」
整体師「それじゃあベッドにうつ伏せになってヨー」
P・早苗(あ、怪しい……)
P「……マッサージなんてのもあるんですねぇ、スパ銭って」
早苗「そうよん、ちょっと別料金になっちゃうけどこれがまた効くんだ♪」
整体師「それじゃあ、オネーサンの方マッサージをするヨー」グイッ
早苗「ん……あっ……くぅ~……! いたきもちぃー♪」
早苗「…あぁぁぁ……そこそこそこ……ぁっ、はぁん!」
P(うわぁ……お風呂上りのほてった顔でちょっと違うけど、身悶える姿はヤバい……)
P「っていうか、俺のマッサージは……?」
526: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:14:22.79 ID:V5v/6vJW0
整体師?「お待たせニョワー★ なんとお客さんはキリ番記念のお客様なのでぇ……」
整体師?「ウルトラスペシャルテクニックまーっくす★ をサービスするニョワー!」ゴゴゴゴゴ
P「ヒィッ!? なんかマッサージ師にあるまじきオーラが!?」
整体師?「痛くないニョワー! 痛いと思ったらもう死んでるから★」
P「おいちょっとまて今マッサージにそぐわない言葉が出てきたぞおい、おい」
整体師?「ダイジョーブダイジョーブ、男の子は我慢の子ニョワー!」グイッ!!!!
ミシッ!! ボキッ!!
P「アッ-----!!」
――
―――
――――
527: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:17:03.37 ID:V5v/6vJW0
P「」
早苗「P君だいじょーぶ? 大分声上げてたけど……」
P「今ここは天国じゃないっすよね……」
早苗「おーい、目覚ませー?」ベシッ!
P「ゴフッ……はっ、俺は一体!?」
早苗「あ、生きてる生きてる、どうだった? マッサージは」
P「えっと……あ、すごい体が軽くなってる」
早苗「腕の動き軽くなったねぇ、これぞマッサージって所よん☆」
P「一時はどうなるかと思いましたが……こりゃいいや」
――
―――
早苗「どだった? スパ銭は」
P「いやぁ、思ったより凄くてまた来てみたいですね!」
早苗「うんうん、スパ銭の魅力はまだまだあるから、また一緒に行こうか!」
P「ええ、是非!」
-冬にはお風呂END-
536: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:30:14.87 ID:+saNnUGl0
奏「寒かったぁ・・・」
P「奏か。今日も雪だもんな。冬本番って感じだな」
奏「プロデューサーさん、今からでるの?」
P「ああ、営業にな。奏にもいい仕事、見つけてきてやるからな」
奏「ふふっ、期待してるよ?」
P「ああ、任せろ。じゃあ行ってくるな」
537: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:32:11.57 ID:+saNnUGl0
奏「あ、まって」
P「どうした?」
奏「コートだけじゃ首周りが寒いでしょ?私のマフラー使ってよ」
P「え、でもそれじゃ奏が帰るとき寒いだろ?」
奏「古いやつだけどもう一つあるから大丈夫。でもやっぱり新しいのがいいかな」チラ
P「・・・分かった。クリスマスプレゼントはそれでいいんだな?」
奏「ふふっ!ありがとうプロデューサーさん。あっ、マフラーつけてあげるね」
P「ん、じゃあ頼むよ」スッ
奏「うん。しっかり巻かないとね」
540: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:33:43.45 ID:+saNnUGl0
奏「・・・隙有り。んっ」ちゅ
P「んっ!?んんー!?」
奏「・・・ぷはっ。はい、終わったよプロデューサーさん」
P「奏お前・・・!!」
奏「ふふっ!じゃあプロデューサーさん、営業頑張ってね」
P「はあ・・・。行ってくるよ」
おわり
545: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:38:58.30 ID:r50n2mWc0
未央「うー、さっむいなぁ」プルプル
未央「身体もだけど、心もね」フッ
未央「……」
未央「……むなしい。むなしいよぅ!」
未央「誰か来ないかなー。せっかくフリーだから事務所に遊びに来たのにぃ」
未央「……はっ! フリー! いい言葉だ……ふふ、思えば長い道のりだったぜ……!」
546: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:40:43.37 ID:r50n2mWc0
P「だーれだ」ピトッ
未央「ほわっ! ……この声は。さてはプロデューサー、犯人はあなただ!」クルッ
P「へへ、当たり。どした未央、今日はおやすみだったろ?」
未央「私は遊びに来たんだー。プロデューサーこそ、てっきり他のみんなの付き添いだと思ってたよ」
P「時間が空いたからさ、事務所寄って資料を確認しにな。で、未央がいつもみたいに騒いでたわけ」
未央「むっ、なんだよぅ。それじゃ私がおバカキャラみたいじゃんかー」
548: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:44:44.48 ID:r50n2mWc0
P「そう膨れるなって。お前の魅力は忍耐強さなんだからな?」ナデナデ
未央「……うへへ、うれちぃ」
P(かわいい)
未央「褒めてくれたプロデューサーにも、それそれっ」テテテッ
P「お?」
未央「ほいっ、私はみーおだっ?」サッ
P「ほほう、お返しか。しかし甘いっ」スッ
553: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:47:47.84 ID:r50n2mWc0
未央「ちょっ! 前屈みになったら届かないよー!」ピョンピョン
P「はっはっは!」スッスッ
未央「このぉ、てやー!」ガシッ
P「おおっと!?」
未央「へへへー! おぶさってるのは誰だー? このMIOだー!」ギュー
P「あ、ちょい待ておま、当たってる当たってる!」
555: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:52:13.91 ID:r50n2mWc0
未央「あったかいだろーやわらかいだろー、どうだどうだー!」ムギュムギュ
P「お前意外とでかいんだから、そういうのはめっ! おら降りろ!」
未央「ちぇー、プロデューサーは草食系だなーもー」トスン
P「はぁ……お前はもう売れっ子アイドルなの。草食系とか関係ないの!」
未央「プロデューサーのおかげなんだから別にいいのに。私はプロデューサー、大好きだよ?」
P「!」
557: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:55:20.73 ID:r50n2mWc0
未央「だって、私のことずーっと見ててくれてたしさ」
未央「今もプロデューサーと一緒で心技体、もうポッカポカですぜ?」
P「……ありがとな。諦めないで付いてきてくれて」
未央「うーん、真っ正面から言われると照れるなぁ」
P「それはお前だ馬鹿者」コツン
未央「あうっ。えへへ」
P「これからも頼むぞ、情熱ニュージェネレーション!」
未央「おうともよー!」
おわり
おわり……?
562: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 13:59:46.10 ID:r50n2mWc0
とうさt……監視カメラ「大好きだよ?」
まゆ「……」ギリッ
雪美「……そう……」
瑞樹「……へぇ。未央ちゃん、そうなのね。……わかるわ」
留美「……まずはどうしようかしら」
美優「そんな……Pさん……」
凛「……未央。……ふふ、そうなんだ。……そうなんだ」
(ちゃんみおが)おわり
569: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:06:16.61 ID:xQ7m4f5m0
2レスだけ拝借
みくにゃん
http://i.imgur.com/EUP6n.jpg
みく「暇にゃ~暇すぎるにゃ~」
ペロ「ニャー」
みく「にゃ?君は雪美の所のペロ?」
ペロ「ニャー」
みく「にゃ~?」
ペロ「ニャーニャー」
みく「にゃにゃにゃ?」
ペロ「ニャアアアア!!」
みく「にゃ!?にゃ~にゃ~」
P「なにやってるんだ?みく」
みく「暇すぎるからペロとお話してたにゃ」
P「へぇ、猫の言葉わかるのか?」
みく「わからないにゃ!」
570: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:08:15.93 ID:xQ7m4f5m0
雪美「…ペロ・・・帰る・・・」
ペロ「ニャー」
雪美「・・・みく」
みく「どうしたにゃ?」
雪美「・・・ペロが・・・楽しかったって・・・」
みく「にゃ!?ほんとかにゃ!?」
ペロ「ニャー」
雪美「・・・また・・・ペロと・・・遊んで・・・次は・・・私とも・・・」
みく「もちろんにゃ!」
P「雪美に猫耳つけて姉妹猫・・・有りだな」
おわり
577: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:17:18.46 ID:Eb9Reywc0
輿水幸子(14) 自称カワイイ
http://i.imgur.com/ejdYs.jpg
http://i.imgur.com/0YxhU.jpg
幸子「おはようございますプロデューサーさん!」
P「おー、おはよう幸子」
幸子「ふふん、今日もボクは可愛いですね!」
P「そうだなー」
578: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:18:17.46 ID:Eb9Reywc0
幸子「…時にプロデューサーさん、クリスマスイブに予定はありますか?」
P「ん?イブか…その日は」
幸子「あぁみなまで言わなくても分かります!」
幸子「どうせプロデューサーさんのことですから特に予定もなく、一人寂しくイブの一日を過ごすんでしょう?」
P「……いや、その日は予定が入ってるんだ」
幸子「ですからこのボクが直々に……へ?」
579: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:19:35.45 ID:Eb9Reywc0
P「昨日大学の頃の友達から久しぶりに集まらないかって連絡があってな」
幸子「……本当に?」
P「本当に」
幸子「………」
P「それよりイブの予定なんか聞いて何か用でも…」
幸子「…ッ、な、なんでもないですよ!ふーんだっ!」
・
・
・
・
580: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:21:24.64 ID:Eb9Reywc0
P(…とさっきはつい見栄を張ってしまった、が……)
幸子「……プロデューサーさんのバカ……」イジイジ
P(…ちょっと可哀想なことしたか)
P「……仕方ない」
P「あーもしもし?どうした?」
583: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:23:05.30 ID:Eb9Reywc0
P「え?やっぱりイブに集まるの無理になった?」
幸子「………」ピクッ
P「ふむふむ……あーそりゃ仕方ないな、うん」
P「おう、じゃあまたの機会に……」
幸子「…………」
P「…参ったなー、イブの予定がなくなっちまった」
P「あーあ、こりゃイブは男一人で寂しく過ごすしかないなー」チラッ
584: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:24:14.33 ID:Eb9Reywc0
幸子「…本当にどうしようもない人ですねぇプロデューサーさんは!」
P「おぉ、どうした幸子」
幸子「プロデューサーさん!クリスマスイブの予定は?」
P「今しがたなくなっちまったよ」
幸子「ふふん…男一人でのクリスマスイブとは寂しい限りですね!」
P「まったくだな」
587: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:26:47.10 ID:Eb9Reywc0
幸子「そんなあまりにも可哀想なプロデューサーさんには…仕方がないのでこのボクが直々に一日付き合ってあげます!」
P「ほ、本当か!?」
幸子「えぇ、何しろボクは優しいですからね!」
P(…と言いつつ頬は緩みっぱなしでめちゃくちゃ嬉しそうだな)
幸子「その代わり、当日はボクの行きたいところに付き合って貰いますからね!」
P「それくらいはお安い御用さ」
幸子「そうですね…じゃあその日はまず…」
588: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:28:46.10 ID:Eb9Reywc0
P(それからは幸子にイブの日の予定をとても楽しげに語られた)
P(恐らく予め考えていたのだろう)
P(…しかし本当に俺に予定があった場合どうするつもりだったんだろうか)
P(…ま、そんな詰めの甘さも含めて)
幸子「それで次は……ってどうしたんですプロデューサーさん、気持ち悪い笑顔でこっちを見て」
589: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:32:18.38 ID:Eb9Reywc0
P「いや…幸子は本当に可愛いなぁってな」
幸子「そんなの当然じゃないですか!」
幸子「そしてそんな世界一可愛いボクとイブを過ごせるプロデューサーさんは世界一の幸せ者ですよ!」
P「あぁ、世間の奴らにこの幸せを分けてやりたいくらいさ」
幸子「ふふん…やっとプロデューサーさんにもこのありがたみが分かりましたか!」
幸子「だったら当日、ちゃんとボクをエスコートして下さいね!」
P「はいはい」
P(今年のイブは最高のものになりそうだ)
おわり
600: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:41:47.52 ID:ee2fbQIH0
P「もう十二月かぁ……冬も真っただ中だし、どう過ごそうかな」
(……ますか……聞こえますか……)
P「!?」
(私です……上条春菜です……)
(今……プロデューサーさんの心に……直接、呼びかけています……)
P「何……だと……!」
602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:43:51.87 ID:ee2fbQIH0
(……アイドルとの……恋愛に……呆けている……場合では……ありません……)
(……眼鏡です……今年の冬は、ズバリ眼鏡……)
P「ぐっ……め、眼鏡……!?」
(何は無くとも……眼鏡です……いいですね、眼鏡ですよ……)
P「な、何だったんだ、今のは……」
(……ますか……聞こえますか……)
P「!?」
606: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:46:53.52 ID:ee2fbQIH0
(あたしです……椎名法子です……)
(今……プロデューサーの心に……直接、呼びかけています……)
(……メガネなんかに……構ってる……場合じゃ……ありません……)
P「な、何……!?」
(ドーナツ……今年の冬は、ドーナツです……ドーナツあれば、皆幸せ……)
P「ぐぁぁぁ!……ど、ドーナツ、だと……!?」
(そう……冬を過ごすなら、ドーナツが一番……ドーナツしかない……)
P「ドーナツが一番……ドーナツ……ハッ!?」
P「お、俺は一体、どうしちまったんだ……」
612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:50:26.13 ID:ee2fbQIH0
(……ますか……聞こえますか……)
P「こ、今度は誰だ!」
(いらっしゃいませ……槙原志保です……)
(今……プロデューサーの心に……直接、呼びかけています……)
P「し、志保……?」
(ドーナツもいいけど……やっぱり、スィーツなら……パフェ、パフェです……)
P「パフェ!?」
(そうです……パフェは……パーフェクトな……スィーツで……)
(ちょっと……一番は……ドーナツの、はず……)
P「!?」
618: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:55:31.84 ID:ee2fbQIH0
(いいえ……眼鏡です……今年の冬は……眼鏡で、決まり……)
(ドーナツ……もうドーナツてもいいから……なんちゃって……)
(想像してみてください……辺り一面がパフェ……これは……パフェるしかない……)
P「も、もうやめてくれ!……頭が……頭が、おかしくなりそうだ……!」
(眼鏡……ううん、ドーナツ……じゃなくて、パフェ……)
P「……が、ぁ……!」
(眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡……)
(ドーナツドーナツドーナツドーナツドーナツドーナツキャッツドーナツドーナツ……)
(パフェパフェパフェパフェパフェッ……ゲホッ、ゲホッ……パフェパフェパフェパフェ……)
P「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
620: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 14:59:12.43 ID:ee2fbQIH0
P「………」
春菜「プロデューサーさん!」
P「……お、おぉ。春菜か」
春菜「突然ですけど、今年の冬はどう過ごす予定なんですか?」
P「ん?あぁ……そうだなぁ」
P「まずは、眼鏡を……かけて……」
春菜「ですよね!」グッ
P「……ドーナツを、つまみ食い……しながら……」
春菜「えっ?」
法子「冬ならやっぱりドーナツだよね~!」グッ
623: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:02:33.62 ID:ee2fbQIH0
P「パフェを、食べつつ……」
法子「あれ!?」
志保「パフェの魅力には、誰も勝てませんからねっ!」グッ
P「……キャッツを応援する」
「「「!?」」」
友紀「………」ニヤッ
THANK YOU YUKKI
633: 画像は他の人に任せた 2012/12/09(日) 15:12:31.90 ID:c296nctZ0
P「うー、さむさむっ。悪いな、入ってくれ、美由紀」ガチャ
美由紀「は……はいっ! えと、お邪魔します?」
P「まさか大雪で交通網が麻痺するなんてなぁ……。せめて寮まで送っていけたらよかったんだが」
美由紀「明日は学校もお仕事もお休みだし、みゆきは大丈夫だよっ!」
柳瀬美由紀(14) Cu 出身地:北海道
635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:15:19.16 ID:c296nctZ0
美由紀(プロデューサーさんのおうち……えへへ、男の人のおうちに泊まるのって初めてかも)
P「それにしても、1人暮らしの男の家に泊めるなんて……。せめてどこかのホテルが取れたら良かったんだが、どこもいっぱいだしな」
美由紀「ううん、あたしはこの方がいいな」
P「?」
美由紀「だってホテルなんて、きんちょーして逆に寝られなさそうだもん……それに、寂しいし」
P「あはは、それもそうかもな。あ、適当に座ってくれ」
美由紀「はーい」ポスン
P「寮の方はどうだ?」
美由紀「うん、もう慣れちゃった! 留美さんもみくさんも、みんないい人だもんね! ……最初はやっぱり、あんまり眠れなかったけど」
P「北海道から出てきて1人暮らし。いろいろ大変だろうけど……」
美由紀「だいじょぶだいじょぶ! みんながついてるもん!」
P「……そっか」
638: >>636 さんくす 2012/12/09(日) 15:18:52.55 ID:c296nctZ0
P「じゃあ、風呂洗って沸かしてくるからちょっとだけ待っててくれ」
美由紀「はーい!」
美由紀「……」
美由紀「…………」ウズ
美由紀「……………………」キョロキョロ
美由紀(え、えい)ポス
美由紀(プロデューサーさんのお部屋)
美由紀(プロデューサーさんのおふとん)
美由紀(……えへへ)ゴロゴロ
639: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:23:16.04 ID:c296nctZ0
美由紀『ねえねえ! 次はあっちのに乗ろーよ! ジェットコースター!』
P『おいおい……ちょっと休ませてくれよ』
美由紀『やだよー! だって時間が勿体無いじゃん!』
P『まったく、美由紀は元気だなあ』
美由紀『そっちがおじさんくさいんだよー! まだまだ若いんだから、しゃきっとしてよ、しゃきっと!』
P『はいはい。美由紀がそう言うならがんばるよ』
640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:25:43.56 ID:c296nctZ0
美由紀『……ぐす』
P『そりゃあ、あんなに走り回ってたら転びもするわなあ』
美由紀『だって……』
P『どうだ? 歩けるか?』
美由紀『……』フルフル
P『しょうがない……おぶってやるから、背中乗れよ』
美由紀『うう……ごめんなさい』
P『よいしょ、っと。おお、美由紀軽いな。ちっちゃいころのまんまだ』
美由紀『むー、失礼な! これでも成長してるんだから!』
P『はいはい、中学生なんてまだまだ子どもだよ』
美由紀『むー……』
美由紀(ああ、プロデューサーさんって、まるで……)
641: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:26:20.29 ID:V5v/6vJW0
蘭子と同い年のわりにロリロリしいんだよなぁ……
643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:28:22.38 ID:c296nctZ0
P『なあ美由紀、今日の晩ご飯何がいい?』
美由紀『んー、何でもいいよ!』
P『何でもいい、かぁ。困ったなあ』
美由紀『えへへー、だって何でも美味しいもん!』
P『そっか。じゃあ、最後だからぱーっと派手なものにするか』
美由紀『へ? 最後?』
P『ああ。だって、今日で美由紀と俺はお別れじゃないか』
美由紀『え? え?』
644: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:31:45.04 ID:c296nctZ0
P『美由紀、遠いところへ行っちゃうんだもんな。離れても元気でな』
美由紀『ま、待ってよ。そんなの聞いてないよ?』
P『これは、しょうがないことなんだ』
美由紀『やだよ! みゆき、一緒がいいよ!』
P『じゃあな、美由紀。ばいばい』
美由紀『何で! 頼りにしてたのに!』
P『ほら、この手ももう、離さないと』
美由紀『やだ! 絶対離さないから! あっ!』スル
P『頑張れよ、美由紀。応援してるから』
美由紀『行かないで! あたし、誰を頼ったらいいか分かんなくなっちゃうじゃん! やだよ! ねえっ……!』
―――き
―――ゆき
645: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:34:29.78 ID:c296nctZ0
P「みゆき?」
美由紀「ふぇ? あ、あれ……?」グシ
P「寝ちゃってたんだな、ごめんごめん」
美由紀「あ、あたし寝ちゃってたんだ……」
P「ああ。大丈夫か? ……その。泣いてたみたいだけど」
美由紀「い、いえ、これは別にっ!」
P「そうか? 何か辛いことがあったら、話してくれよな」
美由紀「……」
P「美由紀?」
美由紀「……じゃあ、ちょっとだけ」
美由紀「……あたし、お仕事が終わるといつも寂しくなっちゃうんだ」
P「寂しく?」
美由紀「うん。今日も終わっちゃったなあ、もうみんなとばいばいしなくちゃいけないんだなあ、って。……だから、今日はとっても嬉しいの。お仕事が終わってもプロデューサーさんと一緒にいられるから」
P「美由紀……」
647: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:39:03.87 ID:c296nctZ0
美由紀「ね、もうちょっと近くに行ってもいーい?」
P「ああ、いいよ」
美由紀「……あたし、プロデューサーさんに頼ってばっかり。迷惑ばっかりかけて、ごめんね?」
P「そんなことないよ。美由紀はしっかり者だから、頼られる方が嬉しいってもんさ」
美由紀「えへへ、やっぱりプロデューサーさん、優しいし、あたしのことちゃんと見てくれる」
P「そりゃ、プロデューサーだからな」
美由紀「……だから」
P「何だ?」
美由紀「あのね、その、えっと……お兄ちゃん、って呼んでもいいですか?」
654: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 15:52:31.58 ID:5Z9Lf9/n0
P「へ?」
美由紀「あっ、だっ、やっぱり無し! 今の無しです!」
P「あ、ああ……びっくりしたなあ。それより、お風呂沸いたから冷えないうちに入っておいで」
美由紀「あ、はい! それと」
P「それと、どうした?」
美由紀「あたしの手、ずっと離さないでいてくださいね♪」
おわり
667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:05:11.36 ID:QAlU2K0k0
千秋「Pさん、準備は出来た?」
P「とりあえずこんくらい着込んでみたけど大丈夫かな?」
千秋「アナタは冬の北海道は舐めているのかしら?」
P「そうか?でも、ほらカイロも持ってるぞ」シャカシャカ
千秋「そんな時間制限付きの防寒具なんてはっきりいって意味が無いわ、Pさん、一回コート脱いでください」
P「えぇ~…めんどくさ」
千秋「いいから脱ぎなさい!」
P「分かりました!今すぐに脱ぎます!」ヌギヌギ
千秋「こんな薄着でどこに行くつもりなのよ全く…ヒートテックの上にもう一枚シャツを着なさい、あとこのブラウスも羽織って」
P「あんまり着込むと動きづらくて嫌なんだけど」
千秋「寒さで体の震えが止まらないよりはマシでしょう?」
668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:10:44.63 ID:QAlU2K0k0
P「そもそもこんな雪の中を出かけるのが間違いなんじゃあ」
千秋「ア・ナ・タが仕事とはいえせっかく来たんだから冬の函館を満喫したいと言い出したのでしょう?」ギュウウウ
P「ぐえええええ!ごめん千秋!わがままばっかり言ってごめんなさい!」
千秋「…よしっ、マフラーも結んだしこれなら今日の天気でも寒くないはずよ」
P「あとは手袋すれば完璧だな…あれ?どこ置いたっけ?」
千秋「…手袋はしなくてもいいわ」
P「何でだよ?手が寒いじゃん」
千秋「わ、私より年上の男性なんだからそれくらい察しなさい!空気が読めないんだから!」
P「……そうだな、確かに手袋は要らないな」ギュッ
千秋「女性のほうからこんなことを言わせるなんてアナタは相変わらずいけずだわ」ギュッ
P「千秋も相変わらず手厳しいなぁ」
671: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:15:47.89 ID:QAlU2K0k0
千秋「…アナタが鈍感すぎるのがいけないんでしょう?事務所にアナタに好意を寄せる娘たちがどれだけ居るか」
P「好意を寄せるっていってもあくまでプロデューサーとしてだろう?あんな可愛いアイドル達に俺みたいな地味で冴えない男が好かれるわけ無いって」
千秋「もういいわ、早く外に出ましょう。Pさんは何か食べたいものとかあるのかしら?」
P「美味しいもの」
千秋「そんなアバウトな要求を出されても困るのだけれど?それに冬の北海道の料理に不味いものなんて無いわ」
P「だから千秋のお勧めでいいから何か美味いもの食いにいこう」
千秋「…アナタはそういう人だものね、それにそういう人だと分かった上でお付き合いしてる私も同罪だわ」
P「そこまで言われるようなことしてるのかなぁ俺!?」
千秋「冗談よ、いいから行きましょう遅くなるとまた冷え込んでくるんだから」
674: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:21:03.85 ID:QAlU2K0k0
P「ああー美味しかった!いくら丼とほっけの塩焼き最高だなぁ!やっぱり北海道といえば海産物だよな!」
千秋「他にもいろいろとあるわ、味噌ラーメン、石狩鍋、ジンギスカン、スープカレー…とても一日で満喫しようなんて無理よ」
P「話聞いてるだけで腹が減ってくるけど流石に限界だわ、ウプッもう胃袋にスペースが無い」
千秋「大丈夫なの?無理してまであんなに食べるからよ」
P「せっかくだから美味しいものたくさん食べたいんだよ、普段はTV局の弁当ばっかだし」
千秋「アナタは仕事の時とプライバシーとのギャップがありすぎるわ。仕事のときはあんなに頼りになるのに、自分のことになると本当に適当なんだもの」
P「そりゃ仕事の時はアイドル達の将来がかかってるんだから、自然と気合が入るものさ」
千秋「…もう少し自分の体のことも気に掛けなさい、アナタにもしものことがあったらと思うとこっちが気が気じゃないんだから」
P「年末年始特番の収録で今みたいに忙しいのは年1、2回有るか無いかだからさ。師走くらいバタバタ走り回らないと」
千秋「私の目にはいつもあっちこっちをヒーヒー言いながら駆けずり回ってるように見えるけど?」
P「それはほらあれだ、俺の仕事が遅いから不恰好に見えるだけだよ」
千秋「そういうことにしておいてあげるわ…Pさん、あのバスに乗るわよ」
P「でもあれってホテルと逆方向なんじゃあ」
千秋「いいからほら、黙ってついて来なさい」
677: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:25:26.26 ID:QAlU2K0k0
P「…すげー夜景だな、ここが日本だってことを忘れちまいそうだよ」
千秋「夜景スポットはやっぱりここが1番ね、函館山もいいけれどあそこは観光客が多すぎるもの」
P「こんなに綺麗に夜景が見えるのに誰も居ないんだな」
千秋「ここは地元の人ですらあまり知らない場所だもの、誰も居なくて当然よ」
P「こんなにいい場所なのに俺達二人だけで楽しむのも少しもったいないな」
千秋「…ねぇ、Pさん」
P「どした?」
千秋「私がこうしてアナタを独り占めしていることは…いけないことではないのかしら?」
P「いきなり何言い出してんだよ、そりゃ俺と千秋はアイドルとプロデューサーだからこういう関係は確かに好ましくないけれども」
千秋「そういうことじゃない…アナタだって本当は気づいているんでしょう?アイドルの中にプロデューサとして以上の好意を寄せている子が居ることくらい」
P「…気づいて無いといえば嘘になるよ」
679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:29:20.32 ID:QAlU2K0k0
千秋「私以外にもアナタを慕う子はたくさん居るというのに…私は自分の気持ちを抑え切れなくて、アナタの告白した、そして運よくアナタは私の気持ちを受け入れてくれた」
千秋「でも!他の子はみんな我慢してるのに!アナタを好きだってことを我慢してたのに!私が自分の勝手な我侭で…それを全部無駄にしてしまった…!」
千秋「こんなことが許されるのかしら…?アナタと恋人になれて浮かれてる自分が情けなくて、ずるくて大嫌い…!でもそれでもアナタと繋がっていたいの!」
千秋「こんな自分を知るくらいなら…アナタに憧れて遠くから眺めているだけで我慢していればよかったのに…!グスッ…こんなことをアナタに話してもどうにもならないのに」
P「千秋、顔上げろ」
千秋「いや”!アナタにこんな泣きはらした顔見られだくないの!」
P「いいから、ほれ」クイッ
千秋「…うぅーグスッ」
P「あぁーもう涙と鼻水でぐちゃぐちゃじゃないか、顔拭くからじっとしてろよ」
千秋「どうしてアナタはそんなに優しいのよ…?私アナタの彼女として最低なこと言ったのよ…アナタの想いを裏切るようなことばかりを」
P「たとえ他のどんなアイドルから想いを打ち明けられたとしても、俺はそれに応えるつもりは無いよ」
P「身に余ることだと思うが、アイドル達から好意を寄せられているのはなんとなく気づいてた…でもその中から俺は千秋を選んだ」
P「千秋が他のアイドルを裏切ったっていうんなら、それは俺も同じだよ。プロデューサーのくせにアイドルに手出してんだから最低もいいとこだ」
P「さっき千秋も言ってたろ?俺らは同罪なんだよ、言わば共犯者だ。だから一人であんま背負い込むな」
P「もし辛いことや苦しいことがあるのなら全部俺のせいにすればいい、それで千秋が笑顔になるなら俺は満足だよ」
681: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:35:25.89 ID:QAlU2K0k0
千秋「…アナタは馬鹿ね、本当に救えないわ」ポスッ
P「馬鹿じゃなきゃアイドルのプロデューサーなんてやってないさ、こんなブラックな仕事がこの世界に存在するなんて思わなかったよ」ギュッ
千秋「私とアナタが共犯者だと言うのなら…ずっと傍で私のことを見ていて…でないと…罪の重さに耐え切れないと思うから」
P「何があっても俺は千秋の傍に居るよ、色んなものを裏切ったけどこれだけは必ず守り通してみせる」
千秋「言葉なんて曖昧なものは嫌いだわ…私の唇に誓いを立てて」
P「……これでいいか?」
千秋「まだ足りないわ…もっとアナタの想いを私に頂戴」
終わり
682: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 16:37:19.29 ID:QAlU2K0k0
おまけ
千秋「ま、待たせてごめんなさい」
P「お、前に見たかわいいパジャマ」
千秋「パジャマくらいかわいいのを着ててもいいでしょう!?私のキャラに合わないってことくらい自分でも分かってるわよ!」
P「んなことないって、似合ってるし可愛いよ。ま、それにだ」ニジニジ
千秋「Pさん…?なんだか目が据わっているようですけど」アトズサリ
P「何を着てようが脱がせば一緒だしな」
千秋「あ、ちょっ…!おねがい、せめて電気は…消して…いやぁもう!この…変態…!」
本当に終わり
696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:18:42.80 ID:uxfJpuPP0
蘭子「凍てつく波動が身に染みるわ…… (はー、今日も寒いですねー)」
P「おう、いよいよ冬本番って感じだな」
蘭子「見よ! わが吐息の聖なる輝きを! (見てください! 息が白いですよ!)」
P「俺のもだぞ。ほれほれ」
蘭子「む、流石は我が下僕。主と同じ技を手に入れたか…… (プロデューサーさんとおそろいですー)」
697: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:21:15.46 ID:uxfJpuPP0
P「はやく事務所のこたつに入んないと。ちひろさん、ただいまです」
蘭子「盟主の帰還に打ち震えよ! (ただいま帰りましたー!)」
ちひろ「おかえりなさーい……なにごとです?」
P「何がですか?」
蘭子「さあ下僕、早く清浄なる灯火を捧げよ! (ちひろさん、ストーブはやくはやくー)」
699: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:24:00.03 ID:uxfJpuPP0
ちひろ「ストーブあっちですよ……じゃなくて。二人とも、その……」
P「よしいくぞ蘭子。暖まろう」
蘭子「うむ。一刻の時も惜しい、急ぐがいい (うー。さむいです、プロデューサーさーん……)」
ちひろ「ひ……人の話を……」
701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:27:10.59 ID:uxfJpuPP0
P「寒くないか、蘭子?」
蘭子「汝の慈愛の抱擁が我を癒す…… (プロデューサーさんが暖かいから、大丈夫ですよ!)」
P「そうかそうか。蘭子も暖かいな」
蘭子「ひゃあっ!?」
P「うん……抱きしめるともっとあったかいぞ」
ちひろ「…………」
703: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:30:24.92 ID:uxfJpuPP0
蘭子「こ、こらっ……あ、主に無礼なるぞ! (ぷ、プロデューサーさん! 恥ずかしいですっ)」
P「とか言いつつ、蘭子も抱きついてるけど」
蘭子「う、運命には逆らえぬっ! (暖かいから……し、仕方ないですよっ!)」
P「はいはい運命運命」
蘭子「うー! 主を馬鹿にするでない! (もー! プロデューサーさんの意地悪っ!)」
ちひろ「…………」
705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:33:54.98 ID:uxfJpuPP0
ちひろ「…………あの」
P「なんです?」イチャイチャ
ちひろ「プロデューサーさん、アイドルにお姫様抱っこは」
蘭子「よしなにっ! (まあいいじゃないですか!)」イチャイチャ
ちひろ「……もしかして、外もそうやって歩いたんですか?」
P・蘭子「そうですけど (当然のこと)」ギュー
ちひろ「暑い……いや熱いんでせめて事務所ではやめません?」
おしまい
710: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:53:23.73 ID:O84pMuA60
P「それじゃそろそろ……」
茜「行ってきまーすっ!!!」
ちひろ「はい、いってらっしゃい」
ガチャ
P「うぉぉぅっ……さむ……!」
茜「ホントだ! 寒いですねプロデューサー!! 雪まで降ってますっ!」
P「全然寒そうに見えないぞ茜……」
茜「そうですか? 元気なのは私のチャームポイントですからね!!」
P「お前平熱37度超えてるだろ?」
茜「プロデューサー! 後少しですが、さすがにそこまで高くはないですよ!」
P「間違いなく計り間違いだな……」
茜「あーっ! 信じてませんねプロデューサー! ほら、おでこ触ってみてください冷たいですよ!」
711: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:57:49.14 ID:O84pMuA60
P「どれ…………微妙なぬるさ」
茜「そうでしょう! だから37度は超えていませんよ!」エッヘン
P「丁度良い。このままカイロになってくれ」ナデナデ
茜「いいですよ! 私も何だかおでこが熱くなってきた気がします! プロデューサーの手は暖かいですね!」
P「確かに、一気に熱くなってきた。何だこれ……」
茜「分かりません! プロデューサーの暖かさが移ったみたいです!」
茜「それに体も熱くなってきました! 一枚脱いでもいいですか!?」
P「やめろ! 愛梨とかぶるし外ではマズい!」
ちひろ「ちょっと、プロデューサーさん! いつまで居るんですか!? 早く行かないと収録に遅れますよ!?」
P「す、すみません!」ダッ
茜「あ、現場まで競争ですかプロデューサー! 負けませんよーっ!!!」ダーッシュ
茜(……まだおでこが熱い……風邪かなぁ……でも気合いで乗り切るぞー! おーっ!!!)
713: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 17:59:58.89 ID:O84pMuA60
おわるんだ
茜は思ったより難しいというか幸子が喋ってる錯覚に陥った
すまん茜
へいパス次
723: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 18:22:16.82 ID:04qCMQDX0
―――
――
―
P「おつかれ日菜子! よかったぞ」
日菜子「むふふふっ♪ ミニライブとっても楽しかったですよ!」
P「ファンの人たちも盛り上がってたな」
日菜子「はい! みんなを夢の国へ連れて行けました~」
P「ああ、ほんとに日菜子はみんなを魅了するシンデレラだよ」キリッ
日菜子「プロデューサーさん……」ポー
P「日菜子……」ギュッ
725:  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2012/12/09(日) 18:26:13.92 ID:04qCMQDX0
日菜子「むふっ…むふふふふっ……」
日菜子「いいなぁ…お姫様っぽいなぁ…むふふ」
日菜子「あ、外、雪が降ってる。妄想してて気づかなかったぁ」
日菜子「雪といえば…」
726: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 18:28:18.96 ID:04qCMQDX0
―――
――
―
日菜子「どうして来たんですか!?」
P「ぜぇ、はぁっ、日菜子、待ってくれ。聞いてくれ、俺の可愛い日菜子」
日菜子「やめてください! もう日菜子のことなんて、ほうっておいてください!」
P「そんなわけに、いくか……! 帰るぞ、日菜子。ほら、こんなに雪が降ってきてる」
日菜子「日菜子は決めたんです、もう、プロデューサーさんのことあきらめるって」
P「うそ、だろ。日菜子……」
日菜子「さようなら! 日菜子の、日菜子だけの王子様……!」バッ
P「日菜子! 待ってくれぇぇえええっ!」
729:  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2012/12/09(日) 18:31:38.83 ID:04qCMQDX0
日菜子「むふふっ…むふふふっ……」
日菜子「悲恋の妄想おいしいです…むふふ」
日菜子「あぁでもせっかくなら甘々な感じもどうかな…」
日菜子「底まで冷え込む聖夜に、ふたりで手をつないで街を歩く二人…むふっ」
732: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 18:35:36.40 ID:04qCMQDX0
―――
――
―
日菜子「むふっ♪」
P「どうしたんだ、日菜子。そんな堪えきれないみたいな笑顔して」
日菜子「むふふ…いえいえ、イブにプロデューサーさんとこうしているのが、幸せなんですよぉ…むふふ」
P「ああ。俺もだよ。日菜子と過ごす時間こそ幸福だと、確信しているからな」
日菜子「むふ……あの、プロデューサーさん、……えっと」
P「どうしたんだいお姫様」
日菜子「プロデューサーさん……、キス、してほしいです…」
P「おやすいごようさ。さぁ目を瞑って」スッ
736:  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2012/12/09(日) 18:39:12.72 ID:04qCMQDX0
日菜子「なんちゃってなんちゃって~! むふふっ…プロデューサーさんとイブデート…むふふふふふ♪」
P「おう日菜子、お待たせ」
日菜子「むふふ…二人は幸せなキスをして終了…」
P「なにいってんだ日菜子」
日菜子「あぁっ…あっ、妄想してました…」
P「またかよ」
日菜子「むふふっ…そっけないプロデューサーさん、妄想が、捗る…むふっ♪」
P「やめてくれ」
737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 18:44:38.04 ID:04qCMQDX0
P「で? イブデート?」
日菜子「ひょえっ!? こ、声に出てましたか…?」
P「ああ、ばっちりな。じゃあその妄想くらいは現実にするか」
日菜子「えっ、……え? こ、これ妄想? むふっ、それなら、トコトン……」
P「現実だっつってんだろ」
日菜子「むふふ…聖なる夜を楽しむ二人…あぁ妄想が激しくなっちゃう…」
P「おーい日菜子さーん」
日菜子「プロデューサーさん、日菜子は幸せです…むふふっ♪」
おしまい
753: んじゃ1レスお嬢 2012/12/09(日) 19:00:15.74 ID:V5v/6vJW0
巴「ワシぁくりすます、とかいうチャラチャラしたモンにはのぉ」
巴「あんま興味ないんじゃ」
P「ふむ」
巴「サンタとかのぉ、信じとるモンはお子様やけぇ」
巴「やからな、ワシにはプレゼントとか一切いらんけぇの」
P「ほんとにいいのか?」
巴「おぉよ、もうこれでも大人じゃき、何やったらワシがプレゼントしたる方にまわったろか」
P「いやいや、俺のほうこそもうプレゼントなんてもらう年じゃないさ」
巴「せやったら何もせんでええな」
P「ん……そうだな」
―――
――――
-寝室-
巴「Zzzzz………」
P「……とか言っておきながらちゃっかり靴下ぶら下げて『可愛い衣装下さい』って……」
-お嬢は夢見るEND-
767: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:20:44.09 ID:4MqWIuOt0
新田美波(19)
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3715299.jpg
P「美波、ライブお疲れ様。よかったぞ」
美波「ふふっ。本当ですか?少し、睡眠不足で心配だったんですけど」
美波「それならよかったですっ」
P「睡眠不足?」
美波「はい。緊張で……」
768: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:22:32.77 ID:4MqWIuOt0
P「ああ。なんていったってソロライブだからなぁ。他の子もいないわけだし」
P「そりゃあ緊張もするか」
美波「それもあるんですけど……。プロデューサーさんと二人きりで、お泊りっていうのが、ね?」
P「……おおう」
P(そんな二人きりとか強調しないで!意識しちゃう!)
美波「ふふっ……パパが知ったら怒りそうっ」
P「ちゃ、ちゃんと保護者の了承は得てるじゃないですか」
美波「パパには内緒にしたんですよ。知られたら絶対に反対されますから」
美波「反対されたら……プロデューサーさんとお泊り、できなくなっちゃいますから」
P「お、おう……」
769: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:26:04.27 ID:4MqWIuOt0
美波「ましてや……旅館の都合で二部屋取ってたはずの部屋が一部屋になって」
美波「プロデューサーさんと同じ部屋で寝るのなんて知られたら……」
美波「きっとパパ、凄く怒っちゃいますから」
P「そ、そりゃあそうだな。可愛い娘が男と同じ部屋で寝るなんて……親御さんは怒るだろうな」
P(やばい……美波と同じ部屋って考えると凄い緊張してきた……)
美波「そういう事で、私昨日からずっとドキドキしてて……」
美波「ライブ中も、今だって凄い、ドキドキ……してるんですよ?」
P(上目使い!!!上目使いやめて!!こっちも凄いドキドキしちゃう!!!)
P「お、おう!と、とにかく睡眠不足なら早く旅館行って寝ようか!そうしようか!」
美波「……ふふっ。そうですね」
773: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:31:51.13 ID:4MqWIuOt0
――旅館
P(さて、旅館に着いて風呂入ってる間に布団を敷いてもらえたんだが)
P「あ、あの……お布団が並べられてるんですけど……」
美波「あ、あはは……」
P「ま、まったくもー!なんで担当の人はこんな事しちゃうかなー!移動させるからちょっと待っててな!」
美波「あ、でも今日寒いですから……そのままで」
P「はい?」
775: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:32:26.04 ID:4MqWIuOt0
美波「寒いですから……くっついてたら暖かいと思うんですっ」
P「う、うーん……それはまずいと私はね?思うんですけどね?」
美波「大丈夫ですよ!ね、ね?」
P「あ、はい」
777: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:38:00.71 ID:4MqWIuOt0
―――
――
―
美波「ふふっ……離れているより、暖かいですよ、やっぱり」
P「そ、そうでしょうか……」
美波「でも……まだ少し寒いかも」
P「そ、そうでしょうか……」
美波「だから……そっち行ってもいいかな?プロデューサーさん」
P「そ、そうでしょうか……」
美波「……じゃあ、そっち行くね?」
778: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:40:32.96 ID:4MqWIuOt0
もぞもぞ
美波「ふふっ……おじゃまします」
ぎゅっ
P「」
美波「うん……暖かい」
P「」
782: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:46:09.54 ID:4MqWIuOt0
P(あ、あれ?ちょっと待って待って待って。美波が俺の布団にいる、え?あれ?)
P(ほ、本当なら今頃別々の部屋でライブの疲れを癒すために寝てるはずなのに)
P(どうしてこうなった)
美波「んっ……」
P(なんかすげーいい匂いする。美波の鼓動の音か……俺の鼓動の音かよくわかんないけど)
P(どくん、どくん……ってすごい聞こえて……頭がクラクラする……)
美波「プロデューサーさん……」
P(ああ……美波、凄い可愛いな……。髪さらさらで凄く綺麗で……小ぶりな唇が……)
P(少しだけ、少しだけ……触れ、合いたい……)
785: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:50:17.98 ID:4MqWIuOt0
P(……)
P「っていやいや!!!まずいでしょこれは!!」
美波「きゃっ!?き、急にどうしたんですか……?」
P「あー危なかった!何が少しだけやねん!!」
美波「あ、あの……プロデューサーさん?」
P「美波……その、寒いのは我慢して、やっぱり布団離そう。そして別々に寝よう」
美波「……」
786: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:53:34.08 ID:4MqWIuOt0
P「まずいよこれは……うん。色々とまずい」
美波「……」
P「毛布もう一枚持って来てもらって……そうしたらなんとか暖かくもなるだろうし……」
美波「……いや」
P「へ?」
美波「嫌、です……。私は、プロデューサーさんと二人で、寝たい」
P「……」
美波「プロデューサーさんは、私と寝るの、嫌、ですか?」
P「嫌じゃない。嫌じゃないけど……でも」
788: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 19:57:03.83 ID:4MqWIuOt0
美波「お願いします……今日だけ、だから……」
P「……」
美波「今日だけ、ですから……」
P「……わかったよ」
美波「……ありがとう、プロデューサーさん……」
P「……でもなんでそんなに……」
美波「……」
美波「……今日だけ、だから……プロデューサーさんが、私だけのプロデューサーさんでいてくれるのは」
792: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:01:04.40 ID:4MqWIuOt0
P「え?」
美波「事務所に帰ったらまた……プロデューサーさんはみんなのプロデューサーさんになります」
美波「優しくて、皆に慕われてるプロデューサーさんに……」
美波「……他の子と楽しそうに話してるプロデューサーさんを見ると……胸が締め付けられて」
美波「……嫉妬、しちゃうんです。彼女でも、なんでもないのに」
美波「プロデューサーとアイドルだから……ダメだってわかってる」
美波「でも……抑えられなくて」
美波「だから、今日だけは甘えようって、プロデューサーさんに思いっきり甘えようってそう思ったんです」
美波「そして明日からちゃんと、この気持ちに蓋をしようって。そう決めてたんです」
美波「だから、その」
795: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:04:40.26 ID:4MqWIuOt0
P「……美波」
美波「ご、ごめんなさいっ!急に、こんな事言われても迷惑、ですよね」
美波「今のは忘れてください……」
P「……美波にそんな事言われたら、忘れられる訳がないな」
P「……あと、その気持ちに蓋なんてせずに、ちゃんと俺に聞かせて欲しい」
美波「プロデューサーさん……」
P「……聞かせてくれ」
796: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:07:02.94 ID:4MqWIuOt0
美波「……その」
美波「……好き、です」
美波「プロデューサーさんのことが、好きです……。気がついたらずっとプロデューサーさんを目で追って」
美波「プロデューサーさんのことばっかり考えて……それで――
P「――俺も」
P「俺も美波の事が好きだ」
美波「……え?」
P「うん。俺も美波の事が好きだ。だから相思相愛って事で。気持ちに蓋なんてしないで欲しい」
美波「え、え?」
798: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:09:39.48 ID:4MqWIuOt0
P「今日なんてさ……最初はちひろさんが付き添いの予定だったんだよ」
P「でも俺が、美波と一緒に行きたかったから。二人きりになりたかったから……」
P「無理言って、代わって貰った」
P「……俺も、昨日凄い緊張してさ……正直眠れなかったんだよね」
P「美波と二人で、二人きりで……なんて考えると凄いドキドキして……」
P「と、とにかく!……その、そういう事だから」
P「今日だけ……なんて言わず、いつも甘えてくれると嬉しい、な」
美波「……」
800: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:13:37.95 ID:4MqWIuOt0
P「……その、美波?」
美波「……本当に?嘘、じゃないですよね……?」
P「……ああ、本当だよ」
美波「……嬉しい」
ぎゅぅっ
美波「じゃあ、これからいっぱい……『甘えさせて』……くださいね?プロデューサーさん!」
P「……ごくり」
おわり
817: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:37:07.02 ID:QAlU2K0k0
留美「Pくん、もう一杯いかがかしら?」
P「あ、そんじゃあいただきます」
留美「鍋はまだ煮えてないのにお酒ばっかり進んじゃうわね」
P「今日くらい良いじゃないですか、せっかく二人そろって休みが取れたんだし」
留美「私はあまりバラエティ番組に出ないから簡単に休みは取れたけれども、Pくんはこの時期忙しいんじゃない?」
P「…まぁまぁその辺のことは今日は忘れておきましょう、留美さんも一杯いかがですか?」
留美「いただくわ、そろそろ鍋も煮えたかしら?」
P「さっきからいい匂いがしてますけどね…クッー!美味い!」
留美「あともう少しね…Pくん、せっかく私が鍋を作ったんだからあまりおつまみばかり食べないでくれるかしら?」
P「すいません、でもつまみ無しで酒飲むのもなぁ」クピクピ
留美「お鍋すぐに出来るから少しくらい我慢しなさい」
821: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:42:49.08 ID:QAlU2K0k0
P「気になってたんですけど何鍋なんですか?」
留美「それは出来てからのお楽しみよ。あ、グラス空いてるわ、はいビール」
P「空になるたびに留美さんが注いでくるから酒が進むんですけどね、おっとっと」
留美「飲みたくないのなら飲まなければいいんじゃなくて?」
P「それはそうなんですけど…というか二人だってのに飲むペース少し早すぎますよ、今何本空けてます?」
留美「ワイン1本に500mlのビール6本、それと日本酒も空になってるわね」
P「うへぇ、まだ8時だってのに…少しペース落としましょう」
留美「志乃と飲む時はもう少しペース早めなんだけど…そうね、ちょっと落ち着いて飲みましょうか」
P「志乃さんといい留美さんといい楓さんといい酒豪すぎるんですよ…うちの大人部たちは」
828: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:48:51.22 ID:QAlU2K0k0
留美「Pくんも決して弱くは無いでしょ、無理して私たちのペースに付き合う必要は無いわ」
P「これでも酒強いほうだと思ってたんですけど」
留美「お酒は飲めないよりも飲めたほうがいいとは私も思うけど…あまり飲めてしまうのも考え物よ」
留美「辛いことがあるとすぐにお酒に逃げようとしてしまうもの、体のいい逃げ道を用意されると人は簡単にそこに逃げてしまうわ」
P「…そういうものなんですかね、もうそろそろ鍋いいんじゃないですか?」
留美「…ん、そうね。Pくん小皿貸して」
P「はーい、で何鍋なんですか?」
留美「隠しておいてなんだけれども、そんなに凝ったものでは無いわ。ただの鶏の水炊きなの」
P「そんなこと無いですよ!しっかり鶏の出汁も出てるし美味そうじゃないですか!それじゃあいただきます!」
830: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 20:54:32.81 ID:QAlU2K0k0
P「うん!美味しいです!野菜に出汁がよく染みてるし鶏肉もホロホロで口の中で溶けてくみたいで!」
留美「そう、なら良かったわ。男の人に料理を振舞うなんて久々だから少し緊張してたの」
P「……他の誰かにも料理作ってあげたことあるんですよね」
留美「昔、大学時代に付き合ってた彼にね…ふふっもしかして嫉妬してくれてるの?」
P「嫉妬してます、馬鹿みたいですけど…こんなこと言うなんて酔ってますね俺」
留美「心配しないで、今の私に必要なのはPくんだけよ」
P「うっ///…そういうことを面と向かって言われると照れますね」
留美「言われたあなたが恥ずかしがってどうするのよ?…言った私のほうが恥ずかしいんだから///」
P「恥ずかしいついでにもう一回俺が必要だって言ってくれませんか?」
留美「あまりお姉さんをからかうと後が酷いわよ?」
P「すんませんした」
834: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:00:43.59 ID:QAlU2K0k0
留美「肉ばかりじゃなくて野菜もちゃんと食べないと駄目よ?体調管理も仕事の内なんだから」
P「でも鶏肉が美味しくてつい箸が伸びちゃうんですよ」
留美「いいから野菜も食べなさい、ほら」
P「あぁー!そんなに野菜ばっかり入れないでくださいよ!」
留美「…こういうのが普通の幸せなのかしらね」
P「え?急にどうしたんですか?」
留美「いや…こうして二人で鍋をつついてると、Pくんともっと早く出会っていたらどうなったのかなって思うの」
留美「高校の友達にはもうすぐ2児の母になる子も居るわ、可能性だけを言えば私もそういう風に誰かと家庭を築いていたのかもしれない」
留美「秘書の仕事やアイドル業に未練や後悔があるわけでは無いの。ただねもしかしたら何かの拍子で出会う順番が変わっていたら、私も誰かのお嫁さんだったかもしれない」
留美「その誰かがPくんだったらどんなに幸せだろうな…ってたまに考えたりするの、こんなことを言うなんて私も相当に酔ってるわね」
留美「…ごめんね、少し外で酔いを醒ましてくるわ」
838: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:09:04.63 ID:QAlU2K0k0
P「待ってください、留美さん」ガシッ
留美「Pくん、どうしたの?」
P「もう少しいい雰囲気で切り出す予定だったんだけどなぁ…あの、これ受け取ってもらえますか?」
留美「…これって、開けてもいいかしら?」
P「はい、留美さんに上げたものですから」
留美「綺麗な指輪…でもこんな高価そうなもの受け取れないわ」
P「受け取ってもらわないと困ります、俗に言う給料の三ヶ月分ってやつなんですから。今すぐというわけにはいきませんけど、互いの仕事が落ち着いたら俺と結婚してください」
留美「…結婚と言うのは生涯を誓う契約よ、一時の気の迷いですると一生後悔することになるのよ?」
P「気の迷いなんかじゃありません、俺が留美と結婚したいんです」
留美「もう十分知っていると思うけど、私めんどくさいわよ?…嫉妬深いし束縛もするし料理も苦手だしそれに神経質だし」
P「そんなとこも含めて俺は留美が大好きですから」
840: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:14:45.98 ID:QAlU2K0k0
留美「そんなこと言われたら私勘違いして一生貴方に付きまとうわよ?貴方が嫌だと言うまで…いえ嫌だと言われても…きっと…ずっと貴方を忘れらない」
P「勘違いなんかじゃありません、俺の生涯をかけてでも貴方を幸せにしてみせます。だから俺と結婚してください」
留美「もう何を言っても止められないみたいね」
P「はい、留美の返事を聞くまで止めません」
留美「私が断るわけ無いでしょう?私をPさんのお嫁さんにしてください」ギュウ
P「えぇ、俺のお嫁さんになってください」ギュウ
847: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:21:59.42 ID:QAlU2K0k0
留美「もう…いつの間にこんなもの用意してたのかしら?」
P「実を言うとつきあい始めてからすぐに買ったんですよね、それ」
留美「じゃあもう6ヶ月も前から準備してたの?」
P「留美と付き合うことになったときに、ぼんやり『俺はこの人と結婚するだろうな』って感じてたんです。だからいつ何があってもいいように指輪だけでもと思って」
留美「貴方って人は…本当に気が早いんだから」
P「ま、結果オーライということで」
留美「この指輪を貴方の手で私の薬指にはめて欲しいの、いいかしら?」
P「勿論喜んで」
849: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:24:31.86 ID:QAlU2K0k0
留美「…健やかなるときも病めるときも、これを愛し、敬い、慰め、助け、命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
P「誓います、留美は?」
留美「誓います、それでは新郎は新婦に誓いのキスを」
P「うえ!?でも今は俺めっちゃ酒臭いよ!」
留美「いいから、ね?」
P「わかったよ……酒臭いキスだなぁ」
留美「私たちらしくていいと思わない?…それではこれからもよろしくお願いしますね、貴方」
終わり
853: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:28:36.50 ID:QAlU2K0k0
おまけ
りゅみ「にゅふふふPくぅん…私のこと一生離さないでね?」
P「留美!飲みすぎだって!それに俺明日仕事あるんだけど!」
りゅみ「そんなのどうだっていいわ、はいお酒」
P「いやだから俺明日仕事なんだって!」
りゅみ「私の酒が飲めないって言うのね、じゃあいいわ」
P「留美もあんまり飲みすぎないようにってむぐぅう!…ムーッ!ゴクゴクッゴクッ…プハー!い、いきなり何するんですか!?」
りゅみ「口移しで飲ませてあげたのよ?どう?美味しかった?」
P「美味しかったですけど!いやそうじゃなくて!」
りゅみ「もうPさんのお嫁さんなんだもの、何の遠慮することも無いわよね」
P「ちょっと留美さん?なんで洋服脱ぐんですか?」
りゅみ「私にそこまで言わせるつもり?」
<アッー!
本当に終わり
861: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:34:27.07 ID:04qCMQDX0
小梅「あ……すごく、いいにおいが…」
輝子「みんなとお鍋……フヒヒ」
P「腹へったぁー。もういいんじゃないのー?」
ありす「だめです。もうちょっと待ってください」
乃々「あの……私帰っても……あ、だめですか……」
http://upup.bz/j/my19649PIBYt2rfzCYhAfss.jpg
http://upup.bz/j/my19650uHEYtdtd_mRlU8iU.jpg
http://upup.bz/j/my19651WHfYt2hVy4_HZQxo.jpg
http://upup.bz/j/my19652WqFYtl5hKLkaP4n2.jpg
865: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:37:23.37 ID:04qCMQDX0
ありす「うん、これくらいかな。はい、食べていいですよ」
輝子「ヒャッハァーッ! 鍋だァ! 鍋を喰うぜぇっ!」
P「うおおー肉をよこせーっ!」
小梅「ひっ」ビクッ
乃々「あの、静かに食べたいんですけど……」
ありす「二人とも行儀悪いですよ。プロデューサー野菜も食べなきゃだめです」
輝子「フヒッ! ご、ごめんね……」
P「あー豚肉うめえわ」
小梅「豚の屍肉を熱湯で……」ボソッ
P「」
868: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:39:52.07 ID:04qCMQDX0
乃々「あの……どうしてさっきから私に豆腐ばかり食べさせるんですか……いぢめですか…」
P「俺、豆腐きらい」
小梅「ろ、露のニコライは、な、鍋で、女性の頭部を……、に、にこ、煮込んでいるところを、発見され……」ボソッ
P「」
ありす「はーい、つみれ入れますよー」
輝子「あ、ありすちゃんは、いい、およ、お嫁さんになれ、なれるよ…フヒ、フフフっ」
ありす「え、あ、ありがとうございます…?」
P「ありす! 俺の嫁に来い!」
ありす「いやです」
871: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:43:29.61 ID:04qCMQDX0
小梅「あ、こ、これ…おいしい……」
ありす「私もそれ、好き、かな」
小梅「そ、そう…なんだ…お、おいし、おいしいよね…」ニコ
P「乃々って鍋の具で何が好き? 手羽先?」
乃々「い、いや、手羽先は鍋には入れないですけど……」
P「輝子はやっぱりきのこが好きなの?」
輝子「プロデューサーァっ! きのこは親友! 食べるものではなく愛でるものなのだッ! フハハハハ!」
ありす「そろそろおうどん入れますね」
874: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:47:32.13 ID:04qCMQDX0
輝子「さ、栽培種として……有名なシイタケだけど、天然でも発生する……猛毒の、ツキヨタケと似てるから、注意…フヒ」
小梅「ちゅる…ちゅる…こくん…。お、おなかいっぱい……」
乃々「あうぅ…なんか私、白いものしか食べてない気がするんですけど……」
P「あービール飲みてえ!」
ありす「ありません。もうちょっとしっかりしてください」
P「いやーありすがしっかりしてるからさー。えらいえらい」
ありす「え、えへへ…ほめられた…」
小梅「いいなぁ……」
輝子「は、発光することで、ゆ、有名……た、食べると、下痢、嘔吐などから、け、痙攣や、脱水、あし、アシドーシスショックを起こす…」
875: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 21:51:50.85 ID:04qCMQDX0
P「はーい手をあわせてくださーい」パチンッ
P「ごちそーさまでした!」
乃々「ご…ごちそ、さまでした…」
ありす「お粗末さまでした」
小梅「ご、ごご、ごちそうさま、…です」
輝子「ゴートゥヘェェェェルッ! フヒヒフハハハ! …あ、ごめんなさい、そんなめでみないで」
おしまい
895: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:08:20.76 ID:K9iTz2FWO
サクッと行こう
洋子といつきとプロデューサー ~屋内プール編~
‐ある寒い日に‐
洋子「お待たせ、プロデューサー!…いつきちゃんは?」
P「いつきならもう泳いで……って、そんなに面積少なくて大丈夫か?見てる分には嬉しいけど」
洋子「屋根の下なら日焼けしないし、今日は軽ーく、ですから♪」
P「『軽ーく』ねぇ…いつきもそう言ってたけど、もうすぐ1000mなんだよなぁ」
洋子「わーお…スポ根だねー」
P(今日は洋子もいつきもオフということで、屋内プール(もちろん温水)にやって来たのだ)
P(洋子は美容と健康のため、いつきはトレーニング、そして俺は目の保養)
P(洋子といつきの生水着を、まさかこんな真冬に拝めようとは!)
898: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:14:23.36 ID:K9iTz2FWO
P「真冬の平日、ほとんど貸し切りみたいなもんだなぁ…」プシュッ
P「洋子もいつきも楽しそうで何よりだ…そんな二人を肴に飲むスタドリは、旨い」グビッ
いつき「プロデューサーは泳がないんですか?」
洋子「プロデューサーも泳ごうよ!ほら、あっちに波の出るプールが!」
P「いいよ俺は、水と戯れる二人の姿を見てるだけで満足だ」
洋子「…どうしよう、いつきちゃん」
いつき「…せっかくだから一緒に楽しみたいよね…よし!洋子ちゃん、そっち支えて!」
ぐぉんッ!!
P「なっ…!?この俺が、二人がかりとはいえ、持ち上げられた!?」
洋子「覚悟決めよう、プロデューサー♪」
いつき「せーのっ!」
ぶわっ!………ドブンッ!!
901: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:20:09.94 ID:K9iTz2FWO
P「…怒られたな、スタッフのおねーさんに」プカプカ
洋子「…怒られましたね…反省です」プカプカ
いつき「…ごめんなさい、はしゃぎすぎました」プカプカ
P「まあ何だ、こうやって浮かんでるだけってのも気楽でいい…忙しい日常から離れてさ」プカプカ
いつき「そうですね…たまには何もかも忘れて…」プカプカ
洋子「プロデューサー!大きい浮輪、借りてきました!」
P「いつの間に!?」
902: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:25:30.54 ID:K9iTz2FWO
P「大人二人まで、か」
いつき「わざわざありがと、洋子ちゃん」
洋子「一緒にプカプカしようよ、プロデューサー」
いつき「えっ?」
洋子「あれ?」
P「…ん?」
903: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:29:57.35 ID:K9iTz2FWO
P(“プロデューサーと浮輪で二人きり”を賭けた二人のレースは熾烈を極めていた)
P(俺としては、浮輪の上で二人がイチャイチャしているのを見たいところではあるが、ともかく)
P(黒い競泳水着の方がいつき、イルカのような…いや、あの気迫はシャチだ)
P(洋子はオレンジのビキニ…全力で泳ぐには不向きなはずなのに、随分飛ばしてるな)
P(あんまり飛ばすとおっぱいポロリが待ってるぞ…今だってホラ、オレンジの布がユラユラと…)
P「…!?洋子ーッ!!」
バッ!!………ドボォ!!
906: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:35:15.69 ID:K9iTz2FWO
P(本気で泳ぐのは何年ぶりか…中学校の授業以来だな…)
P(もう脚が攣りそうだ…スタドリ飲んでなかったら死んでたぜ)
P(あと一掻き…よぉし!)グッ
P「獲っ…」ザバッ
ゴ ズ ッ ! !
P(こっ…この衝撃!硬い中にも柔らかさを残す高反発、これは…ビートば……)
908: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:39:17.03 ID:K9iTz2FWO
プールの壁に勝利のタッチを決めた私の笑みは、その光景を見た瞬間凍り付いた。
胸を腕で隠して慌てふためく洋子ちゃん。
オレンジ色の布を掴んだ右手を高く突き上げたまま、力無く漂うプロデューサーだったもの。
そして、水面に立つ……違う。水面で揺れるビート板の上に立つその人は――
いつき「何してるんですかっ!?麻理菜さんっ!!」
910: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:44:45.41 ID:K9iTz2FWO
‐帰路‐
P「呆れてたな、スタッフのおねーさん」
洋子「今回ばかりは他人のふりをしたかったんですけど…」
いつき「麻理菜さん、波の出るプールから流れてきたそうですよ」
P「何でもありだな、姐さんは…そういえば、勝負はどうなったんだ?」
洋子「お預けです、プロデューサーがあの有様でしたし」
P「あー、面目ないな…で、今日は楽しかったか?」
洋子「私は何でも楽しいですよ、プロデューサーと一緒なら」
いつき「私も何でも楽しいですよ、体を動かすことなら」
P「何はともあれ、これでいいのだ…ってな。さあ、また明日から気張っていくぞー!」
洋子・いつき「「おー!」」
グッドコミュニケーション!
920: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:52:38.31 ID:O84pMuA60
まゆ「そう、ちょっときつ過ぎるからもう少し弛めて……」
千枝「は、はい……」
P「戻りましたー」ガチャ
千枝「!?」
まゆ「千枝ちゃん。Pさんは私に任せて、片付けをお願いね?」
P「千枝居るかー?」
まゆ「うふふ……私としたことが、Pさんの帰りを察知出来ないなんて……」ピトッ
P「お、おうまゆか。千枝そっちに居るか?」
まゆ「駄目ですよぉ? 今はまだ行っちゃ……」
千枝「も、もう大丈夫ですっ」
P「なんだ、千枝居るじゃないか。次の仕事のことで……ん? あれ、毛糸玉か?」
千枝「あっ……!」
まゆ「…………」
921: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:54:09.71 ID:O84pMuA60
P「なるほど。クリスマスプレゼントにマフラーをねぇ……」
千枝「はい、それでまゆさんに教えて貰ってたんです」
まゆ「Pさん、あぁいう時は気付いても口に出さないものですよ?」
P「気が利かないですまないな。誰にプレゼントするかは知らないけど、頑張れよ」
P「あと、夜更かしは絶対禁止な」
千枝「は、はいっ」
P「マフラーってどうなんだ? 手袋とかみたいに曲がる所無いから簡単そうだけど」
まゆ「そんなに簡単じゃないですよぉ? まず真っ直ぐ編むこと自体が難しいんですから……」
まゆ「時間も掛かってしまうし、根気も必要ですからね?」
P「なるほどな。男だから編み物には縁が無くてな」
まゆ「うふふ……まゆと一緒に、手編みで作ってみますか?」
まゆ「まゆ、Pさんの為に付きっ切り、手取り足取り教えますよぉ……?」
P「い、いや、結構です。はい」
まゆ「うふ……ざぁんねん……♪」
924: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:56:55.95 ID:O84pMuA60
―――
千枝「……」
P「どうした千枝? 折角のクリスマスパーティーなのに楽しそうじゃないな」
千枝「……これ」スッ
P「……まさか、マフラー受け取って貰えなかったのか? ひどい奴も居るもんだな」
千枝「違います……Pさんにプレゼントしようと思って、編んでたんです……」
P「俺に?」
千枝「でも、時間がなくて、それに全然キレイじゃなくて」
千枝「夜更かししちゃダメ、って約束も破ったのに、間に合わなくて……!」
千枝「……千枝、ダメな子です。編み物も大人っぽいかなって、やってみたくなっただけでした」
千枝「……ごめんなさい。まゆさんにも、謝ってきます」
P「ちょっと失礼」フワッ
千枝「あっ……!」
P「なんだ、全然使えるじゃないか。暖かいよ、千枝」
925: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 22:59:10.36 ID:O84pMuA60
千枝「で、でも、でもっまだ出来てない……!」
P「確かに約束を破ったのは良くなかったな」
P「だけど、このマフラーが綺麗じゃないとか、千枝がダメな子だとか、そんなことは全くない」
P「プレゼント、頑張って作ってくれたんだろ? 俺はこのマフラーを嬉しく思うよ」
千枝「Pさん……」
P「ありがとう、千枝。大切に使うよ」
千枝「……はいっ。来年はもっと、もっとキレイなマフラーを作りますっ!」
P「楽しみにしてる」ナデナデ
千枝「え、えへへっ……」
まゆ「良かったですねぇ、千枝ちゃん……」
ちひろ「……私は良かったけど……まゆちゃんはあれで良かったの? てっきり全力で阻止するとばっかり……」
まゆ「ちひろさんったら……11歳相手にそんな余裕の無いことはしませんよぉ。来年は分かりませんけど」
まゆ「マフラーはPさんが気に入ったようなので諦めます。でも手袋と帽子と靴下……腹巻と下着もまゆが手編みで用意しました」
まゆ「Pさんは、まゆが包み込んであげますから、冬でもとっても暖かいですよぉ……♪」
まゆ「うふ、うふふ……」
928: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:01:54.19 ID:O84pMuA60
おわり
公式劇場で「まゆはPが絡まないなら良い子」となったのでオチはつけなければならない
ただ、年少組のお姉さんを務めるまゆは是非見たい
次の方どうぞー?
930: 6レスほど借ります 2012/12/09(日) 23:03:03.31 ID:ITxEid+P0
ガチャ
礼子「ただいま戻りました。今日は冷えるわね」
礼子「……あら、誰も居ないのかしら?」
テテテテッ
礼子「?」
仁奈「れーこおねーさんおかえりなせー!」
礼子「あら仁奈ちゃん、ただいま……仁奈ちゃんしか居ないの?」
仁奈「はい! 仁奈はお留守番してやがりました!」
礼子「そう……まったく、こんな小さな子だけにするなんて、プロデューサーもちひろさんも何考えてるのかしら」ブルッ
礼子「ん、ちょっと冷えるわね。仁奈ちゃんは寒くない?」
仁奈「仁奈はモフモフなのでだいじょーぶですよ!」
礼子「確かに暖かそうなヒツジさんね」
932: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:04:08.20 ID:ITxEid+P0
仁奈「れーこおねーさんは寒いでごぜーますか?」
礼子「そうね、ちょっと寒いかな」
仁奈「だったら……」ゴソゴソ
礼子「仁奈ちゃん?」
仁奈「れーこおねーさんもこれを着るです!」
礼子「え、私も……? でも流石に、仁奈ちゃんのキグルミは無理……」
仁奈「こんなこともあろーかと、お母さんのを持ってきたのでごぜーます!」
礼子「そ、そう……(流石に、仕事以外でキグルミはちょっと……)」
仁奈「着ねーのでごぜーますか?」シュン
礼子(い、今のうちなら、大丈夫かしら……?)
礼子「それじゃ、ちょっとだけ借りるわね」
仁奈「はい!」パァッ
礼子(子供には勝てないわね……)
934: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:04:52.87 ID:ITxEid+P0
礼子「ど、どうかしら……」
仁奈「とってもお似合いでごぜーますよ!」
礼子「そう、どうもありがとう。それにしても本当に暖かいわね」
仁奈「……れーこおねーさん、抱っこしてもらってもいいでごぜーますか?」
礼子「あらあら、甘えん坊になっちゃった?……それじゃ仁奈ちゃん、ここにいらっしゃい」ポンポン
仁奈「ん……」ギュッ
礼子「ふふ、仁奈ちゃん暖かいわ」
仁奈「れーこおねーさんもモフモフであったけーでごぜーます」
936: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:05:42.98 ID:ITxEid+P0
礼子「お母さんも良くキグルミ着てるの?」
仁奈「たまに着やがります。一緒に遊んでくれるのでごぜーます」
礼子「良いお母さんね」
仁奈「はい……」ウツラウツラ
礼子「眠くなっちゃった?」
仁奈「だい、じょー……」スー、スー
礼子「……おやすみなさい」
礼子(考えてみれば、私もこれくらいの子供が居てもおかしくない歳なのよね……)ハァ
礼子「……ぁ、暖かくなったら、私、も……」スー
937: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:06:42.81 ID:ITxEid+P0
P「ただいま戻りましたー」
P「って、あれ? 誰も居な……」ビクッ
P(でっかい仁奈!?)
P「……と思ったら、礼子さんか」フゥ
礼子「……」
仁奈「すー……すー……」
P「仁奈を抱っこして、仲良く寝ちゃって」
P「ヒツジの親子、だな」
礼子「……お父さんヒツジも、一緒にどう?」
P「っ!?……お、起きてたんですか、心臓に悪いなぁもう」
938: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:07:49.39 ID:ITxEid+P0
P「しかし……珍しい組み合わせですね」
礼子「そう、かもね……」
P「でも仲の良さそうな親子にも見えますよ」
礼子「そう?」ジッ
P「仁奈を見つめてどうしたんですか?」
礼子「養子縁組しちゃおうかしら」
P「」ブッ
礼子「冗談よ?」
P「あ、当たり前ですよ!」
礼子「プロデューサーが悪いのよ。未婚の女性に対して投げかけて良い言葉ではないわ」
P「……すいませんでした」
おわり
945: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:10:37.31 ID:fufGVpD6O
P「よっこい、しょと」ガタガタ
P「うし、こたつ設置OK!」
P「あああああったけー」
P「ようやく事務所にもこたっちゃんが……なお自己出費の模様」
P「ちくしょうちひろさんめ、いいじゃんかこたつくらいよー」ブツブツ
946: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:12:28.90 ID:fufGVpD6O
ガチャ
小梅「お、おはよう、ございます」
P「お、小梅か。おはようさん」
小梅「あ、Pさん……おはよ、です」
P「ほら、外寒かったろ? こっちゃ来い来い」
小梅「おこた……♪」トテトテー
949: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:14:41.49 ID:fufGVpD6O
P「はいいらっしゃーい」
小梅「こっち、こっちがいい……!」
P「ん? っとと、なんだ小梅。俺と同じとこがいいの?」
小梅「う、う、うん……Pさん、の膝の上が、いいの……」テレ
P「んもう、きゃわいいなぁ。どれ、胡座かくからお座り」
小梅「ん……え、えへへっ」ポスン
953: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:17:28.32 ID:fufGVpD6O
P「よいせ、よいせ……こたつ寄せて、抱き小梅完成だ」ギュ
小梅「えへ……Pさんあったか……」スリスリ
P「小梅もあったかだぞー。体温高いなぁ」ナデリナデリ
小梅「んふ……くしゅ、くすぐったいよ……」
P「だって小梅がかわいいからなー」ナデコナデコ
小梅「あう、あうあうー」ニヘラ
955: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:19:07.75 ID:fufGVpD6O
P「可愛い! おーそうだ、小梅か可愛いから忘れてた」
小梅「?」
P「年末のさ、ガキの使いやないんやで、って番組の、笑ってはいけないシリーズあるだろ?」
小梅「うん……し、知ってる」
P「で、毎回肝試し企画があるんだが」
小梅「! うん……!」
957: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:20:43.33 ID:fufGVpD6O
P「なんと、小梅にオファーが来ました!」
小梅「ほ、ほ、ほんと!?」
P「ほんとほんと。しかも最後は小梅のライブで盛り上げるんだ。どうだ、やるか?」
小梅「や、やるっ! わ、私、頑張る!」
960: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:24:19.52 ID:fufGVpD6O
P「はは、いつになく興奮してるな……そんなに嬉しいか? いや、当たり前か。小梅も今まで頑張ってきたもんなぁ」
小梅「だ、だって……!」キラキラ
小梅「あの番組、いつも最初から最後までみんなが『いる』の……!」ワクワク
P「えっ」
小梅「みんな、や、優しそうだからっ……たの、楽しみ! と、友達になりたい……!」テカテカ
P「えっ」
おわり
972: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:30:52.37 ID:xILOiQbI0
P「ただ今戻りましたぁー」ガチャ
P「うう…寒い…」
藍子「お帰りなさい、プロデューサー」
P「ああ、ただいま。…あれ、藍子一人だけか。他のみんなは?」
藍子「それがこの大雪で足止めされちゃってるみたいで…。社長とちひろさんたち車動かせる人たちは迎えに出払っちゃってます」
P「電車も止まってるもんな…」
藍子「飛行機も運航停止しましたよ」
P「デイ・アフター・トゥモローみたいだな…」
藍子「小説か何かですか?」
P「映画だよ。氷河期が現代に起こって地球が凍っちゃうんだ」
藍子「怖いですね…。と、いうかですね」
973: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:31:55.23 ID:xILOiQbI0
藍子「何もこんな時にその話をしなくてもいいじゃないですか!」プンスカ
P「はは、悪い悪い」
藍子「もう…。外の天気見てからそういう冗談は言ってください」
P「ああ…」
ビュオオォォオオオ
P「まったく止む気配ないな…」
藍子「横殴りの吹雪ですね…」
P「こりゃ、最悪事務所で夜を明かす事になりそうだな」
P「ちょっと社長とちひろさんに電話してみるよ。藍子、悪いけど電話番してもらえるか」
藍子「あ、はい。わかりました」
975: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:33:25.46 ID:xILOiQbI0
P「はい…えっ、今は、はい。はい、俺と藍子だけです。はい、はい」
P「へ…しませんよそんな事!」
P「はい、お疲れ様です。気をつけて帰って下さい」
P「…狼になんてならないです! もう切りますからね!」
ブツッ
P「ったく」
藍子「あのー…ちひろさんはなんて言ってたんですか」
P「ああうん。藍子は家に返してやれだってさ」
藍子「え…」
P「急かすようで悪いけど、身支度整えてくれるか? 車が動かせるうちに移動しないと」
藍子「なんだかすみません…」
P「これもプロデューサーの仕事のうちさね。ほら、準備して」
藍子「はい」ゴソゴソ
977: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:34:28.43 ID:xILOiQbI0
P「留守電良し、戸締り良し」チェック
P「藍子行くぞー」
藍子「あ、はいぃ…。わ…っ!」ツルッ
P「おっと」グイッ
P「足元凍ってるから気払えよー」バダム
藍子「はい…」バダム
藍子「あの…プロデューサーのこと信用しないわけじゃないんですけど…」
藍子「この車チェーンとかって」
P「聞くな」
藍子「……降ります」
979: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:35:50.80 ID:xILOiQbI0
P「待て待てプロデューサージョークだ。さっき付けておいた」
藍子「冗談は時と場合を考えて言ってくださいって私言いましたよね…!」プルプル
藍子「ほんっとーに怖いんですからね!」ガー!
P「誠に申し訳ありませんでした」
藍子「ほんとにもう…」
P「悪かったって。…ではでは、安全運転で発車しまーす」ブロロ
ゴトゴトゴトゴト...
藍子「ゆ、揺れますね」
P「俺初めて乗ったんだけどこれちょっと楽しいな」
藍子「楽しい?」
P「ああ。遊園地の乗り物みたいでわくわくする」
藍子「…おふざけは今は我慢して下さいね」
P「合点承知の助」ブロロ
980: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:37:16.81 ID:xILOiQbI0
藍子「あの、こんな吹雪の中送っていただいて有難うございました」
P「いいってことよ。じゃ、また明日な。あったかくして寝ろよ」
藍子「はい。…その、プロデューサーはこのあと」
P「うん、俺は事務所に泊まるよ。この雪じゃ家まで帰れそうにないし」
藍子「えっと、その事なんですけど」
P「ん?」
藍子「うち…泊まって行きませんか?」
P「それは無理だ。アイドルじゃなくても女の子が男を家に上げるなんて」
藍子「でも、この天気で事務所に泊まるとプロデューサー風邪引いちゃいます」
藍子「私はそのほうが困ります」
P「いや…だって」
藍子「だってもへちまもありません。ほら、上がって下さい」グイ
P(こうならないようにってちひろさんに釘刺されたんだよな…)
P(ま、バレなきゃいいか)
981: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:38:39.23 ID:xILOiQbI0
藍子「今温かいもの作りますから座ってて下さい」
P「あ…ああ…」
P(藍子の部屋…いかにも女の子って部屋してるな…)
P(なんかいい匂いする)
藍子「はいどうぞ。…インスタントのスープですみません」
P「有難う。温かさが骨身にしみるな…」
藍子「どういたしまして。ってうわぁ…プロデューサー。爪が真っ青ですよ」
藍子「もう…」ギュッ ハァー
P「藍子…そんな息吹きかけなくても」
藍子「だーめです。こんなに冷たくして…。あっ、そうだ」グイ
藍子「こうやって私の首筋に…ひゃ、冷た…」
藍子「えへへ…こうやってるとこ」
バツン!
藍子「え…」
P「て…停電…」
984: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:40:31.88 ID:xILOiQbI0
ガコガコ
P「だめだ…ブレーカー入ってるのに動かない」
P「これ大本からやられてるんじゃないか…?」
藍子「そんな…」
P「困ったな」
藍子「ヒーターつけられませんね…」
P「車まで戻れば」
藍子「外吹雪ですよ? 幸いガスは使えますし、うちに居ましょ? ねっ」
P「藍子…。お前、この状況楽しんでないか」
藍子「バレちゃいました? 映画みたいでちょっと楽しいです」
P「気楽だな…」
藍子「プロデューサーがそばに居ますから」ニコッ
P「そ、そうか」
P(なんだか卑怯だ)
986: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:41:52.45 ID:xILOiQbI0
藍子「雪の降る夜って静かなんですね」ウツラウツラ
P「雪は吸音性があるらしいぞ」
藍子「へえ…じゃあ雪でレッスン室作ったら経済的ですね」
P「維持に手間掛かりそうだな」
藍子「むぅ。名案だと思っ、たんですけど…」コクッ コクッ
P「眠くなったか。ほら、毛布被れ」
藍子「すみません」モゾモゾ
藍子「ん…」ギュ
P「こらくっつくな」
藍子「プロデューサー…あったかいですね…」スゥ…
P「おい……」
P(ま、泊めてもらってるのは俺だし。抱き枕になるくらいいいか)
P(いい匂いするし柔らかいし)
P(俺も寝よう)
990: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:49:54.36 ID:xILOiQbI0
藍子「…ロ……ューサー!」ユサユサ
藍子「プロデューサー! 起きて下さい」ユサユサ
P「んっ、おっ、んぁ…おはよう藍子」
「はい♪ おはようございます」
P「雪はやんだのか?」
「晴天ですよ」ニッコリ
P「それはよかっ…た……」ダラダラダラダラ
P「おはようございますちひろさん今日もご機嫌うるわしゅ」
ちひろ「麗しくないです! こうならないようにって昨日言いまし
たよね!」ガー!
993: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/09(日) 23:54:32.21 ID:cwCBOyE70
藍子「ごめんなさいちひろさん。私がどうしてもって」
ちひろ「それでも申し出を受けたのはプロデューサーさんですから。悪いのはこの人です」
P「本当にすみませんでした…」
ちひろ「さ、プロデューサーさん事務所に行きましょう。たっぷりお説教してあげますからね」
P「はい……」
藍子「あの」
ちひろ「藍子ちゃんは午後からですので、身だしなみを整えてから出社してくださいね」ニコッ
藍子「あ、はい」
ちひろ「ではまた後で」
バタン
藍子「ちひろさん…怒らせると怖いんだなぁ…」
996: xILOiQbI0さんがさるさん食らったので代理投稿しました 2012/12/09(日) 23:57:38.29 ID:cwCBOyE70
藍子「あ。これ…プロデューサーの使ってた毛布」
藍子「……」
モゾ
藍子「プロデューサーに抱っこされてるみたい」
藍子「えへ」ニヘラ
おしまい
モバP「冬の過ごし方」